JP4718727B2 - Rtm樹脂流動制御方法及び装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はRTM樹脂流動制御方法及び装置に関し、金型内の樹脂の流動を均一にして安定した成形品質が得られるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】
RTM(Resin Transfer Molding) 成形法では、金型中に3次元織物等の繊維基材をセットしておき、金型内部に樹脂を注入して含浸させ、その後、硬化させて金型から取外し、製品として完成させている。この際の樹脂の流動(含浸)状況は、モニタ等は行わずに事前の設定試験やシミュレーションを実施し、設定された条件に基づいて注入している。
【0003】
図6は従来のRTM成形方法を示す図であり、金型10は図示省略しているが開放可能な構造で、内部には繊維基材20がセットされており、本例では樹脂注入口11aと樹脂流出口11bが設けられている。樹脂はシリンダ等により注入口11aから予め定められた圧力と温度で注入され、繊維基材20内に流れて繊維間に含浸し、30で示すような樹脂流れとなり、流動しながら樹脂流出口12bから流出する。繊維基材20内に含浸した樹脂は硬化させ、金型10を開放して製品が取り出される。
【0004】
上記のRTM成形においては、樹脂は1個所の注入口11aから注入され、反対側の流出口11bから流出し、金型10内にセッティングされた繊維基材20と金型周辺との間には隙間12a,12bが存在する。そのために流入する樹脂の流動は不均一な流動パターン30となってしまう。即ち、繊維基材20の存在する中央部では30aで示すように流れが遅く、周辺の隙間12a,12bにおいては流速が速く、先に樹脂が通過する。又、繊維基材20に高い寸法精度を求めることは難しく、金型10へのセッティング時に型と繊維基材20との隙間12a,12bもバラツキがあり、測定も難しい。隙間12a,12bが予想以上あれば、前述のように成型時には樹脂が隙間12a,12bを先に流れる傾向が著しくなり、繊維基材20への含浸が不十分となってしまう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前述のように、従来のRTM成形方法では、注入する樹脂の金型内での流動状況は、直接モニタすることはなく、事前の設定試験やシミュレーションで設定した条件で実施している。しかし、同じ金型内に同じ繊維基材をセッティングしたとしても、その都度同じ流動パターンとなるとは限らず、特に金型と繊維基材との隙間が大きい場合には周辺の隙間へ樹脂が先に流れ、中央部分への流れが不充分となり、繊維基材への樹脂の含浸が不足して製品の品質が低下し、バラツキが生じてしまう。
【0006】
そこで本発明では、予めシミュレーションにより金型内の両隙間部とその他中央部との樹脂流動の透過係数の比率を定めておき、この比率が所定の許容範囲を超えた場合の樹脂注入の圧力低減量を予め複数ケース基準データとして設定しておく。金型内には流動センサを設置して実際の流動状況をモニタリングし、モニタした実際の流動パターンと予め設定した基準データとを比較することにより、隙間部と中央部とで流動に変動が大きければ、これを修正し、均一な樹脂の流れとし、製品の品質のバラツキをなくすることができるRTM樹脂流動制御方法及び装置を提供することを課題としてなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は前述の課題を解決するために、次の(1)の制御方法、(2),(3)の制御装置を提供する。
【0008】
(1)RTM成形用金型内に繊維基材を固定しておき、同金型の注入口より樹脂を注入して流出口へ向かって流動させることにより前記繊維基材に含浸させた後、同繊維基材の樹脂を硬化させ金型より取り出すRTM成形方法において、(A)前記金型内の樹脂流れ方向の周辺隙間部とその他中央部における樹脂流動の容易さを示す係数(透過係数)の比率が所定の許容範囲を超えた場合の同比率に対する前記注入口での圧力低減量を複数ケース予め基準データとして定めておき;(B)前記金型内を流れる実際の樹脂流動の先端位置のパターンを流動センサにより測定し、樹脂流動の先端位置の測定結果により透過係数を求め、その位置での周辺隙間部とその他中央部との透過係数の比率を求め;(C)同測定したパターンでの透過係数の比率が所定の許容範囲内であれば、前記注入口の樹脂注入条件を前記予め設定した基準データの圧力に設定し、許容範囲外であれば、前記予め定めた許容範囲を超えた場合の比率のうち対応する比率の圧力低減量を適用して前記注入口の樹脂注入圧力を低減させる工程とを備えてなることを特徴とするRTM樹脂流動制御方法。
【0009】
(2)RTM成形用金型内の表面に埋設され樹脂流れ方向に複数本並設して配置された流動センサと、前記金型内の樹脂流れ方向の周辺隙間部とその他中央部における樹脂の透過係数の比率が所定の許容範囲を超えた場合の同比率に対する金型の注入口での圧力低減量を複数ケース基準データとして予め記憶させておく記憶装置と、前記金型の注入口へ所定圧力の樹脂を注入する注入装置と、前記流動センサからの検出信号を取込み、同取り込んだ信号により透過係数を求め、周辺隙間部とその他中央部との透過係数の比率を求め、透過係数の比率に対応する前記記憶装置に記憶されている基準データとを比較し、その比較結果に基づいて前記注入装置を制御する制御装置とを備えてなることを特徴とするRTM樹脂流動制御装置。
【0010】
(3)RTM成形用金型内の表面に埋設され樹脂流れ方向の周辺隙間部のみに配置された流動センサと、前記金型内の樹脂流れ方向の周辺隙間部間の透過係数の比率が所定の許容範囲を超えた場合の同比率に対する金型の注入口での圧力低減量を複数ケース基準データとして予め記憶させておく記憶装置と、前記金型の注入口へ所定圧力の樹脂を注入する注入装置と、前記流動センサからの検出信号を取込み、同取り込んだ信号により透過係数を求め、周辺隙間部間の透過係数の比率を求め、透過係数の比率に対応する前記記憶装置に記憶されている基準データとを比較し、その比較結果に基づいて前記注入装置を制御する制御装置とを備えてなることを特徴とするRTM樹脂流動制御装置。
【0011】
本発明の(1)においては、工程(A)において、周辺部とその他中央部との流動パターンが著しく変動し、所定の許容範囲を超えた場合、その比率に対する樹脂注入圧力の低減量を予め定めておき、(B)において、実際の金型内の流動パターンが測定され、その時の比率も求められる。(C)において、実際の流動パターンでの比率が許容範囲内であれば、最初に設定した圧力のままとし、許容範囲を超えていれば、予め設定した許容範囲を超えた場合の比率データのうち、対応する比率に相当する注入口の圧力低減量で注入口の圧力を低下させる。従って、周辺部とその他中央部との樹脂の流動パターンが均一なパターンとなり、繊維基材へ含浸する樹脂も均一となり製品の品質のバラツキも解消される。
【0012】
本発明の(2)は、制御装置の発明であり、複数の流動センサと、周辺部とその他中央部との間で流動パターンが許容範囲を超えて変動している場合の注入口の圧力低減量を予め基準データとして設定しておく記憶装置と、金型の注入口への樹脂を適切な圧力で注入する注入装置と、同注入装置を制御する制御装置とで構成されるので、上記(1)の制御方法が確実に実施でき、樹脂の周辺部への片寄った含浸を防止し、製品の品質のバラツキのないRTM成形品を製造できるものである。
【0013】
本発明の(3)では、センサは周辺のみに配置するので、簡単な構成で樹脂の周辺部への片寄りをなくし、均一な流動パターンとして製品の品質のバラツキをなくすことが可能となる。なお、本発明の(3)では、周辺部の隙間が大きく、明らかに周辺部へ樹脂が先に流れることが予測されるような形状の成形品の場合に適用されると有効なものであり、周辺部のみのセンサからの流動先端の検出のみで、上記(1)と同等の効果が得られるものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面に基づいて具体的に説明する。図1は本発明の実施の第1形態に係るRTM樹脂流動制御装置の全体構成図である。図において、金型10内の表面には樹脂の流動の先端を検知する流動センサ1が多数配列して設けられている。2は注入装置であり、シリンダ、加熱装置等からなり、適切な圧力、温度に調節された樹脂を樹脂注入口11aへ注入する。注入された樹脂は金型10内を流動し、繊維基材20内へ含浸し、樹脂流出口11bより流出する。
【0015】
3は制御装置であり、流動センサ1からの検出信号を取込み、後述するように予め定められた流動パターンとなるように注入装置2の樹脂注入圧力を制御する。4は記憶装置であり、事前の試験やシミュレーションにより、予め流動パターンが変動して許容範囲を超えた場合の注入口11aの樹脂注入圧力の低減量が設定されており、制御装置3により参照される。12a,12bは金型内の周辺の繊維基材20との間の隙間である。
【0016】
上記構成の実施の第1形態において、樹脂が注入されると、樹脂の流れの各進行方向での先端は複数の流動センサ1により時々刻々に検知され、制御装置3へ入力される。制御装置3では、検知された各位置での流動パターンと、その位置での予め記憶装置4に記憶されている隙間12a,12bとその他中央部との透過係数の比とを比較し、測定した流動パターンでの対応する比が、許容範囲内であれば、初期の注入圧力のままとし、許容範囲を超えていると、予め設定してある許容範囲を超えた場合の比のうちから、対応する比の圧力低減量を選び、この圧力低減量で注入装置2の圧力を制御する。
【0017】
制御装置3は、このように検出した実際の流動パターンが、許容範囲を超えて周辺の隙間12a,12bと中央部との間で変動していると、注入口の注入圧力を減少するように注入装置2を制御するので、樹脂の流れが均一な流れとなる流動パターンに近づくように制御することができる。特に、金型の周辺の隙間12a,12bに先に樹脂が流れるような場合には、この周辺の隙間12a,12bの流れを少なくし、中央部との差が小さくなるようにして繊維基材20に樹脂が均一に含浸するように制御され、均一な品質の製品が得られる。
【0018】
図2は上記に説明した流動パターン先端を検知するセンサの一例を示す原理図で、センサの一部を示している。流動センサ1は帯状の金属薄膜を絶縁ボード上にプリントして配置した構成であり、その表面を覆う樹脂の長さにより誘電体損失係数が変化するような特性14を有する。従って、3本のセンサ1A,1B,1Cの表面に樹脂が、図示のようなパターンで右側から左側へ流れると、その先端の位置A,B,Cに対応する特性値を選べれば、時間tにおけるその流動先端位置LA ,LB ,LC が検知できるものである。
【0019】
制御装置3では、このような方法により複数の流動センサ1からの検出した信号を取込み、センサの特性14から流動する樹脂の先端位置を算出して実際の流動パターンを求め、その時の周辺の隙間12a,12bと中央部との樹脂の透過係数の比を求める。この比が所定の許容範囲内であれば、注入圧力は初期のままとし、許容範囲を超えていると、隙間12a,12bと中央部との流動パターンの差をなくするような樹脂の注入圧力となるように圧力を減じて注入装置2を制御するものである。
【0020】
図3は上記のように樹脂の流動を制御した結果を示す図で、制御前の流動パターン(先端)13は点線で示すように周辺の隙間12a,12bにおいて先に流れ、中央部が遅れて流れるので繊維基材20への樹脂の含有が不充分であった。これに対して制御後の流動パターン(先端)15は隙間12a,12bの流れは遅くし、中央部との差が小さくなるように樹脂の注入の圧力を時々刻々に制御するので、フラットに近い流動パターンとなり均一な樹脂の含浸がなされる。
【0021】
次に、図4は本発明の実施の第1形態における制御装置3での制御のフローチャートの一例である。図において、まずS1では▲1▼の樹脂流動シミュレーションにより、隙間部とその他の部位との樹脂の透過係数の比を変えて各位置での流動フロント(先端)の推移を計算し、その比の許容範囲を設定する。又、▲2▼流動センサの位置を設定し、▲3▼隙間の流動が設定許容範囲を超えた場合の対応手段として、その超えた程度に応じて樹脂の注入圧力の低減量を設定しておく。又、特別のケースとして補助排出口を使用し、樹脂を排出するケースも設定する。これらの設定データはすべて記憶装置4へ記憶させる。
【0022】
次に、S2において樹脂注入を開始し、S3でセンサ上の樹脂の流動フロントを検出し、その流動フロントでの許容範囲(透過係数の比)を推定する。次にS4において、検出した値の透過係数の比は許容範囲か否かを調べ、許容範囲内であれば、S5において注入圧力を初期の設定値とし、許容範囲外であれば、事前に設定した手段、即ち、検出データの比と予め設定してある対応する比に相当する圧力低減量で圧力を所定の値だけ減少させ樹脂の隙間部への過度の流入を抑え、中央部との差が小さくなるように均一な流れとする。
【0023】
S5,S6での圧力設定が終わると、S7において樹脂充填が完了か否かを調べ、完了であればS8で停止し、完了でなければ、S3に戻り、再びセンサでの検出値を入力して同様な工程を繰り返す。このような抑制をすることにより樹脂の隙間12a,12bへの過度の流入を抑え、図3に示すように繊維基材への均一な含浸を行い、製品の品質のバラツキをなくして均一な品質を得ることができる。
【0024】
図5は本発明の実施の第2形態に係るRTM樹脂流動制御装置の全体構成図である。図において、本実施の第2形態の特徴部分は図1に示す実施の第1形態と比べて流動センサ1を周辺の隙間12a,12bにのみ配置し、その他の中央部へのセンサを省略したものであり、その他の構成は図1に示す構成と同じである。
【0025】
上記の実施の第2形態の構成は、金型10と繊維基材20との隙間が大きくなるような形状の製品を成形する場合で、中央部よりも周辺の隙間12a,12bの方へ樹脂が先に流れることが明らかに予測されるような成形に適用されるものであり、センサの数が少ないが、周辺の隙間の樹脂の流れのみを制御することにより、上記実施の第1形態と同様に、樹脂の金型内の流れを図3に示すように均一にすることができ、製品のバラツキを少なくすることができる。
【0026】
【発明の効果】
本発明のRTM樹脂流動制御方法は、(1)RTM成形用金型内に繊維基材を固定しておき、同金型の注入口より樹脂を注入して流出口へ向かって流動させることにより前記繊維基材に含浸させた後、同繊維基材の樹脂を硬化させ金型より取り出すRTM成形方法において、(A)前記金型内の樹脂流れ方向の周辺隙間部とその他中央部における樹脂流動の透過係数の比率が所定の許容範囲を超えた場合の同比率に対する前記注入口での圧力低減量を複数ケース予め基準データとして定めておき;(B)前記金型内を流れる実際の樹脂流動の先端位置のパターンを測定し、その位置での周辺隙間部とその他中央部との透過係数の比率を求め;(C)同測定したパターンでの比率が所定の許容範囲内であれば、前記注入口の樹脂注入条件を前記予め設定した基準データの圧力に設定し、許容範囲外であれば、前記予め定めた許容範囲を超えた場合の比率のうち対応する比率の圧力低減量を適用して前記注入口の樹脂注入圧力を低減させる工程とを備えたことを特徴としている。
【0027】
このような制御方法により、金型内へ流入する樹脂の注入圧が適正に調整され、周辺部とその他中央部との樹脂の流動パターンが均一なパターンとなり、繊維基材へ含浸する樹脂も均一となり製品の品質のバラツキも解消される。
【0028】
本発明の(2)は、制御装置の発明であり、複数の流動センサと、周辺部とその他中央部との間で流動パターンが許容範囲を超えて変動している場合の注入口の圧力低減量を予め基準データとして設定しておく記憶装置と、金型の注入口への樹脂を適切な圧力で注入する注入装置と、同注入装置を制御する制御装置とで構成されるので、上記(1)の制御方法が確実に実施でき、樹脂の周辺部への片寄りを防止し、製品の品質のバラツキのないRTM成形品を製造できるものである。
【0029】
本発明の(3)では、センサは周辺のみに配置するので、簡単な構成で樹脂の周辺部への片寄りをなくし、均一な流動パターンとして製品の品質のバラツキをなくすことが可能となる。なお、本発明の(3)では、周辺部の隙間が大きく、明らかに周辺部へ樹脂が先に流れることが予測されるような形状の成形品の場合に適用されると有効なものであり、周辺部のみのセンサからの流動先端の検出のみで、上記(1)と同等の効果が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態に係るRTM樹脂流動制御装置の全体構成図である。
【図2】本発明の実施の第1形態に係るRTM樹脂流動制御装置に用いられるセンサによる流動パターン検出の原理を示す図である。
【図3】本発明の実施の第1形態に係るRTM樹脂流動制御後の流動パターンを示す図である。
【図4】本発明の実施の第1形態に係るRTM樹脂流動制御装置の制御フローチャートである。
【図5】本発明の実施の第2形態に係るRTM樹脂流動制御装置の全体構成図である。
【図6】従来のRTM成形方法を示す説明図である。
【符号の説明】
1 流動センサ
2 注入装置
3 制御装置
4 記憶装置
10 金型
11a 樹脂注入口
11b 樹脂流出口
12a,12b 隙間
14 流動センサ特性
20 繊維基材

Claims (3)

  1. RTM成形用金型内に繊維基材を固定しておき、同金型の注入口より樹脂を注入して流出口へ向かって流動させることにより前記繊維基材に含浸させた後、同繊維基材の樹脂を硬化させ金型より取り出すRTM成形方法において、(A)前記金型内の樹脂流れ方向の周辺隙間部とその他中央部における樹脂流動の容易さを示す係数(透過係数)の比率が所定の許容範囲を超えた場合の同比率に対する前記注入口での圧力低減量を複数ケース予め基準データとして定めておき;(B)前記金型内を流れる実際の樹脂流動の先端位置のパターンを流動センサにより測定し、樹脂流動の先端位置の測定結果により透過係数を求め、その位置での周辺隙間部とその他中央部との透過係数の比率を求め;(C)同測定したパターンでの透過係数の比率が所定の許容範囲内であれば、前記注入口の樹脂注入条件を前記予め設定した基準データの圧力に設定し、許容範囲外であれば、前記予め定めた許容範囲を超えた場合の比率のうち対応する比率の圧力低減量を適用して前記注入口の樹脂注入圧力を低減させる工程とを備えてなることを特徴とするRTM樹脂流動制御方法。
  2. RTM成形用金型内の表面に埋設され樹脂流れ方向に複数本並設して配置された流動センサと、前記金型内の樹脂流れ方向の周辺隙間部とその他中央部における樹脂の透過係数の比率が所定の許容範囲を超えた場合の同比率に対する金型の注入口での圧力低減量を複数ケース基準データとして予め記憶させておく記憶装置と、前記金型の注入口へ所定圧力の樹脂を注入する注入装置と、前記流動センサからの検出信号を取込み、同取り込んだ信号により透過係数を求め、周辺隙間部とその他中央部との透過係数の比率を求め、透過係数の比率に対応する前記記憶装置に記憶されている基準データとを比較し、その比較結果に基づいて前記注入装置を制御する制御装置とを備えてなることを特徴とするRTM樹脂流動制御装置。
  3. RTM成形用金型内の表面に埋設され樹脂流れ方向の周辺隙間部のみに配置された流動センサと、前記金型内の樹脂流れ方向の周辺隙間部間の透過係数の比率が所定の許容範囲を超えた場合の同比率に対する金型の注入口での圧力低減量を複数ケース基準データとして予め記憶させておく記憶装置と、前記金型の注入口へ所定圧力の樹脂を注入する注入装置と、前記流動センサからの検出信号を取込み、同取り込んだ信号により透過係数を求め、周辺隙間部間の透過係数の比率を求め、透過係数の比率に対応する前記記憶装置に記憶されている基準データとを比較し、その比較結果に基づいて前記注入装置を制御する制御装置とを備えてなることを特徴とするRTM樹脂流動制御装置。
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