JP4725632B2 - スケジュール情報に従って空気調和機を制御する制御装置 - Google Patents

スケジュール情報に従って空気調和機を制御する制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4725632B2
JP4725632B2 JP2008277860A JP2008277860A JP4725632B2 JP 4725632 B2 JP4725632 B2 JP 4725632B2 JP 2008277860 A JP2008277860 A JP 2008277860A JP 2008277860 A JP2008277860 A JP 2008277860A JP 4725632 B2 JP4725632 B2 JP 4725632B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time
schedule information
air conditioner
unit
control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008277860A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009216697A (ja
Inventor
卓嗣 児山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP2008277860A priority Critical patent/JP4725632B2/ja
Publication of JP2009216697A publication Critical patent/JP2009216697A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4725632B2 publication Critical patent/JP4725632B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electric Clocks (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Description

本発明は、制御時刻と制御内容とを含むスケジュール情報を記憶し、記憶されたスケジュール情報に従って空気調和機を制御する制御装置に関する。
近年、仕事後の余暇の促進や照明用エネルギーの節約等を目的として、サマータイム制度が各国で実施されている。そして、サマータイム制度は、1年の間の所定期間に、例えば、時刻を1時間進めたりする制度であるが、そのサマータイム制度に対応して時刻を調整する各種装置が開示されている。
例えば、サマータイムに対応するための時刻調整機能を有し、タイマー設定に従って空気調和機を制御する空気調和システム(特許文献1)や、スケジュールに従って複数の各種装置を遠隔操作する遠隔制御システム(特許文献2)が開示されている。
特開2007−285615号公報 特開2006−200903号公報
しかしながら、上記従来の空気調和システムや遠隔制御システムにおいては、以下に示すような問題点を有している。
すなわち、サマータイム移行時において調整時間進めることによって発生する消失時間帯、あるいは、サマータイム解除時において調整時間戻す際に発生する重複時間帯が、空気調和機を制御するためのスケジュールの実行に不都合を発生させる場合がある。例えば、サマータイム移行時において、上記消失時間帯に設定されているスケジュールを実行させることができないという不都合や、サマータイム解除時において、上記重複時間帯に設定されているスケジュールを重複して実行させてしまうといった不都合が発生する。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、サマータイムに対応した時刻調整を行う場合であっても、設定されたスケジュールを確実に実行させることが可能となる、スケジュール情報に従って空気調和機を制御する制御装置を提供することを目的とする。
第1の発明に係るスケジュール情報に従って空気調和機を制御する制御装置は、空気調和機に対する電源のON・OFF処理および電源のON・OFF時刻を含む情報をスケジュール情報として記憶し、スケジュール情報に従って空気調和機を制御する制御装置であって、時刻調整部と、第1抽出部と、第1制御部とを備えている。時刻調整部は、開始日時と終了日時と調整時間とを含むサマータイム情報に基づいて時刻を調整する。第1抽出部は、開始日時と時刻調整部によって調整時間進められる時刻との間に設定されているスケジュール情報を抽出する。第1制御部は、第1抽出部によって複数のスケジュール情報が抽出された場合、時刻調整部が時刻を調整するのと同時に、抽出されたスケジュール情報のうち最も遅い電源のON・OFF時刻が設定された電源のON・OFF処理のみを実行するように、空気調和機を制御する。
ここでは、開始日時と時刻調整部によって調整時間進められる時刻との間に設定されているスケジュール情報を第1抽出部によって抽出できるようにしている。そして、第1抽出部が上記に該当するスケジュールを抽出した際には、第1制御部が、時刻調整部が時刻を調整するのと同時に、抽出されたスケジュール情報のうち最も遅い電源のON・OFF時刻が設定された電源のON・OFF処理のみを実行するように、空気調和機を制御する。
ここで、標準時間からサマータイム時間に移行する際(サマータイム移行時)の問題を説明する。例えば、3月の最終日曜日の1:00に時刻を1時間進めてサマータイムに移行した場合、すなわち、1:00から2:00に時刻を進めた場合、サマータイム移行日当日は、1:00〜2:00の時間帯がなくなってしまうこととなる。この時、例えば、空気調和機の電源をONにする命令(スケジュール)が、この無くなってしまう時間帯(以後、消失時間帯と示す)の1:30に設定されている制御装置があった場合、その制御装置は、1:30という時間が消失するサマータイム移行日当日においては、その命令を実行することができないこととなる。
そこで、本発明のスケジュール情報に従って空気調和機を制御する制御装置においては、第1抽出部が上記消失時間帯に該当するスケジュール情報を抽出した場合には、第1制御部が、時刻調整部が時刻を調整するのと同時に、抽出されたスケジュール情報のうち最も遅い電源のON・OFF時刻が設定された電源のON・OFF処理のみを実行するように、空気調和機を制御している。言い換えれば、第1制御部は、スケジュール情報に含まれるON・OFF時刻に従って空気調和機を制御するのではなく、時刻調整部による時刻調整時に空気調和機を制御する。
これにより、サマータイム移行時の消失時間帯にスケジュールが設定されている場合であってもスケジュール情報を抽出することが可能となり、スケジュールに含まれる電源のON・OFF処理に従って空気調和機を制御することができる。
また、ここでは、上記消失時間帯に複数のスケジュール情報が設定されていた場合における1制御部の制御方法を示している。
ここで、上記消失時間帯には、複数のスケジュールが設定されている可能性がある。そして、これらのスケジュールには、互いに相反する制御内容(例えば、電源のONとOFF)が含まれている場合があるが、この場合には、最も遅い時間に設定されている制御内容のみを実行することが効率上望ましい場合がある。
この結果、サマータイムに対応した時刻調整を行い、第1制御部が時刻調整部による時刻調整時に空気調和機を制御するにあたって、空気調和機に対する設定されたスケジュールの電源のON・OFFを効率よく確実に実行させることが可能となる。
の発明に係るスケジュール情報に従って対象機器を制御する制御装置は、第1の発明に係るスケジュール情報に従って空気調和機を制御する制御装置であって、終了日時と時刻調整部によって調整時間戻される時刻との間に設定されているスケジュール情報を重複スケジュール情報として抽出する第2抽出部と、第2抽出部によって重複スケジュール情報が抽出された場合、重複スケジュール情報に従って空気調和機を制御することを保留し、時刻調整部による時刻の調整後、スケジュール情報に従って空気調和機を制御する第2制御部とをさらに備えている。
ここでは、第2抽出部が、終了日時と時刻調整部によって調整時間戻される時刻との間に設定されているスケジュール情報を重複スケジュール情報として抽出できるようにしている。そして、第2抽出部が上記重複スケジュールを抽出した際には、第2制御部が、重複スケジュール情報に従って空気調和機を制御することを保留し、時刻調整部による時刻の調整後、スケジュール情報に従って空気調和機を制御する。
ここで、サマータイム時間から標準時間に移行する際(サマータイム解除時)の問題を説明する。例えば、10月の最終日曜日の1:00に時刻を1時間戻して標準時間に移行した場合、すなわち、1:00から0:00に時刻を戻した場合、サマータイム解除日当日は、0:00〜1:00の時間帯が重複して存在することとなってしまう。この時、例えば、空気調和機の電源をONにする命令(スケジュール)と電源をOFFにする命令(スケジュール)が、この重複する時間帯(以後、重複時間帯と示す)の1:10と1:30とに設定されている制御装置があった場合、その制御装置は、サマータイム解除日当日においては、その命令を2回繰り返して実行することとなってしまう。
そこで、本発明のスケジュール情報に従って空気調和機を制御する制御装置においては、第2抽出部が上記重複スケジュール情報を抽出した場合には、第2制御部が、重複スケジュール情報に従って空気調和機を制御することを保留し、時刻調整部による時刻の調整後、スケジュール情報に従って空気調和機を制御する。
これにより、サマータイム解除時の重複する時間帯にスケジュールが設定されている場合であっても、スケジュールに含まれる電源のON・OFF処理に従って空気調和機を重複して制御することを回避することができる。
の発明に係るスケジュール情報に従って空気調和機を制御する制御装置は、第1または第2の発明に係るスケジュール情報に従って空気調和機を制御する制御装置であって、空気調和機の稼働状況を表示する表示部をさらに備えている。
これにより、空気調和機の稼働状況を容易に把握することが可能となる。
第1の発明に係るスケジュール情報に従って空気調和機を制御する制御装置によれば、サマータイムに対応した時刻調整を行い、第1制御部が時刻調整部による時刻調整時に空気調和機を制御するにあたって、空気調和機に対する設定されたスケジュールの電源のON・OFFを効率よく確実に実行させることが可能となる。
の発明に係るスケジュール情報に従って空気調和機を制御する制御装置によれば、サマータイム解除時の重複する時間帯にスケジュールが設定されている場合であっても、スケジュールに含まれる制御内容に従って空気調和機を重複して制御することを回避することができる。
の発明に係るスケジュール情報に従って空気調和機を制御する制御装置によれば、空気調和機の稼働状況を容易に把握することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る制御部(スケジュール情報に従って空気調和機を制御する制御装置)10を含むコントローラ1について、図1〜図8を用いて説明すれば以下の通りである。
[コントローラ1の構成]
コントローラ1は、図1に示すように、制御部10と、記憶部20と、表示部30と、操作部40とを備えている。
制御部10は、記憶部20と、表示部30と、操作部40と、空気調和機2とに接続されており、記憶部20に記憶されているスケジュール情報や、操作部40からの操作に従って空気調和機2を制御する。なお、制御部10における機能ブロックについては、後段にて詳述する。
記憶部20は、空気調和機2に対する制御内容および制御時刻を含む情報をスケジュール情報として記憶する。スケジュール情報は、図6に示すように、IDと制御時刻と制御内容とを含む情報がスケジュールテーブルとして記録されている。ユーザは、後述する操作部40から空気調和機2のスケジュールを入力することができる。
表示部30は、図2に示すように、時刻や空気調和機2における設定温度、スケジュール等の稼働状況を表示する。
操作部40は、図2に示すような各種操作ボタンが配置されており、ユーザが空気調和機2に対して各種設定を行うためのインタフェイスを形成している。
空気調和機2は、人工的に必要な条件(温度、湿度、浄化度)を満たす空気をつくる空気処理装置と、その処理された空気を搬送する送風機とを主に備えており、制御部10によって制御されている。
[制御部10の説明]
制御部10は、図1に示すように、マイコン(図示せず)とメモリ(図示せず)を有し、機能ブロックとしての時刻調整部11と、第1抽出部12と、第1制御部13と、第2抽出部14と、第2制御部15とを備えている。なお、制御部10は、コントローラ1の内部にあるので外部から見ることはできない。
時刻調整部11は、開始日時と終了日時と調整時間とを含むサマータイム情報に基づいて時刻を調整する。なお、サマータイム情報は、記憶部20に記憶されている。
本実施形態のサマータイム情報は、開始日時が3月最終日曜日の1:00、終了日時が10月最終日曜日の1:00、調整時間が1時間に設定されている。そして、時刻調整部11は、3月最終日曜日の1:00になると時刻を1時間進め、2:00となるように時刻を調整する。このとき、表示部30は、図2に示す表示状態から図3に示す表示状態に変わるように、時刻調整部11によって制御される。一方、時刻調整部11は、10月最終日曜日の1:00になると時刻を1時間戻し0:00となるように時刻を調整する。このとき、表示部30は、図4に示す表示状態から図5に示す表示状態に変わるように、時刻調整部11によって制御される。
第1抽出部12は、開始日時と時刻調整部11によって1時間(調整時間)進められる時刻との間に設定されているスケジュール情報、すなわち、3月最終日曜日の1:00〜2:00の間に設定されているスケジュール情報を抽出する。
第1制御部13は、第1抽出部12が上記スケジュール情報を抽出した場合、時刻調整部11が時刻を調整するのと同時に、すなわち、時刻調整部11が時刻を2:00に調整したのと同時に、抽出されたスケジュール情報の制御内容に従って空気調和機2を制御する。
第2抽出部14は、終了日時と時刻調整部11によって1時間(調整時間)戻される時刻との間に設定されている重複スケジュール情報、すなわち、10月最終日曜日の0:00〜1:00の間に設定されている重複スケジュール情報を抽出する。
第2制御部15は、第2抽出部14が上記スケジュール情報を抽出した場合、重複スケジュール情報に従って空気調和機2を制御することを保留し、時刻調整部11による時刻の調整後、すなわち、時刻調整部11が時刻を0:00に調整した後、スケジュール情報に従って空気調和機2を制御する。
[制御部10の制御フロー説明]
ここでは、制御部10が、サマータイムに移行する際(以後、サマータイム移行時と示す)のスケジュール情報に従って空気調和機2を制御する流れと、サマータイムを解除する際(以後、サマータイム解除時と示す)のスケジュール情報に従って空気調和機2を制御する流れについて、図7と図8とを用いて説明する。
(サマータイム移行時)
サマータイム解除時には、1:00になった時点で1時間進める(2:00に進む)ことから、1:00〜2:00の時間帯が、消失してしまうこととなる。このため、1:00〜2:00の間に設定されているスケジュール情報が実行されないという問題点が発生する。以下は、この問題点を解消する制御フローであり、図7を参照しながら説明する。
ステップS1では、第1抽出部12は、記憶部20に記録されたスケジュールテーブルの中から、3月最終日曜日の1:00〜2:00の間に設定されているスケジュール情報を抽出する。そして、第1抽出部12が、スケジュール情報を抽出した場合には、ステップS2に移行し、スケジュール情報を抽出できなかった場合には、ステップS6に移行する。ここで、記憶部20に、例えば、図6に示すようなスケジュールテーブルが記憶されている場合、第1抽出部12は、IDが014,015,016の3つのスケジュール情報をスケジュールテーブルから抽出する。
ステップS2では、時刻調整部11は、記憶部20に記録されているサマータイム情報に基づいて時刻を調整する。本実施形態においては、開始日時が3月最終日曜日の1:00、調整時間が1時間に設定されたサマータイム情報に基づいて時刻を調整するので、時刻調整部11は、3月最終日曜日の1:00に時刻を1時間進めて、2:00に調整する。
ステップS3では、第1制御部13が、第1抽出部12によって抽出されたスケジュール情報の数をカウントする。ここで、カウントされたスケジュール情報が複数の場合には、ステップS4に移行し、カウントされたスケジュール情報が1つの場合には、ステップS5に移行する。
ステップS4では、第1制御部13が、第1抽出部12によって抽出された複数のスケジュール情報から実際に実行する1つのスケジュール情報を決定する。本実施形態においては、第1制御部13は、最も遅い制御時刻を有するスケジュール情報、すなわち、IDが016のスケジュール情報に決定する。これにより、第1制御部13が時刻調整部11による時刻調整時に空気調和機2を制御するにあたって効率よく制御することが可能となる。
ステップS5では、第1制御部13が、ステップS4で決定されたスケジュール情報、あるいは、ステップS1で抽出された1つのスケジュール情報の制御内容に従って、空気調和機2を制御する。
ステップS6では、時刻調整部11が、ステップS2と同様に、サマータイム情報に基づいて時刻を調整する。
制御部10が、図7に示すようなフローに従って制御処理することにより、サマータイム移行時の消失時間帯にスケジュールが設定されている場合であっても、スケジュール情報を抽出することが可能となるので、設定されたスケジュールを確実に実行させることが可能となる。
(サマータイム解除時)
サマータイム解除時には、1:00になった時点で1時間戻る(0:00に戻る)ことから、0:00〜1:00の時間帯が、1日に2回出現することとなる。このため、0:00〜1:00の間に設定されているスケジュール情報(重複スケジュール情報)は、1日に2回繰り返して実施されてしまうという問題が発生する。以下は、この問題点を解消する制御フローであり、図8を参照しながら説明する。
ステップS11では、第2抽出部14、記憶部20に記録されたスケジュールテーブルの中から、10月最終日曜日の0:00〜1:00の間に設定されているスケジュール情報を重複スケジュール情報として抽出する。そして、第2抽出部14が、重複スケジュール情報を抽出した場合には、ステップS12に移行し、重複スケジュール情報を抽出できなかった場合には、ステップS15に移行する。ここで、記憶部20に、例えば、図6に示すようなスケジュールテーブルが記憶されている場合、第2抽出部14は、IDが012,013の2つのスケジュール情報をスケジュールテーブルから抽出する。
ステップS12では、第2制御部15が、重複スケジュール情報に従って空気調和機2を制御することを保留する。図6に示すようなスケジュールテーブルを用いて具体的に説明すると、第2制御部15は、時刻調整前のサマータイム時に、IDが012,013の2つのスケジュール情報に従って空気調和機2を制御することを保留する。
ステップS13では、時刻調整部11は、記憶部20に記録されているサマータイム情報に基づいて時刻を調整する。本実施形態においては、終了日時が10月最終日曜日の1:00、調整時間が1時間に設定されたサマータイム情報に基づいて時刻を調整するので、時刻調整部11は、10月最終日曜日の1:00に時刻を1時間戻して、0:00に調整する。
ステップS14では、第2制御部15が、ステップS11で抽出されたスケジュール情報に従って、空気調和機2を制御する。図6に示すようなスケジュールテーブルを用いて具体的に説明すると、第2制御部15は、IDが012,013の2つのスケジュール情報に従って空気調和機2を制御する。
ステップS15では、時刻調整部11が、ステップS13と同様に、サマータイム情報に基づいて時刻を調整する。
制御部10が、図8に示すようなフローに従って制御処理することにより、サマータイム解除時の重複する時間帯にスケジュールが設定されている場合であっても、時刻調整部11による時刻調整前の実行を保留することになるので、スケジュールに含まれる制御内容に従って空気調和機2を重複制御することを回避することが可能となる。
[コントローラ1の特徴]
(1)
本実施形態のコントローラ1は、開始日時(3月最終日曜日の1:00)と時刻調整部11によって1時間進められる時刻(3月最終日曜日の2:00)との間に設定されているスケジュール情報を抽出する第1抽出部12と、第1抽出部12が上記該当するスケジュール情報を抽出した場合、時刻調整部11が時刻を2:00に調整したのと同時に、抽出されたスケジュール情報の制御内容に従って空気調和機2を制御する第1制御部13とを備えている。
これにより、サマータイム移行時の消失時間帯(3月最終日曜日の1:00〜2:00)にスケジュールが設定されている場合であっても、スケジュール情報を抽出することが可能となるので、設定されたスケジュールを確実に実行させることを可能となる。
(2)
本実施形態のコントローラ1では、第1制御部13が、第1抽出部12によって抽出された複数のスケジュール情報のうち、最も遅い制御時刻(01:55)を有するスケジュール情報、すなわち、IDが016のスケジュール情報を実行するスケジュール情報として決定している。
これにより、第1制御部13が時刻調整部11による時刻調整時に空気調和機2を制御するにあたって効率よく制御することを可能としている。
(3)
本実施形態のコントローラ1は、終了日時(10月最終日曜日の1:00)と時刻調整部11によって1時間戻される時刻(10月最終日曜日の0:00)との間に設定されている重複スケジュール情報を抽出する第2抽出部14と、第2抽出部14が上記重複スケジュール情報を抽出した場合、重複スケジュール情報に従って空気調和機2を制御することを保留し、時刻調整部11が時刻を10月最終日曜日の1:00から0:00に戻した後、スケジュール情報に従って空気調和機2を制御する第2制御部15をさらに備えている。
これにより、サマータイム解除時の重複する時間帯(10月最終日曜日の0:00〜1:00)にスケジュールが設定されている場合であっても、時刻調整部11による時刻調整前の実行を保留することになる。この結果、スケジュールに含まれる制御内容に従って空気調和機2を重複制御することを回避することを可能としている。
(4)
本実施形態のコントローラ1では、時刻調整部11が、10月最終日曜日の1:00に時刻を1時間戻して0:00に調整した後に、抽出されたスケジュール情報、すなわち、IDが012と013のスケジュール情報に従って空気調和機2を制御している。
これにより、解除後の現実の時刻(標準時刻)に合わせてスケジュールを実行することができるので、現実的な制御が可能となる。
(5)
本実施形態のコントローラ1では、第1制御部13および第2制御部15が、空気調和機2の電源のON・OFFという制御内容を有するスケジュール情報に従って、空気調和機2を制御している。
これにより、空気調和機2における電源のON・OFFについて確実に制御することを可能としている。
(6)
本実施形態のコントローラ1は、図2に示すような、時刻や空気調和機2における設定温度、スケジュール等の稼働状況を表示する表示部30をさらに備えている。
これにより、空気調和機2の稼働状況を容易に把握することが可能となる。
[他の実施形態]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(A)
上記実施形態のコントローラ1では、制御部10が、空気調和機2を制御する例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
制御部は、例えば、除加湿機や空気清浄機等を制御する場合であっても、上記の実施形態に係るコントローラ1と同様の効果を得ることができる。
(B)
上記実施形態のコントローラ1では、時刻調整部11が、開始日時が3月最終日曜日の1:00、終了日時が10月最終日曜日の1:00、調整時間が1時間に設定されたサマータイム情報に基づいて時刻調整を行う例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
開始日時、終了日時、調整時間のサマータイム情報は、任意に設定することが可能で、例えば、開始日時を3月第2日曜日の2:00、終了日時を11月第1日曜日の2:00、調整時間を1時間に設定してもよい。
(C)
上記実施形態のコントローラ1では、第2制御部15が重複スケジュールを抽出した場合、重複スケジュール情報に従って空気調和機2を制御することを保留し、時刻調整部11が時刻を調整した後、すなわち、サマータイムを解除した後、スケジュール情報に従って空気調和機2を制御する例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、第2制御部が重複スケジュールを抽出した場合、重複スケジュール情報に従って空気調和機2を制御し、サマータイム解除後には、重複スケジュール情報に従って空気調和機2を制御することを中止してもよい。すなわち、サマータイム解除時における重複時間帯に設定されたスケジュール情報を2度繰り返して実施しないように制御することで、上記の実施形態に係るコントローラ1と同様の効果を得ることができる。
(D)
上記実施形態のコントローラ1では、制御部10が、空気調和機2を制御する内容が
電源のON・OFFのみであるスケジュール情報に従って、空気調和機2を制御する例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
スケジュール情報に従って制御部が空気調和機を制御する内容は、例えば、室温、風量、風向き等であってもよく、また、その組み合わせであってもよい。
(E)
上記実施形態のコントローラ1では、第1抽出部12によってスケジュール情報が複数抽出された場合には、第1制御部13が、最も遅い制御時刻を有するスケジュール情報に従って空気調和機2を制御する例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、空気調和機を制御する内容が電源のON・OFFだけでなく、室温、風量、風向き等、複数の制御内容を含む場合には、全てのスケジュールを実行してもよい。また、同じ制御内容の中で、最も遅い制御時刻を有するスケジュールに従って空気調和機を制御してもよい。
(F)
上記実施形態のコントローラ1では、空気調和機2に接続されたコントローラ1に制御部10が内蔵された例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、制御部は、空気調和機に直接内蔵されてもよい。また、制御部は、ネットワーク等を介して空気調和機に接続され、遠隔から制御するような構成であってもよい。
(G)
上記実施形態のコントローラ1では、1つの空気調和機2に接続されたコントローラ1に制御部10が内蔵された例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、図9,図10に示すような、複数の空気調和機102a,102b,102c,・・・に接続され、それらの空気調和機102a,102b,102c,・・・を集中して管理する集中リモコン101に制御部(スケジュール情報に従って空気調和機を制御する制御装置)110が搭載されている場合であってもよい。これによれば、集中リモコン101は、スケジュール情報に従ってそれぞれの空気調和機102a,102b,102c,・・・を制御することができる。
ここで、図9,図10に示すような、複数の空気調和機102a,102b,102c,・・・に接続される集中リモコン101には、以下に示すような問題がある。すなわち、ユーザが、どの部屋にある空気調和機102a,102b,102c,・・・の設定を行っているのかがわかりにくいという問題である。
このような問題を解決するために、本実施形態の集中リモコン101では、図10に示すように、設定対象となる空気調和機102a,102b,102c,・・・が設置されている部屋の名称を表示部130に表示(以下、部屋名表示機能と示す)するようにしている。これにより、ユーザは、設定対象の空気調和機(例えば、空気調和機102a)が設置されている場所を認識(例えば、第1会議室)しながら、空気調和機102aの各種設定を行うことができる。
以下、部屋名表示機能について説明する。
制御部110は、上記実施形態のコントローラ1に含まれている時刻調整部11、第1抽出部12、第1制御部13、第2抽出部14、第2制御部15に加えて表示制御部116を備えている。なお、時刻調整部11、第1抽出部12、第1制御部13、第2抽出部14、第2制御部15の機能については、上記実施形態のコントローラ1と同様であるので、ここではその説明を省略する。
表示制御部116は、設定対象として選択された空気調和機102a,102b,102c,・・・が設置されている部屋名称を表示部130に表示させる。具体的には、表示制御部116は、記憶部120に記憶されているテーブルデータTBに従って、設定対象として選択された空気調和機102a,102b,102c,・・・に対応する部屋名称を示す画像データを表示部130に表示させている。ここで、設定対象となる空気調和機102a,102b,102c,・・・の選択は、例えば、操作部140の一部である番号ボタン140aを押すことで行われる。また、テーブルデータTBは、図11に示すように、空気調和機のアドレスと、部屋名称を示す画像データ(例えば、ドットマトリクス上に表示するデータ)との対応関係を示している。
これにより、ユーザが番号ボタン140aを押下すると、表示部130に、部屋名称が表示されるようになる。このため、集中リモコン101を操作するユーザは、設定対象となる空気調和機102a,102b,102c,・・・がどこに設置されているのかを認識しながら各種設定を行うことが可能となる。また、本実施形態の集中リモコン101では、上記の方法で部屋名称を表示することで、高価な文字変換装置(FEP)を搭載することを回避し、同機能を安価に実現している。
なお、テーブルデータTBの集中リモコン101への転送は、図12に示すように、例えば、RS232C変換ケーブル、USBケーブル、赤外線、無線LAN等のインタフェイス150を介してパーソナルコンピュータPCに接続することによって行う。また、テーブルデータTBの集中リモコン101への転送は、図13に示すように、各空気調和機102a,102b,102c,・・・に接続されているボタン操作によって文字選択が可能なリモコン160a,160b,160c,・・・側で部屋名称を入力し、集中リモコン101がその部屋名称のデータの吸い上げることによって行ってもよい。
(H)
上記実施形態のコントローラ1では、コントローラ1に対して本発明の制御部10が搭載されている例を挙げて説明した。しかし、本発明は、これに限定されるものではない。
例えば、コントローラに内蔵される制御部としてではなく、上述した各ステップを含む制御処理方法をコンピュータに実行させる制御処理プログラムとして本発明を実現することも可能である。
本発明によれば、サマータイムに対応した時刻調整機能を有している各種装置において、スケジュールを確実に実行することが可能になるため、各種装置に対して時刻に基づいて各種処理を実行させる制御装置に広く適用が可能である。
本発明の一実施形態に係る制御部の機能ブロック図。 本発明の一実施形態に係る制御部を含むコントローラの外観図1。 本発明の一実施形態に係る制御部を含むコントローラの外観図2。 本発明の一実施形態に係る制御部を含むコントローラの外観図3。 本発明の一実施形態に係る制御部を含むコントローラの外観図4。 図1の記憶部に記憶されているスケジュールテーブルの一例。 図1の制御部における制御フローチャート(サマータイム移行時)。 図1の制御部における制御フローチャート(サマータイム解除時)。 本発明の他の実施形態に係る制御部の機能ブロック図。 本発明の他の実施形態に係る制御部を含むコントローラの外観図1。 図9の記憶部に記憶されているテーブルデータの一例。 図9の記憶部にテーブルデータを転送する方法を説明する説明図1。 図9の記憶部にテーブルデータを転送する方法を説明する説明図2。
1 コントローラ
2 空気調和
10 制御部(スケジュール情報に従って空気調和機を制御する制御装置)
11 時刻調整部
12 第1抽出部
13 第1制御部
14 第2抽出部
15 第2制御部
20 記憶部
30 表示部
40 操作部
101 集中リモコン
102a、102b、102c、・・・ 空気調和
110 制御部(スケジュール情報に従って空気調和機を制御する制御装置)
116 表示制御部
120 記憶部
130 表示部
140 操作部
140a 番号ボタン
150 インタフェイス
160a、160b,160c,・・・ リモコン
S ステップ
TB テーブルデータ

Claims (3)

  1. 空気調和機(2)に対する電源のON・OFF処理および電源のON・OFF時刻を含む情報をスケジュール情報として記憶し、前記スケジュール情報に従って前記空気調和機を制御する制御装置であって、
    開始日時と終了日時と調整時間とを含むサマータイム情報に基づいて時刻を調整する時刻調整部(11)と、
    前記開始日時と前記時刻調整部によって前記調整時間進められる時刻との間に設定されている前記スケジュール情報を抽出する第1抽出部(12)と、
    前記第1抽出部によって複数の前記スケジュール情報が抽出された場合、前記時刻調整部が前記時刻を調整するのと同時に、抽出された前記スケジュール情報のうち最も遅い前記電源のON・OFF時刻が設定された前記電源のON・OFF処理のみを実行するように、前記空気調和機を制御する第1制御部(13)と、
    を備えている、スケジュール情報に従って空気調和機を制御する制御装置(10)。
  2. 前記終了日時と前記時刻調整部によって前記調整時間戻される時刻との間に設定されている前記スケジュール情報を重複スケジュール情報として抽出する第2抽出部(14)と、
    前記第2抽出部によって前記重複スケジュール情報が抽出された場合、前記重複スケジュール情報に従って前記空気調和機を制御することを保留し、前記時刻調整部による前記時刻の調整後、前記スケジュール情報に従って前記空気調和機を制御する第2制御部(15)と、
    をさらに備えている、
    請求項1に記載のスケジュール情報に従って空気調和機を制御する制御装置。
  3. 前記空気調和機の稼働状況を表示する表示部(30)をさらに備えている、
    請求項1または2に記載のスケジュール情報に従って空気調和機を制御する制御装置。
JP2008277860A 2008-02-15 2008-10-29 スケジュール情報に従って空気調和機を制御する制御装置 Expired - Fee Related JP4725632B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008277860A JP4725632B2 (ja) 2008-02-15 2008-10-29 スケジュール情報に従って空気調和機を制御する制御装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008034858 2008-02-15
JP2008034858 2008-02-15
JP2008277860A JP4725632B2 (ja) 2008-02-15 2008-10-29 スケジュール情報に従って空気調和機を制御する制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009216697A JP2009216697A (ja) 2009-09-24
JP4725632B2 true JP4725632B2 (ja) 2011-07-13

Family

ID=41188692

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008277860A Expired - Fee Related JP4725632B2 (ja) 2008-02-15 2008-10-29 スケジュール情報に従って空気調和機を制御する制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4725632B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016017227A1 (ja) * 2014-08-01 2016-02-04 オリンパス株式会社 内視鏡業務支援装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001069203A (ja) * 1999-08-26 2001-03-16 Tamura Electric Works Ltd 電話装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001069203A (ja) * 1999-08-26 2001-03-16 Tamura Electric Works Ltd 電話装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009216697A (ja) 2009-09-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7706923B2 (en) Controller interface with separate schedule review mode
US20050119793A1 (en) Programmable controller with saving changes indication
JP2007071405A (ja) 空調機器管理システム
CN104422088B (zh) 空气调节器
US20070210177A1 (en) Programmable thermostat
JP2004191037A (ja) エアコンの中央制御システムおよびその動作方法
JP6320528B2 (ja) 空気調和システム
CN105899887B (zh) 空调管理系统
JP3495191B2 (ja) 空調管理装置
JP2000121126A (ja) ビル監視制御装置
JP4725632B2 (ja) スケジュール情報に従って空気調和機を制御する制御装置
JPH10220843A (ja) 空調管理装置
JP5402679B2 (ja) 空調機システム
JP2012172945A (ja) 空調機システム
JP2000146267A (ja) 空調制御システム
JP5829013B2 (ja) 電動ブラインドの制御装置
US9020614B2 (en) Plant control system
JP2010236847A (ja) 機器管理システム
JP6328042B2 (ja) 施設監視制御装置および施設監視制御方法
KR101446284B1 (ko) 공기조화기
JP6761760B2 (ja) 空調管理装置
JPH10148381A (ja) 集中制御型空気調和システムおよび空気調和システムの集中制御方法
JP5121956B2 (ja) 機器制御装置、機器制御方法
JP5694098B2 (ja) 機器制御装置および制御方法
CN107770237B (zh) 日程控制装置、设施管理系统以及日程控制方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101201

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101214

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110214

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110315

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110328

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140422

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees