JP4698336B2 - キートップ付キーシート - Google Patents

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Description

本発明は、携帯電話、PDA等の携帯情報端末や、車載用AV機器、リモコン等の各種電子機器に用いられる押釦スイッチ用のキートップ付キーシートに関する。
携帯電話やAV機器等の各種電子機器の押釦スイッチには、電子機器の筐体に形成された操作開口から、押釦(キートップ)を表出させる構造のものが多い。具体的には、接点スイッチを配置した基板上に、キートップを有するキーシートをカバー部材として載せ、そのキーシートを表面側から筐体で挟んで組み込んでいるのが通例である。キートップを表出させる構造を採用すれば、操作者にとって操作位置が分かり易く、キートップの押圧による入力操作を正確に行えるためである。
技術革新とともに差別化が進む電子機器では、機器の小型化、操作部の小面積化などから、筐体の操作開口に仕切り桟を無くし、その操作開口から複数のキートップを密集状態で露出させる狭間キートップのものが増えてきている(特許文献1)。この狭間キートップでは、隣接するキートップの間隔が0.15mm〜0.2mm程度に配置されている。
このようなキートップ付キーシートの取付構造は、前述のように、筐体と基板とでキートップ付キーシートを挟んで組み込んでおり、筐体の操作開口縁と基板とで、キートップ付キーシートの外縁全周を圧接した構造となっている。
上記キートップ付キーシートは、ゴム状弾性体でなるベースシートに、複数の硬質樹脂でなるキートップと硬質材でなる補強板とを備えている。筐体の操作開口に仕切り桟の無い電子機器では、使用時にキートップ付キーシートを直立させたり、下向きにすると、キートップの重量でベースシートが伸びて歪んでしまうことがある。補強板はこのような現象を防ぐために備えられている。また、前述のように、隣接するキートップの間隔を0.15mm〜0.2mm程度に狭間配置する理由の一つは、そのような補強板やベースシートをキートップの狭間配置によって隠すことで外部から視認不可能にするという、見映え上の不都合の解消にある。このため、狭間配置するキートップは、例えば平面視四角形のように隣接するキートップの側面どうしが隙間無く対向する相対形状としたり、キートップの側面と操作開口の開口縁形状とが隙間無く対向する相対形状とするのが一般的である。
特開2005−123742号公報
ところで、競争環境が厳しい電子機器にあっては、複数のキートップを狭間配置したキートップ付キーシートについてもデザインの多様化が市場から要求されている。しかしながら、例えば平面視楕円形のように、隣接するキートップどうしが隙間を空けて対向する形状とすると、見映え上の不都合が生じてしまうことから、市場の要求に十分に応えることができてないのが現状である。そこで、キートップの平面視形状にデザインを織り込むという観点から、キートップ間に仕切り桟を設ける構成が考えられる。
しかしながら、上記仕切り桟を従来と同様に筐体の仕切り桟で構成すると、キートップどうしの間隔が狭いことから、仕切り桟が細く強度が低くなるため、破損し易くなってしまう。例えば、操作者がキートップとともに仕切り桟を強く押圧した場合、押圧方向に対する支えが無いと、仕切り桟が破損するおそれがある。
また、筐体の仕切り桟で構成した場合は、操作部の一部として、仕切り桟にキートップと同様の加飾を施すことも難しい。例えば、仕切り桟にキートップと同じめっき装飾を施す場合には、めっき処理の前に、仕切り桟を除く筐体の残余の部分をマスキングするという困難な処理が必要となってしまう。
以上のような従来技術を背景としてなされたのが本発明である。すなわち、本発明の目的は、キートップ付きキーシートのデザインを多様化することにある。また他の目的は、破損し難い仕切り桟を備えるキートップ付キーシートの提供にある。
上記目的を達成すべく本発明は以下のように構成される。
すなわち、複数のキートップと、キートップを配置するベースシートと、ベースシートの補強板とを備えており、筐体に形成した仕切り桟の無い操作開口から複数のキートップが露出するキートップ付きキーシートについて、前記複数のキートップを操作開口内で側面に隙間が形成されるように配置し、該隙間に該隙間を目地埋めする装飾フレームを設けたことを特徴とする。
本発明では、キートップを操作開口内で側面に隙間が形成されるように配置し、該隙間に該隙間を目地埋めする装飾フレームを設けている。つまり、平面視でキートップの側面形状と相対形状の装飾フレームが、キートップの側面を目地埋めしている。このため、キートップの平面視形状の自由度が拡大し、キートップのデザインを多様化することができる。また、筐体に設ける仕切り桟とは異なり、筐体とは別体の装飾フレームにはその選択材料に応じて多様な加飾を容易に施すことができる。したがって、本発明によれば、形状面、加飾面及びその双方について斬新なデザインのキートップ付きキーシートを実現することができる。
本発明は前記キートップ付きキーシートについて、装飾フレームを少なくとも隣接するキートップどうしの隙間を目地埋めするように設けたものである。
本発明では、装飾フレームを隣接するキートップどうしの隙間に設けているため、平面視で隣接するキートップの側面形状を相対形状とする必要がなくなり、キートップの平面視形状を多様化することができる。
本発明は前記キートップ付きキーシートについて、装飾フレームを少なくともキートップと操作開口との隙間を目地埋めするように設けたものである。
本発明では、装飾フレームをキートップと操作開口との隙間に設けているため、平面視でキートップの側面形状を対向する操作開口の開口縁と相対形状にする必要がなくなり、キートップの平面視形状を多様化することができる。なお、この場合には、装飾フレームが隣接するキートップどうしの隙間及びキートップと操作開口の開口縁との隙間の双方を埋めるものとして構成することもできる。
本発明は前記キートップ付きキーシートについて、装飾フレームを透光性材料で形成したものである。
本発明では、装飾フレームを透光性材料で形成しているため、装飾フレームを導光材としても兼用することができる。よって、基板上に光源を配置し、その光源からの光を装飾フレームを通してキートップに導光すれば、キートップを側面から照光することができ、照光面でもデザインの多様化を実現できる。
本発明は前記キートップ付きキーシートについて、装飾フレームを補強板の表面に一体形成した突起としたものである。
本発明では、装飾フレームが補強板の表面に一体形成した突起であるため、装飾フレームの剛性及び強度が高いものとなる。よって、キートップどうしの隙間が狭く、またキートップと操作開口の開口縁との隙間が狭く、それらの狭い隙間を目地埋めする細い装飾フレームであっても、破損し難くすることができる。
本発明は前記キートップ付きキーシートについて、装飾フレームをベースシート又は補強板の少なくとも何れか一方に固定したものである。
本発明では、装飾フレームをベースシート又は補強板の少なくとも何れか一方に固定しているため、装飾フレームがベースシート又は補強板によってキートップの押圧操作方向で支えられる。したがって、狭い隙間を目地埋めする細い装飾フレームであっても破損し難く、脱落し難くすることができる。また、装飾フレームと補強板とが別体であるため、相互に異なる別素材で構成することができ、それぞれに異なる性質を持たせることが可能となる。その一例としては、装飾フレームを硬質樹脂等で、また補強板を金属材料で構成すると、薄厚でも高い剛性が金属材料の補強板によって得られることから、キーシート全体の薄型化を実現することができる。この場合に更に、キートップの照光という観点から、装飾フレームを透明硬質樹脂で構成すれば、照光用光源が発する光の導光作用を実現することができ、且つ補強板については遮光作用を実現することができる。なお、この発明における固定とは、接着などの化学的固定や係合、嵌合などの機械的固定の何れの固定形態としても実現できる。
本発明は前記キートップ付きキーシートについて、補強板に肉厚を貫通する挿通孔を設けるとともに、装飾フレームに裏面から突出する取付突起を設け、取付突起を挿通孔に貫入し係合させて装飾フレームを補強板に固定したものである。
本発明では、補強板に肉厚を貫通する挿通孔を設けるとともに、装飾フレームに裏面から突出する取付突起を設け、取付突起を挿通孔に貫入し係合させて装飾フレームを補強板に固定している。このため、装飾フレームが補強板から脱落することが無く、装飾フレームの固定も硬質材どうしの係合固定となることから固定作業も容易である。なお、この場合には更に接着による固定を併用してもよい。
本発明は前記キートップ付きキーシートについて、補強板に肉厚を貫通する挿通孔を設けるとともに、ベースシートに表面から突出する取付突起を設け、取付突起を挿通孔に貫入し取付突起の端部を装飾フレームの裏面に接着させて装飾フレームをベースシートに固定したものである。
本発明では、補強板に肉厚を貫通する挿通孔を設けるとともに、ベースシートに表面から突出する取付突起を設け、取付突起を挿通孔に貫入し取付突起の端部を装飾フレームの裏面に接着させて装飾フレームをベースシートに固定している。このため、装飾フレームの固定要領がキートップの固定要領と同様になる。つまり、キートップの接着工程にて同時に装飾フレームを接着固定することができ、生産性が高いキートップ付きキーシートとなる。なお、この場合には更に装飾フレームを補強板に対して接着固定してもよい。
本発明は前記キートップ付きキーシートについて、補強板に肉厚を貫通する挿通孔を設けるとともに、装飾フレームに裏面から突出する取付突起を設け、取付突起を挿通孔に貫入し取付突起の端部をベースシートに接着させて装飾フレームをベースシートに固定したものである。
本発明では、補強板に肉厚を貫通する挿通孔を設けるとともに、装飾フレームに裏面から突出する取付突起を設け、取付突起を挿通孔に貫入し取付突起の端部をベースシートに接着させて装飾フレームをベースシートに固定している。このため、ベースシートに取付突起を形成する必要がなく、ベースシートの生産性が向上する。また、装飾フレームの取付突起が補強板の挿通孔に貫入しているため、ベースシートに接着する装飾フレームを補強板の挿通孔にも接着することができ、装飾フレームの脱落防止性を高めることができる。
本発明は前記キートップ付きキーシートについて、ベースシートの表面に取付突起の端面より大きい底面を有する接着凹部を形成し、接着凹部に溜まる接着剤を介して取付突起の端部をベースシートに接着固定したものである。
本発明では、ベースシートの表面に取付突起の端面より大きい底面を有する接着凹部を形成し、接着凹部に溜まる接着剤を介して取付突起の端部をベースシートに接着固定している。このため、接着工程にて、取付突起の端面をベースシートに強く押し当てて、塗布した接着剤を取付突起の端面の外側にはみ出さしても、そのはみ出た接着剤を凹部の内側に溜めることができる。よって、塗布した接着剤に空気が巻き込まれても取付突起の端面とベースシートとの界面から押し出すことができ、装飾フレームの接着強度が高い高品質のキートップ付きキーシートを実現できる。
本発明は前記キートップ付きキーシートについて、ベースシートの裏面に装飾フレームの支持部を設けたものである。
本発明では、ベースシートの裏面に装飾フレームの支持部を設けており、支持部がキートップの押圧操作方向に対する支えとなって屈曲し難くなるため、装飾フレームを破損し難くすることができる。
本発明のキートップ付きキーシートによれば、キートップの側面を目地埋めする装飾フレームを設けることで、キートップの平面視形状を隣接するキートップ又は操作開口縁と相対形状にする必要がなくなり、キートップ形状の自由度を拡大することができる。また装飾フレームが筐体とは別部材であることから、装飾フレームにキートップと同様の多様な加飾を容易に施すことができる。よって本発明であれば、形状面、加飾面及びその双方について斬新なデザインのキートップ付きキーシートを実現することができる。
また、装飾フレームは補強板又はベースシートの少なくとも何れか一方によってキートップの押圧操作方向で支えられている。このため本発明であれば、筐体に形成された仕切り桟に比べて破損し難く高品質なキートップ付きキーシートを実現することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各実施形態で共通する構成については、同一符号を付して重複説明を省略する。
第1実施形態〔図1〜図4〕
第1実施形態のキートップ付きキーシート1は、キートップ2(2a,2b,2c,2d,2e,2f)、ベースシート3、補強板4、装飾フレーム5(5a,5b)を備えている。
本実施形態のキートップ付きキーシート1は、図1で示す携帯電話機6に取り付けられるものである。携帯電話機6の筐体7の操作開口7aには、隣り合うキートップ2どうしを仕切る仕切り桟が無く、複数のキートップ2及び装飾フレーム5が密集状態で露出している。そして、平面視でキートップ2群の側面形状は、対向する操作開口7aの開口縁及び隣接する装飾フレーム5と相対形状になっている。
キートップ2は、硬質材、特に本実施形態では透明な硬質樹脂で形成してあり、図2で示すように、18個が配置されている。この配置の上段側には、確定キー用の円形のキートップ2aと、方向操作キー用の円環状のキートップ2bと、その両側にあるファンクションキー用の4つのキートップ2cが配置されている。対向するキートップ2bとキートップ2cの側面形状は、平面視で面どうしが形状的に合致する相対形状ではなく、側面間に隙間が形成される形状となっている。また下段側は、中央列に平面視矩形状の4つのキートップ2dが、左列に平面視矩形状の4つのキートップ2eが、右列に平面視矩形状の4つのキートップ2fがそれぞれ配置されている。対向する中央列のキートップ2dと左右各列のキートップ2e,2fとの側面形状は、上段側と異なり、面どうしが形状的に合致する相対形状であるが、側面間に隙間が形成される形状となっており且つ離間させて配置している。そして以上のうちキートップ2c,2d,2e,2fの操作開口7aと対向する側面は、平面視で面どうしが操作開口7aと形状的に合致する相対形状となっている。
以上のキートップ2には、2種類の加飾が施されている。上段側6個のキートップ2a,2b,2cは表面をめっき層8で加飾しており、下段側12個のキートップ2d,2e,2fは表面を塗膜層9で加飾している。そして、めっき層8及び塗膜層9には、数字、記号等が抜き文字状に形成されている。
ベースシート3は、薄肉のゴム状弾性体でなり、平面視で矩形状に形成されている。このベースシート3の表面には、各キートップ2の固定位置に台座部3aがそれぞれ突出形成されている。なお、確定キー用のキートップ2aと方向操作用のキートップ2bは台座部3aが共通している(図3参照)。他方、ベースシート3の裏面には、各台座部3aの反対側にあたる凹部3bの内側に基板(図示略)のスイッチを押圧する押し子部3cがそれぞれ突出形成されている。また、ベースシート3の裏面の外縁には基板に載せ置く外縁リブ3dが突設されている。さらに、装飾フレーム5の反対側には基板に載せ置く支持部3eが突出形成されている。
補強板4は、硬質材、特に本実施形態では硬質樹脂でなり、ベースシート3よりやや小さい薄肉の矩形状に形成され、ベースシート3の表面側に備えられている。この補強板4には、台座部3aのそれぞれに対応して肉厚を貫通する開孔4aが形成されており、その各開孔4aには各台座部3aが貫入している。
装飾フレーム5(5a,5b)は、硬質材、特に本実施形態では硬質樹脂でなり、2種類の構成となっている。第1は、上段側のキートップ2bとキートップ2cとの隙間を目地埋めするように設けた環状の装飾フレーム5aである。その平面視形状は内縁が円形で外縁が矩形に形成されている。図3で示すように、その表面には上段側のキートップ2b,2cと同様のめっき層8を施してある。また裏面は補強板4の表面に対して接着層10にて固定されている。第2は、下段側のキートップ2dとキートップ2e,2fとの列間の隙間を目地埋めするように設けた矩形状の装飾フレーム5bである。その平面視形状は細長い矩形に形成されている。図4で示すように、その表面には下段側のキートップ2d,2e,2fと同様の塗膜層9を施してある。また、この装飾フレーム5bは補強板4の表面に一体形成した突起として構成したものである。なお、図4では、装飾フレーム5bと一体の補強板4の表面にも塗膜層9を設けてある。
ここで、本実施形態のキートップ付きキーシート1の各部の材質を説明する。
キートップ2、補強板4、装飾フレーム5となる「硬質材」の材質は硬質樹脂や金属を使用できる。このうち「硬質樹脂」の材質は、機械的強度、耐久性等の要求性能、及び軽量化により、熱可塑性樹脂又は反応硬化性樹脂が好ましい。例えば、ポリカーボネート樹脂、ポリメチルメタクリレート樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリアクリル共重合樹脂、ポリオレフィン樹脂、アクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、シリコーン樹脂等が挙げられる。さらにこれらの硬質樹脂で加工性を考慮すると、ポリカーボネート樹脂、ポリメチルメタクリレート樹脂、ポリアクリル共重合樹脂、アクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂が好ましく、高硬度を考慮すると、ポリメチルメタクリレート樹脂、ポリアクリル共重合樹脂、エポキシ樹脂が好ましい。また透明性を考慮すると、ポリカーボネート樹脂、ポリメチルメタクリレート樹脂、ポリアクリル共重合樹脂が好ましい。また「金属」としては、鉄、ステンレス、アルミ等を使用できる。そしてキートップ2、補強板4、装飾フレーム5に施す同種の加飾によるデザインの調和という観点からは、調和対象の部材ごとに同種の材質を選択すると同種の加飾を施し易くなり、加飾間での違和感を無くすことができる。例えば、キートップ2と装飾フレーム5aとで同色の着色層を形成することで加飾を調和させる場合、一方を硬質樹脂、他方を金属としたのでは加飾不能か困難である。よって、硬質樹脂を同種の材質として選択するのがよい。
ベースシート3を構成する「ゴム状弾性体」の材質は、反撥性のよい熱硬化性エラストマー又は熱可塑性エラストマーが好ましい。例えば、シリコーンゴム、イソプレンゴム、エチレンプロピレンゴム、ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、天然ゴム、スチレン系熱可塑性エラストマー、エステル系熱可塑性エラストマー、ウレタン系熱可塑性エラストマー、オレフィン系熱可塑性エラストマー、アミド系熱可塑性エラストマー、ブタジエン系熱可塑性エラストマー、エチレン−酢酸ビニル系熱可塑性エラストマー、フッ素系熱可塑性エラストマー、イソプレン系熱可塑性エラストマー、塩素化ポリエチレン系熱可塑性エラストマー等が挙げられる。さらにこれらのゴム状弾性体で耐久性を考慮すると、シリコーンゴム、スチレン系熱可塑性エラストマー、エステル系熱可塑性エラストマーが好ましい。
次に、本実施形態のキートップ付きキーシート1の作用・効果を説明する。
キートップ付きキーシート1は、キートップ2b,2c,2d,2e,2fの側面に隙間が形成されるように配置し、その隙間を目地埋めするように硬質樹脂でなる装飾フレーム5を設けている。つまり、上段側のキートップ2bとキートップ2cについては、対向する側面間に隙間が形成されるようになっており、その隙間を環状の装飾フレーム5aで目地埋めしている。このため、平面視で隣接するキートップ2の側面形状を相対形状とする必要がなくなり、キートップ2の平面視形状を多様化することができる。これによりキートップ付きキーシート1の形状面でデザインが多様化される。また、下段側中央列のキートップ2dと左右列のキートップ2e,2fとの間には、対向する側面間に隙間が形成されており、その隙間を矩形状の装飾フレーム5bで目地埋めしている。このため、中央列のキートップ2dの押圧操作の際に、左右列のキートップ2e,2fも同時に押圧してしまう誤入力を防ぐことができる。なお、下段側のキートップ2においても上段側と同様に、平面視で隣接するキートップ2の側面形状を相対形状にせずとも、装飾フレーム5bで目地埋めすることにより、キートップ2の平面視形状を多様化することができる。
装飾フレーム5a,5bは筐体7と別体である。このため装飾フレーム5aについては、上段側のキートップ2a,2b,2cと同様の加飾、即ちめっき層8を施すことができる。また、装飾フレーム5bについても、下段側のキートップ2d,2e,2fと同様の加飾、即ち塗膜層9を施すことができる。これによりキートップ付きキーシート1の加飾面でデザインが多様化される。
以上のように本実施形態のキートップ付きキーシート1ならば、形状面及び加飾面で斬新なデザインを実現することができる。
装飾フレーム5aを補強板4に接着層10で固定しているため、装飾フレーム5aはその裏面が補強板4によって支えられることとなる。したがって、狭い隙間を埋める細い装飾フレーム5aであっても破損し難く、脱落し難くすることができる。
矩形状の装飾フレーム5bは補強板4の表面に一体形成した突起としてあるため、装飾フレーム5bの剛性及び強度が高いものとなる。よって、狭い隙間を埋める細い装飾フレーム5bであっても破損し難く、脱落し難くすることができる。
ベースシート3の裏面には、装飾フレーム5の反対側に基板に載せ置く支持部3eが突出形成されている。このため、支持部3eがキートップ2の押圧操作方向に対する支えとなって屈曲し難くなり、装飾フレーム5を破損し難くすることができる。
第2実施形態〔図5,図6〕
第2実施形態のキートップ付きキーシート11が、第1実施形態のキートップ付きキーシート1と異なるのは、キートップ12(12a,12b,12c,12d,12e,12f)のうちキートップ12c,12e,12fの平面視形状、ベースシート13、補強板14、装飾フレーム15の構成である。残余の構成は第1実施形態と同じである。
平面視でキートップ12群の側面形状は、図5で示すように、対向する操作開口7aの開口縁と形状的に合致する相対形状ではなく、その間に隙間が形成される形状となっている。つまり、上段側には、確定キー用の円形のキートップ12aと、方向操作キー用の円環状のキートップ12bと、キートップ12bの両側にあるファンクションキー用の4つのキートップ12cが配置されており、このうち対向するキートップ12bとキートップ12cの側面形状は、平面視で面どうしが形状的に合致する相対形状ではなく、第1実施形態と同様に側面間に隙間が形成される形状となっている。他方、操作開口7aと対向するキートップ12cの側面形状も、平面視で面どうしが形状的に合致する相対形状ではなく、キートップ12cの側面と操作開口7aとの間に隙間が形成される外向きに凸の片側膨出形状となっている。また下段側は、中央列に平面視矩形状の4つのキートップ12dが、左列に平面視矩形状の4つのキートップ12eが、右列に平面視矩形状の4つのキートップ12fがそれぞれ配置されている。対向する中央列のキートップ12dと左右各列のキートップ12e,12fとの側面形状は、面どうしが形状的に合致する相対形状となっている。他方、操作開口7aとの対向するキートップ12e,12fの側面形状は、平面視で面どうしが形状的に合致する相対形状ではなく、キートップ12e,12fの側面と操作開口7aとの間に隙間が形成される外向きに凸の片側膨出形状となっている。
以上のキートップ12には、同種の加飾が施されている。キートップ12は、裏面側にメタリック調の塗膜層9で加飾しており、その加飾層には数字、記号等が抜き文字状に形成されている。
ベースシート13は、第1実施形態のベースシート3と同様の台座部13a、凹部13b、押し子部13c、外縁リブ13dの他に、この裏面には、装飾フレーム15の反対側に基板に載せ置く支持部13eが突出形成されている。この支持部13eは、第1実施形態のベースシート3の支持部3eより細長く形成されている。
補強板14には、第1実施形態の補強板4と同様の開孔14aが形成され、その各開孔14aには各台座部13aが貫入しているが、凹凸を欠く平板形状であり、表面に第1実施形態の装飾フレーム5bに相当する突起は形成されていない。
装飾フレーム15は、透明な硬質樹脂で、一枚物として形成してある。そして、キートップ12群と操作開口7aの開口縁との隙間を目地埋めするように設けられている。図6で示すように、その裏面側にはキートップ12と同様のメタリック調の塗膜層9が施してある。また裏面は補強板14の表面に対して接着層10にて固定されている。
次に、第2実施形態の作用・効果を説明するが、第2実施形態に固有のものだけを説明し、第1実施形態と共通の説明は省略する。
キートップ付きキーシート11は、硬質樹脂でなる装飾フレーム15をキートップ12と操作開口7aの開口縁との間に隙間に設けている。このため、平面視でキートップ12の側面形状を対向する操作開口7aの開口縁と相対形状にする必要がなくなり、キートップ12の平面視形状を多様化することができる。
装飾フレーム15は、筐体7や補強板14と別体である。このため、筐体7や補強板14と別素材の透明な硬質樹脂で形成することができ、キートップ12と同様の加飾、即ちメタリック調の塗膜層9を設けることができる。
したがって本実施形態のキートップ付きキーシート11は、形状面及び加飾面で斬新なデザインを実現することができる。
装飾フレーム15を補強板14に接着層10で固定しているため、装飾フレーム15はその裏面が補強板14によって支えられることとなる。したがって、狭い隙間を埋める細い装飾フレーム15であっても破損し難く、脱落し難くすることができる。
第3実施形態〔図7,図8〕
第3実施形態のキートップ付きキーシート16が、第1実施形態のキートップ付きキーシート1と異なるのは、キートップ17(17a,17b,17c,17d,17e,17f,17g)のうちキートップ17d,17eの平面視形状、ベースシート18、補強板19、装飾フレーム20(20a,20b)のうち装飾フレーム20bの構成である。残余の構成は第1実施形態と同じである。
キートップ17は、上段側は、第1実施形態と同様に、確定キー用の円形のキートップ17aと、方向操作キー用の円環状のキートップ17bと、キートップ17bの両側にあるファンクションキー用の4つのキートップ17cが配置されている。しかし、下段側12個のキートップ17はその一部が第1実施形態のキートップ2と異なっている。すなわち、左列のキートップ17fと右列のキートップ17gは第1実施形態と同様であるが、中央列には相互に形状の異なる「5」を表示する平面視楕円形状のキートップ17dと平面視矩形状のキートップ17eとが混在する構成となっている。このため、楕円形のキートップ17dと隣接するキートップ17e,17f,17gとの間には隙間が形成される非相対形状となっている。
以上のキートップ17には、2種類の加飾が施されている。上段側6個のキートップ17a,17b,17cは、第1実施形態と同様に表面をめっき層8で加飾している。下段側12個のキートップ17d,17e,17f,17gは、その裏面側に、数字、記号等の表示印刷を挟んで塗膜層9で加飾され、「2」「4」「5」「6」「8」を表示するものには遮光性塗膜層9が、「1」「3」「7」「9」「*」「0」「#」を表示するものには透光性塗膜層9が形成されている。
ベースシート18は、第1実施形態のベースシート3と同様の台座部18a、凹部18b、押し子部18c、外縁リブ18dの他に、この表面には、装飾フレーム20bの取付突起20cの端面より大きい底面を有する接着凹部18eが形成されている。他方、ベースシート18の裏面には、装飾フレーム20の反対側に基板に載せ置く支持部18fが突出形成されている。この支持部18fの端部には、接着凹部18eと整合する位置に、基板(図示略)に配置されたLED等の発光素子を覆う光源用凹部18gが形成されている。
補強板19は、金属の硬質材で形成されており、第1実施形態の補強板4と同様の開孔19aの他に、接着凹部18eと整合する位置に、肉厚を貫通する挿通孔19bが形成してある。この挿通孔19bには、装飾フレーム20の取付突起20cが貫入している。
装飾フレーム20(20a,20b)としては、第1実施形態の装飾フレーム5aと同様の第1の環状装飾フレーム20aと、透明な硬質樹脂でなり、キートップ17dと隣接するキートップ17e,17f,17gとの隙間を目地埋めするように設けた第2の環状装飾フレーム20bとを設ている。その平面視形状は内縁が楕円形で外縁が矩形に形成されている。この第2環状装飾フレーム20bには、裏面から突出する取付突起20cが設けられている。この取付突起20cは、補強板19の挿通孔19bに貫入し、取付突起20cの端部が接着凹部18eの内側に溜まる接着層10にて固定されている。
次に、第3実施形態の作用・効果を説明するが、第3実施形態に固有のものだけを説明し、第1実施形態と共通の説明は省略する。
キートップ付きキーシート16は、下段側の楕円形のキートップ17dと隣接する矩形のキートップ17e,17f,17gについて、対向する側面間に隙間が形成されるようになっており、その隙間を第2の環状装飾フレーム20bで目地埋めしている。このため、平面視で隣接するキートップ16の側面形状を相対形状とする必要がなくなり、キートップ16の平面視形状を多様化することができる。これにより形状面でデザインの多様化が実現される。
第2の環状装飾フレーム20bは、筐体7や補強板19と別体である。このため、筐体7や補強板19と別素材の透明な硬質樹脂で形成でき、装飾フレーム20bを導光材としても兼用することができる。よって、基板上に光源を配置し、その光源からの光を装飾フレーム20bを通して隣接する「2」「4」「5」「6」「8」のキートップ17d,17e,17f,17gに導光し、それらを側面から照光することができる。つまり、この実施形態のキートップ付きキーシート16では、裏面に遮光性塗膜層9があり導光作用のある装飾フレーム20bと隣接する「2」「4」「5」「6」「8」のキートップ17d,17e,17f,17gについては側面照光となり、透光性塗膜層9のある残余のキートップ17d,17e,17f,17gについては底面照光となり、照光形態を異ならせることができる。これにより加飾面と照光面でデザインの多様化が実現される。
以上のように、本実施形態のキートップ付きキーシート16は、形状面、加飾面及び照光面で斬新なデザインを実現することができる。
装飾フレーム20bは、裏面から突出する取付突起20cの端部がベースシート18に固定しているため、ベースシート18に取付突起を形成する必要がなく、ベースシート18の生産性を向上できる。また、装飾フレーム20bの取付突起20cが挿通孔19bに貫入しているため、ベースシート18に接着する装飾フレーム20bを補強板19の挿通孔19bにも接着することもでき、装飾フレーム20bの脱落防止性を高めることができる。
ベースシート18の表面に取付突起20cの端面より大きい底面を有する接着凹部18eを形成し、接着凹部18eに溜まる接着層10にて取付突起20cの端部をベースシート18に接着している。このため、接着工程にて、取付突起20cの端面をベースシート18に強く押し当てて、塗布した接着層10を取付突起20cの端面の外側にはみ出さしても、そのはみ出た接着層10を接着凹部18eの内側に溜めることができる。よって、塗布した接着層10に空気が巻き込まれても取付突起20cの端面とベースシート18との界面から押し出すことができ、装飾フレーム20bの接着強度が高い高品質なキートップ付きキーシート16となる。
補強板19は、金属材料で形成されており、薄厚でも高い剛性が得られ、キーシート全体の薄型化を実現することができる。
次に、説明済みのものを除き、キートップ付きキーシートに備わる装飾フレームを固定する実施形態の例を第4実施形態〜第6実施形態で説明する。なお、前述の第1実施形態における下段側12個のキートップ2の列間の隙間を目地埋めするように設けた矩形状の装飾フレームを代表例として説明するが、それ以外の装飾フレームに同様の変更を加えることも、もちろん可能である。
第4実施形態〔図9〕
第4実施形態のキートップ付きキーシート21が、第1実施形態のキートップ付きキーシート1と異なるのは、ベースシート22、補強板23、装飾フレーム24(24a,24b)のうち装飾フレーム24bの構成である。残余の構成は第1実施形態と同じである。
ベースシート22は、第1実施形態のベースシート3と同様の台座部22a、凹部22b、押し子部22c、外縁リブ22dの他に、装飾フレーム24bの取付突起24cとの接触を避ける逃げ凹部22eが形成されている。裏面には、装飾フレーム24の反対側に支持部22fが突出されており、基板と接する端面は逃げ凹部22eの底面よりやや大きく形成されている。
補強板23は、第1実施形態の補強板4と同様の開孔23aの他に、装飾フレーム24bの取付突起24cに対応して、肉厚を貫通する挿通孔23bが形成されている。この各挿通孔23bには、各取付突起24cが貫入し、係合固定されている。
装飾フレーム24(24a,24b)は、第1実施形態の装飾フレーム5a,5bと同様な環状の装飾フレーム24a、矩形状の装飾フレーム24bが形成されている。このうち装飾フレーム24bには、図9で示すように、裏面から突出する取付突起24cが設けられている。この取付突起24cは、矢尻形状の先端部分が補強板23の挿通孔23bを通じて補強板23に対し係止する。これによって取付突起24cと補強板23とは、矩形状の装飾フレーム24cが補強板23の表面に対して実質的に遊び無く面接触する状態で、相互に固定されることとなる。
次に、第4実施形態の作用・効果を説明するが、第4実施形態に固有のものだけを説明し、第1実施形態と共通の説明は省略する。
矩形状の装飾フレーム24bは、裏面に設けた取付突起24cが挿通孔23bに貫入し、補強板23に係合固定している。このため、装飾フレーム24bが補強板23から脱落することが無く、装飾フレーム24bの固定も硬質材どうしの係合固定となることから固定作業も容易となり、生産性が高いキートップ付きキーシート21となる。なお、本実施形態では更に接着による固定を併用してもよい。
第5実施形態〔図10〕
第5実施形態のキートップ付きキーシート25が、第1実施形態のキートップ付きキーシート1と異なるのは、ベースシート26、補強板27、装飾フレーム28(28a,28b)のうち装飾フレーム28bの構成である。残余の構成は第1実施形態と同じである。
ベースシート26は、第1実施形態のベースシート3と同様の台座部26a、凹部26b、押し子部26c、外縁リブ26d、支持部26eの他に、図10で示すように表面から突出する取付突起26fが設けられている。この取付突起26fは、補強板27の挿通孔27bに貫入されており、その端部には装飾フレーム28bの裏面が接着層10にて固定される。
補強板27には、第1実施形態の補強板4と同様の開孔27aの他に、ベースシート26の取付突起26fに対応して肉厚を貫通する挿通孔27bが形成してあり、前述の取付突起26fが貫入している。
装飾フレーム28(28a,28b)は、第1実施形態の装飾フレーム5a,5bと同様な環状の装飾フレーム28a、矩形状の装飾フレーム28bが形成されている。このうち装飾フレーム28bの裏面は、図10で示すように、ベースシート26の取付突起26fの端部に対して接着層10にて固定されている。
次に、第5実施形態の作用・効果を説明するが、第5実施形態に固有のものだけを説明し、第1実施形態と共通の説明は省略する。
矩形状の装飾フレーム28bは、裏面が補強板27の挿通孔27bを貫入したベースシート26の取付突起26fの端部に接着層10で固定されている。このため、装飾フレーム28bの固定要領がキートップ2の固定要領と同様になる。つまり、キートップ2の接着工程と同時に装飾フレーム28bを接着固定することができ、生産性が高いキートップ付きキーシート25となる。なお、本実施形態では更に装飾フレーム28bを補強板27に対して接着固定してもよい。
第6実施形態〔図11〕
第6実施形態のキートップ付きキーシート29が、第1実施形態のキートップ付きキーシート1と異なるのは、補強板30、装飾フレーム31(31a,31b)のうち装飾フレーム31bの構成である。残余の構成は第1実施形態と同じである。
補強板30には、第1実施形態の補強板4と同様の開孔30aの他に、装飾フレーム31bの取付突起31cに対応して、肉厚を貫通する挿通孔30bが形成してあり、各挿通孔30bには各取付突起31cが貫入している。
装飾フレーム31(31a,31b)は、第1実施形態の装飾フレーム5a,5bと同様に環状の装飾フレーム31a、矩形状の装飾フレーム31bが形成されている。このうち装飾フレーム31bには、図11で示すように、裏面から突出する取付突起31cが設けられている。この取付突起31cは、補強板30の挿通孔30bに貫入されており、その端部がベースシート3の表面に接着層10にて固定されている。
次に、第6実施形態の作用・効果を説明するが、第6実施形態に固有のものだけを説明し、第1実施形態と共通の説明は省略する。
矩形状装飾フレーム31bは、裏面に設けた取付突起31cが補強板30の挿通孔30bに貫入し、取付突起31cの端部がベースシート3の表面に接着層10にて固定されている。このため、ベースシート3に取付突起を形成する必要がなく、ベースシート3の生産性が向上する。なお、本実施形態では更に補強板30に対して接着による固定を併用してもよい。このようにすれば、装飾フレーム31bの脱落防止性を高めることができる。
第1実施形態のキートップ付きキーシートを取付けた携帯電話の外観図。 第1実施形態のキートップ付きキーシートの平面図。 図2のSA−SA線断面図。 図2のSB−SB線断面図。 第2実施形態のキートップ付きキーシートの平面図。 図5のSC−SC線断面図。 第3実施形態のキートップ付きキーシートの平面図。 図7のSD−SD線断面図。 第4実施形態のキートップ付きキーシートの断面図。 第5実施形態のキートップ付きキーシートの断面図。 第6実施形態のキートップ付きキーシートの断面図。
符号の説明
1 キートップ付きキーシート(第1実施形態)
2 キートップ
2a 円形のキートップ
2b 円環状のキートップ
2c 矩形状のキートップ
2d 矩形状のキートップ
2e 矩形状のキートップ
2f 矩形状のキートップ
3 ベースシート
3a 台座部
3b 凹部
3c 押し子部
3d 外縁リブ
3e 支持部
4 補強板
4a 開孔
5 装飾フレーム
5a 環状の装飾フレーム
5b 矩形状の装飾フレーム
6 携帯電話機
7 筐体
7a 操作開口
8 めっき層
9 塗膜層
10 接着層
11 キートップ付きキーシート(第2実施形態)
12 キートップ
12a 円形のキートップ
12b 円環状のキートップ
12c キートップ
12d キートップ
12e キートップ
12f キートップ
13 ベースシート
13a 台座部
13b 凹部
13c 押し子部
13d 外縁リブ
13e 支持部
14 補強板
14a 開孔
15 装飾フレーム
16 キートップ付きキーシート(第3実施形態)
17 キートップ
17a 円形のキートップ
17b 円環状のキートップ
17c キートップ
17d 楕円形状のキートップ
17e キートップ
17f キートップ
17g キートップ
18 ベースシート
18a 台座部
18b 凹部
18c 押し子部
18d 外縁リブ
18e 接着凹部
18f 支持部
18g 光源用凹部
19 補強板
19a 開孔
19b 挿通孔
20 装飾フレーム
20a 第1の環状装飾フレーム
20b 第2の環状装飾フレーム
20c 取付突起
21 キートップ付きキーシート(第4実施形態)
22 ベースシート
22a 台座部
22b 凹部
22c 押し子部
22d 外縁リブ
22e 逃げ凹部
22f 支持部
23 補強板
23a 開孔
23b 挿通孔
24 装飾フレーム
24a 環状の装飾フレーム
24b 矩形状の装飾フレーム
24c 取付突起
25 キートップ付きキーシート(第5実施形態)
26 ベースシート
26a 台座部
26b 凹部
26c 押し子部
26d 外縁リブ
26e 支持部
26f 取付突部
27 補強板
27a 開孔
27b 挿通孔
28 装飾フレーム
28a 環状の装飾フレーム
28b 矩形状の装飾フレーム
29 キートップ付きキーシート(第6実施形態)
30 補強板
30a 開孔
30b 挿通孔
31 装飾フレーム
31a 環状の装飾フレーム
31b 矩形状の装飾フレーム
31c 取付突起

Claims (10)

  1. 複数のキートップと、キートップを配置するベースシートと、ベースシートの補強板とを備えており、筐体に形成した仕切り桟の無い操作開口から複数のキートップが露出するキートップ付きキーシートにおいて、
    前記複数のキートップを操作開口内で側面に隙間が形成されるように配置し、該隙間に該隙間を目地埋めする装飾フレームを設け、この装飾フレームを補強板に固定したことを特徴とするキートップ付きキーシート。
  2. 複数のキートップと、キートップを配置するベースシートと、ベースシートの補強板とを備えており、筐体に形成した仕切り桟の無い操作開口から複数のキートップが露出するキートップ付きキーシートにおいて、
    前記複数のキートップを操作開口内で側面に隙間が形成されるように配置し、該隙間に該隙間を目地埋めする装飾フレームを設け
    補強板に肉厚を貫通する挿通孔を設けるとともに、装飾フレームに裏面から突出する取付突起を設け、取付突起を挿通孔に貫入し係合させて装飾フレームを補強板に固定したことを特徴とするキートップ付きキーシート。
  3. 複数のキートップと、キートップを配置するベースシートと、ベースシートの補強板とを備えており、筐体に形成した仕切り桟の無い操作開口から複数のキートップが露出するキートップ付きキーシートにおいて、
    前記複数のキートップを操作開口内で側面に隙間が形成されるように配置し、該隙間に該隙間を目地埋めする装飾フレームを設け
    補強板に肉厚を貫通する挿通孔を設け、その貫通孔を通じて装飾フレームとベースシートとを接着して装飾フレームをベースシートに固定したことを特徴とするキートップ付きキーシート。
  4. 複数のキートップと、キートップを配置するベースシートと、ベースシートの補強板とを備えており、筐体に形成した仕切り桟の無い操作開口から複数のキートップが露出するキートップ付きキーシートにおいて、
    前記複数のキートップを操作開口内で側面に隙間が形成されるように配置し、該隙間に該隙間を目地埋めする装飾フレームを設け
    補強板に肉厚を貫通する挿通孔を設けるとともに、ベースシートに表面から突出する取付突起を設け、取付突起を挿通孔に貫入し取付突起の端部を装飾フレームの裏面に接着させて装飾フレームをベースシートに固定したことを特徴とするキートップ付きキーシート。
  5. 複数のキートップと、キートップを配置するベースシートと、ベースシートの補強板とを備えており、筐体に形成した仕切り桟の無い操作開口から複数のキートップが露出するキートップ付きキーシートにおいて、
    前記複数のキートップを操作開口内で側面に隙間が形成されるように配置し、該隙間に該隙間を目地埋めする装飾フレームを設け
    補強板に肉厚を貫通する挿通孔を設けるとともに、装飾フレームに裏面から突出する取付突起を設け、取付突起を挿通孔に貫入し取付突起の端部をベースシートに接着させて装飾フレームをベースシートに固定したことを特徴とするキートップ付きキーシート。
  6. ベースシートの表面に取付突起の端面より大きい底面を有する接着凹部を形成し、接着凹部に溜まる接着剤を介して取付突起の端部をベースシートに接着固定した請求項5記載のキートップ付きキーシート。
  7. 装飾フレームが少なくとも隣接するキートップどうしの隙間を目地埋めするものである請求項1〜請求項6何れか1項記載のキートップ付きキーシート。
  8. 装飾フレームが少なくともキートップと操作開口との隙間を目地埋めするものである請求項1〜請求項6何れか1項記載のキートップ付きキーシート。
  9. 装飾フレームが透光性材料で形成したものである請求項1〜請求項8何れか1項記載のキートップ付きキーシート。
  10. ベースシートの裏面に装飾フレームの支持部を設けた請求項1〜請求項9何れか1項記載のキートップ付きキーシート。
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