JP4725894B2 - 吸引ダクトに於ける粉塵除去装置及び粉塵除去方法 - Google Patents

吸引ダクトに於ける粉塵除去装置及び粉塵除去方法 Download PDF

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本発明は、例えば、建築廃材用選別分離システムや集塵システム、その他のダクトを使用した適宜システムで利用可能となる吸引ダクトに於ける粉塵除去装置及び粉塵除去方法に関するものである。
従来、この種の粉塵除去手段にあっては、例えば、特許文献1で開示されているサイクロンなどの粉塵除去装置がある。この粉塵除去装置では、円筒状のサイクロン本体の内部壁面に沿って、可撓性シートを揺動自在に張設したものである。そして、この可撓性シートを揺動させる手段として、サイクロン本体の上部に設けたシリンダーを利用して可撓性シートを上下に強制的に揺動せしめる手段や、サイクロン本体の側面に設けた複数のシリンダーによって可撓性シートを側面方向に揺動させる手段、あるいは、この側面のシリンダーに代えて外部から供給した空気の空気圧などで可撓性シートを側面方向に揺動させる手段などが開示されている。
実開昭57−191445号公報
特許文献1の如き粉塵除去装置にあっては、装置が大掛かりになり、可撓性シートが損傷し易く、メンテナンスにも手間がかかる上、ダクトに付着したミスト状の粉塵を短時間で確実に除去することが難しいといった課題を残していた。
すなわち、特許文献1では、サイクロン本体内部の壁面全体に沿って可撓性シートを張設するものであるから、サイクロンで粉塵を吸引しているあいだ、この可撓性シート全体に常時、強い風圧がかかっている。この状態でシート全体を上下に強制的に揺動させるためには、まず、シリンダーによって可撓性シートを極めて強力なテンションで引き上げる必要がある。更に、引き上げた可撓性シートを基の位置まで引き下げるために、サイクロン本体の下部に設けた弾性力のあるシュートに可撓性シートの下端部を固定している。このシュートは、可撓性シートの上下動と共に上下動するように設けてあり、これらの可撓性シュートや可撓性シートの弾性を利用してもとの位置に戻すものである。
このような構成では、上下揺動時に可撓性シートの上下連結部に加わる荷重が極めて大きくなるので、可撓性シートの連結部分等の劣化は早い。しかも、可撓性シートを揺動させるテンションが不足すると、ダクトに付着したミスト状の粉塵を短時間で確実に除去することが難しくなる。また、仮に可撓性シートが破損した場合には、サイクロン本体の内部壁面から取り外して新たな可撓性シートに交換する作業が必要になるなど、メンテナンスにも多くの手間を要するものである。
一方、可撓性シートを側面方向に強制的に揺動させる場合には、サイクロン本体の側面に多数のシリンダーを設置する必要が生じる。このため、装置全体が極めて複雑な構成になり、各シリンダーと可撓性シートとの連結部分のメンテナンスなどにも多くの手間が必要になる。更に、この側面に設けた多数のシリンダーに代えて、外部から空気を供給しこの空気圧によって可撓性シートを側面方向に強制的に揺動せしめるには、各シリンダーに代わる多数の空気供給口や、これら多数の空気供給口全体に空気を供給するコンプレッサーなどの装置が別途必要になるなど、装置が更に複雑で大掛かりなものになる不都合があった。
そこで、本発明は、前述の如き課題を解消し、構成が簡素になり、付着・堆積した粉塵を短時間で確実に除去でき、取扱いやメンテナンスが容易な吸引ダクトに於ける粉塵除去装置及び粉塵除去方法の提供を目的とするものである。
上述の目的を達成すべく本発明の第1手段は、建築廃材用選別分離システムや集塵システムやその他のダクトを使用した適宜システムで利用可能となる吸引ダクトに於ける粉塵除去装置であって、粉塵が付着・堆積し易いダクト1内壁面に配設される可撓性シート10と、ダクト1に穿設される開口部2と、この開口部2が開閉自在になるようにダクト1に揺動自在に装着される蓋板3とを備え、前記可撓性シート10は、該基端部分がダクト1内壁に固定され、可撓性シート10の吸引方向下流がわを向いた先端部がわで開口部2を覆うように配設され、前記蓋板3は、蓋板3から延長された一部が開口時にダクト1の内部方向に押し込まれると共に、押し込まれた蓋体3の一部で開口部2を覆う可撓性シート10をダクト1内部方向に押圧するように設けられ、可撓性シート10の内表面に粉塵が付着して堆積したときに、蓋板3を作動せしめて開口部2を開くと、吸引ダクトが吸引した空気と開口部2から導入される空気とによって、可撓性シート10のダクト1内部に押し込まれた部分が波打つように振動して、内表面に付着・堆積した粉塵を除去するように構成したことにある。
第2の手段の前記蓋板3は、前記ダクト1に設けられた支持部材4を介して揺動自在に連結され、該蓋板3に蓋板3の遠隔揺動操作を可能にする作動手段20が設けられ、該作動手段20により揺動した蓋板3が開口部2を開くと共に、ダクト1の内部方向に揺動した蓋板3の一部が開口部2を覆っている前記可撓性シート10をダクト1内部方向に押し込むように設けられている。
第3の手段において、前記蓋板3は、ダクト1の外がわに配設され開口部2の周囲縁に密着する弾性体3Dを設けた外板3Aと、該外板3Aの内側に配設されてダクト1の内がわで開口部2を施蓋する内板3Bと、該内板3Bの内がわに重合されダクト1の内壁面に沿って延長された押圧板3Cとからなり、蓋板3作動時に該押圧板3Cで開口部2を覆っている前記可撓性シート10をダクト1内部方向に押圧するように設けている。
第4の手段は、前記蓋板3の外板3A外がわに立設されたクランク体21と、該クランク体21を押圧せしめるシリンダー22と、該シリンダー22をダクト1に固定する固定ベース23とで作動手段20を構成し、突出するシリンダー22でクランク体21を押圧すると蓋板3が作動し、開口部2が開口すると共に、押圧板3Cが可撓性シート10を押圧するように設けたものである。
第5の手段において、前記開口部2はダクト1のコーナー部1Aの外周近傍に設けられ、前記可撓性シート10は該開口部2より吸引方向上流がわに位置するダクト1内壁に固定され、該可撓性シート10で開口部2を覆うと共に、ダクト1のコーナー部1Aの外周内壁面まで覆うように設けられている。
第6の手段は、建築廃材用選別分離システムや集塵システムやその他のダクトを使用した適宜システムで利用可能となる吸引ダクトに於ける粉塵除去方法であって、可撓性シート10の基端部分をダクト1内壁に固定し、可撓性シート10の吸引方向下流がわを向いた先端部がわで開口部2を覆うように配設し、通常時にあっては、蓋板3が施蓋している開口部2からダクト1内部の粉塵が付着・堆積し易い部分にかけて可撓性シート10で覆うようにして粉塵を可撓性シート10の内表面に付着・堆積させ、この可撓性シート10の内表面に付着・堆積させた粉塵の量が所定量となったときに、遠隔操作される作動手段20によって蓋板3を作動せしめ、ダクト1側面の開口部2を開くと共に、該蓋板3で可撓性シート10をダクト1内部方向に押し込むことで、吸引ダクトが吸引した空気と開口部2から導入される空気とによって可撓性シート10のダクト1内部に押し込まれた部分を波打つように振動させ、可撓性シート10の内表面に付着・堆積した粉塵を除去することを課題解消のための手段とする。
本発明の請求項1によると、粉塵を可撓性シート10の内表面に付着・堆積させることができ、しかも、この付着・堆積した粉塵は、蓋板3を操作して開口部2を開くだけの操作で、短時間で確実に除去できるようになる。更に、粉塵除去装置自体の構成が簡素となり、取扱いやメンテナンスが容易となり、既存のダクトにも装着可能で経済的な粉塵除去装置となる。
そして、可撓性シート10は、粉塵が付着・堆積し易いダクト1内表面に適宜配設されるから、効率的な配設が可能になる。
また、本発明の請求項2記載の粉塵除去装置によると、支持部材4に揺動自在に連結された蓋板3を作動手段20で作動せしめることによって、ダクト1側面の開口部2を開くと共に、可撓性シート10を蓋板3の一部がダクト1内部に押し込むように設けているので、蓋板3の開閉操作に伴う可撓性シート10の押し込み操作を、作動手段20にて容易に行うことができる。
特に、ダクト1の内部方向に揺動した蓋板3の一部が、開口部2を覆っている前記可撓性シート10をダクト1内部方向に押し込むように設けているので、吸引ダクトが吸引した空気と開口部2から導入される空気とによって、可撓性シート10を波打つように振動させ、可撓性シート10内表面に付着・堆積した粉塵を除去するので、蓋板3を開く以外に別途動力等を必要とすることなく、可撓性シート10内表面から粉塵を全体的に且つ綺麗に離すことができるようになり、粉塵の除去がスムーズに行えるようになる。
請求項3によると、開口部2は、ダクト1の外がわに配設され開口部2の周囲縁に密着する弾性体3Dを設けた外板3Aによって施蓋されると共に、該外板3Aの内側に配設されてダクト1の内がわで開口部2を施蓋する内板3Bにて二重に施蓋されるので、開口部2の密封性を高めることができる。しかも、開口部2を覆っている前記可撓性シート10をダクト1内部方向に押圧する押圧板3Cは、該内板3Bの内がわに重合されダクト1の内壁面に沿って延長したものであるから、蓋板3揺動時には、この押圧板3Cによって可撓性シート10とダクト1の内壁との距離を大きく広げることになる。この結果、可撓性シート10の粉塵除去時において、可撓性シート10の振幅を大きくすることができ、粉塵除去効果を高めることが可能になる。
請求項4に記載の作動手段20により、突出するシリンダー22でクランク体21を押圧すると蓋板3が作動し、開口部2が開口すると共に、押圧板3Cが可撓性シート10を押圧するように設けているので、可撓性シート10の内表面に粉塵が付着して堆積したときに、開口部2の開閉や可撓性シート10の押し込み操作を行う遠隔操作を容易に行うことができる。また、除去作業が効率良く行えるようになると共に、自動化し易く、作業者の作業環境の改善にも役立つようになる。
請求項5に記載の開口部2によると、開口部2は、ダクト1のコーナー部1A近傍に設けられ、前記可撓性シート10は、該開口部2より吸引方向上流がわに位置するダクト1内壁に固定され、該可撓性シート10で開口部2を覆っている。したがって、通常は、この可撓性シート10が開口部2を内側から被覆し、蓋板3の内側や開口部2の内側周辺に粉塵が付着するのを防止している。この結果、開口部2と蓋板3との隙間等に粉塵が付着・堆積することがなく、蓋板3の開閉操作を妨げるおそれはない。しかも可撓性シート10は、ダクト1のコーナー部1Aの外周内壁面まで覆うように設けられているので、ダクト1に於いて粉塵が最も付着・堆積し易くなっているダクト1のコーナー部1Aの外周内壁面に堆積する粉塵を効率的に除去できるものである。
そして、本発明の請求項6記載の粉塵除去方法では、粉塵を可撓性シート10の内表面に付着・堆積させることができ、この付着・堆積した粉塵は、遠隔操作される作動手段20で蓋板3を作動して開口部2を開口するだけで、短時間で確実に除去できるようになる。加えて、除去作業が効率良く行えるようになると共に、自動化し易く、作業者の作業環境の改善にも役立つようになる。特に、可撓性シート10のダクト1内部に押し込まれた部分を、吸引ダクトが吸引した空気と開口部2から導入される空気とによって、波打つように振動させて、可撓性シート10内表面に付着・堆積した粉塵を除去するので、別途動力等を必要とすることなく、また、システムを停止することなく、可撓性シート10内表面から粉塵を全体的に且つ綺麗に離すことができるようになり、粉塵の除去がスムーズに行えるようになる。
このように本発明によると、構成が簡素になり、付着・堆積した粉塵を短時間で確実に除去でき、取扱いやメンテナンスが容易になるなどといった産業上有益な種々の効果を奏するものである。
本発明を実施するための最良の形態は、粉塵が付着・堆積し易いダクト1内表面に配設される可撓性シート10を設ける。ダクト1に穿設される開口部2と、この開口部2を開閉自在となるようにダクト1に装着される蓋板3とを設ける。可撓性シート10は、該基端部分がダクト1内壁に固定され、吸引方向下流がわを向いた可撓性シート10の先端部がわで前記開口部2を覆うように可撓性シート10を配設する。この可撓性シート10は該開口部2より吸引方向上流がわに位置するダクト1内壁に固定され、該可撓性シート10で開口部2を覆う。更に、ダクト1のコーナー部1Aの外周内壁面まで覆うように設ける。ダクト1のコーナー部1A近傍に開口部2を設ける。ダクト1の外がわに設けられた支持部材4に蓋板3を揺動自在に連結する。揺動した蓋板3が開口部2を開くと共に前記可撓性シート10をダクト1内部に押し込むように設ける。可撓性シート10の内表面に粉塵が付着して堆積したときに、蓋板3開閉の遠隔操作を可能にする作動手段20を設ける。可撓性シート10の内表面に粉塵が付着して堆積したときには、作動手段20により蓋板3を作動せしめ、開口部2を開くと、吸引ダクトが吸引した空気と開口部2から導入される空気とにより、可撓性シート10のダクト1内部に押し込まれた部分が波打つように振動し、内表面に付着・堆積した粉塵を除去することで、当初の目的を達成するものである。
前記ダクト1は、例えば、適宜金属材料によって適宜角筒状(或いは、その他の形状でも良い)に形成されている(図1参照)。しかも、コーナー部1Aの外周側にあっては、粉塵ができるだけ付着し難くなるように比較的大きな曲面で構成されたものが好ましい。また、ダクト1内壁面には、粉塵等が付着し難くなる材質の適宜板材で覆ったり、コーティング処理等を施したりしておいても良い。
前記開口部2は、例えば、矩形状を呈し、この開口部2を矩形状の蓋板3が自在に開閉できるよう形成されている(図3参照)。この開口部2は、ダクト1側面の適宜位置に設けることができる。特に、粉塵が付着・堆積し易いダクト1のコーナー部1Aの外周近傍に設けるのが好ましい。また、この開口部2は、コーナー部1Aよりも吸引方向上流がわに配されるようにしてある。更に、この開口部2は、比較的大きく構成して、点検口として利用できるようにしても良い。
可撓性シート10は、例えば、可撓性を有し、強度、耐久性等を備えたゴムシートや樹脂シート、あるいは適宜複合材で構成されたシート等が利用される。この可撓性シート10は、基端部分がダクト1内壁に固定され、吸引方向下流がわを向いた可撓性シート10の先端部がわで前記開口部2を覆うように配設されている(図2参照)。したがって、開口部2は、この可撓性シート10によって内部から覆われた状態になっており、ダクト吸引時には、可撓性シート10の内側に加わる風圧で、開口部2に密着した状態になる。更に、この可撓性シート10の吸引方向下流がわを向いた先端方向で、ダクト1のコーナー部1Aの外周内壁面まで覆うように配設している。尤も、可撓性シート10の長さや配設位置等はダクト1に応じて自由に変更することができる。
蓋板3は、ダクト1の側面に揺動自在に装着されている。そして、蓋板3が揺動すると蓋体3の一部が開口部2からダクト1の内部に押し込まれるように開口するもので、押し込まれた蓋体3の一部で開口部2を覆う可撓性シート10をダクト1内部方向に押圧するように設けられている(図5参照)。図示の蓋板3は、外板3A、内板3B、押圧板3Cで構成されている(図4参照)。
すなわち、外板3Aは、開口部2の外がわに配設されており、この外板3Aの内側に弾性体3Dを設けている。この弾性体3Dは、開口部2を施蓋しているときに開口部2の周囲縁に密着させるものである。図示例では、開口部2の周囲縁に、開口部2を補強する補強枠5を設け、この補強枠5に弾性体3Dを密着させるように設けている(図4参照)。
また、内板3Bは、外板3Aの内側に配設されたもので、ダクト1の内がわで開口部2を施蓋する。したがって、この内板3Bは開口部2よりも僅かに小さく形成されている(図4参照)。
更に、押圧板3Cは、内板3Bの内側に重合されてダクト1の内壁面に沿うように延長されたもので、開口部2施蓋時には、ダクト1の内壁に重なった状態になり(図2参照)、蓋板3を揺動して開口部2を開口したときに、開口部2を覆っている前記可撓性シート10をダクト1内部方向に押圧するものである(図5参照)。
このように構成された蓋板3は、前記ダクト1に設けられた支持部材4を介して揺動自在に連結されており、該蓋板3に蓋板3の遠隔揺動操作を可能にする作動手段20が設けられている(図2、図5参照)。
作動手段20は、例えば、適宜エアーシリンダーを利用したものでも良いし、適宜油圧シリンダーを利用したものでも良く、また、その他の適宜駆動手段を利用したものでも良い。要は、蓋板3を確実に且つスムーズに蓋板3の揺動操作を可能にすると共に、遠隔操作可能なものであれば良い。
図示の作動手段20は、クランク体21と、このクランク体21を押圧付勢するシリンダー22と、このシリンダー22をダクト1外がわに固定する固定ベース23にて構成している(図2参照)。クランク体21は、蓋板3の外板3A外がわに立設された側面略L字形状を成しており、蓋板3の板面に固定する固定部21Aと、蓋板3から略垂直に立設された操作部21Bとを有する。そして、この操作部21Bを伸張したシリンダー22で押圧すると、ダクト1に設けられた支持部材4を介して揺動自在に連結されている蓋板3が支持部材4を支点として揺動し、開口部2が開口するものである(図5参照)。
尚、図1において、符号30はベルトコンベヤで、31は遠心分離機で、32は振動篩で、33は配管で、34は集塵機で、35はファンで、これらやダクト1を利用して建築廃材用選別分離システムが構成され、本発明の粉塵除去装置は、ダクト1の各コーナー部1Aの吸引方向上流がわに設けられている。
また、前述の如き粉塵除去装置を利用した本発明の粉塵除去方法について説明すると、以下の通りである。通常時にあっては、蓋板3が施蓋している開口部2からダクト1内部の粉塵が付着・堆積し易い部分にかけて可撓性シート10で覆うようにして粉塵を可撓性シート10の内表面に付着・堆積させる(図2参照)。そして、この可撓性シート10の内表面に付着・堆積させた粉塵の量が所定量となったときに、遠隔操作される作動手段20によって蓋板3を作動せしめるものである。
作動手段20が作動すると、ダクト1側面の開口部2を開くと共に、該蓋板3で可撓性シート10をダクト1内部方向に押し込むことになる(図5参照)。そうすると、吸引ダクトが吸引した空気と開口部2から導入される空気とによって可撓性シート10のダクト1内部に押し込まれた部分が波打つように振動し、可撓性シート10の内表面に付着・堆積させた粉塵を除去するものである。
尚、粉塵除去装置の具体的構成、形状、寸法、材質、配設位置、ダクト1の具体的構成、形状 、寸法、材質、コーナー部1Aの具体的構成、形状、寸法、材質、開口部2の具体的構成、形状、寸法、配設位置、数、蓋板3の具体的構成、形状、寸法、材質、配設位置、数、作動手段20の具体的構成、配設位置、数、可撓性シート10の具体的構成、形状、寸法、材質、配設位置等は、図示例のもの等に限定されることなく適宜自由に設定、変更できるものである。
本発明粉塵除去装置の使用例を示す概略斜視図である。 本発明粉塵除去装置で開口部を施蓋する状態を示す縦断面図である。 本発明粉塵除去装置で開口部を施蓋する状態を示す正面図である。 本発明粉塵除去装置で開口部を施蓋する状態を示す横断面図である。 本発明粉塵除去装置で開口部を開口する状態を示す縦断面図である。 本発明粉塵除去装置で開口部を開口する状態を示す正面図である。
符号の説明
1 ダクト
1A コーナー部
2 開口部
3 蓋板
3A 外板
3B 内板
3C 押圧板
3D 弾性体
4 支持部材
5 補強枠
10 可撓性シート
20 作動手段
21 クランク体
21A 固定部
21B 操作部
22 シリンダー
23 固定ベース
30 ベルトコンベヤ
31 遠心分離機
32 振動篩
33 配管
34 集塵機
35 ファン

Claims (6)

  1. 建築廃材用選別分離システムや集塵システムやその他のダクトを使用した適宜システムで利用可能となる吸引ダクトに於ける粉塵除去装置であって、粉塵が付着・堆積し易いダクト内壁面に配設される可撓性シートと、ダクトに穿設される開口部と、この開口部が開閉自在になるようにダクトに揺動自在に装着される蓋板とを備え、前記可撓性シートは、該基端部分がダクト内壁に固定され、可撓性シートの吸引方向下流がわを向いた先端部がわで開口部を覆うように配設され、前記蓋板は、蓋板から延長された一部が開口時にダクトの内部方向に押し込まれると共に、押し込まれた蓋体の一部で開口部を覆う可撓性シートをダクト内部方向に押圧するように設けられ、可撓性シートの内表面に粉塵が付着して堆積したときに、蓋板を作動せしめて開口部を開くと、吸引ダクトが吸引した空気と開口部から導入される空気とによって、可撓性シートのダクト内部に押し込まれた部分が波打つように振動して、内表面に付着・堆積した粉塵を除去するように構成したことを特徴とする吸引ダクトに於ける粉塵除去装置。
  2. 前記蓋板は、前記ダクトに設けられた支持部材を介して揺動自在に連結され、該蓋板に蓋板の遠隔揺動操作を可能にする作動手段が設けられ、該作動手段により揺動した蓋板が開口部を開くと共に、ダクトの内部方向に揺動した蓋板の一部が開口部を覆っている前記可撓性シートをダクト内部方向に押し込むように設けられた請求項1記載の吸引ダクトに於ける粉塵除去装置。
  3. 前記蓋板は、ダクトの外がわに配設され開口部の周囲縁に密着する弾性体を有する外板と、該外板の内側に配設されてダクトの内がわで開口部を施蓋する内板と、該内板の内がわに重合されダクトの内壁面に沿って延長された押圧板とからなり、蓋板作動時に該押圧板で開口部を覆っている前記可撓性シートをダクト内部方向に押圧するように設けた請求項1又は2記載の吸引ダクトに於ける粉塵除去装置。
  4. 前記蓋板の外板外がわに立設されたクランク体と、該クランク体を押圧せしめるシリンダーと、該シリンダーをダクトに固定する固定ベースとで作動手段を構成し、突出するシリンダーでクランク体を押圧すると蓋板が作動し、開口部が開口すると共に、前記押圧板が可撓性シートを押圧するように設けた請求項1乃至3いずれか記載の吸引ダクトに於ける粉塵除去装置。
  5. 前記開口部はダクトのコーナー部の外周近傍に設けられ、前記可撓性シートは該開口部より吸引方向上流がわに位置するダクト内壁に固定され、該可撓性シートで開口部を覆うと共に、ダクトのコーナー部の外周内壁面まで覆うように設けられた請求項1乃至4いずれか記載の吸引ダクトに於ける粉塵除去装置。
  6. 建築廃材用選別分離システムや集塵システムやその他のダクトを使用した適宜システムで利用可能となる吸引ダクトに於ける粉塵除去方法であって、可撓性シートの基端部分をダクト内壁に固定し、可撓性シートの吸引方向下流がわを向いた先端部がわで開口部を覆うように配設し、通常時にあっては、蓋板が施蓋している開口部からダクト内部の粉塵が付着・堆積し易い部分にかけて可撓性シートで覆うようにして粉塵を可撓性シートの内表面に付着・堆積させ、この可撓性シートの内表面に付着・堆積させた粉塵の量が所定量となったときに、遠隔操作される作動手段によって蓋板を作動せしめ、ダクト側面の開口部を開くと共に、該蓋板で可撓性シートをダクト内部方向に押し込むことで、吸引ダクトが吸引した空気と開口部から導入される空気とによって可撓性シートのダクト内部に押し込まれた部分を波打つように振動させ、可撓性シートの内表面に付着・堆積した粉塵を除去することを特徴とした吸引ダクトに於ける粉塵除去方法。
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JP2008039351A (ja) * 2006-08-10 2008-02-21 Towa Sangyo Kk 吸引ダクトに於ける粉塵除去装置及び粉塵除去方法

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