JP4733846B2

JP4733846B2 - Toll collection method, toll collection system and in-vehicle device

Info

Publication number: JP4733846B2
Application number: JP2001060625A
Authority: JP
Inventors: 俊典曽根
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 2001-03-05
Filing date: 2001-03-05
Publication date: 2011-07-27
Anticipated expiration: 2021-03-05
Also published as: JP2002260037A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、有料道路等において利用される料金収受方法、料金収受システム及び車載器に関する。
【０００２】
【従来の技術】
近年、高速道路等の有料道路では、無線通信を利用して通行料金の決済を自動的に行うノンストップ自動料金収受システム（Electronic Toll Collection System：ＥＴＣシステム) が実用段階に入っている。
【０００３】
ＥＴＣシステムは、無線通信機能を備えているとともに、ユーザ個人のＩＤ、車両の登録番号、車種、有料道路の出入口の情報等を記憶するＩＣカードが装着される車載器を車両に搭載し、この車載器と、有料道路の出入口の料金所ゲートにそれぞれ設けられた入口／出口料金所装置との間で無線通信を行って通行料金を決済するものである。
【０００４】
すなわち、入口料金所装置は、入口において無線通信により車載器に入口情報を書き込み、一方、出口料金所装置は、出口において入口情報、車両情報等を無線通信により車載器から取得し通行料金の算出、上位装置であるホストコンピュータ等への口座引落とし要求等を行う。ここで、車載器に装着されるＩＣカードは、このカードの例えばＩＤ番号等をユーザの銀行の預託金の口座番号等に予め関連付けておくこと等で、クレジットカード又はプリペイドカードに類似したかたちで利用される。
【０００５】
このように、通行料金の自動決済の可能なＥＴＣシステムは、キャッシュレス化による利便性の向上並びに料金所付近の混雑緩和が図られること等を考慮すると、今後、有料道路における料金収受システムとして主流になることが予想される。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
今日では、このような多くの利点を備えたＥＴＣシステムの普及が要望されており、ＥＴＣシステムの本格的な導入を推進するために、無線通信による自動決済の他にも付加価値の高い新たなサービスの提供が期待されている。
【０００７】
ここで、現行の料金収受システムでは、有料道路が例えば渋滞していて利用価値が低かった場合等でも、有料道路が空いている場合と同様に一律の通行料金が徴収される。すなわち、現行のシステムは、渋滞に遭った車両を特定することや、その車両がどの程度の渋滞に巻き込まれたのかを判断することが難しく、通行料金の例えば割引等を実施することが極めて困難である。そこで、渋滞状況等に応じた通行料金の収受可能なサービスを上記ＥＴＣシステムに付与することへの要請がある。
【０００８】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、例えば有料道路が渋滞している場合等を考慮することで、有料道路の利用価値に見合った通行料金を車両側から徴収できる料金収受方法、料金収受システム及び車載器を提供するものである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項１に係る料金収受方法は、車両に搭載された車載器と有料道路に設けられた料金徴収装置との間での無線通信により通行料金を収受する料金収受方法であって、前記料金徴収装置により前記有料道路の渋滞状況を検出しこの渋滞状況に対応した渋滞情報を生成する工程と、前記生成された渋滞情報を前記有料道路を走行する車両の前記車載器へ前記料金徴収装置より送信する工程と、前記料金徴収装置より送信された前記渋滞情報を前記有料道路を走行する車両の車載器にて受信し記憶する工程と、前記有料道路の出口を通過する車両の車載器に記憶されている前記渋滞情報と、この車両の車載器に記憶されている車種情報及びこの車両が前記有料道路を走行した区間を得るための走行区間情報とを当該車載器より前記料金徴収装置へ送信する工程と、前記料金徴収装置によって受信された前記車種情報及び前記走行区間情報に基づいて通行料金を算出する工程と、前記料金徴収装置によって受信された前記渋滞情報に基づいて、前記通行料金に対しての割引料金を算出する工程と、前記算出された通行料金から割引料金を差し引いた料金を前記料金徴収装置によって前記有料道路の前記出口を通過する車両に対し課金する工程とを有することを特徴とする。
【００１０】
また、本発明の請求項２に係る料金収受方法は、請求項１記載の料金収受方法において、前記渋滞情報を生成する工程で、渋滞の程度に応じて段階的にレベル分けされた渋滞情報を前記有料道路を複数に区画した区間毎に各々生成するとともに、前記渋滞情報を車載器へ送信する工程で、前記区間毎に生成された前記渋滞情報を、前記各区間を走行する車両の前記車載器へ送信することを特徴とする。
【００１１】
さらに、本発明の請求項３に係る料金収受方法は、請求項１又は２記載の料金収受方法において、前記割引料金を算出する工程で算出された当該割引料金が、前記通行料金を算出する工程で算出された当該通行料金を超える場合に、この超過した料金に関する情報を前記有料道路の前記出口を通過する車両の前記車載器へ送信しこの車載器に記憶させる工程をさらに有することを特徴とする。
【００１２】
また、本発明の請求項４に係る料金収受システムは、車両に搭載された車載器と有料道路に設けられた料金徴収装置とを有する料金収受システムであって、前記車載器が、前記料金徴収装置側より送信される渋滞情報、前記車両の車種情報及び前記車両が走行した前記有料道路の区間を得るための走行区間情報を記憶可能な記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記渋滞情報、前記車種情報及び前記走行区間情報を送信する手段とを具備し、前記料金徴収装置が、前記有料道路の渋滞状況を検出しこの渋滞状況に対応した前記渋滞情報を生成する渋滞情報生成手段と、前記渋滞情報生成手段によって生成された前記渋滞情報を前記有料道路を走行する車両の前記車載器へ送信する渋滞情報送信手段と、前記有料道路の出口を通過する車両の前記車載器に記憶されている前記渋滞情報、前記車種情報及び前記走行区間情報を受信する受信手段と、前記受信手段によって受信された前記車種情報及び前記走行区間情報に基づいて、通行料金を算出する通行料金算出手段と、前記受信手段によって受信された前記渋滞情報に基づいて、前記通行料金に対しての割引料金を算出する割引料金算出手段と、前記通行料金算出手段によって算出された通行料金から、前記割引料金算出手段によって算出された割引料金を差し引いた料金を前記有料道路の前記出口を通過する車両に対して課金する課金手段とを具備することを特徴とする。
【００１３】
さらに、本発明の請求項５に係る料金収受システムは、請求項４記載の料金収受システムにおいて、前記渋滞情報生成手段が、渋滞の程度に応じて段階的にレベル分けされた渋滞情報を前記有料道路を複数に区画した区間毎に各々生成するとともに、前記渋滞情報送信手段が、前記区間毎に生成された前記渋滞情報を、前記各区間を走行する車両の前記車載器へ送信することを特徴とする。
【００１４】
また、本発明の請求項６に係る料金収受システムは、請求項４又は５記載の料金収受システムにおいて、前記割引料金算出手段によって算出された前記割引料金が、前記通行料金算出手段によって算出された前記通行料金を超える場合に、この超過した料金に関する情報を前記有料道路の前記出口を通過する車両の前記車載器へ送信しこの車載器の前記記憶手段に記憶させる手段をさらに具備することを特徴とする。
【００１５】
さらに、本発明の請求項７に係る車載器は、車両に搭載され、有料道路に設けられた料金徴収装置と間で通行料金の決済に関する無線通信を行う車載器であって、前記料金徴収装置によって前記有料道路の渋滞状況に基づき生成される渋滞情報を、前記車両の前記有料道路の走行過程において前記料金徴収装置より受信する受信手段と、前記受信手段によって受信された前記渋滞情報、前記車両の車種情報及び前記車両が前記有料道路を走行した区間を得るための走行区間情報を記憶するための記憶手段と、前記有料道路の出口を前記車両が通過する過程で前記記憶手段に記憶された前記渋滞情報、前記車種情報及び前記走行区間情報を前記料金徴収装置へ送信する送信手段と、前記送信手段によって送信された前記車種情報及び前記走行区間情報に基づいて算出された通行料金から、前記渋滞情報に基づいて算出された割引料金を差し引いた料金に関する課金情報を前記料金徴収装置より受信する手段とを具備することを特徴とする。
【００１６】
また、本発明の請求項８に係る車載器は、請求項７記載の車載器において、
前記受信手段が、渋滞の程度に応じて段階的にレベル分けされ且つ前記有料道路を複数に区画した区間毎に各々生成された渋滞情報を、前記各区間おいての車両の走行過程で受信することを特徴とする。
【００１７】
さらに、本発明の請求項９に係る車載器は、請求項７又は８記載の車載器において、前記算出された割引料金が、前記算出された通行料金を超える場合に、この超過した料金に関する情報を前記料金徴収装置より受信して前記記憶手段に記憶させる手段をさらに具備することを特徴とする。
【００１８】
上述した請求項１、４又は７に係る発明は、有料道路の渋滞状況に応じた渋滞情報を有料道路を走行する車両の車載器へ記憶させるとともに、有料道路の出口を通過する車両の車載器から、車種情報及び走行区間を得るための走行区間情報と有料道路の走行過程で記憶された当該渋滞情報とを取得し、車種情報及び走行区間情報に基づいて算出される通行料金から、渋滞情報に基づいて算出される割引料金を差し引いた料金を車両側に対して課金するものである。
【００１９】
すなわち、請求項１、４又は７に係る発明によれば、有料道路の出口において、車載器に記憶された情報から、有料道路で渋滞に遭った車両を特定することや、その車両がどの程度の渋滞に巻き込まれたのかを判断することができるとともに、渋滞の状況に応じた通行料金の割引が可能となるので、有料道路の利用価値に見合った通行料金を車両を運転するドライバから徴収することができる。
【００２０】
また、請求項２、５又は８に係る発明は、特定の車両が遭遇した渋滞の程度を有料道路を複数に区画した区間毎に得ることができるので、より正確に有料道路の利用価値に見合った通行料金を車両の運転者から収受することができる。
【００２１】
さらに、請求項３、６又は９に係る発明は、例えば有料道路の渋滞が激しい場合、つまり有料道路の利用価値が極めて低い場合等に有用であり、通行料金に対する割引料金の超過分を、次回、有料道路を利用する際の支払いに割り当てることが可能となる。
【００２２】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図１は、本発明の実施形態に係る料金収受システムとしてのＥＴＣシステムを概略的に示すブロック図である。
【００２３】
同図に示すように、このＥＴＣシステム２は、有料道路の走行車線（本線）に沿って複数設けられたインタチェンジ内にそれぞれ設置されている入口料金所装置４及び出口料金所装置６、有料道路の走行車線の渋滞状況を検出するための渋滞検出装置８、並びにこれらの装置を統括的に制御するホストコンピュータ１０からなる料金徴収装置１２と、この料金徴収装置１２との間で通行料金の決済に関する情報をやり取りする車両１４に搭載された車載器（ＯＢＵ：On Board Unit）１６とで実現されている。
【００２４】
入口料金所装置４、出口料金所装置６及び渋滞検出装置８には、それぞれ入口アンテナ１８、出口アンテナ２０及び渋滞信号アンテナ２２がそれぞれ設けられている。これらのアンテナ１８、２０、２２と車載器１６が備える車載器アンテナ２４との間で無線通信が行われる。
【００２５】
車載器１６には、後述するカード収容部が設けられており、ＩＣカード２６が装着される。車載器１６とＩＣカード２６との間での情報の受渡しは、ＩＣカード２６の内部に実装されているＥＥＰＲＯＭやフラッシュメモリ等のメモリ素子を通じて車載器１６本体との間で情報をやり取りする。これに対し、入口及び出口料金所装置４、６及び渋滞検出装置８と車載器１６との間での情報の受渡しは、それぞれ内部のダイナミックＲＡＭ等のバッファメモリに記憶されている情報を無線で通信する。
【００２６】
車載器１６は、車両１４内部の例えば助手席側のインナーパネル上に設置され、図２に示すように、カード収容部２８と、ＩＣカード２６とのインタフェース部３０と、このインタフェース部３０を通じて読出した情報を処理するとともに処理結果をメモリ３２に記憶するＩＣカード処理部３４と、メモリ３２に記憶されている情報を車載器アンテナ２４から送信するとともに車載器アンテナ２４で受信した情報をメモリ３２に記憶させるための無線制御部３６と、ユーザに操作されるテンキー、指定キー、実行キー、イジェクトボタン等を備えた操作部３８と、入口及び出口料金所装置４、６及び渋滞検出装置８より受信した情報を可視的に表示する表示部４０と、同様に入口及び出口料金所装置４、６及び渋滞検出装置８より受信した情報の音声案内を行う音声発生部４２と、各部を統括して制御する制御部４４とから構成されている。メモリ３２には、この車載器１６が搭載される車両１４の車長・車高・軸数・重量・用途・特長等の他、車両１４の車両種別、車載器毎に固有の車載器ＩＤ番号、並びに車両１２の登録番号等からなる車両情報が予め記憶されている。
【００２７】
ＩＣカード２６は、図３に示すように、フラッシュメモリ４６と、車載器１６のインタフェース部３０との間でデータのやり取りを行うインタフェース部４８と、このインタフェース部４８及びフラッシュメモリ４６を制御するＣＰＵ５０とを備えている。フラッシュメモリ４６には、ユーザの預託金の口座番号、障害者割引適用の可否等を示す特殊契約情報、及び契約の有効期限等の決済情報が記憶されている。さらに、フラッシュメモリ４６には、ＩＣカード２６を特定するためのカードＩＤ番号が予め記憶されており、車両１４が入口料金所を通過する際に、通過日時、料金所ゲートを特定するための料金所番号、車両１４の車種、及びカード残額等の通行履歴情報がＩＣカード２６のこのカードＩＤ番号に関連付けられて記憶される。また、このＩＣカード２６は、車載器１６本体に挿入されると、車載器１６との信号のやり取りで車載器１６の正当性を確認して初めて車載器１６に対し決済情報等を送信する。
【００２８】
このようなＥＴＣシステム２では、車載器１６を搭載した車両１４（以下、「ＥＴＣ」車という）と車載器１６を搭載していない車両（以下、「非ＥＴＣ車」という）とが混在して、インターチェンジの入口料金所及び出口料金所を通過することになるため、それぞれの車両に応じた料金収受が行われる。
【００２９】
すなわち、入口料金所では、非ＥＴＣ車に対しては磁気カード等の通行券を発行し、ＥＴＣ車に対しては入口料金所装置４による無線通信によって、車両１４が走行した走行区間を得るための走行区間情報となる入口料金所番号並びに例えば車種検出装置によって検出された車種からなる入口情報を、ＥＴＣ車の車載器１６本体のメモリ３２及び車載器１６に装着されたＩＣカード２６に記憶させるように制御する。
【００３０】
一方、出口料金所では（渋滞検出装置８の処理結果を除く）、非ＥＴＣ車の運転者からは通行券を受取り通行券読取機で処理して人為的に通行料金の精算を行い、ＥＴＣ車に対しては、出口料金所装置６により無線通信で、ＥＴＣ車の車載器１６のＩＣカード２６から入口料金所番号及び車種からなる入口情報を読出し、この読出した情報に基づいて通行料金が算出され、さらにホストコンピュータ１０への口座引落とし要求等が行われる。ここで、ＩＣカード２６は、ＩＤ番号が運転者の銀行の預託金の口座番号等の顧客情報に関連付けられており、クレジットカード又はプリペイドカードに類似したかたちで利用されることになる。
【００３１】
次に、本実施形態に係るＥＴＣシステム２に設けられている前述した渋滞検出装置８について説明する。なお、交信の対象をＥＴＣ車に集約して説明を行う。
渋滞検出装置８は、図４に示すように、有料道路の走行車線５２を複数に区画した区間Ａ、Ｂ、Ｃ毎に渋滞状況を各々検出する交通管制モニタ５４と、この交通管制モニタ５４によって検出された区間Ａ、Ｂ、Ｃ毎の渋滞の程度に応じて段階的にレベル分けされた渋滞情報を生成する渋滞信号制御装置５６と、区間Ａ、Ｂ、Ｃ毎にそれぞれ設置され、渋滞信号制御装置５６の制御下で、区間毎に生成された渋滞情報を、各区間を走行する車両１４の車載器１６へ送信するための渋滞信号アンテナ２２ａ、２２ｂ、２２ｃ…２２ｎとから構成されている。
【００３２】
交通管制モニタ５４には、渋滞を検知するために区間Ａ、Ｂ、Ｃ毎に設置されたセンサが接続されている。各センサは、区間毎の映像、車両の速度、車両の台数等を捕捉し、リアルタイムで交通管制モニタ５４に送信する。交通管制モニタ５４は、各センサから送信されてくる情報に基づいて、渋滞の状況を判定する。本実施形態では、交通管制モニタ５４によって区間Ａが「渋滞なし」、区間Ｂが「軽度の渋滞」、区間Ｃが「重度の渋滞」であると判定されている。
【００３３】
渋滞信号制御装置５６は、装置内に電力を供給する電源部５８と、交通管制モニタ５４との間で渋滞に関するデータをやり取りするための交通管制モニタＩ／Ｆ（インタフェース）部６０と、渋滞信号アンテナ２２ａ、２２ｂ…２２ｎがそれぞれ接続される渋滞信号アンテナＩ／Ｆ（インタフェース）部６２（６２ａ、６２ｂ…６２ｎ）と、ＣＰＵ６４の制御下で、交通管制モニタ５４から通知される区間Ａ、Ｂ、Ｃ毎に渋滞状況に応じた渋滞情報としての渋滞ポイント数を生成するとともに、生成した区間Ａ、Ｂ、Ｃ毎の渋滞ポイント数を、渋滞信号アンテナ２２ａ、２２ｂ…２２ｎ毎に固有の識別情報を関連付けて送信するためのプログラムが実行されるメモリ６６とから構成されている。
【００３４】
本実施形態では、交通管制モニタ５４によって「渋滞なし」と判定された区間Ａの渋滞信号アンテナ２２ａからは、例えば、アンテナ識別情報が「Ａ」であり且つ渋滞ポイント数が「０」である渋滞信号が、また「軽度の渋滞」と判定された区間Ｂの渋滞信号アンテナ２２ｂからは、アンテナ識別情報が「Ｂ」であり、且つ渋滞ポイント数が「１」である渋滞信号が、さらに、「重度の渋滞」と判定された区間Ｃの渋滞信号アンテナ２２ｃからは、アンテナ識別情報が「Ｃ」であり且つ渋滞ポイント数が「１０」である渋滞信号が、各区間を走行している車両の車載器１６へ送信される。車載器１６は、異なるアンテナ識別情報が関連付けられていた渋滞ポイント数をそれぞれ加算し割引ポイント数としてＩＣカード１６に記憶する。なお、渋滞の状況をより細かく分析するようにして渋滞ポイント数を例えば「１〜９９」段階等に分けてセットしてもよい。また、区間毎に設置された各渋滞信号アンテナ２２は、できるだけ各区間を走行する車両の車載器にのみ渋滞信号が受信されるように、設置位置又は送信出力が予め調整されている。
【００３５】
出口料金所装置６は、出口料金所を通過する車両の車載器から受信した車種情報及び入口料金所番号からなる入口情報に基づいて通行料金を算出する一方、当該車載器から受信した割引ポイント数に基づいて割引料金を算出し、これら算出された通行料金から、割引料金を差し引いた料金を車両１４の運転者に対して課金する。
【００３６】
上述した各渋滞信号アンテナ６２からＥＴＣ信号として送信される渋滞信号に関するフォーマット６８は、入口アンテナ１８、出口アンテナ２０からそれぞれＥＴＣ信号として送信される入口信号、出口信号と渋滞信号とを差別化するための種別コード情報７０と、渋滞ポイント情報７２と、アンテナ識別情報７４とで主に構成される。
【００３７】
ＩＣカード２６のフラッシュメモリ４６のフォーマット７６は、車両の車種、車両１４が走行した走行区間を得るための情報となる入口料金所番号、及び入口料金所の通過時刻等が書き込まれる入口情報エリア７８と、出口料金所番号や課金額等が書き込まれる出口情報エリア８０と、顧客が契約している銀行の口座番号等が記録された顧客情報エリア８２と、異なるアンテナ識別情報が関連付けられていた渋滞ポイント数が加算され、割引ポイント数として記憶される割引ポイント数エリア８４と、アンテナ識別情報エリア８６とから主に構成されている。
【００３８】
次に、このように構成された本実施形態のＥＴＣシステム２の処理、すなわち有料道路の渋滞状況に応じた通行料金の割引処理を図８乃至図１０に示すフローチャートを用いて説明する。
【００３９】
まず、有料道路の走行車線５２を走行する車両１４を対象として行われる渋滞信号制御装置５６の処理（主に区間Ａについての渋滞検出処理）について説明する。
図８示すように、渋滞信号制御装置５６は、まず、交通管制モニタ５４から区間Ａの渋滞状況を受信し（Ｓ２）、受信した渋滞状況が「渋滞なし」を示す情報である場合には（Ｓ４）、渋滞ポイント数として「０」をセットし（Ｓ６）、また、受信した渋滞状況が「軽度の渋滞」を示す情報である場合には（Ｓ８）、渋滞ポイント数として「１」をセットし（Ｓ１０）、さらに、受信した渋滞状況が「重度の渋滞」を示す情報である場合には（Ｓ１２）、渋滞ポイント数として「１０」をセットする（Ｓ１４）。
【００４０】
次に、渋滞信号制御装置５６は、区間Ａに設置された渋滞信号アンテナ２２ａ固有のアンテナ識別番号「Ａ」をセットするとともに（Ｓ１６）、このアンテナ識別番号「Ａ」を、渋滞状況に応じてセットされた渋滞ポイント数に関連付け（Ｓ１８）、区間Ａを走行する車両の車載器１６へ送信する（Ｓ２０）。渋滞信号制御装置５６は、この後、区間Ｂ→区間Ｃ→区間Ａの順にこのような処理を繰り返す。車載器１６は、異なるアンテナ識別情報が関連付けられていた渋滞ポイント数を加算し割引ポイント数としてＩＣカード１６に記憶する。
【００４１】
次に、入口料金所装置４、出口料金所装置６及び渋滞検出装置の各々と情報をやり取りする車載器１６の処理について説明する。
図９に示すように、まず、車載器１６は、受信したＥＴＣ信号の種別コードをチェックし、渋滞信号であるか否かを判断する（Ｓ２２）。渋滞信号でないことを認識した場合には（Ｓ２２のＮＯ）、受信したＥＴＣ信号が出口信号であるか否かをチェックし（Ｓ２４）、出口信号でもないと判断した場合には（Ｓ２４のＮＯ）、ＥＴＣ入口処理を行う（Ｓ２６）。すなわち、車種検出装置等によって検出された当該車載器１６を搭載する車両１４の車種情報、及び入口料金所番号を入口料金所装置４から受信し、車載器のメモリ３２及びＩＣカード２６のフラッシュメモリ４６に記録する。
【００４２】
一方、車載器１６は、受信したＥＴＣ信号が出口信号であると判断した場合には（Ｓ２４のＹＥＳ）、ＥＴＣ入口処理を行う（Ｓ２６）。すなわち、車載器１６は、有料道路の走行過程において、渋滞検出装置８を通じてＩＣカード２６に記憶された割引ポイント情報を、入口料金所で得た車種情報及び入口料金所番号とともに出口料金所装置６に送信する（Ｓ２８）。
【００４３】
さらに、割引ポイント数に基づいて算出された割引料金が、車種情報及び入口料金所番号に基づいて算出された通行料金を超える場合には、車載器１６は、この料金の超過分に相当する残割引ポイント数を出口料金所装置６より受信し、ＩＣカード２６に記録する（Ｓ３０）。この後、車載器１６は、ＩＣカード２６のフラッシュメモリ４６内のアンテナ識別情報エリア８６に記録されたアンテナ識別情報を消去する（Ｓ３２）。
【００４４】
また、車載器１６は、受信したＥＴＣ信号が渋滞信号であることを認識した場合には（Ｓ２２のＹＥＳ）、渋滞情報を収集するための処理を行う。すなわち、車載器１６は、ＩＣカード２６のアンテナ識別情報エリア８６に記録されたアンテナ識別情報を読み出し（Ｓ３４）、読み出したアンテナ識別情報と、受信した渋滞信号のアンテナ識別情報とを比較する（Ｓ３６）。車載器１６は、読み出したアンテナ識別情報の中に受信した渋滞信号のアンテナ識別情報が存在することを確認した場合には、処理を行わず（Ｓ３６のＹＥＳ）、渋滞信号のアンテナ識別情報が存在しないことを確認した場合には（Ｓ３６のＮＯ）、この渋滞信号のアンテナ識別情報に関連付けられていた渋滞ポイント数をＩＣカード１６に記憶されている割引ポイント数に加算し（Ｓ３８）、ＩＣカード１６の割引ポイント数を更新するとともに、この受信した渋滞信号のアンテナ識別情報をＩＣカード２６のアンテナ識別情報エリア８６に記録する（Ｓ４０）。
【００４５】
さらに、出口料金所装置６が行う通行料金の割引処理について説明する。
図１０に示すように、出口料金所装置６は、まず、有料道路の出口料金所を通過しようとする車両１４の車載器１６より、ＩＣカード２６に記録された顧客情報に加え、入口情報としての車種情報及び入口料金所番号並びに割引ポイント数を受信する（Ｓ４２）。次に、出口料金所装置６は、受信した車種情報及び入口料金所番号に基づいて通行料金を算出するとともに（Ｓ４４）、受信した割引ポイント数に例えば金額「１０円」をかけ、割引料金を算出する（Ｓ４６）。出口料金所装置６は、算出した通行料金と割引料金とを比較し（Ｓ４８）、割引料金が通行料金を超えていることを確認した場合には（Ｓ４８のＹＥＳ）、車両１４の運転者に対しての課金処理を行わず（Ｓ５０）、さら通行料金に対するこの割引料金の超過分に相当する残割引ポイント数を算出する。すなわち、残割引ポイント数は、通行料金を例えば金額「１０円」で割ったポイント数を、受信した割引ポイント数より減算して得る（Ｓ５２）。
【００４６】
一方、出口料金所装置６は、割引料金が通行料金を超えていないことを確認した場合には（Ｓ４８のＮＯ）、通行料金から割引料金を減算して請求金額を算出するとともに（Ｓ５４）、車載器１６のＩＣカード２６に記録されていた全割引ポイント数を消去する（Ｓ５６）。この後、出口料金所装置６は、ホストコンピュータ１０を介してＩＣカード２６のＩＤ番号等に関連付けられた顧客の銀行の預託金の口座より、上記算出した請求金額を引き落とすための課金処理を行うとともに（Ｓ５８）、車載器１６に対し、出口料金所番号や出口通過時間等の情報を含む出口情報、請求金額、通行料金、割引料金、並びに割引料金が通行料金を超えてた場合の残割引ポイント数等を送信し、出口処理を完了する（Ｓ６０）。
【００４７】
このように、本実施形態に係るＥＴＣシステム２は、有料道路の渋滞状況に応じた渋滞情報（渋滞ポイント数）を有料道路の走行車線５２を走行する車両の車載器１６へ割引ポイント数として記憶させるとともに、有料道路の出口料金所を通過する車両の車載器１６から、車種情報及び車両が実際に走行した走行区間を得るための入口料金所番号と有料道路の走行過程で記憶された割引ポイント数とを取得し、車種情報及び入口料金所番号に基づいて算出される通行料金から、割引ポイント数に基づいて算出される割引料金を差し引いた料金を車両の運転者に対して課金するものである。
【００４８】
すなわち、本実施形態に係るＥＴＣシステム２によれば、有料道路の出口料金所において、車載器１６のＩＣカード２６に記憶された情報から、有料道路で渋滞に遭った車両を特定することや、その車両がどの程度の渋滞に巻き込まれたのかを判断することができるとともに、渋滞の状況に応じた通行料金の割引が可能となるので、有料道路の利用価値に見合った通行料金を車両を運転するドライバから徴収することができる。
【００４９】
また、本実施形態に係るＥＴＣシステム２によれば、特定の車両が遭遇した渋滞の程度を有料道路を複数に区画した区間毎に得ることができるので、より正確に有料道路の利用価値に見合った通行料金を車両の運転者から徴収することができる。
さらに、本実施形態に係るＥＴＣシステム２によれば、例えば有料道路の渋滞が激しい場合、つまり有料道路の利用価値が極めて低い場合等では、割引料金が通行料金を超えるように各料金の算出条件が設定されているとともに、割引料金が通行料金を超えた場合の超過分を、残割引ポイントとして車両側に実質的に返金するので、この残割引ポイントを当該車両を運転するドライバが、次回、有料道路を利用する際の支払いに割り当てることができる。
【００５０】
以上、本発明を実施の形態により具体的に説明したが、本発明は前記実施形態にのみ限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、本実施形態では、主に、走行距離に応じた通行料金を後払いするクローズシステムの有料道路に対して本発明が適用されていたが、勿論、均一料金を先払いするオープンシステムの有料道路にも本発明を適用することが可能であり、この場合、入口料金所で徴収した通行料金の一部を渋滞に遭遇した車両側へ出口料金所において返金するようにシステムを構成すること等で実現可能となる。
【００５１】
また、本実施形態のＥＴＣシステム２は、有料道路の渋滞状況を検出し、この渋滞の程度に応じて通行料金の割引を実施するものであったが、この他に有料道路における車両の走行環境、つまり、路面が凍結している場合、強風が吹いている場合、路面に積雪がある場合等、これらの走行環境を検出し検出されたこの環境条件に応じて通行料金の割引を実施できるようにＥＴＣシステムを構成してもよい。
【００５２】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項１、４又は７に係る発明によれば、有料道路の出口において、車載器に記憶された渋滞情報から、この車載器の搭載車両が有料道路で渋滞に遭ったか否か（渋滞に遭遇した車両の特定）、並びにその車両がどの程度の渋滞に巻き込まれたのかを判断することができるとともに、渋滞の状況に応じた通行料金の割引が可能となるので、有料道路の利用価値に見合った通行料金を車両側から徴収することができる。
【００５３】
また、請求項２、５又は８に係る発明によれば、特定の車両が遭遇した渋滞の程度を有料道路を複数に区画した区間毎に得ることができるので、より正確に有料道路の利用価値に見合った通行料金を車両側から徴収することができる。
【００５４】
さらに、請求項３、６又は９に係る発明は、例えば有料道路の渋滞が激しい場合、つまり有料道路の利用価値が極めて低い場合等に有用であり、通行料金に対する割引料金の超過分を、次回、有料道路を利用する際の支払いに割り当てることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施形態に係るＥＴＣシステムを概略的に示すブロック図である。
【図２】図１のＥＴＣシステムを構成する車載器を示すブロック図である。
【図３】図２の車載器に装着されるＩＣカードの構成を示すブロック図である。
【図４】図１のＥＴＣシステムを構成する渋滞検出装置の機能を説明するための図である。
【図５】図４の渋滞検出装置を構成する渋滞信号制御装置を示すブロック図である。
【図６】図５の渋滞信号制御装置によって生成される渋滞信号のデータフォーマットを示す図である。
【図７】図３のＩＣカードのフラッシュメモリのフォーマットを示す図である。
【図８】図５の渋滞信号制御装置の処理を示すフローチャートである。
【図９】図２の車載器の処理を示すフローチャートである。
【図１０】図１の料金収受システムを構成する出口料金所装置の処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
２…ＥＴＣシステム、４…入口料金所装置、６…出口料金所装置、８…渋滞検出装置、１０…ホストコンピュータ、１２…料金徴収装置、１４…車両、１６…車載器、２２（２２ａ、２２ｂ、２２ｃ…２２ｎ）…渋滞信号アンテナ、２６…ＩＣカード、３２…車載器のメモリ、４６…ＩＣカードのフラッシュメモリ、５２…有料道路の走行車線、５４…交通管制モニタ、５６…渋滞信号制御装置、６６…渋滞信号制御装置のメモリ、６８…渋滞信号に関するフォーマット、７０…渋滞信号の種別コード情報、７２…渋滞ポイント情報、７４…アンテナ識別情報、７６…ＩＣカードのフォーマット、８４…割引ポイント数エリア、８６…アンテナ識別情報エリア。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a toll collection method, a toll collection system, and an in-vehicle device used on a toll road or the like.
[0002]
[Prior art]
In recent years, on toll roads such as expressways, a non-stop automatic toll collection system (Electronic Toll Collection System: ETC system) that automatically settles tolls using wireless communication has entered the practical stage.
[0003]
The ETC system has a wireless communication function and is equipped with a vehicle-mounted device on which an IC card that stores information such as a user's personal ID, vehicle registration number, vehicle type, and toll road entrance / exit is mounted. The toll is settled by wireless communication between the vehicle-mounted device and an entrance / exit toll gate device provided at each toll gate at the entrance / exit of the toll road.
[0004]
That is, the entrance toll gate device writes the entrance information to the on-vehicle device by wireless communication at the entrance, while the exit toll gate device acquires the entrance information, vehicle information, etc. from the on-vehicle device by wireless communication at the exit and calculates the toll Then, it makes an account withdrawal request to a host computer or the like, which is a host device. Here, the IC card attached to the vehicle-mounted device is similar to a credit card or prepaid card by, for example, associating the ID number of this card with the account number of the deposit of the user's bank in advance. Used.
[0005]
In this way, ETC systems that can automatically settle tolls will become the mainstream toll collection system on toll roads in the future, considering the convenience of cashless and the ease of congestion near toll gates. It is expected to become.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
Today, there is a demand for the spread of ETC systems with such many advantages. In order to promote the full-scale introduction of ETC systems, in addition to automatic payments by wireless communication, Service is expected.
[0007]
Here, in the current toll collection system, even when the toll road is congested and the utility value is low, the same toll is collected as in the case where the toll road is free. In other words, it is difficult for the current system to identify a vehicle that has encountered a traffic jam, to determine how much traffic the vehicle has been involved in, and to carry out discounts on tolls, for example. It is. Therefore, there is a request to give the ETC system a service that can collect tolls according to traffic conditions.
[0008]
The present invention has been made to solve the above-mentioned problems. For example, by taking into account the case where a toll road is congested, a toll collection that can collect from the vehicle a toll that matches the use value of the toll road. A method, a fee collection system, and an in-vehicle device are provided.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a toll collection method according to claim 1 of the present invention collects a toll by wireless communication between an onboard device mounted on a vehicle and a toll collection device provided on a toll road. A toll collection method, wherein the toll collection device detects a traffic jam condition on the toll road and generates traffic jam information corresponding to the traffic jam situation; and the vehicle that travels the generated traffic jam information on the toll road Transmitting from the toll-collecting device to the on-board device, receiving the traffic information transmitted from the toll-collecting device at the on-vehicle device of the vehicle traveling on the toll road, and storing the toll road The traffic information stored in the vehicle-mounted device of the vehicle passing through the exit, the vehicle type information stored in the vehicle-mounted device of the vehicle, and travel section information for obtaining a section where the vehicle traveled on the toll road, A step of transmitting from the in-vehicle device to the toll collecting device, a step of calculating a toll based on the vehicle type information and the travel section information received by the toll collecting device, and the received by the toll collecting device A vehicle that calculates a discount fee for the toll based on traffic jam information, and a vehicle that passes the exit of the toll road by the toll collection device by subtracting the discount fee from the calculated toll And charging a fee.
[0010]
The fee collection method according to claim 2 of the present invention is the fee collection method according to claim 1, wherein the congestion information classified in stages according to the degree of the congestion is generated in the step of generating the congestion information. In the step of generating each of the toll roads divided into a plurality of sections and transmitting the traffic jam information to the vehicle-mounted device, the traffic information generated for each of the sections is used for the vehicle mounted on the vehicle traveling in each section. It transmits to a device.
[0011]
Furthermore, the fee collection method according to claim 3 of the present invention is the fee collection method according to claim 1 or 2, The discount fee calculated in the step of calculating the discount fee is the same as the toll calculated in the step of calculating the toll fee. If it exceeds, the information on the excess charge is transmitted to the vehicle-mounted device of the vehicle passing through the exit of the toll road and stored in the vehicle-mounted device. Further comprising a step of And features.
[0012]
The toll collection system according to claim 4 of the present invention is a toll collection system having an on-vehicle device mounted on a vehicle and a toll collection device provided on a toll road, wherein the on-vehicle device collects the toll collection. Congestion information transmitted from the device side, vehicle type information of the vehicle, and travel section information for obtaining a section of the toll road on which the vehicle traveled can be stored, and the traffic congestion information stored in the storage means And a means for transmitting the vehicle type information and the travel section information, and the toll collection device detects a traffic jam situation on the toll road and generates the traffic jam information corresponding to the traffic jam situation; A traffic jam information transmitting means for transmitting the traffic jam information generated by the traffic jam information generating means to the vehicle-mounted device of the vehicle traveling on the toll road; and a vehicle passing through the exit of the toll road A receiving means for receiving the traffic jam information, the vehicle type information and the travel section information stored in the vehicle-mounted device, and a toll is calculated based on the vehicle type information and the travel section information received by the receiving means. A toll fee calculating means, a discount fee calculating means for calculating a discount fee for the toll fee based on the traffic jam information received by the receiving means, and a toll fee calculated by the toll fee calculating means. And charging means for charging the vehicle passing through the exit of the toll road with a charge obtained by subtracting the discount charge calculated by the discount charge calculation means.
[0013]
Furthermore, the toll collection system according to claim 5 of the present invention is the toll collection system according to claim 4, wherein the traffic jam information generating means outputs the traffic jam information classified in stages according to the level of the traffic jam. The traffic information is generated for each section obtained by dividing the road into a plurality of sections, and the traffic information transmitting unit transmits the traffic information generated for each section to the vehicle-mounted device of the vehicle traveling in each section. And
[0014]
The fee collection system according to claim 6 of the present invention is the fee collection system according to claim 4 or 5, wherein Discount price Calculated by the calculating means Discount price But said Toll Calculated by the calculating means Toll The vehicle is further provided with means for transmitting the information about the surcharge to the vehicle-mounted device of the vehicle passing through the exit of the toll road and storing the information in the storage device of the vehicle-mounted device.
[0015]
Furthermore, the vehicle-mounted device according to claim 7 of the present invention is a vehicle-mounted device that is mounted on a vehicle and performs wireless communication related to settlement of tolls with a fee collection device provided on a toll road, wherein the fee collection device Receiving means for receiving traffic information generated based on traffic conditions on the toll road from the toll collection device in the travel process of the toll road of the vehicle, the traffic information received by the receiving means, and the vehicle Storage means for storing vehicle type information and travel section information for obtaining a section on which the vehicle traveled on the toll road, and stored in the storage means in the process of passing the exit of the toll road Transmitting means for transmitting the traffic jam information, the vehicle type information and the travel section information to the toll collection device; the vehicle type information transmitted by the transmission means; and the travel area From toll calculated on the basis of the information, characterized by comprising means for receiving from the accounting information the fee collection device Pricing minus discounted rates calculated based on the congestion information.
[0016]
Moreover, the onboard equipment which concerns on Claim 8 of this invention is the onboard equipment of Claim 7,
The receiving means receives the traffic information that is classified in stages according to the degree of traffic congestion and that is generated for each section that divides the toll road into a plurality of sections in the course of traveling of the vehicle in each section. It is characterized by that.
[0017]
Furthermore, the vehicle-mounted device according to claim 9 of the present invention is the vehicle-mounted device according to claim 7 or 8, The calculated discount fee is the calculated toll fee. In the case of exceeding, it further comprises means for receiving information on the excess charge from the charge collection device and storing it in the storage means.
[0018]
The invention according to claim 1, 4, or 7 described above stores the traffic information corresponding to the traffic congestion state of the toll road in the in-vehicle device of the vehicle traveling on the toll road and the on-vehicle device of the vehicle passing through the exit of the toll road. From the toll calculated based on the vehicle type information and the travel section information, the traffic information is obtained from the vehicle section information and the travel section information for obtaining the travel section and the traffic information stored in the toll road travel process. The vehicle side is charged with a charge obtained by subtracting the discount charge calculated based on the above.
[0019]
That is, according to the invention according to claim 1, 4 or 7, at the exit of the toll road, from the information stored in the vehicle-mounted device, it is possible to identify the vehicle that has been congested on the toll road, and to what extent the vehicle is It is possible to determine whether the vehicle was involved in a traffic jam and tolls can be discounted according to the traffic jam conditions, so a toll that matches the usage value of the toll road is collected from the driver driving the vehicle be able to.
[0020]
In addition, the invention according to claim 2, 5 or 8 can obtain the degree of traffic congestion encountered by a specific vehicle for each section in which the toll road is divided into a plurality of sections, and therefore more accurately matches the utility value of the toll road. Tolls can be collected from the driver of the vehicle.
[0021]
Furthermore, the invention according to claim 3, 6 or 9 is useful, for example, when there is heavy traffic on toll roads, that is, when the use value of toll roads is extremely low. It becomes possible to allocate to the payment when using the toll road.
[0022]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a block diagram schematically showing an ETC system as a toll collection system according to an embodiment of the present invention.
[0023]
As shown in the figure, the ETC system 2 includes an entrance toll gate device 4 and an exit toll gate device 6 installed in a plurality of interchanges along a toll road lane (main line), A traffic congestion detection device 8 for detecting a traffic congestion situation on a road lane and a toll collection device 12 comprising a host computer 10 that controls these devices in an integrated manner, This is realized by an on-board unit (OBU: On Board Unit) 16 mounted on a vehicle 14 that exchanges information related to settlement.
[0024]
The entrance toll gate device 4, the exit toll gate device 6 and the traffic jam detection device 8 are respectively provided with an entrance antenna 18, an exit antenna 20 and a traffic jam signal antenna 22. Wireless communication is performed between these antennas 18, 20, and 22 and the vehicle-mounted device antenna 24 included in the vehicle-mounted device 16.
[0025]
The vehicle-mounted device 16 is provided with a card accommodating portion to be described later, and an IC card 26 is attached. Information is exchanged between the vehicle-mounted device 16 and the IC card 26 by exchanging information with the vehicle-mounted device 16 main body through a memory element such as an EEPROM or a flash memory mounted in the IC card 26. On the other hand, information is transferred between the entrance and exit tollgate devices 4 and 6 and the traffic jam detection device 8 and the vehicle-mounted device 16 by wirelessly storing information stored in a buffer memory such as an internal dynamic RAM. connect.
[0026]
The vehicle-mounted device 16 is installed on, for example, an inner panel on the passenger seat side inside the vehicle 14, and as shown in FIG. 2, reading is performed through the interface unit 30 for the card storage unit 28 and the IC card 26, and the interface unit 30. The IC card processing unit 34 for processing the received information and storing the processing result in the memory 32, and transmitting the information stored in the memory 32 from the onboard antenna 24 and receiving the information received by the onboard antenna 24 in the memory 32. Received from the wireless control unit 36 for storing, the operation unit 38 having a numeric keypad, designation key, execution key, eject button, etc. operated by the user, the entrance and exit tollgate devices 4 and 6 and the congestion detection device 8 Information received from the entrance and exit tollgate devices 4 and 6 and the traffic jam detection device 8 in the same manner. A voice generating unit 42 for performing voice guidance, and a control unit 44 which controls all the units. In the memory 32, in addition to the vehicle length, vehicle height, number of axes, weight, application, features, etc. of the vehicle 14 on which the vehicle-mounted device 16 is mounted, the vehicle type of the vehicle 14 and the vehicle-mounted device ID number unique to each vehicle-mounted device In addition, vehicle information including a registration number of the vehicle 12 and the like is stored in advance.
[0027]
As shown in FIG. 3, the IC card 26 includes a flash memory 46, an interface unit 48 that exchanges data with the interface unit 30 of the vehicle-mounted device 16, and a CPU 50 that controls the interface unit 48 and the flash memory 46. And. The flash memory 46 stores the account number of the user's deposit, special contract information indicating whether or not the disability discount can be applied, and settlement information such as the contract expiration date. Further, a card ID number for specifying the IC card 26 is stored in the flash memory 46 in advance, and when the vehicle 14 passes through the entrance toll gate, the passing date and time and the fee for specifying the toll gate. The traffic history information such as the station number, the vehicle type of the vehicle 14, and the card remaining amount is stored in association with the card ID number of the IC card 26. Further, when the IC card 26 is inserted into the vehicle-mounted device 16 main body, the payment information and the like are transmitted to the vehicle-mounted device 16 only after the validity of the vehicle-mounted device 16 is confirmed by exchanging signals with the vehicle-mounted device 16.
[0028]
In such an ETC system 2, a vehicle 14 (hereinafter referred to as “ETC” vehicle) equipped with the vehicle-mounted device 16 and a vehicle (hereinafter referred to as “non-ETC vehicle”) not equipped with the vehicle-mounted device 16 are mixed. Since it passes through the entrance toll gate and the exit toll gate of the interchange, the toll collection corresponding to each vehicle is performed.
[0029]
That is, at the entrance toll gate, a pass ticket such as a magnetic card is issued for a non-ETC vehicle, and for the ETC vehicle, a travel section in which the vehicle 14 travels is obtained by wireless communication by the entrance toll gate device 4. The toll gate number as the travel section information and the entrance information including the vehicle type detected by the vehicle type detection device are stored in the memory 32 of the in-vehicle device 16 body of the ETC vehicle and the IC card 26 mounted on the on-vehicle device 16. To control.
[0030]
On the other hand, at the exit toll gate (excluding the processing result of the traffic jam detection device 8), the driver receives a toll from a non-ETC car driver and processes it with a toll ticket reader to artificially settle the toll, In response to this, the exit toll gate device 6 wirelessly communicates and reads the entrance toll gate number and the vehicle type entrance information from the IC card 26 of the vehicle-mounted device 16 of the ETC vehicle, and calculates the toll based on the read information. Further, an account withdrawal request to the host computer 10 is made. Here, the IC card 26 has an ID number associated with customer information such as an account number of a deposit of a driver's bank, and is used in a form similar to a credit card or a prepaid card.
[0031]
Next, the above-described congestion detection device 8 provided in the ETC system 2 according to the present embodiment will be described. In addition, the object of communication will be described in an ETC vehicle.
As shown in FIG. 4, the traffic jam detection device 8 includes a traffic control monitor 54 that detects a traffic jam status for each of sections A, B, and C that divide a toll road lane 52 into a plurality of sections, and the traffic control monitor 54. A traffic jam signal control device 56 that generates traffic jam information classified in stages according to the degree of traffic jam detected for each of the sections A, B, and C, and a traffic jam signal installed for each of the sections A, B, and C. Under the control of the control device 56, it is composed of traffic jam signal antennas 22a, 22b, 22c... 22n for transmitting the traffic jam information generated for each zone to the vehicle-mounted device 16 of the vehicle 14 traveling in each zone. .
[0032]
The traffic control monitor 54 is connected to sensors installed for each of the sections A, B, and C in order to detect a traffic jam. Each sensor captures the video for each section, the speed of the vehicle, the number of vehicles, etc., and transmits it to the traffic control monitor 54 in real time. The traffic control monitor 54 determines a traffic jam based on information transmitted from each sensor. In this embodiment, the traffic control monitor 54 determines that the section A is “no traffic jam”, the section B is “mild traffic jam”, and the section C is “severe traffic jam”.
[0033]
The traffic signal control device 56 includes a power control unit 58 for supplying power to the device, a traffic control monitor I / F (interface) unit 60 for exchanging data on traffic between the traffic control monitor 54, and a traffic signal. A traffic jam signal antenna I / F (interface) unit 62 (62a, 62b,... 62n) to which the antennas 22a, 22b,... 22n are connected respectively, and sections A, B, notified from the traffic control monitor 54 under the control of the CPU 64. The number of traffic jam points as traffic jam information corresponding to the traffic jam status is generated for each C, and the traffic jam point numbers for the generated sections A, B, and C are displayed for each traffic signal antenna 22a, 22b,. The memory 66 is configured to execute a program for transmission in association with each other.
[0034]
In this embodiment, from the traffic signal antenna 22a in the section A determined as “no traffic jam” by the traffic control monitor 54, for example, the traffic jam with the antenna identification information “A” and the traffic jam point number “0”. The traffic signal from the traffic signal antenna 22b in the section B in which the signal is determined to be “mild traffic jam” further includes a traffic jam signal having the antenna identification information “B” and the traffic jam point number “1”. From the traffic jam signal antenna 22c in the section C determined to be “severe traffic jam”, a traffic jam signal having the antenna identification information “C” and the number of traffic jam points “10” indicates that the vehicle traveling in each section. It is transmitted to the vehicle-mounted device 16. The vehicle-mounted device 16 adds the number of traffic jam points associated with different antenna identification information, and stores them in the IC card 16 as the number of discount points. Note that the number of traffic jam points may be set in, for example, “1 to 99” stages so that the traffic jam situation is analyzed in more detail. In addition, the installation position or the transmission output of each congestion signal antenna 22 installed in each section is adjusted in advance so that the congestion signal is received only by the vehicle-mounted device of the vehicle traveling in each section as much as possible.
[0035]
The exit toll gate device 6 calculates the toll based on the vehicle type information received from the on-vehicle device of the vehicle passing through the exit toll gate and the entrance information consisting of the entrance toll gate number, while the discount point number received from the on-vehicle device A discount fee is calculated based on the above, and a charge obtained by subtracting the discount fee from the calculated toll is charged to the driver of the vehicle 14.
[0036]
The format 68 relating to the traffic jam signal transmitted as the ETC signal from each traffic jam signal antenna 62 described above is for differentiating the entrance signal, the exit signal and the traffic jam signal transmitted as the ETC signal from the entrance antenna 18 and the exit antenna 20, respectively. Type code information 70, traffic congestion point information 72, and antenna identification information 74.
[0037]
The format 76 of the flash memory 46 of the IC card 26 is an entrance information area 78 in which the type of vehicle, the entrance toll gate number that is information for obtaining the travel section in which the vehicle 14 traveled, the passage time of the entrance toll gate, and the like are written. The exit information area 80 in which the exit toll gate number and the billing amount are written, the customer information area 82 in which the account number of the bank with which the customer has a contract, etc. are recorded, and the traffic jams associated with different antenna identification information It consists mainly of a discount point number area 84 in which the number of points is added and stored as a discount point number, and an antenna identification information area 86.
[0038]
Next, the processing of the ETC system 2 of the present embodiment configured as described above, that is, the toll discount processing according to the traffic congestion situation on the toll road will be described with reference to the flowcharts shown in FIGS.
[0039]
First, the process of the traffic jam signal control device 56 (mainly the traffic jam detection process for the section A) performed for the vehicle 14 traveling on the toll road lane 52 will be described.
As shown in FIG. 8, the traffic jam signal controller 56 first receives the traffic status of the section A from the traffic control monitor 54 (S2), and when the received traffic status is information indicating “no traffic jam” ( S4), “0” is set as the number of traffic points (S6), and “1” is set as the number of traffic points when the received traffic status is information indicating “light traffic” (S8). If the received traffic condition is information indicating “severe traffic jam” (S12), “10” is set as the number of traffic jam points (S14).
[0040]
Next, the traffic jam signal controller 56 sets an antenna identification number “A” unique to the traffic jam signal antenna 22a installed in the section A (S16), and sets this antenna identification number “A” according to the traffic jam situation. In association with the set number of traffic jam points (S18), the information is transmitted to the vehicle-mounted device 16 of the vehicle traveling in the section A (S20). Thereafter, the traffic jam signal controller 56 repeats such processing in the order of section B → section C → section A. The vehicle-mounted device 16 adds the number of traffic jam points associated with different antenna identification information and stores it in the IC card 16 as the number of discount points.
[0041]
Next, processing of the vehicle-mounted device 16 that exchanges information with each of the entrance toll gate device 4, the exit toll gate device 6, and the traffic jam detection device will be described.
As shown in FIG. 9, first, the vehicle-mounted device 16 checks the type code of the received ETC signal and determines whether it is a traffic jam signal (S22). If it is recognized that it is not a traffic jam signal (NO in S22), it is checked whether the received ETC signal is an exit signal (S24). If it is determined that it is not an exit signal (NO in S24). Then, ETC entrance processing is performed (S26). That is, the vehicle type information and the entrance toll gate number of the vehicle 14 on which the on-vehicle device 16 is detected detected by the vehicle type detection device or the like are received from the entrance toll gate device 4 and the on-board device memory 32 and the flash memory of the IC card 26 are received. 46.
[0042]
On the other hand, when determining that the received ETC signal is an exit signal (YES in S24), the vehicle-mounted device 16 performs ETC entrance processing (S26). That is, the in-vehicle device 16 provides the discount point information stored in the IC card 26 through the traffic jam detection device 8 in the traveling process of the toll road together with the vehicle type information obtained at the entrance toll gate and the entrance toll gate number, to the exit toll gate device 6. (S28).
[0043]
Furthermore, when the discount fee calculated based on the number of discount points exceeds the toll calculated based on the vehicle type information and the entrance toll gate number, the vehicle-mounted device 16 determines the remaining amount corresponding to the excess of the fee. The discount point number is received from the exit toll gate device 6 and recorded on the IC card 26 (S30). Thereafter, the vehicle-mounted device 16 erases the antenna identification information recorded in the antenna identification information area 86 in the flash memory 46 of the IC card 26 (S32).
[0044]
Moreover, when the onboard equipment 16 recognizes that the received ETC signal is a traffic jam signal (YES in S22), it performs a process for collecting traffic jam information. That is, the vehicle-mounted device 16 reads the antenna identification information recorded in the antenna identification information area 86 of the IC card 26 (S34), and compares the read antenna identification information with the antenna identification information of the received traffic jam signal (S36). ). If the vehicle-mounted device 16 confirms that the antenna identification information of the received traffic jam signal exists in the read antenna identification information, the on-vehicle device 16 does not perform processing (YES in S36), and the antenna identification information of the traffic jam signal exists. If it is confirmed that it is not to be performed (NO in S36), the number of traffic jam points associated with the antenna identification information of this traffic jam signal is added to the number of discount points stored in the IC card 16 (S38). The discount point number of 16 is updated, and the antenna identification information of the received traffic jam signal is recorded in the antenna identification information area 86 of the IC card 26 (S40).
[0045]
Furthermore, the toll discount processing performed by the exit toll gate device 6 will be described.
As shown in FIG. 10, the exit toll gate device 6 starts with the customer information recorded on the IC card 26 from the vehicle-mounted device 16 of the vehicle 14 that is about to pass the exit toll gate on the toll road as entrance information. Vehicle type information, entrance toll gate number and discount point number are received (S42). Next, the exit toll gate device 6 calculates the toll based on the received vehicle type information and the entrance toll gate number (S44), and multiplies the received discount point number by, for example, an amount of “10 yen” to obtain the discount fee. Calculate (S46). The exit toll gate device 6 compares the calculated toll and the discounted fee (S48), and if it is confirmed that the discounted fee exceeds the toll (YES in S48), the driver of the vehicle 14 is informed. The billing process is not performed (S50), and the remaining discount point number corresponding to the excess of the discount fee with respect to the toll is calculated. That is, the remaining discount point number is obtained by subtracting the number of points obtained by dividing the toll by, for example, the amount of money “10 yen” from the received discount point number (S52).
[0046]
On the other hand, when it is confirmed that the discount fee does not exceed the toll fee (NO in S48), the exit toll gate device 6 subtracts the discount fee from the toll fee and calculates the billed amount (S54). All discount points recorded in the IC card 26 of the vehicle-mounted device 16 are deleted (S56). Thereafter, the exit toll gate device 6 performs a billing process for withdrawing the calculated charge amount from the account of the customer's bank deposit associated with the ID number of the IC card 26 via the host computer 10. At the same time (S58), exit information including information such as exit toll booth number and exit passage time, invoice amount, toll, discount fee, and remaining discount when discount fee exceeds toll The number of points is transmitted, and the exit process is completed (S60).
[0047]
As described above, the ETC system 2 according to the present embodiment stores traffic jam information (the number of traffic jam points) according to the traffic jam situation on the toll road as a discount point number on the vehicle-mounted device 16 of the vehicle traveling on the travel lane 52 on the toll road. In addition, from the vehicle-mounted device 16 of the vehicle passing through the exit toll gate of the toll road, the vehicle type information and the entrance toll gate number for obtaining the travel section in which the vehicle actually traveled and the discount points stored in the travel process of the toll road And the vehicle driver is charged a fee obtained by subtracting the discount fee calculated based on the number of discount points from the toll fee calculated based on the vehicle type information and the entrance toll gate number. is there.
[0048]
That is, according to the ETC system 2 according to the present embodiment, from the information stored in the IC card 26 of the vehicle-mounted device 16 at the exit toll booth on the toll road, identifying a vehicle that has been congested on the toll road, It is possible to determine how much traffic the vehicle has been involved in, and discount tolls according to the traffic conditions, so that the tolls can be matched to the toll road usage value. Can be collected from the driver.
[0049]
In addition, according to the ETC system 2 according to the present embodiment, the degree of traffic congestion encountered by a specific vehicle can be obtained for each section in which a toll road is divided into a plurality of sections, so that it more accurately matches the use value of the toll road. Tolls can be collected from the driver of the vehicle.
Furthermore, according to the ETC system 2 according to the present embodiment, for example, when there is heavy traffic on a toll road, that is, when the use value of the toll road is extremely low, the calculation conditions for each fee are set so that the discount fee exceeds the toll fee. Is set, and the excess when the discount fee exceeds the toll is substantially refunded to the vehicle as a remaining discount point, so the driver who drives the vehicle will use the remaining discount point next time, It can be allocated to payment when using toll roads.
[0050]
Although the present invention has been specifically described above by the embodiments, the present invention is not limited to the above-described embodiments, and various modifications can be made without departing from the scope of the invention. For example, in the present embodiment, the present invention has been applied mainly to a closed system toll road that pays off a toll according to the travel distance. It is also possible to apply the present invention, and in this case, it is realized by configuring the system so that a part of the toll collected at the entrance toll gate is refunded at the exit toll gate to the vehicle side that encountered the traffic jam It becomes possible.
[0051]
In addition, the ETC system 2 of the present embodiment detects a traffic congestion situation on a toll road and performs a toll discount according to the degree of the traffic jam. In other words, when the road surface is frozen, when strong winds are blowing, when there is snow on the road surface, etc., it is possible to detect these driving environments and implement discounts on tolls according to the detected environmental conditions An ETC system may be configured.
[0052]
【The invention's effect】
As described above, according to the invention according to claim 1, 4 or 7, at the exit of the toll road, from the traffic jam information stored in the on-board equipment, whether the vehicle equipped with this on-board equipment has jammed on the toll road. It is possible to determine whether or not (identification of the vehicle that encountered the traffic jam) and how much traffic the vehicle was involved in, and discount the toll according to the traffic jam status. Tolls can be collected from the vehicle according to the road use value.
[0053]
Moreover, according to the invention which concerns on Claim 2, 5 or 8, since the degree of the traffic congestion which the specific vehicle encountered can be obtained for every section which divided the toll road into multiple sections, the utility value of the toll road more accurately It is possible to collect tolls commensurate with the vehicle side.
[0054]
Furthermore, the invention according to claim 3, 6 or 9 is useful, for example, when there is heavy traffic on toll roads, that is, when the use value of toll roads is extremely low. Can be allocated to pay when using toll road.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram schematically showing an ETC system according to an embodiment of the present invention.
2 is a block diagram showing an in-vehicle device constituting the ETC system of FIG. 1; FIG.
3 is a block diagram showing a configuration of an IC card mounted on the vehicle-mounted device of FIG.
4 is a diagram for explaining functions of a traffic jam detection device constituting the ETC system of FIG. 1; FIG.
5 is a block diagram showing a traffic jam signal control device that constitutes the traffic jam detection device of FIG. 4; FIG.
6 is a diagram illustrating a data format of a traffic jam signal generated by the traffic jam signal control device of FIG. 5. FIG.
7 is a diagram showing a format of a flash memory of the IC card of FIG. 3. FIG.
8 is a flowchart showing processing of the traffic jam signal control device of FIG.
9 is a flowchart showing processing of the vehicle-mounted device of FIG.
10 is a flowchart showing the processing of the exit toll gate apparatus constituting the toll collection system of FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 2 ... ETC system, 4 ... Entrance toll gate device, 6 ... Exit toll gate device, 8 ... Traffic jam detection device, 10 ... Host computer, 12 ... Charge collection device, 14 ... Vehicle, 16 ... Onboard equipment, 22 (22a, 22b) 22c ... 22n) ... Traffic jam signal antenna, 26 ... IC card, 32 ... On-board device memory, 46 ... IC card flash memory, 52 ... Toll road lane, 54 ... Traffic control monitor, 56 ... Traffic jam signal control device , 66 ... Memory of traffic jam signal control device, 68 ... Format related to traffic jam signal, 70 ... Traffic jam signal type code information, 72 ... Traffic jam point information, 74 ... Antenna identification information, 76 ... IC card format, 84 ... Number of discount points Area 86 ... Antenna identification information area.

Claims

A toll collection method for collecting a toll by wireless communication between an onboard device mounted on a vehicle and a toll collection device provided on a toll road,
Detecting the traffic situation of the toll road by the toll collection device and generating traffic information corresponding to the traffic situation;
Transmitting the generated traffic jam information from the toll collection device to the in-vehicle device of the vehicle traveling on the toll road;
Receiving and storing the traffic jam information transmitted from the toll collection device at an on-vehicle device of a vehicle traveling on the toll road; and
The traffic information stored in the vehicle-mounted device of the vehicle passing through the exit of the toll road, the vehicle type information stored in the vehicle-mounted device of the vehicle, and the travel for obtaining the section where the vehicle traveled on the toll road A step of transmitting section information from the in-vehicle device to the fee collection device;
Calculating a toll based on the vehicle type information and the travel section information received by the toll collection device;
Calculating a discount fee for the toll based on the traffic jam information received by the toll collection device;
And a fee collection method comprising: charging a vehicle obtained by subtracting a discount fee from the calculated toll to the vehicle passing through the exit of the toll road by the toll collection device.

2. The toll collection method according to claim 1, wherein, in the step of generating the traffic jam information, the traffic jam information classified in stages according to the level of traffic jam is generated for each section into which the toll road is divided into a plurality of sections. In the step of transmitting the traffic jam information to the vehicle-mounted device, the traffic congestion information generated for each section is transmitted to the vehicle-mounted device of a vehicle traveling in each section.

In the charge collection method according to claim 1 or 2,
When the discount fee calculated in the step of calculating the discount fee exceeds the toll calculated in the step of calculating the toll, information on the excess fee passes through the exit of the toll road. further toll collection method characterized that you have a step of the sending to the vehicle-mounted device Ru is stored in the vehicle-mounted device of the vehicle.

A toll collection system having an in-vehicle device mounted on a vehicle and a toll collection device provided on a toll road,
The in-vehicle device is
Storage means capable of storing traffic jam information transmitted from the toll collection device side, vehicle type information of the vehicle, and travel section information for obtaining a section of the toll road on which the vehicle has traveled;
Means for transmitting the traffic information, the vehicle type information and the travel section information stored in the storage means;
The toll collecting device is
A traffic jam information generating means for detecting the traffic jam status of the toll road and generating the traffic jam information corresponding to the traffic jam status;
A traffic jam information transmitting means for transmitting the traffic jam information generated by the traffic jam information generating means to the vehicle-mounted device of a vehicle traveling on the toll road;
Receiving means for receiving the traffic jam information, the vehicle type information and the travel section information stored in the vehicle-mounted device of the vehicle passing through the exit of the toll road;
Toll calculation means for calculating a toll based on the vehicle type information and the travel section information received by the receiving means;
Discount fee calculating means for calculating a discount fee for the toll based on the traffic jam information received by the receiving means;
Charging means for charging a vehicle that passes through the exit of the toll road by subtracting the discount fee calculated by the discount fee calculation means from the toll fee calculated by the toll fee calculation means. A toll collection system characterized by this.

In the fee collection system according to claim 4,
The traffic information generating means generates traffic information classified in stages according to the degree of traffic congestion for each section obtained by dividing the toll road into a plurality of sections, and the traffic information transmitting means is provided for each section. A toll collection system, wherein the generated traffic information is transmitted to the vehicle-mounted device of a vehicle traveling in each section.

In the fee collection system according to claim 4 or 5,
The discount the discounted rate calculated by the charge calculating means, when it exceeds the toll calculated by the toll calculation means, wherein the information relating to this excess the price for the vehicle passing through said exit of said toll road A toll collection system further comprising means for transmitting to the vehicle-mounted device and storing it in the storage device of the vehicle-mounted device.

A vehicle-mounted device that performs wireless communication related to payment of tolls with a toll collection device installed on a toll road,
Receiving means for receiving, from the toll collecting device, traffic information generated by the toll collecting device based on the toll road traffic situation on the toll road in the traveling process of the toll road of the vehicle;
Storage means for storing the traffic information received by the receiving means, vehicle type information of the vehicle, and travel section information for obtaining a section in which the vehicle traveled on the toll road;
Transmitting means for transmitting the traffic jam information, the vehicle type information and the travel section information stored in the storage means to the toll collection device in the course of the vehicle passing through the exit of the toll road;
Receiving charging information from the toll collection device by subtracting a discount fee calculated based on the traffic jam information from a toll calculated based on the vehicle type information and the travel section information transmitted by the transmitting means. The vehicle-mounted device characterized by comprising.

The vehicle-mounted device according to claim 7,
The receiving means receives the traffic information that is classified in stages according to the degree of traffic congestion and that is generated for each section that divides the toll road into a plurality of sections in the course of traveling of the vehicle in each section. In-vehicle device characterized by that.

The in-vehicle device according to claim 7 or 8,
When the calculated discount fee exceeds the calculated toll fee, the information processing device further comprises means for receiving information on the excess fee from the fee collection device and storing the information in the storage device. Onboard equipment.