JP4717873B2 - イーサネット受動形光加入者網におけるマルチキャスト及び仮想lanサービスを効率的に提供するためのフレーム処理方法 - Google Patents

イーサネット受動形光加入者網におけるマルチキャスト及び仮想lanサービスを効率的に提供するためのフレーム処理方法 Download PDF

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Description

本発明はイーサネットTM受動形光加入者網(Ethernet Passive Optical Network;EPON)に関するもので、特にEPON網におけるマルチキャスト及び仮想LAN(virtual LAN;VLAN)サービスをより効率的に提供できるようにするフレーム処理方法に関する。本研究は情報通信部及び情報通信研究振興院のIT新成長動力核心技術開発事業の一環として行ったものである。[2005-S-401-02, 超高速光加入者網の技術開発]
現在、広帯域サービスを提供するのに適した経済的構築方法としてイーサネット(Ethernet)を基盤にするPON(Passive Optical Network)システム(即ち、EPON)が台頭されている。 このようなEPONはIEEE802.3ah EFM(Ethernet First Mile)標準化団体で標準化を進めている。
EPONは一般的に、一つのOLT(Optical Line Terminal)と多数のONUシステム(Optical Network Unit)又はONT(Optical Network Terminal)(以下、ONUで表記)を受動光分配器(Splitter)で連結した構造で、多数のONUが一つのOLTを共有する点対多点(point to multi―piont)構造を有する。
この時、OLTからONUへの伝送方向を下向とし、ONUからOLTへの伝送方向を上向とするが、EPONは、下向の信号は全てONUに伝送されるが上向の信号はOLTにのみ伝送される方向性を有する。
そのため、ONU同士でフレームを送信する場合、送信ONUは受信ノードの位置を知る必要はなく、OLTにフレームを上向伝送するだけでOLTがフレームの目的地住所をみて、該当ONUへフレームを下向に再伝送する。
一方、最近になってIPTVに対する論議が活発に行われており、IPTVをEPON網においてもサービスしようとしている。
しかし、EPON網は標準で定義したフレームと送受信方法によってマルチキャスト機能を支援することができないため、IPTVをEPON網でサービスすると全てのフレームはブロードキャストされる。
従って、IPTVサービス事業者は有料加入者に差別化されたサービスを提供できないだけではなく、有料加入していない使用者もIPTVを無断で使用できるという問題が発生する。
前記の問題を解決するために、大韓民国公開特許10−2005−58937は図1に図示されたように、フレームを構成してグループID(ID)(又はマルチキャストID)を設定し、これを利用してマルチキャスト機能を支援できるようにした。
図1を参照すると、フレームのプリアンブル/SFD(Start Of Frame)フィールド401のLLIDフィールド408の16ビット領域を1ビット領域、3ビット領域、そして12ビット領域に分けてからモード値、(mode)、グループID(group_id[14:12])及び論理的リンクID(logical_link_id[11:0])をそれぞれの領域に設定した。
即ち、LLIDフィールド408にモード値(mode)及び論理的リンクID(logical_link_id[11:0])だけではなく、グループID(group_id[14:12])に関する情報も設定されるようにし、フレームを通してグループIDに関する情報も送受信できるようにした。
しかし、ONU及びグループの数は網の構成環境によって一定に固定できず、随時変更される反面、図1によるグループID及び論理的リンクIDのビット数は常に3ビットと12ビットで一定に固定される。
それにグループ又はONUの数が割り当て可能なグループID又は論理的リンクIDの数より多くなると、グループID又は論理的リンクIDを割り当てられないグループ又はONUが発生し、これによってフレーム送受信動作を行うことができないONUが発生するようになる。
そしてIPTVサービス事業者がIPTVのサービスを提供するためには、IPTVサービス事業者に連結されたONUがOLTにIPTVのサービスのためのフレームを伝送し、OLTが多数のONUに下向伝送すべきであるが、このような場合にはIPTVサービス事業者に連結されたONUには該当フレームが再伝送されてはいけない。
即ち、OLTがフレームを送信したONUを除いたONUシステムにのみ該当フレームを下向伝送する送信制限動作の導入が必要である。
前記の問題点を解決するための本発明の目的は、マルチキャスト動作を支援しながらも網の構成環境によってグループIDと論理的リンクIDのビット数を能動的に設定できるようにして、マルチキャスト及びVLANサービスをより効率的に提供できるようにするフレーム処理方法を提供することにある。
前記の問題点を解決するための本発明の他の目的は、GIDで送信制限動作を支援し、フレームを送信したONUに該当フレームが再伝送されることを事前に防止できるフレーム処理方法を提供することにある。
前記の本発明の目的を達成するために、本発明のイーサネット基盤受動形光加入者網内で送受信されるデータが記録されたコンピューターで読むことのできる記録媒体は、伝送モードを設定するモード値が設定されるモードフィールドと、前記イーサネット基盤受動形光加入者網の構成環境によって可変される大きさを有するグループIDが設定されるグループIDフィールドと、前記グループIDによって可変される大きさを有する論理的リンクIDが設定される論理的リンクIDフィールドを含むことができる。
前記の本発明の目的を達成するために、本発明のイーサネット基盤受動形光加入者網における多数の光加入者ユニットが連結された光終端装置のフレーム処理方法は、光加入者ユニット及びグループの数によってグループID及び論理的リンクIDのビット数を設定する設定段階と、前記光加入者ユニットに前記設定されたビット数を有する論理的リンクIDを割り当て、前記光加入者ユニットを多数のグループに分割してから前記設定されたビット数を有するグループIDを割り当てる割当段階と、フレームが入力されると前記フレームに設定されたモード値、グループID及び論理的リンクIDを参照してユニキャスト、ブロードキャスト及びマルチキャストのうち一つの方式で前記フレームを前記光加入者ユニットに伝送する伝送段階と、を含むことができる。
前記の本発明の目的を達成するために、本発明イーサネット基盤受動形光加入者網における光終端装置に連結される多数の光加入者ユニットそれぞれのフレーム処理方法は、光加入者ユニット及びグループの数によってグループID及び論理的リンクIDのビット数を設定する設定段階と、前記光終端装置から自分のグループID及び論理的リンクIDと他の光加入者ユニットのグループID及び論理的リンクIDの提供を受け、保存する保存段階と、フレームが入力されると前記フレームに設定されたモード値、グループID及び論理的リンクIDと前記自分のグループID及び論理的リンクIDを参照して前記フレームの受信可否を確認する受信段階を含むことができる。
このように本発明のEPON網においてマルチキャスト及びVLANを効率的に提供するためのフレーム処理方法は、VLANを利用しなくてもLAN網のようなグループを構成できるようにグループIDと論理的リンクIDを定義しながら、これらのビット数を網の構成環境に従って設定することによって、マルチキャスト及びVLANをより効率的に提供できるようにする。
又、フレームのブロードキャスト又はマルチキャスト時に、フレームを送信したONUに該当フレームが再伝送されることを事前に防止し、EPON網の動作信頼度も増大させる。
以下添付の図面を参照し、本発明に属する技術分野で通常の知識を有する者が本発明を容易に実施できる好ましい実施例を詳細に説明する。ただし、本発明の好ましい実施例に関する動作原理を詳細に説明することにおいて、関連のある公知機能又は構成に関する具体的な説明が本発明の要旨を不要に不明確にすると判断される場合にはその詳細な説明を省略する。
尚、図面全体にわたって類似な機能及び作用する部分に関しては同じ図面符号を使用する。
図2は本発明の好ましい実施例によるフレームのデータフォーマットを表す図面で、特にプリアンブル/SFDフィールド110の詳細な構成が図示されている。そして、下記の[表1]にはプリアンブル/SFD210のサービス規則が表示されている。
続いて、図2を参照すると、OLTとONUの間に送受信されるイーサネットTMフレームは、プリアンブル/SFDフィールド110、目的地住所フィールド120、出発地住所フィールド130、形式/長さフィールド140及びFCS(Frame Check Sequence)フィールド150を含む。そして、プリアンブル/SFDフィールド110は、SPD(Start of Packet Delimiter)フィールド111、モードフィールド112、グループID(アイディー)フィールド113、論理的リンクIDフィールド114及びCRC8フィールド115を含む。
図2及び[表1]に表示されている通り、モードフィールド112、グループIDフィールド113及び論理的リンクIDフィールド114は、従来のように8バイトで構成されるプリアンブル/SFDフィールド110のうち6番目と7番目のバイトにかけて位置するが、モードフィールド112には1ビットのモード値が、グループIDフィールド113は(15−n)ビットのグループID(GID)が、論理的リンクIDフィールド114はnビットの論理的リンクID(LLID)がそれぞれ設定される。
そして、グループID(GID)のビット数((15−n)ビット)と論理的リンクID(LLID)のビット数(nビット)はEPON網を構成するONUの数とグループの数によって随時変更されることもある。即ち、グループIDフィールド113及び論理的リンクIDフィールド114の大きさは網の構成環境によって能動的に変更する。
モード値は該当フレームの伝送モードを設定するための値で、0又は1が割り当てられることができる。
モード値が0の場合にはONUシステム270で生成され、OLTシステム220へ伝送されるためのフレーム即ち、ユニキャストフレームであることを意味する。
モード値が1の場合には、該当フレームがブロードキャストフレーム又はマルチキャストフレームであることを意味する。ブロードキャストフレーム及びマルチキャストフレームの区分方法は以下で説明する。
(15−n)ビットのグループID(GID)はOLTによって分割されたグループそれぞれを識別するための値であり、グループID(GID)が0の場合には一般的にグループID(GID)を指定しない場合、即ち、無効値として使用されるため、(15−n)ビットのグループID(GID)を通しては最大“2(15−n)―1”個のグループを区別することができる。そして、場合によっては一つのONUに多数のグループID(GID)が割り当てられることもある。
又、グループID(GID)は、モード値と共に該当フレームがブロードキャストフレームなのかマルチキャストフレームなのかを判断する根拠として使われる。
即ち、モード値が1の場合に、グループID(GID)が0(即ち、無効値)であれば、該当フレームはブロードキャストフレームと判断され、一方でモード値が1の場合にグループID(GID)が0でなければ、該当フレームはマルチキャストフレームと判断される。
nビットの論理的リンクID(LLID)は、OLTが多数のONUシステムそれぞれを識別できるように割り当てる装置の代表値である。
このような論理的リンクID(LLID)は一般的に“0”に設定されず、論理的リンクID(LLID)の全てのビットが“1”に設定された場合には、該当フレームがブロードキャストフレームであることを意味するため、nビットにOLTが割り当て可能な論理的リンクID(LLID)の数は最大“2−2”個になる。そして、場合によっては一つのONUに多数の論理的リンクID(LLID)が割り当てられることもある。
そして、論理的リンクID(LLID)は該当フレームがONUからOLTへ上向伝送される時には出発地のONUを代表する値として、OLTからONUへ下向伝送される時には目的地のONUを代表する値として使用される。これは一つのOLTに連結された多数のONUに対して特定のONUを代表するもので、論理的リンク識別者又は論理的ポート番号である。
本発明は、論理的リンクID(LLID)が前記で説明した通り、出発地のONUを代表する値を有する点を利用して送信制限動作を行う。
即ち、OLTがブロードキャスト又はマルチキャストのためにフレームを下向伝送する時、フレームに設定された論理的リンクID(LLID)を有するONUが存在すれば、該当ONUが該当フレームを送信した出発地のONUであることを確認し、出発地のONUへは該当フレームを伝送しないようにする。
このような送信制限動作は、大きくマルチキャスト用送信制限動作とブロードキャスト用送信制限動作に分かれる。マルチキャスト用送信制限動作はマルチキャストされるグループに属するONUシステムのうち、特定のONUシステム(即ち、該当フレームを送信したONU)を除いてからフレームを送信することで、ブロードキャスト用送信制限動作は全てのONUシステムのうち、特定のONUシステム(即ち、該当フレームを送信したONU)を除いてからフレームを送信することである。
Figure 0004717873
図3は本発明が適用されるイーサネット基盤受動形光加入者網のブロック図である。図3を参照すると、木構造のルートに位置するEPONシステム200は、大きくOLTシステム220、ODN260及び複数のONUシステム270a〜270nで構成される。
OLTシステム220はサービス供給者側の終端装置で、電気的信号を光信号に変換し、EPONの各加入者に提供する。即ち、多様な加入者トラヒックをIPネットワーク、TDM(Time Division Multiplex)/PSTN(Public Switched Telephone Network)ネットワーク、ビデオ/オーディオネットワーク、MPLS(Multiprotocol Label Switching)ネットワーク、ATM(Asynchronous Transfer Mode)ネットワーク及びその他の多様なネットワークを支援するサービスノード80に連結させる。
この時、本発明によるOLTシステム220は、EPONシステム200を構成するONU270a〜270nの数とグループの数によってグループID(GID)及び論理的リンクID(LLID)のビット数を随時設定し、割り当て可能な論理的リンクID(LLID)及びグループID(GID)の数を可変する。
例えば、ONU270a〜270nの数が多く、グループの数が少ない場合には、論理的リンクID(LLID)のビット数がグループID(GID)の数より多くなるように設定し、反対の場合には、論理的リンクID(LLID)のビット数がグループID(GID)のビット数より少なくなるように設定する。そして、ONUの数とグループの数が類似な場合には、論理的リンクID(LLID)のビット数とグループID(GID)のビット数を同一に設定する。
次いでOLTシステム220は、グループID(GID)別にイーサネットフレームを処理する多数の共有LAN(ラン)を構成して多数のサービス事業者別に独立した網を提供するだけではなく、網の構成環境によってフレームのグループIDフィールド113及び論理的リンクIDフィールド113の大きさを随時設定する。
ODN260はOLTシステム220とONUシステム270の間に連結され、OLTシステム220から伝送された光信号を複数の光信号に分離する役割をする。このため、ODN260は複数の光回線263、265と複数の受動分配器(Passive Splitter)264で構成される。
各ONUシステム270a〜270nは加入者側の終端装置で、ODN260を通してOLTシステム220と連結され、データ、ビデオ、音声サービスを支援するための加入者インターフェース及びOLTシステム220に伝送される上向トラヒックのための網インターフェースを行う。
このようなONUシステム270a〜270nもEPONシステム200を構成するONU270a〜270nの数とグループの数によってグループID(GID)及び論理的リンクID(LLID)のビット数を随時設定し、割り当て可能なグループID(GID)及び論理的リンクID(LLID)の数を可変する。
そして、OLTシステム220から自分(例えば、270a)のグループID(GID)及び論理的リンクID(LLID)と他のONUシステム270b〜270nのグループID(GID)及び論理的リンクID(LLID)の提供を受け、テーブル形態で保存及び管理しながら、フレーム送信時には、自分270aのグループID(GID)及び論理的リンクID(LLID)をフレームにタギングするようにし、フレーム受信時には、フレームにタギングされたグループID(GID)及び論理的リンクID(LLID)を分析して該当フレームを送信したONUを把握する。
又、OLTシステム220から受信したフレームにタギングされているグループID(GID)及び論理的リンクID(LLID)を考え、受信したフレームの処理可否を決定する。その結果、VLANを使用しなくても複数のサービス事業者別に独立されたサービスを受けることが可能になる。
このような構成を有するEPONシステム200に対する全体運用管理は、OLTシステム220に接続されるEPON CLI(Common Line Interface)又はEMS管理者(Element Management System Manager)210を通して行われる。
図4は、本発明の一実施例によるEPON網においてマルチキャスト及びVLANを効率的に提供するためのフレーム処理方法を概略的に説明するための図面である。
先ず、OLTシステム220と多数のONUシステム270a〜270nそれぞれは、EPONシステム200を構成するONUシステムの数とグループの数によって論理的リンクID(LLID)とグループID(GID)のビット数を設定し、設定されたビット数によってグループIDフィールドと論理的リンクIDフィールドの大きさを設定するS101a、S101b。
EPON CLI又はEMS管理者110は、基本的にEPONシステム200を構成するONUシステム及びグループの数を把握し、ONT120とOLTシステム220に知らせる機能を提供する。これにS101a及びS101bで、OLTシステム220と多数のONUシステム270a〜270nそれぞれは、EPON CLI又はEMS管理者110を通してONUシステム及びグループの数を正確に把握することができる。
OLTシステム220は、EPONシステム200を構成するONUシステム270a〜270nそれぞれに論理的リンクID(LLID)を割り当て、ONUシステム270a〜270nをサービス別に多数のグループに分割してから各グループにグループID(GID)を割り当てるS102。
ONUシステム270a〜270nそれぞれは、OLTシステム220から自分のグループID(GID)及び論理的リンクID(LLID)と他のONUシステム270a〜270nのグループID(GID)及び論理的リンクID(LLID)の提供を受け、テーブル形態で保存及び管理するS103。
このような状態でONUシステム又はOLTシステム(例えば、270a)がフレームを伝送しようとすると、該当ONUシステム270aは段階S101aによって決定されたビット数を有するグループID(GID)と論理的リンクID(LLID)を伝送しようとするフレームのプリアンブル/SFDフィールド110に設定し、伝送するS104。
OLTシステム220は該当フレームを受信して、これに設定されたモード値、グループID(GID)、論理的リンクID(LLID)を参照してユニキャスト、ブロードキャスト及びマルチキャストのうち、いずれかの方式を選択し、選択した方式で該当フレームを再伝送するS105。
OLTシステム220から伝送されるフレームを受信したONUシステム270bは、フレームのプリアンブル/SFDフィールド110に設定されているモード値、グループID(GID)及び論理的リンクID(LLID)を参照し、OLTシステム220から伝送される(又は、他のONUシ ステム270aから伝送される)フレームの受信可否を決定するS106。
図5及び図6は、本発明の一実施例によるOLTシステム220及びONUシステム270のEPON網において、マルチキャスト及びVLANを効率的に提供するためのフレーム処理方法をより詳細に説明するための図面である。
先ず、図5を参照してONUシステム270から伝送されたフレームに対するOLTシステム220のフレーム処理方法は以下の通りである。
OLTシステム220は新しいフレームが入力されるとS201、先ず入力されたフレームのプリアンブル/SFDフィールド110に含まれているモードフィールド112を参照して、モード値が0であるかを確認するS202。
モード値が0であれば、新しく入力されたフレームがユニキャストフレームであると判断し、目的地住所に該当フレームを再伝送するS203。一方、モード値が0でない場合には(即ち、モード値が1である場合には)、新しく入力されたフレームがブロードキャストフレームなのかマルチキャストフレームなのかを確認するため、グループIDフィールド113に設定されたグループID(GID)が0なのかをさらに確認するS204。
段階S204の確認結果、モード値が1で、グループID(GID)が0であると、該当フレームはブロードキャストフレームであると判断し、ブロードキャスト送信制限動作を支援するために、論理的リンクIDフィールド114に設定された論理的リンクID(LLID)(即ち、出発地のONUの論理的リンクID(LLID)を有するONUを検索及び獲得するS205。
段階S205によって出発地のONUの論理的リンクID(LLID)を有するONUが存在すると、該当ONUが入力されたフレームを送信したONUであると判断し、該当ONUシステム270aを除いたONUシステム270b〜270nにのみ入力されたフレームを再伝送するS206。
段階S204の確認結果、モード値が1で、グループID(GID)が0でなければ、該当フレームがマルチキャストフレームであると判断し、マルチキャスト送信制限動作を支援するために、グループIDフィールド113に設定されたグループID(GID)が割り当てられたグループを検索及び獲得するS207。そして、獲得したグループに属するONUシステムのうち、論理的リンクIDフィールド114に設定されたLLIを有するONUシステム270を検索及び獲得するS208。
段階S208によって獲得されたグループのONUシステム270aは、該当フレームを送信したONUであると判断し、該当ONUシステム270aを除いたグループのONUシステム270a〜270nにのみ該当フレームを伝達するS209。
続いて、図6を参照し、OLTシステム220から伝送されたフレームに対するONUシステム270のフレーム処理方法は以下と通りである。
先ず、ONUシステム270は新しいフレームが入力されるとS301、入力されたフレームのプリアンブル/SFDフィールド110に含まれている論理的リンクIDフィールド114を参照して、論理的リンクIDフィールド114に設定されているモード値が0であるかを確認するS302。
S302での確認結果、モード値が0である場合に、入力されたフレームはユニキャストフレームであると判断し、GIDフィールド113に設定されたグループID(GID)が0であるかを判別するS303。
S303での判別結果、グループID(GID)が0であれば、論理的リンクIDフィールド114に設定された論理的リンクID(LLID)が自分の論理的リンクID(LLID)と一致するかを確認しS304、自分の論理的リンクID(LLID)と一致すると、該当フレームを自分に送信されたフレームであると判断して受信しS305、異なると該当フレームは他のONUに送信されるフレームであると判断して廃棄するS306。
一方、S303での判別結果、グループID(GID)が0でなければ、GIDフィールド113に設定されたグループID(GID)が自分に割り当てられたグループID(GID)と一致するかを確認しS307、一致すると該当フレームを受信しS305、一致しないと該当フレームを廃棄するS306。
続いて、段階S302での確認結果、モード値が0でない場合(即ち、モード値が1の場合)には、入力されたフレームがブロードキャストフレームなのかマルチキャストフレームなのかを確認するため、入力されたフレームのグループIDフィールド113に設定されているグループID(GID)を分析するS308。
S308段階での分析結果、グループID(GID)が0であれば、該当フレームがブロードキャストフレームであることを確認した後、ブロードキャスト用送信制限動作のために、論理的リンクIDフィールド114に設定された論理的リンクID(LLID)の全てのビットが“1”であるか、自分に割り当てられた論理的リンクID(LLID)と相違するかをさらに確認するS309。
段階S309の確認結果、論理的リンクIDフィールド114に設定された論理的リンクID(LLID)の全てのビットが“1”であるか、自分の論理的リンクID(LLID)と相違すると該当フレームを受信しS305、論理的リンクIDフィールド114に設定された論理的リンクID(LLID)が自分の論理的リンクID(LLID)と一致すると、該当フレームは自分が送信したフレームであると判断して廃棄する。即ち、ブロードキャスト用送信制限動作を行うS306。
S308段階での分析結果、グループID(GID)が0でなければ、自分のグループID(GID)と一致するかをさらに確認しS310、自分のグループID(GID)と一致すると、マルチキャスト用送信制限動作のために、論理的リンクIDフィールド114に設定された論理的リンクID(LLID)の全てのビットが“1”であるか、自分の論理的リンクID(LLID)と相違するかをさらに確認するS309。
段階S309の確認結果、論理的リンクIDフィールド114に設定された論理的リンクID(LLID)の全てのビットが“1”であるか、自分に割り当てられた論理的リンクID(LLID)と相違すると、該当フレームを受信しS310、該当フレームは自分が送信したフレームであると判断して廃棄する。即ち、マルチキャスト用送信制限動作を行うS306。
又、S312段階での確認結果、グループID(GID)は0ではないが、グループID(GID)が自分に割り当てられたグループID(GID)でなければ、該当フレームは自分のグループではない他のグループに属するONUシステムに伝送されるフレームであることを確認し、廃棄するS306。
以上で説明した本発明は、前述した実施例及び添付の図面によって限定されるものではなく、本発明の技術的思想から外れない範囲内で多様に置換、変形及び変更できるということは本発明が属する技術分野で通常の知識を有する当業者においては明白である。
従来の技術によるフレームのデータフォーマットである。 本発明の好ましい実施例によるフレームのデータフォーマットである。 図2のデータフォーマットを有するフレームを用いるイーサネット基盤受動形光加入者網のブロック図である。 本発明の一実施例によるEPON網におけるマルチキャスト及びVLANを効率的に提供するためのフレーム処理方法を概略的に説明するための 図面である。 本発明の一実施例によるOLTシステムのフレームの処理方法を説明するための図面である。 本発明の一実施例によるONUシステムのフレームの処理方法を説明するための図面である。

Claims (10)

  1. イーサネット基盤受動形光加入者網から多数の光加入者ユニットが連結された光終端装置のフレーム処理方法において、
    前記光加入者ユニット及びグループの数によって、グループID及び論理的リンクIDのビット数を設定する設定段階と、
    前記光加入者ユニットに前記設定されたビット数を有する論理的リンクIDを割り当て、前記光加入者ユニットを多数のグループに分割してから前記設定されたビット数を有するグループIDを割り当てる割当段階と、
    フレームが入力されると、前記フレームに設定されたモード値、グループID及び論理的リンクIDを参照して、ユニキャスト、ブロードキャスト及びマルチキャストのうちいずれかの方式で、前記フレームを前記光加入者ユニットに伝送する伝送段階と、を具備し、
    前記伝送段階は、
    前記フレームに設定された前記モード値、グループID及び論理的リンクIDを確認する確認段階と、
    前記モード値がブロードキャスト又はマルチキャストフレームであり、前記グループIDが無効な値であれば、前記論理的リンクIDを有する光加入者ユニットを除いた残りの光加入者ユニットに前記フレームをブロードキャストする第1伝送段階と、
    前記モード値がブロードキャスト又はマルチキャストフレームであり、前記グループIDが有効な値であれば、前記グループIDと前記論理的リンクIDを有する前記グループの光加入者ユニットを除いた前記グループの光加入者ユニットに前記フレームをマルチキャストする第2伝送段階と、
    前記モード値がユニキャストフレームであれば、前記論理的リンクIDを有する光加入者ユニットに前記フレームをユニキャストする第3伝送段階と、を具備することを特徴とするイーサネット基盤受動形光加入者網においてマルチキャスト及び仮想LANサービスを効率的に提供するためのフレーム処理方法。
  2. フレームの種類を表すモード値と前記設定されたビット数を有するグループID及び論理的リンクIDがフレームヘッダに設定された前記フレームを生成して送信するフレーム送信段階をさらに具備することを特徴とする請求項に記載のイーサネット基盤受動形光加入者網においてマルチキャスト及び仮想LANサービスを効率的に提供するためのフレーム処理方法。
  3. 前記モード値は、
    前記フレームがユニキャストフレームなのかブロードキャスト又はマルチキャストフレームなのかを区分するための情報を有することを特徴とする請求項に記載のイーサネット基盤受動形光加入者網においてマルチキャスト及び仮想LANサービスを効率的に提供するためのフレーム処理方法。
  4. 前記グループIDは、
    前記分割されたグループを識別するための情報を有することを特徴とする請求項に記載のイーサネット基盤受動形光加入者網においてマルチキャスト及び仮想LANサービスを効率的に提供するためのフレーム処理方法。
  5. 前記論理的リンクIDは、
    前記フレームが前記光加入者ユニットから前記光終端装置に伝送される時には出発地の光加入者ユニットを代表する値を有し、
    前記光終端装置から前記光加入者ユニットに伝送される時には、目的地の光加入者ユニットを代表する値を有することを特徴とする請求項に記載のイーサネット基盤受動形光加入者網においてマルチキャスト及び仮想LANサービスを効率的に提供するためのフレーム処理方法。
  6. イーサネット基盤受動形光加入者網から光終端装置に連結される多数の光加入者ユニットそれぞれのフレーム処理方法において、
    前記光加入者ユニット及びグループの数によって、グループID及び論理的リンクIDのビット数を設定する設定段階と、
    前記光終端装置から自分のグループID及び論理的リンクIDと他の光加入者ユニットのグループID及び論理的リンクIDの提供を受けて保存する保存段階と、
    フレームが入力されると、前記フレームに設定されたモード値、グループID及び論理的リンクIDと前記自分のグループID及び論理的リンクIDを参照して前記フレームの受信可否を確認する受信段階と、を具備し、
    前記受信段階は、
    前記フレームに設定された前記モード値、グループID及び論理的リンクIDを確認する確認段階と、
    前記モード値がユニキャストフレームであり、前記論理的リンクIDが前記自分の論理的リンクIDと一致すると、前記フレームを受信する第1受信段階と、
    前記モード値がブロードキャスト又はマルチキャストフレームであり、前記グループIDが無効な値で、前記論理的リンクIDが前記自分の論理的リンクIDと相違すると、前記フレームを受信する第2受信 段階と、
    前記モード値がブロードキャスト又はマルチキャストフレームであり、前記グループIDが自分のグループIDと一致し、前記論理的リンクIDが前記自分の論理的リンクIDと相違すると、前記フレームを受信する第3受信段階と、を具備することを特徴とするイーサネット基盤受動形光加入者網においてマルチキャスト及び仮想LANサービスを効率的に提供するためのフレーム処理方法。
  7. フレームの種類を表わすモード値と前記設定されたビット数を有するグループID及び論理的リンクIDがフレームヘッダに設定された前記フレームを生成して伝送するフレーム生成段階をさらに具備することを特徴とする請求項に記載のイーサネット基盤受動形光加入者網におてマルチキャスト及び仮想LANサービスを効率的に提供するためのフレーム処理方法。
  8. 前記モード値は、
    前記フレームがユニキャストフレームなのかブロードキャスト又はマルチキャストフレームなのかを区分するための情報を有することを特徴とする請求項に記載のイーサネット基盤受動形光加入者網においてマルチキャスト及び仮想LANサービスを効率的に提供するためのフレーム処理方法。
  9. 前記グループIDは、
    前記分割されたグループを識別するための情報を有することを特徴とする請求項に記載のイーサネット基盤受動形光加入者網においてマルチキャスト及び仮想LANサービスを効率的に提供するためのフレーム処理方法。
  10. 前記論理的リンクIDは、
    前記フレームが前記光加入者ユニットから前記光終端装置に伝送される時には、出発地の光加入者ユニットを代表する値を有し、
    前記光終端装置から前記光加入者ユニットに伝送される時には、目的地の光加入者ユニットを代表する値を有することを特徴とする請求項に記載のイーサネット基盤受動形光加入者網においてマルチキャスト及び仮想LANサービスを効率的に提供するためのフレーム処理方法。
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