JP4753376B2 - 電磁デバイスシステム及びその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電磁デバイスシステム及びその制御方法に関するものである。
従来、自動車、鉄道車両等の車両においては、ばねとダンパとを含むサスペンションが広く使用され、車両が道路や軌道を走行する際に発生する振動や動揺を抑制するようになっている。そして、近年においては、電磁デバイスを使用して前記振動や動揺を制御する技術が提案されている(例えば、特許文献1及び2並びに非特許文献1及び2参照。)。
図2は従来の仮想リンク機構を実現する電磁デバイス回路を示す図、図3は従来の仮想リンク機構の構成を示す図である。
図において、101及び102は、仮想リンク機構の第1リンク部材及び第2リンク部材であり、支点104で回転可能に接続されている。また、103は電磁デバイスであり、第1リンク部材101及び第2リンク部材102の両端の間に各々連結され、前記第1リンク部材101及び第2リンク部材102の動作を制御するアクチュエータとして機能する。なお、前記電磁デバイス103は、例えば、直流モータと該直流モータの回転軸にスクリュが接続されたボールスクリュ機構とから成り、直流モータが回転すると、第1リンク部材101の両端と第2リンク部材102の両端との間隔が伸縮する。
この場合、前記第1リンク部材101における支点104の部分に作用する並進方向の力Fz 及び回転方向のトルクTは、次の式(1)及び(2)のようになる。
Figure 0004753376
なお、zc は第1リンク部材101の変位、rは電磁デバイス103の内部抵抗、φは電磁デバイス103の直流モータのモータ係数である。
前記式(1)及び(2)から、回転方向の運動に対しては減衰モーメントが発生せず、並進方向の運動に対しては抗力が発生するリンク機構として機能することが分かる。
特開2004−144299号公報 特開2001−310736号公報 林隆三、須田義大、「電磁デバイスにおける等価慣性質量の及ぼす影響の検討」日本機械学会主催第14回交通物流部門大会(TRANSLOG2005)、No.05−52、2005.12、p.175−176 林隆三、須田義大、「電磁デバイスの加速度特性の制御に関する研究」日本機械学会Dynamics and Design Coference 2006 CD−ROM論文集
しかしながら、前記従来の電磁デバイス回路では、単に一対の電磁デバイス103の端子間を接続しただけなので、これによって実現される仮想リンク機構は、並進荷重が加わることにより支点104が変位するという不完全なリンク機構となってしまう。
本発明は、前記従来の問題点を解決して、電磁デバイス回路における一対の電磁デバイスの間に配設された電源を、仮想リンク機構における仮想リンク部材の支点が変位しないように制御することによって、例えば、自動車のサスペンションに使用されるリンク機構として、所望の特性を発揮することができる仮想リンク機構を実現可能な電磁デバイスシステム及びその制御方法を提供することを目的とする。
そのために、本発明の電磁デバイスシステムにおいては、一対の電磁デバイス、及び、電源を含む電磁デバイス回路と、前記電源を制御する制御装置とを有する電磁デバイスシステムであって、各電磁デバイスは変位可能な作動部を備え、前記制御装置は、前記一対の電磁デバイスを含む仮想リンク機構において、各電磁デバイスの作動部が連結された仮想リンク部材の支点が前記作動部の並進方向に変位しないように、前記電源を制御する。
本発明の他の電磁デバイスシステムにおいては、さらに、前記制御装置は、前記電源の出力電圧又は電磁デバイス回路を流れる電流を制御する。
本発明の更に他の電磁デバイスシステムにおいては、さらに、前記電磁デバイス回路は、一方の電磁デバイス正負の極に他方の電磁デバイスの同極性の極が接続される同相リンク回路、又は、一方の電磁デバイス正負の極に他方の電磁デバイスの逆極性の極が接続される逆相リンク回路である。
本発明の更に他の電磁デバイスシステムにおいては、さらに、前記電磁デバイス回路は、開閉可能なスイッチを含み、該スイッチの開閉によって同相リンク回路及び逆相リンク回路に切換可能である。
本発明の更に他の電磁デバイスシステムにおいては、さらに、前記制御装置は、前記支点の位置を、前記電源を制御することによって仮想リンク部材の長手方向に移動させる。
本発明の電磁デバイスシステムの制御方法においては、各々が変位可能な作動部を備える一対の電磁デバイス、及び、制御可能な電源を含む電磁デバイス回路を有する電磁デバイスシステムの制御方法であって、前記一対の電磁デバイスを含む仮想リンク機構において、各電磁デバイスの作動部が連結された仮想リンク部材の支点が前記作動部の並進方向に変位しないように、前記電源を制御する。
本発明の他の電磁デバイスシステムの制御方法においては、さらに、前記電源の出力電圧又は電磁デバイス回路を流れる電流を制御する。
本発明の更に他の電磁デバイスシステムの制御方法においては、さらに、前記電磁デバイス回路は、一方の電磁デバイス正負の極に他方の電磁デバイスの同極性の極が接続される同相リンク回路、又は、一方の電磁デバイス正負の極に他方の電磁デバイスの逆極性の極が接続される逆相リンク回路である。
本発明の更に他の電磁デバイスシステムの制御方法においては、さらに、前記電磁デバイス回路は、開閉可能なスイッチを含み、該スイッチの開閉によって同相リンク回路及び逆相リンク回路に切換可能である。
本発明の更に他の電磁デバイスシステムの制御方法においては、さらに、前記支点の位置を、前記電源を制御することによって仮想リンク部材の長手方向に移動させる。
本発明によれば、電磁デバイスシステムにおいては、電磁デバイス回路における一対の電磁デバイスの間に配設された電源を、仮想リンク機構における仮想リンク部材の支点が変位しないように制御する。これにより、例えば、自動車のサスペンションなどにおいて、リンク部材の可動範囲に他の部品が存在する場合でもリンク機構を構成することができる仮想リンク機構が実現可能となる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態における電磁デバイス回路の構成を示す図、図4は本発明の第1の実施の形態における仮想リンク機構の構成と実際の構成部品とを示す図、図5は本発明の第1の実施の形態における電磁デバイスの構成の例を示す図である。
図において、10は、本実施の形態における電磁デバイスシステムの電磁デバイス回路であり、一対の電磁デバイス11及び制御可能な電源12を有する。なお、11Lは左側の電磁デバイスであり、11Rは右側の電磁デバイスであるが、統合的に説明する場合には、電磁デバイス11として説明する。また、rは電磁デバイス11の内部抵抗であり、iは電磁デバイス回路10を矢印の方向に流れる電流である。図1に示される電磁デバイス回路10は、一方の電磁デバイス11の正負の極に他方の電磁デバイス11の逆極性の極が接続されているので、いわゆる、逆相リンク回路と称されるものである。
そして、前記電磁デバイス回路10は、図4に示されるような仮想リンク機構20を実現することができる。該仮想リンク機構20は、仮想リンク部材としてのリンク部材21を一組備え、各リンク部材21の両端が実際には電磁デバイス11の変位可能な作動部となる。仮想リンク部材としてのリンク部材21の支点23には、仮想的なばね24及び仮想的なダンパ25が連結されている。なお、支点23の位置は、リンク部材21における長手方向の中点の位置と一致している。図4において、lは、左側の電磁デバイス11Lの連結点から支点23、すなわち、中点までの距離を示している。
なお、本実施の形態における電磁デバイスシステムは、前記電磁デバイス回路10の他に、前記電源12を制御する図示されない制御装置を有する。該制御装置は、CPU、MPU等の演算手段、磁気ディスク、半導体メモリ等の記憶手段、入出力インターフェイス等を備えるコンピュータであり、例えば、パーソナルコンピュータ、サーバ、ワンチップマイコン等であるが、いかなるものであってもよい。そして、前記制御装置は、電源12を制御して該電源12が出力する電源電圧及び/又は電流iを制御する。
前記電磁デバイスシステムは、いかなる種類の装置やシステムに適用されるものであってもよく、例えば、二輪車、四輪車等の自動車のサスペンション系、鉄道車両のサスペンション系、モノレールのサスペンション系、新交通システムやリニアモータカーの磁気浮上式車両のサスペンション系等に適用されるものであってもよい。また、遊戯施設の乗物や工場、倉庫内の物流搬送システムの搬送器のサスペンション系に適用されてもよい。さらに、船舶の振動や動揺を抑制する船舶減揺装置に適用されてもよいし、高層ビル等の建築物の振動や動揺を抑制する建築物減揺装置に適用されてもよいし、工場に配設された工作機械等の各種機械の振動や動揺を抑制する制振装置に適用されてもよい。ここでは、説明の都合上、自動車のサスペンションにおけるリンク機構に適用されるものとして説明する。
また、前記電磁デバイス11は、例えば、電磁石、電動モータ、リニアモータ等であるが制御可能な電磁デバイスであればいかなるものであってもよいが、ここでは、図5に示されるように、電力を供給することによって伸縮するアクチュエータであるものとして説明する。すなわち、電磁デバイス11は、図5に示されるように、第1ケーシング11a、該第1ケーシング11aに対して長手方向(図における左右方向)に移動可能な第2ケーシング11b、前記第1ケーシング11a内に取り付けられた直流モータ11c、該直流モータ11cの回転軸に接続されたボールねじ軸11d、及び、前記第2ケーシング11bに取り付けられ前記ボールねじ軸11dに螺(ら)合するボールナット11eを有する。そして、前記第1ケーシング11a及び第2ケーシング11bの、例えば、端部が、変位可能な作動部として、リンク部材21に連結される。
この場合、前記リンク部材21に連結された第1ケーシング11a及び第2ケーシング11bが相対的に外力によって変位させられると、前記ボールナット11eがボールねじ軸11dに対して矢印Aで示されるように直線運動を行う。ここで、前記ボールナット11eは、第2ケーシング11bに取り付けられて回転不能となっているので、前記ボールねじ軸11dが矢印Bで示されるように回転させられる。すなわち、前記ボールねじ軸11dとボールナット11eとによって構成されるボールねじ機構により、矢印Aで示される直線運動が矢印Bで示される回転運動に変換される。そして、前記ボールねじ軸11dに接続された直流モータ11cの回転軸が回転させられると、前記直流モータ11cによって発電が行われる。これにより、矢印Bで示される回転運動の運動エネルギが電気エネルギに変換されて消費されるので、前記矢印Aで示される直線運動の運動エネルギも消費される。すなわち、前記直流モータ11cによって発電が行われることにより、前記第1ケーシング11aと第2ケーシング11bとの相対的な直線運動が減衰させられる。
また、前記直流モータ11cに電気エネルギが供給されると直流モータ11cの回転軸が矢印Bで示されるように回転するので、ボールねじ機構によって矢印Bで示される回転運動が矢印Aで示される直線運動に変換され、第1ケーシング11a及び第2ケーシング11bが相対的に変位させられる。すなわち、直流モータ11cに電流iを流すことによって、第1ケーシング11aと第2ケーシング11bとの間隔が伸縮し、リンク部材21同士の間隔を伸縮させることができる。
次に、前記構成の電磁デバイス回路10によって仮想リンク機構20を実現する方法について説明する。
図1に示されるような構成の電磁デバイス回路10においては、キルヒホッフの法則により、次の式(3)が成り立つ。
Figure 0004753376
なお、Eは電源12が出力する電源電圧、φは直流モータ11cのモータ定数、zL 及びzR は左右の電磁デバイス11L及び11Rの連結点の変位である。また、zL 及びzR 上のドットは1次の時間微分であること、すなわち、速度であることを表す。
前記式(3)から、電流iは次の式(4)のようになる。
Figure 0004753376
したがって、並進方向(図4における上下方向)の力Fz 、及び、回転方向(図4における支点23を中心とする回転方向)のモーメントTは、次の式(5)及び(6)のようになる。
Figure 0004753376
なお、zC は支点23の変位、iL 及びiR は左右の電磁デバイス11L及び11Rを流れる電流である。
前記式(6)から、電源電圧Eは回転方向の力を発生しないことが分かる。
そして、仮想リンク機構20におけるばね24のばね定数がkZ であり、ダンパ25の減衰係数がcZ であるとすると、電磁デバイス11の並進方向の力Fz は、次の式(7)で示されるようになればよい。
Figure 0004753376
前記式(5)及び(7)から次の式(8)を得ることができる。
Figure 0004753376
したがって、電源電圧Eは、次の式(9)のようになる。
Figure 0004753376
このように、電源電圧Eが前記式(9)で表されるように電源12を制御することによって、図1に示されるような電磁デバイス回路10により図4に示されるような仮想リンク機構20として機能させることができる。すなわち、一対の電磁デバイス11が仮想リンク機構20と同じ挙動を示すように、電磁デバイス回路10によって仮想リンク機構20を実現することができる。
次に、数値シミュレーションの結果について説明する。
図6は本発明の第1の実施の形態における数値シミュレーションに使用する定置試験モデルの構成を示す図、図7は本発明の第1の実施の形態における数値シミュレーションに使用する電磁デバイスの諸元表、図8は本発明の第1の実施の形態における数値シミュレーションによるリンク変位を示す図、図9は本発明の第1の実施の形態における数値シミュレーションによる入力−出力変位特性を示す図、図10は本発明の第1の実施の形態における数値シミュレーションによる入力−出力速度特性リンク変位を示す図である。
本実施の形態においては、図6に示されるような定置試験モデルを使用して数値シミュレーションを行った。図1に示されるような構成の電磁デバイス回路10における一方の電磁デバイス11に強制変位を与え、他方の電磁デバイス11の運動を計算した。この場合、自動車用電磁ダンパに使用されることを想定して、電磁デバイス11の諸元を図7に示されるような値とした。また、数値シミュレーションにおいては、摩擦力や等価慣性質量の影響も考慮した。
なお、試験条件は以下のように決定した。
リンク支点ばね定数:k=2.0×106 〔N/m〕
リンク支点減衰定数:c=2.0×104 〔N/m/s〕
リンク長:2l=2〔m〕
左側電磁デバイス条件:強制変位
加振波形:正弦波
加振振幅:±10〔mm〕
加振周波数:1.0〔Hz〕
右側電磁デバイス条件:固定荷重:100〔N〕
図1に示されるような構成の電磁デバイス回路10によって制御を行った場合におけるリンク部材21の変位が図8に示されている。なお、図8において、点線は左側の電磁デバイス11Lの連結点における変位を示し、実線は右側の電磁デバイス11Rの連結点における変位を示し、一点鎖線はリンク部材21における長手方向の中点、すなわち、リンクの中点における変位を示している。図8から、リンクの中点における変位が少なく、かつ、左右の電磁デバイス11L及び11Rの連結点における変位がほぼ等しいことが分かる。
また、変位及び速度の入出力特性が図9及び10に示されている。なお、図9及び10において、点線は制御を行わない場合を示し、実線は制御を行った場合を示している。図9から、制御を行わない場合には、摩擦力や等価慣性質量の影響によるヒステリシスが出るが、制御を行った場合には、入力と出力とがほぼ比例関係にあり、リンクとして成立していることが分かる。また、図10から、制御を行った場合には、ヒステリシスが大幅に減少して、リンクとしての特性が改善されていることが分かる。なお、原点付近における波形の歪(ひず)みは摩擦力の影響である。
このように、本実施の形態において、電磁デバイス回路10は、互いに接続された一対の独立した電磁デバイス11、及び、電磁デバイス11同士の間に配設された電源12を有し、制御装置が電源12を制御することによって、仮想リンク機構20におけるリンク部材21の支点23の変位をゼロとすることができる。これにより、所望の特性を発揮することができる仮想リンク機構20を前記電磁デバイス回路10によって実現することができる。該電磁デバイス回路10は、特に、自動車のサスペンションのリンク機構として使用した場合に、優れた性能を発揮することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、前記第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによって、その説明を省略する。また、前記第1の実施の形態と同じ動作及び効果についても、その説明を省略する。
図11は本発明の第2の実施の形態における仮想リンク機構の構成を示す図である。
本実施の形態において、電磁デバイス回路10は、図11に示されるような仮想リンク機構20を実現する。なお、図において、22はリンク部材21の中点である。前記第1の実施の形態における仮想リンク機構20では支点23がリンク部材21の中点と一致しているのに対し、本実施の形態における仮想リンク機構20では支点23がリンク部材21の中点22と一致していない。すなわち、本実施の形態における電磁デバイス回路10は、電源電圧Eを制御することによって、支点23の位置をリンク部材21の長手方向に自由に移動させることができるようになっている。なお、前記電磁デバイス回路10の構成は、前記第1の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
次に、前記電磁デバイス回路10によって、図11に示されるような仮想リンク機構20を実現する方法について説明する。まず、電源電圧Eを制御する方法について説明する。
図11に示されるように、中点22から支点23までの距離をlαとすると、支点23の並進方向の変位zS 及び回転変位θS は、次の式(10)及び(11)のようになる。なお、αは絶対値が1未満の数である。
Figure 0004753376
また、一対の電磁デバイス11がリンク部材21に与える並進方向の力Fz 、及び、回転方向のモーメントTは、前記第1の実施の形態における式(5)及び(6)と同様に、次の式(12)及び(13)のようになる。
Figure 0004753376
このとき、FS が次の式(14)のようになっていればよい。
Figure 0004753376
前記式(12)及び(14)から次の式(15)を得ることができる。
Figure 0004753376
このように、電源電圧Eが前記式(15)で表されるように電源12を制御することによって、図1に示されるような電磁デバイス回路10を図11に示されるような仮想リンク機構20として機能させることができる。すなわち、支点23の位置をリンク部材21の長手方向に自由に移動させることができる。
次に、電磁デバイス回路10を流れる電流iを制御する方法について説明する。
前記電磁デバイス回路10において、並進方向の力Fz 及び回転方向のモーメントTは、電磁デバイス11のモータ定数をφとすると、次の式(16)及び(17)で表される。
Figure 0004753376
該式(17)から、電流iは回転方向のモーメントFを発生しないことが分かる。また、支点23の並進変位zs 及びリンク回転角θs は、次の式(18)及び(19)で表される。
Figure 0004753376
Figure 0004753376
したがって、一対の電磁デバイス11の並進方向の力が次の式(22)で表されるように同方向のトルクを制御することによって、前記一対の電磁デバイス11は、図11に示されるような仮想リンク機構20と同じ挙動を示すことになる。
Figure 0004753376
前記式(16)及び(22)から次の式(23)を得ることができる。
Figure 0004753376
このように、電流iが前記式(23)で表されるように電源12を制御することによって、電磁デバイス回路10を図11に示されるような仮想リンク機構20として機能させることができる。すなわち、一対の電磁デバイス11が仮想リンク機構20と同じ挙動を示すように、電磁デバイス回路10によって仮想リンク機構20を実現することができる。
次に、本実施の形態における数値シミュレーションの結果について説明する。
図12は本発明の第2の実施の形態における数値シミュレーションによるリンク変位を示す図、図13は本発明の第2の実施の形態における数値シミュレーションによる入力−出力変位特性を示す図、図14は本発明の第2の実施の形態における数値シミュレーションによる入力−出力速度特性リンク変位を示す図である。
本実施の形態においては、前記第1の実施の形態と同様の定置試験モデルを使用して数値シミュレーションを行った。また、自動車用電磁ダンパに使用されることを想定して、電磁デバイス11の諸元も前記第1の実施の形態と同様とした。
なお、試験条件は以下のように決定した。
リンク支点ばね定数:k=2.0×106 〔N/m〕
リンク支点減衰定数:c=2.0×104 〔N/m/s〕
リンク長:2l=2〔m〕
リンク支点位置:α=0.5
左側電磁デバイス条件:強制変位
加振波形:正弦波
加振振幅:±10〔mm〕
加振周波数:1.0〔Hz〕
右側電磁デバイス条件:固定荷重:100〔N〕
シミュレーション開始2秒後から5秒後までのリンク部材21の変位が図12に示されている。なお、図12において、点線は左側の電磁デバイス11Lの連結点における変位を示し、実線は右側の電磁デバイス11Rの連結点における変位を示し、一点鎖線は支点23における変位を示している。
また、変位及び速度の入出力特性が図13及び14に示されている。なお、図13及び14において、点線はα=0の場合を示し、実線はα=0.5の場合を示している。図13から、右側の電磁デバイス11Rの連結点における振幅は、左側の電磁デバイス11Lの連結点における振幅の1/3となっており、等価的に支点23が中点22よりも右側に移動していることが分かる。さらに、図14から、α=0.5の場合の出力特性は、α=0の場合の出力特性の1/3になっていることが分かる。
このように、本実施の形態においては、電源電圧E又は電流iを制御することによって、支点23の位置をリンク部材21の長手方向に自由に移動させることができる。
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。なお、前記第1及び第2の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによって、その説明を省略する。また、前記第1及び第2の実施の形態と同じ動作及び効果についても、その説明を省略する。
図15は本発明の第3の実施の形態における仮想リンク機構の構成を示す図、図16は本発明の第3の実施の形態における電磁デバイス回路の構成を示す図である。
図15に示される仮想リンク機構20では、支点23が、左右の電磁デバイス11R及び11Lの連結点の内側でなく、左右の電磁デバイス11R及び11Lの連結点の外側に位置する。前記第2の実施の形態における電磁デバイス回路10は、支点23の位置をリンク部材21の長手方向に自由に移動させることができるものであるが、図15に示される仮想リンク機構20のように、支点23を左右の電磁デバイス11R及び11Lの連結点の外側に移動させようとすると問題が生じる。すなわち、αの絶対値が1を超える場合には問題が生じる。
より詳細には、前記第2の実施の形態における電磁デバイス回路10は、回転したリンク部材21に並進方向の力を与えて、仮想的に回転中心、すなわち、中点22の変位及び速度を決定するようになっているので、仮想的な支点23が左右の電磁デバイス11R及び11Lの連結点の外側に位置する場合には、リンク部材21の力点に作用する反力が負となり、力点を更に推し進めようとしてしまう。
そこで、本実施の形態においては、図16に示されるような電磁デバイス回路10を使用する。該電磁デバイス回路10は、一方の電磁デバイス11の正負の極に他方の電磁デバイス11の同極性の極が接続されているので、いわゆる、同相リンク回路と称されるものである。すなわち、本実施の形態においては、同相リンク回路である電磁デバイス回路10を使用することによって、支点23の位置をリンク部材21の長手方向に自由に移動させることができる仮想リンク機構20を実現するようになっている。なお、その他の点の構成は、前記第1及び第2の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
次に、本実施の形態における電磁デバイス回路10によって図15に示されるような仮想リンク機構20を実現する方法について説明する。
図16に示されるような構成の電磁デバイス回路10においては、キルヒホッフの法則により、次の式(24)が成り立つ。
Figure 0004753376
該記式(24)から、電流iは次の式(25)のようになる。
Figure 0004753376
したがって、並進方向の力Fz 、及び、回転方向のモーメントTは、次の式(26)及び(27)のようになる。
Figure 0004753376
前記式(26)から、電源電圧Eは並進方向の力を発生しないことが分かる。
そして、仮想リンク機構20における支点23に作用する回転方向の力、すなわち、モーメントTは、次の式(28)で示されるようになればよい。
Figure 0004753376
前記式(27)及び(28)から次の式(29)を得ることができる。
Figure 0004753376
したがって、電源電圧Eは、次の式(30)のようになる。
Figure 0004753376
このように、電源電圧Eが前記式(30)で表されるように電源12を制御することによって、図16に示されるような同相リンク回路である電磁デバイス回路10を図15に示されるような仮想リンク機構20として機能させることができる。すなわち、支点23の位置を左右の電磁デバイス11R及び11Lの連結点の外側において、リンク部材21の長手方向に自由に移動させることができる。
次に、本実施の形態における数値シミュレーションの結果について説明する。
図17は本発明の第3の実施の形態における数値シミュレーションによるリンク変位を示す第1の図、図18は本発明の第3の実施の形態における数値シミュレーションによるリンク変位を示す第2の図、図19は本発明の第3の実施の形態における数値シミュレーションによる入力−出力変位特性を示す図、図20は本発明の第3の実施の形態における数値シミュレーションによる入力−出力速度特性リンク変位を示す図である。
本実施の形態においては、前記第1の実施の形態と同様の定置試験モデルを使用して数値シミュレーションを行った。また、自動車用電磁ダンパに使用されることを想定して、電磁デバイス11の諸元も前記第1の実施の形態と同様とした。
なお、試験条件は以下のように決定した。
リンク支点ばね定数:k=2.0×106 〔N/m〕
リンク支点減衰定数:c=2.0×104 〔N/m/s〕
リンク長:2l=2〔m〕
リンク支点位置:α=3
左側電磁デバイス条件:強制変位
加振波形:正弦波
加振振幅:±10〔mm〕
加振周波数:1.0〔Hz〕
右側電磁デバイス条件:固定荷重:100〔N〕
まず、比較例として、図16に示されるような電磁デバイス回路10に電圧を印加しなかった場合、すなわち、制御を行わない場合におけるリンク部材21の変位が図17に示されている。なお、図17において、点線は左側の電磁デバイス11Lの連結点における変位を示し、実線は右側の電磁デバイス11Rの連結点における変位を示している。この場合、右側の電磁デバイス11Rの固定荷重を0〔N〕とした。同相リンク回路の場合と同様に、左側の電磁デバイス11Lに与えられた変位が±10〔mm〕であるのに対して、右側の電磁デバイス11Rの変位は±8〔mm〕程度であり、リンク機構として不完全であることが分かる。
次に、シミュレーション開始2秒後から5秒後までのリンク部材21の変位が図18に示されている。なお、図18において、点線は左側の電磁デバイス11Lの連結点における変位を示し、実線は右側の電磁デバイス11Rの連結点における変位を示し、一点鎖線は支点23における変位を示している。また、変位及び速度の入出力特性が図19及び20に示されている。
図18から、右側の電磁デバイス11Rの連結点における変位は、左側の電磁デバイス11Lの連結点における変位と同相であり、また、振幅は、左側の電磁デバイス11Lの連結点における振幅の1/2となっており、等価的に支点23が右側の電磁デバイス11Rの連結点よりも右方に移動していることが分かる。さらに、図19及び20から、出力特性はほぼ線形であることが分かる。
このように、本実施の形態においては、同相リンク回路である電磁デバイス回路10を使用することによって、支点23の位置を、左右の電磁デバイス11R及び11Lの連結点の外側において、リンク部材21の長手方向に自由に移動させることができる仮想リンク機構20を実現するようになっている。
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。なお、前記第1〜第3の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによって、その説明を省略する。また、前記第1〜第3の実施の形態と同じ動作及び効果についても、その説明を省略する。
図21は本発明の第4の実施の形態における電磁デバイス回路の構成を示す図である。
本実施の形態における電磁デバイス回路10は、4つのスイッチ13a〜13dを有し、逆相リンク回路と同相リンク回路とを統合した回路となっている。前記電磁デバイス回路10は、仮想リンク機構20において支点23の位置を規定するαの値に応じて、前記スイッチ13a〜13dを切り換えるとともに、電源電圧Eが前記式(9)及び式(30)で表されるように電源12を制御することによって、支点23の位置が左右の電磁デバイス11R及び11Lの連結点の内側及び外側にある仮想リンク機構20を実現することができる。
また、αを何かの関数とする可変支点リンク機構を構成する場合にも、本実施の形態における電磁デバイス回路10を使用することによって、支点23の位置を、左右の電磁デバイス11R及び11Lの連結点の内側から外側までリンク部材21の長手方向に自由に移動させることができる。
前記スイッチ13a〜13dの切り換え及び電源電圧Eは、αの値によって、以下のように行われる。
Figure 0004753376
なお、α=1又は−1の場合には制御不能となるので、αの値は1又は−1を採らないようになっている。
このように、本実施の形態においては、逆相リンク回路と同相リンク回路とを統合した回路である電磁デバイス回路10を使用することによって、支点23の位置を、左右の電磁デバイス11R及び11Lの連結点の内側及び外側において、リンク部材21の長手方向に自由に移動させることができる仮想リンク機構20を実現するようになっている。
なお、前記第1〜第4の実施の形態における仮想リンク機構20は、いずれも、仮想的なばね24及びダンパ25によって支点23を締結するものであるが、これは直感的に現象を捉えやすくするためのものであり、必ずしも、ばね24及びダンパ25によって支点23を締結することが最適ではない。なぜなら、ばね24及びダンパ25によって支点23を締結すると、リンク部材21に力が加えられている間は、多少なりとも支点23が変位してしまうからである。要は、支点23の変位が一定となるように制御すればよいのであり、種々の制御理論を適用することができる。より高度な制御理論を適用して支点23の変位を制御することによって、より完全に近い仮想リンク機構20を実現することができる。
また、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の第1の実施の形態における電磁デバイス回路の構成を示す図である。 従来の仮想リンク機構を実現する電磁デバイス回路を示す図である。 従来の仮想リンク機構の構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における仮想リンク機構の構成と実際の構成部品とを示す図である。 本発明の第1の実施の形態における電磁デバイスの構成の例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における数値シミュレーションに使用する定置試験モデルの構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における数値シミュレーションに使用する電磁デバイスの諸元表である。 本発明の第1の実施の形態における数値シミュレーションによるリンク変位を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における数値シミュレーションによる入力−出力変位特性を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における数値シミュレーションによる入力−出力速度特性リンク変位を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における仮想リンク機構の構成を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における数値シミュレーションによるリンク変位を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における数値シミュレーションによる入力−出力変位特性を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における数値シミュレーションによる入力−出力速度特性リンク変位を示す図である。 本発明の第3の実施の形態における仮想リンク機構の構成を示す図である。 本発明の第3の実施の形態における電磁デバイス回路の構成を示す図である。 本発明の第3の実施の形態における数値シミュレーションによるリンク変位を示す第1の図である。 本発明の第3の実施の形態における数値シミュレーションによるリンク変位を示す第2の図である。 本発明の第3の実施の形態における数値シミュレーションによる入力−出力変位特性を示す図である。 本発明の第3の実施の形態における数値シミュレーションによる入力−出力速度特性リンク変位を示す図である。 本発明の第4の実施の形態における電磁デバイス回路の構成を示す図である。
符号の説明
10 電磁デバイス回路
11、11L、11R 電磁デバイス
12 電源
13a、13b、13c、13d スイッチ
20 仮想リンク機構
21 リンク部材
23 支点

Claims (10)

  1. (a)一対の電磁デバイス、及び、電源を含む電磁デバイス回路と、
    (b)前記電源を制御する制御装置とを有する電磁デバイスシステムであって、
    (c)各電磁デバイスは変位可能な作動部を備え、
    (d)前記制御装置は、前記一対の電磁デバイスを含む仮想リンク機構において、各電磁デバイスの作動部が連結された仮想リンク部材の支点が前記作動部の並進方向に変位しないように、前記電源を制御することを特徴とする電磁デバイスシステム。
  2. 前記制御装置は、前記電源の出力電圧又は電磁デバイス回路を流れる電流を制御する請求項1に記載の電磁デバイスシステム。
  3. 前記電磁デバイス回路は、一方の電磁デバイス正負の極に他方の電磁デバイスの同極性の極が接続される同相リンク回路、又は、一方の電磁デバイス正負の極に他方の電磁デバイスの逆極性の極が接続される逆相リンク回路である請求項1に記載の電磁デバイスシステム。
  4. 前記電磁デバイス回路は、開閉可能なスイッチを含み、該スイッチの開閉によって同相リンク回路及び逆相リンク回路に切換可能である請求項3に記載の電磁デバイスシステム。
  5. 前記制御装置は、前記支点の位置を、前記電源を制御することによって仮想リンク部材の長手方向に移動させる請求項1に記載の電磁デバイスシステム。
  6. (a)各々が変位可能な作動部を備える一対の電磁デバイス、及び、制御可能な電源を含む電磁デバイス回路を有する電磁デバイスシステムの制御方法であって、
    (b)前記一対の電磁デバイスを含む仮想リンク機構において、各電磁デバイスの作動部が連結された仮想リンク部材の支点が前記作動部の並進方向に変位しないように、前記電源を制御することを特徴とする電磁デバイスシステムの制御方法。
  7. 前記電源の出力電圧又は電磁デバイス回路を流れる電流を制御する請求項6に記載の電磁デバイスシステムの制御方法。
  8. 前記電磁デバイス回路は、一方の電磁デバイス正負の極に他方の電磁デバイスの同極性の極が接続される同相リンク回路、又は、一方の電磁デバイス正負の極に他方の電磁デバイスの逆極性の極が接続される逆相リンク回路である請求項6に記載の電磁デバイスシステムの制御方法。
  9. 前記電磁デバイス回路は、開閉可能なスイッチを含み、該スイッチの開閉によって同相リンク回路及び逆相リンク回路に切換可能である請求項8に記載の電磁デバイスシステムの制御方法。
  10. 記支点の位置を、前記電源を制御することによって仮想リンク部材の長手方向に移動させる請求項6に記載の電磁デバイスシステムの制御方法。
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