JP4762372B1 - 開き扉の開閉装置 - Google Patents

開き扉の開閉装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4762372B1
JP4762372B1 JP2011010793A JP2011010793A JP4762372B1 JP 4762372 B1 JP4762372 B1 JP 4762372B1 JP 2011010793 A JP2011010793 A JP 2011010793A JP 2011010793 A JP2011010793 A JP 2011010793A JP 4762372 B1 JP4762372 B1 JP 4762372B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
locking
door
hole
key
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011010793A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012149476A (ja
Inventor
基次 佐々木
隆行 平田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Best Corp
Original Assignee
Best Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Best Corp filed Critical Best Corp
Priority to JP2011010793A priority Critical patent/JP4762372B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4762372B1 publication Critical patent/JP4762372B1/ja
Publication of JP2012149476A publication Critical patent/JP2012149476A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
  • Lock And Its Accessories (AREA)

Abstract

【課題】パネルを列設して面一に構築した壁体の開口部を開閉する開き扉の開閉装置において、シリンダ錠等の部品点数を削減して施解錠機構を簡略化し、コストを低減する。
【解決手段】開閉装置Rは、壁体Wの袖パネルw1の框部10に外側から鍵軸Cを通す軸穴14を設け、袖パネルの框部の内側にロック手段Aを設け、開き扉の戸先側框部11の内側に受けBを固定し、ロック手段は、鍵軸を抜き差しする鍵穴33を有し、鍵穴を軸穴に合わせて設置する枢着具19と、枢着具に回動自在に枢着し、鍵軸の先端部15bを鍵穴の鍵抜差し位置に差し込んで正逆の施解錠方向に回転すると、鍵軸と一体に回転する錠杆20を備え、受けは、錠杆を係脱自在に係止する係止部45bと、開き扉の開時に係止部から外れる解錠方向に錠杆を回動すると、錠杆が当たる回動軌道上にカム面50を有し、カム面を、錠杆に当たると開き扉を外側に押し開く方向に傾斜した斜面で形成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、パネルを列設して面一に構築した壁体の開口部を開閉する開き扉を施解錠するのに好適な開き扉の開閉装置に関する。
最近のビル建築物では、金属製パネルを列設して出っ張りなく一面フラットな室内壁を構築するため、その壁の開口部を開閉する開き扉、例えば設備の点検口を開閉する開き扉の設置箇所も、施解錠操作のドアハンドルのような突起物が外側に出っ張らない一見して壁のように見える外観であることが要請されている。そこで、従来の開き扉の開閉装置の中には、ケースハンドルを用いて扉の表の外側からドアハンドルが大きく突出しないような構造にしたものや、配電盤の収納箱の扉のように扉を開ける使用時にドアハンドルを取り付け、その不使用時にはドアハンドルを取り外すようにした構造のものがある(特許文献1参照)。
しかし、従来、ケースハンドルを用いた例では、扉面からケースハンドル自体の存在が目立ってしまうし、ドアハンドルが着脱式のものでは、扉を開ける際にドアハンドルを引き抜くと、それが抜け落ちてしまう等の問題があった。
そこで、出願人は、閉状態において開き扉の外側に施解錠操作用ハンドルのような突出物のない美的外観を得られる一方、開き扉を外側から容易に施解錠できる開閉装置を提案している。この従来の開き扉開閉装置は、図29に示すように、パネルw・w´間の目地部1に外側へ臨む鍵操作用の小穴1aを設け、目地部1の内側に装置本体2を設置し、装置本体2は、鍵穴3aを鍵操作用小穴1aに合わせて設けられるシリンダ錠3と、施解錠時は鍵操作用小穴1aを通して鍵穴3aに回転自在に抜き差しする鍵棒4と、鍵棒4を差し込んでシリンダ錠3の内部で正逆方向に回転すると、その回転に連動して開き扉5をロックするロック位置又はロック解除位置に回動するロックレバー6を備え、鍵棒4を、鍵操作用小穴1aを介して鍵穴3aに差し込み錠内部で正逆方向に回動すれば、開き扉5を外側から容易に施解錠できる構成になっている。また、開き扉5の外側には、施解錠操作用にハンドル等の突起物が設けないので、閉状態において、一見すると壁のように見える開き扉を設置した美的外観が得られるようになっている。
しかも、装置本体2は、ロックレバー6をレバー係止部5aから外して開き扉5を解錠すると、開き扉5を開放方向へ付勢して押し開く付勢手段7を備え、鍵棒4を鍵穴3aに差し込み錠内部で回転し、ロックレバー6をロック解除位置に回動してレバー係止部5aから外すと、同時に開き扉5が付勢手段7により開放方向へ押し開かれ、ハンドル等を使用しなくても開き扉を開けられるようになっている(特許文献2参照)。
特開平9−100657号公報 特開2007−16550号公報
ところが、従来、上述のような開き扉の開閉装置は、タンブラーを備えた比較的複雑で高価なシリンダ錠を使って施解錠する構成であるため、コストが高くなるという課題があった。しかも、装置本体2には、解錠時に開き扉を押し開くために付勢手段7を別途に備え、それだけ部品点数が多く機構が複雑になるという課題があった。
そこで、請求項1に記載の発明は、たとえば以下に示す図示実施の形態のとおり、パネルw1・w2・w3…を列設して面一に構築した壁体Wの開口部Sを開閉する開き扉の開閉装置Rにおいて、壁体W又は開き扉Dのいずれか一方の部材に外側から鍵軸Cを通す軸穴14を設け、その一方の部材の内側にロック手段Aを設け、他方の部材の内側に該ロック手段Aの受けBを固定し、前記ロック手段Aは、前記鍵軸Cを抜き差しする鍵穴33を有し、該鍵穴33を前記軸穴14に合わせて設置する枢着具19と、該枢着具19に回動自在に枢着し、前記鍵軸Cの先端部15bを前記鍵穴33の鍵抜差し位置に差し込んで正逆の施解錠方向に回動すると、該鍵軸Cと一体に回動する錠杆20を備え、前記受けBは、該錠杆20を係脱自在に係止する係止部45bと、開き扉Dの開時に該係止部45bから外れる解錠方向に前記錠杆20を回動すると、該錠杆20が当たる回動軌道上にカム面50を有し、該カム面50が前記錠杆20に当たると開き扉Dを外側に押し開く方向に傾斜してなることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の開き扉の開閉装置Rにおいて、たとえば以下に示す図示実施の形態のとおり、前記受けBは、前記係止部45bを凹溝で形成し、該係止部45bを挟んだ前記カム面50の向かい側に該カム面50に沿って立ち上がるストッパ部45dを設けてなることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の開き扉の開閉装置Rにおいて、たとえば以下に示す図示実施の形態のとおり、前記受けBは、前記係止部45bを係止穴で形成し、該係止部45bを挟んだ前記カム面50の向かい側に該カム面50に沿ってストッパ部45dを形成してなることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の開き扉の開閉装置R´において、たとえば以下に示す図示実施の形態のとおり、前記受けBは、前記係止部45bを係止穴で形成する一方、前記錠杆20を解錠方向に回動すると、該錠杆20が当たる回動軌道上の一部を切り欠いて前記カム面55を形成し、前記ロック手段Aは、前記枢着具19を、前記壁体W又は前記開き扉Dのいずれか一方の部材の内側に前記軸穴14に中心を合わせて固定する外筒25と、該外筒25に回転自在に嵌着する内筒30とで形成し、該内筒30を前記錠杆20の軸受穴40に嵌合して該錠杆20を前記内筒30に一体に回動可能に枢着し、該内筒30の外周には、周方向に回動調整リブ27aを凸設すると共に前記鍵穴33に向けてピン挿通穴59を穿設し、該ピン挿通穴59に抜け止めピン60を出没自在に内設する一方、前記外筒25の内周には、前記内筒30側のピン挿通穴59と対応する円周上に逃げ凹部22cを設け、前記錠杆20は、前記軸受穴40の穴縁に前記回動調整リブ27aより広角な角度範囲にわたり周方向に回動調整溝65を凹設し、該回動調整溝65に空転領域αを介して前記回動調整リブ27aを係合させて前記内筒30を前記空転領域αの角度範囲だけ空回り可能に前記軸受穴40に嵌着し、前記鍵軸Cは、軸部15の先端に平面16を設けた回り止め形状に形成し、その平面16に前記抜け止めピン60の先端が係合可能な位置決め凹部16aを設け、前記錠杆20を、それが前記受けBの係止部45bに係止する施錠位置又は該係止部45bから外れる解錠位置に回動してから、前記錠杆20に対し前記空転領域αの角度範囲を逆向きに空回りさせると、前記位置決め凹部16aが前記抜け止めピン60の先端と対向し、前記鍵穴33から引き抜き可能な鍵抜差し位置になることを特徴とする。
請求項1に記載の発明は、開き扉を外側から開閉するために施解錠するときは、鍵軸の先端部を軸穴に通し、枢着具の鍵穴に差し込んでから、鍵軸を正逆の施解錠方向に回し、枢着具に対し錠杆を受けの係止部に係止する施錠位置又は係止部から外れる解錠位置に回動する簡略な施解錠機構からなり、従来のようにタンブラーを備えた比較的複雑で高価なシリンダ錠を使った施解錠機構ではなく、まずは、その分だけコストを低減することができる。
しかも、請求項1に記載の発明では、開き扉を外側から解錠するために、鍵軸を回して錠杆を解錠方向に回動するとき、錠杆が回動軌道上にある受けのカム面に当って開き扉を蹴り出し、そのカム面の傾斜に従って開き扉が外側へ自動的に押し開かれる。従って、別途にプッシュ装置等の付勢手段を備えずとも、そのまま半開きの開き扉に軽く手を掛けるだけで、開き扉を簡単に開放することができ、その結果、別途にプッシュ装置等の付勢手段が不要になる分だけ、部品点数を削減して機構がより簡略化し、以って、コストを更に低減することができる。
請求項2に記載の発明によれば、受けには、係止部を挟んだカム面の向かい側にカム面に沿って立ち上がるストッパ部を有するため、施錠時、錠杆を施錠方向に回動するときに錠杆が受けの一部に当って開き扉を押し開こうとしても、錠杆をストッパ部で受け止めて開き扉の開きを規制し、その結果、施錠時、鍵軸を回して錠杆を施錠方向に回動させるたびに、開き扉を押えて開かないように規制しながら施錠操作する必要がなく、それだけ手間なく、開き扉を外側から閉じて簡単に施錠することができる。
請求項3に記載の発明によれば、錠杆を係止する受けの係止部を係止穴で形成し、該係止部を挟んだカム面の向かい側に該カム面に沿ってストッパ部を形成するため、施錠時、錠杆を施錠方向に回動するときに錠杆が受けの一部に当って開き扉を押し開こうとしても、錠杆をストッパ部で受け止めて開き扉の開きを規制し、その結果、施錠時、鍵軸を回して錠杆を施錠方向に回動させるたびに、開き扉を押えて開かないように規制しながら施錠操作する必要がなく、それだけ手間なく、開き扉を外側から閉じて簡単に施錠することができる。
請求項4に記載の発明によれば、開き扉を外側から解錠するために鍵軸を回して錠杆を解錠方向に回動するとき、錠杆が回動軌道上にある受けのカム面に当って開き扉を蹴り出し、カム面の傾斜に従って開き扉が外側へ自動的に押し開かれ、これにより、この半開きの開き扉に軽く手を掛けるだけで開き扉を簡単に開放することができる。しかも、このように開き扉をあけるために解錠するとき、鍵軸を解錠方向に回し、錠杆を蹴り出し姿勢にして開き扉を蹴り出して後、鍵軸をいったん施錠方向に回し、錠杆を、開き扉の開口部から退避した解錠位置に回動する一方、鍵軸は、更に錠杆に対し内筒と一体に空転領域の角度だけ逆向きに空回りさせて鍵抜差し位置に戻さない限り、抜け止めピンの先端が位置決め凹部に係合して抜け止めされる。従って、請求項4に記載の発明では、解錠時には、錠杆を、開き扉の回転軌道領域から離隔した解錠位置に退避させて位置決め保持するため、強い風等の外力を受けて開き扉が回動して錠杆に衝突したりして開閉装置が損壊するのを防止することができる。加えて、鍵軸は、開き扉の回転軌道領域から退避した解錠位置に保持する錠杆に対し空転領域の角度範囲だけ施錠方向に空回りさせて常に鍵抜差し位置に戻さない限り、鍵穴から引き抜けないように構成し、錠杆を開口部から退避した解錠位置に回動する操作と、鍵軸を鍵穴から抜き差しできる鍵抜差し位置に戻す操作とを整合させることにより、開閉装置が損壊するのをより確実に防止することができる。
(A1)本発明の一例である開き扉の開閉装置を開き扉の施錠状態において示す平面図、(A2)同正面図、(B1)同開閉装置を開き扉の開途中の状態において示す平面図、(B2)同正面図、(C1)同開閉装置を開き扉の解錠状態において示す平面図、(C2)同正面図である。 同開閉装置のロック手段を示す分解斜視図である。 同ロック手段を図2とは向きを変えて示す分解斜視図である。 (A)同ロック手段を解錠状態において示す側面図、(B1)鍵軸の回転規制構造を示すA図中線X−X断面図、(B2)同鍵軸の回転規制構造を施錠状態において示すロック手段の横断面図である。 (A)同ロック手段を解錠状態において示す側面図、(B1)錠杆の位置決め保持構造を示すA図中線Y−Y断面図、(B2)同錠杆の位置決め保持構造を施錠状態において示すロック手段の横断面図である。 (A)受けを示す斜視図、(B)同側面図である。 (A)開閉装置を開き扉の解錠状態において示す斜視図、(B)開閉装置を開き扉の施錠途中の状態において示す斜視図、(C)開閉装置を開き扉の施錠状態において示す斜視図である。 (A)開閉装置を開き扉の施錠状態において示す斜視図、(B)開閉装置を開き扉の開放途中の状態において示す斜視図、(C)開閉装置を開き扉の蹴り出し状態において示す斜視図、(D)開閉装置を開き扉の解錠状態において示す斜視図である。 (A)鍵軸で解錠した状態のロック手段を示す斜視図、(B)鍵軸で施錠したロック手段を示す斜視図、(C)鍵軸の抜き取り状態においてロック手段を示す斜視図である。 (A)鍵軸で施錠した状態のロック手段を示す斜視図、(B)鍵軸を回して解錠する途中の状態のロック手段を示す斜視図、(C)鍵軸を抜き取る状態においてロック手段を示す斜視図である。 本発明の一例である開閉装置を適用した壁体を開き扉の半開き状態において示す斜視図である。 同壁体を開き扉の閉状態において示す斜視図である。 同壁体を開き扉の閉状態において示す平面図である。 (A)ストッパ部を有した他例の受けを示す斜視図、(B)同受けの側面図である。 (A)係止部が係止穴の他例の受けを示す斜視図、(B)同受けの側面図である。 本発明による他例の開閉装置において、(A)カム面を別に有した受けを示す斜視図、(B)同受けの側面図である。 同他例の開閉装置のロック手段を示す分解斜視図である。 同ロック手段を図17とは向きを変えて示す分解斜視図である。 (A)他例の開閉装置を開き扉の施錠状態において示す斜視図、(B)同開閉装置を開き扉の開放途中の状態において示す斜視図、(C)同開閉装置を開き扉の蹴り出し状態において示す斜視図、(D)同開閉装置を開き扉の解錠状態において示す斜視図である。 (A)同他例の開閉装置を開き扉の施錠状態において示す側面図、(B)同開閉装置を開き扉の開放途中の状態において示す側面図、(C)同開閉装置を開き扉の蹴り出し状態において示す側面図、(D)同開閉装置を開き扉の解錠状態において示す側面図である。 (A)同開閉装置のロック手段を施錠状態において示す側面図、(B1)鍵軸の回転規制構造を示すA図中線Z−Z断面図、(B2)同回転規制構造を、鍵軸を270度解錠方向に回動した状態において示すロック手段の横断面図である。 他例の開閉装置において、鍵軸の空転機構を(A)錠杆の解錠状態で示す背面図、(B)同錠杆の施錠途中の状態で示す背面図、(C)同錠杆の施錠状態において示す背面図、(D)鍵軸を鍵抜差し位置に空転させた状態において示す背面図である。 (A1)鍵軸の抜差し位置規制機構を鍵軸が鍵抜差し位置にある状態において示す他例のロック手段の横断面図、(A2)同他例のロック手段の縦断面図、(B1)同鍵軸の引き抜き途中の状態において示す他例のロック手段の横断面図、(B2)同他例のロック手段の縦断面図、(C)同鍵軸が抜け止め位置にある状態において示す他例のロック手段の横断面図である。 同他例の開閉装置を適用した壁体を開き扉の閉状態において示す平面図である。 施錠するために(A)鍵軸を鍵穴に差し込む状態の他例のロック手段を示す斜視図、(B)鍵軸を回して施錠する途中の状態において他例のロック手段を示す斜視図、(C)同鍵軸を鍵抜差し位置に逆転させた状態において他例のロック手段を示す斜視図、(D)同鍵軸の抜き取り状態において他例のロック手段を示す斜視図である。 解錠するために(A)鍵軸を鍵穴に差し込む状態の他例のロック手段を示す斜視図、(B)鍵軸を回して解錠する途中の状態において他例のロック手段を示す斜視図、(C)同鍵軸を回して錠杆を蹴り出す状態において他例のロック手段を示す斜視図(D)同鍵軸を鍵抜差し位置に逆転させて錠杆の解錠状態において他例のロック手段を示す斜視図である。 他例の開閉装置において、鍵軸の空転機構を(A)錠杆の施錠状態で示す背面図、(B)同鍵軸を回して錠杆を蹴り出す状態において示す背面図、(C)同鍵軸を回して解錠する途中の状態において示す背面図、(D)同鍵軸を鍵抜差し位置に逆転させて錠杆の解錠状態において他例のロック手段を示す背面図である。 同他例の開閉装置を適用した壁体を開き扉の開状態において示す斜視図である。 従来の開き扉の開閉装置を適用した壁体を開き扉の半開き状態において示す斜視図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の最良形態について説明する。
図11は、本発明の一例である開き扉の開閉装置を適用した壁体を開き扉の開状態において示す斜視図、図12は閉状態において示す斜視図、図13は閉状態において示す平面図である。図示例の壁体Wは、パネルw1・w2・w3…を列設して面一に構築した室内壁で、両側の袖パネルw1・w3に対して中間のパネルw2を、たとえば室内設備の点検口となる開口部Sを開閉する開き扉Dで形成している。図示例のパネルw1・w2・w3…は、それぞれスチール板の両端をクランク状に折り返して框部を形成し、隣り合う框部相互の継目に、外側から内側が臨めないように屈曲した細長い立て目地が形成されている。
壁体Wの袖パネルw1は、開き扉D側の框部10において、断面L状に屈曲した戸当り部10aを形成し、戸当り部10aから更に内側に断面L状に屈曲して凸状をなす取付部10bを形成する。一方、開き扉Dは、戸先側の框部11の内側に、袖パネルw1の戸当り部10aと対称に凸状をなす戸当り部11aを設け、閉状態において、開口部Sに収まって壁体Wと面一になるように、吊元側の框部12を袖パネルw3に蝶番18により回動自在に取り付けている。そこで、本発明の開閉装置Rは、開き扉Dの戸先側框部11と袖パネルw1間の目地部13において、戸当り部10aと取付部10bを貫通する鍵操作用の小さな軸穴14を設け、その軸穴14を開けた位置で壁体Wの内側に設置する。
図示開閉装置Rは、軸穴14に抜き差して施解錠操作する鍵軸Cと、袖パネルw1の内側に設ける開き扉Dのロック手段Aと、開き扉Dの内側に固定する受けBとからなる。
鍵軸Cは、図1〜図4に示すように、丸棒状軸部15の基端に扁平な摘み部15aを有し、先端部15bの対称位置に一対の平面16・16を設けた回り止め形状に形成する。
ロック手段Aは、枢着具19と、枢着具19に回動自在に枢着する錠杆20からなる。枢着具19は、外筒25と、外筒25に回転自在に嵌着する内筒30とで構成する。外筒25は金属製で、やや細長い矩形の固定板部21と、固定板部21の長さ方向中央から直角に突出する円筒部22とからなる。固定板部21は、円筒部22を中心とした長さ方向両端にねじ止め用長穴47・47を設ける。円筒部22は、内周面において、固定板部21を貫通した一側開口22a寄りに、突出高さ方向に細長い一対の位置決め溝23・24を設け、他側開口22b寄りには、周方向に半円の回動規制溝26を設ける。回動規制溝26は、円筒部22の内周面において、固定板部21のねじ止め用長穴47・47を結んだ中心線上に両溝端26a・26bを合わせて180度の範囲にわたり周方向に設ける。位置決め溝23・24は、円筒部22の内周面において、回動規制溝26の両溝端26a・26bに対応する位置で向い合わせて設けてなる。
枢着具19の内筒30は、先端のねじ部27と基端の抜け止め鍔部28との間に胴筒部29を有すると共に、胴筒部29とねじ部27間の外周に環状溝31と矩形板状の回り止め部32を設ける一方、抜け止め鍔部28から胴筒部29に軸芯方向に鍵穴33を穿設してなる。鍵穴33は、鍵軸Cの先端部15bの形状に合わせて、穴内周に一対の平面34を向い合わせに形成した回り止め形状をなし、鍵軸Cの先端部15bを抜き差し可能に且つ内筒30と一体に回動可能な穴形状に形成してなる。胴筒部29は、外筒25に嵌入可能な円筒状をなし、外周面において抜け止め鍔部28寄りに突当リブ29aを凸設し、回り止め部32寄りにピン穴36を軸芯に向けて穿設している。
錠杆20は、金属板で形成し、星形の回り止め形状をなす軸受穴40を開けたボス部20aと、ボス部20aから伸びる掛け止め用のアーム部20bとからなる。
そこで、ロック手段Aは、内筒30のピン穴36にコイルばねのピンスプリング38を介して位置決めボール39を出没自在に嵌入してから、外筒25の一側開口22aから内筒30のねじ部27を円筒部22に貫挿し、突当リブ29aを回動規制溝26に係合させた状態で胴筒部29を円筒部22に嵌着し、環状溝31に止め輪41を巻着して内筒30を外筒25に回転自在に嵌着して枢着具19を組み立てる。次いで、回り止め部32を軸受穴40に嵌合してから、ねじ部27にワッシャ42を介しナット43を螺着して外筒25に対し錠杆20を内筒30と一体に回動可能に連結し、以って、錠杆20を枢着具19に枢着する。それから、ロック手段Aは、外筒25の円筒部22を、袖パネルw1の框部10の取付部10bに開いた軸穴14に嵌挿してから、外筒25の固定板部21を鉛直に立てた状態で枢着具19を取付部10bに止めねじ44で固定して袖パネルw1の框部10の内側に組み付ける。
そこで、ロック手段Aは、鍵軸Cの先端部15bを鍵穴33に、互いの回り止め形状を整合させて鍵抜差し位置に差し込んでから、正逆の施解錠方向に回すと、錠杆20が枢着具19の外筒25に対し内筒30と一体に回動するが、そのとき回動する内筒30の許容回動角度を、突当リブ29aが係合した外筒25の回動規制溝26の角度範囲において180度内に規制する。従って、ロック手段Aは、鍵軸Cを図4中反時計方向に回し、図4(B1)に示すように、内筒30を突当リブ29aが回動規制溝26の一側溝端26aに突き当たるまで回動すると、錠杆20はアーム部20bが12時方向を向いて直立した解錠位置に回動する。すると、図5(B1)に示すように、内筒30側の位置決めボール39が外筒25側の位置決め溝23と対向するため、ピンスプリング38の付勢力によりピン穴36から押し出されて位置決め溝23に係合し、錠杆20を、アーム部20bが直立した解錠位置に位置決めし、ふら付かないように保持する。
他方、受けBは、金属板を、図6(A)に示すように、取付用にねじ挿通穴の開いた片側の取付板片44と、他側の掛止板片45との2つに曲げてL形に成形し、掛止板片45は、図6(B)に示すように、側縁を山形に切り欠いてガイド部45aを形成し、更に側縁をガイド部45aから下向きに略V状に切り欠いてV溝を凹設し、そのV溝に錠杆20のアーム部20bが係止する係止部45bを形成する。係止部45bは、V溝の底に錠杆20のアーム部20bの板厚に合わせた溝幅の係止溝45cを設けてなる。
そこで、受けBは、図7に示すように、ガイド部45aを上にして掛止板片45をロック手段Aの横に並べて、取付板片44を開き扉Dの框部11の内側にねじ止めし、ロック手段Aの錠杆20を、アーム部20bが直立した解錠位置から図7中反時計の施錠方向に回動したとき、アーム部20bが目地部13を横断して係止部45bの係止溝45cに差し込まれる施錠状態になる高さ位置において、開き扉Dの框部11の内側に固定する。
従って、図示開閉装置Rは、開き扉Dを開くとき、図8(A)に示すように、施錠位置にある錠杆20を、アーム部20bが係止部45bから外れる解錠方向(図8中時計方向)回動すると、図8(B)に示すように、アーム部20bが、ガイド部45aのカム面50に当たり、図8(C)に示すように、アーム部20bで開き扉Dを蹴り出して外側に押し開きながら回動し、図8(D)に示すように、錠杆20を、アーム部20bが直立した解錠位置に、図5(B1)に示すように位置決めボール39で止めて位置決め保持する構造になっている。
そのため、図示開閉装置Rにおいて、受けBには、ガイド部45aに、アーム部20bが係止部45bから外れる解錠方向に錠杆20を回動すると、アーム部20bが当たる回転軌道上にカム面50を設ける。カム面50は、錠杆20のアーム部20bが当たると開き扉Dを蹴り出して外側に押し開く方向に傾斜した斜面で形成する。
さて、上述した構成の開き扉の開閉装置Rは、開いた開き扉Dを点検口の外側から施錠する場合は、図7(A)に示すように開き扉Dを閉じ、鍵軸Cの先端部15bを、目地部13の隙間から軸穴14に通し、図9(A)に示すように鍵穴33に差し込んでから、鍵軸Cを施錠方向(図9中時計方向)に回し、錠杆20を、アーム部20bが直立した解錠位置から、図7(B)・図9(B)に示すように施錠方向に130度回動し、図7(C)に示すように、アーム部20bが目地部13を横断した施錠位置で係止部45bの係止溝45cに係止し、それから、図9(C)に示すように、鍵軸Cを枢着具19の鍵穴33から抜き取って開き扉Dをロックし、図12・図13に示すように閉じる。
一方、開き扉Dを外側から解錠する場合は、鍵軸Cの先端部15bを、図8(A)に示す目地部13の隙間から軸穴14に通し、図10(A)に示すように鍵穴33に差し込んでから、鍵軸Cを解錠方向(図10中時計方向)に回し、錠杆20を、アーム部20bが係止部45bに係止した施錠位置から、図8(B)・図10(B)に示すように解錠方向に130度回動し、図8(C)に示すようにアーム部20bを係止部45bから外して、図8(D)・図10(C)に示すようにアーム部20bが直立した解錠姿勢とし、その解錠位置に図5(B1)に示すように位置決めボール39で止めて位置決め保持する。それから、図10(C)に示すように、鍵軸Cを枢着具19の鍵穴33から抜き取って開き扉Dのロックを解除する。一方、図示開閉装置は、この解錠時、そのように錠杆20をアーム部20bが係止部45bから外れる解錠方向に回動するとき、図1(B1・B2)・図8(C)に示すように、アーム部20bが受けBのカム面50に当って開き扉Dを蹴り出し、カム面50の傾斜に従って開き扉Dが外側へ自動的に押し開かれる。従って、別途にプッシュ装置等の付勢手段を備えずとも、そのまま半開きの戸先側框部11に軽く手を掛けるだけで、図11に示すように開き扉Dを簡単に開放することができる。
ところで、本発明の開き扉の開閉装置Rは、受けBを、上述した形状のものに代え、例えば図14に示すような形状のものにするとよい。他例の受けBは、掛止板片45に、図中上端縁から下向きに切り欠いた凹溝を設け、その凹溝の溝縁の片側に山形のガイド部45aを形成すると共に凹溝の下部にV状の係止部45bを形成する一方、係止部45bを挟んだカム面50の向かい側にカム面50に沿って立ち上がるストッパ部45dを設けた形状をなす。
上述した第1の図示例では、開き扉Dを点検口の外側から閉じて施錠する場合、例えば図7(A)に示すように、錠杆20をアーム部20bが直立した解錠位置から、施錠方向(図中反時計方向)に回動するとき、アーム部20bが山形に出っ張ったガイド部45aのガイド斜面49に当って開き扉Dを押し開こうとする。そのため、開き扉Dを外側から施錠するとき、鍵軸Cを回して錠杆20を施錠方向に回動するたびに、開き扉Dの開きを手で押さえながら施錠操作する必要があると考えられる。しかし、図示他例の受けBは、係止部45bを挟んだカム面50の向かい側にカム面50に沿って立ち上がるストッパ部45dを有するため、施錠時、錠杆20を施錠方向に回動するときにアーム部20bがガイド部45aのガイド斜面49に当って開き扉Dを押し開こうとしても、アーム部20bをストッパ部45dで受け止めて開き扉Dの開きを規制する。従って、図示他例の開閉装置では、施錠時、鍵軸Cを回して錠杆20を施錠方向に回動させるたびに、開き扉Dを押えて開かないように規制しながら施錠操作する必要がなく、それだけ手間なく、開き扉Dを外側から閉じて簡単に施錠することができる。
また、上述した図示例において、受けBは、掛止板片45の一部を切り欠いて凹溝を設け、その凹溝に錠杆20のガイド部45aと係止部45bを形成したが、これに代え、例えば図15に示すように、掛止板片45に錠杆20を係止する穴を設け、その係止穴によって係止部45bを形成することもできる。図示他例の受けBでは、掛止板片45に略く字状の穴を開け、該係止穴の取付板片44寄りの片側に、山形のガイド部45aを形成すると共にガイド部45aの下側にV溝状の係止部45bを形成する一方、係止部45bを挟んだカム面50の向かい側にカム面50に沿ってストッパ部45dを形成する。
従って、図示他例でも、開き扉Dを外側から閉じて施錠する場合、錠杆20を施錠方向に回動したとき、アーム部20bが山形のガイド部45aのガイド斜面49に当って開き扉Dを押し開こうとしても、アーム部20bをストッパ部45dで受け止めて開き扉Dの開きを規制し、これにより、開き扉Dを外側から閉じて施錠するとき、鍵軸Cを回して錠杆20を施錠方向に回動させるたびに、開き扉Dを押えて開かないように規制しながら施錠操作する必要がなく、それだけ手間なく、開き扉Dを外側から閉じて簡単に施錠することができる。
ところで、上記した図示他例において、受けBは、係止部45bを穴で形成し、その係止穴にカム面50を形成したが、本発明では、そのように受けBの係止部45bを係止穴で形成する場合においても、カム面50は、解錠時に回動する錠杆20のアーム部20bが当たる回転軌道上に設ければよく、係止穴に形成する場合に限られない。例えば図16に示すように、掛止板片45には、縦長な係止穴を開けて係止部45bを形成する一方、錠杆20の回転軌道上に位置する側縁を切り欠いて、その掛止板片45の側縁にカム面55を形成することもできる。
そこで、本発明において、そのように錠杆20が係止する係止部45bを穴で形成し、その係止穴ではなく掛止板片45の側縁にカム面55を形成した受けBを使用する場合、開き扉の開閉装置R´は、以下に示す他の実施形態のように構成するとよい。以下に示す他の実施形態において、上記した図示開閉装置Rにおける構成と同一の構成部分は、同じ符号を付して説明する。
他の実施形態において、受けBは、係止部45bを、錠杆20のアーム部20bの厚さに合わせた穴幅の細長い係止穴部51と、係止穴部51に向うに従い穴幅が次第に狭くなるテーパになったガイド穴部52とで全体に羽子板状に開いた係止穴で形成する一方、掛止板片45の側縁を係止穴部51に沿って略く形に切り欠いてカム面55を形成する。カム面55は、解錠時、係止穴部51から外れる解錠方向に回動する錠杆20のアーム部20bが当たると開き扉Dを蹴り出して外側に押し開く方向に傾斜した斜面で形成する。
他の実施形態において、図17および図18に示すように、鍵軸Cは、先端部15bの対称位置に一対の平面16・16を設けた回り止め形状であるが、それら平面に抜け止めピン60の先端が係合可能な位置決め凹部16aを形成してなる。
ロック手段Aは、枢着具19を、外筒25と、外筒25に回転自在に嵌着する内筒30とで構成するが、内筒30は、胴筒部29の外周において、抜け止め鍔部28寄りに突当リブ29aを凸設すると共に、突当リブ29aと反対側には、抜け止めピン60を出没可能に内設するピン挿通穴59を鍵穴33に向けて穿設する一方、先端のねじ部27寄りにピン穴36を径方向軸芯に向けて穿設している。ねじ部27の環状溝31寄りの外周には、回動調整リブ27aを周方向に90度の範囲にわたり円弧状に凸設している。
枢着具19の外筒25は、円筒部22の内周面において、一側開口22a寄りに位置決め溝23を設け、他側開口22b寄りには、周方向に270度の範囲にわたり回動規制溝26を凹設すると共に、内筒30側のピン挿通穴59と対応する円周上に抜け止めピン60の逃げ凹部22cを長さ方向に凹設する。固定板部21には、底面において、円筒部22一側開口22a近くにボール穴61を凹設し、ボール穴61にピンスプリング62で弾発付勢してストップボール63を出没自在に嵌着している。
錠杆20は、細長い金属板の一方の基端側をクランク状に曲げて蹴り出し部20cを形成し、長さ方向中央に軸受穴40を開けたボス部20aを形成してなる。軸受穴40は、中心穴部40aの穴縁を、内筒30の外周に90度の範囲にわたって凸設した回動調整リブ27aより広角な180度の範囲にわたり周方向に切り欠いて、回動調整リブ27aが係合する回動調整溝65を凹設している。更に、錠杆20は、ボス部20aにおいて、軸受穴40とアーム部20bとの間に、施錠位置と解錠位置で保持するために一対のボール受け穴66・67を幅方向に間隔をおいて穿設している。
そこで、ロック手段Aは、内筒30のピン挿通穴59に抜け止めピン60を移動自在に内設し、ピン穴36にピンスプリング38を介して位置決めボール39を出没自在に嵌入してから、外筒25の一側開口22aから内筒30のねじ部27を円筒部22に貫挿し、突当リブ29aを回動規制溝26に係合させた状態で胴筒部29を円筒部22に嵌着し、環状溝31に止め輪41を巻着して内筒30を外筒25に回転自在に嵌着し、枢着具19を組み立てる。次いで、回動調整リブ27aを回動調整溝65に係合させた状態でねじ部27を軸受穴40に嵌挿してから、ねじ部27にワッシャ42を介しナット43を螺着して外筒25に対し錠杆20を内筒30と一体に回動可能に連結し、ロック手段Aを組み立てる。そして、ロック手段Aは、外筒25の円筒部22を、袖パネルw1の框部10の取付部10bに開いた軸穴14に嵌挿し、図19(A)・図20(A)に示すように、外筒25の固定板部21を垂直に立てた状態で、枢着具19を取付部10bに止めねじ44で固定して袖パネルw1の框部10の内側に組み付ける。
他方、受けBは、ガイド穴部52を上にして掛止板片45をロック手段Aの真横に並べて、取付板片44を開き扉Dの框部11の内側にねじ止めし、施錠時、ロック手段Aの錠杆20を施錠方向に回動し、先端のアーム部20bを係止部45bの係止穴部51に係止させて施錠したとき、錠杆20のアーム部20bが目地部13を横断する高さ位置で開き扉Dの框部11の内側に固定する。
そこで、ロック手段Aは、図21に示すように、鍵軸Cの先端部15bを、互いの回り止め形状が一致する鍵穴33の鍵抜差し位置に差し込んでから、正逆の施解錠方向に回すと、錠杆20が枢着具19の外筒25に対し内筒30と一体に回動するが、内筒30即ち鍵軸Cが回動できる許容回動角度を、突当リブ29aが係合した外筒25の回動規制溝26の角度範囲内(270度)に規制している。一方、枢着具19の内筒30は、回動調整リブ27aが回動調整溝65に係合した状態で軸受穴40に嵌挿して錠杆20を一体に回動可能に連結するが、回動調整リブ27aを、ねじ部外周の周方向に90度の範囲にわたり凸設する一方、錠杆20側の回動調整溝65は回動調整リブ27aより広角な180度の範囲にわたり周方向に凹設するため、図22(A)に示すように、内筒側の回動調整リブ27aと錠杆側の回動調整溝65との間には、90度の範囲にわたり遊び、即ち、内筒30(鍵軸C)が錠杆20に対し空回りする空転領域αが介在し、この90度の範囲にわたる空転領域αを介して内筒30側の回動調整リブ27aが錠杆20側の回動調整溝65に係合している。
従って、ロック手段Aは、例えば施錠時に鍵軸Cを施錠方向に回すと、内筒30の突当リブ29aが回動規制溝26の一側溝端26aに押し当り、内筒30を、アーム部20bが12時方向を向いて直立した解錠位置にある錠杆20と一体に、図22(B)に示すように回動し、90度回動したところで、錠杆20のアーム部20bが係止部45bの係止穴部51に係合して目地部13を横断した施錠状態になる。そのとき、ロック手段Aは、図22(C)に示すように、外筒25の固定板部21側のストップボール63が錠杆20側のボール受け穴66と対向し、ピンスプリング62の付勢力によりボール穴61から押し出されてボール受け穴66に係合すると共に、図23(A2)に示すように、内筒30側の位置決めボール39が外筒25側の位置決め溝23と対向し、ピンスプリング38の付勢力によりピン穴36から押し出されて位置決め溝23に係合し、錠杆20を、アーム部20bが目地部13を横断した施錠位置に位置決めし、ふら付かないように保持する。
しかも、ロック手段Aは、この施錠時、そのように鍵軸Cを施錠方向に90度回して錠杆20を施錠位置に回動させてから、更に鍵軸C、即ち内筒30を解錠方向に90度逆転させると、図22(D)に示すように、錠杆20を、アーム部20bが目地部13を横断した施錠姿勢のまま保持される。一方、鍵軸Cは、錠杆20と内筒30間に介在する空転領域αの90度の範囲にわたり錠杆20に対し内筒30と一体に空回りし、図23(A1)・(A2)に示すように、先端部15bの位置決め凹部16aが内筒30側の抜け止めピン60の先端と対向し、先端部15bと鍵穴33の互いの回り止め形状が一致して抜差しが可能になる鍵抜差し位置に位置決められ、鍵穴33から引き抜き可能になっている。即ち、鍵軸Cは、この鍵抜き差し位置に回動すると、先端部15bの位置決め凹部16aが内筒30側の抜け止めピン60の先端と対向する一方、抜け止めピン6の基端が外筒25側の逃げ凹部22cと対向し、鍵穴33から引き抜こうとすると、抜け止めピン60がピン挿通穴59を通って逃げ凹部22cへ後退するので、そのとき図23(B1)・(B2)に示すように、鍵軸Cを鍵穴33から障害なく抜き出すことができる。
従って、ロック手段Aは、施錠時、上述の如く鍵軸Cを施錠方向に90度回し、解錠姿勢の錠杆20を施錠位置に回動する一方、鍵軸Cは、錠杆20に対し内筒30と一体に90度逆向きに空回りさせて鍵抜差し位置に戻さない限り、図23(C)に示すように、抜け止めピン60が外筒25の内周面に押されて先端部15bの位置決め凹部16aに係合して抜け止めされる構成になっている。
さて、以上のような構成の開き扉の開閉装置Rは、開き扉Dを点検口の外側から閉じて施錠する場合は、図24に示すように開き扉Dを閉じ、目地部13の隙間から、鍵軸Cの先端部15bを軸穴14に通して、図25(A)に示すように鍵穴33に差し込んでから、鍵軸Cを、図25(B)に示すように施錠方向に90度回して錠杆20を回動し、アーム部20bを受けBのガイド穴部52に係合させて施錠方向に案内して係止穴部51に差し込み、錠杆20が目地部13を横断した施錠位置の係止部45bにアーム部20bを係止し(図19(A)参照)、しかる後、図22(D)・図25(C)に示すように、鍵軸Cを、解錠方向に90度逆転させ、施錠姿勢の錠杆20に対し内筒30と一体に空転領域αだけ空回りさせて、鍵軸Cを、鍵穴33から抜差しが可能な鍵抜差し位置に戻してから、図25(D)に示すように鍵穴33から抜き取って開き扉Dを施錠する。
他方、開き扉Dを外側から解錠する場合は、図26(A)に示すように、鍵軸Cの先端部15bを鍵穴33の鍵抜差し位置に差し込んでから、鍵軸Cを、図26(B)に示すように解錠方向に90度回して錠杆20を回動し、アーム部20bを係止部45bの係止穴部51から外し、いったんアーム部20bが直立した解錠姿勢にしてから、図26(C)に示すように更に鍵軸Cを解錠方向に90度回動し、錠杆20を、図19(C)に示すように蹴り出し部20cが目地部13を横断した蹴り出し姿勢にする。すると、そのように錠杆20が解錠方向に回動するとき、図19(B・C)・図20(B・C)に示すように、蹴り出し部20cが受けBのカム面55に当って開き扉Dを蹴り出し、カム面55の傾斜に従って開き扉Dが外側へ自動的に押し開かれる。従って、他例の開閉装置R´でも、別途にプッシュ装置等の付勢手段を備えずとも、そのまま半開きの戸先側框部11に軽く手を掛けるだけで開き扉Dを簡単に開放することができる。
更に、図示他例の開閉装置R´では、解錠時、そのように鍵軸Cを解錠方向に180度回して錠杆20を蹴り出し姿勢にして開き扉Dを蹴り出して後、鍵軸Cは、図26(D)に示すように施錠方向に、いったん90度逆転させて、錠杆20を、図19(D)・図20(D)に示すようにアーム部20bが直立した解錠姿勢にする。すると、錠杆20は、図27(D)に示すように、内筒30側の位置決めボール39が外筒25側の位置決め溝23に係合し、アーム部20bが開き扉Dの回転軌道領域から離隔した安全な解錠位置に位置決め保持される。次いで、図示他例の開閉装置R´では、そのように鍵軸Cを施錠方向に90度逆転させて、錠杆20を、アーム部20bが開き扉Dの回転軌道領域から退避した解錠位置に直立保持してから、鍵軸Cは、図26(D)に示すように、更に施錠方向に90度逆転させる。すると、鍵軸Cは、図27(D)に示すように、錠杆20と内筒30間に介在する空転領域αの90度の範囲だけ錠杆20に対し内筒30と一体に90度空回りし、先端部15bの位置決め凹部16aが内筒30側の抜け止めピン60と外筒25側の逃げ凹部16aと対向する鍵抜差し位置に戻り、鍵穴33から引き抜き可能になる(図23(A1)・(A2)参照)。即ち、前記した施錠時と同様、鍵軸Cが鍵抜差し位置にあるとき、鍵軸Cを鍵穴33から引き抜こうとすると、抜け止めピン60がピン挿通穴59を通って逃げ凹部22cへ後退し、そのとき図23(B1)・(B2)に示すように、鍵軸Cを鍵穴33から障害なく抜き出すことができる(図23(B1)・(B2)参照)。従って、解錠時も、施錠時と同様、鍵軸Cは、鍵穴33内で鍵抜差し位置に戻してから、枢着具19の鍵穴33から抜き取って開き扉Dを解錠する。
このように図示他例の開閉装置R´では、解錠時も、上述のように鍵軸Cを解錠方向に回して錠杆20を蹴り出し姿勢にして開き扉Dを蹴り出して後、施錠方向に90度逆向きに回し、施錠姿勢の錠杆20を、アーム部20bが開き扉Dの回転軌道領域から退避した解錠位置に回動して直立保持する一方、鍵軸Cは、更に錠杆20に対し内筒30と一体に90度逆向きに空回りさせて鍵抜差し位置に戻さない限り、抜け止めピン60が外筒25の内周面に押されて先端部15bの位置決め凹部16aに係合して抜け止めされる(図23(C)参照)。
従って、図示他例の開閉装置R´では、開き扉Dの開時、解錠するとき、錠杆20は、アーム部20bが開き扉Dの回転軌道領域から離隔した位置を解錠位置とし、その解錠位置に錠杆20を開口部Sから退避させて位置決め保持するため、強い風等の外力を受けて開き扉Dが回動し、戸先側框部11が錠杆20のアーム部20bに衝突したりして錠杆20等の部材が損壊するのを防止することができる。しかも、解錠時、鍵軸Cは、開き扉Dの回転軌道領域から退避した解錠位置に保持する錠杆20に対し空転領域の角度範囲だけ施錠方向に空回りさせて常に鍵抜差し位置に戻さない限り、鍵穴33から引き抜けない構成にし、錠杆20を開口部Sから退避した解錠位置に回動する操作と、鍵軸Cを鍵穴33から抜き差しできる鍵抜差し位置に戻す操作とを整合させることにより、開閉装置が損壊するのをより確実に防止することができる。
ところで、上述した図示実施の形態では、ロック手段Aを壁体Wの袖パネルw1側に設け、受けBを開き扉D側に固定したが、反対に、ロック手段Aを開き扉D側に設け、受けBを壁体Wの袖パネルw1側に固定するようにしてもよい。
A ロック手段
B 受け
C 鍵軸
D 開き扉
R・R´ 開閉装置
S 開口部
α 空転領域
13 目地部
14 軸穴
19 枢着具
20 錠杆
20a 摘み部
20b アーム部
20c 蹴り出し部
25 外筒
27a 回動調整リブ
30 内筒
40 軸受穴
45a 係止部
50・55 カム面
59 ピン挿通穴
60 抜け止めピン
65 回動調整溝

Claims (4)

  1. パネルを列設して面一に構築した壁体の開口部を開閉する開き扉の開閉装置において、壁体又は開き扉のいずれか一方の部材に外側から鍵軸を通す軸穴を設け、その一方の部材の内側にロック手段を設け、他方の部材の内側に該ロック手段の受けを固定し、
    前記ロック手段は、前記鍵軸を抜き差しする鍵穴を有し、該鍵穴を前記軸穴に合わせて設置する枢着具と、該枢着具に回動自在に枢着し、前記鍵軸の先端部を前記鍵穴の鍵抜差し位置に差し込んで正逆の施解錠方向に回動すると、該鍵軸と一体に回動する錠杆を備え、
    前記受けは、該錠杆を係脱自在に係止する係止部と、開き扉の開時に該係止部から外れる解錠方向に前記錠杆を回動すると、該錠杆が当たる回動軌道上にカム面を有し、該カム面が前記錠杆に当たると開き扉を外側に押し開く方向に傾斜してなることを特徴とする、開き扉の開閉装置。
  2. 前記受けは、前記係止部を凹溝で形成し、該係止部を挟んだ前記カム面の向かい側に該カム面に沿って立ち上がるストッパ部を設けてなることを特徴とする、請求項1に記載の開き扉の開閉装置。
  3. 前記受けは、前記係止部を係止穴で形成し、該係止部を挟んだ前記カム面の向かい側に該カム面に沿ってストッパ部を形成してなることを特徴とする、請求項1に記載の開き扉の開閉装置。
  4. 前記受けは、前記係止部を係止穴で形成する一方、前記錠杆を解錠方向に回動すると、該錠杆が当たる回動軌道上の一部を切り欠いて前記カム面を形成し、
    前記ロック手段は、
    前記枢着具を、前記壁体又は前記開き扉のいずれか一方の部材の内側に前記軸穴に中心を合わせて固定する外筒と、該外筒に回転自在に嵌着する内筒とで形成し、該内筒を前記錠杆の軸受穴に嵌合して該錠杆を前記内筒に一体に回動可能に枢着し、該内筒の外周には、周方向に回動調整リブを凸設すると共に前記鍵穴に向けてピン挿通穴を穿設し、該ピン挿通穴に抜け止めピンを出没自在に内設する一方、前記外筒の内周には、前記内筒側のピン挿通穴と対応する円周上に逃げ凹部を設け、
    前記錠杆は、前記軸受穴の穴縁に前記回動調整リブより広角な角度範囲にわたり周方向に回動調整溝を凹設し、該回動調整溝に空転領域を介して前記回動調整リブを係合させて前記内筒を前記空転領域の角度範囲だけ空回り可能に前記軸受穴に嵌着し、
    前記鍵軸は、軸部の先端に平面を設けた回り止め形状に形成し、その平面に前記抜け止めピンの先端が係合可能な位置決め凹部を設け、前記錠杆を、それが前記受けの係止部に係止する施錠位置又は該係止部から外れる解錠位置に回動してから、前記錠杆に対し前記空転領域の角度範囲を逆向きに空回りさせると、前記位置決め凹部が前記抜け止めピンの先端と対向し、前記鍵穴から引き抜き可能な鍵抜差し位置になることを特徴とする、請求項1に記載の開き扉の開閉装置。

JP2011010793A 2011-01-21 2011-01-21 開き扉の開閉装置 Active JP4762372B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011010793A JP4762372B1 (ja) 2011-01-21 2011-01-21 開き扉の開閉装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011010793A JP4762372B1 (ja) 2011-01-21 2011-01-21 開き扉の開閉装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP4762372B1 true JP4762372B1 (ja) 2011-08-31
JP2012149476A JP2012149476A (ja) 2012-08-09

Family

ID=44597214

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011010793A Active JP4762372B1 (ja) 2011-01-21 2011-01-21 開き扉の開閉装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4762372B1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014009503A (ja) * 2012-06-29 2014-01-20 Sanwa Shutter Corp 開き戸および該開き戸における錠装置
CN109322545A (zh) * 2018-10-10 2019-02-12 珠海优特电力科技股份有限公司 一种智能面板锁的紧急解锁机构及智能面板锁
CN109667493A (zh) * 2019-01-23 2019-04-23 江苏乾宝牧业有限公司 一种羊舍围栏门锁

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6169756B1 (ja) * 2016-05-30 2017-07-26 株式会社ベスト 開き扉の施解錠機構
JP6375090B2 (ja) * 2016-11-30 2018-08-15 株式会社ベスト 開き扉の施解錠機構

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007016550A (ja) * 2005-07-11 2007-01-25 Komatsu Wall Ind Co Ltd 開き戸の施解錠機構
JP2008308943A (ja) * 2007-06-18 2008-12-25 Komatsu Wall Ind Co Ltd 開き戸の施解錠機構

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007016550A (ja) * 2005-07-11 2007-01-25 Komatsu Wall Ind Co Ltd 開き戸の施解錠機構
JP2008308943A (ja) * 2007-06-18 2008-12-25 Komatsu Wall Ind Co Ltd 開き戸の施解錠機構

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014009503A (ja) * 2012-06-29 2014-01-20 Sanwa Shutter Corp 開き戸および該開き戸における錠装置
CN109322545A (zh) * 2018-10-10 2019-02-12 珠海优特电力科技股份有限公司 一种智能面板锁的紧急解锁机构及智能面板锁
CN109322545B (zh) * 2018-10-10 2023-09-22 珠海优特电力科技股份有限公司 一种智能面板锁的紧急解锁机构及智能面板锁
CN109667493A (zh) * 2019-01-23 2019-04-23 江苏乾宝牧业有限公司 一种羊舍围栏门锁

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012149476A (ja) 2012-08-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4762372B1 (ja) 開き扉の開閉装置
JPH0730843Y2 (ja) 引出し回転型扉用ロックハンドル装置
JP4205081B2 (ja) 開き戸の施解錠機構
JP2008308943A (ja) 開き戸の施解錠機構
JP4540916B2 (ja) ロック
JP2003527510A (ja) ロック
KR20110000989A (ko) 도어락
KR200450340Y1 (ko) 여닫이문의 잠금 장치
JP2007107381A (ja) 引き戸
JP4615326B2 (ja) 錠装置
US9874041B1 (en) Portable tool for emergency access to a privacy partition
JP3313279B2 (ja) 戸先錠
JP4975516B2 (ja) 引戸の防犯錠
WO2012032351A1 (en) Hinge
JP4748715B2 (ja) 引戸などの錠装置
JP2000054703A (ja) 扉用錠前
JP2003035059A (ja) ドア、引き戸用面付鎌錠
JP6745960B2 (ja) ロック機能付きドアガード
JP5081183B2 (ja) 引戸用鎌錠
EP2329087B1 (en) Door handle
JP2000054703A5 (ja)
JPH09317286A (ja) 戸先錠
KR200404717Y1 (ko) 슬라이드 도어의 잠금장치
JPH0738601Y2 (ja) 面付きラッチ錠
KR200301881Y1 (ko) 손잡이가 장착된 강화유리문 양도어 개폐장치

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20110214

TRDD Decision of grant or rejection written
A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20110520

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110531

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110607

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140617

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4762372

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250