JP4748090B2 - 過給機の断熱カバー - Google Patents

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Description

本発明は内燃機関に付属して設けられる過給機、特に舶用過給機に装着される断熱カバーに関するものである。
内燃機関の出力増大、燃焼効率の向上の為、排気ガスのエネルギを利用して駆動され、内燃機関に過給する過給機が設けられる。
図7に於いて、過給機について概略を説明する。
過給機1は、回転軸2を共有するタービン3とコンプレッサ4によって構成されている。
前記回転軸2は軸受ハウジング5に軸受6を介して回転自在に支持され、前記回転軸2の一端にはタービン翼車7が設けられ、他端にはコンプレッサ翼車8が設けられている。
前記軸受ハウジング5にはタービンハウジング9がボルト10により固定され、又コンプレッサハウジング11がボルト(図示せず)により前記軸受ハウジング5に固定されている。前記コンプレッサ翼車8は前記コンプレッサハウジング11に収納され、前記タービン翼車7は前記タービンハウジング9に収納されている。
前記タービン翼車7、前記タービンハウジング9等によって前記タービン3が構成され、前記コンプレッサ翼車8、前記コンプレッサハウジング11等によって前記コンプレッサ4が構成される。
前記タービンハウジング9は排気ガス流入口12、排気ガス流出口13を有し、該排気ガス流出口13にはボルト10により排気管(図示せず)が接続されている。前記排気ガス流入口12には内燃機関からの排気ガスが流入し、排気エネルギによって前記タービン翼車7を回転した後の排気ガスが前記排気ガス流出口13、前記排気管を介して排気される。
前記コンプレッサハウジング11は、吸入口14、吐出口15を有し、前記コンプレッサ翼車8が前記回転軸2を介して前記タービン翼車7により回転されることで、前記吸入口14より吸入した空気を圧縮し、前記吐出口15より圧縮空気を内燃機関に給気する。
上記過給機1に於いて、前記タービンハウジング9には前記排気ガス流入口12から流入した高温の排気ガスが流通する。この為、前記タービンハウジング9は排気ガスによって加熱され、高温となる。
舶用内燃機関等では過給機が露出しており、作業者が触れる状態にある。内燃機関の作動中に作業者が触れた場合は、火傷する虞れがあるので、前記タービンハウジング9を断熱カバーによって覆い、表面温度が所定温度(220℃)以下となる様に、義務付けられている。
図7中、16は断熱カバーを示しており、該断熱カバー16は、例えば硝子ウール等の断熱材料を所要の厚みに形成し、表面にアルミ等を蒸着したものである。表面に形成されたアルミ層は、前記断熱カバー16表面に付着した油が内部に浸透しない様にするものである。
前記タービンハウジング9に前記断熱カバー16を装着した、該断熱カバー16と前記タービンハウジング9との接触状態に於いて、熱伝達を考慮すると、面圧は小さい方が好ましく、望ましくは適宜な隙間が形成されることが好ましい。
従来の過給機では、前記断熱カバー16が前記タービンハウジング9に装着された状態では、前記断熱カバー16は前記タービンハウジング9の高温のガスが流通する流路部分9aに密着している。又、前記軸受ハウジング5を固定しているボルト10、前記排気管(図示せず)を固定しているボルト10共にボルトの頭が突出しており、前記断熱カバー16と間の面圧は前記ボルト10部分で大きくなっている。この為、前記断熱カバー16の前記ボルト10接触部分が高温になり易くなっていた。
更に、前記過給機1が内燃機関の駆動によって振動する場合は、前記ボルト10と前記断熱カバー16間で擦れが生じる可能性があり、前記断熱カバー16の前記ボルト10接触部分は、擦れによる劣化を招き易い。従って、前記断熱カバー16の前記ボルト10との接触部分が劣化し易いという傾向があった。
特開平7−189725号公報
本発明は斯かる実情に鑑み、断熱カバーの劣化、特にボルトの頭等の突出部との接触部分の劣化を防止し、過給機の断熱カバーの延命を図るものである。
本発明は、タービンハウジングに断熱の為装着される断熱カバーであって、前記タービンハウジングはボルトにより軸受ハウジングに取付けられ、前記ボルトのボルト頭には断熱材からなるボルトキャップが装着され、前記断熱カバーは前記ボルトキャップを介在して前記ボルト頭を覆う様構成された過給機の断熱カバーに係るものである。
又本発明は、前記ボルトキャップは、前記ボルト頭に個々に装着される過給機の断熱カバーに係り、又前記ボルトキャップは、前記断熱カバーに取付けられている過給機の断熱カバーに係り、又前記ボルトキャップは、リング状円板に、前記ボルト頭が嵌入する凹穴が形成された過給機の断熱カバーに係り、更に又前記ボルトキャップは、耐熱性樹脂と該耐熱性樹脂内側の断熱材が一体成型された過給機の断熱カバーに係るものである。
本発明によれば、タービンハウジングに断熱の為装着される断熱カバーであって、前記タービンハウジングはボルトにより軸受ハウジングに取付けられ、前記ボルトのボルト頭には断熱材からなるボルトキャップが装着され、前記断熱カバーは前記ボルトキャップを介在して前記ボルト頭を覆う様構成されたので、断熱カバーのボルト頭に当接する部分が局部的に加熱されることがなくなり、劣化が抑制され、断熱カバーの延命化が図られるという優れた効果を発揮する。
以下、図面を参照しつつ本発明を実施する為の最良の形態を説明する。
図1〜図3に於いて、本発明に係る過給機、過給機の断熱カバーについて説明する。
図1は、本発明が実施された過給機20の一例を示すものであり、図1中、図7中で示したものと同等のものには同符号を付してある。又、過給機としての基本的な構造は同一であるので、説明を省略する。
上記した様に、前記タービンハウジング9に前記断熱カバー16を装着した場合、該断熱カバー16と前記タービンハウジング9間では、面圧は小さい方が好ましく、望ましくは適宜な隙間が形成されることが好ましい。
本発明が実施される過給機のタービンハウジング9について、図2を参照して説明する。
該タービンハウジング9の流路部分9aの表面に、流れ方向に沿って縦リブ21を形成し、又、流れ方向に直交する横リブ22を所要角度間隔で形成する。尚、前記タービンハウジング9を鋳型成型する場合は、前記縦リブ21は鋳抜き方向に対して垂直な面に形成し、前記横リブ22は鋳抜き方向と平行となる様に形成する。
前記縦リブ21、前記横リブ22を形成することで、前記タービンハウジング9に前記断熱カバー16を装着した場合、前記流路部分9aの表面と前記断熱カバー16の内面との間に空気層17(図1参照)が形成される。
空気は、熱伝導率が小さく、大きな断熱性能を有する。従って、前記流路部分9aの表面と前記断熱カバー16の内面との間に前記空気層17が形成されることで、前記タービンハウジング9に対する断熱性能が向上する。従って、前記断熱カバー16の厚みを薄くでき、コストが低減すると共に前記断熱カバー16の柔軟性を確保でき、該断熱カバー16の着脱の作業性が向上する。
尚、前記縦リブ21と前記横リブ22の表面は、前記断熱カバー16の内面に直接接触することになるので、前記縦リブ21と前記横リブ22の高さを変えることで、前記縦リブ21、前記横リブ22と前記断熱カバー16の内面との間に間隙23(図1参照)が形成され、接触面積が減少すると共に前記縦リブ21、前記横リブ22と前記断熱カバー16の内面との間にも空気層が形成される。
従って、前記流路部分9aと前記断熱カバー16間での熱伝達量が減少し、該断熱カバー16の断熱性能と相俟って、該断熱カバー16の表面温度の温度上昇が抑制される。
次に、軸受ハウジング5側のボルト10、排気管18側のボルト10の少なくとも一方(図示では両方のボルト)のボルト頭10aにはボルトキャップ25を装着する。
該ボルトキャップ25の材質は、ガラスクロス、シリカクロス等の耐熱、断熱材料が用いられる。
尚、前記ボルトキャップ25の前記ボルト10のボルト頭10aへの装着の方法としては、図3に見られる様に、高弾性の鋼線、或はステンレス鋼線をC字状、U字状に成形した弾性リング26でクランプする等、がある。又、前記ボルトキャップ25を前記断熱カバー16に固定してもよい。
上記した様に、前記ボルト頭10aに前記ボルトキャップ25を装着することで、前記断熱カバー16が前記ボルト頭10aに直接押圧されることがなくなり、又前記ボルトキャップ25が介在することで、前記断熱カバー16の前記ボルト頭10aに接触する部分の温度上昇が抑制され、該当接部分の劣化が抑制される。
又、前記ボルト頭10aと前記断熱カバー16間での擦れがなくなり、摩擦、擦れによる劣化が防止される。
従って、前記断熱カバー16としては延命化が図られる。
又、図4、図5により他のボルトキャップ27を説明する。
該ボルトキャップ27は、リング状の円板に全ての前記ボルト頭10aが嵌入する凹穴28を形成したものであり、前記ボルトキャップ27は前記ボルト頭10aに前記凹穴28を嵌込むことで、前記軸受ハウジング5に保持される。尚、前記凹穴28は貫通穴としてもよい。この場合、前記ボルトキャップ27の板厚は前記ボルト頭10aの高さより大きくする。尚、前記ボルトキャップ27は、前記断熱カバー16と前記タービンハウジング9との間に介在すればよく、前記凹穴28は省略してもよい。
更に、図6により更に他のボルトキャップ29について説明する。
該ボルトキャップ29としての形状を維持する断面凹形状の樹脂30と、該樹脂30の内側に設けられた断面凹形状の断熱材31とを一体成形する。該断熱材31の凹部は凹穴28を形成し、該凹穴28に前記ボルト頭10aが嵌入する。尚、前記ボルトキャップ29は前記ボルト頭10aに圧入される様にし、前記ボルトキャップ29を前記ボルト頭10aに嵌入することで、前記ボルトキャップ29が前記ボルト頭10aに保持される様になっている。
前記樹脂30の材質としては、シリコン系樹脂、フッ素系樹脂等の耐熱性樹脂が使用される。
本発明が実施される過給機の一例を示す断面図である。 該過給機に使用されるタービンハウジングの斜視図である。 本発明に係るボルトキャップを示す断面図である。 本発明に係る他のボルトキャップを示す断面図である。 図4のA−A矢視図である。 本発明に係る更に他のボルトキャップを示す断面図である。 従来例を示す過給機の断面図である。
符号の説明
1 過給機
3 タービン
5 軸受ハウジング
9 タービンハウジング
10 ボルト
10a ボルト頭
16 断熱カバー
25 ボルトキャップ
26 弾性リング
27 ボルトキャップ
28 凹穴
29 ボルトキャップ
30 樹脂
31 断熱材

Claims (5)

  1. タービンハウジングに断熱の為装着される断熱カバーであって、前記タービンハウジングはボルトにより軸受ハウジングに取付けられ、前記ボルトのボルト頭には断熱材からなるボルトキャップが装着され、前記断熱カバーは前記ボルトキャップを介在して前記ボルト頭を覆う様構成されたことを特徴とする過給機の断熱カバー。
  2. 前記ボルトキャップは、前記ボルト頭に個々に装着される請求項1の過給機の断熱カバー。
  3. 前記ボルトキャップは、前記断熱カバーに取付けられている請求項1の過給機の断熱カバー。
  4. 前記ボルトキャップは、リング状円板に、前記ボルト頭が嵌入する凹穴が形成された請求項1又は請求項2の過給機の断熱カバー。
  5. 前記ボルトキャップは、耐熱性樹脂と該耐熱性樹脂内側の断熱材が一体成型された請求項1の過給機の断熱カバー。
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