JP4760241B2 - 携帯無線端末およびその妨害波対応方法ならびに制御プログラム - Google Patents

携帯無線端末およびその妨害波対応方法ならびに制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、携帯無線端末およびその妨害波対応方法ならびに制御プログラムに関し、特に受信特性の良し悪しで妨害波対応方法を制御する携帯無線端末およびその妨害波対応方法ならびに制御プログラムに関する。
携帯無線端末、一例として携帯電話端末のRF(Radio Frequency :高周波)装置の能動部品であるアンテナスイッチは、アンテナ直近にあるもので、パワーアンプ、デュプレクサ経由で来る送信信号やアンテナから入ってくる妨害波信号などのレベルが最も大きくなるところであるため、アンテナスイッチが持つ入出力線形特性が悪いと送信信号と妨害波信号の相互変調信号も大きな値となる。そのため、その相互変調信号が受信信号と同じ周波数となる場合、受信特性に大きく影響を与えてしまう。
そこで、従来のアンテナスイッチでは、昇圧回路を有し、その昇圧回路をオンすることにより外部供給電圧よりも大きな電圧をFET(Field Effect Transistor :電界効果トランジスタ)に供給し、FETの入出力線形特性を改善している。
例えば、送信信号周波数をTX、受信信号周波数をRX、妨害波信号周波数を(TX−RX)とすると、アンテナスイッチの入出力の非線形特性により、TXと(TX−RX)がアンテナスイッチで2次の相互変調により、TX−(TX−RX)=RXの周波数の信号を発生させ、これが受信特性を劣化させる可能性がある。
しかし、送信中でその送信レベルが大きくても、周波数が(TX−RX)である妨害波信号がアンテナから入ってこない限り、アンテナスイッチでの相互変調は発生しない。つまり、そういった状態の場合で、かつ受信特性が良好である場合に、昇圧回路をオンのままに保持したのでは消費電流を浪費することになる。
一方、フレーム誤り率が大きい場合に受信入力増幅器に所定の歪処理を施し、フレーム誤り率が小さい場合はその処理を施さない発明が開示され(たとえば、特許文献1参照)、また送信パワーアンプに高い線形性が要求される場合に、電源電圧制御回路にアップコンバータを使用し、電源電圧を一時的に昇圧して、より高い電圧を送信パワーアンプに与える発明が開示されている(たとえば、特許文献2参照)。
特開2000−196483号公報(段落0016,0019、0039、0068、図1および図2) 特開2004−260509号公報(段落0002および0003)
前述のように、妨害波信号がアンテナから入ってこない場合で、かつ受信特性が良好である場合に、昇圧回路をオンのままに保持したのでは消費電流を浪費することになる。
一方、特許文献1に開示の発明は、受信入力増幅器の制御だけであり、本発明のように受信入力増幅器とともにアンテナスイッチおよびRFICを併せて制御するものとは構成が全く異なる。また、特許文献2に開示の発明は、送信パワーアンプの制御に関するものであり、本発明のような受信用アンプの制御に関するものではない。
そこで本発明の目的は、受信特性の良し悪しを示す指標、一例として希望信号と干渉波(妨害波)信号の比(SIR:Signal to Interference Ratio)に基づいてRF装置に含まれる能動部品の入出力線形特性を制御することが可能で、結果として受信特性劣化の改善および消費電流の削減が可能な携帯無線端末およびその妨害波対応方法ならびに制御プログラムを提供することにある。
本発明による携帯無線端末は、信号の送受信を行うRF装置を含む携帯無線端末であって、受信信号の受信特性の良し悪しを示す指標に基づき前記RF装置に含まれる能動部品の入出力線形特性を制御する制御手段を含み、前記制御手段は、受信信号の前記指標が所定閾値以上の場合に前記入出力線形特性を劣化させる制御を行い、受信信号の前記指標が所定閾値未満の場合に前記入出力線形特性を向上させる制御を行い、前記所定閾値は閾値1、閾値2および閾値3からなり、前記閾値2は前記閾値1以上かつ前記閾値3は前記閾値2以上であり、受信信号の前記指標が前記閾値1以上であるか否かに応じてミキサ回路が制御され、受信信号の前記指標が前記閾値2以上であるか否かに応じて受信用アンプが制御され、受信信号の前記指標が前記閾値3以上であるか否かに応じてアンテナスイッチが制御されることを特徴とする。
また、本発明による妨害波対応方法は、信号の送受信を行うRF装置を含む携帯無線端末の妨害波対応方法であって、受信信号の受信特性の良し悪しを示す指標に基づき前記RF装置に含まれる能動部品の入出力線形特性を制御する制御ステップを含み、前記制御ステップは、受信信号の前記指標が所定閾値以上の場合に前記入出力線形特性を劣化させる制御を行い、受信信号の前記指標が所定閾値未満の場合に前記入出力線形特性を向上させる制御を行い、前記所定閾値は閾値1、閾値2および閾値3からなり、前記閾値2は前記閾値1以上かつ前記閾値3は前記閾値2以上であり、受信信号の前記指標が前記閾値1以上であるか否かに応じてミキサ回路が制御され、受信信号の前記指標が前記閾値2以上であるか否かに応じて受信用アンプが制御され、受信信号の前記指標が前記閾値3以上であるか否かに応じてアンテナスイッチが制御されることを特徴とする。
また、本発明による制御プログラムは、信号の送受信を行うRF装置を含む携帯無線端末の妨害波対応方法の制御プログラムであって、コンピュータに、受信信号の受信特性の良し悪しを示す指標に基づき前記RF装置に含まれる能動部品の入出力線形特性を制御する制御ステップを実行させるための制御プログラムであり、前記制御ステップは、受信信号の前記指標が所定閾値以上の場合に前記入出力線形特性を劣化させる制御を行い、受信信号の前記指標が所定閾値未満の場合に前記入出力線形特性を向上させる制御を行い、前記所定閾値は閾値1、閾値2および閾値3からなり、前記閾値2は前記閾値1以上かつ前記閾値3は前記閾値2以上であり、受信信号の前記指標が前記閾値1以上であるか否かに応じてミキサ回路が制御され、受信信号の前記指標が前記閾値2以上であるか否かに応じて受信用アンプが制御され、受信信号の前記指標が前記閾値3以上であるか否かに応じてアンテナスイッチが制御されることを特徴とする。
本発明によれば、受信信号の受信特性の良し悪しを示す指標に基づき前記RF装置に含まれる能動部品の入出力線形特性が制御される。
本発明によれば、上記構成を含むことにより、受信特性を維持しつつ、消費電流を削減することが可能となる。
第一の効果は、SIRが良好な場合、アンテナスイッチに内蔵された昇圧回路をオフできるため、消費電流を削減できることである。
第二の効果は、SIRが良好な場合LNAに内蔵された入出力線形特性制御回路をオフできるため、消費電流を削減できることである。
第三の効果は、SIRが良好な場合RFICに内蔵された入出力線形特性制御回路をオフできるため、消費電流を削減できることである。
第四の効果は、SIR閾値をアンテナスイッチ用、LNA用、RFIC用に設けてあるため、SIRに応じた入出力線形特性制御回路オンオフ制御ができることである。
第五の効果は、RSSI補正値を幾つか設けてあるため、入出力線形特性制御回路オンオフ制御により、アンテナスイッチの挿入損失、LNAとRFICのゲインが変動した場合も、設定するRSSI補正値を切り替えることで、正確なRSSI値が測定できることである。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照しながら説明する。図1は本発明に係る携帯電話端末の一例の構成図である。同図を参照すると、本発明に係る携帯電話端末は、CPU(Central Precessing Unit)装置1と、その基本的制御下にあるディジタル信号処理装置2と、アナログ信号処理装置3と、RF装置4と、メモリ装置5と、電源装置6と、バッテリー7と、アンテナ8(同図では一例として2本)とを含んで構成されている。
CPU装置1は、ディジタル信号処理装置2、アナログ信号処理装置3、RF装置4、メモリ装置5、電源装置6の制御、およびディジタル信号処理装置2とのデータのやり取りするところであり、妨害波対応方法の制御プログラムが格納されるメモリ9を含んでいる。
RF装置4は、無線信号の変復調を行う。アナログ信号処理装置3は、RF装置4からの信号をAD(Analog to Digital)変換しディジタル信号処理装置2へ、またディジタル信号処理装置2からの信号をDA(Digital to Analog)変換しRF装置4へそれぞれ出力する。
ディジタル信号処理装置2は、ディジタル信号処理を行い復号しCPU装置1へ送る。また、SIRの測定を行い、その測定値に応じてRF装置4に制御信号を送る。また、送信や受信信号のタイミング管理を行う。さらに、送受信信号のパワー管理を行う。
メモリ装置5には、制御情報などが書き込まれており、CPU装置1が制御に応じその制御情報を読み書きする。電源装置6は、CPU装置1からの制御に従い、CPU装置1、ディジタル信号処理装置2、アナログ信号処理装置3、RF装置4およびメモリ装置5へ電源供給を行う。また電源装置6はバッテリー電圧値の測定を行いCPU装置1にバッテリー電圧を通知する。バッテリー7は電源装置6経由で装置全体に電圧を供給する。アンテナ8は基地局からの信号を受信し、かつ携帯電話端末から信号を送信する。
次に、RF装置4の構成について説明する。図2はRF装置の一例の構成図である。同図を参照すると、RF装置4は、使用するアンテナ8を切り替えるアンテナスイッチ11と、送信信号と受信信号を分離するフィルタであるデュプレクサ12と、高いパワーの信号の逆流を防止するアイソレータ13と、高いパワーに増幅するアンプ(PA:Power Amplifier)14と、送信信号以外を減衰させるフィルタ(BPF:Band Pass Filter)15と、信号の変復調回路、ベースバンドフィルタ、アンプ、PLL(Phase Locked Loop)シンセサイザからなるRFIC16と、受信信号以外を減衰させるフィルタ(BPF)17と、ノイズを抑えて信号を増幅するアンプ(LNA:Low Noise Amplifier)18とを含んで構成される。
次に、アンテナスイッチ11の一例の構成について説明する。図3はアンテナスイッチの一例の構成図である。同図を参照すると、アンテナスイッチ11は、アンテナスイッチ回路21と、昇圧回路22と、制御回路23とを含んで構成される。
アンテナスイッチ回路21はGaAs(ガリウム砒素)という半導体素材を使ったFET(Field Effect Transistor)で作られたものなどがある。同図には、一例として2つのアンテナを切り替えるスイッチ21aおよび21bが設けられており、各々のスイッチがバッファ回路を構成している。
また、昇圧回路は、Si(シリコン)という半導体素材で作られたものなどがあり、単純な昇圧回路の場合、図4のようになる。図4は昇圧回路の一例の構成図である。同図を参照すると、昇圧回路22はスイッチ31と、コイル32と、スイッチ33と、ダイオード34と、コンデンサ35と、スイッチ36と、入力端子37と、出力端子38と、信号線路39とを含んで構成される。
そして、入力端子37に電源装置6からの電圧が供給され、出力端子38にアンテナスイッチ回路21(スイッチ21aおよび21b)が負荷として繋がり、スイッチ31および36がオンの場合、昇圧回路22から昇圧された電圧が供給される。また、昇圧回路22をオフさせて、かつ昇圧回路22を迂回する制御も可能となっており、その場合、外部供給電圧がそのまま信号線路39を介してアンテナスイッチ回路21に供給される。
また、制御回路23は、Siという半導体素材で作られたものなどがあり、外部制御信号により、アンテナスイッチ回路21のFETをオンオフさせて、入出力のパスを決定したり、昇圧回路22のパス切り替え、昇圧回路22のオンオフを制御する。
次に、アンプLNA18の一例の構成について説明する。LNA18にはSiGe(シリコンゲルマニウム)という半導体素材を使ったバイポーラトランジスタで作られたもの、GaAsという半導体素材を使ったFET、あるいはHEMT(High Electron Mobility Transistor:高電子移動度トランジスタ)で作られたものなどがある。例えば、SiGe、バイポーラトランジスタの単純なLNAの場合、図5のようになる。
図5はLNAの一例の回路図である。同図を参照すると、LNA18は、トランジスタ41と、そのコレクタ・電源電圧VCC間に接続された抵抗42と、そのコレクタ・ベース間に接続された抵抗43と、そのベース・エミッタ間に接続された抵抗44とを含んで構成される。そして、ベースより信号が入力され、コレクタより増幅された信号が出力される。エミッタは接地される。
次に、RFIC16の一例について説明する。RFIC16は、信号の変復調回路、ベースバンドフィルタ、アンプ、PLLシンセサイザ等の図示しない回路からなっているが、入出力線形特性が重要なのは、入力直近にある変復調回路の一部であるミキサ回路であり、SiGeという半導体素材を使ったバイポーラトランジスタなどで作られる。単純なミキサ回路の場合、図6にようになる。
図6はRFIC内のミキサ回路の一例の回路図である。同図を参照すると、ミキサ回路51はトランジスタ52を含んで構成される。ローカル信号(LOCAL IN)は、PLLシンセサイザから供給される。すなわち、ミキサ回路51では、ローカル信号と受信信号(RF IN)がミキシングされて、ベースバンド信号に復調される。
次に、本携帯無線端末の動作について説明する。まず、アンテナスイッチ11で、相互変調信号が発生するしくみを説明する。例えば、送信信号周波数をTX、受信信号周波数をRX、妨害波信号周波数を(TX−RX)の式で成り立つものとする。そして、RF装置4から送信信号を送信し、アンテナ8経由でRF装置4に受信信号と妨害波信号を受信した場合、RF装置4の最初にあるアンテナスイッチ11の入出力の非線形特性により、TXと(TX−RX)がアンテナスイッチ11で2次の相互変調により、TX−(TX−RX)=RXの周波数の信号を発生させる。これは、本来受信したい受信信号とは異なるが、周波数としては同じため、受信信号からみればBPF15,17で排除できないノイズ(あるいは干渉波とも言う)であり、結果として受信特性劣化を引き起こす。
同様に、妨害波信号周波数が(2TX−RX)の式で成り立つ場合、TXと(2TX−RX)がアンテナスイッチ11で3次の相互変調により、2×TX−(2TX−RX)=RXの周波数の信号を発生させ、同様に受信感度劣化を引き起こす。
これを回避させるためには、根本原因であるアンテナスイッチ11の入出力線形特性を改善させること、またはアンテナスイッチ11の前段に妨害波信号を排除するフィルタを配置することである。前者は、入出力線形特性を改善させるために昇圧回路22等で高い電圧を供給させるため、それによるアンテナスイッチ(トランジスタ)の消費電流増と昇圧回路自体が消費する電流増となる。後者は、フィルタは通過帯域に対しても損失を発生させるため、それだけで受信特性を多少なりとも劣化させる上、部品の増加によるコスト増、実装面積増となる。
図7は入力レベル(送信信号および妨害波信号)対相互変調歪み特性の一例を示す図である。同図は、一例として、昇圧回路22により高い電圧をアンテナスイッチ21に供給した場合と、そうでない場合とでの、送信信号と妨害波信号のレベルと発生する相互変調信号レベルの関係を示す。この場合、昇圧回路22がオンの時には、外部供給電圧(一例として2.85V)が一例として7V程度まで昇圧されてアンテナスイッチ21に電圧が加えられているが、昇圧回路22がオンの場合は、オフの場合と比べて相互変調信号レベルが10〜20dB小さくなる。すなわち、昇圧回路22がオンの場合は入出力線形特性が改善することがわかる。
次にSIRの求め方を示す。本発明では、一例として3GPP(3rd Generation Partnership Project:第三世代携帯電話通信方式)を策定するためのパートナーシッププロジェクト)で承認された通信方式であるWCDMA (Wideband Code Division Multiple Access)の場合で示す。
WCDMAの場合、復調後I信号とQ信号に分かれ、I信号とQ信号は直交しているため複素平面上で表すとシンボル点ができるが、理想的には、1点にシンボル点が集まるが、実際には干渉波の影響でその点は広がりを持つ。この様子を図8に示す。
図8は干渉波によるシンボル点の広がりを示す図である。同図を参照すると、理想的なシンボル点までの強さを希望波平均信号電力(RSCP:Received Signal Code Power)といい、これは逆拡散後の信号の電力である。広がりの強さ(シンボル点の分散)を干渉波(妨害波とも言う)信号平均電力(ISCP:Interference Signal Code Power)といい、逆拡散前と逆拡散後のシンボル点の差とも言える。
そして、SIRとは、希望波平均信号電力(RSCP)と干渉波(妨害波とも言う)信号平均電力(ISCP)の比で導出される。すなわち、SIR=RSCP÷ISCPとなり、干渉波が大きい程SIRの値は小さくなる。また、逆拡散前帯域内全電力(RSSI)とRSCPより、ビット辺りの希望信号エネルギー(Ec)とノイズの比(No)であるEc÷No(=RSCP÷RSSI)をSIRの代わりに使うこともある。この処理は、全てディジタル信号処理装置2で行われる。
以上の相互変調信号の発生のしくみとSIRの求め方に基づき、以下、本発明の動作について説明する。
図9は本発明に係る妨害波対応方法の第1実施例の処理手順を示すフローチャートである。
まず、携帯電話端末の電源装置6を立ち上げ後、CPU装置1は、メモリ装置5からSIR閾値を読み込み、読み込んだSIR閾値をディジタル信号処理装置2に設定する(ステップA1)。
次に、ディジタル信号処理装置2は、初期設定として、アンテナスイッチ11の昇圧回路をオンの状態にする(ステップA2)。
次に、受信動作を開始する(ステップA3)。
次に、ディジタル信号処理装置2は、受信信号のSIRを測定する(ステップA4)。
次に、ディジタル信号処理装置2は、測定したSIRとSIR閾値を比較する(ステップA5)。
次に、測定SIRがSIR閾値以上なら(ステップA5にてYES)、ディジタル信号処理装置2は、アンテナスイッチ11の昇圧回路22をオフにし(ステップA6)、SIR閾値未満なら(ステップA5にてNO)、アンテナスイッチ11の昇圧回路22をオンにする(ステップA7)。
次に、受信を継続するならば(ステップA8にてYES)、再度ディジタル信号処理装置2は受信信号のSIRを測定し(ステップA4)、継続しないならば(ステップA8にてNO)、制御を終了する(ステップA9)。
以上説明したように、実施例1によれば、SIRが良好な場合、アンテナスイッチに内蔵された昇圧回路をオフできるため、消費電流を削減することが可能となる。
次に、本発明の第2実施例について説明する。本発明の第2実施例は、アンテナスイッチ11だけでなく、LNA18とRFIC16内にあるミキサ回路51にも入出力線形特性を改善させる回路(以後、入出力線形特性制御回路という。)を設け、SIRがSIR閾値未満のときは、その入出力線形特性制御回路をオンしてSIRを改善させる制御を行い、SIRがSIR閾値以上のときは、入出力線形特性制御回路をオフにして、消費電流を削減させる制御を行う点で他の実施例と異なる。
図10は、LNA18に入出力線形特性制御回路45を設けた場合の一例の回路図である。なお、図5と同様の構成部分には同一番号を付し、その説明を省略する。
LNA18の入出力線形特性制御回路45は電流調整用微小抵抗46と、スイッチ47と、信号線路48とを含んで構成される。この入出力線形特性制御回路45は、バイポーラトランジスタ41のエミッタと接地(GND)の間にあり、ディジタル信号処理装置2からの制御信号(Control)により、電流調整用微小抵抗46がある方のパスに切り替えて、消費電流(バイアス電流)を微量に削減させ、結果としてLNA18の入出力線形特性を多少劣化させる。なお、入出力線形特性制御回路45のスイッチ47は信号線路48側がオン、電流調整用微小抵抗46側がオフである。
図11は、LNA18の消費電流Icc(コレクタ電流)と入出力線形特性を示す指標であるIIP3の関係の一例を示すグラフである。IIP3の値が良いほど入出力線形特性は良くなる。ここで、通常消費電流を減らすことによって、LNA18のゲイン特性やノイズ特性も悪くなる傾向のため、むやみやたらと消費電流を減らすことはできない。しかし、SIRがSIR閾値以上のときは、スイッチ47をオフにすることにより、入出力線形特性は多少劣化するものの消費電流を減らすことが可能となる。
また、LNA18への供給電圧を下げることで、入出力線形特性が劣化するものの、消費電流を削減することが可能となる。図12は、LNA18の降圧回路の一例の回路図である。同図を参照すると、降圧回路61はスイッチ62と、スイッチ63と、ダイオード64と、コイル65と、コンデンサ66と、スイッチ67と、信号線路68とを含んで構成される。
FET等で作られたスイッチ63と、ダイオード64と、コンデンサ66等で形成されるこの降圧回路61に外部より電圧を供給してやり、スイッチ62および67がオフの場合は、電圧を下げたものをLNA18の電源電圧VCCに供給し、オンの場合は外部電圧をそのままLNA18の電源電圧VCCに供給する。
図13は、LNA18への供給電圧とIIP3の関係の一例を示すグラフである。また、RFIC16内のミキサ回路51にも基本的にLNA18と同じ入出力線形特性制御回路を組み込む。その特性も基本的にLNA18と同じである。
図14は本発明に係る妨害波対応方法の第2実施例の処理手順を示すフローチャートである。
まず、携帯電話端末の電源を立ち上げ後、CPU装置1は、メモリ装置5から、SIR閾値1、SIR閾値2、SIR閾値3を読み込む。そして、ディジタル信号処理装置2に、読み込んだSIR閾値1、SIR閾値2、SIR閾値3を設定する(ステップB1)。
次に、ディジタル信号処理装置2は、初期設定として、アンテナスイッチ11の昇圧回路22をオン、LNA18とRFIC16の入出力線形特性制御回路をオンの状態にする(ステップB2)。
次に、受信動作を開始する(ステップB3)。
次に、ディジタル信号処理装置2は、受信信号のSIRを測定する(ステップB4)。
次に、ディジタル信号処理装置2は、測定したSIRとSIR閾値1を比較する(ステップB5)。
次に、測定SIRがSIR閾値1以上なら(ステップB5にてYES)、ディジタル信号処理装置2は、RFIC16の入出力線形特性制御回路をオフにし(ステップB6)、SIR閾値1未満なら(ステップB5にてNO)、RFIC16の入出力線形特性制御回路をオンにする(ステップB7)。
次に、ディジタル信号処理装置2は、測定したSIRとSIR閾値2を比較する(ステップB8)。
次に、測定SIRがSIR閾値2以上なら(ステップB8にてYES)、ディジタル信号処理装置2は、LNA18の入出力線形特性制御回路をオフにし(ステップB9)、SIR閾値2未満なら(ステップB8にてNO)、LNA18の入出力線形特性制御回路をオンにする(ステップ10)。
次に、ディジタル信号処理装置2は、測定したSIRとSIR閾値3を比較する(ステップB11)。
次に、測定SIRがSIR閾値3以上なら(ステップB11にてYES)、ディジタル信号処理装置2は、アンテナスイッチ11の昇圧回路22をオフにし(ステップB12)、SIR閾値3未満なら(ステップB11にてNO)、アンテナスイッチ11の昇圧回路22をオンにする(ステップB13)。
次に、RFIC16の入出力線形特性制御回路をオン後(ステップB14)、LNA18の入出力線形特性制御回路をオン後(ステップB15)、あるいはステップB12またはB13後(ステップB16)に受信を継続するならば(ステップB14〜B16にてYES)、再度ディジタル信号処理装置2は、受信信号のSIRを測定し(ステップB4)、継続しないならば(ステップB14〜B16にてNO)、制御を終了する(ステップB17〜B19)。
ここで、基本的にはSIR閾値1(RFIC16用閾値)<=SIR閾値2(LNA18用閾値)<=SIR閾値3(アンテナスイッチ11用閾値)の関係が成り立つ。これは、アンテナ側にあるRF装置部品であるほどその入出力線形特性の劣化がSIRに影響しやすいためである。すなわち、アンテナスイッチ11、LNA18、RFIC16の順で入出力線形特性の劣化がSIRに影響を与えやすいため、アンテナスイッチ11の昇圧回路22をオフにできるのは、比較的SIRの値が良好なときとなる。
以上説明したように、実施例2によれば、SIR閾値をアンテナスイッチ用、LNA用、RFIC用に設けることにより、SIRが良好な場合、消費電流をさらに削減することが可能となる。
次に、本発明の第3実施例について説明する。図15は本発明に係る妨害波対応方法の第3実施例の処理手順を示すフローチャートである。
本発明の第3実施例は、アンテナスイッチ11、LNA18、RFIC16内にあるミキサ回路51に入出力線形特性制御回路を設け、それらをオンオフ制御することで、アンテナスイッチ11の挿入損失やLNA18、RFIC16のゲインの変動が発生しても、RSSI補正値1、あるいはRSSI補正値2、あるいはRSSI補正値3、あるいはRSSI補正値4を設定することで、ディジタル信号処理装置2で測定するRSSIの値が変動しない制御を行う点で他の実施例と異なる。
これは、通常、アンテナでの受信信号レベルになるようにRSSIは補正されているが、アンテナスイッチ11、LNA18、RFIC16内にあるミキサ回路51に入出力線形特性制御回路をオンオフ制御することで、アンテナスイッチ11の挿入損失やLNA18、RFIC16のゲインの変動(図11、図13参照)が発生する場合、RSSI補正値を変える必要があるためである。ここで、RSSIは、WCDMAの場合、復調後I信号とQ信号に分かれ、図8に示すように複素平面上で表すとシンボル点の強さとなるため、RSSI=√(I2 +Q2 )の計算で求められる。RSCPが逆拡散後のものであるのに対し、RSSIは逆拡散前のもののため干渉波成分が含まれている。
まず、携帯電話端末の電源装置6を立ち上げ後、CPU装置1は、メモリ装置5から、SIR閾値1、SIR閾値2、SIR閾値3、RSSI補正値1、RSSI補正値2、RSSI補正値3、RSSI補正値4を読み込む。そして、ディジタル信号処理装置2に、読み込んだSIR閾値1、SIR閾値2、SIR閾値3、RSSI補正値1、RSSI補正値2、RSSI補正値3、RSSI補正値4を設定する(ステップC1)。
次に、ディジタル信号処理装置2は、初期設定として、アンテナスイッチ11の昇圧回路22をオン、LNA18とRFIC16の入出力線形特性制御回路をオンの状態にし、RSSI測定の補正値としてRSSI補正値1を選択する(ステップC2)。
次に、受信動作を開始する(ステップC3)。
次に、ディジタル信号処理装置2は、受信信号のSIRを測定する(ステップC4)。
次に、ディジタル信号処理装置2は、測定したSIRとSIR閾値1を比較する(ステップC5)。
次に、測定SIRがSIR閾値1以上なら(ステップC5にてYES)、ディジタル信号処理装置2は、RFIC16の入出力線形特性制御回路をオフにし(ステップC6)、SIR閾値1未満なら(ステップC5にてNO)、RFIC16の入出力線形特性制御回路をオンにして、RSSI測定の補正値としてRSSI補正値1を選択する(ステップC7)。
次に、ディジタル信号処理装置2は、測定したSIRとSIR閾値2を比較する(ステップC8)。
次に、測定SIRがSIR閾値2以上なら(ステップC8にてYES)、ディジタル信号処理装置2は、LNA18の入出力線形特性制御回路をオフにし(ステップC9)、SIR閾値2未満なら(ステップC8にてNO)、LNA18の入出力線形特性制御回路をオンにして、RSSI測定の補正値としてRSSI補正値2を選択する(ステップC10)。
次に、ディジタル信号処理装置2は、測定したSIRとSIR閾値3を比較する(ステップC11)。
次に、測定SIRがSIR閾値3以上なら(ステップC11にてYES)、ディジタル信号処理装置2は、アンテナスイッチ11の昇圧回路22をオフにして、RSSI測定の補正値としてRSSI補正値4を選択し(ステップC12)、SIR閾値3未満なら(ステップC11にてNO)、アンテナスイッチ11の昇圧回路22をオンにして、RSSI測定の補正値としてRSSI補正値3を選択する(ステップC13)。
次に、RFIC16の入出力線形特性制御回路をオン後(ステップC14)、LNA18の入出力線形特性制御回路をオン後(ステップC15)、あるいはステップC12またはC13後(ステップC16)に受信を継続するならば(ステップC14〜C16にてYES)、再度ディジタル信号処理装置2は、受信信号のSIRを測定し(ステップC4)、継続しないならば(ステップC14〜C16にてNO)、制御を終了する(ステップC17〜C19)。
以上説明したように、第3実施例によれば、入出力線形特性制御回路オンオフ制御により、アンテナスイッチの挿入損失、LNAとRFICのゲインが変動した場合も、設定するRSSI補正値を切り替えることで、正確なRSSI値を測定することが可能となる。
次に、本発明の第4実施例について説明する。第4実施例は妨害波対応方法の制御プログラムに関するものである。図1を参照するとCPU装置1はメモリ9を含んでいる。メモリ9には妨害波対応方法の制御プログラムが格納されている。その制御プログラムは図9、図14および図15にフローチャートで示される処理をコンピュータ(CPU装置1)に実行させるためのプログラムである。
コンピュータ(CPU装置1)は、メモリ9からそれらプログラムを読み出し、それらプログラムにしたがってディジタル信号処理装置2、アナログ信号処理装置3、RF装置4、メモリ装置5および電源装置6を制御する。その制御手順については既に述べたのでここでの説明は省略する。
以上説明したように、第4実施例によれば、受信特性劣化の改善および消費電流の削減が可能な制御プログラムを提供することが可能となる。
本発明に係る携帯電話端末の一例の構成図である。 RF装置の一例の構成図である。 アンテナスイッチの一例の構成図である。 昇圧回路の一例の構成図である。 LNAの一例の回路図である。 RFIC内のミキサ回路の一例の回路図である。 入力レベル(送信信号および妨害波信号)対相互変調歪み特性の一例を示す図である。 干渉波によるシンボル点の広がりを示す図である。 本発明に係る妨害波対応方法の第1実施例の処理手順を示すフローチャートである。 LNA18に入出力線形特性制御回路45を設けた場合の一例の回路図である。 消費電流Icc(コレクタ電流)と入出力線形特性を示す指標であるIIP3の関係の一例を示すグラフである。 LNA18の降圧回路の一例の回路図である。 LNA18への供給電圧とIIP3の関係の一例を示すグラフである。 本発明に係る妨害波対応方法の第2実施例の処理手順を示すフローチャートである。 本発明に係る妨害波対応方法の第3実施例の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 CPU装置
2 ディジタル信号処理装置
3 アナログ信号処理装置
4 RF装置
5 メモリ装置
6 電源装置
7 バッテリー
8 アンテナ
9 メモリ
11 アンテナスイッチ
12 デュプレクサ
13 アイソレータ
14 アンプ
15 フィルタ
16 RFIC
17 フィルタ
18 アンプ
21 アンテナスイッチ回路
22 昇圧回路
23 制御回路
45 入出力線形特性制御回路

Claims (18)

  1. 信号の送受信を行うRF装置を含む携帯無線端末であって、
    受信信号の受信特性の良し悪しを示す指標に基づき前記RF装置に含まれる能動部品の入出力線形特性を制御する制御手段を含み、
    前記制御手段は、受信信号の前記指標が所定閾値以上の場合に前記入出力線形特性を劣化させる制御を行い、受信信号の前記指標が所定閾値未満の場合に前記入出力線形特性を向上させる制御を行い、
    前記所定閾値は閾値1、閾値2および閾値3からなり、前記閾値2は前記閾値1以上かつ前記閾値3は前記閾値2以上であり、受信信号の前記指標が前記閾値1以上であるか否かに応じてミキサ回路が制御され、受信信号の前記指標が前記閾値2以上であるか否かに応じて受信用アンプが制御され、受信信号の前記指標が前記閾値3以上であるか否かに応じてアンテナスイッチが制御されることを特徴とする携帯無線端末。
  2. 前記制御手段は前記指標に基づき前記RF装置に含まれるアンテナスイッチの電源電圧を制御することを特徴とする請求項1記載の携帯無線端末。
  3. 前記制御手段は前記指標に基づき前記RF装置に含まれる受信用アンプおよびミキサ回路のバイアス電流を制御することを特徴とする請求項1または2記載の携帯無線端末。
  4. 前記制御手段は前記指標に基づき前記RF装置に含まれる受信用アンプおよびミキサ回路の電源電圧を制御することを特徴とする請求項1または2記載の携帯無線端末。
  5. 前記携帯無線端末はCDMA方式の端末であり、
    前記制御手段は前記RF装置に含まれる能動部品を制御することによって生じる逆拡散前帯域内全電力の変動を補正する補正手段を含むことを特徴とする請求項3または4記載の携帯無線端末。
  6. 前記指標はSIR(Signal to Interference ratio)であることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の携帯無線端末。
  7. 信号の送受信を行うRF装置を含む携帯無線端末の妨害波対応方法であって、
    受信信号の受信特性の良し悪しを示す指標に基づき前記RF装置に含まれる能動部品の入出力線形特性を制御する制御ステップを含み、
    前記制御ステップは、受信信号の前記指標が所定閾値以上の場合に前記入出力線形特性を劣化させる制御を行い、受信信号の前記指標が所定閾値未満の場合に前記入出力線形特性を向上させる制御を行い、
    前記所定閾値は閾値1、閾値2および閾値3からなり、前記閾値2は前記閾値1以上かつ前記閾値3は前記閾値2以上であり、受信信号の前記指標が前記閾値1以上であるか否かに応じてミキサ回路が制御され、受信信号の前記指標が前記閾値2以上であるか否かに応じて受信用アンプが制御され、受信信号の前記指標が前記閾値3以上であるか否かに応じてアンテナスイッチが制御されることを特徴とする妨害波対応方法。
  8. 前記制御ステップは前記指標に基づき前記RF装置に含まれるアンテナスイッチの電源電圧を制御することを特徴とする請求項7記載の妨害波対応方法。
  9. 前記制御ステップは前記指標に基づき前記RF装置に含まれる受信用アンプおよびミキサ回路のバイアス電流を制御することを特徴とする請求項7または8記載の妨害波対応方法。
  10. 前記制御ステップは前記指標に基づき前記RF装置に含まれる受信用アンプおよびミキサ回路の電源電圧を制御することを特徴とする請求項7または8記載の妨害波対応方法。
  11. 前記携帯無線端末はCDMA方式の端末であり、
    前記制御ステップは前記RF装置に含まれる能動部品を制御することによって生じる逆拡散前帯域内全電力の変動を補正する補正ステップを含むことを特徴とする請求項9または10記載の妨害波対応方法。
  12. 前記指標はSIR(Signal to Interference ratio)であることを特徴とする請求項7から11のいずれかに記載の妨害波対応方法。
  13. 信号の送受信を行うRF装置を含む携帯無線端末の妨害波対応方法の制御プログラムであって、
    コンピュータに、受信信号の受信特性の良し悪しを示す指標に基づき前記RF装置に含まれる能動部品の入出力線形特性を制御する制御ステップを実行させるための制御プログラムであり、
    前記制御ステップは、受信信号の前記指標が所定閾値以上の場合に前記入出力線形特性を劣化させる制御を行い、受信信号の前記指標が所定閾値未満の場合に前記入出力線形特性を向上させる制御を行い、
    前記所定閾値は閾値1、閾値2および閾値3からなり、前記閾値2は前記閾値1以上かつ前記閾値3は前記閾値2以上であり、受信信号の前記指標が前記閾値1以上であるか否かに応じてミキサ回路が制御され、受信信号の前記指標が前記閾値2以上であるか否かに応じて受信用アンプが制御され、受信信号の前記指標が前記閾値3以上であるか否かに応じてアンテナスイッチが制御されることを特徴とする制御プログラム。
  14. 前記制御ステップは前記指標に基づき前記RF装置に含まれるアンテナスイッチの電源電圧を制御することを特徴とする請求項13記載の制御プログラム。
  15. 前記制御ステップは前記指標に基づき前記RF装置に含まれる受信用アンプおよびミキサ回路のバイアス電流を制御することを特徴とする請求項13または14記載の制御プログラム。
  16. 前記制御ステップは前記指標に基づき前記RF装置に含まれる受信用アンプおよびミキサ回路の電源電圧を制御することを特徴とする請求項13または14記載の制御プログラム。
  17. 前記携帯無線端末はCDMA方式の端末であり、
    前記制御ステップは前記RF装置に含まれる能動部品を制御することによって生じる逆拡散前帯域内全電力の変動を補正する補正ステップを含むことを特徴とする請求項15または16記載の制御プログラム。
  18. 前記指標はSIR(Signal to Interference ratio)であることを特徴とする請求項13から17のいずれかに記載の制御プログラム。
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