JP4697792B2 - Wheel bearing device - Google Patents
Wheel bearing device Download PDFInfo
- Publication number
- JP4697792B2 JP4697792B2 JP2005327435A JP2005327435A JP4697792B2 JP 4697792 B2 JP4697792 B2 JP 4697792B2 JP 2005327435 A JP2005327435 A JP 2005327435A JP 2005327435 A JP2005327435 A JP 2005327435A JP 4697792 B2 JP4697792 B2 JP 4697792B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wheel
- seal
- mounting flange
- wheel bearing
- ring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Rolling Contact Bearings (AREA)
Description
本発明は、自動車等の車輪を回転自在に支承する車輪用軸受装置、特に、密封性能の向上を図った車輪用軸受装置に関するものである。 The present invention relates to a wheel bearing device for rotatably supporting a wheel of an automobile or the like, and more particularly to a wheel bearing device with improved sealing performance.
従来から自動車等の車輪を支持する車輪用軸受装置は、車輪を取り付けるためのハブ輪を転がり軸受を介して回転自在に支承するもので、駆動輪用と従動輪用とがある。構造上の理由から、駆動輪用では内輪回転方式が、従動輪用では内輪回転と外輪回転の両方式が一般的に採用されている。この車輪用軸受装置には、所望の軸受剛性を有し、ミスアライメントに対しても耐久性を発揮すると共に、燃費向上の観点から回転トルクが小さい複列アンギュラ玉軸受が多用されている。一方、オフロードカーやトラック等、車体重量が嵩む車両には複列円錐ころ軸受が使用されている。 2. Description of the Related Art Conventionally, a wheel bearing device for supporting a wheel of an automobile or the like is such that a hub wheel for mounting a wheel is rotatably supported via a rolling bearing, and there are a drive wheel and a driven wheel. For structural reasons, an inner ring rotation method is generally used for driving wheels, and an inner ring rotation method and an outer ring rotation method are generally used for driven wheels. As the wheel bearing device, a double-row angular ball bearing having a desired bearing rigidity, exhibiting durability against misalignment, and having a small rotational torque from the viewpoint of improving fuel efficiency is often used. On the other hand, double row tapered roller bearings are used in vehicles such as off-road cars and trucks that have a heavy vehicle body weight.
これらの車輪用軸受装置は、泥水等がかかり易い部位に配置されるため、シール装置が装着され、外方部材と内方部材との間を密封するように構成されている。一般的に、シール装置は、シールリップを備えたシール部材が固定側部材となる外方部材に装着され、シールリップが内方部材の外周面に摺接されている。特に、オフロードカーやピックアップトラック等のように、劣悪な環境で運転される車両においては、密封性をさらに向上させるための手段が種々講じられている。 Since these wheel bearing devices are arranged at sites where muddy water or the like is likely to be applied, a seal device is mounted, and the space between the outer member and the inner member is sealed. Generally, in a sealing device, a sealing member having a sealing lip is attached to an outer member serving as a stationary member, and the sealing lip is slidably contacted with an outer peripheral surface of the inner member. In particular, in a vehicle that is driven in a poor environment such as an off-road car or a pickup truck, various means for further improving the sealing performance are taken.
こうした車輪用軸受装置の一例を図6に示す。この車輪用軸受装置は、シャーシーに固定されたナックル51と、このナックル51を貫通して延びるアクスル52と、アクスル52の周囲に嵌着され、車輪(図示せず)にボルト53を介して締結されたハブ輪54と、ナックル51に固定され、ハブ輪54およびアクスル52を回転自在に支承する車輪用軸受55と、空気圧により制御され、アクスル52とハブ輪54とを係脱させるクラッチ56とを備えている。
An example of such a wheel bearing device is shown in FIG. The wheel bearing device includes a
ナックル51とアクスル52との間に環状室(真空室)57が形成され、アウター側の密閉室58に設けられたクラッチ56に連通されている。ここで、環状室57が大気圧よりも低い場合は、クラッチ56は負圧を受けて係合されるが、環状室57が大気圧である場合は、クラッチ56は離脱される。環状室57はナックル51を斜めに貫通して延びる真空通路59を通して真空ポンプ(図示せず)に連通している。
An annular chamber (vacuum chamber) 57 is formed between the
車輪用軸受55は、外周にナックル51に取り付けられるための車体取付フランジ60bを一体に有し、内周にテーパ状の複列の外側転走面60a、60aが形成された外方部材60と、外周に複列の外側転走面60a、60aに対向するテーパ状の内側転走面61a、62aがそれぞれ形成された内輪61、62と、両転走面間に収容された複列の円錐ころ63、63と、これら複列の円錐ころ63、63を転動自在に保持する保持器64、64とを備えた複列円錐ころ軸受からなる。
The wheel bearing 55 is integrally provided with a vehicle
ハブ輪54は、一端部に車輪(図示せず)を取り付けるための車輪取付フランジ65を一体に有し、外周に車輪取付フランジ65から軸方向に延びる円筒状の小径段部54aが形成されている。車輪用軸受55はハブ輪54の小径段部54aに圧入され、固定ナット66によって軸方向に固定されている。なお、アクスル52とハブ輪54との間には相対回転を許容するための滑り軸受67が装着されている。
The
車輪用軸受55の両端部にはシール68、69が装着され、外方部材60と内輪61、62との間に形成される環状空間の開口部を密封すると共に、環状室57および周囲環境から隔離している。シール68は、外方部材60に圧入された外側ケース70と、内輪61に圧入された内側ケース71とを備えている。外側ケース70の内縁と、内側ケース71の外縁にはそれぞれシールリップ70a、71aが一体接合され、内側ケース71および外側ケース70に摺接されている。これらシールリップ70a、71aは、車輪用軸受55の内部と環状室57との間の差圧の存在下で撓み、車輪用軸受55の内部を環状室57へ排出させるように構成されている。したがって、車輪用軸受55の内部は、環状室57が排気された場合に、環状室57と実質的に同一の圧力を受ける。
一方、シール69は、図7に拡大して示すように、外方部材60に圧入された外側ケース72と、内輪62に圧入された内側ケース73とを備えている。外側ケース72の端部には、内側ケース73に摺接するシールリップ72aと、車輪取付フランジ65の側面に摺接するサイドリップ72bが一体接合されている。また、内側ケース73の外縁には外側ケース72に摺接するシールリップ73aが一体接合されている。このシール69は、車輪用軸受55の内部が減圧圧力に保持されるように圧力差を支え、さらに、雨水やダスト等が軸受内部に侵入するのを防止する。
こうした従来の車輪用軸受装置では、特に、ハブ輪54側のシール69において、対向配置された外側ケース72と内側ケース73にそれぞれ摺接されるシールリップ72a、73aに加え、車輪取付フランジ65の側面に摺接されるサイドリップ72bが外側ケース72の外縁に接合されているので、強力な密封性能が得られる。然しながら、サイドリップ72bが車輪取付フランジ65に直接摺接する構成のため、このシール摺接面を所定の面粗さに仕上げなければならなく、加工工数が嵩んでコストが高騰するだけでなく、ハブ輪54は炭素鋼から形成されているため錆が発生し易い。そのため、シール摺接面が劣化する可能性があり、サイドリップ72bが車輪取付フランジ65に直接摺接する構成では、サイドリップ72bが摩耗し、長期間に亘って安定した密封性を保持するのは難しい。
In such a conventional wheel bearing device, in particular, in the
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、シールの密封性能の向上を図り、軸受性能を長期間に亘って維持することができる車輪用軸受装置を提供することを目的としている。 This invention is made | formed in view of such a situation, and aims at the improvement of the sealing performance of a seal | sticker, and it aims at providing the wheel bearing apparatus which can maintain bearing performance over a long period of time. .
係る目的を達成すべく、本発明のうち請求項1記載の発明は、外周に懸架装置に取り付けられるための車体取付フランジを一体に有し、内周に複列の外側転走面が形成された外方部材と、一端部に車輪を取り付けるための車輪取付フランジを一体に有し、外周に小径段部が形成されたハブ輪、およびこのハブ輪に嵌合された内輪または等速自在継手の外側継手部材からなり、外周に前記複列の外側転走面に対向する複列の内側転走面が形成された内方部材と、この内方部材と前記外方部材の両転走面間に保持器を介して転動自在に収容された複列の転動体と、前記外方部材と内方部材とで形成される環状空間の開口部に装着されたシールとを備えた車輪用軸受装置において、前記外方部材のアウター側の端部外周に、軸受空間を密封する前記シールとは別体のバックアップシールが装着され、このバックアップシールが、芯金と、この芯金に一体に加硫接着され、当該芯金の外縁に固着された基部と、この基部から径方向外方に傾斜して延び、先端部が拡径するラッパ状に形成されたサイドリップとからなるシール部材で構成されると共に、前記サイドリップが摺接する円板状の金属環が前記車輪取付フランジのインナー側の側面に装着され、当該金属環が防錆能を有する鋼板から形成されている。
In order to achieve such an object, the invention according to
このように、外周に懸架装置に取り付けられるための車体取付フランジを一体に有し、内周に複列の外側転走面が形成された外方部材と、一端部に車輪を取り付けるための車輪取付フランジを一体に有し、外周に小径段部が形成されたハブ輪、およびこのハブ輪に嵌合された内輪または等速自在継手の外側継手部材からなり、外周に複列の外側転走面に対向する複列の内側転走面が形成された内方部材と、この内方部材と外方部材の両転走面間に保持器を介して転動自在に収容された複列の転動体と、外方部材と内方部材とで形成される環状空間の開口部に装着されたシールとを備えた車輪用軸受装置において、外方部材のアウター側の端部外周に、軸受空間を密封するシールとは別体のバックアップシールが装着され、このバックアップシールが、芯金と、この芯金に一体に加硫接着され、当該芯金の外縁に固着された基部と、この基部から径方向外方に傾斜して延び、先端部が拡径するラッパ状に形成されたサイドリップとからなるシール部材で構成されると共に、サイドリップが摺接する円板状の金属環が車輪取付フランジのインナー側の側面に装着され、当該金属環が防錆能を有する鋼板から形成されているので、雨水やダスト等がシールに直接侵入するのを防止すると共に、車輪取付フランジの基部に泥水等が滞留して発錆し、耐久強度が低下するのを抑制することができる。したがって、劣悪な環境で使用されても、シールの密封性能の向上を図り、軸受性能を長期間に亘って維持することができる車輪用軸受装置を提供することができる。
As described above, an outer member integrally having a vehicle body mounting flange to be attached to the suspension device on the outer periphery, a double row outer rolling surface formed on the inner periphery, and a wheel for attaching the wheel to one end. Consists of a hub ring that has an integrated mounting flange and has a small-diameter step on the outer periphery, and an outer joint member of an inner ring or a constant velocity universal joint that is fitted to the hub ring. An inner member in which a double row inner rolling surface facing the surface is formed, and a double row of the inner member and the outer member that are accommodated so as to be able to roll through a retainer between the rolling surfaces of the inner member and the outer member. In a wheel bearing device including a rolling element and a seal mounted on an opening of an annular space formed by an outer member and an inner member, a bearing space is provided on the outer periphery of the outer side end of the outer member. Ba click up seal is separate from the seal for sealing is mounted, the backup sheet A base metal, a base part that is integrally vulcanized and bonded to the core metal, and fixed to the outer edge of the core metal, and a trumpet in which the tip part expands in diameter from the base part and extends radially outward. Rutotomoni consists of a seal member comprising a side lip formed on Jo, the side lip in sliding contact disc-shaped metal ring is mounted on the side surface of the inner side of the wheel mounting flange, the metal ring is a Bosabino Since it is made of steel plate, it prevents rainwater and dust from directly entering the seal, and also prevents muddy water from staying at the base of the wheel mounting flange and causing rusting to reduce the durability. be able to. Therefore, even when used in a poor environment, it is possible to provide a wheel bearing device that can improve the sealing performance of the seal and maintain the bearing performance over a long period of time.
また、請求項2に記載の発明のように、前記金属環が、前記車輪取付フランジのインナー側の側面の平坦部に沿って密着した状態で固定されていても良い。
Moreover, like the invention of Claim 2, the said metal ring may be fixed in the state closely_contact | adhered along the flat part of the side surface by the side of the inner side of the said wheel mounting flange.
また、請求項3に記載の発明のように、前記金属環が所定の表面硬さと面粗さに仕上げられていれば、車輪取付フランジに装着されるだけで良好なシール摺接面を得ることができると共に,金属環及びリップの摺接面の摩耗を抑制し、長期間に亘ってシール性を維持することができる。 Further, as in the third aspect of the present invention, when the metal ring is finished with a predetermined surface hardness and surface roughness, a good seal sliding contact surface can be obtained simply by being mounted on the wheel mounting flange. In addition, the wear of the metal ring and the slidable contact surface of the lip can be suppressed, and the sealing performance can be maintained over a long period of time.
また、請求項4に記載の発明のように、前記金属環と車輪取付フランジとの間に弾性部材が介装されていれば、車輪取付フランジの側面との密着性を高めることができる。
Moreover, if the elastic member is interposed between the said metal ring and the wheel attachment flange like invention of
本発明に係る車輪用軸受装置は、外周に懸架装置に取り付けられるための車体取付フランジを一体に有し、内周に複列の外側転走面が形成された外方部材と、一端部に車輪を取り付けるための車輪取付フランジを一体に有し、外周に小径段部が形成されたハブ輪、およびこのハブ輪に嵌合された内輪または等速自在継手の外側継手部材からなり、外周に前記複列の外側転走面に対向する複列の内側転走面が形成された内方部材と、この内方部材と前記外方部材の両転走面間に保持器を介して転動自在に収容された複列の転動体と、前記外方部材と内方部材とで形成される環状空間の開口部に装着されたシールとを備えた車輪用軸受装置において、前記外方部材のアウター側の端部外周に、軸受空間を密封する前記シールとは別体のバックアップシールが装着され、このバックアップシールが、芯金と、この芯金に一体に加硫接着され、当該芯金の外縁に固着された基部と、この基部から径方向外方に傾斜して延び、先端部が拡径するラッパ状に形成されたサイドリップとからなるシール部材で構成されると共に、前記サイドリップが摺接する円板状の金属環が前記車輪取付フランジのインナー側の側面に装着され、当該金属環が防錆能を有する鋼板から形成されているので、雨水やダスト等がシールに直接侵入するのを防止すると共に、車輪取付フランジの基部に泥水等が滞留して発錆し、耐久強度が低下するのを抑制することができる。したがって、劣悪な環境で使用されても、シールの密封性能の向上を図り、軸受性能を長期間に亘って維持することができる車輪用軸受装置を提供することができる。 A wheel bearing device according to the present invention has a vehicle body mounting flange integrally attached to a suspension device on an outer periphery, an outer member having a double row outer rolling surface formed on an inner periphery, and one end portion. It consists of a hub wheel that has a wheel mounting flange for mounting the wheel and has a small diameter step on the outer periphery, and an outer joint member of the inner ring or constant velocity universal joint that is fitted to this hub wheel. An inner member in which a double row inner rolling surface facing the outer row rolling surface of the double row is formed, and rolling between the both rolling surfaces of the inner member and the outer member via a cage. In a wheel bearing device comprising a double row rolling element accommodated freely and a seal attached to an opening of an annular space formed by the outer member and the inner member, the outer circumference of the end portion of the outer side, the said seal for sealing the bearing space of the separate bus Kkua' Seal is mounted, the backup seal, a core metal, bonded by vulcanization integrally to the metal core, and has been the base secured to the outer edge of the metal core extends inclined from the base radially outward, consists of a seal member distal portion comprising a side lip formed in a trumpet shape whose diameter increases Rutotomoni, the side lip disc-shaped metal ring in sliding contact is mounted on the side surface of the inner side of the wheel mounting flange In addition, since the metal ring is formed from a steel plate having anti-corrosive ability, it prevents rainwater and dust from directly entering the seal, and muddy water stays at the base of the wheel mounting flange and rusts. It can suppress that durable strength falls. Therefore, even when used in a poor environment, it is possible to provide a wheel bearing device that can improve the sealing performance of the seal and maintain the bearing performance over a long period of time.
一端部に車輪を取り付けるための車輪取付フランジを一体に有し、外周にこの車輪取付フランジから軸方向に延びる小径段部が形成されたハブ輪と、このハブ輪の小径段部に圧入された車輪用軸受とからなり、この車輪用軸受が、外周に懸架装置に取り付けられるための車体取付フランジを一体に有し、内周に複列の外側転走面が形成された外方部材と、外周に前記複列の外側転走面に対向する内側転走面が形成された一対の内輪と、両転走面間に保持器を介して転動自在に収容された複列の転動体と、前記外方部材と内輪とで形成される環状空間の開口部に装着されたシールとを備え、前記小径段部の端部を径方向外方に塑性変形させて形成した加締部によって軸方向に固定されている車輪用軸受装置において、前記外方部材のアウター側の端部外周に、軸受空間を密封する前記シールとは別体で、径方向外方に傾斜して延び、先端部が拡径するラッパ状に形成されたサイドリップを一体に有するバックアップシールが装着されると共に、前記サイドリップが摺接する円板状の金属環が前記車輪取付フランジのインナー側の側面に固定ボルトを介して締結され、当該金属環が防錆能を有する鋼板からプレス加工によって形成されている。 A hub wheel having a wheel mounting flange for mounting a wheel at one end and a small diameter step portion extending in the axial direction from the wheel mounting flange is formed on the outer periphery, and the hub wheel is press-fitted into the small diameter step portion of the hub wheel. An outer member comprising a wheel bearing, the wheel bearing integrally including a vehicle body mounting flange to be attached to the suspension device on the outer periphery, and a double row outer rolling surface formed on the inner periphery; A pair of inner races formed on the outer periphery with an inner raceway facing the outer raceway of the double row, and a double row rolling element housed between the raceways via a cage between the raceways. A seal mounted in an opening of an annular space formed by the outer member and the inner ring, and a shaft formed by a crimping portion formed by plastically deforming an end portion of the small diameter step portion radially outward. In the wheel bearing device fixed in the direction, the outer side of the outer member The end periphery, and the seal for sealing the bearing space separately, extends inclined radially outwards, the backup seal mounted with a side lip formed like a horn tip portion is expanded in diameter together In addition, a disk-shaped metal ring with which the side lip is slidably contacted is fastened to a side surface on the inner side of the wheel mounting flange via a fixing bolt, and the metal ring is formed by pressing from a steel plate having anti-corrosive ability. Has been.
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る車輪用軸受装置の第1の実施形態を示す縦断面図、図2は、図1のA部拡大図、図3は、ハブ輪単体の側面図である。なお、以下の説明では、車両に組み付けた状態で車両の外側寄りとなる側をアウター側(図面左側)、中央寄り側をインナー側(図面右側)という。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
FIG. 1 is a longitudinal sectional view showing a first embodiment of a wheel bearing device according to the present invention, FIG. 2 is an enlarged view of a portion A in FIG. 1, and FIG. 3 is a side view of a hub wheel alone. In the following description, the side closer to the outer side of the vehicle in a state assembled to the vehicle is referred to as the outer side (left side in the drawing), and the side closer to the center is referred to as the inner side (right side in the drawing).
この車輪用軸受装置は第2世代と呼称される駆動輪用であって、ハブ輪1と車輪用軸受2とからなり、車輪用軸受2は、外方部材3と、複列の転動体(円錐ころ)4、4を介して内嵌された一対の内輪5、5とを備えている。
This wheel bearing device is for a drive wheel called a second generation, and is composed of a
ハブ輪1は、一端部に車輪(図示せず)を取り付けるための車輪取付フランジ6を一体に有し、この車輪取付フランジ6から軸方向に延びる小径段部1aが形成され、内周にトルク伝達用のセレーション(またはスプライン)1bが形成されている。車輪取付フランジ6にはハブボルト6aが周方向等配に植設されている。車輪用軸受2は、ハブ輪1の小径段部1aに所定のシメシロを介して圧入され、小径段部1aの端部を径方向外方に塑性変形させて形成した加締部1cによってハブ輪1に対して軸方向に固定されている。
The
ハブ輪1はS53C等の炭素0.40〜0.80wt%を含む中炭素鋼で形成され、車輪取付フランジ6のインナー側に円弧状に形成された基部6bから肩部1dを介して小径段部1aに亙って高周波焼入れによって表面硬さを58〜64HRCの範囲に硬化処理されている。これにより、車輪取付フランジ6に負荷される回転曲げ荷重に対して充分な機械的強度を有し、内輪5、5の嵌合部となる小径段部1aの耐フレッティング性が向上する。
The
車輪用軸受2の外方部材3は、外周にナックル(図示せず)に取り付けられるための車体取付フランジ3bを一体に有し、内周にそれぞれ外向きに開いたテーパ状の複列の外側転走面3a、3aが一体に形成されている。この外方部材3はS53C等の炭素0.40〜0.80wt%を含む中炭素鋼で形成され、複列の外側転走面3a、3aが高周波焼入れによって表面硬さを58〜64HRCの範囲に硬化処理されている。
The
一方、内輪5の外周には、前記複列の外側転走面3a、3aに対向するテーパ状の内側転走面5aと、この内側転走面5aの大径側に転動体4を案内する大鍔5b、および小径側に転動体4の脱落を防止するための小鍔5cがそれぞれ形成されている。内輪5はSUJ2等の高炭素クロム鋼で形成され、ズブ焼入れによって芯部まで58〜64HRCの範囲に硬化処理されている。そして、外方部材3と一対の内輪5、5の両転走面間に複列の転動体4、4が収容され、保持器7、7によって転動自在に保持されている。この車輪用軸受2は、ハブ輪1の肩部1dに当接され、内輪5の小鍔5cがそれぞれ突合せ状態で衝合する、所謂背面合せタイプの複列円錐ころ軸受からなる。
On the other hand, on the outer periphery of the
また、外方部材3と内輪5との間に形成される環状空間の開口部にはシール8、8が装着されている。これらのシール8、8によって、軸受内部に封入されたグリースの外部への漏洩と、外部から雨水やダスト等が軸受内部に侵入するのを防止している。このシール8は、図2に拡大して示すように、断面が略L字状をなして互いに対向配置された環状のシール板9とスリンガ10とからなる、所謂パックシールを構成している。シール板9は、外方部材3の端部内周に圧入される芯金11と、この芯金11に一体に加硫接着されたシール部材12とからなる。芯金11は、オーステナイト系ステンレス鋼鈑(JIS規格のSUS304系等)、あるいは、防錆処理された冷間圧延鋼鈑(JIS規格のSPCC系等)からプレス加工にて断面が略L字状に形成されている。
Further, seals 8 and 8 are attached to an opening of an annular space formed between the
一方、スリンガ10は、オーステナイト系ステンレス鋼鈑(JIS規格のSUS304系等)、あるいは、防錆処理された冷間圧延鋼鈑(JIS規格のSPCC系等)からプレス加工にて断面が略L字状に形成され、内輪5の大鍔5bに圧入される円筒部10aと、この円筒部10aから径方向外方に延びる立板部10bとからなる。そして、シール部材12に一体に形成された一対のサイドリップ12a、12bがこのスリンガ10の立板部10bに摺接すると共に、円筒部10aにはラジアルリップ12cが摺接している。
On the other hand, the
さらに、本実施形態では、外方部材3の端部外周にバックアップシール13が圧入されている。このバックアップシール13は、芯金14と、この芯金14に一体に加硫接着されたシール部材15とからなる。芯金14は、オーステナイト系ステンレス鋼鈑(JIS規格のSUS304系等)、あるいは、防錆処理された冷間圧延鋼鈑(JIS規格のSPCC系等)からプレス加工にて断面が略L字状に形成されている。一方、シール部材15は、芯金14の外縁に固着された基部15aと、この基部15aから径方向外方に傾斜して延び、先端部が拡径するラッパ状に形成されたサイドリップ15bとからなる。このサイドリップ15bは、車輪取付フランジ6のインナー側の側面6cに装着された金属環16に摺接され、雨水やダスト等が前記シール8に直接侵入するのを防止している。したがって、ハブ輪1と車輪用軸受2との間の狭い環状空間に泥水等が滞留し、車輪取付フランジ6の基部6bが発錆し、耐久強度が低下するのを抑制することができる。
Furthermore, in this embodiment, the
ここで、金属環16は、オーステナイト系ステンレス鋼鈑(JIS規格のSUS304系等)、あるいは、防錆処理された冷間圧延鋼鈑(JIS規格のSPCC系等)からプレス加工にて形成され、固定ボルト17によって車輪取付フランジ6に締結されている。金属環16は、車輪取付フランジ6の側面6cとの密着性を高めるために、図示しないパッキンを介して締結されるのが好ましい。
Here, the
この金属環16は、図3に示すように、円板状に形成され、周方向複数箇所(ここでは3箇所)幅広に形成された固定部16aを有している。また、この金属環16は、所定の表面硬さと面粗さに仕上げられており、固定部16aを車輪取付フランジ6に締結されるだけで良好なシール摺接面を得ることができる。したがって、従来のように、サイドリップの摺接部となる車輪取付フランジのインナー側の側面を別途切削加工して所定の面粗さに仕上げる必要がない。これにより、劣悪な環境で使用されても、シール8の密封性能の向上を図り、軸受性能を長期間に亘って維持することができる車輪用軸受装置を提供することができる。なお、ここでは、駆動輪側の第2世代構造を例示したが、本発明に係る車輪用軸受装置はこれに限らず、外方部材3の外周に車体取付フランジ3bを有していれば良く、第3または第4世代構造であっても良い。また、従動輪側であっても良い。さらに、本実施形態では、転動体4に円錐ころを使用した複列円錐ころ軸受を例示したが、無論これに限らず、転動体にボールを使用した複列アンギュラ玉軸受であっても良い。
As shown in FIG. 3, the
図4は、本発明に係る車輪用軸受装置の第2の実施形態を示す縦断面図、図5は、図4のB部拡大図である。この実施形態は、前述した実施形態とバックアップシールと金属環の構成が異なるのみで、その他、前述した実施形態と同一部品あるいは同一の機能を有する部位には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。 FIG. 4 is a longitudinal sectional view showing a second embodiment of the wheel bearing device according to the present invention, and FIG. 5 is an enlarged view of part B of FIG. This embodiment is different from the above-described embodiment only in the configuration of the backup seal and the metal ring. In addition, the same components or parts having the same functions as those of the above-described embodiment are denoted by the same reference numerals and detailed description is given. Omitted.
この車輪用軸受装置はハブ輪18と複列の転がり軸受2とからなる第2世代構造を備えている。ハブ輪18は、一端部に車輪(図示せず)を取り付けるための車輪取付フランジ6’を一体に有し、外周にこの車輪取付フランジ6’から軸方向に延びる小径段部1aが形成されている。ハブ輪18はS53C等の炭素0.40〜0.80wt%を含む中炭素鋼で形成され、車輪取付フランジ6’のインナー側の基部6bから肩部1dおよび小径段部1aに亙って高周波焼入れによって表面硬さを58〜64HRCの範囲に硬化処理されている。
This wheel bearing device has a second generation structure comprising a
本実施形態では、外方部材3の端部外周にバックアップシール19が圧入されている。このバックアップシール19は、図5に拡大して示すように、芯金14と、この芯金14に一体に加硫接着されたシール部材20とからなる。このシール部材20は、芯金14の外縁に固着された基部20aと、この基部20aから径方向外方に延び、先端部がインナー側に傾斜して形成されたラジアルリップ20bとからなる。このラジアルリップ20bは、車輪取付フランジ6’のインナー側の側面6cに装着された金属環21に摺接され、雨水やダスト等が前記シール8に直接侵入するのを防止している。
In the present embodiment, a
ここで、金属環21は、オーステナイト系ステンレス鋼鈑(JIS規格のSUS304系等)、あるいは、防錆処理された冷間圧延鋼鈑(JIS規格のSPCC系等)からプレス加工にて形成され、車輪取付フランジ6’の外周に嵌着されている。この金属環21は、ハブボルト6aを避けて側面6cに密着する円板部21aと、この円板部21aから軸方向に延び、前述したバックアップシール19のラジアルリップ20bが摺接する円筒状の突出部21bとが形成されている。なお、金属環21は、車輪取付フランジ6’との密着性を高めるために、図示しないパッキンを介して嵌着されるのが好ましい。また、この金属環21は、所定の表面硬さと面粗さに仕上げられており、車輪取付フランジ6’の外周に嵌着されるだけで良好なシール摺接面を得ることができる。これにより、前述した実施形態と同様、劣悪な環境で使用されても、シール8の密封性能の向上を図り、軸受性能を長期間に亘って維持することができる車輪用軸受装置を提供することができる。
Here, the metal ring 21 is formed by pressing from an austenitic stainless steel plate (JIS standard SUS304 type or the like) or a rust-proof cold rolled steel plate (JIS standard SPCC type or the like), It is fitted on the outer periphery of the wheel mounting flange 6 '. The metal ring 21 includes a
以上、本発明の実施の形態について説明を行ったが、本発明はこうした実施の形態に何等限定されるものではなく、あくまで例示であって、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更を含む。 The embodiment of the present invention has been described above, but the present invention is not limited to such an embodiment, and is merely an example, and various modifications can be made without departing from the scope of the present invention. Of course, the scope of the present invention is indicated by the description of the scope of claims, and further, the equivalent meanings described in the scope of claims and all modifications within the scope of the scope of the present invention are included. Including.
本発明に係る車輪用軸受装置は、駆動輪用、従動輪用に拘わらず、第2乃至第4世代構造の車輪用軸受装置に適用することができる。 The wheel bearing device according to the present invention can be applied to a wheel bearing device having a second to fourth generation structure regardless of whether it is for driving wheels or driven wheels.
1、18・・・・・・・・・・・・・ハブ輪
1a・・・・・・・・・・・・・・・小径段部
1b・・・・・・・・・・・・・・・セレーション
1c・・・・・・・・・・・・・・・加締部
1d・・・・・・・・・・・・・・・肩部
2・・・・・・・・・・・・・・・・車輪用軸受
3・・・・・・・・・・・・・・・・外方部材
3a・・・・・・・・・・・・・・・外側転走面
3b・・・・・・・・・・・・・・・車体取付フランジ
4・・・・・・・・・・・・・・・・転動体
5・・・・・・・・・・・・・・・・内輪
5a・・・・・・・・・・・・・・・内側転走面
5b・・・・・・・・・・・・・・・大鍔
5c・・・・・・・・・・・・・・・小鍔
6、6’・・・・・・・・・・・・・車輪取付フランジ
6a・・・・・・・・・・・・・・・ハブボルト
6b・・・・・・・・・・・・・・・基部
6c・・・・・・・・・・・・・・・インナー側の側面
7・・・・・・・・・・・・・・・・保持器
8・・・・・・・・・・・・・・・・シール
9・・・・・・・・・・・・・・・・シール板
10・・・・・・・・・・・・・・・スリンガ
10a・・・・・・・・・・・・・・円筒部
10b・・・・・・・・・・・・・・立板部
11、14・・・・・・・・・・・・芯金
12、15、20・・・・・・・・・シール部材
12a、12b、15b・・・・・・サイドリップ
12c、20b・・・・・・・・・・ラジアルリップ
13、19・・・・・・・・・・・・バックアップシール
15a、20a・・・・・・・・・・基部
16、21・・・・・・・・・・・・金属環
16a・・・・・・・・・・・・・・固定部
17・・・・・・・・・・・・・・・固定ボルト
21a・・・・・・・・・・・・・・円板部
21b・・・・・・・・・・・・・・突出部
51・・・・・・・・・・・・・・・ナックル
52・・・・・・・・・・・・・・・アクスル
53・・・・・・・・・・・・・・・ボルト
54・・・・・・・・・・・・・・・ハブ輪
54a・・・・・・・・・・・・・・小径段部
55・・・・・・・・・・・・・・・車輪用軸受
56・・・・・・・・・・・・・・・クラッチ
57・・・・・・・・・・・・・・・環状室
58・・・・・・・・・・・・・・・密閉室
59・・・・・・・・・・・・・・・真空通路
60・・・・・・・・・・・・・・・外方部材
60a・・・・・・・・・・・・・・外側転走面
60b・・・・・・・・・・・・・・車体取付フランジ
61、62・・・・・・・・・・・・内輪
61a、62a・・・・・・・・・・内側転走面
63・・・・・・・・・・・・・・・円錐ころ
64・・・・・・・・・・・・・・・保持器
65・・・・・・・・・・・・・・・車輪取付フランジ
66・・・・・・・・・・・・・・・固定ナット
67・・・・・・・・・・・・・・・滑り軸受
68、69・・・・・・・・・・・・シール
70、72・・・・・・・・・・・・外側ケース
70a、71a、72a、73a・・シールリップ
71、73・・・・・・・・・・・・内側ケース
72b・・・・・・・・・・・・・・サイドリップ
1, 18 ... hub wheel 1a ... small diameter step 1b ... ...
Claims (4)
一端部に車輪を取り付けるための車輪取付フランジを一体に有し、外周に小径段部が形成されたハブ輪、およびこのハブ輪に嵌合された内輪または等速自在継手の外側継手部材からなり、外周に前記複列の外側転走面に対向する複列の内側転走面が形成された内方部材と、
この内方部材と前記外方部材の両転走面間に保持器を介して転動自在に収容された複列の転動体と、
前記外方部材と内方部材とで形成される環状空間の開口部に装着されたシールとを備えた車輪用軸受装置において、
前記外方部材のアウター側の端部外周に、軸受空間を密封する前記シールとは別体のバックアップシールが装着され、このバックアップシールが、芯金と、この芯金に一体に加硫接着され、当該芯金の外縁に固着された基部と、この基部から径方向外方に傾斜して延び、先端部が拡径するラッパ状に形成されたサイドリップとからなるシール部材で構成されると共に、前記サイドリップが摺接する円板状の金属環が前記車輪取付フランジのインナー側の側面に装着され、当該金属環が防錆能を有する鋼板から形成されていることを特徴とする車輪用軸受装置。 An outer member integrally having a vehicle body mounting flange to be attached to the suspension device on the outer periphery, and having a double row outer rolling surface formed on the inner periphery;
It consists of a hub wheel that has a wheel mounting flange for mounting a wheel at one end and a small-diameter step on the outer periphery, and an outer ring member of an inner ring or constant velocity universal joint that is fitted to this hub ring. An inner member in which a double row inner rolling surface facing the double row outer rolling surface is formed on the outer periphery;
A double row rolling element housed between the rolling surfaces of the inner member and the outer member so as to be freely rollable via a cage;
In the wheel bearing device provided with a seal attached to an opening of the annular space formed by the outer member and the inner member,
The outer side of the outer circumference of the end portion of the outer member, and the seal for sealing the bearing space bar click up seal separate is mounted, the backup seal, a core metal, bonded by vulcanization integrally to the metal core the anchored base to the outer edge of the metal core extends inclined from the base radially outward, is constituted by a sealing member comprising a side lip tip is formed in a trumpet shape whose diameter increases Rutotomoni The wheel bearing is characterized in that a disk-shaped metal ring with which the side lip is in sliding contact is mounted on the inner side surface of the wheel mounting flange, and the metal ring is formed of a steel plate having anti-rust performance. apparatus.
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005327435A JP4697792B2 (en) | 2005-11-11 | 2005-11-11 | Wheel bearing device |
DE102006047014.1A DE102006047014B4 (en) | 2005-10-04 | 2006-10-02 | wheel bearing device |
US11/542,561 US9797453B2 (en) | 2005-10-04 | 2006-10-03 | Wheel bearing apparatus |
US13/214,280 US9534635B2 (en) | 2005-10-04 | 2011-08-22 | Wheel bearing apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005327435A JP4697792B2 (en) | 2005-11-11 | 2005-11-11 | Wheel bearing device |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007132454A JP2007132454A (en) | 2007-05-31 |
JP4697792B2 true JP4697792B2 (en) | 2011-06-08 |
Family
ID=38154282
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005327435A Expired - Fee Related JP4697792B2 (en) | 2005-10-04 | 2005-11-11 | Wheel bearing device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4697792B2 (en) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE112007002329B4 (en) * | 2006-10-06 | 2017-03-23 | Ntn Corp. | Wheel bearing device for a vehicle |
JP2009144792A (en) * | 2007-12-13 | 2009-07-02 | Ntn Corp | Bearing device for wheel |
WO2009057269A1 (en) * | 2007-10-31 | 2009-05-07 | Ntn Corporation | Bearing device for wheel |
JP5314877B2 (en) * | 2007-10-31 | 2013-10-16 | Ntn株式会社 | Wheel bearing device |
JP5179841B2 (en) * | 2007-11-12 | 2013-04-10 | Ntn株式会社 | Wheel bearing device |
JP5180561B2 (en) * | 2007-11-20 | 2013-04-10 | 株式会社ジェイテクト | Sealing device, rolling bearing and wheel rolling bearing |
JP2009197975A (en) | 2008-02-25 | 2009-09-03 | Jtekt Corp | Bearing apparatus for axle |
DE102008038682A1 (en) | 2008-08-12 | 2010-02-18 | Schaeffler Kg | Wheel carrier with pre-seal |
CN102639333A (en) * | 2009-09-25 | 2012-08-15 | Ntn株式会社 | Bearing device for a wheel |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0659664U (en) * | 1993-01-29 | 1994-08-19 | エヌオーケー株式会社 | Sealing device |
JP2003148626A (en) * | 2001-11-08 | 2003-05-21 | Koyo Seiko Co Ltd | Seal device |
JP2005061616A (en) * | 2003-07-25 | 2005-03-10 | Ntn Corp | Wheel support bearing assembly |
JP2005233287A (en) * | 2004-02-19 | 2005-09-02 | Nsk Ltd | Rolling bearing unit for supporting vehicle wheels |
-
2005
- 2005-11-11 JP JP2005327435A patent/JP4697792B2/en not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0659664U (en) * | 1993-01-29 | 1994-08-19 | エヌオーケー株式会社 | Sealing device |
JP2003148626A (en) * | 2001-11-08 | 2003-05-21 | Koyo Seiko Co Ltd | Seal device |
JP2005061616A (en) * | 2003-07-25 | 2005-03-10 | Ntn Corp | Wheel support bearing assembly |
JP2005233287A (en) * | 2004-02-19 | 2005-09-02 | Nsk Ltd | Rolling bearing unit for supporting vehicle wheels |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007132454A (en) | 2007-05-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4371429B2 (en) | Wheel bearing device | |
JP4298717B2 (en) | Wheel bearing device | |
JP4697792B2 (en) | Wheel bearing device | |
US8047721B2 (en) | Wheel bearing apparatus for a vehicle | |
JP5184875B2 (en) | Wheel bearing device | |
JP2012056411A (en) | Wheel bearing device | |
JP2010053893A (en) | Wheel-bearing device | |
JP5468751B2 (en) | Wheel bearing device | |
JP2010121645A (en) | Bearing seal for wheel, and bearing device for wheel equipped with the same | |
JP2008163978A (en) | Wheel bearing device | |
JP2008032067A (en) | Bearing device for wheel | |
JP5179841B2 (en) | Wheel bearing device | |
JP2007192392A (en) | Bearing device for wheel | |
JP5414964B2 (en) | Wheel bearing device | |
JP2008095716A (en) | Bearing device for wheel | |
JP4807804B2 (en) | Wheel bearing device | |
WO2007138738A1 (en) | Bearing device for wheel | |
JP5314877B2 (en) | Wheel bearing device | |
JP5083861B2 (en) | Wheel bearing device | |
JP6309228B2 (en) | Manufacturing method of wheel bearing device | |
JP4812112B2 (en) | Wheel bearing device | |
JP2008151311A (en) | Wheel bearing device | |
WO2007122809A1 (en) | Bearing device for wheel | |
JP5000183B2 (en) | Wheel bearing device | |
JP4969235B2 (en) | Wheel bearing device |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080918 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20091023 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091030 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20091228 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100119 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100409 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20100426 |
|
A912 | Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20100521 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110224 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4697792 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |