JP4726132B2 - データ送信方法、データ送信システム、サーバ装置、及びコンピュータプログラム - Google Patents

データ送信方法、データ送信システム、サーバ装置、及びコンピュータプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4726132B2
JP4726132B2 JP2006046429A JP2006046429A JP4726132B2 JP 4726132 B2 JP4726132 B2 JP 4726132B2 JP 2006046429 A JP2006046429 A JP 2006046429A JP 2006046429 A JP2006046429 A JP 2006046429A JP 4726132 B2 JP4726132 B2 JP 4726132B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
content data
property information
music
database
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006046429A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007226503A (ja
Inventor
克信 友貞
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Xing Inc
Original Assignee
Xing Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Xing Inc filed Critical Xing Inc
Priority to JP2006046429A priority Critical patent/JP4726132B2/ja
Publication of JP2007226503A publication Critical patent/JP2007226503A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4726132B2 publication Critical patent/JP4726132B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Description

本発明は、ユーザがコンテンツデータをダウンロードした場合、そのコンテンツデータと同じコンテンツでデータ品質及びデータの長さが異なるデータを、ID及びダウンロードリスト等を用いずにダウンロードできるようにしたデータ送信方法、データ送信システム、サーバ装置、及びコンピュータプログラムに関する。
従来、携帯電話機の着信時、メール受信時に利用できる楽曲データ(コンテンツデータ)を携帯電話機へダウンロードするサービスを行っている事業体(企業体)が多数存在する。携帯電話機で利用される楽曲データは一般に、その楽曲の一部のみである場合や、携帯電話機の内蔵シンセサイザチップの音色及び音程等を規定したファイル形式(例えばMIDI)であることが多い。そのため、ダウンロードした楽曲データと同一曲の最初から最後までを高音質で聞くためには、同曲の音質の良い楽曲データを新たにコンピュータなどでダウンロードするか、CD(Compact Disk)のような原盤ディスクを購入する必要があった。
上述したように同一曲で異なる形態の楽曲を複数回購入する場合、ユーザがスムーズに購入手続きを行えるようにした仕組みが複数の特許文献で開示されている。まず、特許文献1では、音楽CDの購入者が有する携帯電話機へ容易にデータをダウンロード可能にするため、音楽CDにIDを予め記憶させておき、データの配信サーバがIDにより音楽CDの購入の有無を判別して処理を行う内容が開示されている。
また、特許文献2では、携帯電話機で複数の楽曲データがダウンロードされた場合、配信サーバがダウンロード履歴を記録したダウンロードリストを作成することで、ダウンロードされた楽曲を集めたCDを作成することが開示されている。特許文献3では楽曲データにインセンティブ情報を埋め込み、このインセンティブ情報に基づきボーナスコンテンツを配信する内容が開示されている。
特開2003−242405号公報 特開2005−134730号公報 特開2004−30307号公報
携帯電話機でダウンロードされた着信用楽曲データと同一曲の最初から最後までを含んだ高音質の楽曲データ(以下、楽曲フルデータと称す)を配信するサービスを行う事業体は、サービスを提供する上で主に以下の2つの事項を重視する。第1の事項は、着信楽曲データを既に取得したユーザに対して同一曲の高音質な楽曲データを提供するサービスの性質上、ユーザが既に着信用楽曲データを所有しているかを確認しなければならないことである。また、第2の事項は、楽曲フルデータの配信を効率良く行うために、着信用楽曲データと同一曲の楽曲フルデータをデータベースからスムーズに検索することである。
上述した2つの事項に対して特許文献1では、IDを用いて対応しているため、事業体は配信サービスに関して、多数のID作成及びID管理と云う処理を強いられる問題がある。また、特許文献2では上述した2つの事項に対して、ダウンロードリストを作成するので、事業体が運営する配信サーバの処理項目及び処理負担が増大する問題が生じる。さらに、特許文献3では、ボーナスコンテンツを配信するため楽曲データにインセンティブ情報を埋め込むので、新たにインセンティブ情報を必要とする問題がある。
本発明は、斯かる問題に鑑みてなされたものであり、先に受信したコンテンツデータ自体をコンテンツ購入の確認、同一コンテンツの検索に用いることで、ID、ダウンロードリスト、及びインセンティブ情報などを用いることなく容易に同一コンテンツに係るデータの配信サービスを行えるようにしたデータ送信方法、データ送信システム、サーバ装置、及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
また、本発明は、先に受信したコンテンツデータに元々含まれるプロパティ情報を利用することで、ID、ダウンロードリスト、及びインセンティブ情報を新たに作成することなく、同一コンテンツに係るデータの配信サービスを行えるようにしたデータ送信方法、データ送信システム、サーバ装置、及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
さらに、本発明は、ボーナスデータを配信する際にも、コンテンツデータ自体又はコンテンツデータに含まれるプロパティ情報を利用することで、インセンティブ情報を用いずに簡易な処理でボーナスデータを配信可能にしたデータ送信方法、データ送信システム、及びサーバ装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明に係るデータ送信方法は、コンテンツを識別するIDが非発行のコンテンツデータと同一のコンテンツに係る同源コンテンツデータを、前記コンテンツデータに元々含まれて新たな作成が不要なプロパティ情報に対応付けて複数登録したデータベースを有するサーバ装置が、端末装置へ同源コンテンツデータを送信するデータ送信方法であって、前記端末装置は、コンテンツデータを記憶しており、記憶するコンテンツデータからプロパティ情報を抽出し、抽出したプロパティ情報を前記サーバ装置へ送信し、前記サーバ装置は、受信したプロパティ情報に基づき、該プロパティ情報を含むコンテンツデータと同一のコンテンツに係る同源コンテンツデータを前記データベースから検索し、検索した同源コンテンツデータを前記端末装置へ送信することを特徴とする。
また、本発明に係るデータ送信方法は、コンテンツを識別するIDが非発行のコンテンツデータと同一のコンテンツに係る同源コンテンツデータを、前記コンテンツデータに元々含まれて新たな作成が不要なプロパティ情報に対応付けて複数登録したデータベースを有するサーバ装置が同源コンテンツデータを送信するデータ送信方法であって、前記サーバ装置がプロパティ情報を受信した場合、該プロパティ情報を含むコンテンツデータと同一のコンテンツに係る同源コンテンツデータを前記プロパティ情報に基づき前記データベースから検索し、検索した同源コンテンツデータを前記プロパティ情報の送信元へ送信することを特徴とする。
さらに、本発明に係るデータ送信方法は、前記データベースには、同源コンテンツデータに関係した関係データが対応付けてあり、前記サーバ装置は、同源コンテンツデータと共に、該同源コンテンツデータに関係する関係データを送信することを特徴とする。
また、本発明に係るデータ送信方法は、前記プロパティ情報は、少なくともファイル名を記した情報であることを特徴とする。
さらに、本発明に係るデータ送信方法は、前記プロパティ情報は、TOC(Table Of Contents)情報であることを特徴とする。
本発明に係るデータ送信システムは、コンテンツを識別するIDが非発行のコンテンツデータと同一のコンテンツに係る同源コンテンツデータを、前記コンテンツデータに元々含まれて新たな作成が不要なプロパティ情報に対応付けて複数登録したデータベースを有するサーバ装置が、前記コンテンツデータを記憶する端末装置へ同源コンテンツデータを送信するデータ送信システムであって、前記端末装置は、記憶するコンテンツデータからプロパティ情報を抽出する手段と、抽出したプロパティ情報を前記サーバ装置へ送信する手段とを備え、前記サーバ装置は、受信したプロパティ情報に基づき、該プロパティ情報を含むコンテンツデータと同一のコンテンツに係る同源コンテンツデータを前記データベースから検索する手段と、検索した同源コンテンツデータを前記端末装置へ送信する手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係るデータ送信システムは、前記データベースには、同源コンテンツデータに関係した関係データが対応付けてあり、前記サーバ装置は、同源コンテンツデータと共に、該同源コンテンツデータに関係する関係データを送信する手段を備えることを特徴とする。
さらに、本発明に係るデータ送信システムは、前記プロパティ情報は、少なくともファイル名を記した情報であることを特徴とする。
さらにまた、本発明に係るデータ送信システムは、前記プロパティ情報は、TOC(Table Of Contents)情報であることを特徴とする。
本発明に係るサーバ装置は、コンテンツを識別するIDが非発行のコンテンツデータと同一のコンテンツに係る同源コンテンツデータを、前記コンテンツデータに元々含まれて新たな作成が不要なプロパティ情報に対応付けて複数登録したデータベースと、通信手段とを備えるサーバ装置であって、前記通信手段でプロパティ情報を受信した場合、該プロパティ情報を含むコンテンツデータと同一のコンテンツに係る同源コンテンツデータを前記プロパティ情報に基づき前記データベースから検索する手段を備え、検索した同源コンテンツデータを前記プロパティ情報の送信元へ前記通信手段で送信することを特徴とする。
また、本発明に係るサーバ装置は、前記データベースには、同源コンテンツデータに関係した関係データが対応付けてあり、同源コンテンツデータと共に、該同源コンテンツデータに関係する関係データを前記通信手段で送信するようにしてあることを特徴とする。
さらに、本発明に係るサーバ装置は、前記プロパティ情報は、少なくともファイル名を記した情報であることを特徴とする。
さらにまた、本発明に係るサーバ装置は、前記プロパティ情報は、TOC(Table Of Contents)情報であることを特徴とする。
本発明に係るコンピュータプログラムは、通信手段を有するコンピュータに、コンテンツを識別するIDが非発行のコンテンツデータと同一のコンテンツに係る同源コンテンツデータを、前記コンテンツデータに元々含まれて新たな作成が不要なプロパティ情報に対応付けて複数登録したデータベースを記憶させて、前記同源コンテンツデータを送信する処理を行わせるためのコンピュータプログラムであって、コンピュータを、前記通信手段でプロパティ情報を受信した場合、該プロパティ情報を含むコンテンツデータと同一のコンテンツに係る同源コンテンツデータを前記プロパティ情報に基づき前記データベースから検索する手段と、検索した同源コンテンツデータを前記プロパティ情報の送信元へ前記通信手段で送信する処理を行わせる手段として機能させることを特徴とする。
また、本発明に係るコンピュータプログラムは、前記データベースには、同源コンテンツデータに関係した関係データが対応付けてあり、コンピュータを、同源コンテンツデータと共に、該同源コンテンツデータに関係する関係データを前記通信手段で送信する処理を行わせる手段として機能させることを特徴とする。
本発明にあっては、サーバ装置がコンテンツデータと同一のコンテンツに係る同源コンテンツデータを複数登録したデータベースを有し、そのサーバ装置がコンテンツデータを受信すると、受信したコンテンツデータからプロパティ情報を抽出して、プロパティ情報に基づきデータベースから同源コンテンツデータを検索し、コンテンツデータの送信元へ検索した同源コンテンツデータを送信する。そのため、一連の処理の流れでID等が不要になり、ID等の作成処理及び管理処理などから解放されてサーバ装置における配信に係る処理及びデータベースの管理等を単純且つ簡単に行うことができる。
また、ユーザがサーバ装置へコンテンツデータを送信するためには、前提としてそのコンテンツデータを有する必要があるため、コンテンツデータの送信自体で、そのユーザは少なくともコンテンツデータを所有していることが、サーバ装置を運営する事業体に証明されることになり、ユーザがコンテンツデータを所有しているか否かの確認も不要になる。そのため、ユーザ側としては、携帯電話機でダウンロードした着信音用の楽曲データ(楽曲の一部のみのデータ)を気に入ったので、楽曲の最初から最後までの高音質楽曲データ(同源コンテンツデータに相当)の入手を希望する際、携帯電話機からユーザ所有のコンピュータ(端末装置に相当)へコンテンツデータを転送して、コンピュータからコンテンツデータをサーバ装置へ送信することで、容易に高音質楽曲データをダウンロードできる。
なお、サーバ装置へ送信するコンテンツデータは、データの全部分を送信する以外に、通信処理負担の低減のためデータの一部分のみを送信してもよく、一部分のみを送信する場合は、コンテンツデータを特定できるようにプロパティ情報を含む部分(例えば、データのヘッダ部分)を最低限送信する。また、本発明におけるコンテンツデータとしては、携帯電話機で利用できる楽曲データに加えて、静止画、動画のような画像データも含まれ、例えばコンテンツデータが映画のような動画データの一部分のみである場合は、同源コンテンツデータとしては、最初から最後のシーンまでを含む動画データ等が該当する。なお、同源コンテンツデータは、同一のコンテンツに係るコンテンツデータよりデータサイズが大きくなっている。
また、本発明にあっては、サーバ装置が同源コンテンツデータを複数登録したデータベースを有し、そのサーバ装置がプロパティ情報を受信すると、プロパティ情報に基づきデータベースから同源コンテンツデータを検索して、コンテンツデータの送信元へ送信するので、ID、ダウンロードリスト、及びインセンティブ情報などを用いずに同源コンテンツデータが配信される。しかも、プロパティ情報はコンテンツデータに元々含まれるため、新たに作成する必要もないので、ID等の作成に係る余分な処理も生じない。さらに、プロパティ情報はコンテンツデータに含まれるものであるため、プロパティ情報の送信自体で、そのユーザはコンテンツデータを所有していることを、サーバ装置を運営する事業体に証明することになり、ユーザがコンテンツデータを所有しているか否かの確認も不要になる。
サーバ装置へプロパティ情報を送信するには、同源コンテンツデータの配信先になる端末装置(例えば、ユーザのコンピュータ)でコンテンツデータからプロパティ情報を抽出するパターンと、最初にコンテンツデータを記憶する第1端末装置(例えば、ユーザの携帯電話機)でコンテンツデータからプロパティ情報を抽出するパターンが存在し、いずれのパターンでもサーバ装置でプロパティ情報の抽出が不要になるため、サーバ装置の処理負担が低減される。なお、プロパティ情報とは、コンテンツデータの特性を記したものであり、コンテンツデータのファイル名、データ量、ファイル形式、データ作成日などを記したもの、又はコンテンツデータが楽曲データであるときはTOC(Table Of Contents)情報などが該当し、このようなプロパティ情報を参照することでサーバ装置はコンテンツデータを識別できる。
さらに、本発明にあっては、データベースには、同源コンテンツデータに関係データを対応付けておき、サーバ装置は、同源コンテンツデータと共に関係データを送信するので、関係データを所謂ボーナスデータにすれば、データベースにボーナスデータを同源コンテンツデータに対応付けるだけでボーナスデータの送信も容易に行える。即ち、サーバ装置では、同源コンテンツデータを検索すれば、それに対応付けられた関係データも、インセンティブ情報を用いるまでもなく容易に特定できる。なお、関係データとしは、ユーザへのサービス、ボーナス的な内容にすることがサービスの利用を促進する点で好ましく、例えば、通常入手できない特別バージョンの楽曲データ、ライブ内容の楽曲データ、ライブの様子を撮像した動画データなどが好適である。
本発明にあっては、コンテンツデータと同一のコンテンツに係る同源コンテンツデータを複数登録したデータベースを有するサーバ装置へコンテンツデータを送信するだけで、ユーザは同源コンテンツデータを容易に入手できる一方、サーバ装置においては、ID、ダウンロードリスト等を作成する手間無しで、ユーザがコンテンツデータを所有していることを確認した上で、容易に同源コンテンツデータを配信する処理を行える。
また、本発明にあっては、コンテンツデータと同一のコンテンツに係る同源コンテンツデータを複数登録したデータベースを有するサーバ装置へプロパティ情報を送信するだけで、ユーザは同源コンテンツデータを容易に入手でき、また、サーバ装置においては、ID、ダウンロードリスト等を作成する手間無しで、ユーザがコンテンツデータを所有していることをプロパティ情報に基づいて確認した上で、容易に同源コンテンツデータを配信する処理を行える。
さらに、本発明にあっては、サーバ装置へプロパティ情報を送信する場合、同源コンテンツの配信先になる端末装置でコンテンツデータからプロパティ情報を抽出するパターン、又は最初にコンテンツデータを記憶する第1端末装置でコンテンツデータからプロパティ情報を抽出するパターンを適用できるので、実際に本発明に係るサービスを行う場合、サービスに係るシステム形態を柔軟に設定できる。
さらにまた、本発明にあっては、データベースには、同源コンテンツデータに関係データを対応付けておき、サーバ装置が同源コンテンツデータと共に関係データを送信するので、インセンティブ情報などを用いることなく容易に関係データを送信でき、関係データをサービスデータ、ボーナスデータなどにすれば、本発明を用いたサービスの利用促進として活用できる。
図1は、本発明の第1実施形態に係るデータ送信システム1を含む全体的な構成を示している。第1実施形態のデータ送信システム1は、ユーザが携帯電話機4で着信時に鳴らす着信楽曲データ(楽曲の一部のみのデータであり、コンテンツデータに相当)をダウンロードした場合、その着信楽曲データと同一の楽曲であり、曲の最初から最後までに対応した高音質の楽曲フルデータ(同源コンテンツデータに相当)をコンピュータ5へ容易にダウンロード可能にするものである。なお、本実施形態のデータ送信システム1の構成部分はコンピュータ5(端末装置に相当)及びサーバ装置10であり、着信楽曲データベース3を備えて着信楽曲データを配信する着信楽曲サーバ2と、着信楽曲サーバ2から着信楽曲データをダウンロードする携帯電話機4はデータ送信システム1に含まれない周辺の装置に該当する。以下、データ送信システム1について説明する。
コンピュータ5は、図2に示すようにネットワークNWに接続されて通信機能を具備した汎用のコンピュータであり、本実施形態では、先に着信楽曲サーバ2から携帯電話機4へダウンロードした着信楽曲データがユーザの操作によりコンピュータ5へ転送されることになる。コンピュータ5は、内部に各種制御処理を行うMPU5aに、通信インタフェース5b、RAM5c、ROM5d、モニタ用インタフェース5e、操作用インタフェース5f、音声出力インタフェース5g、及びハードディスク装置5hを内部バス5jで接続する。なお、モニタ用インタフェース5eには各種表示を行うモニタが接続され、操作用インタフェース5fにはユーザからの操作を受け付けるキーボード及びマウスが接続され、音声出力インタフェース5gにはスピーカが接続されている。
通信インタフェース5bは、外部のネットワークNWと接続されてMPU5aの制御指示に基づき所定の通信先とデータの送受信を行う手段に相当する。RAM5cはMPU5aの処理に従うデータ及びフォルダ等を一時的に記憶し、ROM5dはMPU5aが行う基本的な処理内容を規定したプログラム等を予め記憶している。
ハードディスク装置5hは、各種プログラム及びデータ等を記憶する手段に相当し、具体的には、各種プログラムを作動させる上でのベースになるOSプログラム6a、データの送受信処理を行う際のMPU5aの処理内容を規定した通信プログラム6b、及び携帯電話機4から転送されてきた着信楽曲データを記憶している。なお、ハードディスク装置5hは、後述するようにサーバ装置10からダウンロードした楽曲フルデータも記憶し、記憶された楽曲フルデータはOSプログラム6aに具備される楽曲再生機能により再生されて、音声出力インタフェース5gを通じてスピーカから出力可能になっている。
また、本実施形態の通信プログラム6bは、携帯電話機4から転送してハードディスク装置5hに記録している着信楽曲データに基づいて同曲の楽曲フルデータをダウンロードするための操作をユーザが行った場合、着信楽曲データをハードディスク装置5hから読み出して通信インタフェース5bを用いてサーバ装置10へ送信する制御処理をMPU5aに行わせることを規定している。なお、着信楽曲データは、データサイズが数十KB程度であるため、全データを送信しても、送信に要する時間及び処理負担は小さくて済む。
図3(a)は、着信楽曲データdのデータ構造を概略的に示したものである。着信楽曲データdは、全体がヘッダ部分d1とコンテンツ部分d2に分かれており、ヘッダ部分d1にはプロパティ情報が格納され、コンテンツ部分d2にはコンテンツである楽曲自体のデータ(楽曲データ)が格納される。また、図3(b)はプロパティ情報の中身の一例を示しており、ファイル名(ABCDE.MID)、データのサイズ(13KB)、データの作成日時(2006年2月15日)等が記されている。なお、このプロパティ情報は楽曲用であるため、曲名、アーティスト名、ジャンル等もプロパティ情報に含めても良い。
一方、図4は、楽曲フルデータの配信を行うサーバ装置10を示している。サーバ装置10は汎用のサーバコンピュータであり、内部バス10aを介してCPU11、通信インタフェース12、RAM13、ROM14、及び楽曲データベース20を記憶したハードディスク装置15で接続し、外部から着信楽曲データを受信すると、同一楽曲の楽曲フルデータを楽曲データベース20から検索し、着信楽曲データの送信元へ配信する。以下、サーバ装置10の内部構成について詳説する。
通信インタフェース12は、ネットワークNWを経由して外部の装置とデータの送受信を行う通信手段に相当する。また、RAM13は、CPU11の処理に伴って生じるデータ及びフォルダ等を一時的に記憶し、ROM14は、CPU11が行う基本的な処理内容を規定したプログラムを予め記憶している。ハードディスク装置15は、サーバ装置10を作動させる上で基本となる処理内容を規定したシステムプログラム16、サーバプログラム17、及び楽曲データベース20等を記憶している。
図5は、楽曲データベース20の中身を示しており、楽曲データベース20は、着信楽曲データに関連付けて楽曲フルデータを複数登録すると共に、一部の楽曲フルデータには、その楽曲(楽曲フルデータ)に関係したボーナスデータ(関係データに相当)を対応付けた構造になっている。楽曲データベース20の具体的なデータベース構造としては、着信楽曲データに係る第1列20aに、各種着信楽曲データに含まれるプロパティ情報(楽曲Aプロパティ情報、楽曲Bプロパティ情報・・・)を個別に格納し、楽曲フルデータに係る第2列20bには、各楽曲A、楽曲B・・・のそれぞれの曲の最初から最後までを含む高音質楽曲データである楽曲Aフルデータ、楽曲Bフルデータ・・・を楽曲Aプロパティ情報、楽曲Bプロパティ情報・・・に対応付けて格納している。また、ボーナスデータに係る第3列20cには、楽曲A及び楽曲Eに対してだけ、楽曲A別バージョンデータ、及び楽曲Xデータが格納されている。なお、楽曲A別バージョンデータは、楽曲Aがコンサートで演奏された時の録音データであり、楽曲Xデータは、楽曲Eを演奏するアーティストの未公開曲の楽曲データであり、いずれも通常は入手困難なデータにして希少性及びユーザへのプレゼント的な性質を高めている。
また、ハードディスク装置15に記憶されるサーバプログラム17は、受信した着信楽曲データに応じて楽曲フルデータを送信するためにCPU11が各手段として行う制御処理の中身を規定したものであり、具体的には以下のような複数の処理を規定している。先ず、サーバプログラム17は、通信インタフェース12で着信楽曲データを受信した場合、その着信楽曲データと共に直進楽曲データの送信元に係る情報を含む受信ログをRAM13に一旦記憶させる処理を規定している。また、サーバプログラム17は、受信してRAM13に記憶している着信楽曲データに含まれるプロパティ情報を抽出する内容を規定している。
さらに、サーバプログラム17は、抽出したプロパティ情報に基づいて楽曲データベース20を検索して、検索に用いたプロパティ情報に対応する同一楽曲の楽曲フルデータがヒットしたか否かを判断する処理も規定している。検索でヒットした楽曲フルデータが有る場合、サーバプログラム17は、その楽曲フルデータを楽曲データベース20から読み出して、RAM13に記憶している着信楽曲データの送信元の情報を参照し、その送信元へ通信インタフェース12を用いて送信する処理をCPU11に行わせることを規定している。なお、検索でヒットした楽曲フルデータにボーナスデータが対応付けられている場合、楽曲フルデータ及びボーナスデータの両方を送信することもサーバプログラム17は規定している。また、検索にヒットした楽曲フルデータが無い場合、サーバプログラム17は、ヒットしなかった旨を通信インタフェース12から送信することも規定している。
図6は、上述した構成のデータ送信システム1における一連のデータ送信処理の流れ(データ送信方法)を示した第1フローチャートである。以下、この第1フローチャートに基づいてデータ送信方法の処理手順を整理して説明する。なお、第1フローチャートは、図1に示す携帯電話機4で着信楽曲サーバ2から着信楽曲データをダウンロードすると共に、ダウンロードした着信楽曲データをコンピュータ5へ転送し、コンピュータ5は転送された着信楽曲データを予めハードディスク装置5hに予め記録している状態からの処理を表している。
先ず、コンピュータ5は、記録している着信楽曲データをハードディスク装置5hから読み出してサーバ装置10へ送信(S1)する。サーバ装置10は、送信された着信楽曲データを受信し(S2)、受信した着信楽曲データからプロパティ情報を抽出し(S3)、その抽出したプロパティ情報に基づき楽曲データベース20を検索する(S4)。検索でヒットした場合(S5:YES)、サーバ装置10は、ヒットした楽曲フルデータを読み出してコンピュータ5へ送信する(S6)。なお、ヒットした楽曲フルデータにボーナスデータが対応付けてあるときは、楽曲フルデータ及びボーナスデータをサーバ装置10はコンピュータ5へ送信する。また、検索でヒットしなかった場合(S5:NO)、サーバ装置10は、ヒットしなかった旨をコンピュータ5へ送信する(S7)。
このように第1実施形態においては、サーバ装置10が、着信楽曲データの受信に伴い処理を開始するため、サーバ装置10へ着信楽曲データが送信されること自体で、コンピュータ5のユーザが少なくとも着信楽曲データを所有していることが、サーバ装置10を運営する事業体(例えば、楽曲フルデータの配信サービスを行う企業体)に自然と証明されることになる。また、サーバ装置10は、送信された着信楽曲データ(着信楽曲データに元々含まれるプロパティ情報)を用いて検索処理を行うので、ID及びダウンロードリスト等の作成を行わなくても、簡易な処理で同一の楽曲に係る別データ(楽曲フルデータ)を検索して送信できる。しかも、検索でヒットした楽曲フルデータにボーナスデータが楽曲データベース20で対応付けてある場合は両データを送信するので、インセンティブ情報等を用いるような特別な処理を行わなくても、ユーザへ特典(ボーナスデータ)を容易に付与できる。
一方、ユーザ側としては、携帯電話機4にダウンロードして着信音として利用する着信楽曲データの楽曲が気に入った場合は、着信楽曲データをコンピュータ5に転送してからコンピュータ5から着信楽曲データをサーバ装置10へ送信するだけでデータ取得の手続きが済むため、同一の楽曲の高音質なフルデータを面倒な曲指定などを行わないで簡単に入手できるメリットがある。
なお、第1実施形態は上述した内容に限定されるものではなく、種々の変形例の適用が可能である。例えば、図1においては、楽曲データベース20は、サーバ装置10に記憶させているが、サーバ装置10とは別のデータベースサーバに楽曲データベース20を記憶させると共に、サーバ装置10とデータベースサーバをネットワーク接続して協動的に処理を行うような構成にしてもよい。また、最初に着信楽曲データの配信を行う着信配信サーバ2とサーバ装置10を別々に構成するのではなく、一体化してもよい。
さらに、ボーナスデータとして登録されるデータには、楽曲のデータ以外に、静止画及び動画のデータ、ネットワーク上で使用できるクーポンデータなどを特典として適用してもよい。一方、ボーナスデータを付与するサービスを行わないときは、図5に示す楽曲データベース20からボーナスデータを省略したデータベース構造にしてもよい。また、第1実施形態に係るサービスを特定のユーザだけに行う場合は、サーバ装置10へ着信楽曲データを送信する際にユーザの認証処理を行ってもよく、あるいは、登録ユーザのみにサーバ装置10へのネットワーク上の送信先が公開される仕組みにしてもよい。
また、第1実施形態においてサーバ装置10へ送信されるデータは、着信楽曲データに限定されるものではなく、他の種類のデータも勿論適用可能である。例えば、音質は良好でないが、最初から最後までの範囲に対応した着信用の楽曲データ(以下、着信楽曲フルデータと称す)を携帯電話機4へダウンロードした場合でも同様に第1実施形態に係るサービスを行える。なお、この場合は、楽曲データベース20に登録されるプロパティ情報も着信楽曲フルデータに含まれるものにする必要がある。なお、着信楽曲フルデータは、着信楽曲データに比べて高音質であるため、データサイズが着信楽曲データより大きい特性となっており、楽曲関係以外に本発明を用いた場合でも、同源コンテンツデータは、同一のコンテンツに係るコンテンツデータよりデータサイズが大きくなる。また、コンピュータ5がサーバ装置10へ着信楽曲データを送信するときは、データの全部分を送信するのではなく、送信処理負担の更なる低減のためプロパティ情報を含む一部分だけを送信する構成にしてもよい。この場合、コンピュータ5の通信プログラム6bには、着信楽曲データを分割する処理が規定され、MPU5aが分割した一部分(プロパティ情報を含む部分)をサーバ装置10へ送信する制御を行うことになる。
さらに、楽曲のデータ形式がMIDIのように、携帯電話機4の機種ごとに合わせて着信楽曲データ、又は着信楽曲フルデータを複数作成してダウンロード可能にしているときは、図7に示す変形例の楽曲データベース20′を用いるようにする。楽曲データベース20′は、第1列20a′の着信楽曲データにおいて、それぞれ異なる機種である機種01用、機種02用、機種03・・・ごとに、一つの楽曲Aに係る機種01用楽曲Aプロパティ情報、機種02用楽曲Aプロパティ情報、機種03用楽曲Aプロパティ情報等が登録されていると共に、これらの複数の楽曲Aプロパティ情報に対応付けて、第2列20b′に一つの楽曲Aフルデータ及び第3列20c′に楽曲A別バージョンデータが対応付けられている。この変形例の楽曲データベース20′を用いることで、一つの楽曲に対して複数の機種ごとに着信楽曲のデータが複数作成されていても、楽曲Aフルデータ(及び楽曲A別バージョンデータ)を容易に探し出して配信可能になる。
さらにまた、第1実施形態においてサーバ装置10へ送信されるデータは、着信用の楽曲データに限定されるものではなく、例えば、実施するサービスの内容によっては、高音質のサンプル楽曲データにすることも可能である。この場合、サンプル楽曲データは楽曲の一部のみを試聴できる程度のものにし、ユーザが試聴により気に入れば、楽曲フルデータを入手できるようなサービス形態が考えられる。さらに、サーバ装置10へ送信されるデータは、楽曲のデータ以外にも、静止画及び動画のデータにすることも可能であり、例えば、映画のサンプル動画データ(映画の一部)を最初にダウンロード可能にし、そのサンプル動画データをユーザが気に入った場合、動画フルデータを入手できるようなサービス形態が考えられる。
また、上述したように、サーバ装置10へ送信されるデータを携帯電話機用の楽曲データ以外にした場合は、最初にダウンロードする機器は、携帯電話機以外の通信機能を備えた情報機器(例えばPDA(Personal Digital Assistant))を適用することも可能であり、さらには、図8の変形例のデータ送信システム25に示すように、最初にサンプル動画データをダウンロードする機器(コンピュータ26)と、サンプル動画データを利用して動画フルデータをダウンロードする機器(コンピュータ26)を同一にした構成も可能になる。
なお、図8に示す変形例のデータ送信システム25では、サーバ装置27は、サンプル動画データ(コンテンツデータに相当)を複数登録したサンプル動画データベース28と、動画フルデータ(同源コンテンツデータに相当)を複数登録した図5に示すようなデータベース構造の動画データベース29を有し、サーバ装置27はコンピュータ26からのアクセスに応じて、先ずサンプル動画データをコンピュータ26へ送信する。それから、コンピュータ26から送信されたサンプル動画データをサーバ装置27は受信すると、受信したサンプル動画データに含まれるプロパティ情報を用いて動画データベース29を検索して対応付けられた同一コンテンツの動画フルデータを特定し、その動画フルデータをコンピュータ26へ送信することになる。
図9は、本発明の第2実施形態に係るデータ送信システム30を含む全体的な構成を示している。第2実施形態のデータ送信システム30は、コンピュータ35で着信楽曲データに含まれるプロパティ情報を抽出し、抽出したプロパティ情報をサーバ装置36へ送信することにより、プロパティ情報に対応付けられたフル楽曲データを取得することが特徴である。このように第2実施形態ではコンピュータ35がプロパティ情報を抽出するので、第1実施形態に比べてサーバ装置36の処理負担が低減される。なお、着信楽曲データベース33を備えた着信楽曲サーバ32から携帯電話機34が着信楽曲データを取得すること、及び取得した着信楽曲データを携帯電話機34からコンピュータ35へ転送することは第1実施形態と同様であり、着信楽曲サーバ32及び携帯電話機34はデータ送信システム30に含まれない。
なお、コンピュータ35は、プロパティ情報を抽出するために、内部のハードディスク装置に抽出プログラムが新たに記憶されている。この抽出プログラムに規定される処理に基づきコンピュータ35のCPUが、受信してハードディスク装置に記憶した着信楽曲データからプロパティ情報を抽出し、抽出したプロパティ情報をサーバ装置36へ送信することになる。また、サーバ装置36では、インストールされているサーバプログラムの規定処理は、第1実施形態で説明した内容から、プロパティ情報の抽出処理が省略されており、通信インタフェースでプロパティ情報を受信すると、そのプロパティ情報に基づき検索を行う内容を規定している。なお、第2実施形態のデータ送信システム30は、上述した箇所以外は、第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
図10は、第2実施形態のデータ送信システム30における一連のデータ送信処理の流れ(データ送信方法)を示した第2フローチャートである。以下、この第2フローチャートに基づいて第2実施形態のデータ送信方法の処理手順を整理して説明する。なお、第2フローチャートにおいても、コンピュータ35には、携帯電話機34から既に着信楽曲データが転送されて、その着信楽曲データがコンピュータ35内部のハードディスク装置に記憶されているものとする。
先ず、コンピュータ35は、記憶している着信楽曲データからプロパティ情報を抽出し(S10)、抽出したプロパティ情報をサーバ装置36へ送信する(S11)。サーバ装置36は、送信されたプロパティ情報を受信し(S12)、そのプロパティ情報に基づき楽曲データベース37を検索する(S13)。検索がヒットした場合(S14:YES)、サーバ装置36はヒットした楽曲フルデータを読み出してコンピュータ35へ送信し(S15)、ヒットしなかった場合(S14:NO)、サーバ装置36は、ヒットしなかった旨をコンピュータ35へ送信する(S16)。なお、ヒットした楽曲フルデータにボーナスデータが対応付けてあるときは、楽曲フルデータ及びボーナスデータをコンピュータ35へ送信することは、第1実施形態と同様である。また、第2実施形態においても、第1実施形態で述べた各種変形例の適用が可能である。
図11は、本発明の第3実施形態に係るデータ送信システム40を含む全体的な構成を示している。データ送信システム40は、着信楽曲データベース43を備えた着信楽曲サーバ42から着信楽曲データをダウンロードする携帯電話機44(第1端末装置に相当)で、着信楽曲データからプロパティ情報を抽出することが特徴であり、そのため、第3実施形態のデータ送信システム40では、携帯電話機44もシステムの構成部分に含まれる点が第1実施形態と異なる(なお、着信楽曲サーバ42は、データ送信システム40に含まれない)。
携帯電話機44は、制御処理部44a、第1メモリ44b、第2メモリ44c、及び通信アンテナ44dと繋がれた通信部44e等を有し、着信楽曲サーバ42から通信部44eを通じてダウンロードした着信楽曲データを第2メモリ44cに記憶して、着信時に再生するようにしている。また、携帯電話機44は、第1メモリ44bに制御プログラム44f(アプリ)を記憶しており、この制御プログラム44fはダウンロードした着信楽曲データからプロパティ情報を抽出するための処理を規定しており、制御処理部44aは制御プログラム44fの規定内容に基づいて、第2メモリ44cに記憶された着信楽曲データに含まれるプロパティ情報を抽出し、通信部44eでコンピュータ45(第2端末装置に相当)へ送信する制御処理を行う。
また、コンピュータ45の構成は第1実施形態と同様であり、携帯電話機44から転送されたデータ(第3実施形態ではプロパティ情報が相当)を、そのままサーバ装置46へ送信するようになっており、具体的には、プロパティ情報を受信すると、そのプロパティ情報をサーバ装置46へ送信することで、楽曲フルデータをサーバ装置46から取得するようにしている。さらに、楽曲データベース47を有するサーバ装置46の構成は第2実施形態と同様になっている。
図12は、第3実施形態のデータ送信システム40における一連のデータ送信処理の流れ(データ送信方法)を示した第3フローチャートである。以下、この第3フローチャートに基づいて第3実施形態のデータ送信方法の処理手順を整理して説明する。なお、第3フローチャートにおいては、携帯電話機44が予め着信楽曲データを着信楽曲サーバ42からダウンロードして第2メモリ44cに記憶しているものとする。
先ず、携帯電話機44は、記憶している着信楽曲データからプロパティ情報を抽出し(S20)、抽出したプロパティ情報をコンピュータ45へ制御部44aの処理により通信部44d(図11参照)を通じて送信(転送)する(S21)。コンピュータ45は、送信されたプロパティ情報を受信し(S22)、そのプロパティ情報を楽曲フルデータの配信元であるサーバ装置46へ送信する(S23)。サーバ装置46は、送信されたプロパティ情報を受信し(S24)、そのプロパティ情報に基づき楽曲データベース47を検索し(S25)、ヒットした場合(S26:YES)、ヒットした楽曲フルデータを読み出してコンピュータ45へ送信し(S27)、ヒットしなかった場合(S26:NO)、ヒットしなかった旨をコンピュータ45へ送信する(S28)。なお、サーバ装置46は、ヒットした楽曲フルデータにボーナスデータが対応付けてあるときは、楽曲フルデータ及びボーナスデータをコンピュータ45へ送信する。
第3実施形態は、上述した内容以外は、第1実施形態と同様の処理及び構成等になっており、第3実施形態では、最初に着信楽曲データがダウンロードされる携帯電話機44を有効に活用するので、コンピュータ45及びサーバ装置46のプロパティ情報抽出に係る処理を軽減できる。なお、第3実施形態では、図8に示す変形例のシステム構成を除いて第1実施形態で説明した各種変形例の適用が可能である。
本発明の第1実施形態に係るデータ送信システムを含む全体的な構成を示す概略図である。 コンピュータの内部構成を示すブロック図である。 (a)は着信楽曲データのデータ構造を示す概略図、(b)は着信楽曲データに含まれるプロパティ情報の中身の一例を示す概略図である。 サーバ装置の内部構成を示すブロック図である。 楽曲データベースのデータベース構造を示す概略図である。 第1実施形態に係るデータ送信方法の処理手順を示す第1フローチャートである。 変形例の楽曲データベースのデータベース構造を示す概略図である。 変形例のデータ送信システムの構成を示す概略図である。 第2実施形態に係るデータ送信システムを含む全体的な構成を示す概略図である。 第2実施形態に係るデータ送信方法の処理手順を示す第2フローチャートである。 第3実施形態に係るデータ送信システムを含む全体的な構成を示す概略図である。 第3実施形態に係るデータ送信方法の処理手順を示す第3フローチャートである。
符号の説明
1 データ送信システム
2 着信楽曲サーバ
4 携帯電話機
5 コンピュータ
5b 通信インタフェース
5h ハードディスク装置
10 サーバ装置
17 サーバプログラム
20 楽曲データベース
d 着信楽曲データ

Claims (15)

  1. コンテンツを識別するIDが非発行のコンテンツデータと同一のコンテンツに係る同源コンテンツデータを前記コンテンツデータに元々含まれて新たな作成が不要なプロパティ情報に対応付けて複数登録したデータベースを有するサーバ装置が、端末装置へ同源コンテンツデータを送信するデータ送信方法であって、
    前記端末装置は、コンテンツデータを記憶しており、記憶するコンテンツデータからプロパティ情報を抽出し、
    抽出したプロパティ情報を前記サーバ装置へ送信し、
    前記サーバ装置は、受信したプロパティ情報に基づき、該プロパティ情報を含むコンテンツデータと同一のコンテンツに係る同源コンテンツデータを前記データベースから検索し、
    検索した同源コンテンツデータを前記端末装置へ送信することを特徴とするデータ送信方法。
  2. コンテンツを識別するIDが非発行のコンテンツデータと同一のコンテンツに係る同源コンテンツデータを前記コンテンツデータに元々含まれて新たな作成が不要なプロパティ情報に対応付けて複数登録したデータベースを有するサーバ装置が同源コンテンツデータを送信するデータ送信方法であって、
    前記サーバ装置がプロパティ情報を受信した場合、該プロパティ情報を含むコンテンツデータと同一のコンテンツに係る同源コンテンツデータを前記プロパティ情報に基づき前記データベースから検索し、
    検索した同源コンテンツデータを前記プロパティ情報の送信元へ送信することを特徴とするデータ送信方法。
  3. 前記データベースには、同源コンテンツデータに関係した関係データが対応付けてあり、
    前記サーバ装置は、同源コンテンツデータと共に、該同源コンテンツデータに関係する関係データを送信する請求項1または請求項2に記載のデータ送信方法。
  4. 前記プロパティ情報は、少なくともファイル名を記した情報である請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載のデータ送信方法。
  5. 前記プロパティ情報は、TOC(Table Of Contents)情報である請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載のデータ送信方法。
  6. コンテンツを識別するIDが非発行のコンテンツデータと同一のコンテンツに係る同源コンテンツデータを前記コンテンツデータに元々含まれて新たな作成が不要なプロパティ情報に対応付けて複数登録したデータベースを有するサーバ装置が、前記コンテンツデータを記憶する端末装置へ同源コンテンツデータを送信するデータ送信システムであって、
    前記端末装置は、記憶するコンテンツデータからプロパティ情報を抽出する手段と、
    抽出したプロパティ情報を前記サーバ装置へ送信する手段とを備え、
    前記サーバ装置は、受信したプロパティ情報に基づき、該プロパティ情報を含むコンテンツデータと同一のコンテンツに係る同源コンテンツデータを前記データベースから検索する手段と、
    検索した同源コンテンツデータを前記端末装置へ送信する手段とを備えることを特徴とするデータ送信システム。
  7. 前記データベースには、同源コンテンツデータに関係した関係データが対応付けてあり、
    前記サーバ装置は、同源コンテンツデータと共に、該同源コンテンツデータに関係する関係データを送信する手段を備える請求項に記載のデータ送信システム。
  8. 前記プロパティ情報は、少なくともファイル名を記した情報である請求項6又は請求項7に記載のデータ送信システム。
  9. 前記プロパティ情報は、TOC(Table Of Contents)情報である請求項6又は請求項7に記載のデータ送信システム。
  10. コンテンツを識別するIDが非発行のコンテンツデータと同一のコンテンツに係る同源コンテンツデータを、前記コンテンツデータに元々含まれて新たな作成が不要なプロパティ情報に対応付けて複数登録したデータベースと、通信手段とを備えるサーバ装置であって、
    前記通信手段でプロパティ情報を受信した場合、該プロパティ情報を含むコンテンツデータと同一のコンテンツに係る同源コンテンツデータを前記プロパティ情報に基づき前記データベースから検索する手段を備え、
    検索した同源コンテンツデータを前記プロパティ情報の送信元へ前記通信手段で送信することを特徴とするサーバ装置。
  11. 前記データベースには、同源コンテンツデータに関係した関係データが対応付けてあり、
    同源コンテンツデータと共に、該同源コンテンツデータに関係する関係データを前記通信手段で送信するようにしてある請求項10に記載のサーバ装置。
  12. 前記プロパティ情報は、少なくともファイル名を記した情報である請求項10又は請求項11に記載のサーバ装置。
  13. 前記プロパティ情報は、TOC(Table Of Contents)情報である請求項10又は請求項11に記載のサーバ装置。
  14. 通信手段を有するコンピュータに、コンテンツを識別するIDが非発行のコンテンツデータと同一のコンテンツに係る同源コンテンツデータを、前記コンテンツデータに元々含まれて新たな作成が不要なプロパティ情報に対応付けて複数登録したデータベースを記憶させて、前記同源コンテンツデータを送信する処理を行わせるためのコンピュータプログラムであって、
    コンピュータを、
    前記通信手段でプロパティ情報を受信した場合、該プロパティ情報を含むコンテンツデータと同一のコンテンツに係る同源コンテンツデータを前記プロパティ情報に基づき前記データベースから検索する手段と、検索した同源コンテンツデータを前記プロパティ情報の送信元へ前記通信手段で送信する処理を行わせる手段として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  15. 前記データベースには、同源コンテンツデータに関係した関係データが対応付けてあり、
    コンピュータを、
    同源コンテンツデータと共に、該同源コンテンツデータに関係する関係データを前記通信手段で送信する処理を行わせる手段として機能させる請求項14に記載のコンピュータプログラム。
JP2006046429A 2006-02-23 2006-02-23 データ送信方法、データ送信システム、サーバ装置、及びコンピュータプログラム Active JP4726132B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006046429A JP4726132B2 (ja) 2006-02-23 2006-02-23 データ送信方法、データ送信システム、サーバ装置、及びコンピュータプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006046429A JP4726132B2 (ja) 2006-02-23 2006-02-23 データ送信方法、データ送信システム、サーバ装置、及びコンピュータプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007226503A JP2007226503A (ja) 2007-09-06
JP4726132B2 true JP4726132B2 (ja) 2011-07-20

Family

ID=38548271

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006046429A Active JP4726132B2 (ja) 2006-02-23 2006-02-23 データ送信方法、データ送信システム、サーバ装置、及びコンピュータプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4726132B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000298681A (ja) * 1999-01-29 2000-10-24 Canon Inc リソースの記述に対するルール適用方法
JP2001256192A (ja) * 2000-03-10 2001-09-21 Hitachi Ltd コンテンツの配信方法
JP2002014978A (ja) * 2000-06-30 2002-01-18 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> コンテンツ検索取得システム,端末装置,センタ装置およびそれらのプログラム記録媒体
JP2002244946A (ja) * 2001-02-13 2002-08-30 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> コンテンツ取得方法及びコンテンツ提供方法及びコンテンツ取得装置及びコンテンツ提供装置及びコンテンツ取得プログラム及びコンテンツ提供プログラム
JP2004133657A (ja) * 2002-10-10 2004-04-30 Sony Corp 通信装置、端末装置、通信方法、プログラム、記録媒体

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4334426B2 (ja) * 2004-07-09 2009-09-30 シャープ株式会社 Uiコンテンツ生成方法、uiコンテンツ生成装置及びuiコンテンツ生成システム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000298681A (ja) * 1999-01-29 2000-10-24 Canon Inc リソースの記述に対するルール適用方法
JP2001256192A (ja) * 2000-03-10 2001-09-21 Hitachi Ltd コンテンツの配信方法
JP2002014978A (ja) * 2000-06-30 2002-01-18 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> コンテンツ検索取得システム,端末装置,センタ装置およびそれらのプログラム記録媒体
JP2002244946A (ja) * 2001-02-13 2002-08-30 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> コンテンツ取得方法及びコンテンツ提供方法及びコンテンツ取得装置及びコンテンツ提供装置及びコンテンツ取得プログラム及びコンテンツ提供プログラム
JP2004133657A (ja) * 2002-10-10 2004-04-30 Sony Corp 通信装置、端末装置、通信方法、プログラム、記録媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007226503A (ja) 2007-09-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100827215B1 (ko) 접속된 오디오 및 다른 미디어 객체들
US8855334B1 (en) Mixed content for a communications device
CN101072116B (zh) 业务选择方法、装置、系统及客户端应用服务器
US20180145778A1 (en) Information processing apparatus and information processing method, and program storing medium for distinguishing suffixes appended to contents data
US20070136327A1 (en) Mobile content management apparatus
JP4859549B2 (ja) 管理用シンボルを用いた情報管理方法、及び情報管理サーバ
US20090006256A1 (en) Peer to Peer File Sharing Mobile System with Copyright Protection
EP1215605A1 (en) Contents distribution system
JP2005071227A (ja) メタデータ流通管理システム,メタデータ流通管理装置,個人別メタデータ管理装置,クライアント端末,メタデータ流通管理方法およびコンピュータプログラム
EP1286515B1 (en) Network system of distributing protected contents through secured carrier server
KR20030093191A (ko) 콘텐츠의 디렉토리 서비스·시스템
JP2009087065A (ja) 情報処理装置、およびコンテンツリスト表示方法
KR20060028240A (ko) 음원 편집 방법 및 그 장치
JP4726132B2 (ja) データ送信方法、データ送信システム、サーバ装置、及びコンピュータプログラム
EP1992145B1 (en) Managing playlists
KR100751522B1 (ko) 동적 구성요소를 포함하는 멀티미디어 데이터 제공 장치 및방법
TWI244012B (en) Server and communication terminal device
JP3971424B2 (ja) データ配信システム
JP4396404B2 (ja) コンテンツ提供システム、その方法、サーバおよびプログラム
JP3797212B2 (ja) 楽曲データ送信装置、楽曲データ提供システム及びそのプログラム
JP2009289285A (ja) 電子文書出力装置、電子文書出力方法、プログラムおよびプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体
JP2007299336A (ja) サイト検索方法、サイト検索システム、サーバ装置、端末装置、及びコンピュータプログラム
KR100520449B1 (ko) Vod 컨텐츠 재생중 특정 url 접속방법
KR20060054647A (ko) 인터넷을 이용한 컨텐츠 서비스 시스템 및 그 방법
JP2003058173A (ja) コンテンツ検索システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080926

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110202

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110316

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110406

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110408

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4726132

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140422

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140422

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350