JP4719106B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、磁化方向の変化を用いて画素選択を行う撮像装置に関する。
従来の典型的な固体撮像素子としては、例えばCCDイメージセンサやCMOSイメージセンサがある。CCDイメージセンサでは、画素領域がシリコンのp型ウエル表面層に形成される。
動作のプロセスは、概ね以下のようになる。まず、1)光の吸収により、電子・正孔対が形成され、次に、2)電子が正孔から分離され、分離された電子が蓄積され(フォトダイオード領域で行われる)、さらに、3)フォトダイオードに蓄積された信号電荷がトランスファーゲートによりフォトダイオードから垂直CCDへ転送され、最後に、4)信号電荷パケットが垂直CCDにより出力端へ転送され、出力端で電圧に変換される、というプロセスとなる。このようなプロセスを経て、画像が得られることになる。
各画素は、チャンネルストップ領域により孤立されているが、通常はシリコン/シリコン酸化膜界面での暗電流を抑制するため、フォトダイオード領域表面にp埋め込み層が設けられている。
また、CMOSイメージセンサでは、垂直CCDの代わりにMOSスイッチを用いる点、各画素毎に出力アンプが搭載される点などが異なっているが、基本的な構造はCCDイメージセンサと同様である。また、CCDイメージセンサとCMOSイメージセンサのいずれもSi結晶表面層に作製されるので、それらの性能はSi自身の物性(例えば非特許文献1参照)、用いられる結晶の品質(例えば非特許文献2参照)、プロセス技術(例えば非特許文献3参照)、あるいはデバイス構造(例えば非特許文献4参照)に左右される。
A.J.P.Theuwissen: "Solid-State Imaging with Charge-Coupled Devices",Academic Publishers, London,p141(1995) L.Jastrzebski,R.Soydan, G.W.Cullen, W.N.Henry, and S.Vecrumba: J.Electrochem.Soc.134,p212(1987) L.Jastrzebski,R.Soydan, H.Elabd, W.N.Henry, and E.Savoye: J.Electrochem.Soc. 137,p242(1990) C.C.Wang, I.L.Fujimori, and C.G.Sodini: Proc. IEEE Workshop onCharge-Coupled Devices and Advanced Image Sensors, Karuizawa, p.76(1999)
しかし、従来のCCDイメージセンサやCMOSイメージセンサでは、フォトダイオード(光電変換部)と、信号電荷の蓄積、信号電荷の転送、画素の走査などに係る回路が同一の基板に混在している問題があった。このため、例えば以下に説明するような様々な技術的な制約や、または問題点が生じていた。以下にCCDイメージセンサの場合を例にとり、説明する。
例えば、通常のCCDイメージセンサでは、光電変換部が形成された基板上に電荷転送路などの回路が形成されるため、開口率が50%以下となってしまう。これを改善するために、例えば、読み出し回路上に非晶質シリコン光電変換膜を積層する構造や、または、画素毎にマクロレンズを設け、実効的な開口率を増大させる構造が提案されていた。しかし、上記の構造とした場合にはCCDの構造が複雑化するため、イメージセンサの微細化(高精細化)が困難となるとともに、製造コストが増大してしまう問題がある。
また、CCDイメージセンサにおいては、画素面積が小さくなれば明るさ(感度)も大きく低下する。従って、CCDイメージセンサにおいては微細化と感度はトレードオフの関係にあり、微細化(高精細化)を考慮すると感度が犠牲になってしまう問題が避けられない。
また、通常のCCDイメージセンサ−では、CCDの転送速度に限界があるので、そのままでは高速動作させることが困難である問題がある。シミュレーションによれば、典型的な3相CCDでは、信号電荷を1セル分(電極一つ分)転送するのに2.5ns要することが報告されている。しかし、実際にはSiの結晶欠陥や汚染などによる電子のトラップ準位、不均一な構造による電位のムラのため、さらに時間を要する場合も多く、また、その他の様々な基板上の問題で実際の転送効率が劣化する場合があった。
また、CCDイメージセンサを高速動作させるために、撮像領域を分割して高解像度・高速撮像を可能とするCCDが開発されているが、信号電荷の理論的な転送速度には限界があるため、上記の分割を行ったとしても撮像速度を飛躍的に向上させることは実質的に困難となっていた。
さらに、光電変換部と、信号電荷の蓄積、信号電荷の転送、画素の走査などに係る回路が同一の基板表面上に混在するために、リーク電流やノイズの問題が避けられず、残像、スミアなどの発生頻度が増大してしまう問題があった。
そこで、本発明は、上記の問題を解決した、新規で有用な撮像装置を提供することを目的としている。
本発明の具体的な課題は、高感度、高精細であるとともに高速度の撮像が可能であり、さらに残像、スミアなどの影響が抑制されて高画質である撮像装置を提供することである。
本発明は、上記の課題を、入射光を光電変換する光電変換部と、該光電変換部に入射する入射光の領域を選択する画素選択部と、該画素選択部により選択された前記領域における入射光を集光して前記光電変換部に入射させる集光レンズとを有する撮像装置であって、前記画素選択部は、前記入射光が入射され、スピン注入により磁化方向が反転されるスピン注入型磁化反転素子と、前記磁化方向の反転による前記入射光の偏光方向の変化を検出するための偏光手段とを用いて、画素選択を行い、前記スピン注入型磁化反転素子は、電圧の印加によって、前記入射光の領域毎に磁化方向が変化する磁化方向可変層と、磁化方向が固定された磁化方向固定層と、前記磁化方向可変層と前記磁化方向固定層を分離する分離層と、前記磁化方向可変層における前記入射光の領域毎に電圧を印加する電圧印加手段とを有し、該電圧印加手段は、前記磁化方向可変層における前記入射光の領域毎に順次電圧を印加し、光電変換される領域を順次選択することを特徴とする撮像装置により、解決する。
本発明によれば、高感度、高精細であるとともに高速度の撮像が可能であり、さらに残像、スミアなどの影響が抑制されて高画質である撮像装置を提供することが可能になる。
また、前記入射光の偏光方向の変化は、格子状に形成された、前記スピン注入のための電極に対応して行われると、光変調器の高精細化が容易となる。
また、前記スピン注入型磁化反転素子は、前記入射光を反射する層を含むと、反射型の撮像装置を構成することが可能になる。
また、前記電圧の印加によって偏光方向が変更された複数の領域の入射光に対応して、前記光電変換部を複数有すると、撮像装置がさらに高感度となる。
また、前記電圧の印加によって偏光方向が変更された複数の領域の入射光を、複数の前記光電変換部にそれぞれ入射させるための光学部品を有していても良い。
また、前記光学部品は、前記入射光を反射するとともに前記入射光を反射する角度が可変となるように構成しても良い。
また、前記反射部は、前記入射光を反射する角度が可変となるように構成されていてもよい。
また、前記光学部品は、ダイクロックミラーを含んでいてもよい。
本発明によれば、高感度、高精細であるとともに高速度の撮像が可能であり、さらに残像、スミアなどの影響が抑制されて高画質である撮像装置を提供することが可能になる。
図1(A)、(B)は、従来の撮像装置(イメージセンサ)と、本発明に係る撮像装置の動作を模式的に示した図である。図1(A)に示すように、従来のCCDなどの撮像装置では、Siなどの半導体基板の表面層に複数の画素毎にそれぞれ形成されたフォトダイオードによって光電変換と信号電荷の蓄積が行われる構造になっていた。蓄積された信号電荷は、画素の走査に従って、当該半導体基板上に形成された信号電荷転送路によって撮像面の端まで転送され、順次映像信号に変換される。
一方、図1(B)に示す本発明に係る撮像装置では、画素選択デバイス(画素選択部)と、光電変換部以降とが分離されていることが特徴である。まず、入射光は、画素選択部に入射し、画素選択部によって光電変換される領域が順次選択される(画素選択が行われる)。選択された入射光(画素)は、順次光電変換部によって光電変換が行われ、さらに、蓄積された信号電荷は順次映像信号に変換される。すなわち、上記の画素選択部は、2次元の入力画像(入射光)を、個々の画素に対応する光信号の時系列に変換する機能を有する。
上記のように、本発明に係る撮像装置では、画素選択部と光電変換部が分離されているため、従来問題となっていた撮像装置の様々な問題を解決することが可能である。例えば、光電変換部と画素選択部を同一基板に形成する上での様々な制約が実質的に無くなるため、光電変換部(光電変換素子)を高感度、高性能の素子で構成することが可能となる。
一方、本発明の撮像装置に係る画素選択部は、光電変換部と分離されたために微細化が容易であり、そのために撮像装置の高精細化が容易となっている。また、当該画素選択部は、後述するように構造が単純であり、微細化が容易である特徴を有している。
このため、従来は高感度化と微細化がトレードオフの関係にあったが、本発明に係る撮像装置ではこの問題が解決され、感度を犠牲にすることなく微細化(高精細化)が可能な構造となっている。
また、本発明に係る撮像装置は、従来のCCD、CMOSなどのイメージセンサと比較して、撮像速度が飛躍的に高速度である特徴を有している。
当該撮像装置の画像選択部は、材料中の磁化(スピン)による光の偏光方向のファラデー回転効果あるいはカー回転効果を利用する。例えば、同一の方向に一様に磁化された材料中を光が進行すると、その磁化方向を形成するのに必要な電流の方向に沿ってその偏光軸が回転(ファラデー回転)する。ここで、当該材料の一部領域のみ磁化の方向を変化(反転)させると、その領域を通過する光の偏光軸は他の領域の偏光軸の回転方向と異なる方向(逆方向)に回転する。画素選択部はこの原理を利用する。
例えば、上記の原理を利用して画素選択を行うためには、スピン注入(電圧の印加)によって、少なくとも一部の磁化方向が反転する構造を有するスピン注入型磁化反転素子を用いればよい。
上記のスピン注入型磁化反転素子は、例えば多層構造を有するように構成され、当該多層構造のうちの少なくとも一部の層の磁化方向が、スピン注入によって反転するように構成されている。スピン注入型磁化反転素子の構成の一例としては、電圧の印加(スピン注入)によって磁化方向が変化する磁化方向可変層と、磁化方向が固定された磁化方向固定層、当該磁化方向可変層と当該磁化方向固定層を分離する分離層、および該磁化方向可変層の所定の領域に電圧を印加する電圧印加手段とを有するように構成される。
上記の構成において、前記磁化方向可変層への電圧の印加による磁化方向の変化(反転)によって、入射光の偏光方向を変化(逆方向に回転)させ、撮像される入射光の領域を選択することができる。
このため、本発明による撮像装置は、信号電荷を順次転送する必要がある従来のCCDなどに比べて動作速度が格段に向上する。このため、従来の撮像装置に比べて高速度の撮像が可能な構造になっている。
次に、上記の撮像装置の構成の例について、図面を用いて説明する。
図2は、スピン注入型磁化反転素子10を用いて、撮像装置の画素選択を行う原理を模式的に示した図である。図1を参照するに、本図に示すスピン注入型磁化反転素子10は、電圧の印加によって磁化方向(スピン方向)が反転する磁化方向可変層13と、磁化方向が固定された磁化方向固定層11が、非磁性層(分離層)12を挟んで積層された構造を有している。
また、上記のスピン注入型磁化反転素子10においては、入射光が撮像される領域(画素)を選択するために、前記磁化方向可変層13の所定の領域に電圧を印加する電圧印加手段20が設置されている。
前記電圧印加手段20は、例えば、前記磁化方向可変層13を挟んで対向する、電極14(電極X)と、電極15(電極Y)を含み、該電極14と該電極15は互いに直交する方向に延伸している。また、前記電極14と前記電極15は、平面視した場合に格子状(アレイ)になるように構成されている。この場合、前記電極14は、前記磁化方向固定層11の前記非磁性層12に面する側の反対側に、前記電極15は、前記磁化方向可変層13の前記非磁性層12に面する側の反対側にそれぞれ設置される。
上記のスピン注入型磁化反転素子10において、撮像される領域の選択(画素選択)は以下のようにして行うことができる。まず、初期状態では、前記磁化方向可変層13の磁化方向(スピン方向)は、(+)方向(図1において、左方向)を向いており、前記磁化方向固定層13の磁化方向は(―)方向(図1において、右方向)を向いている。
上記の場合、所定の偏光方向(偏光軸17)を有する入射光16が入射すると、前記電極14,15に電圧が印加されていない状態では、前記磁化方向固定層11、および前記磁化方向可変層13の磁化方向に従ってその偏光方向がファラデー回転(偏光軸18,角度θ)する。
ここで、前記電極14、15に電圧を印加して画素を選択すると、選択された前記磁化方向可変層13の所定の領域の磁化方向のみが(−)方向に反転する。この場合、選択される領域は、電圧が印加される電極14,15の交点近傍となる。この選択された領域に入射光16が入射した場合、前記磁化方向可変層13の磁化方向の変化(反転)に伴って、電圧が印加されていない領域とは逆向きに偏光方向が回転(偏光軸19,角度θ)する。この偏光方向の変化を、公知の偏光手段(例えば偏光板など)を用いて検出することにより画素選択(撮像される領域の選択)を行うことができる。
この場合、前記電極14、15による電圧の印加は、前記磁化方向可変層13、前記非磁性層(分離層)12、および前記磁化方向固定層11に対して行われるが、実質的には当該磁化方向可変層13の電圧印加による磁化方向の変化により、入射光の変調が行われる。
また、上記の構造において、前記非磁性層(分離層)12を、絶縁材料により構成することも可能である。このような構造をトンネル磁気抵抗効果素子(TMR:Tunneling Magnetoresistiv)と呼ぶ場合もある。
上記の撮像装置(画素選択部)においては、磁化方向の反転による光の偏光方向の回転を利用しているため、従来の撮像装置に比べて動作速度が速く、動作速度は10〜50nm/sec程度となる。
また、局所的な磁化反転は、電極14,15の交点領域内で起こるので、その磁化反転領域(画素選択領域)の大きさは、実質的に電極の大きさに依存することになる。すなわち、現状の半導体の微細加工技術を用いて上記の構造(電極)を形成すれば、少なくともサブミクロン以下のサイズでの高精細な撮像を行うことが可能になる。
次に、上記の図1に示すスピン注入型磁化反転素子10の製造方法の一例について、図3A〜図3E、および図4A〜図4Bに基づき、手順を追って説明する。なお、以下の図では、図2と上下が逆になっている(以下の図では前記電極14が下側になる)。
まず、図3Aに示す工程において、シリコン(Si)、酸化シリコン(SiO)、酸化マグネシウム(MgO)、あるいはガラスなどよりなる基板10a上に、画素選択駆動用の電極14を形成する。前記電極14は、例えばTaやCrなどの金属材料をスパッタ法などで堆積し、リソグラフィー法などで所望のサイズに加工することで形成することができる。また、前記基板10aにSiやMgOを用いる場合には、前記電極14をエピタキシャル成長させてもよい。
次に、図3Bに示す工程において、磁化方向固定層11を形成する。当該磁化方向固定層11に用いる材料は、スピン分極率の高い材料であることが好ましい。たとえば、当該磁化方向固定層11を構成する材料としては、金属系ハーフメタルとして、Co2MnAl、Co2MnSi、Co2Cr0.6Fe0.4Al、CoFeB、MiMnSbなどが大きなスピン偏極率を有する材料として考えられる。また、酸化物系ハーフメタルとしては、La0.7Sr0.3MnO3、Sr2Fe(W0.4Mo0.6)O6、Sr2FeReO6、CrO2、FE34などを用いることも可能である。
また、前記磁化方向固定層11を、上記の組成の異なる層の積層構造にしてもよく、また、前記磁化方向固定層11の磁化方向を固定するために、スピン固着層を追加して積層構造としてもよい。本工程においては、上記の層を厚さ数〜数十nmで前記電極14上に堆積する。堆積方法としては分子線エピタクシー法(MBE法)やスパッタ法などがある。
次に、図3Cに示す工程において、例えばCuよりなる非磁性層(分離層)12を堆積する。後述するように、撮像装置を反射型で用いる場合には、磁化方向可変層に進入した入射光を反射させる必要があるため、入射光(たとえばRGB光)に対する反射率の大きい材料を用いるのが望ましい。また、前記非磁性層12は、例えばMBE法やスパッタ法などで堆積する。また、この非磁性層12の厚さは偏極スピン電子がトンネルできる厚さ(2〜3nm)とされることが好ましい。
次に、図3Dに示す工程において、図3Bまたは図3Cの工程と同様にして、前記非磁性層12上に磁化方向可変層13を堆積する。
前記磁化方向可変層13に用いる材料としては、例えば、CoFe、NiFe、Fe、Ni、Co、Pyなどを用いることが可能である。また、Al23やSiO2などの絶縁体中にCo等の微粒子を分散させたグラニュラー薄膜構造としてもよい。前記磁化方向可変層13の厚さは、数nm以下程度とし、例えばMBE法やスパッタ法などにより堆積することができる。
次に、図3Eに示す工程において、前記磁化方向可変層13上に、図3Aの工程と同様の方法により電極15を形成する。前記電極15は、前記磁化方向可変層13に効率よく光を侵入させるため、入射光に対して透明な材料を用いることが望ましい。たとえば、Sn23あるいはITOなどの材料を用いることが可能である。
また、前記電極14と前記電極15は、平面視した場合に互いに直交となる方向に延伸した構造(格子状)となっている。図4Aは、図3Aに示した工程の平面図であり、図4AのA−A‘断面が図3Aに対応する。また、図4Bは、図3Eに示した工程の平面図であり、図4BのB−B’断面が図3Eに対応している。
また、上記の構造において、個々の素子(選択領域)の電気的あるいは磁気的な分離は、例えば以下の方法により行うことが可能である。第1の方法(構造)としては、前記磁化方向可変層13を、リソグラフィーなどによるメサエッチングで画素加工する方法がある。この場合、前記磁化方向可変層13に、素子分離のための格子状の溝が形成されることになる。また、第2の方法としては、前記磁化方向可変層13に、例えば窒素などのイオンを局所的に注入することにより、部分的に絶縁化する方法がある。
また、このような磁気的または電気的な分離構造が形成された場合であっても、従来のCCDやCMOSなどのイメージセンサに比べて微細な構造を形成することが可能であり、高精細な撮像を行う構造を構成する上では殆ど問題になることはない。
また、図5は、実施例2による撮像装置10Aの構成を示した図であり、スピン注入型磁化反転素子10を用いて反射型の撮像装置を構成した例を示す図である。ただし、先に説明した部分には同一の符号を付し、説明を省略する。また、特に説明しない部分は、実施例1で説明したスピン注入型磁化反転素子10と同様とする。
図5を参照するに、本実施例による撮像装置10Aでは、先に説明したスピン注入型磁化反転素子10の非磁性層12に相当する非磁性層12Aが、前記入射光16を反射するよう構成されていることが特徴である。このため、前記磁化方向可変層13を透過した入射光は、前記非磁性層12によって反射されて再び当該磁化方向可変層13を透過する。このため、本実施例による撮像装置10Aでは、画素が選択された入射光の偏光方向が回転する角度が大きくなって、選択される画素の検出が容易となる効果を奏する。
また、実施例1に記載したような透過型のスピン注入型磁化反転素子(撮像装置)では、前記磁化方向固定層11、前記非磁性層12、および前記磁化方向可変層13が入射光を透過するよう構成されることが好ましいが、一方で本実施例の場合、少なくとも当該磁化方向可変層13が入射光を透過するように構成されればよい。また、本実施例の場合にはさらに前記電極15が入射光を透過する材料よりなると、入射光の利用効率が良好となり、好ましい。
すなわち、上記の構成においては、磁化方向可変層に入射光を導入させる側に形成された電極と、磁化方向変化層によって変調された入射光あるいは反射光を外部に放出させる側に形成された電極とが、光透過性の材料により構成されることが好ましい。
上記の撮像装置10Aの基本動作は、先に図2(実施例1)説明した場合と基本的に同一である。但し、本実施例の場合、図2で図示を省略した偏光手段22,25、電圧制御手段21、集光レンズ26、および光電変換部27を図示している。すなわち、前記入射光16を予め偏光させるための偏光手段22と、選択された画素を検出するための、反射光(出射光)を透過させる偏光手段25が示されている。また、前記電圧制御手段21は、前記電極14,15に接続されて、前記電圧印加手段20を構成している。また、選択された入射光は、集光レンズ26を介して前記光電変換部27に入射し、光電変換される構造になっている。
本実施例による撮像装置10Aでは、前記偏光手段22(偏光板22)によって所定の方向に偏光した入射光16が、前記磁化方向可変層13に入射する。所定の偏光方向を有する入射光16が入射すると、前記電極14,15に電圧が印加されていない状態では、前記磁化方向可変層13の磁化方向に従ってその偏光方向がファラデー回転する。
ここで、前記電極14、15に電圧を印加して画素を選択すると、選択された前記磁化方向可変層13の所定の領域(スピン方向反転領域)の磁化方向のみが反転する。
この選択された領域に入射光16が入射した場合、前記磁化方向可変層13の磁化方向の変化(反転)に伴って、電圧が印加されていない領域とは逆向きに偏光方向が回転する。ここで、偏光方向が異なる光が混在した反射光(16A+16B)に対して、前記偏光手段25を用いて画素選択されていない素子(電圧が印加されていない領域)からの反射光16Aを除外する。この場合、前記偏光手段25は、前記偏光手段22と、偏光方向がクロスニコル配置となるような偏光手段(偏光板)23を含む構造とする。すなわち、画素選択された出射光16Bは、前記偏光手段23を透過することができるので、入射光の画素選択を行うことができる。
また、前記偏光手段25が、前記偏光手段23とは別の偏光手段(偏光板)24を含むように構成してもよい。例えば、偏光手段24を偏光手段23の近傍に配置して、その偏光軸を画素選択された領域の偏光軸の逆回転の角度に合わせておくと、この偏光軸の逆回転に対応した光を選択的に高いS/N比で検出することができる。また、前記電極14,15に印加される電圧は、前記電圧制御手段21によって制御される。
上記の画像選択によって前記偏光手段25を透過した反射光(偏光軸逆回転光)16Bは、前記集光レンズ26により集光されて前記光電変換部27に導入される。
上記の構造においては、画素選択部と光電変換部とが分離されているため、前記光電変換部27としては、超高感度、超高速な特性を有する素子を用いることができる。たとえば、アバランシェ増倍型フォトダイオードや光電子増倍管などを用いることが考えられる。
例えば、CCDやCMOSなどのイメージセンサの感度はシリコンのフォトダイオードの分光感度特性に支配されるが、上記の構成では、アバランシェフォトダイオードや光電子増倍管などの高感度光検出器を用いることができるので、分光感度特性を柔軟に可変できる。
また、CCDではシリコン表面層で信号電荷を転送するので消費電力も大きいが、上記の撮像装置では、CCDに比べて低消費電力性能が期待できる。さらに、ダイナミックレンジについては、上記の撮像装置では、CCDのように微細な画素内で信号電荷の蓄積を行っておらず、外部に設置された部分にこのような機能を持たせているため、スペースの制限が少なく、広ダイナミックレンジの受光が容易になる。
また、CCDイメージセンサでは、画素のフォトダイオードで生成した信号電荷を転送するために転送時間が必要であるのに対し、本実施例では、画素選択部に用いる素子の動作速度が非常に大きいことと、画素選択による光信号分配を光の状態のままで行うために、高速動作が可能である特徴がある。
またCCDイメージセンサでは、フォトダイオードと電荷転送路とを同一基板に構成するので、高精細化に伴って開口率(感度)が低下するのに対し、本実施例による構造では、開口率をほぼ100%にとったまま高精細化が可能である。
さらに、上記の構造では、光電変換部に対して、電荷転送路が分離されているため、リーク電流やノイズなどの影響が抑制され、残像やスミアなどの発生が抑制される効果を奏する。
また、例えば実施例2(図5)に記載した撮像装置をさらに高感度にするために、以下に示すように光電変換部を複数有するように構成してもよい。図6は、本発明の実施例3による撮像装置10Bを示す図である。ただし、先に説明した部分には同一の符号を付し、説明を省略する。また、特に説明しない部分は実施例2と同様とする。
図6を参照するに、本実施例による撮像装置10Bでは、反射ミラーよりなる光学部品28A,28Bを配置して入射光(撮像)を領域分割し、さらに分割された入射光にそれぞれ対応するように光電変換部27を複数設けている。
上記の構成とすることで、複数の光電変換部を並列駆動させることが可能になり、撮像装置をさらに高感度化することが可能となる。
また、撮像装置をカラー対応とするためには、例えば以下に示すように構成すればよい。図7は、本発明の実施例4による撮像装置10Cを示す図である。ただし、先に説明した部分には同一の符号を付し、説明を省略する。また、特に説明しない部分は実施例2と同様とする。
図7を参照するに、本実施例の場合、画素選択された反射光は、回転ミラーよりなる光学部品29によって反射され、複数の光電変換部27に順次入射する構成になっている。前記光学部品(回転ミラー)29は、その反射角が可変となるように構成されており、反射光を順次、R用、G用、B用の偏光手段(偏光板)30A,30B,30Cを介して、複数の光電変換部に入射させる構成になっている。
また、撮像装置をカラー対応とするためには、例えば以下に示すように構成してもよい。図8は、本発明の実施例5による撮像装置の一部を示す図である。ただし、本図では画像選択部の図示は省略している。
図8を参照するに、本実施例の場合、画像選択部からの反射光は、まず偏光板31を透過した後、光学部品32、33、34によって分光され、集光レンズ35,35,36を介してそれぞれ光電変換部27に入射するように構成されている。
例えば、光学部品32は、RGBを含む反射光のうち、Rを選択的に光電変換部に入射させるためのダイクロックミラーであり、光学部品33は、Gを選択的に光電変換部に入射させるためのダイクロックミラーであり、光学部品34は、R,Gが分光された後のBを光電変換部に入射させるための反射ミラーにより構成されている。
また、上記のような分光は、ダイクロックミラーに限定されず、例えばプリズムなどの光学部品を用いて行うことも可能である。
以上、本発明を好ましい実施例について説明したが、本発明は上記の特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した要旨内において様々な変形・変更が可能である。
撮像方法の基本原理を示す図である。 スピン注入型磁化反転素子を用いた画素選択の原理を示す図である。 図2のスピン注入型磁化反転素子の製造方法を示す図(その1)である。 図2のスピン注入型磁化反転素子の製造方法を示す図(その2)である。 図2のスピン注入型磁化反転素子の製造方法を示す図(その3)である。 図2のスピン注入型磁化反転素子の製造方法を示す図(その4)である。 図2のスピン注入型磁化反転素子の製造方法を示す図(その5)である。 図2のスピン注入型磁化反転素子の製造方法を示す図(その6)である。 図2のスピン注入型磁化反転素子の製造方法を示す図(その7)である。 実施例2による撮像装置を示す図である。 実施例3による撮像装置を示す図である。 実施例4による撮像装置を示す図である。 実施例5による撮像装置を示す図である。
符号の説明
10,10A,10B,10C 撮像装置
11 磁化方向固定層
12,12A 分離層
13 磁化方向可変層
14,15 電極
16 入射光
17,18,19 偏光軸
20 電圧印加手段
21 電圧制御手段
22,23,24,25 偏光手段
26 レンズ
27 光電変換部
28A,28B 反射ミラー
29 回転ミラー
30A,30B,30C 偏光手段
31 偏光手段
32,33 ダイクロックミラー
34 ミラー
35,36,37 レンズ

Claims (7)

  1. 入射光を光電変換する光電変換部と、該光電変換部に入射する入射光の領域を選択する画素選択部と、該画素選択部により選択された前記領域における入射光を集光して前記光電変換部に入射させる集光レンズとを有する撮像装置であって、
    前記画素選択部は、
    前記入射光が入射され、スピン注入により磁化方向が反転されるスピン注入型磁化反転素子と、前記磁化方向の反転による前記入射光の偏光方向の変化を検出するための偏光手段とを用いて、画素選択を行い、
    前記スピン注入型磁化反転素子は、
    電圧の印加によって、前記入射光の領域毎に磁化方向が変化する磁化方向可変層と、
    磁化方向が固定された磁化方向固定層と、
    前記磁化方向可変層と前記磁化方向固定層を分離する分離層と、
    前記磁化方向可変層における前記入射光の領域毎に電圧を印加する電圧印加手段とを有し、
    該電圧印加手段は、前記磁化方向可変層における前記入射光の領域毎に順次電圧を印加し、光電変換される領域を順次選択することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記入射光の偏光方向の変化は、格子状に形成された、前記スピン注入のための電極に対応して行われることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記スピン注入型磁化反転素子は、前記入射光を反射する層を含むことを特徴とする請求項1または2記載の撮像装置。
  4. 前記電圧の印加によって偏光方向が変更された複数の領域の入射光に対応して、前記光電変換部を複数有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の撮像装置。
  5. 前記電圧の印加によって偏光方向が変更された複数の領域の入射光を、複数の前記光電変換部にそれぞれ入射させるための光学部品を有することを特徴とする請求項4記載の撮像装置。
  6. 前記光学部品は、前記入射光を反射するとともに前記入射光を反射する角度が可変となるように構成されていることを特徴とする請求項5記載の撮像装置。
  7. 前記光学部品は、ダイクロックミラーを含むことを特徴とする請求項5記載の撮像装置。
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