JP4705738B2 - テント式ガス貯留装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば有機廃棄物の分解により生成したメタンガス等のいわゆるバイオガスの貯留に適したテント式ガス貯留装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、有機廃棄物の分解により生成したメタンガス等のいわゆるバイオガスの貯留に適したテント式ガス貯留装置が知られている。このテント式ガス貯留装置は、円筒状外壁と、この円筒状壁体の上縁部に連接された可撓性を有する半球状のガス貯留テントとを備えた基本構成を有している。
【0003】
上記円筒状壁体には、その内部に導通したガス導入配管とガス導出配管とが接続されており、ガス導入ポンプの駆動でバイオガスがガス導入配管を介して導入されることによりガス貯留テントが膨張する一方、ガス導出ポンプの駆動でバイオガスがガス導出配管を介して抜き出されることによりガス貯留テントが収縮するようになっている。
【0004】
上記ガス貯留テントの頂部には重錘が設けられ、内部のバイオガスが導出されることによりガス貯留テントが縮むに際しては、この重錘が真っ直ぐに垂下するため、これに誘導されてガス貯留テントの萎み具合が定形的になり、見栄えがよくなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような従来のテント式ガス貯留装置においては、貯留されているガスの量は、導入されたガス量から導出されたガス量を差し引くか、あるいはガス貯留テントの萎み具合を目視観察することによってしか知ることができなかった。
【0006】
しかし、ガスの導入、導出の収支で貯留ガス量を計算する方法は、一見正確であるように見えるが、流量計に僅かでも誤差があると、この誤差が蓄積されて徐々に実際の貯留量からずれていくという不都合があるし、ガス貯留テントの萎み具合で貯留量を判断する方法は多くの経験を積んだ熟練者でないと採用することができないばかりか、たとえ熟練者であっても正確を期すことは困難であるという問題点が存在する。
【0007】
本発明は、上記のような状況に鑑みなされたものであり、ガス貯留テント内に残留しているガスの量を常に正確に把握することができるテント式ガス貯留装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
発明は、可撓性を有するシート体によって半円球状に形成されたガス貯留テントと、このガス貯留テントの頂部に設けられた重錘と、ガス貯留テント内のガスを導出するガス導出配管とを備えてなるテント式ガス貯留装置であって、最大限に膨張したガス貯留テントの重錘より上方位置に当該重錘との間の距離を測定する距離測定装置が設けられ、ガス貯留テントの上下方向に延びる中心線を同心としてガス貯留テントに載置してリング体が取り付けられ、リング体はガス貯留テントが収縮してガス貯留テントの生地がその外側からリング体を覆って内側に折るように変形しても、ガス貯留テントの生地が重錘に覆い被さらない径寸法に設定されていることを特徴とするものである。
【0009】
この発明によれば、距離測定装置によって当該距離測定装置と重錘との間の距離が測定されるため、この測定された距離の大小によってガス貯留テントの容量を、従来の萎み具合を目視観察することによる目分量の測定に比べて精度よく計量することができる。特に距離測定装置により測定された距離とガス貯留テントの容量との関係式を予め求めておくことにより、測定された距離の値を関係式に代入して計算することによってその時点のガスの容量を正確に知ることができる。
【0010】
このように、最大限に膨張したガス貯留テントの重錘より上方位置に当該重錘との間の距離を測定する距離測定装置を設けることにより、常にガス貯留テントに貯留されているガス量を正確に知ることができるため、この貯留ガス量に基いてガスの需給の調整を的確に行うことが可能になり、適正な需給バランスが確保される。また、この発明によれば、ガス貯留テントの収縮によっても当該ガス貯留テントの一部が重錘に覆い被さることがないようにリング体がガス貯留テントに同心で当該ガス貯留テントに載置されているため、重錘が萎んだガス貯留テントに覆われて距離測定不能になるような不都合が確実に防止される。
【0011】
本発明のテント式ガス貯留装置では、上記距離測定装置は、上記重錘に向けて超音波を発信し、重錘で反射した超音波を受信して発信時と受信時との時間差により距離を計算するように構成された超音波測距装置である構成を採用することができる
【0012】
上記構成によれば、距離測定装置として超音波測距装置が採用されて非接触状態で超音波測距装置と重錘との間の距離を測定し得るようになっているため、距離測定装置と重錘との間をロープなどで連結してロープの引出し量から両者間の距離を測るようにしたものに比べてロープの絡みで測距が行い得なくなるような不都合が発生せず、常に正確に距離を測定することができる。
【0013】
本発明のテント式ガス貯留装置では、前記ガス貯留テントが最大限に膨張した状態での当該ガス貯留テントの半径をRとし、重錘の半径をXとし、リング体の半径をYとして、
Y≧0.285R+X
を満足するよう、ガス貯留テント、重錘、およびリング体の寸法が関係付けられている構成を採用することができる
【0015】
本発明のテント式ガス貯留装置では、上記ガス貯留テントの外側には、当該ガス貯留テントに被さるように配設された複数のフレームからなる枠体が設けられ、この枠体に膜が張られている構成を採用することができる
【0016】
この構成によれば、ガス貯留テントは、枠体に張られた膜内に収められていることにより、風などの気象状況に左右されずに安定するため、重錘が中心位置から外れて距離測定装置と重錘との間の離間距離が測定し得なくなるような不都合が回避される。
【0017】
本発明のテント式ガス貯留装置では、上記ガス導出配管は、ガス貯留テントの周方向に等ピッチで複数本が設けられている構成を採用することができる
【0018】
この構成によれば、ガス貯留テントに貯留されているガスを導出するに際し、ガス導出配管がガス貯留テントの周方向に等ピッチで複数本が設けられていることにより、ガス貯留テントは、その内部において周方向で内部気流の偏在が生じるような不都合が防止されて周方向で均等に萎んでいくため、重錘が中心位置から外れて距離測定装置と重錘との間の離間距離が測定し得なくなるような不都合が回避される。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1および図2は、本発明に係るテント式ガス貯留装置の一実施形態を示す一部切欠き斜視図であり、図1は、ガス貯留テントが膨らんだ状態、図2は、ガス貯留テントが萎んだ状態をそれぞれ示している。また、図3は、図1のA−A線断面図である。
【0020】
これらの図に示すように、テント式ガス貯留装置10は、金属製の基礎円筒体20と、この基礎円筒体20の上縁部から延設された複数本の円弧状フレーム30と、この円弧状フレーム30に張設されたドーム状の保護シート40と、上記円弧状フレーム30内で基礎円筒体20の上縁部から延設されたドーム状のガス貯留テント50と、このガス貯留テント50の頂部に取り付けられた重錘円盤60と、この重錘円盤60に対向するように円弧状フレーム30の頂部から垂下された超音波測距装置70とを備えた基本構成を有している。基礎円筒体20およびガス貯留テント50内にガスを貯留するためのガス貯留室11が形成されている。
【0021】
上記基礎円筒体20は、平面視で円形の底板21と、この底板21に同心で据え付けられた周壁22とを備えて構成されている。周壁22の下縁部には同心で下部フランジ23が設けられているとともに、上縁部には同心で上部フランジ24が設けられている。また、周壁22の上下方向の略中央位置にはガス貯留室11内にガスを導入するガス導入管25が取り付けられているとともに、同上方位置にはガス貯留室11内のガスを導出するためのガス導出部26が取り付けられている。
【0022】
上記ガス導入管25には、ガス発生源80から延設されたガス送出配管81の下流端が接続されている。かかるガス送出配管81には、ガス送出ブロワ82が設けられているとともに、このガス送出ブロワ82の下流側に切替バルブ83が設けられ、この切替バルブ83が開通された状態でガス送出ブロワ82を駆動することにより、ガス発生源80からのガスがガス送出配管81およびガス導入管25を介してガス貯留室11内に導入されるようになっている。
【0023】
上記ガス導出部26は、ガス導入管25より上方位置の基礎円筒体20の周壁22に周方向等ピッチで設けられた複数本のガス導出管26aと、基礎円筒体20を取り囲むように設けられ、かつ、各ガス導出管26aの先端側が接続された環状管26bと、この環状管26bの適所から径方向の外方に向かって突設された接続管26cとからなっている。
【0024】
上記接続管26cには、開閉バルブ85の設けられたガス排出配管84が接続され、この開閉バルブ85を閉止した状態でガス送出配管81側の切替バルブ83を開通することによりガス貯留室11内にガスが貯留される一方、ガス排出配管84側の開閉バルブ85を開通することによりガス貯留室11内のガスがガス排出配管84を通って系外に排出されるようになっている。なお各切替バルブ83,85の双方が開通されているときは、これらの開度に応じたガスの収支でガス貯留室11内のガス量が増減することになる。
【0025】
ガス導出部26を、周方向に並設された複数本のガス導出管26aを備えて構成することにより、ガス貯留室11内のガスは、当該ガス貯留室11内で偏流することなく系外に導出されるため、ガス貯留室11内のガスの偏流に起因したガス貯留テント50の萎み具合で偏りが生じることはなく、ガス貯留室11内のガスの増減に応じて重錘円盤60は真っ直ぐに昇降することになる。
【0026】
上記円弧状フレーム30は、弓なりに湾曲させられたパイプ体によって形成されている。かかる円弧状フレーム30は、上部フランジ24の上面にボルト止め等で固定された下部環状フレーム31に下端部が溶接で固定されているとともに、上端部が測距装置支持架台33に固定されている。かかる円弧状フレーム30は、周方向に等ピッチで複数本が採用されて測距装置支持架台33を介して基礎円筒体20の上部開口を跨いだ状態になっているとともに、これら複数本の円弧状フレーム30の包絡面によってドームが形成されている。
【0027】
また、各円弧状フレーム30内の上下方向の略中央位置には、当該各円弧状フレーム30を結ぶように配設された上部環状フレーム32が設けられ、この上部環状フレーム32の存在で各円弧状フレーム30の連結状態が構造的に丈夫なものになっている。
【0028】
上記測距装置支持架台33は、図5の(ロ)に示すように、円形の架台本体34と、この架台本体34の周縁部から下方に向けて所定上下幅寸法で突設された環状堰35と、この環状堰35の外周面から外方に向かって上記円弧状フレーム30に対応するように周方向等ピッチで突設された複数個のブラケット36とを備えて構成されている。
【0029】
そして、各ブラケット36には上記各円弧状フレーム30の上端部がボルト止めで固定され、これによって測距装置支持架台33は、図1〜図3および図5の(ロ)に示すように、各円弧状フレーム30の上端部に支持された状態になっている。
【0030】
上記保護シート40は、布製あるいは合成樹脂製のシート体が採用され、複数本の円弧状フレーム30からなるドーム形状に対応するようにドーム状に形成されている。かかる保護シート40は、円弧状フレーム30に被せられた状態でその下端縁部が上部フランジ24の下面側に向けて折り返され、この折り返された部分が上部フランジ24に鋲止めその他で固定されることにより円弧状フレーム30の外面に張設されている。
【0031】
このような保護シート40が円弧状フレーム30に支持された状態でガス貯留テント50の外側に張設されることにより、内部のガス貯留テント50に自然現象である風圧等の外乱が及ばなくなり、ガス貯留テント50が風に煽られて変形するような不都合が防止される。
【0032】
上記ガス貯留テント50は、上記保護シート40のドーム形状より小さいドーム状に形状設定されている。かかるガス貯留テント50は、織布の両面に合成樹脂製および合成ゴム製のシートがラミネートされた、いわゆるラミネート織布が採用され、これによって丈夫で、かつ、ガスの透過が起こらないようになされている。
【0033】
一方、上記上部フランジ24の内周面側には、内径寸法が周壁22の内径寸法と略等しい短尺の接続筒27が上方に向かって突設されているとともに、この接続筒27の上縁部に外方に向かって突設された頂部フランジ28が設けられている。
【0034】
図4は、ガス貯留テント50の下端縁部の密封係止構造の一実施形態を示す断面視の説明図であり、(イ)は、ガス貯留テント50の下縁部が基礎円筒体20の接続筒27に係止される直前の状態、(ロ)は、ガス貯留テント50の下縁部が接続筒27に係止された状態をそれぞれ示している。
【0035】
図4に示すように、ガス貯留テント50は、その下縁部が環状の二層構造になっており、内側環状縁部54と、この内側環状縁部54の外側に設けられた環状の水切りテント55とからなっている。内側環状縁部54は、接続筒27の内側(図4の接続筒27の左側)に密着状態で張り付けられるものであり、二本の環状の縫い込みロープ54aが上下二段で縫い込まれ、一対の縫い込みロープ54a間の内側環状縁部54によって環状係止縁部54bが形成されている。
【0036】
水切りテント55は、内側環状縁部54が接続筒27の内面側に張り付けられた状態で、頂部フランジ28に被せられるものであり、こうすることによって接続筒27と内側環状縁部54との接合部分に雨水等の侵入が防止されるようになっている。
【0037】
そして、ガス貯留テント50の下端縁部の密封係止構造は、上記環状係止縁部54bと接続筒27の内周面との間に介設される環状の第一養生ゴム部材56と、環状係止縁部54bの内面側に設けられて第一養生ゴム部材56とで環状係止縁部54bを挟持する第二養生ゴム部材57と、この第二養生ゴム部材57の内面側に積層される押え板58と、これら押え板58、第二養生ゴム部材57、環状係止縁部54b、第一養生ゴム部材56および接続筒27を貫通する係止ボルト59とを備えて構成されている。
【0038】
頂部フランジ28の直下の接続筒27の外面側には、環状補強体27aが溶接止めで固定されているとともに、これら環状補強体27aおよび接続筒27には上記係止ボルト59を挿通する挿通孔27bが穿設され、この挿通孔27bから外部に突出した係止ボルト59の先端にワッシャを介してナットNを螺着締結することにより、図4の(ロ)に示すように、ガス貯留テント50の環状係止縁部54bが接続筒27の内側に密着状態で係止されるようになっている。
【0039】
そして、環状係止縁部54bが接続筒27の内面に密着係止された状態で、水切りテント55を接続筒27に被せるようにしてその下端縁部を係止ボルト59より下方位置に位置させた状態で、予め適所に穿設されている貫通孔を係止ボルト59の先端に嵌め込み、引き続き係止ボルト59の先端に別のナットNを螺着して締結することにより、図4の(ロ)に示すように、基礎円筒体20の上端部が内側環状縁部54および水切りテント55によって覆われた状態になり、これによってガス貯留テント50内は密封状態が確保されるとともに、ガス貯留テント50内への水の漏れ込みが確実に防止される。
【0040】
上記重錘円盤60は、ガス貯留室11内のガスが導出されて容量が低下したときに、その重量によってガス貯留テント50の中央部が陥没した状態で減容させるためと、超音波測距装置70のターゲットとして用いるものであり、所定径寸法(本実施形態においてはガス貯留テント50の底面の径寸法の1/10としている)の金属製の板体によって形成され、ガス貯留テント50の頂部に基礎円筒体20の筒心と同心になるように設けられている。
【0041】
そして、ガス貯留テント50の外周面には、基礎円筒体20の筒心と同心になるように、ステンレスチューブ製のリング体51が取りつけられている。このリング体51の径寸法は、ガス貯留テント50の底面の径寸法の略半分とされている。このようなリング体51をガス貯留テント50に取り付けることにより、ガス貯留テント50が萎むときに当該リング体51より内側のガス貯留テント50の生地がこのリング体51に規制されて折り重なるようには変形しないばかりか、リング体51の外側のガス貯留テント50の生地が当該リング体51の内側に規則正しく位置するように折り重なるとともに、折り重なった生地で形成される円形の径寸法が、重錘円盤60の径寸法より大きくなり、これによって重錘円盤60が折り重なったガス貯留テント50の生地に覆われるような不都合が生じないようになっている。
【0042】
また、基礎円筒体20内の上部には、一方の内壁面から対向した他方の内壁面に向けて周方向等ピッチで架設された複数本の架設ロッド52が設けられているとともに、各架設ロッド52の中央部には上記重錘円盤60を受けるための受け皿53が設けられている。従って、ガス貯留室11内のガスの導出によってガス貯留テント50が萎むと、これによって真っ直ぐに降下した重錘円盤60は、図2に示すように受け皿53上に載置された状態になる。
【0043】
図5は、超音波測距装置70の一実施形態を示す斜視図であり、(イ)は、測距装置支持架台33に装着される前の状態、(ロ)は、測距装置支持架台33に装着された状態をそれぞれ示している。超音波測距装置70は、図5の(イ)に示すように、超音波発信回路および超音波受信回路の内装された装置本体71と、この装置本体71の下部に外嵌固定されたフランジ72と、上記装置本体71と同心で当該装置本体71からフランジ72より下部に向けて延設された超音波発信子73と、この超音波発信子73を取り囲むように当該超音波発信子73同心で設けられた、装置本体71と同径であるか若干小径の超音波受信筒74とからなる基本構成を有している。
【0044】
一方、測距装置支持架台33の架台本体34中心位置には、図5の(ロ)に示すように、超音波測距装置70の装置本体71を摺接状態で挿通し得る中心孔37が穿設されているとともに、この中心孔37の周りにはフランジ72の同心円上に等ピッチで下方に向けて突設されたボルト71aを挿通するための挿通孔38が複数個穿設されている。従って、測距装置支持架台33の上方から超音波発信子73、超音波受信筒74および装置本体71の下部を中心孔37に挿通するとともに、ボルト71aを挿通孔38に挿通してナットで締結することにより、図5の(ロ)に示すように、超音波測距装置70が測距装置支持架台33に装着された状態になる。
【0045】
上記のような超音波測距装置70の構成によれば、超音波受信筒74の中心位置にある超音波発信子73から出力された超音波は、下部の重錘円盤60で反射してその反射音が超音波測距装置70によって集音される。そして、テント式ガス貯留装置10の近傍には図略の制御装置が設けられ、この制御装置は、超音波測距装置70から伝達された情報に基いた超音波発信子73からの超音波の出力時刻と、超音波受信筒74が反射音を検出した反射音検出時刻とから超音波の超音波測距装置70と重錘円盤60との間の往復時間を算出するとともに、この往復時間に超音波の伝播速度を乗じてから2で除すことにより測距装置支持架台33および重錘円盤60間の距離を算出するようになっている。
【0046】
図6は、ガス貯留テント50におけるリング体51の径寸法の設定を説明するための説明図であり、ガス貯留テント50の中心軸を通る縦断面の右半分を示している。まず、前提条件としてガス貯留テント50は、最大限に膨らんだ状態で完全な半球状になるものとしている。図6において、ガス貯留テント50の半径をRとし、重錘円盤60の半径をX、リング体51の半径をYとする。
【0047】
そして、ガス貯留テント50が萎んで重錘円盤60が最下位にまで下降し、これによってガス貯留テント50の生地が折り畳まれた状態では、リング体51の内側(図6のリング体51より左方)部分に生地が三枚重ねで折り重なった状態になっている。この折り重なった生地の左方の曲折点Pが重錘円盤60と互いに干渉しない位置にあるとき、重錘円盤60は、折り畳まれたガス貯留テント50によって覆われない。この状態を数式で表現すると、
(X+(Y−X)×3)+(R−Y)=1.57R(半径Rの1/4円周長)となる。
【0048】
上記の式を整理し、かつ、リング体51にガス貯留テント50の生地が重ならない条件を付加すると、「Y≧0.285R+X…▲1▼」が得られる。この▲1▼式を満足するようなYの値をリング体51の半径とすることにより、ガス貯留テント50が萎んで生地が折り重なっても、その生地で重錘円盤60が覆われるような不都合が回避される。例えば、重錘円盤60の半径を0.1Rに設定したとすると、リング体51の半径Yを、Y=0.285R+0.1R=0.385Rより大きくすることにより、重錘円盤60が折り重なったガス貯留テント50の生地で覆われることはない。
【0049】
図7は、本発明のテント式ガス貯留装置10の作用を説明するための説明図であり、(イ)は、ガス貯留テント50が最大限に膨らんだ状態、(ロ)は、ガス貯留テント50が僅かに萎んだ状態、(ハ)は、ガス貯留テント50が略半分に萎んだ状態、(ニ)は、ガス貯留テント50が最小限に萎んだ状態をそれぞれ示している。
【0050】
まず、テント式ガス貯留装置10のガス貯留室11内に満量のガスが貯留されているときには、図7の(イ)に示すように、ガス貯留テント50は最大限に膨らんで半円球状を呈している。この状態でガス貯留テント50内のガスを若干抜くと、図7の(ロ)に示すように、ガス貯留テント50は、リング体51の部分が凹んだ状態になるとともに、頂部も重錘円盤60の重みで若干沈んだ状態になる。
【0051】
ついで、ガス貯留テント50内のガスの略半分を抜き出すと、図7の(ハ)に示すように、リング体51の外側のガス貯留テント50の生地が、中心方向に傾きながら上方に向けて膨出した状態になる。
【0052】
そして、図7の(ハ)に示す状態からガス貯留テント50内のガスを抜き出してしまうと、図7の(ニ)に示すように、重錘円盤60が受け皿53に載置された状態になるとともに、ガス貯留テント50の生地は、リング体51の位置で内側に向けて折れ曲がった状態になる。しかし、リング体51の径寸法は、上記▲1▼式を満足するように設定されているため、折れ曲がった生地で重錘円盤60が覆われることはなく、従って、超音波測距装置70から出力された超音波は、確実に重錘円盤60によって反射されるため、超音波測距装置70によって当該超音波測距装置70と重錘円盤60との間の距離が測定され得なくなるような不都合は確実に防止される。
【0053】
本発明のテント式ガス貯留装置10は、以上詳述したように、可撓性を有するシート体によって半円球状に形成されたガス貯留テント50と、このガス貯留テント50の頂部外面に設けられた重錘円盤60と、ガス貯留テント50内にガスを導入するガス導入管25と、ガス貯留テント50内のガスを導出するガス導出部26とを備えてなるものであり、最大限に膨張したガス貯留テント50の重錘円盤60より上方位置に当該重錘円盤60との間の距離を測定する距離測定装置を設けてなるものであり、距離測定装置によって当該距離測定装置と重錘円盤60との間の距離が測定されるようになされているため、この測定された距離の大小によってガス貯留テント50の容量を、従来の萎み具合を目視観察することによる目分量の測定に比べて精度よく計量することができる。特に距離測定装置により測定された距離とガス貯留テント50の容量との関係式を予め求めておくことにより、測定された距離の値を関係式に代入して計算することによってその時点のガスの容量を正確に知ることができる。
【0054】
このように、最大限に膨張したガス貯留テント50の重錘円盤60より上方位置に当該重錘円盤60との間の距離を測定する距離測定装置を設けることにより、常にガス貯留テント50に貯留されているガス量を正確に知ることができるため、この貯留ガス量に基いてガスの需給の調整を的確に行うことが可能になり、ガスの適正な需給バランスを確保することができる。
【0055】
また、距離測定装置として、重錘円盤60に向けて超音波を発信し、重錘円盤60で反射した超音波を受信して発信時と受信時との時間差によって距離を計算するように構成された超音波測距装置70を採用することにより、距離測定装置と重錘円盤60との間をロープなどで連結してロープの引出し量から両者間の距離を測るようにしたものに比べてロープの絡みで測距が行い得なくなるような不都合が発生せず、常に正確に距離を測定することができる。
【0056】
そして、ガス貯留テント50には、上下方向に延びる中心線と同心のリング体51を設け、しかも、このリング体51は、ガス貯留テント50の収縮によっても当該ガス貯留テント50の一部が重錘円盤60に覆い被さることがないように径寸法が設定されているため、ガス貯留テント50の収縮によっても、重錘円盤60が萎んだガス貯留テント50に覆われて距離測定不能になるような不都合を確実に防止することができる。
【0057】
また、ガス貯留テント50の外側には、当該ガス貯留テント50に被さるように配設された複数の円弧状フレーム30が設けられ、この円弧状フレーム30に保護シート40が張られているため、内部のガス貯留テント50は、風などの気象状況に左右されずに立体形状が安定し、重錘円盤60が中心位置から外れて距離測定装置と重錘円盤60との間の離間距離が測定し得なくなるような不都合を回避することができる。
【0058】
さらに、ガス導出部26は、ガス貯留テント50の周方向に等ピッチで配設された複数本のガス導出管26aを備えて構成されているため、ガス貯留テント50に貯留されているガスを導出するに際し、ガス貯留テント50は、その内部において周方向で内部気流の偏在が生じるような不都合が防止されて周方向で均等に萎んでいき、重錘円盤60が中心位置から外れて距離測定装置と重錘円盤60との間の離間距離が測定し得なくなるような不都合を回避することができる。
【0059】
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、以下の内容をも包含するものである。
【0060】
(1)上記の実施形態においては、ガス発生源80で発生したメタンガス等のバイオガスを、ガス送出ブロワ82の駆動でテント式ガス貯留装置10のガス貯留室11に導入するようにしているが、本発明は、ガス発生源80で発生したガスをガス貯留室11に導入するように構成することに限定されるものではなく、テント式ガス貯留装置10の基礎円筒体20内をバイオガスの発生装置として利用し、発生したバイオガスをその上部空間であるガス貯留室11に貯留するようにしてもよい。但し、テント式ガス貯留装置10をバイオガスの発生装置として利用する場合には、基礎円筒体20内にバイオガスの原料を導入するための原料導入構造を設けるとともに、ガスが発生した後の原料の残り滓を系外に排出する系外排出構造を設ける必要がある。
【0061】
(2)上記の実施形態においては、基礎円筒体20に周方向に複数本のガス導出管26aが設けられ、これらのガス導出管26aからのガスの導出によってガス貯留室11内のガスの偏流をなくすようにしているが、ガスの導出流量が少なくてガス貯留テント50の萎み具合が不均等になるほどの偏流の生じることがないことが予め判明している場合には、特に複数本のガス導出管26aを設けることなく、1本のみを設けるようにしてもよい。
【0062】
(3)上記の実施形態においては、円弧状フレーム30に保護シート40が被せられているが、本発明は、円弧状フレーム30に保護シート40を被せることに限定されるものではなく、例えば、テント式ガス貯留装置10が大きな建造物の中に設けられているような場合には、特に保護シート40を張設しなくてもよい。
【0063】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、最大限に膨張したガス貯留テントの重錘より上方位置に当該重錘との間の距離を測定する距離測定装置が設けられ、これによって当該距離測定装置と重錘との間の距離が測定されるため、この測定された距離の大小によってガス貯留テントの容量を、従来比べて精度よく計量することができ、この検出された貯留ガス量に基いてガスの需給の調整を的確に行うことが可能になり、ガスの適正な需給バランスを確保することができる。
【0064】
請求項2記載の発明によれば、距離測定装置として超音波測距装置が採用されて非接触状態で超音波測距装置と重錘との間の距離を測定し得るようになっているため、距離測定装置と重錘との間をロープなどで連結してロープの引出し量から両者間の距離を測るようにしたものに比べてロープの絡みで測距が行い得なくなるような不都合が発生せず、常に正確に距離を測定することができる。
【0065】
請求項3記載の発明によれば、ガス貯留テントの収縮によっても当該ガス貯留テントの一部が重錘に覆い被さることがないように径寸法が設定されたリング体がガス貯留テントに同心で当該ガス貯留テントに載置されているため、重錘が萎んだガス貯留テントに覆われて距離測定不能になるような不都合を確実に防止することができる。
【0066】
請求項4記載の発明によれば、ガス貯留テントは、枠体に張られた膜内に収められているため、風などの気象状況に左右されずに安定するため、重錘が中心位置から外れて距離測定装置と重錘との間の離間距離が測定し得なくなるような不都合を回避することができる。
【0067】
請求項5記載の発明によれば、ガス導出配管は、ガス貯留テントの周方向に等ピッチで複数本が設けられているため、ガス貯留テントに貯留されているガスを導出するに際し、ガス貯留テントは、その内部において周方向で内部気流の偏在が生じるような不都合が防止されて周方向で均等に萎んでいき、重錘が中心位置から外れて距離測定装置と重錘との間の離間距離が測定し得なくなるような不都合を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るテント式ガス貯留装置の一実施形態を示す一部切欠き斜視図であり、ガス貯留テントが膨らんだ状態を示している。
【図2】本発明に係るテント式ガス貯留装置の一実施形態を示す一部切欠き斜視図であり、ガス貯留テントが萎んだ状態を示している。
【図3】図1のA−A線断面図である。
【図4】ガス貯留テントの下端縁部の密封係止構造の一実施形態を示す断面視の説明図であり、(イ)は、ガス貯留テントの下縁部が基礎円筒体の接続筒に係止される直前の状態、(ロ)は、ガス貯留テントの下縁部が接続筒に係止された状態をそれぞれ示している。
【図5】超音波測距装置の一実施形態を示す斜視図であり、(イ)は、測距装置支持架台に装着される前の状態、(ロ)は、測距装置支持架台に装着された状態をそれぞれ示している。
【図6】ガス貯留テントにおけるリング体の径寸法の設定を説明するための説明図であり、ガス貯留テントの中心軸を通る縦断面の右半分を示している。
【図7】本発明のテント式ガス貯留装置の作用を説明するための説明図であり、(イ)は、ガス貯留テントが最大限に膨らんだ状態、(ロ)は、ガス貯留テントが僅かに萎んだ状態、(ハ)は、ガス貯留テントが略半分に萎んだ状態、(ニ)は、ガス貯留テントが最小限に萎んだ状態をそれぞれ示している。
【符号の説明】
10 テント式ガス貯留装置 11 ガス貯留室
20 基礎円筒体 21 底板
22 周壁 23 下部フランジ
24 上部フランジ 25 ガス導入管
26 ガス導出部 26a ガス導出管
26b 環状管 26c 接続管
27 接続筒 28 頂部フランジ
30 円弧状フレーム 31 下部環状フレーム
32 上部環状フレーム 33 測距装置支持架台
34 架台本体 35 環状堰
36 ブラケット 37 中心孔
38 挿通孔 40 保護シート
50 ガス貯留テント 51 リング体
52 架設ロッド 53 受け皿
54 内側環状縁部 54a 縫い込みロープ
54b 環状係止縁部 55 水切りテント
56 第一養生ゴム部材 57 第二養生ゴム部材
58 押え板 59 係止ボルト
60 重錘円盤 70 超音波測距装置
71 装置本体 72 フランジ
73 超音波発信子 74 超音波受信筒
80 ガス発生源 81 ガス送出配管
82 ガス送出ブロワ 83 切替バルブ
84 ガス排出配管 85 開閉バルブ

Claims (5)

  1. 可撓性を有するシート体によって半円球状に形成されたガス貯留テントと、このガス貯留テントの頂部に設けられた重錘と、ガス貯留テント内のガスを導出するガス導出配管とを備えてなるテント式ガス貯留装置であって、最大限に膨張したガス貯留テントの重錘より上方位置に当該重錘との間の距離を測定する距離測定装置が設けられ
    ガス貯留テントの上下方向に延びる中心線を同心としてガス貯留テントに載置してリング体が取り付けられ、リング体はガス貯留テントが収縮してガス貯留テントの生地がその外側からリング体を覆って内側に折るように変形しても、ガス貯留テントの生地が重錘に覆い被さらない径寸法に設定されていることを特徴とするテント式ガス貯留装置。
  2. 前記ガス貯留テントが最大限に膨張した状態での当該ガス貯留テントの半径をRとし、重錘の半径をXとし、リング体の半径をYとして、
    Y≧0.285R+X
    を満足するよう、ガス貯留テント、重錘、およびリング体の寸法が関係付けられていることを特徴とする請求項1記載のテント式ガス貯留装置。
  3. 前記ガス貯留テントの外側には、当該ガス貯留テントに被さるように配設された複数のフレームからなる枠体が設けられ、この枠体に膜が張られていることを特徴とする請求項1または2記載のテント式ガス貯留装置。
  4. 前記ガス導出配管は、ガス貯留テントの周方向に等ピッチで複数本が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のテント式ガス貯留装置。
  5. 前記距離測定装置は、前記重錘に向けて超音波を発信し、重錘で反射した超音波を受信して発信時と受信時との時間差により距離を計算するように構成された超音波測距装置であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のテント式ガス貯留装置。
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