JP4734978B2 - 携帯無線機及び該携帯無線機に用いられる指向性改善方法 - Google Patents

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この発明は、携帯無線機及び該携帯無線機に用いられる指向性改善方法に係り、特に、折り畳み式の携帯電話機などのように、折り畳み式の構造をもち、かつアンテナがユニットの内部に設けられている携帯無線機及び該携帯無線機に用いられる指向性改善方法に関する。
携帯電話機のアンテナは、従来では、ユニットが一体式又は折り畳み式に関わらず、引き出し又は収納可能なホイップアンテナや固定のコイル型のものが用いられることが多い。一方、近年では、アンテナの小型化及び内蔵化が進み、ユニットのデザインを考慮したアンテナの設計が必要不可欠なものとなっている。ところが、アンテナの小型化及び内蔵化により、アンテナの特性(指向性)の劣化が大きくなるという問題点がある。このため、外観のデザインを損なわずに、アンテナの特性を向上させる必要がある。
従来、この種の技術としては、たとえば、次のような文献に記載されるものがあった。
特許文献1に記載された折り畳み形携帯無線機では、ホイップ型のアンテナ部が下部筐体におけるヒンジ部付近に外装されている。また、上部筐体に格納される上部筐体回路部と下部筐体に格納される下部筐体回路部との接続線が、上部筐体回路部と下部筐体回路部との間隔よりも長く構成されている。このため、筐体に生じた高周波電流に対してインダクタンスによる負荷がかかり、アンテナ特性を劣化させる要因となる高周波電流が損減される。
特許文献2に記載された携帯電話機では、可撓性基板と同一面内において外側に延びる導電性の延長部が形成されている。この延長部が上部筐体前面部分と上部筐体背面部分との間に挟み込まれることにより、可撓性基板が延長部を介して上部筐体前面部分と電気的に接続され、アースされる。また、ホイップ型のアンテナが上部筐体に外装されている。
特開2002−027066号公報(要約書、図1) 特開2003−158562号公報(要約書、図1)
しかしながら、上記従来の携帯無線機では、次のような問題点があった。
すなわち、特許文献1に記載された携帯無線機では、ホイップ型のアンテナ部が下部筐体におけるヒンジ部付近に外装されているため、この発明とは構成が異なっている。また、筐体に生じた高周波電流に対してインダクタンスにより負荷をかけるようになっているため、この発明とは構成が異なっている。
また、特許文献2に記載された携帯電話機では、可撓性基板が延長部を介して第1筐体部分にアースされるが、ホイップ型のアンテナが上部筐体に外装されているため、この発明とは構成が異なっている。
この発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、アンテナがユニットに内蔵されている場合の特性(指向性)を、外観のデザインを損なわずに向上させた携帯無線機を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、この発明の第1の構成は、導電性の素材を含んで構成された第1の筐体を有し、第1の前面に表示部を備える第1のユニットと、非導電性の素材を含んで構成された第2の筐体を有し、第2の前面に操作部を備える第2のユニットとを備え、前記第1のユニットと前記第2のユニットとを、前記第1及び第2の前面同士が向かい合う態様で、折り畳み可能に連結するヒンジ部と、前記第1の筐体の内部に設けられている第1の回路基板と、前記第2の筐体の内部に設けられ、前記ヒンジ部の近傍に配置されたフレキシブルケーブルを介して前記第1の回路基板と接続されている第2の回路基板と、前記第2の筐体の内部に、かつ、前記ヒンジ部の近傍に設けられているアンテナとを備えてなる携帯無線機に係り、前記フレキシブルケーブルの近傍で前記第1の回路基板のグラウンド部が、導電性ネジ、導電性ガスケット、金具、又は金属製バネを介して、前記第1の筐体の前記導電性の素材で構成された部位に電気的に接続され、前記アンテナから放射される電波によって前記第1の回路基板の前記グラウンド部に電流が誘導されることを防止し、かつ、前記第1の筐体は、前記ヒンジ部から離れた部位が非導電性の素材で構成されていることを特徴としている。
また、この発明の第2の構成は、導電性の素材を含んで構成された第1の筐体を有し、第1の前面に表示部を備える第1のユニットと、非導電性の素材を含んで構成された第2の筐体を有し、第2の前面に操作部を備える第2のユニットとを備え、前記第1のユニットと前記第2のユニットとを、前記第1及び第2の前面同士が向かい合う態様で、折り畳み可能に連結するヒンジ部と、前記第1の筐体の内部に設けられている第1の回路基板と、前記第2の筐体の内部に設けられ、前記ヒンジ部の近傍に配置されたフレキシブルケーブルを介して前記第1の回路基板と接続されている第2の回路基板と、前記第2の筐体の内部に、かつ、前記ヒンジ部の近傍に設けられているアンテナとを備えてなる携帯無線機の外観美を損なわずに前記アンテナの指向性を改善する方法に係り、前記フレキシブルケーブルの近傍で前記第1の回路基板のグラウンド部を、導電性ネジ、導電性ガスケット、金具、又は金属製バネを介して、前記第1の筐体の前記導電性の素材で構成された部位に電気的に接続して、前記アンテナから放射される電波によって前記第1の回路基板の前記グラウンド部に電流が誘導されることを防止し、かつ、前記第1の筐体の、前記ヒンジ部から離れた部位を非導電性の素材で構成することを特徴としている。
この発明の構成によれば、信号ケーブルの近傍で第1の回路基板のグラウンド部が第1の筐体の導電性の素材で構成された部位にに電気的に接続されているので、接続しない場合とは異なる電流の流れが形成される。このため、アンテナの指向性が変化して指向性が向上し、良質な通信特性を得ることができる。また、特に突出部などを設ける必要もないため、携帯無線機の外観のデザインを損ねることなく、アンテナの指向性を向上させることができる。
信号ケーブルの近傍で第1の回路基板のグラウンド部が第1の筐体導電性の素材で構成された部位に電気的に接続されることにより、アンテナより放射される電波によって同第1の回路基板のグラウンド部の同信号ケーブルの近傍に電流が誘導されることが防止された携帯無線機を提供する。
図1は、この発明の一実施例である携帯無線機の内部の構成を示す図である。
この例の携帯無線機は、同図に示すように、携帯電話機であり、上部ユニット10と、下部ユニット20とを備えている。上部ユニット10は、導電性の素材で構成された上部筐体10aを有し、第1の前面に図示しない表示部を備えている。下部ユニット20は、非導電性の素材で構成された下部筐体20aを有し、第2の前面に図示しない操作部を備えている。そして、第1及び第2の前面同士が向かい合う態様で同第1のユニット10と第2のユニット20とがヒンジ部30を介して折り畳み可能に構成されている。
上部筐体10aの内部には、上部基板10bが設けられている。また、下部筐体20aの内部には、ヒンジ部30の近傍に配置されたフレキシブルケーブル50を介して上部基板10bと接続された下部基板20bが設けられている。下部基板20bには、たとえばRF回路(無線回路)24などが設けられている。さらに、下部筐体20aの内部かつヒンジ部30の近傍には、アンテナ素子23が設けられている。アンテナ素子23は、補助金具23bで支持されている。また、上部基板10bは、ネジ10c,10dにより上部筐体10aに固定される他、特に、この実施例では、フレキシブルケーブル50の近傍で同上部基板10bのグラウンド部が、たとえば複数の導電性ネジ10eを介して上部筐体10aに電気的に接続されている。
図2は、図1中の上部ユニット10及び下部ユニット20の内部の電気的構成の一例を示すブロック図である。
上部ユニット10には、表示部(たとえば、LCD、Liquid Crystal Display、液晶ディスプレイ)11と、副操作部(たとえば、副操作キー)12と、受話部(たとえば、スピーカ)13と、電子撮像装置(たとえば、CCDカメラ)14と、指紋認証装置15と、上部ユニット10と下部ユニット20との相対位置(すなわち、開閉状態)を検出するためのマグネット16と、表示部11の表面に組み込まれたタッチパネル17とが収容されている。そして、これらが図1中の上部基板10bに接続又は載置されている。
表示部11は、例えば、相手先の電話番号情報やアイコン情報など、諸々の情報を表示する。副操作部12は、上部ユニット10と下部ユニット20とが閉状態で、表示部11の表示内容を視認しながらこれに関連する電子メール操作、画像操作、着信操作などの操作を行うためのものである。受話部13は、各種の情報に対応した音声を発生する。電子撮像装置14は、自電話機の周辺の映像を取り込んで映像信号を生成する。指紋認証装置15は、利用者の指紋を認識して画像信号を生成する。マグネット16は、上部ユニット10と下部ユニット20との相対位置(すなわち、開閉状態)を検出する。タッチパネル17は、表示部11の表面に組み込まれ、利用者の指による操作内容を検出する。
下部ユニット20には、主操作部(たとえば、操作キー)21と、マイクロホン22と、アンテナ23と、RF回路24と、変復調回路25と、ベースバンド処理回路26と、コーデック回路27と、画像処理部28と、認証処理部29と、磁気センサ(たとえば、ホール素子)2Aと、傾斜検出部2Cと、位置検出部2Dと、時計部2Eと、記憶部2Fと、報知手段2Gと、制御部40とが収容されている。そして、これらが図1中の下部基板20bに接続又は載置されている。
主操作部21は、送信キー、英字/カナ/漢字/数字の変換キー、電源のオン/オフキー、カーソル操作を行うための十文字キー、及び終了キーなどから構成されている。マイクロホン22は、利用者の音声を受けて送話を行う。アンテナ23は、図示しない無線基地局との間で電波を送受信する。RF回路24は、図示しない受信回路、送信回路及び周波数シンセサイザを有している。変復調回路25は、受信電波の復調、及び送信電波の変調を行う。ベースバンド処理回路26は、変復調回路25から出力される復調信号より元のベースバンド信号を取り出し、コーデック回路27へ供給する。また、ベースバンド処理回路26は、変復調回路25から出力される復調信号よりキャラクタデータを取り出して制御部40へ供給する。コーデック回路27は、ベースバンド処理回路26から出力されるベースバンド信号をディジタル/アナログ変換して受話部13へ供給すると共に、制御部40の出力信号をディジタル/アナログ変換する。
画像処理部28は、電子撮像装置14から出力される映像信号を取り込んで所定の信号レベルに増幅し、増幅後の映像信号をアナログ/ディジタル変換すると共に画像処理(たとえば、ガンマ補正、ホワイトバランス調整など)を行う。認証処理部29は、指紋認証装置15から出力される画像信号を取り込んで所定の画像処理(たとえば、拡大、縮小、指紋判別点の強調など)を行い、指紋照合に用いられる特徴点の検出を行う。特徴点は、隆線(指紋紋様の凸部)のとぎれる点(端点)及び隆線が分岐する点(分岐点)であり、これらを総称して特徴点という。
磁気センサ2Aは、上部ユニット10と下部ユニット20とが閉状態のとき、マグネット16の磁界によって所定の出力信号を発生し、同縮退状態を検知する。傾斜検出部2Cは、携帯電話機1の傾斜の度合に応じて移動する図示しない可動子及び同可動子の移動を検出するセンサなどで構成され、携帯電話機1の傾斜を検出して傾斜情報を発生する。位置検出部2Dは、たとえばGPS(Global Positioning System )受信機で構成され、宇宙空間に位置する3機以上の衛星から発射された信号電波を受波して同各信号電波の伝搬速度及び伝搬時間に基づいて前記各衛星と自電話機との間の距離を計測することにより、少なくとも緯度及び経度を含む自電話機の位置を測定し、位置情報を生成する。時計部2Eは、計時情報(年、月、日、曜日、時刻)を発生する。記憶部2Fは、たとえば電話帳情報などを記憶する。報知手段2Gは、たとえばスピーカ、バイブレータ、発光ダイオードなどで構成され、上部ユニット10と下部ユニット20とが閉状態又は開状態になったことを報知する。
制御部40は、着信・終話制御部41と、報知制御部42と、回線制御部43と、傾斜判定部44と、位置判定部45と、時間判定部46と、信号変換回路47と、開閉検出部48と、表示制御部49とから構成され、携帯電話機1全体を制御する。着信・終話制御部41は、上部ユニット10と下部ユニット20との開/閉状態に対応した着信制御動作を行う。報知制御部42は、上部ユニット10と下部ユニット20との開/閉状態に対応した着信時報知動作を報知手段2Gを制御して行う。たとえば、上部ユニット10と下部ユニット20とが閉状態になったとき、報知制御部42の制御によって報知手段2Gがバイブレーションのみ、発光のみ、又はバイブレーションと発光とを行う。また、上部ユニット10と下部ユニット20とが開状態になったとき、報知制御部42の制御によって報知手段2Gが鳴音と発光とを行う。
回線制御部43は、開閉検出部48から開閉検出信号が発生したとき、所定の電話番号に対する発呼、又は所定のWebサーバに対する接続を前記上部ユニットの表示部11の表示内容に応じて行う。傾斜判定部44は、傾斜検出部2Cから出力される傾斜情報に基づいて携帯電話機1の傾斜状態を判別する。位置判定部45は、位置検出部2Dから出力される位置情報に基づいて携帯電話機1の現在位置を判別する。時間判定部46は、時計部2Eから出力される計時情報に基づいて、年、月、日、曜日及び時刻を判別する。
信号変換回路47は、画像処理部28から出力される映像信号を所定のフォーマット(たとえば、JPEG方式)に変換する。また、信号変換回路47は、認証処理部29から出力される特徴点の画像信号を指紋照合処理用のフォーマット(たとえば、各特徴点間の座標、紋様方向、近傍特徴点間の隆線交差数、紋様方向偏差など)に変換する。開閉出部48は、磁気センサ2Aの出力信号に基づいて上部ユニット10と下部ユニット20との開閉状態を判別し、閉状態から開状態に移行したとき、開閉検出信号を発生する。表示制御部49は、ベースバンド処理回路26から供給される受信データに基づいて表示部11に表示するためのキャラクタ情報やグラフィクス情報を生成し、表示部11に表示する。
図3は、上部基板10bのグラウンド部が上部筐体10aに電気的に接続されていない場合のアンテナ素子23の指向性を示す特性図、及び図4が、上部基板10bのグラウンド部が上部筐体10aに電気的に接続されている場合のアンテナ素子23の指向性を示す特性図である。
これらの図を参照して、この例の携帯電話機に用いられる指向性改善方法の処理内容について説明する。
この携帯電話機では、フレキシブルケーブル50の近傍で上部基板10bのグラウンド部が、複数の導電性ネジ10eを介して上部筐体10aに電気的に接続されている。これにより、アンテナ素子23に流れる高周波電流により放射される電波によって上部基板10bのグラウンド部のフレキシブルケーブル50の近傍に電流が誘導されることが防止され、同アンテナ素子23の指向性が改善される。
すなわち、RF回路24からアンテナ素子23に高周波電圧が加えられると、同アンテナ素子23は高周波回路として働き、同アンテナ素子23の大きさや形状、高周波電圧の周波数などから決まる抵抗、インダクタンス、静電容量をもち、これらの回路定数で決まる波長の高周波に共振する。そして、同アンテナ素子23から電波が放射される。アンテナ素子23が共振状態のとき、同アンテナ素子23の上部筐体10a及びフレキシブルケーブル50の近傍の電流分布が大きくなる。このため、上部筐体10a及びフレキシブルケーブル50の近傍に電流が集中する。
ここで、上部基板10bのグラウンド部を上部筐体10aに電気的に接続することにより、接続しない場合とは異なる電流の流れが形成される。すなわち、フレキシブルケーブル50の近傍と上部筐体10aとを電気的に接続することにより、電流の流れを変化させることができ、アンテナ素子23の指向性を変化させ、この指向性が向上する。さらに、モーメント法による計算結果からも指向性の変化が確認される。たとえば、図に示す指向性(上部基板10bのグラウンド部が上部筐体10aに接続されていない場合)では、ヌル(null)点が多く、かつ深く発生しているが、図に示す指向性(上部基板10bのグラウンド部が上部筐体10aに電気的に接続されている場合)では、ヌル(null)点が大幅に少なく、かつ浅くなっている。
以上のように、この実施例では、フレキシブルケーブル50の近傍と上部筐体10aとを電気的に接続することにより、接続しない場合とは異なる電流の流れが形成される。このため、モーメント法による計算結果にも示されるように、アンテナ素子23の指向性が変化して指向性が向上し、良質な通信特性が得られる。また、特に突出部などを設ける必要もないため、携帯無線機の外観のデザインを損ねることなく、アンテナ素子23の指向性が向上する。
以上、この発明の実施例を図面により詳述してきたが、具体的な構成は同実施例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更などがあっても、この発明に含まれる。
たとえば、上記実施例では、上部基板10bのグラウンド部が導電性ネジ10eを介して上部筐体10aに電気的に接続されているが、導電性ネジ10eに限らず、たとえば、導電性ガスケット、所定の金具、又は金属製バネなどを介しても良い。また、アンテナ素子23のエレメント形状は、様々なものが考えられ、0.25波長エレメント、L字型エレメント、ミヤンダエレメント、ヘリカル形状、板金エレメントなどがある。また、補助金具23bについても、様々なエレメント形状が考えられ、同補助金具23bがなくても、上記実施例とほぼ同様の作用、効果が得られる。また、上記実施例では、上部筐体10aが導電性の素材で構成され、下部筐体20aが非導電性の素材で構成されているが、上部筐体10aのうちのヒンジ部30から離れた部位が非導電性の素材で構成されていても良く、また、下部筐体20aのうちのヒンジ部30から離れた部位が導電性の素材で構成されていても良い。
この発明は、折り畳み式の構造をもち、かつアンテナがユニットの内部に設けられている携帯電話機などの携帯無線機全般に適用できる。
この発明の一実施例である携帯無線機の内部の構成を示す図である。 図1中の上部ユニット10及び下部ユニット20の内部の電気的構成の一例を示すブロック図である。 上部基板10aのグラウンド部が上部筐体10aに電気的接続されていない場合のアンテナ素子23の指向性を示す特性図である。 上部基板10aのグラウンド部が上部筐体10aに電気的に接続されている場合のアンテナ素子23の指向性を示す特性図である。
符号の説明
10 上部ユニット(第1のユニット)
10a 上部筐体
10b 上部基板(第1の回路基板)
10e 導電性ネジ
20 下部ユニット(第2のユニット)
20a 下部筐体
20b 下部基板(第2の回路基板)
23 アンテナ素子(アンテナ)
23b 補助金具
24 RF回路
30 ヒンジ部
50 フレキシブルケーブル(信号ケーブル)

Claims (2)

  1. 導電性の素材を含んで構成された第1の筐体を有し、第1の前面に表示部を備える第1のユニットと、
    非導電性の素材を含んで構成された第2の筐体を有し、第2の前面に操作部を備える第2のユニットとを備え、
    前記第1のユニットと前記第2のユニットとを、前記第1及び第2の前面同士が向かい合う態様で、折り畳み可能に連結するヒンジ部と、
    前記第1の筐体の内部に設けられている第1の回路基板と、
    前記第2の筐体の内部に設けられ、前記ヒンジ部の近傍に配置されたフレキシブルケーブルを介して前記第1の回路基板と接続されている第2の回路基板と、
    前記第2の筐体の内部に、かつ、前記ヒンジ部の近傍に設けられているアンテナとを備えてなる携帯無線機であって、
    前記フレキシブルケーブルの近傍で前記第1の回路基板のグラウンド部が、導電性ネジ、導電性ガスケット、金具、又は金属製バネを介して、前記第1の筐体の前記導電性の素材で構成された部位に電気的に接続され、前記アンテナから放射される電波によって前記第1の回路基板の前記グラウンド部に電流が誘導されることを防止し、かつ、前記第1の筐体は、前記ヒンジ部から離れた部位が非導電性の素材で構成されていることを特徴とする携帯無線機。
  2. 導電性の素材を含んで構成された第1の筐体を有し、第1の前面に表示部を備える第1のユニットと、
    非導電性の素材を含んで構成された第2の筐体を有し、第2の前面に操作部を備える第2のユニットとを備え、
    前記第1のユニットと前記第2のユニットとを、前記第1及び第2の前面同士が向かい合う態様で、折り畳み可能に連結するヒンジ部と、
    前記第1の筐体の内部に設けられている第1の回路基板と、
    前記第2の筐体の内部に設けられ、前記ヒンジ部の近傍に配置されたフレキシブルケーブルを介して前記第1の回路基板と接続されている第2の回路基板と、
    前記第2の筐体の内部に、かつ、前記ヒンジ部の近傍に設けられているアンテナとを備えてなる携帯無線機の外観美を損なわずに前記アンテナの指向性を改善する方法であって
    前記フレキシブルケーブルの近傍で前記第1の回路基板のグラウンド部を、導電性ネジ、導電性ガスケット、金具、又は金属製バネを介して、前記第1の筐体の前記導電性の素材で構成された部位に電気的に接続して、前記アンテナから放射される電波によって前記第1の回路基板の前記グラウンド部に電流が誘導されることを防止し、かつ、前記第1の筐体の、前記ヒンジ部から離れた部位を非導電性の素材で構成することを特徴とする指向性改善方法。
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