JP4731210B2 - Rubber strip lamination molding method - Google Patents
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Description
本発明は、ゴムストリップ材をコアドラムに巻き付け積層成形部材を成形する方法に関する。 The present invention relates to a method of forming a laminated member by winding a rubber strip material around a core drum.
このゴムストリップ積層成形方法としては、ゴムストリップ材をタイヤ成形ドラムに巻き付けてタイヤ構成部材を直接成形する方法が既に提案されている(例えば、特許文献1等を参照)。 As this rubber strip lamination molding method, a method of directly molding a tire constituent member by winding a rubber strip material around a tire molding drum has already been proposed (see, for example, Patent Document 1).
従来、タイヤ構成部材を成形する場合に、押出機のゴムストリップ材の押出し速度とタイヤ成形ドラムの巻付け速度の速度比を一定にして安定した所定形状のゴムストリップ材をタイヤ成形ドラムに供給するようにしている。 Conventionally, when molding a tire constituent member, a rubber strip material of a predetermined shape is supplied to the tire molding drum at a constant ratio between the extrusion speed of the rubber strip material of the extruder and the winding speed of the tire molding drum. I am doing so.
前記特許文献1は、射出成形機(押出機)による射出初期における押出しゴム部材のシュリンク等の課題を解決すべく射出成形機の射出速度およびタイヤ成形ドラムの回転速度(巻付け速度)を複数の段階を経てそれぞれ上昇させる制御を行っているが、これも射出初期の段階から押出しゴム部材を安定してタイヤ成形ドラムに巻き付けるようにするためであり、この射出初期を過ぎれば、射出速度とタイヤ成形ドラムの回転速度の速度比は一定にして安定した所定形状のゴムストリップ材をタイヤ成形ドラムに供給するようにしている。
In
このように従来は、一定形状のゴムストリップ材をコアドラムに巻き付け積層成形部材を成形していたので、ゴムストリップ材の幅を狭くすれば、積層成形部材の所望の形状を精度良く成形することができるが、積層される層数(巻き付け回転数)が過多となり生産効率が極めて悪くなる。 Thus, conventionally, a rubber strip material having a fixed shape is wound around a core drum to form a laminated molded member. Therefore, if the width of the rubber strip material is reduced, the desired shape of the laminated molded member can be accurately molded. However, the number of layers to be laminated (winding rotation speed) becomes excessive, and the production efficiency becomes extremely poor.
他方、ゴムストリップ材の幅を広く形成すれば、積層される層数は少なくてすみ生産効率は良いが、積層成形部材の所望の形状を精度良く成形することはできない(図4参照)。 On the other hand, if the width of the rubber strip material is wide, the number of layers to be laminated is small and the production efficiency is good, but the desired shape of the laminated molded member cannot be accurately formed (see FIG. 4).
本発明は、かかる点に鑑みなされたもので、その目的とする処は、生産効率を向上させるとともに積層成形部材の所望の形状を精度良く成形することができるゴムストリップ積層成形方法を供する点にある。 The present invention has been made in view of the above points, and its object is to provide a rubber strip lamination molding method capable of improving the production efficiency and accurately molding a desired shape of a laminated molding member. is there.
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、押出機から押出されローラダイにより形成されたゴムストリップ材を回転するコアドラムに部分的に重ねながら巻き付けて積層成形部材を成形するゴムストリップ積層成形方法において、前記コアドラムのゴムストリップ材の巻付け速度Vdを、前記ローラダイの回転速度Vrより速い一定速度とし、前記ローラダイの回転速度Vrを、前記積層成形部材を形成する巻付け箇所に応じて変更するゴムストリップ積層成形方法である。 In order to achieve the above object, according to the first aspect of the present invention, there is provided a rubber strip laminate in which a rubber strip material extruded from an extruder and formed by a roller die is wound while partially overlapping a rotating core drum to form a laminated molded member. In the molding method, the winding speed Vd of the rubber strip material of the core drum is set to a constant speed higher than the rotation speed Vr of the roller die, and the rotation speed Vr of the roller die is set according to the winding location where the laminated molding member is formed. It is a rubber strip lamination molding method to be changed.
請求項1記載のゴムストリップ積層成形方法によれば、ローラダイの回転速度を、積層成形部材を形成する巻付け箇所に応じて変更するので、積層成形部材の巻付け箇所によってゴムストリップ材の幅を最適幅に制御して巻き付けることで、少ない積層数で生産効率を向上させるとともに積層成形部材の所望の形状を精度良く成形することができる。
According to the rubber strip lamination molding method of
以下、本発明に係る一実施の形態について図1ないし図3に基づいて説明する。
本実施の形態は、ゴムストリップ材をコアドラムに巻き付けてタイヤ構成部材を直接成形する方法に係るものであり、図1にその成形装置10の概略斜視図を示す。
Hereinafter, an embodiment according to the present invention will be described with reference to FIGS.
The present embodiment relates to a method of directly molding a tire constituent member by winding a rubber strip material around a core drum, and FIG. 1 shows a schematic perspective view of the
基台11から回転軸12が突出して、回転軸12に支持体であるトロイダル形状のコアドラム13が一体に設けられ、基台11に設けられたドラム回転モータにより回転軸12とともにコアドラム13は回転する。
The rotating
このコアドラム13に口金16を向けて押出機15が配設されている。
押出機15は、投入されたゴム材料を口金16より帯状に成形してゴムストリップ材1として押出し、コアドラム13に向けて供給する。
供給されたゴムストリップ材1は、貼付ローラ17によってコアドラム13上に押圧されながら巻き付けられる。
An
The
The supplied
押出機15自体は、貼付ローラ17と一体に、コアドラム13の回転中心軸方向(X方向)に移動することができるとともに、回転中心軸方向と直角方向(Y方向)にも移動でき、また鉛直軸を中心にθ方向に回動して押出し向きを変えることができ、トロイダル形状のコアドラム13の外周面から側面までゴムストリップ材1を供給し貼り付け螺旋状に巻き付けることができる。
The
前記ドラム回転モータおよび押出機15のスクリューを回転する押出モータ、さらに押出機15の種々の移動を行う各移動モータは、コンピュータによる制御装置20によって制御され、制御装置20の各制御信号はドラム回転モータドライバ21,押出モータドライバ22,移動モータドライバ23に出力されて各ドライバによって各モータが駆動制御される。
The drum rotation motor, the extrusion motor that rotates the screw of the
いま、コアドラム13上でタイヤ構成部材の1つトレッド部材2を積層成形する場合について説明する。
コアドラム13は、周速度である巻付け速度Vdで回転し、押出機15は、制御装置20に制御されて主にコアドラム13の回転中心軸方向(X方向)に移動しながら押出し速度Veで押出されるゴムストリップ材1を部分的に重ねてコアドラム13の主に外周面上に螺旋状に巻き付けていく(図2参照)。
Now, a case where one
The
コアドラム13の巻付け速度Vdに対する押出機15の回転中心軸方向(X方向)の移動速度を制御することによりゴムストリップ材1を部分的に重なるようにし、その重なり程度も調整して螺旋状に巻き付けてコアドラム13上に積層成形部材である円筒状のトレッド部材2を形成する。
By controlling the moving speed of the
制御装置20は、図3に2点鎖線で示す所要のトレッド断面形状を得るための積層パターンを予め決定し、この積層パターンに従ってゴムストリップ材1が巻き付けられるように制御する。
The
ここで、本実施の形態では、押出機15の押出し速度Veに対するコアドラム13の巻付け速度Vdの速度比Vd/Veを、トレッド部材2の形成しようとしている巻付け箇所に応じて変更制御している。
Here, in the present embodiment, the speed ratio Vd / Ve of the winding speed Vd of the
実際には、押出機15の押出し速度Veは一定にしてコアドラム13の巻付け速度Vdを変更している。
押出機15の押出し速度Veを一定にしているので、押出機15を安定して駆動することができ、またコアドラム13の巻付け速度Vdを変更しているので、巻付け箇所に応じた制御が容易にできる。
Actually, the winding speed Vd of the
Since the extrusion speed Ve of the
なお、巻付け速度Vdを一定にして押出し速度Veを変更してもよいし、場合によっては双方を変更することで速度比Vd/Veを制御してもよい。
いずれにしても速度比Vd/Veは、常に1以上の値に示すように制御される。
Note that the extrusion speed Ve may be changed while keeping the winding speed Vd constant, or the speed ratio Vd / Ve may be controlled by changing both in some cases.
In any case, the speed ratio Vd / Ve is controlled to always show a value of 1 or more.
速度比Vd/Veが大きいと、ゴムストリップ材1は押出機15と貼付ローラ17との間で伸長の度合が大きく幅狭となってコアドラム13に貼り付けられ、逆に速度比Vd/Veが小さいと、ゴムストリップ材1は押出機15と貼付ローラ17との間で伸長の度合が小さく幅広に維持されてコアドラム13に貼り付けられる。
When the speed ratio Vd / Ve is large, the
図3に2点鎖線で示すように、トレッド部材2の断面形状は、中央部分が平坦な形状をしているが、左右側縁部が特殊な形状であり、成形の難しい箇所である。
本実施の形態では、このトレッド部材2の左右側縁部を形成するため巻き付ける段階で
コアドラム13の巻付け速度Vdを速くし(速度比Vd/Veを大きくし)、幅狭としたゴムストリップ材1を徐々に幅を広くしながらコアドラム13に巻き付け積層することにより、図3に示すように所要のトレッド部材2の側縁部形状を精度良く成形することができる。
As shown by a two-dot chain line in FIG. 3, the cross-sectional shape of the
In the present embodiment, a rubber strip material having a narrow width by increasing the winding speed Vd of the core drum 13 (increasing the speed ratio Vd / Ve) at the stage of winding to form the left and right side edges of the
トレッド部材2の一方の側縁部が形成され平坦部に入る段階で、コアドラム13の巻付け速度Vdが遅く(速度比Vd/Veが小さく)なった状態で、幅広となったゴムストリップ材1を、一定幅広を維持したままコアドラム13に巻き付け中央平坦部を積層成形する。
At the stage where one side edge portion of the
このトレッド部材2の中央平坦部が終わり、他方の側縁部に入ると、今度は逆にコアドラム13の巻付け速度Vdを徐々に速くし(速度比Vd/Veを大きくし)、幅狭となっていくゴムストリップ材1をコアドラム13に巻き付け積層することで、トレッド部材2の他方の所要の側縁部形状を精度良く成形することができる。
When the central flat portion of the
最も幅狭としたゴムストリップ材1を全ての巻き付け段階で用いれば、所要のトレッド断面形状を同じように精度良く成形することができるが、ゴムストリップ材1の積層数が多くなり、生産効率が悪くなるが、本実施の形態のように、トレッド部材2の形成しようとしている巻付け箇所に応じて速度比Vd/Veを変更しゴムストリップ材1の幅を調整することで、少ない積層数で生産効率を向上させるとともにトレッド部材2の所望の形状を精度良く成形することができ、外観に優れて製品タイヤの商品性を向上させることができる。
If the narrowest
なお、幅広のゴムストリップ材1を全ての巻き付け段階で用いると、生産効率は向上するが、図4に示すように、トレッド部材の側縁部において所望の断面形状を高い精度で得ることができず、トレッド表面が粗くなり、クラックが生じたり、ゴムストリップ材1の端が突出したりし、製品の外観が劣り商品性が低下する。
When the wide
ここに、図3および図4のトレッド部材の成形途中の部分断面図は、説明を分かり易くするためにゴムストリップ材を大分誇張して図示している。 Here, the partial cross-sectional views in the course of molding the tread member in FIGS. 3 and 4 show the rubber strip material exaggerated for easy understanding.
本実施の形態では、トレッド部材2を成形したが、その他インナライナーやサイドウオールなどのタイヤ構成部材、さらには種々のゴム円環部材を精度良く効率的に成形することができる。
In the present embodiment, the
次に、ローラダイによりゴムストリップ材が形成される押出機を用いた実施の形態について図5に示し説明する。
押出機50の押出出口に近接してローラダイ51が設けられており、ローラダイ51により所要形状のゴムストリップ材1が形成される。
Next, an embodiment using an extruder in which a rubber strip material is formed by a roller die will be described with reference to FIG.
A roller die 51 is provided in the vicinity of the extrusion outlet of the
ローラダイ51の前方にコアドラム55が位置し、ローラダイ51から供給されたゴムストリップ材1は、貼付ローラ52により回転するコアドラム55に押圧されて螺旋状に巻き付けられる。
The
ここに、ローラダイ51の回転速度Vrを変更すると、コアドラム13の巻付け速度Vd(Vrより速い一定速度)との関係で、ゴムストリップ材1の伸長の度合が変化してゴムストリップ材1が変形する。
Here, when the rotational speed Vr of the
ローラダイ51の回転速度Vrを増速すると、ゴムストリップ材1は伸長の度合が小さく幅広に形成され、回転速度Vrを減速すると、ゴムストリップ材1は伸長の度合が大きく幅狭に形成される。
When the rotational speed Vr of the roller die 51 is increased, the
したがって、積層成形部材の形成しようとしている巻付け箇所に応じてローラダイ51の回転速度Vrを変更しゴムストリップ材1の幅を調整することで、少ない積層数で生産効率を向上させるとともにトレッド部材2の所望の形状を精度良く成形することができ、外観に優れて製品タイヤの商品性を向上させることができる。
Therefore, by changing the rotational speed Vr of the roller die 51 and adjusting the width of the
1…ゴムストリップ材、2…トレッド部材、
10…成形装置、11…基台、12…回転軸、13…コアドラム、15…押出機、16…口金、17…貼付ローラ、
20…制御装置、21…ドラム回転モータドライバ、22…押出モータドライバ、23…移動モータドライバ、
50…押出機、51…ローラダイ、52…貼付ローラ、55…コアドラム。
1 ... rubber strip material, 2 ... tread member,
10 ... Molding device, 11 ... Base, 12 ... Rotating shaft, 13 ... Core drum, 15 ... Extruder, 16 ... Base, 17 ... Paste roller,
20 ... Control device, 21 ... Drum rotation motor driver, 22 ... Extrusion motor driver, 23 ... Moving motor driver,
50 ... Extruder, 51 ... Roller die, 52 ... Sticking roller, 55 ... Core drum.
Claims (1)
前記コアドラムのゴムストリップ材の巻付け速度Vdを、前記ローラダイの回転速度Vrより速い一定速度とし、
前記ローラダイの回転速度Vrを、前記積層成形部材を形成する巻付け箇所に応じて変更することを特徴とするゴムストリップ積層成形方法。 In a rubber strip lamination molding method in which a rubber strip material extruded from an extruder and formed by a roller die is wound while partially overlapping a rotating core drum to form a laminated molding member.
The winding speed Vd of the rubber strip material of the core drum is set to a constant speed higher than the rotational speed Vr of the roller die,
A method of laminating and forming a rubber strip, wherein the rotational speed Vr of the roller die is changed according to a winding location where the laminated molding member is formed.
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