JP4748886B2 - ノズルのろう付け個所背部冷却 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般的にガスタービンエンジンに関し、より具体的には、そのタービンノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】
ガスタービンエンジンにおいては、空気が圧縮機中で加圧され、燃焼器中で燃料と混合されて、高温の燃焼ガスを発生させ、その燃焼ガスがタービン段を通して下流に流れ、それからエネルギーが取り出される。燃焼器の直近の下流に配置された高圧タービンは、環状のステータノズルを含み、ロータディスクから外方に延びるロータ翼の対応する列に向って燃焼ガスを導く。
【0003】
タービンノズルは、運転中にノズルが膨張及び収縮する時に、その中の熱応力を減少させるために弧状のセグメントで形成される。各ノズルセグメントは、一般的に外側及び内側の弧状バンドセグメントに固定結合れた一対のステータ翼を含む。ノズル羽根は高温の燃焼ガスに直接曝されるので、ノズル羽根及びそのバンドは高温で強度を維持する超合金で普通形成される。
【0004】
羽根及びバンドは、一般的に別個の部品として鋳造され、一体に組立てられ、各羽根の2つの根元でろう付けされて、バンドの対応する羽根座中に取り付けられる。ろう付けは、超合金ノズル材料の高強度性能を劣化させることなく、強い接合をもたらす。
【0005】
エンジン運転中には、ノズルは、圧縮機空気の1部を中空の羽根の内部にその内部冷却のために流すことにより高温の燃焼ガスから保護され、空気は羽根の1つまたは両方の側壁を貫通して延びるフィルム冷却孔の列を通して吐出される。羽根は薄い後縁に向って先細になる翼形部形状を有するので、後縁を通して冷却空気のいくらかを吐出し、羽根の薄い後縁領域を冷却するために、後縁開口の列が設けられる。
【0006】
1つの例示的な設計では、各羽根は、前縁の背後に半径方向に延びる前部空洞と羽根の前部空洞及び後縁領域の間の羽根の中央翼弦領域に配置された第2の半径方向に延びる後部空洞とを備える。この2つの空洞は、2つの冷却回路を互いに隔離するための内部の無孔橋絡部により分離される。
【0007】
前部空洞は、内側バンドを貫通する入口を含み、外側バンドで閉じられ、その中に冷却空気を独立して流し、羽根の前縁領域の周りのフィルム冷却孔から吐出する。
【0008】
後部空洞は、外側バンドを貫通する入口を有し、内側バンドで閉じられ、その中に冷却空気を独立して受入れ、その空気は後縁開口を通してだけでなく羽根側壁のフィルム冷却孔を通して吐出される。
【0009】
羽根の対向する根元端部の対応する空洞入口を除いては、羽根根元は、中実または無孔であり、一体にろう付けされた場合には、羽根及びバンドの間に強い相互結合をもたらす。各羽根の薄い後縁領域は、後部空洞を後縁開口のうちの対応する開口に結合する軸方向に延びる内側寄りスロットの列により冷却される。
【0010】
後縁開口は、ろう付け作業の間に羽根の各端部における最終後縁開口が、毛管作用によりろう付け材料で塞がれないようにするために、対応するバンドから内側寄りに間隔を置いて配置されなければならない。従って、各後縁開口は、冷却空気の相当する部分をそれを通して流し羽根の後縁領域を冷却するのに十分な流れ面積を備え、かつバンドとのろう接継手界接面を備えるような寸法に作られなければならない。
【0011】
この例示的な設計のタービンノズルは、米国の民間業務において長年航空機のガスタービンエンジンの第1段タービンノズルで成功裏に用いられてきた。しかしながら、羽根の後縁領域におけるろう接継手は、長期にわたる使用の間に酸化を受けやすく、このことがタービンノズルの有効寿命を制限するということが経験により明らかになってきた。ろう接継手の酸化は、この局部領域においてろう接継手が受ける比較的高い温度によるものである。
【0012】
後縁開口の大きさは運転中の最大許容応力により制限を受け、また外側及び内側バンドの近傍に最終開口を設置することは、ろう付け材料による最終開口の好ましくない閉塞を防ぐための製造方法により制限を受けるので、後縁開口の冷却能力が使用限界となる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
従って、羽根の後縁領域のろう接継手の冷却が改良され、その酸化を減らし、タービンノズルの有効寿命を改善したタービンノズルを提供することが望まれている。
【0014】
【課題を解決するための手段】
ノズル羽根は、後縁開口及び中央翼弦空洞と流体連通するように結合された協働する内側寄りスロットの列を含む。外側寄りスロットは、内側寄りスロットのうちのそれぞれの最終スロットから外方に間隔を置いて、かつ後縁開口のうちのそれぞれの最終開口から外側寄りに配置される。外側寄りスロットは、羽根及び支持バンドの間のろう接継手の背後に延び、ろう接継手を効果的に背部冷却する。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明を、好ましくかつ例示的な実施形態に従って、添付の図面に関連させた以下の詳細な説明において、そのさらなる目的及び利点と共により具体的に述べる。
【0016】
図1に示すのは、ターボファン航空機ガスタービンエンジンの燃焼器(図示せず)から直近の下流に配置された高圧タービンの軸対称の第1段タービンノズル10の1部分である。運転中に、高温燃焼ガス12が、燃焼器から吐出され、ノズル10を通して流れ、ノズルがそのガスをそれによって駆動されるロータディスクの周辺から外方に延びるタービンロータ翼(図示せず)の間に向ける。
【0017】
ノズルは、各々が図2に示すようにそれを貫通して半径方向に延びるそれぞれの対の羽根座14a,16aを有する弧状の外側及び内側バンド14,16を含む。
【0018】
一対の中空の羽根18が、円周方向に互いに間隔を置いて配置され、バンド間で半径方向に延びる。各羽根は、羽根座14a,16aのうちの対応する座の中に配置された半径方向外側根元20及び半径方向内側根元22を羽根の両端に有する。
【0019】
羽根は、典型的な翼形部の形状構成を有し、また羽根座は、その中に対応する羽根根元を密な嵌め合いで受入れるバンドを貫通する相補形の翼形部開口の形態をしている。
【0020】
2つのバンド14,16及び2つの羽根18は、羽根の根元端部及び対応するバンドの内方または内側寄りの表面の間の界接面で対応する全周ろう接継手24により一体組立体になるよう一体に固定結合される。
【0021】
図2に示すように、羽根18の各々は、全体として凹面の第1側壁、つまり、正圧側壁26、並びに全体として凸面で、2つのバンドの間で羽根のスパンに沿って半径方向に延びる翼弦方向に対向する前縁及び後縁30,32で一体に結合された第2側壁、つまり、負圧側壁28を備える翼形部輪郭を有する。
【0022】
図2及び図3に示すように、各羽根は、後縁開口34及び中央翼弦空洞38と流体連通して羽根の後縁領域の内側で延びる協働する内側寄りの軸方向のチャンネル、つまり、スロット36の列を含む。
【0023】
外側及び内側の羽根根元20,22は、エンジンの圧縮機(図示せず)から抽気される加圧された冷却空気40を受入れるための外側根元及び外側バンドを貫通して延びる、中央翼弦空洞38の外側入口を除いて、後縁32及び中央翼弦空洞38の間は無孔または中実である。
【0024】
図3に示すように、内部の内側寄りスロット36は、羽根の対向する側壁を橋絡する対応する半径方向に間隔を置いて配置された軸方向のリブにより画定される。内側寄りスロットは、半径方向の列になって延び、中央翼弦空洞38においてそこから冷却空気を受入れるための対応する入口を有し、その後、冷却空気は羽根の後縁領域を通して軸方向後部に流れ、対応する後縁開口34を通して吐出される。
【0025】
空洞38は、軸方向に延びる半径方向に間隔を置いて配置されたタービュレータ42を含むことができ、個々の内側寄りスロット36もタービュレータ42のうちの半径方向に延び翼弦方向に間隔を置いて配置されたタービュレータを含み、羽根の内部冷却を増進する。タービュレータは、慣用のものであり、羽根の内側表面から部分的に内方に延びる細長いリブとして構成され、その上を冷却空気が流れるとき冷却空気に過流を与える。このようにして、中央翼弦空洞38及び内側寄りスロット36の列は、その中央翼弦領域から下流の後縁まで羽根の効果的な内部冷却を施し、冷却空気は後縁開口34を通して吐出される。
【0026】
図2に示すように、羽根の両方の側壁は、中央翼弦空洞または内側寄りスロットと流体連通し、側壁を貫通して延びる慣用のフィルム冷却孔44を含み、例えば、それから冷却空気を吐出し、羽根の外側表面上に冷却空気の保護膜を作ることができる。
【0027】
図1に最初に示したように、羽根がバンド中にろう付けされる場合に、ろう付け材料による隣接開口の好ましくない閉塞を防止するために、後縁開口34は、2つのバンドの内側表面から内側寄りに間隔を置いて、かつ最終的に得られるろう接継手24自体から離して配置されなければならない。各羽根は、それぞれ外側及び内側バンド並びにそこにおける対応するろう接継手24に近接するその最も外側寄り開口である一対の後縁終端開口、つまり、最終開口34aを含むことを、図3はより詳細に示す。
【0028】
初期製造の間、最終開口34aは、羽根のそれぞれの根元端部20,22から内側寄りに予め定められた間隔を置いて配置されるので、根元がバンドの対応する羽根座中に着座される時、最終開口はバンドの内側表面から間隔を置いて配置され、ろう付け材料でその開口を閉塞することなくそこにおける継手のろう付けを可能にする。このように、最終開口を内側寄りに設置することで、最終的に得られるろう接継手を回避し、ろう付けにより閉塞されることを免れる。
【0029】
図3に示すように、本発明の好ましい実施形態によると、各羽根は、各羽根のそれぞれの対向する根元端部において最終後縁開口のうちの対応する開口と協働する一対の外側寄りチャンネル、つまりスロット46をさらに含み、外側及び内側バンドの両方においてろう接継手24を背部冷却する。外側寄りスロット46は、内側寄りスロット36と類似であり、それぞれの最終開口34aと共通の中央翼弦空洞38との間を流体連通して軸方向に延びる。
【0030】
外側寄りスロット46は、バンドの露出した内側表面の下方であって、かつ図3に仮想線で示す対応するろう接継手の背後において、それがなければ中実である羽根根元20,22を少なくとも部分的に貫いて延びる。このように、中央翼弦空洞38からの冷却空気40は、羽根の薄い後縁領域中のろう接継手のすぐ背後を流れて、最終開口34aから吐出されることができる。従って、この局部区域中のろう接継手は、追加して冷却され、その酸化が減少または防止され、タービンノズルの有効寿命がさらに改善される。
【0031】
図4に示すように、羽根側壁26,28は、間隔を置いて配置されて、それを貫通する内部流路を画定し、その対向する根元端部における外側寄りスロット46は、両方の側壁の間に延びて、羽根後縁の近傍の両方の側壁に沿う対応するろう接継手24を背部冷却する。
【0032】
図3に示すように、両方の外側寄りスロット46は、中央翼弦空洞38から後縁32に向かってほぼ真っ直ぐに延び、その後方端で局部的に屈曲するかまたは曲がり、対応するろう接継手24の背後を越えて、対応する最終後縁開口34aで終わることが好ましい。このように、ろう接継手は、中央翼弦空洞から後方へ後縁開口34aまで背部冷却され、冷却空気はその後後縁開口から吐出される。
【0033】
図3に示す例示的な実施形態において、後縁開口34は、後縁自体の僅かに前方に設置され、羽根の正圧側面を貫通するが、羽根の負圧側面は依然として無孔のままである。羽根のこの後縁領域は、空気力学的に薄いが、外側寄りスロット46は、冷却空気がそれを通して流されて最終開口から吐出されるので、ろう接継手に効果的な背部冷却を施す。
【0034】
図3に示すように、内側寄りスロット36の列または群が、冷却空気を中央翼弦空洞38から軸方向後方に流し、後縁開口34のうちのそれぞれの開口から吐出して、2つのバンドの半径方向の間で各羽根の薄い後縁領域を冷却する。一対の外側寄りスロット46は、中央翼弦空洞38と最終後縁開口34aのうちの対応する開口との間で軸方向に流体連通するように同様に配置され、ろう接継手24のそれぞれの部分の背後の対応する羽根根元中に追加の冷却を施す。
【0035】
上述のように、図3に示す最終後縁開口34aは、それらの開口をろう付けで閉塞するのを防止するために、対応する外側及び内側バンドの最終的に得られるろう接継手24から適当に間隔を置いて配置されなければならない。従って、外側寄りスロット46の各々は、内側寄りスロット36のうちの隣接するまたは外側寄りの最終スロットと共通に、最終開口34aのうちの対応する開口で終わるのが好ましい。このように、各外側寄りスロット46を通して流れる冷却空気は、隣接する内側寄りスロット36を通して流れる空気と合流して、共通の最終開口34aを通して吐出される。
【0036】
しかしながら、各後縁開口34,34aは、所望の吐出量で冷却空気を吐出するような大きさに特別に作られる。最終開口34aの大きさは、羽根に掛かる応力限界によりそれに応じて制限される可能性があり、それ専用の内側寄りスロット及び追加の外側寄りスロット46の両方から空気を吐出するには不十分となる可能性がある。
【0037】
従って、羽根18の各々は、図3及び図4に示すように、外側寄りスロット46のうちの対応するスロットと流体連通し、一方または両方の側壁26,28を貫通して延びる1つ又はそれ以上の側面開口、つまり、出口48をさらに含み、この出口から追加して冷却空気を吐出することができる。
【0038】
図3に示すように、側面出口48は、製造中に側面出口がろう付けで閉塞されるのを防止するために、外側寄りスロット46の各々における端部の屈曲部中に配置され、図4に示すように対応するろう接継手24から離れた側壁に開口するのが好ましい。図4に示すように、側面出口48は、必要に応じて、両方の羽根側壁26,28を貫通して配置することができ、側面出口は、必要に応じて、どちらか一方の側壁においてのみ用いることができる。
【0039】
側面出口48の数及び特定の位置は、各設計用途について、そこでのろう接継手の冷却を強化するために、外側寄りスロット46を通しての適当な流量を保証するように決定することができる。側面出口48を外側寄りスロットの末端屈曲部に設置することの特別な利点は、外側寄りスロットまたは隣接する内側寄りスロットのどちらかからの冷却空気が、側面出口48または共通の最終開口34aのどちらかから吐出されることが可能になるということである。
【0040】
図2に最初に示したように、タービンノズル10は、鋳造によるなどの慣用の方法で、個々の羽根18及び外側及び内側バンドセグメント14,16を最初に形成することにより製造することができる。個々の羽根18の内部の形状の全てが、羽根18を適当に鋳造することにより形成することが可能である。例えば、図3は、外側バンド入口を備える中央翼弦空洞38及び後縁開口34を通して冷却空気を吐出する協働する軸方向のスロット34,36を含む羽根に鋳造されることができる内部冷却形状の例示的な形態を示す。
【0041】
図3に示す典型的な第1段高圧タービンノズル構成において、各羽根18はまた、内側バンドを貫通して冷却空気40を受入れる、羽根根元22を貫通する下部入口を有する半径方向に延びる前部空洞50を含むことが好ましい。羽根の外側根元20は、前部空洞50では中実または無孔である。また、前部空洞50及び前部空洞に対して後方にある中央翼弦空洞38は、羽根の2つの側面の間に延びる一体の無孔橋絡部により互いに分離され、独立した冷却回路を提供する。前部空洞50は、各羽根の前縁部分を冷却することが可能ないずれかの慣用方法で構成され、冷却空気は、慣用の方法で追加のフィルム冷却孔44の様々な列を通して吐出される。
【0042】
従って、図2に示す羽根18は、図3に示す内側寄り及び外側寄りスロット36,46を含むその全ての所望の内部冷却形状を形成するように、最初に鋳造することが可能である。一般的に、後縁開口34,34aも鋳造工程で形成でき、あるいは鋳造後に別の方法で形成されるかまたはドリル加工されることができる。フィルム冷却孔44及び側面出口48は、使用する場合には、そのときにはいかなる慣用の方法ででも鋳造された羽根を貫通して適当にドリル加工することが可能である。
【0043】
次いで、羽根及びバンドは、適当に一体に組立てられ、羽根根元が対応するバンドの羽根座の内側に配置される。その後、羽根は、従来の方法のように最終後縁開口34aを閉塞することなく、その根元で対応するバンドに慣用の方法でろう付けされる。側面出口48は、使用する場合には、最終的に得られるろう接継手の上方に設置されるので、それらもまた、ろう接継手から離れた高い位置によってろう付けにより閉塞されることから保護される。
【0044】
外側寄りスロット46は各羽根の内部形状であるので、それらは羽根内部でろう付け処理から保護されて、羽根の外側で実施されるろう付けを顧慮せずに、その冷却効率を維持する。
【0045】
図1に示す最終的に得られるタービンノズル10は、その時、原型のタービンノズルの全ての利点を享受するが、現在はその中に追加の外側寄りスロット46を備えており、中央翼弦空洞38と後縁開口との間のろう接継手24の背部冷却を向上させる。従って、最終的に得られるタービンノズルは、この領域のろう付けによる酸化を減少または無くすことにより、有効寿命及び耐久性の向上を享受するであろう。
【0046】
本発明の好ましくかつ例示的な実施形態であると考えられるものを本明細書に説明してきたが、本発明の他の変形形態が、当業者には本明細書の教示から明白であるはずであり、従って、本発明の技術思想及び技術的範囲内にある全てのかかる変形形態は、添付の特許請求の範囲で保護されることを切望する。
【0047】
従って、本出願で保護されることを望むものは、特許請求の範囲に記載され特定される発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の例示的な実施形態による環状のタービンノズルの1部分の斜視図。
【図2】 対応する外側及び内側バンドにろう付けされた一対のノズル羽根を含む、図1に示すノズルの弧状セグメントの分解図。
【図3】 図2に示す羽根の1つをほぼ線3−3で切断した軸方向断面図。
【図4】 図2に示す羽根の1つを線4−4で切断した半径方向断面図。
【符号の説明】
10 タービンノズル
12 高温燃焼ガス
14 外側バンド
16 内側バンド
18 羽根
20 羽根根元
24 ろう接継手
30 前縁
32 後縁
34 後縁開口
34a 最終後縁開口
38 中央翼弦空洞
48 側面出口

Claims (7)

  1. 側及び内側バンド(14,16)と、
    前記羽根座中に配置され、対応するろう接継手(24)により前記羽根座に固定結合されたそれぞれの羽根根元(20,22)を有する一対のノズル羽根(18)と、
    を含むタービンノズル(10)であって
    前記外側及び内側バンド(14,16)はそれぞれ、該外側及び内側バンド(14,16)を貫通して延びる一対の羽根座(14a,16a)を有し、
    前記ノズル羽根の各々は、後縁開口(34)及び中央翼弦空洞(38)と流体連通するよう結合された協働する内側寄りスロット(36)の列と、前記羽根の両端部で前記内側寄りスロットのうちのそれぞれの最終スロットから外方に間隔を置いて、かつ前記後縁開口(34a)のうちのそれぞれの最終開口から外側寄りに配置された一対の外側寄りスロット(46)とを含み、
    前記外側寄りスロット(46)の各々は、前記内側寄りスロット(36)のうちの隣接するスロットと共通に、前記最終開口(34a)のうちの対応する開口で終わる
    ことを特徴とするタービンノズル(10)。
  2. 後縁開口(34)及び中央翼弦空洞(38)と流体連通するよう結合された協働する内側寄りスロット(36)の列と、前記羽根の両端部で前記内側寄りスロットのうちのそれぞれの最終スロットから外方に間隔を置いて、かつ前記後縁開口(34a)のうちのそれぞれの最終開口から外側寄りに配置された一対の外側寄りスロット(46)とを含み、
    前記外側寄りスロット(46)の各々は、前記内側寄りスロット(36)のうちの隣接するスロットと共通に、前記最終開口(34a)のうちの対応する開口で終わることを特徴とするノズル羽根(18)。
  3. 対向する前縁及び後縁(30,32)で一体に結合された対向する側壁(26,28)をさらに含み、前記外側寄りスロット(46)は、前記後縁(32)の近傍の両方の前記側壁を背部冷却するために、前記側壁の間に延びることを特徴とする請求項2に記載の羽根。
  4. 前記外側寄りスロット(46)は、前記中央翼弦空洞(38)から前記後縁(32)に向かって真っ直ぐに延び、その後方端で屈曲し、前記後縁における前記最終内側寄りスロットまで越えて延びることを特徴とする請求項3に記載の羽根。
  5. 前記最終開口(34a)は、前記羽根のそれぞれの根元端部(20,22)から内側寄りに間隔を置いて配置されて、外側及び内側ノズルバンド(14,16)にろう付けされる場合に、そこにおけるろう接継手(24)を回避することを特徴とする請求項4に記載の羽根。
  6. 前記外側寄りスロット(46)のうちの対応するスロットと流体連通し、前記側壁(26,28)の1つを貫通して延びて冷却空気を吐出する側面出口(48)をさらに含むことを特徴とする請求項5に記載の羽根。
  7. 前記側面出口(48)は、前記外側寄りスロット(46)中の前記屈曲部に配置され、前記ろう接継手を回避するように前記側壁に開口することを特徴とする請求項6に記載の羽根。
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