JP2012168904A - 記憶制御装置、記憶制御プログラムおよび記憶制御方法 - Google Patents

記憶制御装置、記憶制御プログラムおよび記憶制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】リストア処理における処理時間の増大を抑制することを目的とする。
【解決手段】コンピュータに、第1のデータ群に対応するデータ群である第2のデータ群を前記第1のデータ群を記憶する記憶装置に格納する処理を指示された場合に、前記記憶装置に記憶された前記第1のデータ群に含まれる各データを順次バックアップする処理と、前記第2のデータ群に含まれる各データを順次前記記憶装置に格納する処理と、を開始し、前記第1のデータ群のうち、前記バックアップする処理が終了したデータについて、バックアップする処理が終了した旨を示す情報を記憶手段に記憶し、前記第2のデータ群に含まれるデータについて前記バックアップする処理が終了した旨を示す情報が前記記憶手段に記憶されていない場合に、前記第2のデータ群に含まれる前記データを前記記憶装置に格納する処理の実行を抑止する、ことを実行させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、記憶されたデータのリストア技術に関する。
システム障害復旧などのためにリストア処理を行なう際に、リストア処理が失敗した場合に備えて、リストア処理を行なう前に対象のシステムのバックアップ処理を行なうことがある。
リストア処理前のバックアップ処理の実行に関する技術として、不揮発メモリの領域を細分化し、細分化された領域についての実データ書込み前に書き込み領域を退避して、その実データ書込みが複数の領域に跨るデータ書き込みである場合に、2つ以上の領域を同時にバックアップする仕組みを用いる技術がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−4011号公報
従来の技術によれば、リストア対象の複数の領域のそれぞれについてリストア処理失敗に備えたバックアップ処理を行なったうえでリストア処理を行なうため、バックアップ処理により処理時間が増大するという問題があった。本発明の一側面において、リストアする際の処理時間の増大を抑制することを目的とする。
1つの態様では、記憶制御プログラムは、コンピュータに、記第1のデータ群に対応するデータ群である第2のデータ群を前記第1のデータ群を記憶する記憶装置に格納する処理を指示された場合に、前記記憶装置に記憶された前記第1のデータ群に含まれる各データを順次バックアップする処理と、前記第2のデータ群に含まれる各データを順次前記記憶装置に格納する処理と、を開始し、前記第1のデータ群のうち、前記バックアップする処理が終了したデータについて、バックアップする処理が終了した旨を示す情報を記憶手段に記憶し、前記第2のデータ群に含まれるデータについて前記バックアップする処理が終了した旨を示す情報が前記記憶手段に記憶されていない場合に、前記第2のデータ群に含まれる前記データを前記記憶装置に格納する処理の実行を抑止する、ことを実行させる。
1つの態様では、記憶制御方法では、コンピュータが、第1のデータ群に対応するデータ群である第2のデータ群を前記第1のデータ群を記憶する記憶装置に格納する処理を指示された場合に、前記記憶装置に記憶された前記第1のデータ群に含まれる各データを順次バックアップする処理と、前記第2のデータ群に含まれる各データを順次前記記憶装置に格納する処理と、を開始し、前記第1のデータ群のうち、前記バックアップする処理が終了したデータについて、バックアップする処理が終了した旨を示す情報を記憶手段に記憶し、前記第2のデータ群に含まれるデータについて前記バックアップする処理が終了した旨を示す情報が前記記憶手段に記憶されていない場合に、前記第2のデータ群に含まれる前記データを前記記憶装置に格納する処理の実行を抑止する、ことを実行する。
1つの態様では、記憶制御装置が、第1のデータ群に対応するデータ群である第2のデータ群を前記第1のデータ群を記憶する記憶装置に格納する処理を指示された場合に、前記記憶装置に記憶された前記第1のデータ群に含まれる各データを順次バックアップする処理と、前記第2のデータ群に含まれる各データを順次前記記憶装置に格納する処理と、を開始する制御手段と、前記第1のデータ群のうち、前記バックアップする処理が終了したデータについて、バックアップする処理が終了した旨を示す情報を記憶する記憶手段と、前記第2のデータ群に含まれるデータについて前記バックアップする処理が終了した旨を示す情報が前記記憶手段に記憶されていない場合に、前記第2のデータ群に含まれる前記データを前記記憶装置に格納する処理の実行を抑止する抑止手段と、を含む。
本発明の一側面によれば、複数の領域についてリストア処理前にバックアップ処理を実行することによる処理時間の増大を抑制する。
図1は、システムの装置配置例を説明する図である。 図2は、コンピュータ1の機能構成図である。 図3は、コンピュータ1のハードウェア構成の説明図である。 図4は、本発明のバックアップ・リストア処理のフローを説明する図である。 図5は、本発明のバックアップ・リストア処理のシーケンス図である。 図6は、本実施形態の管理リストのデータ構造を説明する図である。 図7は、システムの装置配置例を説明する図である。
以下に、適宜図面を参照しつつ、本発明の実施形態を説明する。
[実施形態]
図1は、本実施形態におけるシステムの装置配置例を説明する図である。本システムは、コンピュータ1、コンピュータ2、コンピュータ3およびネットワーク4を含み、コンピュータ1、コンピュータ2およびコンピュータ3はネットワーク4を介して接続されている。
コンピュータ1、コンピュータ2およびコンピュータ3は、それぞれパーソナル・コンピュータやワークステーションなどのコンピュータである。
コンピュータ1は、バックアップ処理・リストア処理を実行するコンピュータであり、コンピュータ3にバックアップされていたリストア対象のデータをコンピュータ2にリストアする処理と、コンピュータ2に記憶されたデータをコンピュータ3内にリストア対象のデータとは別の記憶領域にバックアップする処理と、を実行する。バックアップ処理は、例えば、コンピュータ2に備えられた記憶装置をイメージファイルとしてバックアップする処理や、コンピュータ2に備えられた記憶装置に記憶されたファイルについてファイル毎にバックアップする処理などである。また、リストア処理も同様に、例えば、コンピュータ3に備えられた記憶装置に記憶されたイメージファイルをコンピュータ2にリストアする処理や、コンピュータ3に備えられた記憶装置に記憶されたファイルについてファイル毎にコンピュータ2にバックアップする処理などである。以下において、ファイル単位でバックアップ・リストア処理を行なう態様について説明するが、イメージファイルを分割したデータ単位でのバックアップ・リストア処理も、以下の説明と同様の処理で実施しうる。
ネットワーク4は、例えば、コンピュータ1およびコンピュータ3が同一のネットワークドメインに属し、コンピュータ2がコンピュータ1およびコンピュータ2と異なるネットワークドメインに属するなど、任意の形態で良い。
図2は、コンピュータ1の機能構成図である。コンピュータ1は、指示部11、記憶部12、バックアップ処理部13、リストア処理部14、記憶部15、I/O処理部16および記憶部17を含む。
指示部11は、リストアを実行させる指示を受けると、バックアップ処理とリストア処理とについての指示をバックアップ処理部13とリストア処理部14に対して行なう。指示部11は、記憶部12に記憶されたファイルパスのリストと、リスト内のファイルそれぞれの処理の進行状況とに基づいて、バックアップ処理部13またはリストア処理部14に対して、ファイルパスを指定する。また、それぞれの処理の進行状況を示す情報を取得した場合に、管理リストの更新を行なう。
記憶部12は、コンピュータ2が記憶しているファイルについてのファイルパスのリストを保持している。記憶部12が記憶するファイルパスのリスト(管理リスト)のデータ構造例については、図6を用いて後述する。
例えば、指示部11は、リストア指示を受けると、記憶部12に記憶された管理リストからファイルパスを選択し、そのファイルパスで指定されるファイルのバックアップ処理をバックアップ処理部13に実行させる指示を行なう。さらに、例えば、指示部11は、バックアップ処理が完了したファイルについて、リストア処理を実行させる指示をリストア処理部14に行ない、管理リストからファイルパスをさらに選択し、さらに選択したファイルパスに指定されるファイルのバックアップ処理をバックアップ処理部13に実行させる指示を行なう。
記憶部15は、コンピュータ2のアドレスと、コンピュータ3のアドレス及びバックアップデータの格納先のパスと、コンピュータ3のアドレス及びリストア用データ格納先のパスと、記憶する。
バックアップ処理部13は、指示部11からの指示を受けると、指示部11からの指示に指定されるファイルのパスと、記憶部15に記憶されるコンピュータ2のアドレスと、に基づいて、指定されたファイルのデータを取得する処理と、指定されたファイルの取得が完了した場合には、記憶部15にコンピュータ2のアドレスと関連付けて記憶されたコンピュータ3のアドレス及び格納先のパスに基づいて、取得したファイルをコンピュータ3に格納させる処理を実行させるコマンドを生成する。
リストア処理部14は、指示部11からの指示を受けると、指示部11からの指示に指定されるファイルのパスと、記憶部15に記憶されるコンピュータ3のアドレスおよびリストア用データ格納先パスと、に基づいて指定されたファイルのデータを取得する処理と、指定されたファイルの取得が完了した場合には、記憶部15にコンピュータ3のアドレスおよびリストア用データ格納先パスと関連付けられて記憶されたコンピュータ2のアドレスに基づいて、取得したファイルをコンピュータ2に格納させる処理とを実行させるコマンドを生成する。
I/O処理部16は、バックアップ処理部13およびリストア処理部14が生成したコマンドを実行し、コマンドに基づいて、取得したデータを記憶部17に記憶し、記憶部17に記憶したデータを送信する処理を行なう。また、コマンドに基づく処理が正常に終了した場合には、処理が正常に終了した旨を示す通知を指示部11に通知する。コマンドに基づく処理が正常に終了しなかった場合は、正常に終了しなかった旨を示す通知を指示部11に通知する。
記憶部17は、I/O処理部16の処理によって取得したデータを記憶する。
図3は、コンピュータ1のハードウェア構成の説明図である。コンピュータ1は、プロセッサ111、Read Only Memory(以下、ROM)112、Random Access MEmory(以下、RAM)113、磁気ディスクドライブ114、磁気ディスク115、光ディスクドライブ116、光ディスク117、I/F118、I/F119、ディスプレイ120、I/F121、キーボード122、I/F123、マウス124を含む。
プロセッサ111は、コンピュータ1に含まれる他のハードウェアの制御およびデータの授受を行なう。ROM112は、プロセッサ111の制御によりデータが読み出される読み出し専用のメモリである。RAM113は、プロセッサ111の制御によりデータの読み書きが可能なメモリである。磁気ディスクドライブ114は、プロセッサ111の指示に応じて磁気ディスク115のデータの読み書きの制御を行なう。磁気ディスク115は、磁気によりデータの状態を遷移させる記憶媒体である。光ディスクドライブ116は、プロセッサ111の指示に応じて光ディスク117のデータの読み書きの制御を行なう。光ディスク117は、光によりデータの状態を遷移させる記憶媒体である。I/F118は、プロセッサ111の制御に応じてネットワーク4を介した通信処理を行なうインターフェースである。I/F119は、プロセッサ111の制御に応じて表示装置であるディスプレイ120の表示制御を行なう。ディスプレイ120は、I/F119の制御に応じて画面表示を行なう。I/F121は、キーボード122からの入力信号を制御信号に変換してプロセッサ111に送信する。キーボード122は、複数のキーを有し、キーの押下を検知した場合にキー種に応じた入力信号をI/F121に送信する。I/F123は、マウス124からの入力信号を制御信号に変換し、プロセッサ111に送信する。マウス124は、センサによる移動検知、キーなどの入力検知に応じて、I/F123に検知した入力信号を送信する。
図3には、コンピュータ1を例にハードウェア構成を示したが、コンピュータ2およびコンピュータ3についても同様の構成を有してよい。
また、図2の機能構成図に示される各機能ブロックはそれぞれ、図3に示したハードウェアを用いて実現可能である。例えば、指示部11は、プロセッサ111が、キーボード122やマウス124などの入力装置からI/F121やI/F123などを介して信号を受信し、受信した信号に応じて処理を開始し、ROM112やRAM113などのメモリに保持された管理リストの情報を読み出して、バックアップ処理及びリストア処理の指示を行なうことで実現可能である。例えば、記憶部12は、ROM112やRAM113などのメモリがデータを保持することで実現可能である。
例えば、バックアップ処理部13は、プロセッサ111が、ROM112やRAM113などのメモリに保持されたアドレス、ファイルパス、コマンドリストから情報を読み出し、読み出した情報を所定のアルゴリズムで組み合わせてコマンドを生成することで実現可能である。リストア処理部14もバックアップ処理部13と同様に、プロセッサ111が、ROM112やRAM113などのメモリに保持されたアドレス、ファイルパス、コマンドリストから情報を読み出し、読み出した情報を所定のアルゴリズムで組み合わせてコマンドを生成することで実現可能である。また、例えば、記憶部15は、ROM112やRAM113などのメモリがアドレス、ファイルパス、コマンドリストなどを保持することで実現可能である。
例えば、I/O処理部16は、プロセッサ111が、生成したコマンドに基づいて、コンピュータ2またはコンピュータ3にメッセージを送信させるようにI/F118の制御を行ない、I/F118を介して取得したデータをRAM113などのメモリ、磁気ディスク115や光ディスク117などの記憶媒体に記憶させる制御を行ない、記憶したデータを読み出してコンピュータ2またはコンピュータ3に送信させるようにI/F118の制御を行なうことで実現可能である。また、例えば、記憶部17は、RAM113などのメモリ、磁気ディスク115や光ディスク117などの記憶媒体が、プロセッサ111の制御に応じてデータの読み出しと書込みを行なうことで実現可能である。
図4は、本発明のバックアップ・リストア処理のフローを説明する図である。指示部11は、記憶部12に記憶された管理リストに基づいて、リストア対象のファイルそれぞれのリストア処理を指示する。管理リストについては図6を用いて後述する。管理リストには、リストア対象のファイルそれぞれに番号を付しており、図4においてはn個のファイル(番号1〜nを付されたファイル)についてのリストア処理のフローを説明する。S102〜S107の処理は、主にリストア処理に付随して行なわれるバックアップ処理に関する処理であり、S108〜S113の処理は、主にリストア処理に関する処理である。指示部11は、リストア処理を実行させる旨の指示を受け付けた場合に、バックアップ・リストア処理を開始する(S101)。
指示部11は、1〜nまでの番号を順次指定して、S103〜S106のバックアップ処理を繰り返す(S102、S107)。指示部11は、停止指示が行なわれていないかを確認する(S103)。停止指示は、後で説明するS114で行なわれる指示である。停止指示が行なわれていた場合(S103:NO)は、コンピュータ1はバックアップ・リストア処理を終了する(S116)。停止指示が行なわれていない場合(S103:YES)は、指示部11は、S102で指定された番号のファイルをバックアップ処理が実行されていないファイルを選択し、選択したファイルのファイルパスを取得する(S104)。
バックアップ処理部13は、指示部11が選択したファイルのファイルパスと、記憶部15から読み出したアドレス及びコマンドリストに基づいて、指示部11が選択したファイルについてのバックアップ処理を実行させるコマンドを生成する。さらに、I/O処理部16は、バックアップ処理部13が生成したコマンドを実行して、指示部11が選択したファイルのバックアップ処理を行なう(S105)。S105のバックアップ処理が終了すると、I/O処理部16は、選択したファイルについての処理状況を示す管理リストの情報を、バックアップ処理が完了した状態に更新する(S106)。
指示部11は、1〜nまでの番号を順次指定して、S109〜S112のリストア処理を繰り返す(S108、S113)。指示部11は、記憶部12に記憶された管理リストを参照し、指定された番号のファイルのバックアップ処理が完了しているか否かを判定する(S109)。指定された番号のファイルのバックアップ処理が完了していない場合(S109:NO)は、指定された番号のファイルについてのバックアップ処理が完了するまで、S109の処理を繰り返し行なう。これにより、リストア処理に付随して行なわれるバックアップ処理が行なわれていないファイルについて、リストア処理を行なってしまうことを抑止する。指定された番号のファイルのバックアップ処理が完了している場合(S109:YES)は、S110の処理が行なわれる。
指示部11は、指定された番号のファイルを管理リストから選択する(S110)。リストア処理部14は、指示部11が選択したファイルのファイルパスと、記憶部15から読み出したアドレス及びコマンドリストに基づいて、指示部11が選択したファイルについてのリストア処理を実行させるコマンドを生成する。さらに、I/O処理部16は、リストア処理部14が生成したコマンドを実行して、指示部11が選択したファイルのリストア処理を行なう(S111)。S111のリストア処理が正常に終了したか否かを判定し(S112)、正常に終了した場合(S112:YES)は、I/O処理部16は、指示部11が選択したファイルについての処理状況を示す管理リストの情報を、リストア処理が完了した状態に更新して、S108〜S113を繰り返す(S113)。
リストア処理が正常に終了しなかった場合(S112:NO)は、I/O処理部16は、コマンドに対してエラー返答を行ない、指示部11に停止指示を行なう(S114)。S114を終えると、指示部11は、S102〜S108でバックアップしたファイルを用いてコンピュータ2のファイルを復元する(S115)。S115の処理後、コンピュータ1はバックアップ・リストア処理を終了する(S116)。
図4の処理では、リストア処理が正常に終了されなかったファイルがある場合にリストア処理を停止して、S102〜S107の処理によりバックアップ処理済みのファイルをリストアし、図4のフローに示す処理の開始前の状態に復元している。これは、リストア処理が正常に行なわれたファイルと、正常に行なわれなかったファイルとが混在することが予防される。コンピュータ3に予めバックアップされたファイルと、コンピュータ2に記憶されているファイルとが混在してしまうと、ファイル間でデータを参照する場合などに整合性がとれなくなる恐れがあり、これを防ぐために、S114、S115の処理を行なう。また、ファイル単位でバックアップ・リストア処理を行なうのでなく、イメージファイルを分割したデータ単位でバックアップ・リストア処理を行なった場合については、リストア処理を終了できたデータ単位と、リストア処理を終了できなかったデータ単位とが混在すると、イメージファイルそのものがデータとして成立しなくなる恐れがある。そのため、図4のフローにおいては、これを防ぐために、S114、S115の処理を行なう。
図5は、本発明のバックアップ・リストア処理のシーケンス図であり、指示部11、バックアップ処理部13、リストア処理部14、I/O処理部16、コンピュータ3およびコンピュータ2間でのデータのやり取りを説明する図である。
まず、指示部11がファイル(1)を選択した場合に、ファイル(1)のファイルパスをバックアップ処理部13に通知する。バックアップ処理部13は通知されたファイルパスに基づいてバックアップを実行させるコマンドを生成してI/O処理部16に通知する。I/O処理部16は、通知されたコマンドに応じて、コンピュータ2に、選択されたファイルの取得要求を送信し、コンピュータ2から要求したファイルのデータを受信する。I/O処理部16は、受信したデータを、記憶部に一時記憶し、コンピュータ3に格納する。この一連のバックアップ処理を終了すると、バックアップ終了の通知を指示部11に行ない、管理リストに反映させる。
管理リストにファイル(1)のバックアップ処理が完了した旨が反映されると、指示部11は、ファイル(1)を選択して、ファイル(1)のファイルパスをリストア処理部14に通知する。さらに、指示部11は、ファイル(1)と異なるファイルであるファイル(2)を選択し、ファイル(2)のファイルパスをバックアップ処理部13に通知する。バックアップ処理部13、I/O処理部16コンピュータ3及びコンピュータ2は、通知されたファイルパスに基づいて、ファイル(1)と同様にファイル(2)のバックアップ処理を行なう。
リストア処理部14は、指示部11からファイル(1)のファイルパスを通知されると、通知されたファイルパスに基づいてリストアを実行させるコマンドを生成する。リストア処理部14は、生成したコマンドをI/O処理部16に通知する。I/O処理部16は、通知されたコマンドに応じて、コンピュータ3に予めバックアップされていたファイル(1)のデータ(ファイル(1)´)の取得要求を送信し、コンピュータ3からファイル(1)´のデータを受信する。I/O処理部16は、受信したデータを、記憶部に一時記憶し、さらに、コンピュータ2に格納する。
指示部11は、ファイル(1)のバックアップ完了を確認することによって、ファイル(1)のリストア処理およびファイル(2)のバックアップ処理を開始することができる。ファイル(1)、ファイル(2)についてバックアップ処理を実行した後に、ファイル(1)のリストア処理を行なうよりも、早期にファイル(1)のリストア処理を実行できる。また、例えば、ファイル(1)〜(3)についてバックアップ・リストア処理を実行する場合であって、ファイル(1)のリストアを正常に行なえなかった場合には、ファイル(1)〜(3)のバックアップを完了させてからファイル(1)のリストアを行なうよりも、早期にファイル(1)のリストア失敗を検知でき、ファイル(2)およびファイル(3)についての不要なバックアップ処理を行なうことを抑制できる。
図6は、第1の実施形態の管理リストのデータ構造を説明する図である。管理リストは、コンピュータ2にリストアするファイルのそれぞれについて、ID、ファイルパス、フラグ1、フラグ2およびフラグ3の情報を含んでいる。IDは、リストア対象のファイルそれぞれに付された識別情報である。ファイルパスは、リストア対象のファイルのコンピュータ2内での格納先を示す。フラグ1は、リストア対象のファイルのバックアップ処理が完了したか否かを示す。フラグ2は、リストア対象のファイルのリストア処理が完了したか否かを示す。フラグ1とフラグ2は、図6に示す形式に限らず、バックアップ処理が完了したか否かと、リストア処理が完了したか否かを判別できれば良い。フラグ3は、リストア処理が正常に終了したか否かを示す。フラグ3の情報が正常に終了しなかった旨を示す場合に、指示部11は停止指示が行なわれたと判断する。
本発明は、上述したシステムに限らず様々な装置構成により実施することができる。図7は、システムの装置配置例を説明する図である。コンピュータ1、コンピュータ2およびコンピュータ3は、ストレージ・エリア・ネットワーク(SAN)を介して接続されていても良い。コンピュータ1は、Host Bus Adaptor(以下、HBA)を含むサーバ装置とし、コンピュータ2およびコンピュータ3がChannel Adaptor(以下、CA)を含むストレージ装置とする装置構成としても良い。
また、本発明は、リストア処理以外で、例えばデータ更新処理にも適用可能である。例えば、コンピュータ3にバックアップされていたデータをコンピュータ2にリストアするのみではなく、コンピュータ2に格納されているデータについて、新たに作成されたデータを格納させる処理に適用しても良い。新たに作成されたデータを格納する処理に付随してコンピュータ2に格納されたデータのバックアップ処理を行なうことで、新たに作成されたデータによる不具合に備えることが行なわれる。新たに作成されたデータを格納する処理と、バックアップする処理と、を行なう際に本発明を適用することで、処理時間の増大を抑制することができる。
なお、本実施の形態で説明した記憶制御方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。本記憶制御プログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また、本記憶制御プログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布してもよい。
1 コンピュータ
2 コンピュータ
3 コンピュータ
4 ネットワーク
11 指示部
12 記憶部
13 バックアップ処理部
14 リストア処理部
15 記憶部
16 I/O処理部
17 記憶部

Claims (9)

  1. コンピュータに、
    第1のデータ群に含まれる各データに対応するデータを含むデータ群である第2のデータ群を前記第1のデータ群を記憶する記憶装置に格納する処理を指示された場合に、前記記憶装置に記憶された前記第1のデータ群に含まれる各データを順次バックアップする処理と、前記第2のデータ群に含まれる各データを順次前記記憶装置に格納する処理と、を開始し、
    前記第1のデータ群のうち、前記バックアップする処理が終了したデータについて、バックアップする処理が終了した旨を示す情報を記憶手段に記憶し、
    前記第1のデータ群のうちの前記第2のデータ群に含まれるデータに対応するデータについて、前記バックアップする処理が終了した旨を示す情報が前記記憶手段に記憶されていない場合に、前記第2のデータ群に含まれる前記データを前記記憶装置に格納する処理の実行を抑止する、
    ことを実行させることを特徴とする記憶制御プログラム。
  2. 前記コンピュータに、
    前記格納する処理にエラーが発生した場合に、前記バックアップする処理を停止する
    ことを実行させることを特徴とする請求項1に記載の記憶制御プログラム。
  3. 前記コンピュータに、
    前記格納する処理にエラーが発生した場合に、前記第2のデータ群のうち、前記エラーが発生するまでに格納されたデータのそれぞれに対応する前記第1のデータ群に含まれるデータのそれぞれを、前記記憶手段に格納する処理を行なう、
    ことを実行させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の記憶制御プログラム。
  4. コンピュータが、
    第1のデータ群に含まれる各データに対応するデータを含むデータ群である第2のデータ群を前記第1のデータ群を記憶する記憶装置に格納する処理を指示された場合に、前記記憶装置に記憶された前記第1のデータ群に含まれる各データを順次バックアップする処理と、前記第2のデータ群に含まれる各データを順次前記記憶装置に格納する処理と、を開始し、
    前記第1のデータ群のうち、前記バックアップする処理が終了したデータについて、バックアップする処理が終了した旨を示す情報を記憶手段に記憶し、
    前記第1のデータ群のうちの前記第2のデータ群に含まれるデータに対応するデータについて前記バックアップする処理が終了した旨を示す情報が前記記憶手段に記憶されていない場合に、前記第2のデータ群に含まれる前記データを前記記憶装置に格納する処理の実行を抑止する、
    ことを特徴とする記憶制御方法。
  5. 前記コンピュータが、
    前記格納する処理にエラーが発生した場合に、前記バックアップする処理を停止する
    ことを特徴とする請求項4に記載の記憶制御方法。
  6. 前記コンピュータが、
    前記格納する処理にエラーが発生した場合に、前記第2のデータ群のうち、前記エラーが発生するまでに格納されたデータのそれぞれに対応する前記第1のデータ群に含まれるデータのそれぞれを、前記記憶手段に格納する処理を行なう、
    ことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の記憶制御方法。
  7. 第1のデータ群に含まれる各データに対応するデータを含むデータ群である第2のデータ群を前記第1のデータ群を記憶する記憶装置に格納する処理を指示された場合に、前記記憶装置に記憶された前記第1のデータ群に含まれる各データを順次バックアップする処理と、前記第2のデータ群に含まれる各データを順次前記記憶装置に格納する処理と、を開始する制御手段と、
    前記第1のデータ群のうち、前記バックアップする処理が終了したデータについて、バックアップする処理が終了した旨を示す情報を記憶する記憶手段と、
    前記第1のデータ群のうちの前記第2のデータ群に含まれるデータに対応するデータについて前記バックアップする処理が終了した旨を示す情報が前記記憶手段に記憶されていない場合に、前記第2のデータ群に含まれる前記データを前記記憶装置に格納する処理の実行を抑止する抑止手段と、
    を含むことを特徴とする記憶制御装置。
  8. 前記格納する処理にエラーが発生した場合に、前記バックアップする処理を停止する停止手段、
    をさらに含むことを特徴とする請求項7に記載の記憶制御装置。
  9. 前記格納する処理にエラーが発生した場合に、前記第2のデータ群のうち、前記エラーが発生するまでに格納されたデータのそれぞれに対応する前記第1のデータ群に含まれるデータのそれぞれを、前記記憶手段に格納する処理を行なう格納手段、
    をさらに含むことを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の記憶制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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