JP4762099B2 - 映像記録・再生装置 - Google Patents

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本発明は、ユーザへ操作手順情報を提供することが可能な映像記録・再生装置に関する。
映像を記録しまた再生する装置である映像記録・再生装置として、例えばHDD/DVDレコーダは、高機能・多機能化に向けて年々急速に進化している。その一方で、説明書の厚みが増し、利用者(特に初心者)が機能を使いこなすことは非常に難しくなってきている。今後は利用者からの操作性に関する要求が増大することが予想され、開発者側にとっても利用者の利便性を向上させるための施策が急務である。
換言すると従来、DVDプレーヤのような民生用のAV機器は、例えばテレビやビデオのように、お年寄りから子供まで幅広い年代の人が特別な知識や技術を必要とせず、容易に操作できることが求められてきた。しかし、操作において高度な機能を使いこなせるのは、一部のユーザに限られ、多くの人にとっては、操作が難しいと感じたり、不要な機能として認識されたりする場合も多かった。
そのため、AV機器側はアニメーションやウィンドウなどのGUI(Graphical User Interface)を駆使し、特別な知識を持たない人にも、操作や機能を分かりやすく説明する工夫をすることもあった。しかしながら、その工夫が逆にGUIを煩雑なものにし、一部のユーザにはうるさく感じられることもあるし、GUIの処理時間がユーザに待ちを強いることになり、ユーザのストレスとなる場合もあった。
これに対し、GUI機能を充実させ、ユーザの好みや用途、AV機器に関する知識レベルなどの使用条件に応じて使用する機能をユーザが任意に選択して設定することができたり、記録再生装置が前記使用条件を記憶しておき、記憶した使用条件にもとづいて自動設定するなどの、使い勝手とを容易に高めることが可能と主張する記録再生装置もあった(特許文献1)。
しかしながらそれらの設定の対象は、セキュリティレベルや視覚モードといったユーザから見て抽象的な内容を選択させるものであり、コンテンツ等を対象としたユーザが知らない具体的な操作手順に関わるものではなく、ユーザが高機能・多機能を使いこなす要請に応えるものではないという問題があった。
特開2005−322285号公報
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、ユーザへ高機能・多機能を使いこなす操作手順情報を提供することが可能な映像記録・再生装置を提供することを目的とする。
本発明に係る映像記録・再生装置は、ユーザが操作してコンテンツを記録・再生する映像記録・再生装置であって、当該装置が具備している機能とその操作手順を格納するデータベースと、ユーザから当該装置へ発行されたコマンド履歴を記憶するコマンド履歴記憶手段と、コンテンツ単位の視聴実績を記憶する視聴実績記憶手段と、前記データベースと前記コマンド履歴記憶手段と前記視聴実績記憶手段からの情報に基づきユーザの操作手順の判定を行い、前記データベースに格納された操作手順よりユーザの操作手順の方が優れていると判定した場合に、データベースに格納された操作手順をこのユーザの操作手順へと置き換える判断手段と、この判断手段により推定されたユーザの所望操作に係る推奨操作手順を表示する表示手段とを具備することを特徴とする。
本発明に係る映像記録・再生装置は、ユーザが操作してコンテンツを記録・再生する映像記録・再生装置であって、ユーザの操作レベルを判定する判定手段と、当該装置が具備している機能毎にユーザレベルに合わせた複数種類の推奨操作手順を格納しているデータベースと、ユーザから当該装置へ発行されたコマンド履歴を記憶するコマンド履歴記憶手段と、コンテンツ単位の視聴実績を記憶する視聴実績記憶手段と、前記データベースと前記コマンド履歴記憶手段と前記視聴実績記憶手段からの情報に基づき前記判定手段によるレベル判定結果に合ったユーザレベルの前記推奨操作手順に相当するユーザの操作手順の判定を行い、前記データベースに格納された操作手順よりユーザの操作手順の方が優れていると判定した場合に、データベースに格納された操作手順をこのユーザの操作手順へと置き換える判断手段と、この判断手段により推定されたユーザの所望操作に係る推奨操作手順をユーザに操作を促すように表示する表示手段とを具備することを特徴とする。
本発明によれば、ユーザへ操作手順情報を提供することが可能な映像記録・再生装置を得ることが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
本発明による実施例1を図1乃至図6を参照して説明する。
(構成)
図1は、本発明の一実施形態に係る映像記録・再生装置の構成を示すブロック図である。
初めに、図1の放送記録装置10は、一例として、チューナ等をソースとして記録機能を有するデジタルテレビジョンである。しかしながら、チューナ等と記録機能とをもったハードディスクレコーダも同様に好適である。
従って、以下の図1を用いた実施形態の説明においては、記録機能をもったデジタルテレビジョンとして詳細に説明を行なうが、図1からディスプレイ26を分離することにより、全く同様の機能をもったハードディスクレコーダとしての説明と解釈することが可能である。
図1において、デジタルテレビジョンである放送記録装置10は、2種類のディスクドライブを有する。第1のメディアとしてハードディスクHを駆動するハードディスクドライブ部18と、第2のメディアとしてビデオファイルを構築できる情報記録媒体である光ディスクDを回転駆動し、情報の読み書きを実行する光ディスクドライブ部19を有している。又、制御部30は、全体の動作を司るべくデータバスBを介して各部に接続されている。しかし、本発明を実施する場合において、光ディスクドライブ部19は必ずしも必要な構成ではない。
又、図1の放送記録装置10は、録画側を構成するエンコーダ部21と、再生側を構成するMPEGデコーダ部23と、装置本体の動作を制御する制御部30とを主たる構成要素としている。放送記録装置10は、入力側のセレクタ16と出力側のセレクタ17とを有しており、入力側のセレクタ16には、LAN等の通信部11と、いわゆる衛星放送(BS/CS)デジタル/アナログチューナ部12と、いわゆる地上波デジタル/アナログチューナ部13とが接続され、エンコーダ部21に信号を出力する。又、BS/CSデジタル/アナログチューナ部12には衛星アンテナが、地上波デジタル/アナログチューナ部13には地上波アンテナが接続されている。又、放送記録装置10は、エンコーダ部21と、エンコーダ部21の出力を受け、データ編集等の所望のデータ処理を行う信号編集部20、信号編集部20に接続されるハードディスクドライブ部18、光ディスクドライブ部19を有している。更に、放送記録装置10は、ハードディスクドライブ部18、光ディスクドライブ部19からの信号を受けてデコードするMPEGデコーダ部23と、エンコーダ部21、バッファ部22、MPEGデコーダ部23、多重化部28、分離部29、制御部30、関連コンテンツ制御部42、予約録画部・番組表生成部43を有している。これらの各部は、データバスBを介して制御部30に接続されている。更に、セレクタ部17の出力は、ディスプレイ26に供給されるか、外部装置との通信を行うインタフェース部27を介して、外部装置に供給される。
更に、放送記録装置10は、データバスBを介して制御部30に接続され、ユーザの操作やリモコンRの操作を受ける操作部32を有している。ここで、リモコンRは、放送記録装置10の本体に設けられる操作部32とほぼ同等の操作を可能とするものであり、ハードディスクドライブ部18や光ディスクドライブ部19の記録再生指示や、編集指示、又、チューナの操作、予約録画の設定等、各種設定が可能である。
(基本機能)
図2は、映像記録・再生装置の機能構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る映像記録・再生装置は、例えば利用者に操作されるリモコン101を通して制御される映像記録・再生装置201である。映像記録・再生装置201は、前述のような放送やインターネット、DVD(Digital Versatile Disc)メディア等のコンテンツを記録・再生する装置であり、HDD(Hard Disk Drive)搭載のモバイル機器やHDD/DVDレコーダでも良い。表示画面301は、映像記録・再生装置201より出力される情報の表示画面であり、PCやTVの表示部でも良い。
映像記録・再生装置201は、コマンド発行履歴DB 203と、コンテンツ視聴実績DB 205と、機能情報DB 208の3種類のデータベースを保有している。また、コマンド発行履歴DB 203にリモコン101から発行された制御コマンドを記録するための発行コマンド記憶部202と、コンテンツ視聴実績DB 205にコンテンツ毎の再生時刻等を記録するためのコンテンツ視聴実績記憶部204と、前記3種のDB情報をもとに利用者の所望操作を解析する所望操作の解析部206と、利用者の操作手順が最適かを判定する操作手順の判定部207と、より良い操作手順に関するナビ情報を表示画面に送信する推奨操作情報提供部209から構成される。
上記3種類のデータベース/記憶手段は独立したものであり、別個に例えばコマンド発行履歴DB 203とコンテンツ視聴実績DB 205とは、関連コンテンツ制御部42の制御下でハードディスクドライブ部18を通しハードディスクH上に形成し、機能情報DB 208は予め制御部30の図示せぬ書き換え可能なROMに形成しておけばよい。
図2に示す映像記録・再生装置201の他の構成要素は関連コンテンツ制御部42内のROM上のファームウェアによって制御されるが、所望操作の解析部206と操作手順の判定部207と推奨操作情報提供部209は制御部30に置かれるのも好適である。
図3、図4、図5に本装置のデータベースの構成図を示す。これらは、一般的なリレーショナルデータベースの構成であり、特別な形式というわけではない。
図3は機能情報データベースの構成図である。本装置に具備されている機能と各機能の操作手順をペアで管理するデータベースである。機能毎に、少なくとも1つ以上の推奨操作手順および利用者が実施するであろう1つ以上の類推操作手順の情報を保持する。類推操作手順には、コンテンツの視聴履歴から類推可能な情報と、コマンド発行履歴から類推可能な情報とが含まれる。図3の類推操作手順1は前者であり、類推操作手順2は後者である。なお本データベースは、既定内容として本装置の出荷前に予め用意されている必要がある。
図4はコマンド履歴記憶手段を構成するコマンド発行履歴データベースの構成図である。リモコン等から本装置へ発行された制御コマンドの履歴をコンテンツ単位で記録する。少なくとも、コンテンツIDと発行コマンドIDの情報を保持する。また、利用者の所望操作の分析処理を高速化する等の目的で、更新日時の情報も保持する。
図5はコンテンツ視聴実績データベースである。本データベースでは、少なくともコンテンツID毎に、再生開始時刻と再生停止時刻の情報を保持する。前記時刻は、例えばコンテンツ先頭からの相対時刻であり、DVDフォーマットで記録されたコンテンツの場合は同期再生のための時間情報であるPTS(Presentation Time Stamp)等の情報を利用しても良い(この場合、初期値は0である)。また利用者の所望操作の分析処理を高速化する等の目的で、更新日時の情報を保持する。
(基本動作)
次に、図6を用いて処理の流れを説明する。まず、利用者の操作に基づきリモコン等101から映像記録/再生装置201へ、再生/停止/巻き戻し等の制御コマンドを発行する(ステップS201)。以下、映像記録・再生装置201が処理を行う。
前記S201で発行された制御コマンドを、コマンド発行履歴DB 203に記録する(ステップS202)。
このステップS202において、発行コマンド記憶部202は同一コンテンツIDの発行コマンドIDを図4のように更新日時順にまとめてコマンド発行履歴DB 203に格納する。手段としては例えば発行コマンド記憶部202は図示せぬコンテンツIDバッファを持ち新しいコマンドの到着時にそのコンテンツIDがバッファ中の旧コンテンツIDと一致しているかを判定し一致なら追記、不一致なら新たなコンテンツIDのレコードの作成に移り、またバッファに新コンテンツIDを格納するといった制御を行う。コンテンツIDバッファは装置の電源遮断時または投入時にリセットされるように構成しておけば、電源投入の状態でユーザがコンテンツを切替えずに使い続けている間、同一コンテンツIDの発行コマンドIDは追記される。
続いて前記S201で発行された制御コマンドが、コンテンツの再生/停止等に関わる処理かを判定する(ステップS203)。
前記S203で判定した結果がYesの場合、コンテンツ視聴実績DB 205に当該コンテンツの再生開始/停止時刻等の視聴実績を記録する(ステップS204)。再生開始/停止時刻とは、例えば、コンテンツ先頭からの相対時刻であり、DVDフォーマットで記録されているコンテンツの場合はPTS(Presentation Time Stamp)等の情報を利用しても良い。
このステップS204において、コンテンツ視聴実績記憶部204は同一コンテンツIDの再生開始/停止の相対時刻を図5のように更新日時順にまとめてコンテンツ視聴実績DB 205に格納する。手段としては例えばコンテンツ視聴実績記憶部204は図示せぬコンテンツIDバッファを持ち新しいコマンドの到着時にそのコンテンツIDがバッファ中の旧コンテンツIDと一致しているかを判定し一致なら追記、不一致なら新たなコンテンツIDのレコードの作成に移り、またバッファに新コンテンツIDを格納するといった制御を行う。コンテンツIDバッファは装置の電源遮断時または投入時にリセットされるように構成しておけば、電源投入の状態でユーザがコンテンツを切替えずに使い続けている間、同一コンテンツIDの再生開始/停止の相対時刻は追記される。
コマンド発行履歴DB 203とコンテンツ視聴実績DB 205の各情報と、機能情報DB 208の類推手順との比較により、利用者の所望操作を解析・推定する(ステップS205)。例えば、利用者がある特定のチャプターのみを繰り返し視聴していれば、「利用者はチャプターリピート機能を使いたい」と推定できる。また、ほぼ一定の開始位置からほぼ一定の終了位置までを繰り返し視聴していたり、もしくは、特定区間で「再生->停止->巻き戻し」の処理が繰り返されていれば、「利用者はA-Bリピート機能を使いたい」と推定できる(図3)。
前記S205で推定された利用者の所望操作を実施するためのより良い操作手順(推奨手順)を、機能情報DB 208より探索する(ステップS206)。
前記S206で得られた推奨操作手順と、コマンド発行履歴DB 203に記録された利用者の手順とを比較する(ステップS207)。比較処理には、操作回数を利用しても良い。即ち判断方法の例として、操作回数が少ないことがよいという判断である。
前記S207により、利用者の操作手順が最適な手順であるか否かを判定する(ステップS208)。例えば、一定区間を繰り返し視聴したい場合に、A-Bリピート機能を利用しない(知らない)利用者が、再生->停止->先頭へスキップ->先頭へスキップ->先頭へスキップ・・・という操作を繰り返していたと仮定する(図4)。この場合、「A-Bリピート機能」が利用されておらず、毎回「先頭へスキップ」という単純な操作が繰り返し行われていることのため、最適手順ではないと判定される。
前記S208で利用者の操作手順が最適でないと判定された場合、推奨操作手順に関するナビ情報を表示画面に送信する(ステップS209)。
表示画面は、前記S209で送信されたナビ情報を受信し画面に表示する(ステップS210)。利用者はこのナビ情報により、当該装置に「A-Bリピート」機能が存在することおよびその操作方法を容易に知ることが可能となる。
なお、上記実施形態に対しては、以下のような各種の変形実施が可能である。
・本装置の情報提供機能を利用するか否かの制御を追加しても良い。利用者の操作を記憶、判定する処理が不要となるため、本装置本来の映像記録・再生の処理速度をあげることが可能となる。
・また、利用者の嗜好にあわせて操作手順をカスタマイズ可能としても良い。例えば操作回数が同じ手順が複数あれば表示し利用者に選択させるようにする。
・利用者のデジタル知識レベルに合わせてナビ情報の内容を可変にしても良い。例えば、初心者には複雑な高機能を通知しない、説明内容に専門用語を避け平易な用語を利用する等。この場合、機能情報DB 208に各機能の対象利用者レベルを表す情報を記録しておけばよい。また機能毎に利用者レベルに合わせた複数種類の推奨手順情報を用意しておけばよい。
ここで、利用者のレベルを判定する手段として、本装置の利用開始時に、利用者が各自のデジタル知識レベルを入力(自己申告)可能としても良い。
またここで、利用者のレベルを判定する手段として、操作履歴から自動的に利用者のレベル判定を行う処理を追加しても良い。判定方法としては再生や停止のような基本機能だけでなく高度な機能(特殊再生機能など)をどの程度まで利用しているかを評価すること等がある。
・操作手順の情報を表示するのではなく、利用者の所望操作(設定)をボタン一つで自動的に実行可能としても良い。たとえば、A-Bリピートであれば、「この特定区間のリピートを行いますか?」のダイアログを表示し、利用者が「Yes」を選ぶと、装置内部で自動的に必要なコマンド群を発行して設定を行うというものである。これを実現するためには、装置内部で機能毎に必要なコマンド発行処理を予め記憶しておけばよい。
クイックメニューに続いて特殊再生モードを選択せずに先頭へスキップを選択した場合などが表示のタイミングである。
本発明による実施例2を図1乃至図5及び図7を参照して説明する。実施例1と共通する部分は説明を省略する。
図7のフローでは実施例1の図6と同一処理には同一符号を付けているが、ここで実施例1と同様にS206で得られた推奨操作手順と、コマンド発行履歴DB 203に記録された利用者の手順とを比較(ステップS207)する。
前記S207により、利用者の操作手順が最適な手順であるか否かを判定する(ステップS208)。例えば、一定区間を繰り返し視聴したい場合に、A-Bリピート機能を利用しない(知らない)利用者が、再生->停止->先頭へスキップ->先頭へスキップ->先頭へスキップ・・・という操作を繰り返していたと仮定する。この場合、「A-Bリピート機能」が利用されておらず、毎回「先頭へスキップ」という逐次的な操作が繰り返し行われていることのため、最適手順ではないと判定される。
最適(両者が同等)ではないと判定した後では、更に利用者の操作手順が優れているか判定する(ステップS208a)。比較処理には、操作回数を利用しても良い。即ち判断方法の例として、操作回数が少ないことがよいという判断である。
前記S208aで利用者の操作手順が優ってはいないと判定された場合、推奨操作手順に関するナビ情報を表示画面に送信する(ステップS209)。
またS208aで利用者の操作手順が優ると判定した場合には、機能情報DB 208をこの利用者の操作手順へと更新(ステップS209b)、初めに戻る。
本発明の装置においては、利用者の操作履歴から所望操作を自動推測し、より便利な機能とより最適な操作手順を利用者に提供できる。利用者は説明書を読むという煩雑な作業を強いられることなく、当該装置が備えている便利機能を的確なタイミングで知ることが可能となる。装置側にどんなに便利な機能がサポートされていても、その機能自体を知らなければ、利用者は説明書を開くまでに至らない。そのため、それらの機能を利用する機会が失われたままになることが懸念される。本提案における装置では、当該装置の利便性を向上させる効果が期待できる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の一実施形態に係る映像記録・再生装置の構成を示すブロック図。 映像記録・再生装置の機能構成を示すブロック図。 機能情報データベースに記憶される情報の一例を示す図。 コマンド発行履歴データベースに記憶される情報の一例を示す図。 コンテンツ視聴実績データベースに記憶される情報の一例を示す図。 装置動作およびユーザ入出力を示すフローチャート。 本発明の第2の実施形態に係る装置動作およびユーザ入出力を示すフローチャート。
符号の説明
101…リモコン、201…映像記録・再生装置、202…発行コマンド記憶部、203…コマンド発行履歴データベース(DB)、204…コンテンツ視聴実績記憶部、205…コンテンツ視聴実績データベース(DB)、206…所望操作の解析部、207…操作手順の判定部、208…機能情報データベース(DB)、209…推奨操作情報提供部、301…表示画面。

Claims (4)

  1. ユーザが操作してコンテンツを記録・再生する映像記録・再生装置であって、
    当該装置が具備している機能とその操作手順を格納しているデータベースと、
    ユーザから当該装置へ発行されたコマンド履歴を記憶するコマンド履歴記憶手段と、
    コンテンツ単位の視聴実績を記憶する視聴実績記憶手段と、
    前記データベースと前記コマンド履歴記憶手段と前記視聴実績記憶手段からの情報に基づきユーザの操作手順の判定を行い、前記データベースに格納された操作手順よりユーザの操作手順の方が優れていると判定した場合に、データベースに格納された操作手順をこのユーザの操作手順へと置き換える判断手段と、
    この判断手段により推定されたユーザの所望操作に係る推奨操作手順をユーザに操作を促すように表示する表示手段とを
    具備することを特徴とする映像記録・再生装置。
  2. 前記判断手段による判定は操作回数に基づき操作回数がより少ない手順の方が優れていると判定するものであることを特徴とする請求項1に記載の映像記録・再生装置。
  3. ユーザが操作してコンテンツを記録・再生する映像記録・再生装置であって、
    ユーザの操作レベルを判定する判定手段と、
    当該装置が具備している機能毎にユーザレベルに合わせた複数種類の推奨操作手順を格納しているデータベースと、
    ユーザから当該装置へ発行されたコマンド履歴を記憶するコマンド履歴記憶手段と、
    コンテンツ単位の視聴実績を記憶する視聴実績記憶手段と、
    前記データベースと前記コマンド履歴記憶手段と前記視聴実績記憶手段からの情報に基づき前記判定手段によるレベル判定結果に合ったユーザレベルの前記推奨操作手順に相当するユーザの操作手順の判定を行い、前記データベースに格納された操作手順よりユーザの操作手順の方が優れていると判定した場合に、データベースに格納された操作手順をこのユーザの操作手順へと置き換える判断手段と、
    この判断手段により推定されたユーザの所望操作に係る推奨操作手順をユーザに操作を促すように表示する表示手段とを
    具備することを特徴とする映像記録・再生装置。
  4. 前記判断手段による判定は操作回数に基づき操作回数がより少ない手順の方が優れていると判定するものであることを特徴とする請求項3に記載の映像記録・再生装置。
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