JP4764472B2 - データベース管理方法、データベース管理プログラム、および、データベース管理装置 - Google Patents

データベース管理方法、データベース管理プログラム、および、データベース管理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4764472B2
JP4764472B2 JP2008307284A JP2008307284A JP4764472B2 JP 4764472 B2 JP4764472 B2 JP 4764472B2 JP 2008307284 A JP2008307284 A JP 2008307284A JP 2008307284 A JP2008307284 A JP 2008307284A JP 4764472 B2 JP4764472 B2 JP 4764472B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
backup
database
processing unit
data access
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008307284A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010134522A (ja
Inventor
直樹 並川
憲宏 原
雅巳 樋川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2008307284A priority Critical patent/JP4764472B2/ja
Priority to US12/485,565 priority patent/US20100138391A1/en
Publication of JP2010134522A publication Critical patent/JP2010134522A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4764472B2 publication Critical patent/JP4764472B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F16/00Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor
    • G06F16/20Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor of structured data, e.g. relational data
    • G06F16/21Design, administration or maintenance of databases

Description

本発明は、データベース管理方法、データベース管理プログラム、および、データベース管理装置の技術に関する。
情報化社会の発展に伴い、多くの企業がデータベースを含むシステムを利用し、様々なオンラインサービスを提供している。例えば、銀行のATMや航空券の販売システムがオンラインサービスの例として挙げられる。近年、企業間競争がますます激化する状況下で、各企業はオンラインサービス時間の拡大や、オンラインサービス内容の拡充等を行い他企業との差別化を図っている。
オンラインサービスのシステムを構築する際は、多種多様なハードウェアやミドルウェアを組み合わせることが多い。この場合、各ソフトウェアとハードウェアに対する保守とシステム全体に対する保守が必要となり、システム管理コストは非常に大きい。
システム管理コストは、システム稼動中常に発生するため、システム管理コストを削減して利益を確保することは、企業間競争を勝ち抜く上で重要となる。そのため、オンラインサービスの時間外の時間帯を有効活用することにより、システムを有効活用し、システム管理コストに見合った成果を得ることが期待できる。
データベース管理システムでは、オンライン業務によって蓄積されたデータをバッチ処理として一括処理することによって統計情報などを生成し、生成された統計情報を経営判断などに利用することがある。統計情報を生成するようなバッチ処理では、大量のデータにアクセスする必要があり、バッチ処理の実行中にはシステム負荷が増大しやすい。
特に、ディスクドライブなどの外部記憶媒体にデータが格納されている場合には、データの入出力による負荷が大きくなる。このため、バッチ処理は負荷が比較的小さくオンラインサービス時間外である夜間などに実行される場合が多い。
オンラインサービスの拡充やオンラインサービス利用者の増加に伴うデータ処理量の増加により、バッチ処理時間は長くなる傾向にある。しかし、各企業はオンラインサービス時間を拡大しており、バッチ処理に割り当てられる時間は短くなっている。よって、バッチ処理時間の短縮化が望まれている。
次に、データベース管理システムにおけるバッチ処理の運用について図18〜図20をもとに、説明する。なお、図18〜図20は、横軸を時間軸とするガントチャート形式の説明図である。
図18は、バッチ処理b1とバッチ処理b2および各バッチ処理に対するバックアップ処理を示す説明図である。
複数のバッチ処理を実行する際、障害に備えて各バッチ処理終了時点(t1,t3)のデータベースのデータ内容をバックアップc1,c2する。
従来の運用では、バックアップ中にバックアップ済みでないデータベース上のページが更新されること(データの上書き問題)を防ぐために、バッチ処理の実行後に、そのバッチ処理の処理結果のバックアップ処理を実行する。
図19は、非特許文献1に開示されている、バッチ処理時間を短縮する方法の説明図である。
バッチ処理b1の処理結果のバックアップc1と、バッチ処理b2の処理とを、並列に実行する点が、図18との違いである。
この方法では、バッチ処理を実行する際に、データベースの更新履歴である更新ログL1,L2を記録している。
そのため、バッチ処理b2がデータベースのデータを上書きしても、上書き前の更新ログL2とバックアップデータbk1とをデータベースに書き戻すことによって、障害発生時の回復処理を実現する(非特許文献2参照)。この回復処理により、データベースのデータ内容は、時刻t1の時点のデータ内容に回復される。
ジム グレイ、アンドレアス ロイター著「トランザクション処理〈下〉―概念と技法」日経BP社、2001年10月、P.743 C.J.Date「Introduction to Database Systems (Systems Programming Series)」Addison-Wesley Pub、1982年7月、P.20
しかし、図19に示した手法の運用において、バッチ処理を実行する際の更新ログ記録処理は、外部記憶装置との入出力によるシステム負荷が非常に大きい。
このシステム負荷を低減するため、外部記憶媒体に格納されたデータをメモリ上に記憶させ、メモリ上のデータを読み書きすることによって処理の高速化を図る処理(以後インメモリデータ処理と呼ぶ)を考える。インメモリデータ処理では、外部記憶装置にアクセスする必要がないため、システム負荷低減に大きな効果を得ることができる。
図20では、まず時刻t0で外部記憶媒体からデータを読み出してメモリに記憶する処理(以後、インメモリ化と呼ぶ)を実行する。その後、インメモリ化が完了すると、メモリ上のデータを読み書きすることで、バッチ処理b1を実行する。時刻t1でバッチ処理b1が終了すると、メモリ上のデータを外部記憶媒体に書き出す処理(以後、DB同期と呼ぶ)を実行する。
時刻t2でDB同期が終了すると、バックアップc1において、外部記憶媒体に格納されたデータを読み出し、その読み出したデータを格納する記憶媒体にバックアップデータとして書き込む。このように、メモリ上のデータをバックアップするためにDB同期を行い、DB同期終了後にバッチ処理b2を実行する。
データの上書き問題に対して、バッチ処理b1のDB同期が終了するまでは、次のバッチ処理b2の開始を待たせるように制御する必要がある。この待ち時間により、バッチ処理に関する全体時間(時刻t0〜t5)が増大してしまう。
そこで、本発明は、前記した問題を解決し、データベース管理システムにおいてバックアップを伴うバッチ処理の処理時間を短縮することを、主な目的とする。
前記課題を解決するため、本発明は、データベースに格納されたデータを管理するデータベース管理装置によるデータベース管理方法であって、
前記データベース管理装置が、データアクセス処理部と、バックアップ処理部と、を有し、
前記バックアップ処理部が、
記憶装置に格納される前記データベースの所定時刻におけるデータを、前記所定時刻後のうちのバックアップ計画データに従ったタイミングで前記データベースからバックアップデータとして書き出すこととし、そのバックアップ計画データは、前記データベースへのデータアクセスのうちの最終のバッチ処理に伴って発生したデータアクセスを除く既に作成されたデータアクセス履歴に格納されている過去のデータごとの実行時刻を参照し、実行時刻が先であるデータほど、先に前記バックアップデータとして書き出すタイミングを規定するデータであり、
前記データアクセス処理部が、
前記データベースへのデータアクセス要求に応じて、前記データベースへのデータアクセスを実行し、そのデータアクセス対象のデータのIDと、そのデータアクセスの実行時刻と、を対応づけて前記データアクセス履歴として作成して記憶装置に格納し、
前記所定時刻後のデータアクセス要求において、前記バックアップデータとして書き出されていないデータに対する更新要求が発生したときには、前記所定時刻におけるデータを前記データベースから前記バックアップデータとして書き出した後、前記更新要求に従って、前記データベースのデータを更新し、
前記データベース管理装置が、前記バックアップ処理部の処理と、前記データアクセス処理部の処理とを、並行に処理することを特徴とする。
その他の手段は、後記する。
本発明によれば、データベース管理システムにおいてバックアップを伴うバッチ処理の処理時間を短縮することができる。
以下、本発明が適用されるデータベース管理システムの一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、データベース管理システムの構成を示す図である。データベース管理システムは、データベース管理装置1、ストレージ装置50、端末70、および、バックアップ装置80が、ネットワーク60を通じて互いに接続されるシステムである。
データベース管理装置1は、プロセッサ10、メモリ20、および、他装置と通信するための通信インタフェースを備えるコンピュータとして構成される。プロセッサ10は、メモリ20に記憶されたプログラムを処理することによって、各種処理を実行するための処理部を構成する。
メモリ20には、DBアクセス要求受付部21、バックアップ要求受付部22、回復要求受付部23、インメモリ要求受付部24、DBアクセス処理部25、バックアップ処理部26、回復処理部27、および、インメモリ処理部28を構成するためのプログラムが記憶される。
メモリ20には、データとして、バックアップ処理中フラグ29、バックアップ管理テーブル30、および、インメモリデータベース31が記憶される。
端末70は、ユーザからの入力を受け付ける入力手段などを介して、バッチ業務を実行するためのバッチ処理を受け付ける。そして、端末70は、そのバッチ処理を実行するためのトランザクションをデータベース管理装置1との間に設け、バッチ処理の実行の過程でデータアクセスが必要になると、そのトランザクションを介して、データベース管理装置1にデータのアクセス要求などを送信する。アクセス要求は、例えば、SQL(Structured Query Language)の文法に従って、記述される。
データベース管理装置1は、各データベース(データベース52、インメモリデータベース31)に格納されたデータを管理する。なお、インメモリデータベース31は、データベース52のデータ内容をインメモリ化(データの同一化)をしたものである。また、データベース管理装置1は、端末70からのデータのアクセス要求を受け、管理対象のデータの読み書きを制御する。
ストレージ装置50は、データベース管理装置1によって管理されるデータを、自装置内の記憶装置51のデータベース52に格納する。
ストレージ装置50は、さらに、インメモリデータベース31およびデータベース52へのアクセス要求に伴うアクセスの履歴を、記憶装置51内のDBアクセス履歴53として格納する。
なお、ストレージ装置50は、データベース52およびDBアクセス履歴53を記憶する記憶媒体について、HDD(Hard disk drive)やSSD(Solid State Drive)などの記憶媒体が内蔵されている記憶装置51として構成してもよいし、読み書き可能なDVD(Digital Versatile Disc)ドライブなどの記憶媒体が着脱可能な記憶装置51として構成してもよい。
バックアップ装置80は、データベース管理装置1によって管理されるインメモリデータベース31のデータのバックアップデータ82を記憶装置81に格納する。バックアップ装置80は、例えば、ストレージ装置であるが、データベース管理装置1に直接接続された外部記憶媒体であってもよいし、テープデバイスなどであってもよい。
データベース管理装置1のDBアクセス要求受付部21は、端末70などによって送信されたデータアクセス要求を受け付ける。DBアクセス処理部25は、DBアクセス要求受付部21が受け付けたデータアクセス要求に基づいて、インメモリデータベース31に格納されたデータを読み書きする。
DBアクセス処理部25は、バッチ処理に伴うアクセス要求に対して、インメモリデータベース31にデータアクセスする。このインメモリデータベース31へのデータアクセスの内容により、インメモリデータベース31のデータ内容が更新されたときには、同期または非同期のタイミングで、インメモリデータベース31とデータベース52とでデータ内容の同一化処理を実行する。
バックアップ要求受付部22は、端末70などによって送信されたバックアップ要求を受け付ける。バックアップ処理部26は、バックアップ要求受付部22が受け付けたバックアップ要求に基づいて、ストレージ装置50に格納されたデータベース52および、インメモリデータベース31をバックアップする。
回復要求受付部23は、端末70などによって送信されたデータ回復要求を受け付ける。回復処理部27は、回復要求受付部23が受け付けたデータ回復要求に基づいて、バックアップデータ82から回復に必要なバックアップデータを準備し、インメモリデータベース31に反映して、インメモリデータベース31を回復する。
インメモリ要求受付部24は、インメモリデータ処理の実行または解除などのコマンドを受け付ける。インメモリ処理部28は、インメモリ要求受付部24が受け付けたコマンドに基づいて、インメモリデータ処理を制御する。
インメモリデータ処理とは、ストレージ装置50に格納されている管理対象のデータをメモリ20に記憶し、データのアクセス要求を受け付けた場合にはメモリ20に記憶されているインメモリデータベース31にアクセスするように制御する処理である。これにより、インメモリ処理部28は、別装置であるストレージ装置50(データベース52)にアクセスする必要がなくなるため、データアクセスの応答性能を向上させることができる。
データベース管理装置1は、自装置が管理するインメモリデータベース31のデータを、バックアップ装置80のバックアップデータ82に書き出すことで、バックアップを実行する。このバックアップ処理は、以下に示す2種類のいずれかの書き出し処理によって、実現される。
1種類目の「通常書き出し」は、バックアップ処理部26によって実行される書き出し処理である。バックアップ処理部26は、DBアクセス処理部25が所定のトランザクションについて、コミット処理(データ確定処理)を行ってからトランザクションを終了した後に、そのコミット処理によって確定されたデータを含む、インメモリデータベース31のデータを、バックアップデータ82として書き出す。
バックアップ処理部26は、書き出すデータとその書き出し時刻について、例えば、トランザクションが終了した後に、バックアップの対象となるデータをページごとに書き出し時刻に対応づけるバックアップ計画データ(図4)を作成し、そのバックアップ計画データに従ったタイミングで、順次ページを書き出す。
一方、バックアップ処理部26は、バックアップ計画データを事前に作成せずに、データベース管理装置1の負荷度合いを常時計測し、データベース管理装置1の負荷が少なくなったときをページの書き出し時刻と決定する、いわゆる動的なバックアップ制御を実行してもよい。
2種類目の「臨時書き出し」は、DBアクセス処理部25によって実行される書き出し処理である。バックアップデータ82として書き出すデータは、最新のデータではなく、所定時点(例えば、所定のトランザクションの終了時点)のデータである。
一方、インメモリデータベース31内において、データの書き出し処理が終わっていないページが、最新のトランザクションのデータアクセス処理によって、最新のデータ内容に書き換わってしまうことが発生する。
そこで、DBアクセス処理部25は、現在処理中のトランザクションにおいて、「通常書き出し」によるバックアップがなされていないページへのデータ更新が発生すると、更新前のページのデータをバックアップ処理部26に代行して書き出すとともに、更新後のページのデータをインメモリデータベース31に書き込む。
以上説明した「通常書き出し」および「臨時書き出し」によるバックアップ処理は、ともにインメモリデータベース31からバックアップデータ82へのデータ書き出し処理であるものの、その書き出し処理の動作主体がそれぞれ異なる(「通常書き出し」はバックアップ処理部26が実行し、「臨時書き出し」はDBアクセス処理部25が実行する)。
よって、データベース管理装置1は、DBアクセス処理部25とバックアップ処理部26とのデータ書き出し処理間でのデータアクセス衝突の発生を抑制するため、以下に示す排他処理を実行する。
DBアクセス処理部25とバックアップ処理部26とのうち、バックアップを実行する一方の処理部は、バックアップを実行する前に、他方の処理部がデータ書き出し処理を実行しているか否かを参照する。他方の処理部によるデータ書き出し処理が実行中であるときには、一方の処理部はその実行が終わるまで、一時的に待機する。
バックアップ処理中フラグ29は、バックアップ処理中か否かを示すフラグであり、「処理中」または「未処理」のいずれかの値をとる。バックアップ処理中フラグ29が「処理中」であるときは、バックアップ中であることを示す。バックアップ処理中フラグ29が「未処理」であるときは、バックアップ中でないことを示す。
バックアップ処理中フラグ29が「処理中」の場合、DBアクセス処理部25のデータ書き出し処理の必要有無を判定し、バックアップ処理中フラグ29が「未処理」の場合は、DBアクセス処理部25のデータ書き出し処理の必要有無を判定しない。
また、「通常書き出し」および「臨時書き出し」によるバックアップ処理は、同じページについて、いずれか一方の書き出し処理が行われればよい。そこで、データベース管理装置1は、各ページのバックアップ処理の進捗状況をバックアップ管理テーブル30に管理する。
図2は、インメモリデータベース31、バックアップ管理テーブル30、および、バックアップデータ82の一例を示す説明図である。
インメモリデータベース31およびバックアップデータ82は、データベース52に格納されるデータが記憶される記憶領域であり、ページを特定する「ページID」と、その「ページ内容」とを対応づけて管理する。
なお、インメモリデータベース31、バックアップデータ82、および、データベース52の間でのデータ入出力は、ページ単位で実行される。
ここで、図2では、ページ内容として1ページに1つの整数値(例えば「50」)としたが、これはあくまで説明用の一例であり、実際には1ページには固定長または可変長のデータベースが扱う各種データ(バイナリデータ、テキストデータなど)が記憶される。
バックアップ管理テーブル30は、インメモリデータベース31の各ページに対して、バックアップ済みか否かの情報を格納するためのテーブルであり、バックアップ対象のページを特定するための「ページID」と、バックアップ済みか否かの情報である「フラグ」とを対応づけて管理する。
「フラグ」は、既にバックアップを実行していることを示す「済」、または、まだバックアップを実行していないことを示す「未」のいずれかの値をとる。
DBアクセス処理部25およびバックアップ処理部26のうちの片方の処理部は、フラグが「未」であるページのバックアップを実行した後に、そのフラグを「未」から「済」に書き換える。
もう片方の処理部は、バックアップをしようとするページに対応するフラグが「済」であるときには、そのページのバックアップを省略する。
これにより、片方の書き出し処理が実行された後に、もう片方の書き出し処理を重複して実行してしまう(二重バックアップ)ことを抑制できる。
図3は、DBアクセス履歴53の一例を示す構成図である。DBアクセス履歴53は、バッチ処理IDと、ページIDと、更新時刻と、を対応づけて管理する。
DBアクセス処理部25は、バッチ処理に伴い、インメモリデータベース31へのデータ更新を実行すると、そのバッチ処理のバッチ処理IDと、データ更新の対象となるページIDと、そのデータ更新の更新時刻と、を対応づけてDBアクセス履歴53に書き込む。
図4は、バックアップ処理部26が作成する、バックアップ計画データの一例を示す構成図である。
バックアップ計画データは、バックアップの対象ページごとに、そのページIDと、そのページについての書き出し処理を行う予定の書き出し時刻と、を対応づけて構成される。
バックアップ処理部26は、このバックアップ計画データに従ったタイミングで、各ページの通常書き出し処理を実行してもよいし、ページの書き出し時刻が早い順番に、順次ページを書き出してもよい。バックアップ計画データは、バックアップ処理部26が作成してもよいし、端末70などからあらかじめ入力されたデータとして構成してもよい。
なお、バックアップ計画データは、データベース管理装置1の処理負荷が時間経過によらず略均等になることが、望ましい。もし、特定の時間帯に大量のページのバックアップを実行すると、そのバックアップの処理負荷がDBアクセス処理部25のデータアクセス処理を圧迫してしまい、トランザクションを処理するユーザに影響が及ぶためである。
また、DBアクセス処理部25の「臨時書き出し」の頻度が高くなると、トランザクションもしくはバッチの処理時間に影響を及ぼす。
そこで、バックアップ処理部26は、例えば、以下に示す2種類の作成方法のいずれかを実行することにより、過去のDBアクセス履歴53から現在および将来のデータアクセスを高精度で予測し、負荷分散効果の高いバックアップ計画データを作成する。
1種類目の作成方法は、DBアクセス履歴53から抽出したページの更新順序をもとに、バックアップ計画データを作成する方法である。
例えば、図3のDBアクセス履歴53を参照すると、バッチ処理ID「b1」の履歴は、その更新時刻が早い順に、ページID「p1」→「p2」→「p4」→「p3」となっている。そこで、図4のバックアップ計画データに示すように、バックアップ対象のページについて、同じ順序である「p1」→「p2」→「p4」→「p3」とする。ここで、図10で後記するように、時刻「t2」,「t3」,「t4」の順に遅い(より将来の)時刻を示す。
これにより、過去に書き出し時刻の早かったページ「p1」は、将来のバックアップ処理においても優先的に実行され、過去に書き出し時刻の遅かったページ「p3」は、将来のバックアップ処理においても後回しにされる。
2種類目の作成方法は、DBアクセス履歴53から抽出したページの更新順序の平均順序をもとに、バックアップ計画データを作成する方法である。例えば、ページ「p1」から「p4」について、DBアクセス履歴53から抽出した更新順序の平均順序が以下の通りであるとする。なお、1位とは、4つのページの中で一番早い(古い)時刻にバックアップ処理がなされたことを意味する。
ページ「p1」:1.2位
ページ「p2」:2.5位
ページ「p3」:2.9位
ページ「p4」:3.7位
バックアップ処理部26は、この平均順序をもとに、平均順序がよい(値が低い)順に、ページID「p1」→「p2」→「p3」→「p4」の順序となるバックアップ計画データを作成する。
以上説明した2種類の作成方法により、各ページについて、「臨時書き出し」よりもバックアップ計画データに従った「通常書き出し」が実行される可能性が高くなる。
よって、DBアクセス処理部25は、「臨時書き出し」の頻度が低下することで、現在実行しているトランザクションの処理に多くの処理能力を割り当てることができる。
図5は、データベース管理システムが実行するバックアップ処理の概要を示す説明図である。以下、図5が示すバックアップ処理について、適宜図6〜図9を参照しつつ、説明する。なお、図5の説明図は、横軸を時間軸とするガントチャート形式で記述しており、図5の縦方向には、端末70およびDBアクセス処理部25が実行するバッチ処理b1,b2を実線矢印で、バックアップ処理部26が実行するバックアップ処理bk1,bk2を点線矢印で、それぞれ示している。
バックアップ処理bk1は、バッチ処理b1の終了時点(時刻t1)でのインメモリデータベース31のデータを、バックアップデータ82に書き出す処理である。
バックアップ処理bk2は、バッチ処理b2の終了時点(時刻t6)でのインメモリデータベース31のデータを、バックアップデータ82に書き出す処理である。
なお、バックアップ処理部26は、バックアップ処理bk1,bk2をそれぞれ実行する前に、バックアップ処理中フラグ29を「処理中」にするとともに、その実行後に、バックアップ処理中フラグ29を「未処理」にする。
時刻t0において、端末70はバッチ処理b1を開始し、DBアクセス処理部25はインメモリデータベース31のページを読み書きする。ここで、インメモリデータベース31は、インメモリ化済みとする。
時刻t1において、端末70はバッチ処理b1が終了する。そのとき、端末70およびDBアクセス処理部25は、次のバッチ処理b2を開始するとともに、バックアップ処理部26は、時刻t1の時点でのインメモリデータベース31のページ(p1〜p4)を、バックアップデータ82に書き出すための、バックアップ計画データ(図4参照)を作成する。
バックアップ計画データは、例えば、バックアップ対象ページ(p1、p2、p3、p4)をバッチ処理b1によって早く更新される順番(p1→p2→p3→p4)に並べ替えたデータである。
図6に示すように、バックアップ処理実行前の時刻t1の時点では、インメモリデータベース31のデータは、バックアップデータ82に書き出されていない。バックアップ処理部26は、バックアップ対象ページに対応するバックアップ管理テーブル30の「フラグ」を、「未」に初期化する。
図7に示すように、時刻t2において、バックアップ処理部26は、バックアップ処理bk1の過程で、バックアップ計画データで指定されたページp1,p2の書き出し時刻になったので、ページp1、ページp2の順番にインメモリデータベース31からページp1,p2のデータを読み出し、その読み出したデータをバックアップデータ82に書き出す(通常書き出し)。バックアップ処理部26は、この書き出し処理に伴い、バックアップ管理テーブル30の該当ページ(p1,p2)のフラグを「済」に変更する。
図8に示すように、時刻t3において、DBアクセス処理部25は、バッチ処理b2の実行中に、まだバックアップされていないページp4へのデータ更新処理が端末70から要求されたとする。
DBアクセス処理部25は、更新前のページp4のデータ「35」をバックアップ処理部26に代行してバックアップデータ82に書き出す(臨時書き出し)とともに、更新後のデータ「50」をインメモリデータベース31に書き込む。この臨時書き出しに伴い、DBアクセス処理部25は、バックアップ管理テーブル30のページp4のグラフを「済」に書き換える。
図9に示すように、時刻t4において、バックアップ処理部26は、バックアップ処理bk1の過程で、バックアップ計画データで指定されたページp3の書き出し時刻になったので、ページp1、p2と同様に、バックアップデータ82への通常書き出しを実行するとともに、バックアップ管理テーブル30のフラグを更新する。
その後、時刻t5において、バックアップ処理部26は、バックアップ処理bk1の過程で、バックアップ計画データで指定されたページp4の書き出し時刻になったものの、ページp4は、既に時刻t3で臨時書き出しが実行されたため、ページp4のバックアップ処理を省略して、バックアップ処理bk1を完了する。なお、バックアップ処理部26は、バックアップ管理テーブル30のページp4に対応するフラグが「済」であることにより、ページp4のバックアップ処理の省略を決定する。
以上説明したバックアップ処理bk1により、時刻t1時点でのインメモリデータベース31のデータ内容(図6参照)と、時刻t4時点でのバックアップデータ82のデータ内容(図9参照)とが、同一化される。
以上、インメモリデータベース31からバックアップデータ82へのバックアップ処理について、説明した。次に、回復処理部27が実行する、バッチ処理に障害が発生したときの、バックアップデータ82からインメモリデータベース31へのデータ回復(データ書き戻し)処理について、2つのケースを順に説明する。
第1のケースは、図10〜図12が示す、バックアップ処理bk1の完了前に障害が発生したケースである。
第2のケースは、図13〜図15が示す、バックアップ処理bk1の完了後に障害が発生したケースである。
図10は、第1のケースにおけるデータ回復処理の概要を示す説明図である。この説明図は、図5と同様に、横軸を時間軸とするガントチャート形式で記述される。
時刻t0〜t3の時間帯での処理は、図5と同じである。つまり、バックアップ処理部26は、バックアップ計画データ(図4参照)に従って、ページp1,p2の通常書き出しを実行する。そして、DBアクセス処理部25は、ページp4の更新に伴い、ページp4の臨時書き出しを実行する。
時刻t11において、バッチ処理b2およびバックアップ処理bk1が並列に実行されているときに、バッチ処理b2に障害が発生してしまう。バックアップ処理部26は、DBアクセス処理部25から障害発生の通知を受け、バックアップ処理bk1を停止し、インメモリデータベース31の回復処理r1を行う。
図11に示すように、時刻t11においては、バックアップデータ82は、ページp1,p2,p4のデータを記憶している。バックアップ処理部26は、バックアップ管理テーブル30のフラグを参照し、「済」になっているページp1,p2,p4のデータを、回復対象のページとして特定する。
図12に示すように、バックアップ処理部26は、回復対象のページp1,p2,p4のデータを、バックアップデータ82から読み出して、インメモリデータベース31に書き戻す。
これにより、インメモリデータベース31のデータ内容は、時刻t1の時点へと回復する。図10に戻って、回復処理r1を終えた後、端末70およびDBアクセス処理部25は、バッチ処理b2を再開し、バックアップ処理部26は、バックアップ処理bk1を再開する。
図13は、第2のケースにおけるデータ回復処理の概要を示す説明図である。
時刻t0〜t5の時間帯での処理は、図5と同じである。つまり、バックアップ処理部26は、バックアップ計画データ(図4参照)に従って、ページp1,p2,p3の通常書き出しを実行する。そして、DBアクセス処理部25は、ページp4の更新に伴い、ページp4の臨時書き出しを実行する。さらに、バックアップ処理部26は、ページp1〜p4のバックアップが完了したので、バックアップ処理bk1を終了する。
図14に示すように、時刻t21で、バッチ処理b2に障害が発生した場合、端末70およびDBアクセス処理部25は、そのバッチ処理b2を停止した後、バックアップ処理部26に対して、インメモリデータベース31の回復処理r1を依頼する。
図15に示すように、時刻t22において、バックアップ処理部26は、時刻t1の時点のバックアップデータ82を、インメモリデータベース31へと書き戻す。図12と比較すると、バックアップ管理テーブル30のフラグが全て「済」になっている点が異なる。
図16は、バックアップ処理部26が実行する、通常書き出しによるバックアップ処理を示すフローチャートである。
このフローチャートは、バックアップ対象ページが書き出し時刻になるたび、もしくはページを書き出す順番になるたびに、バックアップ対象ページごとに実行される。
S101において、バックアップ処理部26は、バックアップ管理テーブル30を参照して、バックアップ対象ページがバックアップ「済」であるときには(S101,Yes)、バックアップ処理を省略して、処理を終了する。
S102において、バックアップ処理部26は、バックアップ「未」である(S101,No)ときには、バックアップ対象ページのデータ内容を、インメモリデータベース31から読み取り、バックアップデータ82として書き出す。
図17は、DBアクセス処理部25が実行する、臨時書き出しによるバックアップ処理を示すフローチャートである。このフローチャートは、DBアクセス処理部25がバッチ処理に伴うデータアクセスにより、バックアップ対象ページの内容をバックアップの対象時刻のデータ内容から更新するときに、バックアップ対象ページごとに実行される。
S201において、DBアクセス処理部25は、バックアップ処理中フラグ29を参照して、バックアップ処理部26による通常書き出し処理が「処理中」のときには(S201,Yes)処理をS202へ進め、「未処理」のときには(S201,No)処理をS204へ進める。
S202において、DBアクセス処理部25は、バックアップ管理テーブル30を参照して、バックアップ対象ページがバックアップ「済」であるときには(S202,Yes)、バックアップ処理を省略して、処理をS204に進める。
S203において、DBアクセス処理部25は、バックアップ「未」である(S202,No)ときには、バックアップ対象ページの更新前のデータ内容を、インメモリデータベース31から読み取り、バックアップデータ82として書き出す。
S204において、DBアクセス処理部25は、バックアップ対象ページの更新後のデータ内容を、インメモリデータベース31に書き出す。
S205において、データベース管理装置1のプロセッサ10は、S204のデータ更新処理の要求元がバッチ処理を実行する端末70か否かを判定する。判定条件を満たすとき(S205,Yes)にはS206へ進み、満たさないとき(S205,No)には処理を終了する。
S206において、DBアクセス処理部25は、バッチ処理に伴い、S204でのインメモリデータベース31へのデータ更新内容について、そのバッチ処理のバッチ処理IDと、データ更新の対象となるページIDと、そのデータ更新の更新時刻と、を対応づけてDBアクセス履歴53に書き込む。
以上により、本実施形態によれば、バックアップ処理と、バッチ処理とを並列に実行することによって、バッチ処理および運用業務の総所要時間を短縮することができる。
なお、バックアップ処理と、バッチ処理とを単に組み合わせて並列化しただけでは、データの上書き問題が発生してしまう。
そこで、本実施形態では、データの上書きが発生する状況下では、臨時書き出しを実行することにより、バックアップ対象ページの上書きによる消去を回避する。
さらに、本実施形態では、DBアクセス履歴53から抽出したデータアクセスの履歴内容をもとに、高精度なバックアップ計画データを作成することにより、バッチ処理に影響を与える臨時書き出しの実行頻度を低減させることができる。
本発明の一実施形態に関するデータベース管理システムの構成を示す構成図である。 本発明の一実施形態に関するデータベースなどのデータ内容の一例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に関するDBアクセス履歴の一例を示す構成図である。 本発明の一実施形態に関するバックアップ処理部が作成する、バックアップ計画データの一例を示す構成図である。 本発明の一実施形態に関するデータベース管理システムが実行するバックアップ処理の概要を示す説明図である。 本発明の一実施形態に関する図5における所定時点でのデータ内容を示す説明図である。 本発明の一実施形態に関する図5における所定時点でのデータ内容を示す説明図である。 本発明の一実施形態に関する図5における所定時点でのデータ内容を示す説明図である。 本発明の一実施形態に関する図5における所定時点でのデータ内容を示す説明図である。 本発明の一実施形態に関する第1のケースにおけるデータ回復処理の概要を示す説明図である。 本発明の一実施形態に関する図10における所定時点でのデータ内容を示す説明図である。 本発明の一実施形態に関する図10における所定時点でのデータ内容を示す説明図である。 本発明の一実施形態に関する第2のケースにおけるデータ回復処理の概要を示す説明図である。 本発明の一実施形態に関する図13における所定時点でのデータ内容を示す説明図である。 本発明の一実施形態に関する図13における所定時点でのデータ内容を示す説明図である。 本発明の一実施形態に関するバックアップ処理部が実行する、通常書き出しによるバックアップ処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に関するDBアクセス処理部が実行する、臨時書き出しによるバックアップ処理を示すフローチャートである。 各バッチ処理に対するバックアップ処理を示す説明図である。 バッチ処理時間を短縮する方法を示す説明図である。 インメモリ化によるバックアップ処理を示す説明図である。
符号の説明
1 データベース管理装置
10 プロセッサ
20 メモリ
21 DBアクセス要求受付部
22 バックアップ要求受付部
23 回復要求受付部
24 インメモリ要求受付部
25 DBアクセス処理部
26 バックアップ処理部
27 回復処理部
28 インメモリ処理部
29 バックアップ処理中フラグ
30 バックアップ管理テーブル
31 インメモリデータベース
50 ストレージ装置
51 記憶装置
52 データベース
53 DBアクセス履歴
60 ネットワーク
70 端末
80 バックアップ装置
81 記憶装置
82 バックアップデータ

Claims (9)

  1. データベースに格納されたデータを管理するデータベース管理装置によるデータベース管理方法であって、
    前記データベース管理装置は、データアクセス処理部と、バックアップ処理部と、を有し、
    前記バックアップ処理部は、
    記憶装置に格納される前記データベースの所定時刻におけるデータを、前記所定時刻後のうちのバックアップ計画データに従ったタイミングで前記データベースからバックアップデータとして書き出すこととし、そのバックアップ計画データは、前記データベースへのデータアクセスのうちの最終のバッチ処理に伴って発生したデータアクセスを除く既に作成されたデータアクセス履歴に格納されている過去のデータごとの実行時刻を参照し、実行時刻が先であるデータほど、先に前記バックアップデータとして書き出すタイミングを規定するデータであり、
    前記データアクセス処理部は、
    前記データベースへのデータアクセス要求に応じて、前記データベースへのデータアクセスを実行し、そのデータアクセス対象のデータのIDと、そのデータアクセスの実行時刻と、を対応づけて前記データアクセス履歴として作成して記憶装置に格納し、
    前記所定時刻後のデータアクセス要求において、前記バックアップデータとして書き出されていないデータに対する更新要求が発生したときには、前記所定時刻におけるデータを前記データベースから前記バックアップデータとして書き出した後、前記更新要求に従って、前記データベースのデータを更新し、
    前記データベース管理装置は、前記バックアップ処理部の処理と、前記データアクセス処理部の処理とを、並行に処理することを特徴とする
    データベース管理方法。
  2. データベースに格納されたデータを管理するデータベース管理装置によるデータベース管理方法であって、
    前記データベース管理装置は、データアクセス処理部と、バックアップ処理部と、を有し、
    前記バックアップ処理部は、
    記憶装置に格納される前記データベースの所定時刻におけるデータを、前記所定時刻後のうちのバックアップ計画データに従ったタイミングで前記データベースからバックアップデータとして書き出すこととし、そのバックアップ計画データは、前記データベースへのデータアクセスのうちの最終のバッチ処理に伴って発生したデータアクセスを除く既に作成されたデータアクセス履歴に格納されている過去のデータごとの実行時刻を参照し、そのデータ間の実行時刻の平均順序を計算し、その平均順序が先であるデータほど、先に前記バックアップデータとして書き出すタイミングを規定するデータであり、
    前記データアクセス処理部は、
    前記データベースへのデータアクセス要求に応じて、前記データベースへのデータアクセスを実行し、そのデータアクセス対象のデータのIDと、そのデータアクセスの実行時刻と、を対応づけて前記データアクセス履歴として作成して記憶装置に格納し、
    前記所定時刻後のデータアクセス要求において、前記バックアップデータとして書き出されていないデータに対する更新要求が発生したときには、前記所定時刻におけるデータを前記データベースから前記バックアップデータとして書き出した後、前記更新要求に従って、前記データベースのデータを更新し、
    前記データベース管理装置は、前記バックアップ処理部の処理と、前記データアクセス処理部の処理とを、並行に処理することを特徴とする
    データベース管理方法。
  3. 前記データベース管理装置は、
    データアクセスの対象となる前記データベースを、前記データベース管理装置内のメモリに配置するインメモリデータベースとし、
    前記バックアップデータとして書き出す先の記憶装置を、前記データベース管理装置からアクセス可能な記憶装置とすることを特徴とする
    請求項1または請求項2に記載のデータベース管理方法。
  4. 前記データベース管理装置は、前記データベースのデータ毎にバックアップ済か否かを示すバックアップ管理データを記憶装置に格納し、
    前記バックアップ処理部および前記データアクセス処理部は、それぞれ
    前記バックアップデータとして書き出したデータについて、前記バックアップ管理データの該当データをバックアップ済とし、
    前記バックアップデータとして所定データを書き出す前に、前記バックアップ管理データの前記所定データがバックアップ済か否かを参照し、バックアップ済であるときには、前記所定データを書き出す処理を省略することを特徴とする
    請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のデータベース管理方法。
  5. 前記バックアップ処理部および前記データアクセス処理部のうち、バックアップを実行する一方の処理部は、前記バックアップデータとして前記所定データを書き出す前に、他方の処理部がデータ書き出し処理を実行しているか否かを参照し、
    前記他方の処理部によるデータ書き出し処理が実行中であるときには、前記一方の処理部はその実行が終わるまで、一時的に待機することを特徴とする
    請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のデータベース管理方法。
  6. 前記データベース管理装置は、さらに、回復処理部を有し、
    前記回復処理部は、前記所定時刻後に前記データベースへのデータ回復要求を受けると、前記バックアップ処理部および前記データアクセス処理部によってそれぞれ書き出された前記所定時刻時点での前記バックアップデータを、前記データベースへと書き戻すことを特徴とする
    請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載のデータベース管理方法。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載のデータベース管理方法を、コンピュータである前記データベース管理装置に実行させるためのデータベース管理プログラム。
  8. データベースに格納されたデータを管理するデータベース管理装置であって、
    前記データベース管理装置は、データアクセス処理部と、バックアップ処理部と、を有し、
    前記バックアップ処理部は、
    記憶装置に格納される前記データベースの所定時刻におけるデータを、前記所定時刻後のうちのバックアップ計画データに従ったタイミングで前記データベースからバックアップデータとして書き出すこととし、そのバックアップ計画データは、前記データベースへのデータアクセスのうちの最終のバッチ処理に伴って発生したデータアクセスを除く既に作成されたデータアクセス履歴に格納されている過去のデータごとの実行時刻を参照し、実行時刻が先であるデータほど、先に前記バックアップデータとして書き出すタイミングを規定するデータであり、
    前記データアクセス処理部は、
    前記データベースへのデータアクセス要求に応じて、前記データベースへのデータアクセスを実行し、そのデータアクセス対象のデータのIDと、そのデータアクセスの実行時刻と、を対応づけて前記データアクセス履歴として作成して記憶装置に格納し、
    前記所定時刻後のデータアクセス要求において、前記バックアップデータとして書き出されていないデータに対する更新要求が発生したときには、前記所定時刻におけるデータを前記データベースから前記バックアップデータとして書き出した後、前記更新要求に従って、前記データベースのデータを更新し、
    前記データベース管理装置は、前記バックアップ処理部の処理と、前記データアクセス処理部の処理とを、並行に処理することを特徴とする
    データベース管理装置。
  9. データベースに格納されたデータを管理するデータベース管理装置であって、
    前記データベース管理装置は、データアクセス処理部と、バックアップ処理部と、を有し、
    前記バックアップ処理部は、
    記憶装置に格納される前記データベースの所定時刻におけるデータを、前記所定時刻後のうちのバックアップ計画データに従ったタイミングで前記データベースからバックアップデータとして書き出すこととし、そのバックアップ計画データは、前記データベースへのデータアクセスのうちの最終のバッチ処理に伴って発生したデータアクセスを除く既に作成されたデータアクセス履歴に格納されている過去のデータごとの実行時刻を参照し、そのデータ間の実行時刻の平均順序を計算し、その平均順序が先であるデータほど、先に前記バックアップデータとして書き出すタイミングを規定するデータであり、
    前記データアクセス処理部は、
    前記データベースへのデータアクセス要求に応じて、前記データベースへのデータアクセスを実行し、そのデータアクセス対象のデータのIDと、そのデータアクセスの実行時刻と、を対応づけて前記データアクセス履歴として作成して記憶装置に格納し、
    前記所定時刻後のデータアクセス要求において、前記バックアップデータとして書き出されていないデータに対する更新要求が発生したときには、前記所定時刻におけるデータを前記データベースから前記バックアップデータとして書き出した後、前記更新要求に従って、前記データベースのデータを更新し、
    前記データベース管理装置は、前記バックアップ処理部の処理と、前記データアクセス処理部の処理とを、並行に処理することを特徴とする
    データベース管理装置。
JP2008307284A 2008-12-02 2008-12-02 データベース管理方法、データベース管理プログラム、および、データベース管理装置 Expired - Fee Related JP4764472B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008307284A JP4764472B2 (ja) 2008-12-02 2008-12-02 データベース管理方法、データベース管理プログラム、および、データベース管理装置
US12/485,565 US20100138391A1 (en) 2008-12-02 2009-06-16 Management method, management program and management apparatus of database

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008307284A JP4764472B2 (ja) 2008-12-02 2008-12-02 データベース管理方法、データベース管理プログラム、および、データベース管理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010134522A JP2010134522A (ja) 2010-06-17
JP4764472B2 true JP4764472B2 (ja) 2011-09-07

Family

ID=42223719

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008307284A Expired - Fee Related JP4764472B2 (ja) 2008-12-02 2008-12-02 データベース管理方法、データベース管理プログラム、および、データベース管理装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20100138391A1 (ja)
JP (1) JP4764472B2 (ja)

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7343356B2 (en) 2004-04-30 2008-03-11 Commvault Systems, Inc. Systems and methods for storage modeling and costing
US20110010518A1 (en) 2005-12-19 2011-01-13 Srinivas Kavuri Systems and Methods for Migrating Components in a Hierarchical Storage Network
US8566287B2 (en) * 2010-01-29 2013-10-22 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Method and apparatus for scheduling data backups
US8825603B2 (en) * 2010-05-19 2014-09-02 International Business Machines Corporation Ordering volumes and tracks for data transfer based on usage characteristics
US20120117258A1 (en) * 2010-11-09 2012-05-10 Cbs Interactive Inc. Techniques to deploy and undeploy content to and from web servers
US8572339B2 (en) 2010-11-19 2013-10-29 International Business Machines Corporation Variable data preservation prewrite
JP2012168904A (ja) * 2011-02-17 2012-09-06 Fujitsu Ltd 記憶制御装置、記憶制御プログラムおよび記憶制御方法
US8914663B2 (en) 2012-03-28 2014-12-16 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Rescheduling failed backup jobs
GB2505185A (en) 2012-08-21 2014-02-26 Ibm Creating a backup image of a first memory space in a second memory space.
US10379988B2 (en) * 2012-12-21 2019-08-13 Commvault Systems, Inc. Systems and methods for performance monitoring
WO2014136172A1 (ja) * 2013-03-04 2014-09-12 株式会社東芝 データベース装置、プログラムおよびデータ処理方法
US10956299B2 (en) 2015-02-27 2021-03-23 Commvault Systems, Inc. Diagnosing errors in data storage and archiving in a cloud or networking environment
US10275320B2 (en) 2015-06-26 2019-04-30 Commvault Systems, Inc. Incrementally accumulating in-process performance data and hierarchical reporting thereof for a data stream in a secondary copy operation
US10496630B2 (en) * 2015-10-01 2019-12-03 Microsoft Technology Licensing, Llc Read-write protocol for append-only distributed databases
US10248494B2 (en) 2015-10-29 2019-04-02 Commvault Systems, Inc. Monitoring, diagnosing, and repairing a management database in a data storage management system
WO2018061158A1 (ja) * 2016-09-29 2018-04-05 株式会社日立製作所 計算機システムおよび計算機システム制御方法
US11032350B2 (en) 2017-03-15 2021-06-08 Commvault Systems, Inc. Remote commands framework to control clients
US10831591B2 (en) 2018-01-11 2020-11-10 Commvault Systems, Inc. Remedial action based on maintaining process awareness in data storage management
US20200192572A1 (en) 2018-12-14 2020-06-18 Commvault Systems, Inc. Disk usage growth prediction system

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08194638A (ja) * 1995-01-19 1996-07-30 Fujitsu Ltd 指定時刻のデータベースバックアップ方法及びデータベースバックアップ装置
US6910106B2 (en) * 2002-10-04 2005-06-21 Microsoft Corporation Methods and mechanisms for proactive memory management
US7412460B2 (en) * 2003-06-19 2008-08-12 International Business Machines Corporation DBMS backup without suspending updates and corresponding recovery using separately stored log and data files
JP4483342B2 (ja) * 2004-02-27 2010-06-16 株式会社日立製作所 システム復旧方法
JP3909062B2 (ja) * 2004-03-25 2007-04-25 株式会社日立製作所 Nasの制御装置及びバックアップ方法並びにプログラム
JP2006139696A (ja) * 2004-11-15 2006-06-01 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> データ復元方法、及びデータ復元プログラム
JP2007066154A (ja) * 2005-09-01 2007-03-15 Hitachi Ltd データをコピーして複数の記憶装置に格納するストレージシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010134522A (ja) 2010-06-17
US20100138391A1 (en) 2010-06-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4764472B2 (ja) データベース管理方法、データベース管理プログラム、および、データベース管理装置
US7898679B2 (en) Method and system for scheduling jobs in a computer system
US8832029B2 (en) Incremental virtual machine backup supporting migration
CN100590583C (zh) 写入和读取应用数据的方法和系统
CN110806933B (zh) 一种批量任务处理方法、装置、设备和存储介质
US7778985B2 (en) System and method for suspending transactions being executed on databases
JP2005301497A (ja) ストレージ管理装置、リストア方法及びそのプログラム
CN105574141B (zh) 一种对数据库进行数据迁移的方法和装置
CN110597663A (zh) 一种事务处理方法及装置
CN103198088A (zh) 基于阴影分页的日志段目录
JP5619179B2 (ja) 計算機システム、ジョブ実行管理方法、及びプログラム
CN110609807B (zh) 用于删除快照数据的方法、设备和计算机可读存储介质
CN110990363A (zh) 一种分布式数据库多线程协同事务日志回放方法、系统
CN102576294B (zh) 含有多个存储装置的存储系统和方法
US11893041B2 (en) Data synchronization between a source database system and target database system
JP2015502605A (ja) ストレージシステムおよびデータ管理方法
US20180364942A1 (en) System and method for optimizing multiple packaging operations in a storage system
US20060271929A1 (en) Method and system for providing job forecasting in a computer system
US10409651B2 (en) Incremental workflow execution
JP5222171B2 (ja) データベース管理方法およびデータベース管理システム
JP5341062B2 (ja) データ・ストレージ・システムによって処理されたデータを識別するための方法及びシステム
WO2019008715A1 (ja) データロードプログラム、データロード方法およびデータロード装置
US7613888B2 (en) Maintain owning application information of data for a data storage system
CN114168306B (zh) 调度方法及调度装置
JP5333639B2 (ja) ストレージ装置、ストレージ装置制御方法およびストレージ装置制御プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100827

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100907

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101108

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110118

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110415

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20110419

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20110513

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110607

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110610

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140617

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees