JP4731770B2 - 計算機式断層写真法撮像設備の回転構成部品のバランシング - Google Patents

計算機式断層写真法撮像設備の回転構成部品のバランシング Download PDF

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    • A61B6/035Mechanical aspects of CT
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01MTESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01M1/00Testing static or dynamic balance of machines or structures
    • G01M1/30Compensating unbalance
    • G01M1/32Compensating unbalance by adding material to the body to be tested, e.g. by correcting-weights

Description

【0001】
【発明の技術的背景】
本発明は一般的には、大径の開放ボアを有し中央シャフトを備えていない比較的低速で回転する物体のバランシング(平衡調節)の方法及び装置に関し、さらに具体的には、計算機式断層写真法(CT)イメージング・システムに見られるような回転設備のバランシングの方法及び装置に関する。
【0002】
少なくとも1つの公知の計算機式断層写真法(CT)イメージング・システム構成においては、X線源がファン(扇形)形状のビームを投射し、このビームは、デカルト座標系のX−Y平面であって一般に「イメージング(撮像)平面」と呼ばれる平面内に位置するようにコリメートされる。X線ビームは患者等の被撮像物体を透過する。ビームは物体によって減弱された後に放射線検出器のアレイに入射する。検出器アレイで受光される減弱したビーム放射線の強度は、物体によるX線ビームの減弱量に依存している。アレイ内の各々の検出器素子が、検出器の位置でのビーム減弱の測定値である別個の電気信号を発生する。すべての検出器からの減弱測定値を別個に取得して透過プロファイル(断面)を形成する。
【0003】
公知の第3世代CTシステムでは、X線源及び検出器アレイは、X線ビームが物体と交差する角度が定常的に変化するように撮像平面内で被撮像物体の周りをガントリと共に回転する。一つのガントリ角度での検出器アレイからの一群のX線減弱測定値すなわち投影データを「ビュー」と呼ぶ。物体の「走査(スキャン)」は、X線源及び検出器が一回転する間に様々なガントリ角度すなわちビュー角度において形成される一組のビューで構成される。アキシャル・スキャン(軸方向走査)の場合には、投影データを処理して、物体を通して得られる2次元スライスに対応する画像を構成する。一組の投影データから画像を再構成する一つの方法は、当業界でフィルタ補正逆投影法と呼ばれている。この手法は、走査からの減弱測定値を「CT数」又は「ハンスフィールド(Hounsfield)単位」と呼ばれる整数へ変換し、これらの整数を用いて陰極線管表示器上の対応するピクセルの輝度を制御するものである。
【0004】
CTスキャナのガントリの回転速度は高まり続けており、CTスキャナは今や、分当たり120回転(RPM)の回転速度を生ずるまでになっている。速度は高まり続けるものと予想される。しかしながら、回転速度が高まるにつれて、スキャナの回転部を動的にバランシングする必要性も高まっている。
【0005】
回転設備のバランシングは新しい概念ではない。バランシング技術は十分に理解されており、様々な企業が商用のバランシング設備を生産している。しかしながら、CTイメージング・システムの設計の性質から、従来のバランシング設備がCTシステムでは作用しない幾つかの理由がある。比較的重要な理由の幾つかとして以下のものがある。
【0006】
商用の設備によってバランシングされる回転設備の殆どは中実の中央シャフト、例えば電動モータ及びファンを有している。他方、CT設備は、典型的には約700mm以上の大径の開放ボアを有している。
【0007】
殆どの回転設備では、回転部材の両端に二つの軸受けが配置されている。対照的に、CTイメージング・システムの主軸受け部材は一つの軸受けを有しているか、或いは互いに極く近接して配置されている二つの軸受けを有しているかのいずれかである。
【0008】
殆どの市販のバランシング設備は、バランシングを必要とする殆どの設備が1000RPM以上で回転するので、回転系を正確にバランシングするために100RPM以上の回転速度を必要とする。最高回転速度能力を具備していないCTイメージング・システムでは、バランシング設備が必要とする最低回転速度に至らず、最高回転速度を有するシステムで辛うじて最低値に達する。
【0009】
また、典型的な回転設備では通常、設備の二つの支持軸受けの間に設備の重心(CG)が配置されており、回転荷重の殆どが片持ち式(cantilever)になっているものは稀である。対照的に、殆どのCTイメージング・システムは、システムの主軸受け平面に対して片持ち式(overhung)荷重を有している。
【0010】
図3は、従来のバランシングを行なう一つの方法を示している。回転部材52の軸50が水平に配置されており、バランシング機械58の二つの弾性架台54及び56の間に重心CGが配置されている。バランシング機械64の結合60は、回転部材52のシャフト62に回転自在に結合されている。バランシング機械58の駆動機構64が結合60を回転させることにより、回転部材52が回転する。回転部材52の軸50の周りの重量分配が非対称であると、弾性架台54及び56の両方の並進運動が生ずる。バランシング機械58は、加速度計65及び66を介して、弾性架台52及び54の両方の並進運動、並びに両者の運動の相対位相を測定する。回転部材52の重量分配に(必要があれば)調節を加えて並進運動を減少させる。このとき、再分配は運動の相対位相の関数となる。一旦、満足の行くバランスが得られたら、回転部材52は最終組立までを経て、通常は、後に修正、保守又は交換を受けることはない。
【0011】
CTイメージング・システムの場合には、上述のアプローチでは少なくとも二つの問題点がある。第一に、CTイメージング・システムの回転部材は、様々な別個の部品で構成されており、これらの部品には機械的なもの及び電気的なものがある。CTイメージング・システムの全寿命にわたって、これらの部品のいずれかが修正又は交換を必要とする可能性があり、システムのバランシングを損なう潜在的可能性がある。
【0012】
また、CTイメージング・システムの回転質量は片持ち式であり、回転質量の不均衡による運動及び角度位相を測定するための「第二の」架台が利用できない。CTガントリのフレームは、フレーム自体の自然な共振運動からの運動情報が混入するため、回転質量の運動を測定する二次的な架台として用いることはできない(すなわち、加速度計は回転質量及びフレームの両方からの運動を検知するが、動的バランシングには回転質量の運動のみが必要とされる。)。
【0013】
従って、製造サイクルの最後及び部品交換後の現場の両方で行なわれるCTイメージング・システムのバランシングのための方法及び装置を提供できると望ましい。
【0014】
【発明の簡単な概要】
従って、本発明の一側面は、中央シャフトを有さない当該回転可能物体を回転させるように構成されている駆動源に結合されている中空円筒形の回転可能物体をバランシングする方法である。この方法は、前方シャフト及び後方シャフトを有するアーバー(arbor)を、前方シャフト及び後方シャフトが回転可能物体の回転軸と同軸になるように回転可能物体の内壁に装着する工程と、回転可能物体及びアーバーを回転させるように駆動源を動作させる工程と、駆動源が回転可能物体を回転させている状態でのアーバーの前方シャフト及び後方シャフトの変位を測定する工程と、測定された変位に従って回転可能物体にバランシング用錘を加える工程と、バランスが達成されたときに回転可能物体からアーバーを除去する工程とを含んでいる。
【0015】
回転可能物体をバランシングする上述の方法は、製造サイクルの最後及び部品交換後の現場の両方で行なわれるCTイメージング・システムのバランシングに好適である。加えて、回転可能物体が一体型システムを用いてバランシングされるので、CTガントリのフレームから回転可能物体を分離する必要がない。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1及び図2には、計算機式断層写真(CT)イメージング・システム10が、「第3世代」CTスキャナに典型的なガントリ12を含むものとして示されている。ガントリ12はX線源14を有しており、X線源14は、X線ビーム16をガントリ12の対向する側に設けられている検出器アレイ18に向かって投射する。検出器アレイ18は検出器素子20によって形成されており、検出器素子20は一括で、物体22、例えば患者を透過する投射X線を検知する。各々の検出器素子20は、入射X線ビームの強度を表わし従って患者22を透過する際のビームの減弱を表わす電気信号を発生する。X線投影データを取得するための1回の走査の間に、ガントリ12及びガントリ12に装着されている構成部品は、回転中心24の周りを回転する。検出器アレイ18はシングル・スライス構成で作製されていてもよいし、或いはマルチスライス構成で作製されていてもよい。マルチスライス構成では、検出器アレイ18は複数の列を成す検出器素子20を有するが、図2にはその一列のみを示す。
【0017】
ガントリ12の回転及びX線源14の動作は、CTシステム10の制御機構26によって制御されている。制御機構26はX線制御器28とガントリ・モータ制御器30とを含んでおり、X線制御器28はX線源14に電力信号及びタイミング信号を供給し、ガントリ・モータ制御器30はガントリ12の回転速度及び位置を制御する。制御機構26内に設けられているデータ取得システム(DAS)32が検出器素子20からのアナログ・データをサンプリングして、後続の処理のためにこのデータをディジタル信号へ変換する。画像再構成器34が、サンプリングされてディジタル化されたX線データをDAS32から受け取って高速画像再構成を実行する。再構成された画像はコンピュータ36への入力として印加され、コンピュータ36は大容量記憶装置38に画像を記憶させる。
【0018】
コンピュータ36はまた、キーボードを有するコンソール40を介して操作者から指令及び走査用パラメータを受け取る。付設されている陰極線管表示器42によって、操作者は、再構成された画像及びコンピュータ36からのその他のデータを観測することができる。操作者が供給した指令及びパラメータはコンピュータ36によって用いられて、DAS32、X線制御器28及びガントリ・モータ制御器30に制御信号及び情報を供給する。加えて、コンピュータ36は、モータ式テーブル46を制御するテーブル・モータ制御器44を動作させて、患者22をガントリ12内で配置する。具体的には、テーブル46は患者22の各部分をガントリ開口48を通して移動させる。
【0019】
図4に、イメージング・システム10の部分切断遠近図を示す。同図では、本発明の十分な理解に不必要なイメージング・システム10の多くの構造は省いてある。ガントリ12は軸駆動機構(図示されていない)によって回転し、軸駆動機構は、イメージング・システム10に結合されて、中央ガントリ・シャフトを利用せずにガントリ12を回転させるように構成されており、このようにして、テーブル46が移動するにつれて患者22を受け入れるようにガントリ開口48を開放した状態にしている。軸駆動機構は当技術分野で公知である。ガントリ12の回転は例えば、本質的に円筒形であって大径の中央開口又は中空部48を有するガントリ12の壁面に軸駆動機構を結合することにより達成される。
【0020】
本発明の一実施形態について図5、図6、図7及び図8を参照して述べると、アーバー70を用いて、回転するガントリ12、並びに放射線源14及び検出器アレイ18を含めた付設構成部品の運動及び角度位相の測定を行なう。回転質量12及びその付設構成部品の運動は、第一の平面76及び第二の平面78にそれぞれ設けられている第一の非接触近接センサ72及び第二の非接触近接センサ74を介して、アーバー70の精密配置されバランシングされた中央シャフトを導入することにより測定される。さらに明確に述べると、後方検知用円板98及び前方検知用円板100がロータのシャフトを模擬している。アーバー70自体は、ガントリ12とは別個に従来の回転バランシング技術を用いて精密にバランシングされている。アーバー70を用いると、ガントリ12又はガントリ・フレーム84(図1に示す)からバランシング測定値を直接得る必要がない。一実施形態では、検知用円板98及び100は固定されているので、円板98及び100はガントリ12の回転質量及び付設構成部品と共に回転する。
【0021】
バランシング用アーバー70は、撓曲を介した運動を最小限にするように構築されている剛性構造である。一実施形態では、アーバー70はアルミニウムのような軽量金属で構築されて、振れによる運動を最小限にするようにバランシングされて精密配置される。このようにして、バランシング・アルゴリズムへの紛らわしい運動の混入が回避される。図示の実施形態では、バランシング用アーバー70は、ガントリ開口48の内部に適合する直径を有するリング86を含んでいる。リング86の周縁のタブ88には孔90が設けられており、ボルト96を用いて、ガントリ12の内壁95(図4に示す)のリッジ又はフランジ94に設けられている精密配置された対応孔92にリング86をボルト締めするようになっている。(図4によって示す実施形態では、リッジ又はフランジ94はガントリ開口48の内壁95の中央部に配置されているが、他の実施形態では、ガントリ開口48の一端に位置するフランジとなる。)一実施形態では、リッジ又はフランジ94には、タブ88を配置して保持するように構成されているリッジ94内凹部(well)(図示されていない)のように、リング86を所定の位置に配置及び/又は保持する追加の手段が設けられる。
【0022】
一実施形態では、図5を参照して述べると、第一の検知用円板98及び第二の検知用円板100は、ボルト106を用いてアーバー70の第一の端部102及び第二の端部104にそれぞれ装着されている。検知用円板98及び100はそれぞれ第一の非接触近接センサ72及び第二の非接触近接センサ74と共に用いられて、回転するガントリ12のバランスを測定する。一実施形態では、検知用円板98及び100は、センサ72及び74と共に用いるように最適化された材質で製造される。例えば、検知用円板98及び100をステンレス鋼製の円板とし、センサ72及び74を、絶縁したスタンド(図示されていない)に装着された容量型センサ又は誘導型センサのいずれかとする。円板98及び100は、それぞれ第一の平面76及び第二の平面78を画定している。
【0023】
本発明の一実施形態について図4、図5及び図9を参照して述べると、軸駆動機構を用いてガントリ12を回転させてバランシングを行なう。位相の角度検知のためには軸方向位置エンコーダ108を用いる。ガントリが一定速度で回転する一実施形態では、軸方向位置エンコーダ108は単純に、赤外(IR)又は他の光センサ112と共に用いられるガントリ12に装着された一片の反射性テープ110である。光センサ112は、ガントリ12が回転するにつれて反射性テープ110から反射したIR光又は他の光を検知し、これにより、ガントリ12が角度基準位置から360°ずつ多数回にわたって回転した時刻を定義する。他の形式の軸方向位置エンコーダ108も本発明と共に利用するのに適している。ガントリ12の外部の非接触近接センサ72及び74は、回転質量の変位を検出するのに用いられる。センサ72及び74は、それぞれ検知用円板98及び100の縁の変位を検出し、これにより、バランスが損なわれた状態を表現する。センサ72及び74、並びに軸方向位置エンコーダ108からの検知情報又はデータは、バランシング用コンピュータ114へ供給される。バランシング用コンピュータ114は、センサ72及び74が指示した変位、並びにこれらの変位の互いに対する位相及び軸方向位置エンコーダ108が指示したガントリ12の位置に対する位相から静的不均衡及び動的不均衡の両方を結合させた不均衡を算出する。アーバー70の検知用円板98及び100は、アーバー70がガントリ12に装着されているときに円板98及び100がCTイメージング・システム10の回転軸116と同軸になるように構成されている。検知用円板98及び100を用いて、ガントリ12の回転質量及び付設構成部品の運動を近接センサ72及び74に伝達するが、但し、検知用円板98及び100はガントリ12の回転質量及び付設構成部品を支持している訳ではなくまたその必要もない。バランシング用コンピュータ114の情報出力に基づいて、ガントリ12の適当な位置に0個、1個又はそれ以上のバランシング用錘118が配置される。一実施形態では、錘118は、巧妙に配置され予めドリルで孔開けされているガントリ12の適当に選択された1以上の位置120でガントリ12にボルト締めされる。他の実施形態ではバランシング用錘118をガントリ12に装着する他の方法が用いられる。満足の行くバランスが得られたら、アーバー70はガントリ12から除去される。
【0024】
検知平面76及び78は互いに対して平行である。センサ72及び74が検知用円板98及び100の同じ方向での運動を検出するように構成されている場合には、センサ72及び74は妥当なバランシング情報を提供することが経験的に決定されている。例えば、一実施形態では、回転軸116は床に平行であり、センサ72は検知用円板98の平面76内での上下運動を検知するように構成される。センサ74も同様に、検知用円板100の平面78内での上下運動を検知するように構成される。代替的には、センサ72及び74は、回転軸116の周りでの運動を検知するように任意の配向で構成される。
【0025】
本発明の実施形態は、従来のバランシング設備に用いられていたような外部の駆動装置又は追加の駆動装置を必要としておらず、加速度計も必要としないことが理解されよう。さらに、バランシングは、他の形式のバランシング設備の最低回転速度にあるか又はそれを下回る速度であるイメージング・システム10自体の回転速度で行なわれる。加えて、アーバー70の詳細構成は重要ではない。ガントリ12の回転軸116と同軸で回転するように構成されるシャフト80及び82を有する他のアーバー70構造もまた適当である。例えば、アーバー70の一実施形態では、リング86の代わりに円形プレートを用い、また前方検知用円板98及び後方検知用円板100は軸方向に沿った円筒形シャフトとする。他の実施形態では、タブ88を他の装着手段で置き換える。例えば、一実施形態では、適当な寸法のリング86(又は同等の円形プレート)がその周縁の付近にボルト96を装着するための孔を有する。
【0026】
様々な特定の実施形態によって本発明を説明したが、当業者であれば、特許請求の要旨及び範囲内にある改変を施して本発明を実施し得ることを理解されよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】CTイメージング・システムの見取り図である。
【図2】図1に示すシステムのブロック概略図である。
【図3】従来のバランシングの一方法を示す従来技術のバランシング機械の見取り図である。
【図4】図1のCTイメージング・システムの内部の単純化された部分切断図であり、中央ガントリ・シャフトを用いずにガントリを回転させる軸駆動機構によって回転する回転可能物体又はガントリを示すと共に、本発明の一実施形態の軸方向位置エンコーダを示す図である。(本発明をさらに明瞭に図示するために、この図ではCTイメージング・システムの多くの構成部品は省かれているか或いは単純化されている。)
【図5】本発明の一実施形態のアーバーの遠近図である。
【図6】図5のアーバーの背面図である。
【図7】図5のアーバーの前面図である。
【図8】図5のアーバーの側面図である。
【図9】本発明の一実施形態に従って、図4の円筒形ガントリに装着された図5のアーバー、及びアーバーのシャフトの運動を検知する非接触近接センサの位置を示す単純化された図である。この実施形態には、軸方向位置エンコーダ及びバランシング用コンピュータも用いられており、これらについても図9で単純化されたブロック図形態で示されている。
【符号の説明】
10 CTシステム
12 ガントリ
14 X線源
16 X線ビーム
18 検出器アレイ
20 検出器素子
22 患者
24 回転中心
42 陰極線管表示器
46 モータ式テーブル
48 ガントリ開口
50 回転軸
52 回転部材
54、56 弾性架台
58 バランシング機械
60 結合
62 シャフト
64 駆動機構
65、66 加速度計
70 アーバー
72、74 非接触近接センサ
76、78 検知用円板が画定する平面
84 ガントリ・フレーム
86 リング
88 タブ
90 孔
92 対応孔
94 リッジ又はフランジ
95 ガントリの内壁
96、106 ボルト
98 後方検知用円板
100 前方検知用円板
102、104 アーバーの端部
108 軸方向位置エンコーダ
110 反射性テープ
112 光センサ
114 バランシング用コンピュータ
116 回転軸
118 バランシング用錘
120 バランシング用錘のボルト締め位置

Claims (10)

  1. 中央シャフトを有さない当該回転可能物体を回転させるように構成されている駆動源に結合されている中空円筒形の回転可能物体をバランシングする方法であって、前方シャフト(100)及び後方シャフト(98)を有するアーバー(70)を、前記前方シャフト及び後方シャフトが前記回転可能物体の回転軸(116)と同軸になるように前記回転可能物体の内壁(95)に装着する工程と、前記回転可能物体及び前記アーバーを回転させるように前記駆動源を動作させる工程と、前記駆動源が前記回転可能物体を回転させている状態での前記アーバーの前記前方シャフト及び前記後方シャフトの変位を測定する工程と、該測定された変位に従って前記回転可能物体にバランシング用錘(118)を加える工程と、前記物体が前記駆動源に結合されている状態で一体型システムを用いて前記回転可能物体をバランシングする工程とを備えた方法。
  2. 前記前方シャフト(100)及び前記後方シャフト(98)の変位を測定する前記工程は、前記前方シャフト及び前記後方シャフトの変位を測定するための非接触センサ(72、74)を用いる工程と、
    軸方向位置エンコーダ(108)を用いて前記回転可能物体の角度変位を測定する工程と、バランスが達成されたときに前記回転可能物体から前記アーバー(70)を除去する工程とをさらに含み、
    軸方向位置エンコーダ(108)を用いて前記回転可能物体の角度変位を測定する前記工程は、前記回転可能物体に反射性テープ(110)を配置する工程と、回転位置からの反射を検知する工程とを含んでいる請求項に記載の方法。
  3. 前記回転可能物体は、計算機式断層写真法(CT)イメージング・システム(10)のガントリ(12)である請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記前方シャフト(100)及び前記後方シャフト(98)の変位を測定する前記工程は、前記前方シャフト及び前記後方シャフトの変位を測定するための非接触センサ(72、74)を用いる工程と、
    軸方向位置エンコーダ(108)を用いて前記回転可能物体の角度変位を測定する工程をさらに含み、
    軸方向位置エンコーダ(108)を用いて前記回転可能物体の角度変位を測定する前記工程は、前記回転可能物体に反射性テープ(110)を配置する工程と、回転位置からの反射を検知する工程とを含んでいる請求項に記載の方法。
  5. 前記非接触センサ(72、74)は容量型センサ又は誘導型センサであり、
    前記回転可能物体及び前記アーバーを回転させるように前記駆動源を動作させる前記工程は、前記駆動源の最大定格動作速度で前記ガントリ(12)を回転させるように前記駆動源を動作させる工程を含み、
    前記測定された変位に従って前記回転可能物体にバランシング用錘(118)を加える前記工程は、予めドリルで孔開けされている選択された1以上の位置(120)で前記ガントリ(12)に1以上の錘をボルト締めする工程を含んでいる請求項に記載の方法。
  6. 中央シャフトを有さない当該回転可能物体を回転させるように構成されている駆動源に結合されている中空円筒形の回転可能物体をバランシングするバランシング・キットであって、前方シャフト(100)及び後方シャフト(98)を有し、該前方シャフト及び後方シャフトが前記回転可能物体の回転軸(116)と同軸になるように前記回転可能物体の内壁(95)に着脱自在で装着可能に構成されているアーバー(70)と、当該非接触運動センサ(72、74)が前記前方シャフト及び後方シャフトの近くに配置されて前記回転可能物体が回転するときに、その一方が前記前方シャフトの運動を検知するように構成され他方が前記後方シャフトの運動を検知するように構成されている少なくとも一対の非接触運動センサ(72、74)と、前記回転可能物体に装着するように構成されている部分を有しており、前記回転可能物体の相対的な回転角を検出するように構成可能であるシャフト・エンコーダ(108)と、前記非接触運動センサ及び前記シャフト・エンコーダからの信号を受け取って、前記物体が前記駆動シャフトに結合されている状態での前記回転物体のバランスを前記信号から算出するように構成されているバランシング用コンピュータ(114)とを備えたバランシング・キット。
  7. 前記非接触運動センサ(72、74)は容量型センサ又は誘導型センサである請求項に記載のバランシング・キット。
  8. 前記シャフト・エンコーダ(108)は、前記回転可能物体に装着するように構成されている反射性テープ(110)と、該反射性テープからの反射を検出するように構成されているセンサ(112)とを含んでいる請求項に記載のバランシング・キット。
  9. 前記アーバー(70)は、計算機式断層写真法(CT)イメージング・システム(10)の回転自在のガントリ(12)の内壁(95)に着脱自在に装着されるように構成されている請求項に記載のバランシング・キット。
  10. 前記アーバー(70)は、計算機式断層写真法(CT)イメージング・システム(10)の回転自在のガントリ(12)の内壁(95)に装着するように構成されているタブ付きリング(86)と、当該検知用円板の一方が前記アーバーの前記前方シャフトの端部(102)に装着されており、当該検知用円板の他方が前記アーバーの前記後方シャフトの端部(104)に装着されている一対の検知用円板(98、100)とを含んでいる請求項に記載のバランシング・キット。
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