JP4737472B2 - 製品の製造方法、および製造システム - Google Patents

製品の製造方法、および製造システム Download PDF

Info

Publication number
JP4737472B2
JP4737472B2 JP2009245588A JP2009245588A JP4737472B2 JP 4737472 B2 JP4737472 B2 JP 4737472B2 JP 2009245588 A JP2009245588 A JP 2009245588A JP 2009245588 A JP2009245588 A JP 2009245588A JP 4737472 B2 JP4737472 B2 JP 4737472B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
manufacturing
unit
storage unit
product
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009245588A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011090630A (ja
Inventor
隆史 川崎
千治 伴
益弘 卜部
智昭 宮正
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2009245588A priority Critical patent/JP4737472B2/ja
Priority to US13/502,426 priority patent/US20120203370A1/en
Priority to EP10826559.6A priority patent/EP2495751A4/en
Priority to PCT/JP2010/068358 priority patent/WO2011052427A1/ja
Priority to CN2010800480653A priority patent/CN102598029A/zh
Publication of JP2011090630A publication Critical patent/JP2011090630A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4737472B2 publication Critical patent/JP4737472B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/06Resources, workflows, human or project management; Enterprise or organisation planning; Enterprise or organisation modelling
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q50/00Information and communication technology [ICT] specially adapted for implementation of business processes of specific business sectors, e.g. utilities or tourism
    • G06Q50/04Manufacturing
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Human Resources & Organizations (AREA)
  • Economics (AREA)
  • Strategic Management (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Tourism & Hospitality (AREA)
  • Entrepreneurship & Innovation (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Marketing (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Operations Research (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Game Theory and Decision Science (AREA)
  • Development Economics (AREA)
  • Educational Administration (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Primary Health Care (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

本発明は、製品の製造方法、および製造システムに関し、特に、製造条件を記憶する記憶装置を用いた製品の製造方法、および製造システムに関するものである。
製品を製造する製造装置の中には、製造条件を記憶する記憶装置を有するものがある。
たとえば特許文献1には、上記製造条件としてヒータの加熱出力パターンとキャリアガスの出力パターンとを記憶するマイクロコンピュータを備えた供給装置が開示されている。
特開平4−99279号公報
上記公報の供給装置のような製造装置が設置される場所は、多くの場合、情報管理の上で人の立ち入りが厳格に制限された場所(以下、「制限エリア」と称する)ではない。このため、製造システムに記憶されている製造条件の情報が漏えいしやすいという問題がある。
一方で製造システム全体が制限エリアに設置されると、情報の漏洩は防止できるものの、製造システムの保守および/または点検を行う作業者が立ち入り制限を受けてしまう。このため、製造システムの保守および/または点検が困難になるという問題がある。
それゆえ本発明の目的は、保守および/または点検を容易に行うことができ、かつ製造条件を示した情報の漏洩を防止することができる製造方法、および製造システムを提供することにある。
本発明のある局面に従うと、製品の製造方法は、
製品の製造条件である目標値を示した第1情報を第1記憶部に格納する第1装置と前記目標値に基づいて製造装置を制御する第2装置とが異なるエリアに設置されている製造システムにおける前記製品の製造方法であって、
前記第1情報を前記第2装置に送信する工程と、
送信した前記第1情報を前記第2装置の第2記憶部に格納する工程と、
前記第2記憶部に格納された前記第1情報に基づいて前記製造装置を制御して前記製品を製造する工程と、
前記製品を製造した際の前記目標値に対する測定値である第2情報を前記第2記憶部に送信して、当該第2情報を当該第2記憶部に格納する工程と、
前記製品を製造する工程後に前記第2記憶部から前記第1情報を消去する工程と、
前記第2情報を前記第1装置に送信する工程と、
送信した前記第2情報を前記第1記憶部に格納する工程と、
前記第2情報を前記第1装置に送信した後に、前記第2情報を前記第2記憶部から消去する工程と、
を備える。
上記製品の製造方法において、第1装置が、第2装置が設置されたエリアよりもセキュリティレベルが高いエリアに設置されている。
上記製品の製造方法において、第1装置において第1情報を暗号化する工程をさらに備え、第2装置に対して第1情報を送信する工程では、当該第1情報を暗号化された状態で送信する。
上記製品の製造方法において、第2装置において第2情報を暗号化する工程をさらに備え、第2情報を第1装置に送信する工程では、当該第2情報を暗号化された状態で送信する。
上記製品の製造方法において、第1情報および/または第2情報を第1記憶部に格納する工程では、当該第1情報および/または第2情報を暗号化された状態で当該第1記憶部に格納する。
上記製品の製造方法において、第2装置において、第1情報および第2情報の少なくともいずれかを、相対値またはダミーデータに変更する工程と、相対値またはダミーデータを出力装置にて表示する工程とをさらに備える。
上記製品の製造方法において、第2記憶部から第1情報を消去する工程の後に、新たな第1情報を第1装置から第2装置に対して送信することを要求する要求信号を生成する工程と、要求信号を第1装置に送信する工程とをさらに備える。
上記製品の製造方法において、第2装置において製造装置が各々に当該製品を製造するための処理を行う複数の処理部を備えた製品の製造方法であり、処理部毎に、当該処理部に対応する第1情報を第1記憶部に格納する工程と、複数の処理部のいずれかを特定する第3情報を要求信号に含め、当該第3情報を含んだ要求信号を送信する工程と、第1情報を第2装置に送信する工程と、第2装置が第3情報にて特定された処理部を用いて第1情報に基づいた処理を行う工程と、処理部毎に当該処理部により送信された第2情報に第3情報を含め、当該第3情報を含んだ第2情報を第2記憶部に格納する工程と、第3情報を含んだ第2情報を第1装置に送信する工程と、送信した第2情報を第1記憶部に格納する工程と、を備える。
上記製品の製造方法において、第1情報と第2情報とをそれぞれ暗号化された状態で第1記憶部に格納する工程と、暗号化された第1情報および/または第2情報を第1装置の復号部によって復号する工程と、復号した第1情報および/または第2情報を第1装置に接続された第3装置に送信する工程と、を備える。
上記製品の製造方法において、第1装置において複数の第2装置を備えた製品の製造方法であり、第1装置と各第2装置とが、第2装置毎に異なる専用回線を用いて、第2記憶部に対して第1情報を送信する工程と、第1記憶部に対して第2情報を送信する工程とを備える。
本発明の他の局面に従うと、製造システムは、
製品を製造する製造装置と、製造装置の動作を制御する制御装置と、制御装置と通信可能な情報処理装置とを備えた製造システムであって、
情報処理装置は、
製造装置および制御装置とは異なるエリアに配置されており、
製品の製造条件である目標値を示した第1情報を格納した第1記憶部と、
第1情報を制御装置に送信する第1送信部とを含み、
製造装置は、
第1情報に基づく制御装置による制御によって、製品を製造し、
製品を製造した際における目標値に対する測定値である第2情報を制御装置に送信し、
前記制御装置は、
情報処理装置から送信された第1情報と、製造装置から送信された第2情報とを格納する第2記憶部と、
製品が製造されたことに基づき、第2記憶部から第1情報を消去する消去部と、
情報処理装置に第2情報を送信する第2送信部とを含み、
情報処理装置は、制御装置から送信された第2情報を前記第1記憶部に格納し、
消去部は、情報処理装置に第2情報を送信した後に、第2情報を第2記憶部から消去する。
以上説明したように、本発明によれば、製造条件を示した情報が漏洩することを防止することができる。また製造システムの保守および/または点検を容易に行うことができる。
製造システムの概略構成を示した図である。 制御装置として機能するコンピュータシステムのハードウェア構成を表わすブロック図である。 製造システムのブロックを示した図である。 製造システムにおけるシーケンスチャートを示した図である。 製造条件データのデータ構造の例を示した図である。 プロセスデータのデータ構造の例を示した図である。 保存装置における処理の流れを示したフローチャートである。 制御装置における処理の流れを示したフローチャートである。 製造装置における処理の流れを示したフローチャートである。 製造システムにおける処理の流れを示したフローチャートである。 他の製造システムのブロックを示した図である。 図11の製造システムにおける前半の処理の流れを示したフローチャートである。 図11の製造システムにおける後半の処理の流れを示したフローチャートである。 さらに他の製造システムのブロックを示した図である。 図14の製造システムにおける前半の処理の流れを示したフローチャートである。 図14の他の製造システムにおける後半の処理の流れを示したフローチャートである。 さらに他の製造システムのブロックを示した図である。 図17の製造システムにおける前半の処理の流れを示したフローチャートである。 図17の製造システムにおける後半の処理の流れを示したフローチャートである。 成膜製造システムのブロックを示した図である。 基板の移動方向を示した図である。 基板を前室から各成膜部に移動させた後の成膜装置の状態を示した図である。 基板に対して成膜処理を行っている状態を示した図である。 第1成膜部から成膜済み基板を前室に搬送した後の成膜装置の状態を示した図である。 搬送部が新たな基板を前室から第1成膜部に搬送した後の成膜装置の状態を示した図である。 保存装置に対して複数の制御装置が接続される製造システムの構成を示した図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
〔実施の形態1〕
本発明に係る製造システムの一実施形態について、図1から図10を参照して説明すると以下のとおりである。
<製造システム1の概要>
図1は、本実施の形態に係る製造システム1の概略構成を示した図である。図1を参照して、製造システム1は、保存装置(情報処理装置、第1装置)10と、基本システム9とを備える。基本システム9は、制御装置(第2装置)20と、製造装置30とを備える。
保存装置10は、エリアCAに設置されている。制御装置20および製造装置30は、エリアPAに設置されている。エリアCAは、エリアPAよりもセキュリティが高いエリアである。具体的には、エリアCAは、情報セキュリティを確保する観点から、エリアPAよりも人の立ち入りが厳格に制限されたエリア(制限エリア)である。
保存装置10は、制御装置20と通信可能に接続されている。制御装置20は、製造装置30と通信可能に接続されている。保存装置10は、制御装置20からの要求に応じて、データを制御装置20に送信する。制御装置20は、当該データに基づいて、製造装置30の動作を制御する。製造装置30は、制御装置20からの制御信号に基づき、予め定められた製品を製造する。保存装置10、制御装置20、および製造装置30の詳細については、後述する。
図2は、制御装置20として機能するコンピュータシステム2000のハードウェア構成を表すブロック図である。
コンピュータシステム2000は、主たる構成要素として、
制御装置と演算装置とから成るCPU(Central Processing Unit)2010と、
コンピュータシステム2000への入力装置であるマウス2020およびキーボード2030と、
CPU2010の演算により生成されたデータおよび/または上記入力装置にて入力されたデータを揮発的に格納する主記憶装置であるRAM(Random Access Memory)2040と、
上記データを不揮発的に格納する補助記憶装置であるハードディスク2050と、
着脱可能なリムーバブルメディア(Removable Media)を扱う駆動装置2060と、
出力装置であるモニタ2070と、
通信線で接続された外部装置と相互に通信を行う通信IF2080と、
を含む。各構成要素は、相互にデータバスによって接続されている。駆動装置2060には、対応したリムーバブルメディア2061が装着される。
コンピュータシステム2000における処理は、コンピュータ命令であるプログラムの集合体であるソフトウェアに基づいて、CPU2010および各ハードウェアが動作することにより実現される。このようなソフトウェアは、ハードディスク2050に予め記憶されている。または、リムーバブルメディア2061その他の記憶媒体に格納されている場合もある。あるいは、いわゆるインターネットに接続されている情報提供事業者によってダウンロード可能なプログラムプロダクトとして提供される場合もある。上記ソフトウェアは、駆動装置2060その他の読取装置により記憶媒体から読み取られて、あるいは、通信IF2080を介してダウンロードされた後、ハードディスク2050に格納される。上記ソフトウェアは動作時に、CPU2010によってハードディスク2050から読み出され、RAM2040に実行可能なプログラムの形式で格納される。CPU2010は、上記プログラムに基づいて演算を実行する。
同図に示されるコンピュータシステム2000を構成する各構成要素は、一般的なものである。したがって、本発明の本質的な部分は、RAM2040、ハードディスク2050、リムーバブルメディア2061その他の記憶媒体に格納されたソフトウェア、あるいはネットワークを介してダウンロード可能なソフトウェアであるともいえる。なお、コンピュータシステム2000の各ハードウェアの動作は周知であるので、詳細な説明は繰り返さない。
なお、データを不揮発的に格納する補助記憶装置であるハードディスク2050の代わりに、半導体記憶素子から成るシリコンディスクやFLASH-SDD(Flash Solid State Drive)を用いてもよい。
なお、リムーバブルメディア2061その他の記憶媒体としては、DVD-ROM(Digital Versatile Disc Read-Only Memory)、CD−ROM(Compact Disk Read-Only Memory)、光カードなどの光学記憶メディアに限らず、
MO(Magnetic Optical Disc)/MD(Mini Disc)などの光磁気記憶メディア、
FD(Flexible Disk)、リムーバブルハードディスク、磁気テープ、カセットテープなどの磁気記憶メディア、
IC(Integrated Circuit)カード、マスクROM、EPROM(Electronically Programmable Read-Only Memory)、EEPROM(Electronically Erasable Programmable Read-Only Memory)、フラッシュメモリなどの半導体記憶素子、
の様に固定的にプログラムを担持する媒体であればよい。
ここでいうプログラムとは、CPUにより直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム形式のプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
なお、制御装置20は、図2に示したコンピュータシステム2000に限定されず、PLC(Programmable Logic Controller:プログラマブル ロジック コントローラ)として実現してもよい。
なお、保存装置10は、制御装置20(図2に示したコンピュータシステム2000)と同様な構成を有するため、保存装置10のハードウェア構成についての説明は繰り返さない。なお、保存装置10は、モニタ2070、駆動装置2060、キーボード2030、およびマウス2020のうち、少なくとも1つを省略した構成であってもよい。
<製造システム1のブロック>
図3は、製造システム1のブロックを示した図である。製造システム1は、保存装置10(情報処理装置、第1装置)と、制御装置20(第2装置)と、製造装置30とを備える。以下、各装置10、20、30の構成について説明する。
(保存装置10)
保存装置10は、記憶部11と、制御部12と、通信部13とを備える。通信部13は、受信部131と、送信部132とを備える。
記憶部11は、半導体記憶素子および/またはハードディスクで構成される。記憶部11は、保存装置10に所定の動作を実行させるオペレーティングシステムおよびソフトウェアを格納している。また、記憶部11は、製造装置30により製造される製品の製造条件等を格納している。より詳しくは、記憶部11は、少なくとも、上記製品の製造条件である目標値を示した情報(第1情報)を格納している。なお、以下では、当該情報を「製造条件データ」と称する。
制御部12は、保存装置10の動作を制御する。たとえば、制御部12は、記憶部11に格納されているデータを読み出して、通信部13に送る。また、制御部12は、通信部13を介して受信したデータを記憶部11に格納する。
通信部13は、制御装置20とデータ通信を行う。受信部131は、制御装置20から送られてくるデータを受信する。受信部131は、データを受信した場合、当該データを制御部12に送る。送信部132は、制御部12から送られてくるデータを制御装置20に送信する。なお、通信部13が送受信する、その他のデータについては、後述する。
(制御装置20)
制御装置20は、記憶部21と、制御部22と、表示部23と、通信部24とを備える。制御部22は、表示制御部221と、生成部222と、消去部223とを備える。通信部24は、受信部241と、送信部242とを備える。
記憶部21は、半導体記憶素子および/またはハードディスクで構成される。記憶部21は、制御装置20に所定の動作を実行させるオペレーティングシステムおよびソフトウェアを格納している。記憶部21が格納する他の情報については、後述する。
表示部23は、液晶ディスプレイやCRT(Cathode Ray Tube)などの画像表示装置である。表示部23は、図2のモニタ2070に該当する。
通信部24は、保存装置10とデータ通信を行う。送信部242は、制御部22から送られてくるデータ信号を、保存装置10に送信する。受信部241は、保存装置10から送られてくるデータ信号(たとえば、製造条件データ)を受信する。受信部241は、受信したデータ信号を、制御部22に送る。なお、通信部24が送受信する、その他のデータについては、後述する。
次に、制御部22について説明する。制御部22は、制御装置20および製造装置30の動作を制御する。たとえば、制御部22は、記憶部21に格納されているデータを読み出して、通信部13に送る。また、制御部22は、通信部13を介して受信したデータを記憶部21に格納する。また、制御部22は、製造装置30に対して制御信号を送信する。なお、製造装置30は、当該制御信号に基づき動作する。
表示制御部221は、表示部23における表示内容を制御する。表示制御部221は、たとえば、プロセスデータ(第2情報)を表示部23に表示させる。ここで、「プロセスデータ」とは、上記制御信号に基づいて製造装置30が製品を製造した際における、上記目標値に対する測定値(制御量)を示したデータである。プロセスデータは、数値情報などである。なお、制御部22は、プロセスデータを記憶部21に格納する。
なお、プロセスデータおよび/または製造条件データは記憶部21に格納されている限り、表示部23に表示可能であるとして、以下説明する。
生成部222は、上記製造条件データの送信を保存装置10に対して要求する要求信号を生成する。なお、制御部22は、通信部24を介して、生成部222が生成した要求信号を保存装置10に送る。生成部222が上記要求信号を生成するタイミングについては、後述する。
消去部223は、記憶部21に格納された上記製造条件データを消去する。また、消去部223は、記憶部21に格納された上記プロセスデータを消去する。消去部223が製造条件データを消去するタイミング、および消去部223がプロセスデータを消去するタイミングについては、後述する。
(製造装置30)
製造装置30は、処理部31を備える。処理部31は、制御部22からの制御信号に基づき、製品を製造するための各種処理を実行する。製造装置30は、上記プロセスデータを予め定められた間隔で処理部31から取得し、当該取得したプロセスデータを制御装置20に送信する。
<シーケンスチャート>
図4は、製造システム1におけるシーケンスチャートを示した図である。図4を参照して、ステップS1において、制御装置20は、上記要求信号を保存装置10に送信する。ステップS2において、保存装置10は、上記製造条件データを制御装置20に送信する。
ステップS3において、制御装置20は、上記制御信号を製造装置30に送信する。ステップS4において、製造装置30は、上記プロセスデータを制御装置20に送信する。ステップS5において、制御装置20は、プロセスデータを保存装置10に送信する。
<データ構造>
図5は、製造条件データのデータ構造の例を示した図である。図5を参照して、製造条件データD1は、時間に対応して、温度と、ガス流量とが対応付けられている。図5の例では、製造条件データD1には、たとえば0秒〜30秒までの間は、温度をT1℃に設定し、かつガス流量をF1に設定することが規定されている。なお、T1、T2、T3、F1、F2、F3等の値が上記目標値である。なお、製造条件データは、図5に示すデータに限定されるものではない。
図6は、プロセスデータのデータ構造の例を示した図である。図6を参照して、プロセスデータD2には、所定時間間隔(図5では5秒)ごとに、上記目標値に対する測定値として、温度とガス流量とが記録されている。なお、測定間隔は、5秒毎に限定されるものではない。制御装置20は、5秒より短い間隔でサンプリングを行う構成であってもよいし、5秒より長い間隔でサンプリングを行う構成であってもよい。また、プロセスデータは、図6に示すデータに限定されるものではない。
<制御構造>
次に、製造システム1を構成する各装置10、20、30における制御構造について説明する。その後に、製造システム1の制御構造について説明する。
(保存装置10)
図7は、保存装置10における処理の流れを示したフローチャートである。図7を参照して、ステップS11において、保存装置10は、製造条件データを記憶部11に格納する。当該処理は、たとえば、製造システム1のユーザによる保存装置10へのデータ入力によって実現される。
ステップS13において、保存装置10は、制御装置20から上述した要求信号を受信する。ステップS15において、保存装置10は、要求信号を受信したことに基づき、記憶部11に格納している製造条件データを、制御装置20に送信する。
ステップS17において、保存装置10は、制御装置20から上述したプロセスデータを受信する。ステップS19において、保存装置10は、受信したプロセスデータを記憶部11に格納する。
(制御装置20)
図8は、制御装置20における処理の流れを示したフローチャートである。図8を参照して、ステップS31において、制御装置20は、上記要求信号を生成する。なお、ステップS31における要求信号の生成は、たとえば、製造システム1のユーザからの入力指示に基づき行われる。
ステップS33において、制御装置20は、生成した要求信号を保存装置10に送信する。ステップS35において、制御装置20は、要求信号の送信に基づき、製造条件データを保存装置10から受信する。ステップS37において、制御装置20は、受信した製造条件データに基づく制御信号を、製造装置30に送る。
ステップS39において、制御装置20は、上記制御信号の送信に基づき、製造装置30から上記プロセスデータを取得する。ステップS41において、制御装置20は、プロセスデータを表示部23に表示する。ステップS43において、制御装置20は、取得したプロセスデータを記憶部21に格納する。
ステップS45において、制御装置20は、製品の製造が完了したか否かを判断する。たとえば、予め定められた個数の製品を製造装置30が製造したことを条件に、制御装置20は、製品の製造が完了したと判断する。あるいは、予め定められた時間が経過したことを条件に、制御装置20は、製品の製造が完了したと判断する。なお、製品の製造が完了したことを示す基準は、これらに限定されるものではない。たとえば、製造装置30における処理対象となるワークがなくなったことを条件に、制御装置20は、製品の製造が完了したと判断してもよい。
制御装置20は、製品の製造が完了したと判断した場合(ステップS45においてYES)、ステップS47において、記憶部21に格納したプロセスデータを、保存装置10に送信する。ステップS49において、制御装置20は、プロセスデータを保存装置10に送信したことに基づき、記憶部21からプロセスデータおよび製造条件データを消去する。なお、製造条件データの消去は製品の製造が完了したことに基づき行われればよく、制御装置20がプロセスデータを保存装置10に送信する前に行われてもよい。
制御装置20は、製品の製造が完了していないと判断した場合(ステップS45においてNO)、処理をステップS39に戻す。つまり、制御装置20は、プロセスデータの取得を続ける。
ステップS51において、制御装置20は、キーボード2030などの入力装置を介したユーザによる要求信号の送信指示を受け付けたか否かを判断する。制御装置20は、送信指示を受け付けたと判断した場合(ステップS51においてYES)、処理をステップS31に戻す。制御装置20は、送信指示を受け付けていないと判断した場合(ステップS51においてNO)、一連の処理を終了する。なお、当該一連の処理が終了した後は、たとえば、ユーザによる製造装置30のメンテナンス作業が行われる。
(製造装置30)
図9は、製造装置30における処理の流れを示したフローチャートである。図9を参照して、ステップS71において、製造装置30は、制御装置20から上記制御信号を受信する。ステップS73において、製造装置30は、上記制御信号に基づき、製品の製造を開始する。ステップS75において、製造装置30は、制御装置20にプロセスデータを送信する。
ステップS77において、製造装置30は、制御装置20からの制御信号に基づき、製品の製造が完了したか否かを判断する。たとえば、製造装置30が製品を製造した後、一定時間を経過しても、製造装置30が上記制御信号を受信しない場合、製造装置30は、製品の製造が完了したものと判断する。なお、製品の製造が完了したと判断する基準は上記に限定されるものではない。
製造装置30は、製品の製造が完了したと判断した場合(ステップS77においてYES)、一連の処理を終了する。製造装置30は、製品の製造が完了していないと判断した場合(ステップS77においてNO)、処理をステップS75に戻す。つまり、製造装置30は、引き続きプロセスデータを制御装置20に送信する。より詳しくは、製造装置30は、図6のプロセスデータを構成する、次のサンプリングタイミングの時間(たとえば、時間t=40秒)における温度の情報とガス流量の情報とを制御装置20に渡す。
(製造システム1)
図10は、製造システム1における処理の流れを示したフローチャートである。図10を参照して、ステップS101において、保存装置10が製造条件データを記憶部11に格納する。ステップS103において、制御装置20が要求信号を生成する。ステップS105において、制御装置20は、生成した要求信号を保存装置10に送信する。
ステップS107において、保存装置10は、制御装置20から送られてきた要求信号を受信する。ステップS109において、保存装置10は、上記要求信号の受信に基づき、記憶部11に格納した製造条件データを制御装置20に送信する。ステップS111において、制御装置20は、保存装置10から送られてきた製造条件データを受信する。
ステップS113において、制御装置20は、製造条件データに基づく制御信号を生成し、当該生成した制御信号を製造装置30に送る。ステップS115において、製造装置30は、当該制御信号に基づき、製品の製造を開始する。ステップS117において、制御装置20は、製品の製造開始に基づき、製造装置30からプロセスデータを取得する。
ステップS119において、制御装置20は、取得したプロセスデータを表示部23に表示する。たとえば、制御装置20は、取得したプロセスデータを時系列に沿って表示する。ステップS121において、制御装置20は、上記プロセスデータを記憶部21に格納する。
ステップS123において、制御装置20は、製品の製造が完了したか否かを判断する。制御装置20は、製品の製造が完了したと判断した場合(ステップS123においてYES)、ステップS125において、記憶部21に格納したプロセスデータを保存装置10に送信する。制御装置20は、製品の製造が完了していないと判断した場合(ステップS123においてNO)、処理をステップS117に戻す。
ステップS127において、保存装置10は、制御装置20からプロセスデータを受信する。ステップS129において、保存装置10は、受信したプロセスデータを記憶部11に格納する。ステップS131において、制御装置20は、プロセスデータおよび製造条件データを記憶部21から消去する。
ステップS133において、制御装置20は、たとえばキーボード2030などの入力装置を介したユーザによる要求信号の送信指示を受け付けたか否かを判断する。制御装置20は、送信指示を受け付けたと判断した場合(ステップS133においてYES)、処理をステップS103に戻す。制御装置20は、送信指示を受け付けていないと判断した場合(ステップS133においてNO)、一連の処理を終了する。なお、当該一連の処理が終了した後は、たとえば、ユーザによる製造装置30のメンテナンス作業が行われる。
ところで、図10に示したフローチャートでは、ステップS131においてプロセスデータおよび製造条件データが記憶部21から消去された後、ステップS133において制御装置20が要求信号の送信指示を受け付けた場合にのみ、制御装置20は要求信号を生成した(ステップS103)。しかしながら、このような構成に限定されず、記憶部21からプロセスデータおよび製造条件データが消去されたことに基づき(つまり、消去されたことをトリガーとして)、生成部222が要求信号を生成するように制御装置20を構成してもよい。この場合、ユーザは、上記送信指示を制御装置20に繰り返し入力する手間を省くことができる。
<まとめ>
以上のように、製造システム1は、製品を製造する製造装置30と、製造装置30の動作を制御する制御装置20と、制御装置20と通信可能な保存装置10とを備えている。
保存装置10は、少なくとも、製品の製造条件である目標値を示した製造条件データを格納した記憶部11を含む。また、保存装置10は、記憶部11に格納した上記製造条件データを制御装置20に送信する送信部132を含む。製造装置30は、上記製造条件データに基づいて上記製品を製造する。
制御装置20は、保存装置10から送信された上記製造条件データと、製品を製造した際における上記目標値に対する測定値を示したプロセスデータとを格納する記憶部21を含む。また、制御装置20は、製品が製造されたことに基づき、記憶部21から上記製造条件データを消去する消去部223を含む。さらに、制御装置20は、保存装置10に対してプロセスデータを送信する送信部242を含む。
保存装置10は、制御装置20から送信されたプロセスデータを記憶部11に格納する。制御装置20の消去部223は、保存装置10に対してプロセスデータが送信されたことに基づき、当該プロセスデータを記憶部21から消去する。
このように、制御装置20は、記憶部21に格納された製造条件データに基づいて製造装置30を制御して当該製造装置30に製品を製造させた後に、記憶部21から製造条件データを消去する。それゆえ、製造システム1では、上記製造条件データが制御装置20から漏洩することがなくなる。したがって、製造システム1は、製品の製造後においても保存装置10と制御装置20とに製造条件データを格納する構成に比べて、より高いレベルで情報の漏洩を防ぐことができる。
ところで、製品の製造が完了した後などにおいても、制御装置20の記憶部21にプロセスデータが格納されたままである場合、上記ユーザ以外の第三者がプロセスデータを表示部23により盗み見することも起こりえる。また、第三者は、プロセスデータに基づき、製造条件データを容易に推測することも可能である。
しかしながら、制御装置20は、プロセスデータを保存装置10に送信した後、記憶部21から当該プロセスデータを消去する。したがって、上記のように第三者に、制御装置20においてプロセスデータを盗み見される可能性が極めて低くなる。それゆえ、制御装置20を元にして製造条件データが漏洩するといった事態を防止することができる。
このように、製造システム1は、記憶部21からプロセスデータおよび製造条件データを消去するため、記憶部21から製造条件データのみを消去する構成に比べ、セキュリティレベルの高いシステムとなる。
また、本実施の形態では、保存装置10は、エリアPAよりもセキュリティレベルの高いエリアCAに配置されている。したがって、保存装置10に格納されたデータのセキュリティは、保存装置10がエリアPAに配置される構成に比べて高くなる。
また、制御装置20が保存装置10とは異なるエリアPAに配置されているため、基本システム9の保守および点検を行う作業者が、制御装置20を直接操作することによって(つまり、ネットワークを介することなく)、制御装置20の記憶部21にアクセスすることも可能となる。これにより、制御装置20を用いた、製造装置30の動作をともなう当該製造装置の保守および点検が可能となる。
また、制御装置20の記憶部21が揮発性の記憶装置であれば、記憶部21に格納された情報は、制御装置20の電源が切られた場合には消去される。よって、記憶部21からの製造条件データおよびプロセスデータの漏洩をより確実に防止することができる。
また、保存装置10の記憶部11が不揮発性であることにより、保存装置10の電源が切られた場合であっても、記憶部11において製造条件データおよびプロセスデータを保存し続けることができる。
好ましくは、製造システム1は、製造条件データおよびプロセスデータが記憶部11の外部(たとえばエリアPA内)において不揮発に記憶されないように構成されている。これにより、製造システム1の電源が切られた場合に、製造条件データおよびプロセスデータは記憶部11の外部において存在しない。よって、製造条件データおよびプロセスデータは、エリアPAに比べてセキュリティレベルの高いエリアCAに位置する記憶部11にのみ残る。このため、製造システム1は、製造条件データおよびプロセスデータの漏洩をより確実に防止することができる。
また、制御装置20は、上述したとおり、製造条件データおよびプロセスデータを消去した後に、次に製造する製品の製造条件データを保存装置10の記憶部11から制御装置20の記憶部21へ送信することを要求する要求信号を発生する。これにより、制御装置20の記憶部21には次に製造する製品の製造条件データが再び格納される。それゆえ、製造システム1は、継続して製品を製造することができる。すなわち、製造システム1は、製品の製造を繰り返すことができる。
〔実施の形態2〕
本発明に係る製造システムの他の実施形態について、図11から図13を参照して説明すると以下のとおりである。本実施の形態に係る製造システムは、保存装置と制御装置との間のデータ通信に関して、上述した製造条件データおよび上述したプロセスデータを暗号化した状態で通信を行う点において、実施の形態1の製造システム1とは異なる。
<製造システム2のブロック>
図11は、本実施の形態に係る製造システム2のブロックを示した図である。図11を参照して、製造システム2は、保存装置10A(情報処理装置、第1装置)と基本システム9Aとを備える。基本システム9Aは、制御装置20A(第2装置)と製造装置30とを備える。
(保存装置10A)
保存装置10Aは、記憶部11と、制御部12Aと、通信部13とを備える。制御部12Aは、暗号化部121と、復号部122とを備える。つまり、制御部12Aは、暗号化部121と復号部122とを備える点において、実施の形態1の制御部12とは異なる。
暗号化部121は、記憶部11に記憶された製造条件データを暗号化する。なお、記憶部11には、データを所定の方法にて暗号化するためのプログラムがさらに格納されている。暗号化に際しては、暗号化部121は、当該プログラムを用いて製造条件データの暗号化を行う。または、上記暗号化プログラムの代わりに暗号化を行うハードウェアを用いてもよい。
復号部122は、制御装置20Aから暗号化された状態で送信されてきたデータの復号を行う。具体的には、復号部122は、制御装置20Aにおいて暗号化されたプロセスデータの復号を行う。なお、記憶部11には、上記所定の方法にて暗号化されたデータを復号するためのプログラムがさらに格納されている。復号に際しては、復号部122は、当該プログラムを用いて製造条件データの暗号化を行う。または、上記復号プログラムの代わりに復号を行うハードウェアを用いてもよい。
以上のように、保存装置10Aは、製造条件データを暗号化した状態で制御装置20Aに送信する。また、保存装置10Aは、暗号化された状態のプロセスデータを制御装置20Aから受信し、当該受信したプロセスデータを復号する。
(制御装置20A)
制御装置20Aは、記憶部21と、制御部22Aと、表示部23と、通信部24とを備える。制御部22Aは、表示制御部221と、生成部222と、消去部223と、復号部224と、暗号化部225とを備える。つまり、制御部22Aは、復号部224と暗号化部225とを備える点において、実施の形態1の制御部22とは異なる。
復号部224は、保存装置10Aから送られてきた暗号化された製造条件データを復号する。制御部22Aは、当該復号された製造条件データに基づき、製造装置30を制御する。なお、記憶部21には、上記所定の方法で暗号化されたデータを復号するためのプログラムがさらに格納されている。復号に際しては、復号部224は、当該プログラムを用いて製造条件データの復号を行う。または、上記復号プログラムの代わりに復号を行うハードウェアを用いてもよい。
暗号化部225は、製造装置30から取得したプロセスデータを暗号化する。制御部22Aは、通信部24を介して、当該暗号化されたプロセスデータを保存装置10Aに送信する。なお、記憶部21には、データを所定の方法にて暗号化するためのプログラムがさらに格納されている。暗号化に際しては、暗号化部225は、当該プログラムを用いてプロセスデータの暗号化を行う。または、上記暗号化プログラムの代わりに暗号化を行うハードウェアを用いてもよい。
以上のように、制御装置20Aは、暗号化された状態の製造条件データを保存装置10Aから受信し、当該受信した製造条件データを復号する。また、制御装置20Aは、プロセスデータを暗号化した状態で保存装置10Aに送信する。
<制御構造>
図12は、製造システム2における前半の処理の流れを示したフローチャートである。図13は、製造システム2における後半の処理の流れを示したフローチャートである。
図12を参照して、ステップS201において、保存装置10Aが製造条件データを記憶部11に格納する。ステップS203において、制御装置20Aが要求信号を生成する。ステップS205において、制御装置20Aは、生成した要求信号を保存装置10Aに送信する。
ステップS207において、保存装置10Aは、制御装置20Aから送られてきた要求信号を受信する。ステップS209において、保存装置10Aは、記憶部11に格納した製造条件データを暗号化する。ステップS211において、保存装置10Aは、上記要求信号の受信に基づき、暗号化した製造条件データを制御装置20Aに送信する。ステップS213において、制御装置20Aは、保存装置10Aから送られてきた暗号化された製造条件データを受信する。ステップS215において、制御装置20Aは、暗号化された製造条件データを復号する。当該復号された製造条件データは、記憶部21に格納される。
なお、記憶部21に暗号化された製造条件データを一旦記憶した後、記憶部21から当該製造条件データを読み出し、当該読み出した製造条件データを復号するように、制御装置20Aを構成してもよい。
ステップS217において、制御装置20Aは、製造条件データを表示部23に表示する。ステップS218において、制御装置20Aは、復号された製造条件データに基づく制御信号を生成し、当該生成した制御信号を製造装置30に送る。ステップS219において、製造装置30は、当該制御信号に基づき、製品の製造を開始する。ステップS221において、制御装置20Aは、製品の製造開始に基づき、製造装置30からプロセスデータを取得する。
ステップS223において、制御装置20Aは、上記プロセスデータを記憶部21に格納する。ステップS225において、制御装置20Aは、取得したプロセスデータを表示部23に表示する。たとえば、制御装置20Aは、取得したプロセスデータを時系列に沿って表示する。
図13を参照して、ステップS227において、制御装置20Aは、記憶部21に格納したプロセスデータを読み出し、当該読み出したプロセスデータを暗号化する。ステップS229において、制御装置20Aは、製品の製造が完了したか否かを判断する。制御装置20Aは、製品の製造が完了したと判断した場合(ステップS229においてYES)、ステップS231において、暗号化したプロセスデータを保存装置10Aに送信する。制御装置20Aは、製品の製造が完了していないと判断した場合(ステップS229においてNO)、処理をステップS221に戻す。
ステップS233において、保存装置10Aは、制御装置20Aから、暗号化されたプロセスデータを受信する。ステップS235において、保存装置10Aは、当該暗号化されたプロセスデータを復号する。ステップS237において、保存装置10Aは、復号したプロセスデータを記憶部11に格納する。
なお、記憶部11に暗号化されたプロセスデータを一旦記憶した後、記憶部11から当該プロセスデータを読み出し、当該読み出したプロセスデータを復号するように、保存装置10Aを構成してもよい。
ステップS239において、制御装置20Aは、プロセスデータおよび製造条件データを記憶部21から消去する。なお、実施の形態1でも述べたように、製造条件データの消去は、製品の製造が完了したことに基づき行われればよく、制御装置20Aがプロセスデータを保存装置10に送信する前に行われてもよい。
ステップS241において、制御装置20Aは、たとえばキーボード2030などの入力装置を介したユーザによる要求信号の送信指示を受け付けたか否かを判断する。制御装置20Aは、送信指示を受け付けたと判断した場合(ステップS241においてYES)、処理をステップS203に戻す。制御装置20Aは、送信指示を受け付けていないと判断した場合(ステップS241においてNO)、一連の処理を終了する。なお、当該一連の処理が終了した後は、たとえば、ユーザによる製造装置30のメンテナンス作業が行われる。
<まとめ>
以上のように、製造システム2においては、保存装置10Aは、製造条件データを暗号化する暗号化部121を備える。また、保存装置10Aの送信部132は、上記製造条件データを暗号化された状態で制御装置20Aに送信する。制御装置20Aは、暗号化された製造条件データを復号する復号部224を備える。制御装置20Aは、復号部224により復号された製造条件データを記憶部21に格納する。
したがって、製造システム2においては、保存装置10Aと制御装置20Aとの間では、製造条件データは暗号化された状態で通信される。それゆえ、仮に、第三者によって、保存装置10Aと制御装置20Aとを通信可能に接続する通信線の途中から分岐する通信線を引かれた場合であっても、当該第三者は製造条件データの内容を確認することは困難である。このように、製造条件データが暗号化された状態で保存装置10Aと制御装置20Aとの間で通信されるため、製造システム2は、実施の形態1の製造システム1に比べて、セキュリティレベルが高くなる。
また、製造条件データの復号は制御装置20Aにおいて行われるため、上記第三者が引いた上記通信線からの当該復号された製造条件データの漏洩の可能性は低減される。
また、上述したように、製造システム2においては、制御装置20Aは、プロセスデータを暗号化する暗号化部225を備える。制御装置20Aの送信部242は、プロセスデータを暗号化した状態で保存装置10Aに送信する。保存装置10Aは、上記暗号化されたプロセスデータを復号する復号部122を備える。保存装置10Aは、復号部122により復号されたプロセスデータを記憶部11に格納する。
したがって、製造システム2においては、保存装置10Aと制御装置20Aとの間では、プロセスデータは暗号化された状態で通信される。それゆえ、仮に、第三者によって、保存装置10Aと制御装置20Aとを通信可能に接続する通信線の途中から分岐する通信線を引かれた場合であっても、当該第三者はプロセスデータの内容を確認することは困難である。このように、プロセスデータが暗号化された状態で保存装置10Aと制御装置20Aとの間で通信されるため、製造システム2は、実施の形態1の製造システム1に比べて、セキュリティレベルが高くなる。
また、プロセスデータの復号は制御装置20Aにおいて行われるため、上記第三者が引いた上記通信線からの当該復号されたプロセスデータの漏洩の可能性は低減される。
<変形例>
ところで、上記の説明においては、保存装置10Aは、製造条件データを暗号化されていない状態で記憶部11に格納しているが、製造条件データを暗号化した状態で記憶部11に格納してもよい。このように、記憶部11において製造条件データを暗号化した状態で格納する方が、暗号化しない状態で格納する場合に比べて、セキュリティレベルを向上させることができる。
また、制御装置20Aは、プロセスデータを暗号化されていない状態で記憶部21に格納しているが、プロセスデータを暗号化した状態で記憶部21に格納してもよい。このように、記憶部21においてプロセスデータを暗号化した状態で格納する方が、暗号化しない状態で格納する場合に比べて、セキュリティレベルを向上させることができる。
〔実施の形態3〕
本発明に係る製造システムの他の実施形態について、図14から図16を参照して説明すると以下のとおりである。本実施の形態に係る製造システムは、表示部23におけるプロセスデータの表示形態が実施の形態2の製造システム2とは異なる。
<製造システム3のブロック>
図14は、本実施の形態に係る製造システム3のブロックを示した図である。図14を参照して、製造システム3は、保存装置10A(情報処理装置、第1装置)と基本システム9Bとを備える。基本システム9Bは、制御装置20B(第2装置)と製造装置30とを備える。
(制御装置20B)
制御装置20Bは、記憶部21と、制御部22Bと、表示部23と、通信部24とを備える。制御部22Bは、表示制御部221と、生成部222と、消去部223と、復号部224と、暗号化部225と、変更部226とを備える。つまり、制御部22Bは、変更部226を備える点において、実施の形態2の制御部22Aとは異なる。
変更部226は、プロセスデータを表示部23に表示させる指示をたとえばユーザからキーボード2030などの入力装置を介して受け付けた場合、記憶部21からプロセスデータを読み出し、当該読み出したプロセスデータを相対値に変更する。具体的には、変更部226は、予め記憶部21に格納された基準値に基づき、数値情報であるプロセスデータが上記基準値の何倍あるいは何パーセントの値であるかを算出する。そして、変更部226は、当該算出した値(つまり相対値)を表示制御部221に送る。表示制御部221は、上記算出した相対値に基づく内容を表示部23に表示させる。なお、基準値は、上記第三者にシークレットとなっている値である。
また、製品を製造している途中においては、上記入力装置を介したユーザから指示を受け付けるまでもなく、変更部226がプロセスデータを記憶部21から読み出し、表示制御部221が相対値を表示部23に表示させる構成としてもよい。
また、変更部226は、製造条件データを表示部23に表示させる指示をユーザからキーボード2030などの入力装置を介して受け付けた場合、記憶部21から製造条件データを読み出し、当該読み出した製造条件データを、相対値に変更する。具体的には、変更部226は、上記基準値に基づき、数値情報である製造条件データが上記基準値の何倍あるいは何パーセントの値であるかを算出する。そして、変更部226は、当該算出した値(つまり相対値)を表示制御部221に送る。表示制御部221は、上記算出した相対値に基づく内容を表示部23に表示させる。
また、上記においては、制御装置20Bが製造条件データおよびプロセスデータを相対値に変更する例を挙げて説明したが、制御装置20Bが製造条件データおよびプロセスデータをダミーデータに変更する構成としてもよい。具体的には、変更部226は、記憶部21に予め格納された表示変更用のプログラムで規定される規則に従って、たとえば数値(製造条件データ、プロセスデータ)を英字に変更する。あるいは、変更部226は、当該プログラムで規定される規則に従って、当該数値を、相対値ではない数値に変更する。たとえば、変更部226は、当該数値に所定の値を加えるなどして、当該数値を変更する。上記は数値データの例であるが、その他のデータについても同様に、第3者に製造条件データおよび/またはプロセスデータの内容が容易に推定されない表示に変更することができる。
<制御構造>
図15は、製造システム3における前半の処理の流れを示したフローチャートである。図16は、製造システム3における後半の処理の流れを示したフローチャートである。また、図15および図16は、プロセスデータに対して上記変更処理を行う場合のフローチャートである。
まず、図15に示すステップS301〜S325と、実施の形態2の図12に示すステップS201〜S225との相違点について説明する。図15と図12とを参照して、1つ目の相違点は、制御装置の参照符号(図面における部材を示す符号(たとえば、番号))が異なることである。2つ目の相違点は、図15には、ステップS316の工程が含まれている点である。3つ目の相違点は、図15には、図12に示したステップS225の工程の代わりに、ステップS324およびステップS325の工程が含まれている点である。その他は、図15と図12とでは同じである。
したがって、図15におけるステップS301〜S321、S325の処理内容についての説明は、一部の処理内容を除き、ここでは繰り返さない。なお、図15のステップと図12のステップのうち、ステップ番号(「301」、「303」、「201」、「203」等)の下2桁の数字(「01」、「03」等)が同じであるステップが互いに対応している。
制御装置20Bは、ステップS316において、製造条件データを相対値またはダミーデータに変更する。なお、ステップS317では、制御装置20Bは、当該相対値または当該ダミーデータを表示する。
ステップS324において、制御装置20Bは、プロセスデータを相対値またはダミーデータに変更する。そして、ステップS325において、制御装置20Bは、相対値またはダミーデータを表示部23に表示する。
図16と図13とを参照して、図16に示すステップS327〜S341と、実施の形態2の図13に示すステップS227〜S241との相違点は、制御装置の参照符号が異なることである。したがって、図16におけるステップS327〜S341の処理内容についての説明は、ここでは繰り返さない。なお、図16のステップと図13のステップのうち、ステップ番号(327、329、227、229等)の下2桁の数字(27、29等)が同じであるステップが互いに対応している。
なお、上記においては、制御装置20Bが製造条件データとプロセスデータとを相対値とする例について説明したが、制御装置20Bが製造条件データおよびプロセスデータのうちいずれか1つを相対値とする構成としてもよい。
<まとめ>
以上のように、制御装置20Bは、製造条件データおよび/またはプロセスデータを、相対値またはダミーデータに変更する変更部226を備える。また、表示制御部221は、変更後の値(相対値)または変更後のデータ(ダミーデータ)を表示部23に表示させる。
このように、制御装置20Bは製造条件データ自体および/またはプロセスデータ自体を表示部23に表示せずに相対値やダミーデータを表示する構成である。したがって、たとえば製品の製造中に表示部に表示された相対値やダミーデータを第三者が盗み見したとしても、製造条件データ自体および/またはプロセスデータ自体を第三者に知得されることはない。それゆえ、製造システム3は、実施の形態2の製造システム2に比べて、セキュリティレベルが高くなる。
〔実施の形態4〕
本発明に係る製造システムの他の実施形態について、図17から図19を参照して説明すると以下のとおりである。本実施の形態に係る製造システムは、サーバ装置を備える点において、実施の形態3の製造システム3とは異なる。
<製造システム4のブロック>
図17は、本実施の形態に係る製造システム4のブロックを示した図である。図17を参照して、製造システム4は、保存装置10B(情報処理装置、第1装置)と、基本システム9Bと、端末装置(第3装置)40とを備える。端末装置40は、保存装置10Bと同様に、エリアCAに配置されている。
(保存装置10B)
保存装置10Bは、記憶部11と、制御部12Bと、通信部13とを備える。以下では、保存装置10Bは、暗号化された状態で製造条件データを記憶部11に格納しているとする。さらに、保存装置10Bは、制御装置20B(第2装置)から受信したプロセスデータについても、暗号化された状態で記憶部11に格納しているとする。
制御部12Bは、実施の形態3における制御部12A(図14参照)の機能に加え、通信部13を介して端末装置40とデータ通信を行う機能を有している。たとえば保存装置10Bが予め定められた指示を受けた場合、制御部12Bは、記憶部11に格納された暗号化された状態の製造条件データおよび暗号化された状態のプロセスデータを記憶部11から読み出す。
さらに、制御部12Bの復号部122は、当該読み出した、暗号化された状態の製造条件データおよび暗号化された状態の製造条件データを復号する。そして、送信部132は、制御部12Bの制御の下、復号された製造条件データおよび復号されたプロセスデータを端末装置40に送信する。
(端末装置40)
端末装置40は作業者が保存装置10B内で暗号化した状態で保存しているデータを復号して参照および/または利用するための操作端末である。
端末装置40は、データを格納する記憶部(図示せず)を備えている。端末装置40は、保存装置10Bから送られてきた復号状態の製造条件データおよびプロセスデータを当該記憶部に格納する。
当該構成により、上記作業者は、復号状態の製造条件データおよび/またはプロセスデータを参照および/または利用することができる。
なお、端末装置40内の記憶装置(ハードディスクなど)に一旦復号されて保存されたデータについては、作業者による作業終了後、保存装置10Bに再送信され、端末装置40には残らず消去される構成が好ましい。また、端末装置40を使用する際は、限られた人間のみ扱うことが出来るよう、パスワードや認証カードなどのセキュリティロックがあれば、なお好ましい。
<制御構造>
図18は、製造システム4における前半の処理の流れを示したフローチャートである。図19は、製造システム4における後半の処理の流れを示したフローチャートである。また、図18および図19は、実施の形態3の図15および図16と同様、プロセスデータに対して上記変更処理を行う場合のフローチャートである。
まず、図18に示すステップS401〜S425と、実施の形態3の図15に示すステップS301〜S325との相違点は、保存装置の参照符号が異なることである。したがって、図18におけるステップS401〜S425の処理内容についての説明は、ここでは繰り返さない。なお、図18のステップと図15のステップのうち、ステップ番号(401、403、301、303等)の下2桁の数字(01、03等)が同じであるステップが互いに対応している。
次に、図19に示すステップS427〜S447と、実施の形態3の図16に示すステップS327〜S341との相違点について説明する。図19と図16とを参照して、1つ目の相違点は、保存装置の部材番号が異なることである。2つ目の相違点は、図19には、図16のステップS335に対応するステップがないことである。3つ目の相違点は、図16のステップS337の代わりに、図19ではステップS437が設けられている点である。4つ目の相違点は、図19では、ステップS443〜449として示した工程が新たに設けられている点である。
したがって、図19におけるステップS427〜S433、S439、S441の処理内容についての説明は、ここでは繰り返さない。なお、図19のステップと図16のステップのうち、ステップ番号の下2桁の数字が同じであるステップが互いに対応している。
保存装置10Bは、ステップS437において、暗号化されたプロセスデータを記憶部11に格納する。ステップS443において、保存装置10Bは、上記予め定められた指示として、端末装置40にデータ送信を行う指示を受け付けたか否かを判断する。保存装置10Bは、上記指示を受け付けたと判断した場合(ステップS443においてYES)、ステップS445において、暗号化されたプロセスデータおよび暗号化された製造条件データを記憶部11から読み出す。保存装置10Bは,上記指示を受け付けていないと判断した場合(ステップS443においてNO)、処理を終了する。
ステップS447において、保存装置10Bは、読み出したプロセスデータおよび製造条件データを復号する。ステップS449において、保存装置10Bは、端末装置40に対して、復号されたプロセスデータおよび復号された製造条件データを送信する。なお、端末装置40は、当該プロセスデータおよび当該製造条件データを、端末装置40の記憶部に格納する。
<まとめ>
以上のように、製造システム4においては、保存装置10Bの記憶部11には、暗号化された状態で、製造条件データとプロセスデータとが格納される。保存装置10Bの送信部132は、記憶部11に格納された暗号化された状態の製造条件データおよびプロセスデータを、それぞれ復号された状態で、保存装置10Bと同じエリアCAに配置された端末装置40に送信する。
したがって、保存装置10Bにおいては製造条件データとプロセスデータとを暗号化した状態で格納できる一方、端末装置40においては製造条件データとプロセスデータとを復号した状態で格納できる。
それゆえ、作業者は、端末装置40において、復号状態の製造条件データおよび/またはプロセスデータを参照および/または利用することができる。
〔実施の形態5〕
本発明に係る製造システムの他の実施形態について、図20から図25を参照して説明すると以下のとおりである。なお、本実施の形態に係る製造システムは、実施の形態1の製造システム1を、半導体の薄膜製造に適用した例である。
<成膜製造システム5のブロック>
図20は、本実施の形態に係る成膜製造システム5のブロックを示した図である。図20を参照して、成膜製造システム5は、保存装置10(情報処理装置、第1装置)と、成膜基本システム9Mとを備える。成膜基本システム9Mは、成膜装置30Mと、制御装置20(第2装置)とを備える。なお、保存装置10は、エリアCAに配置される。成膜基本システム9Mは、エリアPAに配置される。
(成膜装置30M)
成膜装置30Mは、複数の成膜室を有するCVD(Chemical Vapor Deposition)装置である。成膜装置30Mは、第1成膜部31aと、第2成膜部31bと、第3成膜部31cと、搬送部32と、前室33とを備える。つまり、成膜装置30Mは、複数の処理部(つまり、第1成膜部31a、第2成膜部31b、および第3成膜部31c)とを備える点において、実施の形態1の製造装置30とは異なる。なお、各成膜部31a、31b、31cは、成膜室およびその内部構造である。
第1成膜部31a、第2成膜部31b、第3成膜部31cは、それぞれ、基板上に成膜を行う。各成膜部31a、31b、31cは、制御装置20によって動作が制御される。つまり、本実施の形態では制御装置20が複数の処理部の動作を制御する。なお、以下では、説明の便宜上、各成膜部31a、31b、31cを制御するための制御信号の基となる製造条件データは、各成膜部31a、31b、31cに関し同一ではないとする。つまり、制御装置20の記憶部21には3つの製造条件データが格納されているとする。
搬送部32は、成膜部31a、31b、31cの各々と前室33との間で基板を搬送する。なお、搬送部32は、制御装置20の制御部22によって動作が制御される。
図21は、基板の移動方向を示した図である。図21を参照して、搬送部32は、成膜部31a、31b、31cの各々と前室33との間で、基板を矢印の方向に搬送する。
図22は、基板70を前室33から各成膜部31a、31b、31cに移動させた後の成膜装置30Mの状態を示した図である。各基板70は、搬送部32によって、各経路I1、I2、I3を通り、各成膜部31a、31b、31cに移動する。
図23は、基板70に対して成膜処理を行っている状態を示した図である。なお、成膜が終了するタイミングは、各成膜部31a、31b、31cの間で必ずしも同一ではない。たとえば、あるタイミングにおいて、第1成膜部31aのみにおいて成膜が終了する。すなわち、第1成膜部31aにおいて、成膜済み基板(製品)が得られる。
図24は、第1成膜部31aから成膜済み基板71を前室33に搬送した後の成膜装置30Mの状態を示した図である。
図25は、搬送部32が新たな基板70を前室33から第1成膜部31aに搬送した後の成膜装置30Mの状態を示した図である。図25を参照して、成膜装置30Mは、1つの成膜部において製品の製造が終了するたびに、新たな基板を当該成膜部に搬送する。
制御装置20は、各成膜部31a、31b、31cのいずれかにおいて製品の製造が終了する度に、記憶部21に格納されている当該製品の製造を終了した成膜部に対応する製造条件データを消去する。つまり、制御装置20は、製品の製造を終了した成膜部において用いた製造条件データを記憶部21から一旦消去する。また、新たに当該成膜部で製品を製造する場合には、制御装置20が保存装置10から当該製造条件データを取得する。
当該製造条件データの取得について、より詳しく説明すれば以下のとおりである。制御装置20は、製造条件データを保存装置10から取得するために送信する上述した要求信号に、複数の成膜部31a、31b、31cのうちいずれかの成膜部を特定するための情報を含める。保存装置10は、複数の製造条件データの中から、当該情報に基づいた製造条件データを記憶部11から読み出す。その後、保存装置10は、当該読み出した製造条件データを制御装置20に送信する。
このように、成膜製造システム5では、各成膜部31a〜31cに用いられる製造条件データ(成膜条件)のうち特定のものが選択的に制御装置20に送信されるため、各成膜部31a〜31cの各々に適した成膜条件を用いることができる。
また、成膜製造システム5では、各成膜部31a〜31cに用いられる成膜条件のうち特定のものが選択的に消去される。このため、各成膜条件のうち制御に用いられている最中のものが消去されない。これにより、成膜条件の消去によって成膜に支障が生じることを避けることができる。
また、各成膜部31a〜31cについて、それぞれのプロセスデータを記憶部21に保存する。この際、各プロセスデータに、複数の成膜部31a、31b、31cのうちいずれかで処理されたかを特定するための第3情報が追加される。前記プロセスデータは、各製造処理が完了しだい、第3情報を含めて保存装置に送信され、送信後、記憶部21より消去される。
また、上記成膜製造システム5において、要求信号に、複数の成膜部31a、31b、31cのうちいずれかの成膜部を特定するための情報を含まず、制御装置に送信された後に、制御部が複数成膜部より処理を選択する構成であってもよい。この場合、要求信号には第3情報は含まれないが、プロセスデータに第3情報が含まれる。
なお、本実施の形態においては、製造システムの一例として成膜システムについて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、当該製造システムは、たとえばエッチング装置を有するエッチングシステムであってもよい。
<まとめ>
以上のように、成膜製造システム5の成膜装置30Mは、各々に製品を製造するための処理を行う複数の処理部を含む。製造条件データを保存装置10から取得するために送信する要求信号は、複数の処理部のいずれかを特定する情報(第3情報)を含む。保存装置10の記憶部11は、処理部毎に、当該処理部に対応する製造条件データを格納している。送信部132は、複数の製造条件データのうち当該情報(第3情報)に基づく製造条件データを制御装置20に送信する。
したがって、制御装置20は、各処理部に対応する製造条件データを保存装置10から取得することが可能となる。
〔変形例〕
実施の形態1〜5の製造システム1〜5においては、保存装置に対して、1つの制御装置が接続された構成を例に挙げて説明したが、保存装置に対して複数の制御装置が接続される構成としてもよい。
図26は、保存装置に対して複数の制御装置が接続される製造システムの構成を示した図である。図26を参照して、製造システム6は、保存装置10と、複数の基本システム9とを備えている。各基本システム9の各制御装置20は、通信線にて相互通信可能に接続されている。
好ましくは、各基本システム9の各制御装置20は、それぞれ、1本の専用回線L1、L2、L3によって保存装置10と接続されている。つまり、制御装置20毎に専用の通信回線が備えられており、各回線の途中に、当該通信回線を分岐するための通信用機器(たとえば、LAN(Local Area Network)用のハブ)などを備えていない。
したがって、製造システム6は、保存装置10と各制御装置20とを接続する回線から、情報が漏洩することを防止できる。また、専用線を用いる事で分岐先からの情報漏洩を防止することができる為、よりセキュリティレベルを高くできる。
なお、実施の形態1〜5の製造システム1〜5に対して、図26に示したように保存装置に複数の制御装置が接続される構成を適用してもよい。
また、実施の形態1〜5の製造システム1〜5については、単結晶/多結晶太陽電池や薄膜シリコン太陽電池、化合物半導体太陽電池などの太陽電池製造装置および製造システムに適用できる。
今回開示された実施の形態は例示であって、上記内容のみに制限されるものではない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 製造システム、2 製造システム、3 製造システム、4 製造システム、5 成膜製造システム(製造システム)、6 製造システム、9 基本システム、9A 基本システム、9B 基本システム、9M 成膜基本システム、10 保存装置(情報処理装置、第1装置)、10A 保存装置(情報処理装置、第1装置)、10B 保存装置(情報処理装置、第1装置)、11 記憶部(第1記憶部)、12 制御部、12A 制御部、12B 制御部、13 通信部、20 制御装置(第2装置)、20A 制御装置(第2装置)、20B 制御装置(第2装置)、21 記憶部(第2記憶部)、22 制御部、22A 制御部、22B 制御部、23 表示部、24 通信部、30 製造装置、30M 成膜装置、31 処理部、31a 成膜部、31b 成膜部、31c 成膜部、32 搬送部、33 前室、40 端末装置(第3装置)、121 暗号化部、122 復号部、131 受信部、132 送信部(第1送信部)、221 表示制御部、222 生成部、223 消去部、224 復号部、225 暗号化部、226 変更部、241 受信部、242 送信部(第2送信部)、2000 コンピュータシステム、2030 キーボード、2040 RAM、2050 ハードディスク、2070 モニタ、2080 通信IF、D1 製造条件データ、D2 プロセスデータ、L1 専用回線1、L2 専用回線2、L3 専用回線3、CA エリア、PA エリア。

Claims (10)

  1. 製品の製造条件である目標値を示した第1情報を第1記憶部に格納する第1装置と前記目標値に基づいて製造装置を制御する第2装置とが異なるエリアに設置されている製造システムにおける前記製品の製造方法であって、
    前記第1装置は前記第2装置が設置されたエリアよりもセキュリティレベルが高いエリアに設置されており、
    前記第1情報を前記第2装置に送信する工程と、
    送信した前記第1情報を前記第2装置の第2記憶部に格納する工程と、
    前記第2記憶部に格納された前記第1情報に基づいて前記製造装置を制御して前記製品を製造する工程と、
    前記製品を製造した際の前記目標値に対する測定値である第2情報を前記第2記憶部に送信して、当該第2情報を当該第2記憶部に格納する工程と、
    前記製品を製造する工程後に前記第2記憶部から前記第1情報を消去する工程と、
    前記第2情報を前記第1装置に送信する工程と、
    送信した前記第2情報を前記第1記憶部に格納する工程と、
    前記第2情報を前記第1装置に送信した後に、前記第2情報を前記第2記憶部から消去する工程と、
    を備える、製品の製造方法。
  2. 前記第1装置において前記第1情報を暗号化する工程をさらに備え、
    前記第2装置に対して前記第1情報を送信する工程では、当該第1情報を暗号化された状態で送信する、請求項1に記載の製品の製造方法。
  3. 前記第2装置において前記第2情報を暗号化する工程をさらに備え、
    前記第2情報を前記第1装置に送信する工程では、当該第2情報を暗号化された状態で送信する、請求項1または2に記載の製品の製造方法。
  4. 前記第1情報および/または前記第2情報を前記第1記憶部に格納する工程では、当該第1情報および/または第2情報を暗号化された状態で当該第1記憶部に格納する、請求項1から3のいずれかに記載の製品の製造方法。
  5. 前記第2装置において、前記第1情報および前記第2情報の少なくともいずれかを、相対値またはダミーデータに変更する工程と、
    前記相対値または前記ダミーデータを出力装置にて表示する工程とをさらに備える、請求項1から4のいずれかに記載の製品の製造方法。
  6. 前記第2記憶部から前記第1情報を消去する工程の後に、新たな前記第1情報を前記第1装置から前記第2装置に対して送信することを要求する要求信号を生成する工程と、
    前記要求信号を前記第1装置に送信する工程とをさらに備える、請求項1から5のいずれかに記載の製品の製造方法。
  7. 前記製造装置は、各々に当該製品を製造するための処理を行なう複数の処理部を備え、
    前記処理部毎に、当該処理部に対応する前記第1情報を前記第1記憶部に格納する工程と、
    前記複数の処理部のいずれかを特定する第3情報を前記要求信号に含め、当該第3情報を含んだ前記要求信号を送信する工程と、
    前記第1情報を前記第2装置に送信する工程と、
    前記第2装置が、前記第3情報にて特定された処理部を用いて前記第1情報に基づいた処理を行う工程と、
    前記処理部毎に当該処理部により送信された前記第2情報に前記第3情報を含め、当該第3情報を含んだ前記第2情報を前記第2記憶部に格納する工程と、
    前記第3情報を含んだ前記第2情報を前記第1装置に送信する工程と、
    送信した前記第2情報を前記第1記憶部に格納する工程と、
    を備える請求項に記載の製品の製造方法。
  8. 前記第1情報と前記第2情報とをそれぞれ暗号化された状態で前記第1記憶部に格納する工程と、
    前記暗号化された第1情報および/または第2情報を前記第1装置の復号部によって復号する工程と、
    前記復号した第1情報および/または第2情報を前記第1装置に接続された第3装置に送信する工程と、
    を備える、請求項1から7のいずれかに記載の製品の製造方法。
  9. 前記製造システムは、前記第2装置を複数備え、
    前記第1装置が、前記第2装置毎に異なる専用回線を用いて、各前記第2装置の前記第2記憶部に対して前記第1情報を送信する工程と、
    前記第1記憶部に対して前記第2情報を送信する工程とを備える、請求項1から8のいずれかに記載の製品の製造方法。
  10. 製品を製造する製造装置と、前記製造装置の動作を制御する制御装置と、前記制御装置と通信可能な情報処理装置とを備えた製造システムであって、
    前記情報処理装置は、前記製造装置および前記制御装置とは異なるエリアに設置され、かつ前記制御装置が設置されたエリアよりもセキュリティレベルが高いエリアに設置されており、
    前記情報処理装置は、
    前記製品の製造条件である目標値を示した第1情報を格納した第1記憶部と、
    前記第1情報を前記制御装置に送信する第1送信部とを含み、
    前記製造装置は、
    前記第1情報に基づく前記制御装置による制御によって、前記製品を製造し、
    前記製品を製造した際における前記目標値に対する測定値である第2情報を前記制御装
    置に送信し、
    前記制御装置は、
    前記情報処理装置から送信された前記第1情報と、前記製造装置から送信された前記第2情報とを格納する第2記憶部と、
    前記製品が製造されたことに基づき、前記第2記憶部から前記第1情報を消去する消去部と、
    前記情報処理装置に前記第2情報を送信する第2送信部とを含み、
    前記情報処理装置は、前記制御装置から送信された前記第2情報を前記第1記憶部に格納し、
    前記消去部は、前記情報処理装置に前記第2情報を送信した後に、前記第2情報を前記第2記憶部から消去する、製造システム。
JP2009245588A 2009-10-26 2009-10-26 製品の製造方法、および製造システム Expired - Fee Related JP4737472B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009245588A JP4737472B2 (ja) 2009-10-26 2009-10-26 製品の製造方法、および製造システム
US13/502,426 US20120203370A1 (en) 2009-10-26 2010-10-19 Manufacturing method and manufacturing system for product
EP10826559.6A EP2495751A4 (en) 2009-10-26 2010-10-19 PRODUCTION PROCESS AND PRODUCT MANUFACTURING SYSTEM
PCT/JP2010/068358 WO2011052427A1 (ja) 2009-10-26 2010-10-19 製品の製造方法、および製造システム
CN2010800480653A CN102598029A (zh) 2009-10-26 2010-10-19 产品的制造方法及制造系统

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009245588A JP4737472B2 (ja) 2009-10-26 2009-10-26 製品の製造方法、および製造システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011090630A JP2011090630A (ja) 2011-05-06
JP4737472B2 true JP4737472B2 (ja) 2011-08-03

Family

ID=43921851

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009245588A Expired - Fee Related JP4737472B2 (ja) 2009-10-26 2009-10-26 製品の製造方法、および製造システム

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20120203370A1 (ja)
EP (1) EP2495751A4 (ja)
JP (1) JP4737472B2 (ja)
CN (1) CN102598029A (ja)
WO (1) WO2011052427A1 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20150066592A1 (en) * 2013-08-30 2015-03-05 Infineon Technologies Ag Methods of semiconductor manufacturing and supply chain management systems
JP2015095067A (ja) * 2013-11-12 2015-05-18 株式会社東芝 データ伝送装置、データ伝送方法およびプログラム
JP6483971B2 (ja) * 2014-07-28 2019-03-13 日本電産サンキョー株式会社 生産システム
JP6591239B2 (ja) * 2015-09-10 2019-10-16 株式会社東芝 エネルギー管理装置、エネルギー管理方法及びエネルギー管理プログラム
JP6813455B2 (ja) * 2017-08-24 2021-01-13 株式会社日立製作所 リソース融通管理装置およびリソース融通管理システム
CN107871698A (zh) * 2017-11-07 2018-04-03 君泰创新(北京)科技有限公司 太阳能电池生产设备的工艺编辑、获取、保护方法及装置
JP6762593B1 (ja) * 2020-03-03 2020-09-30 久米機電工業株式会社 データ管理システム

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0499279A (ja) 1990-08-08 1992-03-31 Seiko Epson Corp 液体材料の気体化供給方法と供給装置
US6618692B2 (en) * 2000-09-20 2003-09-09 Hitachi, Ltd. Remote diagnostic system and method for semiconductor manufacturing equipment
JP2002289506A (ja) * 2001-03-28 2002-10-04 Nikon Corp 基板処理装置
JP2003031452A (ja) * 2001-07-13 2003-01-31 Canon Inc 半導体製造システム及び情報管理方法
JP2003100585A (ja) * 2001-09-20 2003-04-04 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板処理装置および基板処理プログラム
JP4671594B2 (ja) * 2003-10-08 2011-04-20 株式会社日立ハイテクノロジーズ データ収集管理方法およびそのシステム
US7096085B2 (en) * 2004-05-28 2006-08-22 Applied Materials Process control by distinguishing a white noise component of a process variance
JP2006014158A (ja) * 2004-06-29 2006-01-12 Kyocera Corp 携帯端末
JP2006060132A (ja) * 2004-08-23 2006-03-02 Hitachi Kokusai Electric Inc 熱処理システム
JP2006108474A (ja) * 2004-10-07 2006-04-20 Canon Inc 露光装置及びそれを用いたデバイス製造方法
JP2007109967A (ja) * 2005-10-14 2007-04-26 Tokyo Electron Ltd 半導体処理装置
JP4290190B2 (ja) * 2006-12-12 2009-07-01 東京エレクトロン株式会社 群管理システム、サーバ装置、およびプログラム
US20080147228A1 (en) * 2006-12-19 2008-06-19 Fenner Joel S Automated dynamic recipe generation and selection for semiconductor manufacturing

Also Published As

Publication number Publication date
CN102598029A (zh) 2012-07-18
JP2011090630A (ja) 2011-05-06
US20120203370A1 (en) 2012-08-09
EP2495751A1 (en) 2012-09-05
EP2495751A4 (en) 2014-01-29
WO2011052427A1 (ja) 2011-05-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4737472B2 (ja) 製品の製造方法、および製造システム
EP1367470A2 (en) System and method for on-line diagnostics
US9425956B2 (en) Method and system for transferring firmware or software to a plurality of devices
CN102222049A (zh) 自加密存储设备的可扩展管理
US8161296B2 (en) Method and apparatus for managing digital content
CN101164063A (zh) 管理数字内容的方法和设备
JP5370424B2 (ja) 無線通信装置及び暗号鍵漏洩防止方法
US8607312B2 (en) Server, information processing method and program
JP2017017378A (ja) データのセキュリティを提供するための装置、システムおよび方法ならびに当該方法をコンピュータに実行させるためのプログラム
JP2004126754A (ja) 制御機器、保守装置、情報処理装置および保守サービス提供方法
JP2011028325A (ja) 情報配信システム、情報端末、情報配信装置、情報配信方法、及び情報配信プログラム
US10735304B2 (en) System and method for remote management of sale transaction data
WO2005107139A1 (ja) 通信システム、共通鍵制御装置、及び一般通信装置
JP2010212805A (ja) 決済処理セキュリティ情報配信方法、決済処理セキュリティ情報配信システム、そのセンタ装置、サーバ装置、決済端末、及びプログラム
TWI478261B (zh) Manufacturing equipment, information processing methods and memory media
TWI280021B (en) System and method for protecting equipment data
CN1388954A (zh) 付款信息销售系统
JP5178163B2 (ja) セキュリティ支援装置
JP4959637B2 (ja) 半導体製造検査装置を遠隔で保守する作業装置
US20220200790A1 (en) Data recording apparatus, data recording method, recording medium having recorded thereon data recording program, system, method, and recording medium having recorded thereon program
JP5124355B2 (ja) 遠隔保守システム
JP2009054674A (ja) 製造装置、操作ログ蓄積方法、及びプログラム
KR20080033267A (ko) 원격 기기 등록 시스템 및 방법
JP2020195039A (ja) 情報処理装置、サーバ装置、通信システム、通信方法、及びプログラム
JP5681198B2 (ja) 機械管理システム、機械管理装置及び機械管理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110317

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110405

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110419

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140513

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees