JP4757321B2 - 通信システムおよび中継転送方法 - Google Patents

通信システムおよび中継転送方法 Download PDF

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Description

本発明は、セッション情報を中継転送する通信システムおよび中継転送方法に関する。
近年、インターネットを使って情報の取得や交換の普及が著しく行われている。インターネットの標準化がIETF(Internet Engineering Task Force) RFC等で行われている一方、国際通信連合(ITU−T:International Telecommunication Union - Telecom)では、2001年から次世代通信網(NGN:Next Generation Network)の国際標準化の議論が進められている。このNGNについては、国内においても2005年にTTC(Telecommunication Technology Committee)にNGNアーキテクチャ専門委員会が設置され、接続インタフェースの標準化作業が進められている(例えば、非特許文献1参照。)。
また、一般的に用いられる銅線の加入者回線に代わって光ファイバによる高速かつ安定した品質のブロードバンドアクセスの需要が本格的に立ち上がり、国内の光アクセスサービス(FTTH:Fiber To The Home)の加入者数は1000万加入に達している。また、IP(Internet Protocol)電話の利用も増大してきている。
こうした状況を踏まえ、通信サービス提供事業者は、光ファイバ通信とIP通信とを融合させたNGNの開発を一斉に開始している(例えば、非特許文献2参照。)。
「ETSI TISPANのNGN標準化動向」、NTT技術ジャーナル、2006.4 「NGNが提供する新しいコミュニケーションとそれを支える技術」、NTT技術ジャーナル、2007.4
非特許文献1には、TISPAN(Telecoms & Internet converged Services & Protocols for Advanced Networks) NGNアーキテクチャとしてNGNにはPSTN(Public Switched Telephone Network)/ISDN(Integrated Services Digital Network)エミュレーションサブシステムを含むと記載されている。しかしながら、転送先としては、他ネットワークとして一括されており、他社IP網あるいはPSTN網あるいは自社の別IP網にそれぞれ中継転送する場合への具体的実現方法が記載されていない。また、ユーザについてもNGNのユーザ装置がサービス層と転送層とで機能してユーザ情報を扱うユーザプロファイルを機能し、アプリケーション機能を収容してコアIMS(IP Multimedia Subsystem)エミュレーションをしていると記載されている。そのため、それらの機能だけでは、ユーザ端末の送受する様々な情報の収容と転送とを具体化することはできない。
また、非特許文献2には、NGNサービスの特徴である品質規定条件の具体的数字も含めての詳細やIP電話の品質基準値が記述されている。しかしながら、それらの数値だけでは、システムを実現することができない。
本発明の目的は、上述した課題を解決する通信システムおよび中継転送方法を提供することである。
本発明の通信システムは、
任意に分割された複数のグループから構成された次世代通信網にてセッション情報を中継転送する通信システムであって、
前記複数のグループのうち少なくとも1つは、
当該グループに収容された加入端末から呼を受け付け、該呼のセッション情報をSIP処理して送信する加入者セッション制御サーバと、
該加入者セッション制御サーバから送信されてきたセッション情報に基づいて、当該セッション情報の転送先が前記次世代通信網の当該グループ内ではないと判断した場合、該セッション情報を当該グループと接続された前記次世代通信網とは異なる網へ送信する第1の中継セッション制御サーバと、
該加入者セッション制御サーバから送信されてきたセッション情報を当該グループ以外のグループへ送信する第2の中継セッション制御サーバとを有し、
前記加入者セッション制御サーバは、前記セッション情報に基づいて、該セッション情報を前記第1の中継セッション制御サーバと前記第2の中継セッション制御サーバとのどちらか一方へ送信し、前記第1の中継セッション制御サーバまたは前記第2の中継セッション制御サーバから送信されてきたセッション情報を前記加入端末へ送信し、
前記第1の中継セッション制御サーバは、前記次世代通信網とは異なる網から送信されてきたセッション情報に基づいて、該セッション情報を前記加入者セッション制御サーバと前記第2の中継セッション制御サーバとのどちらか一方へ送信し、
前記第2の中継セッション制御サーバは、当該グループ以外のグループから送信されてきたセッション情報に基づいて、該セッション情報を前記加入者セッション制御サーバと前記第1の中継セッション制御サーバとのどちらか一方へ送信する。
また、前記第1の中継セッション制御サーバは、2つの系統を有し、前記セッション情報を送信している経路に障害が発生した場合、現在送信に使用していない系統を用いて該経路を迂回した経路で前記セッション情報を送信することを特徴とする。
また、前記複数のグループのうち少なくとも1つは、
回線交換網と接続するためのPSTN接続装置と、
他社のIP網と接続するための他社IP網接続装置とを有し、
前記第1の中継セッション制御サーバは、前記次世代通信網とは異なる自社のIP網と接続され、前記加入者セッション制御サーバから送信されてきたセッション情報に基づいて、該セッション情報を前記PSTN接続装置と前記他社IP網接続装置と前記自社のIP網とのいずれかへ送信することを特徴とする。
また、前記第1の中継セッション制御サーバは、該セッション情報を前記自社のIP網へ送信する場合、前記次世代通信網と前記自社のIP網との能力差分を吸収することを特徴とする。
また、前記複数のグループのうち少なくとも1つは、
前記加入端末のユーザ認証を行い、前記加入端末から送信されたパケットを転送するルータ装置を有し、
前記加入者セッション制御サーバは、前記ルータ装置を経由して前記加入端末を収容することを特徴とする。
また、前記加入者セッション制御サーバと、前記第1の中継セッション制御サーバと、前記第2の中継セッション制御サーバとは、互いにSIPのプロトコルを用いて接続されることを特徴とする。
また、前記第1の中継セッション制御サーバは、前記PSTN接続装置、前記自社のIP網および前記他社IP網接続装置との間でSIPのプロトコルを用いて接続されることを特徴とする。
また、任意に分割された複数のグループから構成された次世代通信網にてセッション情報を中継転送する中継転送方法であって、
前記グループに設けられたサーバが、当該グループに収容された加入端末から受け付けた呼のセッション情報に基づいて、該セッション情報の転送先が前記次世代通信網の当該グループ内ではないと判断した場合、該セッション情報を当該グループと接続された前記次世代通信網とは異なる網と、当該グループ以外のグループとのどちらか一方へ送信する処理と、
前記サーバが、前記次世代通信網とは異なる網から送信されてきたセッション情報に基づいて、該セッション情報を前記加入端末と当該グループ以外のグループとのどちらか一方へ送信する処理と、
前記サーバが、当該グループ以外のグループから送信されてきたセッション情報に基づいて、該セッション情報を前記加入端末と前記次世代通信網とは異なる網とのどちらか一方へ送信する処理とを有する。
また、前記サーバが、前記セッション情報を送信している経路に障害が発生した場合、該経路を迂回した経路で前記セッション情報を送信する処理を有することを特徴とする。
また、当該グループと接続された前記次世代通信網とは異なる網へ前記セッション情報を送信する場合、前記セッション情報に基づいて、該セッション情報を前記次世代通信網とは異なる網である回線交換網と他社のIP網と前記次世代通信網とは異なる自社のIP網とのいずれかへ送信する処理を有することを特徴とする。
以上説明したように本発明においては、任意に分割された複数のグループから構成された次世代通信網にて、当該グループに収容された加入端末から受け付けた呼のセッション情報に基づいて、当該セッション情報の転送先が次世代通信網の当該グループ内ではないと判断した場合、当該セッション情報を当該グループと接続された次世代通信網とは異なる網と、当該グループ以外のグループとのどちらか一方へ送信し、次世代通信網とは異なる網から送信されてきたセッション情報に基づいて、当該セッション情報を加入端末と当該グループ以外のグループとのどちらか一方へ送信し、当該グループ以外のグループから送信されてきたセッション情報に基づいて、当該セッション情報を加入端末と次世代通信網とは異なる網とのどちらか一方へ送信する構成としたため、より安定した品質を保証し、より高いセキュリティを確保し、NGNの加入端末が送受信する信号をNGNとは異なる他のネットワークへ双方向で中継伝送することができる。
本発明の通信システムの実施の一形態を示す図である。 図1に示したSSCの内部構成の一例を示す図である。 図1に示した同一グループ内にセッション情報を転送するISCの内部構成の一例を示す図である。 図1に示した他のグループにセッション情報を転送するISCの内部構成の一例を示す図である。 図1に示した他のグループに収容された加入端末からグループ内に収容された加入端末へ発信が行われたときの動作を説明するための図である。 アプリケーションサービス(AS)機能源の配置と機能とを説明するための図である。 図5に示した形態において、各装置間でセッション情報の送受信に用いられるプロトコルを示す図である。 図5に示した自社別IP網に収容された加入端末へ発信した場合のセッション情報の中継転送動作を説明するための図である。 図5に示した自社別IP網に収容された加入端末へセッション情報を中継転送する動作を説明するための図である。 図5に示したPSTNに収容された加入端末へセッション情報を中継転送する動作を説明するための図である。 図5に示した他社IP網に収容された加入端末へセッション情報を中継転送する動作を説明するための図である。 図1に示したグループ内のセッション情報の転送経路の一例を示す図である。 図12に示した転送経路に障害が発生した場合の迂回経路の一例を示す図である。 図12に示した転送経路に障害が発生した場合の迂回経路の他の例を示す図である。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の通信システムの実施の一形態を示す図である。
本形態は図1に示すように、NGN1と、PSTN2と、自社別IP網3と、他社IP網4と、加入端末5とから構成されている。
NGN1は、次世代通信網であり、複数のグループに分割されている。このグループとは、例えば電話番号の局番に基づいて分割された(局番「03」が1つのグループであり、また局番「04」が別の1つのグループである等)グループであっても良く、その分割方法については任意であり、ここでは特に規定しない。図1には、グループ10とグループ20との2つのグループに分割されている場合を例に挙げて示した。
PSTN2は、一般の加入電話回線網(回線交換網)である。
自社別IP網3は、自社が所有するIP網であり、NGN1とは異なる別のネットワークである。
他社IP網4は、他社が所有するIP網である。
加入端末5は、NGN1に加入する加入者が所持する端末である。
また、NGN1は、グループ10とグループ20との2つのグループにあらかじめ分けられている。この分割方法については上述したように任意である。
グループ10には、SSC(Subscriber Session Control)11と、ISC(Intermediate Session Control)12,13と、PSTN接続装置14と、他社IP網接続装置15とが設けられている。
SSC11は、加入端末5を収容し、加入端末5から要求された呼のセッション情報をSIP(Session Initiation Protocol)処理し、サービスアプリケーションを起動し、サービスセッション制御を行い、セッション情報に基づいて当該セッション情報をISC12とISC13とのどちらか一方へSIPを用いて転送(送信)する加入者セッション制御サーバである。また、SSC11は、ISC12またはISC13から送信されてきたセッション情報を、加入端末5へ送信する。
ISC12は、SSC11から転送されてきたセッション情報に基づいて、該セッション情報の転送先がグループ10内ではないと判断した場合、当該セッション情報に基づいて、当該セッション情報をPSTN接続装置14と自社別IP網3と他社IP網接続装置15とのいずれかへSIP中継転送する第1の中継セッション制御サーバである。また、ISC12は、SSC11から転送されてきたセッション情報に基づいて、該セッション情報の転送先がグループ10内であると判断した場合、当該セッション情報をグループ10内に設けられたSSC11以外のSSC(不図示)へSIP中継転送する。また、ISC12は、セッション情報を自社別IP網3へ転送する場合、NGN1と自社別IP網3との能力差分を吸収して転送する。また、ISC12は、転送経路に障害が発生した場合、障害が発生した経路を迂回する迂回中継を行う。この迂回中継の動作については、後述する。また、ISC12は、ICS13またはPSTN接続装置14または自社別IP網3または他社IP網接続装置15から送信されてきたセッション情報に基づいて、当該セッション情報をSSC11またはISC13へ送信する。
ISC13は、SSC11から転送されてきたセッション情報をグループ20(ISC23)へ転送する第2の中継セッション制御サーバである。また、ほかのグループであるグループ20(ISC23)から転送されてきたセッション情報をISC12またはSSC11へSIP中継転送する。また、ISC13は、ISC23から送信されてきたセッション情報に基づいて、当該セッション情報をSSC11またはISC12へ送信する。
PSTN接続装置14は、NGN1とPSTN2とを接続するための装置である。また、PSTN接続装置14は、ISC12から転送されてきたセッション情報をPSTN2へ転送する。また、PSTN接続装置14は、PSTN2から転送されてきたセッション情報をISC12へ転送する。
他社IP網接続装置15は、NGN1と他社IP網4とを接続するための装置である。また、他社IP網接続装置15は、ISC12から転送されてきたセッション情報を他社IP網4へ転送する。また、他社IP網接続装置15は、他社IP網4から転送されてきたセッション情報をISC12へ転送する。
また、グループ20には、ISC23が設けられている。
ISC23は、ブロック20に収容された加入端末(不図示)からのセッション情報をグループ10(ISC13)へ転送する。また、ISC23は、ISC13から転送されてきたセッション情報を転送受信してセッション処理を行う。
図2は、図1に示したSSC11の内部構成の一例を示す図である。
図1に示したSSC11には図2に示すように、SIP処理部110と、転送部111とが設けられている。なお、図2には、図1に示したSSC11を構成する構成要素のうち本発明に関わる要素のみを示した。
SIP処理部110は、加入端末5から要求された呼のセッション情報をSIPのプロトコルを用いて処理を行う。また、SIP処理部110は、SIP処理したセッション情報を転送部111へ出力する。また、SIP処理部110は、転送部111から出力されたセッション情報をSIPのプロトコルを用いて処理を行う。また、SIP処理部110は、SIP処理したセッション情報を加入端末5へ送信する。
転送部111は、サービスアプリケーションを起動し、SIP処理部110から出力されてきたセッション情報に基づいて当該セッション情報をISC12とISC13とのどちらか一方へSIPを用いて転送する。このとき、転送部111がセッション情報の転送先を決定するには、セッション情報に含まれる宛先等の当該セッション情報を送信する送信先を示す情報に基づくものである。また、転送部111は、ISC12またはISC13から転送されてきたセッション情報をSIP処理部110へ出力する。
図3は、図1に示したISC12の内部構成の一例を示す図である。
図1に示したISC12には図3に示すように、中継転送部120と、能力差分吸収部121とが設けられている。なお、図3には、図1に示したISC12を構成する構成要素のうち本発明に関わる要素のみを示した。
中継転送部120は、SSC11またはISC13(他のセッション制御機能)から送信(転送)されてきたセッション情報に基づいて当該セッション情報をPSTN接続装置14と能力差分吸収部121と他社IP網接続装置15とのいずれかへSIP中継転送する。このとき、中継転送部120がセッション情報の転送先を決定するには、セッション情報に含まれる宛先等の当該セッション情報を送信する送信先を示す情報に基づくものである。また、中継転送部120は、PSTN接続装置14と能力差分吸収部121と他社IP網接続装置15とのいずれかから転送されてきたセッション情報をSSC11(他のセッション制御機能)へ転送する。
能力差分吸収部121は、中継転送部120から転送されてきたセッション情報をNGN1と自社別IP網3との能力差分を吸収して自社別IP網3へ転送する。例えば、自社別IP網3が、ひかり電話のMSIPを収容する網である場合、接続対象となる当該網(自社別IP網3)とNGN1との能力差分を吸収する。また、能力差分吸収部121は、自社別IP網3から転送されてきたセッション情報をNGN1と自社別IP網3との能力差分を吸収して中継転送部120へ出力する。
図4は、図1に示したISC13の内部構成の一例を示す図である。
図1に示したISC13には図4に示すように、中継転送部130が設けられている。なお、図4には、図1に示したISC13を構成する構成要素のうち本発明に関わる要素のみを示した。
中継転送部130は、SSC11(他のセッション制御機能)から送信(転送)されてきたセッション情報をグループ20(ISC23)へSIP中継転送する。また、中継転送部130は、グループ20(ISC23)から転送されてきたセッション情報をISC12またはSSC11へ転送する。ここで、SSC11から送信されてきたセッション情報の転送先がISC12である場合が考えられる。その場合は、中継転送部130は、SSC11(他のセッション制御機能)から送信(転送)されてきたセッション情報をISC12へSIP中継転送する。
図5は、図1に示したISC23に収容された加入端末からグループ10に収容された加入端末5へ発信が行われたときの動作を説明するための図である。
図5に示した形態は、図1に示した形態に加入者サービスエッジであるSSE(Subscriber Service Edge)16が追加されたものとなっている。つまり、SSC11はSSE16を経由して加入端末5を収容する。SSE16は、パケットを転送するルータである。これにより、グループ20のISC23に収容されている加入端末8から発信され転送されてきたセッション情報は、ISC13からSSC11へ転送され、SSE16経由で加入端末5に着信する。
次に、アプリケーションサービス(AS)機能源の配置と機能とを説明する。
図6は、アプリケーションサービス(AS)機能源の配置と機能とを説明するための図である。
図6に示すように、グループ10にAS17が設けられている。また、SSC11内にAS119が設けられている。また、他社IP網4にAS19が収容されている。また、グループ20にAS26が設けられている。
AS119は、NGN1内のSSC11に特有なアプリケーションサービス提供上の基本機能(例えば、SIPトランザクションに対応するサービスアプリケーション)を提供実行する。
AS17は、グループ10内で付加価値マルチメディアサービスを提供する。
AS19は、NGN1から独立している他社IP網4を経由して、ISC12と他社IP網接続装置15との中継でアプリケーションサービスを提供する。
AS26は、グループ20固有のアプリケーションサービスを提供実行する。
AS17,19,26,119が起動するタイミングは、1つのASのみが起動する場合、または複数のASが互いに同時に起動する場合、または互いに異なるグループにあるASも含めて同時に起動する場合等がある。
図7は、図5に示した形態において、各装置間でセッション情報の送受信に用いられるプロトコルを示す図である。
図7に示すように、加入端末5とSSE16との間では、SIPまたはSOAP(Simple Object Access Protocol)または機器固有プロトコルが用いられる。また、SSE16とSSC11との間では、SIPまたはMEGACO(Media Gateway Protocol)が用いられる。また、SSC11とISC12との間では、SIPが用いられる。また、SSC11とISC13との間では、SIPが用いられる。また、ISC12とISC13との間では、SIPが用いられる。また、ISC13とISC23との間では、SIPが用いられる。また、ISC12とPSTN接続装置14との間では、SIPが用いられる。また、ISC12と他社IP網接続装置15との間では、SIPが用いられる。また、PSTN接続装置14とPSTN2との間では、SIPまたはMEGACOが用いられる。また、ISC12と自社別IP網3との間では、SIPが用いられる。また、他社IP網接続装置15と他社IP網4との間では、SOAPが用いられる。
以下に、上述した形態におけるセッション情報の中継転送動作について具体的に説明する。ここでは、図5に示した形態におけるセッション情報の中継転送動作について例を挙げて説明する。
図8は、図5に示した形態において、加入端末5から自社別IP網3に収容された加入端末へ発信した場合のセッション情報の中継転送動作を説明するための図である。
図8に示すように、加入端末5から自社別IP網3に収容された加入端末35へ発信が行われると、セッション情報がSSC11からISC12へ転送され、ISC12から自社別IP網3へ転送され、加入端末35と加入端末5とが通信可能となる。なお、SSE16では、加入端末5のユーザ認証が行われる。
同様に、加入端末35がPSTN2に収容されている場合は、セッション情報がSSC11−ISC12−PSTN接続装置14−PSTN2へ転送される。
また、加入端末35が他社IP網4に収容されている場合は、セッション情報がSSC11−ISC12−他社IP網接続装置15−他社IP網4へ転送される。
次に、図1に示した形態における2層/3層構造の中継セッション制御について説明する。
図9は、図5に示したグループ20に収容された加入端末から自社別IP網3に収容された加入端末へセッション情報を中継転送する動作を説明するための図である。
図9に示すように、ブロック20に収容された加入端末8から自社別IP網3に収容された加入端末36への呼が要求されると、セッション情報がISC23からISC13へ転送され、ISC13からISC12へ転送され、さらにISC12から自社別IP網3を介して加入端末36へ転送される。このように、グループ10におけるセッション情報の中継転送は、ISC13とISC12との2階層により行われる。その結果、グループ20に収容されている加入端末8からの呼は、ISC23−ISC13−ISC12−自社別IP網3−加入端末36の経路で加入端末36にて受信される。この中継(転送)経路を太線で示す。
図10は、図5に示したグループ20に収容された加入端末からPSTN2に収容された加入端末へセッション情報を中継転送する動作を説明するための図である。
図10に示すように、ブロック20に収容された加入端末8からPSTN2に収容された加入端末37への呼が要求されると、セッション情報がISC23からISC13へ転送され、ISC13からISC12へ転送され、ISC12からPSTN接続装置14へ転送され、さらにPSTN接続装置14からPSTN2を介して加入端末37へ転送される。このように、グループ10におけるセッション情報の中継転送は、ISC13とISC12とPSTN接続装置14との3階層により行われる。その結果、グループ20に収容されている加入端末8からの呼は、ISC23−ISC13−ISC12−PSTN接続装置14−PSTN2−加入端末37の経路で加入端末37にて受信される。この中継(転送)経路を太線で示す。
図11は、図5に示したグループ20に収容された加入端末から他社IP網4に収容された加入端末へセッション情報を中継転送する動作を説明するための図である。
図11に示すように、ブロック20に収容された加入端末8から他社IP網4に収容された加入端末38への呼が要求されると、セッション情報がISC23からISC13へ転送され、ISC13からISC12へ転送され、ISC12から他社IP網接続装置15へ転送され、さらに他社IP網接続装置15から他社IP網4を介して加入端末38へ転送される。このように、グループ10におけるセッション情報の中継転送は、ISC13とISC12と他社IP網接続装置15との3階層により行われる。その結果、グループ20に収容されている加入端末8からの呼は、ISC23−ISC13−ISC12−他社IP網接続装置15−他社IP網4−加入端末38の経路で加入端末38にて受信される。この中継(転送)経路を太線で示す。
以下に、セッション情報の転送経路に障害が発生した場合の迂回動作について説明する。
図12は、図1に示したグループ10内のセッション情報の転送経路の一例を示す図である。
図1には示さなかったが、図12に示すように、ISC12はISC12−1とISC12−2との2系統を有するものであっても良い。また、SSCが複数(SSC11−1,11−2)設けられ、またSSEが複数(16−1,16−2)設けられているものであっても良い。
図12に示した例では、SSE16−1と接続されている加入端末5と、SSE16−2と接続されている加入端末39との間における通信で、太線で示した経路(加入端末5−SSE16−1−SSC11−1−ISC12−1−SSC11−2−SSE16−2−加入端末39)でセッション情報が転送されている。このとき、ISC12−1とSSC11−2との間の経路で障害が発生したとする。
図13は、図12に示した転送経路に障害が発生した場合の迂回経路の一例を示す図である。
図12に示したような転送経路に障害が発生した場合、図13に示すように障害が発生している転送経路を迂回した転送経路でセッション情報が転送される。図13に示した例では、太線で示した経路(加入端末5−SSE16−1−SSC11−1−ISC12−1−ISC12−2−SSC11−2−SSE16−2−加入端末39)に転送経路が迂回され、迂回された転送経路でセッション情報が転送される。つまり、障害が発生しているISC12−1とSSC11−2との間の経路が切り離され、転送経路が迂回した経路に変更されてセッション情報が転送される。
図14は、図12に示した転送経路に障害が発生した場合の迂回経路の他の例を示す図である。
図12に示したような転送経路に障害が発生した場合、図14に示すように障害が発生している転送経路を迂回した転送経路でセッション情報が転送される。図14に示した例では、太線で示した経路(加入端末5−SSE16−1−SSC11−1−ISC12−2−SSC11−2−SSE16−2−加入端末39)に転送経路が迂回され、迂回された転送経路でセッション情報が転送される。つまり、障害が発生しているISC12−1とSSC11−2との間の経路が切り離され、転送経路が迂回した経路に変更されてセッション情報が転送される。
このように、SIPによる網内転送とサービスセッション制御情報を2層または3層の中継転送網とで転送する。これにより、インターネットと比較してNGNの本来の特徴である、より安定した品質を保証し、より高いセキュリティを提供することができる。また、NGNとは異なる電気通信網回線レベルに近い信頼性のIP回線を確保して、NGNの加入端末が送受信する情報信号をNGNとは異なるPSTNや他社IP網や自社の別IP網へ双方向で中継伝送することが可能となる。これにより、電気通信産業には情報通信産業としての新たな発展の可能性が生まれ、またその相乗効果としてWeb産業の一層の発展に資する可能性がある。
1 NGN
2 PSTN
3 自社別IP網
4 他社IP網
5,8,35〜39 加入端末
10,20 グループ
11,11−1,11−2 SSC
12,12−1,12−2,13,23 ISC
14 PSTN接続装置
15 他社IP網接続装置
16,16−1,16−2 SSE
17,19,26,119 AS
110 SIP処理部
111 転送部
120,130 中継転送部
121 能力差分吸収部

Claims (10)

  1. 任意に分割された複数のグループから構成された次世代通信網にてセッション情報を中継転送する通信システムであって、
    前記複数のグループのうち少なくとも1つは、
    当該グループに収容された加入端末から呼を受け付け、該呼のセッション情報をSIP処理して送信する加入者セッション制御サーバと、
    該加入者セッション制御サーバから送信されてきたセッション情報に基づいて、当該セッション情報の転送先が前記次世代通信網の当該グループ内ではないと判断した場合、該セッション情報を当該グループと接続された前記次世代通信網とは異なる網へ送信する第1の中継セッション制御サーバと、
    該加入者セッション制御サーバから送信されてきたセッション情報を当該グループ以外のグループへ送信する第2の中継セッション制御サーバとを有し、
    前記加入者セッション制御サーバは、前記セッション情報に基づいて、該セッション情報を前記第1の中継セッション制御サーバと前記第2の中継セッション制御サーバとのどちらか一方へ送信し、前記第1の中継セッション制御サーバまたは前記第2の中継セッション制御サーバから送信されてきたセッション情報を前記加入端末へ送信し、
    前記第1の中継セッション制御サーバは、前記次世代通信網とは異なる網から送信されてきたセッション情報に基づいて、該セッション情報を前記加入者セッション制御サーバと前記第2の中継セッション制御サーバとのどちらか一方へ送信し、
    前記第2の中継セッション制御サーバは、当該グループ以外のグループから送信されてきたセッション情報に基づいて、該セッション情報を前記加入者セッション制御サーバと前記第1の中継セッション制御サーバとのどちらか一方へ送信する通信システム。
  2. 請求項1に記載の通信システムにおいて、
    前記第1の中継セッション制御サーバは、2つの系統を有し、前記セッション情報を送信している経路に障害が発生した場合、現在送信に使用していない系統を用いて該経路を迂回した経路で前記セッション情報を送信することを特徴とする通信システム。
  3. 請求項1に記載の通信システムにおいて、
    前記複数のグループのうち少なくとも1つは、
    回線交換網と接続するためのPSTN接続装置と、
    他社のIP網と接続するための他社IP網接続装置とを有し、
    前記第1の中継セッション制御サーバは、前記次世代通信網とは異なる自社のIP網と接続され、前記加入者セッション制御サーバから送信されてきたセッション情報に基づいて、該セッション情報を前記PSTN接続装置と前記他社IP網接続装置と前記自社のIP網とのいずれかへ送信することを特徴とする通信システム。
  4. 請求項3に記載の通信システムにおいて、
    前記第1の中継セッション制御サーバは、該セッション情報を前記自社のIP網へ送信する場合、前記次世代通信網と前記自社のIP網との能力差分を吸収することを特徴とする通信システム。
  5. 請求項1に記載の通信システムにおいて、
    前記複数のグループのうち少なくとも1つは、
    前記加入端末のユーザ認証を行い、前記加入端末から送信されたパケットを転送するルータ装置を有し、
    前記加入者セッション制御サーバは、前記ルータ装置を経由して前記加入端末を収容することを特徴とする通信システム。
  6. 請求項1に記載の通信システムにおいて、
    前記加入者セッション制御サーバと、前記第1の中継セッション制御サーバと、前記第2の中継セッション制御サーバとは、互いにSIPのプロトコルを用いて接続されることを特徴とする通信システム。
  7. 請求項3に記載の通信システムにおいて、
    前記第1の中継セッション制御サーバは、前記PSTN接続装置、前記自社のIP網および前記他社IP網接続装置との間でSIPのプロトコルを用いて接続されることを特徴とする通信システム。
  8. 任意に分割された複数のグループから構成された次世代通信網にてセッション情報を中継転送する中継転送方法であって、
    前記グループに設けられたサーバが、当該グループに収容された加入端末から受け付けた呼のセッション情報に基づいて、該セッション情報の転送先が前記次世代通信網の当該グループ内ではないと判断した場合、該セッション情報を当該グループと接続された前記次世代通信網とは異なる網と、当該グループ以外のグループとのどちらか一方へ送信する処理と、
    前記サーバが、前記次世代通信網とは異なる網から送信されてきたセッション情報に基づいて、該セッション情報を前記加入端末と当該グループ以外のグループとのどちらか一方へ送信する処理と、
    前記サーバが、当該グループ以外のグループから送信されてきたセッション情報に基づいて、該セッション情報を前記加入端末と前記次世代通信網とは異なる網とのどちらか一方へ送信する処理とを有する中継転送方法。
  9. 請求項8に記載の中継転送方法において、
    前記サーバが、前記セッション情報を送信している経路に障害が発生した場合、該経路を迂回した経路で前記セッション情報を送信する処理を有することを特徴とする中継転送方法。
  10. 請求項8に記載の中継転送方法において、
    当該グループと接続された前記次世代通信網とは異なる網へ前記セッション情報を送信する場合、前記セッション情報に基づいて、該セッション情報を前記次世代通信網とは異なる網である回線交換網と他社のIP網と前記次世代通信網とは異なる自社のIP網とのいずれかへ送信する処理を有することを特徴とする中継転送方法。
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