JP4750012B2 - 折畳み機器用ヒンジアセンブリ - Google Patents
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Description
第1の筐体と第2の筐体とを折畳み自在に結合して構成され、
前記第1と第2の筐体の開位置と閉位置とを保持する保持手段と、前記第1の筐体のヒンジ収納部と第2の筐体のヒンジ収納部内に嵌装されて前記第1と第2の筐体を相互に回転自在に支持するヒンジ本体とを備え、
前記保持手段は、前記ヒンジ本体に保持され相互に相対面して噛み合って閉位置と開位置とを保持する第1と第2のディスクと、前記ヒンジ本体に保持されて前記第1と第2のディスクを相互に弾接するように付勢するばね部材とから成り、
前記ヒンジ本体と前記第1と第2のディスクと前記ばね部材とは、前記ヒンジ本体内を貫通して両端が前記ヒンジ本体に係止して前記ヒンジ本体と前記第1と第2のディスクと前記ばね部材とを一体化する軸杆を更に備えている
折畳み機器用ヒンジアセンブリにおいて、
前記保持手段は、前記第1の筐体と第2の筐体とが完全閉状態では前記軸杆が前記第1の筐体のヒンジ収納部と前記第2の筐体のヒンジ収納部とを同一軸線上に整列するように保持すると共に、いずれかの筐体が強制的に水平に変位させられると、その第1と第2の筐体が自動的に開き、かつ、前記第1の筐体のヒンジ収納部又は前記第2の筐体のヒンジ収納部が前記同一軸線から外れるように前記軸杆を傾けて前記第1と第2のディスクの噛み合い部が前記第1と第2の筐体の完全閉状態から外れるように変位する軸杆支持部を含むことを特徴とする
折畳み機器用ヒンジアセンブリを提供することにある。
まず、第1と第2の筐体2、3が完全に閉じた図1、図3(A)、図4(A)、図5(A)の状態では、図11(A)、図12(A)、図13(A)に示すように、第1のディスク32に保持されている1対の突部形成駒36Bは、第2のディスク34の第1の溝部分36R1に安定状態で係入して第1と第2のヒンジ部材22、24を介して第1と第2の筐体2、3の閉位置に保持している(図12(A)(A’)及び図15の(1)参照)。この状態は、第1と第2の筐体2、3の完全重合閉位置を保持している状態である。
第1と第2の筐体2、3を開こうとする際には、図3(B)、図4(B)に示すように、第1と第2の筐体2、3いずれか一方、通常では、上方の筐体3(例えば、携帯電話の蓋)を下方の筐体2(例えば、携帯電話の本体)に対して横方向に指で押す。この操作は、例えば、携帯電話の本体を右手で掴んで親指で蓋を横に押すことによって行うことができる。このようにすると、上方の第2の筐体(蓋)3のヒンジ収納部3Cは、ヒンジアセンブリ10側が下降するように、ヒンジ収納部2C1、3C、2C2の整列軸線からずれる(傾斜する)ため(図5(E)参照)、このヒンジ収納部3Cのずれに追従して、図5(B)、図11(B)に示すように、第2のヒンジ部材24と第2のディスク34とを第2の筐体3のヒンジ収納部3C内でヒンジ収納部3Cの傾きと逆向きに傾かせる。一方、第1のディスク32は、相応する第1の筒状ヒンジ収納部2C1内の第1のヒンジ部材22内にあり、第2のディスク34の傾きに追従して同じ方向に傾こうとするが、第1のディスク32は、その1対の支軸32S、32Sが第1のヒンジ部材22の1対の支持溝22S、22Sによって大きく傾くことが規制されながら、これらの支軸32S、32Sを中心にして第1のヒンジ部材22の開いている係入溝22G1内で第2のディスク34の傾きよりも小さな角度で傾く(揺動する)。このため、第1と第2のディスク32、34は相互に噛み合いがずれて、図12(B)、図13(B)に示すように、1対の突起形成用駒36Bは、案内凹部36Rの第1の溝部分36R1から外れるように、共に径方向に変位する。即ち、図12(B)に示すように、同図の右側の突起形成用駒36Bは、貫通孔32Hに近づき、左側の突起形成用駒36Bは、貫通孔32Hから離れるように変位してそれぞれ第2の溝部分36R2の最も深い部分の手前に位置する(図12の(B)、図13(B)及び図15の(2)参照)。この保持解放操作開始位置では、第1と第2の筐体2、3は、まだ、開いていないが、上方の第1の筐体3を下方の第2の筐体2に対して水平方向にずらしたために、これらの上下の筐体の完全重合状態から部分的に重合されていない部分が生ずる(図3(B)及び図4(B)の右下方部分参照)。
図10(C)(D)、図15に示すように、第2の溝部分36R2は、壁36RWよりやや周方向にずれた位置で最も深くなっており、従って突部形成駒36Bは、ばね部材38と協動して壁36RWを乗り越えた位置からこの最も深い位置(図15の(3)参照)に自動的に転動するので、第2のディスク34が突部形成駒36Bの周方向の変位に伴って角度変位し、従って第2のヒンジ部材24を介してヒンジ収納部3Cを揺動し、第2の筐体3は、図3(C)に示すように、例えば、10度程度開く(図11(C)、図12(C)及び図13(C)参照)。この小さな角度での自動開放によって第1の筐体2と第2の筐体3との間には指を入れることができる程度の隙間が発生する(図3(C)参照)。
従って、第1と第2の筐体2、3の間に指を入れて第2の筐体3を押し開けることによって、第2の筐体3を完全に開くことができるが、この際、第1のディスク32内の突部形成駒36Bは、第2のディスク34の1対の案内凹部36Rの第2の溝部分36R2から外れて第2のディスク34の表面を転動する(図13(D)及び図15の(5)参照)。この場合、第1のディスク32上の突部形成駒36Bは、溝部分36R2の拘束から解放されるので、第1と第2のディスク32、34は、相互に軸線が整列するように自動的に戻されながら第2のディスク34上を転動し、筐体2、3が完全に開いた位置で突部形成駒36Bは、案内凹部36Rの第3の溝部分36R3に安定的に係入し、これらの筐体2、3が例えば160度の完全開放状態に保持する。(図12(D)、図13(D)参照)。このようにして、第1と第2の筐体2、3の開いた保持状態で携帯電話を使用することができる。
携帯電話を閉じるには、第2の筐体3を第1の筐体2に完全に閉じるように第1の筐体2に向けて手で折畳む。このようにすると、第2の筐体3と一体のヒンジ収納部3Cと連動する第2のヒンジ部材24が元に戻る方向に回動するので、第2のディスク34は、第1のディスク32に対して図13(D)の位置から図13(A)の位置まで反時計方向に回動し、ヒンジ収納部3Cを介して第2の筐体3が第1の筐体2に閉じる。
2 第1の筐体
2C1 筒状ヒンジ収納部
2C2 筒状ヒンジ収納部
2C1H 孔
3 第2の筐体
3C 筒状ヒンジ収納部
6 短軸杆
7 ストッパー
7P1 ストッパーピン
7P2 ストッパーピン
8 ねじ
10 ヒンジアセンブリ
20 ヒンジ本体
22 第1の筒状ヒンジ部材
22H 貫通孔
22E 1対の回り止め用係入凹条
22G1 係入溝
22G2 係入溝
22S 支持溝
22R 係止凹部
24 第2短筒状ヒンジ部材
24F 1対の回り止め平坦面
24G 1対の係入溝
24H 貫通孔
24TH 拡大テーパ孔部分
26 軸杆
26F 鍔
26L 先端
30 保持手段
32 第1のディスク
32H 貫通孔
32HE 片側延長部分
32S 支軸
32P 突部
32R 保持凹部
34 第2のディスク
34F 平坦面
34H 貫通孔
34P 1対の固定ピン
34R 保持凹部
36B 1対の突部形成用駒
36R 1対の案内凹部
36R1 第1の溝部分
36R2 第2の溝部分
36R2E 延長部分
36R3 第3の溝部分
36RW 浅い壁
38 ばね部材
40 軸杆支持部
Claims (7)
- 第1の筐体と第2の筐体とを折畳み自在に結合して構成され、
前記第1と第2の筐体の開位置と閉位置とを保持する保持手段と、前記第1の筐体のヒンジ収納部と第2の筐体のヒンジ収納部内に嵌装されて前記第1と第2の筐体を相互に回転自在に支持するヒンジ本体とを備え、
前記保持手段は、前記ヒンジ本体に保持され相互に相対面して噛み合って閉位置と開位置とを保持する第1と第2のディスクと、前記ヒンジ本体に保持されて前記第1と第2のディスクを相互に弾接するように付勢するばね部材とから成り、
前記ヒンジ本体と前記第1と第2のディスクと前記ばね部材とは、前記ヒンジ本体内を貫通して両端が前記ヒンジ本体に係止して前記ヒンジ本体と前記第1と第2のディスクと前記ばね部材とを一体化する軸杆を更に備えている
折畳み機器用ヒンジアセンブリにおいて、
前記保持手段は、前記第1の筐体と第2の筐体とが完全閉状態では前記軸杆が前記第1の筐体のヒンジ収納部と前記第2の筐体のヒンジ収納部とを同一軸線上に整列するように保持すると共に、いずれかの筐体が強制的に水平に変位させられると、その第1と第2の筐体が自動的に開き、かつ、前記第1の筐体のヒンジ収納部又は前記第2の筐体のヒンジ収納部が前記同一軸線から外れるように前記軸杆を傾けて前記第1と第2のディスクの噛み合い部が前記第1と第2の筐体の完全閉状態から外れるように変位する軸杆支持部を含むことを特徴とする
折畳み機器用ヒンジアセンブリ。 - 請求項1に記載の折畳み機器用ヒンジアセンブリであって、前記ヒンジ本体は、前記第1のディスクを保持する第1のヒンジ部材と前記第2のディスクを保持する第2のヒンジ部材とから成り、前記軸杆支持部は、前記第1のヒンジ部材又は前記第2のヒンジ部材が前記同一軸線から外れることができるように前記軸杆を支持していることを特徴とする折畳み機器用ヒンジアセンブリ。
- 請求項1又は2に記載の折畳み機器用ヒンジアセンブリであって、前記軸杆支持部は、前記第1のディスクと前記第2のディスクとのいずれか一方のディスク内をその径方向に変位できるように前記軸杆が貫通する軸杆貫通孔を含むことを特徴とする折畳み機器用ヒンジアセンブリ。
- 請求項1乃至3のいずれかに記載の折畳み機器用ヒンジアセンブリであって、前記第1と第2のディスクの噛み合い部の変位は、前記第1と第2の筐体の水平方向のずれを維持するような変位であることを特徴とする折畳み機器用ヒンジアセンブリ。
- 請求項1乃至3のいずれかに記載の折畳み機器用ヒンジアセンブリであって、前記第1と第2のディスクの噛み合い部の変位は、前記第1と第2の筐体の水平方向のずれの後に前記第1と第2の筐体の半開状態を維持するような変位であることを特徴とする折畳み機器用ヒンジアセンブリ。
- 請求項4に記載の折畳み機器用ヒンジアセンブリであって、前記保持手段は、前記第1と第2のディスクのいずれか一方のディスクに係入して保持された突部形成駒と他方のディスクに形成された案内凹部とを有し、前記軸杆支持部は、前記突部形成駒を有する側のディスク側に設けられ、前記他方のディスクの前記案内凹部は、前記第1と第2の筐体の完全閉状態と水平方向のずれを保持する相互に隣接する溝部分を有することを特徴とする折畳み機器用ヒンジアセンブリ。
- 請求項5に記載の折畳み機器用ヒンジアセンブリであって、前記保持手段は、前記第1と第2のディスクのいずれか一方のディスクに係入して保持された突部形成駒と他方のディスクに形成された案内凹部とを有し、前記軸杆支持部は、前記突部形成駒を有する側のディスク側に設けられ、前記他方のディスクの前記案内凹部は、前記第1と第2の筐体の完全閉状態と前記半開状態とを保持する相互に隣接する溝部分を有することを特徴とする折畳み機器用ヒンジアセンブリ。
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JP2006355416A JP4750012B2 (ja) | 2006-12-28 | 2006-12-28 | 折畳み機器用ヒンジアセンブリ |
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JP2006355416A JP4750012B2 (ja) | 2006-12-28 | 2006-12-28 | 折畳み機器用ヒンジアセンブリ |
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