JP4738145B2 - エンジニアリングデータベースシステムおよびその取扱方法 - Google Patents

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Description

本発明は、表形式データを格納するエンジニアリングデータベースを備えたエンジニアリングデータベースシステムおよびその取扱方法に関する。
エンジニアリングデータベースとは、例えば、火力発電システム、水力発電システム、原子力発電システムあるいは化学プラントのような設備のプラント・エンジニアリングについてのエンジニアリングデータを保有したり更新したりするためのデータウェアハウスである。このエンジニアリングデータベースを利用したエンジニアリングデータベースシステムは、複数の設計部門によるデータの更新、データの閲覧およびデータの抽出を目的としており、従って、複数のデータ利用者によって利用されることを前提としているシステムである。
エンジニアリングデータベース内には、複数の設計部門のデータ(表形式データ)群を個々に格納することが可能なファイルが存在している。これらそれぞれの表形式データには、キーフィールドが備えられており、エンジニアリングデータベースは、このキーフィールドがリレーションされることにより、データ連携や帳票出力が実施可能な構成を特徴的な形態として備えている。こうした構成は、エンジニアリング業務の効率化に寄与している。
エンジニアリングデータベース内の一つ一つの表形式データは、複数のデータ利用者にとって共通に利用可能なデータフィールドを保有している必要がある。そのためには、複数のデータ利用者が共通に認識する名称をデータフィールドに付加する必要がある。またその名称は、データ利用者のデータ利用に先行して用意されていなければならない。このような条件を満たして初めて、各データ利用者がそれぞれエンジニアリングデータベースにアクセスして表形式データのデータフィールドを閲覧し、修正の必要があればデータを更新していく作業が可能となる。また、一つの表形式データから、もしくは複数の表形式データをリレーションさせて、他部門のデータフィールドを指定することにより、エンジニアリングデータベースから、必要な情報を帳票として出力するという利用方法が可能となる。
なお、データベースにおけるデータ更新やデータ追加を実施するシステムについては、複数のデータ利用者により利用される場合の利便性を向上させるために、データベースをフィールド管理で管理するデータベースシステムが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−256247号公報
しかしながら、上述したような構成のエンジニアリングデータベースシステムの取扱方法は、複数のデータ利用者に共通して認知可能な構成とするためにデータフィールドが限定的になって、使い勝手が低下することが多かった。また、上述のようなプラント・エンジニアリングにおいては、複数の外乱によってエンジニアリングデータベースの一貫性が保持できないことが多いことによってもデータフィールドを限定的にせざるを得ない。
例えば、上記のうち一つ目の外乱として、エンジニアリングデータベースのデータフィールドの差が挙げられる。具体的には、エンジニアリングデータベースのデータフィールドがプロジェクトごとに異なることによる。すなわち、あるプロジェクトと他のプロジェクトとは、客先購入仕様書に書かれた客先からの要求技術や新しく考案された技術の存在によって、同一書式のエンジニアリングデータベースのデータフィールドにならないことが多い。
二つ目の外乱としては、プロジェクトを組むベンダーから送られてくる情報がデータ利用者の欲しいフォーマットで送付されてこないことがあるということが挙げられる。
さらに、三つ目の外乱として、データ利用者が自分用のツール(アプリケーション)を好んで使用することが挙げられる。すなわち、スプレッドシートやデータベースの作成手段が向上したことによって、データ作成者が自分にとって使い勝手の良いツールを使用して表形式データを作成することがある。こうした傾向により、データ利用者が定型のデータフィールドによらずに作業を進めてしまうことがある。
以上のような外乱が存在することにより、エンジニアリングデータベースのデータフィールドは、プロジェクトごとに常に訂改正しなければならず、その変更の履歴にシステム側のデータベース設計が追いつかなくなることもある。一方で、データベースフィールドが最新のものでなく、格納されているデータがデータベースフィールドに追随していなければ、エンジニアリングデータベースを使う意義も減るため、エンジニアリングデータベースそのものが使用されなくなることも懸念される。
従来のエンジニアリングデータベースシステムは、エンジニアリングデータベースが保有する各設計部門の表形式データに、各データ利用者がそれぞれアクセスしてすべてのデータフィールドのデータを修正していき、一つの表形式データから、もしくは複数の表形式データをリレーションさせて、エンジニアリングデータベースから必要な帳票を出力するという思想を持ったシステムであった。
しかしながら、複数のデータ利用者が共通に認識する名称を各表形式データのデータフィールドに付加しなければいけない従来のエンジニアリングデータベースシステムは、上述したような理由により必ずしも最適なシステムとは言えない。
本発明は、上述したような事情を考慮してなされたものであり、複数の技術分野のデータ利用者にとって使い易く、データの保存やデータ更新が円滑に実施可能で、適切なデータ管理が可能なエンジニアリングデータベースシステムおよびその取扱方法を提供することを目的とする。
本発明のエンジニアリングデータベースシステムは、上述した課題を解決するために、表現形式の異なる複数の表形式データをエンジニアリングデータベースに格納しており、このエンジニアリングデータベースに格納している表現形式の異なる複数の表形式データの少なくとも一部についてデータを更新する旨の要求を受け付けた際には、今回更新要求のあった表形式データの各々に予め格納したユニークコードと前回更新した全表形式データの各々に予め格納したユニークコードとを突き合わせて差分をチェックし、差分のあった表形式データについては、その全データを前記エンジニアリングデータベースに登録し、各表形式データをレビジョン単位のファイル群として格納するデータ更新部と、前記エンジニアリングデータベースに格納された複数の表形式データを抽出するデータ抽出部と、このデータ抽出部に前記複数の表形式データ中の必要なデータを指定するデータ抽出設定ファイルと、前記データ抽出部が抽出したデータを保存するデータ抽出結果ファィルと、このデータ抽出結果ファイルのデータおよび前記エンジニアリングデータベースに格納される表形式データを比較して当該表形式データの更新に伴う差分を検証し、前記差分が反映された新規表形式データを作成して指定したアプリケーションで出力する差分検証部とを備えたことを特徴とするものである。
また、本発明のエンジニアリングデータベースシステムの取扱方法は、上述した課題を解決するために、プラント等の設備の設計に用いられるエンジニアリングデータベースシステムの取扱方法であって、複数のアプリケーションによって作成された表形式データを統一の形式に変換してエンジニアリングデータベースに格納する一方、このエンジニアリングデータベースに格納している表現形式の異なる複数の表形式データの少なくとも一部についてデータを更新する旨の要求を受け付けた際には、今回更新要求のあった表形式データの各々に予め格納したユニークコードと前回更新した全表形式データの各々に予め格納したユニークコードとを突き合わせて差分をチェックし、差分のあった表形式データについては、その全データを前記エンジニアリングデータベースに登録し、各表形式データをレビジョン単位のファイル群として格納し、格納された表形式データ群からデータ抽出設定ファイルに基づいて必要なデータを抽出して比較することによりデータ抽出結果ファイルを作成し、このデータ抽出結果ファイルと前記表形式データとを比較して差分結果を検証し、前記差分結果の反映によってデータ更新された新規表形式データを作成して、この新規表形式データを指定したアプリケーションによって出力することを特徴とする取扱方法である。
本発明のエンジニアリングデータベースシステムによれば、データ利用者がそれぞれ使用するアプリケーションによる形式でのエンジニアリングデータベースへのデータの保存、データ更新が容易に可能となる。そのため、データ利用者への負担が軽減される一方、データ更新がスムーズに実施され、適切なデータ管理が可能となる。
また、専門性で分かれるシステムへ機能を分割できるため、実際のエンジニアリング業務に即した方法のシステムを構築できる。データ利用者は、システムフローを理解してデータ編集を行うことができる。
また、データベース自体にエンジニアリング要素がなく、仕組みがシンプルであるため、エンジニアリングデータベースのシステム開発が簡単で効率よくできる。
さらに、各データ利用者が保有する表形式データを使って、詳細にかつ簡単に、エンジニアリングデータベースを更新することができ、より利便性の高いエンジニアリングデータベースとすることができるため、エンジニアリングデータベースによる情報共有のメリットをさらに向上させることが可能である。
本発明のエンジニアリングデータベースシステムの実施の形態について添付図面を参照して説明する。
本発明のエンジニアリングデータベースシステム10は、従来一般的であった、エンジニアリングデータベース5内のテーブルを各データ利用者の表形式データのファイルで更新して表形式データへ出力するという構成と方法に変わるものとして、各データ利用者が自身で作成する表形式データをエンジニアリングデータベース5へそのまま格納し、他のデータ利用者の情報を適宜抽出して自身の表形式データのデータフィールドを改訂し、またデータ利用者自身の表形式データのファイル作成を支援する仕組みを構築したものである。
また、従来のエンジニアリングデータベースは、格納されるデータの形式を統一するために、データ利用者に同一のアプリケーションによってファイルを作成することを義務つけていたが、本発明のエンジニアリングデータベースシステム10は、データ利用者ごとの使用するアプリケーションは、データを統一の形式に変換する仕組みを構築したので、必ずしも同一のアプリケーションである必要がない。
図1は本発明に係るエンジニアリングデータベースシステムの実施形態を示す構成図である。
図1において、このエンジニアリングデータベースシステム10は、データ更新部4、エンジニアリングデータベース5、データ抽出部6を備えたサーバ計算機(図中、サーバPCと表記)101と、差分抽出部7A(7B,7C)、データ表示部8A(8B,8C)、データ抽出設定ファイル15A(15B,15C)、差分反映ファイル21A(21B,21C)をそれぞれ備えたデータ利用者としてのクライアント計算機(以下、クライアントと称し、クライアントPCと表記する)201A(201B,201C)およびデータ表示部8Dのみを備えたデータ利用者としてのクライアント201Dとから構成される。
そして、エンジニアリングデータベース5には、ファイル11,12および13を備えており、各ファイル11〜13には、データ更新部4によって更新された各クライアント201A,201B,201Cのファイル1,2,3のデータがそれぞれ格納されるようになっている。
ここで、ファイル1,2,3はデータ利用者であるクライアント201A,201B,201Cが保有し表現形式がそれぞれ異なる表形式データのファイルであって、各クライアント201A,201B,201Cが普段使用しているアプリケーションによって作成されている。例えば、クライアント201Aではデータベース形式のファイル(DB−A)が、クライアント201Bではスプレットシート形式のファイル(SS−B)が、そしてクライアント201Cではテキスト形式のファイル(TF−C)が使用され、作成されている。
これら、それぞれのファイル1,2,3は、データ更新時にデータ更新部4のアプリケーションによって、任意形式のデータ、例えばCVS形式(CVS;comma separated value format)のデータに変換されるようになっている。
ファイル1,2,3はCVS形式のデータに変換された後、エンジニアリングデータベース5に吸い上げられてそれぞれ独立したファイル(変換表形式データ)11,12,13、もしくは一つのファイル中の複数の記憶領域11,12,13に格納(登録)されるようになっている。以下、独立したファイル11,12,13に格納されるものとして説明する。
各ファイル11,12,13はそれぞれエンジニアリングデータベース5内のデータを表すEDB−A,EDB−B,EDB−Cとして表記されている。
このエンジニアリングデータベース5の各ファイル11,12,13に格納されたデータは、クライアント201A,201B,201Cあるいは他のクライアント201Dに設けたデータ表示部8A〜8Dによって閲覧することができるようになっている。
さらにエンジニアリングデータベース5の各ファイル11,12,13に格納されたデータは、データ抽出部6によりクライアント201A,201B,201Cが必要とするデータを任意に抽出することができるようになっている。
このデータ抽出作業にあたり、各クライアント201A,201Bおよび201Cは、データ抽出設定ファイル15A,15Bおよび15Cからデータ抽出部6に対して、エンジニアリングデータベース5の各ファイル11,12,13に格納されたデータEDB−A,EDB−B,EDB−Cのうち、どの形式のデータを抽出するのかを設定する。
データ抽出部6で抽出されたデータは、各クライアント201A,201B,201C毎にデータ抽出結果ファイル16A,16B,16Cで出力され、それぞれ後述する差分検証部7A,7B,7Cに入力される。クライアント201A,201B,201Cによって、エンジニアリングデータベース5のファイル11,12,13が最新のデータに更新されていれば、このデータ抽出結果ファイル16A,16B,16Cを利用することにより、データ更新に伴う最新の差分情報(例えば、部品の追加や削除、変更)を得ることができる。
この仕組みについては、以下に詳細に説明する。
エンジニアリングデータベースシステム10のデータ利用者としてのクライアントは、目的とする表形式データのファイルを更新するには、エンジニアリングデータベース5内のファイルを、同一型式の表形式データのファイル(レビジョンファイル)がレビジョンごとに構成されるように更新する。ここで、同一型式とは同一のデータフィールドの組み合わせを持つという意味である。
図2は、エンジニアリングデータベース5に格納された表形式データのファイルに、レビジョン単位でデータを分類して登録した画面の一例のイメージ図を示し、また、図3は表形式データファイルの一例を示す。
図2においては、プラントX(プロジェクト名)に対して表形式データのファイルが、バルブリスト,計器リストおよび駆動振リストというファイル名で用意されており、それぞれのリストにデータ更新に伴うレビジョンが存在する状態を図示している。
ここでいうデータ更新とは、エンジニアリングデータベース5のファイルに表形式データの新規ファイルを登録することを意味する。また、エンジニアリングデータベース5内における分類として、同種のファイルとは、同一のデータフィールド群(表形式)を持つ単位として分類される。その同一のデータフィールド群を持つファイルに対して、データ更新ごとに新しいデータを格納していくのだが、このときの更新単位をレビジョンと称して、レビジョンごとにデータ更新履歴を新規に格納していく。これをレビジョン更新と称する。レビジョン更新に伴うファイルは、データ利用者であるクライアント201A〜201Cがエンジニアリングデータベース5へそれぞれ格納する。
データ更新するときには、今回のレビジョンで更新対象とする表形式データが格納されているファイル11〜13内の全データと前回更新したファイル内の全データとの突合せ差分チェックを、表形式データに予め格納したユニークコードをキーとして行う。このとき、レビジョン更新された今回のデータが前回のデータと同一のものであれば、新規テーブルの更新を実施しない。従って、レビジョン更新されたデータと前回レビジョン(もしくは、最初の表形式データ)との差分チェック結果に基づく差分情報の埋め込みを実施しない。
なおこの場合、エンジニアリングデータベース5内に、前回のレビジョンとの相違があったことを示すフラグ等の注意情報や、個々のデータに対する日付情報等も添付しないことが好ましい。添付しない方が、データの複雑化による、処理の複雑化を防止することができからである。
また、エンジニアリングデータベース5は、新規に格納された表形式データが、前回レビジョンの表形式データと差分がない場合、すなわち同一である場合には、レビジョン更新せずに、前回レビジョンのままとし、新規レビジョンファイルを構築しない。
上記のような方法によって、図2に示すように、エンジニアリングデータベース5内に表形式データがレビジョン単位で格納されたファイル群を構築して保持する。なお、このデータ更新作業は、手動でも自動でも実施することが可能である。データ更新についてのデータの取得を設定した時間ごとの自動取得とすれば、データ利用者であるクライアントがデータ更新作業を行う必要がなくなり、データの更新作業の煩雑さが解消される。
このようにしてデータ更新されたレビジョンごとの表形式データのファイルは、上記したクライアント201A〜201Cは勿論のこと、クライアント201A〜201C以外のクライアント201Dによっても閲覧することが可能である。すなわち、そのデータ利用者が通常使用しているアプリケーションを利用して、CSV形式データをデータ変換し、他のクライアントの作成・格納したレビジョン単位のレビジョンファイルを自由に見ることができる。また、エンジニアリングデータベース5のファイルを、ファイル名を開示するように設定しておけば、他のクライアント201Dが、どのアプリケーションからでも目的とするファイルを閲覧することができる。
このようにして閲覧可能とした表形式データのファイルは、レビジョン間でもデータフィールド群(表形式)が同一であることから、エンジニアリングデータベース5の機能を利用して、予め表形式データに記入されたユニークコードをキーとすることによって突合せ差分チェックすることが可能となる。この突合せ差分チェックは、異なる二つのレビジョンを指定することによって実行することが可能である。
前レビジョンからレビジョン更新した今レビジョンとの関係を例にとって、突き合わせ差分チェックの仕組みを図4に示す。
本実施例のエンジニアリングデータベースシステム10は、エンジニアリングデータベース5内で実施された前レビジョンと今レビジョンへのレビジョン更新に伴う差分チェックの結果により、前レビジョンから追加された全データと、前レビジョンから削除されたデータと、前レビジョンから修正されたデータとを図4のように表示することにより比較する。また、今レビジョンでのレビジョン更新により追加されたデータと削除されたデータとは、該当するデータについて前レビジョン分と今レビジョン分とを列記して表示する。
図4について、さらに詳しく説明する。図4には、レビジョン“1”欄41とレビジョン“2”欄42とが並列に設けられる。ここで差分照合の対象とする表形式データは、ユニークコードUAを備えている。
ユニークコードUAを有する表形式データについてレビジョン“1”とレビジョン“2”とを比較して差分チェックした結果、データフィールドAおよびデータフィールドCについては、レビジョン“1”とレビジョン“2”とで差分が生じなかった。このとき、差分結果表示のレビジョン“1”欄41には、何も表示しない。
一方、データフィールドBについては、レビジョン“1”とレビジョン“2”とで差分が生じた。すなわち、レビジョン更新に伴って、データの追加や修正が実施されたことを意味する。このとき、差分結果表示のレビジョン“1”欄41には、レビジョン“1”のデータを表示する。
なお、図4に示す差分結果表示には、差分チェックの方法を説明するために、すべてのデータが並列的に表示される例を示したが、修正されたデータの表示は、同一のユニークコードおよびデータフィールドについて、異なるレビジョン同士を比較した結果、異なるデータのみを表示することが好ましい。これにより、データが修正された箇所が明確になるように表示される。この差分出力結果は、クライアントがそれぞれファイルへ格納することが可能である。
また、差分チェックの対象とする前レビジョンと今レビジョンとは、上記例のようにレビジョン“1”とレビジョン“2”のように隣接したレビジョン同士としても、例えば、レビジョン“1”とレビジョン“3”のような前々回以前の設計データとの組み合わせとしてもよい。
こうして更新されたレビジョンごとの表形式データのテーブルからは、自由にデータ抽出することができるようになっており、この作業には、データ抽出設定ファイル15(15A〜15Cを単に15と表記する)を利用する。
以下に、エンジニアリングデータベース5からのデータ抽出設定ファイル15を用いたデータ抽出方法について、詳細に説明する。
図5に、データ抽出設定ファイル15の構成の一例を示す。データ抽出設定ファイル15には、表形式データ名と、レビジョンと、データフィールド名,ユニークコードとが記載されており、まず各クライアントは、抽出したいデータの内容をデータ抽出設定ファイル15に記入する。なお、この図5に示すデータ抽出設定ファイル15は、スプレッドシート型としてあるが、データ利用者の選択する形式、例えばデータベース形式,スプレッドシート形式およびテキストファイル形式等のファイルの、いずれの形式としてもよい。
まず、表形式データの所定の列に記載された表形式データ名、レビジョン、データフィールド名およびユニークコードに基づいてデータベース検索文を構築し、エンジニアリングデータベース5へ問い合わせて、抽出を設定したデータフィールドとユニークコードを持つ全データを抽出する。
抽出されたデータは、データ抽出設定ファイル15と同一の列すなわち同一のデータフィールドを持つように格納されてファイル化される。ここでこの格納されたファイルをデータ抽出格納ファイルと称する。このデータ抽出格納ファイルには、ユニークコードもデータ抽出設定ファイル15と同一の列に記入されるように格納される。
複数のデータ抽出情報がデータ抽出設定ファイル15に記載されている場合、そのデータ抽出情報の数だけ実行を行い、一つのデータ抽出結果ファイル16(16A〜16C)にまとめる。
なお、このデータ抽出作業の際、表形式データには、その表形式データにおけるユニークコード(またはユニークキー)のデータフィールドが明記されていると便利である。ユニークコードを記入したデータフィールド名が明記されていれば、このユニークコードを抽出することによって、データフィールド名の記載を省略することもできる。
また、このデータ抽出設定ファイル15は、抽出したデータを格納する表形式データのファイルと同一のデータフィールドを備える(同一の表形式を持つ)ファイルとしているという特徴を有する。このようにクライアント自身が作成した表形式データと同一の表形式を持つデータ抽出設定ファイル15とすることによって、各クライアントは、混同することなく、エンジニアリングデータベース10からデータ抽出を実施することができる。
このようにして用意されたデータ抽出結果ファイル16(16A,16B,16C)に基づいて、表形式データ1,表形式データ2,表形式データ3とデータ抽出結果ファイル16とを差分抽出部7(7A,7B,7C)比較検証することにより差分チェックし、各々の差分を表形式データ1,表形式データ2,表形式データ3に反映させて、新規表形式データ21A,新規表形式データ21B,新規表形式データ21Cを作成する。
また、データ抽出設定ファイル15と一緒に、エンジニアリングデータベース5に格納された前レビジョン分の表形式データをデータ抽出部6に読ませることによって、レビジョン更新に伴う差分反映を実施し、突合せ差分チェックの結果を表示することも可能である。
なお、表形式データの形式がスプレッドシート形式である場合は、レビジョン更新に伴う更新履歴情報について、色・コメント・文字列加工等の手段によりデータの変更点を明示することができる。また、表形式データの形式がデータベース形式またはテキストファイル形式である場合には、変更分をリスト上で更新してエンジニアリングデータベース5に格納することができる。
以上説明したような、履歴同士の差分を考慮したデータの抽出には、識別手段としてのユニークコードの存在が必要条件であるが、表形式データへユニークコードを振り当てる方法としては、以下のような方法が挙げられる。
まず一つ目の方法として、すでに作成されている他の表形式データのファイルから、これから作成しようとする表形式データのファイルへユニークコード込みでデータ抽出する方法である。この方法は、例えば、同一部品に関する情報等の表形式データが利用可能である。
一方、すでに表形式データのファイルを作成してある場合で、その中にユニークコードの情報を記載していないが、部品番号などの副次的キーフィールドを記載している場合に、この部品番号などの副次的キーフィールドとユニークコードとを他の表形式データのファイルからデータ抽出して、表形式データの副次的キーフィールドをキーとして表形式データと他の表形式データとを突合せ、他の表形式データにユニークコードを書き込むことで対応する方法もある。
上述の説明のような構成を有する本実施例のエンジニアリングデータベースシステム10は、例えば、以下のような他のアプリケーションとデータを連携させることも可能である。
例えば、エンジニアリングデータベースシステム10の外部に、図書管理システムとして、他のアプリケーションによって作成された、図書番号によって管理がなされているデータが存在するとする。このエンジニアリングデータベースシステム10によれば、このような図書番号で管理されるデータに対して、データ更新時に図書番号を表形式データのファイル内に記載することによって、この図書管理システムとのデータ連携を可能とする。
また、エンジニアリングデータベース5の保有する一つのデータフィールドとデータを、キーフィールドのデータの名称を持つ形状を持った部品(形状部品)の属性として割り付けることによって、形状部品と属性とをデータ連携させることもできる。なお、ここで形状部品とは、三次元配置調整CADや二次元CADにより作成された部品情報や、操作室の画面オペレーション画面中のアイコン等を示す。
(実施例1)
以上のような構成を備えたエンジニアリングデータベースシステム10について、火力発電プラントのプロジェクトについてのデータ管理の方法を具体的な実施例として図3に例示し、詳細に説明する。
本実施例において、プロジェクト名“プラントX”に関する設計について、本発明のエンジニアリングデータベースシステムによってデータ管理が為されているものとする。ここで、プロセス設計部門が作成した計器リストの扱いについての具体例を挙げる。
まず、プロセス設計部門は、“計器リスト”のファイルをスプレッドシート形式で作成し、このデータをデータ更新部4においてCSV形式に変換する。
このCSV形式のデータをエンジニアリングデータベース5へ格納する際、ファイル名として、プロジェクト名と部門名とリスト名をそれぞれ設定する。エンジニアリングデータベース5には、図2に示すようなデータ格納系統が構築されており、プロセス設計部門は、プロジェクトのプロジェクト名として“プラントX”を選択し、部門名として“プロセス設計”、リスト名として“計器リスト”と指定する。
すると、エンジニアリングデータベース5は、その計器リストの最新レビジョンであるレビジョン“1”を格納されているデータから取得し、インクリメントした値“2”を新規レビジョン名として表示する。ここで、クライアントが新規レビジョン名“2”に合意すると、プロセス設計部門が格納した“計器リスト”のCSV形式ファイルを、更新ファイル(レビジョン“2”)として格納する。
次に、エンジニアリングデータベース5は、“計器リスト”に関して、今回格納されたレビジョン“2”と前回レビジョンであるレビジョン“1”のデータ内容同士で突合せ差分チェックを実施する。この差分チェックの結果、差分情報(変更点)が存在した場合、レビジョン“2”を格納する。レビジョン間で差分情報が存在しなかった場合、データ更新せずに、計器リストの最新レビジョンは、レビジョン“1”のままとする。
なお、上記したデータ取扱方法は、データを格納する部門の設計者による手動の方法を示したが、格納に関するデータ操作を自動で行う方法もある。
自動で行う場合、まず、クライアントが所定のフォルダにリストをコピーし、このフォルダをサーバによって任意の時間間隔で検索する。この検索の結果、該当するフォルダがあれば、差分チェックを行う。差分チェックの結果、差分情報が存在すれば、レビジョン“2”を格納し、差分情報が存在しなければ、データ更新せず、レビジョンはそのままとする。なお、サーバによる検索の時間間隔は、改訂の頻度が多いリストの場合は例えば30分単位、そうでない場合は1日単位程度というように改訂の頻度に応じて適宜設定すれば良い。
エンジニアリングデータベース5へのデータの格納および更新の仕組みは上記の通りであるが、このようにして格納された“計器リスト”は、データ更新を行ったプロセス設計部門だけではなく、他部門(例えば計装設計部門、配管設計部門、調達部門)のクライアントも、それぞれ普段使用しているアプリケーションによって閲覧することができる。
なお、本実施例のエンジニアリングデータベースシステム10において、基本的にすべての部門から自由に表形式データを閲覧することが可能であるが、例えば、コストに関する情報など部門をまたいで閲覧すべきものではない場合は、ログインによる閲覧権の制限を表形式データに付与することも可能である。
また、本実施例のエンジニアリングデータベースシステム10において、計器リストのレビジョン“2”とレビジョン“1”とを両者のユニークコードをキーにした突合せ差分チェックを実施し、差分結果を表示することも可能である。すなわち、あるユニークコードを有する表形式データがレビジョン“2”にあってレビジョン“1”にはない新規追加データであるか、レビジョン“2”になくて“1”にはある削除データであるか、レビジョン“2”にもレビジョン“1”にもあるがデータが異なる修正データである場合には、突合せ差分結果を表示する。この差分結果は、図4のような形式で表示される。
このレビジョン更新に伴うデータの修正は、個々の表形式データに対して行われるので、設計を行ったプロセス設計部門も自部門のリストのデータ更新状況が分かり、常にレビジョン更新された精度の高いデータを仕上げることができる。また他部門においても、プロセス設計部門がどのような改訂を行っているかをレビジョンの更新履歴情報によって明確に判断することができ、そのデータ更新に従った改訂をその部門でも行えばよいため、追随する最新のデータを作成することが容易になる。
また、各部門のデータ利用者は、データ抽出設定ファイル15を利用して、エンジニアリングデータベース5に格納された“バルブリスト”や他の表形式データのファイルから、それぞれが使用するアプリケーションにより、自由な形式でデータ抽出することができる。
例えば、計装設計部門が自部門のファイル“計装バルブリスト”に、プロセス設計部門の“バルブリスト”のファイルの表形式データを抽出して取り込みたいとする場合、まず計装設計部門は、データ抽出設定ファイル15に“計装バルブリスト”の列構成(データベースならフィールド構成)を記載する。
次に、エンジニアリングデータベース5からの抽出データを書き込みたいデータ抽出設定ファイル15の列に、エンジニアリングデータベース5の有するどの表形式データのどのデータフィールドから抽出するかを複数列に渡って記載する。この実施例においてデータフィールドとは、例えば、“バルブリスト”、“計器名称”等の名称を含む情報である。またこのとき、データ抽出時の突合せ差分チェックのキーになるユニークコードも併せて記載する。
エンジニアリングデータベース5からのデータ抽出結果は、いったんデータ抽出結果ファイル16に格納される。このとき、前回レビジョンの表形式データも処理の対象にしておけば、データ抽出結果ファイル16と前レビジョンの表形式データとをユニークコードで比較して照合し、前レビジョンの表形式データを改訂してレビジョン更新する。
なお、このとき前レビジョンの表形式データの改訂方法は、表形式データがスプレッドシート形式である場合には、エンジニアリングデータベース5内で実施される差分比較と同等の方法によって可能であるが、ファイルがデータベース形式やテキストファイル形式である場合、これらのファイルを上書き改訂する方法が妥当である。
従来、複数の部門にそれぞれ属するクライアントが一つのエンジニアリングデータベースにそれぞれアクセスするためには、制約事項を多く設けなければならなかった。例えば、その一つとしてエンジニアリングデータベースに格納される表形式データのデータフィールドごとのデータ提案責任部門についての制約があった。すなわち、あるデータについて、どの部門が責任を持つかということに対する制約である。
例えば、プラント配管の配管口径を決める場合、まず、プロセス設計部門によって概略の配管口径が提案される。その後、配管設計部門によって配置を考慮した詳細な設計が行われることにより、この配管設計部門でも配管口径が提案される。このようにして決定した配管口径に対しても、さらに他の部門からの配管口径の提案がなされることもある。従って、最終的な配管口径が決定されるまで、配管口径に対する提案部門が何回も変わることがある。こうした理由により、データフィールドごとのデータ提案責任部門を一つに決定することが困難である。そのため、エンジニアリングデータベースのデータ責任所掌が明確にならず、プロセスフローに明示することができなかった。
このような問題に対する解決策として、本実施例のエンジニアリングデータベースシステム10は、どの部門がどのデータを必ず供給するかについて考慮せずに、設計各部門が作成するデータをすべて格納する構成とした。これら格納されたデータは、どの部門からも他部門の情報をすべて閲覧することができ、そしてレビジョン更新に伴う差分をチェックすることができるので、どの部門がどのような表形式データを提出しているかが判断できる。
このようなエンジニアリングデータベースシステム10において、データを抽出したい部門のクライアントは、自ら必要なデータのテーブル名とレビジョン名とデータフィールド名とユニークコード名を宣言して、データ抽出する。
ここで、本実施例のエンジニアリングデータベースシステム10において、どのデータを選ぶかをシステムが支援的に明示してナビゲーションすることはあっても、自動的に抽出することはない。あくまでデータ選択の判断はデータ利用者であるクライアントに任されている。エンジニアリングデータベースシステム10は、このような構成により、より自由度の増す閲覧性およびデータ抽出性を実現した。
なお、どのデータを抽出すべきかについての情報は、個々のローカルシステムには必要な情報であるので、この情報は、それぞれのローカルシステムに搭載させてある。このような構成により部門横断システムであるエンジニアリングデータベースシステムに係る負担を減少させている。
このような構成の本実施例のエンジニアリングデータベースシステム10と、図書管理データベースとを連携させる仕組みについて説明する。
例えば、エンジニアリングデータベース5の“バルブリスト”のファイルに図書番号が記載される一方、図書管理システムにラスターイメージファイルが同様の図書番号で格納されている。このような場合にデータを連携させるには、エンジニアリングデータベースシステム10から弁番号を指定して、その図書番号を図書管理データベースに渡す。これにより図書管理データベースは、ラスターイメージファイルを表示する。このようにして、図書データに関するデータについて、エンジニアリングデータベースシステム10と図書管理データベースとを連携させることができる。
エンジニアリングデータベースシステム10と三次元配置調整CADとをデータ連携させる仕組みについて説明する。
例えば、エンジニアリングデータベース5に“バルブリスト”のファイルが用意され、一方、三次元配置調整CADによって形状部品が形成されているとする。この場合、エンジニアリングデータベース5の“バルブリスト”のファイルのキーフィールドを除くすべてのデータフィールドのデータを、三次元配置調整CADで形成された同一のキーフィールドを持つ形状部品の属性として三次元配置調整CADに記載する。その結果、三次元配置調整CADの部品は、エンジニアリングデータベースシステム10に格納された“バルブリスト”と同等の表形式データを持つことになる。三次元配置調整CAD上で部品をクリックすると、その属性の一つまたはすべてを表示して、データ利用者のデータ確認を支援することが可能となる。
本発明のエンジニアリングデータベースシステムの実施形態を示すシステム構成図。 表形式データ単位、レビジョン単位のテーブルにデータが分類されて登録されている画面イメージ。 本発明に係るエンジニアリングデータベースにおける表形式データの表示例を示す図。 差分結果表示の画面イメージ。 データ抽出設定ファイルのファイルイメージ。
符号の説明
1 表形式データ
2 表形式データ
3 表形式データ
4 データ更新部
5 エンジニアリングデータベース
6 データ抽出部
7(7A〜7C) 差分結果反映部
8(8A〜8C) データ表示部
10 エンジニアリングデータベースシステム
11 変換表形式データ
12 変換表形式データ
13 変換表形式データ
15(15A〜15C) データ抽出設定ファイル
16(16A〜16C) データ抽出結果ファイル
21A 新規表形式データ
21B 新規表形式データ
21C 新規表形式データ
41 前レビジョン欄
42 今レビジョン欄
101 サーバ計算機
201A〜201C クライアント計算機(クライアント)
201D クライアント

Claims (10)

  1. 表現形式の異なる複数の表形式データをエンジニアリングデータベースに格納しており、このエンジニアリングデータベースに格納している表現形式の異なる複数の表形式データの少なくとも一部についてデータを更新する旨の要求を受け付けた際には、今回更新要求のあった表形式データの各々に予め格納したユニークコードと前回更新した全表形式データの各々に予め格納したユニークコードとを突き合わせて差分をチェックし、差分のあった表形式データについては、その全データを前記エンジニアリングデータベースに登録し、各表形式データをレビジョン単位のファイル群として格納するデータ更新部と
    前記エンジニアリングデータベースに格納された複数の表形式データを抽出するデータ抽出部と
    このデータ抽出部に前記複数の表形式データ中の必要なデータを指定するデータ抽出設定ファイルと、前記データ抽出部が抽出したデータを保存するデータ抽出結果ファィルと、このデータ抽出結果ファイルのデータおよび前記エンジニアリングデータベースに格納される表形式データを比較して当該表形式データの更新に伴う差分を検証し、前記差分が反映された新規表形式データを作成して指定したアプリケーションで出力する差分検証部とを備えたことを特徴とするエンジニアリングデータベースシステム。
  2. 前記表形式データを前記エンジニアリングデータベースに格納する際に、このエンジニアリングデータベース内に前記表形式データ単位の更新履歴を格納するレビジョンファイルを設け、このレビジョンファイルに更新履歴ごとの表形式データを格納して保持するように設け、更新履歴ごとの表形式データを閲覧可能に設ける一方、前記差分検証部にて前記データ抽出結果ファイルに基づいて最新の更新履歴と前回以前の更新履歴との差分を検証して、この差分を反映させた新規表形式データを作成する機能を備えたことを特徴とする請求項1記載のエンジニアリングデータベースシステム。
  3. 前記エンジニアリングデータベース内に格納された表形式データのうち前記エンジニアリングデータベースにて差分チェックを実施した更新履歴同士の表形式データについて、データの追加、データの削除およびデータの修正を実施した部分についてデータ抽出して差分の箇所を明記した差分出力結果を出力する請求項2記載のエンジニアリングデータベースシステム。
  4. 前記最新の更新履歴と前回以前の更新履歴との差分が反映された新規表形式データと前記差分出力結果とをそれぞれ別ファイルに格納する請求項2記載のエンジニアリングデータベースシステム。
  5. 前記表形式データにデータフィールド名とそのデータフィールドのユニークコードを記載して前記エンジニアリングデータベースに格納し、このデータフィールド名およびユニークコードによって前記表形式データを特定してデータ抽出する請求項1記載のエンジニアリングデータベースシステム。
  6. 前記データ抽出設定ファイルと前記表形式データとを突合せ照合して差分チェックする際に、前記表形式データを書き換えるとともに、前記データ抽出設定ファイルと前記表形式データとの差異を前記表形式データ中にて配色を変化させたり、コメントを挿入することにより明示する請求項1記載のエンジニアリングデータベースシステム。
  7. 前記エンジニアリングデータベースのキーフィールドに相当するキーフィールドを前記表形式データが持たない場合に、前記表形式データと前記エンジニアリングデータベースとがそれぞれ保有する共通なデータを副次的キーフィールドとして利用して、前記エンジニアリングデータベースのキーフィールドのデータを前記表形式データに採番する請求項1記載のエンジニアリングデータベースシステム。
  8. 前記エンジニアリングデータベースに格納された前記表形式データの一つのデータフィールドに、前記エンジニアリングデータベースの外部に設けられた図書管理データベースが保有するドキュメント番号と同一のドキュメント番号を格納し、前記図書管理データベースと前記エンジニアリングデータベースとを連携させる請求項1記載のエンジニアリングデータベースシステム。
  9. 前記エンジニアリングデータベースに格納された表形式データの一つのデータフィールドを、前記エンジニアリングデータベースの外部に設けられたCADにて作成されてキーフィールドの名称をデータとして保有する形状部品の属性として割り付けて、前記形状部品と前記表形式データとを連携させる請求項1記載のエンジニアリングデータベースシステム。
  10. プラント等の設備の設計に用いられるエンジニアリングデータベースシステムの取扱方法であって、複数のアプリケーションによって作成された表形式データを統一の形式に変換してエンジニアリングデータベースに格納する一方、このエンジニアリングデータベースに格納している表現形式の異なる複数の表形式データの少なくとも一部についてデータを更新する旨の要求を受け付けた際には、今回更新要求のあった表形式データの各々に予め格納したユニークコードと前回更新した全表形式データの各々に予め格納したユニークコードとを突き合わせて差分をチェックし、差分のあった表形式データについては、その全データを前記エンジニアリングデータベースに登録し、各表形式データをレビジョン単位のファイル群として格納し、格納された表形式データ群からデータ抽出設定ファイルに基づいて必要なデータを抽出して比較することによりデータ抽出結果ファイルを作成し、このデータ抽出結果ファイルと前記表形式データとを比較して差分結果を検証し、前記差分結果の反映によってデータ更新された新規表形式データを作成して、この新規表形式データを指定したアプリケーションによって出力することを特徴とするエンジニアリングデータベースシステムの取扱方法。
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