JP4729931B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、像担持体に残留したトナーを回収するブラシを備えた画像形成装置に関する。
従来から、クリーニングブレードを用いない所謂クリーナーレスシステムの画像形成装置が考案されている(特許文献1参照)。このようなクリーナーレスシステムの画像形成装置では、感光体ドラムから転写媒体へトナー像を転写した後に、感光体ドラム上に残留したトナーをクリーニングブラシで回収する。そして、トナーでクリーニングブラシが汚染されると、クリーニングブラシに逆バイアスを印加して感光体ドラム上にトナーを吐き出させる、所謂クリーニングサイクルを実施する。このとき、感光体ドラム上に吐き出されたトナーは、現像装置に回収される。
ところで、特許文献1では、ジャム処理後等による画像形成装置の再起動時の度に、クリーニングサイクルを実施している。つまり、実際にトナーによるクリーニングブラシの汚染状態を検知してクリーニングサイクルを実施しているのではなく、クリーニングブラシがトナーによって汚染されていない状態、所謂、クリーニングサイクルを実施する必要がない場合でも、画像形成装置を再起動する度にクリーニングサイクルを実施している。これは、画像形成装置の生産性低下に繋がる。また、不要なクリーニングサイクルを繰り返すことにより、感光体ドラムの摩耗が促進されてしまい、感光体ドラムの寿命が短くなってしまうという欠点もある。
特開2001−188454号公報
本発明は、ブラシの汚染状態を把握してクリーニングサイクルを実施することで、生産性を犠牲にすることなく印刷性能の低下を防ぐことを目的とする。
請求項1に記載の本発明は、光ビームが照射されることにより潜像が形成され、トナーによってトナー像が現像される像担持体と、前記像担持体に接触し露光可能な表面電位に帯電する帯電部材と、前記像担持体に形成されたトナー像を記録媒体又は中間転写体へ転写する転写部材と、を有する画像形成装置であって、前記帯電部材より前記像担持体の回転方向の上流側に設けられ、該像担持体を規定表面電位に帯電すると共に、該像担持体の表面に残留したトナーを回収して、この回収したトナーを非画像形成時に前記像担持体に排出する導電性の繊維からなるブラシと、前記帯電部材から前記像担持体に流れ込む電流値を検出する検出手段と、を有し、 前記ブラシには帯電バイアスとしてトナー像を前記記録媒体又は前記中間転写体へ転写するためにトナーに供給される極性とは逆極性のトナーを回収し、正極性のトナーを通過させる直流電圧が印加され、前記帯電部材には帯電バイアスとして前記ブラシを通過した正極性のトナーを更に通過させる直流及び交流電圧が印可され、前記検出手段で検出された前記電流値の振れ幅が所定範囲を超えると、ブラシから前記逆極性のトナーを排出させることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、帯電部材から像担持体に流れ込む電流値を検出し電流値の振れ幅が所定範囲を超えたとき、ブラシに蓄積されたトナーを像担持体に排出する、所謂クリーニングサイクルを実施する。これにより、ブラシの帯電性能が回復する。
ブラシがトナーで汚染されると、ブラシの帯電性能が悪くなる。これにより、像担持体の表面電位が低くなり、帯電部材から像担持体に流れ込む電流が徐々に小さくなる(0に近づく)。そこで、電流値が所定値を超えた場合に、ブラシに逆バイアスを印加してトナーを像担持体の上へ吐き出させるクリーニングサイクルを実施する。
このように、帯電部材から像担持体に流れ込む電流値から、像担持体の表面電位を検出してクリーニングサイクルを実施することで、像担持体の表面電位を検出するための装置を別途設ける必要がない。これにより、別電源などを組み込んだりする必要もないので、画像形成装置がコストアップすることがない。
請求項2に記載の本発明は、前記検出手段は、前記帯電部材に接続され、規定表面電位よりも小さい電圧を前記帯電部材に印加したとき、該帯電部材から前記像担持体に流れ込む電流値の振れ幅を検出する電流幅検出手段であることを特徴としている。
請求項2に記載の発明によれば、規定表面電位よりも小さい電圧を帯電部材に印加し、帯電部材から像担持体へ流れ込む電流値の振れ幅を電流幅検出手段で検出する。
ブラシがトナーで汚染されると、ブラシの帯電性能が悪くなる。これにより、像担持体の表面が均一に帯電されなくなり、帯電ムラが発生する。そこで、電流値の振れ幅が所定範囲を超えた場合に、クリーニングサイクルを実施する。
このように、帯電部材から像担持体に流れ込む電流値の振れ幅から、像担持体の帯電状態を検出することで、ブラシの汚染状態を把握してクリーニングサイクルを実施することができる。
請求項3に記載の本発明は、光ビームが照射されることにより潜像が形成され、トナーによってトナー像が現像される像担持体と、前記像担持体に接触し露光可能な表面電位に帯電する帯電部材と、前記像担持体に形成されたトナー像を記録媒体又は中間転写体へ転写する転写部材と、を有する画像形成装置であって、前記帯電部材より前記像担持体の回転方向の上流側に設けられ、該像担持体を規定表面電位に帯電すると共に、該像担持体の表面に残留したトナーを回収して、この回収したトナーを非画像形成時に前記像担持体に排出する導電性の繊維からなるブラシと、前記転写部材に接続され、規定表面電位よりも小さい電圧を前記転写部材に印加したとき、前記像担持体から前記転写部材に流れ込む電流値を検出する検出手段と、を有し、前記ブラシには帯電バイアスとしてトナー像を前記記録媒体又は前記中間転写体へ転写するためにトナーに供給される極性とは逆極性のトナーを回収し、正極性のトナーを通過させる直流電圧が印加され、前記帯電部材には帯電バイアスとして前記ブラシを通過した正極性のトナーを更に通過させる直流及び交流電圧が印可され、前記検出手段で検出された前記電流値の振れ幅が所定範囲を超えると、ブラシから前記逆極性のトナーを排出させることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、規定表面電位よりも小さい電圧を転写部材に印加し、転写部材から像担持体へ流れ込む電流値を電流値検出手段で検出する。
ブラシがトナーで汚染されると、ブラシの帯電性能が悪くなる。これにより、像担持体の表面電位が低くなり、転写部材から像担持体に流れ込む電流が徐々に小さくなる。そこで、像担持体から転写部材に流れ込む電流値が所定値を超えた場合に、クリーニングサイクルを実施する。
このように、転写部材から像担持体に流れ込む電流値から、像担持体の帯電状態を検出することで、ブラシの汚染状態を把握してクリーニングサイクルを実施することができる。
請求項4に記載の本発明は、光ビームが照射されることにより潜像が形成され、トナーによってトナー像が現像される像担持体と、前記像担持体に接触し露光可能な表面電位に帯電する帯電部材と、前記像担持体に形成されたトナー像を記録媒体又は中間転写体へ転写する転写部材と、を有する画像形成装置であって、前記帯電部材より前記像担持体の回転方向の上流側に設けられ、該像担持体を規定表面電位に帯電すると共に、該像担持体の表面に残留したトナーを回収して、この回収したトナーを非画像形成時に前記像担持体に排出する導電性の繊維からなるブラシと、前記ブラシを複数備え、前記像担持体の回転方向の最下流に設けられたブラシによって帯電された前記像担持体の表面電位を検出する前記検出手段と、を有し、前記ブラシには帯電バイアスとしてトナー像を前記記録媒体又は前記中間転写体へ転写するためにトナーに供給される極性とは逆極性のトナーを回収し、正極性のトナーを通過させる直流電圧が印加され、前記帯電部材には帯電バイアスとして前記ブラシを通過した正極性のトナーを更に通過させる直流及び交流電圧が印可され、前記検出手段で検出された前記表面電位の振れ幅が所定範囲を超えると、ブラシから前記逆極性のトナーを排出させることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、ブラシが複数設けられており、それぞれのブラシによって像担持体は所定の表面電位に帯電される。そして、検出手段が、像担持体の回転方向の最下流に配置されたブラシで帯電された像担持体の表面電位を検出することで、クリーニングサイクルのタイミングを決定する。
請求項5に記載の本発明は、前記像担持体の表面に残留するトナーを除去するクリーニングブレードを不要とするクリーナレス画像形成装置であることを特徴としている。
請求項5に記載の発明によれば、除去したトナーを貯留する貯留部等が不要となり、装置構成の簡略化を図ることができる。
請求項6の記載の本発明は、前記像担持体に形成された潜像をトナーによってトナー像に現像すると共に、前記帯電部材を通過した正極性のトナーを回収する現像器が設けられる。
本発明は上記構成としたので、ブラシの汚染状態を把握してクリーニングサイクルを実施することで、生産性を犠牲にすることなく印刷性能の低下を防ぐことができる。
以下、本発明に係る画像形成装置10について説明する。
まず、画像形成装置10の構成の概要と記録紙Pに画像の形成を行うプロセスの概要とを説明する。
図1に示すように、画像形成装置10には、感光体ドラム20が回転可能に配設されている。感光体ドラム20は駆動手段(図示省略)により、矢印Kの方向に回転する。
感光体ドラム20の周囲には、感光体ドラム20を帯電させるための帯電機構30(詳細は後述する)が配置されている。帯電機構30によって、感光体ドラム20の表面は、約−600V(所望の最終表面電位)に帯電される。
一方、感光体ドラム20の上方には、光走査装置52が設けられている。この光走査装置52から、帯電機構30によって帯電された感光体ドラム20の表面にレーザビームLBが出射される。これにより、画像情報に応じた潜像が、感光体ドラム20の表面に形成される。
帯電機構30よりも感光体ドラム20の回転方向Kの下流側には、現像器54が配設されている。現像器54は、所定の極性(本実施形態では−極性)に帯電したトナーが担持された現像ローラ56を有している。そして、現像ローラ56から感光体ドラム20にトナーが供給され、感光体ドラム20上に形成された潜像が現像されてトナー像となる。感光体ドラム20上に形成されたトナー像は、転写ローラ58と感光体ドラム20とのニップ部に送られる。
一方、画像形成装置10の下部には、記録紙Pが収容された給紙カセット60が配置されている。記録紙Pは、ピックアップローラ62により送り出され、搬送ローラ64によって搬送される。そして、レジストローラ68により所定のタイミングで転写ローラ58と感光体ドラム20とのニップ部に送られる。
転写ローラ58には転写バイアス電源82が接続されており、前述したトナーの所定の電位と逆極性(本実施形態では+極性)の電圧が印加される。これにより、感光体ドラム20のトナー像は、記録紙Pに転写される。
トナー像が転写した記録紙Pは、加圧ローラ70Aと加熱ローラ70Bとからなる定着器70に送られる。そして、加圧ローラ70Aと加熱ローラ70Bとによって挟持搬送されることにより、用紙P上のトナーが溶融すると共に用紙Pに定着される。これにより、用紙P上に所望の画像が形成される。トナー像が定着した記録紙Pは、画像形成装置10の左部の排紙トレイ72に排紙される。
つぎに、帯電機構30について説明する。
図2に示すように、感光体ドラム20の回転方向Kに対して、上流側から順番に、クリーニングブラシ120、メイン帯電器130と並んで配置されている。
クリーニングブラシ120は、感光体ドラム20の回転軸方向に長い金属製のシャフト122を有している。シャフト122は、画像形成装置10(図1参照)の本体に、回転可能に取り付けられている。シャフト122の周面には、導電性の繊維からなるファーブラシ124が、導電性を有する接着剤で貼り付けられており、ファーブラシ124の先端部が感光体ドラム20に接触するようにして配設されている。
このクリーニングブラシ120は、回転駆動手段(図示省略)によって、矢印T1方向に回転するようになっている。シャフト122は、補助帯電器電源126が接続されている。これにより、クリーニングブラシ120には、帯電バイアスとして、DC−1200Vが印加され、感光体ドラム20の表面を規定表面電位の−650Vに帯電する。
メイン帯電器130は、感光体ドラム20の回転軸方向に長い金属製のシャフト132を有している。シャフト132は、画像形成装置10の本体に回転可能に取り付けられている。シャフト132の周面には、半導電性の弾性層134がカーボン又はイオン導電性の接着剤で貼り付けられている。そして、弾性層134を感光体ドラム20に押し当て、ニップが形成されるようにして配設されている。メイン帯電器130は、感光体ドラム20の回転に伴い矢印T2方向に従動回転するようになっている。
また、シャフト132は、メイン帯電器電源136に電流測定器138を介して接続されている。そして、メイン帯電器電源136によってメイン帯電器130には、AC1800Vpp(サイン波、Peack to Peak1800V、周波数1000Hz)にDC−600Vを重畳した帯電バイアスが印加される。これにより、感光体ドラム20の表面は、メイン帯電器130によって所望の最終表面電位である−600Vに帯電される。また、電流測定器138によってメイン帯電器130に流れるDC成分の電流値が測定される。
補助帯電器電源126、メイン帯電器電源136は、制御部140に接続されている。制御部140によって、クリーニングブラシ120、メイン帯電器130に印加する帯電バイアスの電圧が制御される。
また、電流測定器138も制御部140に接続されており、メイン帯電器130に流れる電流値の測定結果が制御部140に送られる。これにより、詳細は後述するが、メイン帯電器130に流れる電流値に基づいて、クリーニングブラシ120から感光体ドラム20に残留トナーを吐き出す、クリーニングサイクルの実施の可否が決定されるようになっている。
ここで、クリーナレス機構について簡単に説明する。
トナー像は転写ローラ58で記録紙Pに全ては転写されずに、一部は感光体ドラム20に残留トナーとして残り、クリーニングブラシ120に送られる。
一方、クリーニングブラシ120には、帯電バイアスとして、DC−1200Vが印加されている。したがって、残留トナーのうち、正極性(本実施形態は−極性であり、帯電バイアスと同極性)に帯電したトナーは、そのまま通過する。残留トナーのうち、逆極性(本実施形態は+極性)に帯電したトナーや帯電量の低い残留トナーは、クリーニングブラシ120のファーブラシ124に付着し、感光体ドラム20から除去される。一方、クリーニングブラシ120を通過した正極性(本実施形態は−極性)の残留トナーは、メイン帯電器130側に送られる。
メイン帯電器130には、帯電バイアス(AC1800Vpp+DC−600V)が印加されている(正極性の残留トナーと同極性であるDC−600Vにオフセットされている。)このため、感光体ドラム20に付着した正極性に帯電された残留トナーと、メイン帯電器130との間には、斥力が働くので、正極性の残留トナーはメイン帯電器130を摺り抜ける。
そして、正極性(−極性)の残留トナーは、現像器54の現像ローラ56の現像バイアスの設定条件を最適化することで、現像と同時に現像器54に回収される。このように、クリーニングブレードなしで感光体ドラム20に付着した残留トナーを除去できるシステムをクリーナレスという。
一方、クリーニングブラシ120に一時保持されている逆極性(+極性)の残留トナーの付着量は徐々に増加していく。残留トナーの付着量の増加などでクリーニングブラシ120の帯電性能が影響を受けると、感光体ドラム20の表面電位が変動する。この表面電位の変動を見て、クリーニングサイクルに入るのが本発明である。
すなわち、感光体ドラム20の表面電位(規定表面電位)とメイン帯電器130に印加した電圧の差が大きい場合、メイン帯電器130から感光体ドラム20へ電流が流れ、メイン帯電器電源136からメイン帯電器130に流れる電流が大きい。しかし、クリーニングブラシ120がトナーで汚染されると、クリーニングブラシ120の帯電性能が悪くなる。これにより、感光体ドラム20の表面電位が規定表面電位より低くなり、メイン帯電器130から感光体ドラム20に流れ込む電流が徐々に小さくなる(0に近づく)。そこで、メイン帯電器130に流れ込む電流を電流測定器138で検出して、電流値が所定値を超えた場合に印字を停止して、クリーニングブラシ120に逆バイアスを印加する(正極性に再帯電させる)。これにより、クリーニングブラシ120に保持されていた残留トナーが感光体ドラム20へ吐き出される。すなわち、クリーニングサイクルが実施される。
このため、クリーニングブラシ120の帯電性能が低下していない場合は、クリーニングサイクルが実施されない。したがって、クリーニングサイクルが実施される回数が減少するため、印刷性能を向上させることができる。
また、メイン帯電器130に流れ込む電流値から、クリーニングサイクルを実施するか否かを決めるので、感光体ドラム20の表面電位を検出するための装置を別途設ける必要がない。これにより、別電源などを組み込んだりする必要もないので、画像形成装置10がコストアップすることがない。
なお、本実施形態では、メイン帯電器130から感光体ドラム20に流れ込む電流値が所定値を下回ったとき、クリーニングサイクルを実施する構成としたが、メイン帯電器130から感光体ドラム20に流れ込む電流値の振れ幅を検出してもよい。
すなわち、クリーニングブラシ120がトナーで汚染されると、クリーニングブラシ120の帯電性能が悪くなる。これにより、感光体ドラム20の表面が均一に帯電されなくなり、帯電ムラが発生する。そこで、メイン帯電器130から感光体ドラム20に流れ込む電流値の振れ幅を検出して、振れ幅が所定範囲を超えると、クリーニングサイクルを実施する。
次に、本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置について説明する。なお、第1の実施形態と同様の部分についての説明は割愛する。
図3に示すように、転写ローラ58と転写バイアス電源82の間には、電流測定器80が接続されている。電流測定器80は、制御部140に接続されている。これにより、感光体ドラム20から転写ローラ58に流れ込む電流値は、電流測定器80で測定されて制御部140へ送られる。
そして、感光体ドラム20から転写ローラ58に流れ込む電流値を検出して、電流値が所定値を超えた場合に、クリーニングサイクルを実施する。
このように、感光体ドラム20から転写ローラ58に流れ込む電流値から、クリーニングブラシ120の汚染状態を把握してクリーニングサイクルを実施することができる。
次に、本発明の第3の実施形態に係る画像形成装置について説明する。なお、第1の実施形態と同様の部分についての説明は割愛する。
図4に示すように、クリーニングブラシ120、メイン帯電器130の間に、ブラシ部材110が設けられている。ブラシ部材110は、感光体ドラム20の回転軸方向に長い板金112を有している。板金112には、導電性の繊維をブラシ状に形成した、所謂ファーブラシ114が、導電性を有する接着剤で貼り付けられている。そして、ファーブラシ114の先端部が感光体ドラム20に接触するようにして配設されている。
板金112は、電流測定器118を介して補助帯電器電源116に接続されている。これにより、ブラシ部材110には、帯電バイアスが印加されると共に、電流測定器118によってブラシ部材110に流れる電流値が測定される。
感光体ドラム20の表面電位とブラシ部材110の電位差が大きい場合には、ブラシ部材110で感光体ドラム20を多く帯電する必要があるので、帯電器電源116からブラシ部材110に流れる電流値が増加する。したがって、電流測定器118で、ブラシ部材110に流れる電流値を測定することで、ブラシ部材110の汚染度を見ることができる。そして、ブラシ部材110に流れる電流値が所定値以下となると、クリーニングブラシ120も汚染されていると推測して、ブラシ部材110とクリーニングブラシ120のクリーニングサイクルに入る。
次に、本発明の第4の実施形態に係る画像形成装置について説明する。なお、第1の実施形態と同様の部分についての説明は割愛する。
図5に示すように、クリーニングブラシ120よりも感光体ドラム20の回転方向Kの下流側には、非接触型の表面電位計84が設置されている。表面電位計84で検出された感光体ドラム20の表面電位の値は制御部140へ送られる。そして、感光体ドラム20の表面電位が所定値を超えた場合に、クリーニングサイクルを実施する。
このように、感光体ドラム20の表面電位を直接検出することで、クリーニングブラシ120の汚染状態を把握してクリーニングサイクルを実施することができる。
なお、上記実施の形態では、転写後の残留トナーを除去するクリーニングブレードを持たないクリーニングレス機構の画像形成装置10となっているが、これに限定されない。
例えば、クリーニングブレードを転写ローラ58とクリーニングブラシ120の間の感光体ドラム20(図1参照)に当接させ、転写後の残留トナーを除去する構成であっても良い。なお、この場合、上記実施の形態のように転写されずに残った残留トナーが多量にメイン帯電器130に送られることは無い。しかし、転写後の残留トナーをクリーニングブレードで完全に除去することはできず、やはり、一部の残留トナー(例えば、トナーに含まれる疎水性シリカなどの外添剤)はクリーニングブレードを摺りぬける。よって、現像と残留トナーの回収とを同時に行う方式以外の画像形成装置に対しても、本発明は有効である。
また、上記実施の形態では、帯電機構30で帯電する前に、感光体ドラム20を除電し電位を均一化するイレーズランプ等の除電手段を設けてないが、これに限定されない。例えば、転写ローラ58と帯電機構30と間の感光体ドラム20にイレーズランプで露光して除電し、表面電位を均一化した後、帯電する構成であっても良い。ただし、クリーニングサイクルを実施するか否かを判断する際は、イレーズランプが点灯したままであるとクリーニングブラシで帯電された電位が除去されてしまい、感光体ドラム20の表面電位を検出できなくなってしまうため、この場合はイレーズランプを消灯する必要がある。
また、本発明が適用される画像形成装置は、プリンタに限らず、複写機、ファクシミリ、あるいは、複合機等であってもよい。
本発明の第1の実施形態に係るレーザープリンタを模式的に示した図である。 本発明の第1の実施形態に係るレーザープリンタの画像形成部を模式的に示した図である。 本発明の第2の実施形態に係るレーザープリンタの画像形成部を模式的に示した図である。 本発明の第3の実施形態に係るレーザープリンタの画像形成部を模式的に示した図である。 本発明の第4の実施形態に係るレーザープリンタの画像形成部を模式的に示した図である。
符号の説明
10 画像形成装置
20 感光体ドラム
58 転写ローラ(転写部材)
80 電流測定器(検出手段、転写部材電流値検出手段)
84 表面電位計
110 ブラシ部材(ブラシ)
120 クリーニングブラシ(ブラシ)
118 電流測定器(検出手段、ブラシ電流値検出手段)
130 メイン帯電器(帯電部材)
138 電流測定器(検出手段、電流値検出手段、電流幅検出手段)

Claims (6)

  1. 光ビームが照射されることにより潜像が形成され、トナーによってトナー像が現像される像担持体と、
    前記像担持体に接触し露光可能な表面電位に帯電する帯電部材と、
    前記像担持体に形成されたトナー像を記録媒体又は中間転写体へ転写する転写部材と、
    を有する画像形成装置であって、
    前記帯電部材より前記像担持体の回転方向の上流側に設けられ、該像担持体を規定表面電位に帯電すると共に、該像担持体の表面に残留したトナーを回収して、この回収したトナーを非画像形成時に前記像担持体に排出する導電性の繊維からなるブラシと、
    前記帯電部材から前記像担持体に流れ込む電流値を検出する検出手段と、を有し、
    前記ブラシには帯電バイアスとしてトナー像を前記記録媒体又は前記中間転写体へ転写するためにトナーに供給される極性とは逆の逆極性のトナーを回収し、正極性のトナーを通過させる直流電圧が印加され、前記帯電部材には帯電バイアスとして前記ブラシを通過した正極性のトナーを更に通過させる直流及び交流電圧が印可され、
    前記検出手段で検出された前記電流値の振れ幅が所定範囲を超えると、ブラシから前記逆極性のトナーを排出させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記検出手段は、前記帯電部材に接続され、規定表面電位よりも小さい電圧を前記帯電部材に印加したとき、該帯電部材から前記像担持体に流れ込む電流値の振れ幅を検出する電流幅検出手段であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 光ビームが照射されることにより潜像が形成され、トナーによってトナー像が現像される像担持体と、
    前記像担持体に接触し露光可能な表面電位に帯電する帯電部材と、
    前記像担持体に形成されたトナー像を記録媒体又は中間転写体へ転写する転写部材と、
    を有する画像形成装置であって、
    前記帯電部材より前記像担持体の回転方向の上流側に設けられ、該像担持体を規定表面電位に帯電すると共に、該像担持体の表面に残留したトナーを回収して、この回収したトナーを非画像形成時に前記像担持体に排出する導電性の繊維からなるブラシと、
    前記転写部材に接続され、規定表面電位よりも小さい電圧を前記転写部材に印加したとき、前記像担持体から前記転写部材に流れ込む電流値を検出する検出手段と、を有し、
    前記ブラシには帯電バイアスとしてトナー像を前記記録媒体又は前記中間転写体へ転写するためにトナーに供給される極性とは逆の逆極性のトナーを回収し、正極性のトナーを通過させる直流電圧が印加され、前記帯電部材には帯電バイアスとして前記ブラシを通過した正極性のトナーを更に通過させる直流及び交流電圧が印可され、
    前記検出手段で検出された前記電流値の振れ幅が所定範囲を超えると、ブラシから前記逆極性のトナーを排出させることを特徴とする画像形成装置。
  4. 光ビームが照射されることにより潜像が形成され、トナーによってトナー像が現像される像担持体と、
    前記像担持体に接触し露光可能な表面電位に帯電する帯電部材と、
    前記像担持体に形成されたトナー像を記録媒体又は中間転写体へ転写する転写部材と、
    を有する画像形成装置であって、
    前記帯電部材より前記像担持体の回転方向の上流側に設けられ、該像担持体を規定表面電位に帯電すると共に、該像担持体の表面に残留したトナーを回収して、この回収したトナーを非画像形成時に前記像担持体に排出する導電性の繊維からなるブラシと、
    前記ブラシを複数備え、前記像担持体の回転方向の最下流に設けられたブラシによって帯電された前記像担持体の表面電位を検出する前記検出手段と、を有し、
    前記ブラシには帯電バイアスとしてトナー像を前記記録媒体又は前記中間転写体へ転写するためにトナーに供給される極性とは逆の逆極性のトナーを回収し、正極性のトナーを通過させる直流電圧が印加され、前記帯電部材には帯電バイアスとして前記ブラシを通過した正極性のトナーを更に通過させる直流及び交流電圧が印可され、
    前記検出手段で検出された前記表面電位の振れ幅が所定範囲を超えると、ブラシから前記逆極性のトナーを排出させることを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記像担持体の表面に残留するトナーを除去するクリーニングブレードを不要とするクリーナレス画像形成装置であることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記像担持体に形成された潜像をトナーによってトナー像に現像すると共に、前記帯電部材を通過した正極性のトナーを回収する現像器が設けられる請求項1〜5の何れか1項に記載の画像形成装置。
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