JP2009129283A - データ記憶装置、データバックアップ方法およびデータバックアッププログラム - Google Patents

データ記憶装置、データバックアップ方法およびデータバックアッププログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ネットワークに異常がある場合であっても、ネットワークに接続されたバックアップ用装置にバックアップデータを確実に生成する。
【解決手段】データ記録装置10において、処理部12は、データバックアップ装置20に記憶されたバックアップデータを更新する場合に、データバックアップ装置20にデータ送信可能であるか否かを判定し、ここでデータ送信不能であると判定した場合に、更新対象のストライプデータをデータ記憶部16に蓄積し、データバックアップ装置20にデータ送信可能となってから、当該更新対象のストライプデータをデータバックアップ装置20に送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ネットワークを介して接続された他装置にバックアップデータを生成するためのデータ記憶装置、データバックアップ方法およびデータバックアッププログラムに関する。
従来文献(特許文献1)には、NASコントローラとネットワークストレージから成るコンピュータシステムが示されている。このコンピュータシステムでは、NASボリュームのスナップショットおよびリモートコピーにおいてリファーラル情報の一貫性を確保し、NASクライアントが適切なボリュームにアクセスできるようにしている。
特開2007−183913号公報
しかしながら、従来技術に係るコンピュータシステムでは、例えばネットワークに障害が生じている場合やネットワークが混雑している場合などネットワークに異常があるには、一方のコンピュータから他方のコンピュータにデータを送信することができず、他方のコンピュータにバックアップデータを生成することができない、という問題がある。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、ネットワークに異常がある場合であっても、ネットワークに接続されたバックアップ用装置にバックアップデータを確実に生成することが可能なデータ記憶装置、データバックアップ方法およびデータバックアッププログラムを提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明に係るデータ記憶装置は、自らが記憶するデータのバックアップを、ネットワークを介して接続されたデータバックアップ装置に生成するデータ記憶装置であって、バックアップ処理を実行する処理部、自らが記憶するデータをバックアップするためにデータバックアップ装置と共にRAIDを構成するデータ記憶部、およびネットワークを介してデータを送受するためのネットワークインターフェースを備え、処理部は、データバックアップ装置に記憶されたバックアップデータを更新する場合に、データバックアップ装置にデータ送信可能であるか否かを判定し、ここでデータ送信不能であると判定した場合に、更新対象のストライプデータをデータ記憶部に蓄積し、データバックアップ装置にデータ送信可能となってから、当該更新対象のストライプデータをデータバックアップ装置に送信することを特徴とする。
また、本発明に係るデータバックアップ方法は、データ記憶装置に記憶されたデータのバックアップを、データ記憶装置とネットワークを介して接続され、データ記憶装置と共にRAIDを構成するデータバックアップ装置に生成するデータバックアップ方法であって、データバックアップ装置に記憶されたバックアップデータを更新する場合に、データ記憶装置からデータバックアップ装置にデータ送信可能であるか否かを判定し、ここでデータ送信不能であると判定された場合に、更新対象のストライプデータをデータ記憶部に蓄積し、データ記憶装置からデータバックアップ装置にデータ送信可能となってから、当該更新対象のストライプデータをデータバックアップ装置に送信することを特徴とする。
また、本発明に係るデータバックアッププログラムは、データ記憶装置に記憶された複数のストライプデータからなるデータのバックアップを、データ記憶装置とネットワークを介して接続され、データ記憶装置と共にRAIDを構成するデータバックアップ装置に生成するデータバックアッププログラムであって、データバックアップ装置に記憶されたバックアップデータを更新する場合に、データ記憶装置からデータバックアップ装置にデータ送信可能であるか否かを判定し、ここでデータ送信不能であると判定された場合に、更新対象のストライプデータをデータ記憶部に蓄積し、データ記憶装置からデータバックアップ装置にデータ送信可能となってから、当該更新対象のストライプデータをデータバックアップ装置に送信する機能をコンピュータに実現させるデータバックアッププログラムである。
本発明によれば、ネットワークに異常がある場合であっても、ネットワークに接続されたバックアップ用装置にバックアップデータを確実に生成することが可能なデータ記憶装置、データバックアップ方法およびデータバックアッププログラムを提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、説明において、同一要素または同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
図1を参照して、本実施形態に係るネットワークシステム1について説明する。ネットワークシステム1は、2つのコンピュータ装置(PC1,PC2)10,20を含んでおり、2つのコンピュータ装置10,20がネットワーク(LAN)3を介して互いに接続されている。一方のコンピュータ装置10が記憶するデータは、データの消失を回避するために他方のコンピュータ装置20にバックアップされる。すなわち、一方のコンピュータ装置10は、データを記憶するためのデータ記憶装置であり、他方のコンピュータ装置20は、データをバックアップするためのデータバックアップ装置である。
データ記憶装置10は、コンピュータ装置の一般的な構成要素を含んで構成されている。特に、データ記憶装置10は、データバックアップ処理に関連する構成として、ネットワーク3を介してデータを送受するためのネットワークインターフェース11と、データバックアップ処理を含む各種処理を行う処理部12と、記憶媒体としてハードディスクを有するハードディスクドライブである第1データ記憶部(以下、HDDと称する)15と、記憶媒体としてフラッシュメモリを有するソリッドステートドライブである第2データ記憶部(以下、SSDと称する)16と、を備えている。
データバックアップ装置20は、データ記憶装置10と同様に、コンピュータ装置の一般的な構成要素を含んで構成されている。特に、データバックアップ装置20は、データバックアップ処理に関連する構成として、ネットワーク3を介してデータを送受するためのネットワークインターフェース21と、データバックアップ処理を含む各種処理を行う処理部22と、記憶媒体としてハードディスクを有するハードディスクドライブである第1データ記憶部(以下、HDDと称する)25と、記憶媒体としてフラッシュメモリを有するソリッドステートドライブである第2データ記憶部(以下、SSDと称する)26と、を備えている。
データ記憶装置10の構成について、より詳しく説明する。
処理部12は、CPU(Central Processing Unit)およびRAM(RandomAccess Memory)を含み、各種のプログラムを実行する。図2に示されるように、CPUがRAMにプログラムを読み出して実行することにより、アプリケーションソフトウェア12a、ファイルシステム12b、RAIDドライバなどの機能が実現される。
アプリケーションソフトウェア12aは、様々な種類のアプリケーションソフトウェアであり、種類は問わない。但し、本実施形態において、アプリケーションソフトウェア12aは、HDD15に記憶されたファイルデータを更新する処理を行うものである。アプリケーションソフトウェア12aは、HDD15に記憶されたファイルデータを更新する時に、ファイルシステム12bにファイルデータ更新要求を与える。ファイルデータ更新要求には、更新するファイルデータを特定する情報、および、更新後のファイルデータが含まれている。
ファイルシステム12bは、オペレーティングシステムの持つ機能の一つであり、HDD15に記憶されているディレクトリおよびファイルデータを管理する。すなわち、ファイルシステム12bは、HDD15に記憶されているディレクトリおよびファイルデータの作成、移動、削除などを行う。ファイルシステム12bは、アプリケーションソフトウェア12aからファイルデータ更新要求があった時に、RAIDドライバ12cにデータライト要求を与える。データライト要求には、更新するストライプデータを特定するストライプアドレス、および、更新後のストライプデータが含まれている。
RAIDドライバ12cは、RAID(Redundant Arrays ofInexpensive Disks)に従って、HDD15にデータを書き込む。ここで、RAIDとは、複数台のハードディスクを組み合わせて仮想的な1台のハードディスクとして運用する技術であり、ハードディスクの用途に応じて複数種類のRAIDレベル(1〜6)が用意されている。本実施形態では、RAIDドライバ12cは、RAID1に従ってHDD15にデータを書き込む。但し、RAIDドライバ12cは、他のRAIDレベルに従ってHDD15にデータを書き込んでもよい。
RAID1において、RAIDドライバ12cは、図3に示されるように、HDD15に記憶すべきデータを複数のストライプデータ(S1,S2,S3,・・・,SN)に分割し、ストライプデータの各々をデータ記憶装置10のHDD15に書き込むと共に、データバックアップ装置20のHDD25に書き込む。このRAIDドライバ12cの処理により、HDD15に記憶されたストライプデータのバックアップがHDD25に生成される。なお、RAIDドライバ12cは、記憶データを構成するストライプデータの論理アドレスと、HDD15においてストライプデータが記憶された物理アドレスと、HDD25においてストライプデータが記憶された物理アドレスとの対応関係を認識している。
再び図1に戻り、HDD15は、記憶媒体としてハードディスクを有するハードディスクドライブ(磁気記憶装置)であり、データの書き込みおよび消去を自由に行なうこと可能である。HDD15は、大容量のデータ記憶領域を有しており、アプリケーションソフトウェアにより利用される様々なデータを記憶するために利用される。本実施形態では、オペレーティングシステムがウィンドウズ(登録商標)であり、HDD15のデータ記憶領域はCドライブと名付けられている。また、本実施形態では、HDD15のデータ記憶領域の一部は、Cドライブとは別のボリュームとして管理されており、Dドライブと名付けられている。このDドライブは、Cドライブのシャドーコピーを記憶するために用いられる。
SSD16は、記憶媒体として不揮発性のフラッシュメモリを有するソリッドステートドライブ(半導体記憶装置)であり、データの書き込みおよび消去を自由に行なうこと可能な半導体ディスク装置である。SSD16は、HDD15より小容量であるが、データバックアップ処理を実行するために十分な容量のデータ記憶領域を有しており、HDD15およびHDD25へのストライプデータの書き込みを補助するために利用される。SSD16は、フラッシュメモリを記憶媒体としているため、データの書き込みおよび読み出しを、HDD15と比較して迅速に行うことができる。SSD16は、ソリッドステートドライブは、HDD15と同じ接続インターフェース規格を持っており、HDD15と同じように利用することができる。
なお、本実施形態では、データ記憶装置10はデータ記憶部としてHDD15およびSSD16を備えているが、他の実施形態では、データ記憶装置10はHDD15のみを備える構成であったり、SSD16のみを備える構成であってもよい。また、本実施形態では、データバックアップ装置20はデータ記憶部としてHDD25およびSSD26を備えているが、他の実施形態では、データバックアップ装置20はHDD25のみを備える構成であったり、SSD26のみを備える構成であってもよい。
次に、図4および図5を参照して、データ記憶装置10に記憶されたデータのバックアップをデータバックアップ装置20に生成し、さらにデータバックアップ装置20に生成されたバックアップデータを更新するためのデータバックアップ処理の概略について説明する。図4は、データ記憶装置10のデータバックアップ処理の概略を示しており、図5は、データバックアップ装置20のデータバックアップ処理の概略を示している。
1回目のデータバックアップ処理時には、次の処理が行われる。データ記憶装置10は、HDD15のCドライブ15aに記憶されたデータのシャドーコピーであるスナップショットを生成し、Dドライブ15bに書き込む。そして、データ記憶装置10は、HDD15のDドライブ15bに記憶されたスナップショットをネットワーク3を介してデータバックアップ装置20に送信する。データバックアップ装置20は、データ記憶装置10からのスナップショットをネットワーク3を介して受信すると、スナップショットをHDD25のEドライブに書き込む。なお、前述したとおり、HDD15のDドライブ15bとHDD25のEドライブはRAID1を構成しており、スナップショットを分割したストライプデータが記憶されている。
2回目以降のデータバックアップ処理時には、コピーオンライト(COW)技術を利用して、次の処理が行われる。データ記憶装置10は、前回のバックアップデータに対する今回のバックアップデータの変更箇所のストライプデータを生成して、高速処理が可能なSSD16に書き込む。データ記憶装置10は、SSD16に書き込まれたストライプデータをDドライブ15bに上書きすると共に、SSD16に書き込まれたストライプデータをネットワーク3を介してデータバックアップ装置20に送信する。データバックアップ装置20は、データ記憶装置10からのストライプデータをネットワーク3を介して受信すると、ストライプデータを高速処理が可能なSSD26に書き込んでから、SSD26に書き込まれたストライプデータをHDD25のEドライブに上書きする。
図4に示されるように、データ記憶装置10は、コピーオンライトテーブル(以下、COWテーブルと称する)14aをRAM14に保持しており、2回目以降のデータバックアップ処理時にはCOWテーブル14aを利用する。COWテーブル14aには、Dドライブ15bに上書きするストライプデータnの情報が登録されている。すなわち、COWテーブル14aには、更新対象のストライプデータnの論理アドレスと、SSD16における更新対象のストライプデータnの記憶先物理アドレスとが対応付けて登録されている。また、SSD16のストライプデータnがDドライブ15bに上書きされた後には、COWテーブル14aにおいてストライプデータnの論理アドレスに対応してNULLが登録され、ストライプデータnの記憶先物理アドレスは存在しないこととなる。なお、NULLは、物理アドレスの登録の抹消を意味している。
また、図5に示されるように、データバックアップ装置20は、COWテーブル24aをRAM24に保持しており、2回目以降のデータバックアップ処理時にはCOWテーブル24aを利用する。COWテーブル24aには、Eドライブ25に上書きするストライプデータnの情報が登録されている。すなわち、COWテーブル24aには、更新対象のストライプデータnの論理アドレスと、SSD26における更新対象のストライプデータnの記憶先物理アドレスとが対応付けて登録されている。また、SSD26のストライプデータnがEドライブ25に上書きされた後には、COWテーブル24aにおいてストライプデータnの論理アドレスに対応してNULLが登録され、ストライプデータnの記憶先物理アドレスは存在しないこととなる。
次に、図6〜図10のフローチャートを参照して、データ記憶装置10およびデータバックアップ装置20によるデータバックアップ処理について説明する。
図6を参照して、データ記憶装置10のデータライト処理について説明する。このデータライト処理は、2回目以降のデータバックアップ処理時にRAIDドライバ12cにより実行される。
予め設定されたバックアップタイミングとなった場合や、アプリケーションソフトウェア12aからバックアップデータの更新要求があった場合には、RAIDドライバ12cは、バックアップデータの更新を促すデータライト要求を受け取る(S601)。
次に、RAIDドライバ12cは、前回のバックアップデータに対する今回のバックアップデータの変更箇所であるストライプデータのシャドーコピーを生成し、この更新対象のストライプデータのシャドーコピーをSSD16に書き込んで、更新対象のストライプデータのシャドーコピーをローカルのSSD16に一時的に記憶する(S602)。この処理により、更新対象のストライプデータがSSD16に蓄積される。
次に、RAIDドライバ12cは、更新対象のストライプデータをSSD16に記憶したことに応じて、RAM14のCOWテーブル14aを更新する(S603)。すなわち、RAIDドライバ12cは、RAM14のCOWテーブル14aにおいて当該ストライプデータの記憶先物理アドレスを、当該ストライプデータが書き込まれたSSD16の物理アドレスに変更する。
次に、RAIDドライバ12cは、アプリケーションソフトウェア12aまたはファイルシステム12bにデータライト処理が終了した旨を通知して、データライト処理を終了する(S604)。なお、この時点では、実際にはデータライト処理は終了していないが、更新対象のストライプデータのシャドーコピーをSSD16に記憶しているため問題はない。
次に、RAIDドライバ12cは、ネットワーク送信処理要求のイベントを設定する(S605)。このイベント設定は、SSD16に記憶されたストライプデータのネットワーク送信処理の開始条件となっている。このネットワーク送信処理については、図8を参照して後に説明する。
次に、図7を参照して、データ記憶装置10のデータリード処理について説明する。このデータリード処理は、アプリケーションソフトウェア12aがバックアップデータを読み出す場合に、RAIDドライバ12cにより実行される。
アプリケーションソフトウェア12aからバックアップデータの読み出し要求があった場合には、RAIDドライバ12cは、バックアップデータの読み出しを促すデータリード要求を受け取る(S701)。
次に、RAIDドライバ12cは、COWテーブル14aをチェックし、データリードの対象となるストライプデータがデータバックアップ装置20またはSSD16のいずれに記憶されているかを判別する(S702)。ここで、RAIDドライバ12cは、データリードの対象となるストライプデータの記憶先がNULLである場合には、ストライプデータがデータバックアップ装置20に記憶されていることを判別して、ステップ703の処理に進む。一方、RAIDドライバ12cは、データリードの対象となるストライプデータの記憶先がSSD16である場合には、ストライプデータがSSD16に記憶されていることを判別して、ステップ704の処理に進む。
ステップ702からステップ703に進んだ場合には、RAIDドライバ12cは、データバックアップ装置20にデータリード対象のストライプデータの送信要求をネットワーク3を介して送信する。そして、RAIDドライバ12cは、送信要求に応じてデータバックアップ装置20から送信されたストライプデータを受信し、データバックアップ装置20からデータリード対象のストライプデータを読み出す(S703)。
ステップ702からステップ704に進んだ場合には、RAIDドライバ12cは、COWテーブル14aに登録されたSSD16の記憶先物理アドレスからデータリード対象のストライプデータを読み出す(S704)。
次に、図8を参照して、データ記憶装置10のネットワーク送信処理について説明する。このネットワーク送信処理は、データバックアップ装置20のバックアップデータを更新するために、SSD16に記憶されたストライプデータをデータバックアップ装置20にネットワーク3を介して送信する場合に、RAIDドライバ12cにより実行される。
RAIDドライバ12cは、前述したステップ605においてネットワーク送信処理要求のイベント設定があったか否かを判定する(S801)。ここで、ネットワーク送信処理要求のイベント設定があった場合には、ネットワーク送信処理を実行するために、RAIDドライバ12cはステップ802の処理に進む。一方、ネットワーク送信処理要求のイベント設定がない場合には、ネットワーク送信処理を実行する必要がないため、RAIDドライバ12cは処理を終了する。
ステップ801からステップ802に進んだ場合に、RAIDドライバ12cは、ネットワーク3が正常であるか否かを判定する(S802)。ここで、ネットワーク3が正常である場合には、ストライプデータをデータバックアップ装置20に送信することに何ら問題がないため、RAIDドライバ12cはステップ803の処理に進む。一方、ネットワーク3に障害や混雑などの異常がある場合には、ストライプデータをデータバックアップ装置20に送信することができないため、RAIDドライバ12cは処理を終了する。
ステップ802からステップ803に進んだ場合に、RAIDドライバ12cは、COWテーブル14aをチェックし、ストライプデータがSSD16に記憶されているか否かを判定する(S803)。ここで、ストライプデータがSSD16に記憶されている場合には、バックアップすべきストライプデータがSSD16に存在するため、RAIDドライバ12cはステップ804の処理に進む。一方、ストライプデータがSSD16に記憶されていない場合には、バックアップすべきストライプデータがSSD16に存在しないため、RAIDドライバ12cは処理を終了する。
ステップ803からステップ804に進んだ場合に、RAIDドライバ12cは、ネットワーク受信処理要求のイベントを設定するための指令をネットワーク3を介してデータバックアップ装置20へ送信してから、SSD16に記憶されているストライプデータを読み出して、このストライプデータをネットワーク3を介してデータバックアップ装置20へ送信する(S804)。同時に、RAIDドライバ12cは、SSD16に記憶されていたストライプデータをDドライブ15bに上書きする。
次に、RAIDドライバ12cは、データバックアップ装置20へのデータ送信が正常に終了したか否かを判定する(S805)。ここで、データ送信が正常に終了した場合には、RAIDドライバ12cはステップ806の処理に進む。一方、データ送信が正常に終了していない場合には、RAIDドライバ12cは処理を終了する。
ステップ805からステップ806に進んだ場合に、RAIDドライバ12cは、ストライプデータをデータバックアップ装置20へ送信したことに応じて、COWテーブル14aを更新する(S806)。すなわち、RAIDドライバ12cは、COWテーブル14aにおいて上記の送信されたストライプデータに対応する記憶先物理アドレスをNULLに変更する。その後、RAIDドライバ12cは、ネットワーク送信処理要求のイベント設定を取り消し、処理を終了する。
次に、図9を参照して、データバックアップ装置20のネットワーク受信処理について説明する。このネットワーク受信処理は、前述したデータ記憶装置10のネットワーク送信処理に対応して、データバックアップ装置20により実行される。
データバックアップ装置20の処理部22は、前述したステップ804においてネットワーク受信処理要求のイベント設定があったか否かを判定する(S901)。ここで、ネットワーク受信処理要求のイベント設定がある場合には、ネットワーク受信処理を実行するために、データバックアップ装置20の処理部22はステップ902の処理に進む。一方、ネットワーク受信処理要求のイベント設定がない場合には、データバックアップ装置20の処理部22は処理を終了する。
ステップ901からステップ902に進んだ場合には、データバックアップ装置20の処理部22は、データ記憶装置10から送信されてくるストライプデータを受信する(S902)。そして、データバックアップ装置20の処理部22は、データ受信が正常に終了したか否かを判定する(S903)。ここで、データ受信が正常に終了した場合には、データバックアップ装置20の処理部22はステップ904の処理に進む。一方、データ受信が正常に終了していない場合には、データバックアップ装置20の処理部22は処理を終了する。
ステップ903からステップ904に進んだ場合には、データバックアップ装置20の処理部22は、データ記憶装置10から受信したストライプデータをSSD26に迅速に記憶する(S904)。そして、データバックアップ装置20の処理部22は、ストライプデータをSSD26に記憶したことに応じて、RAM24のCOWテーブル24aを更新する(S905)。すなわち、データバックアップ装置20の処理部22は、RAM24のCOWテーブル24aにおいて上記のSSD26に記憶されたストライプデータに対応する記憶先物理アドレスとして、データバックアップ装置20において当該ストライプデータが書き込まれたSSD26の物理アドレスを設定する。
その後、データバックアップ装置20の処理部22は、ネットワーク受信処理要求のイベント設定を取り消してから、データ受信が終了した旨をデータ記憶装置10に通知して、ネットワーク受信処理を終了する(S906)。
次に、図10を参照して、データバックアップ装置20のデータ移動処理について説明する。このデータ移動処理は、前述したネットワーク受信処理の後に、データバックアップ装置20により実行される。
データバックアップ装置20の処理部22は、RAM24のCOWテーブル24aをチェックし、更新対象のストライプデータがSSD26に記憶されているか否かを判定する(S1001)。ここで、更新対象のストライプデータがSSD26に記憶されている場合には、HDD25に移動すべきストライプデータがSSD26に存在するため、データバックアップ装置20の処理部22はステップ1002の処理に進む。一方、更新対象のストライプデータがSSD26に記憶されていない場合には、HDD25に移動すべきストライプデータがSSD26に存在しないため、データバックアップ装置20の処理部22は処理を終了する。
ステップ1001からステップ1002に進んだ場合には、データバックアップ装置20の処理部22は、SSD26から更新対象のストライプデータを読み出し、この更新対象のストライプデータをHDD25に上書きする(S1002)。これにより、バックアップデータが更新される。
次に、データバックアップ装置20の処理部22は、ストライプデータをHDD25に書き込んだことに応じてRAM24のCOWテーブル24aを更新する。すなわち、データバックアップ装置20の処理部22は、RAM24のCOWテーブル24aにおいてストライプデータの記憶先物理アドレスをNULLに変更する。
本実施形態に係るデータ記憶装置10によれば、ネットワーク3に異常があるためデータ記憶装置10からデータバックアップ装置20に更新対象のストライプデータを送信することができない場合には、データ記憶装置10のSSD16に更新対象のストライプデータを一時的に蓄積し、その後にネットワーク3が復旧してから、データ記憶装置10からデータバックアップ装置20に更新対象のストライプデータを送信する。これにより、ネットワーク3に異常が発生した場合でも、データバックアップ装置20のバックアップデータを確実に更新することができる。
なお、本実施形態では、データ記憶装置10は、データバックアップ装置20にデータ送信可能であるか否かに拘らず、更新対象のストライプデータをSSD16に蓄積しており(S602)、これにより、更新対象のストライプデータの送信処理をその他の処理から切り離して、データ記憶装置10の処理の高速化を実現している。但し、他の実施形態では、データバックアップ装置20にデータ送信可能である場合には、更新対象のストライプデータを直ちにデータバックアップ装置20に送信することとし、データバックアップ装置20にデータ送信不能であると判定した場合にのみ、更新対象のストライプデータをSSD16に蓄積してもよい。
次に、図11を参照して、データ記憶装置10においてRAM14にCOWテーブル14aを保持できない異常が発生しした場合などの対処処理について説明する。RAIDドライバ12cは、RAM14にCOWテーブル14aを保持できない異常が発生したことを検出した場合には、RAM14に記憶されているCOWテーブル14aを直ちにSSD16に書き込む。又は、RAIDドライバ12cは、RAM14に記憶されているCOWテーブル14aを更新する度に、RAM14に記憶されているCOWテーブル14aをSSD16に予め書き込んでもよい。ここで、RAM14にCOWテーブル14aを保持できない異常とは、例えば、データ記憶装置10のRAM14に障害が発生した場合や、ネットワークシステム1がダウンした場合などである。このような場合にSSD16にCOWテーブル14aを書き込むことにより、異常を修復した後にバックアップデータを確実に再現することができる。
なお、上述した実施形態において説明したRAIDドライバ12cの処理は、他の実施形態では他のプログラムモジュールにより実施されてもよい。例えば、オペレーティングシステムがウィンドウズ(登録商標)である場合には、いわゆるフィルタドライバにより実施されてもよい。また、オペレーティングシステムがリナックス(登録商標)である場合には、いわゆるブロックディバイスにより実施されてもよい。
データ記憶装置およびデータバックアップ装置を含むネットワークシステムの概略図である。 データ記憶装置の処理部の機能ブロック図である。 データ記憶装置およびデータバックアップ装置のRAID構成を示す図である。 データ記憶装置のデータバックアップ処理を説明するための図である。 データバックアップ装置のデータバックアップ処理を説明するための図である。 データ記憶装置によるデータライト処理のフローチャートである。 データ記憶装置によるデータリード処理のフローチャートである。 データ記憶装置によるネットワーク送信処理のフローチャートである。 データバックアップ装置によるネットワーク受信処理のフローチャートである。 データバックアップ装置によるデータ移動処理のフローチャートである。 異常発生時の対処処理を説明するための図である。
符号の説明
1…ネットワークシステム、3…ネットワーク、10…コンピュータ装置(データ記憶装置)、11…ネットワークインターフェース、12…処理部、12a…アプリケーションソフトウェア、12b…ファイルシステム、12c…RAIDドライバ、13…CPU、14…RAM、14a…コピーオンライトテーブル、15…ハードディスクドライブ、16…ソリッドステートドライブ、20…コンピュータ装置(データバックアップ装置)、21…ネットワークインターフェース、22…処理部、23…CPU、24…RAM、24a…コピーオンライトテーブル、25…ハードディスクドライブ、26…ソリッドステートドライブ。

Claims (11)

  1. 自らが記憶するデータのバックアップを、ネットワークを介して接続されたデータバックアップ装置に生成するデータ記憶装置であって、
    バックアップ処理を実行する処理部、自らが記憶するデータをバックアップするために前記データバックアップ装置と共にRAIDを構成するデータ記憶部、およびネットワークを介してデータを送受するためのネットワークインターフェースを備え、
    前記処理部は、前記データバックアップ装置に記憶されたバックアップデータを更新する場合に、前記データバックアップ装置にデータ送信可能であるか否かを判定し、ここでデータ送信不能であると判定した場合に、更新対象のストライプデータを前記データ記憶部に蓄積し、前記データバックアップ装置にデータ送信可能となってから、当該更新対象のストライプデータを前記データバックアップ装置に送信することを特徴とするデータ記憶装置。
  2. 前記処理部は、更新対象のストライプデータを登録するためのコピーオンライトテーブルを有し、データ送信不能であると判定した場合に、更新対象のストライプデータを前記データ記憶部に蓄積するとともに、更新対象のストライプデータの記憶先アドレスを前記コピーオンライトテーブルに登録することを特徴とする請求項1に記載のデータ記憶装置。
  3. 前記処理部は、前記データバックアップ装置にデータ送信可能となってから、前記コピーオンライトテーブルに登録された記憶先アドレスから更新対象のストライプデータを読み出して、当該更新対象のストライプデータを前記データバックアップ装置に送信することを特徴とする請求項2に記載のデータ記憶装置。
  4. 前記処理部は、更新対象のストライプデータを前記データバックアップ装置に送信した後に、前記コピーオンライトテーブルから更新対象のストライプデータの記憶先アドレスを抹消することを特徴とする請求項3に記載のデータ記憶装置。
  5. 前記処理部は、前記データ記憶装置の異常発生時に、ランダムアクセスメモリに記憶されているコピーオンライトテーブルを不揮発性メモリに書き込むことを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載のデータ記憶装置。
  6. 前記データ記憶部としてハードディスクを用いた磁気記憶装置またはフラッシュメモリを用いた半導体記憶装置の少なくとも一方を備えていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のデータ記憶装置。
  7. 前記データ記憶部として前記半導体記憶装置を備えており、当該半導体記憶装置を更新対象のストライプデータを蓄積するために用いることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のデータ記憶装置。
  8. 前記処理部は、前記データバックアップ装置にデータ送信可能であるか否かに拘らず、更新対象のストライプデータを前記データ記憶部に蓄積し、前記データバックアップ装置にデータ送信可能となってから、当該更新対象のストライプデータを前記データバックアップ装置に送信することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のデータ記憶装置。
  9. 前記処理部は、前記データバックアップ装置にデータ送信不能であると判定した場合にのみ、更新対象のストライプデータを前記データ記憶部に蓄積し、前記データバックアップ装置にデータ送信可能となってから、当該更新対象のストライプデータを前記データバックアップ装置に送信することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のデータ記憶装置。
  10. データ記憶装置に記憶されたデータのバックアップを、前記データ記憶装置とネットワークを介して接続され、前記データ記憶装置と共にRAIDを構成するデータバックアップ装置に生成するデータバックアップ方法であって、
    前記データバックアップ装置に記憶されたバックアップデータを更新する場合に、前記データ記憶装置から前記データバックアップ装置にデータ送信可能であるか否かを判定し、ここでデータ送信不能であると判定された場合に、更新対象のストライプデータを前記データ記憶部に蓄積し、前記データ記憶装置から前記データバックアップ装置にデータ送信可能となってから、当該更新対象のストライプデータを前記データバックアップ装置に送信することを特徴とするデータバックアップ方法。
  11. データ記憶装置に記憶された複数のストライプデータからなるデータのバックアップを、前記データ記憶装置とネットワークを介して接続され、前記データ記憶装置と共にRAIDを構成するデータバックアップ装置に生成するデータバックアッププログラムであって、
    前記データバックアップ装置に記憶されたバックアップデータを更新する場合に、前記データ記憶装置から前記データバックアップ装置にデータ送信可能であるか否かを判定し、ここでデータ送信不能であると判定された場合に、更新対象のストライプデータを前記データ記憶部に蓄積し、前記データ記憶装置から前記データバックアップ装置にデータ送信可能となってから、当該更新対象のストライプデータを前記データバックアップ装置に送信する機能をコンピュータに実現させるデータバックアッププログラム。
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