JP4736747B2 - 移動体位置表示システム、移動局装置 - Google Patents

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Description

本発明は、移動体位置表示システム、移動局装置に関し、特に、消防緊急指令通信施設におけるAVMシステム(Automatic Vehicle Monitoring)及びAVMシステムを構成する移動局の装置に適用し得るものである。
消防緊急指令施設では、車両等の移動体の動態を管理し、適切な緊急指令を実現するために、AVMシステム(車両位置自動表示システム)を設置している(特許文献1参照)。
一般に、消防緊急指令施設におけるAVMシステムは、車両等の移動体に搭載されるAVM子局装置と、消防本部等に設置されるAVM親局装置とを有して構成される。そして、AVM子局装置とAVM親局装置との間で、単一無線回線を使用してデータ伝送の交信を行なうことで、AVM親局装置に付属する表示装置に、移動体の動態管理を自動表示させることができる。
従来、AVM子局装置が動態登録データ信号をAVM親局装置に送信し、AVM親局装置が、そのAVM子局装置の動態登録データ信号を受信すると、受信したことを示すACK信号をAVM子局装置に返信するようにしている。
ところで、AVM子局装置は、他に出動している他の車両等の移動体(AVM子局装置)の現在状態の確認を希望する場合がある。
従来の他移動体の現在状態確認方法として、AVM子局装置がAVM親局装置に対して他の移動体の情報データを要求し、AVM親局装置がその要求に応じて他の移動体の最新情報データを要求元のAVM子局装置に送信するようにしている。
特開平5−316011号公報
ところで、消防緊急指令施設のAVMシステムにおいて、AVM通信に使用する単一無線回線は音声通信と共用しているため、お互いに排除する関係にある。そのため、AVM通信による回線の占有時間が増大すると、音声通信による通話時間が減少することになる。
消防緊急指令施設のAVMシステムは、緊急事象発生時の消防活動に備えたものであるため、通話に影響を与えないようにする配慮が要求され、単一無線回線の占有時間の減少(すなわち、無線トラフィックの低減)が望まれる。
しかしながら、上述した他の移動体の現在状態確認方法は、AVMシステムの機能を利用した一歩進んだ使用方法であり、他の移動体の現在状態を確認するには、単一無線回線を使用して、AVM子局装置からAVM親局装置への確認要求と、AVM親局装置からAVM子局装置へのデータ送信とが必要となり、単一無線回線の占有時間が増大する場合が生じ得る。
このような使用としたのは、AVMシステムが各AVM装置(親局及び子局を含む)に割り当てたID番号を利用してAVM通信を実現するものであり、各AVM子局装置は、自装置に割り当てられたID番号のみを保持しているため、それ以外のID番号のデータを認識することができず、直接AVM子局装置間のデータ通信ができないためである。
また、複数台の移動体のAVM子局装置がそれぞれ他の移動体の情報を確認しようとすると、各AVM子局装置とAVM親局装置との間でAVM通信を行なうため、さらに無線回線の占有時間が増大し、その結果、AVM通信が本来必要な音声通話を妨げる等の影響が生じ得る。
具体的な例として、出動車両が5台の場合、他車状況を1回確認するとして1台あたり4回、5台で計20回の通信が必要となる。他車確認回数が3回に増えるとさらに40回増加する。1回あたりの通信時間を5秒とすれば、この確認作業だけで300秒の時間が通話時間に影響を与えることになる。
また、1回の確認に全データを送出する案も考えられるが、データ長が長くなるほか、不要データも同時に送信することになり占有時間の短縮には役立たない。また、必ず必要なデータが登録されているかもわからないため、いたずらに通信回数だけが増加し、さらに音声通信の妨害となる原因となり得る。
そのため、消防緊急指令施設のAVMシステムにおいて、単一無線回線の占有時間が減少させながら、AVM子局装置が他の移動体の現在の状態を確認することができる移動体位置表示システム、移動局装置が望まれている。
かかる課題を解決するために、第1の本発明の移動体位置表示システムは、複数の移動体のそれぞれに搭載される移動局装置のそれぞれと、指令本部内に設置される基地局装置とが、単一の無線回線を使用して、少なくともデータ通信を行なうものであって、各移動局装置が少なくとも自移動局装置の位置情報を含む動態登録情報を基地局装置に送信し、基地局装置が各動態登録情報に基づいて各移動体の位置を表示する移動体位置表示システムにおいて、(A)各移動局装置が、(A−1)無線エリア内に存在する基地局装置に自移動局装置の動態登録情報を送信する動態登録情報送信手段を有し、(B)基地局装置が、各移動局装置から送信されてきた各動態登録情報に所定の応答データを付与して当該動態登録情報に対する応答信号を生成し当該動態登録情報の送信元の移動局装置と無線エリア内に存在する当該送信元とは異なる他の移動局装置とが受信可能な送信アドレスを応答信号に付与して、当該応答信号を送信する応答信号送信手段を有し、各移動局装置が、さらに、(A−2)基地局装置から送信されてきた信号を受信する受信手段と、(A−3)受信手段が、基地局装置から送信アドレスの付与された、他の各移動局装置の動態登録情報に所定の応答データを含む応答信号を受信した場合当該応答信号に含まれている他の各移動局装置の動態登録情報に基づいて、動態登録情報に対応する他の各移動局の位置を表示する他移動体位置表示手段とを有することを特徴とする。
第2の本発明の移動体装置は、複数の移動体のそれぞれに搭載される移動局装置のそれぞれと、指令本部内に設置される基地局装置とが、単一の無線回線を使用して、少なくともデータ通信を行なうものであって、各移動局装置が少なくとも自移動局装置の位置情報を含む動態登録情報を基地局装置に送信し、基地局装置が各動態登録情報に基づいて各移動体の位置を表示する移動体位置表示システムを構成する各移動局装置において、(1)無線エリア内に存在する基地局装置に自移動局装置の動態登録情報を送信する動態登録情報送信手段と、(2)基地局装置から送信されてきた信号を受信する受信手段と、(3)受信手段が、基地局装置から動態登録情報の送信元の移動局装置と無線エリア内に存在する当該送信元とは異なる他の移動局装置とが受信可能な送信アドレスが付与された、他の各移動局装置の動態登録情報に所定の応答データを含む応答信号を受信した場合、当該応答信号に含まれている他の各移動局装置の動態登録情報に基づいて、動態登録情報に対応する他の各移動体の位置を表示する他移動体位置表示手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、単一無線回線の占有時間が減少させながら、移動局装置が他の移動体の現在の状態を確認することができる。
(A)実施形態
以下、本発明の移動体位置表示システム、移動局装置の実施形態を、図面を参照して説明する。
本実施形態は、特に消防緊急指令施設のAVMシステムに、本発明の移動体位置表示システムを適用した場合を説明する。
(A−1)実施形態の構成
図1は、本実施形態に係るAVMシステムの全体構成のイメージ図を示す。図1において、本実施形態のAVMシステム1は、消防本部TAと、複数台(図1では2台を示す。)の移動局CA1及びCA2と、を備えて構成される。
消防本部TAは、1又は複数台の移動局CA1及びCA2の動態を管理しながら、各移動局CA1及びCA2に対して消防緊急指令を行なうための本部施設であり、例えば消防署、緊急指令センター等が該当する。図1に示すように、消防本部TAには、少なくとも、無線装置21、AVM親局装置22、指令台設備23、が設置されている。
移動局CA1及びCA2は、消防本部TAからの指令を受けて緊急出動する移動体であり、例えば消防車、救急車、消防ヘリコプター、消防艇その他本部から緊急指令を受ける移動体が該当する。図1に示すように、移動体CA1及びCA2は、少なくとも、無線機11(11−1及び11−2)、AVM子局装置12(12−1及び12−2)、を搭載している。
以下では、まず、移動局CA1及びCA2の内部構成を、図面を参照しながら説明する。なお、移動局CA1及びCA2は共に同様の内部構成を有するものである。
移動局CA1及びCA2の無線機11−1及び11−2は、到来した無線信号を捕捉し、その信号に対して所定の復調処理を施した復調信号を、AVM子局装置12−1及び12−2に与えるものである。また、無線機11−1及び11−2は、AVM子局装置12−1及び12−2から与えられた送信信号を受け取り、その送信信号に対して所定の変調処理を施した変調信号を、無線送信するものである。
AVM子局装置12−1及び12−2は、自装置12−1及び12−2の位置情報を取得し、定期的に、その取得した位置情報や現在時刻などの所定の動態登録情報を乗せた動態登録データを作成し、その動態登録データを送信信号として無線機11−1及び11−2に与えるものである。
また、AVM子局装置12−1及び12−2は、動態登録データを送信する際、動態登録データにブロードキャスト用アドレスを付与し、ブロードキャスト送信させるものである。これにより、AVM親局装置22(消防本部TA)だけでなく、無線エリア内に存在する、AVM親局装置22と1又は複数の他のAVM子局装置12(他の移動局CA)とに対しても、自装置12の動態登録データを無線送信することができる。
また、AVM子局装置12−1及び12−2は、無線機11−1及び11−2が捕捉した、AVM親局装置22からの応答信号及び又は他のAVM子局装置12からの動態登録データ信号を受け取り、データ解析により、自装置12が送信した動態登録データに対するAVM親局装置22からの応答信号(ACK信号)であることを解析したり、他のAVM子局装置12からの動態登録データであることを解析したり、他装置12の動態登録データに対するAVM親局装置22からの応答信号(ACK信号)であることを解析したり、等を行なう。
ここで、AVM子局装置12−1及び12−2は、AVM親局装置22からの応答信号に含まれている動態登録データ、及び又は、他のAVM子局装置12からの動態登録データに基づいて、対応する移動体の位置を表示させる。
図2は、移動局CA1及びCA2のAVM子局装置12の内部構成及び付属装置を示すブロック図である。図2において、移動局CA1及びCA2のAVM子局装置12は、CPU部121、記憶部122、位置情報取得部123、時計部124、を少なくとも有し、AVM子局装置12に付属する装置として、表示部125、操作部126、マイク部127、スピーカー部128が少なくとも接続されている。
CPU部121は、AVM子局装置12の機能を司るものである。また、記憶部122は、例えば、ROM、RAM、EEPROM等が該当するメモリ部である。また、記憶部122は、予め割り当てられたブロードキャスト用アドレスを記憶したり、後述するように、AVM親局装置22や他のAVM子局装置12から送信されてきた動態登録データを記憶したりする。
AVM子局装置12−1及び12−2の機能は、例えば、CPUが、RAMをワーキングエリアとして、ROMやEEPROMに格納されている処理に必要なデータを用いて、ROMに格納されている処理プログラムを実行することで実現される。
本実施形態において、AVM子局装置12により実現される主な機能は、単一無線回線を使用する音声通信とデータ通信との切り替え処理機能、自装置12の位置情報取得処理機能、自装置12及び又は他装置12の位置情報表示処理機能、動態登録データ送信処理機能、動態登録データ受信処理機能等がある。
なお、AVM子局装置12は、従来のAVM子局装置12のように、必要に応じて、ブロードキャスト通信によらないAVM親局装置22との間の通信を行なうこともできる。
ここで、図3及び図4を参照して、本実施形態のAVM子局装置12における動態登録データ送信処理の際及び動態登録データ受信処理の際の主な機能を説明する。
図3に示すように、AVM子局装置12における動態登録データ送信処理の際、CPU部121が実行する処理には、主に、動態登録データ作成機能部122a、データフレーム作成部122b、送信制御部122cを少なくとも有する。
また、図4に示すように、AVM子局装置12における動態登録データ受信処理の際、CPU部121には、主に、受信制御部122d、他移動体位置表示制御機能部122e、重複調整機能部122fを少なくとも有する。
図3において、動態登録データ作成機能部122aは、後述する位置情報取得部123が取得した位置情報や、時計部124から取得した現在時刻情報等を用いて、所定の動態登録情報を乗せた動態登録データを作成する機能である。
データフレーム作成機能部122bは、動態登録データ作成機能部122aで作成された動態登録データにブロードキャスト用アドレスを付与して、ブロードキャスト用のデータフレームを作成する機能である。
送信制御部122cは、データフレーム作成機能部122bが作成した動態登録データ信号を、ブロードキャストで送信させるための所定の送信制御を行なう機能である。
図5は、動態登録データを含むブロードキャスト用のデータフレームの構成例を示す。図5に示すように、本実施形態のデータフレーム例は、ブロードキャスト用アドレス501及び送信元アドレス502からなるヘッダ部分と、時刻情報504、装置ID505及び動態登録情報506からなる動態登録データ部分503とを有して構成される。
ブロードキャスト用アドレス501は、予め設定されたブロードキャスト用のアドレスであり、AVM親局装置22及びAVM子局装置12が同一情報を受信することができる。また、送信元アドレス502は、動態登録データ信号の送信元のアドレスである。
時刻情報504は、時計部124から取得した時刻情報であり、装置ID505は、予め各AVM子局装置12に割り当てられた識別情報である。また、動態登録情報506は、予め設定された所定の動態登録情報であり、例えば、自装置12の位置情報である。
また、図4において、受信制御部122dは、受信した受信信号のヘッダ部分に基づいて、当該受信信号が動態登録データ信号であることを認識し、当該受信信号の送信元を認識する機能である。
他移動体位置表示制御機能部122eは、受信した動態登録データを解析し、その動態登録データの解析の結果、他のAVM子局装置12の動態登録データである場合、当該動態登録データ503を記憶部122に記憶させる機能である。
また、他移動体位置表示制御機能部122eは、記憶部122に記憶される各AVM子局装置12の動態登録データに基づいて、その対応する移動局の位置を表示部125に表示させるものである。
さらに、他移動体位置表示制御機能部122eは、操作部126からの指示を受けて、操作部126により指定された、他の移動局についての位置表示をさせることができる。
ここで、他移動体位置表示制御機能部122eは、受信した動態登録データの送信元が、AVM親局装置22又は他のAVM子局装置12のいずれかの場合、当該受信した動態登録データ503の装置ID505に基づいて、各AVM子局装置12毎に、動態登録情報506及び時刻情報504を記憶させる。
なお、AVM親局装置22から受信したデータが、自装置12がAVM親局装置22に送信した動態登録データに対する応答信号(ACK信号)である場合、他移動体位置表示制御機能部122eは、送信した動態登録データの受信確認を行なう。
ここで、図6は、AVM親局装置22から送信されるACK信号のデータフレームの構成例を示す。図6において、本実施形態のACK信号は、図5で示したデータフレームの最後に、ACKデータ601が付与された構成である。このACKデータ601は、動態登録データの受信を知らせるためのデータである。
重複調整機能部122fは、AVM親局装置22とAVM子局装置12とから同一の動態登録データが与えられた場合の重複調整を行なう機能である。本実施形態では、重複調整機能部122fは、受信した動態登録データを比較し、同じ動態登録データであることを確認すると、1回目に受信した動態登録データを削除することにより行なう。
ここで、動態登録データの同一を判断する方法は、例えば、少なくとも、動態登録データの装置IDの一致性と時刻情報の一致性とに基づいて判断する。この他に、動態登録情報の一致性をも判断するようにしてもよい。
図2に戻り、AVM子局装置12の内部構成の詳細な説明をする。図2において、位置情報取得部123は、AVM子局装置12の現在の位置情報を取得するものであり、例えばGPS(Global Positioning System)受信機が該当する。また、位置情報取得部123は、取得した現在の位置情報をCPU部121に与えるものである。なお、位置情報取得部123がGPS受信機の場合、位置情報は緯度経度情報である。
時計部124は、日・時刻情報を計時するタイマであり、位置情報の取得の際に利用されるものである。
表示部125は、CPU部125の制御の下、位置情報取得部123が取得した自装置12の位置情報及び時刻情報に基づいて自装置12の位置を表示するである。また、表示部125は、CPU部125の制御の下、他装置12の動態登録データに基づいて、当該他装置12の位置情報を表示するものである。
操作部126は、AVM子局装置12の各種機能を実現するために、例えば消防員等により操作される種々の操作部であり、例えば、各種操作ボタン、キーボード、マウス、操作スイッチ等が該当する。また、操作部126は、例えば消防員等の意思によって、位置表示を希望する移動体を指定することができるものである。
なお、本実施形態では、表示部125と操作部126とが物理的に異なるものとして説明するが、表示部と操作部とが一体となったタッチパネル形式の表示操作部を適用してもよい。
マイク部127は、例えば消防員等が発した音声を捕捉し、その捕捉した音声に基づく音声信号をCPU部121に与えるものである。また、スピーカー部128は、CPU部121から受け取った音声信号を出力するものである。なお、マイク部127及びスピーカー部128は、音声通信ができれば特に限定されず、例えば置台型、ヘッドホン型等のハンドセットも適用できる。
図1に戻り、消防本部TAに設置される装置について詳細に説明する。図1において、消防本部TAに設置される無線装置21は、消防本部TAの基地局無線装置として機能するものである。無線装置21は、到来した無線信号を捕捉し、その信号に対して所定の復調処理を施した復調信号を、AVM親局装置22に与えるものである。また、無線装置21は、AVM親局装置22から与えられた送信信号を受け取り、その送信信号に対して所定の変調処理を施した変調信号を、無線送信するものである。
AVM親局装置22は、無線装置21を介して各移動局CA1及びCA2から、動態登録データ信号を受信すると、その動態登録データを各移動局CA1及びCA2毎に登録するものである。
また、AVM親局装置22は、各移動局CA1及びCA2の動態登録データを登録すると、その動態登録データにACKデータを付与し、ACKデータを付与した応答信号(ACK信号)をブロードキャストで送信させるものである。
指令台設備23は、AVM親局装置22に付属する各種装置であり、例えば、表示部、操作部、マイク部、スピーカー部、拡声器などが該当する。
(A−2)実施形態の動作
次に、本実施形態のAVMシステム1における他のAVM子局装置12の動態確認処理について図面を参照しながら説明する。
以下では、図1のAVMシステム1の構成において、移動局CA1が移動局CA2の動作状態を確認希望する移動体とし、移動体CA2が消防本部TAに動態登録を行なう移動体とした場合を、図7のシーケンス図を参照しながら説明する。
図1において、消防本部TAに設置された基地局無線装置21は、管轄内に存在する移動局CA1及びCA2と通信可能なサービスエリアを有する。
一方、移動局CA1及びCA2は、消防本部TAの基地局無線装置21と通信可能であるが、空中線高が低い・無線出力が小さい等の理由により、移動局CA1及びCA2間での直接通信ができない場合もある。
ここでは、移動局CA1及びCA2は共に基地局無線装置21のサービスエリア内に存在し、かつ、移動局CA1及びCA2が相互に直接通信可能である場合を示す。
まず、移動局CA2のAVM子局装置12−2が、消防本部TAのAVM親局装置22に対して動態登録データを送信しようとする場合、AVM子局装置12−2の位置情報取得部123が自装置12−2の位置情報を取得する(S101)。
ここで、各AVM子局装置12による動態登録データの送信タイミングは、AVM子局装置12毎に予め決められている。
位置情報取得部123が自装置12−2の位置情報を取得すると、AVM子局装置12−2は、取得した位置情報を利用して所定の動態登録データを作成する(S102)。
AVM子局装置12−2により、所定の動態登録データが作成されると、AVM子局装置12−2は、作成した動態登録データと予め記憶しておいたブロードキャスト用のアドレスとを用いて所定のブロードキャスト用のデータフレームを形成する(S103)。
AVM子局装置12−2によりブロードキャスト用のデータフレームを形成すると、AVM子局装置12−2の制御の下、移動局CA2の無線機11−2は、単一無線回線を使用して、動態登録データ信号をブロードキャストで送信する(S104)。
これにより、動態登録データ信号は、消防本部TAの無線装置21及び移動局CA1の無線機11−1により捕捉され、消防本部TA及び移動局CA1において、移動局CA2の状態を表示させることができる。
移動局CA2からの動態登録データ信号が消防本部TAに与えられると、消防本部TAにおいて、AVM親局装置22により、動態登録データが解析され、移動局CA2の動作登録データが登録される(S105)。
また、消防本部TAのAVM親局装置22において、移動局CA2の動態登録データが登録されると、AVM親局装置22により、受信した動態登録データにACKデータが付与されてACK信号のデータ部分が形成され、ブロードキャスト用アドレスを送信先アドレスとしたACK信号が生成される(S106)。
AVM親局装置22によりACK信号が生成されると、AVM親局装置22により、生成されたACK信号がブロードキャストにより送信される(S107)。
一方、S104において、移動局CA2から動態登録データ信号が移動局CA1に送信されてくると、移動局CA1は、消防本部TAのAVM親局装置22と同一データを受信することができる。
移動局CA1において、移動局CA2の動態登録データ信号が与えられると、移動局CA1のAVM子局装置12−1により、受信した動態登録データに対してデータ解析が行なわれる(S108)。
そして、AVM子局装置12−1において、動態登録データの装置IDに基づいて、AVM子局装置12−2毎に動対登録情報及び時刻情報が保存される(S109)。
これにより、その後、移動局CA1において、移動体CA2の動作状態の確認が必要な場合、移動局CA1の消防員等の操作により、保存しているAVM子局装置12−2の動作登録情報及び時刻情報に基づいて、移動局CA2の位置を表示部125に表示させることができる。
また、移動局CA1において、消防本部TAのAVM親局装置22からACK信号が与えられると、移動局のAVM子局装置12−1により、受信したACKデータ信号に対してデータ解析が行なわれる(S110)。
そして、AVM子局装置12−1において、ACKデータに含まれている動態登録データの装置IDに基づいて、AVM子局装置12−2毎に動態登録情報及び時刻情報が保存される(S111)。
ここで、移動局CA2、又は、消防本部TAから、動態登録データ信号、又は、ACK信号のいずれかしか移動局CA1に届いていない場合、移動局CA1のAVM子局装置12−1では、S108及びS109、又は、S110及びS111のいずれかの処理のみが行なわれる。
一方、移動局CA2、及び、消防本部TAから、動態登録データ信号、及び、ACK信号の双方が移動局CA1に届いた場合、移動局CA1のAVM子局装置12−1は、直近に受信した動態登録データを比較して、同じデータであることを確認した後に、1回目に受信した動作登録データを削除する重複調整を行なう(S112)。
(A−3)実施形態の効果
以上のように、本実施形態によれば、他の移動体の無線エリア内に自移動体が存在していれば、他の移動体のAVM子局装置12がブロードキャスト送信した動態登録データ信号を受信することができるので、単一無線回線の占有時間を低減させながら、他の移動体の状態を確認することができる。その結果、音声通信に影響を与えることなく、他の移動体の状態確認を実現することができる。
例えば、図8は従来の他移動体状態確認シーケンスであるが、従来の場合には、他移動体CA2の消防本部TAへの動態登録処理(S201及びS202)と、移動局CA1の消防本部TAへの情報要求処理(S203及びS204)が必要であった。
しかし、本実施形態によれば、移動局CA2からの動態登録データ信号の発信処理(S104)と、消防本部TAからのACK信号の発信処理(S107)との2回のみとなり、無線トラフィックが従来の1/2に低減される。
その結果、N(Nは1以上の整数)台の移動局(移動局CA1)に対して、ある移動局(移動局CA2)の動態情報を受信させる場合、従来は(N+1)×2の単一無線回線の占有が必要であったが、本実施形態によれば、移動局の台数に関わらず、2回の無線回線の占有でN台の移動局全てに動態情報を受信させることが可能となる。
(B)他の実施形態
上述した実施形態では、AVM子局装置12及びAVM親局装置22は、動態登録データ信号及びACK信号を、ブロードキャスト用アドレスを用いてブロードキャスト送信するものとして説明した。
しかし、無線エリア内に存在するAVM親局装置22及びAVM子局装置12に、同一のACK信号及び動態登録データ信号を受信させることができれば、他の送信方法を適用してもよい。例えば、他のAVM子局装置22の全てのID番号を送信先アドレスとしてもよいし、マルチキャスト送信としてもよい。
上述した実施形態において、重複調整機能部122fは、動態登録データの重複があった場合に、1回目に受信した動態登録データを削除することとしたが、重複データを排除することができれば、2回目に受信した動態登録データを削除するようにしてもよい。
上述した実施形態では、位置情報取得部123をGPS受信機として説明したが、AVM子局装置12の位置情報が取得できれば、これに限定されず、他の位置情報装置にも適用できる。側道に設けられた位置情報送信装置から、間欠的又は常時、送信されるビーコン信号(位置情報)を受信する受信機としてもよい。
また、AVM子局装置12が送信する動態登録情報は、GPSに基づく緯度経度情報としてもよいし、又は定期的に送信する緯度経度情報とその緯度経度情報との差分情報としてもよい。
上述した実施形態において、AVM子局装置12が有する表示部125は、地図情報等の視覚的表示に限定されず、他の移動体の位置を音声等で出力する聴覚的なものでもよい。
上述した実施形態では、消防緊急指令施設のシステムに適用した場合を説明したが、消防緊急指令施設に限定されず、警察署が使用するシステムや、ガス・電気会社等の緊急指令センターが使用するシステムにも適用することができる。
実施形態のAVMシステムの全体構成を示すイメージ図である。 実施形態のAVM子局装置の内部構成を示すブロック図である。 実施形態の動態登録データ信号の送信処理を実現する機能ブロック図である。 実施形態の動態登録データ信号の受信処理を実現する機能ブロック図である。 実施形態の動態登録データ信号のデータフレームの構成例を説明する説明図である。 実施形態のACK信号のデータフレームの構成例を説明する説明図である。 本実施形態のAVMシステムの処理を示すフローチャートである。 従来のAVMシステムの処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1…AVMシステム、CA1及びCA2…移動局、11(11−1及び11−2)…無線機、12(12−1及び12−2)…AVM子局装置、121…CPU部、122…記憶部、122a…動態登録データ作成機能部、122b…データフレーム作成機能部、122c…送信制御部、122d…受信制御部、122e…他移動体位置表示制御機能部、122f…重複調整機能部、123…位置情報取得部、TA…消防本部、21…無線装置、22…AVM親局装置、23…指令台設備。

Claims (4)

  1. 指令本部内に設置される基地局装置と、指令本部から指令を受ける複数の移動体のそれぞれに搭載される移動局装置のそれぞれとが、単一の無線回線を使用して、少なくともデータ通信を行なうものであって、上記各移動局装置が少なくとも自移動局装置の位置情報を含む動態登録情報を上記基地局装置に送信し、上記基地局装置が上記各動態登録情報に基づいて上記各移動体の位置を表示する移動体位置表示システムにおいて、
    上記各移動局装置が、無線エリア内に存在する上記基地局装置に自移動局装置の上記動態登録情報を送信する動態登録情報送信手段を有し、
    上記基地局装置が、
    上記各移動局装置から送信されてきた上記各動態登録情報に所定の応答データを付与して当該動態登録情報に対する応答信号を生成し当該動態登録情報の送信元の上記移動局装置と無線エリア内に存在する当該送信元とは異なる他の上記移動局装置とが受信可能な送信アドレスを上記応答信号に付与して、当該応答信号を送信する応答信号送信手段を有し、
    上記各移動局装置が、さらに、
    上記基地局装置から送信されてきた信号を受信する受信手段と、
    上記受信手段が、上記基地局装置から上記送信アドレスの付与された、他の上記各移動局装置の上記動態登録情報に所定の応答データを含む上記応答信号を受信した場合当該応答信号に含まれている他の上記各移動局装置の上記動態登録情報に基づいて、上記動態登録情報に対応する他の上記各移動局の位置を表示する他移動体位置表示手段と
    を有する
    ことを特徴とする移動体位置表示システム。
  2. 上記基地局装置の上記応答信号送信手段は、無線エリア内に存在するすべての上記移動局装置が受信可能な送信アドレスを、上記各動態登録情報に所定の応答データを付与した上記応答信号に付与して送信するものであることを特徴とする請求項1に記載の移動体位置表示システム。
  3. 上記各移動局装置の上記動態登録情報送信手段が、無線エリア内に存在する上記基地局装置及び他の上記移動局装置が受信可能な第2の送信アドレスを、上記自移動局装置の上記動態登録情報に付与して送信するものであり、
    上記各移動局装置の上記受信手段が、他の上記各移動局装置からも信号を受信するものであり、
    上記各移動局装置の上記他移動体位置表示手段は、上記受信手段が他の上記各移動局装置から上記第2の送信アドレスの付与された、他の上記各移動局装置の上記動態登録情報を受信した場合、当該他の上記各移動局装置の上記動態登録情報に基づいて、上記動態登録情報に対応する他の上記各移動局の位置を表示するものである
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の移動体位置表示システム。
  4. 指令本部内に設置される基地局装置と、指令本部から指令を受ける複数の移動体のそれぞれに搭載される移動局装置のそれぞれとが、単一の無線回線を使用して、少なくともデータ通信を行なうものであって、上記各移動局装置が少なくとも自移動局装置の位置情報を含む動態登録情報を上記基地局装置に送信し、上記基地局装置が上記各動態登録情報に基づいて上記各移動体の位置を表示する移動体位置表示システムを構成する上記各移動局装置において、
    無線エリア内に存在する上記基地局装置に自移動局装置の上記動態登録情報を送信する動態登録情報送信手段と、
    上記基地局装置から送信されてきた信号を受信する受信手段と、
    上記受信手段が、上記基地局装置から上記動態登録情報の送信元の上記移動局装置と無線エリア内に存在する当該送信元とは異なる他の上記移動局装置とが受信可能な送信アドレスが付与された、他の上記各移動局装置の上記動態登録情報に所定の応答データを含む上記応答信号を受信した場合、当該応答信号に含まれている他の上記各移動局装置の上記動態登録情報に基づいて、上記動態登録情報に対応する他の上記各移動体の位置を表示する他移動体位置表示手段と
    を備えることを特徴とする移動局装置。
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