JP4712595B2 - 生海苔裁断機 - Google Patents

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Description

本発明は、生海苔裁断機に関し、その詳細は、ハウジングに形成された空間への生海苔、異物、又は水等の排出物の進入による弊害及び/又は温度変更による気密の確保とを図り、オイルシール、軸受け等の装置の保護と、また第一の回転軸の容易な組み立て等を図る生海苔裁断機に関する。
従来の生海苔裁断機において、ハウジングに投入された生海苔は、このハウジングに軸支した第一の前方回転軸に設けた押出しスクリュウで、強制的に該ハウジングの開放側に圧送する。そして、この圧送時において、ハウジングの内圧が上がり、この第一の後方回転軸側(反押出しスクリュウ側)にも生海苔、異物、又は水等の排出物が溢出する。この溢出した排出物は、行き場がなく、前記第一の後方回転軸と、ハウジングとで形成される空間(隙間)に滞留する。このようにして、排出物が滞留すると、この第一の後方回転軸に設けた軸受けの損傷、また第一の前方回転軸と第一の後方回転軸とを区画するオイルシール、またVリング等の損傷等を引き起こし、また機器のスムースな動きと、耐久性の低下とが考えられる。しかし、従来は、これらの排出物の排除に対しては、有効な手立てと、工夫がされておらず、その改良が望まれている。
またこの生海苔裁断機において、ハウジングに第一の前方・後方回転軸(総称する場合には、第一の回転軸とする)を軸承し、この第一の回転軸内に第二の回転軸を軸承する構成である。従って、このハウジングの内側と第一の回転軸の外側で形成される空間、又は第一の回転軸の内側と第二の回転軸の外側で形成される空間に、第一・第二の回転軸及び/又は軸受けの回転に起因する空間内の温度の上昇・下降があり、この温度の変動による水蒸気と水滴の発生が考えられる。例えば、上昇による水蒸気の発生と、降下による水滴の発生とがある。そして、この水蒸気は、軸受け内に侵入し、この軸受けの故障の原因となる。また空間内の気圧の上昇・下降があり、この気圧の変動により、密封された空間では、種々の弊害が発生する。例えば、気圧が低くなると、ハウジング内の排出物が空間に進入し、この空間内に滞留する等の弊害が考えられる。また気圧が低くなると、排出物が軸受け内に進入し、軸受けの寿命を低下する等の弊害が考えられる。しかし、従来は、これらの温度及び/又は気圧の変動に関しては、有効な手立てと、工夫がされておらず、その改良が望まれている。
そして、本発明と、同様な目的を意図した先行文献を調査したが、この種の生海苔裁断機に関しての軸受け及び排出構造に関しては、直接的な文献は見当たらなかった。そこで、第一・第二の回転軸を有する文献(1)を説明する。
この文献(1)は、特開2001−8669の「生海苔の細断方法及び装置」であって、ハウジング内に、第一の回転軸と、第二の回転軸を軸承し、この第一の回転軸にスクリュウを付設し、また第二の回転軸にナイフを固止した構成であり、この第一・第二の回転軸を、個別に制御し、生海苔の切断長さの調整及び/又は揉みの程度を調整することを意図する。しかし、この発明では、ハウジングに排出口及び/又は空気排出口を備えておらず、本発明が意図する構成とは、本質的に相違する。
特開2001−8669
従来の構造は、ハウジングに排出口が開設されていないので、このハウジングと第一の回転軸とで形成される空間に排出物が滞留する。従って、第一の回転軸に設けた軸受けの損傷、またこの軸受けと第一の回転軸を区画するオイルシール、またVリング等の損傷等を引き起す虞があること、また機器のスムースな動きと、耐久性の低下とが考えられる。
そして、これらの損傷の回避、機器のスムースな動きの確保、又は耐久性の低下の回避等を図るためには、有害なこの排出物を、確実かつスムースに排除することが要求される。
また従来の構造は、ハウジングの内側と第一の回転軸の外側で形成される空間及び/又は第一の回転軸の内側と第二の回転軸の外側で形成される空間に空気排出口が開設されていないので、この何れかの空間に第一・第二の回転軸及び/又は軸受けの回転に起因して、空間内の温度の上昇・下降があり、この温度の変動による水蒸気と水滴が発生することで、種々の弊害が発生すると考えられる。また空間内の気圧の上昇・下降があり、この気圧の変動により、密封された空間では、種々の弊害が発生すると思われる。
従って、空間内の温度及び/又は気圧の変動に基づく弊害の解除が要求される。
上記に鑑み、本発明は、次のようなことを意図する。
[1] ハウジングに排出口を開設し、このハウジングと第一の(後方)回転軸とで形成される空間に排出物が滞留するのを回避することで、例えば、第一の(後方)回転軸に設けた軸受けの損傷、また第一の(前方)回転軸と第一の(後方)回転軸とを区画するオイルシール、またVリング等の損傷等を回避すること、また機器のスムースな動きと、耐久性の向上を図ること等を意図する。また有害と考えられる排出物を、確実かつスムースに排除することを意図する。
[2] またハウジングに空気排出口を開設し、ハウジングの内側と第一の回転軸の外側で形成される空間、又は第一の回転軸の内側と第二の回転軸の外側で形成される空間に、第一・第二の回転軸及び/又は軸受けの回転に起因する空間内の温度の上昇・下降があり、この温度の変動による水蒸気と水滴の発生が考えられる。この温度の変動を、空気排出口からの空気の給排を介して防止することで、上昇による水蒸気の発生と、下降による水滴の発生を回避すること、又は水蒸気の、軸受け内への進入を防止し、この軸受けの故障の回避を図ることを意図する。また空間内の気圧の上昇・下降があり、この気圧の変動により、密封された空間では、種々の弊害の発生が考えられる。この気圧の変動を、空気排出口からの空気の給排を介して防止することで、気圧が低くなって、ハウジング内の排出物が空間に進入することを防止し、また空間内において水滴の発生を防止すること等を意図する。
[3] 第一・第二の回転軸がスムースに回転することで、ナイフを設定の押圧力で摺接回転できる特徴があり、例えば、生海苔に抵抗を与えず、かつ無理やり切断することなく、略均一に裁断すること、生海苔の物性(硬さ、長さ、幅等の物理的な品質)によっては、ナイフの刃部の切れ味を確保すること、この生海苔に揉み作用を与えながら、この生海苔の物性を変えることも可能と考えられるので、製品仕上がりの品質の向上を図ること等を意図する。
[4] さらに、所定の孔数を備えた多孔プレートに、ナイフを設定の押圧力で摺接回転できる特徴があり、例えば、熟練を要さず、比較的簡易に生海苔を、略均一に裁断すること、又は前述の[1]の効果を達成すること等を意図する。
[5] さらに、所定の孔数を備えた多孔プレートに、ナイフを設定の押圧力で摺接回転できる特徴があり、例えば、略均一な裁断を可能とすること、また図示しない熟成機等において、時間の短縮を図ること、海苔製造時間の短縮化に寄与すること等を意図する。
[6] そして、所定の孔数を備えた多孔プレートに、ナイフを設定の押圧力で摺接回転できる特徴があり、例えば、このナイフの損耗を回避して、経済性の向上と、このナイフによる効率的な裁断を図ることを意図する。
[7] 前述した[1]〜[6]の意図する処を、簡単な構造、故障しない構造、又は操作の簡単な構造等を利用して達成することを意図する。
請求項1の発明は、前述した[1]〜[7]の目的を達成することを意図する。
請求項1は、ハウジングに軸支した第一の回転軸と、この第一の回転軸の外側の一部に設けた生海苔を搬送する押出しスクリュウと、この押出しスクリュウに対峙し、かつ前記ハウジングの開放側に設けた多孔プレートと、この多孔プレートに摺接するナイフと、このナイフを支持する前記第一の回転軸内に軸支された第二の回転軸とで構成し、前記押出しスクリュウを介して多孔プレート側に押し付けた生海苔を、前記ナイフの回転を介して所定の長さに切断する生海苔裁断機において、
このハウジングは、投入口を備えた略円筒形状の筒体であって、このハウジング内に貫設した第一の回転軸を、筒体に設けた対の軸受けで支持し、この第一の回転軸に前記押出しスクリュウを付設し、また前記第一の回転軸に軸受けを介して第二の回転軸を架承し、この第二の回転軸に前記ナイフを固止し、前記筒体に排出口及び空気排出口を設け、この排出口及び空気排出口に配管を、それぞれ接続した構成の生海苔裁断機であって、
前記排出口は、前記ハウジングの内側と前記第一の回転軸の外側とで形成される空間に開設し、また、前記空気排出口は、前記ハウジングの内側と前記第一の回転軸の外側で形成される空間、及び/又は、前記第一の回転軸の内側と前記第二の回転軸の外側で形成される空間に開設することを特徴とした生海苔裁断機である。
請求項2の発明は、請求項1の目的を達成すること、この目的を達成するのに最適な第一の回転軸の構造を提供すること等を意図する。
請求項2は、請求項1に記載の生海苔裁断機において、その第一の回転軸を分断し、第一の前方回転軸と、第一の後方回転軸とし、この第一の前方回転軸の内側に環状凹部を設け、前記第一の後方回転軸の先端にスリーブを突設し、前記環状凹部に前記スリーブを嵌め込む構成の生海苔裁断機である。
請求項3の発明は、請求項2の目的を達成すること、この目的を達成するのに最適な第一の回転軸及び/又はハウジングの構造を提供すること等を意図する。
請求項3は、請求項2に記載の生海苔裁断機において、前記ハウジングの内側と、第一の前方回転軸の外側との間に空間を形成し、この空間に押出しスクリュウを付設し、また第一の後方回転軸とこのハウジングとの間にオイルシールを設けて密封し、さらにVリング及び/又は遮蔽板を設けた水及び/又は生海苔を遮断する構成の生海苔裁断機である。
請求項4の発明は、請求項1の目的を達成すること、この目的を達成するのに最適な第一・第二の回転軸及びハウジングの構造を提供すること等を意図する。
請求項4は、請求項1に記載の生海苔裁断機において、第一の回転軸の内側と第二の回転軸の外側との間に空間を形成し、この空間と前記第一の回転軸の孔及びハウジングの空気排出口とを連通する構成の生海苔裁断機である。
請求項1の発明は、ハウジングに軸支した第一の回転軸と、第一の回転軸の外側の一部に設けた生海苔を搬送する押出しスクリュウと、押出しスクリュウに対峙し、かつハウジングの開放側に設けた多孔プレートと、多孔プレートに摺接するナイフと、ナイフを支持する第一の回転軸内に軸支された第二の回転軸とで構成し、押出しスクリュウを介して多孔プレート側に押し付けた生海苔を、ナイフの回転を介して所定の長さに切断する生海苔裁断機において、
ハウジングは、投入口を備えた略円筒形状の筒体であって、ハウジング内に貫設した第一の回転軸を、筒体に設けた対の軸受けで支持し、第一の回転軸に押出しスクリュウを付設し、また第一の回転軸に軸受けを介して第二の回転軸を架承し、第二の回転軸にナイフを固止し、筒体に排出口及び空気排出口を設け、排出口及び空気排出口に配管を、それぞれ接続した構成の生海苔裁断機であって
排出口は、ハウジングの内側と第一の回転軸の外側とで形成される空間に開設し、また、空気排出口は、ハウジングの内側と第一の回転軸の外側で形成される空間、及び/又は、第一の回転軸の内側と第二の回転軸の外側で形成される空間に開設することを特徴とした生海苔裁断機である。
従って、請求項1は次のような[1]〜[7]の特徴がある。
[1] ハウジングに排出口を開設し、このハウジングと第一の(後方)回転軸とで形成される空間に排出物が滞留するのを回避することで、例えば、第一の(後方)回転軸に設けた軸受けの損傷、また第一の(前方)回転軸と第一の(後方)回転軸とを区画するオイルシール、またVリング等の損傷等を回避できること、また機器のスムースな動きと、耐久性の向上が図れること等の特徴がある。また有害と考えられる排出物を、確実かつスムースに排除できること等の特徴がある。さらにハウジングの内側と第一の回転軸の外側で形成される空間及び/又は第一の回転軸の内側と第二の回転軸の外側で形成される空間に空気排出口を開設し、この空間において、主として、この第一・第二の回転軸及び/又は軸受けの回転に起因する温度の上昇・下降を回避し、空間において、温度の変動による水蒸気と水滴の発生等の弊害を回避できること、又は空間内の気圧の上昇・下降を回避し、密封された空間において気圧の変動による種々の弊害を回避できること等の特徴がある。
[2] またハウジングに空気排出口を開設し、ハウジングの内側と第一の回転軸の外側で形成される空間、又は第一の回転軸の内側と第二の回転軸の外側で形成される空間に、第一・第二の回転軸及び/又は軸受けの回転に起因する空間内の温度の上昇・下降があり、この温度の変動による水蒸気と水滴の発生が考えられる。この温度の変動を、空気排出口からの空気の給排を介して防止することで、上昇による水蒸気の発生と、下降による水滴の発生を回避できること、又は水蒸気の、軸受け内への進入を防止し、この軸受けの故障の回避が図れること等の特徴を有する。また空間内の気圧の上昇・下降があり、この気圧の変動により、密封された空間では、種々の弊害の発生が考えられる。この気圧の変動を、空気排出口からの空気の給排を介して防止することで、気圧が低くなって、ハウジング内の排出物が空間に進入することを防止できること、また空間内において水滴の発生を防止できること等の特徴を有する。
[3] 第一・第二の回転軸がスムースに回転することで、ナイフを設定の押圧力で摺接回転できる特徴があり、例えば、生海苔に抵抗を与えず、かつ無理やり切断することなく、略均一に裁断できること、生海苔の物性(硬さ、長さ、幅等の物理的な品質)によっては、ナイフの刃部の切れ味を確保できること、この生海苔に揉み作用を与えながら、この生海苔の物性を変えることも可能と考えられるので、製品仕上がりの品質の向上が図れること等の特徴がある。
[4] さらに、所定の孔数を備えた多孔プレートに、ナイフを設定の押圧力で摺接回転できる特徴があり、例えば、熟練を要さず、比較的簡易に生海苔を、略均一に裁断できること、又は前述の[1]の効果を達成できること等の特徴がある。
[5] さらに、所定の孔数を備えた多孔プレートに、ナイフを設定の押圧力で摺接回転できる特徴があり、例えば、略均一な裁断が可能となること、また図示しない熟成機等において、時間の短縮が図れること、海苔製造時間の短縮化に寄与できること等の特徴がある。
[6] そして、所定の孔数を備えた多孔プレートに、ナイフを設定の押圧力で摺接回転できる特徴があり、例えば、このナイフの損耗を回避して、経済性の向上と、このナイフによる効率的な裁断が図れること等の特徴がある。
[7] 前述した[1]〜[6]の意図する処を、簡単な構造、故障しない構造、又は操作の簡単な構造等を利用して達成できること等の特徴がある。
請求項2の発明は、請求項1に記載の生海苔裁断機において、第一の回転軸を分断し、第一の前方回転軸と、第一の後方回転軸とし、第一の前方回転軸の内側に環状凹部を設け、第一の後方回転軸の先端にスリーブを突設し、環状凹部にスリーブを嵌め込む生海苔裁断機である。
従って、請求項2は、請求項1の目的を達成できること、この目的を達成するのに最適な第一の回転軸の構造を提供できること等の特徴がある。
請求項3の発明は、請求項2に記載の生海苔裁断機において、ハウジングの内側と、第一の前方回転軸の外側との間に空間を形成し、空間に押出しスクリュウを付設し、また第一の後方回転軸とハウジングとの間にオイルシールを設けて密封し、さらにVリング及び/又は遮蔽板を設けた水及び/又は生海苔を遮断する生海苔裁断機である。
従って、請求項3は、請求項2の目的を達成できること、この目的を達成するのに最適な第一の回転軸及び/又はハウジングの構造を提供できること等の特徴がある。
請求項4の発明は、請求項1に記載の生海苔裁断機において、第一の回転軸の内側と第二の回転軸の外側との間に空間を形成し、空間と第一の回転軸の孔及びハウジングの空気排出口とを連通する生海苔裁断機である。
従って、請求項4は、請求項1の目的を達成できること、この目的を達成するのに最適な第一・第二の回転軸及びハウジングの構造を提供できること等の特徴がある。
本発明の一例を説明する。
図面の説明をすると、図1は本発明の全体を示した断面図、図2は他の一例を説明する要部の断面図である。
図において、1は生海苔混成機、海苔洗浄機等の生海苔機器に設けられる略筒形状のハウジングで、この投入口(後述する)を供えた前方側ラッパ形状の前方筒体1−1と、この前方筒体1−1に連繋される後方側の略円筒形状の後方筒体1−2とで構成する。そして、このハウジング1内には、空間2を介して第一の回転軸3が軸支されている。この空間2は、ハウジング1の内側100と、第一の回転軸3の外側300とで形成される。そして、この第一の回転軸3は、組み立ての容易化、加工上と、この加工の容易化等を意図して分割形式とし、第一の前方回転軸3aと、第一の後方回転軸3bとし、第一の前方回転軸3aの内側300aに環状凹部5を設け、第一の後方回転軸3bの先端300bにスリーブ6を突設し、環状凹部5に前記スリーブ6を嵌め込む組付ける構成である。そして、この嵌め込み(組み付け)の確実性と、ハウジング1に対して第一の後方回転軸3bに設けた軸受け8(ベアリング、又は軸承部)による片持ち構成とを考慮し、深い嵌め込み構造とする。
そして、このハウジング1の略中間の内側100と第一の後方回転軸3bのスリーブ側のやや後方(図面上で、矢印「ロ」方向)にはオイルシール10を配備し、押出しスクリュウ12を備えた第一の前方回転軸3aと、この第一の後方回転軸3bとを区画し、かつこの第一の後方回転軸3bに、生海苔等の排出物が進入することを極力しない構成とする。尚、ハウジング1の外側101の一面には生海苔の投入口13が設けられている。
そして、このハウジング1の前記オイルシール10が設けられているやや後方(前方筒体1−1)の下方には、このハウジング1を貫通する排出口102が形成されており、この排出口102にはホース14が接続される。従って、空間2に進入した排出物は、この排出口102とホース14を介して機外に排出される。そして、この排出口102を設ける位置は、前方筒体1−1の所定の位置に設けることが、オイルシール10及び/又は軸受け8に対する損傷を回避できて有益であるが、限定されない。前述の如く、第一の回転軸3を、第一の前方回転軸3aと第一の後方回転軸3bとに区画(分割)することで、この第一の回転軸3のハウジング1への組付け及び/又は分解の容易化が図れる特徴がある。
尚、図中15は遮蔽板16を止めるリングを示す。そして、この遮蔽板16を介して前記排出物の後方筒体1−2側の空間2への進入防止を図る。
図において、20は第二の回転軸で、この第二の回転軸は、前記第一の回転軸3の内側301に設けた空間21(隙間)を介してハウジング1に貫設して設けられている。そして、この第二の回転軸20は、第一の回転軸3の端部に設けた軸受け22を介してこの第一の回転軸3と相互に回転自在に設けられる構成である。尚、この第一の回転軸3と第二の回転軸20(後述するナイフ25)は、その基端部3−1、20−1にそれぞれ設けたプーリ18、23の回転によって、所定の回転数で個別に回転及び/又は制御される。このような相互の制御を介して生海苔の搬送スピード及び/又は量、又は相互の制御と、ナイフ25、後述する多孔プレート26等を介して生海苔の切断の長さ及び/又はスピード等を調整する。また生海苔の物性、各種の条件等に対応する。そして、また生海苔を引き千切りながら切断すること、又はナイフ25で揉みながら切断すること等の処理をすることで、例えば、乾海苔の仕上がり表面の艶の確保と、ガサツキをなくし得ること、又はその孔あきの減少化等が図れること等の特徴がある。尚、前述したナイフ25は第二の回転軸20の自由端部20−2に固止されている。また多孔プレート26は第二の回転軸の自由端部20−2に遊嵌されてあり、かつハウジング1の自由端部1b(開放部)に固止されている。図中27はハウジング1の自由端部1bに設けた押圧止め輪である。
図において、30はハウジング1の後方筒体1−2(一例である)に設けた空気排出口で、この空気排出口30には配管31を接続する。そして、この空気排出口30は、ハウジング1の内側100と第一の回転軸3の外側300で形成される空間2と連通する。従って、この軸受け8の回転及び/又は第一の回転軸3の回転で発生した熱気が、この空間2に滞留することを回避できるので、例えば、熱気により軸受け8の昇温を回避し、また充填するグリスの溢出、又は流動現象の発生を回避できること、また軸受け8の寿命の低下等の弊害を回避できること等の特徴がある。
尚、図2の如く、第一の回転軸3(第一の後方回転軸3bが望ましい)に孔33を開設し、この孔33を前記空気排出口30と関連を有する構成とすることで、例えば、第一の後方回転軸3bの内側301と第二の回転軸20の外側20bで形成される空間21に、この軸受け22(第二の回転軸20の基端部20−1)の回転及び/又は第二・第一の回転軸20、3の回転で発生した熱気が滞留するのを回避できる。従って、例えば、熱気により軸受け22の昇温を回避し、また充填するグリスの溢出、又は流動現象の発生を回避できること、また軸受け22の寿命の低下等の弊害を回避できること等の特徴がある。
また前記プーリ18、23は、図示しない、モータ、可変速モータ等の駆動手段を介して所定の回転数で回転される。この回転が、第一・第二の回転軸3、20に伝達されることで、この第一・第二の回転軸3、20に固止した押出しスクリュウ12と、ナイフ25が所定の回転数で回転する。
図1は本発明の全体を示した断面図 図2は他の一例を説明する要部の断面図
1 ハウジング
1−1 前方筒体
1−2 後方筒体
1b 自由端部
100 内側
101 外側
102 排出口
2 空間
3 第一の回転軸
300 外側
301 内側
3−1 基端部
3a 第一の前方回転軸
300a 内側
3b 第一の後方回転軸
300b 先端
5 環状凹部
6 スリーブ
8 軸受け
10 オイルシール
12 押出しスクリュウ
13 投入口
15 リング
16 遮蔽板
18 プーリ
20 第二の回転軸
20−1 基端部
20−2 自由端部
20b 外側
21 空間
22 軸受け
23 プーリ
25 ナイフ
26 多孔プレート
27 押圧止め輪
30 空気排出口
31 配管
33 孔

Claims (4)

  1. ハウジングに軸支した第一の回転軸と、この第一の回転軸の外側の一部に設けた生海苔を搬送する押出しスクリュウと、この押出しスクリュウに対峙し、かつ前記ハウジングの開放側に設けた多孔プレートと、この多孔プレートに摺接するナイフと、このナイフを支持する前記第一の回転軸内に軸支された第二の回転軸とで構成し、前記押出しスクリュウを介して多孔プレート側に押し付けた生海苔を、前記ナイフの回転を介して所定の長さに切断する生海苔裁断機において、
    このハウジングは、投入口を備えた略円筒形状の筒体であって、このハウジング内に貫設した第一の回転軸を、筒体に設けた対の軸受けで支持し、この第一の回転軸に前記押出しスクリュウを付設し、また前記第一の回転軸に軸受けを介して第二の回転軸を架承し、この第二の回転軸に前記ナイフを固止し、前記筒体に排出口及び空気排出口を設け、この排出口及び空気排出口に配管を、それぞれ接続した構成の生海苔裁断機であって、
    前記排出口は、前記ハウジングの内側と前記第一の回転軸の外側とで形成される空間に開設し、また、前記空気排出口は、前記ハウジングの内側と前記第一の回転軸の外側で形成される空間、及び/又は、前記第一の回転軸の内側と前記第二の回転軸の外側で形成される空間に開設することを特徴とした生海苔裁断機
  2. 請求項1に記載の生海苔裁断機において、その第一の回転軸を分断し、第一の前方回転軸と、第一の後方回転軸とし、この第一の前方回転軸の内側に環状凹部を設け、前記第一の後方回転軸の先端にスリーブを突設し、前記環状凹部に前記スリーブを嵌め込む構成の生海苔裁断機
  3. 請求項2に記載の生海苔裁断機において、前記ハウジングの内側と、第一の前方回転軸の外側との間に空間を形成し、この空間に押出しスクリュウを付設し、また第一の後方回転軸とこのハウジングとの間にオイルシールを設けて密封し、さらにVリング及び/又は遮蔽板を設けた水及び/又は生海苔を遮断する構成の生海苔裁断機
  4. 請求項1に記載の生海苔裁断機において、第一の回転軸の内側と第二の回転軸の外側との間に空間を形成し、この空間と前記第一の回転軸の孔及びハウジングの空気排出口とを連通する構成の生海苔裁断機
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