JP4715756B2 - シール層転写式メタルガスケット - Google Patents

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Description

本発明は、自動車用エンジンのヘッドガスケットに好適に利用可能なシール層転写式メタルガスケットに関する。
自動車用エンジンのシリンダブロックとシリンダヘッド間に介装されるヘッドガスケットとして、燃焼室孔や油孔、ボルト孔などを取り囲むようにビードを形成するとともに、ヘッドガスケットを構成するガスケット構成板の全面及び/又はビードに沿ってコーティング層を形成し、シール性能を向上するように構成したものが提案され、実用化されている。(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000−28002号公報
ところで、前記特許文献1記載のヘッドガスケットには、シリンダブロックとシリンダヘッドの膨張差により面内方向へのせん断力が作用するとともに、エンジン稼動時にはシリンダブロックとシリンダヘッド間の隙間の拡縮方向への繰り返し荷重が作用することから、経年変化によって、コーティング層が剥離して、シール性能が低下したり、冷却水のフィルターが目詰まりして、冷却性能が低下したりするという問題があった。
本発明の目的は、コーティング層の摩耗や剥離によるシール性能の低下を効果的に防止し得るシール層転写式メタルガスケットを提供することである。
本出願人は、コーティング層の剥離のメカニズムについて鋭意検討し、シリンダブロックとシリンダヘッドのシール面が切削や研磨などの機械加工によりなる比較的粗い面であり、そのような粗い面に対してコーティング層が擦り付けられることにより、コーティング層の摩耗や剥離が促進されることを見出した。そして、このようなシリンダブロックやシリンダヘッドのシール面と比較して、圧延金属板で製作されるメタルガスケットの表面は、表面粗さが格段に小さいことに着目し、メタルガスケットの表面を摺動するようにコーティング層をシリンダブロックやシリンダヘッドのシール面に転写すれば、コーティング層の摩耗や剥離は格段に抑制できるとの発想を得て、本発明を完成するに至った。
本発明に係るシール層転写式メタルガスケットは、2つのシール対象部材のシール面間に介装されて両シール対象部材間をシールする、単又は複数枚のガスケット構成板からなるメタルガスケットであって、少なくとも前記シール対象部材に対面するガスケット構成板の表面に、剥離層とコーティング層と接着剤層とをガスケット構成板側から順番に積層してなるシール層を形成し、前記両シール対象部材にメタルガスケットを介装してこれら3者を密接させた状態で、前記接着剤層がシール対象部材に接着されて、前記コーティング層及び接着剤層の少なくとも一部が剥離層を境にしてガスケット構成板から剥離し、シール対象部材のシール面に転写されるように構成したものである。
このメタルガスケットでは、メタルガスケットを2つのシール対象部材のシール面間に介装して、両シール対象部材をシールすることになるが、メタルガスケットで2つのシール対象部材をシールした状態で、少なくとも高面圧部位において接着剤層がシール対象部材に接着されて、高面圧部位のシール層が剥離層を境にガスケット構成板から剥離し、高面圧部位のコーティング層及び接着剤層がガスケット構成板からシール対象部材のシール面に転写されることになる。このため、シール対象部材に転写されたコーティング層は、メタルガスケットの表面に圧接させることになり、ヘッドガスケットのように、シール対象部材としてシリンダブロックとシリンダヘッド間の熱膨張差などにより、コーティング層がメタルガスケットの表面を摺動する場合であっても、メタルガスケットの表面粗さを小さく抑えることで、コーティング層の摩耗や剥離を効果的に防止して、シール性能の低下やコーティング層の耐久性の低下を防止できる。
ここで、少なくともシール対象部材に対面するガスケット構成板を圧延金属板で構成することが好ましい実施の形態である。圧延金属板の表面は、機械加工を施した加工面よりも表面粗さが小さいので、シール対象部材に転写したコーティング層と、圧延金属板からなるガスケット構成板間における摩擦係数を少なくして、コーティング層の摩耗や剥離を効果的に防止することが可能となる。
前記ガスケット構成板のうちのシールが必要な部位にのみ前記シール層を線状に形成することもできる。ガスケット構成板の全面に対してコーティング層を形成することも可能であるが、シールが必要な部位にのみシール層を形成すると、シール層のための使用材料を極力少なくできるとともに、ヘッドガスケットにおいては、冷却水の流通路に露出するコーティング層を極力少なくして、冷却水との接触することによるコーティング層の劣化を防止することができる。
前記2つのシール対象部材がシリンダブロックとシリンダヘッドであることも好ましい実施の形態である。シリンダブロックとシリンダヘッド間に介装されるヘッドガスケットには、前述したように、コーティング層に対して面内方向のせん断荷重や厚さ方向の繰り返し荷重が作用することになるが、コーティング層が接着剤層を介してシリンダブロックやシリンダヘッドに接着されて、メタルガスケットの表面を摺動することになるので、メタルガスケットの表面粗さを少なくすることで、コーティング層の摩耗や剥離を少なくして、摩耗や剥離に伴うシール性能の低下や冷却性能の低下を防止できる。
本発明に係るシール層転写式メタルガスケットを用いたシール方法は、前記シール層転写式メタルガスケットを用いたシール方法であって、前記両シール対象部材にメタルガスケットを介装してこれら3者を密接させ、前記接着剤層をシール対象部材に接着させて、前記コーティング層及び接着剤層の少なくとも一部を、前記剥離層を境にしてシール対象部材のシール面に転写するものである。
このシール方法においては、シール層転写式メタルガスケットをそのままシール対象部材間に介装して、これら3者を密着させることで、前述と同様に、コーティング層の摩耗や剥離を抑制して、コーティング層の耐久性を向上できる。
本発明に係るシール層転写式メタルガスケット及びそれを用いたシール方法によれば、シール層転写式メタルガスケットをそのままシール対象部材間に介装して、これら3者を密着させることで、少なくとも高面圧部位のコーティング層をシール対象部材に転写して、シール対象部材に転写されたコーティング層とメタルガスケット間においてシール対象部材とメタルガスケットとがシールされることになるので、ヘッドガスケットのように、シール対象部材としてシリンダブロックとシリンダヘッド間における熱膨張差などにより、コーティング層がメタルガスケットの表面を摺動する場合であっても、メタルガスケットの表面粗さを小さく抑えることで、コーティング層の摩耗や剥離を効果的に防止して、シール性能の低下やコーティング層の耐久性の低下を防止できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。尚、本実施の形態は、多気筒直列エンジンのシリンダブロックとシリンダヘッド間に介装されるヘッドガスケットに本発明を適用した場合のものである。
図1、図2に示すように、ヘッドガスケット1は、シール対象部材としてのシリンダブロック2及びシリンダヘッド3のシール面4、5間に介装されて、燃焼室6やウォータジャケット7や潤滑油通路(図示略)などをシールするように構成したものである。本発明に係るヘッドガスケット1は、鋳鉄製のシリンダブロックを備えたエンジンに適用することもできるし、シリンダブロック及びシリンダヘッドをアルミニウム合金やマグネシウム合金などの軽合金を主体としたエンジンに対しても適用できる。本実施の形態では、ウォータジャケット7の上面を開放させたオープンデッキタイプのシリンダブロック2を備え、シリンダブロック2及びシリンダヘッド3をアルミニウム合金で構成したエンジンに本発明を適用した場合について説明するが、ウォータジャケット7の上面を開放させていないシリンダブロックに対しても同様に適用できる。
ヘッドガスケット1は、図1〜図3に示すように、シリンダブロック2とシリンダヘッド3とのシール面4、5の略全面にわたって介装される圧延金属板からなるガスケット構成板としてのビード板10と、ビード板10の表面に形成したシール層20、21と、ボアビード16の外周縁とエンジンのシリンダブロック2に形成されるウォータジャケット7の内周面7a間において、ビード板10に重ね合わせて設けたガスケット構成板としてのシム板11とを備えている。図2に示すヘッドガスケット1では、シム板11側をシリンダブロック2側にしてシール面4、5間にヘッドガスケット1を介装したが、シム板11側をシリンダヘッド3側にしてシール面4、5間にヘッドガスケット1を介装することも可能である。
ビード板10は、析出硬化型高珪素二相ステンレス鋼やSUS301系一般材やSUS630系やSUS631系の析出硬化型ステンレス鋼などからなるステンレス鋼板で構成され、ビード板10の外縁形状はシリンダブロック2のシール面4、5と略同じ形状に形成されている。ビード板10の厚さは、0.15mm未満であるとビードの剛性が低下して十分な面圧が得られず、0.4mmを越えると加工による材料の変質やヘッドボルトの過締結により、クラックが発生する恐れがあるので、0.15〜0.4mm、より好ましくは0.15〜0.35mm、特に好ましくは0.2〜0.25mmに設定することになる。
ビード板10の幅方向の略中央部には長さ方向に間隔をあけて丸孔からなる複数の開口部12が燃焼室6に対応させて形成され、一側の開口部12の外側にはウォータジャケット7に対応させて複数の冷却水孔13aが所定の配列で形成され、隣接する開口部12間の両側にはウォータジャケット7に対応させて冷却水孔13bが形成されている。ウォータジャケット7の外側に対応する位置にはシリンダヘッド3をシリンダブロック2に固定するためのヘッドボルト(図示略)が挿通する複数のボルト挿通孔14が1つの開口部12に対して4個ずつ、開口部12を取り囲むように形成され、シリンダヘッド3をシリンダブロック2に対してバランスよく締結できるように構成されている。特定のボルト挿通孔14の外側には潤滑油が流通する油孔15が形成され、シリンダブロック2からシリンダヘッド3側へ潤滑油を供給して、動弁機構等を潤滑できるように構成されている。
ビード板10には、図2〜図4に示すように、燃焼室6を取り囲むボアビード16と、ボルト挿通孔14を取り囲むボルト孔ビード17と、ボルト挿通孔14と油孔15とを併せて取り囲むボルト油孔ビード18と、これら複数のボルト孔ビード17やボルト油孔ビード18全体を取り囲む外周ビード19が形成されている。尚、外周ビード19は、ウォータジャケット7を取り囲むように配置されていれば、ボルト孔ビード17やボルト油孔ビード18を取り囲まないように配置することも可能である。また、ビード16〜19は、金属板に形成した段差からなる段差ビードで構成されているが、断面形状が部分円弧状の丸ビードで構成することもできるし、段差ビードと丸ビードを任意に組み合わせて構成することもできる。ビード板10における、開口部12や冷却水孔13a、13bやボルト挿通孔14や油孔15の形状や個数や配置、ビード16〜19の形状や個数や配置はエンジンの構成等に応じて任意に設定することになる。
ボアビード16を構成する段差ビードは、図7(a)に示すように、ビード板10をプレス成形するときに、段差ビードの加工高さをビード板10の板厚の3〜4倍の加工高さH1に設定して素材金属板をプレス成形した後、図7(b)に示すように、段差ビードの加工高さをシム板11の板厚以下の高さH2に設定して素材金属板をフラットニング加工して、図7(c)に示す高さHに成形されている。そして、このようにビード板10の板厚の3〜4倍の高さの段差ビードに成形した後、段差ビードの加工高さをビード板10の板厚以下に設定して素材金属板をフラットニング加工して、要求高さHの段差ビードを形成するので、加工硬化により段差ビードの疲労限が高められ、段差ビードにおけるクラックの発生を効果的に防止できる。要求高さHは、十分なシール性能が確保されるように、例えばシム板11の板厚の2〜4倍に設定することになる。但し、フラットニング加工は必ずしも必要ではなく、省略することも可能である。また、ボアビード16以外のビード17〜19に関しても同様に成形することができる。
ビード板10の両面には、図1〜図6に示すように、剥離層22とコーティング層23と接着剤層24とをビード板10側から順番にパターン印刷により積層してなるシール層20、21であって、ボアビード16及びシム板11に対応させて形成した第1シール層20と、ビード17〜19に対応させて形成した第2シール層21とが設けられている。そして、シリンダブロック2とシリンダヘッド3間にヘッドガスケット1を介装して、ヘッドボルトを締結すると、段差ビード16〜19の内周側及び外周側の折曲部25における折曲の外面側(図5にハッチングで図示)の面圧が他の部分と比較して局部的に高くなり、少なくともこの高面圧部26において、接着剤層24がシリンダブロック2とシリンダヘッド3のシール面4、5に接着され、高面圧部26の接着剤層24とコーティング層23が、剥離層22を境にビード板10から剥離して、シリンダブロック2及びシリンダヘッド3のシール面4、5に転写されるように構成されている。但し、高面圧部26の両側に沿ってシール層20、21に予め切り込みを入れておき、高面圧部26のみが剥離して、高面圧部26以外の部分へ剥離が進行しないように構成することも好ましい実施の形態である。尚、パターン印刷とは、凸版印刷、平版印刷、凹版印刷、スクリーン印刷、植毛印刷、磁気印刷、ホットスタンピングなどによる印刷技術と、ディスペンサーによる材料塗布技術を含むものである。
両シール層20、21の幅は、ビード板10の表面のうちの少なくとも高面圧部26が含まれる幅に設定することになるが、狭すぎると十分な耐久性が得られず、広すぎると使用する材料が多くなるので、0.5mm以上、3.0mm以下、好ましくは、1.0mm以上、2.0mm以下に設定することになる。但し、このシール層20、21は、ビード板10の全面に形成することも可能であるし、ビード板10の一方の面にのみ形成することも本発明の範疇である。また、ビード板10の全面に従来と同様にしてコーティング層を形成し、その上にシール層20、21を形成することも可能である。
シール層20、21の厚さは、十分な耐久性及びシール性能を確保するため、17μm以上、50μm以下に設定することになる。剥離層22の厚さは、薄すぎると十分な剥離作用が得られず、厚すぎるとシール層20、21が厚くなるので、1μm以上、10μm以下に設定することになる。また、コーティング層23の厚さは、薄すぎると十分な耐久性及びシール性能が得られず、厚すぎるとシール層20、21が厚くなるので、15μm以上、30μm以下に設定することになる。接着剤層24の厚さは、薄すぎると十分な接着強度が得られず、厚すぎるとシール層20、21が厚くなり過ぎるので、1μm以上、10μm以下に設定することになる。また、第1シール層20と第2シール層21とで幅や厚さに差を持たせることも可能である。
コーティング層23の材料としては、フッ素ゴム、NBRゴム、SBRゴム、シリコンゴムなどの合成ゴム材料や、エポキシ系樹脂、シリコン系樹脂、フェノール系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリイミド系樹脂、塩化ビニル系樹脂、アクリル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ABS系樹脂、PTFE(四フッ化エチレン)系樹脂などの合成樹脂材料や、これら合成ゴム材料や合成樹脂材料にアルミニウム合金、銅、真鍮、ステンレス等の金属粉末、ガラス粉末やガラス繊維、セラミック粉末やセラミック繊維、二硫化モリブデン粉末等を混入した複合材料を用いることが可能で、使用条件等に応じて適宜選定される。例えば、ボアビード16の上下両側に配置される第1シール層20のコーティング層23は、高温の燃焼ガスと冷却水とをシールする関係上、耐熱性及び耐摩耗性に優れたコーティング材料で構成され、その他のビードの上下両側に配置される第2シール層21のコーティング層23は、潤滑油と冷却水とをシールする関係上、液密性及び耐摩耗性に優れたコーティング材料で構成することもできる。但し、第2シール層21は、使用条件に応じて、更に複数の領域に分割して、それぞれの領域毎に異なる材料のコーティング層を形成することも可能である。
剥離層22としては、ワックス系離型剤、シリコーン系離型剤、フッ素系離型剤、PVA系離型剤、黒鉛系離型剤などを好適に採用できる。
接着剤層24としては、合成ゴム系接着剤、ウレタン系接着剤、エポキシ系接着剤、シラン系接着剤などを好適に採用できる。
シム板11は、ビード板10と同様に、JIS規格におけるSUS301などのステンレス鋼板、あるいはこれと同等の特性を有する周知の金属材料で構成され、ボアビード16の外周縁と、エンジンのシリンダブロック2に形成されるウォータジャケット7の内周面7a間に対応する領域に配置されている。ただし、ビード板10とは異なり、ビード16〜19を形成しないので、ビード板10よりも安価に入手可能な金属材料で構成することも可能である。シム板11の板厚は、0.05mm〜0.15mm、好ましくは0.08mm〜0.12mmに設定され、ヘッドボルトを締結した状態で、ボアビード16付近にシム板11の板厚に相当する隙間が形成され、ボアビード16が全屈しないように構成されている。
シム板11にはボアビード16の外周縁と同径の丸孔からなる4つの開口部30が形成されこれら4つの開口部30の開口縁はボアビード16の外周縁に沿って配置されている。シム板11の外縁部は、シム板11に対応するシリンダブロック2の面圧を極力低く設定するため、ウォータジャケット7の内周面7aに対応する位置まで設けることになるが、ウォータジャケット7の内周面7aに対応する位置よりもやや内側に配置させたものも本発明の範疇である。また、ウォータジャケット7の内周面7aの成形精度は比較的低いので、ウォータジャケット7の内周面7aに対応する位置まで確実に設けられるようにするため、ウォータジャケット7に対応する領域内まで延設することが好ましい。ただし、シム板11の外縁部をウォータジャケット7の外周面7bよりも外側に延設することも可能ではあるが、シム板11の製作コストが高くなるので、ウォータジャケット7に対応する領域内で且つウォータジャケット7の内周面7aの近くに配置されるように構成することが好ましい。
シム板11の左右両端の開口部30に対応する前部及び後部にはウォータジャケット7に対応する領域内に突出する固定部31が一体的に形成され、シム板11は、これら4つの固定部31をビード板10にスポット溶接やリベットやメカニカルクリンチなどで固定することで、ビード板10に固定されている。ビード板10における冷却水孔13a、13bに対応する位置においてシム板11には切欠部33及び冷却水孔34が形成され、シム板11が冷却水の流通を阻害しないように構成されている。
このような構成のヘッドガスケット1を組み付けたエンジンにおいては、ボアビード16の外周側にシム板11が配置されるので、シム板11がボアビード16の全屈を防止するストッパーとして機能し、ボアビード16の全屈によって、ボアビード16にクラックが発生することを防止でき、クラックの発生によるシール性能の低下を効果的に防止することができる。また、シム板11は、ボアビード16の外周縁とウォータジャケット7の内周面7a間に対応する部分にのみ設けているので、シム板11をヘッドガスケット1の外縁部まで設ける場合と比較して、シム板11の製作コストを抑えることができるとともに、燃焼室6周りのボアビード16の面圧をビード17〜19と比較して高く設定することができ、燃焼室6周りのシール性能を十分に確保することができる。しかも、ボアビード16の外周縁とウォータジャケット7の内周面7a間の幅は、ボアビード16の内周縁と開口部12の口縁間の幅と比較して広く設定できるので、シリンダブロック2の燃焼室6周りに局部的に大きな面圧が作用することを防止できるとともに、シリンダ孔2aから離れた位置においてシリンダブロック2に面圧を作用させることができるので、シリンダ孔2aの変形を効果的に抑制することができる。
また、ヘッドガスケット1をシリンダブロック2とシリンダヘッド3間に介装してヘッドボルトを締結すると、高面圧部26におけるシール層20、21の接着剤層24がシリンダブロック2及びシリンダヘッド3に接着されて、コーティング層23及び接着剤層24が剥離層22を境にビード板10から剥離して、シリンダブロック2及びシリンダヘッド3のシール面4、5に転写されることになる。そして、シリンダブロック2とシリンダヘッド3との熱膨張差やシリンダブロック2とシリンダヘッド3間の隙間の拡縮方向への繰り返し荷重により、シリンダブロック2及びシリンダヘッド3に対してヘッドガスケット1が面内方向に対して微小移動する際には、コーティング層23とビード板10間において微小移動することになる。したがって、コーティング層23は、切削や研磨により加工されたシリンダブロック2やシリンダヘッド3のシール面4、5ではなく、それよりも表面粗さの小さい圧延金属板からなるビード板10上を摺動することになり、コーティング層23の摩耗や剥離を効果的に防止して、シール性能の低下やコーティング層23の耐久性の低下を防止できることになる。尚、ヘッドガスケット1は、シリンダブロック2とシリンダヘッド3間に常時挟持され、高面圧部26と他の部分とは略同一平面内に配置されることになるので、高面圧部26のコーティング層23及び接着剤層が剥離しても、高面圧部26とその外側のコーティング層23とが分断されることはない。
ここで、前記ヘッドガスケット1Aの構成を部分的に変更した他の実施の形態について説明する。尚、前記実施の形態と同一部材には同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
図8に示すように、このヘッドガスケット1Aは、前記実施の形態のビード板10における段差ビードからなるボアビード16に代えて、シリンダブロック2側へ突出する断面円弧状の丸ビードからなるボアビード16Aを形成したビード板10Aを設け、シム板11に代えて、ビード板10Aと略同じ形状で同じ寸法のストッパー板40をビード板10Aの下側に重ね合わせて設けたものである。ビード板10A及びストッパー板40は、前記ビード板10Aと同様の素材で構成することができる。ストッパー板40には、ビード板10Aと同様に、開口部41とボルト挿通孔(図示略)と油孔(図示略)とが形成され、ストッパー板40とビード板10Aとは、シリンダブロック2とシリンダヘッド3のシール面4、5間の外側において、スポット溶接やリベットやメカニカルクリンチなどで結合されている。
ストッパー板40の開口部41の縁部にはビード板10A側へ折り返してなる折り返し部42が形成され、折り返し部42以外の部分は平坦に形成されている。ビード板10Aにおけるボアビード16Aよりも開口部12側には平坦部43が形成され、折り返し部42は平坦部43に対面する位置に設けられている。
ビード板10Aのシリンダヘッド3側の表面には、前記実施の形態のシール層20、21と同様に、剥離層22とコーティング層23と接着剤層24とをビード板10A側から順番にパターン印刷により積層してなるシール層20A、21Aが形成されている。第1シール層20Aは、ボアビード16A及び平坦部43を含むように形成され、第2シール層21Aは、前記実施の形態におけるビード板10Aと同様にビード17〜19を含むように形成されている。また、ビード板10Aのシリンダブロック2側の表面には、第1及び第2シール層20A、21Aに対応する位置にコーティング層44、45が形成されている。但し、このコーティング層44、45はストッパー板40側に形成することも可能である。
ストッパー板40のシリンダブロック2側の表面には、ビード板10Aの第1及び第2シール層20A、21Aに対応させて、前記実施の形態のシール層20、21と同様に、剥離層22とコーティング層23と接着剤層24とをストッパー板40側から順番にパターン印刷により積層してなる第1及び第2シール層20B、21Bが形成されている。
このヘッドガスケット1Aにおいては、これをシリンダブロック2とシリンダヘッド3間に介装して、ヘッドボルトを締結すると、折り返し部42がボアビード16Aの全屈を防止するストッパーとして機能し、ボアビード16Aの全屈によって、ボアビード16Aにクラックが発生することを防止でき、クラックの発生によるシール性能の低下を効果的に防止することができる。また、図9にハッチングで示す部分、即ち、ビード板10Aの第1シール層20Aにおける折り返し部42に対応する部分及びボアビード16Aの両側部と、第2シール層21Aにおける、ビード17〜19のシリンダヘッド3側(内周側)の折曲部25の面圧が高くなり、この高面圧部26Aにおいて第1シール層20A、21Aが剥離して、シリンダヘッド3のシール面5に転写されることになる。また、ストッパー板40の第1シール層20Bにおける折り返し部42に対応する部分及びボアビード16Aの頂部に対応する部分と、第2シール層21Bにおける、ビード17〜19のシリンダブロック2側(外周側)の折曲部25の面圧が高くなり、この高面圧部26Bにおいてシール層20B、21Bが剥離して、シリンダブロック2のシール面4に転写されることになる。このように、シール層が剥離して、コーティング層23が、切削や研磨により加工されたシリンダブロック2やシリンダヘッド3のシール面4、5ではなく、それよりも表面粗さの小さい圧延金属板からなるビード板10A又はストッパー板40の表面上を摺動することで、コーティング層23の摩耗や剥離を効果的に防止して、シール性能の低下やコーティング層23の耐久性の低下を防止できることになる。
尚、本実施の形態では、2枚のガスケット構成板を備えたヘッドガスケット1に本発明を適用した場合について説明した、1枚或いは3枚以上のヘッドガスケットにおいても、シリンダブロックとシリンダヘッドのシール面に対面するガスケット構成の表面に、面圧が高くなる高面圧部が含まれるようにシール層20、21を形成し、高面圧部26位におけるシール層20、21をガスケット構成板から、シリンダブロック2及びシリンダヘッド3のシール面4、5側に転写してコーティング層23の摩耗や剥離を防止できるように構成することができる。
また、本発明は、多気筒直列エンジン以外の多気筒V型エンジンや単気筒エンジンなどのエンジンに適用することもできるし、吸気マニホールドとシリンダヘッド間に介装されるメタルガスケットなど、エンジンを構成する各種メタルガスケットや、エンジン以外の自動車部品やその他の産業機械におけるメタルガスケットに対しても本発明を同様に適用できる。
ヘッドガスケットの底面図 シリンダブロックとシリンダヘッド間に対してヘッドガスケットを組み付ける直前における図1のII-II線縦断面図 シリンダブロックとシリンダヘッド間に対してヘッドガスケットを組み付ける直前における図1のIII-III線断面図 シール層の形成前におけるビード板の平面図 シール層のうちの高面圧部となる部位を示す説明図 シール層の縦断面図 段差ビードの成形方法の説明図 他の構成のヘッドガスケットをシリンダブロックとシリンダヘッド間に組み付ける直前における図2相当図 同ヘッドガスケットのシール層のうちの高面圧部となる部位を示す説明図
符号の説明
1 ヘッドガスケット 2 シリンダブロック
2a シリンダ孔 3 シリンダヘッド
4 シール面 5 シール面
6 燃焼室 7 ウォータジャケット
7a 内周面 7b 外周面
10 ビード板 11 シム板
12 開口部 13a 冷却水孔
13b 冷却水孔 14 ボルト挿通孔
15 油孔 16 ボアビード
17 ボルト孔ビード 18 ボルト油孔ビード
19 外周ビード 20 シール層
21 シール層 22 剥離層
23 コーティング層 24 接着剤層
25 折曲部 26 高面圧部
30 開口部 31 固定部
33 切欠部 34 冷却水孔
1A ヘッドガスケット 10A ビード板
16A ボアビード 20A 第1シール層
20B 第2シール層 21A 第1シール層
21B 第2シール層 26A 高面圧部
26B 高面圧部 40 ストッパー板
41 開口部 42 折り返し部
43 平坦部 44 コーティング層
45 コーティング層

Claims (5)

  1. 2つのシール対象部材のシール面間に介装されて両シール対象部材間をシールする、単又は複数枚のガスケット構成板からなるメタルガスケットであって、
    少なくとも前記シール対象部材に対面するガスケット構成板の表面に、剥離層とコーティング層と接着剤層とをガスケット構成板側から順番に積層してなるシール層を形成し、
    前記両シール対象部材にメタルガスケットを介装してこれら3者を密接させた状態で、前記接着剤層がシール対象部材に接着されて、前記コーティング層及び接着剤層の少なくとも一部が剥離層を境にしてガスケット構成板から剥離し、シール対象部材のシール面に転写されるように構成した、
    ことを特徴とするシール層転写式メタルガスケット。
  2. 少なくともシール対象部材に対面するガスケット構成板を圧延金属板で構成した請求項1記載のシール層転写式メタルガスケット。
  3. 前記ガスケット構成板のうちのシールが必要な部位にのみ前記シール層を線状に形成した請求項1又は2記載のシール層転写式メタルガスケット。
  4. 前記2つのシール対象部材がシリンダブロックとシリンダヘッドである請求項1〜3のいずれか1項記載のシール層転写式メタルガスケット。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項記載のシール層転写式メタルガスケットを用いたシール方法であって、
    前記両シール対象部材にメタルガスケットを介装してこれら3者を密接させ、前記接着剤層をシール対象部材に接着させて、前記コーティング層及び接着剤層の少なくとも一部を、前記剥離層を境にしてシール対象部材のシール面に転写する、
    ことを特徴とするシール層転写式メタルガスケットを用いたシール方法。
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