JP4746057B2 - マルチセクタ同報通信ページングチャネル - Google Patents

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Description

発明の分野
米国特許法第119条のもとでの優先権の主張
本特許出願は、2005年3月4日に出願され、本発明の譲受人に譲渡され、それによって本明細書において参照によって明示的に取り入れられている仮出願第60/659,025号(“Multi-Sector Broadcast Paging Channel”)に対して優先権を主張している。
次の記述は、概ね、無線通信、より具体的には、多数のマルチセクタ同報通信ページングチャネル(multi-sector broadcast paging channel)を与えることに関する。
発明の背景
直交周波数分割変調(Orthogonal Frequency Division Modulation)または直交周波数分割多重化(Orthogonal Frequency Division Multiplexing, OFDM)は、無線環境においてデータを送受信するのに現在使用されているプロトコルである。OFDMは、ディジタル情報をアナログ搬送波電磁信号上へ変調し、IEEE 802.11a/g WLAN標準で使用されている。OFDMのベースバンド信号(例えば、サブバンド)は、多数の直交する副搬送波を合わせたもの(sum)であり、各副搬送波は、それ自身のデータによって個々に変調される。他の従来の無線通信プロトコルに対するOFDMの利点は、ノイズのフィルタリングが容易であること、アップストリームおよびダウンストリームの速度を変えることができること(これは、各目的のために、より多いまたはより少ない搬送波を割り振ることによって達成することができる)、周波数選択性フェージングの影響を軽減できること、等を含む。
無線ネットワークでは、加入者局、例えば、セルラ電話に、サービスを受けるためにネットワークに接続するよう命令するために、ページングチャネルを使用して、加入者局にページする。従来のシステムでは、ネットワークは、加入者局の位置について大まかな知識しかもたず、ページを送信する前に、加入者局のエリア内のチャネル品質が分からない。したがって、このような不十分な情報のために、通常は、ページメッセージを広い領域(例えば、複数のセクタ)上で低スペクトル効率で送らなければならない。このように、通常のページングシステムでは、ページング領域内の各セクタから個々に送信されるページングチャネルを使用する。これは、加入者局の登録履歴に基づいて設定することができる。したがって、ページは、領域内の各セクタからページングメッセージを送ることによって、加入者局に送信することができる。このようなページングメッセージは、ほぼ同時に送信できるが、異なるセクタからのページの送信は、通常、互いに独立している。
幾つかの従来のシステムは、順方向リンク ソフトハンドオフとして知られているものを使用して、性能を向上している。この技術では、ネットワークがデバイスの位置を推定すると、多数のセクタがページング信号を加入者局に送信することができる。しかしながら、セクタが同様の信号を送信することができても、このような信号はセクタ別にスクランブルをかけられ、したがって、加入者局が信号を受信し、別々に復号すること、および受信し、別々に復号した後で、受信機において信号エネルギを結合することが必要である。このようなシステムは、デバイスの複雑さと、信号変換のオーバーヘッドとを不要に高め、一方で、スペクトル効率を下げる。
少なくとも上述を考慮して、送信領域内、とくに、セクタ境界(boundary)近くにおけるページング信号のスペクトル効率の向上を助けるシステムまたは方法、あるいはこの両者が技術的に必要とされている。
発明の概要
次に、このような実施形態の基礎的な理解を与えるために、1つ以上の実施形態の簡単な要約を提示する。この要約は、全ての熟考された実施形態の拡張的な概要ではなく、全ての実施形態の主要または重大な要素を識別することも、任意または全ての実施形態を描写する(delineate)ことも意図していない。その唯一の目的は、1つ以上の実施形態の幾つかの概念を、簡略化した形で、後述で提示されるより詳細な記述に対する前置きとして提示することである。
実施形態は、無線ネットワーキング環境(例えば、OFDM、OFDMA...)において、ページング領域内の多数のセクタから実質的に同一の波形を同時に送信することによって、ページング送信のスペクトル効率を向上する複数のシステム/方法を含む。このようなシステムまたは方法、あるいはこの両者は、エアーインターフェース資源のページングチャネルの消費を軽減することによって、オーバーヘッドをより多く省くことができる。この態様によると、領域を横切るページングチャネルのために、タイムスロットが確保される。所与のタイムスロット内では、同一波形(identical waveform)が、領域全体で複数のセクタ基地局から送信されることができる。波形は、全領域を対象としたあらゆる全てのページを含むことができる。加入者局の受信機は、信号を受信すると、ページングチャネルを復調することができ、領域内の全セクタからのエネルギが、受信信号の総エネルギに寄与し、スペクトル効率の向上を助けることができる。
関連する態様によると、セクタの縁端部における、またはその近くにおける加入者局は、多数のセクタからの信号エネルギを受信し易くすることによって、向上した信号強度を得ることができる。例えば、ページング領域内でページングチャネルによって送信される全ページを、送信前に一緒に符号化し、領域内の全セクタ(例えば、基地局)から同時に送信することができる。変調技術(例えば、OFDM、OFDMA、...)を使用して、ページを送信するのに使用される波形を生成することができる。変調中に、サイクリックプレフィックスをページ信号に取り込み、ページングチャネルの遅延拡散に因るシンボル間干渉を軽減することができる。ページング信号を送信するのに使用される各波形が、他の全てのページング波形と同一であるように、波形を生成し、信号が異なるセクタから受信機に到達するときのわずかな時間のずれが、チャネルの遅延拡散と同一であるようにすることができる。ページングチャネル送信のサイクリックプレフィックスの長さを調整して、異なるセクタからの送信の到達時間の差によって生じる遅延および遅延拡散を取り去ることができる。このように、受信機における特別な操作または処理、あるいはこの両者を必要とすることなく、信号エネルギを空中で結合し、それにより、スペクトル効率を向上し、受信機の実施を単純化することができる。
別の態様では、無線ネットワーク上で、マルチセクタ同報通信チャネルを使用して、加入者局にページを与える方法は、複数のセクタをもつページング領域内の加入者局へ送信される全てのページのリストに関係するデータを受信することと、複数のセクタの各々の基地局において同一波形を生成することと、領域内の全セクタから同一波形を同時に送信し、送信されるページのリスト内で識別された加入者局にページすることとを含むことができる。方法は、同一波形の1つ以上のインスタンスにサイクリックプレフィックスを与えて、到達時間の遅延をずらし、異なるセクタから送信された同一波形が、確実に共通のセクタ境界に到達して、集まる(aggregate)ようにすることをさらに含むことができる。したがって、移動通信デバイスは、従来の方法がセクタ境界(perimeter)で与えることができるスペクトル効率よりも高いスペクトル効率で、集められたページング信号を受信することができる。さらに加えて、送信資源を定義し、領域に含まれている送信セクタを送信資源間で動的に再割り当てし、ページ送信量およびチャネル容量に少なくとも部分的に基づいて、領域を再定義することができる。例えば、固有のスクランブリングコードが、実質的に同一の波形を生成する全セクタによって使用され、意図されたセクタ(intended sector)のみが固有のスクランブリングコードを使用できるようにすることによって、資源間で、ページング領域を再定義することができる。スクランブリングコードを使用しないセクタは、所与の資源の間、その領域に含まれないが、そのセクタは、次の資源の間、固有のスクランブリングコードを使用することによって、その領域へ加わることができる。
また別の態様では、無線ネットワークのページング領域内の全加入者局へページを同時に送信するのを助けるシステムは、各送信機がページング領域の複数のセクタの1つに位置する複数の送信機と、各送信機と関係付けられていて、ページング領域への全入来ページのリストに関係する情報を受信し、領域への全ページを含む波形を生成する波形構成要素とを含むことができ、各セクタ内の波形生成構成要素は、同一波形を生成する。さらに、システムは、同一波形を変調する直交周波数分割多重化構成要素を含むことができる。
別の態様では、無線ネットワーク領域においてページを送信するマルチセクタ同報通信チャネルを与えるのを助けるシステムは、無線ネットワーク領域内のアクセス端末に送信されるページのリストを受信し、ページのリストに関係する命令を生成および送信する基地局制御装置と、命令を受信し、領域内のアクセス端末に送信される全ページを含む波形を生成する波形生成構成要素とを含むことができる。さらに加えて、領域内の各基地局は、基地局制御装置から命令を受信するそれぞれの波形生成構成要素を含むことができ、各波形生成構成要素は、命令に応答して、送信される全ページを含む実質的に同一の波形を生成することができる。実質的に同一の波形の送信を同期させ、空中で波形を集めるのを助け、受信デバイスまたはアクセス端末によって個々に波形を復号する必要を軽減することができる。
さらに別の態様にしたがって、同時にマルチセクタ同報通信送信を使用して、無線ネットワーク領域内の全ての意図された加入者局へのページングを助ける装置は、領域内の加入者局へ送信されるページの完全なリストを受信する手段と、領域のそれぞれのセクタの複数の送信基地局の各々において、領域内で送信される全ページを含む同一波形を生成する手段と、領域内の全基地局から同一波形を同時に送信する手段とを含むことができ、少なくとも2つの同一波形の信号のエネルギが、セクタ境界(perimeter)近くで集められる。このように、この装置は、従来のシステムおよび方法では減衰した信号(diminished signal)のみが与えられていたセクタ境界近くにおいて、スペクトル効率を向上するのを助けることができる。
上述の目的および関連する目的を達成するために、1つ以上の実施形態は、後述で十分に記載され、かつ請求項でとくに指摘されている特徴を含む。次の記述および添付の図面は、1つ以上の実施形態のある特定の例示的な態様を詳しく記載している。しかしながら、これらの態様は、種々の実施形態の原理が使用され得る種々のやり方のほんの数例を示し、記載された実施形態は、このような態様およびそれらと同等のものを全て含むように意図されている。
好ましい実施形態の詳細な説明
ここで、種々の実施形態を、図面を参照して記載する。全体を通して、同じ参照番号が同じ要素を示すのに使用されている。次の記述では、1つ以上の実施形態を完全に理解させるために、説明を目的として、多数の具体的な詳細を示した。しかしながら、このような実施形態は、これらの具体的な詳細がなくても実行され得ることは明らかであり得る。他の例では、1つ以上の実施形態の説明を助けるのに、周知の構造およびデバイスをブロック図で示している。
本出願で使用されているように、“構成要素”、“システム”、等の用語は、コンピュータに関係するエンティティ、すなわち、ハードウェア、ハードウェアとソフトウェアとの組み合わせ、ソフトウェア、または実行中のソフトウェアの何れかを指すことを意図している。例えば、構成要素は、プロセッサ上で実行されるプロセス、プロセッサ、オブジェクト、エグゼキュータブル(executable)、実行スレッド(thread of execution)、プログラム、および/またはコンピュータであり得るが、これらに限定されない。1つ以上の構成要素は、プロセスまたは実行スレッド、あるいはこの両者の中に存在し、構成要素は、1つのコンピュータ上に場所を限定される(localize)か、または2つ以上のコンピュータ間で分散させられるか、あるいはこの両者であり得る。さらに加えて、これらの構成要素は、種々のデータ構造を記憶した種々のコンピュータ読み出し可能媒体から実行することができる。構成要素は、ローカルプロセスまたは遠隔プロセス、あるいはこの両者によって、例えば、1つ以上のデータパケットをもつ信号(例えば、ローカルシステムにおいて、分散システムにおいて、および/または信号によって他のシステムとつながるインターネットのようなネットワークにおいて、他の構成要素と対話する1つの構成要素からのデータ)にしたがって通信することができる。
さらに、種々の実施形態が、加入者局に関連して本明細書に記載されている。加入者局は、例えば、システム、加入者ユニット、移動局、移動体、遠隔局、アクセスポイント、基地局、遠隔端末、アクセス端末、ユーザ端末、ユーザエージェント、またはユーザ装置とも呼ぶことができる。加入者局は、セルラ電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(Session Initiation Protocol, SIP)電話、無線ローカルループ(wireless local loop, WLL)ステーション、パーソナル ディジタル アシスタント(personal digital assistant, PDA)、無線接続能力をもつハンドヘルドデバイス、または無線モデムに接続された他の処理デバイスであり得る。基地局は、例えば、端末と通信するのに使用される固定局であり、アクセスポイント、ノードB、または何か他の用語でも呼ばれ、それらの機能の一部または全てを含み得る。
さらに、本明細書に記載されている種々の態様または特徴は、標準のプログラミングまたは工学技術、あるいはこの両者を使用して、方法、装置、または製造物(article of manufacture)として実施され得る。ここで使用されている“製造物”という用語は、任意のコンピュータ読み出し可能デバイス、キャリア(carrier)、または媒体(media)からアクセス可能なコンピュータプログラムを含むことを意図している。例えば、コンピュータ読み出し可能媒体は、磁気記憶デバイス(例えば、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップ...)、光ディスク(例えば、コンパクトディスク(compact disk, CD)、ディジタル バーサタイル ディスク(digital versatile disk, DVD)...)、スマートカード、フラッシュ メモリ デバイス(例えば、カード、スティック、キードライブ...)、並びに集約回路、例えば、読み出し専用メモリ、プログラム可能読み出し専用メモリ、および電気的に消去可能なプログラム可能読み出し専用メモリを含むことができるが、これら限定されない。
ここで、図面を参照すると、図1は、種々の実施形態に関連する移動体ネットワーク(mobile network)の高レベルのシステムの全体図を示している。実施形態は、無線ネットワークのサービス領域内のセクタ境界における、またはその近くにおけるスペクトル効率の向上を助ける斬新なシステム100に関する。領域102は任意のサービスエリアであり、任意の数のサブ領域、またはセクタを含むことができ、さらに、サブ領域の各々は少なくとも1つの基地局(例えば、タワー、送信機、...)を含み、基地局から通信信号を送信して、セクタにサービスを与えることができる。例えば、セクタ104は基地局106を含み、基地局106は、セクタ104内の加入者局108に信号を送信することができる。
加入者局108、114、120、例えば、セルラ電話は、通常、定期的に、またはある特定の登録トリガリングイベントに応答して、あるいはこの両者で、ネットワークに登録し、ネットワークに加入者局108、114、120の位置を知らせる。例えば、距離に基づく登録方法では、加入者局108の距離または半径を予め定めて、加入者局108が、最後の登録の地理的座標から所定の距離よりも遠くに移動すると、加入者局108はネットワークに再登録し、その位置をネットワークに知らせるようにする。その代わりに、エリアに基づく登録を使用して、デバイスの登録をトリガしてもよい。例えば、加入者局108がセクタ境界を横切って(例えば、セクタ104からセクタ110へ)移動すると、加入者局108は、デバイス108が現在新しいセクタ110内にいることを示す信号をネットワークに送信することができ、したがって、ネットワークは、新しいセクタ110内のデバイス108にページすることを試みる。
対象の実施形態(subject embodiment)は、加入者局108が位置している領域内のセクタが分かることを要求することなく、ページを加入者局108に送信するのを助ける。むしろ、加入者局108がサービス領域102内にいることが分かると、1つの同一の(single identical)ページングメッセージが全ての基地局106、112、118、124から送信され、領域102内の全ポイント(point)にページング信号を提示することができる。例えば、1つの波形を生成し、セクタ104、110、116、122内の各々の基地局106、112、118、124から加入者局108、114、120へ送信することができる。したがって、共通の波形が、例えば、サービス領域102内の基地局106、112、118、124の各々によってセクタ104内の加入者局108へ与えられる。加入者局108がセクタ104内に位置しているので、加入者局108が受信する信号は、全てではないが、大部分、セクタ104内の基地局106から得られる。しかしながら、サービス領域102内の基地局106、112、118、124の全ては、同じ波形を送信することができる。
例えば、セクタ116内の加入者局120は、セクタ122の境界(border)近くに位置しているとき、セクタ116内の基地局118から同報通信された信号と、セクタ122内の基地局124から同報通信された信号の集まり(aggregate)である信号を受信することができる。このような信号を集めること(signal aggregation)は、エアーインターフェース内で行うことができ、セクタ116および122内の基地局118および124から送信される波形は同一であるので、受信機に特別の機能を要求する必要がない。同様に、セクタ110内の加入者局114は、セクタ110のみからではなく、セクタ104、110、116、および122内の基地局から信号を受信することができる。このように、記載された実施形態は、セクタ境界近くにおける高スペクトル効率を可能にするのを助ける。これは、各基地局から異なる波形を与える従来のシステムでは失敗する。
関連する態様によると、基地局106、112、118、124から送信された波形は、例えば、OFDMプロトコル、等にしたがって変調することができる。さらに加えて、サイクリックプレフックスをページング信号の後に追加して(append)、所与の加入者局と基地局106、112、118、124とのそれぞれの距離の相違により生じ得る時間遅延を調整することができる。このように、異なるセクタ104、110、116、122、またはその中の基地局106、112、118、124、あるいはこの両者からの信号を操作して、信号が所定のガードタイム(例えば、干渉が最小である期間)内で所与の加入者局に確実に到達するのを助けることができる。したがって、受信デバイスは、信号源を知る必要がなく、むしろ、送信された同一ページング信号の集まりを復調することに関心をもつことができる。
固有のスクランブリングコードをセクタ104、110、116、122において使用し、その中で送信される実質的に同一の波形が、同一のスクランブリングコードをもつようにする。隣り合う領域は、直交または疑似直交(例えば、ランダム)のスクランブリングコードを使用することができる。所望であれば、ページング領域は、固有のスクランブリングコードを使用することを許されたセクタを変更することによって、再定義することができる。例えば、次のページングサイクルにおいて、セクタ104、110、および116は固有のスクランブリングコードを使用することができ、一方、セクタ122はページング領域から除外され、直交のスクランブリングコード、等を使用する。さらに、システム100は、無線通信能力をもつ任意の数の適切なデバイスと接続して使用することができる。
図2は、領域200内の無線ネットワークのセクタを示す図であり、各セクタ内から送信される信号は、重複する(overlap)ことができる。例えば、第1のセクタ202は、その同報通信半径の全体で信号Aを送信することができ、セクタ内のエリア204に位置している1つ以上の加入者局は、信号Aを受信することができる。第2のセクタ206は、その同報通信範囲の全体で信号Bを送信することができ、信号Bは、同報通信範囲内のエリア208の加入者局によって受信されることができる。セクタが固有の個々のページング信号を送信する従来のシステムの制約のもとでは、第1のセクタ202に登録したエリア204内の加入者局は、その加入者局が信号Bの同報通信半径内にいるかどうかにかかわらず、信号Aのみを受信する。同様に、第2のセクタ206に登録したエリア208内の加入者局は、信号Bのみを受信する。さらに、信号AおよびBは相互に干渉し、それぞれのセクタ202および206の縁端部近くの信号強度または品質、あるいはこの両者をさらに低減し得る。しかしながら、対象の実施形態によると、信号AおよびBが、それらが同一(identical)であるように生成されると、セクタ202および206の両者の同報通信半径内に位置するエリア210内の加入者局は、減衰した信号(diminished signal)ではなく、集められた信号(aggregated signal)を受信することができる。例えば、信号AおよびBは同一であるので、エリア210内の加入者局の位置において収束し(convergence)、エリア210内の加入者局が受信し、復調することができる信号エネルギを増加することができる。さらに加えて、信号が同一で、空中で集められるので、エリア210内の加入者局は、信号源を識別する必要がない。
図3は、種々の実施形態にしたがって、マルチセクタ同報通信ページングチャネルを与えるのを助けるシステム300を示している。システム300は、全領域にわたって送信される全てのページに関係する情報を含む波形を生成することができる波形生成器302を含む。例えば、領域内の加入者局への全てのページは、送信のために符号化およびパッケージ化することができる。次に、送信のために生成された波形は、領域の各セクタ内の信号送信機304によって、領域内の全セクタから同時に送信することができる。複数の受信機(例えば、加入者局、ラップトップ、セルラ電話、PDA、...)は、スペクトル効率を向上するために、領域内のセクタ境界における、またはその近くにおけるポイントを含む、領域内の任意のポイントにおける信号送信機から送信された信号、または信号の集まり(aggregate)、あるいはこの両者を受信することができる。
スペクトル効率は、無線システムの容量(例えば、限られたスペクトル帯域幅内で最大の情報を伝える能力)を表わすのに使用され得る。一般に、スペクトル効率は、ビット/秒/ヘルツ/セクタで測定されるチャネル量(volume)およびチャネル帯域幅の指数(quotient)である。スペクトル効率が向上すると、帯域幅を低減することができ、無線システムに関連する設計目標を達成するのに必要な送信基地局数を低減することができ、したがって、サービスエリアを拡張するときに要求される動作コストまたは資本、あるいはこの両者を低減することができる。したがって、システム300は、サービス領域内の全基地局から送信される1つの同一波形を生成することによって、無線ネットワークにおけるスペクトル効率を向上するのを助けることができる。
一般的な無線システムでは、セクタは個別に送信し、したがって、セクタの縁端部の加入者局は、劣悪な信号品質を経験することになり得る。通常、ページ送信は、領域内の全ユーザに同報通信され、全ユーザよって復号可能であることを意図されているので、セクタ基地局からの地理的な距離が増しても、このようなページ送信が、セクタの縁端部における受信、認識、および/または復号を可能にするスペクトル効率で確実に与えられるようにすることが望ましい。加入者局は、セクタの縁端部に、またはその近くに位置しているとき、多数のセクタから多数の信号を受信することが多い。したがって、セクタの縁端部における信号品質を向上することによって、ページングチャネルは、ページング領域内の多数のセクタからのエネルギを結合せずに達成できたであろうスペクトル効率よりも高いスペクトル効率で、動作することができる。全セクタから送信される実質的に同一の波形を生成することによって、波形生成器302は、セクタの縁端部近くに位置する受信機306が、セクタ内に位置するセクタ送信機304と、1つ以上の周囲セクタの送信機304とからページング信号を確実に受信できるようにする。さらに、信号エネルギは、空中で結合されるので、受信機306において、特別な処理は使用されない(例えば、受信機は、各セクタからの異なる信号を復調し、次に、その処理された信号の信号エネルギを結合して、信号を検出する必要がない)。このように、ネットワークのオーバーヘッドまたは要素、あるいはこの両者を増加することなく、セクタ境界近くにおけるページング信号の受信を向上することができる。
一例によると、領域内の全セクタは、実質的に同一の波形を生成するとき、同一のスクランブリングコードを使用することができる。隣り合うページング領域、またはその中のセクタ、あるいはこの両者は、対象のページング領域のセクタによって使用された固有のスクランブリングコードとは区別され得る直交または疑似直交(例えば、ランダム)のスクランブリングコードを使用することができる。ページング領域は、何れのセクタが、所与の資源中に固有の同一のスクランブリングコードを使用するかに基づいて、変更、または動的な再定義、あるいはこの両者をすることができる。
図4は、態様にしたがって、マルチセクタ同報通信ページングチャネルを与えるのを助けるシステム400を示している。図3に関連して既に詳しく記載したように、システムは、波形生成器402を含み、波形生成器402は1つ以上の信号送信機404と動作可能に関係付けられ、信号送信機404は受信機406へページング信号を同報通信する。送信機404は、例えば、無線ネットワークのサービス領域のセクタ内の基地局であり得る。受信機406は、例えば、移動電話、ラップトップ、PDA、等に属し得る。
波形生成器402は、ページング領域内でページングチャネルによって送信される複数のページを符号化するのを助ける符号器を含む。ページは、ページング領域内の全セクタから同時に送信されるページング“パケット”として、一緒に符号化することができる。領域上で送信される全ページを1つのページングパケットにおいて符号化することにより、1つのページング波形を波形生成器402によって生成することができ、このページング波形を、ページング領域内の全セクタから各セクタ内の信号送信機404によって同時に同報通信することができる。同一信号が各セクタから同報通信されるので、セクタ境界近くの受信機406は、隣接セクタから信号の集まり(aggregate)を受信することができる。さらに加えて、各信号の波形は同じであるので、このような信号は、空中で集めることができ、信号エネルギを結合する前の、受信機406による個々の信号の特別な処理の必要を軽減する。
空中で信号を集めること(signal aggregation)を可能にするやり方において信号送信を助けるために、信号送信機404は、同期装置構成要素(synchronizer component)410を含むことができ、これは、同一波形が領域内の全セクタから確実に同時に送信されるようにして、空中で信号を確実に集めることができるようにする。1つ以上の資源を、領域ページング信号またはマルチセクタ同報通信チャネル、あるいはこの両者に割り当てることができ、その資源中に、同一波形を領域内の全送信機404から送信することができる。同期装置構成要素410は、ページング信号が、そこから確実に同時に送信されるようにするために、領域内の他の全ての送信機の同期をとることができる内部クロック(図示されない)を含むことができる。このようなクロックは、例えば、GPSクロック、等であり得る。特定の受信機406と信号送信機404とのそれぞれの距離の結果として生じ得る時間遅延を軽減することができ、図6に関連してさらに詳しく記載される。
図5は、領域ページング信号を同期送信するMSBCページングチャネルを与えるのを助けるシステム500を示している。システム500は、波形生成器502を含み、波形生成器502は、1つ以上の信号送信機504(例えば、セクタ基地局...)に動作可能に連結され、信号送信機504は、1つ以上の受信機506に信号を送信する。波形生成器502は、領域内で同報通信されるページに関係する情報を受信し、所与の領域内で送信される全ページを1つのデータパケットとして符号化する符号器508を含み、波形生成中に符号器508を使用して、領域内の全送信機504から同報通信することができる1つの波形を生成することができる。信号送信機504は、GPSクロックのような同期装置構成要素510を含み、同期装置構成要素510は、MSBCページングチャネルに割り当てられた送信資源中に、送信機504から同一波形(または、実質的に同一の波形、...)を同期送信するのを助けることができる。波形生成器502は、変調器512をさらに含み、変調器512は、領域送信のための波形生成中に使用することができる。
変調器512は、例えば、直交周波数分割多重化(orthogonal frequency division multiplexing, OFDM)構成要素であり、OFDM構成要素は、データストリームを多数の無線周波数チャネルに分割することができ、これらの無線周波数チャネルはそれぞれの副搬送波の周波数上で送られる。符号器508は、所与の領域上で送信される全ページに関係するデータシンボルを符号化することができ、変調器512は、符号化されたページングシンボルを、固有の周波数(例えば、定義されたチャネル)に割り当てることができる。固有の周波数は、領域全体で送信される他の周波数と直交している。OFDM変調器の場合、ガードバンドをチャネル周波数の端(edge)において使用し、スペクトル効率を向上することができる。OFDMは、高速フーリエ変換の概念に基づき、MSBCチャネルを、送信される他のチャネルに対して直交状態に維持するのを助けることができる。当業者には分かるように、変調器は、他の変調技術、例えば、OFDMA、CDMA、TDMA、GSM、等を使用できることが分かる。
MSBCチャネルが定義され、符号化されたページング信号に割り当てられ、同一波形が、領域内の各セクタ送信機において生成されると、領域内の全送信機504は、同一波形を同時に送信し、集められた信号(aggregate signal)を領域全体で与えることができ、これは、1つ以上の加入者局内の1つ以上の受信機506によって受信されることができる。集められたページング信号(aggregate paging signal)をMSBCページングチャネル上で受信すると、受信機に動作可能に関係付けられた復調器514は、信号を復調し、解析または補間、あるいはこの両者をすることができる。別々の送信機から送信された信号は空中で結合し、それらは重複し(overlap)、集められた(aggregate)、強化された信号を受信機506に与えることができるので、復調器514は、別々の送信機からの個々の信号を処理する必要がない。このように、システム500は、例えば、従来のセクタ別のページ信号が減衰するセクタ境界において、信号品質を向上することができる。
図6は、領域内の加入者局へ全領域のページング信号を与えるのを助けるシステム600を示している。システム600は、波形生成器602を含み、波形生成器602は、全領域で送信されるページに関係する情報または命令、あるいはこの両者を受信し、信号送信機604に動作可能に連結され、信号送信機604は、符号化され変調された波形を受信機606へ、その波形が送信を予定されていた所定の資源中に送信する。波形生成器602は、領域内のページに関係する情報をデータの1つのパケットとして符号化する符号器と、予め割り当てられたMSBCページングチャネル上で送信する符号化されたページング情報を含む波形を生成する変調器612、例えば、マルチプレクサ(例えば、OFDM、OFDMA、...)とを含む。送信機604は、同期装置構成要素610を含み、同期装置構成要素610は、波形の送信を、領域の他のセクタ内の他の送信機からの同一波形の送信と、同時にトリガすることができる。受信機606は、復調器614を含み、復調器614は、MSBCページングチャネル上で受信した波形を処理することができる。
波形生成器602は、サイクリックプレフィックス生成器616をさらに含み、サイクリックプレフィックス生成器616は、信号が、特定の受信機606との距離が異なる送信機604から送信される結果として生じ得る時間遅延を相殺するのを助ける。サイクリックプレフィックス生成器616は、遅延拡散の任意の悪影響、例えば、シンボル間干渉を相殺する対策として、OFDM変調中に、サイクリックプレフィックスを波形内に挿入することができる。シンボル間干渉が発生するのは、チャネルが、時間領域の波形内で(例えば、データブロックの逆高速フーリエ変換および連接(concatenation)を行った後で)それ自身のインパルス応答の線形の畳み込み(linear convolution)を行うからである。インパルス応答による信号の線形の畳み込みは、2つの隣り合うシンボルの一部を重複させ、1つのシンボルをその隣りへ入り込ませる(bleed)ことができる。領域内の複数の信号送信機604(例えば、基地局)から同時に送信された波形は、同一であるので、信号が異なるセクタから受信機606へ到達するときの僅かな時間のずれは、このような信号と関係付けられる遅延拡散と同一であり得る。ページングチャネル送信のサイクリックプレフィックスの長さを調節して、個々のチャネルからの遅延拡散と、領域の異なるセクタ内の送信機からの送信の異なる到達時間と関係付けられる任意の遅延との両者を取り去ることができる。
システム600(およびシステム300、400、および/または500)は、基地局制御装置、例えば、領域サーバを含むことができ、これは、所与のサイクル中にページされる全アクセス端末または加入者局、あるいはこの両者のリストを受信し、送信されるページのリストに関係する命令を生成できることが分かるであろう。次に、その命令を、領域内の複数の基地局の各々の波形生成器602に送信することができる。次に、図6および既に記載した図に詳しく記載されているように、波形生成器602は、続けて、送信されるページを含む同一波形を生成し、記憶することができる。このような送信を同期させ、空中で波形を集めること(waveform aggregation)を助けることができ、したがって、受信デバイスにおいて、信号エネルギの結合前に個々の波形を復号する必要を軽減することができる。基地局制御装置618は、領域内の複数の基地局の1つの中に収容することができる。
他の態様によると、ページングチャネルの波形は、他のチャネルを送信するのに使用された波形とは異なっていてもよい。例えば、ページングチャネルは、他の送信チャネルにCDM波形を使用していても、OFDM変調することができる。さらに加えて、またはその代わりに、あるいはこの両者において、全チャネルが、OFDM変調を使用して送信されるとき、ページングチャネルは、異なるセクタからの異なる遅延を相殺するために、他のチャネル送信よりも長いサイクリックプレフィックスの継続期間をもつことができる。
図7ないし10を参照すると、時間領域における無線シンボル境界のおおまかな推定値を生成することに関する方法が示されている。例えば、方法は、OFDM環境、OFDMA環境、CDMA環境、または何か他の適切な無線環境において波形を生成し、集めることに関する。説明を簡単にするために、方法を一連の行為として示し、記載しているが、方法は行為の順序によって制限されず、幾つかの行為は、1つ以上の実施形態にしたがって、本明細書に示され、記載されている順序と異なる順序で、または他の行為と同時に、あるいはこの両者で行われ得る。例えば、当業者は、その代わりに、方法を状態図のような一連の相互に関係する状態またはイベントとして表現できることを理解および認識するであろう。さらに、示されている行為の全てが、1つ以上の実施形態にしたがう方法を実施するのに必要であるとは限らない。
ここで、図7を参照すると、無線ネットワーク領域の各セクタ内の基地局から同時に送信される全領域の同期ページング信号を与える方法700が示されている。参照番号702において、領域への全入来ページに関係する情報を含む同一波形を、各基地局(例えば、各セクタ)において生成することができる。同一波形を生成することによって、波形は領域全体内の全ページに関係する情報を含むので、受信機(例えば、加入者局、セル電話、ラップトップ、...)に関係するセクタ別情報を無視することができる。参照番号704において、領域内の全基地局は、同一波形を同時に送信することができ、これが、空中で信号を集めることを可能にする。領域内の全てのセクタからの同一波形の送信は、従来の無線ネットワークシステム/方法では、減衰した信号品質を示していたエリア、例えば、セクタ境界における信号強度を向上するのを助けることができる。従来のシステムは、通常、各基地局からセクタ別の波形を送信するので、波形は、送信機から離れると減衰する。このような従来のネットワークのエリアにおいて、セクタ境界近くのセル電話は、基地局により近いセル電話ほど強い信号を受信しない。したがって、全セクタから同じ信号を同時に送信することによって、第1の基地局から送信された信号は、領域内の隣り合うセクタの基地局から送信された同一の対応するもの(identical counterpart)によって強化され得る。このような信号は、一般に、基地局からほぼ等距離の空域(airspace)(例えば、セクタ周囲近く)において出会い、自己結合(self-combine)し、参照番号706において、より強い信号がセクタ境界近くの受信機によって受信されることを可能にする。このように、方法700は、受信機が登録したセクタ内の基地局から受信機にページを単に送信することに制限することなく、全領域で向上した信号強度を与えるのを助けることができる。
図8は、無線ネットワーク領域内のセクタ境界近くの信号強度を向上し、MSBCページングチャネルを実施する方法800を示している。参照番号802において、全領域への入来ページングメッセージを識別、評価、等をすることができる。ページメッセージは、意図された受信者(intended recipient)が登録した特定のセクタへルーティングする必要はない。参照番号804において、送信資源をページングチャネル、例えば、MSBCに割り当てることができる。所望であれば、ページメッセージを評価する前に、資源を予め定める、または生成する、あるいはこの両者をすることができることが分かるであろう。参照番号806において、全領域の全ページメッセージを含むデータパケットを符号化することができ、多重化技術、例えば、OFDM変調、等を使用して、データパケットを変調することができる。当業者には分かるように、方法800は、OFDMに制限されず、他の変調技術、例えば、OFDMA、COFDM、CDMA、TDMA、等を使用することができる。OFDM変調の場合には、逆高速フーリエ変換が、データパケットまたはその中のシンボル、あるいはこの両者に対して行われ、信号の変調を助けることができる。領域の各セクタ内の基地局において、波形生成を行い、参照番号808において、領域内の全基地局はMSBCページングチャネルによって同一信号(例えば、波形)を、参照番号804においてページングチャネルに割り当てられた資源中に、同期送信することができる。
割り当てられた資源のトリガの発生または認識、あるいはこの両者をしたときに、信号を同時に送信すると、複数の異なる源から発信された1つのページング信号を、領域に行き渡らせることができる。信号の各インスタンスは、各セクタ内のそれぞれの基地局からセクタ境界へ向かって外方向へ移動することができる。異なるセクタから送信された信号が出会うと、それらは同一であるので、自己結合(self-combine)することによって、信号強度を集めることができる。このように、基地局近くの信号強度は、主として、特定の基地局自体からの信号の生成物(product)であるが、セクタ境界における、またはその近くにおける信号強度は、セクタ基地局の送信と、隣り合う基地局からの送信との生成物であり得る。参照番号810において、例えば、セルラ電話内の受信機は、集められた信号(aggregate signal)を受信することができる。
例えば、第1の信号が、起点(origin)のセクタの境界において60%減衰するとき、それは元の強度の40%のみの信号強度をもつことになる。同一の第2の信号を同時に送信する隣り合うセクタ基地局は、セクタ間の共有境界エリアにおいて38%の信号強度を示し得る。従来のシステム/方法では、第1のセクタに登録し、セクタ境界近くに位置する加入者局は、第1の信号を元の強度の40%のみで受信できることになる。しかしながら、対象の実施形態にしたがって送信された信号は同一であり、したがって、空中で集められ、加入者局が位置する、または登録した、あるいはこの両者のセクタにかかわらず、セクタ境界近くの加入者局に、信号を元の信号強度の78%で与えることができる。上述の信号強度の比率は、本質的に単なる例であり、セクタ境界において達成される信号強度の比率を特定的に制限または定義することを意図していないことが分かるであろう。さらに、信号を集めることは、2つのセクタのみの信号を集めることに制限されず、むしろ、任意の数のセクタ送信を結合し、そのような信号が重複する場所で信号強度を高めることができる。
図9は、無線ネットワーク環境において、セクタの縁端部でページ信号を集めて、信号強度を向上し、オーバーヘッドを軽減する方法900を示している。参照番号902において、無線ネットワーク領域全体で送信されるページを識別することができる。参照番号904において、送信資源をページに割り当てて、例えば、MSBCページングチャネルを形成することができる。ページを識別する前に、資源を割り振ることができることが分かるであろう。例えば、MSBCページングチャネルを予め定めて、行為902の前に、メッセージを送信するための資源をチャネルに予め割り当てることができる。参照番号906において、ページが送信される領域内の各基地局において、同一ページング波形を生成することができる。例えば、参照番号902において識別された全ページを、1つのページングメッセージに符号化することができ、次に、例えば、OFDM変調技術を使用して、これを変調し、各基地局において同一波形を生成することができる。参照番号908において、サイクリックプレフィックスをメッセージの後に追加し(append)、波形の送信と、特定の受信エリア、例えば、セクタ境界、等におけるメッセージの受信との間で生じ得る到達時間の差または遅延拡散、あるいはこの両者を補償することができる。
例えば、第1のセクタは、2マイルの半径をもつことができ、一方で、第2のセクタは、(例えば、その中の基地局の送信電力がより弱いために、...)1マイルの半径をもつ。両者のセクタが同一波形を同時に送信するとき、より小さいセクタからの波形が、より大きいセクタからの波形よりも前に、セクタ境界に到着する。したがって、より小さいセクタから送信された波形にサイクリックプレフィックスを与えることによって、遅延拡散または送信到達時間の差、あるいはこの両者を軽減し(例えば、波形送信が、予め定義されたガードタイム内に境界に到達させ)、加入者局が送信を受信する前に、このようなエリアにおいて波形を集めるのを助けることができる。
参照番号908において、変調され、プレフィックスを加えられた波形(prefixed waveform)を、領域内の全基地局(例えば、セクタ)から同時に送信することができる。波形は同一であるので、空中で、それらが重複するところで、それらを結合することができ、参照番号910において、結合された信号を受信することができる。各セクタから送信された信号は、空中で自己集合(self-aggregate)するので、受信デバイスは、信号エネルギを結合する前に各信号を個々に受信し、復調する必要はなく、むしろ、単に、集められた波形(aggregated waveform)を受信し、復調することができる。このように、セクタ境界近くに位置する受信デバイスは、同一波形を同時に送信しない従来のシステムまたは方法、あるいはこの両者によって可能であった強度よりも、高い強度の信号を受信することができる。
図10は、MSBCページングチャネルを使用して、無線ネットワーク領域内のセクタ境界において、またはその近くにおいて向上した信号強度を与える方法1000を示している。方法1000によると、参照番号1002において、全領域上で送信される入来ページを識別または受信、あるいはこの両者をすることができる。参照番号1004において、識別されたページを、1つのデータパケットとして符号化することができる。参照番号1006において、領域ページング データパケットを含む同一波形を、領域内の各セクタ/基地局において生成することができる。異なるセクタから送信される波形間で、セクタ境界において生じ得る到達時間の遅延または遅延拡散、あるいはこの両者を相殺するために、参照番号1008において、サイクリックプレフィックスを生成し、1つ以上の波形インスタンスの先頭に追加する(prepend)ことができる。参照番号1010において、同一波形は、このような波形のために確保されていたMSBCページングチャネルによって、各セクタから同時に送信することができる。MSBCページングチャネルは、方法1000を開始する前に、推定または生成、あるいはこの両者をすることができる。さらに加えて、送信資源をMSBCページングチャネルに割り当てて、資源に関係付けられた時間的トリガの発生時に、領域内の全基地局が同一ページング波形を送信するように促されるようにする。さらに加えて、各基地局は、例えば、地球静止軌道上のクロック(geosynchronous clock)、等によって、他の全ての基地局と同期することができる。
参照番号1010において波形が基地局から送信されると、参照番号1012において領域内で波形が相互に出会うときに、空中で信号を集めることができる。例えば、同一波形は、ほぼ同一の速度で移動することができ、これは、領域内のセクタ境界近くにおける波形の重複を助ける。セクタ別の波形を使用する従来のシステムでは、このようなエリアにおいて波形を集めることができず、したがって、信号強度は、セクタ基地局から送信された減衰された信号エネルギに制限される。このような従来の無線ネットワークシステムとは異なり、参照番号1010において同一波形を送信すると、このような波形が、2つ以上の同一信号が同時に存在する空域、例えば、セクタ境界上の空域において、確実に自己結合(self-combine)させることができる。このような同一信号は空中で結合することができるので、参照番号1014において、集められた信号(aggregate signal)を、信号または信号の一部を送ったセクタを認識することを要求することなく、例えば、加入者局内の受信機によって、受信することができる。このように、方法1000では、従来のネットワークの方法を使用したときに必要とされていたような、受信機が特定のセクタに登録する必要を軽減することができる。さらに、領域の全ページが、領域内の全セクタから領域全体で同時に送信され、空中で信号を集めることができるので、特定のセクタにおける受信機の登録を、全てではないが、幾分、不要にすることができる。
図11は、例示的な無線通信システム1100を示している。簡潔にするために、無線通信システム1100は、1つの基地局と1つの端末とを示している。しかしながら、システムが2つ以上の基地局または2つ以上の端末、あるいはこの両者を含むことができ、追加の基地局または端末、あるいはこの両者は、後述の例示的な基地局および端末と実質的に類似していても、または異なっていてもよいと理解される。さらに加えて、基地局または端末、あるいはこの両者は、本明細書に記載されているシステム(図3ないし6)、または方法(図7ないし10)、あるいはこの両者を使用して、それらの間の無線通信を助けることができると理解される。
ここで、図11を参照すると、ダウンリンク上で、アクセスポイント1105において、送信(TX)データプロセッサ1110は、トラフィックデータを受信し、フォーマットし、符号化し、インターリーブし、変調し(または、シンボルマップし)、変調シンボル(“データシンボル”)を与える。OFDM変調器1115は、データシンボルおよびパイロットシンボルを受信および処理し、OFDMシンボルのストリームを与える。OFDM変調器1120は、データおよびパイロットシンボルを適切なサブバンド上で多重化し、ゼロの信号値を各未使用のサブバンドに与え、各OFDMシンボル期間におけるN本のサブバンドに対するN個の送信シンボルの組を得る。各送信シンボルは、データシンボル、パイロットシンボル、またはゼロの信号値であり得る。パイロットシンボルは、各OFDMシンボル期間において連続的に送られ得る。その代わりに、パイロットシンボルは、時分割多重化(time division multiplex, TDM)、周波数分割多重化(frequency division multiplex, FDM)、または符号分割多重化(code division multiplex, CDM)され得る。OFDM変調器1115は、N点IFFTを使用して、N個の送信シンボルの各組を時間領域に変換し、N個の時間領域チップを含んでいる“変換された”シンボルを得ることができる。OFDM変調器1115は、通常、各変換されたシンボルの一部を繰り返し、対応するOFDMシンボルを得る。繰り返される部分は、サイクリックプレフックスとして知られており、無線チャネルにおける遅延拡散を抑制するのに使用される。
送信機ユニット(TMTR)1120は、OFDMシンボルのストリームを受信し、1つ以上のアナログ信号に変換し、アナログ信号をさらに調整し(例えば、増幅、フィルタリング、および周波数アップコンバートし)、無線チャネルによる送信に適したダウンリンク信号を生成する。次に、ダウンリンク信号は、アンテナ1125を介して、端末へ送信される。端末1130では、アンテナ1135がダウンリンク信号を受信し、受信信号を受信機ユニット(RCVR)1140に与える。受信機ユニット1140は、受信信号を調整し(例えば、フィルタリング、増幅、および周波数ダウンコンバートし)、調整された信号をディジタル化して、サンプルを得る。OFDM復調器1145は、各OFDMシンボルの後に追加(append)されたサイクリックプレフックスを取り去り、N点FFTを使用して、各受信および変換されたシンボルを周波数領域へ変換し、各OFDMシンボル期間におけるN本のサブバンドに対するN個の受信シンボルを得て、チャネル推定のために、受信パイロットシンボルをプロセッサ1150に与える。OFDM復調器1145は、プロセッサ1150からダウンリンクの周波数応答推定値をさらに受信し、受信データシンボルに対してデータ復調を行い、データシンボル推定値(すなわち、送信されたデータシンボルの推定値)を得て、データシンボル推定値をRXデータプロセッサ1155に与え、RXデータプロセッサ1155は、データシンボル推定値を復調し(例えば、シンボルデマップし)、デインターリーブし、復号し、送信されたトラフィックデータを復元する。OFDM復調器1145およびRXデータプロセッサ1155による処理は、アクセスポイント1105のOFDM変調器1115およびTXデータプロセッサ1110による処理と相補的である。
アップリンクでは、TXデータプロセッサ1160は、トラフィックデータを処理し、データシンボルを与える。OFDM変調器1165は、データシンボルを受信し、パイロットシンボルと多重化し、OFDM変調を行い、OFDMシンボルのストリームを与える。パイロットシンボルは、パイロット送信のために端末1130に割り当てられたサブバンド上で送信され得る。アップリンクのパイロットサブバンド数は、ダウンリンクのパイロットサブバンド数と同じであっても、異なっていてもよい。次に、送信機ユニット(TMTR)1170は、OFDMシンボルのストリームを受信および処理し、アップリンク信号を生成し、アップリンク信号は、アンテナ1135によってアクセスポイント1105へ送信される。
アクセスポイント1105において、端末1130からのアップリンク信号は、アンテナ1125によって受信され、受信機ユニット(RCVR)1175によって処理され、サンプルを得る。次に、OFDM復調器1180は、サンプルを処理し、アップリンクの受信パイロットシンボルおよびデータシンボル推定値を与える。RXデータプロセッサ1185は、データシンボル推定値を処理し、端末1135によって送信されたトラフィックデータを回復する。プロセッサ1190は、アップリンク上で送信する各アクティブな端末に対してチャネル推定を行う。多数の端末は、アップリンク上で、パイロットを、パイロットのサブバンドのそれぞれの割り当てられた組で同時に送信し得る。なお、パイロットのサブバンドの組は、インターレースされ得る(interlace)。
プロセッサ1190および1150は、それぞれ、アクセスポイント1110および端末1135における動作を指示(例えば、制御、調整、管理、等)する。それぞれのプロセッサ1190および1150は、プログラムコードおよびデータを記憶するメモリユニット(図示されていない)と関係付けることができる。プロセッサ1190および1150は、それぞれ、アップリンクおよびダウンリンクのための周波数およびインパルス応答推定値を求める計算も行うことができる。
多元接続OFDMシステム(例えば、直交周波数分割多元接続(orthogonal frequency division multiple-access, OFDMA)システム)では、多数の端末が、アップリンク上で同時に送信し得る。そのようなシステムにおいて、パイロットのサブバンドは、異なる端末間で共有され得る。チャネル推定技術は、各端末のパイロットのサブバンドが、動作帯域全体(バンドエッジ(band edge)を除く場合がある)にまたがる場合に使用され得る。このようなパイロットサブバンド構造は、各端末に対して周波数ダイバーシチを得るのに望ましいであろう。本明細書に記載された技術は、種々の手段によって実施され得る。例えば、これらの技術は、ハードウェア、ソフトウェア、またはその組合せにおいて実施され得る。ハードウェアの実施において、チャネル推定に使用される処理ユニットは、1つ以上の特定用途向け集積回路(application specific integrated circuit, ASIC)、ディジタル信号プロセッサ(digital signal processor, DSP)、ディジタル信号処理デバイス(digital signal processing device, DSPD)、プログラム可能論理デバイス(programmable logic device, PLD)、フィールドプログラム可能ゲートアレイ(field programmable gate array, FPGA)、プロセッサ、制御装置、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、本明細書に記載されている機能を行うように設計された他の電子ユニット、またはその組合せの中で実施され得る。ソフトウェアでは、本明細書に記載された機能を行うモジュール(例えば、手続き、機能、等)によって実施することができる。ソフトウェアコードは、メモリユニットに記憶され、プロセッサ1190および1150によって実行され得る。
これまで記載してきたものは、1つ以上の実施形態の例を含む。上述の実施形態を記載するために、構成要素または方法の全ての考えられる組合せを記載することはもちろん不可能であるが、当業者には、種々の実施形態の多くの他の組合せおよび並べ替えが可能であることが分かるであろう。したがって、記載された実施形態は、本発明の特許請求項の意図および範囲に含まれる全てのこのような代わり(alternation)、変更、およびバリエーションを含むことを意図される。さらに、“含む(include)”という用語が、好ましい実施形態の詳細な説明(detailed description)または請求項(claim)の何れかで使用される範囲では、“含む(include)”という用語は、“含む(comprising)”という用語が請求項で前後を接続させる語(transitional word)として使用されているときに解釈されるように、“含む(comprising)”という用語と同様に包括的である(inclusive)ことを意図している。
種々の実施形態にしたがって、移動ネットワークの高レベルのシステムの全体像を示す図。 種々の実施形態にしたがって、各セクタ内から送信される信号が重複可能である、領域内の無線ネットワークのセクタを示す図。 種々の実施形態にしたがって、マルチセクタ同報通信ページングチャネルを与えるのを助けるシステムを示す図。 種々の実施形態にしたがって、マルチセクタ同報通信ページングチャネルを与えるのを助けるシステムを示す図。 種々の実施形態にしたがって、領域ページング信号を同期送信するMSBCページングチャネルを与えるのを助けるシステムを示す図。 種々の実施形態にしたがって、領域内の加入者局に全領域のページング信号を与えるのを助けるシステムを示す図。 種々の実施形態にしたがって、無線ネットワーク領域の各セクタ内の基地局から同時に送信される全領域の同期ページング信号を与える方法を示すフローチャート。 種々の実施形態にしたがって、無線ネットワーク領域内のセクタ境界近くの信号強度を高め、MSBCページングチャネルを実施する方法を示すフローチャート。 種々の実施形態にしたがって、セクタの縁端部においてページ信号を集めて、信号強度を高め、無線ネットワーク環境におけるオーバーヘッドを軽減する方法を示す図。 種々の実施形態にしたがって、MSBCページングチャネルを使用して、無線ネットワーク領域内のセクタ境界において、またはその近くにおいて向上した信号強度を与える方法を示す図。 種々の実施形態にしたがって、無線環境において動作することができる例示的な通信システムを示す図。
符号の説明
100,300,400,500,600・・・システム、102,200・・・領域、104,110,116,122,202,206・・・セクタ、106,112,118,124・・・基地局、108,114,120・・・加入者局、204,208・・・エリア、700,800,900,1000・・・方法、1100・・・無線通信システム、1105・・・アクセスポイント、1130・・・端末、A,B・・・信号。

Claims (9)

  1. 送信領域内、および、セクタ境界近くにおいて、無線ネットワーク上で、マルチセクタ同報通信チャネルを使用して、加入者局に向上したページング信号のスペクトル効率を与える方法であって、
    複数のセクタをもつページング領域において加入者局へ送信される全ページのリストに関係するデータを受信することと、
    複数のセクタの各々の基地局において実質的に同一の波形を生成することと、
    領域内のセクタのサブセットから実質的に同一の波形を同時に送信し、空中で波形の信号を集めることができるようにし、送信されるページのリスト内で識別される加入者局にページすることとを含み、
    ページング領域内の全セクタで同期をとったタイムスロットを与え、このタイムスロット中に領域内の個々のセクタが実質的に同一の波形を同時に送信することをさらに含み、
    領域に含まれている全セクタにおいて固有の同一のスクランブルコードを使用することによって、タイムスロット間でページング領域を動的に再定義することをさらに含む方法。
  2. ページング領域を再定義することが、領域に含まれているセクタの数および識別の少なくとも一方を変更することを含む請求項記載の方法。
  3. 送信領域内、および、セクタ境界近くにおいて、無線ネットワーク上で、マルチセクタ同報通信チャネルを使用して、加入者局に向上したページング信号のスペクトル効率を与える方法であって、
    複数のセクタをもつページング領域において加入者局へ送信される全ページのリストに関係するデータを受信することと、
    複数のセクタの各々の基地局において実質的に同一の波形を生成することと、
    領域内のセクタのサブセットから実質的に同一の波形を同時に送信し、空中で波形の信号を集めることができるようにし、送信されるページのリスト内で識別される加入者局にページすることとを含み、
    サイクリックプレフィックスを、実質的に同一の波形の少なくとも1つのインスタンスの前に追加することをさらに含む方法。
  4. 実質的に同一の波形の少なくとも2つのインスタンスが、同一の波形の少なくとも2つのインスタンスを同時に送信するそれぞれのセクタの共通境界に到達することができるガードタイムを判断することをさらに含む請求項記載の方法。
  5. 実質的に同一の波形の少なくとも2つのインスタンスを同時に送信するそれぞれのセクタの共通境界における、実質的に同一の波形の少なくとも2つのインスタンスの到達時間の差を低減し、波形を集めるガードタイム内で、実質的に同一の波形の少なくとも2つのインスタンスを与えるように、サイクリックプレフィックスを設計することをさらに含む請求項記載の方法。
  6. 無線ネットワークにおいて全加入者局へページを同時に送信し、送信領域内、および、セクタ境界近くにおけるページング信号のスペクトル効率を向上するのを助けるシステムであって、
    各々がページング領域の複数のセクタの1つの中に位置する、複数の送信機と、
    各送信機と関係付けられた波形生成構成要素であって、ページング領域への全入来ページのリストに関係する情報を受信し、領域への全ページを含む波形を生成する波形生成構成要素とを含み、
    各セクタ中の波形生成構成要素が、実質的に同一の波形を生成し、前記複数の送信機の各々が実質的に同一の波形を同時に送信し、空中で波形の信号を集めることができるようにし、
    ネットワークが、波形において送信されるページ数に少なくとも部分的に基づいて、ページング領域を動的にリマップし、ページング領域に含まれているセクタが、同一波形を生成するときに、固有のスクランブリングコードを使用するシステム。
  7. ページング領域に含まれていないセクタが、ページング領域に含まれているセクタによって使用されている固有のスクランブリングコードに対して直交および疑似直交の少なくとも一方である1つ以上のスクランブリングコードを使用する請求項記載のシステム。
  8. 同期するマルチセクタ同報通信送信を使用して、無線ネットワーク領域内の全ての意図された加入者局にページすることにおいて向上したページング信号のスペクトル効率を与えるのを助ける装置であって、
    領域内の加入者局へ送信されるページの完全なリストを受信する手段と、
    領域内のそれぞれのセクタ中の複数の基地局へ命令を送信する手段と、
    複数の送信基地局の各々の命令に基づいて同一波形を生成する手段であって、同一波形が、領域内で送信される全ページを含む手段と、
    領域内の全基地局から同一波形を同時に送信する手段であって、少なくとも2つの同一波形の信号エネルギが、セクタ境界近くで空中で集められる手段とを含み、
    送信タイムスロット間で、セクタを領域に動的に再割り当てする手段をさらに含む装置。
  9. 無線ネットワークの領域内でページされるデバイスのリストを受信し、
    リスト内で識別される各デバイスのページング信号を含む波形を生成し、
    マルチセクタ同報通信チャネルによって、波形を、少なくとも1つの他の同一波形と共に同時に送信して、空中で波形の信号を集めることができるようにするコンピュータ実行可能命令を記憶したコンピュータ読み出し可能媒体であって、
    サイクリックプレフィックスを、同一波形の少なくとも1つのインスタンスの前に追加して、隣り合うセクタから送信された同一波形の共通セクタ境界における到達時間の差を低減し、セクタ境界において信号強度を集めるコンピュータ実行可能命令をさらに含むコンピュータ読み出し可能媒体。
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