JP4722311B2 - 情報表示装置および制御方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、外部から入力される外部情報を表示する表示手段と情報記録再生装置とを備えている情報表示装置であって、ユーザに提供する前に情報記録再生装置に予め情報を記録しておくことにより、情報提供媒体として用いられる情報表示装置とこれを用いた情報提供方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、ハードディスクドライブはその記憶容量の大容量化と低価格化とによりパーソナルコンピュータ(PC)の情報記録再生装置としてのみならず、家電の分野にも浸透し始めている。特に、ビデオ・テープ・レコーダー(VTR)に替わる次世代の映像情報記録再生装置としてハードディスクドライブの実用化が本格的に進んでいる。一方、テレビにビデオ・テープ・レコーダーを内蔵することは、両者の配線を行う手間が省けるためユーザにとってのメリットが大きく、近年、VTRを内蔵したテレビは種々商品化されている。上記したように、近年、VTRに替わる次世代の映像情報記録再生装置としてハードディスクドライブの実用化が本格的に進んでいるため、情報記録再生装置としてVTRの代わりにハードディスクドライブを内蔵したテレビが商品化されることも当然に予測される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、ハードディスクドライブはビデオ・テープ・レコーダーに比べて単価が高いため、情報記録再生装置として従来のビデオ・テープ・レコーダーに替えてハードディスクドライブを用いると製品価格が上昇する。すなわち、ハードディスクドライブとテレビとを単純に一緒にしただけでは、製品価格(販売コスト)の上昇を招くという問題が生じる。
【0004】
このため、ハードディスクドライブを用いる場合は、製品価格の上昇を抑制すること、および情報記録再生装置としてハードディスクドライブを内蔵することによる利便性の向上をユーザヘ訴求することが必要となる。
【0005】
そこで、本発明の発明者らは、これら問題点を解決するために鋭意検討した結果、本発明に至ったものである。すなわち、本発明の情報表示装置は上記の問題点を解決するためになされたものであり、その目的はハードディスクドライブを情報記録再生装置として用いることによる製品価格の上昇を抑制し、ハードディスクドライブによる利便性の向上をユーザヘ訴求することができる情報表示装置およびそれを用いた情報提供方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の情報表示装置は、上記の課題を解決するために、外部から入力される外部情報を表示する表示手段と情報記録再生装置とを備えている情報表示装置であって、前記情報記録再生装置には内部情報が記録されており、前記外部情報の少なくとも一部に前記内部情報が自動的に表示されることを特徴としている。
【0007】
上記の構成により、予め情報記録再生装置に記録されている内部情報を表示手段に自動的に表示して、ユーザに提供することができる。
【0008】
すなわち、本発明の情報表示装置は、情報表示装置の有する情報記録再生装置に内部情報が記録されている状態でユーザに提供され、外部から入力される外部情報が表示される際に、外部情報の少なくとも一部に内部情報が自動的に表示される。つまり、情報記録再生装置に記録されている内部情報は外部から入力される外部情報と同時に表示手段に表示される。
【0009】
これにより、例えば、情報表示装置を購入等して手に入れたユーザは、表示手段に表示される外部情報を見る際に、情報記録再生装置に予め記録されている内部情報をも見ることとなる。つまり、情報表示装置の表示手段に表示される外部情報を見るために情報表示装置を手に入れたユーザは、外部情報の一部に表示される内部情報をも自動的に見ることになる。すなわち、情報記録再生装置に記録されている内部情報を情報表示装置のユーザに対して提供することが可能になるため、情報表示装置に付加価値を付することができる。
【0010】
ここで、情報記録再生装置に予め記録される内部情報としては、例えば、商品情報、商品カタログ、製品紹介情報、映画の予告編等の広告宣伝情報が挙げられる。すなわち、前記広告宣伝情報を情報記録再生装置に記録しておいて、該情報記録再生装置を備える情報表示装置をユーザに提供することにより、情報記録再生装置に予め記録されている広告宣伝情報の商品・サービスの内容をユーザに確実に伝えることができる。すなわち、広告宣伝情報を情報記録再生装置に記録しておくことにより、広告主は前記広告情報を確実に情報表示装置のユーザに提供することができる。
【0011】
また、上記広告宣伝情報は様々な形態で提供することができ、例えば動画または静止画としてユーザに提供することが可能である。上記広告宣伝情報を提供する形態は情報記録再生装置の記録容量に応じて決められるものである。例えば、情報記録再生装置の記憶容量が大きい場合には情報量の大きい動画の形態で提供し、記憶容量が小さい場合には情報量の小さい静止画の形態で提供することとすればよい。
【0012】
上記したように、情報記録再生装置に記録されている内部情報は、外部情報の少なくとも一部に自動的に表示されるものであるため、情報表示装置をユーザに提供することにより、内部情報をもユーザに提供することができる。
【0013】
これにより、情報表示装置の製造または販売を行う製造者は、例えば、内部情報として広告宣伝情報が記録されている情報記録再生装置を備えている情報表示装置をユーザに提供することにより、広告宣伝情報をユーザに提供することができる。
【0014】
このため、上記製造者は、前記広告宣伝情報をも情報記録再生装置に記録することに対して、広告宣伝情報の広告主から広告料を得ることができる。これにより、前記製造者は前記広告料を情報表示装置の販売コストに反映させて情報表示装置の販売コストを下げることが可能となる。
【0015】
したがって、予め情報記録再生装置に記録されている内部情報を表示手段に自動的に表示してユーザに提供することにより、情報表示装置のユーザに対して、内部情報を確実に提供することができるため、情報表示装置を情報提供媒体として用いることが可能となる。
【0016】
本発明の情報表示装置の情報記録再生装置に記録されている上記内部情報は広告宣伝情報であってもよい。
【0017】
上記の構成により、情報表示装置の販売コスト(価格)を下げることが可能になる。すなわち、内部情報として広告宣伝情報を情報記録再生装置に記録して情報表示装置を提供することにより、情報表示装置のユーザに対して広告宣伝情報を確実に提供することができる。このため、情報表示装置の製造者等は広告宣伝情報の提供に対する広告宣伝料を得て、情報表示装置の販売価格(コスト)を抑えることが可能となる。
【0018】
本発明の情報表示装置は、情報記録再生装置に記録されている上記内部情報は上記情報表示装置の起動時に表示されることが好ましい。
【0019】
上記の構成により、情報表示装置の表示手段に表示される内部情報をより確実にユーザに提供することができる。
【0020】
すなわち、ユーザは、例えば公共放送等の外部から入力される外部情報を見るために情報表示装置を起動して目的とする番組の選択を行う。つまり、情報表示装置の起動時においては、ユーザは番組を選択するために情報表示装置の表示手段を見ている。したがって、情報表示装置の起動時に外部情報の少なくとも一部に内部情報を表示することにより、より確実に内部情報をユーザに提供することができる。
【0021】
したがって、情報表示装置の起動時に外部情報の少なくとも一部に内部情報を表示することにより、より確実に内部情報をユーザに提供することができる。
【0022】
なお、本発明において「起動時」とは情報表示装置が運転を開始する時をいい、情報表示装置の表示手段に外部情報の表示が開始される時をいう。
【0023】
本発明の情報表示装置の情報記録再生装置に記録される上記内部情報は上記情報表示装置の起動時から所定の時間内にのみ表示されるものであってもよい。
【0024】
上記の構成により、起動時から所定の時間が経過した後においては、表示手段にユーザの要求する外部情報のみを表示することができる。
【0025】
すなわち、外部情報はユーザの要求する情報であるため、その一部に内部情報を表示することにより外部情報の表示を常に妨害することは好ましくない。そこで、内部情報の表示を情報表示装置の起動時から所定の時間に限り、起動時から所定時間が経過した後は表示手段の全体に外部情報が表示されることとする。これにより、起動時から所定時間に限り内部情報を外部情報の一部に表示し、起動時から所定時間が経過した後には外部情報のみを表示することができる。つまり、起動時から一定の時間内に限り内部情報を表示することにより、内部情報をユーザに確実に提供しつつ、外部情報の表示への影響を小さくすることができる。
【0026】
例えば、内部情報として広告宣伝情報を記録しておく場合には、情報表示装置の起動後所定時間が経過した後に、広告宣伝情報の表示を停止しユーザの要求する外部情報に画面全体が切り替わることとなる。または、外部情報の周辺に広告宣伝情報が小さく表示され、起動時から所定時間経過後に自動的に消えて、画面全体が外部情報となることとしてもよい。
【0027】
さらに、広告宣伝情報が外部情報の表示を妨げないものである場合には、広告宣伝情報を表示手段の隅に小さく常時表示することとしてもよい。これにより、外部情報の表示を妨げることなく広告宣伝情報を提供することができる。
【0028】
したがって、情報表示装置の起動時から所定の時間内のみ内部情報を表示することにより、内部情報をユーザに確実に提供し、かつユーザの要求する外部情報への影響を抑えることができる。
【0029】
なお、内部情報として広告宣伝情報を表示する場合には、広告宣伝情報は鮮度が重要である。したがって、情報表示装置がユーザに提供されたときから一定期間経過すると広告宣伝情報の価値が薄れることにより、表示手段に広告宣伝情報を表示する機能自体が意味をなさなくなる。このため、情報表示装置がユーザに提供された時から一定期間を経過した後は広告宣伝情報を表示させなくすることとしてもよい。これにより、期間の経過により鮮度が低くなり、広告宣伝情報としての価値が薄れた内部情報が繰り返し表示されて、外部情報の表示を妨げることを防止できる。
【0030】
本発明の情報表示装置は、情報表示装置の固有情報が該情報表示装置に入力されることにより、上記外部情報の少なくとも一部に上記内部情報が表示されることを停止する表示停止手段をさらに備えているものであってもよい。
【0031】
上記の構成により、内部情報が表示手段に表示されることをユーザが拒否する場合には、固有情報の入力により表示手段に内部情報が表示されないようにすることができる。
【0032】
すなわち、本発明の情報表示装置は、外部情報の少なくとも一部に内部情報を自動的に表示するものであるが、情報表示装置の固有情報が情報表示装置に入力されることによって内部情報の表示を停止する表示停止手段を起動し、内部情報の表示を停止することができる。
【0033】
ただし、本発明の情報表示装置は内部情報を自動的に表示することによりユーザに対して内部情報を提供するものであるため、ユーザが情報停止手段を用いて内部情報の表示を自由に停止できることは適当でない。そこで、ユーザの情報表示装置の固有情報を入力することにより、初めて表示停止手段が起動して表示手段に内部情報の表示を停止させることが可能となる。ただし、特定の情報表示装置に固有の情報を用いて生成された固有情報を用いて任意の情報表示装置の内部情報の表示を停止させることはできない。
【0034】
なお、本発明において「固有情報」とは、情報表示装置の表示手段に内部情報が表示されることを停止するために用いられる情報表示装置に固有の情報をいい、情報表示装置の製造者や販売者により生成されるものである。固有情報としては、例えば、個々の情報表示装置の備える情報記録再生装置ごとに異なる識別情報に基づいて生成された文字列等を用いることができる。
【0035】
また、固有情報の情報表示装置への入力は、例えば、情報表示装置の製造者により発行された固有情報としての文字列を情報表示装置に備えられている操作手段を用いてユーザが入力したり、製造者により発行された固有情報がネットワークを介して情報表示装置に直接入力されたりすることによりなされる。
【0036】
したがって、ユーザが内部情報が表示手段に表示されることを望まない場合は、内部情報が表示されることを停止し、表示手段の全体にユーザの要求する外部情報のみを表示することが可能となる。
【0037】
本発明の情報表示装置は、ネットワークを介して情報を送受する通信手段をさらに備えているものであってもよい。
【0038】
上記の構成により、ネットワークを介して情報記録再生装置に記録されている内部情報を更新することができる。このため、例えば、内部情報として広告宣伝情報を記録している場合において、広告宣伝情報の鮮度を保持し、外部情報の少なくとも一部に価値の高い広告宣伝情報を表示することができる。
【0039】
すなわち、情報表示装置はネットワークを介して情報を送受する通信手段を備えているため、予め情報記録再生装置に記録されている内部情報を通信手段を介して受信した受信情報に更新することができる。つまり、情報記録再生装置に記録されている内部情報は、前記通信手段を介して受信した受信情報に更新されることとなる。このため、表示手段に表示される外部情報の少なくとも一部に表示される内部情報を適宜更新することにより、内部情報の鮮度を維持することが可能となる。
【0040】
また、情報記録再生装置に記録されている内部情報を通信手段を介して受信した受信情報へ更新することは、ユーザが拒否しない限り、一定期間毎に自動的に実行されることが好ましい。一定期間毎に自動的に前記更新を行うことにより、情報記録再生装置に記録されている内部情報の鮮度を保つことができる。すなわち、情報記録再生装置に記録されている内部情報を更新し、情報としての価値を維持することができる。
【0041】
したがって、情報記録再生装置に記録されている内部情報が通信手段を介して受信した受信情報に更新されることにより、表示手段に新しい内部情報を表示することができる。このため、内部情報の新しさを維持し、ユーザに対して価値のある情報を提供することができる。
【0042】
本発明の情報表示装置の上記情報記録再生装置に固有の識別情報を生成する識別手段をさらに備えており、上記情報記録再生装置に記録されている内部情報は前記識別情報と関連付けて記録されているものであってもよい。
【0043】
上記の構成により、情報表示装置の備える情報記録再生装置に著作権の保護が必要な情報、すなわち著作権の対象である情報が記録される場合において、該情報が違法に記録(コピー)されたものであるか否かを判断することが可能となる。これにより、違法にコピーされた内部情報が表示されることを防止することができる。
【0044】
すなわち、内部情報として情報表示装置の備えている情報記録再生装置にユーザが望む情報(コンテンツ)を記録することができる。そして、前記コンテンツとしては、具体的には、映画、ドラマ、ドキュメンタリ、音楽情報等が挙げられる。情報記録再生装置に各種のコンテンツを予め記録しておくことで、情報表示装置に付加価値を付けることができるが、この場合は、情報記録再生装置に記録されるコンテンツの著作権を保護することが重要である。
【0045】
そこで、本発明の情報表示装置は情報記録再生装置に固有の識別情報を生成する識別手段を備えており、上記情報記録再生装置には識別情報と内部情報とが関連付けて記録されている。つまり、本発明の情報表示装置は、情報表示装置の情報記録再生装置そのものを特定することができる識別手段を備えている。このため、コンテンツの記録または再生を行う際に、情報表示装置の備えている情報記録再生装置に固有の識別情報、すなわち情報表示装置に固有の識別情報を生成して、該識別情報とコンテンツとを関連付けて記録または再生を行うことができる。これにより、コンテンツが違法にコピーされた場合に情報表示装置により再生されることを防止することができる。
【0046】
前記識別情報と内部情報とを関連付けて記録する方法としては、例えば、識別手段の生成した識別情報を用いて暗号化されたコンテンツを情報記録再生装置に記録する方法が挙げられる。この場合、再生に用いられる情報記録再生装置の識別情報を用いて情報を復号化し、暗号化に用いられた識別情報と復号化に用いられた識別情報とが一致する場合にのみ暗号化されたコンテンツの復号化が成功することとする。これにより、違法にコピーされたコンテンツが再生されることを防ぐことができる。
【0047】
つまり、情報表示装置の備えている情報記録再生装置には識別情報により暗号化されたコンテンツが記録されている。このため、該コンテンツが他の情報記録再生装置に違法にコピーされた場合は、当該他の情報記録再生装置の識別情報は暗号化に用いられた識別情報とは異なる。したがって、違法にコピーされたコンテンツの復号化は成功しない。すなわち、情報表示装置の情報記録再生装置に適法に記録されたコンテンツは、当該情報記録再生装置を有する情報表示装置を用いてのみ再生することが可能となる
したがって、情報表示装置が情報表示装置に固有の識別情報を生成する識別手段を備えていることにより、違法にコピーされた内部情報が再生されることを防止することができる。これにより、情報記録再生装置に記録されている内部情報の著作権を保護することが可能になるため、情報記録再生装置に著作権の対象であるコンテンツを記録することにより付加価値を与えることができる。
【0048】
本発明の情報表示装置の備えている上記情報記録再生装置はハードディスクドライブであってもよい。
【0049】
上記の構成により、ハードディスクドライブに記録されている上記内部情報を自動的に表示手段に表示してユーザに提供することができる。
【0050】
本発明の情報表示装置の備えている上記表示手段は液晶パネルであってもよい。
【0051】
上記の構成により、上記情報記録再生装置に記録されている内部情報を液晶パネルに表示してユーザに提供することができる。
【0052】
本発明の情報表示装置の上記表示手段に表示される外部から入力される情報である上記外部情報は放送情報であってもよい。
【0053】
上記の構成により、上記表示手段に表示される放送情報の少なくとも一部に情報記録再生装置に記録されている上記内部情報を自動的に表示することにより、ユーザに提供することができる。
【0054】
本発明の情報提供方法は、上記の課題を解決するために、外部から入力される外部情報を表示する表示手段と内部情報が記録されている情報記録再生装置とを備えている情報表示装置を用いて、該情報表示装置のユーザに情報を提供する情報提供方法であって、前記情報表示装置が前記ユーザに提供された後に、前記表示手段に表示されている前記情報記録再生装置に記録されている内部情報が前記外部情報の少なくとも一部に自動的に表示される段階を含むことを特徴としている。
【0055】
上記の構成により、情報表示装置の備える情報記録再生装置に記録されている内部情報を、該情報表示装置のユーザに提供することができる。
【0056】
すなわち、本発明の情報提供方法は、情報表示装置の備える情報記録再生装置、つまり、情報表示装置に内蔵されている情報記録再生装置に予め内部情報を記録しておき、該内部情報を外部から入力される外部情報の一部に自動的に表示することにより情報表示装置のユーザに提供する。
【0057】
ここで、情報記録再生装置に予め記録しておく内部情報としては、例えば商品情報、カタログ、製品紹介情報、映画の予告編等の広告宣伝情報が挙げられる。これらの広告宣伝情報が記録されている情報記録再生装置を備える情報表示装置がユーザに提供された後に、外部から入力される外部情報の一部に前記広告宣伝情報が自動的に表示されることにより、前記広告宣伝情報をユーザに確実に提供することができる。
【0058】
これにより、情報表示装置を情報提供媒体として用いることが可能となる。例えば、情報記録再生装置に広告宣伝情報を記録しておくことにより、情報表示装置を広告媒体として用いることができる。すなわち、商品、サービスの内容を伝える広告宣伝情報を内部情報として情報記録再生装置に予め記録しておくことにより、広告宣伝情報を確実にユーザに提供することができる。なお、内部情報として情報記録再生装置に記録される広告宣伝情報は、動画または静止画の形態として記録することができ、いずれの形態とするかは情報記録再生装置の記憶容量に応じて決めることができる。
【0059】
情報表示装置を広告媒体として使用する場合、情報表示装置を製造する製造者(メーカー)は、情報記録再生装置に記録されている広告宣伝情報の広告主から広告宣伝料を徴収することができる。これにより、前記製造者は前記広告宣伝料を情報表示装置の販売価格に反映させて、情報表示装置の販売価格を下げてユーザに提供することができる。
【0060】
すなわち、情報記録再生装置に予め内部情報として広告宣伝情報等を記録しておき、情報表示装置がユーザに提供された後に自動的に前記広告宣伝情報を表示することにより情報表示装置の販売価格を低減すること、つまり、情報表示装置のコストダウンが達成されることになる。特に、表示手段として液晶パネルを使用している情報表示装置は製造コストが高いため、情報表示装置を広告媒体として用いることによるコストダウンの手法は非常に有効である。
【0061】
したがって、情報表示装置を情報提供媒体として用いることにより得られる利益を情報表示装置の販売価格に反映させることにより、情報表示装置の販売価格を低減することができる。
【0062】
本発明の情報提供方法は、上記情報表示装置の製造者または販売者によって作成された上記情報表示装置の固有情報が該情報表示装置に入力されることにより上記内部情報の表示が停止される段階をさらに含むものであってもよい。
【0063】
上記の構成により、情報表示装置のユーザは外部情報の一部に内部情報が表示されることを停止することができる。
【0064】
すなわち、ユーザは、上記情報表示装置の固有情報の入力によって上記内部情報が自動的に表示されることを停止することができる。これにより、ユーザが内部情報が表示されることを望まない場合には、その表示を停止することが可能となる。なお、上記固有情報は各情報表示装置に固有の情報であるため、該固有情報を用いて任意の情報表示装置における内部情報の表示を停止することはできない。
【0065】
固有情報の作成に用いられる情報表示装置に固有の情報としては、例えば、情報表示装置または情報記録再生装置の製造番号や、情報記録再生装置に固有の物理的情報等が挙げられる。なお、情報記録再生装置に固有の物理的情報とは、情報記録再生装置を構成する部品のサイズや組立工程におけるバラツキに起因する情報をいう。なお、固有情報として、例えば、情報表示装置の備えている情報記録再生装置に固有の物理的情報に基づいて作成された文字列等を用いることができる。また、ユーザから製造者に対する固有情報の発行要求ならびに、製造者からユーザへの固有情報の発行はインターネットに代表されるネットワークを介した情報の送受により行うことができる。
【0066】
ユーザが固有情報の発行を望む場合には、ユーザは固有情報の発行に対する手数料として情報表示装置の製造者に対価を支払う。そして、製造者はユーザからの手数料の支払いを受けて、情報表示装置の備える情報記録再生装置に記録されている内部情報を表示しないようにするために必要な固有情報をユーザに提供する。前記固有情報は、情報表示装置に備えられている表示停止手段を起動するために必要なものであり、該表示停止手段の起動により内部情報の表示を停止させることができる。つまり、製造者からユーザに対する固有情報の提供がなされることにより、ユーザは固有情報を用いて内部情報の表示を停止させることができる。
【0067】
本発明の情報提供方法は、上記の課題を解決するために、外部から入力される外部情報を表示する表示手段と内部情報が記録されている情報記録再生装置と情報記録再生装置に固有の識別情報を生成する識別手段とを備えている情報表示装置を用いて、該情報表示装置のユーザに情報を提供する情報提供方法であって、ユーザの希望する内部情報と該内部情報を記録する情報記録再生装置の前記識別手段により生成された識別情報とを関連付けて情報記録再生装置に記録する段階と、内部情報に関連付けて記録されている識別情報と内部情報の再生に用いられる情報記録再生装置の識別情報とが一致する場合にのみ内部情報を前記表示手段に表示する段階とを含むことを特徴としている。
【0068】
上記の構成により、著作権の対象である情報を保護しつつ情報記録再生装置に記録することができる。このため、ユーザの希望する内部情報を情報記録再生装置に記録することにより情報表示装置に付加価値を付することが可能となる。
【0069】
すなわち、情報記録再生装置にユーザの希望する内部情報と識別手段により生成された内部情報を記録する情報記録再生装置の識別情報とを関連付けて情報記録再生装置に記録することにより、内部情報が適法に記録された情報記録再生装置と内部情報とを関連づけることができる。
【0070】
また、内部情報に関連付けて記録された識別情報と、内部情報の再生に用いられる情報記録再生装置の識別情報とが一致する場合にのみ、前記表示手段に内部情報を表示することにより、適法に記録された内部情報のみを表示し、違法にコピーされた内部情報を表示しないことが可能となる。
【0071】
これにより、情報記録再生装置に記録された内部情報が違法にコピーされて用いられること防止することが可能となる。このため、内部情報が著作権の対象である場合に著作権を保護することができる。
【0072】
ここで、予め情報記録再生装置に記録しておく内部情報はユーザが望む情報(コンテンツ)であり、具体的には、映画、ドラマ、ドキュメンタリ、音楽情報等が挙げられる。これらのコンテンツを情報記録再生装置に予め記録しておくことにより、情報表示装置に付加価値を付けてユーザに提供することができる。
【0073】
上記コンテンツは情報表示装置を購入する際にユーザが希望するものを選択し情報記録再生装置に記録することができる。例えば、情報表示装置を販売する販売者は、販売店において情報記録再生装置にユーザの希望するコンテンツをダウンロードすることにより、該コンテンツが記録された状態の情報表示装置をユーザに引き渡すこともできる。
【0074】
したがって、ユーザの希望する内部情報として著作権の対象である情報を情報記録再生装置に記録して情報表示装置を提供することにより、情報表示装置に付加価値を付することができる。
【0075】
【発明の実施の形態】
以下に、添付図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0076】
本発明は、少なくとも、情報を表示する情報表示手段と情報記録再生装置とを備えている情報表示装置において、前記情報記録再生装置に予め情報を記録しておいて、該記録されている情報をユーザに提供することを目的としている。
【0077】
〔実施の形態1〕
本発明の実施の一形態について、図1ないし図6に基づいて以下に説明する。なお、本発明の情報表示装置は、例えば情報記録再生装置としてハードディスクドライブを内蔵しているテレビとして実施することができる。
【0078】
本実施の形態の情報表示装置の概略的な構成を示すブロック図を図1に示す。同図に示す情報表示装置1としては、具体的には、ハードディスクドライブを内蔵するテレビが挙げられる。
【0079】
図1に示すように、本実施の形態の情報表示装置1は、概略的に、情報表示手段(表示手段)2、情報記録再生装置3、制御部(表示停止手段)4、TVチューナ5及び操作部6を備えて構成されている。
【0080】
情報表示装置1を構成する前記各部のそれぞれについて以下に説明する。情報表示手段2は画像情報等の情報を表示するものであり、例えば液晶パネル等が用いられる。情報記録再生装置3は画像情報や音声情報等の記録再生を行うものであり、例えばハードディスクドライブ等が用いられる。制御部4は、情報表示装置1を構成する各部を有機的に結びつけて情報の流れを制御するものであり、例えば中央処理装置(CPU:Central Processing Unit )により実現される。TVチューナ5は情報受信する同調装置であり、TVチューナー5が受信する情報としては、例えばアナログまたはデジタルのテレビ放送等が挙げられる。操作部6はユーザが情報表示装置1を操作するものであり、例えば、キーボード、ボタン、レバー等が用いられる。
【0081】
上記したように、情報表示装置1は情報記録再生装置3およびTVチューナ5を備えている。このため、制御部4により制御される情報は、情報記録再生装置3に記録されている内部情報、および放送信号(外部情報)7として外部から入力された(受信した)放送情報(外部情報)である。従って、情報表示装置1は、情報記録再生装置3からの内部情報およびオンエア(放送)されている放送情報の少なくとも一方を表示することができる。
【0082】
本実施の形態の情報記録再生装置3には、内部情報として予め広告宣伝情報が記録されており、該広告宣伝情報が情報表示装置1の起動時に自動的に情報表示手段2に表示されるように制御部4により制御される。すなわち、ユーザが操作部6により情報表示装置1を起動すると、制御部4は情報記録再生装置3から広告宣伝情報を読み出し、情報表示手段2に表示データとして送り出すことにより自動的に放送情報の一部に広告宣伝情報を表示することを実行する。
【0083】
つづいて、本実施の形態の情報表示装置1の具体的な動作について、図2〜5を用いて以下に説明する。
【0084】
情報表示装置1の起動の際に、自動的に情報表示手段2に表示される表示画面の一例を図2に示す。同図(a)に示すように、情報表示装置1の起動時には、情報表示手段2中央の斜線が付された領域に広告宣伝情報11が表示され、その周囲にTV画像(外部情報)12が表示される。広告宣伝情報11とTV画像12とからなる画面は、情報表示装置1の起動後に一定時間表示された後に、同図(b)に示すようにTV画像12に切り替わる。
【0085】
すなわち、情報表示装置1の起動時の表示画面は起動後一定時間が経過すると全画面がTV画像12となるように自動的に切り替わる。起動時の表示並びに起動後一定時間経過後の切り替えは、制御部4にて自動的に実施(制御)されるものであり、ユーザが介入することは不可能な状況にある。すなわち、ユーザは起動時に情報表示手段2の画面に表示される情報を任意に選択したり、全画面がTV画像12に切り替わるまでの時間を任意に設定したりすることはできない。
【0086】
情報表示装置1の起動の際に、自動的に情報表示手段2に表示される表示画面の他の一例を図3示す。同図(a)に示すように、情報表示装置1の起動時には、情報表示手段2の周囲の斜線を付した領域に広告宣伝情報11が表示され、その中央にTV画像12が表示される。この場合も、情報表示装置1が起動してから一定時間が経過した後に、広告宣伝情報11は非表示となり、同図(b)に示すようにTV画像12のみが表示されることとなる。こうした一連の動作は制御部4にて自動的に実施されるものであり、ユーザは介入することができない。
【0087】
図4に示すさらに他の例では、同図(a)に示すように、情報表示装置1の起動時には、情報表示手段2の一方の長辺付近にのみ情報表示装置1が表示される。すなわち、TV画像12の下部に広告宣伝情報11が同時に表示される。広告宣伝情報11がTV画像12の障害とならない場合には、情報表示手段2にTV画像12が表示されている間、常時、広告宣伝情報11を表示することもできる。勿論、図4(b)に示すように、図3の場合と同様、情報表示装置1の起動時から一定時間経過後に、広告宣伝情報11が非表示となるように切り替えることもできる。なお、図4(a)には、TV画像12の下部に広告宣伝情報11を表示する例を示したが、下部以外の周囲の一部に広告宣伝情報11を表示することも可能である。
【0088】
図5に情報表示手段2に表示されているTV画像12の片隅に広告宣伝情報11が同時に表示される場合について示す。同図(a)に示すように、広告宣伝情報11が表示される領域が小さい場合は、広告宣伝情報11のTV画像12に対する影響を小さくできるので、常時、広告宣伝情報11を表示することもできる。勿論、図3の場合と同様に一定時間経過後に、同図(b)に示すように、広告宣伝情報11を非表示とすることもできる。
【0089】
上記したように、ユーザは、情報表示手段2に表示される広告宣伝情報11の種類や表示時間については任意に選択することはできないが、広告宣伝情報11の表示形態を自由に選べるようにすることは可能である。ユーザによる広告宣伝情報11の表示形態の選択が可能な場合は、ユーザは操作部6を介して表示状態を選択することとなる。広告宣伝情報11の表示形態をユーザが自由に選べるようにすることにより、広告宣伝情報11をユーザの好みに応じた表示形態で表示することができる。
【0090】
広告宣伝情報11はその鮮度が重要であるため、所定の日から一定期間を過ぎると、情報表示手段2に広告宣伝情報11が表示されなくなるようにすることもできる。例えば、所定の日から1ヶ月が経過するまでに限り、情報表示装置1の起動時に広告宣伝情報11が表示されることとする。このように一定期間のみに限り広告宣伝情報11を表示する場合は、制御部4が内蔵しているカレンダーを基に表示を実行することとする。なお、前記所定の日としては、情報表示装置1の購入日または情報表示装置1が最初に起動された日等を用いることができる。
【0091】
また、情報表示手段2に広告宣伝情報11を表示する一定期間としては、広告宣伝情報11の表示時間の累計を好適に用いることができる。例えば、広告宣伝情報11の表示時間の累計が10時間に達するまでに限り情報表示装置1の起動時に広告宣伝情報11を表示し、累計が10時間に達した以降は情報表示手段2に広告宣伝情報11が表示されないようする。なお、広告宣伝情報11を表示する一定期間として表示時間の累計を用いる場合も、表示時間の累計に基づく広告宣伝情報11の表示の制御は制御部4により行われる。
【0092】
上記したように広告宣伝情報11を一定期間に限り表示することにより、鮮度が落ちた、すなわち情報としての価値が低下した広告宣伝情報11が情報表示手段2に繰り返し表示されることを防止することができる。
【0093】
情報表示装置1の起動からの一連の動作のステップを示すフローチャートを図6に示す。同図に示すように、先ずユーザによる操作部6の操作に対応して情報表示装置1が起動される(S1)。続いて、情報表示装置1の購入後一定の期間が経過したか否かについて制御部4により判断される(S2)。S2において、購入後一定期間が経過していると判断された場合は、情報表示手段2には広告宣伝情報11は表示されず、TV画像12等の外部からの情報表示のみが継続して表示される(S6)。S2において、購入後一定期間が経過してはいないと判断された場合は、情報表示手段2にはTV画像12等の外部からの情報と、情報記録再生装置に記録されている広告宣伝情報11とが同時表示される(S3)。
【0094】
なお、本実施の形態において「一定期間」とは、情報表示装置1の起動時において情報表示手段2にTV画像12と広告宣伝情報11とが同時に表示されることが行われる期間として、予め制御部4により設定されている期間をいう。本実施の形態では、一定期間の起算日を情報表示装置1の購入日(販売日)としている。また、一定期間として、例えば、ユーザが情報表示装置1を購入した日から30日、60日等を設定することができる比較的長い期間をいう。
【0095】
つづいて、制御部4により起動後一定時間が経過したか否かが判断され(S4)、起動後一定時間が経過するまでは、広告情報の同時表示(S3)が継続され、起動後一定時間が経過した以降は情報表示手段2に広告宣伝情報11が表示されなくなる、すなわち広告宣伝情報11の表示停止となる(S5)。このため、情報表示手段2には、TV画像12等の外部からの情報表示のみが継続(S6)されることとなる。
【0096】
なお、本実施の形態において「一定時間」とは、情報表示手段2にTV画像12が表示されている間に広告宣伝情報11が表示される時間をいう。すなわち、情報表示装置1の起動時から情報表示手段2にTV画像12と広告宣伝情報11とが同時に表示される時間として制御部4により予め設定されている時間をいう。また、一定時間として、例えば、情報表示装置1の起動時から1分、3分等を設定することができる。
【0097】
以上のように、広告宣伝情報の表示を一定期間、すなわち所定の期間のみに限ることにより起動時に表示される広告宣伝情報の鮮度を保つことができる。また、広告宣伝情報の表示を起動後の一定時間に限ることにより、TV画像等の外部からの情報表示に対する影響を抑制し、外部からの情報表示を長時間妨害することなくユーザに広告宣伝情報を提供することができる。
【0098】
〔実施の形態2〕
本発明の実施の他の一形態について図7および図8に基づいて、以下に説明する。
【0099】
本実施の形態2の情報表示装置31は、実施の形態1の情報表示装置1にネットワーク機能が追加されているもの、すなわち通信手段32をさらに備えているものである。情報表示装置31としては、例えばネットワーク機能を有するハードディスクドライブ内蔵テレビ等が挙げられる。
【0100】
図7に本実施の形態の情報表示装置31のブロック図を示す。同図に示すように、情報表示装置31には、ネットワーク8を介して外部から情報を得るために用いる通信手段32が設けられている。なお、説明の便宜上、実施の形態1において示した構成と同一の部材には同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0101】
情報表示装置31は通信手段32を備えているため、ネットワーク8を介して外部から情報を得ることができる。この機能を利用して情報記録再生装置3に記録されている広告宣伝情報11を更新すること、すなわち情報記録再生装置3に最新の広告宣伝情報11を取り込むことにより鮮度の良い広告宣伝情報11をユーザに提供することが可能となる。
【0102】
通信手段32は、インターネットに代表されるネットワーク8を介して種々の情報を記憶しているサーバと情報表示装置31とを接続するものであり、ネットワーク8に接続するための種々の手段が用いられる。例えば、情報表示装置31を電話回線を介してネットワーク8に接続する場合はモデムを通信手段32として使用することができる。
【0103】
ネットワーク機能を有する情報表示装置31が広告宣伝情報を更新する処理の流れを図8のフローチャートに示す。同図を用いて、情報表示装置31の購入日から一定期間経過後に、広告宣伝情報11を更新する処理を以下に説明する。
【0104】
ユーザが操作部6を操作することにより情報表示装置1が起動される(S11)。続いて、制御部4により情報表示装置1の購入後一定の期間が経過したか否かについての判断がなされる(S12)。
【0105】
S12において購入後一定期間経過していると判断された場合は、制御部4は通信手段32を介してネットワークから新たな広告宣伝情報11を取得し、該取得した情報を情報記録再生装置3に記録する。すなわち、ネットワークを介しての広告宣伝情報11の更新(S13)がなされ、その後に、情報表示手段2にはTV画像12等の外部情報と情報記録再生装置3に記録されている広告宣伝情報11とが表示される。すなわち、情報表示手段2に広告宣伝情報11の同時表示(S14)がなされる。
【0106】
S12において、購入後一定期間経過していないと判断された場合は、情報記録再生装置3に記録されている広告宣伝情報11は新鮮な情報であることを意味する。したがって、情報記録再生装置3に記録されている広告宣伝情報11を更新する必要はないため、ネットワークを介しての情報の更新がなされることなく情報表示手段2に広告宣伝情報11の同時表示(S14)がなされる。すなわち、TV画像12等の外部情報の一部に広告宣伝情報11が表示される。
【0107】
つづいて、制御部4により起動後一定時間が経過したか否かが判断され(S15)、起動後一定時間が経過するまでは、広告宣伝情報11の同時表示(S14)が継続され、起動後一定時間経過以降は情報表示手段2に広告宣伝情報11が表示されなくなる。すなわち広告宣伝情報11の表示停止となり(S16)、情報表示手段2には、TV画像12等の外部からの情報表示のみが継続(S17)されることとなる。なお、本実施の形態においても、実施の形態1と同様に「一定時間」とは、情報表示装置1の起動時から情報表示手段2にTV画像12と広告宣伝情報11とが同時に表示される時間をいう。
【0108】
以上のように、本実施の形態の情報表示装置は、ネットワークを介して広告宣伝情報を取得し、広告宣伝情報を更新するものであるため、情報記録再生装置に記録されている広告宣伝情報を更新して、更新された情報を起動時に表示することができる。このため、ユーザに鮮度の良い広告宣伝情報を継続的に提供することが可能となる。
【0109】
〔実施の形態3〕
本発明の実施のさらに他の一形態について図9に基づいて以下に説明する。
【0110】
本実施の形態の情報表示装置41は、実施の形態2の情報表示装置に内蔵されている情報記録再生装置3にセキュリティデバイス(識別手段)10が設けられている構成である。このため、セキュリティデバイス10により情報記録再生装置3を識別する識別情報を生成することが可能である。
【0111】
ここで、情報表示装置41の有する情報記録再生装置3には、構成する部品自体の誤差、およびこれら部品を組み立てる際の誤差が存在するため、それぞれに固有の物理的情報を備えている。このため、前記物理的情報を用いて、個々の情報表示装置41を識別することが可能となる。
【0112】
ここで、セキュリティデバイス10とは、情報記録再生装置3の固有の物理的情報から個々の情報記録再生装置3を特定するための識別情報を生成するものである。従って、このセキュリティデバイス10により、情報表示装置41に内蔵されている情報記録再生装置3を特定することができる。情報記録再生装置3を特定することにより、情報記録再生装置3が内蔵されている情報表示装置41自体を識別することにも繋がる。
【0113】
本実施の形態の情報表示装置41は、セキュリティデバイス10が内蔵されているため、情報記録再生装置3に記録されている広告宣伝情報11が情報表示手段2に表示されることをユーザが望まないときは、情報表示装置1の製造者(メーカー)から提供される解除鍵(固有情報)9を操作部6から入力することで、制御部4は広告宣伝情報11を表示することを停止させることができる。ここで、解除鍵9とは情報表示装置1毎に異なるものであり、例えば、特定の文字列等を用いることができる。
【0114】
すなわち、メーカーから提供される解除鍵9は、セキュリティデバイス10で生成される情報記録再生装置3の識別情報を基に生成されているので、特定の情報表示装置1においてのみ機能する。つまり、前記識別情報は情報記録再生装置3毎に異なるものであるため、特定の情報記録再生装置3を内蔵する情報表示装置41のユーザが、他の情報表示装置41に同じ解除鍵9を用いることによっては広告宣伝情報11が表示されることを停止することはできない。
【0115】
また、予め情報記録再生装置3に著作権の対象となるコンテンツ(内容)を記録する場合は、セキュリティデバイス10により生成される識別情報を暗号鍵として用いて暗号化したコンテンツを情報記録再生装置3に記録する。そして、コンテンツの再生の前には、暗号化に用いられた識別情報と同じ識別情報が復号鍵として用いられた場合にのみ復号化が成功することとする。すなわち、本実施の形態の情報表示装置1は、コンテンツの記録に用いられた情報記録再生装置3とコンテンツの再生に用いられる情報記録再生装置3とが一致する場合にのみコンテンツを再生することができる。これにより著作権の保護を実現している。
【0116】
例えば、情報記録再生装置3に記録されているコンテンツが、情報記録再生装置3以外の情報表示装置に違法にコピーされた場合には、再生に用いられる情報記録再生装置3は適法にコンテンツが記録された情報記録再生装置3とは異なる。したがって、暗号化に用いられた識別情報と復号化に用いられる識別情報とが異なるため、コンテンツの復号化は失敗し、コンテンツを再生することができない。すなわち、情報表示装置41に備えられている情報記録再生装置3にコンテンツを記録する際に、セキュリティデバイス10により生成される識別情報を暗号鍵として用いて暗号化することにより、違法にコピーされたコンテンツの再生を防止することができる。
【0117】
なお、本実施の形態においては、コンテンツの暗号化および復号化の際に上記識別情報を用いて、記録に用いられた情報記録再生装置3と再生に用いられる情報記録再生装置3とが一致するか否かを判断しているが、両者が一致するか否かの判断は他の方法により行ってもよい。
【0118】
例えば、情報記録再生装置3に記録されるコンテンツに識別情報を付加して記録し、コンテンツの再生の際に該コンテンツに付加されている識別情報と再生に用いられる情報記録再生装置3の識別情報とを比較して一致する場合にのみコンテンツの再生を行うことする。なお、この場合には、情報記録再生装置3に記録する前に、コンテンツに識別情報が既に付加されているか否かを判断し、既に識別情報が付加されている場合は識別情報を上書きしないようにする必要がある。
【0119】
以上のように、本発明の情報表示装置は、情報記録再生装置を識別するための識別情報を生成するセキュリティデバイスを備えている。このため、前記識別情報を基にして広告宣伝情報の表示を停止するための解除鍵を生成(構成)し、特定のユーザにのみ操作部から情報表示装置を特定して生成された解除鍵を入力することにより、広告宣伝情報が表示されることを停止することができる。また、情報表示装置にセキュリティデバイスを設けることにより、情報記録再生装置を特定してコンテンツの記録、再生を行うことができる。このため、違法にコピーされたコンテンツが再生されることを防止することができる。
【0120】
本発明の情報表示装置は、外部から入力される情報を表示する情報表示装置において、情報を記録する情報記録再生装置を備え、かつ起動時に予め情報記録再生装置に記録してある情報と外部から入力される情報を同時に表示する第1の情報表示装置として構成されていてもよい。
【0121】
上記第1の情報表示装置は、広告宣伝情報を予め情報記録再生装置に記録してあるものであってもよい。
【0122】
上記第1の情報表示装置は、広告宣伝情報を予め記録してある情報記録再生装置を備えた情報表示装置であって、前記広告宣伝情報が表示されることを停止する手段を備えているものであってもよい。
【0123】
上記第1の情報表示装置は、ユーザが購入後所定の期間が経過した時点で、前記広告宣伝情報が表示されなくなるようにされているものであってもよい。
【0124】
上記第1の情報表示装置は、広告宣伝情報を予め記録してある情報記録再生装置を備え、起動時に前記広告情報が自動的に表示される情報表示装置であって、前記広告宣伝情報がネットワークを介して更新されるものであってもよい。
【0125】
上記第1の情報表示装置は、情報を記録する情報記録再生装置が一体化された情報表示装置において、情報記録再生装置に記録してある情報を保護する手段が備えられ、情報の再生が一体化された表示手段でのみ実行されるよう限定されているものであってもよい。
【0126】
上記第1の情報表示装置は、情報を記録する情報記録再生装置を備えた情報表示装置であって、エンタテイメントに関するコンテンツを予め情報記録再生装置に記録してあるものであってもよい。
【0127】
上記第1の情報表示装置は、上記情報記録再生装置がハードディスクドライブであってもよい。
【0128】
上記第1の情報表示装置は、上記情報の表示手段が液晶パネルであってもよい。
【0129】
上記第1の情報表示装置は、上記情報の表示手段が放送情報を表示するものであってもよい。
【0130】
〔実施の形態4〕
本発明の実施の他の一形態について、図10〜図12を用いて以下に説明する。本実施の形態においては、本発明の情報表示装置の販売方法、すなわち本発明の情報表示装置を用いた情報提供方法について説明する。
【0131】
図10は予め広告宣伝情報11が記録されている情報表示装置1をユーザ14に提供する場合における、メーカー13、ユーザ14および広告主15の関係を示している。
【0132】
同図に示すように、広告主15は情報表示装置1を広告宣伝媒体としてユーザ14に広告宣伝情報11を提供し、情報表示装置1の製造19を担当するメーカー13に対して広告宣伝料16を支払う。一方、メーカー13は広告主15により支払われた広告宣伝料16に応じて、情報表示装置1の販売価格(コスト)を下げてユーザ14に提供することができる。以上により、ユーザ14は広告宣伝情報11の視聴17を行うこととなるため、メーカー13は広告主15から広告宣伝料16を得ることができる。そして、メーカー13は、広告宣伝料16に応じて情報表示装置1の価格を引き下げることができる。すなわち、ユーザ14は、広告宣伝情報11の視聴17と引き換えに、安い装置代金18で情報表示装置1を入手することができる。
【0133】
すなわち、情報表示装置1の起動時に、情報表示手段2の少なくとも一部に自動的に表示される広告宣伝情報11を、情報表示装置1を購入したユーザは見る(視聴する)こととなる。したがって、予め広告宣伝情報11が記録されている情報表示装置1の提供(販売)は、広告宣伝情報11をユーザ14に提供することにもなる。これにより、メーカー13は情報表示装置1の提供に対して、広告主15に広告宣伝料16を請求することができる。
【0134】
つまり、広告宣伝情報11が記録されている情報表示装置1を提供することにより、広告宣伝情報11をユーザ14に提供することができる。すなわち、情報表示装置1を広告媒体として用いることができるため、メーカ13は、情報表示装置1の販売に対して広告宣伝情報11の広告主15に広告宣伝料16を請求することができる。
【0135】
このように、メーカー13は、情報表示装置1の情報記録再生装置3に予め広告宣伝情報11を記録することにより、情報表示装置1をユーザ14に提供することに対して広告主15から広告宣伝料16を得ることができるため、広告宣伝料16を情報表示装置1の販売価格から減額することができる。これにより、ユーザ14は広告宣伝情報11の視聴17と引き換えに情報表示装置1を安価に購入することができる。
【0136】
以上のように、情報記録再生装置に予め広告宣伝情報が記録されている情報記録再生装置を備える情報表示装置を販売することにより、情報表示装置を広告媒体として用いることができる。このため、情報表示装置を製造するメーカーは広告主から広告宣伝料を得ることが可能となる。これにより、前記メーカーは情報表示装置の販売に際し、広告主から支払われた広告宣伝料を情報表示装置の販売価格から差し引くことができる。したがって、ユーザは、広告宣伝情報の視聴と引き換えに、情報表示装置を安価に購入することができる。
【0137】
図11はセキュリティ機能を有する情報表示装置41における、メーカー13、ユーザ14および広告主15の関係を示すものであり、ユーザ14が広告宣伝情報11の表示を停止する場合について説明している。
【0138】
ユーザ14が広告宣伝情報11の表示を停止したい場合には、広告宣伝情報11の表示を停止したい旨をメーカー13に伝える。この際には、手数料20という名目で広告宣伝情報11の表示を停止することに対する対価をメーカー13に支払うことになる。
【0139】
続いて、ユーザ14により広告宣伝情報11の表示を停止したい旨がメーカー13に伝えられ、かつ上記対価が支払われると、メーカー13はユーザ14が所有している情報表示装置41の備える情報記録再生装置3に固有の識別情報を基に構成された解除鍵9を、手数料20と引き換えにユーザ14に提供する。ユーザ14は、入手した解除鍵9を上記操作部6を操作して情報表示装置41に入力することにより、上記情報表示手段2に広告宣伝情報11が表示されることを停止することができる。
【0140】
本実施の形態においては、解除鍵9は情報表示装置41に内蔵されている上記情報記録再生装置3に固有の識別情報を基に構成されている。すなわち、解除鍵9は情報表示装置41を特定したもの、つまり、情報表示装置41に固有のものである。このため、メーカー13より提供された解除鍵9を、解除鍵9が提供されたユーザ14の情報表示装置41とは異なる他の情報表示装置41に入力しても機能しないので、広告宣伝情報11の表示を停止させることはできない。つまり、解除鍵9は情報表示装置41のそれぞれに固有のものであり、広告宣伝情報11の表示を停止させる情報表示装置41を特定してメーカー13からユーザ14へ提供される。
【0141】
ここで、メーカー13からユーザ14への解除鍵9の提供がネットワークを介して実施されることは有益である。例えば、ユーザ14はメーカー13に対して、広告宣伝情報11の表示を停止したい旨をネットワークを介して要求することができる。この場合は、解除鍵9の提供に対する手数料20の支払いは、例えばユーザ14のクレジットカードより行うことができる。
【0142】
ユーザ14がネットワークを介して解除鍵9を要求する場合には、メーカー13は、ユーザ14が所有する情報表示装置41に内蔵されている上記情報記録再生装置3の識別情報をネットワークを介して入手する。そして、この識別情報を基に解除鍵9を生成して、この解除鍵9をネットワークを通じてユーザ14が所有する情報表示装置41に送信し広告宣伝情報11の表示を停止する。
【0143】
この場合、例えば情報表示装置1が解除鍵9を通信手段32を介して受信することにより、広告宣伝情報11の表示を停止するように制御部4により制御されてもよいし、あるいは解除鍵9が情報表示手段2に表示され、該解除鍵9をユーザ14が操作部6から入力し、該入力により制御部4により広告宣伝情報11の表示が停止されることとしてもよい。
【0144】
上記の一連の処理、すなわちユーザ14の要求に従い広告宣伝情報11の表示を停止する処理を説明するフローチャートを図12に示す。
【0145】
同図に示すように、ユーザ14が広告宣伝情報11の表示を停止したい旨をメーカー13に伝えることにより、ユーザ14からの停止要求がなされる(S21)。ユーザ14からの停止要求は、例えば、郵送、電話、FAX、電子メール等により行うことができる。そして、ユーザ14が停止要求をする場合は、ユーザ14はメーカー13に解除鍵9の発行に対する対価を支払う(S22)。S21において、ユーザ14による停止要求が例えば電子メール等によりネットワークを介して行われている場合は、クレジットカードによる決済が便利である。このため、S22におけるユーザ14による対価の支払いはユーザ14のクレジットカードによる支払いにより決済されることが好ましい。
【0146】
つづいて、メーカー13がユーザ14の情報表示装置41の備えている情報記録再生装置3に固有の識別情報を入手する(S23)。そして、メーカー13は識別情報を基に解除鍵9を生成し(S24)、解除鍵9をユーザ14に送付する(S25)。
【0147】
このようにして、ユーザ14は解除鍵9を得ることができる。ユーザ14は、メーカー13により送付された解除鍵9を上記操作部6を用いて上記情報表示装置41に入力する。なお、メーカー13とユーザ14との間において、識別情報、解除鍵9等の情報の送受がネットワークを介して行われる場合は、メーカー13から送信された解除鍵9を情報表示装置41が受信した時点で、解除鍵9が自動的に情報表示装置41に入力されるようにしてもよい。
【0148】
つづいて、上記制御部4により入力された解除鍵9が適切か否かが判断される。解除鍵9が適切な場合、すなわち、解除鍵9が情報表示装置41に固有の識別情報に基づくものであれば、制御部4により広告宣伝情報11の表示が停止される(S26)こととなる。
【0149】
図13は著作権保護の機能が付加された情報表示装置41、メーカー13、ユーザ14および著作権者23の関係を示す説明図である。
【0150】
同図に示すように、メーカー13は、他社に製造される情報表示装置41と差別化することにより情報表示装置41の販売促進を図るため、情報表示装置41に予めコンテンツ21を記録した状態で情報表示装置41を販売する。メーカー13は、コンテンツ21に関する著作権を所有する著作権者23の了解のもと情報表示装置41の情報記録再生装置3にコンテンツ21を記録する。
【0151】
メーカー13は情報表示装置41へのコンテンツ21の提供に対して著作権者23に著作権料22を支払うため、メーカー13の情報表示装置41の製造コストは上昇するが、この著作権料22を情報表示装置41の販売コスト(価格)に反映させるかどうかはメーカー13が戦略的に決めればよい。
【0152】
ユーザ14は装置代金18をメーカー13に支払うことにより情報表示装置41と情報表示装置41に付随するコンテンツ21とを入手することができる。なお、情報表示装置41に付随するコンテンツ21とは、情報表示装置41に記録されているコンテンツ21のことをいう。
【0153】
情報表示装置41に予め記録しておくコンテンツ21は、ユーザ14が指定することも可能である。この場合、情報表示装置41を購入する前に、ユーザ14はメーカー13に対して予め記録しておくコンテンツ21を指定することができる。例えば、ユーザ14は情報表示装置41を購入する前に、メーカー13に対して情報表示装置41に記録するコンテンツ21の指定(コンテンツ指定)24を行い、メーカー13は指定されたコンテンツを情報記録再生装置3に記録して情報表示装置41を出荷することとすればよい。これにより、ユーザ14は所望するコンテンツ21の記録されている情報表示装置41を購入することができる。
【0154】
また、図14に示すように、販売店25においてユーザ14が希望するコンテンツ21の指定24を行い、販売店25においてユーザ14の希望するコンテンツ21を情報記録再生装置3に記録することもできる。この場合、ネットワーク26を介して情報表示装置41の備える情報記録再生装置3にダウンロードすることは有益である。
【0155】
すなわち、ユーザ14は情報表示装置41を購入する販売店25において、情報表示装置41に内蔵されている情報記録再生装置3に希望するコンテンツ21を記録した後に購入することにより、希望のコンテンツ21が予め記録されている情報表示装置41を購入することができる。このように、ユーザ14が販売店25においてコンテンツ21の指定を行う場合には、情報表示装置41を購入する前に、メーカー13に対してコンテンツ21を指定することが不要であるため、ユーザ14にとって便利である。なお、前記コンテンツ21としては、映画、ドラマ、ドキュメンタリ、音楽情報が挙げられる。
【0156】
また、本情報表示装置41はセキュリティデバイス10を備えており、著作権保護機能が付加されているので、コンテンツ21を違法にコピーしても別の情報表示装置では再生することはできない。すなわち、情報表示装置41には情報記録再生装置3に固有の識別情報を生成するセキュリティデバイス10が備えられている。
【0157】
このため、コンテンツ21は識別情報と関連付けられた状態で、情報記録再生装置3に記録される。これにより、例えば、再生に用いられる情報記録再生装置3が正規にコンテンツ21が記録された情報記録再生装置3と一致する場合にのみコンテンツ21の再生を行うことにより、不正にコピーされたコンテンツ21が再生されることを防止することができる。
【0158】
本発明は、情報を記録する情報記録再生装置を備えた情報表示装置において、広告宣伝情報を予め情報記録再生装置に記録してユーザに提供し、情報表示装置の起動時に、外部からの情報と同時に前記広告宣伝情報が自動的に表示されることで、広告宣伝料が広告主から前記情報表示装置の製造者に支払われ、製造者は得られた広告宣伝料に応じて前記情報表示装置の第1販売コストを低減する情報表示装置の第1の販売方法として構成されていてもよい。
【0159】
上記情報表示装置の販売方法は、広告宣伝情報を予め記録してある情報記録再生装置を備えた情報表示装置において、ユーザが広告情報の表示を停止する場合、それに対応する対価をユーザが情報表示装置の製造者に支払い、ユーザは前記製造者からネットワークを介して、所有する前記情報表示装置に限定された解除鍵を入手して、広告情報の表示を停止するものであってもよい。
【0160】
本発明は、情報を記録する情報記録再生装置が一体化された情報表示装置において、販売者がユーザの希望するコンテンツをネットワークを介して、情報保護手段を備えた情報記録再生装置に予め記録して、ユーザに提供する情報表示装置の第2の販売方法として構成されていてもよい。
【0161】
上記第1の販売方法および第2の販売方法は、上記情報記録再生装置がハードディスクドライブであってもよい。
【0162】
上記第1の販売方法および第2の販売方法は、上記情報の表示手段が液晶パネルであってもよい。
【0163】
上記第1の販売方法および第2の販売方法は、上記情報の表示手段が放送情報を表示するものであってもよい。
【0164】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の情報表示装置は内蔵されている情報記録再生装置に予め情報を記録してユーザに提供することを特徴としており、ユーザにハードウェアと共に、サービスを提供できる点において大いなる効果を奏する。さらに、記録されている情報を利用して情報表示装置の差別化と販売コストを低減することができる。
【0165】
本発明の情報表示装置は、以上のように、情報記録再生装置には内部情報が記録されており、外部情報の少なくとも一部に前記内部情報が自動的に表示されるものである。
【0166】
それゆえ、予め情報記録再生装置に記録されている内部情報を表示手段に自動的に表示して、ユーザに内部情報を提供することができる。これにより、情報表示装置を情報提供媒体として用いることが可能となるため、情報表示装置の製造者は情報提供に対する情報提供者からの対価を製品価格に反映させて、製品価格を抑制することができるという効果を奏する。
【0167】
本発明の情報表示装置の情報記録再生装置に記録されている上記内部情報は広告宣伝情報であってもよい。
【0168】
これにより、内部情報として広告宣伝情報を情報記録再生装置に記録することにより、情報表示装置の製造者等は広告宣伝情報の提供に対する広告宣伝料を情報表示装置の価格に反映させることができる。このため、情報表示装置の販売価格(コスト)を下げることができるという効果を奏する。
【0169】
本発明の情報表示装置の情報記録再生装置に記録されている上記内部情報は上記情報表示装置の起動時に表示されることが好ましい。
【0170】
これにより、例えば公共放送等の外部から入力される外部情報を見るために情報表示装置を起動して目的とする番組の選択を行う際にユーザに情報を提供することができる。このため、内部情報をより確実にユーザに提供することができるという効果を奏する。
【0171】
本発明の情報表示装置の上記内部情報は上記情報表示装置の起動時から所定の時間内にのみ表示されるものであってもよい。
【0172】
これにより、起動時から所定の時間が経過した後においては、表示手段にユーザの要求する外部情報のみを表示することができる。これにより、外部情報への影響を制限しつつ、内部情報を確実にユーザに提供することができるという効果を奏する。
【0173】
本発明の情報表示装置は、情報表示装置に固有の固有情報が該情報表示装置に入力されることにより、上記外部情報の少なくとも一部に上記内部情報が表示されることを停止する表示停止手段をさらに備えているものであってもよい。
【0174】
これにより、内部情報が表示手段に表示されることをユーザが拒否する場合には、表示手段に内部情報が表示されないようにすることができるという効果を奏する。
【0175】
本発明の情報表示装置は、ネットワークを介して情報を送受する通信手段をさらに備えているものであってもよい。
【0176】
これにより、ネットワークを介して情報記録再生装置に記録されている内部情報を更新することができる。このため、例えば、内部情報として広告宣伝情報を記録する場合において、広告宣伝情報の鮮度を保持し、価値の高い広告宣伝情報を表示することが可能になる。すなわち、ユーザに対して提供する内部情報の新しさを維持することができるという効果を奏する。
【0177】
本発明の情報表示装置は、上記情報記録再生装置に固有の識別情報を生成する識別手段をさらに備えており、上記情報記録再生装置に記録されている内部情報は前記識別情報と関連付けて記録されているものであってもよい。
【0178】
これにより、情報記録再生装置に記録されている内部情報の著作権を保護することが可能となる。このため、情報記録再生装置に著作権の対象であるコンテンツを記録することにより情報表示装置に付加価値を与えることができるという効果を奏する。
【0179】
本発明の情報表示の備えている上記情報記録再生装置はハードディスクドライブであってもよい。
【0180】
これにより、ハードディスクドライブに記録されている上記内部情報を自動的に表示手段に表示してユーザに提供することができるという効果を奏する。
【0181】
本発明の情報表示装置の備えている上記表示手段は液晶パネルであってもよい。
【0182】
これにより、上記情報記録再生装置に記録されている内部情報を液晶パネルに表示してユーザに提供することができるという効果を奏する。
【0183】
本発明の情報表示装置の上記表示手段に表示される外部から入力される情報である上記外部情報は放送情報であってもよい。
【0184】
これにより、上記表示手段に表示される放送情報の少なくとも一部に情報記録再生装置に記録されている上記内部情報を自動的に表示することにより、ユーザに提供することができるという効果を奏する。
【0185】
本発明の情報提供方法は、以上のように、情報表示装置が前記ユーザに提供された後に、前記表示手段に表示されている前記情報記録再生装置に記録されている内部情報が前記外部情報の少なくとも一部に自動的に表示される段階を含むものである。
【0186】
それゆえ、情報表示装置の備える情報記録再生装置に記録されている内部情報を該情報表示装置のユーザに提供することができる。このため、情報表示装置を情報提供媒体として用いることにより得られる利益を情報表示装置の販売価格に反映させることにより、報表示装置の販売コストを低減することができるという効果を奏する。
【0187】
本発明の上記情報提供方法は、上記情報表示装置の製造者または販売者によって作成された上記情報表示装置の固有情報が該情報表示装置に入力されることにより上記内部情報の表示が停止される段階をさらに含んでいるものであってもよい。
【0188】
これにより、ユーザが内部情報が表示されることを望まない場合には、その表示を停止することができるという効果を奏する。
【0189】
本発明の情報提供方法は、以上のように、ユーザの希望する内部情報と該内部情報を記録する情報記録再生装置の前記識別手段により生成された識別情報とを関連付けて情報記録再生装置に記録する段階と、内部情報に関連付けて記録されている識別情報と内部情報の再生に用いられる情報記録再生装置の識別情報とが一致する場合にのみ内部情報を前記表示手段に表示する段階とを含むものである。
【0190】
それゆえ、著作権の対象である情報を保護しつつ情報記録再生装置に記録することができる。このため、ユーザの希望する内部情報を情報記録再生装置に記録することにより情報表示装置に付加価値を付することが可能となるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一構成例である実施の形態1の情報表示装置の概略の構成を示すブロック図である。
【図2】実施の形態1の情報表示装置が広告宣伝情報を表示する状況を説明する説明図であり、(a)は画面中央に広告宣伝情報が表示される状態を示す正面図であり、(b)は画面全体がTV画像に切り替わった後の状態を示す正面図である。
【図3】実施の形態1の情報表示装置が広告宣伝情報を表示する状況を説明する説明図であり、(a)は画面の周囲に広告宣伝情報が表示される状態を示す正面図であり、(b)は画面全体がTV画像に切り替わった後の状態を示す正面図である。
【図4】実施の形態1の情報表示装置が広告宣伝情報を表示する状況を説明する説明図であり、(a)は画面の周囲の一部に広告宣伝情報が表示される状態を示す正面図であり、(b)は画面全体がTV画像に切り替わった後の状態を示す正面図である。
【図5】実施の形態1の情報表示装置が広告宣伝情報を表示する状況を説明する説明図であり、(a)は画面の片隅に広告宣伝情報が表示される状態を示す正面図であり、(b)は画面全体がTV画像に切り替わった後の状態を示す正面図である。
【図6】実施の形態1の情報表示装置において、起動後に広告宣伝情報が自動的に情報表示手段に表示され、購入後一定期間経過以降に広告宣伝情報の表示が停止される処理を説明するフローチャートである。
【図7】実施の形態2のネットワーク機能を有する情報表示装置の概略の構成を示すブロック図である。
【図8】実施の形態2のネットワーク機能を有する情報表示装置が、購入後一定期間経過した後に広告宣伝情報を更新する処理を説明するフローチャートである。
【図9】実施の形態3のセキュリティデバイスを有する情報表示装置の概略の構成を示すブロック図である。
【図10】実施の形態4の情報表示装置を用いた情報提供方法において、メーカー、ユーザおよび広告主の関係を示す説明図である。
【図11】実施の形態4の情報表示装置を用いた情報提供方法において、ユーザが広告宣伝情報の表示を停止する場合のメーカー、ユーザおよび広告主の関係を示す説明図である。
【図12】実施の形態4の情報表示装置を用いた情報提供方法において、ユーザの要求に従い広告宣伝情報の表示を停止する処理を説明するフローチャートである。
【図13】実施の形態4の情報表示装置を用いた情報提供方法において、ユー一ザにコンテンツを予め記録して提供する場合のメーカー、ユーザ、著作権者の関係を示す説明図である。
【図14】実施の形態4の情報表示装置を用いた情報提供方法において、ユーザが希望するコンテンツを販売店にて、予め記録して提供する場合を示す説明図である。
【符号の説明】
1 情報表示装置
2 情報表示手段(表示手段)
3 情報記録再生装置
4 制御部(表示停止手段)
7 放送信号(外部情報)
9 解除鍵(固有情報)
10 セキュリティデバイス(識別手段)
11 広告宣伝情報(内部情報)
12 TV画像(外部情報)
21 コンテンツ(内部情報)
32 通信部(通信手段)

Claims (8)

  1. 外部から入力される外部情報を表示する表示手段と情報記録再生装置とを備えている情報表示装置であって、
    前記情報記録再生装置には広告宣伝情報が記録されており、
    前記外部情報の少なくとも一部に、前記情報記録再生装置に記録された広告宣伝情報が表示されるように前記表示手段を制御する制御手段を備え、
    特定の情報記録再生装置の識別情報を基に生成された解除鍵情報がユーザによって該情報表示装置に入力された場合に、前記制御手段は、入力された解除鍵情報が前記情報表示装置に固有のものであるかどうかを、該情報表示装置が備える情報記録再生装置の識別情報に基づいて判定し、そうであると判定した場合に、前記表示手段に前記広告宣伝情報を表示する処理を停止することを特徴とする情報表示装置。
  2. 上記制御手段は、上記広告宣伝情報を上記情報表示装置の起動時に表示ることを特徴とする請求項に記載の情報表示装置。
  3. 上記制御手段は、上記広告宣伝情報を上記情報表示装置の起動時から所定の時間内にのみ表示ることを特徴とする請求項2に記載の情報表示装置。
  4. ネットワークを介して上記広告宣伝情報を取得する通信手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の情報表示装置。
  5. 上記情報記録再生装置はハードディスクドライブであることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の情報表示装置。
  6. 上記表示手段は液晶パネルであることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の情報表示装置。
  7. 上記外部情報は放送情報であることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の情報表示装置。
  8. 外部から入力される外部情報を表示する表示手段と、当該表示手段を制御する制御手段と、広告宣伝情報が記録されている情報記録再生装置とを備えている情報表示装置の制御方法であって、
    外部情報の少なくとも一部に、前記情報記録再生装置に記録された広告宣伝情報が表示されるように前記制御手段が前記表示手段を制御する工程と、
    特定の情報記録再生装置の識別情報を基に生成された解除鍵情報がユーザによって該情報表示装置に入力された場合に、前記制御手段が、入力された解除鍵情報が前記情報表示装置に固有のものであるかどうかを、該情報表示装置が備える情報記録再生装置の識別情報に基づいて判定する工程と、
    入力された解除鍵情報が該情報表示装置に固有のものであると判定した場合に、前記制御手段が、前記表示手段に前記広告宣伝情報を表示する処理を停止する工程とを含むことを特徴とする制御方法。
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