JP4738047B2 - 通信システムにおける電力過負荷制御の方法 - Google Patents

通信システムにおける電力過負荷制御の方法 Download PDF

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Description

本発明は、一般に、通信システムにおける電力過負荷制御に関する。
CDMA(符号分割多重接続)ネットワークやUMTS(欧州次世代移動体通信システム)などの第3世代(3G)無線通信システムは、一般に、サービスを提供する基地局の送受信機と通信する送受信機を有する複数の移動局を含むことができる。各移動局の送受信機は、1つまたは複数のリンクを介して、対応する基地局の受信機または送信機と通信する送信機および受信機を含むことができる。1つのリンクは、一般に、(たとえば、シグナリング・チャネルやトラフィック・チャネルなどの)複数の通信チャネルを含むことができる。トラフィック・チャネルは、ユーザがユーザ情報を伝達する(すなわち、送信および/または受信する)通信チャネルである。シグナリング・チャネルは、システム機器が、システムを管理、操作、もしくは制御するために用いるシグナリング情報を伝達するために使用できる。システム機器は、通常はサービス提供者が所有、保守、および操作でき、通信システムで使用される種々の知られた無線機器や処理機器を含むことができる。このシステム機器が、ユーザ機器(UE)(たとえば、移動局)とともに、シグナリング情報を生成し、受信する。
通信リンクを介して送信および受信される通信信号が、通信チャネルに存在する種々の異常によって歪むことがしばしばある。このようなチャネルの異常があると、信号が誤って受信されるおそれがある。たとえば、経路損失、レイリー・フェージング、周波数交換、位相ジッタなどのチャネル異常があると、しばしば信号電力が低下して、信号が送信時より大幅に低い電力レベルで受信されることがある。結果として、チャネル異常によって悪影響を受けた信号は、しばしば誤って受信される。エラーの発生を防ぐか、少なくとも、エラー発生の可能性を下げる1つの方法は、それらの通信システムに電力制御技術を適用することである。
一般に、電力制御アルゴリズムは、基地局で実施される。基地局は、移動局から受信した信号を調べて、信号が(たとえば、検知したFER(フレーム・エラー・レート)などに基づいて)弱いようであれば、移動局の送信電力を増減するコマンドを送信できる。たとえば、音声システムにおいて品質が快適と感じられる場合のFERはおおよそ1%であろう。FERが1%より非常に小さい場合(FER<<1%)は移動局が電力を無駄にしている可能性があるので、基地局に実装された電力制御アルゴリズムが、移動局に対し、送信電力を減らすよう要求するコマンドを送信できる。FERが1%より非常に大きい場合(FER>>1%)は品質が劣化している可能性があるので、基地局が移動局に対し、品質を元に戻すために送信電力を増やすよう要求するコマンドを送信できる。
一般には、基地局での電力制御を実現するために、2つの電力制御ループを利用できる。これらは、内部ループ電力制御と外部ループ電力制御であって、連携して、「クローズド・ループ電力制御」と呼ばれる電力制御を可能にする。たとえば、一例示的CDMA通信システムでは、たとえば、800Hzの速度で動作できる内部ループ電力制御アルゴリズム(「内部ループ」または「高速電力制御」)を用いて、送信機側の電力を調整できる。そこで、基地局は、受信信号対雑音比(Eb/Nt)(信号対干渉比(SIR)とも呼ぶ)を計測して、そのSIR値をしきい値と比較する。このしきい値を内部ループで用いて、電力制御の指定QoS(サービス品質)を決定することができる。受信SIRが高すぎる(たとえば、しきい値を超える)場合は、基地局の送信機が、電力を減らすコマンドを移動局に送信できる。また、計測したSIRが低すぎる場合は、逆に、電力を増やすコマンドを送信できる。
QoSは、いくつかの異なるサービス要件を表すことができる。たとえば、QoSは、UMTSなどの所与のネットワークにおいて、保証された性能(たとえば、最小または最大データ・ネットワーク・スループット、最小遅延要件、パケット損失率、および/またはパケット・ダウンロード時間など)を提供することを示すことができる。UMTSシステムやCDMAシステムなどのシステムまたはネットワークは、非リアルタイム・トラフィック(たとえば、間欠的および/またはバースト的なデータ転送、大量データの不定期送信)、リアルタイム・トラフィック(たとえば、音声、ビデオ)、その他を効率よく転送できるように、複数のQoS(サービス品質)レベルをサポートするよう設計できる。
ただし、基地局と移動局の間の通信経路は、視野方向(LOS)であることはあまりなく、移動局の動きや移動局を取り巻く状況に応じて常に変化している可能性がある。たとえば、SIRが変化する原因として、高速フェージング(レイリー・フェージングやライス・フェージング)、シャドウイング(対数正規フェージング)、および/または干渉レベルの変化が考えられる。移動局での送信電力に無駄がない状態で(移動局から基地局への)逆方向リンク信号を良好に受信できるためには、受信SIRが常に一定であることが理想的である。
このように、基地局と移動局の間の無線チャネル状態は、常に変化していると考えられる。無線リンクのQoSを維持するために、無線状態の変化に応じて、しきい値を調整することができる。しきい値を調整する(たとえば、しきい値の設定点を設定または調整する)機能を実施するシステムを、外部ループ電力制御(「外部ループ」または「低速電力制御」)と呼ぶ。内部ループとともに、外部ループもクローズド・ループ電力制御を形成する。
外部ループ電力制御は、無線ベアラ・サービスの要件に応じて、ビット・エラー・レート(BER)またはブロック・エラー・レート(BLER)を指標として現在のリンク品質を制御するよう設計できる。SIRを内部ループ電力制御で制御しても、受信リンク品質が変化する可能性はまだある。前述のように、これらの変化の原因として、(都市部や丘陵地などでよく見られる)マルチパス遅延特性の変動、移動局の速度変化、および/または干渉特性の変化などが考えられる。そこで、外部ループ電力制御において、(しきい値の設定点を調整するなどして)内部ループの「目標SIR」を、要求されるリンク品質を達成するよう適応させることができる。
したがって、UMTSなどのCDMAシステムでは、経路損失の影響を克服するため、および種々のユーザ・サービス間でQoS(サービス品質)をバランスさせるために、電力制御メカニズムまたはアルゴリズムが必要である。ただし、状況によっては、CDMAシステムが過負荷になる可能性がある。
図1は、UMTSなどの通信システムにおける過負荷の問題を示すグラフである。図1によれば、負荷が100%に近づくにつれ、各移動ユーザに対する干渉および送信電力が急激に上昇する可能性がある。高負荷領域では電力制御が効果的に働かず、ネットワークの動作が不安定になる可能性がある。最悪の場合、送信電力が限界に達し、移動局と基地局の間の同期が失われて、接続が遮断される可能性がある。こうした状況に陥るのを防ぐために、UMTSなどのCDMAネットワークでは、効率的な過負荷制御アルゴリズムが必要である。
無線通信システムにおいて電力過負荷事象または状況に対処する従来の方法として、(a)負荷制御または過負荷制御、(b)前述のクローズド・ループ電力制御などがある。UMTSなどのネットワークでは、過負荷制御が一般的に用いられる。図1に示す、右端の領域の負荷状態は避けることが望ましい。その段階では、ネットワークまたはシステムが、干渉および送信電力の急激な上昇によって不安定になる可能性があるからである。したがって、図1では、その避けるべき領域を「使用不能領域」としている。
一般に、CDMAネットワークにおける過負荷制御問題に対処するために、次に示す従来の方法が用いられる。1つは、コール・アドミッション制御(CAC)と呼ばれる技術である。CAC機能は、ネットワークまたはシステムへの新規ユーザのアクセスを制御することによって過負荷状況を避けようとする。したがって、CACの基本的な機能は、負荷が所定のしきい値(たとえば、図1に示したthradmit)を超えた場合に、システムへの新規ユーザのアクセスを許可しない(すなわち、ブロックする)よう動作することである。
過負荷に対処する別の従来の方法を、「輻輳制御」(ConC)と呼ぶ場合がある。CACルーチンが正常に機能していても、移動ユーザのシステム内での移動性が原因で無線通信システムが過負荷になる可能性がある。そのような場合、ConC機能は、過負荷状況を克服する方向に働くことができる。図1に示すように、かつ一般に、ConC手法は、負荷が第2の所定のしきい値(thrdrop)を超えた場合に、既存の接続を遮断することができる。一般に、しきい値thrdropは、thradmitより大きい値に設定できる。このように、上述の過負荷制御方法(CACおよび/またはConC)を用いると、UMTSシステムやCDMAシステムのユーザにとっては、システムが過負荷状況になった場合の反応が比較的手荒なものになる可能性がある。
過負荷制御に関連する別の無線リソース管理機能として、クローズド・ループ電力制御がある。基地局に実装された電力制御(PC)アルゴリズムは、(a)要求される制限(たとえば、データ・レート、遅延、BLERなど)の範囲でシステムQoSを維持するため、および(b)干渉(すなわち、全体の電力消費)を低減および/または最小化するために、送信電力の設定を制御できる。PCは、無線通信システムに対する環境(遅延拡散、UE速度など)の影響だけでなく、経路損失(遠近の問題)、シャドウイング(対数正規フェージング)、高速フェージング(レイリー・フェージングやライス・フェージング)などのような伝搬作用にも対処できる。
図2は、無線通信システムの基地局送受信機における従来のクローズド・ループ電力制御(CLPC)のブロック図を示している。前述のように、CLPCは、内部ループ電力制御(ILPC)と外部ループ電力制御(OLPC)を含むことができる。図2では、UEなどの、ユーザの送信機側210と、基地局送受信機の受信機側220のブロック図を示している(以下、用語の「基地局」と「NodeB」を適宜使い分ける)。
ILPCは、OLPCによって調整されている所望または所定のSIRtargetを達成するために、送信機側210の送信電力設定を制御する。図2によれば、ILPCの基本機能は次のようになる。NodeBの受信機側220で、(225において)所与のUEのSIRが、受信機221で受信した信号222から推定される。要素225では、受信信号222がSIRtargetと比較される。この比較結果に基づいて、送信電力制御(TPC)コマンド226が生成される。たとえば、SIR<SIRtargetであれば、所定のNodeBのILPCが「電力を増やす」コマンドを、サービス対象のUEに対して生成でき、SIR≧SIRtargetであれば、所定のNodeBのILPCが「電力を減らす」コマンドをUEに対して生成できる。
TPC 226は、適切なMUX 227によって、UEの対応する送信機側210に送信されるデータ・ストリーム211に多重化される。送信機側210は、適切なDEMUX 212において、対応するデータ・ストリーム211からTPCコマンド226を抽出する。送信機側210は、回線216を介してDEMUX 212から受信した、抽出されたTPCコマンドに基づき、内蔵の電力増幅器(PA)217の送信電力を調整できる。たとえば、受信機側220から「電力を増やす」コマンドを受信した場合は、UEの送信電力を指定量だけ増やすことができる。「電力を減らす」コマンドを受信した場合は、送信電力を指定量だけ減らすことができる。したがって、ILPCは、UEの送信機側210とNodeBの受信機側220の間のクローズド・ループである。
OLPCは、(たとえば、特定のBLERtarget 230によって指定される)サービスのQoS要件を満たすために、ILPCのSIRtarget設定(しきい値)を制御する。図2によれば、OLPCの基本機能は次のようになる。受信機側220内で、(228において)(復号器223によって復号された)復号信号224からサービスのQoS(たとえば、BLER)が推定され、(たとえば、BLERtargetで指定される)QoS目標と比較される。ILPCのために調整されたSIRtargetは、228での比較結果に基づいて決定される(回線229)。たとえば、BLER>BLERtargetであれば、OLPCはSIRtargetを増やし、BLER≦BLERtargetであれば、OLPCはSIRtargetを減らす。この修正されたSIRtarget(しきい値)がILPCに渡される。OLPCもまた、NodeBの受信機側220の中で主に動作するクローズド・ループである。
アップリンク(移動局から基地局への「逆方向リンク」)では、電力制御は、各移動ユーザに対して個別に実施され、ダウンリンク(基地局から移動局への「順方向リンク」)では、電力制御は、物理チャネルごとに実施される。現在の達成状況では、電力の過負荷状況が発生しても、具体的な電力制御操作は実施されない。過負荷状況の場合、従来の電力制御では、所望または目標のBLERにまだ一度も到達していなくても、とにかく送信電力を上限まで増やす。これによって、送信機と受信機の間の同期が失われ、既存の接続が不意に遮断される可能性がある。
図3は、無線通信システムにおけるアップリンク電力制御の従来の仕組みを示している。システム300は、たとえば、UTRAN(UMTS地上無線アクセス・ネットワーク)300として実施できる。UTRAN 300は、NodeB 310というセル・サイト(基地局)を含むことができ、NodeB 310は、一般にはUuインターフェース・プロトコルを用いて、1つまたは複数のUE 315にサービスを提供できる。各NodeB 310は、Iubプロトコルを用いて無線ネットワーク・コントローラ(RNC)320および325と通信する無線送受信機を含むことができる。ここでは、RNCを、UTRAN 300の、制御RNCまたはサービスRNC(SRNC)320とドリフトRNC(DRNC)325として示している。SRNC 320とDRNC 325は、(たとえば、Iurプロトコルを用いて)互いに通信できる。
UTRAN 300はまた、1つまたは複数のコア・ネットワーク(CN)340(図3には簡潔さのために1つだけ示す)とインターフェースすることもできる。簡潔さのために図示していないが、CN 340は、移動交換局(MSC)、1つまたは複数のServing GPRS Support Node(SGSN)、および1つまたは複数のGateway GPRS Serving NodeまたはGateway GPRS Support Node(GGSN)を含むことができる。SGSNおよびGGSNは、外部ネットワーク(図示せず)へのゲートウェイである。一般にUMTSでは、SGSNおよびGGSNは、UTRAN 300経由で移動局とパケットを交換でき、他のインターネット・プロトコル(IP)・ネットワーク(本明細書ではパケット・データ、ネットワーク(PDN)と呼ぶ)ともパケットを交換できる。外部ネットワークとしては、パケット交換電話網(PSTN)や統合サービス・ディジタル網(ISDN)などの様々な回線ネットワークやPDNなどがある。
図3に示すように、UTRAN 300は、たとえば、Iu csやIu psなどの適切なIuインターフェース(簡潔のために図示せず)を介してCN 340にリンクできる。あるいは、UTRAN 300は、たとえば、T1/E1、STM−xなどのバックホール設備(図示せず)を介してCN 340にリンクできる。Ics(インターフェース・ユニット(回路交換))インターフェースは、UMTSにおいてRNCをMSCにリンクするインターフェースである。Ips(インターフェース・ユニット(パケット交換))インターフェースは、UMTSにおいてRNCをSGSNにリンクするインターフェースである。
3GPP TS 25.401、V6.2.0(2003−12)、「UTRAN overall description」などの3GPP UMTS標準に従って、様々なアップリンクPC機能を様々なネットワーク・エンティティに配置できる。図3は、NodeB 310間でソフト・ハンドオフを行う場合のアップリンク制御機能の配置例を示している。ソフト・ハンドオーバーは、UEが同時に複数のセルに接続されるコール構成である。この例では、UE 315は、異なる複数のNodeB 310と、異なるRNC 320および325に接続される。各NodeB 310は、それぞれ対応する制御RNC 320/325に、Iubインターフェースを介して接続されている。ソフト・ハンドオフに関与するNodeB 310に対する制御RNCが複数ある場合は、1つのRNCが、接続を制御するSRNC 320の役割を担い、別のRNCがDRNC 325として動作する。図に示すように、RNC 320とRNC 325の間のUE 315のデータ・フローおよび制御フローは、Iur論理インターフェースを介して送信できる。
従来、ILPC機能は各NodeB 310に配置され、それによって、所与のUE 315と各NodeB 310の間に個別のILPCループが提供されていた。3GPP UMTS標準では、それらの個別ループからのTPCコマンドが競合した場合の、UE 315に関するルールが指定されている。フレーム・セレクタ322は、SRNC 320に到達する複数のアップリンク・ソフト・ハンドオーバー経路の中から最も信頼できるデータ・ストリームを選択するよう構成でき、SRNC 320内に配置できる。さらに、OLPC機能324も、通常は、たとえば、図3に示すように、SRNC 320内に配置できる。
したがって、従来の電力制御の実装では、(特にアップリンクにおける)過負荷状態に効率的に対処することができない。たとえば、(たとえば、コンマ何秒の)短時間の過負荷については、PCによるいかなる操作も手荒すぎ、CACおよび/またはConC.などの従来の過負荷制御アルゴリズムで現在行われているようにユーザをブロックしたり遮断したりするなどの悪影響をユーザに及ぼす可能性がある。
さらに、過負荷状況に対して何の措置も講じられない場合、特定数のユーザに対する各電力制御ループがそれぞれ対応する限界に達する可能性があり、そうなると、サービス性能が不意に制御できなくなり劣化する可能性がある。極端な場合は、所与のUE 315とそのサービスNodeB 310の間の同期が失われ、コールが遮断される可能性がある。
欧州特許出願第01309520.3号(EP1311076として公開)(Charriereら、「Control of the transmission power of a CMDA based system」、2001年11月12日申請)
本発明の一例示的実施形態は、1人または複数の、少なくとも1つのセルのユーザにサービスを提供する少なくとも1つの基地局を有する通信システムにおいて、電力過負荷を制御する方法を対象としている。この方法では、通信システムの負荷を過負荷状態にならないよう維持するために、基地局によって実施される内部ループ電力制御の目標信号対干渉比(SIRtarget)を制御できる。
本発明の別の例示的実施形態は、1人または複数の、少なくとも1つのセルのユーザにサービスを提供する少なくとも1つの基地局を有する通信システムにおいて、電力過負荷を制御する方法を対象としている。この方法では、通信システムの負荷を過負荷状態にならないよう維持するために、基地局によって実施される外部ループ電力制御の目標ブロック・エラー・レート(BLERtarget)を制御できる。
本発明の例示的実施形態は、本明細書の以降の詳細説明および添付図面から、より完全に理解されよう。類似要素は類似の参照符号で表してある。これらの説明および図面は例示のみを目的としており、したがって、本発明の例示的実施形態だけに制限するものではない。
本発明の例示的実施形態の原理は特に、UMTSの技術、標準、および手法に基づく無線通信システムによく適合するものであり、その例示的文脈で説明を行うが、本明細書で表示および説明する例示的実施形態は例示的のみを意図したものであり、いかなる制限も意図しないものであることに注意されたい。たとえば、本発明の例示的実施形態は、通信システム向けの、よく知られたIS−95、IS 2000、CDMA 2000などの技術にも適用できる。したがって、他の無線通信システムに適用しようとする当業者から見れば、種々の変更が可能であることは明らかであり、種々の変更は、本明細書での教示から予想されるところである。
さらに、以下で用いるように、「ユーザ機器」(UE)という用語は、移動局、移動端末、移動ユーザ、加入者、ユーザ、リモート局、アクセス端末などと同義であると見なすことができ、無線通信ネットワークにおける無線リソースのリモート・ユーザを表すことができる。「NodeB」という用語は、基地局または無線基地局(BTS)と同義であると見なすことができ、ネットワークと1つまたは複数のUEの間のデータおよび/または音声の接続を提供する機器を表すことができる。システムやネットワーク(アクセス・ネットワークなど)は、1つまたは複数の基地局を含むことができる。
本発明の例示的実施形態は、アップリンクにおける電力過負荷制御方法を対象としているが、ダウンリンクにおける過負荷状況への対象にも適用可能であり、それは当業者にとっても明らかであろう。以下で説明する例示的方法は、たとえばコール・アドミッション制御(CAC)および輻輳制御(ConC)などの、従来の負荷制御方法の代わりとして、かつ/またはそれらとともに適用可能であろう。
一般的に、本明細書で説明する、無線通信システムにおいて電力過負荷制御を実施する例示的方法は、負荷の上限を下回る特定の負荷をサポートする通信システムでは有限時間の過負荷状況が発生しうるという原理に基づいている。したがって、CACやConCなどの従来の負荷制御方法で行われているような、新規ユーザをブロックしたり、既存ユーザを遮断したりするなどのより厳しい操作を実施するのではなく、たとえば一定時間だけBLERを増やすなど、システムからサービスを提供されているユーザに対するQoSを制限することが好ましい。
以下でさらに詳細に説明するように、一例示的実施形態では、通信システムが過負荷状態にならないように、ILPCの目標信号対干渉比(SIRtarget)を制御できる。これは、送信電力(したがって、システムの全体負荷)が内部ループ電力制御の調整されたSIRtargetに直接依存するであろうという知識に基づいて行うことができる。
別の例示的実施形態でさらに詳細に説明するように、特定の時点でのシステム負荷に基づいて、ILPCの目標ブロック・エラー・レート(BLERtarget)を調整できる。したがって、別の例示的実施形態は、ILPCのSIRtargetがOLPC機能を通じてBLERtargetに依存する電力過負荷制御方法を対象としている。
図4は、本発明の一例示的実施形態による、通信システムの電力過負荷制御方法を示すフロー図である。図4は、内部ループ電力制御のSIRtargetの制御に基づく過負荷制御方法を大まかに示している。
図4の「電力過負荷制御ループ」400は、ILPCに追加して実装できる。CDMAシステムやUMTSシステムでは、ILPCによって制御されるSIRtargetは、(NodeBからサービスを提供される1つまたは複数のUEを含む)特定のセルの干渉(したがって、負荷)に対して大きな影響力を持ちうる。
SIRtargetを下げると、セルの負荷も減り、それによって、一時的な過負荷状況を克服しやすくなる。その反面、SIRtargetを下げると、通信システムのBLER性能も低下する。したがって、過負荷状況が続く間はQoSも低下する可能性がある。本明細書で説明する例示的方法は、過負荷状況を克服する能力と、システム性能が低下する可能性とのトレードオフを伴う。
図4によると、NodeBは、所与のセルの現在の負荷を定期的に推定する(工程410)。アップリンクでは、この負荷を、全体的な受信干渉に基づいて推定できる。たとえば、NodeBは、サービス対象の特定セルのセル干渉レベルを計測することによって負荷を監視できる。このアップリンク負荷の推定値は、たとえばCACやConCなどの他の負荷制御機能の代わりに、またはそれらとともに、ループ400で利用できる。図4の例として、サービスを提供するNodeBが、たとえばUTRANなどのネットワークの制御RNCに、各セルの1つまたは複数のUEの負荷推定値を報告できる。
過負荷状況をNodeBで検知するために、負荷推定値を所定の過負荷しきい値(throverload)と比較する(工程420)。この比較結果に基づいて、SIR倍率(facSIR)を調整する(工程430)。たとえば、負荷推定値がthroverloadに等しいか、これを超える(≧)場合は、facSIRを特定量だけ減らすことができる(すなわち、facSIRが所定の最小値(min(facSIR))を下回らない割合だけ又は設定された値だけ減らすことができる)。負荷推定値がthroverloadより小さい(<)場合は、facSIRを特定量だけ増加又は増分することができる(すなわち、facSIRが所定の最大値(max(facSIR))を上回らない割合だけ又は設定された値だけ増やすことができる。この例では、max(facSIR)=1とすることができるが、当業者であれば、他の値(1未満の小数、1以上の小数、1以外の整数など)もmax(facSIR)として使用する可能性がある。
目標SIRを決定する際に、不安定さを避けるために、倍率facSIRをフィルタリングする(工程440)。たとえば、例示的な式(1)に従って、比較的単純な忘却要素を適用できる。
facSIRave(i)=(1−a)・facSIRave(i−1)+a・facSIR(i)(1)
式(1)において、facSIRave(i)はフィルタリング後の現在の出力値を表し、facSIRave(i−1)は直前の出力値を表し、「a」はフィルタ係数を表し、facSIR(i)は、工程430で得られた現在の倍率値を表す。
工程440でのfacSIRave(i)の決定に基づき、例示的な式(2)に示すように、ILPCの目標SIRtargetを調整する(工程450)。
SIRtarget=SIRtargetOLPC・facSIRave(2)
式(2)において、SIRtargetOLPCは、OLPCによって調整された元の目標SIRを表す。次に、SIRtargetの修正値を、NodeBで実施されるILPCに渡す(工程460)。工程410から460を反復した結果、(NodeBにおいてILPC手法によって実装された現在のSIRtargetより)SIRtargetが低くなった場合は、NodeBで実施されるILPCが、従来の操作で(すなわち、適切な「電力を減らす」コマンドをUEに送信して)要求送信電力を減らす。したがって、(電力過負荷状態に近づくか、達した場合に)発生する負荷を効率よく減らすことができる。さらに、(たとえば別の時点で)工程410で次の負荷推定値を決定するために、修正したSIRtargetのシステム性能に対する影響に関する情報を用いることができる(工程470)。ILPC動作の詳細は既に概説したとおりなので、ここでの詳細説明は簡潔さのために割愛する。
したがって、例示的方法をNodeBに効率的に適用でき、NodeBではSIRtargetを決定するためのセル負荷情報を利用できるようになり、それによって、電力過負荷制御とILPCの間の待ち時間を比較的低く保つことができる。負荷の低減をより一層効率的に行うために、図4に示した電力過負荷制御ループをセル内のすべてのUE、または少なくとも一部のUEに用いることができる。ソフト・ハンドオフの場合は、過負荷になっているセルのSIRtarget設定にのみ作用する。
SIRtargetがSIRtargetOLPCより低い場合は、さらなる操作を行わなくても、OLPCが、SIRtargetOLPCを再度増やす。これは、たとえばBLERtargetで示される目標量に到達していなかったためと考えられる。この効果を「ワインド・アップ」効果と呼ぶことがある。この効果は、UMTSなどのCDMAシステムでの深刻な問題の原因となることがある。
「ワインド・アップ」効果を避けるには、NodeBによって実施されるOLPCがSIRtargetOLPCを不必要に上げないように、目標量(BLERtarget)をOLPCに通知しなければならない。このシグナリングは、欧州特許出願第01309520.3号(EP1311076として公開)(Charriereら、「Control of the transmission power of a CMDA based system」、2001年11月12日申請)で説明されているような、分散OLPCアーキテクチャと、適切な電力制御シグナリング方法を適用することにより、自ずと与えられる。EP1311076の内容は、説明されている電力制御シグナリング方法が関連するとして、参照により本明細書に組み込まれている。
以下、電力過負荷制御方法のある特定のパラメータの、システム性能への影響について説明する。過負荷しきい値thrloadは、NodeBに対する負荷点、言い換えると、本明細書で説明した例示的電力過負荷制御方法を開始すべきトリガを直接与える。この過負荷しきい値thrloadは、たとえばCACの過負荷しきい値thrCACおよびConCの過負荷しきい値thrConCで与えられる、セルの最大許容負荷に従って調整されなければならない。
CACおよびConCの機能性は、大規模過負荷状況を克服するためには依然として必要である。特に、その状況が数秒以上続く場合には必要である。それは、電力過負荷制御によって、BLER性能が所与のセルのUEにとって受け入れがたいレベルになる可能性があるためである。min(facSIR)などの下限を用いて、たとえば、特定サービスの許容品質の下限を調整することができる。式(1)で示したフィルタ係数aは、電力過負荷制御の動作にかなりの影響を及ぼしうる。さらに、過負荷状況を克服する能力と、thrload、min(facSIR)、フィルタ係数aのうちの1つまたは複数を調整することによってQoSが劣化する可能性との間にはトレードオフが存在しうる。
図5は、本発明の別の例示的実施形態による、通信システムの電力過負荷制御方法を示すフロー図である。図5は、外部ループ電力制御のBLERtargetを設定することに基づく過負荷制御を大まかに示している。CDMAシステムでは、所与のサービスのBLERが、NodeBで実施されるOLPCおよびILPCを通じて送信電力に対して大きな影響力を持つ可能性があり、したがって、所与のセルの負荷にかなりの影響を及ぼす可能性がある。
図5によれば、1つまたは複数のUEが接続されている所与のセルの現在の負荷を、NodeBが定期的に推定する(工程510)。アップリンクでは、この負荷を、全体的な受信干渉に基づいて推定できる。このアップリンク負荷の推定値は、たとえばCACやConCなどの他の負荷制御機能の代わりに、またはそれらとともに利用できる。図5の例として、サービスを提供するNodeBが、たとえばUTRANなどのネットワークの制御RNCに、各セルの1つまたは複数のUEの負荷推定値を通知できる。
この負荷推定値は、BLERtargetの調整内容の決定(工程520)に利用できる。BLERtargetを設定または調整するために、負荷推定値をいくつかの領域に分割し(工程521)、サービスの要求に応じて領域ごとにBLERtarget設定を定義することができる。簡単な例として、2つの領域を考える(当業者であれば、領域数が2つより少ない場合でも多い場合でも定義できることを理解されたい)。たとえば、2つの例示的な負荷領域を、それぞれ、「低負荷」領域および「高負荷」領域とする。各領域が、たとえば、特定のBLERtarget設定を有するとする。これらの領域の間の対応付けと、BLERtargetの調整内容の決定について、以下、説明する。
低負荷領域と判断された(工程522の結果がYESである)領域については、BLERtargetlowを割り当てる(工程523)。高負荷領域と判断された(工程524の結果がYESである)領域については、BLERtargethighを割り当てる(工程525)。一態様では、BLERtargetが増えると、負荷/電力消費が減るので、BLERtargetlow<BLERtargethighと設定することが好ましい。判定した領域に基づいて修正または調整したBLERtarget値を、図5に示すように、NodeBで実施されるOLPCに渡す(工程530)。
図5に示した方法は、新規サービスの開始時に初期BLERtargetを取得するために開始されるか、かつ/または選択されたサービスが存在する間にBLERtargetを動的に(すなわち、基本的に実時間で)更新することによって開始される。図5の方法は、エンド・ユーザが知覚する性能に影響する可能性があるので、特定のセルの特定タイプのコールについてのみ実施することが好ましい。図5の方法をどのUEに適用するかの決定は、たとえば、サービスのQoS要件や、他の何らかの優先度またはパラメータに基づく場合がある。ソフト・ハンドオフの場合は、すべてのリンクが、新しいBLERtarget設定の影響を受ける可能性がある。
図5に示した方法は、RNCに効率的に適用できる。RNCでは、UMTS内にフレーム選択機能があるおかげで(たとえば、図3のフレーム選択機能322を参照)、サービスの品質情報(たとえば、BLER)を利用できる。さらに、BLERtarget設定の調整内容の決定に利用できる一般負荷情報(たとえば、隣接セルの負荷情報)もRNCで使用可能になる。BLERtargetの調整には時間がかかるのが普通なので、NodeBとRNCの間に待ち時間があってもBLERtargetの調整には関係しない。BLERtargetの調整方法は、欧州特許出願第01309520.3号で説明されているように、分散OLPCアーキテクチャと電力制御シグナリング方法で効率的にサポートされる。
これらの例示的実施形態は、無線通信システムの電力制御の領域において様々な恩恵を提供できる。たとえば、図4の例示的方法は、ILPCのSIRtargetを一時的に下げることによって短時間の過負荷状況に効率的に対処できる。これにより、従来のCACやConCの機能で実施されるような、新規コールのブロックや既存コールの遮断などのより厳しい措置を講じる必要がなくなる。さらに、図4で示した方法は、thrload、min(facSIR)、フィルタ係数aのうちの1つまたは複数など、所定のパラメータを選択することによって、SIRtargetを調整することでSIRtargetが低くなる場合の、短時間の過負荷を克服する電力過負荷制御能力と、BLER性能を下げることによるQoS劣化の間の望ましいトレードオフを達成できる。
図4の方法を、CACやConCなどの既存の過負荷制御方法と組み合わせると、長時間の過負荷状況を克服できる。そのような構成では、電力過負荷制御を二重にすることができる。第1に、過負荷が短時間の場合は、電力過負荷制御によって、ユーザに影響を及ぼさずにQoSを一時的に減らす。第2に、何らかの原因で、過負荷状況が長時間に及ぶ場合は、CACおよびConCの機能を実施して、コールをブロックまたは遮断することにより、長時間の電力過負荷状況を克服できる。ただし、電力過負荷制御を行う場合は、図4の拡張過負荷制御ループ400を用いない場合より、過負荷事象のしきい値が高く設定されることが予想される。
図5に示した方法は、長時間にわたってQoSを負荷状況に適合させることができる。負荷が低い場合は、(BLERtargetを小さくすることによって)高いQoSを個々のユーザに提供できる。負荷が高いほど、BLERtargetを大きくする必要がある。さらに、当業者であれば明らかであるように、図4および5の方法を組み合わせると、要求されるサービスのQoSを加減することによって負荷の変動に対処する効率的な仕組みを実現できる。
また、図4の方法は、アップリンク方向でのみ直接インターフェースをILPCに与えるので、アップリンクにより適しているが、図5の方法は、UTRANのサービスRNCまたは制御RNCにおいて両方向のOLPC目標を設定できるので、ダウンリンクにも用いることができる。したがって、品質が一時的に低下しても、早い段階でコールを不必要に遮断することを避けることができる。このため、UMTSなどの通信システムで発生する電力過負荷状況に対して、前述の電力過負荷制御方法の観点で高い対処能力を有することができる。
ここまで本発明の例示的実施形態を説明してきたが、同じものを様々に変形させることが可能であるのは明らかである。たとえば、図2から5の論理ブロックは、ハードウェアおよび/またはソフトウェアで実装できる。ハードウェア/ソフトウェアの実装は、プロセッサと製造物の組み合わせを含むことができる。製造物はさらに、記憶媒体、プロセッサが本方法を実行するために読み込むコード部分を有するコンピュータ可読媒体、および実行可能コンピュータ・プログラムを含むことができる。実行可能コンピュータ・プログラムは、所望の操作および本方法を実行する命令を含むことができる。また、実行可能コンピュータ・プログラムは、外部から伝達される信号の一部として供給されることも可能である。そのような変形形態は本発明の例示的実施形態の範囲からの逸脱の見なされるべきではなく、当業者であれば明らかであるそのような変更はすべて、本願請求項の範囲に含まれるものとする。
UMTSなどの通信システムにおける過負荷の問題を示すグラフである。 無線通信システムの基地局送受信機における従来のクローズド・ループ電力制御(CLPC)のブロック図である。 無線通信システムにおけるアップリンク電力制御の従来の仕組みを示す図である。 本発明の一例示的実施形態による、通信システムの電力過負荷制御方法を示すフロー図である。 本発明の別の例示的実施形態による、通信システムの電力過負荷制御方法を示すフロー図である。

Claims (10)

  1. 通信システムにおいて電力過負荷制御を実施する方法であって、
    システム内の所与のセルの負荷を推定する工程と、
    前記負荷推定値を、倍率を決定するためのしきい値と比較する工程と、
    負荷推定値の変動に対応するフィルタ係数に基づいて前記倍率をフィルタリングする工程と
    フィルタリングされた前記倍率に基づき、目標信号対干渉比(SIRtarget)を調整してセル内の電力過負荷状態を制御する工程とを含む方法。
  2. 前記比較結果に基づいて、システム内の電力過負荷状態を検知し、
    前記比較結果に基づいて、設定された下限と設定された上限との間で前記倍率を加減する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記比較する工程が、過負荷しきい値を基準として前記負荷推定値を評価する工程を含み、
    前記決定する工程が、
    前記負荷推定値が前記過負荷しきい値に等しいか、前記過負荷しきい値を超える場合に前記倍率を所定の量だけ減らす工程と、
    前記負荷推定値が前記過負荷しきい値より小さい場合に前記倍率を所定の量だけ増やす工程とを含む、請求項1に記載の方法。
  4. 記調整する工程が、前記フィルタリングした倍率と、前記セルにサービスを提供する基地局によって実施される外部ループ電力制御で設定された現在のSIRtargetしきい値とに基づいて、前記基地局によって実施される内部ループ電力制御のSIRtargetを調整する工程をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記電力過負荷状態を制御するために調整された、前記セルのすべてのユーザまたは前記セルの少なくとも一部のユーザのSIRtargetが、前記セル・レベルおよびネットワーク・レベルのいずれかの過負荷状態の制御に適用できる、請求項1に記載の方法。
  6. 通信システムにおいて電力過負荷制御を実施する方法であって、
    システム内の所与のセルの1人または複数のユーザの負荷を推定する工程と、
    前記負荷推定値を1つまたは複数の負荷領域に分割し、前記負荷領域のそれぞれが所定の目標ブロック・エラー・レート(BLERtarget)に関連付けられる工程と、
    前記システム内の電力過負荷状態を回避するために、所与の評価された負荷領域に基づいてBLERtargetを調整して前記セル内のユーザの送信電力を制御する工程とを含む方法。
  7. 前記分割する工程が、前記評価された負荷を、関連付けられた第1のBLERtarget値を有する第1の負荷領域と、関連付けられた第2のBLERtarget値を有する第2の負荷領域とに分割する工程を含む、請求項6に記載の方法。
  8. 前記第1の負荷領域が、比較的高い負荷の領域を表し、前記第2の負荷領域が、比較的低い負荷の領域を表し、
    前記第1のBLERtarget値が前記第2のBLERtarget値より大きい、請求項7に記載の方法。
  9. 前記第1の負荷領域が、比較的低い負荷の領域を表し、前記第2の負荷領域が、比較的高い負荷の領域を表し、
    前記第1のBLERtarget値が前記第2のBLERtarget値より小さい、請求項7に記載の方法。
  10. 前記調整する工程が、前記所与の評価された負荷領域に基づいて調整されたBLERtargetを、前記少なくとも1つのセルのユーザにサービスを提供する基地局で実施される外部ループ電力制御に渡す工程を含み、前記外部ループ電力制御が、電力過負荷状態を回避するために、前記基地局と前記セルの間のリンクの品質を制御する、請求項6に記載の方法。
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