JP4718748B2 - 通信制御方法、サーバ通信装置、クライアント通信装置及び通信制御プログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンピュータ等の電子情報通信機器を相互に接続する通信技術に関し、特には、位置や距離など機器間の物理的な関係を参照して通信セッションの確立および切断を制御する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
コンピュータ等の電子情報通信機器を相互に接続する通信技術は、ピアツーピア接続からLAN接続、さらにWANからインターネット接続と言うように、物理的に遠く離れた場所にある機器どうしの接続を主眼として発達してきた。しかし、物理的に近くに存在する電子情報通信機器どうしだけを接続する通信技術もまた重要な研究課題である。何故なら、物理的に近い機器どうしだけで通信が行われれば、セキュリティ面で有利であり、また様々なアプリケーションの開発に道を開く基盤技術となり得るからである。
【0003】
物理的に近くに存在する電子情報通信機器どうしだけを通信可能に接続する典型的な従来技術は、指向性の強い赤外線や微弱な電波などの無線方式によって機器間を接続する方法である(以下、第1の従来技術)。このような方法の一例が特開平11-150547号公報に記載されている。
【0004】
他方、特願2000-316201号には、電子情報通信機器どうしをBluetooth(登録商標)などの無線ネットワークで相互に通信可能に接続すると共に、IrDAを利用した赤外線通信方式による近接通信も可能にし、接続を希望する電子情報通信機器どうしを対向させて通信相手の機器識別情報を赤外線通信によって取得し、実際の通信はこの取得した機器識別情報を用いて無線ネットワーク経由で通信セッション(リンク)を確立して行う技術が記載されている(以下、第2の従来技術)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した第1の従来技術によると、或る程度の通信速度を確保するためには高性能な微弱無線送受信機を各機器に実装する必要がある。従って、例えばLAN等で接続された複数のネットワーク端末のそれぞれに対して、物理的に近い場所に存在する携帯端末とだけ通信可能にするためには、ネットワーク端末のそれぞれにLAN経由による通信装置とは別に高性能な微弱無線送受信機が必要となり、コスト面および実装面で問題が多い。
【0006】
これに対して第2の従来技術では、赤外線通信は接続相手の機器識別情報を伝送するだけの簡易なもので良く、実際の通信はBluetooth(登録商標)等の無線ネットワーク経由で行われるため、第1の従来技術におけるようなコスト面、実装面での問題は少ない。しかし、この第2の従来技術によれば、接続相手の機器識別情報を取得する際には機器どうしを近接させているために両者は物理的に近い位置に存在しているが、無線ネットワーク経由による通信セッション確立時においても両者が物理的に近い位置に存在している保証はない。何故なら、機器識別情報を取得した後、両者の物理的な位置が離れても、Bluetooth(登録商標)等の無線ネットワークによる通信可能範囲(10m〜100m)であれば、通信セッションが確立できてしまうからである。
【0007】
本発明の目的は、複数の電子情報通信機器を相互に通信可能に接続するネットワークにおいて、機器どうしの位置や距離など機器間の物理的な関係を参照して前記ネットワーク経由による通信セッションの確立を制御することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明にかかる通信制御方法は、ネットワーク経由で相互に通信可能なクライアント通信装置およびサーバ通信装置の一方に物理情報生成手段を、他方に前記物理情報生成手段で生成された物理情報を検知するセンサを設け、センサの出力値と通信セッションを確立するための通信条件との比較結果に基づき、前記ネットワーク経由による通信セッションの確立可否および確立した通信セッションの遮断の要否を、前記物理情報生成手段を備えるクライアント通信装置またはサーバ通信装置の何れかで判断するように構成されている。
【0013】
【作用】
本発明にあっては、クライアント通信装置およびサーバ通信装置の一方に設けられた物理情報生成手段から他方に対して光や音などの物理情報が送られ、それが他方に設けられたセンサで検出される。センサの出力値は両者の物理的な位置や距離に応じたものとなり、これを通信セッションを確立するための通信条件と比較して、両者間における前記ネットワーク経由による通信セッションの確立可否および確立した通信セッションの遮断の要否を、前記物理情報生成手段を備えるクライアント通信装置またはサーバ通信装置の何れかで判定する。これによって、複数の電子情報通信機器を相互に通信可能に接続するネットワークにおいて、機器どうしの位置や距離など機器間の物理的な関係を参照して前記ネットワーク経由による通信セッションの確立および確立した通信セッションの遮断が制御可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0015】
図1は、本発明における通信装置の役割を説明するための図である。本発明における通信装置は、通信セッション確立を要求するクライアント通信装置100と、クライアント通信装置100からの通信セッション確立要求を受け取るサーバ通信装置200とから構成されている。クライアント通信装置100とサーバ通信装置200は通信線またはネットワークにより相互に通信可能な状態で接続されている。クライアント通信装置100、サーバ通信装置200は、それぞれネットワーク階層モデルにおいて上位に位置するアプリケーション装置101およびアプリケーション装置201間の実際の通信を担当する装置であり、アプリケーション装置101から発せられる通信要求に従って、クライアント通信装置100とサーバ通信装置200間の通信セッションを確立または破棄する機能、および、確立した通信セッションを利用したアプリケーション装置101とアプリケーション装置201間の通信機能を提供する。
【0016】
図2は、本発明における通信装置の第1の実施の形態を説明するための図である。第1の実施の形態では、クライアント通信装置100が、通信セッション確立の判断をするように構成されている。この第1の実施の形態は、クライアント通信装置100内にある各構成要素を制御する制御手段10と、サーバ通信装置200内にある各構成要素を制御する制御手段20と、クライアント通信装置100内にある、サーバ通信装置200と通信する機能を提供する通信手段30と、サーバ通信装置200内にある、クライアント通信装置100と通信する機能を提供する通信手段40と、クライアント通信装置100内にある、アプリケーション通信装置101からの通信要求に従い、通信セッション確立に必要な条件を生成する通信条件生成手段50と、クライアント通信装置100内にある、通信条件生成手段50が生成した条件に従って物理情報を生成する物理情報生成手段70と、サーバ通信装置200内にある、物理情報生成手段70が生成した物理情報を受け取り、電気的な信号を生成するセンサ80と、通信条件生成手段50が生成した条件と、センサ80が生成した信号とから、通信条件生成手段50が生成した条件が満たされる割合(以下、適合度と表記)を求め、その適合度に応じてクライアント通信装置100とサーバ通信装置200の間に通信セッションを確立するか否かを判断する通信許可判定手段60とから構成される。
【0017】
第1の実施の形態における処理の流れは以下の通りである。なお、本実施の形態では、クライアント通信装置100は、アプリケーション装置101から通信セッション確立の要求を受け取ると、通信セッションの確立を試行することを自己のネットワークアドレスとともに、ブロードキャストなどにより自装置100が接続されるネットワークに接続されているサーバ通信装置200に通知し、サーバ通信装置200はこの通知を受け、センサ信号などを送付する場合には受信したクライアント通信装置100のネットワークアドレス宛に行うものとする。但し、本発明において、クライアント通信装置100およびサーバ通信装置200間で相互に相手アドレスを交換する方法は上記の例に限定されず、後述する実施例で説明するような各種の方法を採用することができる。
【0018】
クライアント通信装置100内の制御手段10は、アプリケーション装置101から通信要求を受け取り、クライアント通信装置100内の通信条件生成手段50に通知する。
【0019】
通信条件生成手段50は、通信セッションの確立を許可する条件である通信条件を生成した後、その通信条件を制御手段10経由で通信許可判定手段60に通知する。また、制御手段10経由で物理情報生成手段70に通信条件に適した物理情報を生成するように依頼する。
【0020】
物理情報生成手段70は、通信条件生成手段50からの物理情報生成依頼を受け、物理情報を生成する。
【0021】
サーバ通信装置200内にあるセンサ80は、物理情報生成手段70が生成した物理情報を受け取り、受け取った物理情報に応じた電気信号を生成し、サーバ通信装置200内の制御手段20と通信手段40、クライアント通信装置100内の通信手段30と制御手段10をそれぞれ経由して、クライアント通信装置100内の通信許可判定手段60に通知する。
【0022】
通信許可判定手段60は、通信条件生成手段50が生成した条件と、通信手段30を経由して受け取ったセンサ80の生成した信号とから、通信条件生成手段50が生成した通信条件の適合度を求め、その適合度に応じてクライアント通信装置100とサーバ通信装置200の間に通信セッションを確立するか否かを判断し、通信セッションを確立する場合はクライアント通信装置100内の制御手段10、および、サーバ通信装置200内の制御手段20それぞれに、通信セッションを確立するように依頼する。通信セッションを確立した後、制御手段10および制御手段20は上位のアプリケーション装置101とアプリケーション装置201に通知する。通信セッションが確立された場合には、アプリケーション装置101とアプリケーション装置201は、確立された通信セッションを経由して通信しアプリケーションを実行する。通信許可判定手段60が通信セッションを確立すべきではないと判断した場合は、制御手段10経由で通信セッション確立ができない旨をアプリケーション装置101に通知する。
【0023】
図24は、本発明における通信装置の第2の実施の形態を説明するための図である。第2の実施の形態では、サーバ通信装置200が、通信セッション確立の判断をするように構成されている。この第2の実施の形態は、第1の実施の形態と比較して、通信条件生成手段50、通信許可判定手段60、物理情報生成手段70、センサ80の位置が、通信線に関して反対側にある通信装置内に移動している形態である。すなわち、通信条件生成手段50の位置がクライアント通信装置100内からサーバ通信装置200内へ、通信許可判定手段60の位置がクライアント通信装置100内からサーバ通信装置200内へ、センサ80の位置がサーバ通信装置200内からクライアント通信装置100内へ、物理情報生成手段70の位置がクライアント通信装置100内からサーバ通信装置200内へと、それぞれ移動している。
【0024】
第2の実施の形態における処理の流れは以下の通りである。なお、本実施の形態では、サーバ通信装置200は、アプリケーション装置201からの要求を受け、サーバ通信装置200に接続するためのネットワークアドレスをブロードキャストなどにより自装置200が接続されるネットワークに接続されているクライアント通信装置100に通知し、クライアント通信装置100はこの通知を受け、センサ信号などを送付する場合には受信したサーバ通信装置200のネットワークアドレス宛に行うものとする。但し、本発明において、クライアント通信装置100およびサーバ通信装置200間で相互に相手アドレスを交換する方法は上記の例に限定されず、後述する実施例で説明するような各種の方法を採用することができる。
【0025】
クライアント通信装置100内の制御手段10は、アプリケーション装置101から通信要求を受け取り、通信手段30、サーバ通信装置200内の通信手段40、制御手段20をそれぞれ経由して、通信条件生成手段50に通信要求を通知する。
【0026】
サーバ通信装置200内にある通信条件生成手段50は、通信セッションの確立を許可する条件である通信条件を生成した後、その通信条件を制御手段20経由で通信許可判定手段60に通知する。また、制御手段20経由で物理情報生成手段70に通信条件に適した物理情報を生成するように依頼する。
【0027】
サーバ通信装置200内にある物理情報生成手段70は制御手段20を経由して物理情報生成依頼を受け、物理情報を生成する。
【0028】
クライアント通信装置100内にあるセンサ80は、物理情報生成手段70が生成した物理情報を受け取り、受け取った物理情報に応じた電気信号を生成し、制御手段10、通信手段30、サーバ通信装置内の通信手段40、制御手段20をそれぞれ経由して、通信許可判定手段60に通知する。
【0029】
通信許可判定手段60は、通信条件生成手段50が生成した条件と、通信手段40を経由して受け取ったセンサ80の生成した信号とから、通信条件生成手段50で生成した通信条件の適合度を求め、その適合度に応じてクライアント通信装置100とサーバ通信装置200の間に通信セッションを確立するか否かを判断し、通信セッションを確立する場合はクライアント通信装置内の制御手段10、および、サーバ通信装置200内の制御手段20それぞれに、通信セッションを確立するように依頼する。通信セッションを確立した後、制御手段10および制御手段20は上位のアプリケーション装置101とアプリケーション装置201に通知する。通信セッションが確立された場合には、アプリケーション装置101とアプリケーション装置201は、確立された通信セッションを経由して通信しアプリケーションを実行する。通信許可判定手段60が通信セッションを確立すべきではないと判断した場合は、制御手段10経由で通信セッション確立ができない旨をアプリケーション装置101に通知する。
【0030】
【実施例】
次に、本発明の実施の形態の実施例を図を用いて説明する。
【0031】
図3は、本発明の第1の実施の形態における第1の実施例を説明するためのブロック図である。図3において、アプリケーション装置201とサーバ通信装置200を含むネットワーク端末202A、ネットワーク端末202B、ネットワーク端末202Cは有線のイーサーネットを用いてローカルエリアネットワーク(LAN)300に接続されている。LAN300には、無線アクセスポイント400も接続されている。アプリケーション装置101とクライアント通信装置100を内に含む携帯端末102は、この無線アクセスポイント400を経由してLAN300に接続されており、ネットワーク端末202A〜202Cと携帯端末102はそれぞれ相互に通信可能となっている。このようなネットワーク接続技術は、現在オフィスや家庭で広く使われている技術をそのまま利用可能であり、詳細の説明は省略する。
【0032】
各ネットワーク端末202A〜202Cの各筐体には、サーバ通信装置201のセンサ80の受光部として、赤外光を受光可能なフォトダイオードが設置されている。このフォトダイオードの出力値はAD変換されネットワーク端末で読み取れるように構成されている。また、携帯端末102には、クライアント通信装置100の物理情報生成手段70の発光部として、赤外光を発光可能なLEDが設置されている。ネットワーク端末202A〜202C上のセンサ80は、携帯端末102上の赤外LED70からの赤外光を受光すると1の値を、受光していない場合は0の値をネットワーク端末に伝えるように構成されている。このような赤外光LEDを用いた物理情報生成手段70、および、フォトダイオードを使用したセンサ80は広く使われている技術であり、例えば「トランジスタ技術SPECIAL 特集センサ応用回路の活用ノウハウ」(CQ出版社)や谷著「オプト・デバイス応用ノウハウ」(CQ出版社)などに技術が開示されており、詳細は省略する。
【0033】
本実施例においては、ネットワーク端末202A〜202C上のアプリケーション装置201は各ネットワーク端末上で動作するソフトウェアにより実現されている。また、携帯端末102上のアプリケーション装置101も同様に携帯端末上で動作するソフトウェアにより実現されている。
【0034】
ネットワーク端末202A〜202C上のアプリケーション装置201は、携帯端末102から送信されたデータファイルを受信し蓄積するサービスを実行している。これは、サーバ通信装置201から通信セッション500の確立の連絡を受けると、データ受信を準備し、携帯端末102から送られてきたデータファイルを既定の内部メモリやディスクに保存するものである。実行中は図3の画面例210に示すように受信したファイル名を画面に表示する。携帯端末102上のアプリケーション装置101は、画面例110に示すようにユーザインタフェースを利用してユーザがファイル名を指定可能となっており、ユーザが画面上の送信ボタンを押すことでデータファイルの転送を試みる。すなわち、まず、データファイルの転送を実行するための通信セッション500の確立をクライアント通信装置100に依頼し、通信セッション500が確立できた時には、指定されたデータファイルをその通信セッション500を経由してネットワーク端末に送付する。このようなデータを転送するアプリケーション装置101および201は、ネットワーク上で通信セッションが確立されれば、例えばFTPプロトコルなどを使って容易に実現可能である。なお、図3を始めとする図中に記載の通信セッション500は、ネットワーク端末202上のアプリケーション装置201と携帯端末102上のアプリケーション装置101の間で通信セッションが張られているという状態を仮想的に示すものであり、実際の通信は無線アクセスポイント400とLAN300を経由して実行される。
【0035】
本実施例のように複数のネットワーク端末202A〜202Cが同じネットワークに接続されている場合、一般的には、携帯端末102はデータファイルを送りたいネットワーク端末を指定するために、相手のネットワーク端末のLAN300上でのネットワークアドレスを直接指定するか、または、同じLAN300に接続されているネットワーク端末の一覧から目的の端末を指定するという操作が必要である。例えば、図3において、携帯端末102のユーザがネットワーク端末202Bにデータを送信したいと思った場合、ユーザはネットワーク端末202Bのネットワークアドレスかその代替となる名前を調べ、入力する。本発明の場合、このような従来と同様の方法でも構わないが、一般にこのようなネットワーク端末のネットワークアドレスを知ることは困難であり、また、一覧から選択する操作もネットワーク端末の名前などの識別子を知る必要があり、例え識別子を知ることができてもLAN300に接続される端末が多い場合には一覧から選択する操作そのものが面倒になる。そこで、本実施例においては、このような操作性の問題をも解消するために、ユーザがデータを送付したいネットワーク端末の目の前で携帯端末上の「送信」ボタンを押すだけで、ネットワークアドレスの指定などの操作なしにデータを送付することも可能とする。
【0036】
図4は、本実施例における、ネットワーク端末202A〜202C内のサーバ通信装置200および携帯端末102内のクライアント通信装置100の通信セッション確立動作を説明するための図である。
【0037】
本実施例における通信許可判定手段60、通信条件生成手段50、通信手段30、通信手段40は携帯端末102、ネットワーク端末202A〜202C上のソフトウェア(通信制御プログラム)として実現され、各端末上で実行されている。
【0038】
クライアント通信装置100は、アプリケーション装置101から通信セッション確立の要求を受け取ると、まず、通信セッションの確立を試行することを自己のネットワークアドレスとともに、ブロードキャストなどによりLAN300に接続されているネットワーク端末に通知する。ネットワーク端末上のサーバ通信装置200はこの通知を受け、センサ信号等を送付する場合には受信した携帯端末102のネットワークアドレス宛に行う。
【0039】
クライアント通信装置100は、その後、通信セッションの確立を許可する条件である通信条件を通信条件生成手段50により生成する(S501)。ここでは、「センサの値が1であれば通信セッション確立を許可」という平文での条件記述を利用するが、プログラミング言語のif文などの条件判断式、XMLなどを利用して記述することも可能であることは言うまでもない。
【0040】
生成した通信条件は通信許可判定手段60に通知される(S502)。通信許可判定手段は通信条件が届けられるのを待っており(S601)、通信条件が届くと、次は条件の適合度を判断するためのセンサ信号が届くのを待つ(S602)。
【0041】
通信条件生成手段50は、物理情報生成手段70に通信条件に適した物理情報を生成するように依頼する(S503)。物理情報生成手段70は、物理情報生成依頼を受け、赤外LEDを発光する(S701)。ここでは通信セッションが遮断されるまでLEDは発光しつづけるものとするが、LEDの発光時間は本発明における通信装置を利用するサービスに応じて変更されるものであり、一定時間のみ発光する、通信条件に合わせ物理情報生成依頼送信時に通信条件生成手段50が発光時間や点滅パターンを指定する形式を利用するように構成することも可能である。
【0042】
サーバ通信装置200内にあるセンサ80は、アプリケーション装置201が実行されている間、常に受光状態を監視している。センサ80は、物理情報生成手段70が生成した赤外光を受け取ると(S801)、受け取った光量に応じた電気信号に変換しAD変換等によりネットワーク端末が読み取り可能な信号を生成する(S802)。生成したセンサ信号は、サーバ通信装置200内の通信手段40、クライアント通信装置100内の通信手段30をそれぞれ経由して、サーバ通信装置200を持つネットワーク端末のネットワークアドレスと共にクライアント通信装置100内の通信許可判定手段60に通知される(S803)。ここでは赤外光を受光した場合に1を、受光しなかった、または、既定の光量に達しなかった場合は0をセンサ信号として送信するが、本発明の適用範囲はこの値に限定されるものではない。他の値や、光量に応じた連続値や光の強度から端末間の相対距離を求めるなど通常のセンサ出力値として利用可能な値がすべて利用可能である。
【0043】
通信許可判定手段60は、センサ信号を受け取ると、通信条件生成手段50が生成した条件と、通信手段30を経由して受け取ったセンサ80の生成したセンサ信号とを比較し、通信条件生成手段50が生成した通信条件の適合度を求める(S603)。ここでは、センサ信号の値が1であれば適合度は1、センサ信号の値が0であれば適合度は0とする。センサ信号と同様に、この適合度の値設定も本実施例記載の方法だけではなく、通信条件を満たしているかどうかを判断さえできれば、連続値や他の記述方法を利用可能である。例えば、センサ信号が携帯端末102とネットワーク端末202の相対距離を表し、通信条件として「相対距離が50cm以下」が指定されている場合、センサ信号が25cmの時は50÷25=2を、センサ信号が80cmの場合は50÷80=0.625をそれぞれ適合度とするように構成可能である。この時、適合度が1以上の値であれば通信条件を満たすことを示すが、さらには複数のサーバ装置200間で、適合度の大小により通信条件の満たす割合を比較可能となり、通信セッションを確立する優先順位を設定することが可能となる。
【0044】
通信許可判定手段60は、求めた適合度が1以上であれば、クライアント通信装置100とサーバ通信装置200の間に通信セッションを確立する許可を出し、適合度が0であれば不許可とする(S604)。判定結果は通信条件生成手段50に通知され(S605)、通信セッションを確立可能な場合にはクライアント通信装置100の制御手段10、および、サーバ通信装置200内の制御手段20の間で、センサ信号と共に受信したサーバ通信装置200のネットワークアドレスを利用して、通信セッション500が確立される。通信セッションが確立されると、上位のアプリケーション装置101とアプリケーション装置102はこの通信セッションを利用してデータファイルの送受信を実行する。通信許可判定手段60が通信セッションを確立すべきではない、すなわち適合度が0となるセンサ信号をサーバ通信装置200から受けたとしても、通信セッションは確立されない。
【0045】
図3において、赤外光を受けセンサ信号として1の値を送信し、通信条件の適合度が1となり通信セッションが確立されるのは、携帯端末102が目の前にいるネットワーク端末202Bだけである。このように物理情報生成手段70とセンサ80を参照して通信セッション確立可否を判断する機構を備えることで、本実施例は、機器どうしの位置や距離など機器間の物理的な関係を参照してネットワーク経由による通信セッションの確立を制御すると同時に、ネットワークアドレス指定と言う煩雑な操作なしに、簡単に所望の端末間で通信を行うことを可能としている。
【0046】
以上の説明では、携帯端末102が最寄りのネットワーク端末202Bに対してデータファイルを転送する、1対1の通信セッション確立を例として説明したが、同様の手順を並列に、または、繰り返して実行することで複数のネットワーク端末に対して通信セッションを確立するように構成することも可能である。
【0047】
図5は、同じ部屋など区切られたエリア内にあるネットワーク端末202Bとネットワーク端末202Cが共に携帯端末102からの赤外光を受光して、通信セッション500を確立している様子を示した図である。携帯端末102に搭載された赤外LED70は、図3に記載されたものよりも発光範囲が広く設定されており、ネットワーク端末202Bとネットワーク端末202Cが同時に赤外光を受光できるように構成されている。この場合、上で述べた処理手順を携帯端末102がネットワーク端末202Bおよびネットワーク端末202Cそれぞれのサーバ通信装置200から受けたセンサ信号に対して、適合度を求め、判定結果に応じて通信セッションを確立するという処理を繰り返し適用することで、双方のネットワーク端末にデータファイルを送信可能な通信セッション500を確立することが可能となる。このように本発明は、ある特定の1台だけではなく、同じ部屋内や近傍に存在するすべての端末などとの通信セッション確立にも適用可能である。
【0048】
上記の説明では、物理情報生成手段70は通信条件生成手段50からの依頼を受け、赤外LEDを発光させるように構成していたが、図6のように物理情報生成手段70が独自にLEDを発光するように構成することも可能である。例えば、携帯端末102上でアプリケーション装置101が実行されている間は常に赤外LEDが発光するように構成することが可能である。この場合、クライアント通信装置100内での処理が簡素化できる。
【0049】
図7は、確立した通信セッションを遮断するための手続きを説明するための図である。データファイル送信が終了すると、アプリケーション装置101はクライアント通信装置100に通信セッション遮断を依頼する。この依頼を受け、通信条件生成手段50は物理情報の停止を物理情報生成手段70に依頼し(S50A)、物理情報生成手段70はLEDを消灯する(S70A)。LEDの消灯に伴い、センサ80は赤外光を受光できなくなり(S80A)、赤外光の受光を示すセンサ信号を生成できなくなり(S80B)、無信号状態(センサ信号=0)を通信手段40、通信手段30経由で通信許可判定手段60に通知することになる(S80C)。通信許可判定手段60はセンサ信号を常に待ち受けており(S60A)、受け取ったセンサ信号により条件適合度を計算している(S60B)が、受光無しのセンサ信号を受け取ると、適合度を0として通信セッション確立を不許可とし(S60C)、結果を通信条件生成手段50に通知する(S60D)。通信条件生成手段50は、この通知を受け、通信セッションを遮断する(S50B)。
【0050】
なお、クライアント通信装置100側での物理情報停止依頼に関係なく、サーバ通信装置200側のセンサ80が赤外光を受光できなくなった場合にはS80A以降の手続きにより、通信セッションを遮断されるように構成することも可能である。これは、図8に示すように、携帯端末102が移動し、ネットワーク端末202Bの近傍から外れた時には通信セッションを破棄することに相当する。これは、ネットワーク端末202Bの近傍でのみ通信セッション確立を許可することに相当し、遠方からのネットワークアクセスを制限しより高いセキュリティを確保することに利用できる。
【0051】
また、図7に示すような通信セッション遮断機構を設けず、一旦確立した通信セッションは、ユーザからの指示があるまで確保しつづけるように構成することも可能である。これは図9に示すように、一旦手続きを経て確立された通信セッションは、携帯端末102の移動等により赤外光が受光できなくなったとしても確保しつづけるというものである。
【0052】
また、確立された通信セッションは、データファイル送信が終了するなど、上位のアプリケーション装置101またはアプリケーション装置201の指示により、センサ信号に関係なく終了するように構成可能なことは言うまでも無い。
【0053】
以上の説明では、物理情報生成手段70とセンサ80は単に赤外光のON/OFFを各端末に伝えるだけであったが、これ以外の情報を赤外光に重畳して送付するように構成することも可能である。例えば、http://www.irda.orgに規格が開示されている赤外光通信技術を用いれば、携帯端末102のネットワークアドレスなどの情報を送付することも可能である。このときクライアント通信装置100はネットワークアドレスを通信セッション確立要求と共にサーバ通信装置に直接送ることが可能となり、上記の実施例において述べたような、通信セッション確立手順の初期段階でのクライアント通信装置100が行うネットワークアドレスのブロードキャストは不要となる。また、例えば、クライアント通信装置100とサーバ通信装置200のそれぞれに物理情報生成手段70とセンサ80の両方を搭載しネットワークアドレスを相互に交換可能とすれば、上記の実施例において述べたような、通信セッション確立手順の初期段階でのネットワークアドレスのブロードキャストおよびセンサ信号送受時のネットワークアドレス通知は不要となる。
【0054】
本実施例では、センサ80および物理情報生成手段70として赤外光を用いた手段について説明したが、他の物理情報を利用することも可能である。例えば、物理情報生成手段70としてスピーカーを、センサ80としてマイクロフォンを利用して、物理情報として音または超音波を利用することが可能である。また、物理情報生成手段70として微弱無線送信機を、センサ80として微弱無線受信機を利用して、物理情報として無線を利用することも可能である。さらには、物理情報生成手段70として非接触ICカード、センサ80として非接触ICカードリーダなど、携帯端末102の通信相手としてネットワーク端末202Bが近くに存在することを特定できる仕組であればどのようなものでも利用可能である。
【0055】
また、本実施例では、携帯端末102からネットワーク端末202A〜202Cへのデータファイル転送サービスを例として説明したが、本発明による通信装置は、機器どうしの位置や距離など機器間の物理的な関係を参照して通信セッションの確立を制御する機能を提供するものであり、データファイル転送に限らず、通信セッション確立が必要なあらゆるネットワークサービスに適用することが可能である。
【0056】
次に本発明の第2の実施の実施例を説明する。図26は、本発明の第2の実施の形態における第1の実施例を説明するためのブロック図である。
【0057】
図26において、アプリケーション装置201とサーバ通信装置200を含むネットワーク端末202は有線のイーサーネットを用いてローカルエリアネットワーク(LAN)300に接続されている。LAN300には、無線アクセスポイント400も接続されている。アプリケーション装置101とクライアント通信装置100を内に含む携帯端末102A〜102Cは、この無線アクセスポイント400を経由してLAN300に接続されており、ネットワーク端末202と携帯端末102A〜102Cはそれぞれ相互に通信可能となっている。このようなネットワーク接続技術は、現在オフィスや家庭で広く使われている技術をそのまま利用可能であり、詳細の説明は省略する。
【0058】
ネットワーク端末202の筐体には、サーバ通信装置201の物理情報生成手段70の発光部として、赤外光を発光可能なLEDが設置されている。また、携帯端末102には、クライアント通信装置101のセンサ80の受光部として、赤外光を受光可能なフォトダイオードが設置されている。このフォトダイオードの出力値はAD変換され携帯端末で読み取れるように構成されている。携帯端末102上のセンサ80は、ネットワーク端末202上の赤外LED70からの赤外光を受光すると1の値を、受光していない場合は0の値をネットワーク端末に伝えるように構成されているのは第1の実施の形態の実施例と同様である。
【0059】
本実施例においては、ネットワーク端末202上のアプリケーション装置201はネットワーク端末上で動作するソフトウェアにより実現されている。また、携帯端末102A〜102C上のアプリケーション装置101も同様に携帯端末上で動作するソフトウェアにより実現されている。
【0060】
ネットワーク端末202上のアプリケーション装置201は、携帯端末102A〜102Cに対して広告情報などのメッセージを送信するサービスを実行している。これは、サーバ通信装置201から通信セッション500の確立の連絡を受けると、メッセージを準備し、携帯端末102に対して送信するサービスである。実行中は図26の画面例211に示すように送信するメッセージを画面に表示している。携帯端末102A〜102C上のアプリケーション装置101は、画面例111に示すようなユーザインタフェースを利用してネットワーク端末202からのメッセージを要求可能となっており、ユーザが画面上の要求ボタンを押すことでメッセージの受信を試みる。すなわち、まず、メッセージを要求するための通信セッション500の確立をクライアント通信装置100に依頼し、通信セッション500が確立できた時には、ネットワーク端末202が送付しているメッセージをその通信セッション500を経由して受信する。このようなメッセージを転送するアプリケーション装置101および201は、ネットワーク上で通信セッションが確立されれば容易に実現可能なことは、第1の実施の形態の実施例と同様である。
【0061】
第2の実施の形態は、通信セッション確立可否の判断をネットワーク端末202内のサーバ通信装置200が実行する点が第1の実施の形態と異なっている。これは、図26のように複数の携帯端末102A〜102Cが同じLAN300に接続されている場合であっても、すべての携帯端末からの要求に対してメッセージを送付するのではなく、ネットワーク端末202の近傍に存在するなど、限定された携帯端末102にのみメッセージを送付する機能を提供するものである。このように構成することで、ネットワーク端末の近傍にある、ネットワーク端末と同じ部屋にあるなど、特定の状況下にある端末のみに対してメッセージを配送するサービスを実現可能となる。
【0062】
図25は、本実施例における、ネットワーク端末202内のサーバ通信装置200および携帯端末102A〜102C内のクライアント通信装置100の通信セッション確立動作を説明するための図である。本実施例においても、通信許可判定手段60、通信条件生成手段50、通信手段30、通信手段40は携帯端末102、ネットワーク端末202A〜202C上のソフトウェア(通信制御プログラム)として実現され、各端末上で実行されている。
【0063】
サーバ通信装置200は、アプリケーション装置201上のサービス提供アプリケーションからの要求を受け、サーバ通信装置200に接続するためのネットワークアドレスをブロードキャストなどによりLAN300に接続されているネットワーク端末に通知する。ネットワーク端末上のクライアント通信装置100はこの通知を受け、センサ信号等を送付する場合には受信したネットワーク端末202のネットワークアドレス宛に行う。
【0064】
クライアント通信装置100は、アプリケーション装置101から通信セッション確立の要求を受け取ると、このサーバ通信装置200が提供するネットワークアドレスを利用して、通信セッションの確立を試行することを自己のネットワークアドレスとともに、サーバ通信装置に通知する。
【0065】
サーバ通信装置200は、その後、通信セッションの確立を許可する条件である通信条件を通信条件生成手段50により生成する(S501)。ここでは、第1の実施の形態の実施例と同様の記述方法を利用するものとする。
【0066】
以下、生成した通信条件の通知処理(S502)以降は、サーバ通信装置200とクライアント通信装置100での実行が第1の実施の形態に対して通信路に関して反対側の装置で実行されることを除いて、同じ内容の処理を実行するため詳細は割愛する。
【0067】
例えば、本実施例においては、クライアント通信装置100のネットワークアドレスは、クライアント通信装置100内の通信手段30、サーバ通信装置200内の通信手段40をそれぞれ経由して、クライアント通信装置100内のセンサ80が生成したセンサ信号と共にサーバ通信装置200内の通信許可判定手段60に通知する(S803)よう構成されており、これは第1の実施の形態の第1の実施例と通信路に関して対称である。
【0068】
以上の処理を実行することで、図26に示す本実施例では、ネットワーク端末202の物理情報生成手段70の赤外光を受光した携帯端末102Aとの間だけで通信セッション500が確立され、ネットワーク端末202が提供するメッセージを携帯端末102Aのみが受信できる。
【0069】
なお、第1の実施の形態の実施例と同様に、1対1の通信セッション確立を例として説明したが、同様の手順を並列に、または、繰り返して実行することで、図27に示すように同一の部屋にある携帯端末102Aおよび携帯端末102Bなど、複数の携帯端末に対して通信セッションを確立してメッセージを送付可能なように構成することも可能である。
【0070】
また、確立した通信セッションを遮断するための手続きについても、各処理を実行するのがクライアント通信装置100かサーバ通信装置200の違いを除けば、第1の実施の形態の実施例と同様である。図28は、携帯端末102が赤外光を受光出来なくなった時には通信セッションを遮断する場合を、図29は、一旦確立した通信セッションは、ユーザからの指示があるまで確保しつづけるように構成する場合を説明した図である。また、物理情報生成手段70とセンサ80として本実施例以外の構成を利用することが可能なことも、第1の実施の形態の実施例と同様である。
【0071】
以下、第1の実施の形態の第2〜第8の実施例を説明する。これらはいずれも、通信許可判定手段をクライアント通信装置100が持ち、通信セッション確立の可否をクライアント通信装置100が判断するという共通の形態を持っているが、他の構成手段の配置が第1の実施例と異なり、それに伴い処理の流れに違いがある。いずれの実施例においても、クライアント通信装置100は、アプリケーション装置101から通信セッション確立の要求を受け取ると、通信セッションの確立を試行することを自己のネットワークアドレスとともに、ブロードキャストなどによりLAN300に接続されているネットワーク端末に通知する。ネットワーク端末上のサーバ通信装置200はこの通知を受け、センサ信号等を送付する場合には受信した携帯端末102のネットワークアドレス宛に行う。
【0072】
図10は、本発明における通信装置の第1の実施の形態の第2の実施例を説明するための図である。また、図11は本第2の実施例のクライアント通信装置100とサーバ通信装置200の処理の流れを説明するための図である。
【0073】
本実施例は、第1の実施例と同様に図3、図5、図8、図9で示したネットワークサービスを提供するものであるが、第2の実施例は、第1の実施例と比較して、物理情報生成手段70とセンサ80の位置が相互に入れ替わっている形態である。すなわち、センサ80の位置がサーバ通信装置200内からクライアント通信装置100内へ、物理情報生成手段70の位置がクライアント通信装置100内からサーバ通信装置200内へと、それぞれ移動している。
【0074】
第2の実施例における処理の流れは、第1の実施例と比較して、クライアント通信装置100内の通信条件生成手段50が、制御手段10、通信手段30、サーバ通信装置200内の通信手段40、制御手段20をそれぞれ経由して、サーバ通信装置200内にある物理情報生成手段70に通信条件に適した物理情報を生成するように、通信セッション確立試行を要求するブロードキャストと共に、依頼する点、クライアント通信装置100内にあるセンサ80が、サーバ通信装置200内にある物理情報生成手段70が生成した物理情報を受け取り、受け取った物理情報に応じた電気信号を生成し、制御手段10を経由して、通信許可判定手段60に通知する点が異なっている。
【0075】
なお、本実施例においては、サーバ通信装置200のネットワークアドレスは、第1の実施の形態の第1の実施例において説明した方式を用いて、物理情報と共に赤外光に重畳してクライアント通信装置100へ送付するように構成されている。このネットワークアドレスは、クライアント通信装置100内のセンサ80が受け取った信号から抽出して利用される。
【0076】
また、サーバ通信装置200のネットワークアドレスを、通信セッション確立試行を要求するブロードキャストへの回答としてサーバ通信装置200からクライアント通信装置100に通知するように構成することも可能である。この場合、複数のサーバ通信装置200からの回答が得られる可能性があるが、クライアント通信装置100からサーバ通信装置200に送付する物理情報生成依頼を、得られた各サーバ通信装置200のネットワークアドレスに対して順に送付するように構成することで、クライアント通信装置100に正しい物理情報を送付できるサーバ通信装置200のみを選択できる。
【0077】
上記以外の点は、各手段の提供する機能は第1の実施例と同一であり、詳細は割愛する。
【0078】
図12は、本発明における通信装置の第1の実施の形態の第3の実施例を説明するための図である。また、図13は本第3の実施例のクライアント通信装置100とサーバ通信装置200の処理の流れを説明するための図である。
【0079】
本実施例は、第1の実施例と同様に図3、図5、図8、図9で示したネットワークサービスを提供するものであるが、第3の実施例は、第1の実施例と比較して、通信許可判定手段60を、通信条件とセンサ信号を比較して通信条件の適合度を計算する条件判定手段62と、条件判定手段62が求めた適合度から通信セッション確立の可否を判断する通信許可判定手段64の二つに分割し、条件判定手段62をサーバ通信装置200内に設置した形態である。
【0080】
第3の実施例における処理の流れは以下の通りである。
【0081】
クライアント通信装置100内の制御手段10は、アプリケーション装置101から通信要求を受け取り、クライアント通信装置100内の通信条件生成手段50に通知する。
【0082】
通信条件生成手段50は、通信セッションの確立を許可する条件である通信条件を生成した後、通信セッション確立試行を要求するブロードキャストと共に、その通信条件を制御手段10、通信手段30、サーバ通信装置200内の通信手段40、制御手段20をそれぞれ経由して条件判定手段62に通知する。また、制御手段10経由で物理情報生成手段70に通信条件に適した物理情報を生成するように依頼する。
【0083】
物理情報生成手段70は、通信条件生成手段50からの物理情報生成依頼を受け、物理情報を生成する。
【0084】
サーバ通信装置200内にあるセンサ80は、物理情報生成手段70が生成した物理情報を受け取り、受け取った物理情報に応じた電気信号を生成し、サーバ通信装置200内の制御手段20を経由して、クライアント通信装置100内の条件判定手段62に通知する。
【0085】
条件判定手段62は、通信条件生成手段50が生成した条件と、センサ80の生成した信号とから、通信条件の適合度を求め、サーバ通信装置200内の制御手段20、通信手段40、クライアント通信装置100内の通信手段30、制御手段10をそれぞれ経由して、サーバ通信装置200のネットワークアドレスと共に、通信許可判定手段64に通知する。
【0086】
通信許可判定手段64は、条件生成手段62が求めた適合度に応じてクライアント通信装置100とサーバ通信装置200の間に通信セッションを確立するか否かを判断し、通信セッションを確立する場合はクライアント通信装置内の制御手段10、および、サーバ通信装置200内の制御手段20それぞれに、適合度と共に受け取ったサーバ通信装置200のネットワークアドレスを用いて通信セッションを確立するように依頼する。通信セッションを確立した後、制御手段10および制御手段20は上位のアプリケーション装置101とアプリケーション装置102に通知する。通信セッションが確立された場合には、アプリケーション装置101とアプリケーション装置201は、確立された通信セッションを経由して通信しアプリケーションを実行する。通信許可判定手段64が通信セッションを確立すべきではないと判断した場合は、制御手段10経由で通信セッション確立ができない旨をアプリケーション装置101に通知する。
【0087】
なお、サーバ通信装置200のネットワークアドレスを、通信セッション確立試行を要求するブロードキャストへの回答としてサーバ通信装置200からクライアント通信装置100に通知するように構成することも可能である。この場合、複数のサーバ通信装置200からの回答が得られる可能性があるが、サーバ通信装置200からクライアント通信装置100に送付する適合度を参照することで、クライアント通信装置100に最良の適合度を返すサーバ通信装置200のみを選択できる。
【0088】
上記以外の点は、各手段の提供する機能は第1の実施例と同一であり、詳細は割愛する。
【0089】
図14は、本発明における通信装置の第1の実施の形態の第4の実施例を説明するための図である。また、図15は本第4の実施例のクライアント通信装置100とサーバ通信装置200の処理の流れを説明するための図である。
【0090】
第4の実施例は、第3の実施例に対して、物理情報生成手段70とセンサ80の位置が相互に入れ替わっている形態である。すなわち、センサ80の位置がサーバ通信装置200内からクライアント通信装置100内へ、物理情報生成手段70の位置がクライアント通信装置100内からサーバ通信装置200内へと、それぞれ移動している。
【0091】
なお、本実施例においては、サーバ通信装置200のネットワークアドレスは、第1の実施の形態の第1の実施例において説明した方式を用いて、物理情報と共に赤外光に重畳してクライアント通信装置100へ送付するように構成することも可能である。このネットワークアドレスは、クライアント通信装置100内のセンサ80が受け取った信号から抽出して利用される。
【0092】
また、サーバ通信装置200のネットワークアドレスを、通信セッション確立試行を要求するブロードキャストへの回答としてサーバ通信装置200からクライアント通信装置100に通知するように構成することも可能である。この場合、複数のサーバ通信装置200からの回答が得られる可能性があるが、クライアント通信装置100からサーバ通信装置200に送付する物理情報生成依頼を、得られた各サーバ通信装置200のネットワークアドレスに対して順に送付するように構成することで、クライアント通信装置100に正しい物理情報を送付できるサーバ通信装置200のみを選択できる。
【0093】
また、サーバ通信装置200のネットワークアドレスを、条件判定手段62が求めた通信条件の適合度と共に、クライアント通信装置100に通知するように構成することも可能である。
【0094】
上記以外の点は、第4の実施例における処理の流れと第3の実施例との処理の流れの相違は、第1の実施例に対する第2の実施例の処理の流れの相違点と同様であるため、詳細は割愛する。
【0095】
図16は、本発明における通信装置の第1の実施の形態の第5の実施例を説明するための図である。また、図17は本第5の実施例のクライアント通信装置100とサーバ通信装置200の処理の流れを説明するための図である。
【0096】
第5の実施例は、第1の実施例に対して、通信条件生成手段50の位置がクライアント通信装置100内からサーバ通信装置200内に移動した形態である。
【0097】
第5の実施例における処理の流れは以下の通りである。
【0098】
クライアント通信装置100内の制御手段10は、アプリケーション装置101から通信要求を受け取り、通信手段30、サーバ通信装置200内の通信手段40、制御手段20をそれぞれ経由して、通信条件生成手段50に通信要求を通知する。
【0099】
サーバ通信装置200内にある通信条件生成手段50は、通信セッションの確立を許可する条件である通信条件を生成した後、その通信条件を制御手段20、通信手段40、クライアント通信装置100内にある通信手段30、制御手段10をそれぞれ経由して、サーバ通信装置200のネットワークアドレスと共に、通信許可判定手段60に通知する。また同様に、制御手段20、通信手段40、クライアント通信装置100内にある通信手段30、制御手段10をそれぞれ経由して物理情報生成手段70に通信条件に適した物理情報を生成するように依頼する。
【0100】
クライアント通信装置100内にある物理情報生成手段70は制御手段10を経由して物理情報生成依頼を受け、物理情報を生成する。
【0101】
サーバ通信装置200内にあるセンサ80は、物理情報生成手段70が生成した物理情報を受け取り、受け取った物理情報に応じた電気信号を生成し、制御手段20を経由して、通信許可判定手段60に通知する。
【0102】
通信許可判定手段60は、通信条件生成手段50が生成した条件と、通信手段30を経由して受け取ったセンサ80の生成した信号とから、通信条件生成手段50の適合度を求め、その適合度に応じてクライアント通信装置100とサーバ通信装置200の間に通信セッションを確立するか否かを判断し、通信セッションを確立する場合はクライアント通信装置内の制御手段10、および、サーバ通信装置200内の制御手段20それぞれに、通信セッションを確立するように依頼する。通信セッションを確立した後、制御手段10および制御手段20は上位のアプリケーション装置101とアプリケーション装置102に通知する。通信セッションが確立された場合には、アプリケーション装置101とアプリケーション装置201は、確立された通信セッションを経由して通信しアプリケーションを実行する。通信許可判定手段60が通信セッションを確立すべきではないと判断した場合は、制御手段10経由で通信セッション確立ができない旨をアプリケーション装置101に通知する。サーバ通信装置200への送信では、通信条件と共にクライアント通信装置100に送付されたネットワークアドレスを利用する。
【0103】
なお、本実施例においては、サーバ通信装置200のネットワークアドレスを、通信セッション確立試行を要求するブロードキャストへの回答としてサーバ通信装置200からクライアント通信装置100に通知するように構成することも可能である。この場合、複数のサーバ通信装置200からの回答が得られる可能性があるが、サーバ通信装置200からクライアント通信装置100に送られるセンサ信号から通信許可を判断するクライアント通信装置100内の通信許可判定手段60において、最良の適合度を返すサーバ通信装置200のみが選択される。
【0104】
また、サーバ通信装置200のネットワークアドレスを、通信条件生成手段50の出力する物理情報生成依頼と共に、クライアント通信装置100に通知するように構成することも可能である。
【0105】
また、サーバ通信装置200のネットワークアドレスを、センサ80の出力するセンサ信号と共に、クライアント通信装置100に通知するように構成することも可能である。
【0106】
上記以外の点は、各手段の提供する機能は第1の実施例と同一であり、詳細は割愛する。
【0107】
図18は、本発明における通信装置の第1の実施の形態における第6の実施例を説明するための図である。また、図19は本第6の実施例のクライアント通信装置100とサーバ通信装置200の処理の流れを説明するための図である。
【0108】
第6の実施例は、第5の実施例に対して、物理情報生成手段70とセンサ80の位置が相互に入れ替わっている形態である。すなわち、センサ80の位置がサーバ通信装置200内からクライアント通信装置100内へ、物理情報生成手段70の位置がクライアント通信装置100内からサーバ通信装置200内へと、それぞれ移動している。
【0109】
なお、本実施例においては、サーバ通信装置200のネットワークアドレスは、第5の実施例と同様に、サーバ通信装置200内にある通信条件生成手段50が生成した通信条件と共に、クライアント通信装置100に通知するように構成されており、クライアント通信装置100からサーバ通信装置200への送信では、このネットワークアドレスを利用する。
【0110】
また、サーバ通信装置200のネットワークアドレスを、通信セッション確立試行を要求するブロードキャストへの回答としてサーバ通信装置200からクライアント通信装置100に通知するように構成することも可能である。この場合、複数のサーバ通信装置200からの回答が得られる可能性があるが、通信許可を判断するクライアント通信装置100内の通信許可判定手段60において、通信条件を最も満たすサーバ通信装置200のみが選択される。
【0111】
また、サーバ通信装置200のネットワークアドレスは、第1の実施の形態の第1の実施例において説明した方式を用いて、物理情報と共に赤外光に重畳してクライアント通信装置100へ送付するように構成することも可能である。このネットワークアドレスは、クライアント通信装置100内のセンサ80が受け取った信号から抽出して利用される。
【0112】
上記以外の点は、第6の実施例における処理の流れと第5の実施例との処理の流れの相違は、第1の実施例に対する第2の実施例の処理の流れの相違点と同様であり、詳細は割愛する。
【0113】
図20は、本発明における通信装置の第1の実施の形態の第7の実施例を説明するための図である。また、図21は本第7の実施例のクライアント通信装置100とサーバ通信装置200の処理の流れを説明するための図である。
【0114】
第7の実施例は、第5の実施例に対して、通信許可判定手段60を、通信条件とセンサ信号を比較して通信条件の適合度を計算する条件判定手段62と、条件判定手段62が求めた適合度から通信セッション確立の可否を判断する通信許可判定手段64の二つに分割し、条件判定手段62をサーバ通信装置200内に設置した形態である。
【0115】
なお、本実施例においては、サーバ通信装置200のネットワークアドレスは、サーバ通信装置200内にある通信条件生成手段50が生成した物理情報生成依頼と共に、クライアント通信装置100に通知するように構成されており、クライアント通信装置100からサーバ通信装置200への送信では、このネットワークアドレスを利用する。
【0116】
また、サーバ通信装置200のネットワークアドレスを、通信セッション確立試行を要求するブロードキャストへの回答としてサーバ通信装置200からクライアント通信装置100に通知するように構成することも可能である。この場合、複数のサーバ通信装置200からの回答が得られる可能性があるが、通信許可を判断するクライアント通信装置100内の通信許可判定手段64において、通信条件を最も満たすサーバ通信装置200のみが選択される。
【0117】
また、サーバ通信装置200のネットワークアドレスを、条件判定手段62が求めた通信条件の適合度と共に、クライアント通信装置100に通知するように構成することも可能である。
【0118】
上記以外の点は、第7の実施例における処理の流れと第5の実施例との処理の流れの相違は、第1の実施例に対する第3の実施例の処理の流れの相違点と同様であり、詳細は割愛する。
【0119】
図22は、本発明における通信装置の第1の実施の形態の第8の実施例を説明するための図である。また、図23は本第8の実施例のクライアント通信装置100とサーバ通信装置200の処理の流れを説明するための図である。
【0120】
第8の実施例は、第7の実施例に対して、物理情報生成手段70とセンサ80の位置が相互に入れ替わっている形態である。すなわち、センサ80の位置がサーバ通信装置200内からクライアント通信装置100内へ、物理情報生成手段70の位置がクライアント通信装置100内からサーバ通信装置200内へと、それぞれ移動している。
【0121】
なお、本実施例においては、サーバ通信装置200のネットワークアドレスは、第1の実施の形態の第1の実施例において説明した方式を用いて、物理情報と共に赤外光に重畳してクライアント通信装置100へ送付するように構成されている。このネットワークアドレスは、クライアント通信装置100内のセンサ80が受け取った信号から抽出して利用される。
【0122】
また、サーバ通信装置200のネットワークアドレスを、通信セッション確立試行を要求するブロードキャストへの回答としてサーバ通信装置200からクライアント通信装置100に通知するように構成することも可能である。この場合、複数のサーバ通信装置200からの回答が得られる可能性があるが、通信許可を判断するクライアント通信装置100内の通信許可判定手段64において、通信条件を最も満たすサーバ通信装置200のみが選択される。
【0123】
また、サーバ通信装置200のネットワークアドレスを、条件判定手段62が求めた通信条件の適合度と共に、クライアント通信装置100に通知するように構成することも可能である。
【0124】
上記以外の点は、第8の実施例における処理の流れと第7の実施例との処理の流れの相違は、第1の実施例に対する第2の実施例の処理の流れの相違点と同様であり、詳細は割愛する。
【0125】
以下、第2の実施の形態の第2〜第8の実施例を説明する。これらはいずれも、通信許可判定手段をサーバ通信装置200が持ち、通信セッション確立の可否をサーバ通信装置200が判断するという共通の形態を持っているが、他の構成手段の配置が第1の実施例と異なり、それに伴い処理の流れに違いがある。
【0126】
第2の実施の形態の実施例はいずれも、第1の実施の形態の各実施例に対して、クライアント通信装置100内の制御手段10と通信手段30、サーバ通信装置200内の制御手段20と通信手段40を除く各手段を、通信路に関して反対側の装置に移動した構成となっている。いずれの実施例においても、サーバ通信装置200は、アプリケーション装置201上のサービス提供アプリケーションからの要求を受け、サーバ通信装置200に接続するためのネットワークアドレスをブロードキャストなどによりLAN300に接続されているネットワーク端末に通知する。ネットワーク端末上のクライアント通信装置100はこの通知を受け、センサ信号等を送付する場合には受信したネットワーク端末202のネットワークアドレス宛に行う。
【0127】
図30は、本発明における通信装置の第2の実施の形態の第2の実施例を説明するための図である。また、図31は本第2の実施例のクライアント通信装置100とサーバ通信装置200の処理の流れを説明するための図である。
【0128】
第2の実施例は、第1の実施例と比較して、物理情報生成手段70とセンサ80の位置が相互に入れ替わっている形態である。すなわち、センサ80の位置がクライアント通信装置100内からサーバ通信装置200内へ、物理情報生成手段70の位置がサーバ通信装置200内からクライアント通信装置100内へと、それぞれ移動している。
【0129】
これはまた、第1の実施の形態の第2の実施例に対して、クライアント通信装置100内の制御手段10と通信手段30、サーバ通信装置200内の制御手段20と通信手段40を除く各手段を、通信路に関して反対側の装置に移動した構成となっている。
【0130】
なお、本実施例においては、クライアント通信装置100のネットワークアドレスは、第1の実施の形態の第1の実施例において説明した方式を用いて、物理情報と共に赤外光に重畳してサーバ通信装置200へ送付するように構成されている。このネットワークアドレスは、サーバ通信装置200内のセンサ80が受け取った信号から抽出して利用される。
【0131】
また、クライアント通信装置100のネットワークアドレスを、サーバ通信装置200からのネットワークアドレスのブロードキャストへの回答としてクライアント通信装置100からサーバ通信装置200に通知するように構成することも可能である。この場合、複数のクライアント通信装置100からの回答が得られる可能性があるが、サーバ通信装置200からクライアント通信装置100に送付する物理情報生成依頼を、得られた各クライアント通信装置100のネットワークアドレスに対して順に送付するように構成することで、サーバ通信装置200に正しい物理情報を送付できるクライアント通信装置100のみを選択できる。
【0132】
上記のように、各手段の提供する機能は第1の実施の形態の第2の実施例と同一であり、処理の流れも処理を実行する装置がクライアント通信装置100とサーバ通信装置200が逆になっていることを除けば同一であるため、詳細は割愛する。
【0133】
図32は、本発明における通信装置の第2の実施の形態の第3の実施例を説明するための図である。また、図33は本第3の実施例のクライアント通信装置100とサーバ通信装置200の処理の流れを説明するための図である。
【0134】
第3の実施例は、第1の実施例に対して、通信許可判定手段60を、通信条件とセンサ信号を比較して通信条件の適合度を計算する条件判定手段62と、条件判定手段62が求めた適合度から通信セッション確立の可否を判断する通信許可判定手段64の二つに分割し、条件判定手段62をクライアント通信装置100内に設置した形態である。
【0135】
これはまた、第1の実施の形態の第3の実施例に対して、クライアント通信装置100内の制御手段10と通信手段30、サーバ通信装置200内の制御手段20と通信手段40を除く各手段を、通信路に関して反対側の装置に移動した構成となっている。
【0136】
なお、本実施例において、クライアント通信装置100のネットワークアドレスは、条件判定手段62が求めた通信条件の適合度と共に、サーバ通信装置200に通知されるように構成されており、サーバ通信装置200からクライアント通信装置100への通信にはこのネットワークアドレスが利用される。
【0137】
また、クライアント通信装置100のネットワークアドレスを、サーバ通信装置200からのネットワークアドレスのブロードキャストへの回答としてクライアント通信装置100からサーバ通信装置200に通知するように構成することも可能である。この場合、複数のクライアント通信装置100からの回答が得られる可能性があるが、クライアント通信装置100からサーバ通信装置200に送付する適合度を参照することで、サーバ通信装置200に最良の適合度を返すクライアント通信装置100のみを選択できる。
【0138】
上記のように、各手段の提供する機能は第1の実施の形態の第3の実施例と同一であり、処理の流れも処理を実行する装置がクライアント通信装置100とサーバ通信装置200が逆になっていることを除けば同一であるため、詳細は割愛する。
【0139】
図34は、本発明における通信装置の第2の実施の形態の第4の実施例を説明するための図である。また、図35は本第4の実施例のクライアント通信装置100とサーバ通信装置200の処理の流れを説明するための図である。
【0140】
第4の実施例は、第3の実施例に対して、物理情報生成手段70とセンサ80の位置が相互に入れ替わっている形態である。すなわち、センサ80の位置がクライアント通信装置100内からサーバ通信装置200内へ、物理情報生成手段70の位置がサーバ通信装置200内からクライアント通信装置100内へと、それぞれ移動している。
【0141】
これはまた、第1の実施の形態の第4の実施例に対して、クライアント通信装置100内の制御手段10と通信手段30、サーバ通信装置200内の制御手段20と通信手段40を除く各手段を、通信路に関して反対側の装置に移動した構成となっている。
【0142】
なお、本実施例においては、クライアント通信装置100のネットワークアドレスは、第1の実施の形態の第1の実施例において説明した方式を用いて、物理情報と共に赤外光に重畳してサーバ通信装置200へ送付するように構成されている。このネットワークアドレスは、サーバ通信装置200内のセンサ80が受け取った信号から抽出して利用される。
【0143】
また、クライアント通信装置100のネットワークアドレスを、サーバ通信装置200からのネットワークアドレスのブロードキャストへの回答としてクライアント通信装置100からサーバ通信装置200に通知するように構成することも可能である。この場合、複数のクライアント通信装置100からの回答が得られる可能性があるが、クライアント通信装置100からサーバ通信装置200に送られるセンサ信号から通信許可を判断するサーバ通信装置200内の通信許可判定手段64において、最良の適合度を返すサーバ通信装置200のみが選択される。
【0144】
また、クライアント通信装置100のネットワークアドレスを、条件判定手段62が求めた通信条件の適合度と共に、サーバ通信装置200に通知するように構成することも可能である。
【0145】
上記のように、各手段の提供する機能は第1の実施の形態の第4の実施例と同一であり、処理の流れも処理を実行する装置がクライアント通信装置100とサーバ通信装置200が逆になっていることを除けば同一であるため、詳細は割愛する。
【0146】
図36は、本発明における通信装置の第2の実施の形態の第5の実施例を説明するための図である。また、図37は本第5の実施例のクライアント通信装置100とサーバ通信装置200の処理の流れを説明するための図である。
【0147】
第5の実施例は、第1の実施例に対して、通信条件生成手段50の位置がサーバ通信装置200内からクライアント通信装置100内に移動した形態である。
【0148】
これはまた、第1の実施の形態の第5の実施例に対して、クライアント通信装置100内の制御手段10と通信手段30、サーバ通信装置200内の制御手段20と通信手段40を除く各手段を、通信路に関して反対側の装置に移動した構成となっている。
【0149】
なお、本実施例において、クライアント通信装置100のネットワークアドレスは、通信条件生成手段50が作成した通信条件と共に、サーバ通信装置200に通知されるように構成されており、サーバ通信装置200からクライアント通信装置100への通信にはこのネットワークアドレスが利用される。
【0150】
また、クライアント通信装置100のネットワークアドレスを、サーバ通信装置200からのネットワークアドレスのブロードキャストへの回答としてクライアント通信装置100からサーバ通信装置200に通知するように構成することも可能である。この場合、複数のクライアント通信装置100からの回答が得られる可能性があるが、適合度を参照することで、サーバ通信装置200に最良の物理情報を返すクライアント通信装置100のみを選択できる。
【0151】
また、クライアント通信装置100のネットワークアドレスを、条件判定手段62が求めた通信条件の適合度と共に、サーバ通信装置200に通知するように構成することも可能である。
【0152】
また、クライアント通信装置100のネットワークアドレスを、通信条件生成手段50の出力する物理情報生成依頼と共に、サーバ通信装置200に通知するように構成することも可能である。
【0153】
また、クライアント通信装置100のネットワークアドレスを、センサ80の出力するセンサ信号と共に、サーバ通信装置200に通知するように構成することも可能である。
【0154】
上記のように、各手段の提供する機能は第1の実施の形態の第5の実施例と同一であり、処理の流れも処理を実行する装置がクライアント通信装置100とサーバ通信装置200が逆になっていることを除けば同一であるため、詳細は割愛する。
【0155】
図38は、本発明における通信装置の第2の実施の形態の第6の実施例を説明するための図である。また、図39は本第6の実施例のクライアント通信装置100とサーバ通信装置200の処理の流れを説明するための図である。
【0156】
第6の実施例は、第5の実施例に対して、物理情報生成手段70とセンサ80の位置が相互に入れ替わっている形態である。すなわち、センサ80の位置がサーバ通信装置200内からクライアント通信装置100内へ、物理情報生成手段70の位置がクライアント通信装置100内からサーバ通信装置200内へと、それぞれ移動している。
【0157】
これはまた、第1の実施の形態の第6の実施例に対して、クライアント通信装置100内の制御手段10と通信手段30、サーバ通信装置200内の制御手段20と通信手段40を除く各手段を、通信路に関して反対側の装置に移動した構成となっている。
【0158】
なお、本実施例において、クライアント通信装置100のネットワークアドレスは、通信条件生成手段50が作成した通信条件と共に、サーバ通信装置200に通知されるように構成されており、サーバ通信装置200からクライアント通信装置100への通信にはこのネットワークアドレスが利用される。
【0159】
また、クライアント通信装置100のネットワークアドレスを、サーバ通信装置200からのネットワークアドレスのブロードキャストへの回答としてクライアント通信装置100からサーバ通信装置200に通知するように構成することも可能である。この場合、複数のクライアント通信装置100からの回答が得られる可能性があるが、通信許可を判断するサーバ通信装置200内の通信許可判定手段60において、通信条件を最も満たすサーバ通信装置200のみが選択される。
【0160】
また、クライアント通信装置100のネットワークアドレスを、第1の実施の形態の第1の実施例において説明した方式を用いて、物理情報と共に赤外光に重畳してサーバ通信装置200へ送付するように構成することも可能である。このネットワークアドレスは、サーバ通信装置200内のセンサ80が受け取った信号から抽出して利用される。
【0161】
上記のように、各手段の提供する機能は第1の実施の形態の第6の実施例と同一であり、処理の流れも処理を実行する装置がクライアント通信装置100とサーバ通信装置200が逆になっていることを除けば同一であるため、詳細は割愛する。
【0162】
図40は、本発明における通信装置の第2の実施の形態の第7の実施例を説明するための図である。また、図41は本第7の実施例のクライアント通信装置100とサーバ通信装置200の処理の流れを説明するための図である。
【0163】
第7の実施例は、第5の実施例に対して、通信許可判定手段60を、通信条件とセンサ信号を比較して通信条件の適合度を計算する条件判定手段62と、条件判定手段62が求めた適合度から通信セッション確立の可否を判断する通信許可判定手段64の二つに分割し、条件判定手段62をクライアント通信装置100内に設置した形態である。
【0164】
これはまた、第1の実施の形態の第7の実施例に対して、クライアント通信装置100内の制御手段10と通信手段30、サーバ通信装置200内の制御手段20と通信手段40を除く各手段を、通信路に関して反対側の装置に移動した構成となっている。
【0165】
なお、本実施例においては、クライアント通信装置100のネットワークアドレスは、クライアント通信装置100内にある通信条件生成手段50が生成した物理情報生成依頼と共に、サーバ通信装置200に通知するように構成されており、サーバ通信装置200からクライアント通信装置100への送信では、このネットワークアドレスを利用する。
【0166】
また、クライアント通信装置100のネットワークアドレスを、サーバ通信装置200からのネットワークアドレスのブロードキャストへの回答としてクライアント通信装置100からサーバ通信装置200に通知するように構成することも可能である。この場合、複数のクライアント通信装置100からの回答が得られる可能性があるが、通信許可を判断するサーバ通信装置200内の通信許可判定手段64において、通信条件を最も満たすクライアント通信装置100のみが選択される。
【0167】
また、クライアント通信装置100のネットワークアドレスを、条件判定手段62が求めた通信条件の適合度と共に、サーバ通信装置200に通知するように構成することも可能である。
【0168】
上記のように、各手段の提供する機能は第1の実施の形態の第7の実施例と同一であり、処理の流れも処理を実行する装置がクライアント通信装置100とサーバ通信装置200が逆になっていることを除けば同一であるため、詳細は割愛する。
【0169】
図42は、本発明における通信装置の第2の実施の形態の第8の実施例を説明するための図である。また、図43は本第8の実施例のクライアント通信装置100とサーバ通信装置200の処理の流れを説明するための図である。
【0170】
第8の実施例は、第7の実施例に対して、物理情報生成手段70とセンサ80の位置が相互に入れ替わっている形態である。すなわち、センサ80の位置がクライアント通信装置100内からサーバ通信装置200内へ、物理情報生成手段70の位置がサーバ通信装置200内からクライアント通信装置100内へと、それぞれ移動している。
【0171】
これはまた、第1の実施の形態の第8の実施例に対して、クライアント通信装置100内の制御手段10と通信手段30、サーバ通信装置200内の制御手段20と通信手段40を除く各手段を、通信路に関して反対側の装置に移動した構成となっている。
【0172】
なお、本実施例においては、クライアント通信装置100のネットワークアドレスは、第1の実施の形態の第1の実施例において説明した方式を用いて、物理情報と共に赤外光に重畳してサーバ通信装置200へ送付するように構成されている。このネットワークアドレスは、サーバ通信装置200内のセンサ80が受け取った信号から抽出して利用される。
【0173】
また、クライアント通信装置100のネットワークアドレスを、サーバ通信装置200からのネットワークアドレスのブロードキャストへの回答としてクライアント通信装置100からサーバ通信装置200に通知するように構成することも可能である。この場合、複数のクライアント通信装置100からの回答が得られる可能性があるが、通信許可を判断するサーバ通信装置200内の通信許可判定手段64において、通信条件を最も満たすクライアント通信装置100のみが選択される。
【0174】
また、クライアント通信装置100のネットワークアドレスを、条件判定手段62が求めた通信条件の適合度と共に、サーバ通信装置200に通知するように構成することも可能である。
【0175】
上記のように、各手段の提供する機能は第1の実施の形態の第8の実施例と同一であり、処理の流れも処理を実行する装置がクライアント通信装置100とサーバ通信装置200が逆になっていることを除けば同一であるため、詳細は割愛する。
【0176】
以上で述べた、第1の実施の形態の各実施例、および、第2の実施の形態の各実施例ではそれぞれ、クライアント通信装置100またはサーバ通信装置200内の条件生成手段50が予め定められた通信条件を設定して利用するものとして説明したが、この通信条件設定をアプリケーション装置101またはアプリケーション装置201からそれぞれの下位のクライアント通信装置100またはサーバ通信装置200に伝えるように構成することも可能である。これは、通信条件生成を上位アプリケーション装置に移した形態であり、各アプリケーションの要求に応じて柔軟に通信条件を設定可能なように構成することができる。
【0177】
また、以上で述べた、第1の実施の形態の各実施例、および、第2の実施の形態の各実施例では、適合度をクライアント通信装置100またはサーバ通信装置200内で利用する形態について説明したが、これを上位のアプリケーション装置101、アプリケーション装置201に伝え、アプリケーション装置101またはアプリケーション装置201が通信セッション確立または遮断を判断するように構成することも可能である。これは、通信許可判定を上位アプリケーション装置に移した形態であり、アプリケーションの要求に応じて通信セッション確立および遮断の手続きを柔軟に実行することが可能となる。
【0178】
さらには、以上で述べた、第1の実施の形態の各実施例、および、第2の実施の形態の各実施例では、クライアント通信装置100またはサーバ通信装置200内では、制御手段10または制御手段20が各手段を制御するように構成したが、各手段が直接他の手段と通信することで制御手段10および制御手段20が無いように構成することも可能である。この場合、各通信装置の構成要素が少なくなるというメリットがある。
【0179】
また、以上で述べた、第1の実施の形態の各実施例、および、第2の実施の形態の各実施例で述べたように、センサ80および物理情報生成手段70を除く各手段はコンピュータ上のソフトウェアとしても構成可能である。もちろん、各手段をハードウェアにて実現することも可能である。
【0180】
なお、以上の説明ではクライアント、サーバという名称を用いていたが、これは通信要求を発行する側の通信装置と通信要求を受ける側の通信装置を容易に区別できるように便宜的につけたものであり、それぞれの上位に位置するアプリケーション装置101およびアプリケーション装置201の機能を、通常用いられる意味での「クライアント」と「サーバ」に限定するものではない。
【0181】
また、本発明は、クライアント通信装置のユーザが接続相手となるサーバ通信装置のネットワークアドレスを直接指定するか、または、同じネットワークに接続されているサーバ通信装置の一覧から目的のサーバ通信装置を指定する操作を行って通信セッション確立要求を行った際の通信セッションの確立可否の制御に対しても本発明は適用可能である。
【0182】
【発明の効果】
第1の効果は、端末の近くにいる機器など、特定の条件にある端末のみに通信を許可するなど、セキュリティの高い通信を容易に実現可能なことである。その理由は、通信相手を特定するために物理情報生成手段が物理情報を生成し、センサが所定の条件を満足する物理情報を受信したものだけに通信セッションの確立を許可するように構成したからである。
【0183】
第2の効果は、赤外光や音など、端末近傍でのみ検知可能な物理情報を利用することで、近隣にある機器のみと通信セッションが確立できることである。その理由は、第1の効果と同様に、物理情報生成手段が物理情報を生成し、センサが所定の条件を満足する物理情報を受信したものだけに通信セッションの確立を許可するように構成したからである。
【0184】
第3の効果は、同一の部屋にある機器や、特定のエリア内にいる機器など、同一の条件を持つ複数の機器に対して通信セッションを確立可能なことである。その理由は、物理情報の到達範囲またはセンサの検知範囲を変更することで、接続可能な機器の存在範囲を容易に変更可能だからである。
【0185】
第4の効果は、無線ネットワークなどの通信可能範囲よりも狭い範囲で、かつ、自由な形状のエリア内でのみ通信を許可する機能を容易に実現可能なことである。その理由は、第3の効果と同様に、物理情報の到達範囲またはセンサの検知範囲を変更することで、接続可能な機器の存在範囲を容易に変更可能だからである。
【0186】
第5の効果は、低い処理能力の機器でも容易に本発明による通信制御装置を実現可能なことである。これは、物理情報生成手段とセンサを利用することで、通信セッション確立までに必要な他端末との通信量を減らしたからであり、また第1の従来技術におけるような高性能な微弱無線送受信機が必要ないからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における通信制御装置の提供する機能を説明するための図である。
【図2】本発明における第1の実施の形態の構成を説明するための図である。
【図3】本発明における第1の実施の形態の実施例を説明するための図である。
【図4】本発明における第1の実施の形態の第1の実施例の処理の流れを説明するための図である。
【図5】本発明における第1の実施の形態の実施例における複数の通信セッションの確立方法を説明するための図である。
【図6】本発明における第1の実施の形態の第1の実施例の処理の流れを説明するための図である。
【図7】本発明における第1の実施の形態の第1の実施例の処理の流れを説明するための図である。
【図8】本発明における第1の実施の形態の実施例における通信セッションの取り扱い例を説明するための図である。
【図9】本発明における第1の実施の形態の実施例における通信セッションの取り扱い例を説明するための図である。
【図10】本発明における第1の実施の形態の第2の実施例の構成を説明するための図である。
【図11】本発明における第1の実施の形態の第2の実施例の処理の流れを説明するための図である。
【図12】本発明における第1の実施の形態の第3の実施例の構成を説明するための図である。
【図13】本発明における第1の実施の形態の第3の実施例の処理の流れを説明するための図である。
【図14】本発明における第1の実施の形態の第4の実施例の構成を説明するための図である。
【図15】本発明における第1の実施の形態の第4の実施例の処理の流れを説明するための図である。
【図16】本発明における第1の実施の形態の第5の実施例の構成を説明するための図である。
【図17】本発明における第1の実施の形態の第5の実施例の処理の流れを説明するための図である。
【図18】本発明における第1の実施の形態の第6の実施例の構成を説明するための図である。
【図19】本発明における第1の実施の形態の第6の実施例の処理の流れを説明するための図である。
【図20】本発明における第1の実施の形態の第7の実施例の構成を説明するための図である。
【図21】本発明における第1の実施の形態の第7の実施例の処理の流れを説明するための図である。
【図22】本発明における第1の実施の形態の第8の実施例の構成を説明するための図である。
【図23】本発明における第1の実施の形態の第8の実施例の処理の流れを説明するための図である。
【図24】本発明における第2の実施の形態の構成を説明するための図である。
【図25】本発明における第2の実施の形態の第1の実施例の処理の流れを説明するための図である。
【図26】本発明における第2の実施の形態の実施例を説明するための図である。
【図27】本発明における第2の実施の形態の実施例における複数の通信セッションの確立方法を説明するための図である。
【図28】本発明における第2の実施の形態の実施例における通信セッションの取り扱い例を説明するための図である。
【図29】本発明における第2の実施の形態の実施例における通信セッションの取り扱い例を説明するための図である。
【図30】本発明における第2の実施の形態の第2の実施例の構成を説明するための図である。
【図31】本発明における第2の実施の形態の第2の実施例の処理の流れを説明するための図である。
【図32】本発明における第2の実施の形態の第3の実施例の構成を説明するための図である。
【図33】本発明における第2の実施の形態の第3の実施例の処理の流れを説明するための図である。
【図34】本発明における第2の実施の形態の第4の実施例の構成を説明するための図である。
【図35】本発明における第2の実施の形態の第4の実施例の処理の流れを説明するための図である。
【図36】本発明における第2の実施の形態の第5の実施例の構成を説明するための図である。
【図37】本発明における第2の実施の形態の第5の実施例の処理の流れを説明するための図である。
【図38】本発明における第2の実施の形態の第6の実施例の構成を説明するための図である。
【図39】本発明における第2の実施の形態の第6の実施例の処理の流れを説明するための図である。
【図40】本発明における第2の実施の形態の第7の実施例の構成を説明するための図である。
【図41】本発明における第2の実施の形態の第7の実施例の処理の流れを説明するための図である。
【図42】本発明における第2の実施の形態の第8の実施例の構成を説明するための図である。
【図43】本発明における第2の実施の形態の第8の実施例の処理の流れを説明するための図である。
【符号の説明】
10・・・制御手段
20・・・制御手段
30・・・通信手段
40・・・通信手段
50・・・通信条件生成手段
60・・・通信許可判定手段
62・・・条件判定手段
64・・・通信許可判定手段
70・・・物理情報生成手段
80・・・センサ
100・・・クライアント通信装置
101・・・アプリケーション装置
102・・・端末
200・・・サーバ通信装置
201・・・アプリケーション装置
202・・・端末
300・・・LAN
400・・・無線アクセスポイント
110・・・携帯端末上のアプリケーション画面例
210・・・ネットワーク端末上のアプリケーション画面例
500・・・通信セッション
Claims (25)
- ネットワーク経由で相互に通信可能なクライアント通信装置およびサーバ通信装置の一方に物理情報生成手段を、他方に前記物理情報生成手段で生成された物理情報を検知するセンサを設け、センサの出力値と通信セッションを確立するための通信条件との比較結果に基づき、前記ネットワーク経由による通信セッションの確立可否および確立した通信セッションの遮断の要否を、前記物理情報生成手段を備えるクライアント通信装置またはサーバ通信装置の何れかで判断することを特徴とする通信制御方法。
- ネットワーク経由で相互に通信可能なクライアント通信装置およびサーバ通信装置のうちの前記クライアント通信装置に物理情報生成手段を、前記サーバ通信装置に前記物理情報生成手段で生成された物理情報を検知するセンサを設け、前記サーバ通信装置から前記クライアント通信装置のネットワークアドレスに対して前記センサの出力値を送信し、受信したセンサの出力値と通信セッションを確立するための通信条件との比較結果に基づき、前記ネットワーク経由による通信セッションの確立可否および確立した通信セッションの遮断の要否の判定処理を前記クライアント通信装置で実行することを特徴とする通信制御方法。
- 前記判定処理は、センサの出力値が通信セッションを確立するための通信条件を満たす割合である適合度を求める条件判定処理と、該条件判定処理で求められた適合度に基づき、前記ネットワーク経由による前記サーバ通信装置との通信セッションの確立可否および確立した通信セッションの遮断の要否を判断する通信許可判定処理とを含むことを特徴とする請求項2記載の通信制御方法。
- 前記条件判定処理で用いる通信セッションを確立するための通信条件を生成する通信条件生成処理を前記クライアント通信装置で行うことを特徴とする請求項3記載の通信制御方法。
- 前記条件判定処理で用いる通信セッションを確立するための通信条件を生成する通信条件生成処理を前記サーバ通信装置で行うことを特徴とする請求項3記載の通信制御方法。
- ネットワーク経由で相互に通信可能なクライアント通信装置およびサーバ通信装置のうちの前記サーバ通信装置に物理情報生成手段を、前記クライアント通信装置に前記物理情報生成手段で生成された物理情報を検知するセンサを設け、前記クライアント通信装置から前記サーバ通信装置のネットワークアドレスに対して前記センサの出力値を送信し、受信したセンサの出力値と通信セッションを確立するための通信条件との比較結果に基づき、前記ネットワーク経由による通信セッションの確立可否および確立した通信セッションの遮断の要否の判定処理を前記サーバ通信装置で実行することを特徴とする通信制御方法。
- 前記判定処理は、センサの出力値が通信セッションを確立するための通信条件を満たす割合である適合度を求める条件判定処理と、該条件判定処理で求められた適合度に基づき、前記ネットワーク経由による前記クライアント通信装置との通信セッションの確立可否および確立した通信セッションの遮断の要否を判断する通信許可判定処理とを含むことを特徴とする請求項6記載の通信制御方法。
- 前記条件判定処理で用いる通信セッションを確立するための通信条件を生成する通信条件生成処理を前記サーバ通信装置で行うことを特徴とする請求項7記載の通信制御方法。
- 前記条件判定処理で用いる通信セッションを確立するための通信条件を生成する通信条件生成処理を前記クライアント通信装置で行うことを特徴とする請求項7記載の通信制御方法。
- ネットワーク経由でサーバ通信装置と相互に通信する通信手段と、前記サーバ通信装置に設けられたセンサの検知対象となる物理情報を生成する物理情報生成手段と、前記サーバ通信装置から自クライアント通信装置のネットワークアドレスに対して送信されたセンサの出力値を受信し、該受信したセンサの出力値と通信セッションを確立するための通信条件との比較結果に基づき、前記ネットワーク経由による前記サーバ通信装置との通信セッションの確立可否および確立した通信セッションの遮断の要否を判断する判定手段とを備えることを特徴とするクライアント通信装置。
- 前記判定手段は、センサの出力値が通信セッションを確立するための通信条件を満たす割合である適合度を求める条件判定手段と、該条件判定手段で求められた適合度に基づき、前記ネットワーク経由による前記サーバ通信装置との通信セッションの確立可否および確立した通信セッションの遮断の要否を判断する通信許可判定手段とを含むことを特徴とする請求項11記載のクライアント通信装置。
- 前記条件判定手段で用いる通信セッションを確立するための通信条件を生成する通信条件生成手段を備えることを特徴とする請求項11記載のクライアント通信装置。
- 前記条件判定手段は、前記サーバ通信装置内の通信条件生成手段で生成された通信セッションを確立するための通信条件を用いるものである請求項14記載のクライアント通信装置。
- ネットワーク経由でクライアント通信装置と相互に通信する通信手段と、前記クライアント通信装置に設けられたセンサの検知対象となる物理情報を生成する物理情報生成手段と、前記クライアント通信装置から自サーバ通信装置のネットワークアドレスに対して送信されたセンサの出力値を受信し、該受信したセンサの出力値と通信セッションを確立するための通信条件との比較結果に基づき、前記ネットワーク経由による前記クライアント通信装置との通信セッションの確立可否および確立した通信セッションの遮断の要否を判断する判定手段とを備えることを特徴とするサーバ通信装置。
- 前記判定手段は、センサの出力値が通信セッションを確立するための通信条件を満たす割合である適合度を求める条件判定手段と、該条件判定手段で求められた適合度に基づき、前記ネットワーク経由による前記クライアント通信装置との通信セッションの確立可否および確立した通信セッションの遮断の要否を判断する通信許可判定手段とを含むことを特徴とする請求項14記載のサーバ通信装置。
- 前記条件判定手段で用いる通信セッションを確立するための通信条件を生成する通信条件生成手段を備えることを特徴とする請求項15記載のサーバ通信装置。
- 前記条件判定手段は、前記クライアント通信装置内の通信条件生手段で生成された通信セッションを確立するための通信条件を用いるものである請求項15記載のサーバ通信装置。
- 物理情報を生成する物理情報生成手段を備え、前記物理情報生成手段で生成された物理情報を検知するセンサを備えたサーバ通信装置とネットワークを通じて接続されたコンピュータを、前記ネットワーク経由でサーバ通信装置と相互に通信する通信手段、前記サーバ通信装置から前記コンピュータのネットワークアドレスに対して送信されたセンサの出力値を受信し、該受信した前記センサの出力値と通信セッションを確立するための通信条件との比較結果に基づき、前記ネットワーク経由による前記サーバ通信装置との通信セッションの確立可否および確立した通信セッションの遮断の要否を判断する判定手段、として機能させる通信制御プログラム。
- 前記判定手段は、センサの出力値が通信セッションを確立するための通信条件を満たす割合である適合度を求める条件判定手段と、該条件判定手段で求められた適合度に基づき、前記ネットワーク経由による前記サーバ通信装置との通信セッションの確立可否および確立した通信セッションの遮断の要否を判断する通信許可判定手段とを含むことを特徴とする請求項18記載の通信制御プログラム。
- 前記コンピュータを、更に、前記条件判定手段で用いる通信セッションを確立するための通信条件を生成する通信条件生成手段、として機能させる請求項19記載の通信制御プログラム。
- 前記条件判定手段は、前記サーバ通信装置内の通信条件生成手段で生成された通信セッションを確立するための通信条件を用いるものである請求項19記載の通信制御プログラム。
- 物理情報を生成する物理情報生成手段を備え、前記物理情報生成手段で生成された物理情報を検知するセンサを備えたクライアント通信装置とネットワークを通じて接続されたコンピュータを、前記ネットワーク経由でクライアント通信装置と相互に通信する通信手段、前記クライアント通信装置から自コンピュータのネットワークアドレスに対して送信されたセンサの出力値を受信し、該受信したセンサの出力値と通信セッションを確立するための通信条件との比較結果に基づき、前記ネットワーク経由による前記クライアント通信装置との通信セッションの確立可否および確立した通信セッションの遮断の要否を判断する判定手段、として機能させる通信制御プログラム。
- 前記判定手段は、センサの出力値が通信セッションを確立するための通信条件を満たす割合である適合度を求める条件判定手段と、該条件判定手段で求められた適合度に基づき、前記ネットワーク経由による前記クライアント通信装置との通信セッションの確立可否および確立した通信セッションの遮断の要否を判断する通信許可判定手段とを含むことを特徴とする請求項22記載の通信制御プログラム。
- 前記コンピュータを、更に、前記条件判定手段で用いる通信セッションを確立するための通信条件を生成する通信条件生成手段、として機能させる請求項23記載の通信制御プログラム。
- 前記条件判定手段は、前記クライアント通信装置内の通信条件生成手段で生成された通信セッションを確立するための通信条件を用いるものである請求項23記載の通信制御プログラム。
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