JP4764837B2 - 帯域制御システム、帯域制御プログラムおよび帯域制御方法 - Google Patents

帯域制御システム、帯域制御プログラムおよび帯域制御方法 Download PDF

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Description

この発明は、ユーザ装置からパケットを受信して後段パケット多重装置に送信する複数の前段パケット多重装置と、前記複数の前段パケット多重装置によって送信されたパケットを受信してネットワークに送信する後段パケット多重装置とからなる帯域制御システムに関する。
ネットワーク上のデータ伝送において、各ユーザの契約を反映したデータ伝送を実現する技術の一つに帯域制御がある。帯域制御には、例えば、複数のユーザ間から一斉に一つの帯域に対して当該帯域の帯域幅以上にパケットが送信された場合には、早い者順ではなくあらかじめ決められた契約どおりユーザにそれぞれ最低限の帯域幅を確保するものや、一つの帯域に対して他のユーザによるパケットの送信がなくとも、一人のユーザに当該帯域を独占させず、所定の上限を定めるものなどがある。
近年、ネットワークを利用するユーザの増加にともない、上記した帯域制御を行うパケット多重装置は、単独ではなく複数の同パケット多重装置とともに多段な構成をとることで、当該大規模ユーザに対する帯域制御を行っている。
具体的には、ユーザからパケットを受信して後段パケット多重装置に当該パケットを送信する前段パケット多重装置と、前段パケット多重装置からパケットを受信して当該パケットをネットワークへ送信する後段パケット多重装置とからなる二段構成をとり、前段パケット多重装置がユーザとの契約どおり帯域制御を行い、後段パケット多重装置がさらに所定の帯域制御を行う。
ここで、帯域制御に係る技術として、特許文献1では、ルータの出力ポートに接続された物理回線に割り当てられたVLAN(Virtual Local Area Network)数だけバッファを作成し、当該バッファに蓄積されたパケットをラウンドロビン方式などで送信する技術が開示されている。
特開2002−252625号公報
ところで、上記した従来の技術では、異なる前段パケット多重装置に接続されるユーザ間の公平性を保つことができないという課題があり、また、ユーザを増加することが困難であるという課題があった。具体的には、同一の前段パケット多重装置に接続されるユーザ間の公平性を保つことはできるが、所定の局面(例えば、一つの前段パケット多重装置では帯域が輻輳し、他の前段パケット多重装置では帯域が空いている場合など)では異なる前段パケット多重装置に接続され、かつ、同じ条件の契約をしたユーザに不公平が生じる。また、前段パケット多重装置を増設するには、後段パケット多重装置には大容量のパケットバッファが必要なため、ユーザを増加することが容易ではない。なお、上記した特許文献1で開示されている技術を用いたとしてもこれらの課題を解決することはできなかった。
そこで、この発明は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、異なる前段パケット多重装置に接続されるユーザ間の公平性を保つことを可能とし、簡易にユーザを増加することが可能となるシステムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1に係る発明は、ユーザ装置ごとに備えたバッファに格納されたパケットを後段パケット多重装置に送信する複数の前段パケット多重装置と、前記複数の前段パケット多重装置によって送信されたパケットを受信してネットワークに送信する後段パケット多重装置とを備える帯域制御システムであって、前記複数の前段パケット多重装置は、前記後段パケット多重装置からの送信指示に従い、前記ユーザ装置において使用可能な帯域および前記バッファにおけるパケットの格納状況に基づいて、自装置に備えられたバッファの中で優先的にパケットを送信するバッファを識別するための情報である帯域制御情報を導出し、当該帯域制御情報を前記後段パケット多重装置に送信する帯域制御情報送信手段と、前記後段パケット多重装置からパケットの送信許可を通知された場合に、前記優先的にパケットを送信するバッファから抽出した所定量のパケットを前記後段パケット多重装置に送信するパケット送信手段とを備え、前記後段パケット多重装置は、前記帯域制御情報に関する前記送信指示を行う送信指示手段と、前記複数の前段パケット多重装置から帯域制御情報を受信した場合に、前記複数の前段パケット多重装置の中からパケットの送信許可を与える1つの前段パケット多重装置を選択する処理を、前記送信指示が行われる毎に繰り返し実行する選択手段と、前記選択手段によって選択された前段パケット多重装置に対して前記パケットの送信許可を通知する通知手段と、を備え、前記選択手段は、前記送信指示が行われる毎に、所定の順序で前段パケット多重装置を選択する、ことを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、上記の発明において、前記帯域制御情報送信手段は、パケット間隔からなる空き帯域を使用して前記帯域制御情報を前記後段パケット多重装置に送信し、前記通知手段は、前記空き帯域を使用して前記パケットの送信許可を通知することを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、ユーザ装置ごとに備えたバッファに格納されたパケットを後段パケット多重装置に送信する複数の前段パケット多重装置と、前記複数の前段パケット多重装置によって送信されたパケットを受信してネットワークに送信する後段パケット多重装置とが帯域制御する方法をコンピュータに実行させる帯域制御プログラムであって、前記複数の前段パケット多重装置としてのコンピュータに、前記後段パケット多重装置からの送信指示に従い、前記ユーザ装置において使用可能な帯域および前記バッファにおけるパケットの格納状況に基づいて、自装置に備えられたバッファの中で優先的にパケットを送信するバッファを識別するための情報である帯域制御情報を導出し、当該帯域制御情報を前記後段パケット多重装置に送信する帯域制御情報送信手順と、前記後段パケット多重装置からパケットの送信許可を通知された場合に、前記優先的にパケットを送信するバッファから抽出した所定量のパケットを前記後段パケット多重装置に送信するパケット送信手順とを実行させ、前記後段パケット多重装置としてのコンピュータに、前記帯域制御情報に関する前記送信指示を行う送信指示手順と、前記複数の前段パケット多重装置から帯域制御情報を受信した場合に、前記複数の前段パケット多重装置の中からパケットの送信許可を与える1つの前段パケット多重装置を選択する処理を、前記送信指示が行われる毎に繰り返し実行する選択手順と、前記選択手順によって選択された前段パケット多重装置に対して前記パケットの送信許可を通知する通知手順と、を実行させ、前記選択手順では、前記送信指示が行われる毎に、所定の順序で前段パケット多重装置を選択する、ことを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、ユーザ装置ごとに備えたバッファに格納されたパケットを後段パケット多重装置に送信する複数の前段パケット多重装置と、前記複数の前段パケット多重装置によって送信されたパケットを受信してネットワークに送信する後段パケット多重装置とによって帯域を制御する帯域制御方法であって、前記複数の前段パケット多重装置は、前記後段パケット多重装置からの送信指示に従い、前記ユーザ装置において使用可能な帯域および前記バッファにおけるパケットの格納状況に基づいて、自装置に備えられたバッファの中で優先的にパケットを送信するバッファを識別するための情報である帯域制御情報を導出し、当該帯域制御情報を前記後段パケット多重装置に送信する帯域制御情報送信工程と、前記後段パケット多重装置からパケットの送信許可を通知された場合に、前記優先的にパケットを送信するバッファから抽出した所定量のパケットを前記後段パケット多重装置に送信するパケット送信工程とを含み、前記後段パケット多重装置は、前記帯域制御情報に関する前記送信指示を行う送信指示工程と、前記複数の前段パケット多重装置から帯域制御情報を受信した場合に、前記複数の前段パケット多重装置の中からパケットの送信許可を与える1つの前段パケット多重装置を選択する処理を、前記送信指示が行われる毎に繰り返し実行する選択工程と、前記選択工程によって選択された前段パケット多重装置に対して前記パケットの送信許可を通知する通知工程と、を含み、前記選択工程では、前記送信指示が行われる毎に、所定の順序で前段パケット多重装置を選択する、ことを特徴とする。
請求項1、3または4の発明によれば、異なる前段パケット制御装置に接続されるユーザ間の公平性を保つことおよび簡易にユーザを増加することが可能となる。
また、請求項2の発明によれば、前段パケット多重装置は、パケット間隔からなる空き帯域を使用して帯域制御情報を後段パケット多重装置に送信し、後段パケット多重装置は、空き帯域を使用してパケットの送信許可を通知するので、空き帯域を使用せず専用の通信経路を設ける手法に比較して、改修工事など大規模な作業を行うことなくシステムを運用することが可能となる。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る前段パケット制御装置および後段パケット制御装置で構成される帯域制御システムを説明する。なお、以下では、実施例1に係る帯域制御システムの概要および特徴、前段パケット制御装置および後段パケット制御装置の構成、前段パケット制御装置および後段パケット制御装置の処理の流れを順に説明し、次に他の実施例を説明する。
[実施例1に係る帯域制御システムの概要および特徴]
まず、図1を用いて、実施例1に係る帯域制御システムの概要および特徴を説明する。図1は、実施例1に係る帯域制御システムの概要および特徴を説明するための図である。
実施例1に係る帯域制御システムの概要を以下に説明する。図1に示すように、帯域制御システムは、ユーザ装置1a1〜1anからパケットを受信して後段パケット制御装置50に送信する複数の前段パケット制御装置10と、複数の前段パケット制御装置10によって送信されたパケットを受信してネットワークに送信する後段パケット制御装置50とから構成される。ここで、前段パケット制御装置10は、ユーザ装置1a1〜1anによって送信されたパケットをユーザ装置ごとに備えたバッファに格納することで、限られた帯域を分配する、あるいは帯域を絞り込むなどの帯域制御を行う。以上が実施例1に係る帯域制御システムの概要であり、この帯域制御システムは、異なる前段パケット制御装置に接続されるユーザ間の公平性を保つことおよび簡易にユーザを増加することを可能としている点に主たる特徴がある。
この主たる特徴について説明すると、複数の前段パケット制御装置10は、ユーザ装置1a1〜1anの契約から導出される優先度情報を後段パケット制御装置50に送信する。具体的には、前段パケット制御装置10は、後段パケット制御装置50から優先度情報の送信に係る指示を受信すると、ユーザ装置1a1〜1anが最低限使用できる帯域の比やバッファにおけるパケットの格納状況から優先度情報2を導出し、後段パケット制御装置50に当該優先度情報2を送信する(図1の(1)参照)。なお、前段パケット制御装置10による優先度情報の導出方法については後に詳述する。
そして、後段パケット制御装置50は、優先度情報から現にパケットの送信許可を与える前段パケット制御装置10を選択し、選択した前段パケット制御装置10に対してパケットの送信許可を通知する。具体的には、後段パケット制御装置50は、自身と接続された複数の前段パケット制御装置10によって送信された各優先度情報を受信すると、当該優先度情報に基づいて現にパケットの送信許可を与える一つの前段パケット制御装置10を選択し、選択した前段パケット制御装置10に対してパケットの送信許可に係る指示を送信する(図1の(2)参照)。なお、優先度情報から現にパケットの送信許可を与える前段パケット制御装置10を選択する方法については後に詳述する。
そして、前段パケット制御装置10は、後段パケット制御装置50からパケットの送信許可を通知された場合に、パケットを後段パケット制御装置50に送信する。具体的には、複数の前段パケット制御装置10のうち、後段パケット制御装置50からパケットの送信許可に係る指示を受信した前段パケット制御装置10は、現に送信する順番となっているパケット3を当該パケット3が格納されたバッファから抽出して後段パケット制御装置50に送信する。
したがって、この帯域制御システムによれば、上記した主たる特徴のとおり、異なる前段パケット制御装置に接続されるユーザ間の公平性を保つことおよび簡易にユーザを増加することが可能となる。
[前段パケット制御装置の構成]
次に、図2、図3および図4を用いて、図1に示した前段パケット制御装置10の構成を説明する。なお、図2は、前段パケット制御装置10の構成を示すブロック図であり、図3は、検索マトリクス記憶部32が記憶する情報の例を示す図であり、図4は、オン情報埋め込みテンプレート記憶部33が記憶する情報の例を示す図である。
図2に示すように、前段パケット制御装置10は、入出力ポート20a〜20cと、入出力ポート21と、記憶部30と、処理部40とを備える。
入出力ポート20a〜20cは、ユーザ装置ごとに設けられるものであって、ユーザ装置から送信されたパケットを前段パケット制御装置10内に入力する。
入出力ポート21は、後段パケット制御装置50に対して設けられるものであって、パケットや制御情報を前段パケット制御装置10外に出力するほか、後段パケット制御装置50から送信された制御情報を前段パケット制御装置10内に入力する。
記憶部30は、処理部40による各種処理に必要なデータおよびプログラムを記憶し、特に本発明に密接に関連するものとしては、第1バッファ31aと、第2バッファ31bと、第3バッファ31cと、検索マトリクス記憶部32と、オン情報埋め込みテンプレート記憶部33を備える。
第1バッファ31a、第2バッファ31bおよび第3バッファ31cは、ユーザ装置ごとに設けられるものであって、入出力ポート20a〜20cから前段パケット制御装置10内に入力されたパケットを保持する。具体的には、第1バッファ31aは、入出力ポート20aを介して所定のユーザ装置から送信されたパケットを受け取って保持する。また、第2バッファ31bは、入出力ポート20bを介して所定のユーザ装置から送信されたパケットを受け取って保持し、同様に、第3バッファ31cは、入出力ポート20cを介して所定のユーザ装置から送信されたパケットを受け取って保持する。
検索マトリクス記憶部32は、マトリクスのセル内に埋め込まれたオン情報や検索開始ポインタを記憶する。
具体的には、図3に示すように、検索マトリクス記憶部32は、マトリクスの各行に優先度情報が対応付けられるとともに、各列にバッファ識別情報が対応付けられたマトリクスを保持し、当該マトリクスのセル内に埋め込まれたオン情報や検索開始ポインタを記憶して検索マトリクスとして記憶する。なお、検索マトリクス記憶部32は、各行、各列に種々の情報が対応付けられたマトリクスを予めオペレータによって作成されて保持する。
ここで、優先度情報の導出方法を説明すると、入出力ポート20a〜20cに接続されたユーザ装置が契約上最低限使用できる帯域の比を整数で表した際の最大値によって段階を定め、各段階に対応して優劣を決定できるものを優先度情報として定義する。オペレータは、この最大値を行数とし、記憶部30のバッファ数を列数としてマトリクスを作成する。そして、オペレータは、当該マトリクスの各行に優先度情報を対応付け、各列にバッファ識別情報を対応付け、さらに、検索開始ポインタを初期位置のセルに埋め込むことを要する。
ブロック図の説明に戻ると、例えば、図3に示すように、検索マトリクス記憶部32は、4行1列のセル、3行2列のセル、4行2列のセル、3列全てのセルにオン情報が埋め込まれ、4行1列のセルに検索開始ポインタが埋め込まれた検索マトリクスを記憶する。
オン情報埋め込みテンプレート記憶部33は、セル内にオン情報が埋め込まれたマトリクスを保持する。
具体的には、図4に示すように、オン情報埋め込みテンプレート記憶部33は、マトリクスの各行に優先度情報が対応付けられるとともに、各列にバッファ識別情報が対応付けられたマトリクスを保持し、当該マトリクスの所定のセル内に埋め込まれたオン情報を記憶してテンプレートとして記憶する。なお、オン情報埋め込みテンプレート記憶部33は、検索マトリクス記憶部32と同様に各行、各列に種々の情報が対応付けられたマトリクスを予めオペレータによって作成されて保持する。オペレータは、上述したように、マトリクスを作成して当該マトリクスの各行に優先度情報を対応付け、各列にバッファ識別情報を対応付ける。さらに、オペレータは、マトリクスのセル一つを「重み1」と考え、整数で表した帯域の比の分だけ優先度情報が高い順にオン情報を埋め込むことで、入出力ポート20a〜20cに接続されたユーザ装置が契約上最低限使用できる帯域の比をマトリクスに反映することを要する。
処理部40は、OS(Operating System)などの制御プログラム、各種の処理手順などを規定したプログラムおよび所要データを格納するための内部メモリを有して種々の処理を実行し、特に本発明に密接に関連するものとしては、検索マトリクス生成部41と、優先度情報検索部42と、パケット送信部43とを備える。なお、優先度情報検索部42は、特許請求の範囲に記載の「帯域制御情報送信手段」に対応し、パケット送信部43は、同じく「パケット送信手段」に対応する。
検索マトリクス生成部41は、第1バッファ31a、第2バッファ31bおよび第3バッファ31cにおけるパケットの格納状況から検索マトリクスを生成する。
具体的には、検索マトリクス生成部41は、第1バッファ31a、第2バッファ31bまたは第3バッファ31cにパケットが格納されると、オン情報埋め込みテンプレート記憶部33から、当該パケットが格納されたバッファのバッファ識別情報に対応する列においてオン情報が埋め込まれたセルの行に対応する優先度情報を読み出す。そして、検索マトリクス生成部41は、当該読み出した優先度情報と、バッファ識別情報とに基づいて検索マトリクス記憶部32のマトリクスにオン情報を埋め込む。また、検索マトリクス生成部41は、第1バッファ31a、第2バッファ31bまたは第3バッファ31cにパケットがなくなると、検索マトリクス記憶部32のマトリクスにおいて当該パケットがなくなったバッファのバッファ識別情報に対応する列におけるセル内に埋め込まれたオン情報を消去する。
例えば、検索マトリクス生成部41は、第1バッファ31aにパケットが格納された場合には、オン情報埋め込みテンプレート記憶部33から、第1バッファ31aのバッファ識別情報「1st」に対応する列においてオン情報が埋め込まれたセルの行に対応する優先度情報「1」を読み出す。そして、検索マトリクス生成部41は、優先度情報「1」と、バッファ識別情報「1st」とに基づいて検索マトリクス記憶部32のマトリクスにおける4行1列のセルにオン情報を埋め込む。
優先度情報検索部42は、検索マトリクスに基づいて後段パケット制御装置50に送信する優先度情報を検索する。具体的には、優先度情報検索部42は、入出力ポート21を介して後段パケット制御装置50から優先度情報の送信に係る指示である検索開始指示を受信すると、検索マトリクス記憶部32から検索マトリクスを読み出し、検索開始ポインタが埋め込まれたセルから所定の順序(例えば、図3においては4行1列のセルに検索開始ポインタが埋め込まれているので、当該セルから同行2列〜3列のセルへ、3行1列〜3列のセルへ、2行1列〜3列のセルへ、そして1行1列〜3列のセルへ検索する。検索開始ポインタが4行1列のセルとは別のセルに埋め込まれている場合には、1行3列のセルまで検索した後、再び4行1列のセルから同順序で検索開始ポインタが埋め込まれたセルまで検索する)で現にオン情報が埋め込まれたセルを検索する。そして、優先度情報検索部42は、オン情報が埋め込まれたセルを見付けると、当該セルの行に対応する優先度情報を後段パケット制御装置50に送信し、検索開始ポインタを元のセルから抽出して当該セルへ埋め込む。なお、優先度情報検索部42は、所定の順序で検索した結果、オン情報が埋め込まれたセルを見付けなかった場合には、「優先度無し」を示す情報を後段パケット制御装置50に送信する。
パケット送信部43は、後段パケット制御装置50からパケットの送信許可を通知された場合に、パケットを後段パケット制御装置50に送信する。具体的には、パケット送信部43は、入出力ポート21を介して後段パケット制御装置50からパケットの送信許可に係る指示を受信した場合には、検索マトリクス記憶部32から検索マトリクスを読み出す。そして、パケット送信部43は、検索開始ポインタが埋め込まれたセルの列に対応するパケット識別情報で決定されるバッファから所定量のパケット(例えば、一つのパケット)を抽出して後段パケット制御装置50に送信する。また、パケット送信部43は、後段パケット制御装置50にパケットを送信した後、検索開始ポインタを元のセルから抽出して次のセルに埋め込む。
なお、前段パケット制御装置10は、一つの入出力ポート21で後段パケット制御装置50と種々のデータを送受信し、本発明で必要となる優先度情報については、パケット間隔からなる空き帯域を使用して送信する。
[後段パケット制御装置の構成]
次に、図5や図6を用いて、図1に示した後段パケット制御装置50の構成を説明する。図5は、後段パケット制御装置50の構成を示すブロック図であり、図6は、検索マトリクス記憶部が記憶する情報の例を示す図である。
図5に示すように、後段パケット制御装置50は、入出力ポート60a〜60cと、入出力ポート61と、記憶部70と、処理部80とを備える。
入出力ポート60a〜60cは、前段パケット制御装置10ごとに設けられるものであって、前段パケット制御装置から送信されたパケットや制御情報を後段パケット制御装置50内に入力するほか、制御情報を後段パケット制御装置50外に出力する。
入出力ポート61は、外部のネットワークを構成するノードに対して設けられるものであって、パケットを後段パケット制御装置50外に出力する。
記憶部70は、処理部80による各種処理に必要なデータおよびプログラムを記憶し、特に本発明に密接に関連するものとしては、検索マトリクス記憶部71を備える。
検索マトリクス記憶部71は、マトリクスのセル内に埋め込まれたオン情報や検索開始ポインタを記憶する。
具体的には、図6に示すように、検索マトリクス記憶部71は、マトリクスの各行に優先度情報が対応付けられるとともに、各列に前段パケット制御装置識別情報が対応付けられたマトリクスを保持し、当該マトリクスのセル内に埋め込まれたオン情報や検索開始ポインタを記憶して検索マトリクスとして記憶する。なお、検索マトリクス記憶部71は、各行、各列に種々の情報が対応付けられたマトリクスを予めオペレータによって作成されて保持する。オペレータは、上述したように、マトリクスを作成して当該マトリクスの各行に前段パケット制御装置10で定義した優先度情報と同じものを対応付け、各列に前段パケット制御装置識別情報を対応付ける。
処理部80は、OS(Operating System)などの制御プログラム、各種の処理手順などを規定したプログラムおよび所要データを格納するための内部メモリを有して種々の処理を実行し、特に本発明に密接に関連するものとしては、検索マトリクス生成部81と、送信許可部82と、パケット送受信部83とを備える。なお、送信許可部82は、特許請求の範囲に記載の「選択手段」および「通知手段」に対応する。
検索マトリクス生成部81は、各前段パケット制御装置10から送信される優先度情報から検索マトリクスを生成する。
具体的には、検索マトリクス生成部81は、検索開始指示のタイミングになると、入出力ポート60a〜60cを介して各前段パケット制御装置10に検索開始指示を送信する。そして、検索マトリクス生成部81は、入出力ポート60a〜60cを介して前段パケット制御装置10から優先度情報を受信すると、検索マトリクス記憶部71によって記憶されるマトリクスに対し、当該前段パケット制御装置10の前段パケット制御装置識別情報および優先度情報それぞれが対応付けられたセルにオン情報を埋め込んで検索マトリクスを生成し、後述する送信許可部82に制御信号を出力する。
例えば、図6に示すように、検索マトリクス生成部81は、前段パケット制御装置識別情報「A1」である前段パケット制御装置10から優先度情報「3」を受信し、前段パケット制御装置識別情報「A2」である前段パケット制御装置10から優先度情報「2」を受信し、そして前段パケット制御装置識別情報「A3」である前段パケット制御装置10から優先度情報「1」を受信すると、2行1列のセル、3行2列のセル、そして4行3列のセルにオン情報を埋め込む。
送信許可部82は、優先度情報から現にパケットの送信許可を与える前段パケット制御装置10を選択し、当該選択した前段パケット制御装置10に対してパケットの送信許可を通知する。具体的には、送信許可部82は、検索マトリクス生成部81から制御信号を受け取ると、検索マトリクス記憶部71から検索マトリクスを読み出し、検索開始ポインタが埋め込まれたセルから所定の順序(例えば、図6においては4行1列のセルに検索開始ポインタが埋め込まれているので、当該セルから同行2列〜3列のセルへ、3行1列〜3列のセルへ、2行1列〜3列のセルへ、そして1行1列〜3列のセルへ検索する。検索開始ポインタが4行1列のセルとは別のセルに埋め込まれている場合には、1行3列のセルまで検索した後、再び4行1列のセルから同順序で検索開始ポインタが埋め込まれたセルまで検索する)で現にオン情報が埋め込まれたセルを検索する。そして、送信許可部82は、オン情報が埋め込まれたセルを見付けると、当該セルの列に対応する前段パケット制御装置識別情報で決定される前段パケット制御装置10に送信許可に係る指示を送信し、検索開始ポインタを元のセルから抽出して当該セルのさらに次のセルへ埋め込む。
パケット送受信部83は、入出力ポート60a〜60cを介して前段パケット制御装置10からパケットを受信し、ネットワークを構成するノードへ入出力ポート61を介して送信する。
なお、後段パケット制御装置50は、各入出力ポート60a〜60cでそれぞれ一つの前段パケット制御装置10と種々のデータを送受信し、本発明で必要となる検索開始指示や送信許可に係る指示については、パケット間隔からなる空き帯域を使用して送信する。
[前段パケット制御装置による処理]
次に、図7および図8を用いて、前段パケット制御装置10による処理を説明する。図7は、優先度情報送信処理の流れを示すフローチャートであり、図8は、パケット送信処理の流れを示すフローチャートである。
図7に示すように、前段パケット制御装置10は、後段パケット制御装置50から検索開始指示を受信すると(ステップS701肯定)、優先度情報検索部42によって検索マトリクス記憶部32から検索マトリクスを読み出し(ステップS702)、検索開始ポインタが埋め込まれたセルから所定の順序で現にオン情報が埋め込まれたセルを検索する(ステップS703)。
そして、前段パケット制御装置10は、優先度情報検索部42によってオン情報が埋め込まれたセルを見付けると(ステップS704肯定)、当該セルの行に対応する優先度情報を後段パケット制御装置50に送信し(ステップS705)、検索開始ポインタを元のセルから抽出して当該セルへ埋め込み(ステップS706)、処理を終了する。なお、前段パケット制御装置10は、優先度情報検索部42によってオン情報が埋め込まれたセルを見付けなかった場合には(ステップS704否定)、「優先度無し」の情報を後段パケット制御装置50に送信する(ステップS707)。
また、図8に示すように、前段パケット制御装置10は、後段パケット制御装置50から送信許可に係る指示を受信すると(ステップS801肯定)、パケット送信部43によって検索マトリクス記憶部32から検索マトリクスを読み出し(ステップS802)、検索開始ポインタが埋め込まれたセルの列に対応するパケット識別情報で決定されるバッファから所定量のパケットを抽出して後段パケット制御装置50に送信し(ステップS803)、検索開始ポインタを元のセルから抽出して次のセルに埋め込んで(ステップS804)処理を終了する。
[後段パケット制御装置による処理]
次に、図9および図10を用いて、後段パケット制御装置50による処理を説明する。図9は、検索マトリクス生成処理の流れを示すフローチャートであり、図10は、送信許可選択処理の流れを示すフローチャートである。
図9に示すように、後段パケット制御装置50は、検索開始指示のタイミングになると(ステップS901肯定)、検索マトリクス生成部81によって各前段パケット制御装置10に検索開始指示を送信する(ステップS902)。そして、後段パケット制御装置50は、各前段パケット制御装置10から優先度情報を受信すると(ステップS903肯定)、検索マトリクス生成部81によって検索マトリクス記憶部71が記憶するマトリクスに対し、当該受信した優先度情報に基づいて検索マトリクスを生成し(ステップS904)、送信許可部82に制御信号を出力する(ステップS905)。
また、図10に示すように、後段パケット制御装置50は、送信許可部82が制御信号を受け取ると(ステップS1001肯定)、送信許可部82によって検索マトリクス記憶部71から検索マトリクスを読み出し(ステップS1002)、検索開始ポインタが埋め込まれたセルから所定の順序で現にオン情報が埋め込まれたセルを検索する(ステップS1003)。そして、後段パケット制御装置50は、送信許可部82によってオン情報が埋め込まれたセルを見付けると(ステップS1004肯定)、当該セルの列に対応する前段パケット制御装置識別情報で決定される前段パケット制御装置10に送信許可に係る指示を送信し(ステップS1005)、検索開始ポインタを元のセルから抽出して当該セルのさらに次のセルへ埋め込み(ステップS1006)、処理を終了する。
[実施例1による処理の具体例]
最後に、図11および図12を用いて、後段パケット制御装置50が3つの前段パケット制御装置10いずれかに対して送信許可に係る指示を送信する一例を説明する。図11および図12では、後段パケット制御装置50および3つの前段パケット制御装置10が記憶する検索マトリクスを所定の局面ごとに「A」〜「O」で区分けしており、左から前段パケット制御装置識別情報「A1」である前段パケット制御装置10(以下「A1」前段パケット制御装置10)が記憶する検索マトリクス、「A2」前段パケット制御装置10が記憶する検索マトリクス、「A3」前段パケット制御装置10が記憶する検索マトリクス、そして後段パケット制御装置50が記憶する検索マトリクスを示す。なお、図11および図12において、各検索マトリクスの列に対応付けられた数字については、ユーザの識別情報として以下の説明に用いる。また、各検索マトリクスの行あるいは列に対応付けられた情報については、図3や図6に示したとおりであり、ここでは省略する。
図11のAでは、後段パケット制御装置50は、各前段パケット制御装置10に検索開始指示を送信する。
図11のBでは、各前段パケット制御装置10は、検索マトリクスの検索を開始し、それぞれ優先度情報「1」を後段パケット制御装置50に送信する。一方、後段パケット制御装置50は、各前段パケット制御装置10から受信した優先度情報「1」に基づいて検索マトリクスを生成する。
図11のCでは、後段パケット制御装置50は、検索マトリクスの検索を開始し、「A1」前段パケット制御装置10に送信許可に係る指示を送信する。一方、「A1」前段パケット制御装置10は、後段パケット制御装置50から送信許可に係る指示を受信し、ユーザ1のパケットを後段パケット制御装置50に送信する。
図11のDでは、パケットの送信を許可された「A1」前段パケット制御装置10は、検索開始ポインタを次に進める。また、後段パケット制御装置50は、検索開始ポインタを次に進める。
図11のEでは、後段パケット制御装置50は、各前段パケット制御装置10に検索開始指示を送信する。
図11のFでは、各前段パケット制御装置10は、検索マトリクスの検索を開始し、それぞれ優先度情報「1」を後段パケット制御装置50に送信する。一方、後段パケット制御装置50は、各前段パケット制御装置10から受信した優先度情報「1」に基づいて検索マトリクスを生成する。
図11のGでは、後段パケット制御装置50は、検索マトリクスの検索を開始し、「A2」前段パケット制御装置10に送信許可に係る指示を送信する。一方、「A2」前段パケット制御装置10は、後段パケット制御装置50から送信許可に係る指示を受信し、ユーザ5のパケットを送信する。
図12のHでは、パケットの送信を許可された「A2」前段パケット制御装置10は、検索開始ポインタを次に進める。また、後段パケット制御装置50は、検索開始ポインタを次に進める。
図12のIでは、後段パケット制御装置50は、各前段パケット制御装置10に検索開始指示を送信する。
図12のJでは、各前段パケット制御装置10は、検索マトリクスの検索を開始し、「A1」前段パケット制御装置10および「A3」前段パケット制御装置10は、優先度情報「1」を後段パケット制御装置50に送信し、「A2」前段パケット制御装置10は、優先度情報「2」を後段パケット制御装置50に送信する。一方、後段パケット制御装置50は、各前段パケット制御装置10から受信した優先度情報「1」や優先度情報「2」に基づいて検索マトリクスを生成する。
図12のKでは、後段パケット制御装置50は、検索マトリクスの検索を開始し、「A3」前段パケット制御装置10に送信許可に係る指示を送信する。「A3」前段パケット制御装置10は、後段パケット制御装置50から送信許可に係る指示を受信し、ユーザ7のパケットを後段パケット制御装置50に送信する。
図12のLでは、パケットの送信を許可された「A3」前段パケット制御装置10は、検索開始ポインタを次に進める。また、後段パケット制御装置50は、検索開始ポインタを次に進める。
図12のMでは、後段パケット制御装置50は、各前段パケット制御装置10に検索開始指示を送信する。
図12のNでは、各前段パケット制御装置10は、検索マトリクスの検索を開始し、「A1」前段パケット制御装置10および「A3」前段パケット制御装置10は、優先度情報「1」を後段パケット制御装置50に送信し、「A2」前段パケット制御装置10は、優先度情報「2」を後段パケット制御装置50に送信する。一方、後段パケット制御装置50は、各前段パケット制御装置10から受信した優先度情報「1」や優先度情報「2」に基づいて検索マトリクスを生成する。
図12のOでは、後段パケット制御装置50は、検索マトリクスの検索を開始し、「A2」前段パケット制御装置10に送信許可に係る指示を送信する。「A2」前段パケット制御装置10は、後段パケット制御装置50から送信許可に係る指示を受信し、ユーザ5のパケットを送信する。後段パケット制御装置50は、以上の流れで引き続き3つの前段パケット制御装置10に送信許可に係る指示を送信する。
[実施例1の効果]
上記したように、実施例1によれば、複数の前段パケット制御装置は、ユーザ装置の契約から導出される優先度情報を後段パケット制御装置に送信し、後段パケット制御装置からパケットの送信許可を通知された場合に、パケットを後段パケット制御装置に送信する。そして、後段パケット制御装置は、優先度情報から現にパケットの送信許可を与える前段パケット制御装置を選択し、当該選択した前段パケット制御装置に対してパケットの送信許可を通知するので異なる前段パケット多重装置に接続されるユーザ間の公平性を保つことを可能とし、簡易にユーザを増加することが可能となる。
つまり、後段パケット制御装置が主体となり、各前段パケット制御装置に優先度情報を送信するよう指示し、受信した優先度情報に基づいて選択した一つの前段パケット制御装置にパケットの送信許可を指示するので、異なる前段パケット制御装置に接続されるユーザ間の公平性を保つことが可能となる。
また、送信許可が一つの前段パケット制御装置に指示されるので、前段パケット制御装置から後段パケット制御装置に送信されるパケットの実行帯域が出力帯域を超えることがなくなる結果、後段パケット制御装置に大容量のバッファが不要となり、簡易にユーザを増加することが可能となる。
また、実施例1によれば、パケット間隔からなる空き帯域を使用して優先度情報やパケットの送信許可を通知するので、空き帯域を使用せず専用の通信経路を設ける手法に比較して、改修工事など大規模な作業を行うことなくシステムを運用することが可能となる。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下に示すように、(1)〜(3)にそれぞれ区分けして異なる実施例を説明する。
(1)パケットの送信
上記の実施例1では、前段パケット制御装置は、後段パケット制御装置に接続されて当該後段パケット制御装置から送信許可に係る指示を受信することでパケットを送信する場合を説明したが、本発明を適用せずに、単独でネットワークを構成するノードと通信するものとして使用できる。つまり、前段パケット制御装置は、単独でネットワークを構成するノードと接続される場合には、ユーザ装置から受信したパケットを契約どおりに帯域制御を行ってネットワークを構成するノードに送信する。
(2)システム構成等
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、例えば、検索マトリクス生成部81と送信許可部82を統合するなど、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。例えば、上記の実施例では、マトリクスの作成や各行各列に種々の情報を対応付ける作業をオペレータが行う場合を説明したが、各前段パケット制御装置がユーザ装置との契約情報を後段パケット制御装置に送信し、後段パケット制御装置が演算することで自動的に行うようにしてもよい。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称(例えば、バッファの前に付けた「第1」や「第2」など)、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
(3)帯域制御プログラム
ところで、上記の実施例1では、ハードウェアロジックによって各種の処理を実現する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、あらかじめ用意されたプログラムをコンピュータで実行することによって実現するようにしてもよい。そこで、以下では、図13や図14を用いて、上記の実施例1に示した帯域制御システムにおける前段パケット制御装置および後段パケット制御装置と同様の機能を有する前段パケット制御プログラムを実行するコンピュータおよび後段パケット制御プログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。図13は、前段パケット制御プログラムを実行するコンピュータを示す図であり、図14は、後段パケット制御プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
図13に示すように、前段パケット制御装置としてのコンピュータ90は、入出力ポート91a〜91c、入出力ポート92、CPU93、ROM94、HDD95およびRAM96をバス97などで接続して構成される。
ROM94には、上記の実施例1に示した前段パケット制御装置10と同様の機能を発揮する前段パケット制御プログラム、つまり、図13に示すように、検索マトリクス生成プログラム94aと、優先度情報検索プログラム94bと、パケット送信プログラム94cとが予め記憶されている。なお、これらのプログラム94a〜プログラム94cについては、図2に示した前段パケット制御装置10の各構成要素と同様、適宜統合または分散してもよい。
そして、CPU93が、これらのプログラム94a〜プログラム94cをROM94から読み出して実行することで、図13に示すように、プログラム94a〜プログラム94cは、検索マトリクス生成プロセス93a、優先度情報検索プロセス93b、パケット送信プロセス93cとして機能するようになる。なお、プロセス93a〜プロセス93cは、図2に示した検索マトリクス生成部41と、優先度情報検索部42と、パケット送信部43とにそれぞれ対応する。
また、HDD95には、図13に示すように、検索マトリクステーブル95aと、オン情報埋め込みテンプレートテーブル95bとが設けられる。なお、検索マトリクステーブル95aおよびオン情報埋め込みテンプレートテーブル95bは、図2に示した検索マトリクス記憶部32およびオン情報埋め込みテンプレート記憶部33にそれぞれ対応する。そして、CPU93は、検索マトリクステーブル95aおよびオン情報埋め込みテンプレートテーブル95bから検索マトリクスデータ96dやオン情報埋め込みテンプレートデータ96eを読み出してRAM96に格納し、RAM96に格納された検索マトリクスデータ96dやオン情報埋め込みテンプレートデータ96eに基づいてパケットの送信を制御する。
次に、図14に示すように、後段パケット制御装置としてのコンピュータ100は、入出力ポート101a〜101c、入出力ポート102、CPU103、ROM104、HDD105およびRAM106をバス107などで接続して構成される。
ROM104には、上記の実施例1に示した後段パケット制御装置50と同様の機能を発揮する後段パケット制御プログラム、つまり、図14に示すように、検索マトリクス生成プログラム104aと、送信許可プログラム104bと、パケット送受信プログラム104cとが予め記憶されている。なお、これらのプログラム104a〜プログラム104cについては、図5に示した後段パケット制御装置50の各構成要素と同様、適宜統合または分散してもよい。
そして、CPU103が、これらのプログラム104a〜プログラム104cをROM104から読み出して実行することで、図14に示すように、プログラム104a〜プログラム104cは、検索マトリクス生成プロセス103a、送信許可プロセス103b、パケット送受信プロセス103cとして機能するようになる。なお、プロセス103a〜プロセス103cは、図5に示した検索マトリクス生成部81と、送信許可部82と、パケット送受信部83とにそれぞれ対応する。
また、HDD105には、図14に示すように、検索マトリクステーブル105aが設けられる。なお、検索マトリクステーブル105aは、図5に示した検索マトリクス記憶部71に対応する。そして、CPU103は、検索マトリクステーブル105aから検索マトリクスデータ106aを読み出してRAM106に格納し、RAM106に格納された検索マトリクスデータ106aに基づいてパケットの送信を制御する。
なお、上記したプログラム94a〜プログラム94cやプログラム104a〜プログラム104cについては、必ずしも最初からROM94やROM104に記憶させておく必要はなく、例えば、コンピュータ90やコンピュータ100に挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、MOディスク、DVDディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」、または、コンピュータ90やコンピュータ100の内外に備えられるHDDなどの「固定用の物理媒体」、さらには、公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介してコンピュータ90やコンピュータ100に接続される「他のコンピュータ(またはサーバ)」などに各プログラムを記憶させておき、コンピュータ90やコンピュータ100がこれらから各プログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
以上のように、本発明に係る帯域制御システムは、ユーザ装置からパケットを受信して後段パケット多重装置に送信する複数の前段パケット多重装置と、前記複数の前段パケット多重装置によって送信されたパケットを受信してネットワークに送信する後段パケット多重装置とから構成される場合に有効であり、特に、異なる前段パケット制御装置に接続されるユーザ間の公平性を保つことおよび簡易にユーザを増加することに適する。
実施例1に係る帯域制御システムの概要および特徴を説明するための図である。 実施例1に係る帯域制御システムにおける前段パケット制御装置の構成を示すブロック図である。 検索マトリクス記憶部が記憶する情報の例を示す図である。 オン情報埋め込みテンプレート記憶部が記憶する情報の例を示す図である。 実施例1に係る帯域制御システムにおける後段パケット制御装置の構成を示すブロック図である。 検索マトリクス記憶部が記憶する情報の例を示す図である。 優先度情報送信処理の流れを示すフローチャートである。 パケット送信処理の流れを示すフローチャートである。 検索マトリクス生成処理の流れを示すフローチャートである。 送信許可選択処理の流れを示すフローチャートである。 帯域制御の一例を説明するための図である。 帯域制御の一例を説明するための図である。 前段パケット制御プログラムを実行するコンピュータを示す図である。 後段パケット制御プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
符号の説明
10 前段パケット制御装置
20a〜20c 入出力ポート
21 入出力ポート
30 記憶部
31a 第1バッファ
31b 第2バッファ
31c 第3バッファ
32 検索マトリクス記憶部
33 オン情報埋め込みテンプレート記憶部
40 処理部
41 検索マトリクス生成部
42 優先度情報検索部
43 パケット送信部
50 後段パケット制御装置
60a〜60c 入出力ポート
61 入出力ポート
70 記憶部
71 検索マトリクス記憶部
80 処理部
81 検索マトリクス生成部
82 送信許可部
83 パケット送受信部

Claims (4)

  1. ユーザ装置ごとに備えたバッファに格納されたパケットを後段パケット多重装置に送信する複数の前段パケット多重装置と、前記複数の前段パケット多重装置によって送信されたパケットを受信してネットワークに送信する後段パケット多重装置とを備える帯域制御システムであって、
    前記複数の前段パケット多重装置は、
    前記後段パケット多重装置からの送信指示に従い、前記ユーザ装置において使用可能な帯域および前記バッファにおけるパケットの格納状況に基づいて、自装置に備えられたバッファの中で優先的にパケットを送信するバッファを識別するための情報である帯域制御情報を導出し、当該帯域制御情報を前記後段パケット多重装置に送信する帯域制御情報送信手段と、
    前記後段パケット多重装置からパケットの送信許可を通知された場合に、前記優先的にパケットを送信するバッファから抽出した所定量のパケットを前記後段パケット多重装置に送信するパケット送信手段と
    を備え、
    前記後段パケット多重装置は、
    前記帯域制御情報に関する前記送信指示を行う送信指示手段と、
    前記複数の前段パケット多重装置から帯域制御情報を受信した場合に、前記複数の前段パケット多重装置の中からパケットの送信許可を与える1つの前段パケット多重装置を選択する処理を、前記送信指示が行われる毎に繰り返し実行する選択手段と、
    前記選択手段によって選択された前段パケット多重装置に対して前記パケットの送信許可を通知する通知手段と、
    を備え
    前記選択手段は、前記送信指示が行われる毎に、所定の順序で前段パケット多重装置を選択する、
    ことを特徴とする帯域制御システム。
  2. 前記帯域制御情報送信手段は、パケット間隔からなる空き帯域を使用して前記帯域制御情報を前記後段パケット多重装置に送信し、
    前記通知手段は、前記空き帯域を使用して前記パケットの送信許可を通知することを特徴とする請求項1に記載の帯域制御システム。
  3. ユーザ装置ごとに備えたバッファに格納されたパケットを後段パケット多重装置に送信する複数の前段パケット多重装置と、前記複数の前段パケット多重装置によって送信されたパケットを受信してネットワークに送信する後段パケット多重装置とが帯域制御する方法をコンピュータに実行させる帯域制御プログラムであって、
    前記複数の前段パケット多重装置としてのコンピュータに、
    前記後段パケット多重装置からの送信指示に従い、前記ユーザ装置において使用可能な帯域および前記バッファにおけるパケットの格納状況に基づいて、自装置に備えられたバッファの中で優先的にパケットを送信するバッファを識別するための情報である帯域制御情報を導出し、当該帯域制御情報を前記後段パケット多重装置に送信する帯域制御情報送信手順と、
    前記後段パケット多重装置からパケットの送信許可を通知された場合に、前記優先的にパケットを送信するバッファから抽出した所定量のパケットを前記後段パケット多重装置に送信するパケット送信手順と
    を実行させ、
    前記後段パケット多重装置としてのコンピュータに、
    前記帯域制御情報に関する前記送信指示を行う送信指示手順と、
    前記複数の前段パケット多重装置から帯域制御情報を受信した場合に、前記複数の前段パケット多重装置の中からパケットの送信許可を与える1つの前段パケット多重装置を選択する処理を、前記送信指示が行われる毎に繰り返し実行する選択手順と、
    前記選択手順によって選択された前段パケット多重装置に対して前記パケットの送信許可を通知する通知手順と、
    を実行させ
    前記選択手順では、前記送信指示が行われる毎に、所定の順序で前段パケット多重装置を選択する、
    ことを特徴とする帯域制御プログラム。
  4. ユーザ装置ごとに備えたバッファに格納されたパケットを後段パケット多重装置に送信する複数の前段パケット多重装置と、前記複数の前段パケット多重装置によって送信されたパケットを受信してネットワークに送信する後段パケット多重装置とによって帯域を制御する帯域制御方法であって、
    前記複数の前段パケット多重装置は、
    前記後段パケット多重装置からの送信指示に従い、前記ユーザ装置において使用可能な帯域および前記バッファにおけるパケットの格納状況に基づいて、自装置に備えられたバッファの中で優先的にパケットを送信するバッファを識別するための情報である帯域制御情報を導出し、当該帯域制御情報を前記後段パケット多重装置に送信する帯域制御情報送信工程と、
    前記後段パケット多重装置からパケットの送信許可を通知された場合に、前記優先的にパケットを送信するバッファから抽出した所定量のパケットを前記後段パケット多重装置に送信するパケット送信工程と
    を含み、
    前記後段パケット多重装置は、
    前記帯域制御情報に関する前記送信指示を行う送信指示工程と、
    前記複数の前段パケット多重装置から帯域制御情報を受信した場合に、前記複数の前段パケット多重装置の中からパケットの送信許可を与える1つの前段パケット多重装置を選択する処理を、前記送信指示が行われる毎に繰り返し実行する選択工程と、
    前記選択工程によって選択された前段パケット多重装置に対して前記パケットの送信許可を通知する通知工程と、
    を含み、
    前記選択工程では、前記送信指示が行われる毎に、所定の順序で前段パケット多重装置を選択する、
    ことを特徴とする帯域制御方法。
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