JP4760039B2 - マルチホップ無線ネットワーク、基地局、無線端末、モニタ端末、およびネットワーク監視・制御方法 - Google Patents

マルチホップ無線ネットワーク、基地局、無線端末、モニタ端末、およびネットワーク監視・制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、マルチホップ無線ネットワークシステムに関し、特に、マルチホップ無線通信ネットワークシステムに対する監視・制御技術に関する。
マルチホップ無線ネットワークでは、通信しようとする端末同士が直接通信するだけでなく、他の端末でデータを中継することにより、広範囲に配置された端末同士の通信が可能である。マルチホップ無線ネットワークの利用例としてセンサーネットワークが挙げられる。センサーネットワークとは、センサー同士を結んだネットワークであり、様々な分野での応用が可能である。
センサーネットワークの要求条件として、特定の端末(以下、「基地局」という)が他の端末(以下、「無線端末」という)からデータを収集すること、および各無線端末の低消費電力化が挙げられる。基地局が全無線端末のデータを収集し、各無線端末の通信回数を可能な限り減らして消費電力を抑える方法として、基地局からの集中制御により全無線端末に対してマルチホップ経路を生成し、ポーリングでデータを収集する方式が挙げられる。一方、各無線端末の通信回数は増加するが、無線端末の状態を早急に基地局に通知するために、無線端末が自律的に端末発呼で基地局に対してデータを送信することも考えられる。
また、マルチホップ無線ネットワークにおける経路の構築には様々な方法が考えられるが、例えば非特許文献1に記載された方法がある。非特許文献1には、基地局をルートとするツリー状のマルチホップ経路を構築することが記載されている。
マルチホップ無線ネットワークにおいてはモニタ端末や制御端末を基地局あるいは無線端末に接続し、システムの監視および制御を可能とすることが好ましい。例えば、無線端末を増設、減設、または交換する際には、基地局と無線端末の間、または無線端末と無線端末の間で通信試験を行うことが要求される。また、ネットワーク上に生じた問題を解析するためにも通信試験は有効である。通信試験は、基地局や無線端末に一時的にモニタ端末や制御端末を接続して行えることが好ましい。
また、上述した、基地局をルートとするツリー状のマルチホップ経路を構築するようなマルチホップ無線ネットワークにおいては、基地局にモニタ端末を接続し、そこからネットワークの監視や制御を行えることが作業効率上好ましい。
一方、従来のシングルホップ無線ネットワークでは、モニタ端末や制御端末を接続した監視および制御が実現されている(例えば、特許文献1参照)。図13は、従来のシングルホップ無線ネットワークにおいて、モニタ端末による監視・制御を行うときの構成例を示す図である。図13を参照すると、従来のシングルホップ無線ネットワークでは、基地局90または無線端末91にモニタ端末94、95を有線または無線で接続し、モニタ端末94、95を接続した基地局90または無線端末91〜93による通信経路の試験を行うことができる。
図13において、点線は無線による接続を示し、実線は有線による接続を示している。モニタ端末94と基地局90の間と、モニタ端末95と無線端末91の間は、点線と実線の両方で接続されているが、これは有線または無線のいずれで接続してもよいことを示している。
大熊孝裕、川崎大輔、保木本武宏、新井正伸,「呼出しIDによる省電力マルチホップルーティング機能の実現」,信学技報 Vol.103 No.624,平成16年1月22日,39〜42頁 特開2003−272075号公報
上述したようにマルチホップ無線ネットワークでも監視および制御は重要である。
マルチホップ無線ネットワークでは、基地局と無線端末の間の通信は、データを中継する他の無線端末が正常に動作することを前提としており、基地局と無線端末の間の通信には多くの無線端末が関与することがある。
そのため、マルチホップ無線ネットワークに、シングルホップ無線ネットワークで用いられていた従来の監視・制御方法を適用することとすると、無線端末の増設、減設、または交換や問題解析を行うときに複数の無線端末について通信試験が必要になり、作業者がモニタ端末を持ち歩いて何度も移動することとなるなどの不都合が生じる。無線で接続するタイプのモニタ端末でも、作業者が電波の届く範囲までモニタ端末を持って行く必要がある。その結果、作業工数が増大し、また作業時間も長くなってしまう。
また、マルチホップ無線ネットワークを構築する場所によっては、モニタ端末を直接基地局や無線端末に接続するのが困難なために、携帯電話網など他の通信インフラを利用してモニタ端末を基地局や無線端末に接続するような場合も生じる。しかし、基地局や無線端末の設置された場所に他の通信インフラが存在するとは限らない。
監視・制御の作業効率を上げるために、モニタ端末を基地局に接続して、そこからネットワークを監視・制御する構成を採用した場合、基地局をモニタ端末の接続に適した場所に設置できなければ、逆に監視・制御の作業性が著しく低下してしまう。
また、作業者が移動して基地局および各無線端末にモニタ端末を接続し、通信試験などを繰り返す方法では、各リンク間でコマンドを投入する必要があるため通信回数が多くなり、消費電力も増大してしまう。
本発明の目的は、容易かつ低消費電力で監視・制御を行うことのできるマルチホップ無線ネットワークを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明のマルチホップ無線ネットワークは、
マルチホップ経路を形成してデータを転送するマルチホップ無線ネットワークであって、
基地局もしくは無線端末に無線で接続し、マルチホップ無線ネットワークの監視あるいは制御を行うためのモニタ情報を基地局と送受信するモニタ端末と、
前記モニタ端末より受信するモニタ情報による要求に応じて処理を行い、処理結果に応じて前記モニタ端末にモニタ情報にて応答する基地局と、
自身に前記モニタ端末が無線で接続されている場合、該モニタ端末からの前記モニタ情報を前記基地局に送信し、該基地局より受信した前記モニタ情報を該モニタ端末に送信する無線端末とを有し
前記基地局は、所定の周期で前記マルチホップ経路上の各無線端末をポーリングし、該ポーリングにて前記モニタ端末と接続された無線端末に送るポーリング要求信号にモニタ情報を付与し、
前記無線端末は、
前記ポーリング要求信号に対するポーリング応答信号にてモニタ情報を送信、もしくは、前記ポーリング応答信号によらず、端末発呼でモニタ情報を送信する機能を有し、
過去の前記ポーリング要求信号の受信時刻から次回のポーリング要求信号の受信時刻を予測しており、前記基地局へ送信すべきモニタ情報が生じたとき、予測された前記受信時刻まで所定時間以上あれば、前記端末発呼で前記モニタ情報を送信し、前記所定時間未満であれば、次回のポーリング要求信号を待って前記モニタ情報を送信する
本発明によれば、モニタ端末を接続した無線端末と基地局とが、必要に応じて他の無線端末を経由して、モニタ情報を送受信することができるので、いずれかの無線端末の通信可能範囲内であれば、基地局の設置環境によらず、また他の通信インフラに依存することなく、モニタ端末を基地局に接続しているようにネットワーク全体の監視および制御を作業効率良く行うことができ、また通信回数を低減して消費電力を低減することができる。
本発明の第1の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、第1の実施形態によるマルチホップ無線ネットワークの構成を示すブロック図である。本実施形態ではマルチホップ無線ネットワークを利用してセンサーネットワークが構成されているものとする。図1を参照すると、マルチホップ無線ネットワークは、基地局1および無線端末2〜5を有している。無線端末2にはセンサ6および制御装置10が、無線端末3にはセンサ7および制御装置11が、無線端末4にはセンサ8および制御装置12が、無線端末5にはセンサ9および制御装置13がそれぞれ接続されている。
各センサ6〜9および制御装置10〜13は無線端末2〜5を経由して基地局1とデータ通信が可能である。
センサ6〜9は、センサーネットワークにおいて各種情報を検出するセンサである。制御装置10〜13は、センサーネットワークにおいて各制御を行う制御装置である。センサーネットワークは様々な用途があり、センサ6〜9が検出する情報、制御装置10〜13が制御する対象は用途毎に様々である。
本実施形態において無線端末の数および接続はこの構成に限定されるものではない。また、基地局1および無線端末2〜5は移動可能であっても固定設置されていても良い。図1において、点線は無線による接続を示し、実線は有線による接続を示している。
基地局1および無線端末2〜5の相互間ではデータがマルチホップ転送される。例えば、無線端末3が基地局1にデータを送信する場合、無線端末2がデータを中継する。また、無線端末4は、センサ8または制御装置12の送受信データを無線端末2との間で送受信する。無線端末5は、センサ9または制御装置13の送受信データを無線端末5との間で送受信する。したがって、中間に位置する無線端末2は、センサ6または制御装置10のデータを送受信することに加え、基地局1と無線端末3、4、5との間のデータの中継も行う。また、同じく中間に位置する無線端末3は、センサ7または制御装置11のデータを送受信することに加え、基地局1または無線端末2と無線端末5との間のデータの中継も行う。
基地局1と無線端末2〜5の間の通信方法としては、基地局1がポーリング周期情報を元に周期的に、各無線端末2〜5に対してポーリングを行ってデータを収集する方法がある。また、無線端末2〜5が端末発呼で自律的に基地局1に対してデータを送信する方法もある。
ここでは、図1に示したように、基地局1をルートとして無線端末2〜5がツリー状に接続されたマルチホップ経路が構成されているものとする。また、基地局1および無線端末2〜5には、それぞれユニークな端末識別IDが付与されており、この端末識別IDにより各装置を識別可能であるとする。また、基地局1および無線端末2〜5に接続可能なモニタ端末(不図示)にも端末識別IDが付与されるものとする。そして、端末識別IDの値により無線端末であるかモニタ端末であるかを識別することが可能であるとする。
図2は、第1の実施形態における、モニタ端末を含むマルチホップ無線ネットワークの構成例を示す図である。ここではセンサおよび制御装置が省略されている。また、モニタ端末21は無線端末3の直下に位置するものとする。
基地局1とモニタ端末21とはフレームを送受信することにより監視・制御のための通信を行う。基地局1とモニタ端末21が送受信するフレームには、ポーリング要求、ポーリング応答、端末発呼があり、これらフレームには必要に応じてモニタ情報が付加される。
ポーリング要求は、基地局1から各無線端末2〜5をポーリングするための要求信号である。送信対象の無線端末に接続されたモニタ端末21に送るべきモニタ情報があれば、基地局1はポーリング要求にモニタ情報を付加する。ポーリング要求を送るタイミングに、送るべきモニタ情報が無ければ、基地局1は、モニタ情報を付加していないポーリング要求を送る。
ポーリング応答は、ポーリング要求を受けた無線端末2〜5から基地局1への応答信号である。無線端末にモニタ端末21からのモニタ情報があれば、無線端末はポーリング応答にモニタ情報を付加する。ポーリング要求を受けたときに、基地局1へ送るべきモニタ情報がなければ、無線端末はモニタ情報を付加していないポーリング応答を送る。
端末発呼は、無線端末2〜5から基地局1への自律的な通知信号である。モニタ端末21から無線端末2〜5に、基地局1へ送るべきモニタ情報が到達したタイミングがポーリング周期との関係で所定の条件を満たす場合に、無線端末2〜5は、ポーリングを待たずに、端末発呼でモニタ情報を送る。
図2には、基地局1とモニタ端末21の間で、必要に応じてモニタ情報が付加されたフレーム20が転送される様子が示されている。フレーム20はポーリング要求/応答、または、端末発呼の情報とモニタ情報で構成され、フレーム20の点線の部分は、必要に応じて付加されるオプションのモニタ情報を示している。基地局1から無線端末3に向かうフレーム20はポーリング要求であり、モニタ情報はオプションとなる。無線端末3から基地局1に向かうフレーム20はポーリング応答、または、端末発呼であり、モニタ情報はオプションとなる。無線端末3とモニタ端末21の間のフレーム20は端末発呼であり、モニタ情報を含む。
無線端末3からモニタ端末21へのフレームは、無線端末3に到達したときに、リアルタイムで送受信されるものとする。また、モニタ端末21から無線端末3へのフレームは、モニタ端末21で送信の要求が生じたとき、リアルタイムで送受信されるものとする。
モニタ端末21より基地局1に送信されるモニタ情報としては、接続要求、ポーリング周期変更要求、コマンド実行要求がある。接続要求は、マルチホップ無線ネットワークへ接続することを要求するための情報である。ポーリング周期変更要求は、モニタ端末を接続した無線端末のポーリング周期を変更することを要求するための情報である。例えば、自身(モニタ端末21)の通信頻度を上げて、監視・制御を優先させるために用いる。コマンド実行要求は、遠隔監視・制御に関するコマンドの実行を基地局1に要求するための情報である。
また、基地局1よりモニタ端末21に送信されるモニタ情報としては、接続応答、ポーリング周期変更応答、コマンド実行応答がある。接続応答は、接続要求に対する応答である。ポーリング周期変更応答は、ポーリング周期変更要求に対する応答である。コマンド実行応答は、コマンド実行要求に対する応答である。
図3は第1の実施形態による無線端末の構成を示すブロック図である。図3を参照すると、本実施形態の無線端末は、アンテナ30、送受信切り替えスイッチ31、無線送信部32、変調部33、モニタ情報付与部34、データ処理部35、無線受信部36、復調部37、モニタ情報分離部38、送信タイミング判定部39、ポーリング周期監視部40を有している。
送受信切り替えスイッチ31は、送受信の各々に応じて接続を切り替えるスイッチである。受信時には、アンテナ30と無線受信部36が接続され、アンテナ30で受信された無線信号は送受信切り替えスイッチ31を経由して無線受信部36に受信される。送信時には、アンテナ30と無線送信部32が接続される。無線送信部32からの信号が送受信切り替えスイッチ31を経由してアンテナ30から送信される。
無線受信部36は、無線信号の受信処理を行い、得られた受信信号を復調部37に送る。
復調部37は、無線受信部36からの受信信号を復調し、得られたフレームをモニタ情報分離部38に送る。
モニタ情報分離部38は、復調部37からのフレームにモニタ情報が含まれていれば、フレームからモニタ情報を分離して送信タイミング判定部39に送ると共に、フレームをデータ処理部35に送る。
送信タイミング判定部39は、直下のモニタ端末21(不図示)よりモニタ情報を受信すると、それを基地局1に送る必要がある。フレームの送信タイミングは、条件により、ポーリング要求に対するポーリング応答にて送信する場合と、端末発呼によりリアルタイムで送信する場合とがある。
ポーリング周期監視部40から与えられる次回のポーリング予測時刻までの時間が所定の時間T以上あれば、送信タイミング判定部39は、即時にモニタ情報を送信すると判定する。その場合、送信タイミング判定部39は、データ処理部35に、基地局当て端末発呼を要求すると共に、モニタ情報をモニタ情報付与部34に送る。
ポーリング周期監視部40から与えられる次回のポーリング予測時刻までの時間が所定の時間T未満であれば、送信タイミング判定部39は、次回のポーリングを待ってその応答としてモニタ情報を送信すると判定する。その場合、送信タイミング判定部39は、端末発呼を要求することなく、モニタ情報をモニタ情報付与部34に送る。
時間Tは、一例として、システムに対する要求条件および負荷に基づき、予め設定された値である。例えば、時間Tを無限大に設定すると、無線端末は必ず基地局1からのポーリングでモニタ情報を基地局1に送信することとなる。また、時間Tを“0”に設定すると、無線端末は必ず端末発呼でモニタ情報を基地局1に送信することとなる。他の例として、モニタ情報のデータの種類、ネットワークの負荷、無線端末の電池残量などに応じて、時間Tを可変にすることとしてもよい。
また、送信タイミング判定部39は、直下のモニタ端末21に宛てたモニタ情報をモニタ情報分離部38から受信すると、それをモニタ端末21に送る必要がある。その際、送信タイミング判定部39は、モニタ端末21宛の端末発呼をデータ処理部35に要求すると共に、モニタ情報をモニタ情報付与部34に送る。
データ処理部35は、モニタ情報分離部38からフレームを受信すると、それが自身宛か否か判定する。自身宛でなければ、データ処理部35は、基地局1または他の無線端末に転送するために、そのフレームをモニタ情報付与部34に送る。
フレームが自身宛であれば、データ処理部35は、そのフレームに含まれるデータを解析し、そのデータに基づく処理を行う。例えば、データ処理部35は、センサで検出された値を読出した値をフレームにしてモニタ情報付与部34に送る。また、他の例として、データ処理部35は、制御装置にコマンドを投入し、制御装置からの応答をフレームにしてモニタ情報付与部34に送る。また、自身宛のフレームがポーリング要求であれば、データ処理部35は、モニタ情報付与部34にポーリング応答のフレームを送信する。
また、データ処理部35は、送信タイミング判定部39から基地局宛あるいはモニタ端末宛の端末発呼要求を受信すると、それぞれの宛先に端末発呼のフレームを送信する。
モニタ情報付与部34は、送信タイミング判定部39からモニタ情報を受信していれば、データ処理部35からのフレームにそのモニタ情報を付与し、変調部33に送る。
変調部33は、モニタ情報部34からのフレームを変調し、無線送信部32に送る。
無線送信部32は、フレームに対して送信処理を行い、送受信切り替えスイッチ31を経由してアンテナ30から無線信号として送信する。
図4は第1の実施形態による無線端末の動作を示すフローチャートである。図4を参照すると、本実施形態の無線端末は、無線信号でフレームを受信すると、直下のモニタ端末21からのフレームか否か判定する(ステップ101)。直下のモニタ端末21からでなければ、無線端末は、そのフレームに直下のモニタ端末21宛のモニタ情報が含まれているか否か判定する(ステップ102)。直下のモニタ端末21宛てのモニタ情報が含まれていなければ、無線端末は、そのまま処理を終了する。
直下のモニタ端末21宛のモニタ情報が含まれていれば、無線端末は、送信タイミング判定部39からデータ処理部35にモニタ端末21宛の端末発呼を要求する(ステップ103)。そして、無線端末は、データ処理部35からのモニタ端末21宛の端末発呼のフレームに、モニタ情報付与部34にてモニタ情報を付加し、送信する(ステップ104)。
ステップ101の判定において、直下のモニタ端末21からのフレームであれば、無線端末は、次回ポーリング予測時刻までに時間T以上あるか否か判定する(ステップ105)。次回ポーリング予測時刻まで時間T以上あれば、無線端末は、即時に、送信タイミング判定部39からデータ処理部35に、基地局1宛の端末発呼を要求する(ステップ106)。そして、無線端末は、データ処理部35からの基地局1宛の端末発呼のフレームに、モニタ情報付与部34にてモニタ情報を付加し、送信する(ステップ107)。
ステップ105の判定において、ポーリング予測時刻までの時間が時間T未満であれば、無線端末は、基地局1からの次のポーリング要求を待ち、ポーリング応答にモニタ情報を付加して送信する(ステップ108)。
図5は、第1の実施形態によるポーリング周期監視部の動作を示すフローチャートである。図5を参照すると、無線信号のフレームが受信されると、ポーリング周期監視部40は、基地局1からのポーリング要求か否か判定する(ステップ201)。ポーリング要求でなければ、ポーリング周期監視部40は、そのまま処理を終了し、次のフレームを待つ。
ポーリング要求を受信すると、ポーリング周期監視部40は、そのポーリング要求の受信時刻を記録し、過去のポーリング受信時刻から次のポーリング要求の受信時刻を予測する(ステップ202)。
これまで直下にモニタ端末が存在する無線端末の動作について説明したが、無線端末が直下ではなく、マルチホップ経路で二段以上配下に存在するモニタ端末よりモニタ情報を含む端末発呼を受信した場合、端末発呼で上位の無線端末または基地局に即時に送信することもできるし、基地局からのポーリングを待って送信することもできる。つまり、マルチホップ経路で二段以上配下にモニタ端末が存在する無線端末は、直下にモニタ端末が存在する無線端末と同様に、次回のポーリング予測時刻と時間Tの関係により基地局1方向へのフレーム送信方法を決定することもできる。
図6は、第1の実施形態による基地局の構成を示すブロック図である。図6を参照すると、本実施形態の無線端末は、アンテナ50、送受信切り替えスイッチ51、無線送信部52、変調部53、モニタ情報付与部54、データ処理部55、無線受信部56、復調部57、モニタ情報分離部58、モニタ情報処理部59、およびポーリング周期管理部60を有している。
送受信切り替えスイッチ51は、送受信の各々に応じて接続を切り替えるスイッチである。受信時には、アンテナ50と無線受信部56が接続され、アンテナ50で受信された無線信号は送受信切り替えスイッチ51を経由して無線受信部56に受信される。送信時には、アンテナ50と無線送信部52が接続される。無線送信部52からの信号が送受信切り替えスイッチ51を経由してアンテナ50から送信される。
無線受信部56は、無線信号の受信処理を行い、得られた受信信号を復調部57に送る。
復調部57は、無線受信部56からの受信信号を復調し、得られたフレームをモニタ情報分離部58に送る。
モニタ情報分離部58は、復調部57からのフレームにモニタ情報が含まれていれば、フレームからモニタ情報を分離してモニタ情報処理部59に送ると共に、フレームをデータ処理部55に送る。
モニタ情報処理部59は、モニタ情報分離部58からのモニタ情報を解析し、内容に応じて処理を行う。
例えば、モニタ情報がモニタ端末21からの接続要求であれば、モニタ情報処理部59は、モニタ端末21との接続をデータ処理部55に要求する。
また、モニタ情報がモニタ端末21からのポーリング周期変更要求であれば、モニタ情報処理部59は、ポーリング周期管理部60にポーリング周期の変更を要求する。
また、モニタ情報が基地局1へのコマンド実行要求であれば、モニタ情報処理部59は、データ処理部55にコマンド実行処理を要求する。コマンドには、基地局1自身に対するコマンドや各無線端末に対するコマンドがある。
また、モニタ情報処理部59は、データ処理部55に要求した処理に対する処理応答をデータ処理部55から受けると、その処理応答に基づきモニタ端末21に対する応答を生成し、モニタ情報付与部54へ送る。
データ処理部55は、モニタ情報分離部58から受信したフレームが自身宛か否か判定し、判定結果に応じた処理を行う。フレームが自身宛でなければ、データ処理部55は、そのフレームを廃棄する。一方、フレームが自身宛であれば、データ処理部55は、そのフレームに含まれるデータを解析し、その内容をデータベースに登録し、またはその内容に応じた処理を行う。
また、データ処理部55は、ポーリング周期管理部60からポーリング実行要求を受けると、ポーリング要求のフレームを生成し、モニタ情報付与部54に送る。
また、データ処理部55は、モニタ情報処理部59からモニタ端末21との接続を要求されると、モニタ端末21の端末識別IDを確認して接続許諾を行い、その結果をモニタ情報処理部59に応答する。接続許諾の通知は、モニタ端末21からの接続要求に対して応答するフレームを送信することにより行われる。
また、データ処理部55は、モニタ情報処理部59からコマンド実行の処理要求を受けると、基地局1自身あるいは無線端末に対するコマンドを実行し、その結果をモニタ情報処理部59に応答する。
モニタ情報付与部54は、モニタ情報処理部59からモニタ情報を受信していれば、そのモニタ情報の宛先となるモニタ端末の直上の無線端末に送信するフレームをデータ処理部55から受信したとき、そのフレームにモニタ情報を付加して変調部53に送る。
変調部53は、モニタ情報付与部54からのフレームを変調し、無線送信部52に送る。
無線送信部52は、フレームに対して送信処理を行い、送受信切り替えスイッチ51を経由してアンテナ50から無線信号として送信する。
ポーリング周期管理部60は、ポーリング周期情報61に示された周期で、各無線端末に対するポーリングをデータ処理部55に要求する。
また、ポーリング周期管理部60は、モニタ情報処理部59からポーリング周期の変更を要求されると、それに応じてポーリング周期情報61を更新する。ポーリング周期情報61とは、ポーリング周期管理部60が各無線端末に対してポーリング実行を要求する周期に関する情報である。各無線端末の各々に異なる値を設定することもできる。
図7は第1の実施形態による基地局の動作を示すフローチャートである。図7を参照すると、本実施形態の基地局1は、無線信号でフレームを受信すると、そのフレームにモニタ情報が含まれているか否か判定する(ステップ301)。モニタ情報が含まれていなければ、基地局1は、基地局1は、そのまま処理を終了する。
モニタ情報が含まれていれば、基地局1は、モニタ情報処理部59にて、そのモニタ情報を解析し(ステップ302)、モニタ端末21からの接続要求であるか否か判定する(ステップ303)。モニタ情報が接続要求であれば、モニタ情報処理部59は、データ処理部55に、モニタ端末との接続を要求する(ステップ304)。
ステップ303の判定において、接続要求でなければ、モニタ情報処理部59は、モニタ情報がポーリング周期の変更要求であるか否か判定する(ステップ305)。モニタ情報がポーリング周期変更要求であれば、モニタ情報処理部59は、ポーリング周期管理部60にポーリング周期の変更を要求する(ステップ306)。
ステップ305の判定において、ポーリング周期変更要求でなければ、モニタ情報処理部59は、モニタ情報が基地局1自身あるいは無線端末に対するコマンドの実行要求であるか否か判定する(ステップ307)。モニタ情報がコマンド実行要求であれば、モニタ情報処理部59は、データ処理部55にコマンドの実行を要求する(ステップ308)。一方、モニタ情報がコマンド実行要求でなければ、モニタ情報処理部59は、そのまま処理を終了する。
ステップ304、306、または308の処理の後、モニタ情報処理部59は、データ処理部55あるいはポーリング周期管理部60からの応答を待つ(ステップ309)。そして、応答があると、モニタ情報処理部59は、モニタ端末21に応答するモニタ情報を生成してモニタ情報付与部54に送る(ステップ310)。モニタ情報付与部54は、データ処理部55からポーリング要求のフレームを受けると、それにモニタ情報を付加して無線端末に送信する(ステップ311)。
図8は、第1の実施形態によるポーリング周期管理部の動作を示すフローチャートである。図8を参照すると、ポーリング周期管理部60は、ポーリング周期情報61に基づき、順次、各無線端末に対するポーリングの実行をデータ処理部55に要求する(ステップ401)。またポーリング周期管理部60は、ポーリング周期変更要求を受信したか否か判定する(ステップ402)。ポーリング周期変更要求を受信していれば、ポーリング周期管理部60はポーリング周期情報61を更新し(ステップ403)、ポーリング周期変更要求を受信していなければ、そのままのポーリング周期情報61でステップ401のポーリングを継続する。
図9は、第1の実施形態によるマルチホップ無線ネットワークの監視・制御の動作例を示すシーケンス図である。ここでは、モニタ端末21が無線端末3に接続し、無線端末3のポーリング周期を変更した後、無線端末4のデータを取得するという動作を例示する。
図9を参照すると、まず、モニタ端末21が、通信可能な近隣の無線端末を探索して無線端末の端末識別IDを取得し、接続する無線端末を決定する。
接続先の無線端末を決定する方法としては、一例として、モニタ端末21がスヌープをすることにより基地局1からのポーリングを受信して近隣の無線端末の存在を調べ、受信強度などからいずれか1つの無線端末を選択することが考えられる。また、他の例として、モニタ端末21が、ブロードキャストにより、あるいは全無線端末を明示的に指定することにより、近隣の無線端末の存在を調べ、受信強度などからいずれか1つの無線端末を選択する方法が考えられる。ここではモニタ端末21が無線端末3に接続することを決定したとものとする。
次に、モニタ端末21は、端末発呼のフレームに、接続要求のモニタ情報を付与して無線端末3に送信する。そのフレームを受信した無線端末3は、端末識別IDの値より送信元がモニタ端末21であることを把握することができる。
無線端末3は、基地局1にモニタ端末21の接続要求を送信するために、次のポーリング予測時刻までに時間T以上あるか否か判断する。この例では、時間T以上あるものとする。そのため、無線端末3は、基地局1からのポーリングを待たずに、接続要求のモニタ情報を付与した端末発呼のフレームを送信する。
このフレームを受信した基地局1はモニタ情報を解析し、モニタ端末21の端末識別IDより接続の可否を判断する。モニタ端末21の接続が許可できるものとする。
そこで、基地局1はモニタ端末21の接続を許可し、無線端末3のポーリング周期のタイミングでポーリング要求のフレームに、接続応答のモニタ情報を付与して送信する。
このポーリング要求を受信した無線端末3は、基地局1にポーリング応答のフレームを送信した後、接続応答のモニタ情報を付与した端末発呼のフレームをモニタ端末21に送信する。
モニタ端末21は、接続応答の受信により基地局1と正常に接続できたことを確認し、次に、自身の通信頻度を上げるために、基地局1に無線端末3のポーリング周期を短く変更するように要求する。なお、ポーリング周期変更要求は必ずしも必要でなく、モニタ端末21と基地局1とは既に通信可能な状態であるが、この例ではポーリング周期変更を行うものとする。
モニタ端末21は、端末発呼のフレームに、ポーリング周期変更要求のモニタ情報を付与して無線端末3に送信する。そのフレームを受信した無線端末3は、端末識別IDの値より送信元がモニタ端末21であることを把握する。
そして、無線端末3は、基地局1にモニタ端末21からのポーリング周期変更要求を送信するために、次のポーリング予測時刻までに時間T以上あるか否かを判断する。この例では時間T未満であるとする。
したがって、無線端末3は、次のポーリング要求を待ち、それに対するポーリング応答のフレームにポーリング周期変更要求のモニタ情報を付与して送信する。基地局1はモニタ情報を解析し、無線端末3へのポーリング周期を変更可能か判断する。ここでは変更可能であるとする。
基地局1は無線端末3のポーリング周期の変更を許可し、無線端末3のポーリング周期のタイミングでポーリング要求のフレームに、ポーリング周期変更応答のモニタ情報を付与して送信する。
ポーリング要求を受信した無線端末3は、基地局1にポーリング応答のフレームを送信した後に、端末発呼のフレームにポーリング周期変更応答のモニタ情報を付与してモニタ端末21に送信する。このポーリング周期変更応答を受信することにより、モニタ端末21は、基地局1からポーリング周期変更が正常に行われたことを把握する。
次に、基地局1や無線端末2〜5の遠隔監視・監視を行うため、モニタ端末21が基地局1に対してコマンドの実行を要求する。この例では、無線端末4に接続されたセンサから読み出されるデータを取得するコマンドがモニタ端末21に投入されるものとする。
モニタ端末21は、端末発呼のフレームに、コマンド実行要求のモニタ情報を付与して無線端末3に送信する。そのフレームを受信した無線端末3は、端末識別IDの値より送信元がモニタ端末21であることを把握する。
無線端末3は、基地局1にモニタ端末30の接続要求を送信するために、次のポーリング予測時刻までに時間T以上あるか否かを判断する。この例では時間T以上あるものとする。そのため、無線端末3は、ポーリングを待たずに、端末発呼のフレームにコマンド実行要求のモニタ情報を付与して送信する。
基地局1は、モニタ情報を解析し、次の無線端末4へのポーリング要求のときに、センサを読み出すコマンドの実行要求を送るように記憶する。そして、基地局1は、次の無線端末4へのポーリングにおいて、ポーリング要求のフレームにコマンド実行要求のモニタ情報を付与して無線端末4に送信する。無線端末4は、そのポーリング要求に対するポーリング応答のフレームに、センサから読み出されたデータを付加して基地局1に送る。
基地局1は、受信したデータを含むモニタ情報を生成し、次の無線端末3へのポーリングのタイミングで、ポーリング要求のフレームにコマンド実行応答のモニタ情報を付与して送信する。
ポーリング要求を受信した無線端末3は、基地局1にポーリング応答のフレームを送信した後に、端末発呼のフレームにコマンド実行応答のモニタ情報を付与してモニタ端末21に送信する。これにより、無線端末4に接続されたセンサからのデータの読み出しが完了する。
このように、本実施形態では、モニタ端末21を無線端末経由で基地局1に接続することとしても、モニタ端末21が有線あるいは無線で基地局1に直接接続される場合と同様の操作性を提供することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、モニタ端末21を接続した無線端末と基地局1とが、必要に応じて他の無線端末を経由して、フレームでモニタ情報を送受信することができるので、いずれかの無線端末2〜5の通信可能範囲内であれば、基地局1の設置環境によらず、また他の通信インフラに依存することなく、モニタ端末21を基地局1に接続しているようにネットワーク全体の監視および制御を作業効率良く行うことができ、また通信回数を低減して消費電力を低減することができる。
また、本実施形態によれば、無線端末2〜5と基地局1の間のフレームの送信タイミングを、基地局1からのポーリングにより調整することができるので、無線端末2〜5との通信により基地局1の回線や処理が輻輳したり、他の処理の応答が遅延したりするのを防止することができる。
また、本実施形態によれば、端末発呼により無線端末2〜5から基地局1へ即時にフレームを送信することもできるので、ポーリングによるフレームの送信タイミングの遅延を低減することができる。
また、本実施形態によれば、無線端末で、次回のポーリングまでの時間に応じて、ポーリングと端末発呼を使い分けることができるので、基地局1および回線の負荷の低減と、フレームの送信タイミングの遅延とを良好に両立させることができる。
また、本実施形態によれば、モニタ端末21から無線端末2〜5を経由して基地局1にポーリング周期の変更を要求できるので、モニタ端末21の通信頻度を上げて、監視・制御を他の通信より優先させることができる。
本発明の第2の実施形態について図面を参照して説明する。第2の実施形態は、モニタ情報の解析、内容判断、処理を行う機能の一部を無線端末に持たせることにより、基地局の一部処理を無線端末において可能とした点で第1の実施形態と異なる。
図10は、第2の実施形態による無線端末の構成を示すブロック図である。図10を参照すると、本実施形態の無線端末は、アンテナ30、送受信切り替えスイッチ31、無線送信部32、変調部33、モニタ情報付与部34、データ処理部35、無線受信部36、復調部37、モニタ情報分離部38、送信タイミング判定部39、ポーリング周期監視部40を有している。
第2の実施形態による無線端末は、送信タイミング判定部39の代わりにモニタ情報処理部70を有する点で、図3に示した第1の実施形態のものと異なる。
モニタ情報処理部70は、直下のモニタ端末21からのモニタ情報をモニタ情報分離部38から受信したとき、そのモニタ情報を解析し、無線端末で判断する内容か、基地局に判断を委ねる内容かを判定する。
無線端末で判断する内容であれば、モニタ情報処理部70は、そのモニタ情報に基づく処理をデータ処理部35に要求する。そして、処理結果をデータ処理部35から受けると、モニタ情報処理部70は、モニタ端末21へ応答するためのモニタ情報を生成し、モニタ情報付与部34に送る。
基地局1に判断を委ねる内容であれば、モニタ情報処理部70は、第1の実施形態と同様に、そのモニタ情報を基地局1へのフレームに付与するためにモニタ情報付与部34に送る。その際、第2の実施形態のモニタ情報処理部70は、モニタ端末21からのモニタ情報を基地局1に送る場合、第1の実施形態の送信タイミング判定部39と同様に動作する。
また、モニタ情報処理部70は、直下のモニタ端末21に宛てたモニタ情報をモニタ情報分離部38から受信すると、第1の実施形態の送信タイミング判定部39と同様にして、それをモニタ端末21に送る。
図11は、第2の実施形態による無線端末の動作を示すフローチャートである。図11において、ステップ101〜108は、図4に示した第1の実施形態の処理を同じである。第2の実施形態では、ステップ101の判定において、直下のモニタ端末21からの受信であれば、無線端末は、モニタ情報処理部70にてモニタ情報を解析する(ステップ501)。
そして、無線端末は、そのモニタ情報の内容が基地局1で判断すべきものか否か判定する(ステップ502)。モニタ情報の内容が基地局1で判断すべきものであれば、無線端末はステップ105の処理に移行する。一方、モニタ情報が無線端末自身で判断できる内容であれば、無線端末は、次にモニタ情報処理部70からデータ処理部35に処理を要求して(ステップ503)、データ処理部35からの応答を待つ(ステップ504)。
次に、無線端末は、その応答の内容に基づいてモニタ端末21へのモニタ情報を作成し(ステップ505)、ステップ103の処理に移行する。
図12は、第2の実施形態によるマルチホップ無線ネットワークの監視・制御の動作例を示すシーケンス図である。ここでは、モニタ端末21が無線端末3に接続するところまでの動作を例示する。この例では、モニタ端末21からの接続要求は、無線端末で判断すべきものであることとする。
図12を参照すると、まず、モニタ端末21が、通信可能な近隣の無線端末を探索して無線端末の端末識別IDを取得し、接続する無線端末を決定する。
次に、モニタ端末21は、端末発呼のフレームに、接続要求のモニタ情報を付与して無線端末3に送信する。そのフレームを受信した無線端末3は、端末識別IDの値より送信元がモニタ端末21であることを把握することができる。
ここで、本実施形態では、無線端末3は、そのモニタ情報を解析し、それが自身で判断可能か、基地局1に判断を委ねるものか調べる。ここでは自身で判断可能な内容なので、無線端末3は、モニタ端末21の端末識別IDより接続の可否を判断する。ここではモニタ端末21の接続が許可できるものとする。
そこで、無線端末3はモニタ端末21の接続を許可し、接続応答のモニタ情報を付与した、端末発呼のフレームをモニタ端末21に送信する。モニタ端末21は、接続応答の受信により基地局1と正常に接続できたことを確認する。
なお、図12では、モニタ端末21を接続する場合を例示したが、モニタ端末21を切断する場合も同様である。
なお、本実施形態では、モニタ情報の内容から無線端末で判断可能か、基地局1の判断を委ねるか判定することとしたが、モニタ情報にて要求されたデータが既に無線端末にあり、基地局1経由で取得する必要が無い場合もこれに含む。
以上説明したように、本実施形態によれば、無線端末は、モニタ情報を含むフレームを受信したとき、そのモニタ情報を自身で処理可能か、あるいは基地局に処理を委ねるべきか判定し、自身で処理可能であれば、そのモニタ情報を基地局1に送ることなく自身で処理するので、マルチホップ無線ネットワーク内の通信回数を低減し、消費電力を削減することができ、また基地局1にかかる負荷を低減することもできる。
第1の実施形態によるマルチホップ無線ネットワークの構成を示すブロック図である。 第1の実施形態における、モニタ端末を含むマルチホップ無線ネットワークの構成例を示す図である。 第1の実施形態による無線端末の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態による無線端末の動作を示すフローチャートである。 第1の実施形態によるポーリング周期監視部の動作を示すフローチャートである。 第1の実施形態による基地局の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態による基地局の動作を示すフローチャートである。 第1の実施形態によるポーリング周期管理部の動作を示すフローチャートである。 第1の実施形態によるマルチホップ無線ネットワークの監視・制御の動作例を示すシーケンス図である。 第2の実施形態による無線端末の構成を示すブロック図である。 第2の実施形態による無線端末の動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態によるマルチホップ無線ネットワークの監視・制御の動作例を示すシーケンス図である。 従来のシングルホップ無線ネットワークにおいて、モニタ端末による監視・制御を行うときの構成例を示す図である。
符号の説明
1 基地局
2〜5 無線端末
6〜9 センサ
10〜13 制御装置
20 フレーム
21 モニタ端末
30、50 アンテナ
31、51 送受信切り替えスイッチ
32、52 無線送信部
33、53 変調部
34、54 モニタ情報付与部
35、55 データ処理部
36、56 無線受信部
37、57 復調部
38、58 モニタ情報分離部
39、59 送信タイミング判定部
40 ポーリング周期監視部
60 ポーリング周期管理部
61 ポーリング周期情報
70 モニタ情報処理部
101〜108、201〜202、301〜311、401〜403、501〜505 ステップ

Claims (11)

  1. マルチホップ経路を形成してデータを転送するマルチホップ無線ネットワークであって、
    基地局もしくは無線端末に無線で接続し、マルチホップ無線ネットワークの監視あるいは制御を行うためのモニタ情報を基地局と送受信するモニタ端末と、
    前記モニタ端末より受信するモニタ情報による要求に応じて処理を行い、処理結果に応じて前記モニタ端末にモニタ情報にて応答する基地局と、
    自身に前記モニタ端末が無線で接続されている場合、該モニタ端末からの前記モニタ情報を前記基地局に送信し、該基地局より受信した前記モニタ情報を該モニタ端末に送信する無線端末とを有し、
    前記基地局は、所定の周期で前記マルチホップ経路上の各無線端末をポーリングし、該ポーリングにて前記モニタ端末と接続された無線端末に送るポーリング要求信号にモニタ情報を付与し、
    前記無線端末は、
    前記ポーリング要求信号に対するポーリング応答信号にてモニタ情報を送信、もしくは、前記ポーリング応答信号によらず、端末発呼でモニタ情報を送信する機能を有し、
    過去の前記ポーリング要求信号の受信時刻から次回のポーリング要求信号の受信時刻を予測しており、前記基地局へ送信すべきモニタ情報が生じたとき、予測された前記受信時刻まで所定時間以上あれば、前記端末発呼で前記モニタ情報を送信し、前記所定時間未満であれば、次回のポーリング要求信号を待って前記モニタ情報を送信する、
    マルチホップ無線ネットワーク。
  2. 前記周期は、前記モニタ端末からの要求により、前記無線端末毎に変更可能である、請求項に記載のマルチホップ無線ネットワーク。
  3. 前記無線端末は、前記モニタ情報を受信したとき、該モニタ情報を自身で処理可能か否か判定し、自身で処理可能であれば、前記基地局に送ることなく処理する、請求項1または2に記載のマルチホップ無線ネットワーク。
  4. 複数の無線端末を用いてマルチホップ経路を形成してデータを転送するマルチホップ無線ネットワークの基地局であって、
    処理を要求されると、該処理を実行して応答するデータ処理部と、
    基地局もしくは無線端末に無線で接続し、マルチホップ無線ネットワークの監視あるいは制御を行うためのモニタ情報を基地局と送受信するモニタ端末から前記無線端末を経由してモニタ情報を受信し、該モニタ情報から前記モニタ端末の要求する処理を判断し、該処理を前記データ処理部に要求し、該処理を実行した該データ処理部からの応答をモニタ情報として前記無線端末を経由して前記モニタ端末に送信するモニタ情報処理部と
    前記マルチホップ経路上の各無線端末のモニタ情報の送信タイミングを調整するためのポーリングを所定の周期で前記データ処理部に要求するポーリング周期管理部と、を有し、
    前記ポーリング周期管理部からの要求により前記データ処理部にてポーリングを行い、該ポーリングにて前記モニタ端末と接続された無線端末に送られるポーリング要求信号に、前記モニタ情報処理部からのモニタ情報を付与し、
    前記無線端末における、過去の前記ポーリング要求信号の受信時刻から次回のポーリング要求信号の受信時刻を予測しており、前記基地局へ送信すべきモニタ情報が生じたとき、予測された前記受信時刻まで所定時間以上あれば、前記端末発呼で前記モニタ情報を送信し、前記所定時間未満であれば、次回のポーリング要求信号を待って、該ポーリング要求信号に対するポーリング応答信号にて、前記モニタ情報を送信するという処理を経て、前記無線端末から、前記ポーリング応答信号にて、もしくは、前記ポーリング応答信号によらず、前記端末発呼にて、モニタ情報を受信する、基地局。
  5. 前記周期は、前記モニタ端末からの要求により、前記無線端末毎に変更可能である、請求項に記載の基地局。
  6. マルチホップ経路を形成してデータを転送するマルチホップ無線ネットワークの無線端末であって、
    基地局もしくは無線端末に無線で接続し、マルチホップ無線ネットワークの監視あるいは制御を行うためのモニタ情報を基地局と送受信するモニタ端末、該モニタ端末からの要求に応じて処理を行い処理結果に応じて前記モニタ端末に応答する基地局、および他の無線端末と無線で接続可能な無線送受信部と、
    自身に前記モニタ端末が接続されている場合、該モニタ端末からの前記要求のモニタ情報を前記基地局に送信し、該基地局より受信した前記応答のモニタ情報を該モニタ端末に送信する処理部とを有し、
    前記基地局から、所定の周期で前記マルチホップ経路上の各無線端末をポーリングし、該ポーリングにて前記モニタ端末と接続された無線端末にポーリング要求信号が送信され、
    前記処理部は、
    前記ポーリング要求信号に対するポーリング応答信号に前記基地局へのモニタ情報を付与して送信、もしくは、前記ポーリング応答信号によらず、端末発呼でモニタ情報を送信する機能を有し、
    過去の前記ポーリング要求信号の受信時刻から次回のポーリング要求信号の受信時刻を予測しており、前記基地局へ送信すべきモニタ情報が生じたとき、予測された前記受信時刻まで所定時間以上あれば、前記端末発呼で前記モニタ情報を送信し、前記所定時間未満であれば、次回のポーリング要求信号を待って前記モニタ情報を送信する、
    無線端末。
  7. 前記周期は、前記モニタ端末からの要求により、前記無線端末毎に変更可能である、請求項に記載の無線端末。
  8. 前記処理部は、モニタ情報を受信したとき、該モニタ情報を自身で処理可能か否か判定し、自身で処理可能であれば、前記基地局に送ることなく処理する、請求項6または7に記載の無線端末。
  9. 複数の無線端末と基地局でマルチホップ経路を形成してデータを転送するマルチホップ無線ネットワークのネットワーク監視・制御方法であって、
    基地局もしくは無線端末に無線で接続し、マルチホップ無線ネットワークの監視あるいは制御を行うためのモニタ情報を基地局と送受信するモニタ端末といずれかの無線端末とを無線で接続するステップと、
    前記モニタ端末から、該モニタ端末の接続された無線端末に処理の要求をモニタ情報として送るステップと、
    前記モニタ端末の接続された無線端末から前記マルチホップ経路で前記モニタ情報を前記基地局に送信するステップと、
    前記基地局にて、前記モニタ情報による前記要求に応じた処理を行い、前記マルチホップ経路で、前記モニタ端末の接続された無線端末に応答をモニタ情報として送信するステップと、
    前記モニタ端末の接続された無線端末から該モニタ端末に前記応答のモニタ情報を送るステップとを有し、
    前記基地局は、所定の周期で前記マルチホップ経路上の各無線端末をポーリングし、該ポーリングにて前記モニタ端末と接続された無線端末に送るポーリング要求信号にモニタ情報を付与し、
    前記無線端末は、
    前記ポーリング要求信号に対するポーリング応答信号にてモニタ情報を送信、もしくは、前記ポーリング応答信号によらず、端末発呼でモニタ情報を送信する機能を有し、
    前記無線端末は、過去の前記ポーリング要求信号の受信時刻から次回のポーリング要求信号の受信時刻を予測しており、前記基地局へ送信すべきモニタ情報が生じたとき、予測された前記受信時刻まで所定時間以上あれば、前記端末発呼で前記モニタ情報を送信し、前記所定時間未満であれば、次回のポーリング要求信号を待って前記モニタ情報を送信する、
    ネットワーク監視・制御方法。
  10. 前記周期は、前記モニタ端末からの要求により、前記無線端末毎に変更可能である、請求項に記載のネットワーク監視・制御方法。
  11. 前記無線端末は、前記モニタ情報を受信したとき、該モニタ情報を自身で処理可能か否か判定し、自身で処理可能であれば、前記基地局に送ることなく処理する、請求項9または10に記載のネットワーク監視・制御方法。
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