JP4737274B2 - 映像表示装置、及び設定情報の表示方法 - Google Patents

映像表示装置、及び設定情報の表示方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4737274B2
JP4737274B2 JP2008285231A JP2008285231A JP4737274B2 JP 4737274 B2 JP4737274 B2 JP 4737274B2 JP 2008285231 A JP2008285231 A JP 2008285231A JP 2008285231 A JP2008285231 A JP 2008285231A JP 4737274 B2 JP4737274 B2 JP 4737274B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
setting information
setting
video
display
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008285231A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010114633A (ja
Inventor
慎平 亀岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2008285231A priority Critical patent/JP4737274B2/ja
Priority to US12/589,496 priority patent/US20100110297A1/en
Priority to CN200910209392A priority patent/CN101742168A/zh
Publication of JP2010114633A publication Critical patent/JP2010114633A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4737274B2 publication Critical patent/JP4737274B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/44Receiver circuitry for the reception of television signals according to analogue transmission standards
    • H04N5/46Receiver circuitry for the reception of television signals according to analogue transmission standards for receiving on more than one standard at will
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N21/00Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
    • H04N21/40Client devices specifically adapted for the reception of or interaction with content, e.g. set-top-box [STB]; Operations thereof
    • H04N21/47End-user applications
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N21/00Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
    • H04N21/40Client devices specifically adapted for the reception of or interaction with content, e.g. set-top-box [STB]; Operations thereof
    • H04N21/41Structure of client; Structure of client peripherals
    • H04N21/4104Peripherals receiving signals from specially adapted client devices
    • H04N21/4135Peripherals receiving signals from specially adapted client devices external recorder
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N21/00Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
    • H04N21/40Client devices specifically adapted for the reception of or interaction with content, e.g. set-top-box [STB]; Operations thereof
    • H04N21/43Processing of content or additional data, e.g. demultiplexing additional data from a digital video stream; Elementary client operations, e.g. monitoring of home network or synchronising decoder's clock; Client middleware
    • H04N21/431Generation of visual interfaces for content selection or interaction; Content or additional data rendering
    • H04N21/4312Generation of visual interfaces for content selection or interaction; Content or additional data rendering involving specific graphical features, e.g. screen layout, special fonts or colors, blinking icons, highlights or animations
    • H04N21/4316Generation of visual interfaces for content selection or interaction; Content or additional data rendering involving specific graphical features, e.g. screen layout, special fonts or colors, blinking icons, highlights or animations for displaying supplemental content in a region of the screen, e.g. an advertisement in a separate window
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N21/00Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
    • H04N21/40Client devices specifically adapted for the reception of or interaction with content, e.g. set-top-box [STB]; Operations thereof
    • H04N21/45Management operations performed by the client for facilitating the reception of or the interaction with the content or administrating data related to the end-user or to the client device itself, e.g. learning user preferences for recommending movies, resolving scheduling conflicts
    • H04N21/462Content or additional data management, e.g. creating a master electronic program guide from data received from the Internet and a Head-end, controlling the complexity of a video stream by scaling the resolution or bit-rate based on the client capabilities
    • H04N21/4622Retrieving content or additional data from different sources, e.g. from a broadcast channel and the Internet
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N21/00Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
    • H04N21/40Client devices specifically adapted for the reception of or interaction with content, e.g. set-top-box [STB]; Operations thereof
    • H04N21/47End-user applications
    • H04N21/485End-user interface for client configuration

Description

本発明は、映像表示装置、及び設定情報の表示方法に関する。
近年、薄型で大画面のテレビジョン受像機やディスプレイ装置等(以下、映像表示装置)が広く普及してきている。その一因として、映像表示装置に使われる表示パネルや演算処理チップ等の値段が低下して映像表示装置自体の価格が下がり、薄型で大画面の映像表示装置がユーザに手に入りやすくなったことが挙げられる。また、薄型の映像表示装置は、従来のCRT(Cathode Ray Tube)表示装置に比べて設置面積が小さくて済む。そのため、大画面であっても設置場所に困らないという利点がある。こうした理由から、大画面の映像表示装置が広く普及するに至ったものと考えられる。また、近年デジタル化・高機能化が進んでおり、従来のように放送波や光ディスク再生装置だけでなく、フラッシュメモリー内やネットワーク上のコンテンツなど、数多くのソースを扱うことが出来るようになっている。
まず、大画面の映像表示装置が普及してきたことにより、広い表示領域に多くの映像を表示させ、相互に映像を比較参照する技術に注目が集まっている。例えば、下記の特許文献1には、表示画面を分割して利用する例が記載されている。同文献1の技術は、分割された表示画面の各々において画質の調整を行う技術に関するものである。また、下記の特許文献2には、入力画像を複数枚の部分画像に分割してマルチ画面を形成し、個々の部分画像に対して画質調整を行った後に一画面に並べて配置する技術が記載されている。
特開2002−120350号公報 特開2006−311296号公報
このように、上記の各文献には、大画面をうまく利用して画質や音質の調整を効率的に行うための方法が記載されている。しかしながら、映像表示装置に複数の映像ソースから入力される映像の画質調整を効率的に行う技術については開示されていない。前述したように、最近では、映像表示装置に入力される映像の種類は非常に多様化している。例えば、ユーザは、地上アナログ放送、地上デジタル放送、BS放送、CS放送等を容易に視聴できる環境にある。さらに、映像表示装置に録画再生装置や光ディスクの再生装置等が接続されていると、映像表示装置には、これらの外部装置からも映像が入力されることになる。
このように映像の入力元が異なると、同じ画質設定がされていても見え方が異なることが多い。そのため、ユーザには、個々の入力元について画質設定を行うことが求められる。また、上記のように多数の入力元が存在するため、ユーザは、入力元毎に設定画面を切り替えながら設定を行う必要がある。その結果、ユーザは、面倒な入力元毎の設定を諦めてしまい、適切ではない画質調整値のまま映像を視聴するか、もしくは各々の入力元毎に、統一性のないバラバラな調整値で視聴することにつながる。また、ユーザは、1つの入力元に対する画質設定が済むと、全ての入力元に対して画質の設定が済んだものと勘違いしてしまうことがある。このような場合にも、ユーザは、適切ではない画質設定のまま映像を視聴することになる。こうした理由から、大画面を利用し、複数の入力元に対する画質調整値を簡単な操作で効率良く設定できるようにする工夫が求められている。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、異なる複数の入力元に対応する設定情報の認識及び入力を効率化することが可能な、新規かつ改良された映像表示装置、及び設定情報の表示方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、互いに異なる映像信号が入力される複数の映像入力部と、前記映像信号が表示される表示部と、個々の前記映像入力部から入力される映像信号の表示設定に関する設定情報を前記表示部に一覧表示させる表示制御部と、を備える、映像表示装置が提供される。
また、前記設定情報には、複数の設定項目が設けられていてもよい。この場合、前記映像表示装置は、個々の前記映像入力部又は所定の表示モードに対応付けて前記設定項目の並び順が記録された並び順テーブル記憶部をさらに備えていてもよい。そして、前記表示制御部は、前記表示部に一覧表示された設定情報の1つが選択された場合、又は所定の表示モードが選択された場合に、前記並び順テーブル記憶部に記録された並び順に基づいて前記複数の設定項目を並び替えるように構成されていてもよい。
また、前記映像表示装置は、基準となる前記設定情報が決定された場合に、当該基準となる設定情報との間の相違度が大きい設定情報を検出する相違設定検出部をさらに備えていてもよい。この場合、前記表示制御部は、前記相違設定検出部により検出された設定情報を前記基準となる設定情報に並べて前記表示部に一覧表示させる。
また、前記相違設定検出部は、ユーザにより前記表示部に一覧表示された前記設定情報の1つが選択された場合に、当該選択された設定情報を前記基準となる設定情報として前記相違度が大きい設定情報を検出するように構成されていてもよい。
また、前記相違設定検出部は、所定の表示モードが選択された場合に、当該表示モードに対応付けられた設定情報を前記基準となる設定情報として前記相違度が大きい設定情報を検出するように構成されていてもよい。
また、上記の映像表示装置は、前記表示部に一覧表示された前記設定情報の中から選択された一の前記設定情報を他の前記設定情報に上書きする設定情報複製部をさらに備えていてもよい。この場合、前記設定情報複製部は、複製元である前記一の設定情報、及び複製先である前記他の設定情報が選択された場合に、前記一の設定情報に含まれる全ての設定項目の情報を前記他の設定情報に含まれる設定項目に上書きする。
また、上記の映像表示装置は、前記表示部に一覧表示された前記設定情報の中から選択された一の前記設定情報を他の前記設定情報に上書きする設定情報複製部をさらに備えていてもよい。この場合、前記設定情報複製部は、複製元である前記一の設定情報、及び複製先である前記他の設定情報が選択され、さらに前記一の設定情報に含まれる一部の設定項目が選択された場合に、前記一の設定情報に含まれる設定項目のうち、選択された当該設定項目の情報を前記他の設定情報に含まれる設定項目に上書きする。
また、前記表示制御部は、2つの前記映像入力部に対応する設定情報が選択された場合に、1つの当該設定情報を変更するための設定変更画面と、当該設定変更画面で変更された設定情報に基づく映像信号が表示される変更後映像画面と、設定変更前の当該映像信号が表示される変更前映像画面と、前記1つの設定情報とは異なる前記設定情報に基づく映像信号が比較対象として表示される比較映像画面と、を前記表示部に一覧表示させるように構成されていてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、互いに異なる映像信号が入力される複数の映像入力部に映像が入力されるステップと、個々の前記映像入力部から入力される映像信号の表示設定に関する設定情報が表示画面に一覧表示される表示ステップと、を含む、設定情報の表示方法が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、上記の映像表示装置が有する各構成要素の機能をコンピュータに実現させるためのプログラムが提供されうる。また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、当該プログラムが記録されたコンピュータにより読み取り可能な記録媒体が提供されうる。
以上説明したように本発明によれば、異なる複数の入力元に対応する設定情報の認識及び入力を効率化することが可能になる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
[説明の流れについて]
ここで、以下に記載する本発明の実施形態に関する説明の流れについて簡単に述べる。まず、図1、図2を参照しながら、同実施形態が解決しようとする課題について整理する。次いで、図3を参照しながら、同実施形態に係る映像表示システムのシステム構成について説明する。次いで、図4を参照しながら、同実施形態に係る映像表示装置のハードウェア構成例について説明する。次いで、図5を参照しながら、同実施形態に係る映像表示装置の機能構成について説明する。この中で、図6〜図16を適宜参照しながら、当該映像表示装置による設定情報の表示方法、及び映像表示方法について説明する。最後に、同実施形態の技術的思想について纏め、当該技術的思想から得られる作用効果について簡単に説明する。
(説明項目)
1:課題の整理
2:映像表示システムのシステム構成
3:映像表示装置100のハードウェア構成例
4:映像表示装置100の機能構成
5:設定情報の複製方法
6:設定情報の複製処理の流れ
7:設定情報の微調整方法
8:まとめ
[1:課題の整理]
まず、本発明の一実施形態に係る技術について詳細な説明をするに先立ち、同実施形態が解決しようとする課題について簡単に纏める。
まず、図1を参照する。近年、テレビジョン受像機等のデジタル放送機器には、複数の放送波を受信することが可能な受信チューナが内蔵されている。また、こうしたデジタル放送機器には、録画再生装置や光メディアの再生装置等が接続できるように外部機器の接続端子が設けられている。そのため、ユーザは、こうした複数の映像ソース(以下、入力元)から入力される映像信号や音声信号(以下、単に映像と言う。)を視聴することができる。例えば、ユーザは、1台のデジタル放送機器を用いて地上デジタル放送の番組とBSデジタル放送の番組とを視聴することができる。
通常、ユーザは、映像を視聴する際又は視聴前に画質や音質等の調整を行う。例えば、色合い、シャープネス、コントラスト、サウンド効果等の調整が行われる。しかしながら、上記のように多数の入力元が存在すると、多くの調整値を設定する必要が生じ、ユーザに大きな負担を与えてしまう。また、入力元(チャンネル)が切り替えられた場合に、切り替え前後で現れる画質の違いがデジタル放送機器の側における調整値の違いに起因するものか、入力元の違いに起因するものかが分かりにくい。一方で、全ての調整値を一括して設定できるようにしてもその調整値がその他の入力元に対して適切な値かどうかはわからず、一部の入力元から入力される映像の品質が低下してしまうことがある。
例えば、図1に示すように、入力元を地上デジタル放送からBSデジタル放送に切り替える場合について具体的に考えてみよう。図1の例では、デジタル放送機器の側で地上デジタル放送の設定情報として、「明るさ=70、ノイズリダクション=ON」という値が設定されているものとする。また、BSデジタル放送の設定情報として、「明るさ=50、ノイズリダクション=OFF」という値が設定されているものとする。つまり、図1に例示したデジタル放送機器は、個々の入力元に対して調整値が設定されるタイプのものである。例えば、地上デジタル放送が表示されているときに、ユーザが満足できる画質が得られていると仮定する。また、入力元がBSデジタル放送に切り替えられた後、ユーザが満足できる画質が得られなくなったものと仮定する。
この場合、放送番組を視聴しているユーザは、チャンネル切り替え後に画質が低下した原因について、デジタル放送機器の画質調整値に起因するものであれば、画質調整値を適切な値に再調整したいと考えるであろう。ところが、従前の設定画面は、図2に示すように、個々の入力元に対応する設定情報のみが表示されるように構成されている。例えば、表示画面を変更することで他の入力元に対応する設定情報が表示されるように構成されている。従って、地上デジタル放送の調整値とBSデジタル放送の調整値とを比較するには、画面に表示された地上デジタル放送の調整値をメモし、画面を切り替えて、メモした値と画面上のBSデジタル放送の調整値とを比較する必要がある。
ユーザは上記の面倒な比較作業を行わず、画質の低いままBSデジタル放送を視聴してしまう。結果として、地上デジタル放送からBSデジタル放送に切り替えた際に発生した映像品質の低下がデジタル放送機器の画質調整値に起因するものなのか、入力元毎に異なる映像配信技術に起因するものかを判別することすら難しくなる。また、図2に示すような設定画面構成にすると、地上デジタル放送の設定情報を参照しながらBSデジタル放送の画質調整値を設定することは不可能である。しかし、同じ伝送方式で映像信号が伝送される入力元に対しては同じ画質調整値に設定されることが多い。また、複数の入力元に対して同じ画質調整値を設定した後で、一部の入力元に対応する画質調整値のみを微調整したいという場合もある。
こうした理由から、複数の入力元に対応する設定情報を容易に比較対照できるようにする表示技術が求められている。後述する実施形態においては、複数の入力元に対応するデジタル放送機器において、異なる入力元の設定情報を容易に比較できるように複数の設定情報を一覧表示する技術が提案される。さらに、この一覧表示された設定情報を複製したり、一部の設定情報を容易に微調整できるようにする技術が提案される。
<実施形態>
本発明の一実施形態について説明する。本実施形態は、複数の入力元に対応する画質調整値等の設定情報を効果的にユーザに提示する技術に関する。特に、複数の設定情報をユーザが容易に比較できるようにする表示方法に関する。また、同実施形態においては、その比較結果に基づいて設定情報を効率的に編集できるようにするユーザインターフェース及び編集処理方法が提案される。
[2:映像表示システムのシステム構成]
まず、図3を参照しながら、本実施形態に係る映像表示システムのシステム構成について説明する。図3は、本実施形態に係る映像表示システムのシステム構成例を示す説明図である。なお、図3に例示した外部機器は一例であり、映像表示システムに含まれる外部機器の構成はこれに限定されない。
図3に示すように、この映像表示システムには、映像表示装置100と、録画再生装置10と、映像再生装置20と、メモリ30とが含まれる。但し、録画再生装置10、映像再生装置20、及びメモリ30は外部機器の一例である。
まず、外部機器について説明する。
録画再生装置10は、各種の放送波を受信して映像信号を録画したり、録画した映像信号を出力する装置である。例えば、録画再生装置10には、光記録装置、光磁気記録装置、磁気記録装置、又は半導体記録装置等が搭載されている。そして、これらの記録装置に映像信号が記録される。また、録画再生装置10は、映像表示装置100に接続されており、映像表示装置100に映像信号を伝送することができる。映像表示装置100と録画再生装置10との間は、例えば、HDMIケーブルで接続されている。なお、上記のHDMIは、High−Definition Multimedia Interfaceの略語である。録画再生装置10から映像表示装置10に映像信号が伝送されると、その映像信号は映像表示装置100に表示される。
映像再生装置20は、光ディスクドライブやメモリリーダ等を介して光ディスクや半導体メモリ等に記録された映像データを読み出し、その映像データに対応する映像信号を出力する装置である。光ディスクとしては、例えば、DVDメディアやBlu−rayメディア等が用いられる。なお、上記のDVDは、Digital Versatile Discの略語である。また、映像再生装置20は、録画再生装置20と同様に映像表示装置100に接続されている。そのため、映像再生装置20から出力された映像信号は、映像表示装置100に伝送される。映像再生装置20から映像表示装置100に映像信号が伝送されると、その映像信号は映像表示装置100に表示される。
映像表示装置100には、メモリ30を接続することが可能なメモリスロットやUSB端子等が搭載されている。なお、上記のUSBは、Universal Serial Busの略語である。メモリ30には、画像データや映像データ等が記録される。そのため、メモリ30が映像表示装置100に接続されると、メモリ30から画像データや映像データ等が読み出され、映像表示装置100の画面上に表示される。また、映像表示装置100には、DLNA等のネットワークを介して接続された外部機器から映像データが入力される。なお、上記のDLNAは、Digital Living Network Allianceの略語である。
次に、映像表示装置100について説明する。
上記の通り、映像表示装置100には、複数の外部機器が接続される。また、映像表示装置100には、地上デジタル放送信号やBSデジタル放送信号等が入力される。もちろん、映像表示装置100は、CSデジタル放送信号や地上アナログ放送信号、或いは、ケーブルテレビジョン放送信号等が入力されるように構成されていてもよい。このように、映像表示装置100の入力元としては、放送波の配信元、複数の外部機器、及びネットワークで接続された外部機器等が存在する。
本実施形態は、このように多数の入力元が存在する状況において、個々の入力元に対応する設定情報を効率的に設定できるようにする技術に関するものである。特に、映像表示装置100における設定画面の表示制御方法に関する。以下では、図3に示した映像表示システムのシステム構成を意識しつつ、映像表示装置100の技術的構成について詳細な説明を行う。但し、本実施形態に係る技術の適用範囲は、図3に例示したシステム構成に限定されるものではない。図3に示したシステム構成は一例である点に注意されたい。
[3:映像表示装置100のハードウェア構成例]
まず、図4を参照しながら、本実施形態に係る映像表示装置100のハードウェア構成例について説明する。後述する映像表示装置100の機能構成は、例えば、図4に示すハードウェア構成により実現される。図4は、本実施形態に係る映像表示装置100のハードウェア構成例を示す説明図である。
図4に示すように、映像表示装置100は、複数の受信回路102、104と、複数のデマルチプレクサ106、110と、デスクランブル部108とを有する。さらに、映像表示装置100は、オーディオ処理部112と、データ処理部114と、ビデオ処理部116と、OSD回路118と、合成回路120とを有する。また、映像表示装置100には、表示部122、及びコントローラ124も搭載されている。なお、上記のOSDは、On Screen Displayの略語である。
このように、映像表示装置100には、2系統の受信回路102、104が設けられている。また、各系統の受信回路102、104に合わせて2つのデマルチプレクサ106、110が設けられている。例えば、受信回路102は、放送番組に関するデータ情報等の付加情報信号を受信するための回路である。一方、受信回路104は、放送番組の映像データや音声データに対応する番組放送信号を受信するための回路である。図4に示すように、受信回路102は、チューナ132と、復調部134と、誤り訂正部136とを含んでいる。同様に、受信回路104は、チューナ142と、復調部144と、誤り訂正部146とを含んでいる。
また、コントローラ124は、映像表示装置100の制御処理を実行するための制御手段である。図4に示すように、コントローラ124には、CPU152と、ROM154と、RAM156と、EEPROM158と、DRAM160と、バス162とが含まれる。また、CPU152、ROM154、RAM156、EEPROM158、及びDRAM160は、バス162を通じて接続されている。
なお、上記のCPUは、Central Processing Unitの略語である。また、上記のROMは、Read Only Memoryの略語である。上記のRAMは、Random Access Memoryの略語である。上記のEEPROMは、Electrically Erasable Programmable ROMの略語である。また、上記のDRAMは、Dynamic RAMの略語である。
さて、映像表示装置100の電源がオンにされると、受信回路102を介して付加情報信号の受信処理が開始される。それと共に、映像表示装置100は、受信回路104を介して番組放送信号の受信処理を開始する。付加情報信号及び番組放送信号が受信されると、映像表示装置100は、これらの信号から映像信号、音声信号、及びデータ信号等をデコードし、表示部122及び音声出力部(非図示)に出力する。なお、音声出力部は、表示部122に内蔵されていてもよいし、表示部122とは別体であってもよい。以下、電源オンから表示部122に映像信号が出力されるまでの処理工程について説明する。
まず、映像表示装置100に電源が投入されると、コントローラ124は、電源が遮断される直前まで受信していた番組放送信号の放送情報をEEPROM158から読み出して再び選局する。但し、電源が遮断された際に、電源を遮断する直前まで受信していた番組放送信号のチャンネル周波数やプログラムIDなどの放送情報がEEPROM158に保持されているものとする。コントローラ124により放送情報に基づいてチャンネル周波数が決定されると、受信回路104に対して当該チャンネル周波数を選局させるための選局制御信号が出力される。この選局制御信号は、受信回路104に含まれるチューナ142に入力される。
チューナ142は、コントローラ124から入力された選局制御信号に基づいて選局し、当該選局制御信号が示すチャンネル周波数の番組放送信号を受信する。チューナ142により受信された番組放送信号は、復調部144に入力される。復調部144は、入力された番組放送信号を復調する。番組放送信号は、例えば、64QAMの多値変調方式で変調されている。そのため、復調部144は、同方式に基づいて番組放送信号を復調し、トランスポートストリーム信号を生成する。復調部144により生成されたトランスポートストリーム信号は、誤り訂正部146に入力される。
トランスポートストリーム信号が入力されると、誤り訂正部146は、入力されたトランスポートストリーム信号に誤り訂正を施す。トランスポートストリーム信号は、例えば、リード・ソロモン符号等により符号化されている。そこで、誤り訂正部146は、同符号化方式に基づいて誤り訂正処理を実行する。誤り訂正部146から出力された誤り訂正後のトランスポートストリーム信号は、デスクランブル部108に入力される。
誤り訂正後のトランスポートストリーム信号が入力されると、デスクランブル部108は、トランスポートストリーム信号に施されたスクランブルを解除する。このとき、デスクランブル部108は、コントローラ124から取得した情報に基づいてスクランブルを解除し、元の番組放送信号を再生する。デスクランブル部108によりスクランブルが解除されて再生された元の番組放送信号はデマルチプレクサ110に入力される。
ところで、番組放送信号には、映像信号、音声信号、及びデータ信号等が多重されている。そこで、デマルチプレクサ110は、番組放送信号が入力されると、その番組放送信号に含まれる映像信号、音声信号、及びデータ信号等を分離する。デマルチプレクサ110により分離された音声信号はオーディオ処理部112に入力される。また、デマルチプレクサ110により分離されたデータ信号はデータ処理部114に入力される。さらに、デマルチプレクサ110により分離された映像信号はビデオ処理部116に入力される。
オーディオ処理部112は、入力された音声信号に基づいて音声出力部に音声を出力させる。また、データ処理部114は、入力されたデータ信号に含まれる文字情報又は画像情報を表示部122に表示可能な映像信号に変換する。データ処理部114から出力された映像信号は、合成回路120に入力される。一方、ビデオ処理部116は、入力された映像信号に所定の処理を施して合成回路120に入力する。また、合成回路120には、OSD回路118からOSD画像を表示部122に表示するための映像信号が入力される場合もある。
OSD回路118は、コントローラ124による制御を受け、例えば、電子番組案内表や各種のガイダンスメッセージ等を表示するための映像信号を生成する。また、OSD回路118は、画質や音声の設定画面を表示するための映像信号を生成する。上記の通り、OSD回路により生成された映像信号は、合成回路120に入力される。合成回路120は、データ処理部114、ビデオ処理部116、及びOSD回路118から入力された映像信号を合成する。合成回路120により合成された映像信号は、表示部122に入力する。表示部122は、入力された映像信号を画面上に表示する。
以上、表示部122に映像が表示されるまでの処理工程について説明した。次に、受信回路102により受信される付加情報信号の処理工程について簡単に説明する。
上記の通り、コントローラ124は、番組放送信号を受信するために受信回路104のチューナ142に対して選局制御信号を入力する。このとき、コントローラ124は、受信回路102のチューナ132に対しても同じ選局制御信号を入力する。選局制御信号が入力されると、チューナ132は、入力された選局制御信号が示すチャンネル周波数を受信周波数に設定し、付加情報信号を受信する。チューナ132により受信された付加情報信号は、復調部134に入力される。復調部134は、入力された付加情報信号を復調し、誤り訂正部136に入力する。誤り訂正部136は、付加情報信号に誤り訂正を施してデマルチプレクサ106に入力する。
デマルチプレクサ106は、入力された付加情報信号に含まれる付加情報を抽出してコントローラ124に入力する。付加情報としては、例えば、電子番組表等の番組情報が一例として挙げられる。コントローラ124は、デマルチプレクサ106により抽出された付加情報をDRAM160に一時的に記録する。そして、コントローラ124は、DRAM160に記録された付加情報に基づいて電子番組案内等の付加情報サービスをユーザに提供する。このとき、ユーザから放送番組の指定を受けると、コントローラ124は、指定された番組を選局させるための選局制御信号を受信回路102又は受信回路104に入力する。選局制御信号が入力された後の処理工程は上記と同様である。
以上、本実施形態に係る映像表示装置100のハードウェア構成例について簡単に説明した。図4に示した映像表示装置100のハードウェア構成は一例であり、本実施形態に係る技術を適用することが可能な装置形態はこれに限定されるものではない。
[4:映像表示装置100の機能構成]
次に、図5を参照しながら、本実施形態に係る映像表示装置100の機能構成について説明する。図5は、本実施形態に係る映像表示装置100の機能構成例を示す説明図である。なお、映像信号の入力元の数や具体的な種類については変更可能である。
図5に示すように、映像表示装置100は、主に、映像受信部202、204と、外部機器接続部206と、ネットワーク受信部208と、表示制御部210とを有する。なお、表示制御部210には、記憶部212が含まれる。さらに、映像表示装置100は、表示部122と、操作入力部216と、設定情報管理部218と、相違設定検出部220と、並び順テーブル記憶部222とを有する。
(入力元の機能について)
映像受信部202は、例えば、地上デジタル放送の放送波を受信する手段である。同様に、映像受信部204は、例えば、BSデジタル放送の放送波を受信する手段である。映像受信部202、204により受信された放送波は、映像信号に変換されて表示制御部210に入力される。また、外部機器接続部206は、外部機器を接続するための接続端子である。外部機器接続部206には、例えば、録画再生装置10、映像再生装置20、メモリ30等の外部機器が接続される。そのため、外部機器から出力された映像信号は、外部機器接続部206を介して表示制御部210に入力される。
また、ネットワーク受信部208は、DLNA等のネットワークを介して映像信号を受信する手段である。例えば、ネットワーク受信部208は、ネットワークに接続された映像配信サーバに対して映像信号の送信要求を発信し、所定の認証処理等を経てストリーミング配信される映像信号を取得する。なお、ネットワーク受信部208は、ネットワークに接続された映像データサーバにアクセスして映像データをダウンロードし、ダウンロードした映像データに対応する映像信号を出力するように構成されていてもよい。また、ネットワーク受信部208は、放送番組に関する番組情報等を広域ネットワーク上の情報提供サーバから取得するように構成されていてもよい。ネットワーク受信部208から出力された映像信号は、表示制御部210に入力される。
(表示制御機能について)
個々の入力元から表示制御部210に映像信号が入力されると、表示制御部210は、入力された映像信号を表示部122に表示させる。このとき、表示制御部210は、各入力元に対して設定された設定情報に基づき、映像信号の画質又は表示部122の表示設定を調整してから表示させる。各入力元に対して設定された設定情報は、記憶部212に記録される。例えば、記憶部212には、図6に示すような設定情報が記録される。図6には、各入力元に対して設定された設定情報が記載されている。例えば、個々の入力元に付き、画質調整値としては、明るさ、色合い、シャープネス、倍速駆動等の設定項目が具体的に設定される。また、音質調整値としては、高音、低音、サラウンド等の設定項目が具体的に設定される。
なお、図6に示した設定情報の区分は一例であり、本実施形態に係る技術の適用範囲はこれに限定されない。図6の例では放送波の種別毎に設定情報が区分けされているが、地上デジタル放送とBSデジタル放送とを纏めて同じ設定情報の区分に割り当ててもよい。さらに、放送波で1つの区分が構成されていてもよいし、外部機器で1つの区分が構成されていてもよい。また、信号の符号化形式や配信形態等に応じて区分けされていてもよい。同じ形式で配信される映像信号の画質特性が似ているならば、同じ形式で映像信号が配信される入力元を同じ区分に割り当てておくことで、同区分に属する入力元に対する設定作業が1度で済むため、ユーザの作業負担が軽減される。このように、記憶部212に記録される設定情報の記録形式については種々の変形が可能である。
再び図5を参照する。上記の通り、記憶部212に記録される設定情報は、ユーザにより設定される。但し、記憶部212には、各入力元に対応する所定の設定情報が初期値として記録されている。そのため、ユーザによる設定作業は、初期値から変更する形式で実行される。また、ユーザは、操作入力部216を用いて設定情報の設定操作を行う。操作入力部216としては、例えば、選局や音量調整等に用いられるリモートコントローラ(以下、リモコン)が用いられる。但し、操作入力部216の形状や入力形式等については種々の変形が可能である。例えば、操作入力部216は、パーソナルコンピュータ等に用いられるキーボードやマウス等であってもよいし、或いは、家庭用ゲーム機等に用いられるコントローラであってもよい。
さて、設定情報の表示画面を表示するように操作入力部216を介してユーザの指示が入力されると、表示制御部210は、記憶部212から各入力元に対応する設定情報を読み出して表示部122に一覧表示させる。このとき、表示制御部210は、表示部122に表示すべき設定情報の種類を設定情報管理部218に問い合わせ、設定情報管理部218の応答内容に基づいて表示部122に設定情報を表示させる。例えば、設定情報管理部218は、表示制御部210から受けた問い合わせに対し、表示部122に表示可能な設定情報の数を考慮して表示すべき設定情報の種類、及び各設定情報に含まれる表示項目の並び順を表示制御部210に応答する。そして、この応答内容に基づいて表示部122に複数の設定情報が一覧表示される。
例えば、表示部122には、図7に示すような設定画面が表示される。図7に示すように、表示部122に表示される設定画面には、複数の入力元(A1、A2、A3、A4)に対応する設定情報が含まれる。但し、図7の例では、画質モード毎に区分された設定情報が表示されている。既に述べた通り、設定情報の区分は任意であり、図7に示すように画質モード毎に区分されていてもよい。なお、画質モードとしては、例えば、ダイナミック、シネマ、カスタム等がある。ダイナミックは、例えば、スポーツシーン等の動きのある映像に適したプリセットの画質モードである。シネマは、映画のような暗めの映像に適したプリセットの画質モードである。カスタムは、例えば、ユーザが自由に設定した画質モードである。
また、設定情報には、多数の設定項目が設けられている。設定項目としては、例えば、バックライト、明るさ、ノイズリダクション、倍速駆動等がある。バックライトは、表示部122に搭載されたバックライトの調整値を設定するための項目である。明るさは、映像信号の明るさに関する調整値を設定するための項目である。ノイズリダクションは、映像信号にノイズリダクション処理を施すか否かを設定するための項目である。倍速駆動は、映像信号のフレームレートを通常の倍や4倍にするか否かを設定するための項目である。このように、多数の設定項目が設けられている。なお、設定情報には、画質に関する項目のみならず、音質に関する項目が設けられていてもよい。
図7に例示した通り、表示制御部210は、表示部122に複数の設定情報を一覧表示させる。そのため、ユーザは、異なる入力元の設定情報を相互に比較することができる。その結果、入力元の切り替え前後で発生する画質の変化が設定情報の違いによるものか否かを容易に判別することが可能になる。さらに、ある入力元に対応する設定情報を変更する際、他の入力元に対応する設定情報を参照することが可能になる。従って、複数の設定情報を同じ調整値に設定する場合、ユーザは、いちいち設定画面を切り替えたり、参照元の調整値をメモしたりする必要が無くなる。結果として、設定情報の調整作業が効率化され、ユーザの利便性が大きく向上する。
しかし、表示部122に一度に一覧表示することが可能な設定情報の数は限られている。また、多数の設定情報が一覧表示される場合、参照元にする設定情報と参照先にする設定情報とが離れて表示されていると、対比し難い上、参照元の調整値を見間違えてしまうことがある。このような理由から、設定画面に表示される設定情報の並び順、及び設定項目の並び順を適切に決定することが求められる。表示部122に表示すべき設定情報の決定、設定情報の並び順の決定、設定項目の並び順の決定に係る主な処理は、設定情報管理部218により実行される。以下、これらの処理に関する機能構成について説明する。
再び図5を参照する。上記の通り、設定情報管理部218は、表示部122に表示すべき設定情報の決定処理、設定情報の並び順の決定処理、設定項目の並び順の決定処理を実行する手段である。以下、これらの決定処理について個々に説明する。なお、設定情報管理部218には、記憶部212に記録されている複数の設定情報が表示制御部210から入力されているものとする。
(設定情報の決定、及び設定情報の並び順の決定について)
まず、表示部122に表示すべき設定情報の決定処理について説明する。既に述べた通り、表示部122に表示可能な設定情報の数は限られている。図7の例では、4つの入力元に対応する設定情報で表示部122の表示領域が満たされている。もし、5つ以上の入力元に対応する設定情報が存在する場合、その中から表示部122に表示すべき4つの設定情報を決定する必要がある。そこで、設定情報管理部218は、次のようにして表示部122に表示すべき設定情報を決定する。
まず、設定情報管理部218は、設定画面の第1列に表示される設定情報の種別(入力元)を決定する。第1列の位置は、設定画面内で基準となる位置であれば任意に設定可能である。但し、第N列(Nは自然数)の隣に第N+1列が配置されるものとする。例えば、設定画面の表示操作が行われた時点で表示部122に映像信号が表示されていた場合、設定情報管理部218は、その映像信号に対応する入力元の設定情報を第1列に割り当てる。但し、ユーザにより所定の入力元が第1列に表示されるように指定されていた場合、設定情報管理部218は、指定されている入力元の設定情報を第1列に割り当てる。
次に、設定情報管理部218は、第1列に割り当てた設定情報の調整値を基準値として相違設定検出部220に入力する。さらに、設定情報管理部218は、第1列の設定情報とは異なる全ての設定情報の調整値を相違設定検出部220に入力する。相違設定検出部220は、他の設定情報の調整値を個々に基準値と比較し、基準値との間の相違が大きい順に他の設定情報を順位付けする。例えば、相違設定検出部220は、基準値として入力された各設定項目の調整値と、他の設定情報に含まれる各設定項目の調整値との差分を計算し、差分の絶対値を全ての設定項目について加算する。全ての他の設定情報について加算値を算出すると、相違設定検出部220は、加算値が大きい順に他の設定情報を順位付けする。そして、相違設定検出部220は、全ての他の設定情報に関する順位の情報を設定情報管理部218に入力する。
相違設定検出部220から順位の情報が入力されると、設定情報管理部218は、順位が最も高い設定情報を第2列に割り当て、次に順位が高い設定情報を第3列に割り当てる。つまり、相違設定検出部220は、第1列から近い順に順位の高い設定情報を割り当てる。表示部122に表示可能な数だけ設定情報が割り当てられると、設定情報管理部218から表示制御部210に対し、表示部122に表示すべき設定情報の組み合わせ及び表示順を示す情報が応答内容として入力される。そこで、表示制御部210は、設定情報管理部218から取得した応答内容に基づいて表示部122に設定情報を表示させる。
このような構成にすることで、表示部122には、基準となる設定情報との間の相違が大きい設定情報が基準となる設定情報の近くに表示される。そのため、比較対象となる設定情報が近くに並んでいることで、比較対象の調整値を見誤る可能性が低くなる。また、基準となる設定情報から大きく外れた調整値を持つ設定情報が表示部122に最初に表示される。通常、ユーザが画質に満足している設定情報が基準に設定されるから、その設定情報と大きく異なる設定情報が調整の対象となる可能性が高い。そのため、調整すべき設定情報をユーザが逐次探さなくても最初に表示されるため、設定作業が効率化される。
(設定項目の並び順の決定について)
次に、個々の設定情報に含まれる設定項目の並び順の決定処理について説明する。まず、設定情報管理部218は、設定画面の第1列に表示される設定情報に基づいて設定項目の並び順を決定する。このとき、設定情報管理部218は、並び順テーブル記憶部222に記録された並び順テーブルを参照する。並び順テーブルには、入力元の種別又は画質モード毎に設定項目の並び順が記載されている。そのため、設定情報管理部218は、並び順テーブルを参照し、第1列の設定情報に対応する入力元の種別又は画質モードに対応する並び順のデータを抽出する。そして、設定情報管理部218は、抽出したデータが示す並び順を設定画面に表示される設定項目の並び順に決定する。
また、設定情報管理部218は、第1列の設定情報に含まれる各設定項目の調整値と、第2列の設定情報に含まれる各設定項目の調整値とを比較し、調整値の差分が大きい順に設定項目を並べるように構成されていてもよい。この構成によると、図7に示す例の場合、設定情報管理部218は、バックライトの設定項目、及び倍速駆動の設定項目が上位に、明るさ、ノイズリダクションの設定項目が下位になるように並び順を決定する。設定情報を調整する場合、調整値が大きく異なる項目が調整の対象になる。そこで、基準となる設定情報との差分が大きい設定項目を上位に表示することで、設定すべき項目が一目瞭然となり、ユーザが設定すべき項目を検索する手間が省ける。
設定情報管理部218により決定された設定項目の並び順を示す並び順情報は、表示制御部210に入力される。並び順情報が入力されると。表示制御部210は、並び順情報に基づいて表示部122に表示すべき設定情報の設定項目を並び替え、表示部122に表示させる。このように、複数の設定情報を一覧表示するだけでなく、ユーザが所望の設定項目を素早く検索できるように並び替えを行うことにより、設定作業が大幅に効率化され、設定操作にかかるユーザの負担が軽減される。
(設定情報の複製について)
次に、表示制御部210による設定情報の複製処理について簡単に説明する。ここでは複製処理の主体及び処理の概要について説明するに留め、その詳細については後述する。
上記の通り、表示制御部210は、複数の入力元に対応する複数の設定情報を一覧表示する。その結果、異なる入力元に対応する設定情報を並べて相互に比較しながら参照することが可能になり、ユーザによる設定情報の調整作業が効率化される。但し、設定すべき項目の数が非常に多い場合、或いは、同じ設定情報を設定したい入力元の数が多い場合、個々の設定項目に調整値を入力する作業には大きな労力が必要になる。そのため、このような場合には、上記のように複数の設定情報が比較参照できる表示構成を採用しても、ユーザには大きな作業負担が生じてしまう。そこで、本実施形態においては、図8〜図11に示す設定情報の複製方法が提案される。なお、この複製方法に係る一連の処理は、表示制御部210により実行される。以下、この複製方法について詳細に説明する。
[5:設定情報の複製方法]
ここで、図8〜図11を参照しながら、本実施形態に係る設定情報の複製方法について説明する。図8は、1つの設定情報を他の全ての設定情報に複製する一括コピー方法を示す説明図である。図9は、複製元の設定情報と複製先の設定情報とが入力元(画質モード)の単位で指定された場合に、指定された設定情報の間で複製処理を行う入力別コピー方法を示す説明図である。
図10は、1つの設定情報に含まれる1つの設定項目を他の全ての設定情報に含まれる同じ設定項目に複製する項目別コピー方法を示す説明図である。図11は、複製元の設定情報に含まれる1つの設定項目と複製先の設定情報とが指定された場合に、指定された設定情報に含まれる同じ設定項目の間で複製処理を行う個別コピー方法を示す説明図である。以下、順に説明する。
(一括コピー方法)
まず、図8を参照する。図8には、表示部122に表示される設定画面が示されている。図8の例では、第1列に表示された設定情報A1が複製元領域A10に指定されている。複製元領域A10の指定操作は、ユーザにより操作入力部216を介して行われる。ユーザにより複製元領域A10の指定操作が行われると、操作入力部216から表示制御部210に指定操作の操作信号が入力され、表示制御部210により複製元領域A10が設定画面上に明示される。なお、表示制御部210は、第1列に表示される基準の設定情報を自動で複製元領域A10に指定するように構成されていてもよい。
また、図8の例では、設定情報(A2、A3、A4)に含まれる全ての設定項目が複製先領域A20に指定されている。一括コピーの場合、複製先領域A20は、表示制御部210により自動で指定される。例えば、表示制御部210は、設定画面に表示されている設定情報(A1、A2、A3、A4)のうち、第1列に表示された設定情報A1を除く全ての設定情報(A2、A3、A4)を複製先領域A20に指定する。なお、指定された複製先領域A20は、表示制御部210により設定画面上に明示される。また、表示制御部210は、設定画面に一覧表示されていない設定情報を複製先領域A20に指定するように構成されていてもよい。
さらに、編集処理がプロテクトされた設定情報が存在する場合、表示制御部210は、プロテクトされた設定情報を除く全ての設定情報を複製先領域A20に指定するように構成されていてもよい。上記のようにして複製元領域A10と複製先領域A20とが指定されると、表示制御部210は、複製元領域A10に含まれる設定項目の調整値を複製先領域A20に含まれる全ての設定情報の設定項目に調整値として書き込む。但し、表示制御部210は、操作入力部216を介して入力される複製処理の実行指示に応じて設定情報の複製処理を実行するように構成されていてもよい。
このような構成にすることで、1つの設定情報を他の複数の設定情報に複製したい場合に、1つ1つの設定項目に手入力で調整値を行わずに済むため、ユーザの作業負担が大幅に低減される。また、一括コピーにより複数の設定情報を同じ調整値に設定した後で、一部の設定情報のみを微調整することにより、大部分の共通する設定情報に対する入力作業を省略することが可能になり、ユーザの利便性を大きく向上させることができる。
(入力別コピー方法)
次に、図9を参照する。図9には、表示部122に表示される設定画面が示されている。図9の例では、第1列に表示された設定情報A1が複製元領域A10に指定されている。複製元領域A10の指定操作は、ユーザにより操作入力部216を介して行われる。ユーザにより複製元領域A10の指定操作が行われると、操作入力部216から表示制御部210に指定操作の操作信号が入力され、表示制御部210により複製元領域A10が設定画面上に明示される。なお、表示制御部210は、第1列に表示される基準の設定情報を自動で複製元領域A10に指定するように構成されていてもよい。
また、図9の例では、設定情報A3に含まれる全ての設定項目が複製先領域A22に指定されている。入力別コピーの場合、複製先領域A22は、表示制御部210により自動で指定されず、ユーザ操作により指定される。例えば、表示制御部210により複製先領域A22を指定するための指定オブジェクトが設定画面に表示される。そこで、ユーザは、操作入力部216を用いて指定オブジェクトの位置を移動させ、所望の設定情報の位置に指定オブジェクトが表示されたところで指定操作を行う。このとき、指定された設定情報に含まれる全ての設定項目が指定される。
図9の例においては、設定画面に表示されている設定情報(A1、A2、A3、A4)のうち、設定情報A3に含まれる全ての設定項目が複製先領域A22に指定されている。指定された複製先領域A22は、表示制御部210により設定画面上に明示される。上記のようにして複製元領域A10と複製先領域A22とが指定されると、表示制御部210は、複製元領域A10に含まれる設定項目の調整値を複製先領域A22に含まれる全ての設定情報の設定項目に調整値として書き込む。但し、表示制御部210は、操作入力部216を介して入力される複製処理の実行指示に応じて設定情報の複製処理を実行するように構成されていてもよい。
このような構成にすることで、1つの設定情報に含まれる全ての設定項目を他の設定情報に複製したい場合に、1つ1つの設定項目に手入力で調整値を行わずに済むため、ユーザの作業負担が大幅に低減される。また、入力別コピーにより設定情報に含まれる全ての設定項目を同じ調整値に設定した後で、一部の設定項目のみを微調整することにより、大部分の共通する設定項目に対する入力作業を省略することが可能になり、ユーザの利便性を大きく向上させることができる。
(項目別コピー方法)
次に、図10を参照する。図10には、表示部122に表示される設定画面が示されている。図10の例では、第1列に表示された設定情報A1に含まれる1つの設定項目が複製元領域A12に指定されている。複製元領域A12の指定操作は、ユーザにより操作入力部216を介して行われる。ユーザにより複製元領域A12の指定操作が行われると、操作入力部216から表示制御部210に指定操作の操作信号が入力され、表示制御部210により複製元領域A12が設定画面上に明示される。
また、図10の例では、設定情報(A2、A3、A4)に含まれ、かつ、複製元領域A12に対応する設定項目が複製先領域A24に指定されている。項目別コピーの場合、複製先領域A24は、表示制御部210により自動で指定される。例えば、表示制御部210は、設定画面に表示されている設定情報(A1、A2、A3、A4)のうち、第1列に表示された設定情報A1を除く全ての設定情報(A2、A3、A4)の上記設定項目を複製先領域A24に指定する。なお、指定された複製先領域A24は、表示制御部210により設定画面上に明示される。また、表示制御部210は、設定画面に一覧表示されていない設定情報の設定項目を複製先領域A24に指定するように構成されていてもよい。
さらに、編集処理がプロテクトされた設定情報が存在する場合、表示制御部210は、プロテクトされた設定情報を除く全ての設定情報について上記設定項目を複製先領域A24に指定するように構成されていてもよい。このようにして複製元領域A12と複製先領域A24とが指定されると、表示制御部210は、複製元領域A12に指定された設定項目の調整値を複製先領域A24に含まれる全ての設定項目に調整値として書き込む。但し、表示制御部210は、操作入力部216を介して入力される複製処理の実行指示に応じて設定項目の複製処理を実行するように構成されていてもよい。
このような構成にすることで、1つの設定情報に含まれる1つの設定項目の調整値を他の複数の設定情報について複製したい場合に、1つ1つの設定項目に手入力で調整値を行わずに済むため、ユーザの作業負担が大幅に低減される。また、項目別コピーにより複数の設定情報の設定項目を同じ調整値に設定した後で、一部の設定項目のみを微調整することにより、大部分の共通する設定項目に対する入力作業を省略することが可能になり、ユーザの利便性を大きく向上させることができる。
(個別コピー)
次に、図11を参照する。図11には、表示部122に表示される設定画面が示されている。図11の例では、第1列に表示された設定情報A1に含まれる1つの設定項目が複製元領域A12に指定されている。複製元領域A12の指定操作は、ユーザにより操作入力部216を介して行われる。ユーザにより複製元領域A12の指定操作が行われると、操作入力部216から表示制御部210に指定操作の操作信号が入力され、表示制御部210により複製元領域A12が設定画面上に明示される。
また、図11の例では、設定情報A3に含まれ、かつ、複製元領域A12に対応する設定項目が複製先領域A26に指定されている。個別コピーの場合、複製先領域A26は、表示制御部210により自動で指定されず、ユーザ操作により指定される。例えば、表示制御部210により複製先領域A26を指定するための指定オブジェクトが設定画面に表示される。そこで、ユーザは、操作入力部216を用いて指定オブジェクトの位置を移動させ、所望の設定項目の位置に指定オブジェクトが表示されたところで指定操作を行う。このとき、指定された設定項目が指定される。
図11の例においては、設定画面に表示されている設定項目のうち、設定情報A3に含まれる1つの設定項目が複製先領域A26に指定されている。指定された複製先領域A26は、表示制御部210により設定画面上に明示される。上記のようにして複製元領域A12と複製先領域A26とが指定されると、表示制御部210は、複製元領域A12に指定された設定項目の調整値を複製先領域A26の設定項目に調整値として書き込む。但し、表示制御部210は、操作入力部216を介して入力される複製処理の実行指示に応じて設定項目の複製処理を実行するように構成されていてもよい。
このような構成にすることで、ある設定項目の調整値を他の設定項目に複製したい場合に、手入力で調整値の入力を行わずに済むため、ユーザの作業負担が低減され、ユーザの利便性を向上させることができる。
本実施形態に係る上記の複製方法は、とりわけ、操作入力部216にリモコン等の簡易的な操作手段が採用されている場合に利便性向上の効果が大きい。リモコン等を用いて複数の数字や文字を入力する作業が非効率であることは周知の通りである。仮に、メニュー選択方式で調整値の入力が行えるように設計されていたとしても、メニューを表示させ、メニューの中から所望の調整値を選択し、選択した調整値の入力処理を実行させるという複数の工程を経なければ調整値が入力されない。そのため、設定すべき調整値が多く存在する場合には、ユーザの操作工程が多くなり作業負担が増大してしまう。
その点、本実施形態に係る複製方法は、1つ又は2つの領域を選択するだけで調整値が複製されるため、メニュー選択方式に比べて操作工程が非常に少なくて済む。また、調整値を直接的に入力する作業を伴わないため、リモコン等の簡易的な操作手段であっても、ユーザがストレス無く作業することができる。さらに、操作入力部216がタッチパネルであっても、数字や文字を入力する工程が含まれないため、直感的な操作により調整値の入力処理を実行することができる。上記の例においては、実際に映像信号を入力する入力元の設定情報が設定画面に表示されていたが、予めモデルとなる設定情報をプリセットしておき、上記の複製方法を用いて調整値を入力するように構成されていてもよい。
以上、本実施形態に係る設定情報の複製方法について、具体的な画面構成を示しながら詳細に説明した。以下では、表示制御部210による複製処理の流れについて説明する。
[6:設定情報の複製処理の流れ]
ここでは、図12〜図15を参照しながら、表示制御部210による複製処理の流れについて説明する。図12は、上記の一括コピーに関して表示制御部210により実行される複製処理の流れを示す説明図である。図13は、上記の入力別コピーに関して表示制御部210により実行される複製処理の流れを示す説明図である。図14は、上記の項目別コピーに関して表示制御部210により実行される複製処理の流れを示す説明図である。図15は、上記の個別コピーに関して表示制御部210により実行される複製処理の流れを示す説明図である。
なお、ユーザにより設定画面が表示されると、設定値の一覧が俯瞰的に表示される。その後、ユーザが一括コピーを選択すると、図12に示すような複製処理が実行される。同様に、ユーザが入力別コピー、項目別コピー、又は個別コピーを選択すると、それぞれ図13、図14、又は図15に示すような複製処理が実行される。また、設定値の一覧が俯瞰的に表示された状態で、複製処理の対象となる入力元、或いは、各入力元に対応する画質モード等が選択される。これらの選択処理を経て、図12〜図15に示すような一連の複製処理が実行される。
(一括コピー処理の流れについて)
まず、図12を参照する。図12に示すように、まず、操作入力部216を介してユーザによる設定画面の表示操作が行われる(S102)。次いで、表示制御部210は、複数の入力元に対応する設定情報を記憶部212から読み出す(S104)。次いで、表示制御部210は、図7に示すように、複数の設定情報を表示部122に並べて表示させる(S106)。このとき、表示制御部210は、設定情報管理部218に対し、表示すべき設定情報の種別、設定情報の並び順、設定項目の並び順について問い合わせ、設定情報管理部218から取得した応答内容に応じて設定情報を表示させる。
次いで、表示制御部210は、複製元となる入力元の設定情報が選択されたか否かを判断する(S108)。上記の通り、表示制御部210は、設定画面の第1列に表示された設定情報を自動的に複製元領域A10に選択するように構成されていてもよい。しかし、設定画面の表示された設定情報の中からユーザが任意に複製元領域A10を選択できるように構成されていてもよい。ユーザが任意に複製元領域A10を選択できるように構成されている場合、表示制御部210は、ステップS108のようにユーザが複製元領域A10を選択するまで待機する。複製元となる入力元の設定情報が選択されると、表示制御部210は、ステップS110の処理に進行する。
ステップS110では、ユーザにより複製処理の実行を指示する操作が行われたか否かが判断される(S110)。上記の通り、一括コピーの場合、複製元領域A10が選択された時点で複製先領域A20が決定されるため、表示制御部210が自動で複製処理を実行することができる。但し、ユーザに実行の可否を判断させる機会を与えるため、表示制御部210は、ユーザに実行指示を入力させる場合がある。この場合、表示制御部210は、ステップS110のように、ユーザにより実行指示が入力されるまで待機する。そして、ユーザにより実行指示が入力されると、表示制御部210は、ステップS112の処理に進行する。
ステップS112では、表示制御部210により、複製元領域A10に含まれる設定情報が複製先領域A20に含まれる設定情報に上書きコピーされる(S112)。一括コピーの場合、複製元領域A10に含まれる全ての設定項目の調整値が複製先領域A20に含まれる全ての対応する設定項目にコピーされる。このようにして複製処理が完了すると、表示制御部210は、一括コピーに係る一連の処理を終了する。
(入力別コピー処理の流れについて)
次に、図13を参照する。図13に示すように、まず、操作入力部216を介してユーザによる設定画面の表示操作が行われる(S122)。次いで、表示制御部210は、複数の入力元に対応する設定情報を記憶部212から読み出す(S124)。次いで、表示制御部210は、図7に示すように、複数の設定情報を表示部122に並べて表示させる(S126)。このとき、表示制御部210は、設定情報管理部218に対し、表示すべき設定情報の種別、設定情報の並び順、設定項目の並び順について問い合わせ、設定情報管理部218から取得した応答内容に応じて設定情報を表示させる。
次いで、表示制御部210は、複製元となる入力元の設定情報が選択されたか否かを判断する(S128)。上記の通り、表示制御部210は、設定画面の第1列に表示された設定情報を自動的に複製元領域A10に選択するように構成されていてもよい。しかし、設定画面の表示された設定情報の中からユーザが任意に複製元領域A10を選択できるように構成されていてもよい。ユーザが任意に複製元領域A10を選択できるように構成されている場合、表示制御部210は、ステップS108のようにユーザが複製元領域A10を選択するまで待機する。複製元となる入力元の設定情報が選択されると、表示制御部210は、ステップS130の処理に進行する。
ステップS130において、表示制御部210は、複製先となる入力元の設定情報が選択されたか否かを判断する(S130)。上記の通り、入力別コピーの場合、一括コピーの場合とは異なり、複製先領域A22は自動的に選択されない。そのため、ユーザに対して複製先領域A22の選択操作が求められる。そこで、表示制御部210は、ステップS130のようにユーザが複製先領域A22を選択するまで待機する。複製先となる入力元の設定情報が選択されると、表示制御部210は、ステップS132の処理に進行する。
ステップS132では、ユーザにより複製処理の実行を指示する操作が行われたか否かが判断される(S132)。上記の通り、複製元領域A10と複製先領域A22が選択された時点で表示制御部210が自動的に複製処理を実行するように構成されていてもよい。しかし、ユーザに実行の可否を判断させる機会を与えるため、表示制御部210は、ユーザに実行指示を入力させる場合がある。この場合、表示制御部210は、ステップS132のように、ユーザにより実行指示が入力されるまで待機する。そして、ユーザにより実行指示が入力されると、表示制御部210は、ステップS134の処理に進行する。
ステップS134では、表示制御部210により、複製元領域A10に含まれる設定情報が複製先領域A22に含まれる設定情報に上書きコピーされる(S134)。入力別コピーの場合、複製元領域A10に含まれる全ての設定項目の調整値が複製先領域A22に含まれる全ての対応する設定項目にコピーされる。このようにして複製処理が完了すると、表示制御部210は、入力別コピーに係る一連の処理を終了する。
(項目別コピー処理の流れについて)
次に、図14を参照する。図14に示すように、まず、操作入力部216を介してユーザによる設定画面の表示操作が行われる(S142)。次いで、表示制御部210は、複数の入力元に対応する設定情報を記憶部212から読み出す(S144)。次いで、表示制御部210は、図7に示すように、複数の設定情報を表示部122に並べて表示させる(S146)。このとき、表示制御部210は、設定情報管理部218に対し、表示すべき設定情報の種別、設定情報の並び順、設定項目の並び順について問い合わせ、設定情報管理部218から取得した応答内容に応じて設定情報を表示させる。
次いで、表示制御部210は、複製元となる設定項目が選択されたか否かを判断する(S148)。上記の通り、項目別コピーの場合、一括コピーや入力別コピーの場合とは異なり、複製元領域A12は自動的に選択されない。そのため、ユーザに対して複製元領域A12の選択操作が求められる。そこで、表示制御部210は、ステップS148のようにユーザが複製元領域A12を選択するまで待機する。複製元となる設定項目が選択されると、表示制御部210は、ステップS150の処理に進行する。
ステップS150では、ユーザにより複製処理の実行を指示する操作が行われたか否かが判断される(S150)。上記の通り、項目別コピーの場合、複製元領域A12が選択された時点で複製先領域A24が決定されるため、表示制御部210が自動で複製処理を実行することができる。但し、ユーザに実行の可否を判断させる機会を与えるため、表示制御部210は、ユーザに実行指示を入力させる場合がある。この場合、表示制御部210は、ステップS150のように、ユーザにより実行指示が入力されるまで待機する。そして、ユーザにより実行指示が入力されると、表示制御部210は、ステップS152の処理に進行する。
ステップS152では、表示制御部210により、複製元領域A12の設定項目が複製先領域A24の設定項目に上書きコピーされる(S152)。項目別コピーの場合、複製元領域A12に指定された設定項目の調整値が複製先領域A24に含まれる全ての対応する設定項目にコピーされる。このようにして複製処理が完了すると、表示制御部210は、項目別コピーに係る一連の処理を終了する。
(個別コピー処理の流れについて)
次に、図15を参照する。図15に示すように、まず、操作入力部216を介してユーザによる設定画面の表示操作が行われる(S162)。次いで、表示制御部210は、複数の入力元に対応する設定情報を記憶部212から読み出す(S164)。次いで、表示制御部210は、図7に示すように、複数の設定情報を表示部122に並べて表示させる(S166)。このとき、表示制御部210は、設定情報管理部218に対し、表示すべき設定情報の種別、設定情報の並び順、設定項目の並び順について問い合わせ、設定情報管理部218から取得した応答内容に応じて設定情報を表示させる。
次いで、表示制御部210は、複製元となる設定項目が選択されたか否かを判断する(S168)。上記の通り、個別コピーの場合、一括コピーや入力別コピーの場合とは異なり、複製元領域A12は自動的に選択されない。そのため、ユーザに対して複製元領域A12の選択操作が求められる。そこで、表示制御部210は、ステップS168のようにユーザが複製元領域A12を選択するまで待機する。複製元となる設定項目が選択されると、表示制御部210は、ステップS170の処理に進行する。
ステップS170において、表示制御部210は、複製先の設定項目が選択されたか否かを判断する(S170)。上記の通り、個別コピーの場合、一括コピーの場合とは異なり、複製先領域A26は自動的に選択されない。そのため、ユーザに対して複製先領域A26の選択操作が求められる。そこで、表示制御部210は、ステップS170のようにユーザが複製先領域A26を選択するまで待機する。複製先の設定項目が選択されると、表示制御部210は、ステップS172の処理に進行する。
ステップS172では、ユーザにより複製処理の実行を指示する操作が行われたか否かが判断される(S172)。上記の通り、複製元領域A12と複製先領域A26が選択された時点で表示制御部210が自動的に複製処理を実行するように構成されていてもよい。しかし、ユーザに実行の可否を判断させる機会を与えるため、表示制御部210は、ユーザに実行指示を入力させる場合がある。この場合、表示制御部210は、ステップS172のように、ユーザにより実行指示が入力されるまで待機する。そして、ユーザにより実行指示が入力されると、表示制御部210は、ステップS174の処理に進行する。
ステップS174では、表示制御部210により、複製元領域A12に指定された設定項目が複製先領域A26の設定項目に上書きコピーされる(S174)。このようにして複製処理が完了すると、表示制御部210は、個別コピーに係る一連の処理を終了する。
以上、表示制御部210による複製処理の流れについて説明した。上記の通り、設定情報が一覧表示されているため、複製処理を実行する際にユーザが行う作業工程が少なくて済み、当該複製処理に要するユーザの作業負担が大きく低減される。
[7:設定情報の微調整方法]
次に、図16を参照しながら、本実施形態に係る設定情報の微調整方法について説明する。図16は、本実施形態に係る設定情報の微調整方法を示す説明図である。
上記の通り、ユーザは、所望の複製方法を用いて設定情報を複製することができる。また、ユーザは、一覧表示された設定情報を比較対照しながら、個々の設定項目に設定された調整値を変更することができる。しかし、調整値の変更による映像出力の違いは、実際に表示部122に表示してみなければ分からないことが多い。特に、調整値の微妙な違いが映像出力の画質特性に与える影響については、実際に映像出力を比較して自身の目で確かめる必要がある。また、他の入力元の設定情報に合わせて調整値を設定した場合、比較対象として選択した他の入力元の映像出力とも比較しながら微調整を行う方が好ましい。そこで、本実施形態においては、他の入力元の映像出力と、調整対象の映像出力とを同じ画面上に表示させ、さらに、調整前後の映像出力を比較しながら微調整できるようにする技術が提案される。
具体的には、図16に示すような表示方法で複数の映像が表示部122に表示される。なお、ここで説明する表示方法は、表示制御部210の機能により実現される。まず、既に述べた設定情報の調整方法により、設定情報の一覧表示を用いて調整値が設定される。ここでは、説明の都合上、変更対象項目A14として地上デジタルが選択され、比較対象項目A28としてHDMI1が選択され、変更対象項目A14から比較対照項目A28に個別コピーが実行されたものと仮定する。但し、変更対象項目A14は、微調整の対象となる設定項目である。一方、比較対象項目A28は、微調整の際に比較対象とされる設定項目である。
さて、表示制御部210は、図16に示すように、表示部122に対し、変更中の映像出力B10と、変更前の映像出力B12と、比較対象の映像出力B20と、変更操作画面B30とを表示させる。変更中の映像出力B10は、変更対象項目A14に対応する映像出力に対して変更操作画面B30による変更操作が反映された後の映像出力である。一方、変更前の映像出力B12は、変更対象項目A14に対応する映像出力であり、変更操作画面B30による変更操作が反映される前の映像出力である。また、比較対象の映像出力B20は、比較対象項目A28に対応する映像出力であり、変更操作画面B30による変更操作とは無関係である。そして、変更操作画面B30は、変更対象項目A14の調整値を変更するために用いる操作用のユーザインターフェースである。
変更操作画面B30には、変更対象項目A14の調整値を変更するための操作オブジェクト(スライダ等)が表示される。また、変更操作画面B30には、変更前の映像出力B12に対応する変更対象項目A14の調整値が示されている。さらに、変更操作画面B30には、比較対象項目A28の調整値が示されている。ユーザは、操作入力部216を用いて変更操作画面B30に表示された上記の操作オブジェクトを操作し、変更対象項目A14の調整値を変更する。このようにして変更された調整値は、変更中の映像出力B10に反映される。このように、表示部122に表示される個々の映像出力に関する調整値が比較されることで、映像出力の違いを視認しながら調整値の微調整を行うことができる。また、入力元の違いにより生じる画質特性の違いが一目瞭然となる。
以上、本実施形態に係る映像表示装置100の構成、設定情報の表示方法、及び映像表示方法について詳細に説明した。上記の通り、複数の入力元に対応する設定情報が一覧表示されることで、入力元を切り替えた際に現れる画質の違いが画質調整値の違いによるものか否かを容易に認識できるようになる。また、異なる入力元の設定情報を参照しながら、画質調整値の設定が行えるようになり、設定作業が大幅に効率化され、ユーザの作業負担が大きく軽減される。さらに、本実施形態に係る複製方法を適用すれば、一覧表示された設定情報を効率的に複製できるようになり、設定作業がより効率化される。また、異なる映像出力を比較対照しながら画質調整値の微調整を行うことで、入力元毎の画質特性を考慮しつつ、画質調整値を容易に微調整することが可能になる。
[8:まとめ]
最後に、本実施形態の映像表示装置が有する機能構成と、当該機能構成により得られる作用効果について簡単に纏める。
まず、本実施形態に係る映像表示装置の機能構成は次のように表現することができる。当該映像表示装置は、次のような複数の映像入力部と、表示部と、表示制御部とを有する。上記の複数の映像入力部には互いに異なる映像信号が入力される。また、上記の表示部には前記映像信号が表示される。上記の表示制御部は、個々の前記映像入力部から入力される映像信号の表示設定に関する設定情報を前記表示部に一覧表示させるものである。既に述べた通り、映像入力部を切り替えた際に映像品質が異なる場合、その原因が設定情報にあるのか否かを判別することは難しい。しかしながら、表示制御部により複数の映像入力部に対応する設定情報が一覧表示されることで、設定情報の違いが一目瞭然となり、調整すべき設定情報を容易に発見できるようになる。また、設定画面を切り替えずとも複数の映像入力部に関する設定情報を参照できるようになるため、複数の設定情報を相互に比較しながら調整作業を行うことができるようになる。その結果、ユーザの作業負担が軽減され、利便性が大きく向上する。
また、前記設定情報には、複数の設定項目が設けられている場合がある。この場合、前記映像表示装置は、個々の前記映像入力部又は所定の表示モードに対応付けて前記設定項目の並び順が記録された並び順テーブル記憶部をさらに有する。そして、前記表示制御部は、前記表示部に一覧表示された設定情報の1つが選択された場合、又は所定の表示モードが選択された場合に、前記並び順テーブル記憶部に記録された並び順に基づいて前記複数の設定項目を並び替える。既に述べた通り、映像入力部や表示モードが異なると、画質に大きく影響を与える調整値の種類が異なる。また、大きく影響を与える調整値が注目しずらい位置に表示されていると、その調整値をユーザが探すのに時間がかかってしまう。しかし、上記のような構成にすることで、映像入力部毎又は表示モード毎に設定すべき設定項目が並べて表示されるため、ユーザは、上位に並べられた設定項目の調整を行うことで効率的、かつ、効果的に調整値の設定を行うことができるようになる。
また、前記映像表示装置は、基準となる前記設定情報が決定された場合に、当該基準となる設定情報との間の相違度が大きい設定情報を検出する相違設定検出部をさらに備えていてもよい。この場合、前記表示制御部は、前記相違設定検出部により検出された設定情報を前記基準となる設定情報に並べて前記表示部に一覧表示させる。既に述べた通り、相違度が大きい設定情報は、優先的に設定すべき設定情報であることが多い。また、ユーザが設定情報を比較対照しながら設定作業を行う際、基準となる設定情報と、設定する設定情報とが近くに並べて表示されている方が調整値を参照しやすい。そのため、上記のような構成にすることで、基準となる設定情報と、設定すべき設定情報とが近くに並べて表示されるようになり、ユーザが調整値を設定する際の設定作業が効率化される。また、参照時に調整値を見誤ることが少なくなるため、調整値の設定ミスが低減される。
また、前記相違設定検出部は、ユーザにより前記表示部に一覧表示された前記設定情報の1つが選択された場合に、当該選択された設定情報を前記基準となる設定情報として前記相違度が大きい設定情報を検出するように構成されていてもよい。このように、基準となる設定情報をユーザが任意に設定できるようにすることで、基準の設定情報を順次変更しながら設定すべき設定情報を検出させることができるようになる。
また、前記相違設定検出部は、所定の表示モードが選択された場合に、当該表示モードに対応付けられた設定情報を前記基準となる設定情報として前記相違度が大きい設定情報を検出するように構成されていてもよい。このような構成にすることで、所定の表示モードに適した設定情報を基準として、その表示モードと同じ設定情報に設定すべき設定情報が自動的に検出されるため、設定すべき設定情報をユーザが検索しなくても済む。例えば、ある映像入力部から入力される映像を所定の表示モードで視聴する際に、その映像入力部の設定情報が所定の表示モードに適した設定情報から大きく外れているか否かを容易に確かめることができる。また、大きく外れている場合、ユーザは、所定の表示モードに適した設定情報の調整値を参照しながら設定情報を調整することができる。
また、上記の映像表示装置は、前記表示部に一覧表示された前記設定情報の中から選択された一の前記設定情報を他の前記設定情報に上書きする設定情報複製部をさらに有していてもよい。この場合、前記設定情報複製部は、複製元である前記一の設定情報、及び複製先である前記他の設定情報が選択された場合に、前記一の設定情報に含まれる全ての設定項目の情報を前記他の設定情報に含まれる設定項目に上書きする。このような構成にすることで、個々の設定情報に調整値を入力せず、所望の調整値に近い設定情報の内容を複製して入力に代えることができる。また、所望の調整値に近い設定情報を複製した上で、一部の設定項目だけを微調整することにより、ユーザの作業負担が大きく低減される。
また、上記の映像表示装置は、前記表示部に一覧表示された前記設定情報の中から選択された一の前記設定情報を他の前記設定情報に上書きする設定情報複製部をさらに有していてもよい。この場合、前記設定情報複製部は、複製元である前記一の設定情報、及び複製先である前記他の設定情報が選択され、さらに前記一の設定情報に含まれる一部の設定項目が選択された場合に、前記一の設定情報に含まれる設定項目のうち、選択された当該設定項目の情報を前記他の設定情報に含まれる設定項目に上書きする。このように、設定項目毎に複製が行えるようにすることで、例えば、ある表示モード等において画質に大きな影響を与える設定項目のみを一括して調整することができるようになる。
また、前記表示制御部は、2つの前記映像入力部に対応する設定情報が選択された場合に、1つの当該設定情報を変更するための設定変更画面と、当該設定変更画面で変更された設定情報に基づく映像信号が表示される変更後映像画面と、設定変更前の当該映像信号が表示される変更前映像画面と、前記1つの設定情報とは異なる前記設定情報に基づく映像信号が比較対象として表示される比較映像画面と、を前記表示部に一覧表示させるように構成されていてもよい。このように、設定情報を微調整する際、微調整前後の映像出力に加えて他の映像入力部の映像出力が比較対照できるようになる。その結果、映像入力部の画質特性や映像信号の画質特性等を考慮しながら映像情報を微調整することが可能になる。また、微調整により実際に変化する映像出力の画質特性がリアルタイムで確認できるため、微調整を行う際の作業効率を向上させることができる。
(備考)
上記の映像受信部202、204、外部機器接続部206、ネットワーク受信部208は、映像入力部の一例である。上記の表示制御部210は、設定情報複製部の一例である。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記の実施形態に係る説明の中で、説明の都合上、表示部122に一覧表示される設定情報の数が限られているものと仮定されていた。しかし、上記の実施形態に係る技術は、表示部122に表示される内容を横方向にスクロールさせるユーザインターフェースの下でも実施することが可能である。この場合、スクロールされることで表示部122に表示される設定情報の数は増加するが、一度に一覧表示される数は限られる。そのため、このような場合であっても、上記の実施形態に係る技術を適用することで、ユーザの利便性を格段に向上させる効果が得られる。
また、上記の実施形態に係る説明の中で、相違設定検出部220により設定情報を順位付けし、その順位に従って設定情報管理部218により設定情報の列がソートされる技術について述べた。当該ソート処理を行うことは、同実施形態を適用することにより得られる効果を増大させるための構成であり、例えば、デフォルト設定された並び順に設定情報が配置されるように構成されていてもよい。この場合、設定情報の並び順は、例えば、ユーザにより手動で入れ替えられる。このように、設定情報、及び設定項目の並び順を入れ替える構成については種々の変形が可能である。
入力元の違い及び設定情報の違いを示す説明図である。 設定画面の構成例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る映像表示システムの構成例を示す説明図である。 同実施形態に係る映像表示装置のハードウェア構成例を示す説明図である。 同実施形態に係る映像表示装置の機能構成を示す説明図である。 同実施形態に係る設定情報の一例を示す説明図である。 同実施形態に係る設定画面の構成例を示す説明図である。 同実施形態に係る設定情報の複製方法の一例を示す説明図である。 同実施形態に係る設定情報の複製方法の一例を示す説明図である。 同実施形態に係る設定情報の複製方法の一例を示す説明図である。 同実施形態に係る設定情報の複製方法の一例を示す説明図である。 同実施形態に係る設定情報の複製方法の一例を示す説明図である。 同実施形態に係る設定情報の複製方法の一例を示す説明図である。 同実施形態に係る設定情報の複製方法の一例を示す説明図である。 同実施形態に係る設定情報の複製方法の一例を示す説明図である。 同実施形態に係る設定情報の微調整方法を示す説明図である。
符号の説明
100 映像表示装置
102、104 受信回路
106、110 デマルチプレクサ
108 デスクランブル部
112 オーディオ処理部
114 データ処理部
116 ビデオ処理部
118 OSD回路
120 合成回路
122 表示部
124 コントローラ
132、142 チューナ
134、144 復調部
136、146 誤り訂正部
152 CPU
154 ROM
156 RAM
158 EEPROM
160 DRAM
162 バス
202、204 映像受信部
206 外部機器接続部
208 ネットワーク受信部
210 表示制御部
212 記憶部
216 操作入力部
218 設定情報管理部
220 相違設定検出部
222 並び順テーブル記憶部

Claims (8)

  1. 互いに異なる映像信号が入力される複数の映像入力部と、
    前記映像信号が表示される表示部と、
    個々の前記映像入力部から入力される映像信号の表示設定に関する設定情報を前記表示部に一覧表示させる表示制御部と、
    基準となる前記設定情報が決定された場合に、当該基準となる設定情報との間の相違度が大きい設定情報を検出する相違設定検出部と、
    を備え、
    前記設定情報には、複数の設定項目が設けられており、
    前記相違設定検出部は、複数の設定項目を個々に基準となる設定項目と比較した相違度の加算値を前記設定情報間の相違度として、前記基準となる設定情報との間の相違度が大きい設定情報を検出し、
    前記表示制御部は、前記基準となる設定情報を第1列に割り当てると共に、前記相違設定検出部により検出された設定情報を第2列以降の列に相違度が大きい順に並べて前記表示部に一覧表示させる、
    映像表示装置。
  2. 前記設定情報には、複数の設定項目が設けられており、
    前記映像表示装置は、個々の前記映像入力部又は所定の表示モードに対応付けて前記設定項目の並び順が記録された並び順テーブル記憶部をさらに備え、
    前記表示制御部は、前記表示部に一覧表示された設定情報の1つが選択された場合、又は所定の表示モードが選択された場合に、前記並び順テーブル記憶部に記録された並び順に基づいて前記複数の設定項目を並び替える、請求項1に記載の映像表示装置。
  3. 前記相違設定検出部は、ユーザにより前記表示部に一覧表示された前記設定情報の1つが選択された場合に、当該選択された設定情報を前記基準となる設定情報として前記相違度が大きい設定情報を検出する、請求項に記載の映像表示装置。
  4. 前記相違設定検出部は、所定の表示モードが選択された場合に、当該表示モードに対応付けられた設定情報を前記基準となる設定情報として前記相違度が大きい設定情報を検出する、請求項に記載の映像表示装置。
  5. 前記表示部に一覧表示された前記設定情報の中から選択された一の前記設定情報を他の前記設定情報に上書きする設定情報複製部をさらに備え、
    前記設定情報複製部は、複製元である前記一の設定情報、及び複製先である前記他の設定情報が選択された場合に、前記一の設定情報に含まれる全ての設定項目の情報を前記他の設定情報に含まれる設定項目に上書きする、請求項2に記載の映像表示装置。
  6. 前記表示部に一覧表示された前記設定情報の中から選択された一の前記設定情報を他の前記設定情報に上書きする設定情報複製部をさらに備え、
    前記設定情報複製部は、複製元である前記一の設定情報、及び複製先である前記他の設定情報が選択され、さらに前記一の設定情報に含まれる一部の設定項目が選択された場合に、前記一の設定情報に含まれる設定項目のうち、選択された当該設定項目の情報を前記他の設定情報に含まれる設定項目に上書きする、請求項2に記載の映像表示装置。
  7. 前記表示制御部は、2つの前記映像入力部に対応する設定情報が選択された場合に、1つの当該設定情報を変更するための設定変更画面と、当該設定変更画面で変更された設定情報に基づく映像信号が表示される変更後映像画面と、設定変更前の当該映像信号が表示される変更前映像画面と、前記1つの設定情報とは異なる前記設定情報に基づく映像信号が比較対象として表示される比較映像画面と、を前記表示部に一覧表示させる、請求項1に記載の映像表示装置。
  8. 互いに異なる映像信号が入力される複数の映像入力部に映像が入力されるステップと、
    個々の前記映像入力部から入力される映像信号の表示設定に関する設定情報が表示画面に一覧表示される表示ステップと、
    基準となる前記設定情報が決定された場合に、当該基準となる設定情報との間の相違度が大きい設定情報が検出される相違設定検出ステップと、
    を含み、
    前記設定情報には、複数の設定項目が設けられており、
    前記相違設定検出ステップでは、複数の設定項目を個々に基準となる設定項目と比較した相違度の加算値を前記設定情報間の相違度として、前記基準となる設定情報との間の相違度が大きい設定情報が検出され、
    前記表示ステップでは、前記基準となる設定情報が第1列に割り当てられると共に、前記相違設定検出ステップで検出された設定情報が第2列以降の列に相違度が大きい順に並べて前記表示部に一覧表示される、
    設定情報の表示方法。
JP2008285231A 2008-11-06 2008-11-06 映像表示装置、及び設定情報の表示方法 Expired - Fee Related JP4737274B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008285231A JP4737274B2 (ja) 2008-11-06 2008-11-06 映像表示装置、及び設定情報の表示方法
US12/589,496 US20100110297A1 (en) 2008-11-06 2009-10-23 Video displaying apparatus and setting information displaying method
CN200910209392A CN101742168A (zh) 2008-11-06 2009-11-06 视频显示装置和设置信息显示方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008285231A JP4737274B2 (ja) 2008-11-06 2008-11-06 映像表示装置、及び設定情報の表示方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010114633A JP2010114633A (ja) 2010-05-20
JP4737274B2 true JP4737274B2 (ja) 2011-07-27

Family

ID=42130922

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008285231A Expired - Fee Related JP4737274B2 (ja) 2008-11-06 2008-11-06 映像表示装置、及び設定情報の表示方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20100110297A1 (ja)
JP (1) JP4737274B2 (ja)
CN (1) CN101742168A (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2611206A3 (en) * 2011-12-27 2014-01-22 Samsung Electronics Co., Ltd. Display apparatus and control method thereof
KR101952238B1 (ko) * 2011-12-27 2019-02-27 삼성전자 주식회사 디스플레이장치 및 그 제어방법
CN103414905B (zh) * 2013-08-08 2015-07-01 京东方科技集团股份有限公司 白平衡数据调整方法、装置与系统
JP6117131B2 (ja) * 2014-02-28 2017-04-19 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
JP6665412B2 (ja) * 2015-03-23 2020-03-13 株式会社タダノ 作業機械の調整装置
FR3035989B1 (fr) * 2015-05-05 2018-09-07 Viaccess Procede de reglage du niveau de definition des images d'un programme multimedia
US10257575B2 (en) * 2015-08-05 2019-04-09 Nagrastar, Llc Hybrid electronic program guide
CN107396167B (zh) * 2017-08-18 2019-11-12 深圳创维-Rgb电子有限公司 基于智能电视信号源的悬浮式菜单显示方法及智能电视
EP3846487A4 (en) * 2018-08-29 2022-02-23 Sony Group Corporation IMAGE PROCESSING DEVICE, DISPLAY CONTROL METHOD AND PROGRAM
TWI768685B (zh) * 2021-01-27 2022-06-21 瑞昱半導體股份有限公司 多設定電視選單產生方法與系統
CN114866831A (zh) * 2021-02-03 2022-08-05 瑞昱半导体股份有限公司 多设定电视选单产生方法与系统

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07274090A (ja) * 1994-03-26 1995-10-20 Kenwood Corp 映像信号処理装置
JPH07295530A (ja) * 1994-04-27 1995-11-10 Mitsubishi Electric Corp ディスプレイモニタ装置およびその調整方法
JP2000032367A (ja) * 1998-07-10 2000-01-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 多チャンネル分割画面表示装置
JP2002218350A (ja) * 2001-01-18 2002-08-02 Canon Inc 画質調整機能を有する画像表示装置および画像表示方法、並びに記録媒体
JP2006157222A (ja) * 2004-11-26 2006-06-15 Sharp Corp 多チャンネル入力方式映像装置、画質調整装置、及び画質調整方法
JP2007060244A (ja) * 2005-08-24 2007-03-08 Funai Electric Co Ltd テレビジョン
JP2008224997A (ja) * 2007-03-12 2008-09-25 Ricoh Co Ltd 画質調整方法、画質調整装置、画像表示装置及びプログラム

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6943845B2 (en) * 2000-12-15 2005-09-13 Canon Kabushiki Kaisha Apparatus and method for data processing, and storage medium
US20060114246A1 (en) * 2004-11-12 2006-06-01 Bruce Young Maintaining a default window aspect ratio for each input of a display device
JP2006311296A (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 Orion Denki Kk 調整効果確認機能とそれを備える電子機器
TW200805016A (en) * 2006-07-11 2008-01-16 Teco Elec & Machinery Co Ltd A method and system for adjusting audio/video effect and mode in DTV
US20080043031A1 (en) * 2006-08-15 2008-02-21 Ati Technologies, Inc. Picture adjustment methods and apparatus for image display device

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07274090A (ja) * 1994-03-26 1995-10-20 Kenwood Corp 映像信号処理装置
JPH07295530A (ja) * 1994-04-27 1995-11-10 Mitsubishi Electric Corp ディスプレイモニタ装置およびその調整方法
JP2000032367A (ja) * 1998-07-10 2000-01-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 多チャンネル分割画面表示装置
JP2002218350A (ja) * 2001-01-18 2002-08-02 Canon Inc 画質調整機能を有する画像表示装置および画像表示方法、並びに記録媒体
JP2006157222A (ja) * 2004-11-26 2006-06-15 Sharp Corp 多チャンネル入力方式映像装置、画質調整装置、及び画質調整方法
JP2007060244A (ja) * 2005-08-24 2007-03-08 Funai Electric Co Ltd テレビジョン
JP2008224997A (ja) * 2007-03-12 2008-09-25 Ricoh Co Ltd 画質調整方法、画質調整装置、画像表示装置及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
US20100110297A1 (en) 2010-05-06
CN101742168A (zh) 2010-06-16
JP2010114633A (ja) 2010-05-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4737274B2 (ja) 映像表示装置、及び設定情報の表示方法
US9131098B2 (en) Content processing apparatus for processing high resolution content and method thereof
KR102023609B1 (ko) 컨텐트 공유 방법 및 그를 이용한 영상 표시 장치
US8909023B2 (en) Apparatus and method for adjustment of video settings
EP2456225A1 (en) Information processing apparatus and information processing method
US8265448B2 (en) Electronic apparatus, content reproducing system, content reproducing method, and program
CN102298489A (zh) 图像显示设备、显示控制方法和程序
KR20130076650A (ko) 영상처리장치 및 그 제어 방법
US20090184887A1 (en) Display apparatus having a plurality of displays and control method therefor
WO2013153766A1 (ja) 情報処理装置および録画機器選択方法
US20210014078A1 (en) Systems and methods for adjusting a media consumption environment based on changes in status of an object
US20080155595A1 (en) Linear program guide for media content access systems and methods
US20090083797A1 (en) Method for displaying extra information and video apparatus thereof
US8739222B2 (en) Alteration of electronic program guide data based on ratings lock
JPWO2011052199A1 (ja) 情報処理装置、チューナーおよび情報処理方法
US20150007230A1 (en) Methods and systems for customizing an interactive media guide with additional information
JP2012514944A (ja) 2つの高解像度ビデオソース間の移行
JP5343150B2 (ja) 情報処理装置および番組表表示方法
JP2010039540A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
JP5595440B2 (ja) 情報処理装置およびチューナー選択方法
JP7184544B2 (ja) 表示制御装置、表示装置、テレビジョン、及び表示制御方法
US11032618B2 (en) Method and apparatus for processing content from plurality of external content sources
KR101688658B1 (ko) 컨텐츠에 따라 자동으로 설정값을 변경하여 디스플레이하는 장치 및 방법
CN103067684A (zh) 视频再现设备和视频再现方法
JP2011097400A (ja) 情報処理装置、チューナーおよび情報処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100219

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100825

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100831

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101021

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110405

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110418

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140513

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees