JP4764577B2 - Packaging equipment - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、包装装置、特に、緊張保持させたフィルムに被包装物を押しつける機構を有する包装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
発泡スチロールなどを使ったトレーに収納された生鮮食料品等の被包装物をストレッチフィルムによって包装する装置が、従来からストレッチ包装装置として知られている。このストレッチ包装装置では、所定の幅を有するストレッチフィルムをトレーの大小に応じて所定長さ寸法に切断するとともに、そのフィルムの幅方向の両側縁部を上下のベルト等から成る一対のフィーダにより保持しながら包装ステーションにフィルムを搬送し、包装ステーションにおいて包装を施す。
【0003】
包装ステーションでは、搬送されてきたフィルムに対してトレーに収納された被包装物が押し上げられ、被包装物をフィルムに密着させた状態でフィルムの周縁部がトレーの底面側に折り込まれる。これにより被包装物およびトレーがストレッチフィルムに包まれるので、その後、トレー底面のフィルムにヒートシールを施して包装を完了させる。
【0004】
このような包装装置に関し、本願出願人は、特開2001−106202号公報に開示されている発明を為している。この先の発明は、フィルムロールから引き出したフィルムの先端をオペレータが手で広げて装置にセットしている手間、すなわちフィルムセット時の手間をなくすために為されたものである。上記公報に示される包装装置1では、フィルム初期セット作業時に、制御装置9が、フィルムFを搬送させながら第1および第2フィーダユニット61,62間の距離を広げる制御を行っている。このため、オペレータがフィルムロールRから引き出したフィルムFの先端を広げた状態でセットしなくても、すなわちフィルムFの先端に皺が寄った状態でセットしたとしても、フィルムFが制御装置9の制御によって自動的に広げられる。これにより、フィルム初期セット時の作業において、従来行われていたフィルムFの先端を広げるというオペレータの手間が省かれるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記公報の包装装置1では、フィルムローディングボタンを押すことによって、自動的にフィルムFを広げながらフィルムFをローディングする動作が行われる。そして、フィルムローディングボタンは、通常、フィルム交換扉1bを開けてフィルムロールRをロールバー4aに装着しフィルム先端をフィルム差し込み板ユニット53に掛けてセットした後に押される。
【0006】
しかし、オペレータは、一度フィルム初期セット動作をさせてみたもののフィルムFの張りが十分でないと視認した場合に、再度フィルムローディングボタンを押すことがある。また、操作スイッチや操作ボタンの配置によっては、フィルム送りのボタン(スイッチ)と間違えてフィルムローディングボタンが押されることも考えられる。このような場合には、既にフィルムFが少なくともある程度まで張られている(広げられている)ため、フィルムFを初期セットする場合と同様の動作が行われると、フィルムFがフィルム差し込み板ユニット53の角部に引っかかってしまうことがある。
【0007】
また、上記公報の包装装置1では、第1および第2フィーダユニット61,62によりフィルムFを挟持させるときに、第1フィーダユニット61の各ベルト22,23,24が切欠き53aのフィルム幅方向位置に、第2フィーダユニット62の各ベルト22,23,24が切欠き53bのフィルム幅方向位置に位置するようにしている。
【0008】
しかし、幅の広いフィルムの場合には、第2フィーダユニット62を切欠き53bのフィルム幅方向位置まで持ってくると、フィルムFを広げながら第2フィーダユニット62をフィルム幅に合った位置まで移動させるのに時間が長くかかり、フィルム初期セット動作が完了するまでの時間が長くなるとともに、フィルム先端の広げられていないフィルムFの部分が多くなってしまい、フィルムFの無駄遣いという不具合も発生する。また、幅の広いフィルムFを初期セットする際に第2フィーダユニット62を切欠き53bのフィルム幅方向位置まで持ってくると、広げている途中でフィルムFがワンウェイローラ59に巻き込まれてしまうことがある。
【0009】
本発明の課題は、フィルムを緊張保持させるためにフィルムを広げながらフィルムをセットするフィルムセット制御を行う包装装置であって、フィルムセット動作時におけるフィルムの引っかかりや巻き込みが抑えられ、セット時間およびフィルムの無駄が少ないものを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る包装装置は、緊張保持させたフィルムに被包装物を押しつける機構を有する包装装置であって、ロール保持具と、第1フィーダと、第2フィーダと、フィーダ移動具と、制御部とを備えている。ロール保持具は、フィルムロールを回転可能に保持する。第1フィーダは、ロール保持具に保持されたフィルムロールから引き出されたフィルムのフィルム幅方向第1部を保持して、フィルムをフィルム長手方向に送る。第2フィーダは、ロール保持具に保持されたフィルムロールから引き出されたフィルムのフィルム幅方向第2部を保持して、フィルムをフィルム長手方向に送る。フィーダ移動具は、第1および第2フィーダのフィルム幅方向相対距離を変化させる。制御部は、フィルムセット制御を行う。フィルムセット制御では、フィーダ移動具により第1および第2フィーダのフィルム幅方向相対距離を大きくしながら、第1および第2フィーダによりフィルムをフィルム長手方向に送らせる。また、フィルムセット制御では、ロール保持具にフィルムロールを保持させた後に一度もフィルムセット制御が為されていない場合には、第1および第2フィーダのフィルム幅方向相対距離の初期値を第1距離にして通常フィルムセット処理を行わせ、ロール保持具にフィルムロールを保持させた後に一度でもフィルムセット制御が為されている場合には、初期値を第2距離にして再フィルムセット処理を行わせる。そして、少なくとも幅寸法の大きなフィルムに対しては、再フィルムセット処理の初期値である第2距離が通常フィルムセット処理の初期値である第1距離よりも大きく設定される。
【0011】
請求項1の包装装置では、フィルムセット制御において、フィルムのフィルム幅方向第1部およびフィルム幅方向第2部を保持した第1および第2フィーダが、フィルムを長手方向に送りながら、フィルム幅方向に沿ったその相対距離を広げていく。したがって、このフィルムセット制御時には、第1および第2フィーダの少なくとも一方がだんだんとフィルムの外側を保持するように移動することになる。このように、フィルムを送りながらフィーダの保持するフィルムの位置がだんだんと外側にずれていくため、フィルムセット制御が始まる前にフィルムが広げられていない状態で第1および第2フィーダにセットされていたとしても、フィルムセット制御の間にだんだんと第1および第2フィーダに保持されるフィルムが広がった状態となる。そして、第1および第2フィーダの相対距離が概ねフィルムの幅となったときには、フィルムが広げられた状態でその両側部を第1および第2フィーダに保持された状態に変わる。
【0012】
そして、この請求項1の包装装置では、ロール保持具にフィルムロールを保持させた後に一度もフィルムセット制御が為されていない場合には通常フィルムセット処理を、ロール保持具にフィルムロールを保持させた後に一度でもフィルムセット制御が為されている場合には再フィルムセット処理を行わせる。再フィルムセット処理においては、少なくとも幅寸法の大きなフィルムに対し、初期値である第2距離が通常フィルムセット処理の初期値である第1距離よりも大きく設定される。したがって、再フィルムセット処理において、フィルムがある程度広げられているにもかかわらず通常フィルムセット処理時と同様に初期値が小さく設定され、広げられている途中でフィルムが引っかかってしまう不具合が抑えられる。また、フィルムの引っかかりが抑えられるとともに、少なくともフィルム幅の大きなフィルムをセットするときには、再フィルムセット処理に要する時間が短くなり無駄になるフィルムの量も少なくなる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態に係るフィルム横送り型のストレッチ包装装置を図1に示す。この包装装置1は、緊張保持させたストレッチフィルムFに対してトレーTに載せた生鮮食料品等の商品Gを押し上げ、フィルムFの周辺部をトレーTの底面側に折り込むことによってフィルム包装を行う装置である。また、この包装装置1は、フィルム包装機能に加えて、計量機能やラベル貼付による値付機能を兼ね備えている。
【0014】
<装置の全体概略>
図1および図2に示すように、包装装置1は、計量搬入機構2と、包装ステーション3と、ロール支持機構4と、フィルム送り出し機構5と、フィルム搬送機構6と、折り込み機構7と、シール機構8とを備えている。
【0015】
計量搬入機構2は、本体1aの正面中央部に設けられている。包装ステーション3は、本体1a内に形成される空間である。ロール支持機構4は、本体1aの両側部に配設されており、それぞれフィルムロールRを保持する。フィルム送り出し機構5は、フィルムロールRから引き出されたフィルムFを上方に送り出す。フィルム搬送機構6は、フィルム送り出し機構5からフィルムFを受け取り、包装ステーション3へとフィルムFを搬送する。折り込み機構7は、包装ステーション3に搬送されたフィルムFによって、被包装物を包装する。シール機構8は、折り込み機構7により被包装物の底面側に折り込まれたフィルムFに対して、熱シールを施す。
【0016】
また、本体1aの上部には、表示パネル9a、操作キー9b、記憶部(記憶手段)9cなどを備えたコンピュータから成る制御装置(制御部)9が配置されている。この制御装置9は、上記の各機構2,5,6,7,8の作動を制御するとともに、計量搬入機構2により計量された商品Gの重量を示す信号に基づいて商品Gの価格の算出等を行い、商品Gの重量や価格等をラベルに印字するラベルプリンター10やラベル発行機11の作動を制御している。表示パネル9aは、タッチパネル式のディスプレイであり、パネル上に操作ボタンも配される。また、記憶部9cには、表示パネル9aや操作キー9bなどから入力された、あるいは外部の装置から転送されたフィルムFに関するデータが記憶されている。この記憶部9cにあるフィルムFに関するデータは、使われるフィルムFのフィルム幅のデータも含んでいる。
【0017】
なお、この包装装置1で使用するフィルムロールRは、所定の幅寸法とされたストレッチフィルムFが多重に巻き付けられているものである。
【0018】
<計量搬入機構>
計量搬入機構2は、トレーTに収納された食品等の商品Gの重量を計量する計量器と、一対のローラ間に張設された複数の搬入ベルトとを有している。搬入ベルトには搬送用の突起が設けられており、計量器上(搬入ベルト上方)に商品Gを収容したトレーTを図3に示すように載置すれば、商品Gの重量が計量器により計量された後、トレーTが搬入ベルトの突起に押されて、包装ステーション3のリフター機構30(後述)の支持部材33上に送られる(図15および図16参照)。
【0019】
<包装ステーション>
包装ステーション3は、本体1a内にあって、計量が終わったトレーT内の商品Gに一連のフィルム包装処理を施す空間である。この包装ステーション3では、フィルム搬送機構6によってストレッチフィルムFが張られ、張られたフィルムFに対してリフター機構30がトレーTおよび商品Gを突き上げる(図17参照)。そして、折り込み機構7がフィルムFを突き上げた状態のトレーTの底面側にフィルムFの周囲の部分を折り込むことによって、トレーTおよび商品GがフィルムFで覆われた状態となる。
【0020】
この包装ステーション3の下部には、トレーTの底面を保持してトレーTおよび商品Gを上方に移動させるためのリフター機構30が設けられている。 リフター機構30は、図3に示すように、支持ベース31と、支持ベース31上に固定された複数の支持バー32と、各支持バー32の上端部にそれぞれ回動自在に支持されトレーTの底面を受ける支持部材33とを有している。また、リフター機構30は、支持ベース31を上下移動させる電動ボールネジ機構34を下部に備えている。
【0021】
なお、各支持バー32は、その中央部分に前後左右に折れ曲がるヒンジを備えており、後述する左右折り込み板76,77や後折り込み板78がトレーTの下部に入ってくるときに一時的に転倒するようにされている。
【0022】
<ロール支持機構>
フィルムロールRを支持するロール支持機構(ロール保持具)4は、本体1aの両側部に概ね対称に設けられている(図2および図4参照)。ロール支持機構4は、主としてロールバー4a(図5参照)から構成されている。
【0023】
ロールバー4aは、フィルムロールRを挿通させ、ホルダー等でフィルムロールRを保持することができる。また、ロールバー4aは本体1aに回転自在に支持されているが、その一端に固定されたプーリ4bにはベルト4cが掛けられている(図2参照)。
【0024】
両ロール支持機構4のベルト4cは、1つのフィルムロール駆動モータ4dによって駆動されるようになっている。フィルムロール駆動モータ4dは正逆回転が可能であり、正回転時に一方のロール支持機構4を、逆回転時に他方のロール支持機構4を駆動する。ベルト4cとフィルムロール駆動モータ4dとの間には、フィルムブレーキやワンウェイクラッチ4eが設けられている。これにより、別のロール支持機構4が駆動されているときにロールバー4aが反対に回転してしまうことがなく、またフィルムロールRからのフィルムFの繰り出しを止めることができる。
【0025】
<フィルム送り出し機構>
フィルム送り出し機構5は、フィルムロールRから引き出されたフィルムFを後述するフィルム搬送機構6の一対のフィーダユニット61,62に受け渡すための機構である。このフィルム送り出し機構5は、図2に示すように、主として、繰り出しローラ51と、繰り出しローラ51を回す繰り出しモータ52と、フィルム差し込み板ユニット53と、フィルム差し込み板ユニット53を上下移動させるフィルム差し込み板駆動モータ54とから構成されている。
【0026】
(繰り出しローラ)
繰り出しローラ51は、ロール支持機構4に保持されたフィルムロールRの斜め上方、フィルムロールRよりも外側に配置されるローラであって、フィルムロールRの長手方向に沿ってフィルムロールRよりも長く延びている(図2および図5参照)。この繰り出しローラ51は、ベルトを介して繰り出しモータ52と連結されており、繰り出しモータ52の作動によって回転する。
【0027】
(フィルム差し込み板ユニット)
フィルム差し込み板ユニット53は、主として2枚の板部材57,58から構成されており、図2および図5に示すように、ロール支持機構4に支持されたフィルムロールRの上方に配置されている。このフィルム差し込み板ユニット53も、フィルムロールRの長手方向に沿ってフィルムロールRよりも長く延びている。
【0028】
図6および図7を用いて詳細に説明すると、フィルム差し込み板ユニット53は、それぞれの一端が図示しないヒンジで連結されている2枚の板部材57,58と、板部材57に支持される複数のワンウェイローラ59とから構成されている。各板部材57,58は、分割板57a,58aを有しており、図7に示すようにそれぞれの内面にビス止めされている。これらの分割板57a,58aは、後述する切欠き53c〜53iを形成するように板部材57,58に固定されており、フィルム幅に合わせてフィルム幅方向にスライドさせることが可能である。
【0029】
2枚の板部材57,58には、図6に示すように、上部に切欠き53a〜53iが形成されている。切欠き53aと切欠き53c〜53iとの距離は、それぞれ、異なるフィルム幅の数種類のフィルムFに対応した距離となっている。例えば、切欠き53aの外側と切欠き53iの外側との距離は、最もフィルム幅が大きいフィルムFのフィルム幅に概ね一致している。なお、切欠き53a,53bは板部材57,58自身の切欠きであり、切欠き53c〜53hは分割板57a,58aが形成する切欠きであり、切欠き53iは板部材57,58自身と分割板57a,58aとから形成される切欠きである。
【0030】
また、板部材58は図示しないヒンジ部分を中心として板部材57に対して回動するようになっており、図4に示すように板部材58の開閉が可能となっている(図4において点線で示す状態が、板部材58の開の状態を表す)。
【0031】
さらに、図26に示すように、板部材57の天面(上面)にはバフがけ処理が施されており、後述するカッター機構69の切断刃69aでフィルムFが切断されるときに、フィルムFが板部材57の天面に密着して保持される。
【0032】
また、図26および図27に示すように、板部材57のバフがけされている天面のうち6つの切欠き53d,53e,53f,53g,53h,53iの外側の角部については、さらにヤスリがけ処理が施されている。これは、後述するフィルムローディング、特に再フィルムローディング処理時におけるフィルムFの引っかかりを防止するための対策である。
【0033】
ワンウェイローラ59は、板部材57の長手方向(フィルム幅方向)に沿って複数配備されており、板部材57,58に挟まれたフィルムFが下方に抜け落ちないようにフィルムFを保持する役割を果たす。このワンウェイローラ59は、フィルム差し込み板ユニット53が上下動するものであることから、慣性を減らす為、樹脂製の本体にニッケル等で金属メッキを施したものとなっている。なお、ワンウェイローラ59の表面が板部材57の表面よりも板部材58側に突出するようにされているため(図7参照)、板部材57,58に挟まれたフィルムFは必ずワンウェイローラ59に接触する。
【0034】
このようなワンウェイローラ59の存在により、板部材58を閉めて板部材57,58でフィルムFを挟んだときには、フィルムFがフィルム差し込み板ユニット53から抜け落ちることがない。すなわち、後述するカッター機構69により板部材57,58の上方でフィルムFが切断されたときにも、フィルムFはワンウェイローラ59に保持され下方にずれ落ちない。
【0035】
(フィルム差し込み板駆動モータ)
フィルム差し込み板駆動モータ54は、上記のフィルム差し込み板ユニット53を上下に移動させるために配備されており、リンク機構を介してフィルム差し込み板ユニット53を上下移動させる。具体的には、フィルム差し込み板ユニット53の高さ位置を、図5の実線で示す位置と点線で示す位置との間で切り換える役割を果たす。
【0036】
<フィルム搬送機構>
フィルム搬送機構6は、フィルムロールRから上記フィルム送り出し機構5によって繰り出されたフィルムFを受け取って、包装ステーション3の中央部分に搬送し、さらにフィルムFを緊張保持する。このフィルム搬送機構6は、主として、第1フィーダユニット61と、第2フィーダユニット62と、第1フィーダ移動ユニット(フィーダ移動具)63と、第2フィーダ移動ユニット(フィーダ移動具)64と、フィーダ駆動ユニット65とから構成されている。
【0037】
第1フィーダユニット61は装置1の正面から見て手前側に、第2フィーダユニット62は装置1の正面から見て向こう側に配置されている(図4および図12参照)。これらの第1および第2フィーダユニット61,62は、横送りされるフィルムFの両側部(手前側および向こう側の側部)をベルトで挟み、フィーダ駆動ユニット65の作動によってフィルムFを搬送する。
【0038】
また、第1フィーダユニット61は第1フィーダ移動ユニット63の作動により、第2フィーダユニット62は第2フィーダ移動ユニット64の作動によって、それぞれフィルム幅方向(図3、図4、図12の左右方向)に移動するように構成されている。それぞれのフィーダユニット61,62は、フィルム幅方向に沿って延びるスライドシャフト66,67によって、2カ所でフィルム幅方向に移動自在に支持されている。
【0039】
図8に示すように、各フィーダ移動ユニット63,64は、駆動モータ63a,64aと、この駆動モータ63a,64aの作動によりフィルム幅両方向に移動するベルト63b,64bとを有している。そして、各フィーダユニット61,62が各ベルト63b,64bに連結されており(図8参照)、駆動モータ63a,64aの作動でフィーダユニット61,62がそれぞれ別個にフィルム幅方向の移動を行い得るようになっている。
【0040】
(フィーダユニットの詳細)
次に、第1および第2フィーダユニット61,62の構成について詳述する。
両フィーダユニット61,62の構成は概ね等しいので、以下、第1フィーダユニット61を例にとって説明を行う。
【0041】
図9〜図11に、第1フィーダユニット61の詳細図を示す。これらの図は、図1〜図8において図示を省略していたクランプ25〜29を含んだものとなっている。なお、クランプ25〜29を含む第1および第2フィーダユニット61,62の上面図を図12に、図12からクランプ25〜29の配置を抽出したものを図13に示す。
【0042】
これらの図に示すように、第1フィーダユニット61は、フレーム21と、下ベルト22と、上ベルト23と、導入ベルト24と、メインクランプ25〜27と、補助クランプ28,29とを備えている。
【0043】
(フレーム)
フレーム21は、各ベルト22〜24を支持しているプーリや、各クランプ25〜29を支持するもので、第1フィーダユニット61の骨格を構成している。
また、このフレーム21は、下ベルト22の上側のベルトと下側のベルトとの間に、概ねベルト22,23と同じ幅を持った帯板21aを有している。この帯板21aは、後述するメインクランプ25〜27との間にベルト22,23およびフィルムFを挟むという役割を果たす。
【0044】
(ベルト)
下ベルト22は、フィルムFに下から接触するもので、図9に示すように6つのプーリに掛け渡されている。これらのプーリのうち1つが、図2に示すように、複数のベルトを介してフィーダ駆動ユニット65の駆動モータにつながっている。このフィーダ駆動ユニット65の駆動モータが作動すると、両フィーダユニット61,62の下ベルト22が同期して動く仕組みになっている。
【0045】
上ベルト23は、下ベルト22の上に乗っており、下ベルト22の動きに従動する。この上ベルト23は、4つのプーリに掛け渡されている。
【0046】
導入ベルト24は、下ベルト22の長手方向両端の外側にそれぞれ配置されており、下ベルト22の鉛直に延びている部分と接触している。また、この導入ベルト24は、図示しない駆動具によって、図9の実線で示す状態と1点鎖線で示す状態との切り替えが可能である。図9の1点鎖線で示す状態のときには、下ベルト22と導入ベルト24との間に隙間があき、この隙間にフィルム送り出し機構5のフィルム差し込み板ユニット53に保持されているフィルムFが入り込めるようになる。すなわち、導入ベルト24は、フィルム送り出し機構5によって下方から送られてくるフィルムFを下ベルト22との間で挟持して、下ベルト22と上ベルト23との間へと導く役割を果たす。
【0047】
なお、フィルム差し込み板ユニット53に保持されたフィルムFが下ベルト22と導入ベルト24との隙間に入り込むときには、その後両ベルト22,24でフィルムFを挟持することに鑑み、フィルム差し込み板ユニット53のいずれかの切欠き53a〜53iのフィルム幅方向の位置と両ベルト22,24のフィルム幅方向の位置とが一致するように、フィーダユニット61,62のフィルム幅方向の位置がセットされる(図6参照)。
【0048】
(メインクランプ)
メインクランプ25〜27は、上ベルト23の上側のベルトと下側のベルトとの間に配置されており、平面的には両ベルト22,23と重なる位置に配置されている。これらのクランプ25〜27は、図示しないソレノイド(フレーム21の外側の面に固定される電磁アクチュエータ)によって作動する。クランプ25〜27は、通常は両ベルト22,23に力を作用させていないが、ソレノイドがオンされると押し下げられ、上ベルト23の下側のベルトと下ベルト22の上側のベルトとに下向きの力をかけ、これらを帯板21aとの間で強く挟持する。したがって、フィルムFが下ベルト22と上ベルト23との間にあるときには、ソレノイドをオンすればフィルムFが両ベルト22,23に密着保持され、ソレノイドをオフすればフィルムFの保持が解除されることになる。
【0049】
(補助クランプ)
補助クランプ28,29は、平面的に一直線上に並んでいるメインクランプ25〜27から外れた位置に配置されている。具体的には、図13に示すように、メインクランプ25〜27がベルト22,23と重なるように配置されベルト22,23ごとフィルムFを掴んでフィルムFを強く保持するのに対し、補助クランプ28,29はベルト22,23から内側にずれた位置に配置されフィルムFを直接掴んでフィルムFを保持する構成となっている。以下、補助クランプ28,29の構成が同様であることから、補助クランプ28を例にとって説明する。
【0050】
補助クランプ28は、図9〜図11に示すように、主として、フィルムFの上方に位置することになる固定接触部28aと、フィルムFの下方に位置することになる移動接触部28bとから構成されている。移動接触部28bが上方に移動すると、フィルムFが固定接触部28aと移動接触部28bとによって強く挟持されフィルムFがクランプされる。
【0051】
固定接触部28aは、フィルム搬送方向(図10の左右方向,図13の上下方向)に長く延びる板部材であり、フィルムFを保護するために下面の角が丸められている。この固定接触部28aは、L字型の固定具28dを介してフレーム21に固定されている(図11参照)。
【0052】
移動接触部28bは、ソレノイド28cによって上下に移動するものであって、フィルム搬送方向に延びている。但し、移動接触部28bは、固定接触部28aよりもフィルム搬送方向の長さが短くなっている。この移動接触部28bを上下動させるソレノイド28cは、固定具28eを介してフレーム21に固定されている(図11参照)。
【0053】
<カッター機構>
また、フィルム搬送機構6のフィルム搬送方向前側には、カッター機構69が配備されている。カッター機構69は、フィルム送り出し機構5からフィルム搬送機構6へと受け渡されたフィルムFがフィルム搬送機構6で所定量だけ搬送された後に、両機構5,6間においてフィルムFを切断するために設けられている。カッター機構69は、フィルム幅よりも長い切断刃69aを有し、この切断刃69aをアクチュエータで移動させることによりフィルムFを切断する。
【0054】
なお、カッター機構69も、正面右側のフィルムロールRからフィルムFが繰り出されるときのためのものと、正面左側のフィルムロールRからフィルムFが繰り出されるときのためのものとの2セットが配備されている(図2参照)。
【0055】
<折り込み機構>
折り込み機構7は、図2や図3に示すように、主として、左右折り込み板76,77と、後折り込み板78と、前折り込み棒79とから構成されている。
【0056】
左右折り込み板76,77は、フィルムFのフィルム搬送方向両端部をトレーTの底面側に折り込むもので、図示しないモータおよびタイミングベルトによって水平移動が可能である。
【0057】
後折り込み板78は、フィルムFの第2フィーダユニット62側の側部をトレーTの底面側に折り込むもので、図示しないモータおよびタイミングベルトによって水平移動が可能である。
【0058】
前折り込み棒79は、トレーTをシール機構8側に向けて押し出す排出プッシャー79aによるトレーTの排出時に、フィルムFの第1フィーダユニット側の側部がトレーTの底面側に折り込まれるように配置されている。
【0059】
<シール機構,ラベルプリンター,ラベル発行機>
シール機構8は、排出プッシャー79aによって押し出されたトレーTの底面を熱してシールする役割を果たすとともに、正面側の部分は排出台の役目も兼ねている。そして、ここに排出された包装済みの商品には、ラベル発行機11がラベルプリンター10で印字処理されたラベルを貼り付ける。
【0060】
<制御装置>
本体1aの上部に配される制御装置9は、図14に示すように構成されており、各機構2,5,6,30,7,8,10,11の各動作を制御する。そして、オペレータによる操作は、表示パネル9a内の操作ボタンや操作キー9bの他、各スイッチやダイヤル16,17,18,19によっても受け付けられる。また、制御装置9は、フィルム交換扉1bが開けられたり閉められたりしたときに、その状態変化の検知結果を、フィルム交換扉1bの開閉を監視する近接スイッチである扉開閉センサ9dから受け取る。
【0061】
<包装装置の動作概略>
次に、上記のような構成を持つ包装装置1の動作を簡単に説明する。 本装置1では、オペレータが商品Gを収容したトレーTを計量搬入機構2の計量器上に載せると、計量値が安定して計量が完了するのを待って、搬入ベルトが動き出す。この搬入ベルトの動きに従って搬入ベルトに固定されている突起が移動し、商品Gを載せたトレーTをリフター機構30の支持部材33上に押し出す(図16参照)。
【0062】
一方、フィルムロールRからフィルム送り出し機構5によりフィルム搬送機構6へと受け渡されたフィルムFは、カッター機構69により切断され1枚の長方形状のフィルムFになって、リフター機構30の上方まで両フィーダユニット61,62によって運ばれている。そして、リフター機構30の上方において、各クランプ25〜29の作動によりフィルムFの周囲を強保持された状態となっている。
【0063】
そして、このように周囲、特に両側部を強く保持されたフィルムFに対して、リフター機構30が商品GおよびトレーTを押し上げる(図17参照)。すると、周囲を強保持されているフィルムFは商品GおよびトレーTの上部を覆うように伸張する。
【0064】
この状態において、後折り込み板78および左右折り込み板76,77がトレーTの底面側に水平移動すると、適当なタイミングで正面側(図18の左側)にあるクランプ以外のクランプ25〜29がフィルムFの保持を解除して、フィルムFの周囲3辺がトレーTの下側に折り込まれる。そして、排出プッシャー79aがトレーTをシール機構8側に押し出すと、折り込まれていなかった正面側のフィルムFの1辺が前折り込み棒79に当たり、シール機構8側へのトレーTの移動にしたがってトレーTの下側に折り込まれていく。なお、正面側にあるクランプは、このときにフィルムFの保持が解除される。また、この移動中に、トレーTの下側に折り込まれたフィルムFが熱シールされ、図18に示す位置に排出されたときには、商品GおよびトレーT全体をフィルムFが覆った包装完了の状態となる。
【0065】
さらに、ラベル貼付を含む処理を選択している場合には、計量値に基づいて算出される商品の値段や重量などがラベルプリンター10によりラベルに印字され、そのラベルがラベル発行機11により包装済みの商品GおよびトレーTに貼付される。
【0066】
<包装装置のフィルムローディング>
次に、フィルムローディングについて説明する。フィルムローディングは、表示パネル9a上の操作ボタンの1つであるフィルムローディングボタンを押すことによって為される動作であって、原則として、包装装置1を最初に使用し始めるとき、あるいはフィルムロールRに巻かれていたフィルムFを使い切ったときに行われるフィルムセット動作である。
【0067】
ただ、オペレータは、一度フィルムローディングをさせてみたもののフィルムFの張りが十分でないと視認した場合に、再度フィルムローディングボタンを押すと考えられる。また、表示パネル9a内の操作ボタンの配置によっては、フィルム送りボタンと間違えてフィルムローディングボタンが押されることも考えられる。このような場合には、既にフィルムローディングが為されており、ある程度フィルムFが広げられている状態となっているため、フィルムロールRをセットした直後のフィルムローディングの動作とは異なる動作が為されることが好ましい。
【0068】
これに鑑み、本実施形態の包装装置1の制御装置9は、フィルムローディングボタンが押されたときに、以下の判断を行って通常フィルムローディング処理(通常フィルムセット処理)を行うか再フィルムローディング処理(再フィルムセット処理)を行うかを選択する。
【0069】
〔フィルムローディング処理選択の判断〕
制御装置9は、図28に示すステップS1においてフィルムローディングボタンが押されたときに、記憶している扉開閉センサ9dからの検知結果の履歴データを基に、通常フィルムローディング処理を行うか再フィルムローディング処理を行うかを選択する。具体的には、図28に示すように、ロール支持機構4にフィルムロールRを保持させた後に一度もフィルムローディングが為されていない場合、すなわちフィルム交換扉1bが開かれて閉められた履歴があり且つその後フィルムローディングが一度も為されていない場合には、ステップS2からステップS3に移行して、通常フィルムローディング処理を行う。そして、ロール支持機構4にフィルムロールRを保持させた後にフィルムローディングが為されている場合、すなわち前回のフィルムローディングの動作後に一度もフィルム交換扉1bの開閉がない場合には、ステップS2からステップS4に移行して、再フィルムローディング処理を行う。このような判断手法は、フィルムFを最初からセットするときには、フィルムロールRをロール支持機構4に保持させる際に必ずフィルム交換扉1bを開閉するということを前提としている。
【0070】
〔通常フィルムローディング処理が実行される場合の動作〕
通常フィルムローディング処理は、上記のように、包装装置1を最初に使用し始めるとき、あるいはフィルムロールRに巻かれていたフィルムFを使い切ったときに行われる。この処理の前提として以下の第1ステップおよび第2ステップが為されていることが挙げられ、その上でフィルムローディングボタンが押されると制御装置9により通常フィルムローディング処理が為される。
【0071】
(第1ステップ)
フィルムロールRを取り替えてあるいは新規にセットして包装装置1を使用可能な状態にするフィルムローディングの作業を行うときには、まず、オペレータが非常停止スイッチ19を押す。すると、各機構の駆動部分への電力の供給が絶たれ、作業中における駆動部の誤作動が防止される。
【0072】
そして、オペレータは、包装装置1の側面にあるフィルム交換扉1bおよびサイドカバー1c(図1参照)を開く。サイドカバー1cを開くことにより正面からロールバー4aにフィルムロールRを挿入することができるようになるので、オペレータは、ロールバー4aにフィルムロールRを差し込んでホルダー等で固定する。
【0073】
(第2ステップ)
次に、オペレータは、フィルム差し込み板ユニット53の板部材58を開ける(図4の点線で示す板部材58の状態を参照)。すると、正面側では図19に示すように板部材57,58が離れた状態となるため、ここでオペレータは、フィルムロールRからフィルムFの先端を引き出して、図19に示すようにフィルムFの先端を板部材58に内側から外側へと掛ける。
【0074】
このときのフィルム先端の板部材58への引っ掛け作業は、フィルム先端を広げて掛ける必要はなく、図6に示すように正面側の切欠き53aにフィルムFが掛かっていれば、それよりも向こう側の各切欠き53b〜53iにはフィルムFは掛かっていなくてもよい。
【0075】
したがって、オペレータは、包装装置1の側方に回り込んで作業をする必要はなく、正面側から手を伸ばしてフィルム先端の正面側の部分だけを切欠き53aに掛けることが可能である。
【0076】
そして、オペレータは、フィルムFを板部材58に掛けた後に、図20に示すように板部材58を閉め、フィルム交換扉1bおよびサイドカバー1cを閉める。
【0077】
(第3ステップ)
次に、オペレータは、非常停止スイッチ19を解除し、表示パネル9a内に配置されているフィルムローディングボタンを押す。フィルムローディングボタンが押されると、制御装置9が、フィルム送り出し機構5およびフィルム搬送機構6を動かして、通常フィルムローディング処理を実行する。
【0078】
この通常フィルムローディング処理では、フィルム幅に応じて第2フィーダユニット62の動きが異なる。制御装置9は、記憶部9cからフィルムFの幅寸法のデータを読み出し、それを基に第2フィーダユニット62の動きを決定する。
【0079】
制御装置9は、フィルム搬送機構6を動かし、第1フィーダユニット61の各ベルト22,23,24が切欠き53aのフィルム幅方向位置に、第2フィーダユニット62の各ベルト22,23,24が所定の切欠きのフィルム幅方向位置にくるようにする。この第2フィーダユニット62の初期位置となる所定の切欠きのフィルム幅方向位置は、フィルムFの幅寸法によって自動的に決められる。
【0080】
例えば、両端の切欠き53aおよび切欠き53iを覆う最大幅のフィルムの場合には、第2フィーダユニット62が切欠き53dの位置に移動させられる(図6参照)。また、一番幅が狭く切欠き53a,53b,53cだけを覆うようなフィルムFの場合には、第2フィーダユニット62が切欠き53bの位置に移動させられる。
【0081】
以降においては、最大幅のフィルムFを想定して説明を行う。
【0082】
(第4ステップ)
次に、制御装置9は、図22に示すように、導入ベルト24の姿勢を変えて下ベルト22と導入ベルト24との間に隙間が開くようにし、その隙間に保持しているフィルムFが入り込むように、フィルム差し込み板ユニット53を上昇させる。このときには、繰り出しローラ51も回転させられる。
【0083】
そして、導入ベルト24の姿勢を元に戻して、切欠き53aの部分にあるフィルムFを、第1フィーダユニット61の下ベルト22と導入ベルト24とで挟持させる。
【0084】
(第5ステップ)
第1フィーダユニット61にフィルムFを挟持させると、制御装置9は、フィーダ駆動ユニット65を作動させてフィルムFを搬送させ始める。そして、第2フィーダユニット62にもフィルムFが挟持され始めた後に、フィルム差し込み板ユニット53を下降させる。このときの状態を図23に示す。フィルムFの先端は各フィーダユニット61,62の下ベルト22および導入ベルト24間から下ベルト22および上ベルト23間に受け渡され、そのフィルムFはフィルム差し込み板ユニット53からフィルムロールRへと続いている。なお、フィルム差し込み板ユニット53を下降させるときにもワンウェイローラ59は正回転方向に回転するため、フィルムFの繰り出しは妨げられない。
【0085】
そして、制御装置9は、第1および第2フィーダユニット61,62によるフィルムFの前方へのフィードを行いながら、第2フィーダ移動ユニット64を作動させて、第2フィーダユニット62をだんだんと向こう側(図24の上側)へと移動させていく。これにより、今まで下ベルト22および上ベルト23で挟み込んでいたフィルムFの部分は第2フィーダユニット62から外れていくが、フィルムFの後続する部分が次々に第2フィーダユニット62に挟持されていく。
そして、図24に示すように、フィルム搬送が進むにしたがって、第1および第2フィーダユニット61,62がフィルムFを広げた状態で保持するようになる。
【0086】
そして、第2フィーダユニット62がフィルム幅に合った位置、最大幅のフィルムFの場合には切欠き53iの位置まで移動し終われば、制御装置9は第1および第2フィーダユニット61,62によるフィルムFのフィードを停止させる。
【0087】
このとき、フィルム差し込み板ユニット53では、図25に示すようにフィルムFの両側部が切欠き53aおよび切欠き53iを通るようになっている。
【0088】
(第6ステップ)
次に、制御装置9は、カッター機構69を作動させ、図25の切断線(1点鎖線)CでフィルムFを切断する。これにより、それ以降のフィルムFは、第1および第2フィーダユニット61,62によって両側部を受け取られるようになる。
【0089】
なお、フィルムFを切断したときには、フィルムFが板部材57のバフがけした天面に密着して保持されるとともに、ワンウェイローラ59がフィルムFの落下を抑えるため、フィルムFが下方にずれ落ちない。
【0090】
(第7ステップ)
第3ステップから第6ステップにかけての一連の通常フィルムローディング処理が完了すると、それを確認したオペレータは、非常停止スイッチ19を押し、図24(b)に示すような状態で第1および第2フィーダユニット61,62に保持されているフィルムFを取り除く。
【0091】
〔再フィルムローディング処理が実行される場合の動作〕
再フィルムローディング処理は、一度フィルムローディングをさせてみたもののフィルムFの張りが十分でないと視認してオペレータが再度フィルムローディングボタンを押した場合や、誤ってフィルムローディングボタンが押されたような場合に、制御装置9によって実行される。
【0092】
再フィルムローディング処理では、基本的には通常フィルムローディング処理と同様の処理が実行されるが、第2フィーダユニット62の動きが通常フィルムローディング処理とは異なることがある。具体的には、フィルム幅の大きなフィルムのときに、第2フィーダユニット62の初期位置が通常フィルムローディング処理時とは異なる。これについて、最大幅のフィルムFを想定して以下に説明する。
【0093】
再フィルムローディング処理が実行されると、制御装置9は、フィルム搬送機構6を動かし、第1フィーダユニット61の各ベルト22,23,24が切欠き53aのフィルム幅方向位置に、第2フィーダユニット62の各ベルト22,23,24が切欠き53fのフィルム幅方向位置にくるようにする。この第2フィーダユニット62の初期位置は、通常フィルムローディング処理では切欠き53dの位置であったので、再フィルムローディング処理では第2フィーダユニット62の初期位置が切欠き2つ分外側にずれていることになる。これは、このように第2フィーダユニット62の初期位置をずらしても、前回のフィルムローディングで予めフィルムFがある程度広げられているため、フィルムFのフィードにより第2フィーダユニット62がすぐにフィルムFを掴めるからである。
【0094】
また、このように通常フィルムローディング処理よりも第2フィーダユニット62の初期位置を外側に持ってくることによって、再フィルムローディング動作時におけるフィルムFの切欠き53e〜53iの角部への引っかかりを抑えることができる。すなわち、ある程度フィルムFが広げられているにもかかわらず第2フィーダユニット62を切欠き53dの位置からスタートさせるのでは、初めから切欠き53dよりも外側に位置するフィルムFの一部がフィルムFのフィードによって切欠き53e〜53iの角部に引っかかる恐れが高いが、ここでは第2フィーダユニット62を切欠き53fの位置からスタートさせるので切欠き53e〜53hにフィルムFが引っかかってしまうことが少なくなる。
【0095】
さらに、本実施形態の包装装置1では、図27に示すように、フィルムFが比較的引っかかり易い切欠き53d〜53iの外側角部にヤスリがけ処理が施されており、板部材57の天面のバフがけが部分的に荒らされているため、上記のように再フィルムローディング処理で第2フィーダユニット62の初期位置をずらしたことと相まって、フィルムローディング時のフィルムFの切欠き53d〜53iの角部への引っかかりが少なくなっている。
【0096】
なお、幅の狭いフィルムF、例えば最小幅のフィルムFをフィルムローディングするときには、第2フィーダユニット62の初期位置は、通常フィルムローディング処理でも再フィルムローディング処理でも同じ切欠き53bの位置となる。すなわち、幅の狭いフィルムFの場合には、通常フィルムローディング処理が選択されても再フィルムローディング処理が選択されても、制御装置9によるフィルムローディングの制御は全く同じになる。
【0097】
<包装装置の特徴>
(1)
この実施形態の包装装置1では、フィルムローディング時に、制御装置9が、フィルムFを搬送させながら、第1および第2フィーダユニット61,62間の距離を拡げる制御を行う。したがって、図6や図30に示すように広げられていない状態でフィルムFをフィルム差し込み板ユニット53にセットした場合にも、フィルムローディング制御の間にだんだんとフィルムFが広がった状態で保持されるようになる。そして、第1および第2フィーダユニット61,62間の距離がフィルム幅に対応したものとなったときには、フィルムFがいっぱいに広げられた状態でフィルム差し込み板ユニット53に保持され(図25参照)、その両側部を第1および第2フィーダユニット61,62に保持され得る状態に変わる。
【0098】
このように、この包装装置1では、オペレータがフィルムロールRから引き出したフィルムFの先端を広げた状態でセットしなくても、すなわちフィルムFの先端に皺が寄った状態でセットしたとしても、フィルムFが自動的に広げられる。このため、フィルムローディング時の作業において、従来行われているフィルムFの先端を広げるというオペレータの手間が省かれる。
【0099】
また、オペレータは、フィルム差し込み板ユニット53にフィルムFを掛ければ、後はフィルムローディングボタンを押しさえすれば、フィルムローディング作業を概ね完了させることができる。すなわち、制御装置9が自動的にフィルムFを広げていくため、オペレータは最後に皺のあるフィルムFの先端部分を取り除くだけでフィルムローディングの作業が完了する。したがって、フィルムローディング作業を行うオペレータの負担が軽減されており、フィルム交換等の容易な包装装置1が実現されている。
【0100】
(2)
包装装置1では、フィルムローディングボタンが押されたときに、フィルムFの広がり具合に応じて、具体的にはフィルム交換扉1bの開閉の履歴を基にフィルムFの広がり具合を推定した上で、それに応じて通常フィルムローディング処理を行うか再フィルムローディング処理を行うかを選択している(図28参照)。これにより、上記のように、フィルムローディングにおけるフィルムFの切欠き53d〜53iへの引っかかりを抑えることができている。
【0101】
また、再フィルムローディング処理において、第2フィーダユニット62の初期位置を通常フィルムローディング処理のときよりも外側にずらしたことで、第2フィーダユニット62の移動距離が少なくなる。これにより、処理時間が短縮されるとともに、無駄になるフィルムFの量も少なくなっている。
【0102】
(3)
包装装置1では、通常フィルムローディング処理および再フィルムローディング処理において、第2フィーダユニット62のフィルム幅方向の初期位置を、フィルムFの幅寸法に応じて決定している。例えば、通常フィルムローディング処理においては、最大幅のフィルムFでは切欠き53dの位置を初期位置としているのに対し、最小幅のフィルムFでは切欠き53bの位置を初期位置としている。また、再フィルムローディング処理においては、最大幅のフィルムFでは切欠き53fの位置を初期位置としているのに対し、最小幅のフィルムFでは切欠き53bの位置を初期位置としている。
【0103】
このように、フィルムFの幅寸法に応じて第2フィーダユニット62のフィルム幅方向の初期位置を変えていることにより、言い換えればフィルムFの幅寸法に応じて第1および第2フィーダユニット61,62のフィルム幅方向の相対距離の初期値を変えていることにより、フィルムFの切欠き53c〜53iへの引っかかりやフィルムFのワンウェイローラ59への巻き込みが抑えられるとともに、幅の大きなフィルムFのフィルムローディングが完了するまでの時間が短縮され、無駄になるフィルムFの量も少なくなっている。
【0104】
(4)
包装装置1では、通常フィルムローディング処理と再フィルムローディング処理との選択をする際の判断を、フィルム交換扉1bの開閉の履歴に基づいて行っている。そして、フィルム交換扉1bの開閉を監視する扉開閉センサ9dは安全のために従来から配備されているものであるため、ここでは制御装置9におけるソフト的な追加を行うだけフィルムローディング処理の選択をすることが実現されている。
【0105】
(5)
包装装置1では、カッター機構69の切断刃69aでフィルムFが切断されるときに、フィルムFが板部材57の天面に密着して保持されるように、板部材57の天面(上面)にバフがけ処理が施されている(図26および図27参照)。
【0106】
しかし、再フィルムローディング処理において、この板部材57の天面の角部にフィルムFが引っかかる現象が生じることがある。このような場合には、フィルムFがうまく広がらないといった不具合が起こり、フィルムFの無駄や再度のフィルムローディングの必要が出てくる。
【0107】
これに対し、包装装置1では、図27に示すように、フィルムFが比較的引っかかり易い切欠き53d〜53iの外側角部にヤスリがけ処理を施している。これにより、板部材57の天面のバフがけが部分的に荒らされ、フィルムローディング時のフィルムFの切欠き53d〜53iの角部への引っかかりが少なくなる。このヤスリがけの工夫は、再フィルムローディング処理で第2フィーダユニット62の初期位置を通常フィルムローディング処理のときよりも外側にずらしたことと相まって、フィルムFの切欠き53d〜53iの角部への引っかかり現象を少なくしている。
【0108】
<本実施形態の変形例>
上記実施形態では、通常フィルムローディング処理と再フィルムローディング処理との選択をする際の判断をフィルム交換扉1bの開閉の履歴に基づいて行っているが、他の判断手法を用いることも可能である。
【0109】
例えば、フィルムFの広がり具合を判断するために、フィルム差し込み板ユニット53の板部材57,58が下降位置にあるときに切欠き53c〜53iの位置にフィルムFが存在するか否かを複数のセンサ(例えば、7つの光電センサ)によって検知させることも可能である。この場合には、推定ではなく、実際のフィルムFの広がり具合を測定することになるため、フィルムローディング時の不具合がより確実に抑えられるようになる。
【0110】
また、フィルム交換扉1bの開閉を監視する扉開閉センサ9dの代わりに、サイドカバー1cの開閉を監視する開閉センサを用いて、フィルムFの広がり具合を推定することも可能である。
【0111】
【発明の効果】
本発明では、フィルムセット制御(フィルムローディング制御)における第1および第2フィーダのフィルム幅方向相対距離の初期値を、フィルムの幅寸法やフィルムの広がり具合に応じて決定している。したがって、フィルムの幅寸法が大きい場合に初期値を比較的大きい値に設定して広げられている途中でのフィルムのローラへの巻き込みを抑えたり、フィルムが既にある程度広げられている場合に初期値を大きな値に変更してフィルムセット動作時のフィルムの引っかかりを抑えたりすることができるようになっている。また、本発明では、フィルムの引っかかりや巻き込みが抑えられるとともに、フィルムの幅寸法やフィルムの広がり具合に応じてフィーダ移動具によるフィーダの移動距離が必要最小限となるように初期値を設定することにより、フィルムセット動作の時間が短縮され無駄になるフィルムの量も少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態である包装装置の外観斜視図。
【図2】 包装装置内部の正面概略図。
【図3】 図2のIII-III矢視概略図。
【図4】 包装装置内部の平面概略図。
【図5】 包装装置内部の側面概略図。
【図6】 フィルム差し込み板ユニットの側面図。
【図7】 フィルム差し込み板ユニットの一部拡大断面図。
【図8】 フィーダユニット及びフィーダ移動ユニットの相関図。
【図9】 フィーダユニットの正面図。
【図10】 フィーダユニットの平面図。
【図11】 フィーダユニットの側面図。
【図12】 フィーダユニットの平面配置図。
【図13】 クランプの平面配置図。
【図14】 制御装置のブロック構成図。
【図15】 包装装置の動作説明図。
【図16】 包装装置の動作説明図。
【図17】 包装装置の動作説明図。
【図18】 包装装置の動作説明図。
【図19】 フィルムローディングの動作図。
【図20】 フィルムローディングの動作図。
【図21】 フィルムローディングの動作図。
【図22】 フィルムローディングの動作図。
【図23】 フィルムローディングの動作図。
【図24】 フィルムローディングの動作図。
【図25】 フィルムローディング後のフィルム差し込み板ユニットとフィルムとの相関図。
【図26】 フィルム差し込み板ユニットの板部材天面の表面処理の指示図。
【図27】 フィルム差し込み板ユニットの板部材天面の表面処理の指示図。
【図28】 フィルムローディングの処理選択フローを示す図。
【符号の説明】
1 包装装置
1b フィルム交換扉
4 ロール支持機構(ロール保持具)
5 フィルム送り出し機構
9 制御装置(制御部)
9b 記憶部(記憶手段)
9d 扉開閉センサ(開閉センサ)
30 リフター機構
53 フィルム差し込み板ユニット
53a〜53i 切欠き
57,58 板部材
57a,58a 分割板
61 第1フィーダユニット(第1フィーダ)
62 第2フィーダユニット(第2フィーダ)
63 第1フィーダ移動ユニット(フィーダ移動具)
64 第2フィーダ移動ユニット(フィーダ移動具)
F フィルム
R フィルムロール[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a packaging device, and more particularly to a packaging device having a mechanism for pressing an object to be packaged against a tensioned film.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, an apparatus for packaging an object to be packaged such as fresh food stored in a tray using a foamed polystyrene with a stretch film is known as a stretch packaging apparatus. In this stretch wrapping device, a stretch film having a predetermined width is cut into a predetermined length according to the size of the tray, and both side edges in the width direction of the film are held by a pair of feeders composed of upper and lower belts and the like. While the film is conveyed to the packaging station, the packaging is performed at the packaging station.
[0003]
In the packaging station, an object to be packaged stored in the tray is pushed up with respect to the conveyed film, and the peripheral edge of the film is folded to the bottom surface side of the tray with the object to be packaged in close contact with the film. As a result, the objects to be packaged and the tray are wrapped in the stretch film, and then the film on the bottom surface of the tray is heat-sealed to complete the packaging.
[0004]
With regard to such a packaging apparatus, the applicant of the present application has made the invention disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 2001-106202. This invention has been made in order to eliminate the time and labor required for the operator to widen the leading end of the film drawn out from the film roll and set it in the apparatus, that is, the trouble in setting the film. In the
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
In the
[0006]
However, the operator may press the film loading button again when it is visually recognized that the film F is not sufficiently tensioned after the initial film setting operation has been performed. Further, depending on the arrangement of the operation switches and the operation buttons, it is conceivable that the film loading button is pushed by mistake as a film feed button (switch). In such a case, since the film F has already been stretched (expanded) at least to some extent, when the same operation as in the initial setting of the film F is performed, the film F is inserted into the film
[0007]
In the
[0008]
However, in the case of a wide film, when the
[0009]
An object of the present invention is a packaging device that performs film set control for setting a film while spreading the film in order to hold the film in tension, and the catching and entrainment of the film during the film setting operation can be suppressed. It is to provide something with little waste.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
[0011]
[0012]
And this
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
A film transverse feed type stretch wrapping apparatus according to an embodiment of the present invention is shown in FIG. This
[0014]
<Overall outline of the device>
As shown in FIGS. 1 and 2, the
[0015]
The weighing-in
[0016]
Further, a control device (control unit) 9 including a computer having a
[0017]
The film roll R used in the
[0018]
<Weighing-in mechanism>
The weighing-in
[0019]
<Packaging station>
The
[0020]
A
[0021]
Each
[0022]
<Roll support mechanism>
Roll support mechanisms (roll holders) 4 that support the film roll R are provided approximately symmetrically on both sides of the main body 1a (see FIGS. 2 and 4). The roll support mechanism 4 is mainly composed of a
[0023]
The
[0024]
The
[0025]
<Film delivery mechanism>
The
[0026]
(Feeding roller)
The feeding
[0027]
(Film insertion plate unit)
The film
[0028]
6 and 7, the film
[0029]
As shown in FIG. 6, the two
[0030]
Further, the
[0031]
Furthermore, as shown in FIG. 26, the top surface (upper surface) of the
[0032]
As shown in FIGS. 26 and 27, the corners outside the six
[0033]
A plurality of one-
[0034]
Due to the presence of the one-
[0035]
(Film insertion plate drive motor)
The film insertion
[0036]
<Film transport mechanism>
The
[0037]
The
[0038]
The
[0039]
As shown in FIG. 8, each
[0040]
(Details of feeder unit)
Next, the configuration of the first and
Since the configurations of both
[0041]
9 to 11 show detailed views of the
[0042]
As shown in these drawings, the
[0043]
(flame)
The
The
[0044]
(belt)
The
[0045]
The
[0046]
The
[0047]
When the film F held by the film
[0048]
(Main clamp)
The main clamps 25 to 27 are disposed between the upper belt and the lower belt of the
[0049]
(Auxiliary clamp)
The auxiliary clamps 28 and 29 are arranged at positions away from the
[0050]
As shown in FIGS. 9 to 11, the
[0051]
The fixed
[0052]
The moving
[0053]
<Cutter mechanism>
A
[0054]
The
[0055]
<Folding mechanism>
As shown in FIGS. 2 and 3, the
[0056]
The left and
[0057]
The
[0058]
The
[0059]
<Seal mechanism, label printer, label issuing machine>
The
[0060]
<Control device>
The
[0061]
<Outline of operation of packaging device>
Next, operation | movement of the
[0062]
On the other hand, the film F transferred from the film roll R to the
[0063]
And the
[0064]
In this state, when the
[0065]
Furthermore, when processing including labeling is selected, the price or weight of the product calculated based on the measured value is printed on the label by the
[0066]
<Film loading of packaging equipment>
Next, film loading will be described. Film loading is an operation performed by pressing a film loading button which is one of the operation buttons on the
[0067]
However, it is considered that the operator presses the film loading button again when it is visually confirmed that the film F has not been sufficiently tensioned once it has been loaded. Further, depending on the arrangement of the operation buttons in the
[0068]
In view of this, when the film loading button is pressed, the
[0069]
[Determination of film loading process selection]
When the film loading button is pressed in step S1 shown in FIG. 28, the
[0070]
[Operation when normal film loading process is executed]
Usually, the film loading process is performed when the
[0071]
(First step)
When performing a film loading operation for replacing the film roll R or setting a new one so that the
[0072]
And an operator opens the
[0073]
(Second step)
Next, the operator opens the
[0074]
At this time, it is not necessary for the film tip to be hooked on the
[0075]
Therefore, the operator does not have to go around the side of the
[0076]
Then, after putting the film F on the
[0077]
(Third step)
Next, the operator releases the
[0078]
In this normal film loading process, the movement of the
[0079]
The
[0080]
For example, in the case of the maximum width film covering the
[0081]
In the following description, the film F having the maximum width is assumed.
[0082]
(4th step)
Next, as shown in FIG. 22, the
[0083]
Then, the posture of the
[0084]
(5th step)
When the film F is sandwiched between the
[0085]
Then, the
Then, as shown in FIG. 24, the first and
[0086]
When the
[0087]
At this time, in the film
[0088]
(6th step)
Next, the
[0089]
When the film F is cut, the film F is held in close contact with the buffed top surface of the
[0090]
(7th step)
When a series of normal film loading processes from the third step to the sixth step is completed, the operator who has confirmed that presses the
[0091]
[Operation when re-film loading process is executed]
The re-film loading process is performed when the film loading is performed once, but it is visually recognized that the tension of the film F is not enough, and the operator presses the film loading button again, or when the film loading button is accidentally pressed. This is executed by the
[0092]
In the re-film loading process, basically the same process as the normal film loading process is executed, but the movement of the
[0093]
When the re-film loading process is executed, the
[0094]
Further, by bringing the initial position of the
[0095]
Further, in the
[0096]
When a film F having a narrow width, for example, a film F having a minimum width, is loaded, the initial position of the
[0097]
<Characteristics of packaging equipment>
(1)
In the
[0098]
Thus, in this
[0099]
Also, the operator can almost complete the film loading operation by placing the film F on the film
[0100]
(2)
In the
[0101]
In the re-film loading process, the moving distance of the
[0102]
(3)
In the
[0103]
Thus, by changing the initial position of the
[0104]
(4)
In the
[0105]
(5)
In the
[0106]
However, in the re-film loading process, there may be a phenomenon that the film F is caught on the corner of the top surface of the
[0107]
On the other hand, in the
[0108]
<Modification of this embodiment>
In the above embodiment, the determination for selecting between the normal film loading process and the re-film loading process is performed based on the opening / closing history of the
[0109]
For example, in order to determine the extent of the spread of the film F, when the
[0110]
Moreover, it is also possible to estimate the spread degree of the film F by using an open / close sensor that monitors the opening / closing of the
[0111]
【The invention's effect】
In the present invention, the initial value of the relative distance in the film width direction of the first and second feeders in the film setting control (film loading control) is determined according to the width dimension of the film and the degree of film spreading. Therefore, when the width of the film is large, the initial value is set to a relatively large value to prevent the film from being caught on the roller while it is being spread, or when the film has already been spread to some extent. Can be changed to a large value to suppress film catching during the film setting operation. Further, in the present invention, the initial value is set so that the film can be prevented from being caught or caught and the feeder moving distance by the feeder moving tool is minimized according to the width of the film and the extent of the film. As a result, the time for the film setting operation is shortened and the amount of wasted film is reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an external perspective view of a packaging device according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a schematic front view of the inside of the packaging apparatus.
FIG. 3 is a schematic view taken along the line III-III in FIG. 2;
FIG. 4 is a schematic plan view of the inside of the packaging device.
FIG. 5 is a schematic side view of the inside of the packaging apparatus.
FIG. 6 is a side view of the film insertion plate unit.
FIG. 7 is a partially enlarged sectional view of a film insertion plate unit.
FIG. 8 is a correlation diagram of a feeder unit and a feeder moving unit.
FIG. 9 is a front view of the feeder unit.
FIG. 10 is a plan view of a feeder unit.
FIG. 11 is a side view of the feeder unit.
FIG. 12 is a plan layout view of a feeder unit.
FIG. 13 is a plan view of a clamp.
FIG. 14 is a block configuration diagram of a control device.
FIG. 15 is an operation explanatory view of the packaging device.
FIG. 16 is an operation explanatory view of the packaging device.
FIG. 17 is an operation explanatory diagram of the packaging device.
FIG. 18 is an operation explanatory diagram of the packaging device.
FIG. 19 is an operation diagram of film loading.
FIG. 20 is an operation diagram of film loading.
FIG. 21 is an operation diagram of film loading.
FIG. 22 is an operation diagram of film loading.
FIG. 23 is an operation diagram of film loading.
FIG. 24 is an operation diagram of film loading.
FIG. 25 is a correlation diagram between a film insertion plate unit and a film after film loading.
FIG. 26 is an instruction diagram of the surface treatment of the top surface of the plate member of the film insertion plate unit.
FIG. 27 is an instruction diagram of the surface treatment of the top surface of the plate member of the film insertion plate unit.
FIG. 28 is a diagram showing a process selection flow for film loading.
[Explanation of symbols]
1 Packaging equipment
1b Film exchange door
4 Roll support mechanism (roll holder)
5 Film delivery mechanism
9 Control device (control unit)
9b Storage unit (storage means)
9d Door open / close sensor (open / close sensor)
30 Lifter mechanism
53 Film insertion plate unit
53a-53i Notch
57,58 plate member
57a, 58a Dividing plate
61 First feeder unit (first feeder)
62 Second feeder unit (second feeder)
63 1st feeder moving unit (feeder moving tool)
64 Second feeder moving unit (feeder moving tool)
F film
R film roll
Claims (1)
フィルムロールを回転可能に保持するロール保持具と、
前記ロール保持具に保持されたフィルムロールから引き出されたフィルムのフィルム幅方向第1部を保持して、フィルムをフィルム長手方向に送る第1フィーダと、
前記ロール保持具に保持されたフィルムロールから引き出されたフィルムのフィルム幅方向第2部を保持して、フィルムをフィルム長手方向に送る第2フィーダと、
前記第1および第2フィーダのフィルム幅方向相対距離を変化させるフィーダ移動具と、
前記フィーダ移動具により前記第1および第2フィーダのフィルム幅方向相対距離を大きくしながら、前記第1および第2フィーダによりフィルムをフィルム長手方向に送らせるフィルムセット制御を行う制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記フィルムセット制御において、前記ロール保持具にフィルムロールを保持させた後に前記フィルムセット制御が為されていない場合には、前記第1および第2フィーダのフィルム幅方向相対距離の初期値を第1距離にして通常フィルムセット処理を行わせ、前記ロール保持具にフィルムロールを保持させた後に前記フィルムセット制御が為されている場合には、前記初期値を第2距離にして再フィルムセット処理を行わせ、
少なくとも幅寸法の大きなフィルムに対しては、前記第2距離が前記第1距離よりも大きく設定される、
包装装置。A packaging device having a mechanism for pressing an object to be packed against a tension-held film,
A roll holder for rotatably holding the film roll;
A first feeder for holding the film width direction first part of the film drawn from the film roll held by the roll holder and feeding the film in the film longitudinal direction;
A second feeder for holding the film width direction second part of the film drawn from the film roll held by the roll holder and feeding the film in the film longitudinal direction;
A feeder moving tool for changing the relative distance in the film width direction of the first and second feeders;
A control unit that performs film set control for feeding the film in the film longitudinal direction by the first and second feeders while increasing the relative distance in the film width direction of the first and second feeders by the feeder moving tool;
With
In the film set control, when the film set control is not performed after the roll holder holds the film roll in the film set control, the control unit determines the relative distance in the film width direction of the first and second feeders. When the initial value is set to the first distance and normal film setting processing is performed, and the film set control is performed after the film holder is held by the roll holder, the initial value is set to the second distance. Let the film set process again,
For at least a film having a large width dimension, the second distance is set larger than the first distance.
Packaging equipment.
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