JP4707220B2 - Embroidery sewing machine - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、刺繍縫いミシンに関する。
【0002】
【従来の技術】
刺繍縫いミシンにおいては、刺繍対象物である布などを刺繍枠に固定し、この刺繍枠をXーY方向に移動させて、刺繍縫いを行っている。
刺繍枠はミシン本体の内部やベッド上に装着された移動機構により駆動されるようになっており、ミシン本体からX−Y方向に張り出して移動するようになっている。
また、刺繍縫いミシンにおける刺繍縫いは、時間が掛かる場合が多く、一時停止させて、再び刺繍縫いを開始させることができるようになっているのが普通である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、刺繍枠が本体から張り出したまま一時停止させると、広い面積を専有したまま停止してしまうことになり、刺繍枠に衝突するなどの危険も多くなる。刺繍枠を収納するには、一度刺繍モードから通常縫いモードに切り換える必要がある等、3ステップから10ステップ以上の操作が必要であり、刺繍枠を張り出したままで一時停止することが多い。
また近年刺繍枠の移動範囲を大きくして、大きな刺繍を行えるようにしたミシンの開発がなれており、刺繍枠を張り出したまま停止させることによる問題の解決が望まれている
本発明は上記従来技術の問題を解決することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の刺繍縫いミシンは、針を上下動させて縫いを実行するための縫い実行手段と、刺繍対象物と該刺繍対象物を保持する手段と、該保持する手段を縫い実行手段に関して移動させる手段と、を備えた刺繍縫いミシンにおいて、前記保持する手段を所定の位置に退避させるための操作手段と、前記操作手段の操作があった時、その時の前記刺繍対象物を保持する手段の位置を記憶する手段と、前記操作手段の操作があった時、前記縫い実行手段にほづれ止め縫いを行わせる手段と、該操作手段が操作された時に、前記ほづれ止め縫いの後に前記移動させる手段を制御して前記保持する手段を、Y方向にのみ退避させ、Y方向の張り出し長さが最も短い位置まで退避させるための手段と、前記記憶する手段に記憶された位置に、前記保持する手段を移動させて刺繍縫いを再開させる手段と、を備えたことを特徴とする。
以上の構成において、退避させるための操作手段を操作すれば、退避させるための手段が保持する手段を退避させ、一時停止などの場合に保持手段が張り出したままの状態に放置されることがない。
退避させるための操作手段は、例えば表示装置のタッチパネル等の形態で実現すればよい。また、退避させる方向については、ミシンの奥行き方向(Y方向)にのみ退避させる。奥行き方向(Y方向)にのみ退避させ、X方向への退避を行わない場合、退避動作も早く、且つ刺繍を再開するときに元の位置への復帰が早い効果がある。退避のための操作があった時には、その時の保持する手段の位置を記憶し、また退避動作の前に前記縫い実行手段にほづれ止め縫いを行わせる。この構成により、刺繍再開時に確実に保持手段を元の位置に戻すことができ、縫い目のズレなどが生ずることなく、円滑に刺繍再開を行える。
また更にミシンを電力の消費を節約するエコノミーモードとする手段、を設け、前記退避させるための操作手段の操作があった時に退避と共にエコノミーモードとするように構成しても良い。
なお、ミシンが所定時間稼働しないことを検出する手段と、該検出する手段により所定時間の非稼働が検出された時、前記移動させる手段を制御して前記保持する手段を所定の位置に退避させるための手段と、該検出する手段により所定時間の非稼働が検出された時、ミシンを電力の消費を節約するエコノミーモードとする手段とを設けて、退避操作を行うことなく、一定時間のミシンの停止により自動的に退避とエコノミーモードへの移行を行わせるように構成することも可能である。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本発明のミシンは、図1に示すようにアーム機枠1とベース2を備え、ベース2内部にXY移動機構(図示せず)が設けられている。
該XY移動機構に連結して移動する先端キャリッジ7はベース2外部に延出し、その先端に刺繍枠3を取り付けるようになっている。そして、アーム機枠1には縫目形成機構62である針棒70と針71とが備えられている。
【0006】
該刺繍枠3には刺繍対象物である布を装着し、先端キャリッジ7のXY方向の移動により、該XY方向に移動し、針棒70及び針71の上下動により刺繍縫いを行うように構成されている。この刺繍縫いは縫いモード選択釦54により選択できるようになっており、刺繍縫いを行わない場合には通常縫いモードとし、前記した針棒70と針71の上下動及び送り装置(図示せず)による布送りにより通常縫いを実行するようになっている。
57はミシンの駆動開始と停止を行わせるためのスタート/ストップ釦である。
【0007】
ベース2内のXY移動機構67はXYモータ駆動装置65とXYモータ66によりX方向(ミシンの幅方向)とY方向(ミシンの奥行き方向)により移動可能になっている。
【0008】
図2はハード的な構成を示すブロック図であり、図1と合わせて更にこの実施例を詳細に説明する。
CPU50はプログラム記憶装置51に記憶されたプログラムに従ってミシンの制御を行っており、通常縫いの時は足踏み式等の速度コントローラである回転速度指令装置53により指示された速度でミシンモータ駆動回路60を制御して、ミシンモータ61を回転させ、該指示速度に応じた縫い速度で縫目形成機構62を駆動するようになっている。
【0009】
縫目形成機構62は図1に示すように針棒70と針71及び図示しない布送り機構により構成され、所定の縫いを実行するようになっている。ミシンモータ61の回転数はモータ回転検出センサ63により検出され、CPU50にフィードバックされて速度制御に使用されるようになっている。
【0010】
刺繍縫いミシンはミシンモータ駆動回路60に加えてXYモータ駆動回路65とXYモータ66及び前述したXY移動機構67を備えており、縫い目データ記憶装置30からの模様データに基づいて模様縫いを実行するようになっている。XY移動機構67は前述したように図1に示す先端キャリッジ7を備えており、この先端に取り付けた刺繍枠3に布を取り付け、この布をX−Y方向に移動させて刺繍縫いを実行させるようになっている。図1ではミシン本体の幅方向をX、奥行き方向をYとしている。
【0011】
タイミング信号発生装置64はミシン本体の上軸の回転位相を検出して、針71の上下動を検出して信号を発生する。この信号はXYモータ駆動回路65によるX−Y方向の駆動のタイミングを採るために用いられる。CPU50は該タイミング信号を入力して、XYモータ駆動回路65を制御するようになっている。
【0012】
上記した刺繍縫いと通常縫いは縫いモード選択釦54の操作によりなされるようなっている。この縫いモード選択釦54は図1に示すようにアーム機枠1のフロント部に設けられた表示装置56内にタッチパネルとして設けられている。
該表示装置56は更に図2に示すように表示制御装置55によりCPU50からの指令に応じて種々の表示を行うようになっている。
また31は一時記憶装置、52はミシン全体の電源のオンオフのスイッチである。
【0013】
上記構成において、刺繍枠収納キー4が表示装置56上にタッチパネルとして備えられている。該刺繍枠収納キー4が操作されると、CPU50は刺繍枠3の位置を一時記憶装置31に記憶した上、退避動作プログラム記憶装置10からのプログラムによりXY移動機構67を制御して先端キャリッジ7及び刺繍枠3を所定位置に退避させるようになっている。
【0014】
この実施形態ではY方向にのみ退避させ、Y方向の張り出し長さが最も短い位置まで退避させるようになっている。X方向への退避を行わない場合、刺繍を再開するときに元の位置への復帰が早い効果がある。
【0015】
この実施形態では更にほづれ止め縫い動作プログラム記憶装置11を備えており、刺繍枠収納キー4の操作による刺繍枠3の退避の前に、CPU50は縫目形成機構62を制御して、ほづれ止め縫いを実行し、その後刺繍枠3の退避を行わせるようになっている。
このようなほづれ止め縫いを行った後に退避すれば、次に刺繍縫いを再開するときに縫い目のズレ等が生ずることなく、円滑に刺繍縫いの再開が行える効果がある。
【0016】
更にこの実施形態では、省電力モードプログラム記憶装置12を備えており、刺繍枠収納キー4の操作があると刺繍枠3の退避の後にミシンを省電力運転モードとし、電力の節約を計れるように構成されている。
【0017】
なおCPU50には更にタイマ42が接続されており、縫目形成機構62の停止とXY移動機構67の停止をCPU50が認識すると、タイマ42に時間計測の指令を出して、所定時間経過を計時するようになっている。
この所定時間の経過によっても、先端キャリッジ7と刺繍枠3を所定の位置に退避させるように構成されている。また、ほづれ止め縫いと省電力運転を行わせるように構成されている。
【0018】
刺繍枠3の退避後に刺繍縫いを再開するには、スタート/ストップ釦57の操作を行うようになっている。この操作があるとCPU50は一時記憶装置31に記憶されていた、退避前の刺繍枠3の位置を読み出して、XY移動機構67を制御して元の位置に刺繍枠3を復帰させた上、刺繍縫いを再開するように構成されている。
【0019】
図3及び図4により動作を説明する。
図3において、刺繍枠収納キー4の操作があると(ステップS1)、CPU50はほづれ止め縫いを実行させ(ステップS2)、XY移動機構67を制御して刺繍枠3と先端キャリッジ7を退避位置に移動させる(ステップS3)。該退避動作が終了したら(ステップS4)、省電力モードに切り換える(ステップS5)。
【0020】
図4において、タイマ42が所定時間のミシンの動作停止を計時すると(ステップS10)、CPU50はほづれ止め縫いを実行させ(ステップS11)、XY移動機構67を制御して刺繍枠3と先端キャリッジ7を退避位置に移動させる(ステップS12)。該退避動作が終了したら(ステップS13)、省電力モードに切り換える(ステップS14)。
【0021】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の刺繍縫いミシンによれば、刺繍枠などの刺繍対象物を保持する手段を簡単に退避させることができるから、衝突による破損などを抑制できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す外観斜視図。
【図2】本発明の一実施形態の機能ブロック図。
【図3】本発明の一実施形態の動作を示すフローチャート図。
【図4】本発明の一実施形態の動作を示すフローチャート図。
【符号の説明】
1:アーム機枠、2:ベース、3:刺繍枠、4:刺繍枠収納キー、7:先端キャリッジ、10:退避動作プログラム記憶装置、11:ほづれ止め縫い動作プログラム記憶装置、12:省電力モードプログラム記憶装置、30:縫い目データ記憶装置、31:一時記憶装置、42:タイマ、50:CPU、51:プログラム記憶装置、52:電源スイッチ、53:回転速度指令装置、54:縫いモード選択釦、55:表示制御装置、56:表示装置、57:スタート/ストップ釦、60:ミシンモータ駆動装置、61:ミシンモータ、62:縫目形成機構、63:モータ回転検出センサ、64:タイミング信号発生装置、65:XYモータ駆動回路、66:XYモータ、67:XY移動機構、70:針棒、71:針。
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an embroidery sewing machine.
[0002]
[Prior art]
In an embroidery sewing machine, a cloth or the like as an embroidery object is fixed to an embroidery frame, and the embroidery frame is moved in the XY directions to perform embroidery sewing.
The embroidery frame is driven by a moving mechanism mounted inside the sewing machine main body or on the bed, and moves so as to protrude from the sewing machine main body in the XY direction.
In addition, embroidery sewing in an embroidery sewing machine often takes time, and it is usually possible to temporarily stop and start embroidery sewing again.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, if the embroidery frame is temporarily stopped while projecting from the main body, the embroidery frame is stopped with a large area occupied, and the danger of collision with the embroidery frame increases. In order to store the embroidery frame, it is necessary to switch from the embroidery mode to the normal sewing mode once, so that an operation of 3 steps to 10 steps or more is necessary, and the embroidery frame is often temporarily stopped with the embroidery frame protruding.
Further, in recent years, a sewing machine has been developed that can increase the range of movement of the embroidery frame so that large embroidery can be performed, and the present invention is desired to solve the problem by stopping the embroidery frame while it is overhanging. The aim is to solve technical problems.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, an embroidery sewing machine according to the present invention includes a sewing execution means for performing sewing by moving a needle up and down, an embroidery object, a means for holding the embroidery object, and the holding means. An embroidery sewing machine comprising: means for moving the means with respect to the sewing execution means; an operating means for retracting the holding means to a predetermined position; and when the operating means is operated, the embroidery at that time Means for storing the position of the means for holding the object; means for causing the sewing execution means to perform anti-sewing when the operation means is operated; and when the operation means is operated, Child controls the means for the movement after the stitch, the said means for holding is retracted only in the Y direction, and means for projecting length in the Y direction to retract to the shortest position, the said means for storing Record In position, characterized by comprising a means for resuming the embroidering by moving means for the holding.
In the above configuration, if the operating means for retracting is operated, the means held by the means for retracting is retracted, and the holding means is not left in a protruding state in the case of a temporary stop or the like. .
The operating means for retreating may be realized in the form of a touch panel of a display device, for example. Further, the retracting direction is retracted only in the depth direction (Y direction) of the sewing machine. When the evacuation is performed only in the depth direction (Y direction) and not performed in the X direction, the evacuation operation is fast, and when the embroidery is resumed, the original position can be quickly restored. When an operation for evacuation is performed, the position of the holding means at that time is stored, and the sewing execution means is struck and stopped before the evacuation operation. With this configuration, the holding means can be surely returned to the original position when the embroidery is resumed, and the embroidery can be smoothly resumed without causing a stitch misalignment or the like.
Further, a means for setting the sewing machine to an economy mode for saving power consumption may be provided, and the economy mode may be set together with the retreat when the operation means for retreating is operated.
The means for detecting that the sewing machine has not been operated for a predetermined time and the means for moving are controlled to retract the holding means to a predetermined position when the detecting means detects non-operation for a predetermined time. And a means for setting the sewing machine to an economy mode that saves power consumption when non-operating for a predetermined time is detected by the detecting means. It is also possible to configure to automatically save and shift to economy mode by stopping.
[0005]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
As shown in FIG. 1, the sewing machine of the present invention includes an arm machine frame 1 and a base 2, and an XY moving mechanism (not shown) is provided inside the base 2.
A tip carriage 7 that moves in conjunction with the XY moving mechanism extends to the outside of the base 2, and an embroidery frame 3 is attached to the tip. The arm machine frame 1 is provided with a needle bar 70 and a needle 71 which are stitch formation mechanisms 62.
[0006]
The embroidery frame 3 is attached with a cloth as an embroidery object, moved in the XY direction by the movement of the tip carriage 7 in the XY direction, and embroidery stitched by the vertical movement of the needle bar 70 and the needle 71. Has been. This embroidery sewing can be selected by a sewing mode selection button 54. When embroidery sewing is not performed, the normal sewing mode is set, and the needle bar 70 and the needle 71 are moved up and down and a feeding device (not shown). Normal sewing is executed by the cloth feed.
Reference numeral 57 denotes a start / stop button for starting and stopping the sewing machine.
[0007]
The XY moving mechanism 67 in the base 2 can be moved in the X direction (the width direction of the sewing machine) and the Y direction (the depth direction of the sewing machine) by the XY motor driving device 65 and the XY motor 66.
[0008]
FIG. 2 is a block diagram showing a hardware configuration, and this embodiment will be described in detail in conjunction with FIG.
The CPU 50 controls the sewing machine in accordance with a program stored in the program storage device 51. During normal sewing, the CPU 50 controls the sewing machine motor drive circuit 60 at a speed instructed by a rotational speed command device 53 that is a speed controller such as a stepping type. The sewing machine 61 is controlled to rotate, and the stitch formation mechanism 62 is driven at a sewing speed corresponding to the indicated speed.
[0009]
As shown in FIG. 1, the stitch formation mechanism 62 includes a needle bar 70, a needle 71, and a cloth feed mechanism (not shown), and executes predetermined sewing. The number of rotations of the sewing machine motor 61 is detected by a motor rotation detection sensor 63 and fed back to the CPU 50 for use in speed control.
[0010]
The embroidery sewing machine includes an XY motor driving circuit 65, an XY motor 66, and the XY moving mechanism 67 described above in addition to the sewing machine motor driving circuit 60, and executes pattern sewing based on the pattern data from the stitch data storage device 30. It is like that. As described above, the XY moving mechanism 67 includes the tip carriage 7 shown in FIG. 1. A cloth is attached to the embroidery frame 3 attached to the tip, and the cloth is moved in the XY direction to execute embroidery sewing. It is like that. In FIG. 1, the width direction of the sewing machine body is X and the depth direction is Y.
[0011]
The timing signal generator 64 detects the rotational phase of the upper shaft of the sewing machine main body, detects the vertical movement of the needle 71, and generates a signal. This signal is used for timing of driving in the XY directions by the XY motor driving circuit 65. The CPU 50 inputs the timing signal and controls the XY motor driving circuit 65.
[0012]
The above-described embroidery sewing and normal sewing are performed by operating the sewing mode selection button 54. The sewing mode selection button 54 is provided as a touch panel in a display device 56 provided on the front portion of the arm machine frame 1 as shown in FIG.
As shown in FIG. 2, the display device 56 further performs various displays in accordance with commands from the CPU 50 by the display control device 55.
Further, 31 is a temporary storage device, and 52 is a switch for turning on / off the power of the entire sewing machine.
[0013]
In the above configuration, the embroidery frame storage key 4 is provided on the display device 56 as a touch panel. When the embroidery frame storage key 4 is operated, the CPU 50 stores the position of the embroidery frame 3 in the temporary storage device 31 and controls the XY movement mechanism 67 by a program from the retraction operation program storage device 10 to control the leading end carriage 7. The embroidery frame 3 is retracted to a predetermined position.
[0014]
In this embodiment, it is retracted only in the Y direction and retracted to a position where the overhang length in the Y direction is the shortest. When the evacuation is not performed in the X direction, the return to the original position is quick when embroidery is resumed.
[0015]
In this embodiment, the anti-skid sewing operation program storage device 11 is further provided. Before the embroidery frame 3 is retracted by the operation of the embroidery frame storage key 4, the CPU 50 controls the stitch forming mechanism 62 so Stop stitching is executed, and then the embroidery frame 3 is retracted.
By retracting after performing such anti-raising stitches, there is an effect that the embroidery sewing can be smoothly resumed without causing a stitch misalignment or the like when the embroidery sewing is resumed next time.
[0016]
Further, in this embodiment, a power saving mode program storage device 12 is provided so that when the embroidery frame storage key 4 is operated, the sewing machine is set to a power saving operation mode after the embroidery frame 3 is retracted, so that power can be saved. It is configured.
[0017]
A timer 42 is further connected to the CPU 50. When the CPU 50 recognizes the stop of the stitch forming mechanism 62 and the stop of the XY moving mechanism 67, it issues a time measurement command to the timer 42 and measures the elapse of a predetermined time. It is like that.
The tip carriage 7 and the embroidery frame 3 are also retracted to a predetermined position even when the predetermined time elapses. Moreover, it is comprised so that a fray stopper sewing and a power saving operation may be performed.
[0018]
In order to resume the embroidery sewing after the embroidery frame 3 is retracted, the start / stop button 57 is operated. When this operation is performed, the CPU 50 reads the position of the embroidery frame 3 before being saved stored in the temporary storage device 31 and controls the XY movement mechanism 67 to return the embroidery frame 3 to the original position. The embroidery sewing is configured to resume.
[0019]
The operation will be described with reference to FIGS.
In FIG. 3, when the embroidery frame storage key 4 is operated (step S1), the CPU 50 executes anti-fray sewing (step S2), and controls the XY moving mechanism 67 to retract the embroidery frame 3 and the leading carriage 7. Move to position (step S3). When the evacuation operation is completed (step S4), the mode is switched to the power saving mode (step S5).
[0020]
In FIG. 4, when the timer 42 stops the operation of the sewing machine for a predetermined time (step S10), the CPU 50 executes anti-fray sewing (step S11) and controls the XY moving mechanism 67 to control the embroidery frame 3 and the leading carriage. 7 is moved to the retracted position (step S12). When the evacuation operation ends (step S13), the mode is switched to the power saving mode (step S14).
[0021]
【The invention's effect】
As described above, according to the embroidery sewing machine of the present invention, since the means for holding the embroidery object such as the embroidery frame can be easily retracted, there is an effect that damage due to collision can be suppressed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an external perspective view showing an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a functional block diagram of an embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a flowchart showing the operation of one embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a flowchart showing the operation of one embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
1: arm machine frame, 2: base, 3: embroidery frame, 4: embroidery frame storage key, 7: tip carriage, 10: retraction operation program storage device, 11: anti-fray sewing operation program storage device, 12: power saving Mode program storage device, 30: stitch data storage device, 31: temporary storage device, 42: timer, 50: CPU, 51: program storage device, 52: power switch, 53: rotational speed command device, 54: sewing mode selection button 55: Display control device, 56: Display device, 57: Start / stop button, 60: Sewing motor drive device, 61: Sewing motor, 62: Stitch formation mechanism, 63: Motor rotation detection sensor, 64: Timing signal generation Device: 65: XY motor driving circuit, 66: XY motor, 67: XY moving mechanism, 70: needle bar, 71: needle.

Claims (4)

針を上下動させて縫いを実行するための縫い実行手段と、
刺繍対象物と該刺繍対象物を保持する手段と、
該保持する手段を縫い実行手段に関してX方向と奥行き方向(Y方向)に移動させる手段と、を備えた刺繍縫いミシンにおいて;
前記保持する手段を所定の位置に退避させるための操作手段と,
前記操作手段の操作があった時、その時の前記刺繍対象物を保持する手段の位置を記憶する手段と、
前記操作手段の操作があった時、前記縫い実行手段にほづれ止め縫いを行わせる手段と、
該操作手段が操作された時に、前記ほづれ止め縫いの後に前記移動させる手段を制御して前記保持する手段をY方向にのみ退避させ、Y方向の張り出し長さが最も短い位置まで退避させるための手段と、
前記記憶する手段に記憶された位置に、前記保持する手段を移動させて刺繍縫いを再開させる手段と、
を備えたことを特徴とする刺繍縫いミシン。
Sewing execution means for executing sewing by moving the needle up and down;
An embroidery object and means for holding the embroidery object;
An embroidery sewing machine comprising: means for moving the holding means in the X direction and the depth direction (Y direction) with respect to the sewing execution means;
Operating means for retracting the holding means to a predetermined position;
Means for storing the position of the means for holding the embroidery object when the operation means is operated;
Means for causing the sewing execution means to perform fraying prevention sewing when the operation means is operated;
When the operation means is operated, the means for moving is controlled after the anti-fray sewing, and the holding means is retracted only in the Y direction and retracted to a position where the overhang length in the Y direction is the shortest. Means for
Means for resuming embroidery sewing by moving the holding means to the position stored in the storing means;
An embroidery sewing machine characterized by comprising
前記退避させるための操作手段の操作があった時、
更にミシンを電力の消費を節約するエコノミーモードとする手段と、
を備えた請求項1に記載の刺繍縫いミシン。
When there is an operation of the operating means for retracting,
In addition, means to make the sewing machine an economy mode to save power consumption,
The embroidery sewing machine according to claim 1, comprising:
針を上下動させて縫いを実行するための縫い実行手段と、
刺繍対象物と該刺繍対象物を保持する手段と、
該保持する手段を縫い実行手段に関して移動させる手段と、を備えた刺繍縫いミシンにおいて;
ミシンが所定時間稼働しないことを検出する手段と、
該検出する手段により所定時間の非稼働が検出された時、その時の前記刺繍対象物を保持する手段の位置を記憶する手段と、
該検出する手段により所定時間の非稼働が検出された時、前記縫い実行手段にほづれ止め縫いを行わせる手段と、
該検出する手段により所定時間の非稼働が検出された時、前記移動させる手段を制御して前記保持する手段をY方向にのみ退避させ、Y方向の張り出し長さが最も短い位置まで退避させるための手段と、
前記記憶する手段に記憶された位置に、前記保持する手段を移動させて刺繍縫いを再開させる手段と、
を備えたことを特徴とする刺繍縫いミシン。
Sewing execution means for executing sewing by moving the needle up and down;
An embroidery object and means for holding the embroidery object;
An embroidery sewing machine comprising: means for moving the holding means relative to the sewing execution means;
Means for detecting that the sewing machine has not been operated for a predetermined time;
Means for storing the position of the means for holding the embroidery object when the non-operation for a predetermined time is detected by the detecting means;
Means for causing the stitching execution means to perform fraying prevention sewing when non-operating for a predetermined time is detected by the detecting means;
When the non-operation for a predetermined time is detected by the detecting means, the moving means is controlled so that the holding means is retracted only in the Y direction and retracted to the position where the overhang length in the Y direction is the shortest. Means for
Means for resuming embroidery sewing by moving the holding means to the position stored in the storing means;
An embroidery sewing machine characterized by comprising
前記検出する手段により所定時間の非稼働が検出された時、ミシンを電力の消費を節約するエコノミーモードとする手段と、
を更に備えた請求項3に記載の刺繍縫いミシン。
Means for setting the sewing machine in an economy mode to save power consumption when non-operation for a predetermined time is detected by the detecting means;
The embroidery sewing machine according to claim 3, further comprising:
JP2000298255A 2000-07-31 2000-09-29 Embroidery sewing machine Expired - Lifetime JP4707220B2 (en)

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