JP4735559B2 - 回転霧化静電塗装装置 - Google Patents
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Description
前記回転シャフトとハウジングとの隙間は僅かなものであり、該隙間に塗料が浸入すると前記回転霧化頭の安定的な回転に影響を与える恐れがあるため、回転シャフトとハウジングとの隙間に塗料が浸入することを防止することが望ましい。
特許文献1の回転霧化静電塗装装置においては、前記回転シャフトの回転霧化頭側端部にエアシール機構を設けており、該回転シャフト外周の隙間から回転霧化頭側へ向けてエアを噴き出してエアシールを形成し、該隙間への塗料の侵入を防いでいる。
また、前記回転シャフトが軸受部材にてハウジングに回転自在に支持されている場合、軸受部材に塗布されているグリスが回転駆動部(すなわち回転シャフトとハウジングとの隙間)に漏れ出すと、前記回転霧化頭の安定的な回転に悪影響を与える恐れがあるが、前述のエアシール機構では軸受部材のグリスの外部への漏出を防止することができない。
即ち、請求項1記載の如く、回転霧化頭に静電高電圧を印加して、被塗装物に対して静電塗装を行う回転霧化静電塗装装置であって、前記回転霧化頭は、前記回転霧化静電塗装装置のハウジングに回転自在に支持される回転シャフトの一端部に取り付けられ、前記ハウジングの回転霧化頭側端部において、該ハウジングに覆われる前記回転シャフトの外周面、および、前記回転シャフトを覆い該回転シャフトの外周面に対向して配置される前記ハウジングの内周面の何れか一方または両方に、ネジ構造を形成し、前記ネジ構造は、回転シャフトの途中部に配置され該回転シャフトを回転自在に支持する軸受部材の配置箇所から、前記ハウジングの回転霧化頭側端部までの間に形成され、該ネジ構造の軸受部材側部分と回転霧化頭側部分とではネジ形成方向が異なっており、前記回転霧化頭側のネジ構造は、回転する回転シャフトとハウジングとの間における当該ネジ構造部分に存在する異物が、当該ネジ構造により回転霧化頭側へ移動されるように構成され、軸受部材側のネジ構造は、回転する回転シャフトとハウジングとの間における当該ネジ構造部分に存在する異物が、当該ネジ構造により軸受部材側へ移動されるように構成される。
これにより、前記ネジ構造により、前記回転シャフトとハウジングとの隙間に侵入してきた異物を、その隙間から排出することができ、回転シャフトと一体的回転可能な回転霧化頭の安定的な回転に悪影響を及ぼすことが防止できる。
例えば、前記ネジ構造のネジ形成方向を、異物を回転霧化頭側へ移動させる方向とした場合には、前記ネジ構造により、前記隙間に浸入してきた噴霧された塗料を外部へ排出することが可能となり、回転霧化頭の安定的な回転に悪影響を及ぼすことが防止できる。
また、前記回転シャフトを前記ネジ構造よりも反回転霧化頭側に位置する軸受部材により支持し、前記ネジ構造のネジ形成方向を、異物を反回転霧化頭側へ移動させる方向とした場合には、前記ネジ構造により、軸受部材から前記隙間に浸入してきたグリス等の潤滑部材を、軸受部材側へ戻すことが可能となり、回転霧化頭の安定的な回転に悪影響を及ぼすことが防止できる。
カートリッジ16に充填される塗料としては、例えば、水系塗料(水性塗料)が用いられている。
また、前記回転霧化頭14は、前記ハウジング12から突出する回転シャフト17に固定されており、前記回転シャフト17はハウジング12に回転自在に支持されている。
そして、該ピストンを前記押し出し用媒体にて摺動させることにより、シリンダ内に充填された塗料をシリンダから押し出し、前記回転シャフト17内を貫通する塗料供給管19を通じて回転霧化頭14へ供給するように構成している。
この帯電塗料粒子は、高電圧に印加された回転霧化頭14とアース体である被塗装物との間に形成される静電界に沿って飛行し、被塗装物に塗着することとなる。
なお、本例では、回転霧化頭14および回転シャフト17は、塗料の噴霧時には、回転霧化頭14側から見て反時計回りに回転駆動されるように構成されている。
前記サーボモータ13には、リード線26を通じて電源24が供給されている。
さらに、カートリッジ16におけるサーボモータ13との接続部16aは、樹脂等の電気的絶縁体にて構成されており、該サーボモータ13とカートリッジ16とは電気的に絶縁されている。
前記ベアリング31は、回転シャフト17の軸方向において、ハウジング本体12aの回転霧化頭14側端部(ハウジング本体12aとカバー12bとの境界部)に位置している。
そして、前記回転シャフト17がカバー12bに覆われた部分にネジ構造35が形成されている。
つまり、仮に前記第1ネジ35aがカバー12bに螺合していたとすると、該第1ネジ35aを回転霧化頭14側から見て反時計回りに回すことによって、回転シャフト17がベアリング31側へ進む方向のネジに形成されている。
また、第1ネジ35aのネジ締まり方向は回転シャフト17の回転方向と同じになっている。
つまり、仮に前記第2ネジ35bがカバー12bに螺合していたとすると、該第2ネジ35bをベアリング31側から見て時計回りに回す(即ち回転霧化頭14側から見て反時計回りに回す)ことによって、回転シャフト17が回転霧化頭14側へ進む方向のネジに形成されている。
また、第2ネジ35bのネジ締まり方向は回転シャフト17の回転方向と逆方向になっている。
つまり、実際には前記第1ネジ35aおよび第2ネジ35bはカバー12bに螺合しておらず、回転シャフト17が回転したとしても該回転シャフト17は回転霧化頭14またはベアリング31側へ移動しないため、前記異物38が第1ネジ35aまたは第2ネジ35bにかかると、該異物38が前記第1ネジ35aおよび第2ネジ35bが締まる方向とは逆の方向へ移動することとなる。
これにより、回転シャフト17と前記カバー12bとの隙間に浸入した塗料が、そのまま該隙間に残ることがなく、浸入した塗料により回転霧化頭14(回転シャフト17)の安定的な回転が悪影響を受けることを防止できる。
このような場合には、塗料の噴霧時に回転シャフト17が回転駆動されることで、カバー12bに覆われている部分の回転シャフト17におけるベアリング31側の略半分に形成されている第2ネジ35bにより、浸入した塗料がベアリング31側へ移動されて、該ベアリング31へ戻されることとなる。
これにより、回転シャフト17と前記カバー12bとの隙間に漏出してきたグリスが、そのまま隙間に残ったり、該隙間から外部へ漏れ出したりすることがなく、漏出したグリスにより回転霧化頭14(回転シャフト17)の安定的な回転が悪影響を受けることを防止できる。
12 ハウジング
12a ハウジング本体
12b カバー
14 回転霧化頭
17 回転シャフト
31 ベアリング
35 ネジ構造
35a 第1ネジ
35b 第2ネジ
38 異物
Claims (1)
- 回転霧化頭に静電高電圧を印加して、被塗装物に対して静電塗装を行う回転霧化静電塗装装置であって、
前記回転霧化頭は、前記回転霧化静電塗装装置のハウジングに回転自在に支持される回転シャフトの一端部に取り付けられ、
前記ハウジングの回転霧化頭側端部において、該ハウジングに覆われる前記回転シャフトの外周面、および、前記回転シャフトを覆い該回転シャフトの外周面に対向して配置される前記ハウジングの内周面の何れか一方または両方に、ネジ構造を形成し、
前記ネジ構造は、回転シャフトの途中部に配置され該回転シャフトを回転自在に支持する軸受部材の配置箇所から、前記ハウジングの回転霧化頭側端部までの間に形成され、
該ネジ構造の軸受部材側部分と回転霧化頭側部分とではネジ形成方向が異なっており、
前記回転霧化頭側のネジ構造は、回転する回転シャフトとハウジングとの間における当該ネジ構造部分に存在する異物が、当該ネジ構造により回転霧化頭側へ移動されるように構成され、
軸受部材側のネジ構造は、回転する回転シャフトとハウジングとの間における当該ネジ構造部分に存在する異物が、当該ネジ構造により軸受部材側へ移動されるように構成される、
ことを特徴とする回転霧化静電塗装装置。
Priority Applications (1)
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JP2007031227A JP4735559B2 (ja) | 2007-02-09 | 2007-02-09 | 回転霧化静電塗装装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2007031227A JP4735559B2 (ja) | 2007-02-09 | 2007-02-09 | 回転霧化静電塗装装置 |
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Family
ID=39754045
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2007031227A Expired - Fee Related JP4735559B2 (ja) | 2007-02-09 | 2007-02-09 | 回転霧化静電塗装装置 |
Country Status (1)
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- 2007-02-09 JP JP2007031227A patent/JP4735559B2/ja not_active Expired - Fee Related
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