JP4742296B2 - 撮像装置、合成画像作成方法及びプログラム - Google Patents

撮像装置、合成画像作成方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、例えばデジタルカメラなどの撮像装置に係り、特に合成画像を作成する場合に用いて好適な撮像装置と、この撮像装置に用いられる合成画像作成方法及びプログラムに関する。
デジタルカメラなどの撮像装置において、撮影画像の一部を編集して合成画像を作成するための種々の提案がなされている。
例えば、特許文献1では、集合した複数の被撮影者を連写撮影した後、画面上にこれらの撮影画像を順次選択的に表示し、これらの撮影画像の中で各被撮影者が任意に選んだ部分の画像を抽出して合成処理することで、最終的に被撮影者全員が満足する集合写真を作り上げることが開示されている。
特開2001−45355号公報
しかしながら、前記特許文献1のような方法では、予め多数の画像を撮影しておく必要があり、また、その撮影後に各撮影画像を画面上に順次表示しながら所望の部分を選択して1つの合成画像を作り上げるといった面倒な作業が必要であり、時間もかかってしまうなどの問題がある。
本発明は前記のような点に鑑みなされたもので、面倒な作業を必要とせずに、撮影時に所望の合成画像を簡単に作成することのできる撮像装置、合成画像作成方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係る撮像装置は、被写体を撮影する撮像手段と、この撮像手段によって得られる画像データをスルー画像として画面上に表示する表示手段と、この表示手段によってスルー画像が表示された画面上で任意の範囲を指定する範囲指定手段と、この範囲指定手段によって指定された範囲である指定範囲内の画像を所定のタイミングで静止画として取り込む静止画取得手段と、前記指定範囲を前記画面上の任意の位置に移動させる移動操作手段と、撮影を明示的に指示する撮影指示手段と、この撮影指示手段による撮影指示に従って、前記移動操作手段による前記指定範囲の移動後の位置に前記静止画取得手段によって得られた静止画を配置した合成画像を作成する合成画像作成手段とを具備し、前記表示手段は、前記撮影指示手段によって撮影が指示されるまでの間、少なくとも前記範囲指定手段によって指定された範囲以外の領域に、スルー画像を継続して表示し、前記静止画取得手段は、前記移動操作手段による前記指定範囲の移動操作が指示されたときに、当該指定範囲内の静止画を取り込むことを特徴とする。
本発明の請求項2に係る撮像装置は、被写体を撮影する撮像手段と、この撮像手段によって得られる画像データをスルー画像として画面上に表示する表示手段と、この表示手段によってスルー画像が表示された画面上で任意の範囲を指定する範囲指定手段と、この範囲指定手段によって指定された範囲である指定範囲内の画像を所定のタイミングで静止画として取り込む静止画取得手段と、前記指定範囲を前記画面上の任意の位置に移動させる移動操作手段と、撮影を明示的に指示する撮影指示手段と、この撮影指示手段による撮影指示に従って、前記移動操作手段による前記指定範囲の移動後の位置に前記静止画取得手段によって得られた静止画を配置した合成画像を作成する合成画像作成手段とを具備し、前記表示手段は、前記撮影指示手段によって撮影指示されるまでの間、少なくとも前記範囲指定手段によって指定された範囲以外の領域に、スルー画像を継続して表示し、前記静止画取得手段は、前記移動操作手段による前記指定範囲の移動操作が開始されたときに、当該指定範囲内の静止画を取り込むことを特徴とする。
発明の請求項3に係る撮像装置は、被写体を撮影する撮像手段と、この撮像手段によって得られる画像データをスルー画像として画面上に表示する表示手段と、この表示手段によってスルー画像が表示された画面上で任意の範囲を指定する範囲指定手段と、この範囲指定手段によって指定された範囲である指定範囲内の画像を所定のタイミングで静止画として取り込む静止画取得手段と、前記指定範囲を前記画面上の任意の位置に移動させる移動操作手段と、撮影を明示的に指示する撮影指示手段と、この撮影指示手段による撮影指示に従って、前記移動操作手段による前記指定範囲の移動後の位置に前記静止画取得手段によって得られた静止画を配置した合成画像を作成する合成画像作成手段とを具備し、前記表示手段は、前記撮影指示手段によって撮影が指示されるまでの間、少なくとも前記範囲指定手段によって指定された範囲以外の領域に、スルー画像を継続して表示し、前記静止画取得手段は、前記移動操作手段による前記指定範囲の移動操作が終了したときに、その移動前の指定範囲内の静止画を取り込むことを特徴とする。
発明の請求項4に係る撮像装置は、被写体を撮影する撮像手段と、この撮像手段によって得られる画像データをスルー画像として画面上に表示する表示手段と、この表示手段によってスルー画像が表示された画面上で任意の範囲を指定する範囲指定手段と、この範囲指定手段によって指定された範囲である指定範囲内の画像を所定のタイミングで静止画として取り込む静止画取得手段と、前記指定範囲を前記画面上の任意の位置に移動させる移動操作手段と、撮影を明示的に指示する撮影指示手段と、この撮影指示手段による撮影指示に従って、前記移動操作手段による前記指定範囲の移動後の位置に前記静止画取得手段によって得られた静止画を配置した合成画像を作成する合成画像作成手段とを具備し、前記表示手段は、前記撮影指示手段によって撮影が指示されるまでの間、少なくとも前記範囲指定手段によって指定された範囲以外の領域に、スルー画像を継続して表示し、前記静止画取得手段は、前記移動操作手段による前記指定範囲の移動操作が終了後、前記撮影指示手段による撮影指示があったときに、その移動前の指定範囲内の静止画を取り込むことを特徴とする。
発明の請求項5に係る撮像装置は、被写体を撮影する撮像手段と、この撮像手段によって得られる画像データをスルー画像として画面上に表示する表示手段と、この表示手段によってスルー画像が表示された画面上で任意の範囲を指定する範囲指定手段と、この範囲指定手段によって指定された範囲である指定範囲内の画像を所定のタイミングで静止画として取り込む静止画取得手段と、前記指定範囲を前記画面上の任意の位置に移動させる移動操作手段と、撮影を明示的に指示する撮影指示手段と、この撮影指示手段による撮影指示に従って、前記移動操作手段による前記指定範囲の移動後の位置に前記静止画取得手段によって得られた静止画を配置した合成画像を作成する合成画像作成手段と、前記指定範囲の移動中にその移動前の位置に対応したスルー画像を前記指定範囲内に表示し、前記指定範囲の移動後に前記静止画取得手段によって得られた静止画を前記指定範囲内に表示し、前記指定範囲以外の領域には当該領域に対応したスルー画像を表示する表示制御手段とを具備し、前記表示手段は、前記撮影指示手段によって撮影が指示されるまでの間、少なくとも前記範囲指定手段によって指定された範囲以外の領域に、スルー画像を継続して表示することを特徴とする。
発明の請求項6に係る撮像装置は、被写体を撮影する撮像手段と、この撮像手段によって得られる画像データをスルー画像として画面上に表示する表示手段と、この表示手段によってスルー画像が表示された画面上で任意の範囲を指定する範囲指定手段と、この範囲指定手段によって指定された範囲である指定範囲内の画像を所定のタイミングで静止画として取り込む静止画取得手段と、前記指定範囲を前記画面上の任意の位置に移動させる移動操作手段と、撮影を明示的に指示する撮影指示手段と、この撮影指示手段による撮影指示に従って、前記移動操作手段による前記指定範囲の移動後の位置に前記静止画取得手段によって得られた静止画を配置した合成画像を作成する合成画像作成手段と、前記指定範囲の移動後、撮影が指示されるまでの間、その移動前の位置に対応したスルー画像を前記指定範囲内に表示する表示制御手段とを具備し、前記表示手段は、前記撮影指示手段によって撮影が指示されるまでの間、少なくとも前記範囲指定手段によって指定された範囲以外の領域に、スルー画像を継続して表示することを特徴とする。
発明の請求項7に係る合成画像作成方法は、被写体を撮影する撮像素子を備えた撮像装置に用いられる合成画像作成方法であって、前記撮像素子によって得られる画像データをスルー画像として画面上に表示する表示ステップと、前記スルー画像が表示された画面上で任意の範囲を指定する指定ステップと、この指定された範囲である指定範囲内の画像を所定のタイミングで静止画として取り込む取込ステップと、前記指定範囲を前記画面上の任意の位置に移動させる移動ステップと、撮影を明示的に指示する指示ステップと、この撮影指示に従って、前記指定範囲の移動後の位置に前記静止画を配置した合成画像を作成する作成ステップとを備え、前記表示ステップは、前記指示ステップによって撮影が指示されるまでの間、少なくとも前記指定ステップによって指定された範囲以外の領域に、スルー画像を継続して表示し、前記取込ステップは、前記移動ステップによる前記指定範囲の移動操作が指示されたときに、当該指定範囲内の静止画を取り込むことを特徴とする。
発明の請求項8に係る合成画像作成方法は、被写体を撮影する撮像素子を備えた撮像装置に用いられる合成画像作成方法であって、前記撮像素子によって得られる画像データをスルー画像として画面上に表示する表示ステップと、前記スルー画像が表示された画面上で任意の範囲を指定する指定ステップと、この指定された範囲である指定範囲内の画像を所定のタイミングで静止画として取り込む取込ステップと、前記指定範囲を前記画面上の任意の位置に移動させる移動ステップと、撮影を明示的に指示する指示ステップと、この撮影指示に従って、前記指定範囲の移動後の位置に前記静止画を配置した合成画像を作成する作成ステップとを備え、前記表示ステップは、前記指示ステップによって撮影が指示されるまでの間、少なくとも前記指定ステップによって指定された範囲以外の領域に、スルー画像を継続して表示し、前記取込ステップは、前記移動ステップによる前記指定範囲の移動操作が開始されたときに、当該指定範囲内の静止画を取り込むことを特徴とする。
発明の請求項9に係る合成画像作成方法は、被写体を撮影する撮像素子を備えた撮像装置に用いられる合成画像作成方法であって、前記撮像素子によって得られる画像データをスルー画像として画面上に表示する表示ステップと、前記スルー画像が表示された画面上で任意の範囲を指定する指定ステップと、この指定された範囲である指定範囲内の画像を所定のタイミングで静止画として取り込む取込ステップと、前記指定範囲を前記画面上の任意の位置に移動させる移動ステップと、撮影を明示的に指示する指示ステップと、この撮影指示に従って、前記指定範囲の移動後の位置に前記静止画を配置した合成画像を作成する作成ステップとを備え、前記表示ステップは、前記指示ステップによって撮影が指示されるまでの間、少なくとも前記指定ステップによって指定された範囲以外の領域に、スルー画像を継続して表示し、前記取込ステップは、前記移動ステップによる前記指定範囲の移動操作が終了したときに、その移動前の指定範囲内の静止画を取り込むことを特徴とする。
発明の請求項10に係る合成画像作成方法は、被写体を撮影する撮像素子を備えた撮像装置に用いられる合成画像作成方法であって、前記撮像素子によって得られる画像データをスルー画像として画面上に表示する表示ステップと、前記スルー画像が表示された画面上で任意の範囲を指定する指定ステップと、この指定された範囲である指定範囲内の画像を所定のタイミングで静止画として取り込む取込ステップと、前記指定範囲を前記画面上の任意の位置に移動させる移動ステップと、撮影を明示的に指示する指示ステップと、この撮影指示に従って、前記指定範囲の移動後の位置に前記静止画を配置した合成画像を作成する作成ステップとを備え、前記表示ステップは、前記指示ステップによって撮影が指示されるまでの間、少なくとも前記指定ステップによって指定された範囲以外の領域に、スルー画像を継続して表示し、前記取込ステップは、前記移動ステップによる前記指定範囲の移動操作が終了後、前記指示ステップによる撮影指示があったときに、その移動前の指定範囲内の静止画を取り込むことを特徴とする。
本発明の請求項11に係る合成画像作成方法は、被写体を撮影する撮像素子を備えた撮像装置に用いられる合成画像作成方法であって、前記撮像素子によって得られる画像データをスルー画像として画面上に表示する表示ステップと、前記スルー画像が表示された画面上で任意の範囲指定する指定ステップと、この指定された範囲である指定範囲内の画像を所定のタイミングで静止画として取り込む取込ステップと、前記指定範囲を前記画面上の任意の位置に移動させる移動ステップと、撮影を明示的に指示する指示ステップと、の撮影指示に従って、前記指定範囲の移動後の位置に前記静止画を配置した合成画像を作成する作成ステップと、前記指定範囲の移動中にその移動前の位置に対応したスルー画像を前記指定範囲内に表示し、前記指定範囲の移動後に前記取り込まれた静止画を前記指定範囲内に表示し、前記指定範囲以外の領域には当該領域に対応したスルー画像を表示する表示制御ステップとを備え、前記表示ステップは、前記指示ステップによって撮影が指示されるまでの間、少なくとも前記指定ステップによって指定された範囲以外の領域に、スルー画像を継続して表示することを特徴とする。
本発明の請求項12に係る合成画像作成方法は、被写体を撮影する撮像素子を備えた撮像装置に用いられる合成画像作成方法であって、前記撮像素子によって得られる画像データをスルー画像として画面上に表示する表示ステップと、前記スルー画像が表示された画面上で任意の範囲を指定する指定ステップと、この指定された範囲である指定範囲内の画像を所定のタイミングで静止画として取り込む取込ステップと、前記指定範囲を前記画面上の任意の位置に移動させる移動ステップと、撮影を明示的に指示する指示ステップと、この撮影指示に従って、前記指定範囲の移動後の位置に前記静止画を配置した合成画像を作成する作成ステップと、前記指定範囲の移動後、撮影が指示されるまでの間、その移動前の位置に対応したスルー画像を前記指定範囲内に表示する表示制御ステップとを備え、前記表示テップは、前記指示ステップによって撮影指示されるまでの間、少なくとも前記指定テップによって指定された範囲以外の領域に、スルー画像を継続して表示することを特徴とする。
本発明の請求項13に係るプログラムは、被写体を撮影する撮像素子を備えた撮像装置を制御するコンピュータに用いられるプログラムであって、前記コンピュータに、前記撮像素子によって得られる画像データをスルー画像として画面上に表示する表示機能と、前記スルー画像が表示された画面上で任意の範囲指定する指定機能と、この指定された範囲である指定範囲内の画像を所定のタイミングで静止画として取り込む取込機能と、前記指定範囲を前記画面上の任意の位置に移動させる移動機能と、撮影を明示的に指示する指示機能と、この撮影指示に従って、前記指定範囲の移動後の位置に前記静止画を配置した合成画像を作成する作成機能とを実現させ、前記表示機能は、前記指示機能によって撮影が指示されるまでの間、少なくとも前記指定機能によって指定された範囲以外の領域に、スルー画像を継続して表示し、前記取込機能は、前記移動機能による前記指定範囲の移動操作が指示されたときに、当該指定範囲内の静止画を取り込むことを特徴とする。
本発明の請求項14に係るプログラムは、被写体を撮影する撮像素子を備えた撮像装置を制御するコンピュータに用いられるプログラムであって、前記コンピュータに、前記撮像素子によって得られる画像データをスルー画像として画面上に表示する表示機能と、前記スルー画像が表示された画面上で任意の範囲を指定する指定機能と、この指定された範囲である指定範囲内の画像を所定のタイミングで静止画として取り込む取込機能と、前記指定範囲を前記画面上の任意の位置に移動させる移動機能と、撮影を明示的に指示する指示機能と、この撮影指示に従って、前記指定範囲の移動後の位置に前記静止画を配置した合成画像を作成する作成機能とを実現させ、前記表示能は、前記指示能によって撮影指示されるまでの間、少なくとも前記指定能によって指定された範囲以外の領域に、スルー画像を継続して表示し、前記取込機能は、前記移動機能による前記指定範囲の移動操作が開始されたときに、当該指定範囲内の静止画を取り込むことを特徴とする。
本発明の請求項15に係るプログラムは、被写体を撮影する撮像素子を備えた撮像装置を制御するコンピュータに用いられるプログラムであって、前記コンピュータに、前記撮像素子によって得られる画像データをスルー画像として画面上に表示する表示機能と、前記スルー画像が表示された画面上で任意の範囲を指定する指定機能と、この指定された範囲である指定範囲内の画像を所定のタイミングで静止画として取り込む取込機能と、前記指定範囲を前記画面上の任意の位置に移動させる移動機能と、撮影を明示的に指示する指示機能と、この撮影指示に従って、前記指定範囲の移動後の位置に前記静止画を配置した合成画像を作成する作成機能とを実現させ、前記表示機能は、前記指示機能によって撮影が指示されるまでの間、少なくとも前記指定機能によって指定された範囲以外の領域に、スルー画像を継続して表示し、前記取込機能は、前記移動機能による前記指定範囲の移動操作が終了したときに、その移動前の指定範囲内の静止画を取り込むことを特徴とする。
本発明の請求項16に係るプログラムは、被写体を撮影する撮像素子を備えた撮像装置を制御するコンピュータに用いられるプログラムであって、前記コンピュータに、前記撮像素子によって得られる画像データをスルー画像として画面上に表示する表示機能と、前記スルー画像が表示された画面上で任意の範囲を指定する指定機能と、この指定された範囲である指定範囲内の画像を所定のタイミングで静止画として取り込む取込機能と、前記指定範囲を前記画面上の任意の位置に移動させる移動機能と、撮影を明示的に指示する指示機能と、この撮影指示に従って、前記指定範囲の移動後の位置に前記静止画を配置した合成画像を作成する作成機能とを実現させ、前記表示機能は、前記指示機能によって撮影が指示されるまでの間、少なくとも前記指定機能によって指定された範囲以外の領域に、スルー画像を継続して表示し、前記取込機能は、前記移動機能による前記指定範囲の移動操作が終了後、前記指示機能による撮影指示があったときに、その移動前の指定範囲内の静止画を取り込むことを特徴とする。
本発明の請求項17に係るプログラムは、 被写体を撮影する撮像素子を備えた撮像装置を制御するコンピュータに用いられるプログラムであって、前記コンピュータに、前記撮像素子によって得られる画像データをスルー画像として画面上に表示する表示機能と、前記スルー画像が表示された画面上で任意の範囲を指定する指定機能と、この指定された範囲である指定範囲内の画像を所定のタイミングで静止画として取り込む取込機能と、前記指定範囲を前記画面上の任意の位置に移動させる移動機能と、撮影を明示的に指示する指示機能と、この撮影指示に従って、前記指定範囲の移動後の位置に前記静止画を配置した合成画像を作成する作成機能と、前記指定範囲の移動中にその移動前の位置に対応したスルー画像を前記指定範囲内に表示し、前記指定範囲の移動後に前記取り込まれた静止画を前記指定範囲内に表示し、前記指定範囲以外の領域には当該領域に対応したスルー画像を表示する表示制御機能とを実現させ、前記表示機能は、前記指示機能によって撮影が指示されるまでの間、少なくとも前記指定機能によって指定された範囲以外の領域に、スルー画像を継続して表示することを特徴とする。
本発明の請求項18に係るプログラムは、被写体を撮影する撮像素子を備えた撮像装置を制御するコンピュータに用いられるプログラムであって、前記コンピュータに、前記撮像素子によって得られる画像データをスルー画像として画面上に表示する表示機能と、前記スルー画像が表示された画面上で任意の範囲を指定する指定機能と、この指定された範囲である指定範囲内の画像を所定のタイミングで静止画として取り込む取込機能と、前記指定範囲を前記画面上の任意の位置に移動させる移動機能と、撮影を明示的に指示する指示機能と、この撮影指示に従って、前記指定範囲の移動後の位置に前記静止画を配置した合成画像を作成する作成機能と、前記指定範囲の移動後、撮影が指示されるまでの間、その移動前の位置に対応したスルー画像を前記指定範囲内に表示する表示制御機能とを実現させ、前記表示機能は、前記指示機能によって撮影が指示されるまでの間、少なくとも前記指定機能によって指定された範囲以外の領域に、スルー画像を継続して表示することを特徴とする。
本発明によれば、撮影時に画面上にスルー画像が表示された状態で、その中の一部を静止画として取り込み、これを任意の位置に配置して撮影を行うといった簡単な操作で、撮影時に現在撮影対象とされている被写体の画像を利用して所望の合成画像を簡単に作成することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る撮像装置としてデジタルカメラを例にした場合の外観構成を示す図であり、図1(a)は主に前面の構成、同図(b)は主に背面の構成を示す斜視図である。
このデジタルカメラ1は、略矩形の薄板状ボディ2の前面に、撮影レンズ3、セルフタイマランプ4、光学ファインダ窓5、ストロボ発光部6、マイクロホン部7などを有し、上面の(ユーザにとって)右端側には電源キー8及びシャッタキー9などが設けられている。
電源キー8は、電源のオン/オフ毎に操作するキーであり、シャッタキー9は、撮影時に撮影タイミングを指示するキーである。
また、デジタルカメラ1の背面には、撮影モード(R)キー10、再生モード(P)キー11、光学ファインダ12、スピーカ部13、マクロキー14、ストロボキー15、メニュー(MENU)キー16、リングキー17、セット(SET)キー18、表示部19などが設けられている。
撮影モードキー10は、電源オフの状態から操作することで自動的に電源オンとして静止画の撮影モードに移行する一方で、電源オンの状態から繰返し操作することで、静止画モード、動画モードを循環的に設定する。静止画モードは、静止画を撮影するためのモードである。また、動画モードは、動画を撮影するためのモードである。
前記シャッタキー9は、これらの撮影モードに共通に使用される。すなわち、静止画モードでは、シャッタキー9が押下されたときのタイミングで静止画の撮影が行われる。動画モードでは、シャッタキー9が押下されたときのタイミングで動画の撮影が開始され、シャッタキー9が再度押下されたときにその動画の撮影が終了する。
再生モードキー11は、電源オフの状態から操作することで自動的に電源オンとして再生モードに移行する。
マクロキー14は、静止画の撮影モードで通常撮影とマクロ撮影とを切換える際に操作する。ストロボキー15は、ストロボ発光部6の発光モードを切換える際に操作する。メニューキー16は、各種メニュー項目等を選択する際に操作する。リングキー17は、上下左右各方向への項目選択用のキーが一体に形成されたものであり、このリングキー17の中央に位置するセットキー18は、その時点で選択されている項目を設定する際に操作する。
表示部19は、バックライト付きのカラー液晶パネルで構成されるもので、撮影モード時には電子ファインダとしてスルー画像のモニタ表示を行う一方で、再生モード時には選択した画像等を再生表示する。
また、本実施形態において、この表示部19の画面上には透明のタッチパネル20が配設されており、ユーザが画面上を指またはペンで触れたることで入力操作を行える構成になっている。
なお、図示はしないがデジタルカメラ1の底面には、記録媒体として用いられるメモリカードを着脱するためのメモリカードスロットや、外部のパーソナルコンピュータ等と接続するためのシリアルインタフェースコネクタとして、例えばUSB(Universal Serial Bus)コネクタ等が設けられているものとする。
図2はデジタルカメラ1の電子回路構成を示すブロック図である。
このデジタルカメラ1には、前記撮影レンズ3を構成する図示せぬフォーカスレンズおよびズームレンズを含むレンズ光学系22がモータ21の駆動により光軸方向に所定の範囲内で移動可能に設けられており、その光軸後方に撮像素子であるCCD23が配設されている。このCCD23は、撮影レンズ3を通過する光を受光し、その受光量に応じた画像データを取得する。
基本モードである記録モード時において、CCD23がタイミング発生器(TG)24、ドライバ25によって走査駆動され、一定周期毎に結像した光像に対応する光電変換出力を1画面分出力する。
このCCD23の光電変換出力は、アナログ値の信号の状態でRGBの各原色成分毎に適宜ゲイン調整された後に、サンプルホールド回路26でサンプルホールドされ、A/D変換器27でデジタルデータに変換される。そして、カラープロセス回路28において、画素補間処理及びγ補正処理を含むカラープロセス処理が行われて、デジタル値の輝度信号Y及び色差信号Cb,Crが生成され、DMA(Direct Memory Access)コントローラ29に出力される。
DMAコントローラ29は、カラープロセス回路28の出力する輝度信号Y及び色差信号Cb,Crを、同じくカラープロセス回路28からの複合同期信号、メモリ書込みイネーブル信号、及びクロック信号を用いて一度DMAコントローラ29内部のバッファに書き込み、DRAMインタフェース(I/F)30を介してバッファメモリとして使用されるDRAM31にDMA転送を行う。
制御部32は、CPU32aと、このCPU32aで実行される動作プログラムを記憶したROM32b、及びワークメモリとして使用されるRAM32cなどを含むマイクロコンピュータにより構成される。この制御部32は、デジタルカメラ1全体の制御動作を司り、前記輝度及び色差信号のDRAM31へのDMA転送終了後に、この輝度及び色差信号をDRAMインタフェース30を介してDRAM31より読み出し、VRAMコントローラ33を介してVRAM34に書き込む。
デジタルビデオエンコーダ35は、前記輝度及び色差信号をVRAMコントローラ33を介してVRAM34より定期的に読み出し、これらのデータを元にビデオ信号を発生して表示部19に出力する。
この表示部19は、上述した如く撮影時にはモニタ表示部(電子ファインダ)として機能するもので、デジタルビデオエンコーダ35からのビデオ信号に基づいた表示を行うことで、その時点でVRAMコントローラ33から取込んでいる画像情報に基づく画像をリアルタイムに表示することとなる。
このように、表示部19にその時点での画像がモニタ画像としてリアルタイムに表示されている状態で、例えば静止画撮影を行いたいタイミングでシャッタキー9を押下操作すると、トリガ信号が発生する。
制御部32は、このトリガ信号に応じて、その時点でCCD23から取込んでいる1画面分の輝度及び色差信号のDRAM31へのDMA転送の終了後、直ちにCCD23からのDRAM31への経路を停止し、記録保存の状態に遷移する。
この記録保存の状態では、制御部32がDRAM31に書き込まれている1フレーム分の輝度及び色差信号をDRAMインタフェース30を介してY,Cb,Crの各コンポーネント毎に縦8画素×横8画素の基本ブロックと呼称される単位で読み出して、画像処理部37の内部に存在するJPEG(Joint Photograph coding Experts Group)処理ブロックに書き込み、この画像処理部37でADCT(Adaptive Discrete Cosine Transform:適応離散コサイン変換)、エントロピ符号化方式であるハフマン符号化等の処理によりデータ圧縮する。
そして得た符号データを1画像のデータファイルとして該画像処理部37から読み出して記録用のメモリ38に書き込む。このメモリ38としては、予め本体に内蔵されたフラッシュメモリ等の内部メモリの他に、記録媒体として着脱自在に装着されるメモリカードなどを含む。1フレーム分の輝度及び色差信号の圧縮処理及びメモリ38への全圧縮データの書込み終了に伴って、制御部32はCCD23からDRAM31への経路を再び起動する。
制御部32には、さらに、タッチパネル20、音声処理部39、USBインタフェース(I/F)40、ストロボ駆動部41が接続される。
タッチパネル20は、表示部19の画面上に一体に設けられ、ユーザが画面上を指またはペンで触れた位置の座標を例えば抵抗膜方式あるいは静電容量方式などにより検出して制御部32に送る。
音声処理部39は、A/D変換およびD/A変換を含む音声データの入出力処理を行うものであり、動画撮影時には動画データに同期させてマイクロホン部(MIC)7より入力されたアナログの音声信号をデジタル化して取り込む。また、再生時には、音声付き動画データから分離された音声データをアナログ化して、デジタルカメラ1の背面側に設けられたスピーカ部(SP)13を通じて出力する。
USBインタフェース40は、USBコネクタを介して有線接続されるパーソナルコンピュータ等の他の情報端末装置との間で画像データ、その他の送受を行う場合の通信制御を行う。ストロボ駆動部41は、撮影時に図示せぬストロボ用の大容量コンデンサを充電した上で、制御部32からの制御に基づいてストロボ発光部6を閃光駆動する。
なお、前記キー入力部36は、上述したシャッタキー9の他に、電源キー8、撮影モードキー10、再生モードキー11、マクロキー14、ストロボキー15、メニューキー16、リングキー17、セットキー18などから構成され、それらのキー操作に伴う信号は直接制御部32へ送出される。
また、静止画像ではなく動画像の撮影時においては、シャッタキー9が押下操作されたときに、上述した画像処理部37の内部に存在する動画処理ブロックで、MPEG(Moving Picture Expert Group)またはmotion−JPEG(Joint Photographic Experts Group)などの手法により撮影動画をデータ圧縮してメモリ38へ記録する。再度シャッタキー9が操作されると、動画データの記録を終了する。
一方、基本モードである再生モード時には、制御部32がメモリ38に記録されている画像データを選択的に読み出し、画像処理部37で記録モード時にデータ圧縮した手順と全く逆の手順で、圧縮されている画像データを伸長する。そして、この伸長した画像データをDRAMインタフェース30を介してDRAM31に保持させた上で、このDRAM31の保持内容をVRAMコントローラ33を介してVRAM34に記憶させ、このVRAM34より定期的に画像データを読み出してビデオ信号を発生し、表示部19で再生出力させる。
選択した画像データが静止画像ではなく動画像であった場合には、その動画データを構成する複数フレームの静止画データを時系列の順で順次再生して表示し、すべての静止画データの再生を終了した時点で、例えば、次に再生の指示がなされるまで先頭に位置する静止画データを表示するなどを行う。
(合成画像作成機能)
次に、このデジタルカメラ1に備えられた合成画像作成機能について説明する。
この合成画像作成機能は、静止画の撮影時において、モニタ画面として機能している表示部19の画面上に対する所定の操作により、画面上の任意部分の静止画を撮影した後、その静止画と現在撮影対象となっている被写体の画像との合成画像を簡易に作成可能とするものである。この合成画像の作成方法として6通りの方法があり、以下では、これらの作成方法について合成モードM1〜M6として説明する。この合成モードM1〜M6は、例えばメニューキー16の操作によりユーザが任意に設定可能であるとする。
(a)合成モードM1
まず、デジタルカメラ1の合成モードM1について説明する。
合成モードM1は、ユーザが画面上で範囲を指定し始めた瞬間に画面全体の静止画が一時的に取り込まれ、指定操作終了後にその指定範囲に対応した静止画が表示され、その他の領域はスルー画像に戻る。以後、指定範囲の静止画を任意に移動させてシャッタキーを押下することで、当該静止画を含んだ合成画像が作成される。
図3はデジタルカメラ1の合成モードM1による合成画像の作成手順を説明するための具体例を示す図であり、ここでは三人の被撮影者を被写体として撮影する場合を例にしている。
(1)まず、メニューキー16の操作により合成モードM1を設定した状態で、撮影レンズ3を被写体に向けてデジタルカメラ1を構えると、図3(a)に示すように、現在撮影対象となっている被写体のスルー画像が表示部19の画面上にモニタ表示される。この表示部19の画面上には透明のタッチパネル20が配設されており、指またはペンによるタッチ操作が可能である。
(2)ここで、同図(b)に示すように、ユーザが表示部19の画面上を指またはペンでタッチし、矢印CLのように画面上をなぞることにより任意の範囲を指定する。その際、ユーザが画面上にタッチした瞬間に画面全体の静止画が一時的に取り込まれ、画面上に表示される。
(3)ユーザの範囲指定操作が終わり、同図(c)に示すように、表示部19の画面上から指またはペンを離すと、ユーザがなぞった部分(矢印CLで示す部分)を対角線とした矩形状の静止画範囲枠FRが表示される。その際、静止画範囲枠FRの中だけ静止画が表示され、その他の領域はスルー画像の表示に戻る。この例では、向かって一番左側の被撮影者(被撮影者Aとする)の顔部分が静止画となる。
(4)続いて、前記(3)の状態で静止画範囲枠FRをタッチしてドラッグ操作を行うと、同図(d)に示すように、そのドラッグ操作に伴い静止画範囲枠FR内の静止画(つまり被撮影者Aの顔部分の画像)も移動する。このとき、移動中の静止画範囲枠FR以外の領域にはスルー画像が表示される。
(5)静止画範囲枠FRの位置を決めて、シャッタキー9の押下操作により撮影を指示すれば、同図(e)に示すように、移動後の静止画範囲枠FRの位置に被撮影者Aの顔部分の画像を配置した合成画像が撮影画像として最終的に得られる。
なお、静止画範囲枠FRは常に表示しておく必要はない。例えば、範囲指定操作からドラッグ操作までの間だけ静止画範囲枠FRを表示しておき、撮影時(合成時)には非表示としても良い。
以下に、この合成モードM1に関する処理動作について詳しく説明する。
なお、以下のフローチャートで示される処理は、マイクロプロセッサである制御部32内のCPU32aがROM32bなどに記憶された合成モードM1を実現するためのプログラムを読み込むことで実行される。その他の合成モードM2〜M6の処理についても同様であり、それぞれに対応したプログラムに従って実行される。
図4はデジタルカメラ1の合成モードM1に関する合成画像の作成処理の動作を示すフローチャートである。
例えばメニューキー16の操作などにより、このデジタルカメラ1に備えられた合成画像作成機能の中の合成モードM1が設定された場合に、まず、制御部32(CPU32a)は、CCD23の光電変換動作によって得られる被写体の画像データに基づいて、図3(a)に示すようなスルー画像を表示部19の画面全面に表示する(ステップA11)。上述したように、この表示部19の画面上には透明のタッチパネル20が配設されており、指またはペンによるタッチ操作が可能である。
ここで、制御部32は、タッチパネル20から出力される信号に基づいてユーザが画面上の任意の部分を指またはペンで触れたことを検出すると、範囲指定操作が開始されたものと判断し(ステップA12のYes)、その時点で画面全体の静止画を取り込んで保存する(ステップA13)。ただし、これは一時的な保存であり、通常の撮影処理のようなメモリへの記録は行わない。この場合、例えばワークメモリとして用いられるRAM32cの所定領域に保持しておくものとする。
また、画面上での範囲指定操作に伴い、制御部32は、図3(b)に示すような矢印CLの表示処理を行う(ステップA14)。
画面から指またはペンが離れると、制御部32は範囲指定操作が終了したものと判断して(ステップA15のYes)、前記ステップA13で一時保存した画面全体の静止画から指定範囲内の画像を部分的に抽出することにより、この静止画(部分画像)を当該指定範囲の位置データと共にRAM32cなどに記憶する(ステップA16)。前記位置データは、静止画範囲枠FRが矩形であれば、その矩形の対角線を結ぶ2点のX,Y座標からなる。
そして、制御部32は、前記ステップA16で記憶した静止画をその位置データに基づいて静止画範囲枠FRと共に画面上に表示し、また、その他の領域にはCCD23からリアルタイムで得られる画像データをスルー画像として表示する(ステップA17)。この状態が図3(c)である。なお、静止画範囲枠FRに対する画像の表示方法については、後に図15および図16を参照して詳しく説明する。
このようにして、静止画範囲枠FR内に静止画、その他の領域にスルー画像が表示された状態で、ユーザが静止画範囲枠FRを指またはペンでタッチしてドラッグ操作すると(ステップA18のYes)、制御部32は、そのドラッグ操作に伴って位置データを更新しながら、移動中の静止画範囲枠FRに対する静止画の表示処理を行う(ステップA19)。この状態が図3(d)である。
画面から指またはペンが離れると、制御部32はドラッグ操作が終了したものと判断して(ステップA20のYes)、移動後の静止画範囲枠FRの位置データを記憶した後(ステップA21)、その位置データに基づいて画面上に静止画を表示すると共に、その他の領域にはCCD23からリアルタイムで得られる画像データをスルー画像として表示する(ステップA22)。
ここで、シャッタキー9が押下されると(ステップA23のYes)、制御部32は現在画面上に表示されている静止画範囲枠FR内の静止画を重ねた形で撮影処理を行うことにより合成画像を生成する(ステップA24)。この合成画像は、画像処理部37にて所定の方式で圧縮処理されてから1枚の撮影画像としてメモリ38に記録される。なお、合成時には静止画範囲枠FRを消すようにしても良い。
このように、撮影時に画面上の任意の部分を静止画として取り込み、その静止画を任意の位置に配置した状態でシャッタキー9を押下すれば、図3(e)に示すような合成画像を簡単に得ることができる。この場合、静止画範囲枠FRの移動中に被撮影者Aが表情を変えていれば、同一人物で表情の違うユニークな合成画像が得られる。また、被撮影者Aの顔だけでなく、他の被撮影者の顔など、さらに多数の範囲を前記同様に指定し、その指定囲内の静止画を任意に配置して撮影すれば、さらにユニークな合成画像が得られる。
(b)合成モードM2
次に、デジタルカメラ1の合成モードM2について説明する。
合成モードM2では、画面上での範囲指定の操作が終了した瞬間に、当該指定範囲に対する静止画の取り込みが行われる。以後、指定範囲の移動操作により、この静止画を任意の位置に配置してシャッタキーを押下すれば、当該静止画を含んだ合成画像が作成される。
図5はデジタルカメラ1の合成モードM2による合成画像の作成手順を説明するための具体例を示す図であり、ここでは三人の被撮影者を被写体として撮影する場合を例にしている。
(1)まず、メニューキー16の操作により合成モードM2を設定した状態で、撮影レンズ3を被写体に向けてデジタルカメラ1を構えると、図5(a)に示すように、現在撮影対象となっている被写体のスルー画像が表示部19の画面上にモニタ表示される。この表示部19の画面上には透明のタッチパネル20が配設されており、指またはペンによるタッチ操作が可能である。
(2)ここで、同図(b)に示すように、ユーザが表示部19の画面上を指またはペンでタッチし、矢印CLのように画面上をなぞることにより任意の範囲を指定する。この状態では、まだ、画面全体にスルー画像が表示されている。
(3)ユーザの範囲指定操作が終わり、同図(c)に示すように、表示部19の画面上から指またはペンを離すと、ユーザがなぞった部分(矢印CLで示す部分)を対角線とした矩形状の静止画範囲枠FRが表示される。また、その瞬間に静止画範囲枠FR内の静止画が取り込まれて画面上に表示される。この例では、向かって一番左側の被撮影者(被撮影者Aとする)の顔部分が静止画となる。
(4)続いて、前記(3)の状態で静止画範囲枠FRをタッチしてドラッグ操作を行うと、同図(d)に示すように、そのドラッグ操作に伴い静止画範囲枠FR内の静止画(つまり被撮影者Aの顔部分の画像)も移動する。このとき、移動中の静止画範囲枠FR以外の領域にはスルー画像が表示される。
(5)静止画範囲枠FRの位置を決めて、シャッタキー9の押下操作により撮影を指示すれば、同図(e)に示すように、移動後の静止画範囲枠FRの位置に被撮影者Aの顔部分の画像を配置した合成画像が撮影画像として最終的に得られる。
なお、静止画範囲枠FRは常に表示しておく必要はない。例えば、範囲指定操作からドラッグ操作までの間だけ静止画範囲枠FRを表示しておき、撮影時(合成時)には非表示としても良い。
以下に、この合成モードM2に関する処理動作について詳しく説明する。
図6はデジタルカメラ1の合成モードM2に関する合成画像の作成処理の動作を示すフローチャートである。
例えばメニューキー16の操作などにより、このデジタルカメラ1に備えられた合成画像作成機能の中の合成モードM2が設定された場合に、まず、制御部32(CPU32a)は、CCD23の光電変換動作によって得られる被写体の画像データに基づいて、図5(a)に示すようなスルー画像を表示部19の画面全面に表示する(ステップB11)。上述したように、この表示部19の画面上には透明のタッチパネル20が配設されており、指またはペンによるタッチ操作が可能である。
ここで、制御部32は、タッチパネル20から出力される信号に基づいてユーザが画面上の任意の部分を指またはペンで触れたことを検出すると、範囲指定操作が開始されたものと判断し(ステップB12のYes)、その範囲指定操作に伴って図5(b)に示すような矢印CLの表示処理を行う(ステップB13)。
そして、画面から指またはペンがれたことを検出すると、制御部32は範囲指定操作が終了したものと判断し(ステップB14のYes)、その時点で指定範囲内の静止画を取得し、この静止画(部分画像)を当該指定範囲の位置データと共にRAM32cなどに記憶する(ステップB15)。前記位置データは、静止画範囲枠FRが矩形であれば、その矩形の対角線を結ぶ2点のX,Y座標からなる。
そして、制御部32は、前記ステップB15で記憶した静止画をその位置データに基づいて静止画範囲枠FRと共に画面上に表示し、また、その他の領域にはCCD23からリアルタイムで得られる画像データをスルー画像として表示する(ステップB16)。この状態が図5(c)である。なお、静止画範囲枠FRに対する画像の表示方法については、後に図15および図16を参照して詳しく説明する。
このようにして、静止画範囲枠FR内に静止画、その他の領域にスルー画像が表示された状態で、ユーザが静止画範囲枠FRを指またはペンでタッチしてドラッグ操作すると(ステップB17のYes)、制御部32は、そのドラッグ操作に伴って位置データを更新しながら、移動中の静止画範囲枠FRに対する静止画の表示処理を行う(ステップB18)。この状態が図5(d)である。
画面から指またはペンが離れると、制御部32はドラッグ操作が終了したものと判断して(ステップB19のYes)、移動後の静止画範囲枠FRの位置データを記憶した後(ステップB20)、その位置データに基づいて画面上に静止画を表示すると共に、その他の領域にはCCD23からリアルタイムで得られる画像データをスルー画像として表示する(ステップB21)。
ここで、シャッタキー9が押下されると(ステップB22のYes)、制御部32は現在画面上に表示されている静止画範囲枠FR内の静止画を重ねた形で撮影処理を行うことにより合成画像を生成する(ステップB23)。この合成画像は、画像処理部37にて所定の方式で圧縮処理されてから1枚の撮影画像としてメモリ38に記録される。なお、合成時には静止画範囲枠FRを消すようにしても良い。
このように、撮影時に画面上の任意の部分を静止画として取り込み、その静止画を任意の位置に配置した状態でシャッタキー9を押下すれば、図5(e)に示すような合成画像を簡単に得ることができる。この場合、合成モード2では、画面上で範囲指定操作を終了したときにその範囲内の静止画が取り込まれるため、範囲指定操作とシャッター操作を兼ねて合成対象とする静止画を効率的に得ることができる。
(c)合成モードM3
次に、デジタルカメラ1の合成モードM3について説明する。
合成モードM3は、画面上で範囲を指定した後に、その指定範囲(静止画範囲枠FR)の移動を指示するために画面上を再タッチしたときに、当該指定範囲に対する静止画の取り込みが行われる。
図7はデジタルカメラ1の合成モードM3による合成画像の作成手順を説明するための具体例を示す図であり、ここでは三人の被撮影者を被写体として撮影する場合を例にしている。
(1)まず、メニューキー16の操作により合成モードM3を設定した状態で、撮影レンズ3を被写体に向けてデジタルカメラ1を構えると、図7(a)に示すように、現在撮影対象となっている被写体のスルー画像が表示部19の画面上にモニタ表示される。この表示部19の画面上には透明のタッチパネル20が配設されており、指またはペンによるタッチ操作が可能である。
(2)ここで、同図(b)に示すように、ユーザが表示部19の画面上を指またはペンでタッチし、矢印CLのように画面上をなぞることにより任意の範囲を指定する。この状態では、まだ、画面全体にスルー画像が表示されている。
(3)ユーザの範囲指定操作が終わり、同図(c)に示すように、表示部19の画面上から指またはペンを離すと、ユーザがなぞった部分(矢印CLで示す部分)を対角線とした矩形状の静止画範囲枠FRが表示される。この場合、静止画範囲枠FRの表示だけであり、画面全体にはスルー画像が表示されている。
(4)続いて、前記(3)の状態で画面からペンまたは指を離した後、再度、画面をタッチすると、同図(d)に示すように、その瞬間に静止画範囲枠FR内の静止画が取り込まれて画面上に表示される。この例では、向かって一番左側の被撮影者(被撮影者Aとする)の顔部分が静止画となる。さらに、静止画範囲枠FRをドラッグすれば、その静止画範囲枠FR内の静止画(つまり被撮影者Aの顔部分の画像)も移動する。このとき、移動中の静止画範囲枠FR以外の領域にはスルー画像が表示される。
(5)静止画範囲枠FRの位置を決めて、シャッタキー9の押下操作により撮影を指示すれば、同図(e)に示すように、移動後の静止画範囲枠FRの位置に被撮影者Aの顔部分の画像を配置した合成画像が撮影画像として最終的に得られる。
なお、静止画範囲枠FRは常に表示しておく必要はない。例えば、範囲指定操作からドラッグ操作までの間だけ静止画範囲枠FRを表示しておき、撮影時(合成時)には非表示としても良い。
以下に、この合成モードM3に関する処理動作について詳しく説明する。
図8はデジタルカメラ1の合成モードM3に関する合成画像の作成処理の動作を示すフローチャートである。
例えばメニューキー16の操作などにより、このデジタルカメラ1に備えられた合成画像作成機能の中の合成モードM3が設定された場合に、まず、制御部32(CPU32a)は、CCD23の光電変換動作によって得られる被写体の画像データに基づいて、図7(a)に示すようなスルー画像を表示部19の画面全面に表示する(ステップC11)。上述したように、この表示部19の画面上には透明のタッチパネル20が配設されており、指またはペンによるタッチ操作が可能である。
ここで、制御部32は、タッチパネル20から出力される信号に基づいてユーザが画面上の任意の部分を指またはペンで触れたことを検出すると、範囲指定操作が開始されたものと判断し(ステップC12のYes)、その範囲指定操作に伴って図7(b)に示すような矢印CLを表示するなどの表示処理を行う(ステップC13)。
そして、画面から指またはペンがれたことを検出すると、制御部32は範囲指定操作が終了したものと判断し(ステップC14のYes)、その指定範囲を示す静止画範囲枠FRの識別可能化表示処理を行う(ステップC15)。この識別可能化表示処理とは、単に枠だけを表示して、ユーザが指定した範囲を画面上識別できるように表示することを言う。この状態が図7(c)であり、画面全体には現在撮影対象としている被写体のスルー画像が表示されている。
前記範囲指定操作の終了後、制御部32は、画面上の所定範囲に対して再びタッチ操作があったか否かを判断する(ステップC16)。これは、ユーザが指定範囲(静止画範囲枠FR)を移動させるために、例えば静止画範囲枠FRのどこかをタッチしたか、あるいは、画面の下などに設けられたドラッグ操作用のボタンをタッチしたかなどを検出するものである。
このような画面上の所定範囲に対するタッチ操作があれば(ステップC16のYes)、制御部32は、その時点で指定範囲内の静止画を取得し、この静止画(部分画像)を当該指定範囲の位置データと共にRAM32cなどに記憶する(ステップC17)。前記位置データは、静止画範囲枠FRが矩形であれば、その矩形の対角線を結ぶ2点のX,Y座標からなる。
続いて、静止画範囲枠FRのドラッグ操作が開始されると(ステップC18のYes)、制御部32は、そのドラッグ操作に伴って位置データを更新しながら、前記ステップC17で記憶した静止画をその位置データに基づいて静止画範囲枠FRと共に画面上に表示し、その他の領域にはCCD23からリアルタイムで得られる画像データをスルー画像として表示する(ステップC19)。この状態が図7(d)である。なお、静止画範囲枠FRに対する画像の表示方法については、後に図15および図16を参照して詳しく説明する。
画面から指またはペンが離れると、制御部32はドラッグ操作が終了したものと判断して(ステップC20のYes)、移動後の静止画範囲枠FRの位置データを記憶した後(ステップC21)、その位置データに基づいて画面上に静止画を表示すると共に、その他の領域にはCCD23からリアルタイムで得られる画像データをスルー画像として表示する(ステップC22)。
ここで、シャッタキー9が押下されると(ステップC23のYes)、制御部32は現在画面上に表示されている静止画範囲枠FR内の静止画を重ねた形で撮影処理を行うことにより合成画像を生成する(ステップC24)。この合成画像は、画像処理部37にて所定の方式で圧縮処理されてから1枚の撮影画像としてメモリ38に記録される。なお、合成時には静止画範囲枠FRを消すようにしても良い。
このように、撮影時に画面上の任意の部分を静止画として取り込み、その静止画を任意の位置に配置した状態でシャッタキー9を押下すれば、図7(e)に示すような合成画像を簡単に得ることができる。この場合、合成モード3では、画面上で範囲を指定し終わった後、再度画面をタッチすることで当該指定範囲に対する部分的な撮影処理が行われるため、その範囲内の被写体の様子を見ながら、例えば笑った瞬間など任意のタイミングで画面をタッチして合成対象とする静止画を得ることができる。
(d)合成モードM4
次に、デジタルカメラ1の合成モードM4について説明する。
合成モードM4は、ユーザが画面上で範囲を指定した後に、その指定範囲(静止画範囲枠FR)の移動操作を開始した瞬間つまりドラッグ操作を開始したときに、当該指定範囲に対する静止画の取り込みが行われる。
図9はデジタルカメラ1の合成モードM4による合成画像の作成手順を説明するための具体例を示す図であり、ここでは三人の被撮影者を被写体として撮影する場合を例にしている。
(1)まず、メニューキー16の操作により合成モードM4を設定した状態で、撮影レンズ3を被写体に向けてデジタルカメラ1を構えると、図9(a)に示すように、現在撮影対象となっている被写体のスルー画像が表示部19の画面上にモニタ表示される。この表示部19の画面上には透明のタッチパネル20が配設されており、指またはペンによるタッチ操作が可能である。
(2)ここで、同図(b)に示すように、ユーザが表示部19の画面上を指またはペンでタッチし、矢印CLのように画面上をなぞることにより任意の範囲を指定する。この状態では、まだ、画面全体にスルー画像が表示されている。
(3)ユーザの範囲指定操作が終わり、同図(c)に示すように、表示部19の画面上から指またはペンを離すと、ユーザがなぞった部分(矢印CLで示す部分)を対角線とした矩形状の静止画範囲枠FRが表示される。この場合、静止画範囲枠FRの表示だけであり、画面全体にはスルー画像が表示されている。
(4)続いて、前記(3)の状態で画面からペンまたは指を離した後、再度、画面をタッチして静止画範囲枠FRのドラッグ操作を開始すると、同図(d)に示すように、その瞬間に静止画範囲枠FR内の静止画が取り込まれて画面上に表示される。この例では、向かって一番左側の被撮影者(被撮影者Aとする)の顔部分が静止画となる。さらに、静止画範囲枠FRをドラッグすれば、その静止画範囲枠FR内の静止画(つまり被撮影者Aの顔部分の画像)も移動する。このとき、移動中の静止画範囲枠FR以外の領域にはスルー画像が表示される。
(5)静止画範囲枠FRの位置を決めて、シャッタキー9の押下操作により撮影を指示すれば、同図(e)に示すように、移動後の静止画範囲枠FRの位置に被撮影者Aの顔部分の画像を配置した合成画像が撮影画像として最終的に得られる。
なお、静止画範囲枠FRは常に表示しておく必要はない。例えば、範囲指定操作からドラッグ操作までの間だけ静止画範囲枠FRを表示しておき、撮影時(合成時)には非表示としても良い。
以下に、この合成モードM4に関する処理動作について詳しく説明する。
図10はデジタルカメラ1の合成モードM4に関する合成画像の作成処理の動作を示すフローチャートである。
例えばメニューキー16の操作などにより、このデジタルカメラ1に備えられた合成画像作成機能の中の合成モードM4が設定された場合に、まず、制御部32(CPU32a)は、CCD23の光電変換動作によって得られる被写体の画像データに基づいて、図9(a)に示すようなスルー画像を表示部19の画面全面に表示する(ステップD11)。上述したように、この表示部19の画面上には透明のタッチパネル20が配設されており、指またはペンによるタッチ操作が可能である。
ここで、制御部32は、タッチパネル20から出力される信号に基づいてユーザが画面上の任意の部分を指またはペンで触れたことを検出すると、範囲指定操作が開始されたものと判断し(ステップD12のYes)、その範囲指定操作に伴って図9(b)に示すような矢印CLを表示するなどの表示処理を行う(ステップD13)。
そして、画面から指またはペンがれたことを検出すると、制御部32は範囲指定操作が終了したものと判断し(ステップD14のYes)、その指定範囲を示す静止画範囲枠FRの識別可能化表示処理を行う(ステップD15)。この識別可能化表示処理とは、単に枠だけを表示して、ユーザが指定した範囲を画面上識別できるように表示することを言う。この状態が図9(c)であり、画面全体には現在撮影対象としている被写体のスルー画像が表示されている。
前記範囲指定操作の終了後、制御部32は、画面上の所定範囲に対して再びタッチ操作があったか否かを判断する(ステップD16)。これは、ユーザが指定範囲(静止画範囲枠FR)を移動させるために、例えば静止画範囲枠FRのどこかをタッチしたか、あるいは、画面の下などに設けられたドラッグ操作用のボタンをタッチしたかなどを検出するものである。
このような画面上の所定範囲に対するタッチ操作の後、静止画範囲枠FRのドラッグ操作が開始されると(ステップD17のYes)、制御部32は、その時点で指定範囲内の静止画を取得し、この静止画(部分画像)を当該指定範囲の位置データと共にRAM32cなどに記憶する(ステップD18)。前記位置データは、静止画範囲枠FRが矩形であれば、その矩形の対角線を結ぶ2点のX,Y座標からなる。
そして、制御部32は、ドラッグ操作に伴って位置データを更新しながら、前記ステップD18で記憶した静止画をその位置データに基づいて静止画範囲枠FRと共に画面上に表示し、その他の領域にはCCD23からリアルタイムで得られる画像データをスルー画像として表示する(ステップD19)。この状態が図7(d)である。なお、静止画範囲枠FRに対する画像の表示方法については、後に図15および図16を参照して詳しく説明する。
画面から指またはペンが離れると、制御部32はドラッグ操作が終了したものと判断して(ステップD20のYes)、移動後の静止画範囲枠FRの位置データを記憶した後(ステップD21)、その位置データに基づいて画面上に静止画を表示すると共に、その他の領域にはCCD23からリアルタイムで得られる画像データをスルー画像として表示する(ステップD22)。
ここで、シャッタキー9が押下されると(ステップD23のYes)、制御部32は現在画面上に表示されている静止画範囲枠FR内の静止画を重ねた形で撮影処理を行うことにより合成画像を生成する(ステップD24)。この合成画像は、画像処理部37にて所定の方式で圧縮処理されてから1枚の撮影画像としてメモリ38に記録される。なお、合成時には静止画範囲枠FRを消すようにしても良い。
このように、撮影時に画面上の任意の部分を静止画として取り込み、その静止画を任意の位置に配置した状態でシャッタキー9を押下すれば、図9(e)に示すような合成画像を簡単に得ることができる。この場合、合成モード4では、画面上で範囲を指定し終わった後、その指定範囲をドラッグするときに当該指定範囲に対する部分的な撮影処理が行われるため、その範囲内の被写体の様子を見ながら、例えば笑った瞬間など任意のタイミングでドラッグ操作すれば、ドラッグ操作とシャッター操作を兼ねて合成対象とする静止画を効率的に得ることができる。
(e)合成モードM5
次に、デジタルカメラ1の合成モードM5について説明する。
合成モードM5は、ユーザが画面上で範囲を指定した後に、その指定範囲(静止画範囲枠FR)をドラッグして位置決めした後、つまり、ドラッグ操作を終了して画面から指やペンを離した瞬間に、当該指定範囲に対する静止画の取り込みが行われる。
図11はデジタルカメラ1の合成モードM5による合成画像の作成手順を説明するための具体例を示す図であり、ここでは三人の被撮影者を被写体として撮影する場合を例にしている。
(1)まず、メニューキー16の操作により合成モードM5を設定した状態で、撮影レンズ3を被写体に向けてデジタルカメラ1を構えると、図11(a)に示すように、現在撮影対象となっている被写体のスルー画像が表示部19の画面上にモニタ表示される。この表示部19の画面上には透明のタッチパネル20が配設されており、指またはペンによるタッチ操作が可能である。
(2)ここで、同図(b)に示すように、ユーザが表示部19の画面上を指またはペンでタッチし、矢印CLのように画面上をなぞることにより任意の範囲を指定する。この状態では、まだ、画面全体にスルー画像が表示されている。
(3)ユーザの範囲指定操作が終わり、同図(c)に示すように、表示部19の画面上から指またはペンを離すと、ユーザがなぞった部分(矢印CLで示す部分)を対角線とした矩形状の静止画範囲枠FRが表示される。この場合、静止画範囲枠FRの表示だけであり、画面全体にはスルー画像が表示されている。
(4)続いて、前記(3)の状態で画面からペンまたは指を離した後、再度、画面をタッチして静止画範囲枠FRのドラッグ操作を行うと、同図(d)に示すように、静止画範囲枠FRにその移動前の位置に対応したスルー画像が表示されたままで移動する。この例では、向かって一番左側の被撮影者(被撮影者Aとする)の顔部分を範囲指定している。したがって、被撮影者Aの顔が別の場所に移動させた静止画範囲枠FR内でも同じようにマルチ表示された状態となり、例えば被撮影者Aが笑えば、静止画範囲枠FR内の被撮影者Aも同時に笑うことになる。
そして、ドラッグ操作を終了すると(画面からペンまたは指を離すと)、その瞬間に静止画範囲枠FR内の静止画が得られて画面上に表示される。この例では、被撮影者Aの顔部分が静止画となる。このとき、画面上の他の領域には、その場所でのスルー画像が表示される。
(5)静止画範囲枠FRの位置を決めて、シャッタキー9の押下操作により撮影を指示すれば、同図(e)に示すように、移動後の静止画範囲枠FRの位置に被撮影者Aの顔部分の画像を配置した合成画像が撮影画像として最終的に得られる。
なお、静止画範囲枠FRは常に表示しておく必要はない。例えば、範囲指定操作からドラッグ操作までの間だけ静止画範囲枠FRを表示しておき、撮影時(合成時)には非表示としても良い。
以下に、この合成モードM5に関する処理動作について詳しく説明する。
図12はデジタルカメラ1の合成モードM5に関する合成画像の作成処理の動作を示すフローチャートである。
例えばメニューキー16の操作などにより、このデジタルカメラ1に備えられた合成画像作成機能の中の合成モードM5が設定された場合に、まず、制御部32(CPU32a)は、CCD23の光電変換動作によって得られる被写体の画像データに基づいて、図11(a)に示すようなスルー画像を表示部19の画面全面に表示する(ステップE11)。上述したように、この表示部19の画面上には透明のタッチパネル20が配設されており、指またはペンによるタッチ操作が可能である。
ここで、制御部32は、タッチパネル20から出力される信号に基づいてユーザが画面上の任意の部分を指またはペンで触れたことを検出すると、範囲指定操作が開始されたものと判断し(ステップE12のYes)、その範囲指定操作に伴って図11(b)に示すような矢印CLを表示するなどの表示処理を行う(ステップE13)。
そして、画面から指またはペンがれたことを検出すると、制御部32は範囲指定操作が終了したものと判断し(ステップE14のYes)、その指定範囲を示す静止画範囲枠FRの識別可能化表示処理を行う(ステップE15)。この識別可能化表示処理とは、単に枠だけを表示して、ユーザが指定した範囲を画面上識別できるように表示することを言う。この状態が図11(c)であり、画面全体には現在撮影対象としている被写体のスルー画像が表示されている。
前記範囲指定操作の終了後、制御部32は、画面上の所定範囲に対して再びタッチ操作があったか否かを判断する(ステップE16)。これは、ユーザが指定範囲(静止画範囲枠FR)を移動させるために、例えば静止画範囲枠FRのどこかをタッチしたか、あるいは、画面の下などに設けられたドラッグ操作用のボタンをタッチしたかなどを検出するものである。
このような画面上の所定範囲に対するタッチ操作の後、静止画範囲枠FRのドラッグ操作が開始されると(ステップE17のYes)、制御部32は、まず、静止画範囲枠FRの移動前の位置データをRAM32cなどに記憶した後(ステップE18)、その位置データに基づいて移動中の静止画範囲枠FRに指定元のスルー画像を表示する(ステップE19)。前記位置データは、静止画範囲枠FRが矩形であれば、その矩形の対角線を結ぶ2点のX,Y座標からなる。なお、静止画範囲枠FRに対する画像の表示方法については、後に図15および図16を参照して詳しく説明する。
このようにして、ドラッグ操作に伴い、静止画範囲枠FR内のスルー画像もそのまま移動させる。なお、この静止画範囲枠FRの移動の間に、他の領域にはCCD23からリアルタイムで得られる画像データをスルー画像として表示する。この状態が図11(d)である。
画面から指またはペンが離れると、制御部32はドラッグ操作が終了したものと判断して(ステップE20のYes)、移動後の位置データをRAM32cなどに記憶した後(ステップE21)、その時点で指定元の静止画を取得し、これを移動後の静止画範囲枠FRに表示する(ステップE22)。詳しくは、前記ステップE18で記憶した静止画範囲枠FRの移動前の位置データに基づいて、全画面の中で移動前の静止画範囲枠FRに対応した部分の静止画を取得し、これをドラッグ操作にて位置決めされた現在の静止画範囲枠FRに移動後の位置データに基づいて表示する。その他の領域にはCCD23からリアルタイムで得られる画像データをスルー画像として表示する。
また、制御部32は前記取得した静止画を移動後の位置データと関連付けてRAM32cなどに記憶しておく(ステップE23)。
ここで、シャッタキー9が押下されると(ステップE24のYes)、制御部32は現在画面上に表示されている静止画範囲枠FR内の静止画を重ねた形で撮影処理を行うことにより合成画像を生成する(ステップE25)。この合成画像は、画像処理部37にて所定の方式で圧縮処理されてから1枚の撮影画像としてメモリ38に記録される。なお、合成時には静止画範囲枠FRを消すようにしても良い。
このように、撮影時に画面上で指定した範囲を任意の位置に移動させた状態でシャッタキー9を押下すれば、図11(e)に示すような合成画像を簡単に得ることができる。この場合、合成モード5では、指定範囲をドラッグして位置決めした後に当該指定範囲に対する部分的な撮影処理が行われるため、出来上がりの構図を確認してからシャッターを押すことができる。
(f)合成モードM6
次に、デジタルカメラ1の合成モードM6について説明する。
合成モードM6は、指定範囲(静止画範囲枠FR)をドラッグ操作して位置決めした後、シャッタキー9を押下して撮影を明示的に指示したときに、当該指定範囲に対する静止画を含めて画面全体の静止画を得るようにしたものである。
図13はデジタルカメラ1の合成モードM6による合成画像の作成手順を説明するための具体例を示す図であり、ここでは三人の被撮影者を被写体として撮影する場合を例にしている。
(1)まず、メニューキー16の操作により合成モードM6を設定した状態で、撮影レンズ3を被写体に向けてデジタルカメラ1を構えると、図13(a)に示すように、現在撮影対象となっている被写体のスルー画像が表示部19の画面上にモニタ表示される。この表示部19の画面上には透明のタッチパネル20が配設されており、指またはペンによるタッチ操作が可能である。
(2)ここで、同図(b)に示すように、ユーザが表示部19の画面上を指またはペンでタッチし、矢印CLのように画面上をなぞることにより任意の範囲を指定する。この状態では、まだ、画面全体にスルー画像が表示されている。
(3)ユーザの範囲指定操作が終わり、同図(c)に示すように、表示部19の画面上から指またはペンを離すと、ユーザがなぞった部分(矢印CLで示す部分)を対角線とした矩形状の静止画範囲枠FRが表示される。この場合、静止画範囲枠FRの表示だけであり、画面全体にはスルー画像が表示されている。
(4)続いて、前記(3)の状態で画面からペンまたは指を離した後、再度、画面をタッチして静止画範囲枠FRのドラッグ操作を行うと、同図(d)に示すように、静止画範囲枠FRにその移動前の位置に対応したスルー画像が表示されたままで移動する。この例では、向かって一番左側の被撮影者(被撮影者Aとする)の顔部分を範囲指定している。したがって、したがって、被撮影者Aの顔が別の場所に移動させた静止画範囲枠FR内でも同じようにマルチ表示された状態となり、例えば被撮影者Aが笑えば、静止画範囲枠FR内の被撮影者Aも同時に笑うことになる。
また、ドラッグ操作を終了した段階でも、静止画範囲枠FRには、移動前の位置に対応したスルー画像(指定元のスルー画像)が表示される。このとき、画面上の他の領域には、その場所でのスルー画像が表示される。
(5)静止画範囲枠FRの位置を決めて、シャッタキー9の押下操作により撮影を指示すれば、同図(e)に示すように、移動後の静止画範囲枠FRの位置に被撮影者Aの顔部分の画像を配置した合成画像が撮影画像として最終的に得られる。この場合、静止画範囲枠FR内における被撮影者Aの顔の表情は、シャッタキー9を押下した時点と同じになる。
なお、静止画範囲枠FRは常に表示しておく必要はない。例えば、範囲指定操作からドラッグ操作までの間だけ静止画範囲枠FRを表示しておき、撮影時(合成時)には非表示としても良い。
以下に、この合成モードM6に関する処理動作について詳しく説明する。
図14はデジタルカメラ1の合成モードM6に関する合成画像の作成処理の動作を示すフローチャートである。
例えばメニューキー16の操作などにより、このデジタルカメラ1に備えられた合成画像作成機能の中の合成モードM6が設定された場合に、まず、制御部32(CPU32a)は、CCD23の光電変換動作によって得られる被写体の画像データに基づいて、図13(a)に示すようなスルー画像を表示部19の画面全面に表示する(ステップF11)。上述したように、この表示部19の画面上には透明のタッチパネル20が配設されており、指またはペンによるタッチ操作が可能である。
ここで、制御部32は、タッチパネル20から出力される信号に基づいてユーザが画面上の任意の部分を指またはペンで触れたことを検出すると、範囲指定操作が開始されたものと判断し(ステップF12のYes)、その範囲指定操作に伴って図13(b)に示すような矢印CLを表示するなどの表示処理を行う(ステップF13)。
そして、画面から指またはペンがれたことを検出すると、制御部32は範囲指定操作が終了したものと判断し(ステップF14のYes)、その指定範囲を示す静止画範囲枠FRの識別可能化表示処理を行う(ステップF15)。この識別可能化表示処理とは、単に枠だけを表示して、ユーザが指定した範囲を画面上識別できるように表示することを言う。この状態が図13(c)であり、画面全体には現在撮影対象としている被写体のスルー画像が表示されている。
前記範囲指定操作の終了後、制御部32は、画面上の所定範囲に対して再びタッチ操作があったか否かを判断する(ステップF16)。これは、ユーザが指定範囲(静止画範囲枠FR)を移動させるために、例えば静止画範囲枠FRのどこかをタッチしたか、あるいは、画面の下などに設けられたドラッグ操作用のボタンをタッチしたかなどを検出するものである。
このような画面上の所定範囲に対するタッチ操作の後、静止画範囲枠FRのドラッグ操作が開始されると(ステップF17のYes)、制御部32は、まず、静止画範囲枠FRの移動前の位置データをRAM32cなどに記憶した後(ステップF18)、その位置データに基づいて移動中の静止画範囲枠FRに指定元のスルー画像を表示する(ステップF19)。前記位置データは、静止画範囲枠FRが矩形であれば、その矩形の対角線を結ぶ2点のX,Y座標からなる。なお、静止画範囲枠FRに対する画像の表示方法については、後に図15および図16を参照して詳しく説明する。
このようにして、ドラッグ操作に伴い、静止画範囲枠FR内のスルー画像もそのまま移動させる。なお、この静止画範囲枠FRの移動の間に、他の領域にはCCD23からリアルタイムで得られる画像データをスルー画像として表示する。この状態が図11(d)である。
画面から指またはペンが離れると、制御部32はドラッグ操作が終了したものと判断して(ステップF20のYes)、移動後の位置データをRAM32cなどに記憶した後(ステップF21)、その移動後の静止画範囲枠FR内に前記同様に指定元のスルー画像を表示する(ステップF22)。その他の領域にはCCD23からリアルタイムで得られる画像データをスルー画像として表示する。
ここで、シャッタキー9が押下されると(ステップF24のYes)、制御部32は現在画面上に表示されている静止画範囲枠FR内の静止画を重ねた形で撮影処理を行うことにより合成画像を生成する(ステップF25)。詳しくは、前記ステップF18で記憶した静止画範囲枠FRの移動前の位置データに基づいて、全画面の中で移動前の静止画範囲枠FRに対応した部分の静止画を取得し、これを移動後の位置データに基づいて取り込むと共に、その他の領域にはその位置での静止画を取り込む。この合成画像は、画像処理部37にて所定の方式で圧縮処理されてから1枚の撮影画像としてメモリ38に記録される。なお、合成時には静止画範囲枠FRを消すようにしても良い。
このように、撮影時に画面上で指定した範囲を任意の位置に移動させた状態でシャッタキー9を押下すれば、図13(e)に示すような合成画像を簡単に得ることができる。この場合、合成モードM6では、シャッタキー9を押下するまで、静止画範囲枠FRの移動に伴い、その静止画範囲枠FRには最初に指定した元の範囲に対応したスルー画像が表示される。したがって、画面上である人物を合成対象として範囲指定すれば、その指定範囲内の人物をそのまま別の場所に移して、同じ表情で撮影したようなユニークな合成画像を撮影画像として得ることができる。
次に、静止画範囲枠FRに対する画像の表示方法について説明する。
図15はその表示方法を説明するための図である。通常は、CCD22から得られる画像データがそのままVRAM34に展開されて、表示部19の画面上にスルー画像として表示される。
上述した合成モードM1では、表示部19の画面上で合成対象とする部分画像の範囲が指定された場合に、その指定操作の瞬間(画面にタッチしたとき)に、まず、画面全体の静止画が生成されてRAM32cの画像記憶領域53に一時的に保存される。この場合、ファイル名だけを記憶しておき、実際の画像ファイル(静止画データ)は別の場所に保存しておくことでも良い。
この範囲指定操作が終了した時点で前記画面全体の静止画から当該指定範囲内の画像だけが部分的に抽出されてRAM32cの画像記憶領域54に記憶される。この場合も、ファイル名だけを記憶しておき、実際の画像ファイル(静止画データ)は別の場所に保存しておくことでも良い。また、指定範囲内の静止画が作られた時点で画像記憶領域53の画面全体の静止画を削除するようにしても良い。
ここで、範囲指定操作が終了すると、その指定範囲を示す静止画範囲枠FRの位置データ(P1とする)が画面上に配設されたタッチパネル20を通じて取得され、RAM32cの位置記憶領域51に記憶される。この位置データP1に基づいて、RAM32cの画像記憶領域54から読み出された静止画がVRAM34に展開されて画面上に表示されると共に、他の領域にはCCD22からリアルタイムで得られるスルー画像が表示されることになる。
また、ユーザが静止画範囲枠FRをドラッグ操作により任意の場所に移動させると、その静止画範囲枠FRの移動に伴い静止画も移動する。このときの位置データ(P2とする)は、RAM32cの位置記憶領域52に記憶される。この状態で、ユーザがシャッタキー9を押下して撮影を指示すれば、画像記憶領域54に記憶された静止画を前記位置データP2に基づいて配置した合成画像が撮影画像として生成される。
一方、合成モードM2〜M6では、ユーザが表示部19の画面上で範囲を指定した場合に、以下のようなタイミングで静止画が生成され、RAM32cの位置記憶領域59に記憶される。
M2…範囲指定操作を終了したとき(画面からペン/指が離れたとき)
M3…範囲指定操作後に画面を再タッチしたとき
M4…範囲指定操作後に画面を再タッチしてドラッグ操作を開始したとき
M5…範囲指定操作後に画面を再タッチしてドラッグ操作を終了したとき
M6…範囲指定操作後に画面を再タッチしてドラッグ操作を終了し、最終的にシャッタキー9を押下したとき
ここで、範囲指定操作が終了すると、その指定範囲を示す静止画範囲枠FRの位置データ(P3とする)が画面上に配設されたタッチパネル20を通じて取得され、RAM32cの位置記憶領域55に記憶される。このとき、P3の位置に表示される画像データ(スルー画像)を退避領域58に記憶させておく。そして、各合成モードM2〜M6に応じてRAM32cのフラグ領域57にセットされるフラグ情報に基づいて、前記退避領域58に記憶された画像データ(スルー画像)あるいは画像記憶領域59に記憶された静止画を読み出して当該指定範囲(静止画範囲枠FR)の位置に表示する。
例えば、合成モードM2であれば、ユーザが範囲指定操作を終了した時点でフラグ情報が“0”から“1”にセットされる。したがって、P3の位置で画像記憶領域59から読み出された静止画が表示される。また、静止画範囲枠FRをドラッグ操作して任意の位置(P4とする)まで移動させた場合でも、このフラグ情報は“1”のままである。よって、移動後のP4の位置でも同じ静止画が表示されることになる。
また、合成モードM5であれば、静止画範囲枠FRのドラッグ操作を終了するまではフラグ情報は“0”であり、P4の位置まで移動させたときに“1”がセットされる。したがって、静止画範囲枠FRの移動中は退避領域58から読み出された画像データ(スルー画像)が表示され、P4の位置で画像記憶領域59から読み出された静止画が表示されることになる。このようにして、画面上の指定範囲(静止画範囲枠FR)に対するスルー画像と静止画の表示切替えを実現する。
図16に別の方法を示す。
この方法では、バッファ61とVRAMフラグエリア62を用いる。バッファ61は、CCD22から出力される全画面分の画像データを記憶する。VRAMフラグエリア62は、VRAM34に対応して設けられており、各領域毎にスルー画像または静止画を示すフラグ情報を記憶する。
このVRAMフラグエリア62を参照することにより、フラグ情報“0”がセットされている領域内には、バッファ61から指定範囲(静止画範囲枠FR)の位置に応じて選択的に読み出したスルー画像を展開し、フラグ情報“1”がセットされている領域内には静止画を展開すれば、上記同様に画面上の指定範囲(静止画範囲枠FR)に対するスルー画像と静止画の表示切替えを実現することができる。
なお、前記実施形態では、ペンタッチ方式により画面上に指やペンを触れて範囲指定操作や移動操作を行う構成としたが、例えばカーソルキーなどを用いて、これらの操作を行うような構成であっても良い。
また、画面上で合成対象とする静止画を取り込むための範囲を指定する場合において、その範囲は矩形に限らず、例えば円形や楕円形、三角形などでも良く、さらに、メニュー設定により任意の形状を選択できるような構成にしても良い。
また、前記実施形態では、デジカルカメラを例にして説明したが、本発明はこれに限るものではなく、例えば静止画撮影可能なデジタルムービカメラの他、カメラ付きの携帯電話やPDA(Personal Digital Assistants)など、静止画を撮影できる電子機器であれば、その全てに適用可能である。
要するに、本発明は前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
また、上述した実施形態において記載した手法は、コンピュータに実行させることのできるプログラムとして、例えば磁気ディスク(フレキシブルディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリなどの記録媒体に書き込んで各種装置に適用したり、通信媒体により伝送して各種装置に適用することも可能である。本装置を実現するコンピュータは、記録媒体に記録されたプログラムを読み込み、このプログラムによって動作が制御されることにより、上述した処理を実行する。
また、前述したCD−ROMやDVD−ROM等の記録媒体の他にも、例えば、Blu−ray Disc(R)やAOD(Advanced Optical Disc)などの青色レーザを用いた次世代光ディスク、赤色レーザを用いるHD-DVD9、青紫色レーザを用いるBlue Laser DVDなど、今後開発される種々の大容量記録媒体を用いて本発明を実施することが可能である。
本発明の一実施形態に係る撮像装置としてデジタルカメラを例にした場合の外観構成を示す図であり、図1(a)は主に前面の構成、同図(b)は主に背面の構成を示す斜視図。 同実施形態におけるデジタルカメラの電子回路構成を示すブロック図。 同実施形態におけるデジタルカメラの合成モードM1による合成画像の作成手順を説明するための具体例を示す図。 同実施形態におけるデジタルカメラの合成モードM1に関する合成画像の作成処理の動作を示すフローチャート。 同実施形態におけるデジタルカメラの合成モードM2による合成画像の作成手順を説明するための具体例を示す図 同実施形態におけるデジタルカメラの合成モードM2に関する合成画像の作成処理の動作を示すフローチャート。 同実施形態におけるデジタルカメラの合成モードM3による合成画像の作成手順を説明するための具体例を示す図。 同実施形態におけるデジタルカメラの合成モードM3に関する合成画像の作成処理の動作を示すフローチャート。 同実施形態におけるデジタルカメラの合成モードM4による合成画像の作成手順を説明するための具体例を示す図。 同実施形態におけるデジタルカメラの合成モードM4に関する合成画像の作成処理の動作を示すフローチャート。 同実施形態におけるデジタルカメラの合成モードM5による合成画像の作成手順を説明するための具体例を示す図。 同実施形態におけるデジタルカメラの合成モードM5に関する合成画像の作成処理の動作を示すフローチャート。 同実施形態におけるデジタルカメラの合成モードM6による合成画像の作成手順を説明するための具体例を示す図。 同実施形態におけるデジタルカメラの合成モードM6に関する合成画像の作成処理の動作を示すフローチャート。 同実施形態におけるデジタルカメラの静止画範囲枠FRに対する画像の表示方法を説明するための図。 前記静止画範囲枠FRに対する画像の表示方法として別の方法を説明するための図。
符号の説明
1…デジタルカメラ、2…ボディ、3…撮影レンズ、4…セルフタイマランプ、5…光学ファインダ窓、6…ストロボ発光部、7…マイクロホン部、8…電源キー、9…シャッタキー、10…撮影モードキー、11…再生モードキー、12…光学ファインダ、13…スピーカ部、14…マクロキー、15…ストロボキー、16…メニュー(MENU)キー、17…リングキー、18…セット(SET)キー、19…表示部、21…モータ、22…レンズ光学系、23…CCD、24…タイミング発生器(TG)、25…ドライバ、26…サンプルホールド回路(S/H)、27…A/D変換器、28…カラープロセス回路、29…DMAコントローラ、30…DRAMインタフェース(I/F)、31…DRAM、32…制御部、32a…CPU、32b…ROM、32c…RAM、33…VRAMコントローラ、34…VRAM、35…デジタルビデオエンコーダ、36…キー入力部、37…画像処理部、38…メモリ、39…音声処理部、40…USBインタフェース(I/F)、41…ストロボ駆動部、CL…ユーザがなぞった部分を示す矢印、FR…静止画範囲枠、51,52…位置記憶領域、53,54…画像記憶領域、55,56…位置記憶領域、57…フラグ領域、58…退避領域、59…画像記憶領域、61…バッファ、62…VRAMフラグエリア。

Claims (18)

  1. 被写体を撮影する撮像手段と、
    この撮像手段によって得られる画像データをスルー画像として画面上に表示する表示手段と、
    この表示手段によってスルー画像が表示された画面上で任意の範囲を指定する範囲指定手段と、
    この範囲指定手段によって指定された範囲である指定範囲内の画像を所定のタイミングで静止画として取り込む静止画取得手段と
    前記指定範囲を前記画面上の任意の位置に移動させる移動操作手段と、
    撮影を明示的に指示する撮影指示手段と、
    この撮影指示手段による撮影指示に従って、前記移動操作手段による前記指定範囲の移動後の位置に前記静止画取得手段によって得られた静止画を配置した合成画像を作成する合成画像作成手段と
    を具備し
    前記表示手段は、前記撮影指示手段によって撮影が指示されるまでの間、少なくとも前記範囲指定手段によって指定された範囲以外の領域に、スルー画像を継続して表示し、
    前記静止画取得手段は、前記移動操作手段による前記指定範囲の移動操作が指示されたときに、当該指定範囲内の静止画を取り込むことを特徴とする撮像装置。
  2. 被写体を撮影する撮像手段と、
    この撮像手段によって得られる画像データをスルー画像として画面上に表示する表示手段と、
    この表示手段によってスルー画像が表示された画面上で任意の範囲を指定する範囲指定手段と、
    この範囲指定手段によって指定された範囲である指定範囲内の画像を所定のタイミングで静止画として取り込む静止画取得手段と、
    前記指定範囲を前記画面上の任意の位置に移動させる移動操作手段と、
    撮影を明示的に指示する撮影指示手段と、
    この撮影指示手段による撮影指示に従って、前記移動操作手段による前記指定範囲の移動後の位置に前記静止画取得手段によって得られた静止画を配置した合成画像を作成する合成画像作成手段と
    を具備し、
    前記表示手段は、前記撮影指示手段によって撮影指示されるまでの間、少なくとも前記範囲指定手段によって指定された範囲以外の領域に、スルー画像を継続して表示し、
    前記静止画取得手段は、前記移動操作手段による前記指定範囲の移動操作が開始されたときに、当該指定範囲内の静止画を取り込むことを特徴とする撮像装置。
  3. 被写体を撮影する撮像手段と、
    この撮像手段によって得られる画像データをスルー画像として画面上に表示する表示手段と、
    この表示手段によってスルー画像が表示された画面上で任意の範囲を指定する範囲指定手段と、
    この範囲指定手段によって指定された範囲である指定範囲内の画像を所定のタイミングで静止画として取り込む静止画取得手段と、
    前記指定範囲を前記画面上の任意の位置に移動させる移動操作手段と、
    撮影を明示的に指示する撮影指示手段と、
    この撮影指示手段による撮影指示に従って、前記移動操作手段による前記指定範囲の移動後の位置に前記静止画取得手段によって得られた静止画を配置した合成画像を作成する合成画像作成手段と
    を具備し、
    前記表示手段は、前記撮影指示手段によって撮影が指示されるまでの間、少なくとも前記範囲指定手段によって指定された範囲以外の領域に、スルー画像を継続して表示し、
    前記静止画取得手段は、前記移動操作手段による前記指定範囲の移動操作が終了したときに、その移動前の指定範囲内の静止画を取り込むことを特徴とする像装置。
  4. 被写体を撮影する撮像手段と、
    この撮像手段によって得られる画像データをスルー画像として画面上に表示する表示手段と、
    この表示手段によってスルー画像が表示された画面上で任意の範囲を指定する範囲指定手段と、
    この範囲指定手段によって指定された範囲である指定範囲内の画像を所定のタイミングで静止画として取り込む静止画取得手段と、
    前記指定範囲を前記画面上の任意の位置に移動させる移動操作手段と、
    撮影を明示的に指示する撮影指示手段と、
    この撮影指示手段による撮影指示に従って、前記移動操作手段による前記指定範囲の移動後の位置に前記静止画取得手段によって得られた静止画を配置した合成画像を作成する合成画像作成手段と
    を具備し、
    前記表示手段は、前記撮影指示手段によって撮影が指示されるまでの間、少なくとも前記範囲指定手段によって指定された範囲以外の領域に、スルー画像を継続して表示し、
    前記静止画取得手段は、前記移動操作手段による前記指定範囲の移動操作が終了後、前記撮影指示手段による撮影指示があったときに、その移動前の指定範囲内の静止画を取り込むことを特徴とする像装置。
  5. 被写体を撮影する撮像手段と、
    この撮像手段によって得られる画像データをスルー画像として画面上に表示する表示手段と、
    この表示手段によってスルー画像が表示された画面上で任意の範囲を指定する範囲指定手段と、
    この範囲指定手段によって指定された範囲である指定範囲内の画像を所定のタイミングで静止画として取り込む静止画取得手段と、
    前記指定範囲を前記画面上の任意の位置に移動させる移動操作手段と、
    撮影を明示的に指示する撮影指示手段と、
    この撮影指示手段による撮影指示に従って、前記移動操作手段による前記指定範囲の移動後の位置に前記静止画取得手段によって得られた静止画を配置した合成画像を作成する合成画像作成手段と、
    前記指定範囲の移動中にその移動前の位置に対応したスルー画像を前記指定範囲内に表示し、前記指定範囲の移動後に前記静止画取得手段によって得られた静止画を前記指定範囲内に表示し、前記指定範囲以外の領域には当該領域に対応したスルー画像を表示する表示制御手段と
    を具備し、
    前記表示手段は、前記撮影指示手段によって撮影が指示されるまでの間、少なくとも前記範囲指定手段によって指定された範囲以外の領域に、スルー画像を継続して表示することを特徴とする像装置。
  6. 被写体を撮影する撮像手段と、
    この撮像手段によって得られる画像データをスルー画像として画面上に表示する表示手段と、
    この表示手段によってスルー画像が表示された画面上で任意の範囲を指定する範囲指定手段と、
    この範囲指定手段によって指定された範囲である指定範囲内の画像を所定のタイミングで静止画として取り込む静止画取得手段と、
    前記指定範囲を前記画面上の任意の位置に移動させる移動操作手段と、
    撮影を明示的に指示する撮影指示手段と、
    この撮影指示手段による撮影指示に従って、前記移動操作手段による前記指定範囲の移動後の位置に前記静止画取得手段によって得られた静止画を配置した合成画像を作成する合成画像作成手段と、
    前記指定範囲の移動後、撮影が指示されるまでの間、その移動前の位置に対応したスルー画像を前記指定範囲内に表示する表示制御手段と
    を具備し、
    前記表示手段は、前記撮影指示手段によって撮影が指示されるまでの間、少なくとも前記範囲指定手段によって指定された範囲以外の領域に、スルー画像を継続して表示することを特徴とする像装置。
  7. 被写体を撮影する撮像素子を備えた撮像装置に用いられる合成画像作成方法であって、
    前記撮像素子によって得られる画像データをスルー画像として画面上に表示する表示ステップと、
    前記スルー画像が表示された画面上で任意の範囲を指定する指定ステップと、
    この指定された範囲である指定範囲内の画像を所定のタイミングで静止画として取り込む取込ステップと、
    前記指定範囲を前記画面上の任意の位置に移動させる移動ステップと、
    撮影を明示的に指示する指示ステップと、
    この撮影指示に従って、前記指定範囲の移動後の位置に前記静止画を配置した合成画像を作成する作成ステップと
    を備え、
    前記表示ステップは、前記指示ステップによって撮影が指示されるまでの間、少なくとも前記指定ステップによって指定された範囲以外の領域に、スルー画像を継続して表示し、
    前記取込ステップは、前記移動ステップによる前記指定範囲の移動操作が指示されたときに、当該指定範囲内の静止画を取り込むことを特徴とする合成画像作成方法
  8. 被写体を撮影する撮像素子を備えた撮像装置に用いられる合成画像作成方法であって、
    前記撮像素子によって得られる画像データをスルー画像として画面上に表示する表示ステップと、
    前記スルー画像が表示された画面上で任意の範囲を指定する指定ステップと、
    この指定された範囲である指定範囲内の画像を所定のタイミングで静止画として取り込む取込ステップと、
    前記指定範囲を前記画面上の任意の位置に移動させる移動ステップと、
    撮影を明示的に指示する指示ステップと、
    この撮影指示に従って、前記指定範囲の移動後の位置に前記静止画を配置した合成画像を作成する作成ステップと
    を備え、
    前記表示ステップは、前記指示ステップによって撮影が指示されるまでの間、少なくとも前記指定ステップによって指定された範囲以外の領域に、スルー画像を継続して表示し、
    前記取込ステップは、前記移動ステップによる前記指定範囲の移動操作が開始されたときに、当該指定範囲内の静止画を取り込むことを特徴とする合成画像作成方法
  9. 被写体を撮影する撮像素子を備えた撮像装置に用いられる合成画像作成方法であって、
    前記撮像素子によって得られる画像データをスルー画像として画面上に表示する表示ステップと、
    前記スルー画像が表示された画面上で任意の範囲を指定する指定ステップと、
    この指定された範囲である指定範囲内の画像を所定のタイミングで静止画として取り込む取込ステップと、
    前記指定範囲を前記画面上の任意の位置に移動させる移動ステップと、
    撮影を明示的に指示する指示ステップと、
    この撮影指示に従って、前記指定範囲の移動後の位置に前記静止画を配置した合成画像を作成する作成ステップと
    を備え、
    前記表示ステップは、前記指示ステップによって撮影が指示されるまでの間、少なくとも前記指定ステップによって指定された範囲以外の領域に、スルー画像を継続して表示し、
    前記取込ステップは、前記移動ステップによる前記指定範囲の移動操作が終了したときに、その移動前の指定範囲内の静止画を取り込むことを特徴とする合成画像作成方法
  10. 被写体を撮影する撮像素子を備えた撮像装置に用いられる合成画像作成方法であって、
    前記撮像素子によって得られる画像データをスルー画像として画面上に表示する表示ステップと、
    前記スルー画像が表示された画面上で任意の範囲を指定する指定ステップと、
    この指定された範囲である指定範囲内の画像を所定のタイミングで静止画として取り込む取込ステップと、
    前記指定範囲を前記画面上の任意の位置に移動させる移動ステップと、
    撮影を明示的に指示する指示ステップと、
    この撮影指示に従って、前記指定範囲の移動後の位置に前記静止画を配置した合成画像を作成する作成ステップと
    を備え、
    前記表示ステップは、前記指示ステップによって撮影が指示されるまでの間、少なくとも前記指定ステップによって指定された範囲以外の領域に、スルー画像を継続して表示し、
    前記取込ステップは、前記移動ステップによる前記指定範囲の移動操作が終了後、前記指示ステップによる撮影指示があったときに、その移動前の指定範囲内の静止画を取り込むことを特徴とする合成画像作成方法
  11. 被写体を撮影する撮像素子を備えた撮像装置に用いられる合成画像作成方法であって、
    前記撮像素子によって得られる画像データをスルー画像として画面上に表示する表示ステップと、
    前記スルー画像が表示された画面上で任意の範囲指定する指定ステップと、
    この指定された範囲である指定範囲内の画像を所定のタイミングで静止画として取り込む取込ステップと
    前記指定範囲を前記画面上の任意の位置に移動させる移動ステップと、
    撮影を明示的に指示する指示ステップと、
    の撮影指示に従って、前記指定範囲の移動後の位置に前記静止画を配置した合成画像を作成する作成ステップと、
    前記指定範囲の移動中にその移動前の位置に対応したスルー画像を前記指定範囲内に表示し、前記指定範囲の移動後に前記取り込まれた静止画を前記指定範囲内に表示し、前記指定範囲以外の領域には当該領域に対応したスルー画像を表示する表示制御ステップと
    を備え
    前記表示ステップは、前記指示ステップによって撮影が指示されるまでの間、少なくとも前記指定ステップによって指定された範囲以外の領域に、スルー画像を継続して表示することを特徴とする合成画像作成方法。
  12. 被写体を撮影する撮像素子を備えた撮像装置に用いられる合成画像作成方法であって、
    前記撮像素子によって得られる画像データをスルー画像として画面上に表示する表示ステップと、
    前記スルー画像が表示された画面上で任意の範囲を指定する指定ステップと、
    この指定された範囲である指定範囲内の画像を所定のタイミングで静止画として取り込む取込ステップと、
    前記指定範囲を前記画面上の任意の位置に移動させる移動ステップと、
    撮影を明示的に指示する指示ステップと、
    この撮影指示に従って、前記指定範囲の移動後の位置に前記静止画を配置した合成画像を作成する作成ステップと
    前記指定範囲の移動後、撮影が指示されるまでの間、その移動前の位置に対応したスルー画像を前記指定範囲内に表示する表示制御ステップと
    を備え、
    前記表示テップは、前記指示ステップによって撮影指示されるまでの間、少なくとも前記指定テップによって指定された範囲以外の領域に、スルー画像を継続して表示することを特徴とする合成画像作成方法。
  13. 被写体を撮影する撮像素子を備えた撮像装置を制御するコンピュータに用いられるプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記撮像素子によって得られる画像データをスルー画像として画面上に表示する表示機能と、
    前記スルー画像が表示された画面上で任意の範囲指定する指定機能と、
    この指定された範囲である指定範囲内の画像を所定のタイミングで静止画として取り込む取込機能と
    前記指定範囲を前記画面上の任意の位置に移動させる移動機能と、
    撮影を明示的に指示する指示機能と、
    この撮影指示に従って、前記指定範囲の移動後の位置に前記静止画を配置した合成画像を作成する作成機能と
    を実現させ
    前記表示機能は、前記指示機能によって撮影が指示されるまでの間、少なくとも前記指定機能によって指定された範囲以外の領域に、スルー画像を継続して表示し、
    前記取込機能は、前記移動機能による前記指定範囲の移動操作が指示されたときに、当該指定範囲内の静止画を取り込むことを特徴とするプログラム。
  14. 被写体を撮影する撮像素子を備えた撮像装置を制御するコンピュータに用いられるプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記撮像素子によって得られる画像データをスルー画像として画面上に表示する表示機能と、
    前記スルー画像が表示された画面上で任意の範囲を指定する指定機能と、
    この指定された範囲である指定範囲内の画像を所定のタイミングで静止画として取り込む取込機能と、
    前記指定範囲を前記画面上の任意の位置に移動させる移動機能と、
    撮影を明示的に指示する指示機能と、
    この撮影指示に従って、前記指定範囲の移動後の位置に前記静止画を配置した合成画像を作成する作成機能と
    を実現させ、
    前記表示能は、前記指示能によって撮影指示されるまでの間、少なくとも前記指定能によって指定された範囲以外の領域に、スルー画像を継続して表示し、
    前記取込機能は、前記移動機能による前記指定範囲の移動操作が開始されたときに、当該指定範囲内の静止画を取り込むことを特徴とするプログラム。
  15. 被写体を撮影する撮像素子を備えた撮像装置を制御するコンピュータに用いられるプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記撮像素子によって得られる画像データをスルー画像として画面上に表示する表示機能と、
    前記スルー画像が表示された画面上で任意の範囲を指定する指定機能と、
    この指定された範囲である指定範囲内の画像を所定のタイミングで静止画として取り込む取込機能と、
    前記指定範囲を前記画面上の任意の位置に移動させる移動機能と、
    撮影を明示的に指示する指示機能と、
    この撮影指示に従って、前記指定範囲の移動後の位置に前記静止画を配置した合成画像を作成する作成機能と
    を実現させ、
    前記表示機能は、前記指示機能によって撮影が指示されるまでの間、少なくとも前記指定機能によって指定された範囲以外の領域に、スルー画像を継続して表示し、
    前記取込機能は、前記移動機能による前記指定範囲の移動操作が終了したときに、その移動前の指定範囲内の静止画を取り込むことを特徴とするプログラム。
  16. 被写体を撮影する撮像素子を備えた撮像装置を制御するコンピュータに用いられるプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記撮像素子によって得られる画像データをスルー画像として画面上に表示する表示機能と、
    前記スルー画像が表示された画面上で任意の範囲を指定する指定機能と、
    この指定された範囲である指定範囲内の画像を所定のタイミングで静止画として取り込む取込機能と、
    前記指定範囲を前記画面上の任意の位置に移動させる移動機能と、
    撮影を明示的に指示する指示機能と、
    この撮影指示に従って、前記指定範囲の移動後の位置に前記静止画を配置した合成画像を作成する作成機能と
    を実現させ、
    前記表示機能は、前記指示機能によって撮影が指示されるまでの間、少なくとも前記指定機能によって指定された範囲以外の領域に、スルー画像を継続して表示し、
    前記取込機能は、前記移動機能による前記指定範囲の移動操作が終了後、前記指示機能による撮影指示があったときに、その移動前の指定範囲内の静止画を取り込むことを特徴とするプログラム。
  17. 被写体を撮影する撮像素子を備えた撮像装置を制御するコンピュータに用いられるプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記撮像素子によって得られる画像データをスルー画像として画面上に表示する表示機能と、
    前記スルー画像が表示された画面上で任意の範囲を指定する指定機能と、
    この指定された範囲である指定範囲内の画像を所定のタイミングで静止画として取り込む取込機能と、
    前記指定範囲を前記画面上の任意の位置に移動させる移動機能と、
    撮影を明示的に指示する指示機能と、
    この撮影指示に従って、前記指定範囲の移動後の位置に前記静止画を配置した合成画像を作成する作成機能と、
    前記指定範囲の移動中にその移動前の位置に対応したスルー画像を前記指定範囲内に表示し、前記指定範囲の移動後に前記取り込まれた静止画を前記指定範囲内に表示し、前記指定範囲以外の領域には当該領域に対応したスルー画像を表示する表示制御機能と
    を実現させ、
    前記表示機能は、前記指示機能によって撮影が指示されるまでの間、少なくとも前記指定機能によって指定された範囲以外の領域に、スルー画像を継続して表示することを特徴とするプログラム。
  18. 被写体を撮影する撮像素子を備えた撮像装置を制御するコンピュータに用いられるプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記撮像素子によって得られる画像データをスルー画像として画面上に表示する表示機能と、
    前記スルー画像が表示された画面上で任意の範囲を指定する指定機能と、
    この指定された範囲である指定範囲内の画像を所定のタイミングで静止画として取り込む取込機能と、
    前記指定範囲を前記画面上の任意の位置に移動させる移動機能と、
    撮影を明示的に指示する指示機能と、
    この撮影指示に従って、前記指定範囲の移動後の位置に前記静止画を配置した合成画像を作成する作成機能と、
    前記指定範囲の移動後、撮影が指示されるまでの間、その移動前の位置に対応したスルー画像を前記指定範囲内に表示する表示制御機能と
    を実現させ、
    前記表示機能は、前記指示機能によって撮影が指示されるまでの間、少なくとも前記指定機能によって指定された範囲以外の領域に、スルー画像を継続して表示することを特徴とするプログラム。
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