JP4740177B2 - 異物排出管を備えた海苔異物分離除去装置 - Google Patents

異物排出管を備えた海苔異物分離除去装置 Download PDF

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Description

本発明は、海苔混合液の異物を分離及び/又は除去する異物排出管を備えた海苔異物分離除去装置に関する。
従来、生海苔混合液の異物分離除去については、各種構造の異物分離除去装置が提案されている。そして、この異物分離除去装置としては、大別すると、回転方式とくし歯方式に分別される。なお、この生海苔及び/又は海水・水を適量供給するには、液面センサにて、検知する方法が採用されている。
まず、回転方式による異物分離除去装置として、挙げられる文献に、以下の文献がある。文献(1)は、特開平9−107927号の「自動生海苔異物選別除去装置」が挙げられる。その概要は、生海苔調合液を収容する混合槽と生海苔液を収容するバッジ槽に液面のレベルを検知するセンサを設け、この液面レベルを検知することにより、水と生海苔の供給を行い、生海苔流路からバッジ槽に供給された生海苔液は、モーターによって駆動する攪拌羽根によって攪拌し、異物の分離除去を行ない、次工程に必要量の海苔混合液を供給する構成であって、間欠的に、装置の異物分離機能が低下させることはなく、異物を排出することを意図する。
次も、同じ回転方式として、文献(2)は、特開平11−276123号の「生海苔の異物分離除去装置」が挙げられる。その概要は、攪拌羽根によって攪拌によって、異物の分離除去を行なう構成で、タンクの上部に配備した液面センサ検出センサで海苔混合液の供給量を制御し、液面が電極棒に達したときは、供給を停止し、所定時間経過後に供給が再開するように、さらに電極がこのタンクの上部に設置されているため、電極に異物が絡みつくことなく、センサの誤作動を生じる虞れを解消することを意図する。
最後に、くし歯方式として、文献(3)は、特開2004−329195「海苔異物除去装置」が挙げられる。その概要は、収容タンク内に海苔混合液を吸引する排出口を設け、この排出口と前記収容タンクを区切る異物選別壁を配備し、この異物選別壁に選別隙間を設け、この選別隙間に先端部が臨む除去刃を異物選別壁の上面に沿って移動可能に備えると共に除去刃の両側に掃出部材を異物選別壁の上面に沿って移動可能に備え、掃出部材を選別隙間の端部から側方へ突出する位置まで往復移動可能に設ける構成であり、この選別隙間を用いて海苔混合液の比較的大きな異物を効率良く除去することを意図する。
特開平9−107927号 特開平11−276123号 特開2004−329195
回転方式として挙げた文献(1)は、間欠的に装置を作動させた状態で継続できるので、効率よく異物を排出する効果はあるが、しかし、攪拌羽根による攪拌であるので、バッジ槽内において、旋回流が発生しやすく、そのため、センサに絡みつく異物に対しての対応が不十分であり、センサに生海苔片、異物が絡みつきやすく、海苔混合液を供給がスムーズに行えなくなる。その結果、小エビの足や尾、小貝、網糸屑等の微小異物及び/又は紐、線、樹脂製容器、貝殻等の粗異物等の異物が、乾海苔に混入し、海苔本来の旨味等の品質の低下、海苔製品を廃棄しなくてはならず、海苔を有効利用できず、海苔の流通過程における弊害を引き起こし、またその廃棄をすることにより、ゴミが増加し、昨今の環境問題におけるゴミの廃棄燃焼に伴うオゾン層の破壊、ゴミを下水に流すと河川が赤水で汚染され、腐敗臭により住民に被害が及び、生活用水や飲料用水等のような地球規模の弊害まで招来するという問題点があった。
文献(2)も、回転方式であるので、前述した文献(1)と同様の問題点を抱え、さらに、タンクの上部に配備した液面検出センサは、文献(1)と同様に、旋回流が発生しやすく、そのタンクの構造上において、液面検出センサに異物が絡みつく危険性が軽減されるという訳ではないと考えられる。
そして、くし歯方式として挙げた文献(3)は、選別隙間及び掃出部材との間に、異物が侵入し喰い込みが生じ、また、文献(1)、文献(2)の回転方式と同様に、センサに対して、絡みつき及び/又は喰い込みが生じる等の問題点を抱える。
そして、本発明は、上記に鑑み、海苔混合液内にロープ、紐、木片等の粗異物、小エビの足や尾、小貝、網糸屑等の微小異物を水位検知管に侵入することを防止し、さらに、この異物が生海苔に衝突したり絡み付いたりするのを防止することで、海苔混合液の異物分離除去作業における処理能力を向上させ、海苔機器の故障、誤動作を軽減させ、快適な海苔の異物分離除去作業を行い、良質な海苔製品を一般需要者に提供できること、(ロ)海苔の異物除去分離除去について、軽い異物については水に浮遊し、重い異物については集積するので、水を排出するだけで簡易に異物を排出することができ、清掃作業を軽減させること、(ハ)異物分離除去作業の向上によって、生海苔の廃棄量を減少させることにより、下水を汚染せずに、環境美化を保持すること、(ニ)水位検知センサが正常に作動するため、一回の生海苔の供給量及び/又は水の供給量を正確に安定して行うことができ、無駄な生海苔及び/又は水を排出することなくなること、さらに、海苔業者の作業時間の軽減、海苔管理者の労働時間の軽減を提供すること、(ホ)また、異物を効率的に分離除去できるため、昨今の石油高騰による原油等の燃料を省エネにて、海苔機器を稼動させることができる等を意図する。
請求項1の発明は、前述の(イ)〜(ホ)の目的を達成するに最適な、水位検知センサに異物の侵入を防止する異物排出管を備えた海苔異物分離除去装置を提供することを意図する。
請求項1の発明は、有底のタンクと、このタンクに生海苔を供給する生海苔の供給用配管と、海水・水を供給する配管と、異物を排出する異物排出手段と、異物排出手段から異物が排出される異物排出口と、前記タンクに貯留する海苔混合液の液面を検知する水位検知管と、この水位検知管に設けた水位検知センサと、前記水位検知管と前記タンクとの間に立設した異物排出管とで構成した異物排出管を備えた海苔異物分離除去装置において、
前記タンクに横設したパイプに前記異物排出管を立設して設け、この異物排出管に設けた連結管と、この連結管に設けた別のパイプに前記水位検知管を連設するとともに、この水位検知管を前記異物排出管に併設する構成とし、
この異物排出管を介して、この水位検知管への異物の侵入を防止するために、前記パイプを、前記別のパイプに対して、上方に配置する構成した異物排出管を備えた海苔異物分離除去装置である。
請求項2の発明は、請求項1の目的を達成すること、この目的を達成するのに最適なタンクと異物排出手段を設けた海苔異物分離除去装置を提供することを意図する。
請求項2は、請求項1に記載の異物排出管を備えた海苔異物分離除去装置において、
前記タンクは外郭に設けた外郭タンクと、この外郭タンク内にスペースを設けた多孔質の環状枠体でなる海苔混合液タンクで構成し、
この異物排出手段は前記海苔混合液タンクの底面に設けられた選別ケーシングと、この選別ケーシングに重畳した回転盤と、この回転盤の軸芯に設けた回転軸と、回転軸の回転により回転盤と選別ケーシングの間に形成される隙間により、異物を排出する構成とした異物排出管を備えた海苔異物分離除去装置である。
請求項3の発明は、請求項1の目的を達成すること、この目的を達成するのに最適な他のタンクと異物排出手段を設けた海苔異物分離除去装置を提供することを意図する。
請求項3は、請求項1に記載の異物排出管を備えた海苔異物分離除去装置において、
前記タンクは外郭に設けた外郭タンクで構成し、
この異物排出手段は前記外郭タンク内の底面に設けた長孔と、前記外郭タンクに横貫した多数の分離杆と、この分離杆の往復可動及び/又は回転を司る分離杆の一方端に連繋した移動手段と、この移動手段を介して分離杆の移動により、分離杆と長孔の間に形成される隙間により、異物を排出する構成とした異物排出管を備えた海苔異物分離除去装置である。
請求項4の発明は、請求項1の目的を達成すること、この目的を達成するのに最適なドレン弁を備えた異物排出管を提供することを意図する。
請求項4は、請求項1に記載の異物排出管を備えた海苔異物分離除去装置において、
前記異物排出管に連結部を介し、ドレン弁を設け、このドレン弁の開放によって、異物を排出する異物排出管を備えた海苔異物分離除去装置である。
請求項5の発明は、請求項1の目的を達成すること、この目的を達成するのに最適な異物排出管に浮遊及び/又は集積した異物の量を視認できる異物排出管を提供することを意図する。
請求項5は、請求項1の記載の異物排出管を備えた海苔異物分離除去装置において、
前記異物排出管の上方を開放した異物排出管を備えた海苔異物分離除去装置である。
請求項1は、有底のタンクと、タンクに生海苔を供給する生海苔の供給用配管と、海水・水を供給する配管と、異物を排出する異物排出手段と、異物排出手段から異物が排出される異物排出口と、タンクに貯留する海苔混合液の液面を検知する水位検知管と、水位検知管に設けた水位検知センサと、水位検知管と前記タンクとの間に立設した異物排出管とで構成した異物排出管を備えた海苔異物分離除去装置において、
タンクに横設したパイプに異物排出管を立設して設け、異物排出管に設けた連結管と、連結管に設けた別のパイプに水位検知管を連設するとともに、水位検知管を異物排出管に併設する構成とし、
異物排出管を介して、水位検知管への異物の侵入を防止するために、パイプを、別のパイプに対して、上方に配置する構成した異物排出管を備えた海苔異物分離除去装置である。
請求項1の発明は、(イ)海苔混合液内にロープ、紐、木片等の粗異物、小エビの足や尾、小貝、網糸屑等の微小異物を水位検知管に侵入することを防止し、さらに、この異物が生海苔に衝突したり絡み付いたりするのを防止することで、海苔混合液の異物分離除去作業における処理能力を向上させ、海苔機器の故障、誤動作を軽減させ、快適な海苔の異物分離除去作業を行い、良質な海苔製品を一般需要者に提供できること、(ロ)海苔の異物除去分離除去について、軽い異物については水に浮遊し、重い異物については集積するので、水を排出するだけで簡易に異物を排出することができ、清掃作業を軽減させること、(ハ)異物分離除去作業の向上によって、生海苔の廃棄量を減少させることにより、下水を汚染せずに、環境美化を保持すること、(ニ)水位検知センサが正常に作動するため、一回の生海苔の供給量及び/又は水の供給量を正確に安定して行うことができ、無駄な生海苔及び/又は水を排出することなくなること、さらに、海苔業者の作業時間の軽減、海苔管理者の労働時間の軽減を提供すること、(ホ)また、異物を効率的に分離除去できるため、昨今の石油高騰による原油等の燃料を省エネにて、海苔機器を稼動させることができること等の特徴を有する。
請求項2は、請求項1に記載の異物排出管を備えた海苔異物分離除去装置において、
タンクは外郭に設けた外郭タンクと、外郭タンク内にスペースを設けた多孔質の環状枠体でなる海苔混合液タンクで構成し、
異物排出手段は前記海苔混合液タンクの底面に設けられた選別ケーシングと、選別ケーシングに重畳した回転盤と、回転盤の軸芯に設けた回転軸と、回転軸の回転により回転盤と選別ケーシングの間に形成される隙間により、異物を排出する構成とした異物排出管を備えた海苔異物分離除去装置である。
請求項2の発明は、請求項1の目的を達成すること、この目的を達成するのに最適なタンクと異物排出手段を設けた海苔異物分離除去装置を提供できること等の特徴を有する。
請求項3は、請求項1に記載の異物排出管を備えた海苔異物分離除去装置において、
タンクは外郭に設けた外郭タンクで構成し、
異物排出手段は外郭タンク内の底面に設けた長孔と、外郭タンクに横貫した多数の分離杆と、分離杆の往復可動及び/又は回転を司る分離杆の一方端に連繋した移動手段と、この移動手段を介して分離杆の移動により、分離杆と長孔の間に形成される隙間により、異物を排出する構成とした異物排出管を備えた海苔異物分離除去装置である。
請求項3の発明は、請求項1の目的を達成すること、この目的を達成するのに最適な他のタンクと異物排出手段を設けた海苔異物分離除去装置を提供できること等の特徴を有する。
請求項4は、請求項1に記載の異物排出管を備えた海苔異物分離除去装置において、
異物排出管に連結部を介し、ドレン弁を設け、ドレン弁の開放によって、異物を排出する異物排出管を備えた海苔異物分離除去装置である。
請求項4の発明は、請求項1の目的を達成すること、この目的を達成するのに最適な異物を排出するドレン弁を備えた異物排出管を提供できること等の特徴を有する。
請求項5は、請求項1の記載の異物排出管を備えた海苔異物分離除去装置において、
異物排出管の上方を開放した異物排出管を備えた海苔異物分離除去装置である。
請求項5の発明は、請求項1の目的を達成すること、この目的を達成するのに最適な異物排出管に浮遊及び/又は集積した異物の量を視認できる異物排出管を提供できること等
の特徴を有する。
本発明の一例を説明する。
図1は異物分離除去装置の全体を示した側面図、図2は図1の例における水位検知管と異物排出管の要部を示した側面図、図3は水位検知管に設けられた水位検知センサを示した拡大断面図、図4は他の例を示す異物分離除去装置の全体を示した側面図、図5はさらに他の例を示す異物分離除去装置の全体を示した側面図、図6は他の一例を示すタンク及び異物排出手段を備えた異物分離除去装置の全体を示した平面図、図7は図6の例における異物分離除去装置の全体を示した側面図を示す。
そして、この異物分離除去装置の一例を説明すると、図1において、1は、生海苔と海水・水(逆洗水)の混合液(海苔混合液)の粗異物、微細異物等の異物の分離及び/又は除去を行う異物分離除去装置である。この異物分離除去装置1は、この異物分離除去装置1の外郭に設けた有底の外郭タンク2を設け、2aはこの外郭タンク2の底面を示す。また、この外郭タンク2内には、多孔質の環状枠板20で、この外郭タンク2に外郭環状部21のスペース(空間)を設けた海苔混合液タンク200を形成する。そして、前記の外郭タンク2及び/又は海苔混合液タンク200の液面を検知するためにパイプ14を介して、水位検知管11が立設している。なお、この水位検知管11は、パイプ14を連結する連結部17(チーズ管170、エルボー管171、十字管172)を介して、連結している。
そして、この外郭タンク2内において、異物排出手段3の一例を説明する。30は、この外郭タンク2の底面2aに設けた選別ケーシングであり、この選別ケーシング30に重畳するようにしてこの選別ケーシング30内に設けた回転盤31がある。32は、この回転盤31の回転を行うモーターであり、33は、この回転盤31の軸芯に設けた回転軸であり、前記モーター32の出力軸に連繋されている。このモーター32の回転により、回転軸3が回転し、これに連繋している回転盤31が回転する。この回転盤31の回転により、選別ケーシング30と回転盤31で形成される隙間34により、異物と良質な海苔の異物分離除去作業が行われる。
そして、7は生海苔の供給用配管であり、8は海水・水(逆洗水)の搬送用配管であり、海苔混合液タンク200への生海苔の供給及び/又は逆洗水の供給を図り、最適な異物が分離除去作業を確保する。また、9は良質な生海苔を供給する良品タンク、10はこの異物分離除去作業にて、排出される異物排出口を示す。そして、この異物排出口10は、後述するが、洗浄時において、異物を水とともに排出する。
図1の例において、前述した水位検知管11について、説明する。この水位検知管11は、外郭タンク2及び/又は海苔混合液タンク200をパイプ14及び連結部17(チーズ管170、エルボー管171)を介し、連結している。つまり、この例における外郭タンク2の側面にパイプ14の基端を連結するために開口しており、この開口から横方向にパイプ14の自由端が連結している。このパイプ14の自由端は、このチーズ管170の横方向に連結してあり、このチーズ管170の鉛直方向の上方に異物排出管16を設け、この下方に他のチーズ管170に連結する他のパイプ14を配備している。そして、この他のチーズ管170は、鉛直方向の上部に前述したパイプ14を設け、下部にドレン弁18が配備してある。そして、他のチーズ管170の横方向にエルボー管171と連結するためのパイプ14が設けられており、前記エルボー管171の上部に水位検知センサ15を備えた水位検知管11が立設している。なお、異物排出管16の上方16aは、開放してあり、下方16bには、前述したチーズ管170の上部と連結している。
この連結部17の位置を変更することより、異物排出管16及び/又は水位検知管11の位置が変更可能となる。他の一例を示すと、図5に示すように、この連結部17(チーズ管170、エルボー管171、十字管172)は、海苔混合液タンク200の開口にパイプ14の基端を設け、このパイプ14の自由端をエルボー管171に連結し、このエルボー管171の横方向から十字管172と連結するための他のパイプ14を設けている。この他のパイプ14は、水位検知管11と連結するエルボー管171と連結してあり、その他のパイプ14の途中に十字管172が設けてある。この十字管172は、鉛直方向における上方に、異物排出管16を、その下方にドレン弁18を設けている。
そして、この水位検知管11の上方に、センサキャップ12が被包してある。このセンサキャップ12から水位検知センサ15が、外郭タンク2及び/又は海苔混合液タンク200の液面を検知するために設けられており、前記のタンク内の液面の確保を図り、この外郭タンク2及び/又は海苔混合液タンク200内において、生海苔の展開状態の確保、好ましい洗浄作業、異物と海苔との選別作業、良質な海苔の確保を図る。
また、この異物排出管16を介設することにより、水位検知センサ15に異物が付着することを防止し、生海苔の展開状態の確保、好ましい洗浄作業、異物と海苔との選別作業、良質な海苔の確保を図れる好ましい水位を確保に寄与できる。なお、この異物排出管16の位置は、この水位検知管11と外郭タンク2を連設するパイプ14に立設できるような位置関係であれば、任意とされる。さらに、この異物排出管16の形状、大きさ、幅も時宜において、変更可能であるとし、また、異物排出管16を図示しないが、2本等の複数本を立設することも可能とする。
次に、図3に示すように、センサキャップ12に設けられた水位検知センサ15について、説明する。このセンサキャップ12は、その底面を開放した円柱形状、四角形状等で、水位検知管11を被包するためにその形状に応じた形で形成されている。そして、このセンサキャップ12の上面部12aは、空気抜き用に孔が設けられている。この孔の形状・個数は、限定されない。そして、上面部12aから鉛直方向に水位検知センサ15が設けられている。この水位検知センサ15は、コントロール部(図示しない)を介して、水位を検知し、自動制御する。この水位検知センサ15は、その水位を検知する位置までの距離、例えば、第1の水位検知センサ15a、第2の水位検知センサ15b、第3の水位検知センサ15c等における上下方向の位置を適宜変更可能として、この位置に応じて、液面を検知する。つまり第1の水位検知センサ15aと第2の水位検知センサ15bの長さに応じて、水位検知センサが反応することになり、第1の水位検知センサまで水位が上昇した場合において、センサがONとなり、第2の水位検知センサまで水位が下降した場合において、センサがOFFとなる。
そして、この例における生海苔の異物分離除去装置1の流れを説明する。
この異物分離除去装置1内の生海苔は、センサー(図示しない)により、異物分離除去装置1の海苔混合液タンク200内に生海苔及び/又は水・海水の混合液の処理量一回分が供給される。この処理量一回分の供給により、洗浄ONの信号が発信される。このONの信号が発信されると、海苔混合液タンク200に海苔混合液が投入され、海苔混合液タンク200に軸支してある回転盤31がモーター32の稼動により、回転軸33の回転により、回転する。その回転により、回転盤31と前記選別ケーシング30との間に形成さされる隙間により、海苔混合液の異物分離除去作業が行われる。つまり、この異物分離除去作業により、異物は、多孔質の環状枠体20を通過して、外郭タンク2に配備された異物排出口10により、排出され、海苔混合液は、吸込み用のホース90の吸引により良品タンク9へと排出される。
異物排出口10には、自動バルブ(図示しない)が介設されているので、その排出量及び/又は排出時間をタイマー制御に調整ができる。その自動バルブ(図示しない)が閉じて、異物の排出が停止すると、海苔混合液の量一回分が供給できる。
なお、この異物分離除去作業は、タイマー(図示しない)により、30秒〜120秒の間で、制御される。このタイマー制御は、作業者の任意に調節でき、その生海苔の品質、大きさ等の生育状況に応じて、適宜変更できる。また、このタイマーのOFFの信号に発信により、異物分離除去作業が終了する。そして、この選別作業の異物排出口10による異物及び/又は排水が行われる。そして、この信号ONからOFFまでの間において、海苔混合液タンク200から異物が、排出されると、パイプ14の基端に設けられた開口より、異物排出管16に流れこむ。なお、この異物は、水と一緒に排出されるため、水より浮力がある軽い異物に関しては、異物排出管16の上部で水の上で浮遊し、水より重たい異物に関しては、異物排出管16の垂下に位置する連結部17(チーズ管170、エルボー管171)又は水位検知管11のあたりに集積するため、異物の大小に関係なく、水位検知センサ15に異物が侵入することを防止できる。また、このようにして、浮遊及び/又は集積した異物は、前記ドレン弁18から、排出することができる。このドレン弁18の開放を司るコック180を回転させることにより、このドレン弁18が開き、異物が排出される。通常時においては、このドレン弁18は、開放せずに、閉めておく。
なお、海苔異物分離除去装置における他の例として、図6、図7に示すように、外郭タンク2内において、この底面2a又は底部に多数の隙間構成部材40を設け、この隙間構成部材40に多数の長孔41を配備する。そして、この例における異物排出手段3として、外郭タンク2の外部に設けたリンク機構等で構成された移動手段42を介して、この移動手段42を介して、往復動可動又は回転をする多数本の分離杆43を設け、この分離杆43が前記可動又は回転によって、形成されるこの長孔42との間にできる隙間44より、海苔混合液が外郭タンク2の下部に配備された良品タンク9に導かれる構造となっている。なお、前記隙間44は、この分離杆43の径の大きさ・形状等に応じて、適宜変更することができる。そして、移動手段42は、リンク機構に限定されず、この分離杆43が、上記の動きを司るものであれば、代替可能な構造である。
なお、この例において、海苔混合液の流れは、海苔混合液タンクを外郭タンク2が同じ役割を担っているため、前記水位検知管11を連結するパイプ14の開口が、外郭タンク2に穿設され、この水位検知管11を立設することであり、この他の例については、前述した構成と同様とする。
図1は異物分離除去装置の全体を示した側面図 図2は図1の例における水位検知管と異物排出管の要部を示した側面図 図3は水位検知管に設けられた水位検知センサを示した拡大断面図 図4は他の例を示す異物分離除去装置の全体を示した側面図 図5はさらに他の例を示す異物分離除去装置の全体を示した側面図 図6は他の一例を示すタンク及び異物排出手段を備えた異物分離除去装置の全体を示した平面図 図7は図6の例における異物分離除去装置の全体を示した側面図
1 異物分離除去装置
2 外郭タンク
2a 底面
20 環状枠板
21 外郭環状部
200 海苔混合液タンク
3 異物排出手段
30 選別ケーシング
31 回転盤
32 モーター
33 回転軸
40 隙間構成部材
41 長孔
42 移動手段
43 分離杆
44 隙間
7 生海苔の供給用配管
8 海水・水(逆洗水)の搬送用配管
9 良品タンク
90 吸込み用のホース
10 異物排出口
11 水位検知管
12 センサキャップ
12a 平面部
14 パイプ
14a 一方端
14b 他方端
15 水位検知センサ
15a 第1の水位検知センサ
15b 第2の水位検知センサ
15c 第3の水位検知センサ
16 異物排出管
16a 上方
16b 下方
17 連結部
170 チーズ管
171 エルボー管
172 十字管
18 ドレン弁
180 コック

Claims (5)

  1. 有底のタンクと、このタンクに生海苔を供給する生海苔の供給用配管と、海水・水を供給する配管と、異物を排出する異物排出手段と、異物排出手段から異物が排出される異物排出口と、前記タンクに貯留する海苔混合液の液面を検知する水位検知管と、この水位検知管に設けた水位検知センサと、前記水位検知管と前記タンクとの間に立設した異物排出管とで構成した異物排出管を備えた海苔異物分離除去装置において、
    前記タンクに横設したパイプに前記異物排出管を立設して設け、この異物排出管に設けた連結管と、この連結管に設けた別のパイプに前記水位検知管を連設するとともに、この水位検知管を前記異物排出管に併設する構成とし、
    この異物排出管を介して、この水位検知管への異物の侵入を防止するために、前記パイプを、前記別のパイプに対して、上方に配置する構成した異物排出管を備えた海苔異物分離除去装置。
  2. 請求項1に記載の異物排出管を備えた海苔異物分離除去装置において、
    前記タンクは外郭に設けた外郭タンクと、この外郭タンク内にスペースを設けた多孔質の環状枠体でなる海苔混合液タンクで構成し、
    この異物排出手段は前記海苔混合液タンクの底面に設けられた選別ケーシングと、この選別ケーシングに重畳した回転盤と、この回転盤の軸芯に設けた回転軸と、回転軸の回転により回転盤と選別ケーシングの間に形成される隙間により、異物を排出する構成とした異物排出管を備えた海苔異物分離除去装置。
  3. 請求項1に記載の異物排出管を備えた海苔異物分離除去装置において、
    前記タンクは外郭に設けた外郭タンクで構成し、
    この異物排出手段は前記外郭タンク内の底面に設けた長孔と、前記外郭タンクに横貫した多数の分離杆と、この分離杆の往復可動及び/又は回転を司る分離杆の一方端に連繋した移動手段と、この移動手段を介して分離杆の移動により、分離杆と長孔の間に形成される隙間により、異物を排出する構成とした異物排出管を備えた海苔異物分離除去装置。
  4. 請求項1に記載の異物排出管を備えた海苔異物分離除去装置において、
    前記異物排出管に連結部を介し、ドレン弁を設け、このドレン弁の開放によって、異物を排出する異物排出管を備えた海苔異物分離除去装置。
  5. 請求項1の記載の異物排出管を備えた海苔異物分離除去装置において、
    前記異物排出管の上方を開放した異物排出管を備えた海苔異物分離除去装置。
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