JP2001186452A - ネットワーク及び記録媒体を用いた映像供給システム及びその映像再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワークを利用することで、返却不要の
小容量の記録媒体を用いた映像供給システム及びその映
像再生装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 コンテンツプロバイダ６に設置され映像
の管理情報を処理する情報処理装置と、映像を貸与する
店舗内に設置されプロバイダ６から通信網を介して管理
情報を受けこれに基づき、顧客に与えられる媒体へ映像
のタイトルやキーコード等の所定情報を書き込む情報記
録装置５と、記録媒体３上に書き込まれた所定情報を読
み出しこれを通信網を介してコンテンツプロバイダ６へ
送信し、これが認証されて送信された映像情報を受信し
再生するコンテンツプレイヤ１１とを有する映像供給シ
ステムである。これにより、媒体３は非常に小容量で返
却不要となり、簡便な映像供給システムが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、映像供給システ
ムであって、特に媒体とネットワークとを使用して映像
を貸与する映像供給システムに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】最近、映像情報のデジタル化に伴い、一
般視聴者への映像の供給方法として様々な手法が検討さ
れてきている。例えば、現在米国で発表されているｄｉ
ｖｘをはじめ、ＤＶＤなどの大容量メディアを用いる方
法があげられる。このｄｉｖｘとは、ビデオコンテンツ
（例えば映画タイトル）をＤＶＤメディアに記録し、こ
れに視聴可能期限を合わせて記録することで視聴者に一
定期間内の視聴を認めるものである。このメディアをｄ
ｉｖｘディスク専用の再生装置によって再生すること
で、ビデオを視聴可能期限情報に定められた期間内に限
り視聴することができる。これが従来のビデオレンタル
のシステムに対して長じている点は、ビデオ画質の向上
のみならず、ソフト返却の手間を省くことができる点で
ある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ｄｉｖ
ｘを含め従来のビデオコンテンツ提供システムは、ユー
ザにビデオコンテンツが記録されたメディアを提供する
ものが主流である。この方式は、膨大なデータ量を必要
とするビデオコンテンツを持ち運びする必要がある。よ
って映画視聴に例えれば、一度に多くのビデオタイトル
を視聴しようとした場合、複数のメディアを持ち運びす
ることとなり不便であり、更にメディア製作の面でも制
作費が大きく不経済であるという問題がある。更に、読
取専用メディアであるため返却が必要であるか、または
読み取り不可能な状態でメディアが手元に残されてしま
うという問題がある。

【０００４】本発明は、ネットワークを利用すること
で、返却不要の小容量の記録媒体を用いた映像供給シス
テム及びその映像再生装置を提供することを目的とす
る。

【０００５】

【課題を解決するための手段】請求項１に特定される本
発明は、映像供給元に設置され映像に関する管理情報を
処理する情報処理装置；と、映像を貸与する店舗内に設
置され、前記情報処理装置から通信網を介して前記管理
情報を受けこれに基づき、顧客に与えられる媒体へ一定
条件下で映像のタイトル等を含む所定情報を書き込む情
報記録装置；と、前記情報記録装置により前記記録媒体
上に書き込まれた前記所定情報を読み出しこれを通信網
を介して前記映像供給元へ送信し、これを認証した前記
映像供給元から送信された映像情報を受信し再生する映
像再生装置；とを有することを特徴とする映像供給シス
テムである。

【０００６】本発明の映像供給システムは上述したよう
に、従来のように媒体に映像コンテンツそのものを記録
して顧客へ提供するのではなく、ビデオコンテンツ情報
（インターネットアドレスを含む）を“視聴権”として
媒体に記録したものを販売し提供するものである。従っ
て、媒体は映像コンテンツのような膨大な容量を必要と
はせず、複数の映像タイトルの貸与であっても単一の媒
体で貸与が可能となり、又、この媒体の返却の必要を生
じることもない。顧客は、視聴権としての情報に基づき
インターネット等の通信回線を介して専用機で映像供給
元にアクセスし、映像供給元でこの情報を認証すれば映
像コンテンツを提供し、顧客はこれを再生して楽しむこ
ととなる。

【０００７】又請求項５に記載された本発明は、映像の
タイトル等を含む所定情報が記録された媒体を保持し前
記所定情報を読み出す読出手段；と、再生すべき映像情
報を供給する映像供給元と通信網を介して情報を送受信
する送受信手段；と、前記映像情報を大容量固定媒体に
格納し更に読み出して再生する映像再生手段；と、前記
読出手段により前記媒体に記録された前記所定情報を読
み出し、読み出した前記所定情報を前記通信網を介して
前記送受信手段により前記映像供給元へ送信し、前記映
像供給元にて前記所定情報が認証されたことにより供給
される前記映像情報を前記通信網を介して前記送受信手
段により受信し、前記受信した映像情報を前記映像再生
手段により前記大容量固定媒体に格納し更に読み出して
再生するべく、上述した各手段を制御する制御手段；と
を有することを特徴とする映像再生装置である。

【０００８】上述した本発明は、この映像供給システム
に使用される映像再生装置を特定するものであり、映像
のタイトル等を含む所定情報が記録された媒体からこの
情報を読み出し、この情報を映像供給元（コンテンツプ
ロバイダー）へインターネット等を介して供給し映像供
給源に認証されれば、提供された映像コンテンツを例え
ばハードディスクに格納し、適宜読み出して再生するも
のである。

【０００９】又本発明は、請求項１１に示されるように
映像供給方法としても特定されるものであり、上述した
場合と同等の趣旨により、小容量の返却不要の媒体によ
って簡便な映像供給方法を提供するものである。

【００１０】

【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態に
ついて図面を参照して詳細に説明する。

【００１１】図１は本発明に係る映像供給システムの全
体を概観する全体図であり、本図において、映像を貸与
するビデオショップ１等は、ユーザの媒体２へ視聴権を
意味する所定情報を書き込むための情報記録装置５が設
置されており、所定情報が書き込まれた媒体３をユーザ
４に販売する。この情報記録装置５は、貸与する映像コ
ンテンツを提供するビデオコンテンツプロバイダ６の貸
与する映像コンテンツの管理情報等を処理し管理する管
理情報装置にインターネットや電話回線等の通信回線に
より接続されている。更にユーザの家庭において設置さ
れる、本発明の映像供給システムのための専用機種（又
はゲーム機等のように他の機能を併用するものであって
も良い）であるコンテンツプレイヤ１１が、ディスプレ
イ１２が繋がれて描かれている。このコンテンツプレイ
ヤ１１は、それぞれ、ユーザ４の媒体３を読み取るメデ
ィアドライバ８と、データ通信を介して上述したビデオ
コンテンツプロバイダ６に設置された管理情報装置に接
続されるモデム７と、ハードディスクドライブなどの大
容量固定記憶装置１０と、この入出力部分には複写等を
防ぐべく設けられたデジタル情報をスクランブルしデス
クランブルするスクランブラ／デスクランブラ１４と、
これらの動作を一括して制御するためのコントローラ９
とが設けられており、さらに、再生操作機能（再生・停
止・一時停止・早送り・スロー等）等を遠隔から操作す
るリモートコントロール１３が描かれている。

【００１２】上記した構成を持つ本発明に係る映像供給
システムについて、以下にその処理方法、動作手順を図
面を用いて詳細に説明する。図２は、本発明に係る映像
供給システムを用いてコンテンツを購入する方法を示す
フローチャート、図３及び図４は、本発明に係る映像供
給システムのコンテンツプレイヤとコンテンツプロバイ
ダとの間の信号処理を示すフローチャート、図５は、本
発明に係る映像供給システムのコンテンツプレイヤの再
生動作を示すフローチャート、図６は、本発明に係る映
像供給システムのコンテンツプレイヤ等の複数の操作画
面を示す図である。

【００１３】本発明に係る映像供給システムでは、映像
コンテンツの購入方法において、図２に示すように、ま
ず初めに、コンテンツプロバイダ６が、ビデオコンテン
ツ毎に、“コンテンツ情報”をビデオショップ店舗１に
提供する（Ｓ１１）。次に、ビデオショップ店舗１は、
コンテンツの内容等の案内を、一般ユーザにディスプレ
イ画像機能をもつ販売装置によって図６の（ａ）のよう
に表示される（Ｓ１２）。この表示によって、ユーザ２
は希望のコンテンツを選択・購入すべく店員に申し出る
と、店員の操作により情報記録装置５によって光ディス
クやＩＣカード等のデジタル情報を格納し得る媒体にコ
ンテンツ情報やキーコード等の所定情報を書き込み、こ
れがユーザ２へ渡されることとなる。なお、システムの
設定によっては、店員の操作を待たず全て自動化された
無人店舗も可能であることは言うまでもない。又、この
時に書き込まれる所定情報は、コンテンツ情報やキーコ
ードの他に、視聴期間の情報、顧客の過去の貸与に関す
るユーザ情報などを含めることができ、更に、メディア
にＤＶＤ−ＲＡＭ等の容量の大きいものを用いれば、広
告、ビデオタイトル、おまけ映像、プレーヤの修正Ｆ／
Ｗ等を記録することができる。

【００１４】次に、この媒体３を入手したユーザは、図
３、図４のフローチャートに示されるように、自宅等に
戻り、コンテンツプレイヤ（映像再生装置）１１のメデ
ィアドライバ８に読み込ませ、読み取ったコンテンツ情
報やキーコードを装置にロードさせる（Ｓ２１）。コン
トローラ部９は、メディア再生部を制御して、“コンテ
ンツ情報”から必要な情報「コンテンツ情報、コンテン
ツプロバイダのネットワーク上のアドレス情報（ＵＲＬ
等）、キーコード」を読み取る（Ｓ２２）。次に、コン
トローラ部９は、“コンテンツ情報→コンテンツ名”
を、画面表示部（ディスプレイ）により、図６の（ｂ）
に示すようにオンスクリーン表示（以下ＯＳＤと略称）
させ、テレビ画面等で希望のコンテンツを選択できる状
態とする（Ｓ２３）。更にコントローラ部９は、“コン
テンツ情報”を認識し、その情報に従って回線接続装置
部（モデム）７を制御して、コンテンツを所有するプロ
バイダにネットワーク接続する（Ｓ２４）。そして、消
費者によって選択されたコンテンツのダウンロード要求
として、“コンテンツ情報”をネットワークで送信する
（Ｓ２５）。このときコントローラ部９では、通信装置
部（モデム）７を制御するために、“ネットワーク情
報”を参照し、このアドレスに従って接続を確立する
（Ｓ２５）。

【００１５】一方、ダウンロード要求を受けた映像供給
元であるコンテンツプロバイダ６では、ネットワークに
よって“コンテンツ情報”を受け取る（Ｓ４１）。更
に、再生情報（＝消費者）から送られてきたコンテンツ
情報を読み取り、コンテンツ名及びキーコード、及び視
聴期間が有効か否かを判断する（Ｓ４２）。これが無効
と判断されれば（Ｓ４３）、“コンテンツ情報”は無効
であり、要求拒否の応答を通信回線を介して返信する
（Ｓ４６）。

【００１６】有効となれば、“コンテンツ情報”は有効
であり要求承諾の応答を通信回線を通じて返信し（Ｓ４
４）、コンテンツのダウンロードを開始する（Ｓ４
５）。

【００１７】一方、コンテンツプレイヤ１１の側では、
ビデオコンテンツのプロバイダ６から“有効”の応答が
返信されたことが確認できないとき（Ｓ２６）、“タイ
トル情報無効”であり、接続不可として（Ｓ３３）、要
求は拒否されたことを図６の（ｄ）のように表示し（Ｓ
３４）、ユーザの操作を待つ状態となる（Ｓ３５）。

【００１８】プロバイダから“有効”の応答が返信され
れば（Ｓ２６）、“タイトル情報有効”として接続を開
始し（Ｓ２７）、接続結果を図６の（ｃ）のように画面
表示する（Ｓ３４）。そして、コンテンツをダウンロー
ド開始し、コントロール部９は、受信したコンテンツ情
報等を例えば内蔵するハードディスク部１０等に格納す
る（Ｓ２８）。ダウンロードが終了すれば（Ｓ２９）、
その結果を図６の（ｅ）のようにＯＳＤ表示する（Ｓ３
０）。そして、ユーザからの操作の待機状態に入る（Ｓ
３１）。

【００１９】ユーザからの操作があれば（Ｓ３２）、図
５のフローチャートが示すように、再生動作が行われ
る。つまり、コントローラ部９が、ユーザによる操作の
“再生開始”を検知すると（Ｓ５１）、視聴期間を経過
している等の問題がなければ、ハードディスク等の記録
部１０からコンテンツデータを読み出す（Ｓ５２）。読
み出したコンテンツデータをデスクランブラ１４により
デスクランブルし（Ｓ５３）、コントローラ部９により
コンテンツがデコード（解読）される（Ｓ５４）。そし
て、図示しない映像出力部により所定処理を施され、ア
ナログ情報としての映像情報として外部出力端子を介し
て送出され（Ｓ５５）、図６の（ｆ）に示されるように
映像情報が再生される準備ができたことが表示され、ユ
ーザの操作に応じて（Ｓ５６）コントローラ部が再生制
御を行い、映像が再生される（Ｓ５７）。

【００２０】なお、このコンテンツプレイヤは、アナロ
グ出力としての映像出力は設けられてはいるが、デジタ
ル出力としての映像出力は設けられていないことに注目
されたい。更に、ハードディスクそのものにもスクラン
ブルされた映像情報が格納されているため、無断の不法
な複写を防止することができる。

【００２１】又、視聴期間を経過していてもコンテンツ
プロバイダに対して直接的又は間接的に追加料金を納付
することで再生することが可能となり、一定の料金を納
付することにより映像情報を買い取ることで、永久に鑑
賞することも可能となる。

【００２２】又これらの再生のための操作は、図１に示
すリモートコントローラ１３によって行われても同等の
作用効果を有することは言うまでもなく、更にコンテン
ツプロバイダに対する必要な操作があれば、これをリモ
ートコントローラ１３によって操作することも好適であ
る。

【００２３】以上のような操作により、従来のように全
ての画像情報を媒体に格納するということをせずに、小
容量の媒体を用いて容易に映像供給を可能とすることが
できる映像供給システム及びその映像再生装置（コンテ
ンツプレイヤ）を提供することができる。

【００２４】なお、これらの実施形態の記載は、本発明
の製造・使用をこの技術分野の当業者に容易にするもの
であり、これらの様々な変形例が、発明的な飛躍なし
に、当業者により可能である。

【００２５】例えば通信回線は、インターネットを必ず
しも使用する必要はなく、例えば全て電話回線を使用し
て行ったとしても同等の作用効果を有するものである。
このように、本発明は、記載された実施形態に限定され
るものではなく、この原理と新規な特徴に対応した広い
範囲での形態に応じるものである。

【００２６】

【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
従来であれば映像情報の全てを記録媒体に格納しこれを
貸与していたのであるが、本発明に係る映像供給システ
ムによれば、映像情報を媒体に格納するのではなく、こ
のタイトル情報やキーコード情報等のみを媒体に記憶さ
せ、ビデオ貸与の店舗においてユーザに渡す。その後、
ユーザはこの媒体を専用のコンテンツプレイヤに読み込
ませ、タイトル情報やキーコード情報を、ビデオコンテ
ンツプロバイダ等へ通信回線を介して送信し、ここで承
認が得られて送信された映像情報を、ハードディスク等
の記録媒体に格納しこれを読み出して再生するものであ
る。従って、従来に較べ非常に小さな容量の記録媒体を
使用するだけでよく、簡便な映像提供を実現することが
できる。

【００２７】従って、本発明の映像供給システムの特徴
としては、一般消費者に複雑な機器操作（ネットワーク
の接続、メディアの入れ替え等）を要求せず、誰でもレ
ンタルビデオの感覚でビデオ視聴ができる。更に、レン
タルビデオとは異なり、返却の必要がない。更に、地上
波、衛星放送に比べ、視たいビデオコンテンツを視たい
時に視ることができる。（Ｖｉｄｅｏ−ｏｎ−ｄｅｍａ
ｎｄ）。又、ユーザーは複数の機器を接続、使用する必
要が無く、本件提案の再生装置とメディアが有れば映像
を楽しむことができる。又、メディアにＤＶＤ−ＲＡＭ
を用いれば、ビデオタイトル情報の他に広告、ビデオタ
イトル、おまけ映像、プレーヤの修正Ｆ／Ｗ等を記録す
る事も可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る映像供給システムの全体を概観す
る全体図。

【図２】本発明に係る映像供給システムを用いてコンテ
ンツを購入する方法を示すフローチャート。

【図３】本発明に係る映像供給システムのコンテンツプ
レイヤとコンテンツプロバイダとの間の信号処理を示す
フローチャート。

【図４】本発明に係る映像供給システムのコンテンツプ
レイヤとコンテンツプロバイダとの間の信号処理を示す
フローチャート。

【図５】本発明に係る映像供給システムのコンテンツプ
レイヤの再生動作を示すフローチャート。

【図６】本発明に係る映像供給システムのコンテンツプ
レイヤ等の複数の操作画面を示す図。

【符号の説明】

１ … ビデオショップ店舗 ２ … ユーザのメディア ３ … ユーザのメディア（コンテンツ、キーコード等
含） ４ … ユーザ ５ … 情報記録装置 ６ … ビデオコンテンツプロバイダ（映像供給元） ７ … モデム ８ … メディアドライバ ９ … コントローラ １０ … ストレージ（ＨＤＤ） １１ … コンテンツプレイヤ １２ … ディスプレイ １３ … リモートコントローラ １４ … スクランブラ／デスクランブラ

Claims (11)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】映像供給元に設置され映像に関する管理情
   報を処理する情報処理装置；と、 映像を貸与する店舗内に設置され、前記情報処理装置か
   ら通信網を介して前記管理情報を受けこれに基づき、顧
   客に与えられる媒体へ一定条件下で映像のタイトル等を
   含む所定情報を書き込む情報記録装置；と、 前記情報記録装置により前記記録媒体上に書き込まれた
   前記所定情報を読み出しこれを通信網を介して前記映像
   供給元へ送信し、これを認証した前記映像供給元から送
   信された映像情報を受信し再生する映像再生装置；と、 を有することを特徴とする映像供給システム。
2. 【請求項２】前記映像供給システムが扱う前記媒体は、
   ＤＶＤ―ＲＡＭであることを特徴とする請求項１に記載
   の映像供給システム。
3. 【請求項３】前記映像再生装置は、前記媒体を取り込ん
   で前記所定情報を読み出しこの所定情報に基づいて、通
   信網を介して前記映像供給元から映像情報を取り込み、
   大容量固定媒体にこれを格納しこれを再生することを特
   徴とする請求項１に記載の映像供給システム。
4. 【請求項４】前記映像再生装置は、前記記録媒体から読
   み出した前記所定情報から視聴期限に関する情報を読み
   出し、この期間以内に限り、前記大容量固定媒体に格納
   されている受信済の前記映像情報を再生することを特徴
   とする請求項３に記載の映像供給システム。
5. 【請求項５】映像のタイトル等を含む所定情報が記録さ
   れた媒体を保持し前記所定情報を読み出す読出手段；
   と、 再生すべき映像情報を供給する映像供給元と通信網を介
   して情報を送受信する送受信手段；と、 前記映像情報を大容量固定媒体に格納し更に読み出して
   再生する映像再生手段；と、 前記読出手段により前記媒体に記録された前記所定情報
   を読み出し、読み出した前記所定情報を前記通信網を介
   して前記送受信手段により前記映像供給元へ送信し、前
   記映像供給元にて前記所定情報が認証されたことにより
   供給される前記映像情報を前記通信網を介して前記送受
   信手段により受信し、前記受信した映像情報を前記映像
   再生手段により前記大容量固定媒体に格納し更に読み出
   して再生するべく、上述した各手段を制御する制御手
   段；とを有することを特徴とする映像再生装置。
6. 【請求項６】前記制御手段は、ユーザの操作に応じて少
   なくとも前記映像情報の早送り巻き戻し再生の動作を制
   御するリモートコントロールを更に有することを特徴と
   する請求項５に記載された映像再生装置。
7. 【請求項７】前記制御手段は、前記読出手段が読み出し
   た所定情報から視聴期限に関する情報を読み取りこの期
   間に限って、前記大容量固定媒体に格納された受信済の
   映像情報を前記映像再生手段によって読み出し再生する
   べく、上述した各手段を制御することを特徴とする請求
   項５に記載された映像再生装置。
8. 【請求項８】前記制御手段は、前記読出手段が読み出し
   た所定情報から視聴期限に関する情報を読み取りこの期
   間を経過していても前記映像供給元へ追加料金が納付さ
   れることが確認できた時に限って、前記大容量固定媒体
   に格納された受信済の映像情報を前記映像再生手段によ
   って読み出し再生するべく、上述した各手段を制御する
   ことを特徴とする請求項５に記載された映像再生装置。
9. 【請求項９】前記映像再生手段は、前記大容量固定媒体
   に格納された前記映像情報をアナログ情報のみとして装
   置の外部に出力するものであり、デジタル信号としての
   前記映像情報が装置の外部に出力されることを防止する
   防止手段を有することを特徴とする請求項５に記載され
   る映像再生装置。
10. 【請求項１０】前記映像再生手段は、前記大容量固定媒
    体に格納された前記映像情報をアナログ情報のみとして
    装置の外部に出力するものであり、デジタル信号として
    の前記映像情報が装置の外部に出力されることを防止す
    るべく、前記送受信手段から前記通信網を介して受信し
    たデジタル情報である前記映像情報をスクランブルして
    前記大容量固定媒体に格納し、再生の際には前記大容量
    固定媒体から読み出しデスクランブルした後にアナログ
    変換して再生する手段を有することを特徴とする請求項
    ５に記載される映像再生装置。
11. 【請求項１１】映像を視聴者に供給する映像供給元に設
    置され映像に関する管理情報を処理するための情報処理
    装置と、映像を貸与する店舗であって顧客への窓口とし
    ての店舗内に設置され顧客に与えられる媒体へ映像のタ
    イトル等を含む所定情報を一定条件下で書き込む情報記
    録装置と、顧客が映像を視聴する家屋に設置され前記顧
    客へ与えられた媒体を読み取り映像を再生する映像再生
    装置とを用いて行われる映像視聴方法であって、 前記店舗では、前記映像供給元に設置された前記情報処
    理装置と通信網を介して管理情報の送受信を行いなが
    ら、顧客の希望する映像情報そのものではなく映像のタ
    イトル等を含む所定情報を顧客へ与えられる前記媒体へ
    前記情報記録装置を用いて記録し、 前記家屋では、前記媒体に記録された前記所定情報を前
    記映像再生装置により読み出しこれを通信網を介して前
    記映像供給元に設置された前記情報処理装置へ供給し、
    前記情報処理装置ではこれが認証されれば顧客の希望す
    る前記映像情報を通信網を介して前記映像再生装置へ供
    給し、前記映像再生装置では供給された映像情報を再生
    することを特徴とする映像供給方法。