JP4704625B2 - バルク通信端末アダプタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、基本インタフェースディジタル回線を複数回線収容し、それぞれの回線を束ねてより高速の通信を行うバルク通信端末アダプタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複数の基本インタフェース回線(BRI回線)を収容し、それぞれの回線を束ねてより高速通信を行う、バルク通信端末アダプタが知られている。このバルク通信端末アダプタにおいて、基本インタフェース回線側は複数回線を収容している。もう一方の高速側データ端末インタフェースとしては一次群インタフェース回線、あるいはV.35インタフェース、X.21インタフェースを収容し、どれか一つを選択して使用する。
【0003】
また、単一の基本インタフェース回線を収容し、その回線内を流れるデータを複数の通信に分割し、複数のデータ端末を接続することができる通信端末アダプタがある。この場合、一方の通信端末アダプタとデータ端末間の通信速度の設定を対向側の通信端末アダプタとデータ端末間の通信速度の設定と合わせる必要が有る。しかし、各通信端末アダプタにおける通信速度の割り付けの設定はそれぞれ別個に行う必要があった。
【0004】
従来の単一の基本インタフェース回線を複数ポートに分割して通信する通信端末アダプタにおいては、1回線の通信を分割して複数のデータ通信に使用していることから低速な通信しか収容できなかった。また、バルク通信を任意の通信速度の複数のデータ通信に使用する場合には、データを正しく分割する方法が無かった。
【0005】
さらに、複数ポートに分割して通信する場合、分割する通信速度を対向するデータ端末同士で一致させなければ正常に通信することができない。また、その設定は通信端末アダプタ毎に行う必要があり、設定を誤った場合には通信を行うことができない。そのため、通信端末アダプタにおいて、通信速度の、設定を変更する場合には対向側の通信端末アダプタと同期を取って行う必要があった。したがって、一方の通信端末アダプタが無人となる場所に設置してある場合には設定を変更するたびに人が出向かなければならなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記課題を解決することを目的とし、複数の基本インタフェース回線を束ねて高速通信を行うことができるバルク通信端末アダプタにおいて、複数のデータ端末を任意の通信速度で接続できるようにすること、および、この場合に、対向するバルク通信端末アダプタにおける通信速度の割り付けの設定または変更を、一方のバルク通信端末アダプタから行えるようにすることを目的とする。
【0007】
また、本発明は、複数の基本インタフェース回線を束ねたバルク通信において、一回線を分割することによっては実現できない高速の通信を、複数の通信単位で実現することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、従来のバルク通信において、バルク通信端末アダプタで行っている、複数の回線を束ねるための各回線間の遅延補正処理で実行する遅延補正が正常にできたことを確認するためのトレーニングデータの送受信処理で使用するトレーニングデータを、バルク通信端末アダプタと複数のデータ端末間の通信速度の設定値により変化させて、通信速度の設定値を相手側のバルク通信端末アダプタに通知する機能を持たせた。すなわち、一方のバルク通信端末アダプタが複数のデータ端末との間の通信速度を設定または変更すると、設定変更したバルク通信端末アダプタが設定内容を反映させたトレーニングデータを送信し、これを受けた対向側バルク端末アダプタが、トレーニングデータから通信速度設定内容を認識し、複数のデータ端末との間の通信速度の設定を変更する。これにより、一方のバルク通信端末アダプタの通信速度を設定または変更した場合、もう一方のバルク通信端末アダプタに通信速度の設定または変更を知らせて、複数のデータ端末との間の通信速度を対向する側に合わせて設定または変更させることができる。
【0009】
本発明は、一方のバルク通信端末アダプタのデータ端末への分割通信速度設定が変更された場合には、バルク通信を行うための同期シーケンスを起動し、その手順により速度設定が変更されていない側のバルク通信端末アダプタに変更後の通信速度設定を通知し、変更された分割通信速度で通信できるようにする。この方法を用いることにより、片側のバルク通信端末アダプタの通信速度を変更することにより、対向側のバルク通信端末アダプタの速度設定も変更できるため、速度設定不一致で通信できなくなることが無くなり、また、片側のバルク通信端末アダプタが無人の場所に設置されている場合においても設定変更のために人員を派遣する必要が無くなり、保守が容易になる。
【0010】
また、本発明は、バルク通信を複数の通信に分割するために、収容するデータ端末の中で順序を定義し、その一番最初のデータ部分に1ビットの“0”をいれ、その他は“1”を入れた先頭確認データを送信する。その先頭確認データを受信した対向するバルク通信端末アダプタは“0”の位置を確認し、その位置から通信速度の割り付けに従ってデータ分割順序および位置を決定する処理を行う。これによりデータを分割する場合に基準となる位置、及び速度が決定でき、複数の通信を任意の通信速度で収容することができる。
【0011】
(作用)本発明を実施することにより、複数の基本インタフェース回線を束ねたバルク通信を、任意の通信速度の複数の通信単位に分割し、複数のデータ端末を収容することができるようになる。また、一方のバルク通信端末アダプタにおいて通信速度の設定を変更した場合でも、相手側のバルク通信端末アダプタの通信速度を変更することができるようになり、それぞれのバルク通信端末アダプタで同時に設定を変更して設定内容を合わせなければならない等の面倒な管理をなくすことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明にかかるバルク通信端末アダプタを用いたバルク通信システムの構成を、図1を用いて説明する。このバルク通信システムは、複数のデータ端末3−1a、3−1bを収容したバルク通信端末アダプタ1−1と、複数のデータ端末3−2a、3−2bを収容したバルク通信端末アダプタ1−2を、複数の基本インタフェース高速ディジタル専用線あるいは基本インタフェース回線交換網(ISDN網)5を介して対向させて接続して構成される。本明細書においては、機能や要素の説明において、発信側に‐1の枝番号を着信側に‐2の枝番号を付している。発信側または着信側を区別する必要がないときには、枝番号を付していない。同じ機能や要素が複数ある場合には、a,b,cなどの符号を追加している。
【0013】
発信側バルク通信端末アダプタ1−1は、複数のデータ端末3−1a、3−1bを収容するとともに複数の基本インタフェース回線(以下、BRI回線と記す)51−1a,51‐1b,51‐1cを収容し、例えば複数の基本インタフェース高速ディジタル専用線あるいは複数の基本インタフェース回線交換網(ISDN網)5を通して、BRI回線51‐2a,51‐2b,51‐2cおよび複数のデータ端末3−2a、3−2bを収容を収容しているバルク通信端末アダプタ1‐2と接続されている。
【0014】
つまり、発信側バルク通信端末アダプタ1−1は、データ端末3−1a,3−1bからのデータを合成した後、合成したデータを回線数分に分割してBRI回線51−1a,51‐1b,51‐1cに振り分けて、対向する着信側バルク通信端末アダプタ1‐2に送出し、着信側バルク通信端末アダプタ1‐2は、複数のBRI回線51‐2a,51‐2b,51‐2cから受けたデータを合成した後、データ端末3−2a,3−2bへのデータに分割し、データ端末3−2a,3−2bへ送出する。また、データ端末3−2a,3−2bからのデータも同様にデータ端末3‐1a,3‐1bへ送られる。このとき、データ端末3‐1aからのデータはデータ端末3−2aに送られ、データ端末3−2aからのデータはデータ端末3‐1aに送られる。同様にしてデータ端末3−1bからのデータはデータ端末3−2bに送られ、データ端末3−2bからのデータはデータ端末3−1aに送られる。
【0015】
この場合、データ端末3‐1aと発信側バルク通信端末アダプタ1−1間の通信(通信A)の通信速度(例えば48kbps)と、データ端末3−2aと着信側バルク通信端末アダプタ1‐2間の通信(通信A)の通信速度(例えば48kbps)は同じでなければならない。同様にデータ端末3−1bと発信側バルク通信端末アダプタ1−1間の通信(通信B)の通信速度(例えば336kbps)と、データ端末3−2bと着信側データバルク通信端末アダプタ1‐2間の通信(通信B)の通信速度(例えば336kbps)は同じでなければならない。
【0016】
このとき、データ端末3a,b…とバルク通信端末アダプタ1との通信速度の和は、バルク通信端末アダプタ1が収容しているBRI回線51a,b,…の速度の和と同じであるか小さい必要がある。しかし、一つのバルク通信端末アダプタ1に収容している複数のデータ端末3a,b,…の通信速度はそれぞれ別であっても良く、BRI回線の速度である64kbpsあるいは128kbpsの倍数である必要もない。
【0017】
図2を用いて、本発明にかかるバルク通信端末アダプタ1のハードウェア構成を説明する。バルク通信端末アダプタ1は、発信側も着信側も同様な構成を有している。バルク通信端末アダプタ1は、複数の端末インタフェース部11a,11bと、データ合成・分割部12と、バルク制御部13と、回線制御部14a、14b、14cと、スクランブル送受信機15と、制御部16と、パターンメモリ17と、スピード設定手段18と、制御バス19を備えて構成されている。
【0018】
端末インタフェース部11a、11bは、それぞれバルク通信端末アダプタ1とデータ端末3a,3bとを接続する機能を有している。
【0019】
データ合成・分割部12は、複数のデータ端末3a,3bからのデータを、合成してバルク通信を行う速度に変換し、バルク制御部13へ渡す機能、バルク制御部13から受けたデータを、データ端末3a,3bへのデータへそれぞれの通信速度に基づいて分割する機能を有している。
【0020】
バルク制御部13は、バルク通信を行う場合に各回線間の遅延量を補正する機能を有している。また、バルク制御部13は、各回線間の遅延補正を行ったときに正常に遅延補正ができたかどうかを確認するトレーニングデータを送受信する機能を有し、そのトレーニングデータの内容を各データ端末との通信速度の割り付けすなわち通信速度設定により変化させることができ、受信したトレーニングの内容により通信速度設定を割り出す機能を有する。
【0021】
回線制御部14a、回線制御部14b、回線制御部14cは、バルク通信端末アダプタ1のバルク制御部13を、それぞれISDN網5のBRI回線51a,51b,51cに接続する機能を有している。
【0022】
スクランブル送受信機15は、接続されているISDN網5へ“1”あるいは“0”のデータをスクランブルして各回線に送信し、かつスクランブルされたデータを“1”あるいは“0”データとして受信する機能を有している。
【0023】
制御部16は、各機能部を制御する機能を有し、制御バス19により各機能部と接続されている。
【0024】
パターンメモリ17は、バルク通信端末アダプタ1と収容された各データ端末3a、3b、…との間の通信速度の割り付けに関する情報である構成情報からなる構成情報テーブルを格納している。
【0025】
構成情報テーブルの例を、図3を用いて説明する。構成情報テーブルは、入出力ポート毎に設定される通信速度のパターンを一覧表にして形成される。例えば、パターンAでは、第1の入出力ポートの通信速度が16kbpsに、第2の入出力ポートの通信速度が64kbpsに、第3の入出力ポートの通信速度が128kbpsに設定される。パターンBでは、第1の入出力ポートの通信速度が16kbpsに、第2の入出力ポートの通信速度が64kbpsに、第3の入出力ポートの通信速度が256kbpsに設定される。パターンCでは、第1の入出力ポートの通信速度が32kbpsに、第2の入出力ポートの通信速度が324kbpsに、第3の入出力ポートの通信速度が128kbpsに設定される。これらの通信速度は、BRI回線の通信速度に関係なく、BRI回線の通信速度の和以内で例えば8kbpsの単位で任意に設定することができる。
【0026】
スピード設定手段18は、パターンメモリ17に構成情報を設定する手段であり、場合によっては、データ端末3によって置換えることができる。
【0027】
図4に示す機能ブロック図を用いて、本発明にかかるバルク通信端末アダプタ1の機能構成を説明する。バルク通信端末アダプタ1は、複数のデータ端末3とのインタフェースを取る端末インタフェース機能F11と、複数のデータ端末3からのデータをBRI回線の通信速度に合成し、BRI回線からのデータを複数のデータ端末3の通信速度に分割するデータ合成・分割機能F12と、バルク通信制御機能F13と、BRI回線とのインタフェースを取る回線インタフェース機能F14と、バルク通信端末アダプタ全体を制御する制御機能F16と、構成情報を記憶する構成情報記憶機能F17と、構成情報を設定する構成情報設定機能F18とを有している。
【0028】
データ合成・分割機能F12は、データ端末3からのデータを構成情報に基づいて合成してバルク通信を行う速度に変換するデータ合成機能F121と、バルク制御機能F13から受けたデータを構成情報に基づいて各データ端末3へのデータに分割するデータ分割機能F122とを有している。
【0029】
バルク制御機能F13は、バルク通信を制御するバルク通信制御機能F131と、バルク設定時に対向するバルク通信端末アダプタとの間でトレーニングデータを送受信するトレーニングデータ送受信機能F132と、バルク設定時に対向するバルク通信端末アダプタから受信したトレーニングデータを認識するトレーニングデータ認識機能F133とを有している。
【0030】
制御機能F16は、通常のバルク通信端末アダプタ制御機能に加えて、バルク設定時に送出するトレーニングデータに構成情報を搭載する構成情報搭載機能F161と、バルク設定時に受信したトレーニングデータから構成情報を認識する構成情報認識機能F162とを有している。
【0031】
次に、図5に示す動作シーケンス図を用いて、本発明のバルク通信端末アダプ1タにおける動作を説明する。図5は、本発明を実施したバルク通信端末アダプタ1の動作シーケンスである。
【0032】
この例では、データ端末3‐1aがバルク通信端末アダプタ1‐1の端末インタフェース部11-1aを介して回線制御部14‐1aに、データ端末3‐1bがバルク通信端末アダプタ1‐1の端末インタフェース部11-1bを介して回線制御部14‐1b、14‐1cに接続され、データ端末3‐2aがバルク通信端末アダプタ1‐2の端末インタフェース部11-2aを介して回線制御部14‐2aに、データ端末3‐2bがバルク通信端末アダプタ1‐2の端末インタフェース部11-2bを介して回線制御部14‐2b、14‐2に接続されている。
【0033】
さらに、この例では、バルク通信端末アダプタ1の第1の回線制御部14−1aがISDN網5のBRI回線51−1a、51−2aを介して対向するバルク通信端末アダプタ1‐2の第1の回線制御部14−2aに、第2の回線制御部14−1bがISDN網5のBRI回線51−1b、51−2bを介して対向するバルク通信端末アダプタ1‐2の第2の回線制御部14−2bに、第3の回線制御部14−1cがISDN網5のBRI回線51−1c、51−2cを介して対向するバルク通信端末アダプタ1‐2の第3の回線制御部14−2cにそれぞれ接続されている。
【0034】
通信を開始する場合、発信側バルク通信端末アダプタ1−1は、スクランブル送受信機15‐1から使用している全BRI回線51a、51b、51cを介して、対向する着信側バルク通信端末アダプタ1‐2に対してスクランブルされた“0”データを送出して回線遅延時間の補正処理の実施を要求する(S1)。
【0035】
着信側バルク通信端末アダプタ1‐2のスクランブル送受信器15‐2は、スクランブルされた“0”データを受信すると、その受信送達の意味を制御部16‐2に伝え、遅延補正シーケンスが受け付けられる状態にあることを通知するために、全BRI回線51a、51b、51cを介して、発信側バルク通信端末アダプタ1‐1に対してスクランブルされた“1”データを送信する(S2)。
【0036】
発信側バルク通信端末アダプタ1−1のスクランブル送受信機15−1は、全BRI回線51a、51b、51cからスクランブルされた“1”データを受信すると、その旨を制御部16‐1へ通知して、制御部16‐1は、遅延補正シーケンスを起動する。ここで既知のバルク同期シーケンスを実行して遅延補正シーケンスを実行し、各BRI回線間の遅延を補正する(S3)。
【0037】
遅延補正シーケンスが終了すると、遅延補正が正しく行えるか確認するためのトレーニングデータを発信側バルク通信端末アダプタ1−1から着信側バルク通信端末アダプタ1‐2に対し送出する(S4)。このトレーニングデータは全てのBRI回線を使用したバルク通信で送られる。
【0038】
本発明において、特徴的な点は、前もってバルク通信端末アダプタ1−1とデータ端末3‐1a、3‐1b…間の速度設定組み合わせ内容により定義された数種類のデータからなる構成情報が、トレーニングデータに搭載されて送られる点である。すなわち、発信側バルク通信端末アダプタ1−1は、バルク通信端末アダプタ1−1とデータ端末3‐1a間に設定された通信速度およびバルク通信端末アダプタ1−1とデータ端末3−1b間に設定された通信速度から、構成情報を選択し、トレーニングデータに搭載して設定通知として着信側バルク通信端末アダプタ1‐2へ送る。
【0039】
トレーニングデータを受けた着信側バルク通信端末アダプタ1‐2は、トレーニングデータに搭載された構成条件の内容からバルク通信端末アダプタ1‐2とデータ端末3‐2a、3−2bとの通信速度を読み出して設定を受け付け(S5)、各データ端末3−2a、3−2bへの通信速度を設定する(S6)。
【0040】
着信側バルク通信端末アダプタ1‐2は、トレーニングデータに設定受付完了情報を搭載して発信側バルク通信装置1‐1へ送信する(S7)。
【0041】
受付完了情報を搭載したトレーニングデータを受信した発信側バルク通信端末アダプタ1‐1は、データ端末3‐1a、3‐1bに対して構成情報に基づいて、通信速度を設定し(S8)、着信側バルク通信アダプタ1‐2に対して設定受付完了情報を搭載したトレーニングデータを送信して(S9)、トレーニング処理と通信速度の設定を終了する。
【0042】
次いで、バルク通信端末アダプタ1‐1、1‐2は互いに、データを分割する場合の通信データの分割位置を明確にするための図6(a)に示す先頭確認データを送受信する(S10)。先頭データは、使用する全BRI回線の全ての通信速度の和毎に搭載されるデータであり、複数のデータ端末からのデータを搭載したときにデータを分離する位置を決定するために用いる。
【0043】
すなわち、発信側バルク通信端末アダプタ1−1においてデータ端末3‐1a,3‐1bのデータを合成して送信した場合、着信側バルク通信端末アダプタ1‐2においてデータ端末3−2a,3−2bにデータを分離する位置を決めるために先頭確認データを送信する。逆方向においても、着信側バルク通信端末アダプタ1‐2において合成したデータを発信側バルク通信端末アダプタ1−1において分離する位置を決めるため宣徳確認データを送信する。
【0044】
先頭確認データは、発信側バルク通信端末アダプタ1−1においてデータ端末3‐1aのデータを乗せる最初のビットにのみ“0”データを入れ、その他の位置には“1”を入れて送る。着信側バルク通信端末アダプタ1‐2も同様にデータ端末3‐1aがデータを乗せる最初のビットにのみ“0”データを入れ、その他の位置には“1”を入れて送る。
【0045】
先頭確認データを受信したバルク通信端末アダプタ1は、バルク通信に移行した後は、“0”データが入っている位置を基準にデータの分離を行う。以上の処理を終了すると、発信側バルク通信端末アダプタ1−1は、データ端末3‐1aとデータ端末3‐2aとの間の通信である通信Aと、データ端末3−1bとデータ端末3‐2bとの間の通信である通信Bをバルク通信合成して送信し、着信側バルク通信端末アダプタ1−2は、データ端末3‐1aとデータ端末3‐2aとの間の通信である通信Aと、データ端末3−1bとデータ端末3‐2bとの間の通信である通信Bとに分離して通信を行う(S11)。
【0046】
図6は、先頭確認データと実際の通信時のデータとの関係を示す図である。先頭確認データは、125μsで1周期とし、最初のビットのみ“0”データが入ってる。その他の位置には“1”データが入っている。このデータを規定時間繰り返し、相手の確認を待つ。データ合成時には、“0”データが入っている位置から通信Aのデータを乗せ、その後に通信Bのデータを乗せる。データ分離時には“0”データが入っていた位置から通信Aのデータを取り出し、速度により決定されるビット数を超えると通信Bのデータとして取り出しを行う。
【0047】
このように、本発明を実施することにより、バルク通信端末アダプタがデータ端末との通信速度を変更した場合においても、トレーニングデータに通信速度に対応したデータを搭載することによって、相手側バルク通信端末アダプタへ通信速度設定を通知することができる。このため一方のバルク通信端末アダプタにおける通信速度の設定を、対向するバルク通信端末アダプタの通信速度に反映することができ、対向するバルク通信端末アダプタ側で個別に通信速度を変更設定する必要がなくなるため、対向するバルク通信端末アダプタが無人の場所に設置された場合や、保守員がいない場合においても、バルク通信速度を設定したり変更することができ、通信速度の変更がやり易くなり、管理が容易になった。
【0048】
また、バルク通信を行った場合においてもバルク通信端末アダプタに複数のデータ端末を接続できるようになり、一回線で複数のデータ端末を接続するバルク通信端末アダプタより高速の通信を複数提供できるようになる。
【0049】
【発明の効果】
本発明は、上記実施例より明らかなように、データ端末への通信速度設定変更を行う場合、対向側と同期を取る必要がなく、変更したい場合にすぐに相手側の通信速度設定変更も行えるための通信の管理が容易かつ便利になる。
【0050】
さらに、本発明によれば、一つのバルク通信で複数のデータ端末間同士で任意の通信速度で通信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるバルク通信端末アダプタを用いたバルク通信システムの構成を説明するシステム構成図。
【図2】本発明にかかるバルク通信端末アダプタのハードウエア構成を示すブロック図。
【図3】本発明にかかるバルク通信端末アダプタのパターンメモリ17に設定される構成情報テーブルの構成例を説明する図。
【図4】本発明にかかるバルク通信端末アダプタの機能構成を示すブロック図。
【図5】図2に示すバルク通信端末アダプタの動作状態を説明するシーケンス図。
【図6】本発明で用いる先頭確認データを説明する図。
【符号の説明】
1 バルク通信端末アダプタ
11 端末インタフェース部
12 データ合成・分割部
13 バルク制御部
14 回線制御部
15 スクランブル送受信機
16 制御部
17 パターンメモリ
18 スピード設定手段
19 制御バス
3 データ端末
5 ISDN網
51 BRI回線
F11 端末インタフェース機能
F12 データ合成・分割機能
F121 データ合成機能
F122 データ分割機能
F13 バルク制御機能
F131 バルク通信制御機能
F132 トレーニングデータ送受信機能
F133 トレーニングデータ認識機能
F14 回線インタフェース機能
F16 制御機能
F161 構成情報搭載機能
F162 構成情報内容認識機能
F17 構成情報記憶機能
F18 構成情報設定機能

Claims (4)

  1. 複数の端末装置を収容するとともに、複数の基本インタフェース高速ディジタル専用線あるいは複数の基本インタフェース回線交換し、それぞれの基本インタフェース(BRI)回線を束ねて対向通信を行うバルク通信端末アダプタにおいて、
    複数の基本インタフェース(BRI)回線間の遅延補正を行う遅延補正手段と、
    トレーニングデータを用いて、前記遅延補正が正常におこなわれたかを確認する遅延補正確認手段と、を備え、
    前記トレーニングデータ内に、収容した端末装置と対向装置に収容された端末装置間の通信速度情報を搭載したことを特徴とするバルク通信端末アダプタ。
  2. 複数の端末装置を収容するとともに、複数の基本インタフェース高速ディジタル専用線あるいは複数の基本インタフェース回線交換網をし、それぞれの基本インタフェース(BRI)回線を束ねて対向通信を行うバルク通信端末アダプタにおいて、
    前記複数の端末装置から受信したデータを合成し、その合成したデータを、束ねた基本インタフェース(BRI)回線分に分割して、当該基本インタフェース(BRI)回線に振り分けて送信するバルクデータ送信手段と、
    前記束ねた基本インタフェース(BRI)回線より受信したデータを合成し、その合成したデータを、収容した複数の端末装置に分割して送信するデータ送信手段と、
    複数の基本インタフェース(BRI)回線間の遅延補正を行う遅延補正手段と、
    トレーニングデータを用いて、前記遅延補正が正常におこなわれたかを確認する遅延補正確認手段と、を備え、
    前記トレーニングデータ内に、収容した端末装置と対抗装置に収容された端末装置間の通信速度情報を搭載し、当該通信速度情報に従い、前記データ送信手段と前記端末装置間で通信を行わせることを特徴とするバルク通信端末アダプタ。
  3. 前記データ送信手段と前記端末装置間の通信速度の割り付けに関する複数のパターンデータを備えたことを特徴とする請求項2に記載のバルク通信端末アダプタ。
  4. 複数の基本インタフェース高速ディジタル専用線あるいは複数の基本インタフェース回線交換網を収容し、それぞれの回線を束ねて高速の通信を行うバルク通信端末アダプタを対向させたバルク通信方法において、
    高速の通信を回線速度に依存しない任意の複数の通信速度に分割する通信速度の割り付けの設定または変更を一方のバルク通信端末アダプタで実行し、通信速度の割り付けである構成情報をトレーニングデータに搭載して対向するバルク通信端末アダプタに通知し、通知を受けたバルク通信端末アダプタが構成情報に従って通信速度を設定または変更することを特徴とするバルク通信方法。
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