JP4729053B2 - コークス乾式消火方法 - Google Patents

コークス乾式消火方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4729053B2
JP4729053B2 JP2008009152A JP2008009152A JP4729053B2 JP 4729053 B2 JP4729053 B2 JP 4729053B2 JP 2008009152 A JP2008009152 A JP 2008009152A JP 2008009152 A JP2008009152 A JP 2008009152A JP 4729053 B2 JP4729053 B2 JP 4729053B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
coke
biomass
valve
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008009152A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008133478A (ja
Inventor
淳 鈴木
茂 橋本
正彦 横溝
康孝 紫原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP2008009152A priority Critical patent/JP4729053B2/ja
Publication of JP2008133478A publication Critical patent/JP2008133478A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4729053B2 publication Critical patent/JP4729053B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Coke Industry (AREA)

Description

本発明は、コークス乾式消火方法に関するものである。
コークス炉から排出される赤熱コークスを冷却するにあたり、赤熱コークスの顕熱を回収して省エネルギーを図るためにコークス乾式消火装置(いわゆるCDQ(Coke Dry Quencher))が用いられる。
乾式消火装置は、赤熱コークスの有する顕熱を不活性ガスにて熱交換する冷却室と、該冷却室の上部のプレチャンバーとを有する。赤熱コークスはプレチャンバーの上方のコークス装入蓋を開いてプレチャンバー内に装入される。プレチャンバーは赤熱コークス投入の時間変動を吸収し、かつ操業の安定性を得る目的で設けられている。コークスは冷却室内で不活性ガスと熱交換して200℃近くまで冷却された後、冷却室下方のカットゲートを開いて一定量ずつ切り出される。熱交換後900℃に加熱された不活性ガスは冷却室の上部からリングダクトへ排出され、1次ダストキャッチャーを経て廃熱ボイラーで熱回収され、循環ブロアーで再度冷却室へ圧送される。
循環ガス系統において、循環ブロアと冷却室との間の配管を分岐させ、分岐管の途中に放散弁を設け、循環ガスの一部を大気中に放散させる場合がある。ガスを放散させずに回収することもできる。ここでは、大気中に放散させる場合、ガスを回収する場合のいずれにおいても、放散弁との名称を用いる。
プレチャンバー内の圧力は、大気圧に対して常に一定の負圧を保つように制御される。通常は、上記放散弁の弁開度の調整によって放散弁を通過するガス量を調整し、これによって消火塔から排出する循環ガス排出量と消火塔に圧送する循環ガス圧送量の差を調整し、プレチャンバー内の圧力を制御することができる。プレチャンバー内に圧力計を配置し、圧力計の検出結果に基づいて放散弁の開度を調整する制御が行われる。プレチャンバー内に空気を吹き込む場合には、空気吹き込みによって系内のガス量が増大するので、ガス量を一定に保持するためには放散弁を通して排出するガス量を増大することによってバランスを保持する。
プレチャンバーに赤熱コークスを投入するためにコークス装入蓋を開いた際、あるいは冷却塔からコークスを排出するためにカットゲートを開いた際には、負圧に調整していた消火塔内に空気が入り込み、プレチャンバー内の圧力が設定圧力から外れることとなる。プレチャンバー内圧力については、プレチャンバー内に設置した圧力計の検出結果に基づいて循環ガスの放散弁の開度を調整することにより、設定圧力に一致するように制御されている。コークス装入蓋を開いた際においても、プレチャンバー内の圧力が設定圧力から外れた場合には放散弁の開度が自動制御によって調整され、プレチャンバー内圧力を設定圧力に戻すよう調整される。ところが、放散弁の操作速度には限界があり、また放散弁が操作されてからプレチャンバー内の圧力に変動が生じるまでに時間的なずれがあるため、コークス装入蓋を開いた際あるいはカットゲートを開いた際におけるプレチャンバー内の急激な圧力変動に迅速に対応することができず、圧力の乱調が発生することがある。プレチャンバー内の圧力の乱調が発生し、プレチャンバー内が正圧となると、開いたコークス装入蓋からガスが噴出することとなり、プレチャンバー内が過度の負圧となると開いたコークス装入蓋から空気が過剰に吸い込まれてコークスが燃焼し、蒸気発生量が増加しすぎることとなる。
特許文献1においては、プレチャンバー内圧力と設定圧力との差を検出し、圧力差が許容範囲外にある継続時間が設定時間を超えたときに流量制御用バルブ(放散弁)の開度を調整することにより、圧力制御の乱調を防ぐことができるとしている。
装入されるコークス中には揮発分や微粉コークスを含んでいる。揮発分は、燃焼性が高く循環ガス中に高い比率で含まれると異常燃焼の可能性がある。そこでプレチャンバー内に空気を吹き込むと、コークス塊中に残存する揮発分や微粉コークスを燃焼させることができる。吹き込んだ空気により赤熱コークスの表層の一部が燃えることもある。その結果、高温になった空気及び燃焼排ガスが不活性ガスに混合することにより、冷却室から排出されるガスの熱量を増大することができる。また、プレチャンバーを経て冷却室に到達するコークスの温度も上昇しているため、冷却室内で不活性ガスに回収される熱量も増大する。その結果、廃熱ボイラーでの蒸気回収量を増大することができる。このためには、プレチャンバー内に空気を吹き込む空気導入設備を設置する。
特開昭57−165482号公報
コークスの乾式消火装置において、前述のようにプレチャンバーへの空気吹き込み実施中において、赤熱コークスを投入するためにコークス装入蓋を開いた際、あるいはコークスを排出するためにカットゲートを開いた際に、プレチャンバー内の圧力制御がうまくいかないことがあった。
また、木質、農業系バイオマスはカーボンニュートラルであり、積極的に使用して石油、石炭等を代替すべき資源であるといえる。これらバイオマスや炭化水素化廃棄物(以下「バイオマス等」という。)を赤熱コークスと共に乾式消火装置に投入すると、赤熱コークスの顕熱で揮発分が脱離する。プレチャンバー内では、コークス投入時の巻き込み空気や空気導入設備からの吹き込み空気が存在し、その空気の一部はプレチャンバー内のコークスの炭素の燃焼に用いられ、コークス歩留を悪化させる原因となっていた。バイオマス等をプレチャンバー内に投入すると、バイオマス等から揮発した成分が優先的に空気と反応することとなり、コークス燃焼ロスを低減することができる。また、バイオマス等の残渣中の炭素分は、コークスとして使用可能である。
プレチャンバー内の赤熱コークスの上にバイオマス等を投入した瞬間、あるいはプレチャンバー内のコークス上に未反応のバイオマスが堆積しているところに新たに赤熱コークスを投入した瞬間には、未反応のバイオマス等が急速に加熱されて瞬間的にガス化反応が起きる場合がある。このようなときに、プレチャンバー内の圧力制御がうまくいかず、圧力がハンチングを起こすことがある。本発明は、バイオマス等を乾式消火装置に投入する場合においてもプレチャンバー内の圧力制御を安定化させることのできるコークス乾式消火方法を提供することを目的とする。
即ち、本発明の要旨とするところは以下の通りである。
(1)冷却室2とその上部のプレチャンバー3とよりなる消火塔1を用い、プレチャンバー上方から赤熱コークス9を装入し、消火塔1に不活性ガス38を循環させて赤熱コークスの顕熱を回収するようにしたコークス乾式消火方法において、不活性ガス38を循環させる循環系統は循環ガスの放散弁13を有し、放散弁13の開度調整によってプレチャンバー内の圧力制御を行っており、プレチャンバー3内に木質系及び又は農業系バイオマスと炭化水素化廃棄物の一方又は両方(以下「バイオマス等」という。)を投入し、プレチャンバーへのバイオマス等の投入開始時とコークス投入開始時の一方又は両方において、投入開始から一定時間経過後に放散弁13の開度を上げることを特徴とするコークス乾式消火方法。
(2)プレチャンバー3内に空気を吹き込む空気導入設備20を有し、プレチャンバー3へのバイオマス等の投入開始時とコークス投入開始時の一方又は両方において、投入開始から一定時間経過後に空気導入設備20の流量調整弁22の開度を下げることを特徴とする上記(1)に記載のコークス乾式消火方法。
(3)プレチャンバー3へのバイオマス等の投入開始時とコークス投入開始時の一方又は両方において、投入開始から一定時間経過後に循環ガス37の循環量を減らすことを特徴とする上記(1)又は(2)に記載のコークス乾式消火方法。
本発明により、プレチャンバーへのバイオマス等の投入を実施するコークスの乾式消火方法において、バイオマス等の投入時やコークス投入時におけるプレチャンバー内の圧力制御を安定化することができる。
本発明の実施の形態を図1に基づいて説明する。
赤熱コークスを冷却する消火塔1は縦形に形成され、上下方向にプレチャンバー3と冷却室2を備えている。プレチャンバー3と冷却室2とは、その内壁周囲に形成されたスローピングフリュー部4によってガス流れフローとしては分割されている。
980℃前後の温度を有する赤熱コークス9はプレチャンバー3の上方にあるコークス装入蓋14を開けてその開口部から装入され、漸次下方に移動し、冷却室2において冷却室下部の吹き込み菅11から吹き込まれる不活性ガス38によって冷却される。冷却室下部から排出されるときのコークス10の温度は200℃近くとなっている。
冷却室内において吹き込まれた不活性ガス38は、冷却室内を上昇しつつ赤熱コークスとの間で熱交換が行なわれ、ガス温度が上昇し、冷却室上部のスローピングフリュー部4からリングダクト5に排出される。更に不活性ガスはリングダクト5から1次ダストキャッチャー6を経て廃熱ボイラー7に送られ、廃熱ボイラー7で熱回収されて温度が180℃前後に低下した後、循環ブロアー8を経て不活性ガス吹き込み管11から再度冷却室2に吹き込まれる。
循環ガス系統において、循環ブロア8と不活性ガス吹き込み管11との間の配管を分岐させて放散ガス配管12を設置し、放散ガス配管12の途中に放散弁13を設ける。放散ガス配管12を経由して循環ガスの一部を大気中に放散させることができる。もちろん、ガスを放散させずに回収することもできる。
図1に示す例においては、必要に応じて空気導入設備20からプレチャンバー内に空気41を吹き込む。吹き込まれた空気中の酸素が残存揮発分、微粉コークス及び塊コークスの一部と反応する。反応は主に一酸化炭素を生成する発熱反応であり、吹き込んだ空気と生成ガス、及びコークスは温度が上昇しつつプレチャンバー内を下降し、プレチャンバー下部において最も高い温度となる。吹き込んだ空気と生成ガスは、プレチャンバー下部において下方から上昇してきた不活性ガスと混合し、スローピングフリュー部4からリングダクト5に排出される。プレチャンバーへの空気41の吹き込み量の調整は、例えば廃熱ボイラー7における回収蒸気量を常に一定に保持するように調整される。発生蒸気35の系列に発生蒸気流量計26を配置し、該流量計で測定した発生蒸気量に基づき、流量制御装置25によって流量調整弁22の開度を調整し、蒸気発生量を一定に保持する制御を行う。特開2002−256270号公報に記載されているとおりである。また、空気導入設備20からプレチャンバー3への空気吹き込み量の調整手段としては、流量調整弁22の弁開度の調整によって行われる。流量調整弁22を閉として空気吹き込みを停止する場合には、放気弁23を開いて放気弁23から空気を逃がす。放気弁23を開く理由は、流量調整弁22を閉とする際に空気導入設備20(送風機)のサージングを防止するためである。
プレチャンバー内の圧力は、大気圧に対して常に一定の負圧を保つように制御される。図1に示す例では、放散弁13の弁開度の調整によって放散ガス配管12を通過するガス量を調整し、これによって消火塔1から排出する排出ガス32の量と消火塔に圧送する吹き込みガス31の圧送量の差を調整し、プレチャンバー内の圧力を制御している。プレチャンバー内に圧力計16を配置し、圧力制御装置24は圧力計16の検出結果に基づいて放散弁13の開度を調整し、プレチャンバー内の圧力を設定圧に一致させる制御を行う。空気導入設備20からプレチャンバー内に空気41を吹き込む場合には、空気吹き込みによって系内のガス量が増大するので、ガス量を一定に保持してプレチャンバー内圧力を一定にするためには、放散弁13を通して排出するガス量を増大することによってバランスを保持することとなる。
まず、プレチャンバー上方のコークス装入蓋14の開閉に際しての本発明の参考形態のコークス乾式消火方法について、図2を参照しつつ説明する。
従来は、プレチャンバーへの空気41吹き込み実施中において、赤熱コークスを投入するためにコークス装入蓋14を開いた際にも空気吹き込みを同じように継続しており、その結果としてプレチャンバー内圧力は、放散弁13の開度調整が追従しないために、瞬間的に大量の空気を吸い込むためにプレチャンバー内のコークスガス化反応が急激に起きることで圧力が上昇し、コークス装入口よりガスが吹き出す現象が発生するという状況であった。
本参考形態において、コークス装入蓋14を開く際には、開く時刻の一定時間(t1)前に事前信号を発生する。コークス装入蓋14を開けてからアクションを取ったのでは制御が間に合わないからである。事前信号から一定時間(t2)経過後に空気導入設備20の流量調整弁22の開度を記憶すると同時にプレチャンバーへの空気導入路を閉める。流量調整弁22の開度を記憶するのは、この後コークス装入蓋14を再度閉じたときに、流量調整を再開する際における開度の初期値として使用するためである。プレチャンバーへの空気導入路を閉める手段としては、図2に示すように流量調整弁22の開度を全閉とすることによって対応することができる。別に設けた遮断弁を閉じても良い。
コークス装入蓋14を閉めているときも開けているときもプレチャンバー内の圧力は僅かながら負圧に制御しているので、コークス装入蓋14を開くと同時に開口部からプレチャンバー内に空気が流入する。本参考形態においては、コークス装入蓋14を開けている間はプレチャンバー内への空気吹き込みを中止するので、開口部からの流入空気量増大と相殺することができ、プレチャンバー内圧力はプレチャンバー内のコークスガス化反応が一定に起きることで圧力が上昇することなく、コークス装入口よりガスが吹き出す現象も発生しないという状況に改善される。
コークス装入蓋14を開く時刻と事前信号との間の一定時間(t1)については、30秒程度の時間とすると好ましい。コークス開事前信号はコークスバケットがリミットスイッチ位置を切った時間で蓋動作の準備信号、装置構成により異なる。
事前信号から空気導入路を閉じるまでの一定時間(t2)については、25秒程度の時間とすると好ましい。コークス蓋が実際に開く際には導入空気が止まっている状態にするために弁動作時間を確保するためである。
プレチャンバーへの空気導入路を閉めると同時に、放気弁23を開くこととしても良い。
コークス装入が完了し、コークス装入蓋14を閉じたら、コークス装入蓋閉信号から一定時間(t3)経過後に空気導入設備20の流量調整弁22の開度を前記記憶した開度として空気導入路を開ける。
一定時間(t3)経過後とするのは、コークス装入蓋14が閉じた直後の変動が抑制される時間を確保するためである。一定時間(t3)については、1〜3秒程度の時間が好ましい。リミット位置、蓋の開閉速度等に基づいて定める。空気導入路を開ける際における流量調整弁22の開度を前記記憶した開度とするので、プレチャンバー3への空気吹き込み量を好適な量として吹き込みを再開することができる。
プレチャンバー3への空気導入路を開けると同時に、放気弁23を閉じることとしても良い。
空気導入路を開けてからさらに一定時間(t4)経過後にプレチャンバー空気吹き込み量の制御を定常運転に戻す。
空気吹き込み量の制御を定常運転に戻すのを一定時間(t4)経過後とするのは、流量調整弁の開動作時間及び実際に流量が増加することを検知できる時間を確保するためである。一定時間(t4)については、5秒程度の時間とすると好ましい。導入空気の管路長及び弁の開閉動作速度等から定める。
空気吹き込み量制御の定常運転とは、例えば廃熱ボイラー7における回収蒸気量を常に一定に保持するように空気吹き込み量を制御する方法を採用することができる。
コークス装入蓋開閉時におけるプレチャンバー内の圧力を設定圧力一定に保持するためには、上記空気導入設備の空気吹き込み制御とともに、プレチャンバー内の圧力制御を適正に行うことが必要である。プレチャンバー内の圧力制御は、通常は前述のように放散ガス配管12を経由して循環系外に排出される放散ガス36の流量を調整することによって行われる。排出されるガス流量制御は、放散弁13の開度を調整することによって行うことができる。プレチャンバー内の圧力制御を、プレチャンバー内に設置した圧力計16の検出結果に基づいて放散弁13の開度を調整することによって行う、いわゆるフィードバック制御を行っている場合、コークス装入蓋開閉時にもフィードバック制御のみを行っていたのでは、プレチャンバー内圧力がハンチングを起こして正常な圧力制御ができなくなることがある。
コークス装入蓋開閉時におけるプレチャンバー内圧力制御としては、従来から行っている方法をそのまま適用することもでき、あるいは特許文献1に記載の方法、即ちプレチャンバー内圧力と設定圧力との差を検出し、圧力差が許容範囲外にある継続時間が設定時間を超えたときに流量制御用バルブ(放散弁)の開度を調整する方法を採用することもできる。
本参考形態においては、コークス装入蓋開閉時におけるプレチャンバー内圧力制御として、コークス装入蓋開の信号に基づいて放散弁13の弁開度の調整を行い、コークス装入蓋閉の信号に基づいて再度放散弁13の弁開度の調整を行うこととすると好ましい。放散弁13の弁開度の調整とは、具体的にはコークス装入蓋開の信号を受け取ったときに放散弁13の弁開度を一定量増加させる手段、またコークス装入蓋閉の信号を受け取ったときに放散弁13の弁開度を一定量減少させる手段を採用することができる。このようなフィードフォワード制御を付加することにより、コークス装入蓋14を開いた直後における流入空気量の増大、コークス装入蓋14を閉じた直後における流入空気量の減少に適切に対応することができ、フィードバック制御のみを実施したときに発生する圧力のハンチングを防止することができる。
次に、冷却室下方のカットゲート15の開閉に際しての本発明の参考形態のコークス乾式消火方法について、複数のカットゲートの開閉でコークスを排出する方法を、図3を参照しつつ説明する。
まず、プレチャンバー内に空気を吹き込む空気導入設備20を有する場合であって、カットゲート15の開閉に際しての空気導入設備20からの空気吹き込み量の制御方法について図3(a)(b)に基づいて説明する。
従来は、プレチャンバーへの空気吹き込み実施中において、冷却したコークスを排出するためにカットゲート15を開いた際にも空気吹き込みを同じように継続しており、空気吹き込み量の調整も定常運転時と同様のフィードバック制御をおこなっていた。その結果としてプレチャンバー内圧力は、カットゲートがある部分は冷却室(クーリングチャンバー)下部であるために正圧になっており、各々のカットゲートにはリーク量があるがゆえに、1個のカットゲートが開くと循環ガスが系外に吹き出す。このため、各々のカットゲートが開く度にプレチャンバー内の圧力は急激に低下し、プレチャンバー圧力調整弁が閉方向に動作し、今度はプレチャンバー内圧力が正圧になるハンチングが発生する。この結果、プレチャンバーからガスの吹き出しが発生するという状況であった。
本参考形態においては、空気導入設備20の空気流量調整について、定常運転時のフィードバック制御を行わず、カットゲート15の開信号により、空気導入設備20の流量調整弁22の開度をそのときの開度に固定する(図3(a))かあるいはあらかじめ定めた規定開度とする(図3(b))。フィードバック制御では上記のようにプレチャンバー内圧力がハンチングを起こすことがあるが、流量調整弁22の開度をそのときの開度に固定(ロック)するかあるいはあらかじめ定めた規定開度とする(フィードフォワード制御)ことにより、圧力のハンチングを防止することができ、プレチャンバー内圧力は、20hPa以下の変動に抑制されプレチャンバーからのガスの吹き出しもないという状況に改善される。
上記規定開度については、各々のカットゲートのガスリーク量に依存し、調整することになる。
コークスの排出が終了してカットゲート15を閉じる際においては、空気導入設備20の流量調整をそのまま定常運転時のフィードバック制御に戻せばよい。あるいは図3(b)に示すように、カットゲート開信号を受けたときに空気導入設備の流量調整弁の開度を記憶しておき、カットゲートを閉じたときに流量調整弁の開度を該記憶した開度とした上でフィードバック制御に戻すこともできる。
カットゲート15の開閉を行う際においては、空気導入設備20の空気流量調整について上記本参考形態を実施するのみならず、プレチャンバー内圧力制御についても適正に行うことが必要である。これについては、従来から行っている方法をそのまま適用することもでき、あるいは特許文献1に記載の方法、即ちプレチャンバー内圧力と設定圧力との差を検出し、圧力差が許容範囲外にある継続時間が設定時間を超えたときに流量制御用バルブ(放散弁)の開度を調整する方法を採用することもできる。
本参考形態においては、放散弁13の開度調整によってプレチャンバー内の圧力制御を行っている場合であって、冷却室下方のカットゲート15の開信号により、放散弁13の開度をそのときの開度に固定する(図3(c))かあるいはあらかじめ定めた規定開度とする(図3(d))と好ましい。カットゲート開閉時において定常運転時のフィードバック制御を継続する、あるいは特許文献1に記載の方法を適用するのに比較し、本参考形態の方法を適用することによって、プレチャンバー内圧力変動を、20hPaの変動から10hPaの変動に抑制することができた。
上記規定開度については、各々のカットゲートのガスリーク量に依存し、調整することになる。
コークスの排出が終了してカットゲート15を閉じる際においては、プレチャンバー内の圧力制御をそのまま定常運転時のフィードバック制御に戻せばよい。あるいは図3(d)に示すように、カットゲート開信号を受けたときに放散弁13の開度を記憶しておき、カットゲート15を閉じたときに放散弁13の開度を該記憶した開度とした上でフィードバック制御に戻すこともできる。
次に、プレチャンバー内に木質系及び又は農業系バイオマスと炭化水素化廃棄物の一方又は両方(バイオマス等)を投入する際における本発明のコークス乾式消火方法について説明する。
バイオマスはカーボンニュートラルであり、石油、石炭等を代替すべき資源であるといえる。バイオマスとは生物量の総称であり、FAO(国連食糧農業機関)によれば、農業系、林業系、畜産系、水産系、廃棄物系等に分類される。
本発明では、農業系と木質系バイオマスを対象としている。本発明において、バイオマスについての定義は上記FAOの定義に準ずる。すなわち、農業系バイオマスとは、FAO定義における農業系バイオマスを指し、麦わら、サトウキビ、米糠、草木等が該当する。加えて、木質系バイオマスとは、FAO定義における林業系バイオマスと、廃棄物系バイオマスの一部を指し、製紙廃棄物、製材廃材、除間伐材、薪炭林、庭木、木材などの建設廃材、などが該当する。これらを使用するのは、含有水分が少なく(〜50質量%)、湿分基準の発熱量も高いため、赤熱コークス顕熱のみで乾留に必要な熱量以上のガス、固体エネルギーを回収できるからである。
炭化水素化廃棄物とは、代表的なものとしてプラスチック類があり、例えば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)等のパラフィン系の高分子化合物やポリ塩化ビニル(PVC)を含む物質である。これらは、バイオマスと同様に赤熱コークスの顕熱にて熱分解ガス化し乾留し、炭素源として回収することができる。
これらの炭化水素化廃棄物は単独に廃棄物等で回収したものを利用できる他、木質系バイオマス、特に廃棄物系バイオマス中には混在しており、混在状態のまま利用することも可能である。
本発明では、木質系及び又は農業系バイオマスと炭化水素化廃棄物の一方又は両方を「バイオマス等」と呼び、これらを乾式消火設備のプレチャンバー内に投入する。バイオマス等をプレチャンバー内に投入すると、赤熱コークスの顕熱で揮発分が脱離する。空気導入設備20によってプレチャンバー内に吹き込まれた空気、及びコークス投入時にプレチャンバー内に巻き込まれた空気は、まず上記バイオマス等から離脱した揮発分の燃焼に使われ、その結果生じた熱が廃熱ボイラーにおいて蒸気として回収される。この結果、プレチャンバー内の空気によるコークスの燃焼が減少するので、コークスの燃焼ロスを低減することができる。また、揮発分が脱離した後のバイオマス等の残渣中における炭素分は、燃焼性、着火性に優れ、他の性状もコークスに比べ遜色ないため、コークスとしての使用が可能である。
プレチャンバー内へのバイオマス等の投入は、コークスとバイオマス等とを交互に投入するバッチ式投入、バイオマス等を連続的に投入する連続投入のいずれを採用しても良い。プレチャンバー内へのバイオマス等の投入方法としては、図1に示すようにコークス装入蓋14を開けてバイオマス等30を投入するようにしてもよく、あるいはプレチャンバーの側壁からバイオマス等を投入する投入口を設けても良い。
プレチャンバー内の赤熱コークスの上にバイオマス等を投入した瞬間、あるいはプレチャンバー内のコークス上に未反応のバイオマスが堆積しているところに新たに赤熱コークスを投入した瞬間には、未反応のバイオマス等が急速に加熱されて瞬間的にガス化反応が起きる場合がある。このようなときに、放散弁の開度調整によってプレチャンバー内の圧力制御をフィードバック制御で行っている場合において、プレチャンバー内の圧力制御がうまくいかず、圧力がハンチングを起こすことがある。
本発明は、プレチャンバーへのバイオマス等の投入開始時とコークス投入開始時の一方又は両方において、図4(a)に示すように投入開始から一定時間(t5)経過後に放散弁の開度を上げることにより、プレチャンバー内の圧力を安定して保持することが可能になる。定常運転時のフィードバック制御に加え、バイオマス等の投入開始やコークス投入開始の信号に基づいて放散弁の開度を上げるフィードフォワード制御を付加することにより、プレチャンバー内のガス発生量が急激に増えた際における適正な圧力制御に迅速に移行できるからである。
一定時間(t5)経過後とするのは、バイオマスが赤熱コークスからの伝熱によって乾燥・加熱され熱分解ガスが発生する時間が必要だからである。一定時間(t5)については、20〜30秒程度の時間であり、この時間はバイオマスの投入量により熱分解ガス化するのに必要な200〜300℃の温度に要する時間の違いである。
放散弁13の開度の上げしろは通常5〜10%程度であり、この上げしろはバイオマスの投入量により調整する。
本発明は、プレチャンバー内に空気を吹き込む空気導入設備20を有している場合において、上記プレチャンバー内の圧力制御に加え、プレチャンバーへのバイオマス等の投入開始時とコークス投入開始時の一方又は両方において、図4(b)に示すように投入開始から一定時間(t5)経過後に前記空気導入設備20の流量調整弁22の開度を下げることにより、プレチャンバー内の圧力を一層安定して保持することが可能になる。定常運転時のフィードバック制御に加え、バイオマス等の投入開始やコークス投入開始の信号に基づいてプレチャンバーへの空気吹き込み量を下げるフィードフォワード制御を付加することにより、プレチャンバー内のガス発生量が急激に増えた際における適正な圧力制御に迅速に移行できるからである。
一定時間(t5)経過後とする理由は上記放散弁の開度調整の場合と同様である。また、空気導入設備の流量調整弁の開度の下げしろについては、プレチャンバー内に投入するバイオマスのコークスに対する投入量割合や、バイオマスの形状(大きさ)によって制御量は変化する。
例えば、バイオマスの粒径が30mmで投入量がコークス処理量の5%程度のときは、赤熱コークス上にバイオマスを投入しても輻射などの伝熱速度は比較的遅いために熱分解ガス化反応がゆっくりと反応し、赤熱コークス上のバイオマスは次の赤熱コークス投入前にバイオマスの未反応部分が残ることになる。未反応のバイオマス上に赤熱コークスを投入すると伝熱速度の速い対流伝熱が支配的になるために熱分解ガス化反応も速くなり、プレチャンバーの発生ガス量が多くなる。したがって、このような場合にはプレチャンバーに投入する空気量を下げプレチャンバーから発生するガス量増加を抑制するとともに、放散弁を開けて循環量を下げてやる必要がある。
バイオマスの粒径が小さくなると未反応部分が残る部分が少なくなるために変動が小さくなり、粒径が大きくなると赤熱コークスが上に投入されても単位体積当たりの表面積が小さいために反応が遅くなってくる。
本発明は、上記プレチャンバー内の圧力制御、プレチャンバーへの空気吹き込み量制御に加え、プレチャンバーへのバイオマス等の投入開始時とコークス投入開始時の一方又は両方において、投入開始から一定時間経過後に循環ガスの循環量を一時的に減らすことにより、プレチャンバー内の圧力を一層安定して保持することが可能になる。
循環ガス量については、定常運転時にはボイラ入口温度が一定温度(900〜980℃)になるように風量を維持するという制御を行っている。このような循環ガス量制御に加え、バイオマス等の投入開始やコークス投入開始の信号に基づいて循環ガスの循環量を一時的に減らすフィードフォワード制御を付加することにより、プレチャンバー内のガス発生量が急激に増えた際における適正な制御に迅速に移行できるからである。
一定時間(t5)経過後とする理由及び循環ガス量の減らし代については上記放散弁の開度調整の場合と同様である。
本発明を適用する乾式消火設備を示す図である。 コークス装入蓋開閉時における空気導入設備流量調整弁開度の時間推移図である。 カットゲート開閉時における空気導入設備流量調整弁及び放散弁開度の時間推移図である。 バイオマス等投入開始時における放散弁および空気導入設備流量調整弁開度の時間推移図である。
符号の説明
1 消火塔
2 冷却室
3 プレチャンバー
4 スローピングフリュー部
5 リングダクト
6 1次ダストキャッチャー
7 廃熱ボイラー
8 循環ブロアー
9 赤熱コークス
10 排出コークス
11 不活性ガス吹き込み管
12 放散ガス配管
13 放散弁
14 コークス装入蓋
15 カットゲート
16 圧力計
17 ガス排出管
19 バイパス管
20 空気導入設備
21 ブロアー
22 流量調整弁
23 放気弁
24 圧力制御装置
25 流量制御装置
26 発生蒸気流量計
27 2次ダストキャッチャー
28 循環ガス弁
29 赤熱コークス層
30 バイオマス等
31 吹き込みガス
32 排出ガス
33 廃熱ボイラー供給ガス
34 給水
35 発生蒸気
36 放散ガス
37 循環ガス
38 不活性ガス
39 空気流
40 バイパスガス
41 プレチャンバー吹き込み空気

Claims (3)

  1. 冷却室とその上部のプレチャンバーとよりなる消火塔を用い、プレチャンバー上方から赤熱コークスを装入し、消火塔に不活性ガスを循環させて赤熱コークスの顕熱を回収するようにしたコークス乾式消火方法において、前記不活性ガスを循環させる循環系統は循環ガスの放散弁を有し、該放散弁の開度調整によってプレチャンバー内の圧力制御を行っており、前記プレチャンバー内に木質系及び又は農業系バイオマスと炭化水素化廃棄物の一方又は両方(以下「バイオマス等」という。)を投入し、プレチャンバーへのバイオマス等の投入開始時とコークス投入開始時の一方又は両方において、投入開始から一定時間経過後に前記放散弁の開度を上げることを特徴とするコークス乾式消火方法。
  2. 前記プレチャンバー内に空気を吹き込む空気導入設備を有し、プレチャンバーへのバイオマス等の投入開始時とコークス投入開始時の一方又は両方において、投入開始から一定時間経過後に前記空気導入設備の流量調整弁の開度を下げることを特徴とする請求項1に記載のコークス乾式消火方法。
  3. 前記プレチャンバーへのバイオマス等の投入開始時とコークス投入開始時の一方又は両方において、投入開始から一定時間経過後に循環ガスの循環量を減らすことを特徴とする請求項1又は2に記載のコークス乾式消火方法。
JP2008009152A 2008-01-18 2008-01-18 コークス乾式消火方法 Expired - Fee Related JP4729053B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008009152A JP4729053B2 (ja) 2008-01-18 2008-01-18 コークス乾式消火方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008009152A JP4729053B2 (ja) 2008-01-18 2008-01-18 コークス乾式消火方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003018637A Division JP4133372B2 (ja) 2003-01-28 2003-01-28 コークス乾式消火方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008133478A JP2008133478A (ja) 2008-06-12
JP4729053B2 true JP4729053B2 (ja) 2011-07-20

Family

ID=39558523

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008009152A Expired - Fee Related JP4729053B2 (ja) 2008-01-18 2008-01-18 コークス乾式消火方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4729053B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012100310A1 (pt) * 2011-01-27 2012-08-02 Medrado Agenor Aumento da dureza e resistência ao impacto e a abrasão do coque através da mistura de biomassa (sacarose; melaço de soja;melaço de cana de açúcar e outros tipos de melaço) com a água de apagamento do coque produzido em fornos verticais e horizontais
KR101199950B1 (ko) 2011-04-22 2012-11-09 주식회사 포스코 코크스 건식 소화 설비 및 이의 운전 방법
KR102117403B1 (ko) * 2013-07-03 2020-06-02 재단법인 포항산업과학연구원 코크스 오븐 가스(cog)를 이용한 코크스 건식 냉각 방법 및 합성가스 재활용 방법

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63101484A (ja) * 1986-10-17 1988-05-06 Sumikin Chem Co Ltd コ−クス乾式消火方法
JPH10165917A (ja) * 1996-12-09 1998-06-23 Nkk Corp 廃プラスチックのガス化方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63101484A (ja) * 1986-10-17 1988-05-06 Sumikin Chem Co Ltd コ−クス乾式消火方法
JPH10165917A (ja) * 1996-12-09 1998-06-23 Nkk Corp 廃プラスチックのガス化方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008133478A (ja) 2008-06-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11441078B2 (en) Burn profiles for coke operations
AU2007219513B2 (en) Method and device for the coking of high volatility coal
BR102013002741B1 (pt) Sistema de controle de tiragem automática para coqueiras
JP4701140B2 (ja) ストーカ式焼却炉及びその燃焼制御方法
US9127207B2 (en) Pyrolyser
JP4729053B2 (ja) コークス乾式消火方法
EP2586850B1 (en) Coke dry quenching plant and method for operating same
WO2013171457A1 (en) Improvements in waste processing
CN101696799B (zh) 预防循环流化床锅炉结焦装置
JP2004231688A (ja) コークス乾式消火方法
CN101701707B (zh) 预防循环流化床锅炉气固分离器中结焦装置
JP4299841B2 (ja) コークス乾式消火方法及び装置
JP4938043B2 (ja) コークス乾式消火方法
JP3868315B2 (ja) 熱分解ガス化溶融炉の燃焼制御装置及び燃焼制御方法
KR101351962B1 (ko) Cdq 챔버내 비상 연소용 에어공급장치 및 이를 이용한 에어공급방법
JP3921169B2 (ja) コークス乾式消火方法
KR100596222B1 (ko) 코크스 건식 소화 장치에서의바이오매스(biomass)의 처리방법
JP3869669B2 (ja) コークス乾式消火方法及び装置
JP3962308B2 (ja) コークス乾式消火設備におけるバイオマスの処理方法
JP4035057B2 (ja) Cdqにおけるバイオマス処理時のガス導入方法
JP2001158883A (ja) コークス乾式消火方法及び消火装置
JP6608237B2 (ja) ガス冷却方法及びガス冷却装置
JPS5927983A (ja) コ−クス乾式消火設備の操業方法
JP2009221343A (ja) 燃焼炉の熱分解ガス処理方法及び装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110107

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110118

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110311

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110405

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110415

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4729053

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140422

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140422

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140422

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees