JP4762099B2 - 映像記録・再生装置 - Google Patents
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Description
(構成)
図1は、本発明の一実施形態に係る映像記録・再生装置の構成を示すブロック図である。
初めに、図1の放送記録装置10は、一例として、チューナ等をソースとして記録機能を有するデジタルテレビジョンである。しかしながら、チューナ等と記録機能とをもったハードディスクレコーダも同様に好適である。
図2は、映像記録・再生装置の機能構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る映像記録・再生装置は、例えば利用者に操作されるリモコン101を通して制御される映像記録・再生装置201である。映像記録・再生装置201は、前述のような放送やインターネット、DVD(Digital Versatile Disc)メディア等のコンテンツを記録・再生する装置であり、HDD(Hard Disk Drive)搭載のモバイル機器やHDD/DVDレコーダでも良い。表示画面301は、映像記録・再生装置201より出力される情報の表示画面であり、PCやTVの表示部でも良い。
図3は機能情報データベースの構成図である。本装置に具備されている機能と各機能の操作手順をペアで管理するデータベースである。機能毎に、少なくとも1つ以上の推奨操作手順および利用者が実施するであろう1つ以上の類推操作手順の情報を保持する。類推操作手順には、コンテンツの視聴履歴から類推可能な情報と、コマンド発行履歴から類推可能な情報とが含まれる。図3の類推操作手順1は前者であり、類推操作手順2は後者である。なお本データベースは、既定内容として本装置の出荷前に予め用意されている必要がある。
次に、図6を用いて処理の流れを説明する。まず、利用者の操作に基づきリモコン等101から映像記録/再生装置201へ、再生/停止/巻き戻し等の制御コマンドを発行する(ステップS201)。以下、映像記録・再生装置201が処理を行う。
このステップS202において、発行コマンド記憶部202は同一コンテンツIDの発行コマンドIDを図4のように更新日時順にまとめてコマンド発行履歴DB 203に格納する。手段としては例えば発行コマンド記憶部202は図示せぬコンテンツIDバッファを持ち新しいコマンドの到着時にそのコンテンツIDがバッファ中の旧コンテンツIDと一致しているかを判定し一致なら追記、不一致なら新たなコンテンツIDのレコードの作成に移り、またバッファに新コンテンツIDを格納するといった制御を行う。コンテンツIDバッファは装置の電源遮断時または投入時にリセットされるように構成しておけば、電源投入の状態でユーザがコンテンツを切替えずに使い続けている間、同一コンテンツIDの発行コマンドIDは追記される。
前記S203で判定した結果がYesの場合、コンテンツ視聴実績DB 205に当該コンテンツの再生開始/停止時刻等の視聴実績を記録する(ステップS204)。再生開始/停止時刻とは、例えば、コンテンツ先頭からの相対時刻であり、DVDフォーマットで記録されているコンテンツの場合はPTS(Presentation Time Stamp)等の情報を利用しても良い。
前記S206で得られた推奨操作手順と、コマンド発行履歴DB 203に記録された利用者の手順とを比較する(ステップS207)。比較処理には、操作回数を利用しても良い。即ち判断方法の例として、操作回数が少ないことがよいという判断である。
表示画面は、前記S209で送信されたナビ情報を受信し画面に表示する(ステップS210)。利用者はこのナビ情報により、当該装置に「A-Bリピート」機能が存在することおよびその操作方法を容易に知ることが可能となる。
・本装置の情報提供機能を利用するか否かの制御を追加しても良い。利用者の操作を記憶、判定する処理が不要となるため、本装置本来の映像記録・再生の処理速度をあげることが可能となる。
・利用者のデジタル知識レベルに合わせてナビ情報の内容を可変にしても良い。例えば、初心者には複雑な高機能を通知しない、説明内容に専門用語を避け平易な用語を利用する等。この場合、機能情報DB 208に各機能の対象利用者レベルを表す情報を記録しておけばよい。また機能毎に利用者レベルに合わせた複数種類の推奨手順情報を用意しておけばよい。
またここで、利用者のレベルを判定する手段として、操作履歴から自動的に利用者のレベル判定を行う処理を追加しても良い。判定方法としては再生や停止のような基本機能だけでなく高度な機能(特殊再生機能など)をどの程度まで利用しているかを評価すること等がある。
図7のフローでは実施例1の図6と同一処理には同一符号を付けているが、ここで実施例1と同様にS206で得られた推奨操作手順と、コマンド発行履歴DB 203に記録された利用者の手順とを比較(ステップS207)する。
またS208aで利用者の操作手順が優ると判定した場合には、機能情報DB 208をこの利用者の操作手順へと更新(ステップS209b)、初めに戻る。
本発明の装置においては、利用者の操作履歴から所望操作を自動推測し、より便利な機能とより最適な操作手順を利用者に提供できる。利用者は説明書を読むという煩雑な作業を強いられることなく、当該装置が備えている便利機能を的確なタイミングで知ることが可能となる。装置側にどんなに便利な機能がサポートされていても、その機能自体を知らなければ、利用者は説明書を開くまでに至らない。そのため、それらの機能を利用する機会が失われたままになることが懸念される。本提案における装置では、当該装置の利便性を向上させる効果が期待できる。
Claims (4)
- ユーザが操作してコンテンツを記録・再生する映像記録・再生装置であって、
当該装置が具備している機能とその操作手順を格納しているデータベースと、
ユーザから当該装置へ発行されたコマンド履歴を記憶するコマンド履歴記憶手段と、
コンテンツ単位の視聴実績を記憶する視聴実績記憶手段と、
前記データベースと前記コマンド履歴記憶手段と前記視聴実績記憶手段からの情報に基づきユーザの操作手順の判定を行い、前記データベースに格納された操作手順よりユーザの操作手順の方が優れていると判定した場合に、データベースに格納された操作手順をこのユーザの操作手順へと置き換える判断手段と、
この判断手段により推定されたユーザの所望操作に係る推奨操作手順をユーザに操作を促すように表示する表示手段とを
具備することを特徴とする映像記録・再生装置。 - 前記判断手段による判定は操作回数に基づき操作回数がより少ない手順の方が優れていると判定するものであることを特徴とする請求項1に記載の映像記録・再生装置。
- ユーザが操作してコンテンツを記録・再生する映像記録・再生装置であって、
ユーザの操作レベルを判定する判定手段と、
当該装置が具備している機能毎にユーザレベルに合わせた複数種類の推奨操作手順を格納しているデータベースと、
ユーザから当該装置へ発行されたコマンド履歴を記憶するコマンド履歴記憶手段と、
コンテンツ単位の視聴実績を記憶する視聴実績記憶手段と、
前記データベースと前記コマンド履歴記憶手段と前記視聴実績記憶手段からの情報に基づき前記判定手段によるレベル判定結果に合ったユーザレベルの前記推奨操作手順に相当するユーザの操作手順の判定を行い、前記データベースに格納された操作手順よりユーザの操作手順の方が優れていると判定した場合に、データベースに格納された操作手順をこのユーザの操作手順へと置き換える判断手段と、
この判断手段により推定されたユーザの所望操作に係る推奨操作手順をユーザに操作を促すように表示する表示手段とを
具備することを特徴とする映像記録・再生装置。 - 前記判断手段による判定は操作回数に基づき操作回数がより少ない手順の方が優れていると判定するものであることを特徴とする請求項3に記載の映像記録・再生装置。
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