JP4763490B2 - 遠隔監視システム及び監視装置 - Google Patents

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Description

本発明は、無線LANを利用して複数の監視対象箇所の状態を遠隔監視する遠隔監視システム、及び、このシステムを構成するのに好適な監視装置に関する。
従来より、無線LANのアクセスポイントを監視対象地域に設置すると共に、その地域内の複数箇所に、カメラや炎センサを接続した端末装置を設置し、サーバとなる監視装置がアクセスポイントを介して各端末装置との間で通信を行うことで、監視対象地域内の各箇所の火災の状態を遠隔監視できるようにした遠隔監視システムが知られている(例えば、特許文献1等参照)。
この種の遠隔監視システムにおいては、監視対象箇所に設置した複数の端末装置と監視装置とが無線LANを利用して画像等の監視情報を送受信するため、専用の通信線を配線する必要が無く、容易に構築できる。
特開2001−126171号公報
ところで、上記のように無線LANを利用した遠隔監視システムにおいて、各端末装置をアクセスポイント(換言すれば無線LAN)に接続して、監視装置との間で情報を送受信できるようにするには、各端末装置毎に、無線LAN接続用のIPアドレス(詳しくはプライベートIPアドレス)を手動で割り当てる必要があり、その設定作業が面倒であるという問題があった。
なお、無線LANに限らず、IPアドレスを利用するネットワークでは、IPアドレスを自動で割り当てために、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバを構築することが知られているが、遠隔監視システム(特に小規模な遠隔監視システム)において、こうしたDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバを別途構築するのは費用がかかりすぎ、また管理も面倒であることから、遠隔監視システムにおいて、DHCPサーバを構築するのは現実的ではない。
また、従来の遠隔監視システムでは、監視対象箇所に火災等の異常が発生すると、監視装置がその旨を報知するが、異常発生時にその旨を監視員に速やかに通知できるようにするには、監視員を監視装置付近に常駐させなければならないという問題もある。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたもので、無線LANを利用して遠隔監視を行う遠隔監視システムにおいて、DHCPサーバを構築することなく、各端末装置のIPアドレスを監視装置側から簡単に設定でき、しかも、異常発生時にはその旨を監視員に確実に通知できるようにすることを目的とする。
かかる目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、
監視対象箇所の状態を検出し、該検出結果を無線LAN接続用の通信手段を介して送信する複数の端末装置と、
前記各端末装置の通信手段との間で無線通信可能な無線LANのアクセスポイントと、
該アクセスポイントを介して前記各端末装置との間で通信を行うことにより、前記各端末装置から前記検出結果を取得し、該取得した検出結果に基づき前記各監視対象箇所の状態を報知する監視装置と、
を備えた遠隔監視システムであって、
前記アクセスポイントを介して構築される遠隔監視用の自ネットワークと外部ネットワークとを中継するルータを備え、
前記監視装置は、前記各端末装置から検出結果を取得すると、該検出結果に異常があるか否かを判定し、異常判定時には、その旨を、前記ルータを介して外部ネットワーク上の通信端末に通知するよう構成され、
しかも、前記監視装置は、
前記端末装置の新規登録指令を受けると、前記アクセスポイントを介して初期固定IPアドレスが付与された端末装置を呼び出し、その後、前記アクセスポイントを介してその呼び出しに対する応答信号を受信すると、該応答信号に、予め設定された正規の識別情報が含まれているか否かを判定する端末呼出手段と、
該端末呼出手段が、前記初期固定IPアドレスの端末装置を呼び出し、その呼び出しに対する応答信号に正規の識別情報が含まれていると判断すると、該初期固定IPアドレスの端末装置に対し、前記アクセスポイントを介して、前記初期固定IPアドレスとは異なり且つ現在登録されている他の端末装置のIPアドレスとも異なる新規IPアドレスを送信し、該新規IPアドレスを、前記アクセスポイントを介して前記検出結果を取得するのに必要な前記端末装置のIPアドレスとして記憶するIPアドレス送信手段と、
を備え、
前記各端末装置は、
前記通信手段を介して前記無線LANに接続するためのIPアドレスの初期値として、各端末装置共通の初期固定IPアドレスが記憶されると共に、当該端末装置の識別情報として、前記各端末装置共通の識別情報が記憶された記憶手段と、
前記通信手段が前記初期固定IPアドレスにて前記無線LANに接続している状態で、前記監視装置から、当該端末装置のIPアドレスである初期固定IPアドレスに対する呼び出しがあると、該呼び出しに応えて、前記通信手段から前記監視装置に対し、前記記憶手段に記憶された各端末装置共通の識別情報を含む応答信号を送信させる応答手段と、
前記通信手段が、前記監視装置から当該端末装置のIPアドレスに向けて送信された新規IPアドレスを受信すると、該通信手段を、該新規IPアドレスにて前記無線LANに再接続させる再接続手段と、
を備えたことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、監視対象箇所の状態を検出し、該検出結果を無線LAN接続用の通信手段を介して送信する複数の端末装置を備えた遠隔監視システムにおいて、無線LANのアクセスポイントを介して各端末装置との間で通信を行うことにより、各端末装置から前記検出結果を取得し、該取得した検出結果に基づき前記各監視対象箇所の状態を報知する監視装置であって、
前記各端末装置から検出結果を取得すると、該検出結果に異常があるか否かを判定し、異常判定時には、その旨を、ルータを介して、前記アクセスポイントを介して構築されるネットワークとは異なる外部ネットワーク上の通信端末に通知する異常検出通知手段と、
前記端末装置の新規登録指令を受けると、前記アクセスポイントを介して初期固定IPアドレスが付与された端末装置を呼び出し、その後、前記アクセスポイントを介してその呼び出しに対する応答信号を受信すると、該応答信号に、予め設定された正規の識別情報が含まれているか否かを判定する端末呼出手段と、
該端末呼出手段が、前記初期固定IPアドレスの端末装置を呼び出し、その呼び出しに対する応答信号に正規の識別情報が含まれていると判断すると、該初期固定IPアドレスの端末装置に対し、前記アクセスポイントを介して、前記初期固定IPアドレスとは異なり且つ現在登録されている他の端末装置のIPアドレスとも異なる新規IPアドレスを送信し、該新規IPアドレスを、前記アクセスポイントを介して前記検出結果を取得するのに必要な前記端末装置のIPアドレスとして記憶するIPアドレス送信手段と、
を備えたことを特徴とする。
請求項1に記載の遠隔監視システムにおいては、監視装置に対して端末装置の新規登録指令を入力すると、監視装置の端末呼出手段が、無線LANのアクセスポイントを介して、初期固定IPアドレスが付与された端末装置を呼び出し、その後、アクセスポイントを介してその呼び出しに対する応答信号を受信すると、その応答信号に、予め設定された正規の識別情報が含まれているか否かを判定する。
また監視装置の端末呼出手段が初期固定IPアドレスが付与された端末装置を呼び出したときに、無線LANのアクセスポイントに、初期固定IPアドレスが付与された正規の端末装置が接続されていれば、その端末装置の応答手段が、記憶手段から各端末装置共通の正規の識別情報を読み出し、この識別情報を含む応答信号を送信することから、この場合には、監視装置の端末呼出手段にて、応答信号に正規の識別情報が含まれていると判断されることになる。
そして、このように、監視装置の端末呼出手段にて応答信号に正規の識別情報が含まれていると判断されると、監視装置のIPアドレス送信手段が、その応答信号を送信してきた初期固定IPアドレスの端末装置に対し、アクセスポイントを介して、初期固定IPアドレスとは異なり且つ現在登録されている他の端末装置のIPアドレスとも異なる新規IPアドレスを送信し、その送信した新規IPアドレスを、アクセスポイントを介して検出結果を取得するのに必要な端末装置のIPアドレスとして記憶する。
また監視装置のIPアドレス送信手段が、新規IPアドレスを送信すると、応答信号を送信した初期固定IPアドレスの端末装置側では、通信手段が、監視装置のIPアドレス送信手段が送信した新規IPアドレスを受信し、再接続手段が、通信手段を、新規IPアドレスにて無線LANに再接続させる。
従って、本発明の遠隔監視システムによれば、端末装置の記憶手段には、工場出荷時等に、無線LANへの接続用の初期固定IPアドレスと各端末装置共通の識別情報とを登録しておき、その使用時には、その登録された初期固定IPアドレスを利用して無線LANに接続させて、その後、監視装置に新規登録指令を入力すれば、監視装置から端末装置に対して固有のIPアドレスが自動で割り付けられることになる。
よって、本発明の遠隔監視システムによれば、DHCPサーバを構築することなく、監視装置側から各端末装置に固有のIPアドレスを付与することができるようになる。
また、本発明の遠隔監視システムにおいて、監視装置は、各端末装置から検出結果を取得すると、その取得した検出結果に異常があるか否かを判定し、異常判定時には、その旨を、ルータを介して外部ネットワーク上の通信端末に通知する。
このため、監視装置に、通知を希望する外部ネットワーク上の通信端末のアドレス(例えば、監視者が所有する携帯電話のネットワークアドレス等)を登録しておけば、監視対象箇所に異常が発生した際に、そのアドレス登録した通信端末に対して、異常を表す検出結果が転送されることになる。
よって、本発明の遠隔監視システムによれば、監視装置付近に監視者がいない場合であっても、監視対象箇所の異常を、外部ネットワークを介して速やかに監視者に通知することが可能となる。
次に、請求項2に記載の監視装置は、請求項1に記載の監視装置と同様、端末呼出手段とIPアドレス送信手段とを備え、しかも、各端末装置から検出結果を取得すると、その検出結果に異常があるか否かを判定して、異常判定時には、その旨を、ルータを介して外部ネットワーク上の通信端末に通知する異常検出通知手段を備える。
従って、この請求項2に記載の監視装置を利用すれば、請求項1に記載の遠隔監視システムを構築して、請求項1と同様の効果を得ることができるようになる。
以下に、本発明の一実施形態を図面と共に説明する。
図1は本実施形態の遠隔監視システム全体の構成を表す概略構成図である。
図1に示すように、本実施形態の遠隔監視システムは、複数の端末装置10a,10b,…と、複数の監視装置20a,20b…と、これら各部と無線通信を行うことにより無線LANを構築するアクセスポイント2とから構成されている。
ここで、アクセスポイント2は、無線LANの一般的な仕様である「IEEE802.11b」に準拠したプロトコルにて上記各部と無線通信を行うことで、上記各部の間で行われるデータ通信を中継する周知のものであり、予め設定されたIPアドレスが登録されている。
次に、各端末装置10a,10b,…は、マイクロコンピュータにて構成されており、それぞれ、任意の監視対象箇所に設置されている。そして、これら各端末装置10a,10b,…には、アクセスポイント2との間で無線通信を行うために、通信手段としての無線送受信機19a,19b,…が接続されると共に、監視対象箇所の状態を検出する検出手段として、監視対象箇所の画像を撮像するカメラ12a,14b,…、周囲の音を取り込むためのマイクロフォン(マイク)14a、14b,…、監視対象箇所への第三者の不正侵入を検知するためのセンサ16a,16b,…、等が接続されている。
また、各端末装置10a,10b,…には、監視装置20a,20b,…若しくは他の端末装置10から送信されてきた音声を発生するためのスピーカ18a,18bも接続されている。そして、各端末装置10a,10b,…には、記憶手段として、生産工場からの出荷時に設定される各端末装置共通の識別情報(端末ID)が登録されると共に、アクセスポイントを介して他の装置との間でデータ通信を行うための(換言すれば無線LANへの接続用の)初期固定IPアドレスが登録されたメモリM(不揮発性メモリであるEEPROM等からなる)が内蔵されている。
なお、この初期固定IPアドレスは、識別情報(端末ID)と同様、各端末装置共通のアドレスであり、各端末装置10a,10b,…は、当該装置の起動後、装置固有のIPアドレスが設定される迄、初期固定IPアドレスを利用してアクセスポイント(つまり無線LAN)に接続する。
一方、監視装置20a,20b,…は、パーソナルコンピュータ(所謂パソコン)から構成されており、任意の監視場所に設置されている。そして、各監視装置20a,20b,…には、各端末装置10a,10b,…と同様、アクセスポイント2との間で無線通信を行うために、通信手段としての無線送受信機29a,29b,…が接続されている。
また、各監視装置20a,20b,…には、各端末装置10a,10b,…から送信されてきた画像や音声を再生するための表示部22a,22b,…、及び、スピーカ28a,28bが接続されると共に、各監視装置20a,20b,…に対し各種指令を入力するための操作部(キーボード,マウス等からなる)24a,24b,…が接続されている。
そして、これら各監視装置20a,20b,…にも、アクセスポイント2を介して他の装置との間でデータ通信を行うためのIPアドレスが登録されている。
また、監視装置20aと無線送受信機29aとの間には、当該遠隔監視システムをISP(Internet Services Provider)6を介してインターネット8に接続するためのルータ4が設けられている。
このルータ4は、図2に示すように、無線送受信機29及び監視装置20aがLANケーブルを介して接続されるLAN側インターフェイス4aと、ISP6を介してインターネット8に接続されるWAN側インターフェース4cと、LAN側とWAN側とでアドレス変換を行うことで、これら各ネットワーク間を中継するIPアドレス変換部4bと、から構成された周知のものである。
そして、本実施形態では、監視装置20aが、端末装置10a,10b,…からの送信データに基づき、何れかのセンサ16a,16b,…が不正侵入を検知したことを検出した際に、その端末装置10(10a,10b,…の何れか)のカメラ12(12a,12b,…の何れか)にて撮像された画像を、インターネット8を介して、携帯電話等の外部の通信端末(外部端末)30に送信するのに利用される。
なお、上記説明で各符号に付与した添え字a,b,…は、同一のものを区別するためのものであるが、以下の説明において、特に区別する必要のないときは、例えば、端末装置10として、添え字a,b,…の記載は省略する。
上記のように構成された遠隔監視システムでは、各端末装置10が、アクセスポイント2を介して送信されてくる指令に従い、カメラ12、マイク14、センサ16からの入力信号(映像信号、音声信号、検知信号)をデジタルデータに変換して取り込み、これを監視データとして、無線送受信機19、アクセスポイント2を介して、要求元に送信する。
また、監視装置20は、無線送受信機29を介して、各端末装置10から送信された監視データを取得し、内蔵した記憶媒体(ハードディスク等)に記憶すると共に、受信データの内、予め設定されたデータを選択して、表示部22に画像を表示したり、スピーカ28から音声や警告音を出力させる。
また、監視装置20は複数存在するが、その内の一つ(図では監視装置20a)は、他の監視装置20よりも上位の主監視装置として設定され、他の監視装置20にはない特定の機能が付与される。
具体的には、主監視装置20aには、操作部24aを介して入力される指令に従い、各端末装置10の動作を設定したり、主監視装置20aに接続されたマイク26a及びスピーカ28aと各端末装置10に接続されたマイク14及びスピーカ18とを利用して、各端末装置10との間で音声通話を行うための機能が付与され、他の監視装置20b,…には、副監視装置として、各端末装置10から送信された監視データをモニタする機能のみが付与される。
そして、本実施形態では、各監視装置20は、アクセスポイント2に接続された監視装置20が一台であるときには必ず主監視装置として設定できるようにされている。
つまり、各監視装置20を構成しているパソコンの電源を入れて、監視装置20としての機能を実現するためのプログラムを起動すると、最初に、図3に示す起動時設定処理が実行される。
そして、この起動時設定処理が実行されると、監視装置20は、アクセスポイント2を介して無線LANに接続されている他の装置を検索し(S110:Sはステップを表す)、無線LANには他の監視装置20が接続されているか否かを判断する(S120)。そして、無線LANに他の監視装置20が接続されていなければ(S120:NO)、主監視装置となるように自身の機能を設定し(S130)、無線LANに他の監視装置20が接続されていれば(S120:YES)、副監視装置となるように自身の機能を設定する(S140)。
また、このように主監視装置としての機能が付与された監視装置20には、使用者が操作部24aを操作することにより、アクセスポイント2に接続された端末装置10に対して固有のIPアドレスを設定したり、或いは、端末装置10からの送信データが漏洩しないように、各端末装置10毎にESSID(Extended Service Set Identifier)等の暗号化コードを設定する、端末操作権限が付与される。
そして、この端末操作権限は、各監視装置20の使用者が端末装置10を遠隔監視システムに登録したりその登録内容を変更するために操作部24を介して端末設定指令を入力した際に、図4に示す一連の端末設定処理を実行可能か否かを判定するのに利用される。
つまり、各監視装置20は、操作部24を介して端末設定指令が入力されると、図4に示す端末設定処理を実行する。
そして、この端末設定処理では、まずS210にて、監視装置20自身に端末装置10の端末操作権限が付与されているか否かを判断し、端末操作権限が付与されていなければ、そのまま端末設定処理を終了する。
一方、S210にて、端末操作権限が付与されていると判断されると、S220に移行して、端末装置10の登録設定画面を表示部22に表示し、続くS230にて、使用者がこの登録設定画面を見て操作部24を操作することにより端末装置10の新規登録を指示してきたか否かを判断する。
そして、新規登録が指示された場合には、S240に移行して、アクセスポイント2を介して、初期固定IPアドレスの端末装置10を呼び出す。
つまり、本実施形態の遠隔監視システムでは、工場出荷時に上述の端末IDと共に初期固定IPアドレスが登録された端末装置10を用いるようにされており、ここでは、この初期固定IPアドレスの端末装置10を新規登録の対象となる端末装置10として呼び出すのである。
なお、この初期固定IPアドレスは、アクセスポイント2や監視装置20のIPアドレスと同一グループに属し、初期固定IPアドレスが付与された端末装置10は、電源投入後に無線LANに接続されて、アクセスポイント2との間で無線通信が可能となるのは、いうまでもない。
また、本実施形態では、S240にて端末装置10を呼び出す際には、その呼出指令に端末IDを付与することで、監視装置以外の装置から端末装置10が不正に呼び出されるのを防止している。
次に、上記のように初期固定IPアドレスの端末装置10を呼び出すと、今度は、S250にて、その呼び出しに応答してきた端末装置10が存在するか否かを判断する。そして、応答してきた端末装置10がなければ、新規登録すべき端末装置10はアクセスポイント2に接続されていないと判断して、そのまま当該端末設定処理を終了する。
一方、S250にて、呼び出しに応答してきた端末装置10が存在すると判断されると、S260にて、その端末装置10からの送信データに含まれる端末IDを取得し、続くS270にて、この端末IDは、予め登録されている正規のものか否かを判断する。
そして、S270にて、取得した端末IDは正規のものではないと判断されると、そのまま当該端末設定処理を終了し、逆に、端末IDは正規のものであると判断されると、S280に移行して、応答してきた端末装置10に対してIPアドレスを自動で登録するか或いは手動で登録するを判定する。なお、IPアドレスを手動登録するか否かは、S220にて表示部22に表示した設定画面上で使用者が指定できるようにされている。
S280では、その設定画面上でIPアドレスの手動登録が指定されていなければ、IPアドレスを自動登録するものと判断して、S290に移行する。そして、このS290では、当該システムに既に登録されている端末装置10のIPアドレスの一覧である端末登録データを読み込む。
また続くS300では、その端末登録データに登録されていない空きIPアドレスの中から、端末装置10に登録すべき新規IPアドレスを選択し、その新規IPアドレスを、呼び出しに応答してきた端末装置10(つまり現在初期固定IPアドレスが設定された端末装置10)に送信する。
この結果、端末装置10側で実行される後述の応答処理(図5参照)によって、監視装置20からの呼び出しに応答した端末装置10のIPアドレスが、初期固定IPアドレスから新規IPアドレスに変更されることになる。
なお、本実施形態では、S300にて端末装置10に新規IPアドレスを送信する際、送信信号に端末IDを付与することで、端末装置10のIPアドレスが、監視装置20以外の装置から不正に送信されたIPアドレスに書き換えられるのを防止している。
そして、S300にて端末装置10に新規IPアドレスを送信すると、続くS310に移行して、その送信した新規IPアドレスを、端末登録データに書き込むことで、端末登録データを更新し、当該端末設定処理を一旦終了する。
一方、S280にて、設定画面上でIPアドレスの手動登録が指定されていると判定された場合には、S320に移行して、端末登録データを読み込み、続くS330にて、その端末登録データに登録されている登録済みのIPアドレスと端末装置10に新規登録可能な空きIPアドレスとを表示部22の表示画面上に一覧表示する。なお、この表示画面は、使用者が操作部24を操作することによって、一覧表示されている空きIPアドレスの一つを新規IPアドレスとして選択できるようにされている。
そして、続くS340では、その表示画面上で空きIPアドレスの一つが新規IPアドレスとして選択されたか否かを判定し、空きIPアドレスが選択されていなければ、再度S330に移行することにより、表示画面上で空きIPアドレスが選択されるのを待つ。
次に、S340にて、空きIPアドレスの一つが新規IPアドレスとして選択されたと判断されると、S350に移行して、その選択された空きIPアドレスを、新規IPアドレスとして端末装置に送信することで、呼び出しに応答してきた端末装置10のIPアドレスを、初期固定IPアドレスから新規IPアドレスに変更させる。
なお、S350にて端末装置10に新規IPアドレスを送信する際には、S300の処理と同様、その送信信号に端末IDを付与するようにされている。
そして、その後は、S310に移行して、その送信した新規IPアドレスを、端末登録データに書き込むことで、端末登録データを更新し、当該端末設定処理を一旦終了する。
次に、S230にて、端末装置10の新規登録は指示されていないと判断された場合には、S360に移行して、使用者は、端末装置10のIPアドレスの登録変更を指示してきたか否かを判断する。
そして、IPアドレスの登録変更が指示されていれば、S370に移行して、使用者がIPアドレスの登録変更指令と共に入力してきた登録変更の対象となる端末装置10のIPアドレスを取得する。
そして、その後は、上述したS320〜S340の処理を実行することにより、使用者に、空きIPアドレスの中から新規IPアドレスを選択させ、S350にて、その新規IPアドレスを、登録変更の対象となる端末装置10(ここではS370で取得したIPアドレスの端末装置10)に新規IPアドレスを送信することで、その端末装置10のIPアドレスを、既に登録されているIPアドレスから新規IPアドレスに変更させる。
また、このように端末装置10に新規IPアドレスを送信した後は、S310にて、その送信した新規IPアドレスを端末登録データに書き込み、端末装置10の元のIPアドレスを端末登録データから削除することで、端末登録データを更新し、当該端末設定処理を一旦終了する。
また次に、S360にて、端末装置10のIPアドレスの登録変更は指示されていないと判断された場合には、S380に移行して、使用者は暗号化コードの登録を指示してきたか否かを判断する。
そして、暗号化コードの登録が指示されていなければ、そのまま当該端末設定処理を一旦終了し、暗号化コードの登録が指示されていれば、S390に移行して、使用者が暗号化コードの登録指令と共に入力してきた端末装置のIPアドレスを取得する。
そして、続くS400では、S390で取得したIPアドレスの端末装置10に対し暗号化コードを送信することで、その端末装置10に暗号化コードを登録させ、当該端末設定処理を一旦終了する。
なお、S400にて暗号化コードを送信した端末装置10は、その後、監視データを、暗号化コードを使って暗号化して送信してくることから、S400では、単に端末装置10に暗号化コードを送信するだけではなく、その送信した暗号化コードと暗号化コードを送信した端末装置10のIPアドレスとを記憶することで、その後、この端末装置10から送信されてくる暗号化データ(監視データ)を、その暗号化データに対応する暗号化コードを用いて正確に復号できるようにしている。
また、S400にて端末装置10に暗号化コードを送信する際には、S300やS350の処理と同様、その送信信号に端末IDを付与するようにされている。
また、本実施形態では、端末操作権限が付与された監視装置20(主監視装置20a)側から、各端末装置10からの監視データの送信動作を制御することができるが、その動作設定のための指令信号を監視装置20側から送信する際にも、その指令信号に端末IDを付与することで、監視装置20以外の装置から各端末装置10を不正に操作することができないようにしている。
次に、図5は、各端末装置10を構成するマイクロコンピュータにおいて、監視装置20(詳しくは主監視装置20a)から送信されてきた各種指令信号に応じてIPアドレスの設定、監視データの送信等を行うために実行される応答処理を表すフローチャートである。
この応答処理は、端末装置10の起動後、繰り返し実行される処理であり、処理が開始されると、まずS510にて、無線送受信機19にて、主監視装置20aから当該端末装置10に対し送信されてきた指令信号が受信されたか否かを判断することにより、無線送受信機19にて指令信号が受信されるのを待つ。
そして、S510にて、主監視装置20aからの指令信号が受信されたと判断されると、S520にて、その受信信号を復号化した受信データを読み込み、続くS530にて、その受信データに、自身の端末IDと同じ端末IDが付与されているか否かを判断する。
そして、受信データに自身の端末IDが付与されていなければ、今回受信した指令信号は、正規の主監視装置20aからのものではなく、他の装置から当該端末装置10に向けて不正に送信されてきた指令信号であると判断して、S510に移行し、逆に、受信データに自身の端末IDが付与されていれば、今回受信した指令信号は、正規の主監視装置20aからのものであると判断して、S540に移行する。
S540では、受信データは、当該端末装置10を呼び出して、端末IDを含む応答信号を返信させる呼出指令であるか否かを判断し、受信データが呼出指令であれば、S550に移行して、端末IDを含む応答信号(データ)を生成し、この応答信号を、無線送受信機19からアクセスポイント2(延いては主監視装置20a)に向けて送信させ、再度S510に移行する。
また、S540にて、受信データが呼出指令ではないと判断されると、S560に移行して、受信データは新規IPアドレスを含むIPアドレスの設定指令であるか否かを判断する。そして、受信データがIPアドレスの設定指令であれば、S570に移行して、現在無線LAN(詳しくはアクセスポイント2)への接続用としてメモリMに記憶されているIPアドレスを、受信データに含まれる新規IPアドレスに変更する。
また、こうして無線LAN接続用のIPアドレスを、主監視装置20aから送信されてきた新規IPアドレスに変更すると、今度は、S580に移行して、無線送受信機19aを再起動することで、当該端末装置10aを、新規IPアドレスにて無線LAN(詳しくはアクセスポイント2)に再接続させ、再度S510に移行する。
次に、S560にて、受信データはIPアドレスの設定指令ではないと判断された場合には、S590に移行して、受信データは、暗号化コードを含む暗号化指令であるか否かを判断する。
そして、受信データは、暗号化指令であれば、S600に移行して、受信データから暗号化コードを抽出し、この暗号化コードを、その後、監視データの送信時に監視データを暗号化するのに使用する暗号化コードとしてメモリMに記憶し、再度S510に移行する。
また次に、S590にて、受信データは暗号化指令ではないと判断された場合には、S610に移行して、受信データは、当該端末装置10からの監視データの送信動作を設定するためのデータ送信指令であるか否かを判断する。
そして、受信データがデータ送信指令であれば、S620に移行して、その指令内容に従い監視データを送信するように監視データ送信処理を起動し、再度S510に移行する。
次に、主監視装置となる監視装置20aは、上述したように、各端末装置10毎に設置されたセンサ10が不正侵入を検知した際に、その端末装置10のカメラ12にて撮像された画像を、インターネット8を介して携帯電話等の外部端末30に送信するが、そのためには、監視装置20に、ISP6のIPアドレスや、外部端末30のインターネット上での識別情報であるIPアドレス、或いは、IP電話番号、メールアドレス等を予め登録しておく必要がある。
そして、監視装置20aは、これらの情報が登録されている場合には、通常の監視処理とは別に、図6に示す画像転送処理を周期的なタイマ割込処理として実行する。
すなわち、この画像転送処理では、まず、S710にて、センタ16が人の動きを検知した際に端末装置10が送信してくる異常データを受信したか否かを判断し、異常データを受信していなければ、当該画像転送処理を一旦終了する。
また、S710にて、異常データを受信したと判断すると、S720に以降して、その異常データを送信してきた端末装置10からの画像データを、外部端末30への転送データとして設定し、続くS730にて、予め設定されている外部端末30への接続情報を読み出し、S740にて、この接続情報に基づき、ルータ4を介して、外部端末30を呼び出す。
そして、続くS750では、その呼び出しに対し外部端末30から応答があったか否かを判断し、応答がなければ、当該画像転送処理を一旦終了し、逆に、外部端末30から応答があれば、S760に移行して、転送データ(つまりカメラ12により撮像された画像データ)を、外部端末30側で表示可能な表示形式に変換し、外部端末30へと送信する。
そして、画像データの送信後は、S770にて、送信終了指令が操作部24a若しくは外部端末30側から入力されたか否かを判断し、送信終了指令が入力されていれば、当該画像転送処理を一旦終了し、逆に、送信終了指令が入力されていなければ、再度S760に移行し、画像データの送信を継続する。
以上説明したように、本実施形態の遠隔監視システムによれば、端末操作権限が付与された監視装置20(詳しくは主監視装置20a)に対し、操作部24を介して、端末装置10の新規登録を指示すると、監視装置20が、アクセスポイント2を介して、初期固定IPアドレスが付与された端末装置10を呼び出し、その呼び出しに応えて端末装置10側から正規の端末IDが送信されてくると、その端末装置10に対して、新規IPアドレスを送信して、端末装置固有のIPアドレスとして登録させる。
このため、本実施形態によれば、 端末装置10に対して、初期固定IPアドレスと端末装置の識別情報である端末IDを登録しておき、その使用時には、初期固定IPアドレスを利用してアクセスポイント2に接続させて、その後、監視装置20に端末装置10の新規登録指令を入力するようにすれば、端末装置10に対して、無線LAN上で固有のIPアドレスを割り付け、そのIPアドレスにて無線LANに接続させることができる。
よって、本実施形態によれば、DHCPサーバを構築することなく、監視装置20側から各端末装置10に固有のIPアドレスを付与することができるようになる。
また、本実施形態では、監視装置20(詳しくは主監視装置20a)側で、端末装置10を新規登録する際、端末装置10に付与する新規IPアドレスを自動で設定するか、或いは手動で設定するかを、使用者が選択することができる。従って、管理者は、新規IPアドレスを手動で指定することにより、例えば、各端末装置10に対し、IPアドレスからその設置場所を識別できるように新規IPアドレスを設定する、といったことができる。
また更に、本実施形態では、端末装置10の新規登録時に付与した端末装置固有のIPアドレスを、監視装置20(詳しくは主監視装置20a)を介して変更することができるので、使用者が各端末装置10のIPアドレスを監視する際の使い勝手を向上できる。
また、本実施形態では、各端末装置10が監視データを送信する際に、そのデータを暗号化するか否かについても、監視装置20(詳しくは主監視装置20a)側から設定できる。従って、使用者は、セキュリティ性と、監視装置以外の装置による監視データのモニタのし易さ等を考慮して、監視データを暗号化するか否かを選択できることになり、この点からもシステムの使い勝手を向上することができる。
また、各端末装置10は、監視装置20(詳しくは主監視装置20a)からの指令に従い、IPアドレスの設定・変更、暗号化コードの設定、監視データの送信動作の設定、等を行うが、これらの設定動作は、指令信号に自身の端末IDが付与されているときに限って行うようになっており、指令信号に自身の端末IDが付与されていなければ、これらの設定動作を禁止するようにされている。
従って、例えば、端末装置10のIPアドレスが外部に漏れて、第三者が、そのIPアドレスを使用して、端末装置10から画像データを不正に取得しようとしても、端末IDがわからないので、こうした不正行為を実行することはできない。よって、本実施形態の監視システムによれば、セキュリティ性を向上することもできる。
また、主監視装置20aは、端末装置10から監視対象箇所への不正侵入を表す異常データが送信されてくると、その端末装置10側で撮像された画像データを、外部端末30側で表示可能な形式に変換し、その変換後の画像データを、ルータ4を介して、外部ネットワークであるインターネット8上の外部端末30へと送信する。
このため、監視装置20aに、画像データの送信先及び送信方法を登録しておけば、監視対象箇所に異常が発生した際に、その登録した外部端末30に対して、第三者による不正侵入を速やかに通知することができる。よって、本実施形態の遠隔監視システムによれば、監視装置20付近に監視者がいない場合であっても、監視対象箇所の異常を、インターネット8を介して、速やかに監視者に通知することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内にて、種々の態様を採ることができる。
例えば、上記実施形態では、アクセスポイント2には、複数の監視装置20を接続可能で、そのうちの一つに、端末装置10を遠隔操作可能な端末操作権限が付与されるものとして説明したが、アクセスポイント2に接続される複数の監視装置20の各々に端末操作権限を付与するようにしてもよい。
実施形態の遠隔監視システム全体の構成を表す概略構成図である。 ルータの概略構成を表す説明図である。 監視装置で実行される起動時設定処理を表すフローチャートである。 監視装置で実行される端末設定処理を表すフローチャートである。 端末装置で実行される応答処理を表すフローチャートである。 監視装置で実行される画像転送処理を表すフローチャートである。
符号の説明
2…アクセスポイント、4…ルータ、4a…LAN側インターフェイス、4b…IPアドレス変換部、4c…WAN側インターフェイス、6…ISP、8…インターネット、10(10a,10b)…端末装置、12(12a,12b)…カメラ、14(14a,14b)…マイク、16(16a,16b)…センサ、18(18a,18b)…スピーカ、19(19a,19b)…無線送受信機、M…メモリ、20(20a,20b)…監視装置、22(22a,22b)…表示部、24(24a,24b)…操作部、26(26a,26b)…マイク、28(28a,28b)…スピーカ、29(29a,29b)…無線送受信機、30…外部端末。

Claims (2)

  1. 監視対象箇所の状態を検出し、該検出結果を無線LAN接続用の通信手段を介して送信する複数の端末装置と、
    前記各端末装置の通信手段との間で無線通信可能な無線LANのアクセスポイントと、
    該アクセスポイントを介して前記各端末装置との間で通信を行うことにより、前記各端末装置から前記検出結果を取得し、該取得した検出結果に基づき前記各監視対象箇所の状態を報知する監視装置と、
    を備えた遠隔監視システムであって、
    前記アクセスポイントを介して構築される遠隔監視用の自ネットワークと外部ネットワークとを中継するルータを備え、
    前記監視装置は、前記各端末装置から検出結果を取得すると、該検出結果に異常があるか否かを判定し、異常判定時には、その旨を、前記ルータを介して外部ネットワーク上の通信端末に通知するよう構成され、
    しかも、前記監視装置は、
    前記端末装置の新規登録指令を受けると、前記アクセスポイントを介して初期固定IPアドレスが付与された端末装置を呼び出し、その後、前記アクセスポイントを介してその呼び出しに対する応答信号を受信すると、該応答信号に、予め設定された正規の識別情報が含まれているか否かを判定する端末呼出手段と、
    該端末呼出手段が、前記初期固定IPアドレスの端末装置を呼び出し、その呼び出しに対する応答信号に正規の識別情報が含まれていると判断すると、該初期固定IPアドレスの端末装置に対し、前記アクセスポイントを介して、前記初期固定IPアドレスとは異なり且つ現在登録されている他の端末装置のIPアドレスとも異なる新規IPアドレスを送信し、該新規IPアドレスを、前記アクセスポイントを介して前記検出結果を取得するのに必要な前記端末装置のIPアドレスとして記憶するIPアドレス送信手段と、
    を備え、
    前記各端末装置は、
    前記通信手段を介して前記無線LANに接続するためのIPアドレスの初期値として、各端末装置共通の初期固定IPアドレスが記憶されると共に、当該端末装置の識別情報として、前記各端末装置共通の識別情報が記憶された記憶手段と、
    前記通信手段が前記初期固定IPアドレスにて前記無線LANに接続している状態で、前記監視装置から、当該端末装置のIPアドレスである初期固定IPアドレスに対する呼び出しがあると、該呼び出しに応えて、前記通信手段から前記監視装置に対し、前記記憶手段に記憶された各端末装置共通の識別情報を含む応答信号を送信させる応答手段と、
    前記通信手段が、前記監視装置から当該端末装置のIPアドレスに向けて送信された新規IPアドレスを受信すると、該通信手段を、該新規IPアドレスにて前記無線LANに再接続させる再接続手段と、
    を備えたことを特徴とする遠隔監視システム。
  2. 監視対象箇所の状態を検出し、該検出結果を無線LAN接続用の通信手段を介して送信する複数の端末装置を備えた遠隔監視システムにおいて、無線LANのアクセスポイントを介して各端末装置との間で通信を行うことにより、各端末装置から前記検出結果を取得し、該取得した検出結果に基づき前記各監視対象箇所の状態を報知する監視装置であって、
    前記各端末装置から検出結果を取得すると、該検出結果に異常があるか否かを判定し、異常判定時には、その旨を、ルータを介して、前記アクセスポイントを介して構築されるネットワークとは異なる外部ネットワーク上の通信端末に通知する異常検出通知手段と、
    前記端末装置の新規登録指令を受けると、前記アクセスポイントを介して初期固定IPアドレスが付与された端末装置を呼び出し、その後、前記アクセスポイントを介してその呼び出しに対する応答信号を受信すると、該応答信号に、予め設定された正規の識別情報が含まれているか否かを判定する端末呼出手段と、
    該端末呼出手段が、前記初期固定IPアドレスの端末装置を呼び出し、その呼び出しに対する応答信号に正規の識別情報が含まれていると判断すると、該初期固定IPアドレスの端末装置に対し、前記アクセスポイントを介して、前記初期固定IPアドレスとは異なり且つ現在登録されている他の端末装置のIPアドレスとも異なる新規IPアドレスを送信し、該新規IPアドレスを、前記アクセスポイントを介して前記検出結果を取得するのに必要な前記端末装置のIPアドレスとして記憶するIPアドレス送信手段と、
    を備えたことを特徴とする監視装置。
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