JP4717663B2 - カテゴリ異常度設定装置および方法並びにプログラム - Google Patents

カテゴリ異常度設定装置および方法並びにプログラム Download PDF

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Description

本発明は、複数の画像を分類することにより得られた複数のカテゴリのそれぞれに対して、異常度を設定するカテゴリ異常度設定装置および方法並びにカテゴリ異常度設定方法をコンピュータに実行させるためのプログラムに関するものである。
デジタルカメラおよびスキャナの普及により、誰もが手軽にデジタルの画像を取得することが可能となっている。また、画像をパソコンに取り込んで整理することも行われている。この場合、画像の整理は、ユーザに起こったイベント毎に画像を分類して行うことが多い。例えば、ヨーロッパ旅行へ出かけた場合には、フランス、イギリス、スペイン等のように取得した画像を国毎のカテゴリに分類し、さらにフランスのカテゴリに分類された画像については、パリおよびニース等の出かけた場所毎にさらに細かいカテゴリに画像を分類する。また、パリに分類された画像については、エッフェル塔、凱旋門およびノートルダム寺院等のさらに細かいカテゴリに画像を分類する。さらには、ノートルダム寺院については、寺院の前、離れた場所および寺院の中等のさらに細かいカテゴリに画像を分類することもある。
このように画像を階層化して複数のカテゴリに分類しておけば、後で画像を参照する際にイベント毎に分けられた画像を参照できるため、画像の整理を容易に行うことができる。
その一方で、画像を階層化して分類する作業は、画像を見ながら、さらにはユーザの記憶をたどりながら行う必要があるため、ユーザにとって非常に煩わしい作業となっている。
このため、画像を自動で分類するための各種手法が提案されている。例えば、画像に付与された撮影日時を表す情報に基づいて画像を時間軸上に配置し、撮影時間が隣接する2つの画像についての撮影時間差をしきい値と比較して画像をあらかじめ定めたk個のカテゴリに分類する方法が提案されている(k平均クラスタリングの手法、特許文献1参照)。また、画像に関係づけられた撮影日時情報を基に保存された画像の数を所定の期間毎に集計して画像の撮影頻度を求め、この撮影頻度から得られる所定の期間内に撮影された画像数の大小を所定のしきい値から判断して、複数の画像をイベント毎の複数のカテゴリに分類する手法も提案されている(特許文献2参照)。また、ユーザのスケジュールを表すスケジュール情報を参照して、画像をユーザのスケジュールに応じたカテゴリに分類する手法も提案されている(特許文献3参照)。さらに、画像が撮影された場所の位置情報を用いて、基準となる場所と画像の撮影場所との間の距離を算出し、撮影時間に応じて画像を分類する際のしきい値を距離に応じて変更して画像を分類する手法も提案されている(特許文献4参照)。
さらに、各カテゴリに含まれる画像数、該各カテゴリの上位の階層のカテゴリに含まれる画像数、該各カテゴリに関連するカテゴリの数、該各カテゴリの下位の階層数、および最上位の階層から該各カテゴリまでの階層数等のカテゴリの特性を用いてカテゴリに分類された画像の重要度を算出する手法が提案されている(特許文献5)。
特開2000−112997号公報 特開2003−141130号公報 特開2003−298991号公報 特開2005−174060号公報 特願2004−360870号
しかしながら、上述したように画像を分類した場合、各カテゴリに分類された画像数等と撮影時間等の関係により、撮影時における撮影行動が不自然となってしまう場合がある。例えば、画像数が非常に多いのにそれが非常に短い撮影間隔にて撮影されていたり、逆に画像数が非常に少ないのにそれが非常に長い撮影間隔にて撮影されていたりする場合が撮影行動が不自然である場合に相当する。これは例えば、同時刻に複数のカメラにより取得された画像を同一のフォルダに保存したり、撮影後に画像をある程度削除してしまった場合に生じる。また、デジタルカメラにより撮影を行う場合には失敗した場合に備えて同じシーンを複数回撮影することが多いため、画像数が多いほど互いに類似する画像のグループの数が多くなることが自然であるが、類似する画像のグループの数が画像数に比して非常に少なくなる場合のように、画像の分類に失敗してしまっているような場合がある。
このように、撮影行動が不自然であったり、画像の分類に失敗することにより、カテゴリにおける画像の分類状態が正常な状態でないような場合に、特許文献5に記載されているように、階層数等のカテゴリの特性を用いてカテゴリに分類された画像の重要度を算出しても、その重要度は真の重要度とは言えないものとなってしまう。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、複数の画像を分類することにより得られる複数のカテゴリについて、画像の分類の状態が正常であるか否かを容易に判断できるようにすることを目的とする。
複数の画像を複数のカテゴリに分類した場合、各カテゴリの画像数、類似画像を考慮した画像数、関連カテゴリの数および階層数のいずれかと、各カテゴリの総撮影時間との関係、あるいはこれらと類似画像存在率との関係は、画像の分類状態が正常であるか否かに応じて統計的にある規則を持って分布することが本出願人の調査により分かった。本発明はこれに着目してなされたものである。
すなわち、本発明によるカテゴリ異常度設定装置は、複数の画像を分類することにより得られた複数のカテゴリのそれぞれについて、各カテゴリの画像数、類似画像を考慮した画像数、関連カテゴリの数および階層数のいずれかと、各カテゴリの総撮影時間および/または類似画像存在率との関係における異常度の統計的な分布を参照して、前記各カテゴリの異常度を算出するカテゴリ異常度算出手段を備えたことを特徴とするものである。
「カテゴリの異常度」とは、撮影行動が不自然であることの程度またはカテゴリにおける画像の分類に失敗している程度を表すものである。具体的には、各カテゴリの画像数、類似画像を考慮した画像数、関連カテゴリの数および階層数のいずれかと、各カテゴリの総撮影時間との関係を規定する2次元座標上における異常度の統計的な分布を参照することにより、撮影行動が不自然であることの程度を異常度として求めることができる。また、各カテゴリの画像数、類似画像を考慮した画像数、関連カテゴリの数および階層数のいずれかと、各カテゴリの類似画像存在率との関係を規定する2次元座標上における異常度の統計的な分布を参照することにより、画像の分類に失敗している程度を異常度として求めることができる。
なお、「カテゴリの異常度」としては、撮影行動が不自然であることの程度を表す異常度と、画像の分類に失敗している程度を表す異常度のいずれか一方を用いても、双方を用いてもよい。
ここで、「統計的」とは、上記関係を算出する際に、各カテゴリの画像数、類似画像を考慮した画像数、関連カテゴリの数および階層数のいずれかと、各カテゴリの総撮影時間および/または類似画像存在率との関係をいくつかの仮説に基づいて演繹的に求めるのではなく、多数のサンプル画像の中から選択された好ましいとされる画像を正解データとして、帰納的に求めることを意味する。なお、正解データはどのように選択してもよいが、被験者が実際に選択した正解データを用いることが好ましい。また、関係を求めるためのサンプル画像数はより多いことが好ましい。
「類似画像を考慮した画像数」とは、カテゴリに分類された画像のうち、類似する画像が全く存在しない画像の枚数をM0、互いに類似する画像を1つにまとめた場合のグループ(類似グループとする)数をM1、重み係数をγ0とした場合における下記の式により算出される値である。
類似画像を考慮した画像数=M0+γ0×M1
ここで、重み係数γ0は0以上類似画像数以下の値をとり、γ0=1のとき、互いに類似する複数の画像については1枚の画像と見なした場合における各カテゴリの画像数となる。具体的には、あるカテゴリに画像が10枚分類されており、そのうちの5枚が類似画像である場合、類似画像は1枚の画像であると見なすことから、そのカテゴリについての類似画像を考慮した画像数は6枚となる。一方、γ0=1.2のときは、類似画像は1.2枚の画像であると見なすことになるため、あるカテゴリに画像が10枚分類されており、そのうちの5枚が類似画像である場合、類似画像を考慮した画像数は6.2枚となる。
「関連するカテゴリ」とは、例えばカテゴリを階層化して分類した場合における上位カテゴリおよび/または下位カテゴリのことを意味する。
「カテゴリの総撮影時間」とは、カテゴリに分類された画像を撮影時間順に並べた場合における、最も古い画像の撮影時間と最も新しい画像の撮影時間との差である。
「類似画像存在率」とは、カテゴリの総画像数をN0、類似画像を考慮した画像数をN1とした場合における下記の式により算出される値である。
類似画像存在率=(N0−N1)/N0
なお、本発明によるカテゴリ異常度設定装置においては、前記カテゴリ異常度算出手段を、さらに前記異常度を所定のしきい値と比較することにより、前記各カテゴリを正常カテゴリまたは異常カテゴリに分類する手段としてもよい。
この場合、前記複数のカテゴリが階層化されてなる場合において、最上位階層のカテゴリについては該カテゴリの特性に基づいてカテゴリ重要度を算出し、該最上位層以外の下位カテゴリについては、上位カテゴリが正常カテゴリの場合は該下位カテゴリの特性に基づいてカテゴリ重要度を算出し、前記上位カテゴリが異常カテゴリの場合は、あらかじめ定められた所定値をカテゴリ重要度とするカテゴリ重要度算出手段をさらに備えるようにしてもよい。
カテゴリの特性に基づいてカテゴリの重要度を算出するには、例えば上記特許文献5に記載の手法を用いることができる。具体的には、各カテゴリに含まれる画像数、該各カテゴリの上位の階層のカテゴリに含まれる画像数、該各カテゴリに関連するカテゴリの数、各カテゴリの下位の階層数、および最上位の階層から各カテゴリまでの階層数等のカテゴリの特性を用いてカテゴリに分類された画像の重要度を算出する手法を用いることができる。
また、本発明によるカテゴリ異常度設定装置においては、前記各カテゴリの異常度に対する確信度を統計的に算出する確信度算出手段と、
前記各カテゴリの特性に基づいて前記各カテゴリのカテゴリ重要度を算出するカテゴリ重要度算出手段と、
前記カテゴリ重要度を前記確信度とともに出力する出力手段とをさらに備えるようにしてもよい。
「カテゴリの異常度に対する確信度」とは、そのカテゴリの分類結果がどの程度信頼できるかを表す指標である。具体的には、異常度が高ければそのカテゴリの分類結果は信頼できないものとなることから、統計的に求めた異常度と確信度との関係を参照することにより、異常度に対する確信度を算出することができる。
本発明によるカテゴリ異常度設定方法は、複数の画像を分類することにより得られた複数のカテゴリのそれぞれについて、各カテゴリの画像数、類似画像を考慮した画像数、関連カテゴリの数および階層数のいずれかと、各カテゴリの総撮影時間および/または類似画像存在率との関係における異常度の統計的な分布を参照して、前記各カテゴリの異常度を算出することを特徴とするものである。
なお、本発明によるカテゴリ異常度設定方法をコンピュータに実行させるためのプログラムとして提供してもよい。
本発明によれば、各カテゴリの画像数、類似画像を考慮した画像数、関連カテゴリの数および階層数のいずれかと、各カテゴリの総撮影時間および/または類似画像存在率との関係における異常度の統計的な分布を参照して各カテゴリの異常度を算出するようにしたため、カテゴリについて画像の分類の状態が正常であるか否かを容易に判断できることとなる。
また、異常度を所定のしきい値と比較してカテゴリを正常カテゴリまたは異常カテゴリに分類することにより、カテゴリについて画像の分類の状態が正常であるか否かをより容易に判断できることとなる。
また、複数のカテゴリが階層化されてなる場合において、最上位のカテゴリについてはカテゴリの特性に基づいてカテゴリ重要度を算出し、最上位層以外の下位カテゴリについては、上位カテゴリが正常カテゴリの場合は下位カテゴリの特性に基づいてカテゴリ重要度を算出し、上位カテゴリが異常カテゴリの場合は、あらかじめ定められた所定値をカテゴリ重要度とすることにより、カテゴリについて画像の分類の状態を反映させて、カテゴリの重要度を算出することができる。
また、カテゴリの異常度に対する確信度を統計的に算出し、カテゴリの特性に基づいてカテゴリ重要度を算出し、これを確信度とともに出力することにより、算出したカテゴリの重要度がどの程度信頼が置けるものかを容易に知ることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は本発明の第1の実施形態によるカテゴリ異常度設定装置を適用した重要度設定装置の構成を示す概略ブロック図である。図1に示すように第1の実施形態による重要度設定装置1は、画像データの記録制御および表示制御等の各種制御を行うとともに、装置1を構成する各部の制御を行うCPU12と、CPU12を動作させるプログラム、画像を閲覧するためのビューアソフトおよび各種定数が記録されているROMおよびCPU12が処理を実行する際の作業領域となるRAMにより構成されるシステムメモリ14と、種々の指示を装置1に対して行うためのキーボードおよびマウス等からなる入力部16と、各種表示を行う液晶モニタ等からなる表示部18とを備える。
また、重要度設定装置1は、画像データを記録したメモリカード2から画像データを読み出したり、メモリカード2に画像データを記録したりするためのカードスロット20と、画像データをJPEGに代表される手法で圧縮したり、圧縮した画像データを解凍する圧縮解凍部22と、画像データやCPU12が実行する各種プログラム、および後述する重みづけテーブル等を記録するハードディスク24と、システムメモリ14、カードスロット20およびハードディスク24を制御するメモリ制御部26とを備える。
また、重要度設定装置1は、ハードディスク24におけるユーザが所望するフォルダに保存された画像を複数のカテゴリに分類する画像分類部28と、各カテゴリの重要度を算出するカテゴリ重要度算出部30と、各カテゴリに分類された画像の重要度を算出する画像重要度算出部32とを備える。また、重要度設定装置1は、表示部18の表示を制御する表示制御部34を備える。さらに、重要度設定装置1は、各カテゴリの分類状態の異常度を算出するカテゴリ異常度算出部36を備える。
以下、第1の実施形態における画像分類部28、カテゴリ重要度算出部30、画像重要度算出部32およびカテゴリ異常度算出部36が行う処理について説明する。図2および図3は第1の実施形態において行われる処理を示すフローチャートである。なお、画像データはメモリカード2から読み出されてハードディスク24のユーザが所望するフォルダに保存されているものとする。重要度設定の指示をユーザが入力部16から行うことによりCPU12が処理を開始し、画像分類部28が画像を複数のカテゴリに分類する(ステップST1)。
具体的には、画像分類部28は、画像のタグ情報に記述された撮影日時を表す撮影日時情報に基づいて、画像を撮影日毎に分類するとともに、分類した画像についてさらに撮影時間差を所定のしきい値と比較し、しきい値を超える撮影時間差となる2つの画像の間をカテゴリの区切り位置として分類を行うことにより、複数の画像を階層化して複数のカテゴリに分類する。
次いで、カテゴリ異常度算出部36が、画像分類部28による分類結果を用いて、処理対象のカテゴリを最上位階層における撮影日時が最も古い画像が分類された最初のカテゴリに設定し(ステップST2)、処理対象となるカテゴリの異常度を算出する(ステップST3)。本実施形態においては、カテゴリ異常度算出部36は、処理対象のカテゴリについて、カテゴリに含まれる画像数とカテゴリの総撮影時間との関係、およびカテゴリに含まれる画像数と類似画像存在率との関係における異常度の統計的な分布を用いてカテゴリの異常度を算出する。以下、異常度の算出について説明する。
まず、カテゴリ異常度算出部36は処理対象のカテゴリの類似画像を考慮した画像数を算出する。このため、カテゴリ異常度算出部36は、類似画像判定処理を行う。類似判定処理は、すべての画像について総当たりで画像の相関値を算出し、相関値が所定のしきい値を超える場合に相関値を算出した画像同士が類似すると判定する処理とするが、公知の任意の手法を用いることができる。そして、互いに類似する複数の画像を類似画像として、類似画像を考慮した画像数を算出する。
図4は類似画像を考慮した画像数の算出を説明するための図である。図4に示すように、処理対象のカテゴリに10枚の画像が分類されており、撮影日時順に10枚の画像S1〜S10を並べた場合において、1〜3枚目の画像S1〜S3が互いに類似しており、4,5枚目の画像S4,S5が互いに類似しており、6〜10枚目の画像S6〜S10が類似していないとする。この場合、類似する画像が全く存在しない画像の枚数M0=5、互いに類似する画像を1つにまとめた場合のグループ(類似グループとする)数M1=2となる。カテゴリ重要度算出部30は、M0,M1の値を用いて、下記の式(1)により類似画像を考慮した画像数を算出する。
類似画像を考慮した画像数=M0+γ0×M1 (1)
ここで、γ0は0以上類似画像数以下の値をとる重み係数であり、γ0=1のとき、互いに類似する複数の画像については1枚の画像と見なした場合における各カテゴリの画像数となる。具体的には、M0=5,M1=2のとき、そのカテゴリについての類似画像を考慮した画像数は7枚となる。一方、γ0=1.2のときは、類似画像は1.2枚の画像であると見なすことから、そのカテゴリについての類似画像を考慮した画像数は7.4枚となる。
そして、カテゴリ異常度算出部36は、カテゴリにおける類似画像存在率を算出する。カテゴリにおける類似画像存在率は、カテゴリの総画像数をN0、類似画像を考慮した画像数をN1とした場合に下記の式(2)により算出する。
類似画像存在率=(N0−N1)/N0 (2)
例えば、図4に示すように分類された画像については、上記式(1)においてγ0=1とした場合、類似画像存在率は、(10−7)/10=0.3となる。
また、カテゴリ異常度算出部36は、カテゴリの総撮影時間を算出する。カテゴリの総撮影時間は、カテゴリに分類された複数の画像についての、最も古い画像の撮影時間と最も新しい画像の撮影時間との差を算出することにより求める。具体的には、図4に示すように分類された画像については、画像S1の撮影時間と画像S10の撮影時間との差を算出することにより、カテゴリの総撮影時間を算出する。なお、撮影時間は画像のタグ情報に記述された撮影日時情報により表される撮影時間を用いればよい。
次いで、カテゴリ異常度算出部36は、画像数とカテゴリの総撮影時間との関係を規定する2次元座標上における異常度の統計的な分布B1、および画像数と類似画像存在率との関係を規定する2次元座標上における異常度の統計的な分布B2を参照して、カテゴリ異常度を算出する。図5(a),(b)は、画像数とカテゴリの総撮影時間との関係を規定する2次元座標上における異常度の統計的な分布B1、および画像数と類似画像存在率との関係を規定する2次元座標上における異常度の統計的な分布B2を示す図である。
なお、分布B1は、画像数および総撮影時間について各種値を有し、かつ画像を得た際の撮影行動の状態の異常度があらかじめ0以上1以下の数値として分かっている多数のサンプルとなるカテゴリについて、横軸を画像数、縦軸を総撮影時間とする2次元座標に異常度の数値をプロットすることにより得られるものである。具体的には、分布B1の場合、x軸を画像数、y軸を総撮影時間とする2次元座標において、y=xとなる関数を中心とする所定範囲の領域A1においては異常度=0の値となり、領域A1から離れるほど異常度の値が増加するように異常度が分布するものとなる。
また、分布B2の場合、画像数および類似画像存在率について各種値を有し、かつ画像の分類に失敗している程度があらかじめ0以上1以下の数値として分かっている多数のサンプルとなるカテゴリについて、横軸を画像数、縦軸を類似画像存在率とする2次元座標に異常度の数値をプロットすることにより得られるものである。具体的には、x軸を画像数、y軸を総撮影時間とする2次元座標において、y=a1x+b1となる関数を設定した場合に、y≧a1x+b1となる領域A2においては異常度=0の値となり、y<a1x+b1となる領域A3においてはyの値が小さくなるほど異常度の値が増加するように異常度が分布するものとなる。
なお、分布B1,B2はテーブルとしてハードディスク24に保存されているものである。
カテゴリ異常度算出部36は、分布B1,B2を参照して、まず、第1の異常度H1および第2の異常度H2を算出する。そして、第1の異常度H1および第2の異常度H2から、下記の式(3)を用いて対象となるカテゴリの異常度H0を算出する。
H0=1−(1−A1)×(1−A2) (3)
続いて、カテゴリ異常度算出部36は、算出した異常度H0がしきい値Th1以上である場合に、対象となるカテゴリを異常カテゴリ、しきい値Th1未満である場合に正常カテゴリに分類する(ステップST4)。
次いで、カテゴリ重要度算出部30が、処理対象のカテゴリが最上位階層のカテゴリであるか否かを判定し(ステップST5)、ステップST5が肯定されると、処理対象のカテゴリの特徴量を算出する(ステップST6)。本実施形態においては、カテゴリ重要度算出部30は、処理対象のカテゴリについて、カテゴリに含まれる類似画像を考慮した画像数、各カテゴリの総撮影時間、各カテゴリにおける類似画像存在率、各カテゴリにおける人物画像存在率、およびカテゴリに含まれる画像の平均顔数を5つの特徴量として算出する。以下、特徴量の算出について説明する。
まず、カテゴリ重要度算出部30は処理対象のカテゴリの類似画像を考慮した画像数を第1の特徴量T1として算出する。この場合、類似画像を考慮した画像数を改めて算出する必要はなく、カテゴリ異常度算出部36が算出した、類似画像を考慮した画像数をそのまま第1の特徴量T1として用いてもよい。
また、カテゴリ重要度算出部30は、カテゴリの総撮影時間を第2の特徴量T2として算出する。この場合、総撮影時間を改めて算出する必要はなく、カテゴリ異常度算出部36が算出した総撮影時間をそのまま第2の特徴量T2として用いてもよい。
また、カテゴリ重要度算出部30は、カテゴリにおける類似画像存在率を第3の特徴量T3として算出する。この場合、類似画像存在率を改めて算出する必要はなく、カテゴリ異常度算出部36が算出した総撮影時間をそのまま第3の特徴量T3として用いてもよい。
また、カテゴリ重要度算出部30は、人物画像存在率を第4の特徴量T4として算出する。人物画像存在率は、カテゴリに分類された画像のうち、人物を含む画像数をカテゴリの総画像数により除算することにより算出する。なお、画像が人物を含むか否かの判断は、画像に人物の顔を含むか否かを判断することにより行えばよい。例えば、図4に示すように分類された画像において、画像S1〜S8が人物を含み、画像S9,S10が人物を含まないとすると、人物画像存在率は0.8となる。ここで、顔を含むか否かの判断は、画像に顔形状を有する肌色領域が含まれるか否かを判断する等、公知の任意の手法を用いることができる。
また、カテゴリ重要度算出部30は、カテゴリに含まれる画像の平均顔数を第5の特徴量T5として算出する。カテゴリに含まれる画像の平均顔数は、カテゴリに分類された画像に含まれる人物の顔の数の総数を算出し、算出した人物の顔の総数をカテゴリの総画像数により除算することにより算出する。例えば、図4に示すように分類された画像において、画像S1〜S3には2つの人物の顔が、画像S4,S5には3つの人物の顔が、画像S6〜S8には1つの人物の顔が、画像S9,S10には人物の顔が含まれなかったとすると、顔の総数は6+6+3=15となることから、平均顔数は1.5個となる。
次いで、カテゴリ重要度算出部30は、算出した特徴量T1〜T5に基づいて、カテゴリの重要度であるカテゴリ重要度を統計的に算出する(ステップST7)。以下、カテゴリ重要度の算出について説明する。
本実施形態においては、ハードディスク24に、特徴量T1〜T5と各特徴量T1〜T5についての個別の重要度との関係を規定した重みづけテーブルが記録されている。重みづけテーブルは、特徴量T1〜T5について各種値を有する多数のサンプル画像から、複数の被験者に好ましいと思う画像を選択させた場合における、特徴量T1〜T5と選択した画像の数との関係を、2次元座標上において画像数の最大値を所定値に規格化することにより規定したものである。
図6は類似画像を考慮した画像数についての重要度を求めるための第1の重みづけテーブルを示す図、図7は総撮影時間についての重要度を求めるための第2の重みづけテーブルを示す図、図8は類似画像存在率についての重要度を求めるための第3の重みづけテーブルを示す図、図9は人物画像存在率についての重要度を求めるための第4の重みづけテーブルを示す図、図10は平均顔数についての重要度を求めるための第5の重みづけテーブルを示す図である。
図6に示す第1の重みづけテーブルLUT1は特徴量T1と重要度J1との関係を表し、図7に示す第2の重みづけテーブルLUT2は特徴量T2と重要度J2との関係を表し、図8に示す第3の重みづけテーブルLUT3は特徴量T3と重要度J3との関係を表し、図9に示す第4の重みづけテーブルLUT4は特徴量T4と重要度J4との関係を表し、図10に示す第5の重みづけテーブルLUT5は特徴量T5と重要度J5との関係を表す。
カテゴリ重要度算出部30は、第1〜第5の重みづけテーブルLUT1〜LUT5を参照して、特徴量T1〜T5についての重要度J1〜J5を算出する。
なお、図6および図7に示す第1および第2の重みづけテーブルLUT1,LUT2については、横軸のみ対数軸とすることにより重要度J1,J2を精度良く求めることができる。
さらに、カテゴリ重要度算出部30は、算出した重要度J1〜J5を下記の式(4)に示すように重み係数a1〜a6を用いて重みづけ演算することにより、処理対象のカテゴリのカテゴリ重要度J0を算出する。
J0=a1×J1+a2×J2+a3×J3+a4×J4
+a5×J5+a6×J1×J2×J3×J4×J5 (4)
なお、重み係数a1〜a6は経験的に定めてもよく、重要視する特徴量に応じて定めてもよい。
一方、ステップST5が否定された場合には、カテゴリ重要度算出部30は、処理対象のカテゴリの上位階層のカテゴリが正常カテゴリであるか否かを判断する(ステップST8)。ステップST8が肯定された場合はステップST6に進み、上記式(4)にしたがってカテゴリ重要度J0を算出する。ステップST8が否定された場合、上位階層のカテゴリの画像の分類の状態は正常ではないことから、式(4)にしたがってカテゴリ重要度を算出しても、実際のカテゴリ重要度を表さない可能性が非常に高い。このため、あらかじめ定められた所定の値をカテゴリ重要度J0に設定する(ステップST9)。
続いて、カテゴリ重要度算出部30は、すべてのカテゴリの重要度を算出したか否かを判定し(ステップST10)、ステップST10が否定されると、処理対象のカテゴリを次のカテゴリに設定し(ステップST11)、ステップST3に戻り、ステップST3以降の処理を繰り返す。
一方、ステップST10が肯定されると、画像重要度算出部32が、最下位階層のカテゴリに分類された個々の画像についての重要度である画像重要度を算出する。以下、画像重要度の算出について説明する。まず、画像重要度算出部32は処理対象のカテゴリを最下位階層の最初のカテゴリに設定し(ステップST12)、処理対象のカテゴリに分類された画像のうち処理対象の画像を最初の画像(例えば撮影日時が最も新しい画像)に設定し(ステップST13)、処理対象の画像について、同一のカテゴリにおける類似画像の枚数を算出する(ステップST14)。例えば、図4に示すように分類された画像において処理対象の画像を画像S1とした場合、類似画像の枚数は3枚となる。
そして、画像重要度G0を下記の式(5)を用いて算出する。
G0=αn×J0+βn (5)
ここでnは対象となる画像の類似画像の枚数、αn,βnは統計的に求めた重み係数である。なお、αnはカテゴリ重要度J0に対して重みをつける係数、βnはカテゴリ重要度J0に関係なく、類似画像の枚数に応じて重みをつける係数である。本実施形態においては、類似画像の枚数nと重み係数αn,βnとの関係を規定した重みづけテーブルがハードディスク24に保存されており、画像重要度算出部32は、重みづけテーブルを参照して重み係数αn,βnを求める。
図11は重み係数αnおよびβnを求めるための第6および第7の重みづけテーブルを示す図である。図11に示す第6の重みづけテーブルLUT6は類似画像の枚数nと重み係数αnとの関係を表し、第7の重みづけテーブルLUT7は類似画像の枚数nと重み係数βnとの関係を表す。ここで、αnについての重みづけテーブルLUT6は、類似画像の枚数nについて各種値を有する多数のサンプル画像から、複数の被験者に好ましいと思う画像を選択させた場合における、類似画像の枚数nと選択した画像の数との関係を、2次元座標上において画像数の最大値を所定値に規格化することにより規定したものである。なお、βnは単調増加する関数となっているが、類似画像の枚数にかかわらず一定値をとるような関数を用いてもよい。
画像重要度算出部32は、第6および第7の重みづけテーブルLUT6,LUT7を参照して、処理対象の画像の重要度G0を算出する(ステップST15)。
続いて、画像重要度算出部32は、処理対象のカテゴリのすべての画像について画像重要度G0を算出したか否かを判定し(ステップST16)、ステップST16が否定されると処理対象を次の画像に設定し(ステップST17)、ステップST14に戻り、ステップST14以降の処理を繰り返す。
ステップST16が肯定されると、最下位階層におけるすべてのカテゴリの画像重要度を算出したか否かを判定し(ステップST18)、ステップST18が否定されると、処理対象のカテゴリを最下位階層における次のカテゴリに設定し(ステップST19)、ステップST13に戻り、ステップST13以降の処理を繰り返す。ステップST18が肯定されると処理を終了する。
このようにカテゴリ重要度J0および画像重要度G0を算出した後、表示制御部34が、カテゴリ重要度算出部30が設定した重要度J0を視認可能な画像一覧画面を表示部18に表示する。図12は画像一覧画面の例を示す図である。図12に示すように画像一覧画面40は、ハードディスク24に保存されているフォルダ構造を示すフォルダエリア40A、およびフォルダエリア40Aにおいて選択したフォルダに保存されている画像についてのサムネイル画像の一覧を表示する一覧表示エリア40Bが含まれる。
フォルダエリア40Aにおいては、上述したように分類されたカテゴリに対応するフォルダの階層構造が表示される。表示制御部34は、カテゴリ重要度算出部30が算出した各カテゴリの重要度に応じて、カテゴリに1〜4までの順位を設定する。そして、順位に応じてフォルダを色分けしてフォルダエリア40Aにフォルダの階層構造を表示する。例えば、1位のフォルダはピンク色、2位のフォルダはオレンジ色、3位のフォルダは黄色、4位のフォルダは緑色というようにフォルダを色分けする。また、異常カテゴリに対応するフォルダを枠で囲むことにより、そのフォルダが異常カテゴリに対応するものであることが分かるようになっている。
また、フォルダエリア40Aにおいて所望とするフォルダを選択することにより、選択したフォルダに分類された画像のサムネイル画像の一覧を一覧表示エリア40Bに表示することができる。一覧表示エリア40Bにおいては、各サムネイル画像の左上部分にその画像の重要度に応じた1〜4までの順位が付与されている。
ここで、図12に示す重要度に応じて色分けする手法のみならず、図13に示すように重要度の順位を数値として表示するようにしてもよい。また、カテゴリ重要度または画像重要度に応じたマークやグラフを表示してもよい。
このように、本実施形態によれば、各カテゴリの画像数と、各カテゴリの総撮影時間および類似画像存在率との関係における異常度の統計的な分布を参照して、各カテゴリの異常度を算出するようにしたため、カテゴリについて画像の分類の状態が正常であるか否かを容易に判断できることとなる。
とくに、異常度を所定のしきい値と比較してカテゴリを正常カテゴリおよび異常カテゴリに分類することにより、カテゴリについて画像の分類の状態が正常であるか否かをより容易に判断できることとなる。
また、最上位階層のカテゴリについては、カテゴリに含まれる類似画像を考慮した画像数、各カテゴリの総撮影時間、各カテゴリにおける類似画像存在率、各カテゴリにおける人物画像存在率、およびカテゴリに含まれる画像の平均顔数に基づいてカテゴリ重要度を算出し、最上位層以外のカテゴリについては、上位カテゴリが正常カテゴリの場合は最上位階層と同様にカテゴリ重要度を算出し、上位カテゴリが異常カテゴリの場合は、あらかじめ定められた所定値をカテゴリ重要度とすることにより、カテゴリについて画像の分類の状態を反映させて、カテゴリの重要度を算出することができる。
なお、上記第1の実施形態においては、式(3)により第1および第2の異常度H1,H2の双方を用いて異常度H0を算出しているが、第1および第2の異常度H1,H2のいずれか一方のみを用いて異常度H0を算出してもよい。具体的には、H0=(1−A1)またはH0=1−A2により異常度H0を算出すればよい。
また、上記実施形態においては、カテゴリに含まれる類似画像を考慮した画像数、各カテゴリの総撮影時間、各カテゴリにおける類似画像存在率、各カテゴリにおける人物画像存在率、およびカテゴリに含まれる画像の平均顔数の5つの特徴量T1〜T5に基づいてカテゴリ重要度を算出しているが、5つの特徴量T1〜T5をすべて用いる必要はなく、特徴量T1〜T5のうちの少なくとも1つの特徴量を用いてカテゴリ重要度を算出するようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、カテゴリ重要度算出部30において、カテゴリに含まれる類似画像を考慮した画像数、各カテゴリの総撮影時間、各カテゴリにおける類似画像存在率、各カテゴリにおける人物画像存在率、およびカテゴリに含まれる画像の平均顔数を特徴量T1〜T5として算出してカテゴリ重要度J0を算出しているが、各カテゴリに含まれる画像数、各カテゴリの上位の階層のカテゴリに含まれる画像数、各カテゴリに関連するカテゴリの数、各カテゴリの下位の階層数、および最上位の階層から各カテゴリまでの階層数の少なくとも1つの情報を特徴量として算出して、特徴量を重みづけ加算することにより各カテゴリの重要度を設定するようにしてもよい。また、これらの特徴量と、上述したカテゴリに含まれる類似画像を考慮した画像数、各カテゴリの総撮影時間、各カテゴリにおける類似画像存在率、各カテゴリにおける人物画像存在率、およびカテゴリに含まれる画像の平均顔数の5つの特徴量T1〜T5とを組み合わせることにより、カテゴリ重要度を算出するようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、画像数とカテゴリの総撮影時間との関係を規定する2次元座標上における異常度の統計的な分布B1および画像数と類似画像存在率との関係を規定する2次元座標上における異常度の統計的な分布B2を表すテーブルを用いて異常度を算出しているが、画像数と類似画像を考慮した画像数、関連カテゴリ数および画像を階層化して分類した場合の階層数とは相関がある。このため、横軸を類似画像を考慮した画像数、関連カテゴリ数および画像を階層化して分類した場合の階層数とし、これらのいずれかとカテゴリの総撮影時間との関係を規定する2次元座標上における異常度の統計的な分布、およびこれらのいずれかと類似画像存在率との関係を規定する2次元座標上における異常度の統計的な分布を表すテーブルを用いて異常度を算出してもよい。
次いで、本発明の第2の実施形態について説明する。図14は本発明の第2の実施形態による重要度設定装置の構成を示す概略ブロック図である。なお、第2の実施形態において第1の実施形態と同一の構成については同一の参照番号を付与し、ここでは詳細な説明は省略する。第2の実施形態による重要度設定装置1Aは、カテゴリ異常度算出部36において、正常カテゴリおよび異常カテゴリの分類を行わないようにするとともに、カテゴリ異常度算出部36が算出した異常度に基づいて、カテゴリの信頼度を算出する信頼度算出部38を備えた点が第1の実施形態と異なる。
信頼度算出部38は、カテゴリ異常度算出部36が算出した異常度H0から対象となるカテゴリの信頼度を算出する。具体的には、統計的に算出した異常度と信頼度との関係を表すテーブルを参照して信頼度を算出する。図15は異常度と信頼度との関係を表すテーブルを示す図である。図15に示すように、このテーブルにおいては、異常度が高いほど信頼度が低くなるように、異常度から信頼度を算出するものとなっている。なお、本実施形態においては、信頼度は0から1の間の値をとり、値が大きいほどカテゴリにおける画像の分類状態が異常でないことを表すものとなる。
第2の実施形態においては、このようにしてカテゴリの信頼度を算出し、図16に示すように、画像一覧画面において、フォルダエリア40Aに表示されるフォルダに信頼度を表す数値を表示する。これにより、算出したカテゴリの重要度がどの程度信頼が置けるものかを容易に知ることができる。
なお、上記第1および第2の実施形態においては、画像重要度算出部32において画像重要度を算出する前に、その画像が分類されたカテゴリが正常カテゴリであるか否かを判定し、正常カテゴリである場合には上記式(4)を用いて画像重要度G0を算出し、異常カテゴリである場合には式(4)においてJ0=0として画像重要度G0を算出してもよい。
以上、本発明の第1および第2の実施形態に係る装置について説明したが、コンピュータを、上記の画像分類部28、カテゴリ重要度算出部30、画像重要度算出部32、およびカテゴリ異常度算出部36に対応する手段として機能させ、図2および図3に示すような処理を行わせるプログラムも本発明の実施形態の1つである。また、そのようなプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体も、本発明の実施形態の1つである。また、このようなプログラムを、画像を閲覧するためのビューアソフトに組み込むようにしてもよい。
本発明の第1の実施形態による重要度設定装置の構成を示す概略ブロック図 第1の実施形態において行われる処理を示すフローチャート(その1) 第1の実施形態において行われる処理を示すフローチャート(その2) 類似画像を考慮した画像数の算出を説明するための図 画像数とカテゴリの総撮影時間との関係を規定する2次元座標上における異常度の統計的な分布B1および画像数と類似画像存在率との関係を規定する2次元座標上における異常度の統計的な分布B2を示す図 類似画像を考慮した画像数についての重要度を求めるための第1の重みづけテーブルを示す図 総撮影時間についての重要度を求めるための第2の重みづけテーブルを示す図 類似画像存在率についての重要度を求めるための第3の重みづけテーブルを示す図 人物画像存在率についての重要度を求めるための第4の重みづけテーブルを示す図 平均顔数についての重要度を求めるための第5の重みづけテーブルを示す図 重み係数αnおよびβnを求めるための第6および第7の重みづけテーブルを示す図 画像一覧画面の例を示す図(その1) 画像一覧画面の例を示す図(その2) 本発明の第2の実施形態による重要度設定装置の構成を示す概略ブロック図 異常度と信頼度との関係を表すテーブルを示す図 画像一覧画面の例を示す図(その3)
符号の説明
1,1A 重要度設定装置
2 メモリカード
12 CPU
14 システムメモリ
16 入力部
18 表示部
20 カードスロット
22 圧縮解凍部
24 ハードディスク
26 メモリ制御部
28 画像分類部
30 カテゴリ重要度算出部
32 画像重要度算出部
34 表示制御部
36 カテゴリ異常度算出部
38 信頼度算出部
40 画像一覧画面

Claims (6)

  1. 複数の画像を分類することにより得られた複数のカテゴリのそれぞれについて、各カテゴリの画像数、類似画像を考慮した画像数、関連カテゴリの数および階層数のいずれかと、各カテゴリの総撮影時間および/または類似画像存在率とを算出し、前記カテゴリの画像数、前記類似画像を考慮した画像数、前記関連カテゴリの数および前記階層数のいずれか、並びに前記総撮影時間について各種値を有し、かつ撮影行動が不自然であることの程度があらかじめ所定の数値として分かっている多数のサンプルとなるカテゴリについて、横軸を前記カテゴリの画像数、前記類似画像を考慮した画像数、前記関連カテゴリの数および前記階層数のいずれか、縦軸を前記相撮影時間とする2次元座標に前記所定の数値を第1の異常度の数値としてプロットすることにより得られた、前記カテゴリの画像数、前記類似画像を考慮した画像数、前記関連カテゴリの数および前記階層数のいずれかと前記相撮影時間との関係における第1の異常度の統計的な分布、および/または前記カテゴリの画像数、前記類似画像を考慮した画像数、前記関連カテゴリの数および前記階層数のいずれか、並びに類似画像存在率について各種値を有し、かつ画像の分類に失敗している程度があらかじめ所定の数値として分かっている多数のサンプルとなるカテゴリについて、横軸を前記カテゴリの画像数、前記類似画像を考慮した画像数、前記関連カテゴリの数および前記階層数のいずれか、縦軸を前記類似画像存在率とする2次元座標に前記所定の数値を第2の異常度の数値としてプロットすることにより得られた、前記カテゴリの画像数、前記類似画像を考慮した画像数、前記関連カテゴリの数および前記階層数のいずれかと前記類似画像存在率との関係における第2の異常度の統計的な分布を参照して、前記各カテゴリの異常度を算出するカテゴリ異常度算出手段を備えたことを特徴とするカテゴリ異常度設定装置。
  2. 前記カテゴリ異常度算出手段は、さらに前記異常度を所定のしきい値と比較することにより、前記各カテゴリを正常カテゴリまたは異常カテゴリに分類する手段であることを特徴とする請求項1記載のカテゴリ異常度設定装置。
  3. 前記複数のカテゴリが階層化されてなる場合において、最上位階層のカテゴリについては該カテゴリの特性に基づいてカテゴリ重要度を算出し、該最上位層以外の下位カテゴリについては、上位カテゴリが正常カテゴリの場合は該下位カテゴリの特性に基づいてカテゴリ重要度を算出し、前記上位カテゴリが異常カテゴリの場合は、あらかじめ定められた所定値をカテゴリ重要度とするカテゴリ重要度算出手段をさらに備えたことを特徴とする請求項2記載のカテゴリ異常度設定装置。
  4. 前記各カテゴリの異常度に対する確信度を統計的に算出する確信度算出手段と、
    前記各カテゴリの特性に基づいて前記各カテゴリのカテゴリ重要度を算出するカテゴリ重要度算出手段と、
    前記カテゴリ重要度を前記確信度とともに出力する出力手段とをさらに備えたことを特徴とする請求項1記載のカテゴリ異常度設定装置。
  5. 複数の画像を分類することにより得られた複数のカテゴリのそれぞれについて、各カテゴリの画像数、類似画像を考慮した画像数、関連カテゴリの数および階層数のいずれかと、各カテゴリの総撮影時間および/または類似画像存在率とを算出し、
    前記カテゴリの画像数、前記類似画像を考慮した画像数、前記関連カテゴリの数および前記階層数のいずれか、並びに前記総撮影時間について各種値を有し、かつ撮影行動が不自然であることの程度があらかじめ所定の数値として分かっている多数のサンプルとなるカテゴリについて、横軸を前記カテゴリの画像数、前記類似画像を考慮した画像数、前記関連カテゴリの数および前記階層数のいずれか、縦軸を前記相撮影時間とする2次元座標に前記所定の数値を第1の異常度の数値としてプロットすることにより得られた、前記カテゴリの画像数、前記類似画像を考慮した画像数、前記関連カテゴリの数および前記階層数のいずれかと前記相撮影時間との関係における第1の異常度の統計的な分布、および/または前記カテゴリの画像数、前記類似画像を考慮した画像数、前記関連カテゴリの数および前記階層数のいずれか、並びに類似画像存在率について各種値を有し、かつ画像の分類に失敗している程度があらかじめ所定の数値として分かっている多数のサンプルとなるカテゴリについて、横軸を前記カテゴリの画像数、前記類似画像を考慮した画像数、前記関連カテゴリの数および前記階層数のいずれか、縦軸を前記類似画像存在率とする2次元座標に前記所定の数値を第2の異常度の数値としてプロットすることにより得られた、前記カテゴリの画像数、前記類似画像を考慮した画像数、前記関連カテゴリの数および前記階層数のいずれかと前記類似画像存在率との関係における第2の異常度の統計的な分布を参照して、前記各カテゴリの異常度を算出することを特徴とするカテゴリ異常度設定方法。
  6. 複数の画像を分類することにより得られた複数のカテゴリのそれぞれについて、各カテゴリの画像数、類似画像を考慮した画像数、関連カテゴリの数および階層数のいずれかと、各カテゴリの総撮影時間および/または類似画像存在率とを算出する手順と、
    前記カテゴリの画像数、前記類似画像を考慮した画像数、前記関連カテゴリの数および前記階層数のいずれか、並びに前記総撮影時間について各種値を有し、かつ撮影行動が不自然であることの程度があらかじめ所定の数値として分かっている多数のサンプルとなるカテゴリについて、横軸を前記カテゴリの画像数、前記類似画像を考慮した画像数、前記関連カテゴリの数および前記階層数のいずれか、縦軸を前記相撮影時間とする2次元座標に前記所定の数値を第1の異常度の数値としてプロットすることにより得られた、前記カテゴリの画像数、前記類似画像を考慮した画像数、前記関連カテゴリの数および前記階層数のいずれかと前記相撮影時間との関係における第1の異常度の統計的な分布、および/または前記カテゴリの画像数、前記類似画像を考慮した画像数、前記関連カテゴリの数および前記階層数のいずれか、並びに類似画像存在率について各種値を有し、かつ画像の分類に失敗している程度があらかじめ所定の数値として分かっている多数のサンプルとなるカテゴリについて、横軸を前記カテゴリの画像数、前記類似画像を考慮した画像数、前記関連カテゴリの数および前記階層数のいずれか、縦軸を前記類似画像存在率とする2次元座標に前記所定の数値を第2の異常度の数値としてプロットすることにより得られた、前記カテゴリの画像数、前記類似画像を考慮した画像数、前記関連カテゴリの数および前記階層数のいずれかと前記類似画像存在率との関係における第2の異常度の統計的な分布を参照して、前記各カテゴリの異常度を算出する手順を有することを特徴とするカテゴリ異常度設定方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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