JP4709087B2 - 2段パビリオン装飾用ダイヤモンド - Google Patents

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Description

本発明は装飾用ダイヤモンドのカットデザインに関し、特にダイヤモンドを観察する人がより美しいと感じる新規なカットデザインに関するものである。
ダイヤモンドを装飾に用いるためカットをして、輝いたダイヤモンドおよび装身具を得るために、58面体を持つラウンドブリリアントカット装飾用ダイヤモンドおよび装身具を得ている。
ラウンドブリリアントカットをした装飾用ダイヤモンドの輝きを増すデザインとして数学者トルコフスキーが提唱し理想的だとされているカットは、パビリオン角40.75度、クラウン角34.50度、テーブル径がガードル径対比53%である。それを発展させたデザインとしてGIA(Gemological Institute of Americaの略)システムと呼ばれているものがある。
装飾用ダイヤモンドの輝きを増すカットについて本発明者等は検討を行い、ラウンドブリリアントカットダイヤモンドをテーブルファセット上から観察したときに、クラウン面に入射してクラウン面から出射する光と、テーブルファセットに入射してクラウン面から出射する光と、クラウン面に入射してテーブルファセットから出射する光とが同時に観察できるカットデザインとして、パビリオン角pを45°以下で37.5°以上とするとともに、
クラウン角(c)を−3.5×p+163.6≧c≧−3.8333×p+174.232
を満足する範囲にあるものを、特許文献1において提案している。その中心値はパビリオン角pが38.5°、クラウン角(c)が27.92°である。テーブルファセットの輝きとともにクラウン面の輝きをラウンドブリリアントカットダイヤモンドでは重視しているために、テーブルファセットの直径はガードル直径対比で40〜60%であり、本発明者らが上で提案したダイヤモンドにおいては33〜60%である。
装飾用ダイヤモンドの輝きは、外部からダイヤモンド内に光が入射してその入射した光がダイヤモンド内で反射して観察者に検知される。ダイヤモンドの輝きの大きさは、その反射光の量によって決まる。反射光の量は通常物理的反射光量で評価されている。
しかし、人間の知覚は物理的反射光量によって決まるものではない。ダイヤモンドを観察した人が美しいと感じるためには、人の感じる光の量、すなわち生理的あるいは心理的な視知覚反射光の量が多い必要がある。人が知覚する光の量に関して、フェヒナーの法則とスチーブンスの法則がある(非特許文献1参照)。フェヒナーの法則では視知覚光の量を物理的光量の対数としている。光源を点光源と見なしてスチーブンスの法則を適用すると、物理的光量の平方根が視知覚光の量となる。フェヒナー及びスチーブンスのどちらの法則に基づくにしても定量的には異なるが、多くの結論は同じでおおむね誤りはないと思われる。そこで、発明者らはダイヤモンドの反射光量の評価のために、スチーブンスの法則に基づき、視知覚光の量を求めて、それが反射光の時には視知覚反射光の量として、ダイヤモンドの輝きを評価することにした。ダイヤモンドからの反射光の量は照明条件で異なるが、実際的な条件として一様な輝度の平面光源からの入射光のうち観察する人に遮られてしまう入射光と十分遠方から来る入射光を除いて、残りの入射光による反射光を用いて有効視知覚反射光の量を評価することを特許文献2で提案し、有効視知覚反射光の量を大きくすることのできるブリリアントカットダイヤモンドのデザインをそのなかで提案した。
日本特許第3,643,541号 特開2003‐310318号公報 松田隆夫著培風館発行「視知覚」2000年版10〜12ページ
ダイヤモンドのラウンドブリリアントカットデザインを変形して有効視知覚反射光の量を更に大きくすることを検討することによって本発明を完成した。そこで、本発明の目的とするところは、ダイヤモンドをテーブルファセット上及びクラウン面上から観察した際に、極めて明るく感じるとともに、反射パターン数の多い2段パビリオンを持った装飾用ダイヤモンドを提供するものである。
本発明による2段パビリオン装飾用ダイヤモンドは、上部外周で囲まれた上部水平断面と、下部外周で囲まれ上部水平断面と平行な下部水平断面とを持っている円あるいは多角形をしたガードルと、
ガードル上部水平断面の上に、ガードルから上を向いて形成されたほぼ截頭多角錐体をしているとともに截頭多角錐体の頂面を形成している正八角形のテーブルファセットを持つクラウンと、
ガードル下部水平断面の下にガードルから下に向いて形成され底頂点を持つほぼ多角錐体をしたパビリオンとを有するもので、
パビリオンは、ガードル下部水平断面に平行な水平分断平面で分けられた第一パビリオンと第二パビリオンとからなる。
クラウンは、テーブルファセットとともに8個のベーゼルファセットと8個のスターファセットと16個のアッパーガードルファセットとを有する。第一パビリオンは、8個の第一パビリオンメインファセットと16個の第一ロワーガードルファセットとを有する。第二パビリオンは、8個の第二パビリオンメインファセットと16個の第二ロワーガードルファセットとを有する。
本発明のダイヤモンドで、多角錐体パビリオンの底頂点からテーブルファセット中心を通る直線をZ軸、
そのZ軸を含みテーブルファセットの8頂点それぞれを通る平面を第一平面、
第一平面の1つがガードル下部外周と交わる点を通りZ軸に垂直な直線をX軸、
Z軸とX軸とに垂直な第一平面がガードル下部外周と交わる点を通りZ軸とX軸とに垂直な直線をY軸、そして
Z軸を含み、隣り合う2つの第一平面が挟む角を2等分する平面を第二平面とする。
クラウンで、各ベーゼルファセットは、テーブルファセットの頂点と、その頂点を通る第一平面がガードル上部外周と交わる点とを、対頂点とする四辺形平面であって、その四辺形平面は他の2つの対頂点それぞれを隣にある第二平面それぞれの上に持って、隣にあるベーゼルファセットと前記他の2つの対頂点のうち1つの頂点を共有している。各スターファセットは、テーブルファセットの1辺を底辺として、その底辺の両端それぞれを頂点とする隣接する2個のベーゼルファセットが共有している頂点とによって形成される二等辺三角形である。各アッパーガードルファセットは、ベーゼルファセットそれぞれが持つ辺のうちガードル上部外周と一端で交わっている1辺と、その辺の他端を通る第二平面がガードル上部外周と交わる点とで形成される三角形である。
第一パビリオンで、各第一パビリオンメインファセットは、第一平面がガードル下部外周と交わる点に頂点を持ち、第一平面に垂直な底辺を水平分断平面上に持つ二等辺三角形である。各第一ロワーガードルファセットは、隣接する第一平面と第二平面とで挟まれたガードル下部外周の部分と、その第一平面上に頂点を持つ第一パビリオンメインファセットの二等辺三角形の斜辺と、ガードル下部外周の前記部分の第二平面上の端を通る第二平面上の辺と、その二等辺三角形の一底頂点を通る水平分断平面上の辺とで囲まれた四辺形平面である。
第二パビリオンで、各第二パビリオンメインファセットは、パビリオン底頂点に頂点を持ち、第一パビリオンメインファセットの二等辺三角形の底辺を共有する底辺として持つ第一平面に関して対称な五角形平面であって、その五角形平面は隣り合う第二平面それぞれの上に他の頂点を持ち、隣にある第二パビリオンメインファセットと1つの辺と2つの頂点とを共有している。各第二ロワーガードルファセットは、第二平面上にある第二パビリオンメインファセットの頂点と、その第二パビリオンメインファセットの底辺の端と、それらを端として持つ、その第二パビリオンメインファセットの辺とを共有し、その辺と、第一ロワーガードルファセットが持つ水平分断平面上の辺とで作られる三角形であって、隣接する第二ロワーガードルファセットと第二平面上の辺を共有する。
そして、本発明の2段パビリオン装飾用ダイヤモンドで、第一パビリオンメインファセットとガードル下部水平断面間にある第一パビリオン角(p1)が40〜47°で、
第一パビリオン角(p1)を横軸にとり、ベーゼルファセットとガードル下部水平断面間にあるクラウン角(c)を縦軸にとったグラフにおいて、(p1、c)が(40、27.8)と(47、8.9)である2点を結ぶ直線と、(40、32.8)と(47、15.0)である2点を結ぶ直線とに挟まれた領域にあるクラウン角(c)を持つとともに、
第一パビリオン角(p1)を横軸にとり、第二パビリオンメインファセットとガードル下部水平断面間にある第二パビリオン角(p2)を縦軸にとったグラフにおいて、(p1、p2)が(40、36.7)と(44、37.0)である2点を結ぶ直線と(44、37.0)と(47、38.1)である2点を結ぶ直線との2直線と、(40、38.7)と(47、41.3)である2点を結ぶ直線とに挟まれた領域にある第二パビリオン角(p2)を持つ。
ガードル下部外周がX軸と交わる点のX軸座標を2.0としたときに、X軸上にあるテーブルファセットの正八角形頂点のX軸座標(del)が0.9〜1.2である。
本発明の2段パビリオン装飾用ダイヤモンドの反射評価指数は、エクセレントグレードのラウンドブリリアントカットダイヤモンドの反射評価指数400よりもはるかに大きい。
また、本発明の2段パビリオン装飾用ダイヤモンドの反射パターン数は、エクセレントグレードのラウンドブリリアントカットダイヤモンドの反射パターン数67の2倍に近く、発明者らが提案したラウンドブリリアントカットダイヤモンドの反射パターン数85よりも大きい。
このように、本発明の2段パビリオン装飾用ダイヤモンドは反射光の輝きが従来のものよりも大きいだけでなく、反射パターン数においても多いので、装飾用として優れている。
2段パビリオンを持ったダイヤモンドの構造
本発明による2段パビリオンを持ったダイヤモンド100の外観図を図1〜図3に、その断面説明図を図4に示していて、図1は平面図、図2は側面図、図3は底面図である。ここでダイヤモンド100の上面は正八角形のテーブルファセット112であり、ガードル120は円あるいは多角形をしており、ガードル上部外周122で囲まれた上部水平断面124と、ガードル下部外周126で囲まれた上部水平断面124に平行な下部水平断面128との間にある。ガードル上部水平断面124の上部にガードル120から上を向いて形成された略截頭多角錐体をしたクラウン110があり、正八角形テーブルファセット112が截頭多角錐体の頂面を形成している。ガードル下部水平断面128の下部にガードル120から下を向いて形成された略八角錐体をしたパビリオン130があり、その中心底頂点Gにキューレットと呼ばれている部分がある。クラウン110の外周には通常8個のベーゼルファセット114があり、テーブル外辺とベーゼルファセット114との間に8個のスターファセット116が形成されていて、ガードル120とベーゼルファセット114との間に16個のアッパーガードルファセット118が形成されている。パビリオン130はその高さのほぼ中間に、ガードル下部水平断面128に平行な水平分断平面134を持ち、それによってパビリオン130は水平分断平面134より上にある第一パビリオン132と、水平分断平面134より下にある第二パビリオン142とに分けられている。第一パビリオン132の外周には8個の第一パビリオンメインファセット136が形成されているとともに、ガードル120と第一パビリオンメインファセット136との間に16個の第一ロワーガードルファセット138が形成されている。ガードル120の外面はテーブルファセット112に垂直となっている。そして、第二パビリオン142はその外周に8個の第二パビリオンメインファセット146と16個の第二ロワーガードルファセット148とを有する。
八角錐体パビリオン130の底頂点Gからテーブルファセット中心を通る直線をZ軸、Z軸を含みテーブルファセットの各八角形頂点を通る平面を第一平面102、そしてZ軸を通り、隣り合う2つの第一平面102が挟む角を2等分する平面を第二平面104と呼ぶ。
説明上の理由から図1〜図4に示すようにダイヤモンド100内に直交座標軸(右手系)を取って、そのZ軸を八角錐体パビリオン底頂点Gからテーブルファセット中心を通る上に述べた直線(Z軸)と一致させる。第一平面102の1つがガードル下部外周126と交わる点を通りZ軸に垂直な直線をX軸、Z軸とX軸とに垂直な直線をY軸とする。X軸、Y軸及びZ軸の原点Oがガードル下部水平断面128の中心となる。ダイヤモンド100はZ軸の周りに8回対称であり、Z軸はテーブルファセット112、ガードル上部水平断面124、ガードル下部水平断面128及びパビリオン水平分断平面134に垂直である。なお、図4ではY軸は原点Oから紙面の裏側に向いているので示されていない。
第一平面はZX面とYZ面と、それらの面をZ軸の周りに45°ずつ回転させて得られる面で、図1と図3では102として示している。第二平面は第一平面102をZ軸の周りに22.5°回転させて得られる面で、図1と図3では104として示している。
図1を参照して、各ベーゼルファセット114は、正八角形テーブルファセット112の1つの頂点(例えば図1のA)と、その頂点Aを通る第一平面102(例えばZX面)がガードル上部外周122と交わる点Bとを、対頂点とする四辺形平面であって、その四辺形平面は他の2つの対頂点C,Dそれぞれを隣にある第二平面104それぞれの上に持って、隣にあるベーゼルファセット114と頂点C又はDを共有している。各スターファセット116は、正八角形テーブルファセット112の1辺AA′と、その辺の両端AとA′それぞれを1頂点とする2個のベーゼルファセット114が共有している頂点Cとによって形成される三角形AA′Cである。各アッパーガードルファセット118は、ベーゼルファセット114それぞれが持つ辺のうちガードル上部外周122と交わっている1辺(例えばCB)と、その辺の他端Cを通る第二平面104がガードル上部外周122と交わる点Eとで形成される平面である。
図2と図3を参照して、第一パビリオン132の各第一パビリオンメインファセット136は、第一平面102(例えばZX面)がガードル下部外周126と交わる点Fに頂点を持ち、第一平面102に垂直な底辺KK′を水平分断平面134上に持つ二等辺三角形FKK′である。各第一ロワーガードルファセット138は、隣接する第一平面102と第二平面104とで挟まれたガードル下部外周126の部分FJと、その第一平面102上に頂点Fを持つ第一パビリオンメインファセット136の二等辺三角形FKK′の斜辺FKと、ガードル下部外周126の前記部分FJが第二平面104上の端Jを通る第二平面104上の辺JLと、その二等辺三角形FKK′の1底頂点Kを通る水平分断平面134上の辺LKとで囲まれた四辺形FJLK平面である。第一パビリオン132は、ガードル下部水平断面128と水平分断平面134とに挟まれたパビリオン130の部分であって、その外周面を8個の第一パビリオンメインファセット136と16個の第一ロワーガードルファセット138とで構成している。
第二パビリオン142で、各第二パビリオンメインファセット146は、パビリオン底頂点Gに頂点を持ち、第一パビリオンメインファセット136の二等辺三角形FKK′の底辺KK′を共有する底辺として持つ第一平面102に関して対称な五角形平面であって、その五角形平面は隣り合う第二平面104それぞれの上に他の頂点H,H′を持ち、隣にある第二パビリオンメインファセット146と1つの辺GHと2つの頂点G,Hとを共有している。各第二ロワーガードルファセット148は、第二平面104上にある第二パビリオンメインファセット146の頂点Hと、その第二パビリオンメインファセット146の底辺の端Kと、それらの端H,Kを持つその第二パビリオンメインファセット146の辺HKとを第二パビリオンメインファセット146と共有し、その辺HKと、第一ロワーガードルファセット138が持つ水平分断平面134上の辺LKとで作られる三角形HKLであって、隣接する第二ロワーガードルファセット148と第二平面104上の辺HLを共有する。第二パビリオン142は水平分断平面134とパビリオン底頂点Gとの間にあるパビリオン130の部分であって、その外周面を8個の第二パビリオンメインファセット146と16個の第二ロワーガードルファセット148とで構成している。
ベーゼルファセット114それぞれと、第二パビリオンメインファセット146それぞれは、隣り合う2つの第二平面104で挟まれている。第一パビリオンメインファセット136が隣り合う2つの第二平面104間にあり、第一平面102に垂直になっている。隣り合う2つのアッパーガードルファセット118の共通辺CEと、隣り合う2つの第一ロワーガードルファセット138の共通辺LJと、隣り合う2つの第二ロワーガードルファセット148の共通辺HLとが第二平面104上にある。隣り合う2つの第一平面102によって、各スターファセット116と、辺CEを共有する2つのアッパーガードルファセット118と、辺LJを共有する2つの第一ロワーガードルファセット138と、辺HLを共有する2つの第二ロワーガードルファセット148とが挟まれている。これら2つのアッパーガードルファセット118とこれら2つの第一ロワーガードルファセット138とはガードル120を挟んでほぼ対向する位置にある。
また第一平面102それぞれが、各ベーゼルファセット114の中央と、各第一パビリオンメインファセット136の中央と、各第二パビリオンメインファセット146の中央を分断している。そのために、各ベーゼルファセット114は、各第一パビリオンメインファセット136及び各第二パビリオンメインファセット146にガードル120を挟んでほぼ対向している。
以下の説明において、ガードル半径を基準として、ダイヤモンドの各部の寸法を表す。すなわち、ガードル下部外周126がX軸と交わる点のX軸座標を2.0としたときの各部のX軸座標で示す。ガードル高さ(h)はガードル120のZ軸方向の寸法であって、ガードル半径を2.0としたときの値で表す。
図4に示すZX面における断面図で図1〜図3と同じ部分は同じ参照符号を用いて示している。ここで、クラウン110のベーゼルファセット114がガードル下部水平断面128(XY面)となす角度、すなわちクラウン角をcと示し、第一パビリオン132の第一パビリオンメインファセット136がガードル下部水平断面128(XY面)となす角度、すなわち第一パビリオン角をp1と示している。また、第二パビリオン142の第二パビリオンメインファセット146がガードル下部水平断面128(XY面)となす角度、すなわち第二パビリオン角をp2と示している。本明細書では、クラウンにあるベーゼルファセット、スターファセット、アッパーガードルファセットをまとめてクラウン面、パビリオンにある第一及び第二パビリオンメインファセット、第一及び第二ロワーガードルファセットをまとめてパビリオン面と呼ぶことがある。
ガードル高さ(h)、テーブル半径(del)、スターファセット先端までの距離(fx)、第二ロワーガードルファセット下部頂点までの距離(Gd)、パビリオンの水平分断平面の位置(ax)は、図1、図3及び図4に示すように、それぞれのX軸座標で示している。テーブル半径(del)は、図1に示すようにX軸上にあるテーブルファセット112の正八角形頂点のX軸座標であり、0.9〜1.2の範囲にあるのが好ましい。テーブル半径が0.9よりも小さいと、第一パビリオンで反射した光がテーブルファセットに直接に届きにくくなり、テーブルファセットが暗くなる。反対にテーブル半径が1.2よりも大きいと、クラウン面が暗くなる。また、テーブル半径が0.9〜1.2の範囲の外になると、反射パターン数が少なくなる。そこでテーブル半径(del)が0.9〜1.2であることが好ましい。スターファセット先端までの距離(fx)は、X軸を含む第一平面と交差しているベーゼルファセット114が隣接するベーゼルファセット114と共有している頂点CのX軸座標でZ軸からスターファセット先端までの距離のZX面への投影である。第二パビリオン142にある第二ロワーガードルファセット下部頂点までの距離(Gd)は第二パビリオン142の第二ロワーガードルファセット148のパビリオン底頂点G側にある頂点HのX軸座標で、中心軸(Z軸)からその頂点Hまでの距離にcos22.5°を乗じた値である。またパビリオン130を第一パビリオン132と第二パビリオン142とに分けている水平分断平面134の場所を表すために、水平分断平面の外周辺と、X軸を含む第一平面との交点のX軸座標(ax)を用いている。
ダイヤモンドの大きさ(サイズ)を規定するのに、テーブル半径、パビリオン角及びクラウン角の他に、クラウン高さ、パビリオン深さ、トータル深さが用いられることもあるが、これらはテーブル半径、第一パビリオン角(p1)、第二パビリオン角(p2)およびクラウン角(c)が与えられれば一意的に決まるので本明細書では言及しない。
反射評価指数の導入
以下の検討において、ダイヤモンドのZ軸が鉛直になるようにダイヤモンドを設けて、水平の天井に一様に分布した光源からの光で照射してダイヤモンドをそのZ軸上から観察する。Z軸に関して20°未満の角度でダイヤモンドのテーブルファセット、クラウン面に入射する光は観察する人に遮られる確率が高い。また、Z軸に関して45°よりも大きな角度で入射する光は距離による減衰で照度が低い上に障害物によって遮られる確率が大きいので、反射に対する寄与が少ない。そこで入射光のZ軸に関する入射角度に応じて寄与率を考慮して反射パターンの光量を求める。
人の視知覚は小さな光点の強さを刺激量として感じる。従って物理的に求めた反射パターンの光の量も刺激として感じる視知覚量に換算する必要がある。スチーブンスの法則によれば、小光点の場合人に感じる刺激強さとしての視知覚量は物理的光の量の平方根に比例する。
この法則を適用し、美的に知覚し得る最小物理的反射光量を単位として、その倍数として表した反射パターン毎の光の量の平方根を求め、その総和を反射評価指数とする。なお、物理的反射光量を求める際に、ダイヤモンドの半径を200等分したメッシュに切って、寄与率を加味した反射光の量をメッシュ毎に求め、同一パターンについて加えた和をそのパターンの物理的反射光の量とする。ダイヤモンドは半径数mm程度なので、各メッシュは数百μmとなる。人が識別できる大きさを勘案して100メッシュ以上の面積をもったパターンのみについて視知覚量を計算して、その総和を反射評価指数とした。
すなわち、反射評価指数=Σ{(100メッシュ以上のパターン毎についての寄与率を考慮した物理的反射光量)/知覚しうる最小物理的反射光の量の単位}1/2とした。なお、ここでΣは反射パターンについての総和である。
反射評価指数
本発明の2段パビリオン装飾用ダイヤモンドで、ガードル半径:2.0、テーブル半径(八角形頂点までの半径)(del):1.0としたときに、第一パビリオン角(p1)を40°、41°、43°、44°、46°、47°としたもので、クラウン角(c)を8°から33°まで変えて反射評価指数を求めて、反射評価指数のクラウン角(c)に対する関係を、第一パビリオン角(p1)をパラメータとして図7にグラフで示した。図7から明らかなように、第一パビリオン角(p1):40°において反射評価指数が430を超えるクラウン角範囲は27.8〜32.8°、第一パビリオン角(p1):41°において反射評価指数が430を超えるクラウン角範囲は23.0〜30.0°、第一パビリオン角(p1):43°において反射評価指数が430を超えるクラウン角範囲は17.0〜25.2°、第一パビリオン角(p1):44°において反射評価指数が430を超えるクラウン角範囲は16.1〜23.9°、第一パビリオン角(p1):46°において反射評価指数が430を超えるクラウン角範囲は11.3〜17.8°、第一パビリオン角(p1):47°において反射評価指数が430を超えるクラウン角範囲は8.9〜15.0°である。反射評価指数が430を超えるクラウン角(c)の範囲を第一パビリオン角(p1)に対してグラフに表したものが図5である。第一パビリオン角(p1)とクラウン角(c)との領域は、第一パビリオン角(p1)が範囲40〜47°にあって、図5に示すグラフの上で(p1、c)の座標で(40、27.8)と(47、8.9)とを結ぶ直線と、(40、32.8)と(47、15.0)とを結ぶ直線とに挟まれていることが判る。図5に示すように、反射評価指数が430を超える好ましいクラウン角の範囲は第一パビリオン角の値によって変わることがわかる。
次に、本発明の2段パビリオン装飾用ダイヤモンドで、ガードル半径:2.0、テーブル半径(del):1.0としたときに、第一パビリオン角(p1)を40°、41°、43°、44°、46°、47°としたもので、第二パビリオン角(p2)を36.7°から41.4°まで変えて反射評価指数を求めて、反射評価指数の第二パビリオン角(p2)に対する関係を、第一パビリオン角(p1)をパラメータとして図8にグラフで示した。図8から明らかなように、第一パビリオン角(p1):40°において反射評価指数が430を超える第二パビリオン角範囲は36.7〜38.7°、第一パビリオン角(p1):41°において反射評価指数が430を超える第二パビリオン角範囲は36.8〜39.2°、第一パビリオン角(p1):43°において反射評価指数が430を超える第二パビリオン角範囲は37.0〜39.9°、第一パビリオン角(p1):44°において反射評価指数が430を超える第二パビリオン角範囲は37.0〜40.4°、第一パビリオン角(p1):46°において反射評価指数が430を超える第二パビリオン角範囲は37.6〜41.0°、第一パビリオン角(p1):47°において反射評価指数が430を超える第二パビリオン角範囲は38.1〜41.3°である。反射評価指数が430を超える第二パビリオン角(p2)の範囲を第一パビリオン角(p1)に対してグラフに表したのが図6である。第一パビリオン角(p1)と第二パビリオン角(p2)との領域は、第一パビリオン角(p1)が40〜47°にあって、図6に示すグラフの上で(p1、p2)の座標で、(40、36.7)と(44、37.0)とを結ぶ直線と、(44、37.0)と(47、38.1)とを結ぶ直線との2直線よりも上で、(40、38.7)と(47、41.3)とを結ぶ直線よりも下にあることが判る。
なお、従来のエクセレントグレードラウンドブリリアントカットダイヤモンドで、パビリオン角:41.4°、クラウン角:32.8°、ガードル半径:2.0、テーブル半径(del):1.14、スターファセット先端距離(fx):1.454、ロワーガードルファセット下部先端距離(Gd):0.4、ガードル高さ(h):0.12としたときに、反射評価指数を求めると約370であり、エクセレントグレードラウンドブリリアントカットダイヤモンドでは最高でも400を超えることはない。図7と図8で示したように、本発明の2段パビリオン装飾用ダイヤモンドでは第一パビリオン角40〜47°の範囲で反射評価指数が430を超えている。図7と図8とには実線で従来例の反射評価指数レベル:400を表し、種々の条件による余裕を見てそれよりも高い430を本発明の下限反射評価指数として破線で表している。第一パビリオン角と第二パビリオン角とクラウン角とを適当な組み合わせにして反射評価指数を430より高くするには、第一パビリオン角40〜47°の範囲で第二パビリオン角とクラウン角とを図5と図6に示す領域内の値にする必要がある。
反射パターン数
本発明の2段パビリオン装飾用ダイヤモンドで、第一パビリオン角:43°、第二パビリオン角:39°、クラウン角:20°、ガードル半径:2.0、テーブル半径(del):1.0としたときの100メッシュ以上の面積をもった反射パターンをX軸とY軸とに挟まれたテーブルファセットとクラウン面とに描いたものを図9に示す。その反射パターン数は116個であった。上で説明した従来のエクセレントグレードラウンドブリリアントカットダイヤモンドで、100メッシュ以上の面積をもった反射パターンをX軸とY軸とに挟まれたテーブルファセットとクラウン面とに描いたものを図10に示す。その反射パターン数は67個であった。また、上で説明したパラメータを持った本発明者らが特許文献1で提案したラウンドブリリアントカットダイヤモンドで、100メッシュ以上の面積をもった反射パターンをX軸とY軸とに挟まれたテーブルファセットとクラウン面とに描いたものを図11に示す。その反射パターン数は85個であった。
このように、本発明の2段パビリオン装飾用ダイヤモンドは反射パターン数が、従来のエクセレントグレードラウンドブリリアントカットダイヤモンドの場合の2倍近くになっており、また発明者らの前に提案したブリリアントカットの1.2倍となっている。そのために本発明の2段パビリオン装飾用ダイヤモンドは装飾用として優れている。
本発明による2段パビリオン装飾用ダイヤモンドの平面図である。 本発明による2段パビリオン装飾用ダイヤモンドの側面図である。 本発明による2段パビリオン装飾用ダイヤモンドの底面図である。 図1、図2及び図3に示す2段パビリオン装飾用ダイヤモンドのZX面における説明断面図である。 本発明による2段パビリオン装飾用ダイヤモンドのクラウン角と第一パビリオン角との領域を示す、第一パビリオン角を横軸にクラウン角を縦軸にしたグラフである。 本発明による2段パビリオン装飾用ダイヤモンドの第二パビリオン角と第一パビリオン角との領域を示す、第一パビリオン角を横軸に第二パビリオン角を縦軸にしたグラフである。 本発明による2段パビリオン装飾用ダイヤモンドの反射評価指数とクラウン角との関係を、第一パビリオン角をパラメータとして示すグラフである。 本発明による2段パビリオン装飾用ダイヤモンドの反射評価指数と第二パビリオン角との関係を、第一パビリオン角をパラメータとして示すグラフである。 本発明による2段パビリオン装飾用ダイヤモンドの反射パターンを示す図である。 従来のエクセレントグレードラウンドブリリアントカットダイヤモンドの反射パターンを示す図である。 発明者らが特許文献1で前に提案したラウンドブリリアントカットダイヤモンドの反射パターンを示す図である。
符号の説明
100 ダイヤモンド
102 第一平面
104 第二平面
110 クラウン
112 テーブルファセット
114 ベーゼルファセット
116 スターファセット
118 アッパーガードルファセット
120 ガードル
122 上部外周
124 上部水平断面
126 下部外周
128 下部水平断面
130 パビリオン
132 第一パビリオン
134 水平分断平面
136 第一パビリオンメインファセット
138 第一ロワーガードルファセット
142 第二パビリオン
146 第二パビリオンメインファセット
148 第二ロワーガードルファセット

Claims (1)

  1. 上部外周で囲まれた上部水平断面と、下部外周で囲まれ上部水平断面と平行な下部水平断面とを持っている円あるいは多角形をしたガードルと、
    ガードル上部水平断面の上に、ガードルから上を向いて形成されたほぼ截頭多角錐体をしているとともに截頭多角錐体の頂面を形成している正八角形のテーブルファセットを持つクラウンと、
    ガードル下部水平断面の下にガードルから下に向いて形成され底頂点を持つほぼ多角錐体をしたパビリオンとを有するダイヤモンドのカットデザインで、
    多角錐体パビリオンの底頂点からテーブルファセット中心を通る直線をZ軸、
    そのZ軸を含みテーブルファセットの8頂点それぞれを通る平面を第一平面、
    第一平面の1つがガードル下部外周と交わる点を通りZ軸に垂直な直線をX軸、
    Z軸とX軸とに垂直な第一平面がガードル下部外周と交わる点を通りZ軸とX軸とに垂直な直線をY軸、
    Z軸を含み、隣り合う2つの第一平面が挟む角を2等分する平面を第二平面としたときに、
    前記クラウンは、前記テーブルファセットとともに8個のベーゼルファセットと8個のスターファセットと16個のアッパーガードルファセットとを有し、
    各ベーゼルファセットは、テーブルファセットの頂点と、その頂点を通る第一平面がガードル上部外周と交わる点とを、対頂点とする四辺形平面であって、その四辺形平面は他の2つの対頂点それぞれを隣にある第二平面それぞれの上に持って、隣にあるベーゼルファセットと前記他の2つの対頂点のうち1頂点を共有しており、
    各スターファセットは、テーブルファセットの1辺を底辺として、その底辺の両端それぞれを頂点とする隣接する2個のベーゼルファセットが共有している頂点とによって形成される二等辺三角形であり、
    各アッパーガードルファセットは、ベーゼルファセットそれぞれが持つ辺のうちガードル上部外周と一端で交わっている1辺と、その辺の他端を通る第二平面がガードル上部外周と交わる点とで形成される三角形であり、
    パビリオンは、ガードル下部水平断面に平行な水平分断平面で分けられた第一パビリオンと第二パビリオンとからなり、
    第一パビリオンは、8個の第一パビリオンメインファセットと16個の第一ロワーガードルファセットとを有し、
    各第一パビリオンメインファセットは、第一平面がガードル下部外周と交わる点に頂点を持ち、第一平面に垂直な底辺を水平分断平面上に持つ二等辺三角形であり、
    各第一ロワーガードルファセットは、隣接する第一平面と第二平面とで挟まれたガードル下部外周の部分と、その第一平面上に頂点を持つ第一パビリオンメインファセットの二等辺三角形の斜辺と、ガードル下部外周の前記部分の第二平面上の端点を通る第二平面上の辺と、その二等辺三角形の一底頂点を通る水平分断平面上の辺とで囲まれた四辺形平面であり、
    第二パビリオンは、8個の第二パビリオンメインファセットと16個の第二ロワーガードルファセットとを有し、
    各第二パビリオンメインファセットは、パビリオン底頂点に頂点を持ち、第一パビリオンメインファセットの二等辺三角形の底辺を共有する底辺として持つ第一平面に関して対称な五角形平面であって、その五角形平面は隣り合う第二平面それぞれの上に他の頂点を持ち、隣にある第二パビリオンメインファセットと1つの辺と2つの頂点とを共有しており、
    各第二ロワーガードルファセットは、第二平面上にある第二パビリオンメインファセットの頂点と、その第二パビリオンメインファセットの底辺の端と、それらを端として持つ、その第二パビリオンメインファセットの辺とを共有し、その辺と、第一ロワーガードルファセットが持つ水平分断平面上の辺とで作られる三角形であって、隣接する第二ロワーガードルファセットと第二平面上の辺を共有する、
    そして、第一パビリオンメインファセットとガードル下部断面間にある第一パビリオン角(p1)が40〜47°で、
    第一パビリオン角(p1)を横軸にとり、ベーゼルファセットとガードル下部水平断面間にあるクラウン角(c)を縦軸にとったグラフにおいて、(p1、c)が(40、27.8)と(47、8.9)である2点を結ぶ直線と、(40、32.8)と(47、15.0)である2点を結ぶ直線とに挟まれた領域にあるクラウン角(c)を持つとともに、
    第一パビリオン角(p1)を横軸にとり、第二パビリオンメインファセットとガードル下部水平断面間にある第二パビリオン角(p2)を縦軸にとったグラフにおいて、(p1、p2)が(40、36.7)と(44、37.0)である2点を結ぶ直線と(44、37.0)と(47、38.1)である2点を結ぶ直線との2直線と、(40、38.7)と(47、41.3)である2点を結ぶ直線とに挟まれた領域にある第二パビリオン角(p2)を持ち、
    ガードル下部外周がX軸と交わる点のX軸座標を2.0としたときに、X軸上にあるテーブルファセットの正八角形頂点のX軸座標(del)が0.9〜1.2である
    2段パビリオン装飾用ダイヤモンド。
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