JP4704902B2 - 電気接続箱 - Google Patents

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Description

本発明は、移動体としての自動車などに搭載される電気接続箱に関する。
移動体としての自動車には、一般に、ヘッドランプ及びテールランプなどのランプ類、スタータモータ及びエアコンディショナ用のモータ等のモータ類などの多種多様な電子機器が搭載されている。
前述した多種多様な電子機器に電力を供給するために、前記自動車は、ジャンクションブロックを適宜箇所に配置してきた。前記ジャンクションブロックは、多数のヒューズやリレー等の各種の電気回路ユニットを集約して構成されている。
なお、ジャンクションブロックは、ヒューズ、リレー、ブスバーなどを有することもあることから、ヒューズブロック、リレーボックス、又は総称して電気接続箱とも呼ばれる。本明細書では、前述したヒューズブロック、リレーボックス、ジャンクションブロックを、総称して以下電気接続箱と呼ぶ。
前述した電気接続箱は、前述した自動車の車体などに固定されるとともに、前述した各種の電子機器に接続したコネクタが嵌合する接続箱本体を備えている。前述した電子機器としてのエアバックのガス発生器などと接続したコネクタが嵌合される電気接続箱では、従来から種々のコネクタの半嵌合を防止する機構(以下、半嵌合検知機構と呼び、例えば、特許文献1ないし3参照)が用いられてきた。
従来から用いられてきた半嵌合検知機構は、前述したコネクタの半嵌合を検知する半嵌合検知部材を備えている。半嵌合検知機構を備えた電気接続箱では、半嵌合検知機構の半嵌合検知部材を用いて、コネクタの半嵌合を検知し、半嵌合検知機構の半嵌合検知部材が半嵌合を検出しないように、コネクタを接続箱本体に嵌合することで、該コネクタを接続箱本体に完全嵌合してきた。こうすることで、半嵌合検知機構を備えた電気接続箱では、前述したエアバックのガス発生器などに所望の信号や電力を供給してきた。
特開2004−158374号公報 特開2000−173716号公報 実開平6−44321号公報
前述した半嵌合検知機構を備えた電気接続箱では、半嵌合検知機構がコネクタの半嵌合を検知することができるが、前述した車体に取り付けられた状態で、該車体への取付状況によっては、前述したコネクタを接続箱本体から取り外すことができる場合がある。この場合、接続箱本体に車体への取付前にコネクタの半嵌合を防止しても、車体への取付時、取付後のメンテナンス時や他の機器の取付時などに、前述したコネクタが不意に接続箱本体から取り外されてしまう虞があった。
また、前述した半嵌合検知機構を備えた電気接続箱では、半嵌合検知部材がコネクタの半嵌合を検知した状態であっても、車体に取り付ける際に、半嵌合検知部材が前記車体などと干渉せずに電気接続箱が車体に取り付けられてしまうことがあった。このため、前述した従来の半嵌合検知機構を備えた電気接続箱では、コネクタが半嵌合であっても、車体に取り付けられて、該コネクタが半嵌合であるか否かを把握することが困難であった。
したがって、本発明の第1の目的は、車体に取り付けられた接続箱本体からコネクタが取り外されることを防止する電気接続箱を提供することにある。本発明の第2の目的は、車体に取り付けられることを規制することでコネクタが半嵌合であるか否かを確実に把握することができる電気接続箱を提供することにある。
前記課題を解決し第1の目的を達成するために、請求項1に記載の本発明の電気接続箱は、コネクタが嵌合するコネクタ受け部を備えかつ車体に取り付けられる接続箱本体と、前記接続箱本体に固定されて前記コネクタが前記コネクタ受け部から脱落することを規制する規制位置と、前記コネクタ受け部に前記コネクタが着脱することを許容する許容位置と、に亘って変位自在に前記接続箱本体に取り付けられているとともに、前記コネクタが前記コネクタ受け部に半嵌合すると前記規制位置に位置付けられることが規制されたロック部材と、を備えた電気接続箱において、前記接続箱本体が前記車体に正規に取り付けられて固定された状態で、前記ロック部材を、前記規制位置と、該規制位置と前記許容位置との間でかつ前記ロック部材が前記コネクタ受け部から前記コネクタが脱落することを規制する中間位置と、の間に位置付ける変位規制部を前記ロック部材が備えたことを特徴としている。
請求項2に記載の本発明の電気接続箱は、請求項1記載の電気接続箱において、前記ロック部材が、前記中間位置に位置付けられると、前記コネクタ受け部から抜け出ようとする前記コネクタと干渉する干渉部を備えたことを特徴としている。
請求項3に記載の本発明の電気接続箱は、請求項2記載の電気接続箱において、記ロック部材が前記中間位置に位置付けられると、前記コネクタ受け部と、当該コネクタ受け部に嵌合した前記コネクタと、前記干渉部とが、前記コネクタの前記コネクタ受け部との嵌合方向に沿って、順に並ぶ位置に配されたことを特徴としている。
請求項4に記載の本発明の電気接続箱は、請求項1ないし請求項3のうちいずれか一項に記載の電気接続箱において、前記ロック部材は、前記規制位置から前記許容位置に向かって、前記接続箱本体の外側に向かって変位するとともに、前記許容位置では、前記車体と干渉する位置に配されることを特徴としている。
前記課題を解決し第2の目的を達成するために、請求項5に記載の本発明の電気接続箱は、請求項1ないし請求項4のうちいずれか一項に記載の電気接続箱において、前記ロック部材が前記許容位置に位置付けられると、前記車体と干渉して、前記接続箱本体が前記車体に取り付けられることを規制する規制部を備えたことを特徴としている。
請求項6に記載の本発明の電気接続箱は、請求項5記載の電気接続箱において、前記規制部31は、前記ロック部材が前記規制位置に位置付けられると、該ロック部材から前記接続箱本体2の外側に向かって突出していることを特徴としている。
請求項1に記載した本発明の電気接続箱によれば、車体に取り付けられると、ロック部材が変位規制部によって規制位置と中間位置との間のみ変位自在となる。
請求項2に記載した本発明の電気接続箱によれば、ロック部材が中間位置に位置付けられると、コネクタと干渉する干渉部を備えている。
請求項3に記載した本発明の電気接続箱によれば、干渉部がコネクタの嵌合方向に沿って該コネクタと並ぶ位置に配されているので、ロック部材が中間位置に位置付けられると、干渉部がコネクタと確実に干渉する。
請求項4に記載した本発明の電気接続箱によれば、ロック部材が規制位置から許容位置に向かうにしたがって、接続箱本体の外側に向かって変位するので、許容位置に位置付けられたロック部材が確実に車体と干渉する。
請求項5に記載した本発明の電気接続箱によれば、ロック部材が許容位置に位置付けられると規制部が車体と干渉するので、ロック部材が規制位置に変位できない状態即ちコネクタが半嵌合であると、規制部が車体に接続箱本体が取り付けられることを規制する。
請求項6に記載した本発明の電気接続箱によれば、規制部がロック部材から接続箱本体の外側に突出しているので、ロック部材が許容位置に位置付けられると規制部が車体と確実に干渉する。
以上説明したように請求項1に記載の本発明は、ロック部材が変位規制部によって規制位置と中間位置との間のみ変位自在となり、規制位置と中間位置との双方ではロック部材がコネクタのコネクタ受け部からの脱落を規制するので、ロック部材によって、接続箱本体からコネクタが取り外されることが規制される。したがって、車体に取り付けられた接続箱本体からコネクタが取り外されることを防止することができる。
請求項2に記載の本発明は、コネクタと干渉する干渉部を備えているので、ロック部材がコネクタ受け部からコネクタが抜け出ることを確実に防止できる。
請求項3に記載の本発明は、ロック部材が中間位置に位置付けられると、干渉部がコネクタと確実に干渉するので、ロック部材がコネクタ受け部からコネクタが脱落することをより確実に防止できる。
請求項4に記載の本発明は、許容位置に位置付けられたロック部材が確実に車体と干渉するので、ロック部材が規制位置に位置付けられないと即ちコネクタ受け部にコネクタが完全嵌合しないと、接続箱本体を車体に取り付けることができない。したがって、コネクタが完全嵌合した接続箱本体のみを確実に車体に取り付けることができる。
請求項5に記載の本発明は、コネクタが半嵌合であると規制部が車体に接続箱本体が取り付けられることを規制するので、接続箱本体が車体に取付可能であるか否かで、コネクタが半嵌合であるか否かを確実に把握することができる。
請求項6に記載の本発明は、ロック部材が許容位置に位置付けられると規制部が車体と確実に干渉するので、コネクタが半嵌合であるか否かをより確実に把握することができる。
以下、本発明の一実施形態にかかる電気接続箱を、図1ないし図8に基づいて説明する。
本実施形態にかかる図1に示す電気接続箱1は、移動体としての自動車の固定部材としてのフレーム20(車体に相当し、図6ないし図8に示す)に取り付けられて、該自動車に搭載される。フレーム20には、図6ないし図8に示すように、後述するボルト14を通すことが可能な孔21が設けられている。また、フレーム20には、前記孔21と連通しかつ前記ボルト14が螺合可能なナット22が取り付けられている。
電気接続箱1は、図1に示すように、接続箱本体2と、ロック部材3とを備えている。接続箱本体2は、扁平な箱状の本体部4と、該本体部4内に収容された電気部品としてのヒューズと、前記本体部4内に収容された配線盤と、車体用取付片5と、ロック部材保持片6と、を備えている。本体部4には、ワイヤハーネス7のコネクタ9即ち端末が接続するコネクタ受け部8が設けられている。即ち、接続箱本体2には、ワイヤハーネス7(図6に示す)の端末が接続する。
前述したワイヤハーネス7は、図示しない複数の電線と、コネクタ9などを備えている。電線は、導電性の芯線と、該芯線を被覆する被覆部とを備えた所謂被覆電線である。電線は、自動車などに搭載される各種の電子機器と接続している。コネクタ9は、電線の芯線の端末に接続された端子金具と、該端子金具を収容する絶縁性のコネクタハウジングとを備えている。即ち、コネクタ9は、電線の端末に取り付けられている。
前述したコネクタ9は、前述した電線を介して、高信頼性電子機器としてのエアバックのガス発生器に接続している。本発明でいう高信頼性電子機器とは、前述した自動車の乗員の人命に関わるために、走行中や停車中などに確実な動作が要求される機器をいう。
また、前述したコネクタ9には、ロック突起10が設けられている。ロック突起10は、コネクタ受け部8に嵌合したコネクタ9の車体用取付片5寄りの端部に設けられている。ロック突起10は、コネクタ9の外表面から凸に設けられている。
さらに、前述したコネクタ9とコネクタ受け部8とには、互いに係止するロックアーム11と、ロック突起12が設けられている。図示例では、コネクタ9がロックアーム11を備え、コネクタ受け部8の内面にロック突起12が設けられている。コネクタ9がコネクタ受け部8内に挿入されると、ロックアーム11がロック突起12に当接して、該ロックアーム11が一旦弾性変形する。ロックアーム11がロック突起12を乗り越えると、該ロックアーム11が弾性変形していない中立状態に復帰して、ロックアーム11とロック突起12とが互いに係止する。
このように、ロックアーム11が弾性変形していない又は殆どしていない状態で、ロックアーム11とロック突起12とが互いに係止している状態を、コネクタ9がコネクタ受け部8に完全嵌合している状態即ち完全嵌合状態という。ロックアーム11が弾性変形している状態で、ロックアーム11とロック突起12とが係止している状態を、コネクタ9がコネクタ受け部8に半嵌合している状態即ち半嵌合状態という。
配線盤は、導電性のバスバと、絶縁板などを備えている。バスバは、導電性の板金に打ち抜き加工などのプレス加工が施されて得られる。複数のバスバは、互いに重ねられている。絶縁板は、互いに重ねられたバスバ間などに配され、バスバ同士が意図しない箇所で相互に電気的に接続すること即ち短絡することを防止するとともに、バスバを位置決めしている。
配線盤は、接続箱本体2の本体部4内に収容されると、ヒューズなどの本体部4内に収容された電気部品と、本体部4のコネクタ受け部8にコネクタ9が嵌合したワイヤハーネス7の電線とを予め定められたパターンにしたがって、互いに電気的に接続する。
車体用取付片5は、接続箱本体2の本体部4の一つの隅部から該接続箱本体2の外方向に突出している。該隅部即ち車体用取付片5は、前述したコネクタ受け部8の近傍に設けられている。車体用取付片5は、平板状に形成され、その中央にボルトを通す孔13が設けられている。車体用取付片5は、前述した自動車のフレーム20に重ねられて、孔13内を通るボルト14がフレーム20の孔21を通って前述したナット22に螺合することで、該フレーム20に取りつけられる。即ち、車体用取付片5は、接続箱本体2即ち電気接続箱1を自動車の車体に固定するために用いられる。
ロック部材支持片6は、車体用取付片5とコネクタ受け部8との間に設けられ、接続箱本体2の本体部4の外縁から該接続箱本体2の外方向に突出している。ロック部材支持片6には、孔15が貫通している。
ロック部材3は、図5に示すように、一対の回動片23と、2つの係止片24と、一つの連結片25と、変位規制部26と、干渉部27(図6ないし図8に示す)と、規制部としての規制突起31を備えている。
回動片23は、側方からみてく字状の帯板状に形成されている。一対の回動片23は、互いに平行に配置されている。回動片23の一端部には、前述したロック部材支持片6の孔15に嵌合する回動ピン28が設けられている。回動ピン28は、円柱状に形成され、前述した回動片23の一端部から立設している。回動ピン28は、孔15に嵌合すると、該孔15内で回動自在となる。回動片23即ちロック部材3は、回動ピン28を中心として回転自在に、接続箱本体2に支持される。
係止片24は、それぞれ、回動片23に設けられている。係止片24は、回動ピン28が前述した孔15内に嵌合した状態で、回動片23から接続箱本体2に向かって延在している。係止片24には、ロック孔29が貫通している。係止片24は、前述したコネクタ9に設けられているロック突起10を乗り越えた後、ロック孔29内に該ロック突起10を位置付けて、該ロック突起10に係合する。ロック部材3は、係止片24がロック突起10に係合して、接続箱本体2に固定される。
連結片25は、一対の回動片23同士を連結している。連結片25は、係止片24がロック突起10に係合すると、接続箱本体2との間にコネクタ9の端部を挟む。連結片25は、係止片24がロック突起10に係合して、接続箱本体2との間にコネクタ9の端部を挟んで、該コネクタ9コネクタ受け部8から脱落することを規制する。
また、係止片24がロック突起10に係合した状態で、連結片25のコネクタ受け部8に嵌合したコネクタ9と相対する内面には、図2ないし図4に示すように、該コネクタ9の端部の外形に沿った段部30が設けられている。この段部30は、コネクタ受け部8とコネクタ9とが完全(正規の状態で)嵌合すると、図2に示すように、該コネクタ9と干渉せずに、係止片24がロック突起10に係合することを許容する。また、段部30は、コネクタ受け部8とコネクタ9とが半嵌合すると、図4に示すように、該コネクタ9と干渉して、係止片24がロック突起10に係合することを規制する。なお、半嵌合とは、コネクタ9がコネクタ受け部8に完全に嵌合せずに(正規の状態以外で)、該コネクタ受け部8に嵌合している状態をいう。
変位規制部26は、回動片23それぞれに設けられている。変位規制部26は、係止片24がロック突起10に係合した状態で、接続箱本体2の外側寄りでかつ車体用取付片5寄りの回動片23の外側面から凸に形成されている。変位規制部26は、接続箱本体2がフレーム20に取り付けられ、かつ前述した係止片24がロック突起10に係合した状態から、該係止片24のロック突起10への係合を解除すると、フレーム20に干渉する。そして、変位規制部26は、フレーム20と干渉してロック部材3が後述する許容位置に変位することを規制して(変位させずに)、許容位置と、該許容位置と後述する規制位置との間でフレーム20と干渉する中間位置と、の間に該ロック部材3を位置付ける。
干渉部27は、連結片25からコネクタ受け部8に嵌合したコネクタ9に向かって延在している。干渉部27は、ロック部材3が前述した中間位置に位置付けられると、コネクタ受け部8に嵌合したコネクタ9と、該コネクタ9のコネクタ受け部8への嵌合方向K(図1中に矢印で示す)に沿って並ぶ位置に配置されている。こうして、干渉部27は、ロック部材3が中間位置に位置付けられると、コネクタ受け部8から抜け出ようとするコネクタ9と干渉する。そして、干渉部27は、コネクタ受け部8からコネクタ9が脱落することを規制する。このように、中間位置では、ロック部材3は、フレーム20と干渉して、コネクタ受け部8からコネクタ9が脱落することを規制する。
なお、前述した嵌合方向Kとは、コネクタ受け部8にコネクタ9を嵌合する際に、該コネクタ9をコネクタ受け部8に近づける方向をなしている。
規制突起31は、ロック部材3から該ロック部材3の外周方向(回転方向に対する)に向かって凸に形成されている。規制突起31は、ロック部材3の他の部分より該ロック部材3の外周に位置付けられている。
規制突起31は、ロック部材3が前述した規制位置に位置付けられた際に、該ロック部材3の回動片23の前述した一端部と他端部との間の中央部に設けられ、該中央部から前述した嵌合方向Kに沿ってコネクタ9がコネクタ受け部8から脱落する方向に凸に形成されている。即ち、規制突起31は、ロック部材3が前述した規制位置に位置付けられた際に、該ロック部材3から接続箱本体2の外側に向かって突出している。
規制突起31は、ロック部材3が前述した許容位置に位置付けられて、接続箱本体2をフレーム20に取り付けようとすると、図8に示すように、該フレーム20に干渉する位置に位置付けられる。即ち、規制突起31は、ロック部材3が許容位置に位置付けられると、フレーム20と干渉して、接続箱本体2がフレーム20に取り付けられることを規制する。
前述した構成のロック部材3は、回動ピン28がロック部材支持片6に設けられた孔15内に嵌合して、回動ピン28を中心として回転自在に接続箱本体2に取り付けられる。そして、ロック部材3は、回動ピン28を中心として回転することで、図2及び図6に示す規制位置と、図3及び図8に示す許容位置とに亘って変位自在に接続箱本体2に取り付けられる。規制位置では、ロック部材3は、係止片24がロック突起10に係合して、連結片25がコネクタ受け部8に完全嵌合したコネクタ9を接続箱本体2との間に挟んで、該コネクタ9がコネクタ受け部8から脱落することを規制する。許容位置では、ロック部材3は、係止片24のロック突起10との係合が解除されて、連結片25が嵌合方向Kに沿ってコネクタ受け部8と並ばずに、該コネクタ受け部8にコネクタ9が着脱することを許容する(妨げない)。
また、ロック部材3は、コネクタ受け部8にコネクタ9が半嵌合であると、図4に示すように、連結片25の内面に設けられた段部30がコネクタ9と干渉して、係止片24がロック突起10に係合することが規制される。こうして、ロック部材3は、係止片24がロック突起10に係合できるか否かを示すことで、コネクタ受け部8に嵌合したコネクタ9が完全嵌合状態であるか半嵌合状態であるかを示すこととなる。このように、コネクタ9がコネクタ受け部8に半嵌合であると、段部30によって、規制位置に位置付けられることが規制されている。
さらに、ロック部材3は、前述した回動ピン28を中心として回転することで、前述した規制位置から許容位置に向かって、徐々に接続箱本体2の外側に向かって変位する。そして、ロック部材3は、許容位置に位置付けられると、特に前述した規制突起31が図8中の二点鎖線で示すフレーム20と干渉する位置に配される。こうして、ロック部材3は、コネクタ9が半嵌合であると、特に規制突起31がフレーム20と干渉して、接続箱本体2がフレーム20に取り付けられることを規制する。
ロック部材3は、フレーム20に取り付けられた状態で、係止片24のロック突起10への係合が解除されると、図7に示すように、該フレーム20に干渉する中間位置に位置付けられることがある。この中間位置では、干渉部27が嵌合方向Kに沿ってコネクタ受け部8に嵌合したコネクタ9と並ぶので、ロック部材3は、コネクタ受け部8からコネクタ9が脱落することを規制する。このように、ロック部材3は、接続箱本体2が一旦フレーム20に取り付けられると、前述した規制位置と中間位置との間に位置付けられて、コネクタ受け部8からコネクタ9が脱落することを規制する。
本実施形態によれば、フレーム20に取り付けられると、ロック部材3が変位規制部26によって規制位置と中間位置との間のみ変位自在となり、規制位置と中間位置の双方ではロック部材3がコネクタ9のコネクタ受け部8からの脱落を規制する。このため、ロック部材3によって、接続箱本体2からコネクタ9が取り外されることが規制される。したがって、フレーム20に取り付けられた接続箱本体2からコネクタ9が取り外されることを防止することができる。
ロック部材3は、中間位置に位置付けられると、コネクタ9と干渉する干渉部27を備えているので、コネクタ受け部8からコネクタ9が脱落するとを確実に防止できる。
中間位置では干渉部27がコネクタ9の嵌合方向Kに沿って該コネクタ9と並ぶ位置に配されているので、ロック部材3が中間位置に位置付けられると、干渉部27がコネクタ9と確実に干渉する。このため、ロック部材3は、コネクタ受け部8からコネクタ9が脱落することをより確実に防止できる。
ロック部材3が規制位置から許容位置に向かうにしたがって、接続箱本体2の外側に向かって変位するので、許容位置に位置付けられたロック部材3が確実にフレーム20と干渉する。このため、ロック部材3が規制位置に位置付けられないと即ちコネクタ受け部8にコネクタ9が完全嵌合しないと、接続箱本体2をフレーム20に取り付けることができない。したがって、コネクタ9が完全嵌合した接続箱本体2のみを確実にフレーム20に取り付けることができる。
ロック部材3が許容位置に位置付けられると規制突起31がフレーム20と干渉するので、ロック部材3が規制位置に変位できない状態即ちコネクタ9が半嵌合であると、規制突起31がフレーム20に接続箱本体2が取り付けられることを規制する。このため、接続箱本体2がフレーム20に取付可能であるか否かで、コネクタ9が半嵌合であるか否かを確実に把握することができる。
規制突起31がロック部材3から接続箱本体2の外側に突出しているので、ロック部材3が許容位置に位置付けられると、該規制突起31がフレーム20と確実に干渉する。したがって、コネクタ9が半嵌合であるか否かをより確実に把握することができる。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。即ち、図示例では、ロック部材3を接続箱本体2に対して回転自在に設けたが、本発明では、ロック部材3を接続箱本体2に対してスライド自在に設けるなどの種々の方向に変位自在に設けても良い。要するに、本発明では、ロック部材3を、規制位置と、許容位置と、中間位置との間で変位自在に設ければ良い。さらに、本発明では、変位規制部26と規制突起31とのうちいずれかを備えていれば良い。
本発明の一実施形態に係る電気接続箱の一部を断面で示す側面図である。 図1に示された電気接続箱の要部の断面図である。 図2に示された電気接続箱のロック部材が許容位置に位置付けられた状態を示す断面図である。 図3に示された電気接続箱にコネクタが半嵌合である状態を示す断面図である。 図1に示された電気接続箱のロック部材の斜視図である。 図1に示された電気接続箱が車体のフレームに取りつけられた状態を一部断面で示す側面図である。 図6に示された電気接続箱のロック部材が中間位置に位置付けられた状態を一部断面で示す側面図である。 図6に示された電気接続箱のロック部材が許容位置に位置付けられる状態を一部断面で示す側面図である。
符号の説明
1 電気接続箱
2 接続箱本体
3 ロック部材
8 コネクタ受け部
9 コネクタ
20 フレーム(車体)
26 変位規制部
31 規制突起(規制部)
T 取付方向

Claims (6)

  1. コネクタが嵌合するコネクタ受け部を備えかつ車体に取り付けられる接続箱本体と、
    前記接続箱本体に固定されて前記コネクタが前記コネクタ受け部から脱落することを規制する規制位置と、前記コネクタ受け部に前記コネクタが着脱することを許容する許容位置と、に亘って変位自在に前記接続箱本体に取り付けられているとともに、前記コネクタが前記コネクタ受け部に半嵌合すると前記規制位置に位置付けられることが規制されたロック部材と、
    を備えた電気接続箱において、
    前記接続箱本体が前記車体に正規に取り付けられて固定された状態で、前記ロック部材を、前記規制位置と、該規制位置と前記許容位置との間でかつ前記ロック部材が前記コネクタ受け部から前記コネクタが脱落することを規制する中間位置と、の間に位置付ける変位規制部を前記ロック部材が備えたことを特徴とする電気接続箱。
  2. 前記ロック部材が、前記中間位置に位置付けられると、前記コネクタ受け部から抜け出ようとする前記コネクタと干渉する干渉部を備えたことを特徴とする請求項1記載の電気接続箱。
  3. 記ロック部材が前記中間位置に位置付けられると、前記コネクタ受け部と、当該コネクタ受け部に嵌合した前記コネクタと、前記干渉部とが、前記コネクタの前記コネクタ受け部との嵌合方向に沿って、順に並ぶ位置に配されたことを特徴とする請求項2記載の電気接続箱。
  4. 前記ロック部材は、前記規制位置から前記許容位置に向かって、前記接続箱本体の外側に向かって変位するとともに、前記許容位置では、前記車体と干渉する位置に配されることを特徴とする請求項1ないし請求項3のうちいずれか一項に記載の電気接続箱。
  5. 記ロック部材が前記許容位置に位置付けられると、前記車体と干渉して、前記接続箱本体が前記車体に取り付けられることを規制する規制部を備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項4のうちいずれか一項に記載の電気接続箱。
  6. 前記規制部は、前記ロック部材が前記規制位置に位置付けられると、該ロック部材から前記接続箱本体の外側に向かって突出していることを特徴とする請求項5記載の電気接続箱。
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