JP4965592B2 - 呼ルーティング方法および呼ルーティングシステム - Google Patents

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Description

本発明は、IP技術を利用する次世代網(次世代IP網)やPSTN(Public Switched Telephone Networks:公衆電話交換網)およびIP電話サービス網などを統合する統合通信網における呼ルーティング方法および呼ルーティングシステムに関する。
近年、インターネットが広く普及し、様々な情報の取得や交換が行われるようになってきた。また高速かつ安定した品質のブロードバンドアクセスの需要が高まり、従来の銅線の加入者回線に代わって光ファイバの普及が進み、国内の光アクセスサービスであるFTTH(Fiber To The Home)の加入者数は1000万を超えている。このような通信インフラの普及を背景として、パケット通信プロトコルのIP(Internet Protocol)技術を利用したIP電話も急速に普及してきている。
このため、通信サービス提供事業者は、電話サービスや映像通信サービスなどを統合的に実現するIPネットワークとして次世代網(NGN:Next Generation Network)の開発を進めている。例えば、非特許文献1には、ETSI(European Telecommunications Standards Institute:欧州電気通信標準化機構)の技術委員会TISPAN(Telecoms & Internet converged Services & Protocols for Advanced Networks)でのNGN標準化動向が紹介されている。また、非特許文献2にはNGNを支える技術が紹介され、インターネットのクライアント識別技術やIPアドレスによって通信経路を選択するルーティング技術などが紹介されている。
一方、一般電話網の中心として長年使われてきたPSTNは、階層化された交換機網が形成され、全世界的な番号構成(国番号、地域番号など)で割り付けられた電話番号に基づいて呼の通信経路の選択が行われるようになっている。このような既存の電話網は堅牢なセキュリティと多機能化が確立されているが、システムが閉鎖的でコスト的に高いという課題があった(例えば非特許文献3参照)。一方、IP網はセキュリティや品質面での課題はあるが、ユーザ側で独自に管理可能でネットワークを低コストで構築できるという利点を持っている。そこで、既存の電話網とIP網の両者の優れたところを併せ持ったNGNの開発に大きな期待が寄せられている。
また最近ではCATV回線や光ファイバ回線などにおいて、VoIP技術を利用して一般加入電話サービスと同じように使うことができるIP電話サービスが急速に普及してきている。このようなIP電話は既存の電話網に相互接続され、それぞれの電気通信事業者のIP網を利用するユニークな電話番号を割り当てられるものだけでなく、一般加入電話と同じ電話番号をIP電話に割り当てることができるサービスも提供されている。
このようなIP電話などリアルタイム性が要求されるアプリケーションでは、一般にセッションの生成・変更・切断を行うためのSIP(Session Initiation Protocol)が用いられている。SIPでは呼を生成するために発信元の端末から網側に呼設定要求メッセージ(INVITEメッセージ)を送出し、網側の加入者系サーバ(加入者セッション制御サーバ)や中継サーバ(中継セッション制御サーバ)でルーティングして着信先の端末に接続する仕組みになっている。
例えば図11に示した従来技術では、着信先の加入者端末Bのユーザが加入者系サーバbから加入者系サーバcの配下に移動した場合、加入者端末Aから送信された加入者端末Bへの呼設定要求メッセージ(INVITEメッセージ(宛先:加入者端末B))は加入者系サーバaおよび中継サーバzを介して元の収容先の加入者系サーバbに着信する。ところが、加入者系サーバbの配下に加入者端末B(実際は加入者端末Bに付与された電話番号の端末)が存在しないので、加入者系サーバbは自サーバ配下には加入者端末Bが存在しない旨のエラーメッセージを中継サーバzに返送する。このエラーメッセージは発信時とは逆の順序で発信元に返送される。この場合、加入者端末Aは加入者端末Bに接続することはできない。
これを解決するために、例えば図12に示した別の従来技術では、中継サーバzが予め加入者端末Bがどの加入者系サーバに収容されているかを集中的に管理するようになっている。つまり中継サーバzは加入者端末Bが加入者系サーバcの配下に移動したことを予め知っているので、図11と同様に加入者端末Aから中継サーバzにINVITEメッセージが送られてくると、中継サーバzは加入者端末Bの元の収容先である加入者系サーバbには送らず、加入者系サーバcにINVITEメッセージを転送する。そして、加入者系サーバcはINVITEメッセージを着信先である加入者端末Bに転送して、加入者端末Aは加入者端末Bに接続することができるようになっている。
ところが、従来技術では、中継サーバは番号解決(宛先端末へのルーティング経路の選択)するために、全ての端末の電話番号を集中的に管理しなければならず、中継サーバの負担が大きくなると共にコスト的にも高くなるという問題があった。特に番号ポータビリティサービス(事業者を変えても同じ電話番号を使えるようにするサービス:このサービスを実現するには他事業者へ旧契約者の電話番号を引き継ぐための機能が必要となる)に対応した番号解決を行って呼を確実に宛先にルーティングするためには、プレゼンスサービス(ユーザや端末毎の接続状況などの管理)などのシステムのスケーラビリティの問題を含めて、中継サーバの負担が大きくなるという問題があった。
上記課題に鑑み、本発明の目的は、既存の電話網とIP網とが統合された統合通信網において、中継サーバの負担を少なくし確実に宛先へ呼のルーティングが可能な呼ルーティング方法および呼ルーティングシステムを提供することである。
本発明に係る呼ルーティング方法は、独立して管理される異なる方式の複数網が統合された統合通信網で用いられる呼ルーティング方法において、前記複数網の第1の網に接続される発信端末が呼設定要求メッセージを前記発信端末を収容する加入者セッション制御サーバに対して送信するステップと、前記加入者セッション制御サーバは前記呼設定要求メッセージに含まれる着信端末の宛先アドレスが前記加入者セッション制御サーバ自身の収容端末であるか否かを判断して、収容端末ではない場合に前記呼設定要求メッセージを中継サーバへ転送するステップと、前記中継サーバは前記宛先アドレスを参照することなく、前記呼設定要求メッセージを番号管理手段に転送するステップと、前記番号管理手段は自身が保持するアドレス管理表に基づいて前記宛先アドレスに対応する論理アドレスを検索して該論理アドレスおよび表番号を含むリダイレクトメッセージを前記中継サーバへ返送するステップと、前記中継サーバは、前記中継サーバにリダイレクトされた前記リダイレクトメッセージの前記論理アドレスに対応する前記複数網のいずれかの網に接続される着信端末を収容する着信側加入者セッション制御サーバに前記呼設定要求メッセージを送信するステップと、前記着信側加入者セッション制御サーバが受信した前記呼設定要求メッセージを前記表番号に該当する着信端末に転送するステップとを有する。
そして、前記中継サーバは、前記複数網の第1の網の番号管理手段が管理しない宛先アドレスであることを示す前記リダイレクトメッセージを受けた場合、前記複数網の他の網の番号管理手段に順番に前記呼設定要求メッセージを転送するステップを有することを特徴とする。
また、複数の統合通信網に跨がる呼をルーティングする場合、発信元の第1の統合通信網から前記呼設定要求メッセージが転送された第2の統合通信網からさらに第3の統合通信網に転送する場合は前記発信元の第1の統合通信網を経由して前記呼設定要求メッセージを転送するステップを有することを特徴とする。
また、前記番号管理手段は、前記着信端末が番号ポータビリティで移動したユーザの端末あるいは複数の統合通信網にまたがるルーティングの場合、前記論理アドレスを転送先アドレス(NRN)で構成して前記中継サーバへ返送するステップを有することを特徴とする。
また、前記番号管理手段は、転送先アドレス(NRN)と表番号との2つの番号を中継セッション制御サーバに返送するステップを有することを特徴とする。
また、同一番号帯が収容された番号管理元の複数の加入者セッション制御サーバがある場合、前記番号管理元の複数の加入者セッション制御サーバは前記宛先アドレスをSRNに展開するステップを有することを特徴とする。
また、番号管理元ではない加入者セッション制御サーバに接続される端末が発信端末である場合、前記番号管理元の複数の加入者セッション制御サーバは前記宛先アドレスをSRNに展開した表番号を含むリダイレクトメッセージを前記中継サーバへ返送するステップを有することを特徴とする。
また、番号管理元の加入者セッション制御サーバに接続される端末が発信端末である場合、前記発信端末が接続される加入者セッション制御サーバは着信端末が接続される加入者セッション制御サーバに接続できない時に中継サーバに迂回するステップを有することを特徴とする。
また、前記転送先の網の1つがPSTNである場合は、NRNに展開した前記呼設定要求メッセージを前記中継サーバでIAMメッセージに変換して転送することを特徴とする。
また、本発明に係る呼ルーティングシステムは、加入者セッション制御サーバと中継サーバとを有する第1の網を含む独立して管理される異なる方式の複数網が統合された統合通信網を有する呼ルーティングシステムにおいて、前記中継サーバから転送される発信端末からの呼設定要求メッセージに含まれる着信端末の宛先アドレスに対応する論理アドレスを自身が保持するアドレス管理表に基づいて検索して該論理アドレスおよび表番号を含むリダイレクトメッセージを作成して前記中継サーバへ返送する番号管理手段を設け、前記加入者セッション制御サーバは、自身が収容する発信端末から受信する呼設定要求メッセージに含まれる着信端末の宛先アドレスが自身の収容端末であるか否かを判断して、収容端末ではない場合に前記呼設定要求メッセージを前記中継サーバへ転送し、前記中継サーバは、前記加入者セッション制御サーバから転送される前記宛先アドレスを参照することなく、前記呼設定要求メッセージを前記番号管理手段に転送し、前記中継サーバは、前記中継サーバにリダイレクトされた前記リダイレクトメッセージの前記論理アドレスに対応する前記複数網のいずれかの網に接続される着信端末を収容する着信側加入者セッション制御サーバに前記呼設定要求メッセージを送信する。
そして、前記中継サーバは、前記複数網の第1の網の番号管理手段が管理しない宛先アドレスであることを示す前記リダイレクトメッセージを受けた場合、前記複数網の他の網の番号管理手段に順番に前記呼設定要求メッセージを転送することを特徴とする。
また、複数の統合通信網に跨がる呼をルーティングする場合、発信元の第1の統合通信網から前記呼設定要求メッセージが転送された第2の統合通信網の中継サーバは、前記呼設定要求メッセージをさらに第3の統合通信網に転送する場合は前記発信元の第1の統合通信網を経由して前記呼設定要求メッセージを転送することを特徴とする。
また、前記番号管理手段は、前記着信端末が番号ポータビリティで移動したユーザの端末あるいは複数の統合通信網にまたがるルーティングの場合、前記論理アドレスを転送先アドレス(NRN)で構成して前記中継サーバへ返送することを特徴とする。
また、前記番号管理手段は、転送先アドレス(NRN)と表番号との2つの番号を中継セッション制御サーバに返送することを特徴とする。
また、同一番号帯が収容された番号管理元の複数の加入者セッション制御サーバがある場合、前記番号管理元の複数の加入者セッション制御サーバは前記宛先アドレスをSRNに展開することを特徴とする。
また、番号管理元ではない加入者セッション制御サーバに接続される端末が発信端末である場合、前記番号管理元の複数の加入者セッション制御サーバは前記宛先アドレスをSRNに展開した表番号を含むリダイレクトメッセージを前記中継サーバへ返送することを特徴とする。
また、番号管理元の加入者セッション制御サーバに接続される端末が発信端末である場合、前記発信端末が接続される加入者セッション制御サーバは着信端末が接続される加入者セッション制御サーバに接続できない時に中継サーバに迂回するステップを有することを特徴とする。
また、前記転送先の網の1つがPSTNである場合は、NRNに展開した前記呼設定要求メッセージを前記中継サーバでIAMメッセージに変換して転送することを特徴とする。
本発明に係る呼ルーティング方法および呼ルーティングシステムは、既存の電話網とIP網とが統合された統合通信網において、中継サーバの負担を少なくし宛先に確実に呼をルーティングすることができる。特に番号ポータビリティサービスにも対応した呼のルーティングを実現することができる。
統合通信網のシステム構成例を示す説明図である。 自統合通信網内の呼ルーティングを説明するための説明図である。 複数の統合通信網間の呼ルーティングを説明するための説明図である。 複数の統合通信網が共通の次世代網で共有される場合の呼ルーティングを説明するための説明図である。 複数の加入者セッション制御サーバに同一番号帯が収容されている場合で、番号管理元ではない加入者セッション制御サーバに接続されている端末から発信する時の呼ルーティングの流れを示す説明図である。 複数の加入者セッション制御サーバに同一番号帯が収容されている場合で、番号管理元の加入者セッション制御サーバに接続されている端末から発信する時の呼ルーティングの流れを示す説明図である。 INVITEメッセージのURIのホスト部情報の設定例を示した説明図である。 PSTNのユーザが他事業者へ番号ポータビリティで移動した場合の呼ルーティング方法の一例を示した説明図である。 次世代網ユーザが他事業者の次世代網へ番号ポータビリティで移動した場合の呼ルーティング方法の一例を示した説明図である。 次世代網ユーザがPSTNへ番号ポータビリティを利用して移動した場合の呼ルーティング方法の一例を示した説明図である。 従来技術1を示す説明図である。 従来技術2を示す説明図である。
以下、図面を参照して本発明に係る呼ルーティング方法および呼ルーティングシステムの実施形態について詳しく説明する。尚、本実施形態に係る呼ルーティング方法および呼ルーティングシステムは、従来のように中継セッション制御サーバ(中継サーバ)で各ユーザの加入者端末の電話番号を管理して番号解決を行う必要がなく、特に番号ポータビリティサービスを利用するユーザの場合でも宛先アドレスをNRN(Network Routing Number:転送先アドレス(転送先のネットワークアドレス))による番号展開を図ってルーティングするので、中継セッション制御サーバの負担を軽くすることができる。
図1に、統合通信網のシステム構成例を示す。図1において、統合通信網101内に次世代網(NGN)110と、PSTN111と、IP電話サービス網(CAS網)112と、連携サーバ(RLS)113とを有する。また、NGN110は他の通信事業者網102と接続されている。
図1において、呼のルーティング(発信元と着信先との呼を確立するためのルーティング)は基本的には各通信事業者毎、即ち統合通信網101や他の通信事業者網102で行われる。また、統合通信網101内のPSTN111およびIP電話サービス網112はそれぞれのユニークな番号帯に基づいて呼のルーティングを行うが、異なる事業者間で同じ電話番号を移動して使うことができる番号ポータビリティに対応するために、NRN番号に展開して着呼先にルーティングされる。
また、NGN110から発呼される場合はNGN110の自網内で番号解決するが、番号解決できない場合は連携サーバ113に問い合わせ、問い合わせ結果に応じてIP電話サービス網112またはPSTN111に順番にルーティングして番号解決する。
ここで、図2を用いて統合通信網101内で呼がルーティングされる場合の例について説明する。図2は図1と同じ統合通信網101の構成を示し、NGN101と、PSTN111と、IP電話サービス網112とを有する。
図2において、NGN110は加入者セッション制御サーバ(SSC)121と中継セッション制御サーバ(ISC)122とPSTN−GW123とを有し、PSTN111はIGS(関門交換機:Interconnecting Gateway Switch)131とGC(群局:Group Unit Center)132とを有し、IP電話サービス網112は加入者収容サーバ141を有している。
NGN110に接続された次世代ユーザの加入者端末114からの発信呼についてはNGN110の自網内で番号解決するが、番号解決できない場合は連携サーバ113に問い合わせ、問い合わせ結果に応じてIP電話サービス網112またはPSTN111にルーティングする。IP電話サービス網112へのルーティングの場合は加入者収容サーバ141で番号解決する。また、PSTN111へのルーティングの場合にはIGS131を経由してGC132で番号解決する。特にPSTN111から他の通信事業者網への番号ポータビリティを利用するユーザの場合は、GC132で他の通信事業者網のNRNに番号展開してNGN110側のPSTNーGW123にリダイレクションし、中継セッション制御サーバ122を経由して他の通信事業者網へルーティングする。IP電話サービス網112に接続される加入者端末115からの発信呼については帰属するNGN110の中継セッション制御サーバ122にルーティングする。PSTN111に接続される加入者端末116からの発信呼についてはPSTN111の自網内で番号解決するが、着信先がPSTN111内の端末ではない場合はNRNに番号展開してNGN110のPSTN−GW123へルーティングする。尚、ルーティングする際の具体的なメッセージのやり取りについては後で詳しく説明する。
次に、複数の統合通信網間で呼がルーティングされる場合の構成例について説明する。図3は、統合通信網201と統合通信網202の2つの統合通信網で構成され、統合通信網201はNGN210aを有し、統合通信網202はNGN210bをそれぞれ有している。図3において、2つの統合通信網間における呼ルーティングは、基本的には統合通信網201および統合通信網202のそれぞれの網毎のユニークな番号帯に基づいて呼ルーティングを行ない、番号ポータビリティ対応についてはそれぞれの統合通信網が管理するNRNに展開してルーティングを行うようになっている。
例えば、NGN210aに接続される次世代ユーザの加入者端末214aからの発信呼およびIP電話サービス網212aに接続される加入者端末215aからの発信呼は、加入者セッション制御サーバ221aおよび中継セッション制御サーバ222aを経由してルーティングされる。またNGN210aで番号解決できない発信呼については連携サーバ213aに問い合わせ、問い合わせ結果に応じてIP電話サービス網212aまたはPSTN211aにルーティングする。或いは、統合通信網202への番号ポータビリティを利用するユーザの場合は、NRNに番号展開してNGN210aの中継セッション制御サーバ222aを経由して統合通信網202側へルーティングする。これを受けた統合通信網202側のNGN210bの中継セッション制御サーバ222bは、図2で説明した中継セッション制御サーバ122と同様に、着信端末がNGN210b内にある場合は加入者セッション制御サーバ221bを介して接続し、NGN210b内で番号解決できない場合はIP電話サービス網212bあるいはPSTN211bへルーティングして番号解決する。
このようにして、個別にNGNとIP電話サービス網とPSTNを有する複数の統合通信網間においても呼が適切にルーティングされる。尚、ルーティングする際の具体的なメッセージのやり取りについては後で詳しく説明する。
次に、複数の統合通信網が共通の次世代網で共有され、PSTN中継網で中継される場合のシステム例について説明する。図4は、統合通信網301と統合通信網302とがNGN310で共有され、第1事業者のPSTN中継網303と第2事業者のPSTN中継網304とで中継されるPSTN中継網利用システムの例を示している。また、図4において、統合通信網301はIP電話サービス網312aとPSTN311aとを有し、これとは別に統合通信網302はIP電話サービス網312bとPSTN311bとを有している。そして、統合通信網301のPSTN311aと統合通信網302のPSTN311bとはPSTN中継網303またはPSTN中継網304でつながれている。
図4において、統合通信網301に接続される次世代ユーザの加入者端末314aからの発信呼やIP電話サービス網312aに接続される加入者端末315aからの発信呼は、NGN310内の加入者セッション制御サーバ321および中継セッション制御サーバ322を経由して同じNGN310で共有される統合通信網302の中継セッション制御サーバ323へルーティングされる。そして、NGN310で番号解決できるものは番号解決して着信先にルーティングされるが、NGN310で番号解決できない場合は連携サーバ313bに問い合わせ、問い合わせ結果に応じて統合通信網302のIP電話サービス網312bまたはPSTN311bにルーティングして番号解決する。
また、統合通信網301のPSTN311aに接続される加入者端末316aからの発信呼はPSTN311aで番号解決して、統合通信網301のPSTN311aから第1事業者のPSTN中継網174または第2事業者のPSTN中継網175を経由して統合通信網302のPSTN311bにルーティングする。またルーティング先のPSTN311bの着信端末のユーザが番号ポータビリティを利用する場合には、PSTN311bのGC311cで他事業者通信網のNRNに番号展開し、NGN310のPSTN−GWである中継セッション制御サーバ323に転送して他事業者通信網へルーティングされる。
尚、図4において統合通信網301側のNGN310あるいはIP電話サービス網312aに接続される次世代ユーザの加入者端末からの発信呼のうちPSTN番号帯への発信呼は、加入者セッション制御サーバ321でプレサフィックス(識別用の付加番号)を付与して統合通信網302のPSTN311bにルーティングされる。
このように複数の統合通信網が共通の次世代網で共有され、事業者の異なるPSTN中継網で中継される場合のシステムでも適切に呼ルーティングを行うことができる。尚、ルーティングする際の具体的なメッセージのやり取りについては後で詳しく説明する。
次に、図1から図4を用いて説明した統合通信網において、呼をルーティングする際の具体的なメッセージのやり取りの方法について図5から図10を用いて詳しく説明する。
先ず図5は複数の加入者セッション制御サーバに同一番号帯が収容されている場合の例で、番号管理元ではない加入者セッション制御サーバに接続されている端末から発信する時の呼ルーティングの流れを示す説明図である。
図5において、複数の加入者セッション制御サーバ502(SRN(サーバルーティング番号):1)と、加入者セッション制御サーバ503(SRN:2)と、加入者セッション制御サーバ504(SRN:3)には同一番号帯が収容されており、着信先の加入者端末505は加入者セッション制御サーバ503に接続されている。
先ず、番号管理元ではない加入者セッション制御サーバ506に収容された発信元の加入者端末507は、着信先の次世代IPユーザの加入者端末505に接続を要求するための呼設定要求メッセージ(INVITEメッセージ)を加入者セッション制御サーバ506に送信する。加入者セッション制御サーバ506でReq−URI(表番号@IP−A)が付加されたINVITEメッセージは、加入者セッション制御サーバ506から中継セッション制御サーバ(IP−GW)508および中継セッション制御サーバ509を介して、番号管理元の加入者セッション制御サーバ502に送られる。ところが加入者セッション制御サーバ502は加入者端末505を収容していないので、中継セッション制御サーバ509にリダイレクトメッセージ301(sip:表番号;npdi;rn=SRN@CL5)を返送する。尚、contact URI(***@CL5)のCL5は加入者セッション制御サーバを示す識別子である。これを受けた中継セッション制御サーバ509は、次の加入者セッション制御サーバ503にINVITEメッセージ(sip:表番号;npdi;rn=SRN@CL5)を送信する。加入者セッション制御サーバ503は加入者端末50を収容しているので発信元の加入者端末507との間で呼が確立される。
ここで、上記の例では、加入者セッション制御サーバ502が番号管理手段に対応し、加入者セッション制御サーバ502が保持するアドレス管理表(収容する加入者に対応する電話番号とネットワークアドレスとの対応を管理するデータベース)に基づいて宛先アドレス(例えば表番号@IP−A)に対応する論理アドレス(例えばSRN@CL5)を検索して、着信先の加入者端末505を収容する加入者セッション制御サーバ503の論理アドレスおよび表番号を含むリダイレクトメッセージを中継セッション制御サーバ509へ返送する。
このようにして、番号管理元ではない加入者セッション制御サーバ506に接続されている次世代IPユーザの加入者端末507と番号管理元の加入者端末505との間で通話が可能となる。
次に、図5において、PSTN510に接続されているユーザの加入者端末511が番号管理元の加入者端末505に発信する場合の呼のルーティングについて説明する。加入者端末511はPSTN510内のGC512およびIGS513を介して次世代網501内のPSTN用の中継サーバ(PSTN−GW)514にR−IAMメッセージ(R−Initial Address Message)(着番号:NRN,着ディレクトリ:表番号)を送信する。この時、R−IAMメッセージは宛先アドレスは表番号とNRNの2つの番号を含んでいる。尚、この場合のNRNは次世代網501に対応するネットワークルーティング番号である。
R−IAMメッセージを受け取った中継サーバ514は、R−IAMメッセージをSIPのINVITEメッセージ(sip:表番号;npdi;rn=NRN@hostport)に変換して中継セッション制御サーバ509に送信する。これを受けた中継セッション制御サーバ509は、INVITEメッセージ(sip:表番号@hostport)を加入者セッション制御サーバ504に送信する。ところが加入者セッション制御サーバ504は加入者端末505を収容していないので、中継セッション制御サーバ509にリダイレクトメッセージ301(sip:表番号;npdi;rn=SRN@CL5)を返送する。これを受けた中継セッション制御サーバ509は、次の加入者セッション制御サーバ503にINVITEメッセージ(sip:表番号;npdi;rn=SRN@CL5)を送信する。加入者セッション制御サーバ503は加入者端末505を収容しているので発信元の加入者端末511との間で呼が確立され、番号管理元ではないPSTN510に接続されている加入者端末511と番号管理元の加入者端末505との間で通話が可能となる。
ここで、上記の例では、加入者セッション制御サーバ504が番号管理手段に対応し、加入者セッション制御サーバ504が保持するアドレス管理表に基づいて宛先アドレス(例えば表番号@hostport)に対応する論理アドレス(例えばSRN@CL5)を検索して、着信先の加入者端末505を収容する加入者セッション制御サーバ503の論理アドレスおよび表番号を含むリダイレクトメッセージを中継セッション制御サーバ509へ返送する。
このように同一番号帯が収容された番号管理元の複数の加入者セッション制御サーバがある場合に番号管理元ではない加入者セッション制御サーバに接続されている端末から発信するときでも、番号管理元の複数の加入者セッション制御サーバ間で宛先アドレスをSRNに展開してルーティングするので、確実に着信端末に接続することができる。
次に、複数の加入者セッション制御サーバに同一番号帯が収容されている場合で、番号管理元の加入者セッション制御サーバに接続されている端末から発信する時の呼ルーティング方法について図6を用いて説明する。
図6において、次世代網521の加入者セッション制御サーバ522と加入者セッション制御サーバ523には同一番号帯が収容されており、加入者セッション制御サーバ522に接続されている加入者端末524から加入者セッション制御サーバ523に接続されている加入者端末に525に発信する様子を描いてある。
先ず次世代IPユーザの加入者端末524は呼設定要求メッセージ(INVITEメッセージ)を加入者セッション制御サーバ522に送信する。加入者セッション制御サーバ522は自身が管理している宛先番号であること、また加入者セッション制御サーバ523が収容している端末の番号であることを認識し、加入者セッション制御サーバ523を特定するSRNによって加入者セッション制御サーバ523にルーティングする。この時、INVITEメッセージには、表番号(次世代IPユーザ端末66が発信した相手端末68の番号)と、加入者セッション制御サーバ523のSRN:2およびSPI−URIのホスト部にはホスト名(@CL5)を設定する。そして、INVITEメッセージは加入者セッション制御サーバ522から表番号にて加入者端末525を収容している加入者セッション制御サーバ523を介して加入者端末525に着信する。
一方、加入者セッション制御サーバ522は、メッシュ回線(別ルート回線)が接続不可の場合、迂回ルートとしてINVITEメッセージを中継セッション制御サーバ(IP−GW)526へ送信する。加入者セッション制御サーバ522からINVITEメッセージを受け取った中継セッション制御サーバ526はSRN(SRN:2)にて加入者セッション制御サーバ523にルーティングし、加入者端末525に着信する。
このように同一番号帯が収容された番号管理元の複数の加入者セッション制御サーバがある場合に番号管理元の加入者セッション制御サーバに接続されている端末から発信するときでも、番号管理元の複数の加入者セッション制御サーバ間で宛先アドレスをSRNに展開してルーティングするので、確実に着信端末に接続することができる。
次に、呼ルーティングにおける呼設定要求メッセージ(INVITEメッセージ)のURIのホスト部情報の設定例について図7を用いて説明する。図7の例では、A社次世代網531にある次世代IPユーザの加入者端末532からA社PSTN533に接続される加入者端末534やB社次世代網535の次世代IPユーザの加入者端末536に発信する時のルーティングの様子を描いてある。
図7において、次世代IPユーザの加入者端末532から送信されたINVITEメッセージは、次世代IPユーザの加入者端末532を収容しているA社次世代網531の大阪ブロック537にある加入者セッション制御サーバ538でReq−URI(E.164@ドメイン(A社))が付加されたINVITEメッセージが加入者セッション制御サーバ538から大阪ブロックの中継セッション制御サーバ539に送られる。尚、E.164は階層的に記述する番号でここでは着信先の電話番号に相当する。中継セッション制御サーバ539は、INVITEメッセージを関西ブロック540の中継セッション制御サーバ541に転送する。そして、先ず関西ブロック内の加入者セッション制御サーバ542に転送して番号解決しようとするが、解決できない場合はリダイレクトメッセージ301を中継セッション制御サーバ541に返す。尚、contact URI(E.164@CL4)のCL4は中継セッション制御サーバを示す。
加入者セッション制御サーバ542からやり直しのメッセージを受けた中継セッション制御サーバ541は、連携サーバ543にINVITEメッセージ(E.164@CL4)を送るが、連携サーバ543は当該番号を解決できないのでSIP応答コードのメッセージ404(not found)を中継セッション制御サーバ541に返送する。さらに中継セッション制御サーバ541は、A社PSTN533への接続を中継するPSTN−GW544にINVITEメッセージ(E.164@PSTN)を送り、A社PSTN533内のIGS545を介して当該ユーザの番号管理元であるGC546に送られ、着呼先の端末534に接続される。
尚、図7において、次世代IPユーザの加入者端末539からB社次世代網535に接続される加入者端末536に発信する場合は、加入者セッション制御サーバ538から大阪ブロック537の中継セッション制御サーバ539にINVITEメッセージ(E.164@ドメイン(A社))が送信され、さらに中継セッション制御サーバ539からB社次世代網535にある中継セッション制御サーバ547にINVITEメッセージ(E.164@ドメイン(B社))が送られて、中継セッション制御サーバ547から加入者セッション制御サーバ548を介して次世代IPユーザの加入者端末536に送信される。
このようにして、ルーティング先に応じて転送するINVITEメッセージのURIのホスト部情報を変換して順番にルーティングを行うことができる。
次に、A社PSTN533に接続される加入者端末534やB社次世代網535に接続される加入者端末536のユーザが番号ポータビリティで移動した場合のルーティング方法について説明する。
図8は、PSTNのユーザが他事業者IP網へ番号ポータビリティで移動した場合の呼ルーティング方法の一例を示した説明図で、B社次世代網602のPSTN603に接続されていた加入者端末604のユーザが他事業者IP網605に移動した場合の具体的なメッセージのやり取りを示している。
図8において、A社次世代網601に接続される次世代IPユーザは、加入者セッション制御サーバ606に収容される加入者端末601aから呼設定要求メッセージ(INVITEメッセージ)を送信する。加入者セッション制御サーバ606でReq−URI(表番号@IP−A)が付加されたINVITEメッセージは加入者セッション制御サーバ606から中継セッション制御サーバ(IP−GW)607に送られ、中継セッション制御サーバ607でINVITEメッセージのReq−URI(表番号@IP−B)に変換され、着信先の加入者端末604が番号ポータビリティの移動前に収容されていたB社次世代網602側に送られる。
B社次世代網602では、A社次世代網601の中継セッション制御サーバ(IP−GW,PSTN−GW)608は中継セッション制御サーバ607から転送されてきたINVITEメッセージを先ず加入者セッション制御サーバ609に送るが、加入者端末604は加入者セッション制御サーバ609に収容されていないので、加入者セッション制御サーバ609はSIP応答コードのリダイレクトメッセージ301を中継セッション制御サーバ607に返送する。これを受け取った中継セッション制御サーバ607は、次のIP電話サービス網(CAS網)610の連携サーバ611にINVITEメッセージを送るが、連携サーバ611は当該番号を収容していないのでSIP応答コードのメッセージ404(not found)を中継セッション制御サーバ608に返送する。これを受け取った中継セッション制御サーバ608は、さらに次のPSTN603のIGS612を介して当該ユーザの番号管理元であるGC613にIAMメッセージ(表番号付加)に変換して送信する。ところが、当該ユーザの加入者端末604は、番号ポータビリティで他事業者IP網605に移動しているので、GC613は転送先番号の他事業者IP網605のNRNを記したR−RELメッセージをIGS612を介して中継セッション制御サーバ608に返送する。転送先番号のNRNを記したR−RELメッセージを受け取った中継セッション制御サーバ608は、前位の事業者(発信元事業者や中継事業者)に番号ポータビリティによるリダイレクション(移動)を通知するため、メッセージ送信者のContactURIに移転先事業者のNRNと表番号との2つの番号を記載したリダイレクトメッセージ301(sip:表番号;npdi;rn=NRN@hostport)を発信元事業者のA社次世代網601の中継セッション制御サーバ607に返送する。中継セッション制御サーバ607は、リダイレクトメッセージ301のNRN情報に記載されている他事業者IP網605にルーティングし、移転先事業者のNRNと表番号との2つの番号を含むINVITEメッセージ(sip:表番号;npdi;rn=NRN@hostport)を他事業者IP網605の中継セッション制御サーバ613に送り、他事業者IP網605内でルーティングして、番号ポータビリティで移動したユーザの加入者端末604に着信される。
ここで、上記の例では、GC613が番号管理手段に対応し、GC613が保持するアドレス管理表に基づいてユーザの表番号に対応するNRNを検索して、着信先の加入者端末604が接続される他事業者IP網605のNRNを含むR−RELメッセージをIGS612を介して中継セッション制御サーバ608に返送する。
このようにして、次世代IPユーザの加入者端末607からの発信呼は、発信元事業者(A社次世代網601)の加入者セッション制御サーバ606と中継セッション制御サーバ607を介して表番号の着信先事業者(B社次世代網602)に転送され、B社次世代網602の中継セッション制御サーバ608を介して加入者セッション制御サーバ609とIP電話サービス網610とPSTN603とに順番にINVITEメッセージが送られて番号解決し、番号ポータビリティ移動前のユーザの加入者端末604が収容されていたGC613に一旦着信するが、先に説明したように番号ポータビリティ移動先のNRNを発信元事業者に返信され、最終的に他事業者IP網605に移動したユーザの加入者端末604に着信することができる。このように、PSTNのユーザが他事業者IP網へ番号ポータビリティで移動した場合でも確実に呼をルーティングすることができる。
次に、次世代IPユーザが他事業者IP網へ番号ポータビリティで移動した場合の呼ルーティング方法について図9を用いて説明する。
図9において、A社次世代網621に接続される次世代IPユーザは加入者端末623から番号ポータビリティの移動前にB社次世代網622に接続されていた次世代IPユーザの加入者端末624に発呼する。ところが、着信先の加入者端末624のユーザは他事業者IP網625へ番号ポータビリティで移動しており着信できない。この場合でも、本実施形態に係る呼ルーティング方法および呼ルーティングシステムでは、B社次世代網622から他事業者IP網625に呼をルーティングできる。
図9において具体的なメッセージの流れについて説明する。A社次世代網621に接続される次世代IPの加入者端末623は、呼設定要求メッセージ(INVITEメッセージ)を加入者セッション制御サーバ626に送信する。加入者セッション制御サーバ626でReq−URI(表番号@IP−A)が付加されたINVITEメッセージは加入者セッション制御サーバ626から中継セッション制御サーバ(IP−GW)627に送られ、中継セッション制御サーバ627はINVITEメッセージのReq−URIを(表番号@IP−B)に書き換えて、番号ポータビリティの移動前に加入者端末624が接続されていたB社次世代網622側に転送する。B社次世代網622側に転送されたINVITEメッセージは、中継セッション制御サーバ(IP−GW)628から番号ポータビリティの移動前に加入者端末624が収容されていた加入者セッション制御サーバ629に送られるが加入者端末624は他事業者IP網625に移動しているので、加入者セッション制御サーバ629はSIP応答コードのリダイレクトメッセージ301を中継セッション制御サーバ628に返送する。この時、加入者セッション制御サーバ629は、前位の事業者(発信元事業者や中継事業者)に番号ポータビリティによるリダイレクション(移動)を通知するため、メッセージ送信者のContactURIに移転先事業者のNRNと表番号との2つの番号を記載したリダイレクトメッセージ301を返送する(sip:表番号;npdi;rn=NRN@hostport)。返送されたリダイレクトメッセージ301は、中継セッション制御サーバ628を介して発信元事業者のA社次世代網621の中継セッション制御サーバ627に戻される。中継セッション制御サーバ627は、リダイレクトメッセージ301の記載されているNRNに応じて、移転先事業者のNRNと表番号との2つの番号を含むINVITEメッセージ(sip:表番号;npdi;rn=NRN@hostport)を他事業者IP網625の中継セッション制御サーバ630に転送する。そして、他事業者IP網625内の中継セッション制御サーバ630を介してルーティングされ、番号ポータビリティで移動した次世代IPユーザの加入者端末624に着信される。
ここで、上記の例では、加入者セッション制御サーバ629が番号管理手段に対応し、加入者セッション制御サーバ629が保持するアドレス管理表に基づいてユーザの表番号に対応するNRNを検索して、着信先の加入者端末624が接続される他事業者IP網625のNRNを含むリダイレクトメッセージ301を中継セッション制御サーバ628を介して発信元事業者のA社次世代網621の中継セッション制御サーバ627に返送する。
このように、次世代網のユーザが他事業者IP網へ番号ポータビリティで移動した場合でも確実に呼をルーティングすることができる。
次に、次世代IPユーザがPSTNへ番号ポータビリティで移動した場合の呼ルーティング方法について図10を用いて説明する。
図10において、次世代網641に接続される加入者端末642の次世代IPユーザは、番号ポータビリティの移動前に同じ次世代網641の加入者セッション制御サーバ643に収容されていたユーザの加入者端末644に発呼する。ところが、加入者セッション制御サーバ643に収容されていたユーザはPSTN648へ番号ポータビリティで移動しているので着呼できない。この場合でも、本実施形態に係る呼ルーティング方法および呼ルーティングシステムでは、次世代網641からPSTN648に呼をルーティングできる。
図10において具体的なメッセージの流れについて説明する。次世代網641に接続される次世代IPユーザは、加入者セッション制御サーバ645に収容される次世代IPの加入者端末642から呼設定要求メッセージ(INVITEメッセージ)を送信する。加入者セッション制御サーバ645でReq−URI(表番号@IP−A)が付加されたINVITEメッセージは、加入者セッション制御サーバ645から中継セッション制御サーバ(IP−GW)646および中継セッション制御サーバ(IP−GW,PSTN−GW)647を介して、番号ポータビリティの移動前に次世代IPユーザが収容されていた加入者セッション制御サーバ643に転送される。ところが加入者セッション制御サーバ643は着信先の次世代IPユーザはPSTN648に移動しているので、番号ポータビリティによるリダイレクションを通知するため、移転先事業者のNRNと表番号との2つの番号を記載したリダイレクトメッセージ301を中継セッション制御サーバ647に返送する(sip:表番号;npdi;rn=NRN@hostport)。中継セッション制御サーバ647は、リダイレクトメッセージ301に記載されているNRNに応じてPSTN648にルーティングし、移転先事業者のNRNと表番号との2つの番号を含むIAMメッセージ(着番号:NRN,着ディレクトリィ番号:表番号)を作成してPSTN648のIGS649を介してGC650に送られ、最終的に番号ポータビリティで移動したユーザの加入者端末644に接続される。
ここで、上記の例では、加入者セッション制御サーバ643が番号管理手段に対応し、加入者セッション制御サーバ643が保持するアドレス管理表に基づいてユーザの表番号に対応するNRNを検索して、着信先の加入者端末644が接続される他事業者IP網648のNRNを含むリダイレクトメッセージ301を中継セッション制御サーバ647に返送する。
このように、次世代網641のユーザがPSTN648へ番号ポータビリティで移動した場合でも確実に呼をルーティングすることができ、次世代IPユーザの加入者端末642と番号ポータビリティでPSTN648に移動したユーザの加入者端末644との間で通話が可能となる。
以上、各図面を用いて説明してきたように、本発明に係る呼ルーティング方法および呼ルーティングシステムは、既存の電話網(PSTN)とIP電話サービス網と次世代IP網とが統合された統合通信網において、中継サーバの負担を少なくし確実に宛先に呼をルーティングすることができる。特に番号ポータビリティを利用してユーザーがPSTNから次世代網やIP電話サービス網へ移動したり、或いは異なる事業者のネットワーク管理配下に移動した場合でも、従来技術のようにエラーになって接続できなかったり、中継サーバに大きな負担を掛けることなく、確実に呼をルーティングすることができる。
101,201,202,301,302・・・統合通信網
110,210a,210b,310,501,521,641・・・次世代網(NGN)
531,601,621・・・A社次世代網
535,602,622・・・B社次世代網
111,211a,211b,311a,311b,510,533,603,648・・・PSTN
112,212a,212b,312a,312b,610・・・IP電話サービス網
121,221a,221b,321,502,503,504,506,552,523,538,542,548,606,609,613,626,629,630,643,645・・・加入者セッション制御サーバ
122,222a,222b,322,323,508,509,514,526,539,541,547,607,608,627,628,646,647・・・中継セッション制御サーバ
113,213a,213b,313b,543,611・・・連携サーバ
114,214a,314a,315a,505,507,511,524,525,532,534,536,601a,604,623,624,642,644・・・加入者端末
141・・・加入者収容サーバ
131,513,545,612,649・・・IGS
132,512,546,613,650・・・GC
123,544・・・PSTN−GW
「ETSITISPANのNGN標準化動向」NTT技術ジャーナル2006.4 「NGNが提供する新しいコミュニケーションとそれを支える技術」NTT技術ジャーナル2007.4 「局用ディジタル交換の開発を顧みて」電子情報通信学会誌VoI.89.No1.2006

Claims (16)

  1. 独立して管理される異なる方式の複数網が統合された統合通信網で用いられる呼ルーティング方法において、
    前記複数網の第1の網に接続される発信端末が呼設定要求メッセージを前記発信端末を収容する加入者セッション制御サーバに対して送信するステップと、
    前記加入者セッション制御サーバは前記呼設定要求メッセージに含まれる着信端末の宛先アドレスが前記加入者セッション制御サーバ自身の収容端末であるか否かを判断して、収容端末ではない場合に前記呼設定要求メッセージを中継サーバへ転送するステップと、
    前記中継サーバは前記宛先アドレスを参照することなく、前記呼設定要求メッセージを番号管理手段に転送するステップと、
    前記番号管理手段は自身が保持するアドレス管理表に基づいて前記宛先アドレスに対応する論理アドレスを検索して該論理アドレスおよび表番号を含むリダイレクトメッセージを前記中継サーバへ返送するステップと、
    前記中継サーバは、前記リダイレクトメッセージの前記論理アドレスに対応する前記複数網のいずれかの網に接続される着信端末を収容する着信側加入者セッション制御サーバに前記呼設定要求メッセージを送信するステップと、
    前記着信側加入者セッション制御サーバが受信した前記呼設定要求メッセージを前記表番号に該当する着信端末に転送するステップと
    を有し、
    前記中継サーバは、前記複数網の第1の網の番号管理手段から管理しない宛先アドレスであることを示す前記リダイレクトメッセージを受けた場合、前記複数網の他の網の番号管理手段に順番に前記呼設定要求メッセージを転送する
    ことを特徴とする呼ルーティング方法。
  2. 請求項1に記載の呼ルーティング方法において、
    複数の統合通信網に跨がる呼をルーティングする場合、発信元の第1の統合通信網から前記呼設定要求メッセージが転送された第2の統合通信網からさらに第3の統合通信網に転送する場合は前記発信元の第1の統合通信網を経由して前記呼設定要求メッセージを転送するステップを有する
    ことを特徴とする呼ルーティング方法。
  3. 請求項1または2に記載の呼ルーティング方法において、
    前記番号管理手段は、前記着信端末が番号ポータビリティで移動したユーザの端末あるいは複数の統合通信網にまたがるルーティングの場合、前記論理アドレスを転送先アドレス(NRN)で構成して前記中継サーバへ返送するステップを有する
    ことを特徴とする呼ルーティング方法。
  4. 請求項に記載の呼ルーティング方法において、
    前記番号管理手段は、転送先アドレス(NRN)と表番号との2つの番号を中継セッション制御サーバに返送するステップを有する
    ことを特徴とする呼ルーティング方法。
  5. 請求項1または2に記載の呼ルーティング方法において、
    同一番号帯が収容された番号管理元の複数の加入者セッション制御サーバがある場合、前記番号管理元の複数の加入者セッション制御サーバは前記宛先アドレスをSRNに展開するステップを有する
    ことを特徴とする呼ルーティング方法。
  6. 請求項に記載の呼ルーティング方法において、
    番号管理元ではない加入者セッション制御サーバに接続される端末が発信端末である場合、前記番号管理元の複数の加入者セッション制御サーバは前記宛先アドレスをSRNに展開した表番号を含むリダイレクトメッセージを前記中継サーバへ返送するステップを有する
    ことを特徴とする呼ルーティング方法。
  7. 請求項またはに記載の呼ルーティング方法において、
    番号管理元の加入者セッション制御サーバに接続される端末が発信端末である場合、前記発信端末が接続される加入者セッション制御サーバは着信端末が接続される加入者セッション制御サーバに接続できない時に中継サーバに迂回するステップを有する
    ことを特徴とする呼ルーティング方法。
  8. 請求項1からのいずれか一項に記載の呼ルーティング方法において、
    前記転送先の網の1つがPSTNである場合は、NRNに展開した前記呼設定要求メッセージを前記中継サーバでIAMメッセージに変換して転送する
    ことを特徴とする呼ルーティング方法。
  9. 加入者セッション制御サーバと中継サーバとを有する第1の網を含む独立して管理される異なる方式の複数網が統合された統合通信網を有する呼ルーティングシステムにおいて、
    前記中継サーバから転送される発信端末からの呼設定要求メッセージに含まれる着信端末の宛先アドレスに対応する論理アドレスを自身が保持するアドレス管理表に基づいて検索して該論理アドレスおよび表番号を含むリダイレクトメッセージを作成して前記中継サーバへ返送する番号管理手段を設け、
    前記加入者セッション制御サーバは、自身が収容する発信端末から受信する呼設定要求メッセージに含まれる着信端末の宛先アドレスが自身の収容端末であるか否かを判断して、収容端末ではない場合に前記呼設定要求メッセージを前記中継サーバへ転送し、
    前記中継サーバは、前記加入者セッション制御サーバから転送される前記宛先アドレスを参照することなく、前記呼設定要求メッセージを前記番号管理手段に転送し、前記複数網の第1の網の番号管理手段から管理しない宛先アドレスであることを示す前記リダイレクトメッセージを受けた場合、前記複数網の他の網の番号管理手段に順番に前記呼設定要求メッセージを転送し、
    前記中継サーバは、前記中継サーバにリダイレクトされた前記リダイレクトメッセージの前記論理アドレスに対応する前記複数網のいずれかの網に接続される着信端末を収容する着信側加入者セッション制御サーバに前記呼設定要求メッセージを送信する
    ことを特徴とする呼ルーティングシステム。
  10. 請求項に記載の呼ルーティングシステムにおいて、
    複数の統合通信網に跨がる呼をルーティングする場合、発信元の第1の統合通信網から前記呼設定要求メッセージが転送された第2の統合通信網の中継サーバは、前記呼設定要求メッセージをさらに第3の統合通信網に転送する場合は前記発信元の第1の統合通信網を経由して前記呼設定要求メッセージを転送する
    ことを特徴とする呼ルーティングシステム。
  11. 請求項9または10に記載の呼ルーティングシステムにおいて、
    前記番号管理手段は、前記着信端末が番号ポータビリティで移動したユーザの端末あるいは複数の統合通信網にまたがるルーティングの場合、前記論理アドレスを転送先アドレス(NRN)で構成して前記中継サーバへ返送する
    ことを特徴とする呼ルーティングシステム。
  12. 請求項11に記載の呼ルーティングシステムにおいて、
    前記番号管理手段は、転送先アドレス(NRN)と表番号との2つの番号を中継セッション制御サーバに返送する
    ことを特徴とする呼ルーティングシステム。
  13. 請求項9または10に記載の呼ルーティングシステムにおいて、
    同一番号帯が収容された番号管理元の複数の加入者セッション制御サーバがある場合、前記番号管理元の複数の加入者セッション制御サーバは前記宛先アドレスをSRNに展開する
    ことを特徴とする呼ルーティングシステム。
  14. 請求項13に記載の呼ルーティングシステムにおいて、
    番号管理元ではない加入者セッション制御サーバに接続される端末が発信端末である場合、前記番号管理元の複数の加入者セッション制御サーバは前記宛先アドレスをSRNに展開した表番号を含むリダイレクトメッセージを前記中継サーバへ返送する
    ことを特徴とする呼ルーティングシステム。
  15. 請求項13または14に記載の呼ルーティングシステムにおいて、
    番号管理元の加入者セッション制御サーバに接続される端末が発信端末である場合、前記発信端末が接続される加入者セッション制御サーバは着信端末が接続される加入者セッション制御サーバに接続できない時に中継サーバに迂回するステップを有する
    ことを特徴とする呼ルーティングシステム。
  16. 請求項から15のいずれか一項に記載の呼ルーティングシステムにおいて、
    前記転送先の網の1つがPSTNである場合は、NRNに展開した前記呼設定要求メッセージを前記中継サーバでIAMメッセージに変換して転送する
    ことを特徴とする呼ルーティングシステム。
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